JP7274324B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
車両に搭載されたディスプレイに、車両外部を撮影した画像と、車両の状況とを同時に表示させる画像処理装置が知られている。特許文献1では、車両に搭載されたディスプレイに、車両前方を撮影した画像と、車両の左右方向の傾斜角度を示すアイコン等を表示させる画像処理装置が開示されている。
アイコン等を用いて車両の傾斜角度を表示させる場合、車両の搭乗者は、アイコン等の大きさが大きいほど、車両の傾斜角度を理解しやすいと考えられる。しかし、車両の傾斜角度を示すアイコン等の大きさを大きくすると、車両前方等を撮影した画像の表示スペースが小さくなるので、車両前方等を撮影した画像の視認性が低下する。一方、車両の傾斜角度を示すアイコン等の大きさを小さくすると、車両の搭乗者は、車両の傾斜角度を理解しにくくなると考えられる。
したがって、車両外部を撮影した画像の視認性を低下させることなく、車両の搭乗者に車両の傾斜角度を容易に理解させることが好ましい。
特開2016-49868号公報
本発明は、車両外部を撮影した画像の視認性を低下させることなく、車両の搭乗者に車両の傾斜角度を容易に理解させることができる合成画像を生成する画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
(第1の発明)
第1の発明に係る画像処理装置は、車両の姿勢情報を検出するセンサの出力から、前記車両のロール角及び前記車両のピッチ角を算出する傾き算出部と、カメラによって生成されたカメラ画像を取得する画像取得部と、前記ロール角に応じた表示態様を有する第1所定形状の第1画像を生成する第1画像生成部と、前記ピッチ角に応じた表示態様を有する第2所定形状の第2画像を生成する第2画像生成部と、前記画像取得部によって取得された前記カメラ画像の上端部又は下端部に前記第1画像を配置し、前記カメラ画像の左端部又は右端部に前記第2画像を配置して合成画像を生成する画像合成部と、を備える。
第1の発明において、画像処理装置は、カメラによって生成されたカメラ画像と、車両の傾きを表示する第1画像及び第2画像とを合成して、合成画像を生成する。第1画像が第1所定形状を有し、第2画像が第2所定形状を有するため、合成画像において、カメラ画像の表示領域を広く確保することができる。したがって、第1の発明に係る画像処理装置は、車両外部を撮影したカメラ画像の視認性を低下させることなく、車両の搭乗者に車両の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(第2の発明)
第2の発明において、前記第1画像は、前記第1所定形状に対応する第1枠領域と、前記第1枠領域の内部に配置され、前記ロール角を示すロール角表示領域と、前記第1枠領域の内部に配置され、前記ロール角表示領域とは別の領域である第1背景領域と、を含み、前記第1画像生成部は、前記ロール角に基づいて前記ロール角表示領域の位置を決定し、前記第1背景領域における画素値を前記ロール角表示領域における画素値と異なる画素値に決定し、前記第2画像は、前記第2所定形状に対応する第2枠領域と、前記第2枠領域の内部に配置され、前記ピッチ角を示すピッチ角表示領域と、前記第2枠領域の内部に配置され、前記ピッチ角表示領域とは別の領域である第2背景領域と、を含み、前記第2画像生成部は、前記ピッチ角に基づいて前記ピッチ角表示領域の位置を決定し、前記第2背景領域における画素値を前記ピッチ角表示領域における画素値と異なる画素値に決定する。
第2の発明において、ロール角表示領域の位置がロール角に応じて変更され、ピッチ角表示領域の位置がピッチ角に応じて変更される。ロール角表示領域の画素値が第1背景領域の画素値と異なり、ピッチ角表示領域の画素値が第2背景領域の画素値と異なる。このため、車両の搭乗者は、ロール角及びピッチ角を容易に認識することができる。
(第3の発明)
第3の発明において、前記第1画像生成部は、前記ロール角に基づいて前記ロール角表示領域の色を決定し、前記第2画像生成部は、前記ピッチ角に基づいて前記ピッチ角表示領域の色を決定する。
第3の発明において、ロール角表示領域の色がロール角に応じて変更され、ピッチ角表示領域の色がピッチ角に応じて変更される。したがって、車両の搭乗者は、ロール角表示領域の色及びピッチ角表示領域の色によって車両の傾斜角度を容易に理解することができる。
(第4の発明)
第4の発明において、前記第1画像は、横方向に延びて生成され、前記第1画像生成部は、前記ロール角表示領域をロール角が0度を示す基準線よりも右に配置するか否かを前記ロール角に基づいて決定し、前記第2画像は、縦方向に延びて形成され、前記第2画像生成部は、前記ピッチ角表示領域をピッチ角が0度を示す基準線よりも上に配置するか否かを前記ピッチ角に基づいて決定する。
第4の発明において、車両のロール角に基づいてロール角表示領域を基準線の右に配置するか否かを決定し、車両のピッチ角に基づいてピッチ角表示領域を基準線の上に配置するか否かを決定する。このため、車両の搭乗者は、左右方向のうちどちらの方向に傾いているかと、前後方向のうちどちらの方向に傾いているかを容易に理解することができる。
(第5の発明)
第5の発明において、前記第1画像は、横方向に延びて生成され、前記第1背景領域は、前記ロール角表示領域の左方に配置された左方背景領域と、前記ロール角表示領域の右方に配置された右方背景領域と、を含み、前記第1画像生成部は、前記左方背景領域及び前記右方背景領域の画素値を、前記ロール角表示領域から離れるに従って徐々に変化させ、前記第2画像は、縦方向に延びて生成され、前記第2背景領域は、前記ピッチ角表示領域の上方に配置された上方背景領域と、前記ピッチ角表示領域の下方に配置された下方背景領域と、を含み、前記第2画像生成部は、前記上方背景領域及び前記右方背景領域の画素値を、前記ピッチ角表示領域から離れるに従って徐々に変化させる。
第5の発明において、第1画像生成部は、左方背景領域及び右方背景領域の画素値を、ロール角表示領域から離れるに従って徐々に変化させる。また、第2画像生成部は、上方背景領域及び右方背景領域の画素値を、ピッチ角表示領域から離れるに従って徐々に変化させる。したがって、第5の発明に係る画像処理装置は、容易に車両の搭乗者に車両の傾斜角度を理解させることができる。
(第6の発明)
第6の発明において、前記第1画像は、横方向に延びて生成され、前記第1画像生成部は、前記ロール角表示領域の横方向における長さを前記ロール角に基づいて決定し、前記ロール角表示領域をロール角が0度を示す基準線から右方に延びるように配置するか左方に延びるように配置するかを前記ロール角に基づいて決定し、前記第2画像は、縦方向に延びて形成され、前記第2画像生成部は、前記ピッチ角表示領域の縦方向における長さを前記ピッチ角に基づいて決定し、前記ピッチ角表示領域をピッチ角が0度を示す基準線から上方に延びるように配置するか下方に延びるように配置するかを前記ピッチ角に基づいて決定する。
第6の発明において、ロール角表示領域は、ロール角に基づいた方向に延び、ロール角に基づいた長さを有する。また、ピッチ角表示領域は、ピッチ角に基づいた方向に延び、ピッチ角に基づいた長さを有する。このため、車両の搭乗者は、ロール角表示領域及びピッチ角表示領域が延びる方向及び長さによって、車両の傾斜角度を容易に理解することができる。
(第7の発明)
第7の発明において、前記ロール角表示領域は、一定の長さを有し、前記ロール角に基づいた位置に配置され、前記ピッチ角表示領域は、一定の長さを有し、前記ピッチ角に基づいた位置に配置される。
第7の発明において、ロール角表示領域の位置はロール角に基づいて変化し、ピッチ角表示領域の位置はピッチ角に基づいて変化する。車両の搭乗者は、ピッチ角表示領域の位置及びロール角表示領域の位置に基づいて、車両の傾斜角度を容易に理解することができる。
(第8の発明)
第8の発明において、前記第1画像は、横方向に延びて生成され、前記第1画像生成部は、横方向に延びる第1画像を、前記ロール角に応じた角度で回転させる。
第8の発明において、横方向に延びる第1画像の傾きは、ロール角に応じて変化する。このため、車両の搭乗者は、第1画像の傾きから車両1の左右方向の傾斜角度を理解することができる。
(第9の発明)
第9の発明において、前記第1画像生成部は、前記ロール角を表す文字を前記第1枠領域の近傍に配置し、前記第2画像生成部は、前記ピッチ角を表す文字を前記第2枠領域の近傍に配置する。
第9の発明に係る画像処理装置は、車両のロール角を表す文字を第1枠領域の近傍に配置し、車両のピッチ角を表す文字を第2枠領域の近傍に配置する。車両の搭乗者は、車両の傾斜角度をさらに容易に理解することができる。
(第10の発明)
第10の発明に係る画像処理装置は、車両の姿勢情報を検出するセンサの出力から、前記車両のピッチ角を算出する傾き算出部と、カメラによって生成されたカメラ画像を取得する画像取得部と、前記車両の前端面に対応する前端面画像と、前記車両の後端面に対応する後端面画像との相対位置を、前記ピッチ角に基づいて決定し、決定した相対位置に配置された前端面画像と後端面画像とを含むピッチ角表示画像を生成するピッチ角画像生成部と、前記画像取得部によって取得された前記カメラ画像と前記ピッチ角表示画像を合成することにより、合成画像を生成する画像合成部と、を備える。
第10の発明において、車両の前端面を示す前端面画像と車両の後端面を示すとの相対位置が、ピッチ角に基づいて変化する。このため、車両の搭乗者は、車両の前後方向における傾斜角度を容易に理解することができる。
(第11の発明)
