JP7271088B2 - card connector - Google Patents
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Description
本発明は、カードあるいはカードを載せたトレイが差し込まれてカードにアクセスするカードコネクタに関する。
BACKGROUND OF THE
上記のカードコネクタが広く普及している。ここで、カードコネクタには、カードを単独で挿し込むタイプのカードコネクタと、カードをトレイに載せてカードを載せたトレイを挿し込むタイプのカードコネクタが存在する。後述する本発明のカードコネクタは、それら双方のタイプのカードコネクタに適用可能である。そこで、以下では、カードとカードを載置したトレイとの双方を含む概念として、「挿入体」と称することにする。 The above card connector is widely used. Card connectors include a card connector into which a card is inserted alone and a card connector into which a card is placed on a tray and the tray on which the card is placed is inserted. The card connector of the present invention, which will be described later, is applicable to both types of card connectors. Therefore, hereinafter, the term "insert" is used as a concept that includes both the card and the tray on which the card is placed.
挿入体には、通常、挿抜方向に交わる幅方向の端縁に係止凹部が形成されている。そして、カードコネクタには、挿入体の係止凹部に入り込む係合凸部が設けられたロックアームが備えられている。そして、カードコネクタは、挿入体が挿し込まれると、係止凹部に係止凸部が入り込み、挿入体の不用意な抜けが防止される構造となっている。 The insert generally has a locking recess formed at the edge in the width direction that intersects with the insertion/removal direction. The card connector is provided with a lock arm provided with an engaging projection that fits into the locking recess of the insert. The card connector has such a structure that when the insertion body is inserted, the locking projections enter the locking recesses to prevent the insertion body from being unintentionally pulled out.
ここで、この抜け防止を確実にする高いロック力を得るには、両持ち梁形状のロックアームを備えることが１つの有効な手段である。しかしながら、両持ち梁形状のロックアームを備えると、挿抜方向に長いロックアームとなり、カードコネクタの小型化の要請に反する。 Here, one effective means for obtaining a high locking force that ensures the prevention of this disengagement is to provide a double-supported beam-shaped lock arm. However, if the lock arm is provided in the form of a double-supported beam, the lock arm becomes long in the insertion/removal direction, which is contrary to the demand for miniaturization of the card connector.
ここで、特許文献１には、片持ち梁形状のロックアームを備えたカードコネクタが開示されている。この特許文献１のカードコネクタは、受容されている挿入体（特許文献１ではメモリーカード）にさらに奥に押し込む向きの力を加えることによりロックが外れてばね力により押し出される、いわゆるプッシュ・プッシュ式のカードコネクタである。この特許文献１のカードコネクタでは、ロックアームは、メモリーカードの挿抜とともにスライドするスライダに保持されている。そして、メモリカードが受容されている状態では係合凹部から係合凸部が抜け出ないようにロックアームの幅方向への変位が阻止される構造となっている。そして、スライダのスライドとともにメモリカードが途中まで抜け出た状態になった状態でロックアームを幅方向へ変位させて、係合凸部を係合凹部から外すことができる。
Here,
上掲の特許文献１のカードコネクタの場合、メモリカードが受容されている状態では係合凹部から係合凸部が抜け出ないようにロックアームの幅方向への変位が阻止される。このため、特許文献１のカードコネクタの場合、高いロック力を得ることができる。ただし、この特許文献１のカードコネクタは、プッシュ・プッシュ式のカードコネクタに特化した構造であり、部品点数が多く、かつ構造が複雑である。
In the case of the card connector disclosed in
本発明は、上記事情に鑑み、片持ち梁形状のロックアームを採用することで小型化を図り、かつ、簡易な構造で高いロック力を実現したカードコネクタを提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above circumstances, it is an object of the present invention to provide a card connector that employs a cantilever beam-shaped lock arm to reduce the size of the card connector and achieve a high locking force with a simple structure.