第11の発明に係る画像処理方法は、車両の姿勢情報を検出するセンサの出力から、前記車両のロール角及び前記車両のピッチ角を算出する傾き算出工程と、カメラによって生成されたカメラ画像を取得する画像取得工程と、前記ロール角に応じた表示態様を有する第1所定形状の第1画像を生成する第1画像生成工程と、前記ピッチ角に応じた表示態様を有する第2所定形状の第2画像を生成する第2画像生成工程と、前記画像取得工程によって取得された前記カメラ画像の上端部又は下端部に前記第1画像を配置し、前記カメラ画像の左端部又は右端部に前記第2画像を配置して合成画像を生成する画像合成工程と、を備える。
第11の発明において、画像処理方法は、カメラによって生成されたカメラ画像と、車両の傾きを表示する第1画像及び第2画像とを合成して、合成画像を生成する。第1画像が第1所定形状を有し、第2画像が第2所定形状を有するため、合成画像において、カメラ画像の表示領域を広く確保することができる。したがって、第11の発明に係る画像処理方法は、車両外部を撮影したカメラ画像の視認性を低下させることなく、車両の搭乗者に車両の傾斜角度を容易に理解させることができる。
本発明は、車両外部を撮影した画像の視認性を低下させることなく、車両の搭乗者に車両の傾斜角度を容易に理解させることができる合成画像を生成する画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る画像記録装置を搭載した車両の概略図の一例を示す。 図1に示した車両における方向を説明する図である。 図1に示した画像処理装置の機能ブロック図である。 図1に示した画像処理装置によって合成される合成画像を説明する図である。 図1に示した画像処理装置の動作を説明する図である。 本発明の実施形態2に係る第1画像を説明する図である。 本発明の実施形態2に係る第2画像を説明する図である。 本発明の実施形態3に係る第1画像及び第2画像を説明する図である。 本発明の実施形態4に係る第1画像及び第2画像を説明する図である。 本発明の実施形態5に係る第1画像及び第2画像を説明する図である。 本発明の実施形態6に係る画像処理装置の機能ブロック図である。 図11に示した画像処理装置によって合成される合成画像を説明する図である。 本発明の変形例に係る第1画像及び第2画像を説明する図の第1例である。 本発明の変形例に係る第1画像及び第2画像を説明する図の第2例である。 本発明の変形例に係る第1画像及び第2画像を説明する図の第3例である。 本発明の変形例に係る第1画像及び第2画像を説明する図の第4例である。 本発明の変形例に係るCPU等を接続するバス構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。また、これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のもの、又は相当するものを示すものとする。
(実施形態1)
図1に本発明の実施形態1に係る画像処理装置を搭載した車両1の概略図を示す。図1に示すように、カメラ11と、加速度センサ12と、ディスプレイ13と、画像処理装置20とは、車両1に搭載される。
カメラ11は、車両1の前部に搭載されたフロントカメラである。カメラ11は、車両1の前方を撮影し、複数のフレームを含む動画像を生成する。カメラ11は、生成した動画像をフレーム単位で画像処理装置20に供給する。以下の説明において、カメラ11によって生成された動画像のフレームを、「カメラ画像11A」と記載する。
加速度センサ12は、車両1の中央又は車両1の中央の近傍に取り付けられ、車両1のX軸、Y軸及びZ軸の3軸方向の加速度を車両1の姿勢情報として検出する。車両1のX軸、Y軸及びZ軸については後述する。加速度センサ12は、検出した3軸方向の加速度を、車両1の姿勢情報である加速度情報12Aとして画像処理装置20に供給する。
画像処理装置20は、加速度情報12Aに基づいて、車両1の左右方向の傾きを示す第1画像及び車両1の前後方向の傾きを示す第2画像を生成する。画像処理装置20は、第1画像及び第2画像を、カメラ画像11Aと合成して、合成画像25Aを生成する。画像処理装置20は、生成した合成画像25Aを、ディスプレイ13に供給する。
ディスプレイ13は、画像処理装置20から合成画像25Aを受け、受けた合成画像25Aを表示する。
図1において、カメラ11と、加速度センサ12と、ディスプレイ13と、画像処理装置20とは、見易くするために実線で示しているが、実際には車両1の内部に配置されている。
図2に、車両1で定義される3次元直交座標系を示す。X軸、Y軸及びZ軸は、車両1の中心を原点とした3次元直交座標系の座標軸である。図2において、X軸、Y軸、及びZ軸は、例えば、ISO(International Organization for Standardization)8855に準拠する。X軸は、車両1の前後方向に延びる軸である。Y軸は、車両1の左右方向に延びる軸である。Z軸は、車両1の上下方向に延びる軸である。
X軸の正方向は、運転席からステアリングホイールに向かう方向である。Y軸の正方向は、車両1の前方を基準として左方向である。Z軸の正方向は、運転席から見て車両1の上方である。
<画像処理装置20の構成>
図3に、画像処理装置20の構成を示す機能ブロック図を示す。図3に示すように、画像処理装置20は、画像取得部21と、傾き算出部22と、画像補正部28と、傾き画像生成部26Aと、画像合成部25とを備える。
画像取得部21は、カメラ11からカメラ画像11Aを取得する。画像取得部21は、取得したカメラ画像11Aを、画像補正部28に供給する。
傾き算出部22は、加速度センサ12から加速度情報12Aを受け、受けた加速度情報12Aから、車両1のロール角22A及び車両1のピッチ角22Bを算出する。ロール角22Aは、X軸を回転軸とした車両1の回転角度である。つまり、ロール角22Aは、車両1の左右方向の傾きを示す。ロール角の正方向は、X軸を原点から正方向に見た場合における、時計回りの方向である。ピッチ角22Bは、Y軸を回転軸とした車両1の回転角度である。つまり、ピッチ角22Bは、車両1の前後方向の傾きを示す。ピッチ角の正方向は、Y軸を原点から正方向に見た場合における、時計回りの方向である。傾き算出部22は、算出した算出したロール角22A及びピッチ角22Bを傾き画像生成部26Aに供給する。また、傾き算出部22は、算出したロール角22Aを、画像補正部28に供給する。
傾き画像生成部26Aは、傾き算出部22からロール角22A及びピッチ角22Bを受ける。傾き画像生成部26Aは、受けたロール角22Aを用いて第1画像100Aを生成し、受けたピッチ角22Bを用いて第2画像200Aを生成する。傾き画像生成部26Aは、第1画像生成部23と、第2画像生成部24とを備える。
第1画像生成部23は、傾き算出部22からロール角22Aを受ける。第1画像生成部23は、受けたロール角22Aに応じた表示態様を有する第1所定形状の第1画像100Aを生成する。つまり、第1画像100Aは、車両1の左右方向の傾きを示す画像である。第1画像100Aの詳細については後述する。第1画像生成部23は、生成した第1画像100Aを、画像合成部25に供給する。
第2画像生成部24は、傾き算出部22からピッチ角22Bを受ける。第2画像生成部24は、受けたピッチ角22Bに応じた表示態様を有する第2所定形状の第2画像200Aを生成する。つまり、第2画像200Aは、車両1の前後方向の傾きを示す画像である。第2画像200Aの詳細については、後述する。第2画像生成部24は、生成した第2画像200Aを、画像合成部25に供給する。
画像補正部28は、カメラ画像11Aを画像取得部21から受け、ロール角22Aを傾き算出部22から受ける。画像補正部28は、受けたロール角22Aを用いて受けたカメラ画像11Aの左右方向の傾きを補正する。左右方向の傾きが補正されたカメラ画像11Aは、ロール角が0度であるときにカメラ11が生成する画像に相当する。画像補正部28は、左右方向の傾きが補正されたカメラ画像11Aを、カメラ画像11Bとして画像合成部25に供給する。
画像合成部25は、画像補正部28からカメラ画像11Bを受け、第1画像生成部23から第1画像100Aを受け、第2画像生成部24から第2画像200Aを受ける。画像合成部25は、カメラ画像11Bの上端部に第1画像100Aを配置し、補正後のカメラ画像11Bの右端部に第2画像200Aを配置して、合成画像25Aを生成する。合成画像25Aの詳細については、後述する。画像合成部25は、生成した合成画像25Aを、ディスプレイ13に供給する。
<合成画像25Aの生成>
図4に、画像合成部25によって生成される合成画像25Aの一例を示す。合成画像25Aは、カメラ画像11Bと、第1画像100Aと、第2画像200Aと、を有する。図4において、カメラ画像11Bに含まれる被写体の表示を省略している。
図4の説明において、ロール角22Aは-10度、ピッチ角22Bは10度として説明する。
第1画像100Aは、カメラ画像11Bの横方向に延びるバー形状の画像であり、カメラ画像11Bの上端部に配置される。具体的には、第1画像100Aは、カメラ画像11Bの上辺に沿って配置される。カメラ画像11Bの上辺とは、カメラ画像11Bの上方の端の辺である。また、第2画像200Aは、カメラ画像11Bの縦方向に延びるバー形状の画像であり、カメラ画像11Bの右端部に配置される。具体的には、第2画像200Aは、カメラ画像11Bの右辺に沿って配置される。カメラ画像11Bの右辺とは、カメラ画像11Bの右方の端の辺である。第1画像100A及び200Aは、カメラ画像11Bの上に配置される。
第1画像100Aは、第1枠領域101Aと、ロール角表示領域102Aと、第1背景領域103Aと、第1基準線104Aと、を含む。
第1枠領域101Aは、第1画像100Aの最大領域を示す。第1枠領域101Aは、カメラ画像11Bの横方向に延びる。つまり、第1枠領域101Aの横方向のサイズは、第1枠領域101Aの縦方向のサイズよりも長い。第1枠領域101Aの内部には、ロール角表示領域102Aと、第1背景領域103Aと、第1基準線104Aとが配置される。
第1基準線104Aは、第1枠領域101Aの横方向における中央に配置された線である。第1基準線104Aの位置は、ロール角22Aが0度の場合に対応する。
第1画像生成部23は、ロール角22Aに基づいてロール角表示領域102Aの位置及び色を決定する。
先ず、ロール角表示領域102Aの位置について説明する。ロール角22Aが正である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Aを、第1基準線104Aの右方に配置する。ロール角22Aが負である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Aを、第1基準線104Aの左方に配置する。ロール角が0度である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Aを第1枠領域101Aの内部に配置しない。
次に、ロール角表示領域102Aの色について説明する。第1画像生成部23は、ロール角22Aの絶対値に基づいてロール角表示領域102Aの色を決定する。例えば、ロール角22Aの絶対値が、0度より大きく10度未満である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Aを黄色で塗りつぶす。ロール角22Aの絶対値が10度以上20度未満である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Aをオレンジ色に塗りつぶす。ロール角22Aの絶対値が20度以上である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Aを赤色で塗りつぶす。
図4に示す例では、ロール角22Aは-10度であるので、ロール角表示領域102Aは、第1基準線104Aの左方に配置される。また、ロール角表示領域102Aは、オレンジ色で塗りつぶされる。
第1背景領域103Aは、第1枠領域101Aの内部のうち、ロール角表示領域102Aとは別の領域である。具体的には、第1背景領域103Aは、第1基準線104Aを基準として、ロール角表示領域102Aの反対側に配置される。第1背景領域103Aの画素値は、ロール角22Aの角度を示す色と異なる色を示す。例えば、第1背景領域103Aの色は固定であり、白色である。
第2画像200Aは、第2枠領域201Aと、ピッチ角表示領域202Aと、第2背景領域203Aと、第2基準線204Aと、を含む。
第2枠領域201Aは、第2画像200Aの最大領域を示す。第2枠領域201Aは、カメラ画像11Bの縦方向に延びる。つまり、第2枠領域201Aの縦方向のサイズは、第2枠領域201Aの横方向のサイズよりも長い。第2枠領域201Aの内部には、ピッチ角表示領域202Aと、第2背景領域203Aと、第2基準線204Aとが配置される。
第2基準線204Aは、第2枠領域201Aの縦方向における中央に配置された線である。第2基準線204Aの位置は、ピッチ角22Bが0度の場合に対応する。
第2画像生成部24は、ピッチ角22B基づいてピッチ角表示領域202Aの位置及びの色を決定する。
先ず、ピッチ角表示領域202Aの位置について説明する。ピッチ角22Bが正である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Aを、第2基準線204Aの上方に配置する。ピッチ角22Bが負である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Aを、第2基準線204Aの下方に配置する。ピッチ角22Bが0度である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Aを、第2枠領域202Aの内部に配置しない。
次に、ピッチ角表示領域202Aの色について説明する。第2画像生成部24は、ピッチ角22Bに基づいてピッチ角表示領域202Aの色を決定する。例えば、ピッチ角22Bの絶対値が0度を超えて10度未満である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Aを黄色で塗りつぶす。ピッチ角22Bの絶対値が10度以上20度未満である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Aをオレンジ色に塗りつぶす。ピッチ角22Bの絶対値が20度以上である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Aを赤色で塗りつぶす。
図4に示す例では、ピッチ角22Bは10度であるので、ピッチ角表示領域202Aは、第2基準線204Aの上方に配置される。ピッチ角表示領域202Aは、オレンジ色で塗りつぶされる。
第2背景領域203Aは、第2枠領域201Aの内部のうち、ピッチ角表示領域202Aとは別の領域である。第2背景領域203Aは、第2基準線204Aを基準として、ピッチ角表示領域202Aとは反対側に配置される。第2背景領域203Aの画素値は、ピッチ角22Bの角度を示す色と異なる色を示す。例えば、第2背景領域203Aの色は固定であり、白色である。
<画像処理装置20の動作>
図5に、画像処理装置20の動作を表すフローチャートを示す。本実施形態に係る画像処理方法は、本フローチャートに示す各ステップを含む。画像処理装置20は、イグニッション信号がONになると、本フローチャートを実行する。また、画像処理装置20は、イグニッション信号がOFFになるまで、定期的に本フローチャートを実行する。例えば、カメラ11のフレームレートが30fps(frames per second)である場合、画像処理装置20は、10フレームごとに本フローチャートを実行する。
傾き算出部22は、加速度センサ12から加速度情報12Aを受ける。傾き算出部22は、受けた加速度情報12Aに基づいて、ロール角22Aと及びピッチ角22Bを算出する(ステップS101)。ステップS101は、本実施形態に係る画像処理方法における傾き算出工程に相当する。
画像取得部21は、カメラ11が生成したカメラ画像11Aを取得する(ステップS102)。ステップS102は、本実施形態に係る画像処理方法における画像取得工程に相当する。画像取得部21は、取得したカメラ画像11Aを、画像補正部28に供給する。
画像補正部28は、ステップS101で算出されたロール角22Aに基づいて、ステップS102で取得されたカメラ画像11Aを補正する(ステップS103)。画像補正部28は、ステップS103により生成されるカメラ画像11Bを、画像合成部25に供給する。
第1画像生成部23は、ステップS101で算出されたロール角22Aに基づいて、第1画像100Aを生成する(ステップS104)。ステップS104は、本実施形態に係る画像処理方法における第1画像生成工程に相当する。第1画像生成部23は、生成した第1画像100Aを画像合成部25に供給する。
第2画像生成部24は、ステップS101で算出されたピッチ角22Bに基づいて、第2画像200Aを生成する(ステップS105)。ステップS105は、本実施形態に係る画像処理方法における第2画像生成工程に相当する。第2画像生成部24は、生成した第2画像200Aを画像合成部25に供給する。
画像合成部25は、ステップS103で生成されたカメラ画像11Bと、ステップS104で生成された第1画像100Aと、ステップS105で生成された第2画像200Aとを用いて、合成画像25Aを生成する(ステップS106)。ステップS106は、本実施形態に係る画像処理方法における画像合成工程に相当する。
以上説明したように、画像処理装置20は、カメラ画像11Bと、車両の傾きを表示するバー形状の第1画像100A及びバー形状の第2画像200Aとを合成して、合成画像25Aを生成する。このため、合成画像25Aにおけるカメラ画像11Bの表示領域を広くすることができる。画像処理装置20は、車両1の外部を撮影したカメラ画像の視認性を低下させることなく、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
さらに、画像処理装置20は、ロール角表示領域102Aの位置をロール角22Aに応じて変更し、ピッチ角表示領域202Aの位置をピッチ角22Bに応じて変更する。したがって、ロール角表示領域102A及びピッチ角表示領域202Aの色によって、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(実施形態2)
図6に本発明の実施形態2に係る画像処理装置によって生成される第1画像100Bを示し、図7に本発明の実施形態2に係る画像処理装置によって生成される第2画像200Bを示す。本実施形態に係る画像処理装置の構成は、上記実施形態1に係る画像処理装置20の構成と同じである。このため、本実施形態に係る画像処理装置を、「画像処理装置20」と記載し、その構成の詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る画像処理装置20によって生成される合成画像は、第1画像100B及び第2画像200B以外の部分は、実施形態1に係る合成画像25Aと同じである。したがって、本実施形態の説明においては、第1画像100B及び第2画像200B以外の部分の説明を省略する。
本実施形態における画素の画素値は、RGB等の画素の色だけではなく、透過率を含む。本実施形態では、第1画像生成部23は、第1画像100Bにおいて、ロール角表示領域102Bの左方及び右方に配置される背景領域の画素の透過率を、ロール角表示領域102Bから離れるにしたがって徐々に変化させる。また、第2画像生成部24は、第2画像200Bにおいて、ピッチ角表示領域202Bの上方及び下方に配置される背景領域の画素の透過率を、ピッチ角表示領域202Bから離れるにしたがって徐々に変化させる。以下、詳細に説明する。
なお、図6及び図7の説明において、ロール角22Aは-10度、ピッチ角22Bは10度として説明する。
先ず、図6を用いて、本実施形態に係る第1画像100Bについて説明する。第1画像生成部23は、本実施形態に係る第1画像100Bを生成する。第1画像100Bは、第1枠領域101Bと、ロール角表示領域102Bと、背景領域103LB及び103RBと、第1基準線104Bと、を有する。
ロール角表示領域102Bの位置について説明する。ロール角表示領域102Bは、第1枠領域101Bの内部に配置される。ロール角表示領域102Bは、横方法の長さが一定である。ロール角表示領域102Bの横方向の長さは、第1基準線104Bから第1画像100Bの左方端105Bまでの長さ及び第1基準線104Bから第1画像100Bの右方端106Bまでの長さより短い。
ロール角表示領域102Bは、配置される位置によって、車両1のロール角22Aを示す。具体的には、ロール角表示領域102Bは、配置される位置によって車両1の左右方向の傾きの方向と角度とを示す。
第1画像生成部23は、ロール角22Aが負の場合、ロール角表示領域102Bを第1基準線104Bの左方に配置する。さらに、第1画像生成部23は、ロール角22Aの絶対値が大きくなるほど、ロール角表示領域102Bと基準線104Bとの距離を長くする。また、第1画像生成部23は、ロール角22Aが正の場合、ロール角表示領域102Bを第1基準線104Bの右方に配置する。さらに、第1画像生成部23は、ロール角22Aの絶対値が大きくなるほど、ロール角表示領域102Bと基準線104Bとの距離を長くする。第1画像生成部23は、ロール角22Aが0度の場合、ロール角表示領域102Bを第1基準線104Bと重なるように配置する。
図6の説明において、車両1のロール角22Aは、-10度である。このため、ロール角表示領域102Bは、第1基準線104Bの左方であり、10度に相当する位置に配置される。
ロール角表示領域102Bの色について説明する。ロール角表示領域102Bの色は、例えば、青色である。ロール角表示領域102Bの色は、ロール角22Aによって変化しない。
背景領域103LBは、ロール角表示領域102Bの左方に配置される左方背景領域である。背景領域103LBの色は、ロール角表示領域102Bの色と同じである。第1画像生成部23は、背景領域103LBに含まれる画素の画素値を、ロール角表示領域102Bから離れるにしたがって徐々に変化させる。例えば、第1画像生成部23は、背景領域103LBに含まれる画素の透過率を、ロール角表示領域102Bと接する部分では0%に設定し、第1画像100Bの左方端105Bでは62%に設定する。
背景領域103RBは、ロール角表示領域102Bの右方に配置される右方背景領域である。背景領域103RBの色は、ロール角表示領域102Bの色と同じである。第1画像生成部23は、背景領域103RBに含まれる画素の画素値を、ロール角表示領域102Bから離れるにしたがって徐々に変化させる。例えば、第1画像生成部23は、背景領域103RBの画素の透過率を、ロール角表示領域102Bと接する部分では0%に設定し、第1画像100Bの右方端106Bでは100%に設定する。
図7を用いて、本実施形態に係る第2画像200Bを説明する。第2画像生成部24は、本実施形態に係る第2画像200Bを生成する。第2画像200Bは、第2枠領域201Bと、ピッチ角表示領域202Bと、背景領域203TB及び203BBと、第2基準線204Bと、を有する。
ピッチ角表示領域202Bは、第2枠領域201Bの内部に配置される。ピッチ角表示領域202Bは、縦方向の長さが一定である。ピッチ角表示領域202Bの縦方向の長さは、第2基準線204Bから第2画像200Bの上方端205Bまでの長さ及び第2基準線204Bから第2画像200Bの下方端206Bまでの長さより短い。
ピッチ角表示領域202Bは、配置される位置によって車両1のピッチ角22Bを示す。具体的には、ピッチ角表示領域202Bは、配置される位置によって車両1の上下方向の傾きの方向と角度とを示す。
第2画像生成部24は、ピッチ角22Bが負の場合、ピッチ角表示領域202Bを第2基準線204Bの下方に配置する。さらに、第2画像生成部24は、ピッチ角22Bの絶対値が大きくなるほど、ピッチ角表示領域202Bと第2基準線204Bとの距離を長くする。第2画像生成部24は、ピッチ角22Bが正の場合、ピッチ角表示領域202Bを第2基準線204Bの上方に配置する。さらに、第2画像生成部24は、ピッチ角22Bの絶対値が大きくなるほど、ピッチ角表示領域202Bと第2基準線204Bとの距離を長くする。第2画像生成部24は、ピッチ角22Bが0度の場合、ピッチ角表示領域202Bを第2基準線204Bと重なるように配置する。
図7の説明において、車両1のピッチ角22Bは、10度である。このため、ピッチ角表示領域202Bは、第2基準線204Bの上方であり、10度に相当する位置に配置される。
ピッチ角表示領域202Bの色について説明する。ピッチ角表示領域202Bの色は、例えば、青色である。ピッチ角表示領域202Bの色は、ピッチ角22Bによって変化しない。
背景領域203TBは、ピッチ角表示領域202Bの上方に配置される上方背景領域である。第2画像生成部24は、背景領域203TBが有する画素の画素値を、ピッチ角表示領域202Bから離れるにしたがって徐々に変化させる。例えば、第2画像生成部24は、背景領域203TBの画素の透過率を、ピッチ角表示領域202Bと接する部分では0%に設定し、第2画像200Bの上方端205Bでは62%に設定する。
背景領域23BBは、ピッチ角表示領域202の下方に配置される下方背景領域である。第2画像生成部24は、背景領域203BBが有する画素の画素値を、ピッチ角表示領域202Bから離れるにしたがって徐々に変化させる。例えば、第2画像生成部24は、背景領域203BBの画素の透過率を、ピッチ角表示領域202Bと接する部分では0%に設定し、第2画像200Bの下方端206Bでは100%に設定する。
本実施形態において、第1画像生成部23は、背景領域103LB及び103RBの透過率を、ロール角表示領域102Bから離れるに従って徐々に変化させる。また、第2画像生成部24は、背景領域203TB及び203BBの透過率を、ピッチ角表示領域202Bから離れるに従って徐々に変化させる。このため、ロール角22Aを示すロール角表示領域102Bは、背景領域103LB及び背景領域103RBよりも目立ち、ピッチ角22Bを示すピッチ角表示領域202Bは背景領域203TB及び背景領域23BBよりも目立つ。結果として、本実施形態に係る画像処理装置20は、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
本実施形態において、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Bの長さを一定とし、ロール角表示領域102Bをロール角22Aに基づいた位置に配置する。また、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Bの長さを一定とし、ピッチ角表示領域202Bをピッチ角22Bに基づいた位置に配置する。このため、ロール角表示領域102Bは、ロール角22Aを示すカーソルとして機能し、ピッチ角表示領域202Bは、ピッチ角22Bを示すカーソルとして機能する。したがって、本実施形態に係る画像処理装置20は、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(実施形態3)
図8に本発明の実施形態3に係る画像処理装置によって生成されるによって生成される合成画像25Cを示す。本実施形態に係る画像処理装置の構成は、上記実施形態1に係る画像処理装置20の構成と同じである。このため、本実施形態に係る画像処理装置を、「画像処理装置20」と記載し、その構成の詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る画像処理装置20によって生成される合成画像25Cは、第1画像100C及び第2画像200C以外の部分は、実施形態1に係る合成画像25Aと同じである。したがって、本実施形態の説明においては、第1画像100C及び第2画像200C以外の部分の説明を省略する。
第1画像100Cは、第1枠領域101Cと、ロール角表示領域102Cと、背景領域103LC及び103RCと、第1基準線104Cと、を有する。
ロール角表示領域102Cの位置及び長さについて説明する。本実施形態では、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Cの横方向の長さを、ロール角22の絶対値に基づいて変化させる。以下、詳細に説明する。
第1画像生成部23は、ロール角22Aの正負に基づいてロール角表示領域102Cを、第1基準線104Cから右方に延ばすか左方に延ばすかを決定する。ロール角22Aが正である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Cの左辺を第1基準線104Cに一致させ、ロール角表示領域102Cを、第1基準線104Cの右方に延ばすと決定する。ロール角22Aが負である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Cの右辺を第1基準線104Cに一致させ、ロール角表示領域102Cを、第1基準線104Cの左方に延ばすと決定する。ロール角22Aが0度である場合、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Cを第1枠領域101Cの内部に配置しないと決定する。
第1画像生成部23は、ロール角22Aの絶対値が大きいほど、ロール角表示領域102Cの横方向のサイズが大きくなるように決定する。図8において、長さD11はロール角22Aの絶対値が20度である場合における横方向のサイズに対応する。長さD12はロール角22Aの絶対値が15度である場合における横方向のサイズに対応する。長さD13はロール角22Aの絶対値が10度である場合における横方向のサイズに対応する。長さD11は、長さD12よりも長い。長さD12は、長さD13よりも長い。
ロール角表示領域102Cの色について説明する。ロール角表示領域102Cの色は、例えば、青色であり、ロール角22Aによって変化しない。
背景領域103LCは、ロール角表示領域102Cの左方に配置される左方背景領域である。また、背景領域103RCは、ロール角表示領域102Cの右方に配置される右方背景領域である。背景領域103LC及び103RCの色は、ロール角表示領域102Cの色と異なる。背景領域103LC及び103RCの色は、ロール角22Aに関係なく一定であり、例えば、白色である。
ピッチ角表示領域202Cの位置及び長さについて説明する。第2画像生成部24は、第2画像200Cにおいて、第2基準線204Cを基準としたピッチ角表示領域202Cの縦方向の長さをピッチ角22Bの絶対値に基づいた長さに設定する。第2画像生成部24は、ピッチ角22Bの正負に基づいて、ピッチ角表示領域202Cを、第2基準線204Cから上方に延ばすか下方に延ばすかを決定する。ピッチ角22Bが正である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Cの下辺を第2基準線204Cに一致させ、ピッチ角表示領域202Cを、第2基準線204Cの上方に延ばすと決定する。ピッチ角22Bが負である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Cの上辺を第2基準線204Cに一致させ、ピッチ角表示領域202Cを、第2基準線204Cの下方に延ばすと決定する。ピッチ角22Bが0度である場合、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Cを第2枠領域201Cの内部に配置しないと決定する。
第2画像生成部24は、ピッチ角22Bの絶対値が大きいほど、ピッチ角表示領域202Cの縦方向のサイズが大きくなるように決定する。図8において、長さD21はピッチ角23Aの絶対値が20度である場合における縦方向のサイズに対応する。長さD22はピッチ角23Aの絶対値が15度である場合における縦方向のサイズに対応する。長さD23はピッチ角22Bの絶対値が10度である場合における縦方向のサイズに対応する。長さD21は、長さD22よりも長い。長さD22は、長さD23よりも長い。
背景領域203TCは、ピッチ角表示領域202Cの上方に配置される上方背景領域である。また、背景領域203BCは、ピッチ角表示領域202Cの下方に配置される下方背景領域である。背景領域203TC及び203BCの色は、ピッチ角表示領域202Cの色と異なる。背景領域203TC及び203BCの色は、ピッチ角22Bに関係なく一定であり、例えば、白色である。
背景領域103LCは、ロール角表示領域102Cの左方に配置される左方背景領域である。また、背景領域103RCは、ロール角表示領域102Cの右方に配置される右方背景領域である。背景領域103LC及び103RCの色は、ロール角表示領域102Cの色と異なる。背景領域103LC及び103RCの色は、ロール角に関係なく一定であり、例えば、白である。
以上説明したように、本実施形態において、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Cを、第1基準線104Cからロール角22Aに基づいた方向に延ばし、ロール角表示領域102Cの長さをロール角22Aの絶対値に基づいた長さに設定する。また、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Cを、第2基準線204Cからピッチ角22Bに基づいた方向に延ばし、ピッチ角表示領域202Cの長さをピッチ角22Bの絶対値に基づいた長さに設定する。したがって、車両1の搭乗者は、ロール角表示領域102C及びピッチ角表示領域202Cの延びる方向及び長さから、ロール角22A及びピッチ角22Bを容易に理解することができる。したがって、本実施形態に係る画像処理装置20は、車両1の搭乗者に、車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(実施形態4)
図9に本発明の実施形態4に係る画像処理装置によって生成される合成画像25Dを示す。本実施形態に係る画像処理装置の構成は、上記実施形態1に係る画像処理装置20の構成と同じである。このため、本実施形態に係る画像処理装置を、「画像処理装置20」と記載し、その構成の詳細な説明を省略する。
合成画像25Dは、カメラ画像11Bと、第1画像100Dと、第2画像200Dとを有する。
第1画像100Dは、第1枠領域101Dと、ロール角表示領域102Dと、背景領域103LD及び103RDと、第1基準線104Dと、第1文字領域107Dと、を有する。第1枠領域101Dと、ロール角表示領域102Dと、第1基準線104Dとは、図6に示す第1枠領域101Bと、ロール角表示領域102Bと、第1基準線104Bと同じである。このため、背景領域103LD及び103RDと、第1文字領域107Dとを除く第1画像100Dについての説明を省略する。
第2画像200Dは、第2枠領域201Dと、ピッチ角表示領域202Dと、背景領域203TD及び203BDと、第2基準線204Dと、第2文字領域207Dと、を有する。第2枠領域201Dと、ピッチ角表示領域202Dと、第2基準線204Dとは、図7に示す第2枠領域201Bと、ピッチ角表示領域202Bと、第2基準線204Bと同じである。このため、背景領域203TD及び203BDと、第2文字領域207Dとを除く第2画像200Dについての説明を省略する。
なお、図9の説明において、ロール角22Aは-10度、ピッチ角22Bは10度として説明する。
第1画像生成部23は、受けたロール角22Aを表す文字を有する第1文字領域107Dを、第1枠領域101Dの外側かつ第1枠領域101Dの近くに配置する。第1文字領域107Dの形状は任意である。図9の説明におけるロール角22Aは-10度であるため、第1画像生成部23は、第1文字領域107Dに「-10」という数値を配置する。
背景領域103LD及び103RDの画素の透過率及び色は、ロール角と、ロール角表示領域102Dからの距離との両者に関係なく一定である。
第2画像生成部24は、受けたピッチ角22Bを表す文字を有する第2文字領域207Dを、第2枠領域201Dの外側かつ第2枠領域201Dの近くに配置する。第2文字領域207Dの形状は任意である。図9の説明におけるピッチ角22Bは10度である。このため、第2画像生成部24は、第2文字領域207に「10」という数値を配置する。
背景領域103LD及び103RDの色は、ロール角と、ロール角表示領域102Dからの距離との両者に関係なく一定である。
本実施形態において、第1画像生成部23は、ロール角表示領域102Dの近傍にロール角22Aの値を示す第1文字領域107Dを配置する。また、第2画像生成部24は、ピッチ角表示領域202Dの近傍にピッチ角22Bの値を示す第2文字領域207を配置する。したがって、車両1の搭乗者は、ロール角22A及びピッチ角22Bの値を、文字で把握することができる。結果として、本実施形態に係る画像処理装置20は、車両1の搭乗者に、車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
また、本実施形態に係る画像処理装置20は、ロール角表示領域102D及び第1文字領域107Dを同時に用いてロール角22Aを表し、ピッチ角表示領域202D及び第2文字領域207を同時に用いてピッチ角22Bを表す。したがって、本実施形態に係る画像処理装置20は、ロール角表示領域102D及びピッチ角表示領域202Dを用いる場合と比較して、車両1の搭乗者に、車両1の傾斜角度をさらに容易に理解させることができる。
(実施形態5)
図10に本発明の実施形態5に係る画像処理装置によって生成される合成画像25Eを示す。本実施形態に係る画像処理装置の構成は、上記実施形態1に係る画像処理装置20の構成と同じである。このため、本実施形態に係る画像処理装置を、「画像処理装置20」と記載し、その構成の詳細な説明を省略する。
合成画像25Eは、第1画像100Eと、第2画像200Aとを有する。合成画像25Eは、合成画像25Aに含まれる第1画像100Aに代えて、第1画像100Eを含む。したがって、本実施形態においては、第1画像100E以外の説明を省略する。
第1画像生成部23は、第1所定形状の第1画像100Eをロール角22Aに応じた角度で回転させる。また、第1画像100Eの一部は、合成画像25Eに含まれない。以下、詳細に説明する。
第1画像生成部23は、最初に、カメラ画像11Bの横方向に延びるバー形状の第1画像100Eを生成する。第1画像の初期位置は、第1画像100の上辺がカメラ画像100Bの上辺と接する位置である。第1画像生成部23は、生成した第1画像100Eを、図4に示す第1画像100Aが配置される位置に配置する。第1画像100Eは、第1枠領域101Eと、ロール角表示領域102Eと、第1基準線104Eを有する。ロール角表示領域102Eの範囲は、第1枠領域101Eの範囲と一致する。第1画像100Eの生成時において、第1基準線104Eの位置は、図4に示す第1基準線101Aの位置と同じである。ロール角表示領域102Eの色は、ロール角22Aに関係なく一定である。ロール角表示領域102Eの色は、例えば、黄色である。
第1画像生成部23は、点108Eを回転中心として、生成した第1画像100Eをロール角22Aに応じて回転させる。点108Eは、第1基準線104Eの上にある任意の点である。図10に示す例では、点108Eは、第1基準線104Eの上端である。
第1画像100Eは、回転されることにより、表示領域100E1と、非表示領域100E2とに区分される。表示領域100E1は、第1画像100Eのうち、カメラ画像11Bの上に配置される領域である。非表示領域100E2は、第1画像100Eのうち、カメラ画像11Bの上方に配置される領域である。第1画像100Eにおいて、表示領域100E1及び非表示領域100E2の各々が示す割合は、第1画像100Eの回転角度によって決まる。図10に示すように、合成画像25Eは表示領域100E1を含むが、非表示領域100E2を含まない。
本実施形態において、第1画像100Eの傾きは、ロール角22Eに応じて変化する。このため、車両1の搭乗者は、第1画像100Eの傾きから車両1の傾斜角度を、容易に理解することができる。また、合成画像25Eは、第1画像100Eのうち、表示領域100E1を含むが、非表示領域100E2を含まない。このため、車両1の搭乗者は、合成画像25Eが非表示領域100E2を含まないことを、容易に理解することができる。したがって、本実施形態に係る画像処理装置20は、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(実施形態6)
図11に、本実施形態に係る画像処理装置20Fの構成を示す機能ブロック図を示す。
<画像処理装置20Fの構成>
図11に示すように、画像処理装置20Fは、画像取得部21と、傾き算出部22と、画像補正部28と、傾き画像生成部26Fと、画像合成部25と、を備える。傾き画像生成部26Fは、第1画像生成部23と、ピッチ角画像生成部27と、を備える。画像処理装置20Fは、実施形態1に係る画像処理装置20に備わる第2画像生成部24を、ピッチ角画像生成部27に置き換えた構成である。このため、ピッチ角画像生成部27以外の構成の説明を省略する。
ピッチ角画像生成部27は、傾き算出部22からピッチ角22Bを受ける。ピッチ角画像生成部27は、受けたピッチ角22Bを用いて、ピッチ角表示画像300Fを生成する。ピッチ角表示画像300Fは、車両1のピッチ角を示す。ピッチ角表示画像300Fについては後述する。
画像合成部25は、画像補正部28からカメラ画像11Bを受け、第1画像生成部23から第1画像100Fを受け、ピッチ角画像生成部27からピッチ角表示画像300Fを受ける。画像合成部25は、カメラ画像11Bと、第1画像100Fと、ピッチ角表示画像300Fと、を用いて合成画像25Fを生成する。
<合成画像25F>
図12に、画像合成部25Fによって生成される合成画像25Fの一例を示す。合成画像25Fは、カメラ画像11Bと、第1画像100Fと、ピッチ角表示画像300Fと、を有する。図12に示した第1画像100Fは、図4に示す第1画像100Aと同じである。このため、図12における第1画像100Fの説明を省略する。
図12の説明において、時刻T1におけるピッチ角22Bは10度であり、時刻T2におけるピッチ角22Bは0度であるとして説明する。
ピッチ角表示画像300Fは、前端面画像301Fと、後端面画像302Fと、を有する。前端面画像301Fは、車両1の前端面に対応する。また、後端面画像302Fは、車両1の後端面に対応する。後端面画像302Fは、ピッチ角表示画像300Fにおいて固定される。車両1を後面視した場合、車両1の後端面の方が前端面より大きく見える。そのため、前端面画像301Fと後端面画像302Fは、どちらが前端面画像であるかを搭乗者が直感的に理解できるよう、後端面画像302Fを前端面画像301Fより大きくしている。
ピッチ角画像生成部27は、傾き算出部22からピッチ角22Bを受ける。ピッチ角画像生成部27は、受けたピッチ角22Bに基づいて、前端面画像301Fと後端面画像302Fとの縦方向の相対位置を決定する。具体的には、ピッチ角画像生成部27は、ピッチ角22Bの絶対値が大きくなるほど、前端面画像301Fの縦方向の中央の位置と後端面画像302Fの縦方向の中央の位置との距離が縦方向に長くなるように決定する。ピッチ角画像生成部27は、ピッチ角22Bに基づいて、前端面画像301Fが後端面画像302Fを基準にして上方に位置するか下方に位置するかを決定する。
なお、本実施形態では、後端面画像302Fを固定し、前端面画像301Fを後端面画像302Fの位置を基準にして移動させるが、前端面画像301Fを固定し、後端面画像302Fを前端面画像301Fを基準として移動させてもよい。
ピッチ角画像生成部27は、ピッチ角22Bが正の場合には、前端面画像301Fが後端面画像302Fを基準にして上方に位置すると決定する。ピッチ角画像生成部27は、ピッチ角22Bが負の場合には、前端面画像301Fが後端面画像302Fを基準にして下方に位置すると決定する。
ピッチ角画像生成部27は、ピッチ角表示画像300Fにおいて予め決定された位置に後端面画像302Fを配置する。予め定められた位置とは、ピッチ角表示画像300Fにおける、縦方向の中央である。ピッチ角画像生成部27は、ピッチ角表示画像300Fの縦方向の中央の位置に、後端面画像302Fの縦方向の中央が位置するように、後端面画像302Fを配置する。
ピッチ角画像生成部27は、決定した相対位置に基づいて、前端面画像301Fをピッチ角表示画像300Fに配置する。これにより、ピッチ角表示画像300Fが生成される。ピッチ角画像生成部27は、生成したピッチ角表示画像300Fを、画像合成部25に供給する。
画像合成部25は、受けたピッチ角表示画像300Fを、カメラ画像11Bの右端部に配置して合成画像25Fを生成する。画像合成部25は、合成画像25Fにおいて、ピッチ角表示画像300Fの縦方向の中央が、合成画像25Fの縦方向の中央と一致する位置に、ピッチ角表示画像300Fを配置する。
図12の説明において、時刻T1におけるピッチ角22Bは10度であり、時刻T2におけるピッチ角22Bは0度である。このため、合成画像25Fにおいて、時刻T1における前端面画像301Fは、後端面画像302Fよりも上方に配置される。また、時刻T2における前端面画像301Fは、後端面画像302Fと重なるように配置される。
本実施形態において、ピッチ角画像生成部27は、前端面画像301Fと、後端面画像302Fとの相対位置をピッチ角22Aに基づいて変化させる。このため、車両1の搭乗者は、前端面画像301F及び後端面画像302Fから車両1の前後方向における傾斜角度を理解することができる。本実施形態に係る画像処理装置20Fは、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(変形例1)
上記実施形態において、カメラ画像11Bの右端部に配置したピッチ角表示画像300Fにおいて、後端面画像302Fの位置を固定し、前端面画像301Fを移動させる場合の例を説明したが、本発明はこれに限定されない。前端面画像及び後端面画像の両方を相対的に移動させてもよい。例えば、図13に示すピッチ角表示画像300Gのように、前端面画像301Gと、後端面画像302Gとが、相対的に移動してもよい。図13に示すピッチ角表示画像300Gは、時刻T1におけるピッチ角22Bが15度であり、時刻T2におけるピッチ角22Bが0度であることを表す。
図13では、画像合成部25は、合成画像25Gにおいて、ピッチ角表示画像300Gの縦方向の中央と、カメラ画像11Bの縦方向の中央との位置が一致するように、ピッチ角表示画像300Gを配置する。また、ピッチ角画像生成部27は、前端面画像301Gと後端面画像302Gとを、ピッチ角表示画像300Gの縦方向の中央を基準として、対称に配置する。時刻T1におけるピッチ角22Bは15度であるので、ピッチ角画像生成部27は、ピッチ角22Bが15度である場合の位置に、前端面画像301G及び後端面画像302Gを配置する。また、時刻T2におけるピッチ角22Bは0度であるので、ピッチ角画像生成部27は、前端面画像301G及び後端面画像302Gを、ピッチ角表示画像300Gの縦方向の中央に配置する。
本変形例において、画像処理装置20Fは、ピッチ角22Bに応じて相対位置が変化する前端面画像301G及び後端面画像302Gを用いて、ピッチ角22Bを表示する。したがって、本変形例は、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(変形例2)
上記実施形態において、カメラ画像11Bの右端部にピッチ角表示画像300Fを配置し、カメラ画像11Bの上端部に第1画像100Fを配置する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。図13に示すように、カメラ画像11Bの右端部にピッチ角表示画像300Gを配置し、カメラ画像11Bの上端部にロール角表示画像400Gを配置してもよい。この場合、ロール角表示画像400Gは、車両1の左方の端面である左端面のロール角を示す左端面画像401Gと、車両1の右方の端面である右端面のロール角を示す右端面画像402Gと、を有する。
第1画像生成部23は、右端面画像402Gの横方向の位置を、ロール角表示画像400Gの横方向の中央に決定する。第1画像生成部23は、ロール角22Aに基づいて、左端面画像401Gが右端面画像402Gを基準にして左方に位置するか右方に位置するかを決定する。第1画像生成部23は、ロール角22Aが正の場合には、左端面画像401Gが右端面画像402Gを基準にして右方に位置すると決定する。第1画像生成部23は、ロール角22Aが負の場合には、左端面画像401Gが右端面画像402Gを基準にして左方に位置すると決定する。
第1画像生成部23は、決定した位置に右端面画像402G及び左端面画像401Gを配置することで、ロール角表示画像400Gを生成する。画像合成部25は、ロール角表示画像400Gの横方向の中央と、カメラ画像11Bの横方向の中央との位置が一致するように、ロール角表示画像400G及びカメラ画像11Bを配置し、合成画像25Gを生成する。
本変形例では、ロール角22Aに応じて相対位置が変化する右端面画像402G及び左端面画像401Gを用いて、ロール角22Aを表示する。したがって、本変形例は、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(変形例3)
上記実施形態において、カメラ画像11Bの上端部にバー形状のロール角表示領域102Aを配置し、カメラ画像11Bの右端部にバー形状のピッチ角表示領域202Aを配置して合成画像25Aを生成する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。図14に示すように、カメラ画像11Bの右端部に三角形状のピッチ角表示領域202Hを配置して、合成画像25Hを生成してもよい。図14に示した場合、ピッチ角表示領域202Hは、車両1の前後方向の傾きを表す。この場合、車両1は前側に傾いており、ピッチ角22Bは正である。つまり、車両1は、ピッチ角表示領域202Hの鋭角が向く側に傾いている。
本変形例では、鋭角を有するピッチ角表示領域202Hを用いて、ピッチ角22Bを表す。このため、本変形例は、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(変形例4)
上記実施形態において、カメラ画像11Bの上端部にバー形状の第1画像100Aを配置し、カメラ画像11Bの右端部にバー形状の第2画像200Aを配置して合成画像25Aを生成する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。図15に示すように、カメラ画像11Bの上端部、右端部、下端部、及び左端部の全てにバー形状の画像を表示してもよい。
図15に示した場合、カメラ画像11Bの上端部にバー形状の第1画像100Jを配置し、カメラ画像11Bの右端部にバー形状の第2画像200Jを配置し、カメラ画像11B下端部にバー形状の第3画像500Jを配置し、カメラ画像11Bの左端部にバー形状の第4画像600Jを配置して、合成画像25Jを生成する。この場合、例えば、車両1が傾いた方向に配置された画像は傾きに応じた色で塗りつぶされ、それ以外の方向の画像の色は透明か白色となる。
本変形例では、第1画像100J、第2画像200J、第3画像500J、第4画像600Jを用いて、車両1の傾斜角度を表す。このため、本変形例は、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(変形例5)
上記実施形態において、変化させる背景領域の画素値として透過率を用い、背景領域の透過率を、ロール角表示領域102B又はピッチ角表示領域202Bから離れるにつれて徐々に変化させる例を説明したが、本発明はこれに限定されない。変化させる背景領域の画素値として、色を用いてもよい。この場合、左方背景領域の色及び右方背景領域の色を、ロール角表示領域から離れるにしたがって徐々に変化させる。また、上方背景領域の色及び下方背景領域の色を、ピッチ角表示領域から離れるにしたがって徐々に変化させる。また、変化させる背景領域の画素値として、輝度を用いてもよい。
(変形例6)
上記実施形態において、画像処理装置20は、車両1に搭載されたカメラ11からカメラ画像11Bを取得し、生成した合成画像を車両1に搭載されたディスプレイ13に表示させる例を説明したが、本発明はこれに限定されない。画像処理装置20は、例えば、スマートフォン等の車両1から搬出可能な機器が有するカメラからカメラ画像を取得し、スマートフォン等の機器のディスプレイに合成画像を表示させてもよい。また、画像処理装置20は、スマートフォン等の車両1から搬出可能な機器が有するカメラからカメラ画像を取得し、スマートフォン等の機器のディスプレイ及び車両1に搭載されたディスプレイ13の両方に、合成画像を表示させてもよい。
本変形例では、画像処理装置20は、スマートフォン等の機器が有するカメラから画像を取得し、スマートフォン等の機器が有するディスプレイに合成画像を表示させる。このため、搭乗者の見慣れた画面に、合成画像を表示させることができる。したがって、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
また、本変形例では、画像処理装置20は、スマートフォン等の機器のディスプレイ及び車両1に搭載されたディスプレイ13の両方に、合成画像を表示させる。したがって、画像処理装置20は、車両1に搭載されたディスプレイ13のみに合成画像を表示させる場合と比較して、搭乗者の見やすい位置に合成画像を表示させることができる。
(変形例7)
上記実施形態において、第1文字領域107Dを第1枠領域101Dの外側かつ第1枠領域101Dの近くに配置し、第2文字領域207Dを第2枠領域201Dの外側かつ第2枠領域201Dの近くに配置する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。第1文字領域107Dは第1枠領域101Dの内側に配置されてもよい。また、第2枠領域201Dは第2枠領域201Dの内側に配置されてもよい。
(変形例8)
上記実施形態において、合成画像は、バー形状の第1画像と、バー形状の第2画像と、を有する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。合成画像が有する第1画像及び第2画像の形状は任意である。例えば、図16に示すように、合成画像25Kは、三角形の左端面画像401K及び三角形の右端面画像402Kを含む第1画像と、三角形の前端面画像301K及び三角形の後端面画像302Kを含む第2画像と、を有してもよい。さらに、第1画像は第1文字領域107Kを含んでもよく、第2画像は第2文字領域207Kを含んでもよい。
図16に示した場合では、第1画像生成部23は、ロール角22Aの符号に応じて、左端面画像401K又は右端面画像402Kを着色する。例えば、ロール角22Aが-10度である場合、第1画像生成部23は、左端面画像401Kを着色する。着色する際の色は、ロール角22Aの絶対値に応じた色である。第1画像生成部23は、ロール角22Aの絶対値が0度より大きく10度未満である場合は黄色に着色し、ロール角22Aの絶対値が10度以上20度未満である場合はオレンジ色に着色し、ロール角22Aの絶対値が20度以上である場合は赤色に着色する。第1画像生成部23は、左端面画像401K又は右端面画像402Kのうち、着色しなかった側の色を白色とする。
また、第2画像生成部24は、ピッチ角22Bの符号に応じて、前端面画像301K又は後端面画像302Kを着色する。例えば、ピッチ角22Bが10度である場合、第2画像生成部24は、上端面画像301Kを着色する。着色する際の色は、ピッチ角22Bの絶対値に応じた色である。第2画像生成部24は、ピッチ角22Bの絶対値が0度より大きく10度未満である場合は黄色に着色し、ピッチ角22Bの絶対値が10度以上20度未満である場合はオレンジ色に着色し、ピッチ角22Bの絶対値が20度以上である場合は赤色に着色する。第2画像生成部24は、前端面画像301K又は後端面画像302Kのうち、着色しなかった側の色を白色とする。
第1画像生成部23は、第1文字領域107Kを、左端面画像401K又は右端面画像402Kのうち、着色した側の近傍に配置する。第1文字領域107Kは、ロール角22Aを示す文字を有する。
第2画像生成部24は、第2文字領域207Kを、前端面画像301K又は後端面画像302Kのうち、着色した側の近傍に配置する。第2文字領域207Kは、ピッチ角22Bを示す文字を有する。
本変形例では、三角形の左端面画像401K及び三角形の右端面画像402Kと、三角形の前端面画像301K及び三角形の後端面画像302Kと、第1文字領域107Kと、第2文字領域207Kと、を用いて車両1の傾斜角度を表す。このため、本変形例は、車両1の搭乗者に車両1の傾斜角度を容易に理解させることができる。
(変形例9)
また、上記実施の形態において、画像処理装置20は、LSI(Large Scale Integration)などの半導体装置により個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全部を含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC(Integrated Circuit)、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、画像処理装置20により実行される処理の一部または全部は、プログラムにより実現されてもよい。そして、上記各実施の形態の各機能ブロックの処理の一部または全部は、コンピュータにおいて、中央演算装置(CPU)により行われる。また、それぞれの処理を行うためのプログラムは、ハードディスク、ROMなどの記憶装置に格納されており、ROMにおいて、あるいはRAMに読み出されて実行される。
また、上記実施の形態の各処理をハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア(OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア、あるいは、所定のライブラリとともに実現される場合を含む。)により実現してもよい。さらに、ソフトウェアおよびハードウェアの混在処理により実現しても良い。
例えば、画像処理装置20を、ソフトウェアにより実現する場合、図17に示したハードウェア構成(例えば、CPU、ROM、RAM、入力部、出力部等をバスBusにより接続したハードウェア構成)を用いて、各機能部をソフトウェア処理により実現するようにしてもよい。
また、上記実施の形態における処理方法の実行順序は、上記実施の形態の記載に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で実行順序を入れ替えてもよい。
前述した方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の範囲に含まれる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-ROM、MO、DVD、DVD-ROM、DVD-RAM、大容量DVD、次世代DVD、半導体メモリを挙げることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
11 :カメラ
12 :加速度センサ
12A :加速度情報
13 :ディスプレイ
20 :画像処理装置
21 :画像取得部
22 :傾き算出部
22A :ロール角
22B :ピッチ角
23 :第1画像生成部
24 :第2画像生成部
25 :画像合成部
25A :合成画像
26A :傾き画像生成部
27 :ピッチ角画像生成部
28 :画像補正部

Claims (11)

  1. 車両の姿勢情報を検出するセンサの出力から、前記車両のロール角及び前記車両のピッチ角を算出する傾き算出部と、
    カメラによって生成されたカメラ画像を取得する画像取得部と、
    前記ロール角に応じた表示態様を有する第1所定形状の第1画像を生成する第1画像生成部と、
    前記ピッチ角に応じた表示態様を有する第2所定形状の第2画像を生成する第2画像生成部と、
    前記画像取得部によって取得された前記カメラ画像の上端部又は下端部に前記第1画像を配置し、前記カメラ画像の左端部又は右端部に前記第2画像を配置して合成画像を生成する画像合成部と、
    を備え、
    前記第1画像は、
    前記第1所定形状に対応する第1枠領域と、
    前記第1枠領域の内部に配置され、前記ロール角を示すロール角表示領域と、
    前記第1枠領域の内部に配置され、前記ロール角表示領域とは別の領域である第1背景領域と、を含み、
    前記第1画像生成部は、前記ロール角に基づいて前記ロール角表示領域の位置を決定し、前記第1背景領域における画素値を前記ロール角表示領域における画素値と異なる画素値に決定し、
    前記第2画像は、
    前記第2所定形状に対応する第2枠領域と、
    前記第2枠領域の内部に配置され、前記ピッチ角を示すピッチ角表示領域と、
    前記第2枠領域の内部に配置され、前記ピッチ角表示領域とは別の領域である第2背景領域と、を含み、
    前記第2画像生成部は、前記ピッチ角に基づいて前記ピッチ角表示領域の位置を決定し、前記第2背景領域における画素値を前記ピッチ角表示領域における画素値と異なる画素値に決定する、
    画像処理装置。
  2. 前記第1画像生成部は、前記ロール角に基づいて前記ロール角表示領域の色を決定し、
    前記第2画像生成部は、前記ピッチ角に基づいて前記ピッチ角表示領域の色を決定する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1画像は、横方向に延びて生成され、
    前記第1画像生成部は、前記ロール角表示領域を前記ロール角が0度を示す基準線よりも右に配置するか否かを前記ロール角に基づいて決定し、
    前記第2画像は、縦方向に延びて形成され、
    前記第2画像生成部は、前記ピッチ角表示領域を前記ピッチ角が0度を示す基準線よりも上に配置するか否かを前記ピッチ角に基づいて決定する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1画像は、横方向に延びて生成され、
    前記第1背景領域は、
    前記ロール角表示領域の左方に配置された左方背景領域と、
    前記ロール角表示領域の右方に配置された右方背景領域と、
    を含み、
    前記第1画像生成部は、前記左方背景領域及び前記右方背景領域の画素値を、前記ロール角表示領域から離れるに従って徐々に変化させ、
    前記第2画像は、縦方向に延びて生成され、
    前記第2背景領域は、
    前記ピッチ角表示領域の上方に配置された上方背景領域と、
    前記ピッチ角表示領域の下方に配置された下方背景領域と、
    を含み、
    前記第2画像生成部は、前記上方背景領域及び前記右方背景領域の画素値を、前記ピッチ角表示領域から離れるに従って徐々に変化させる、
    請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1画像は、横方向に延びて生成され、
    前記第1画像生成部は、前記ロール角表示領域の横方向における長さを前記ロール角に基づいて決定し、前記ロール角表示領域を前記ロール角が0度を示す基準線から右方に延びるように配置するか左方に延びるように配置するかを前記ロール角に基づいて決定し、
    前記第2画像は、縦方向に延びて形成され、
    前記第2画像生成部は、前記ピッチ角表示領域の縦方向における長さを前記ピッチ角に基づいて決定し、前記ピッチ角表示領域を前記ピッチ角が0度を示す基準線から上方に延びるように配置するか下方に延びるように配置するかを前記ピッチ角に基づいて決定する、
    請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記ロール角表示領域は、一定の長さを有し、前記ロール角に基づいた位置に配置され、
    前記ピッチ角表示領域は、一定の長さを有し、前記ピッチ角に基づいた位置に配置される、
    請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1画像生成部は、前記ロール角を表す文字を前記第1枠領域の近傍に配置し、
    前記第2画像生成部は、前記ピッチ角を表す文字を前記第2枠領域の近傍に配置する、
    請求項からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 車両の姿勢情報を検出するセンサの出力から、前記車両のロール角及び前記車両のピッチ角を算出する傾き算出部と、
    カメラによって生成されたカメラ画像を取得する画像取得部と、
    前記ロール角に応じた表示態様を有する第1所定形状の第1画像を生成する第1画像生成部と、
    前記ピッチ角に応じた表示態様を有する第2所定形状の第2画像を生成する第2画像生成部と、
    前記画像取得部によって取得された前記カメラ画像の上端部又は下端部に前記第1画像を配置し、前記カメラ画像の左端部又は右端部に前記第2画像を配置して合成画像を生成する画像合成部と、
    を備え、
    前記第1画像は、横方向に延びて生成され、
    前記第1画像生成部は、横方向に延びる前記第1画像を、前記ロール角に応じた角度で回転させる
    像処理装置。
  9. 車両の姿勢情報を検出するセンサの出力から、前記車両のピッチ角を算出する傾き算出部と、
    カメラによって生成されたカメラ画像を取得する画像取得部と、
    前記車両の前端面に対応する前端面画像と前記車両の後端面に対応する後端面画像との相対位置を前記ピッチ角に基づいて決定し、決定した相対位置に配置された前記前端面画像と前記後端面画像とを含むピッチ角表示画像を生成するピッチ角画像生成部と、
    前記画像取得部によって取得された前記カメラ画像と前記ピッチ角表示画像を合成することにより、合成画像を生成する画像合成部と、
    を備え、
    前記後端面画像を前記前端面画像より大きく表示するように設定した、
    画像処理装置。
  10. 車両の姿勢情報を検出するセンサの出力から、前記車両のロール角及び前記車両のピッチ角を算出する傾き算出工程と、
    カメラによって生成されたカメラ画像を取得する画像取得工程と、
    前記ロール角に応じた表示態様を有する第1所定形状の第1画像を生成する第1画像生成工程と、
    前記ピッチ角に応じた表示態様を有する第2所定形状の第2画像を生成する第2画像生成工程と、
    前記画像取得工程によって取得された前記カメラ画像の上端部又は下端部に前記第1画像を配置し、前記カメラ画像の左端部又は右端部に前記第2画像を配置して合成画像を生成する画像合成工程と、
    を備え、
    前記第1画像は、
    前記第1所定形状に対応する第1枠領域と、
    前記第1枠領域の内部に配置され、前記ロール角を示すロール角表示領域と、
    前記第1枠領域の内部に配置され、前記ロール角表示領域とは別の領域である第1背景領域と、を含み、
    前記第1画像生成工程では、前記ロール角に基づいて前記ロール角表示領域の位置を決定し、前記第1背景領域における画素値を前記ロール角表示領域における画素値と異なる画素値に決定し、
    前記第2画像は、
    前記第2所定形状に対応する第2枠領域と、
    前記第2枠領域の内部に配置され、前記ピッチ角を示すピッチ角表示領域と、
    前記第2枠領域の内部に配置され、前記ピッチ角表示領域とは別の領域である第2背景領域と、を含み、
    前記第2画像生成工程では、前記ピッチ角に基づいて前記ピッチ角表示領域の位置を決定し、前記第2背景領域における画素値を前記ピッチ角表示領域における画素値と異なる画素値に決定する、
    画像処理方法。
  11. 車両の姿勢情報を検出するセンサの出力から、前記車両のロール角及び前記車両のピッチ角を算出する傾き算出工程と、
    カメラによって生成されたカメラ画像を取得する画像取得工程と、
    前記ロール角に応じた表示態様を有する第1所定形状の第1画像を生成する第1画像生成工程と、
    前記ピッチ角に応じた表示態様を有する第2所定形状の第2画像を生成する第2画像生成工程と、
    前記画像取得工程によって取得された前記カメラ画像の上端部又は下端部に前記第1画像を配置し、前記カメラ画像の左端部又は右端部に前記第2画像を配置して合成画像を生成する画像合成工程と、
    を備え、
    前記第1画像は、横方向に延びて生成され、
    前記第1画像生成工程では、横方向に延びる前記第1画像を、前記ロール角に応じた角度で回転させる、
    画像処理方法。
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