本発明に係るカードコネクタは、カードあるいはカードを載せたトレイからなり挿抜方
に交わる幅方向端縁に凹部が形成された挿入体と接続するカードコネクタであって、
挿抜時の挿入体の移動に連れ動くことのない不動のハウジングと、
水平方向に広がる平板状部分を有しハウジングの上に被せられてそのハウジングとの間に挿入体を受容する受容空間を形成するシェルと、
ハウジングに固定端が固定されて挿抜方向に片持ち梁形状に延びるアーム部と、アーム部の自由端側にアーム部と一体に固定された、上記受容空間に受容された状態の挿入体の上記凹部に係合する係合部とを有するロックアームとを備え、
上記シェルが、上記平板状部分との間にその平板状部分とつながった角部を形成して下方に折れ曲がり、少なくとも挿入体の挿抜時に、係合部を、直上に上記角部が形成されている部分で挿入体側に押圧するばね片を有することを特徴とする。
ここで、本発明のカードコネクタは、
上記凹部が、挿入体の幅方向両側に形成され、幅方向内側に向って窪んだ一対の凹部であって、
上記ロックアームが、上記係合部が上記凹部に幅方向外側から内側に向って上記凹部に入り込んで上記挿入体を幅方向両側から挟むように係止する一対のロックアームからなり、
上記ばね片が、少なくとも挿入体の挿抜時に上記係合部を挿入体側に押圧する一対のばね片からなることが好ましい。
A card connector according to the present invention is a card connector that is connected to an insertion body that is composed of a card or a tray on which a card is placed and has a concave portion formed in a width direction edge that intersects with an insertion/extraction direction,
a stationary housing that does not move with the movement of the insert during insertion and removal;
a shell having a horizontally extending plate-like portion and placed over the housing to form a receiving space therebetween for receiving the insert;
An arm portion having a fixed end fixed to the housing and extending in a cantilever shape in the insertion/removal direction, and an insert body received in the receiving space, which is integrally fixed to the free end side of the arm portion with the arm portion. a lock arm having an engaging portion that engages with the recess,
The shell forms a corner connected to the flat plate-like portion between the shell and the flat plate-like portion, and is bent downward to form an engaging portion at least when the inserter is inserted or removed. It is characterized in that it has a spring piece that presses against the inserter side at the portion where it is located .
Here, the card connector of the present invention is
The recesses are a pair of recesses formed on both sides in the width direction of the insert and recessed inward in the width direction,
The lock arms comprise a pair of lock arms, the engaging portions of which engage into the recess from the outside in the width direction toward the inside of the recess to sandwich the insert from both sides in the width direction,
It is preferable that the spring pieces comprise a pair of spring pieces that press the engaging portion toward the inserter at least when the inserter is inserted and removed.
ここで、上記ばね片は、シェルの基部からハウジングに向かって垂下する形状のばね片であってもよい。あるいは、上記ばね片は、シェルの基部からハウジングに向かって垂下する垂下部に形成され挿抜方向に片持ち梁形状に延びるばね片であってもよい。 Here, the spring piece may be a spring piece that hangs down from the base of the shell toward the housing. Alternatively, the spring piece may be a spring piece that is formed in a hanging portion that hangs down from the base of the shell toward the housing and that extends in a cantilever shape in the insertion/removal direction.
本発明のカードコネクタは、ハウジングに固定された片持ち梁形状のロックアームを備えている。このため、両持ち梁形状のロックアームを備える場合と比べ、カードコネクタの小型化が図られる。また、本発明のカードコネクタは、シェルの一部からなるばね片を備えている。そして、片持ち梁形状のロックアームでは不足しがちなロック力をそのばね片で補っている。本発明のカードコネクタは、このように、ロックアームとばね片との組み合わせにより、十分なロック力を確保している。 The card connector of the present invention has a cantilever-shaped lock arm fixed to the housing. For this reason, the card connector can be made smaller than when the lock arm is provided in the shape of a beam supported on both sides. Also, the card connector of the present invention has a spring piece formed from a part of the shell. The spring piece compensates for the locking force that tends to be insufficient in the cantilever-shaped lock arm. Thus, the card connector of the present invention secures a sufficient locking force through the combination of the lock arm and the spring piece.
このように、本発明によれば、片持ち梁形状のロックアームを採用して小型化を図りつつ、簡易な構造で高いロック力が確保されたカードコネクタが実現する。 As described above, according to the present invention, it is possible to achieve a card connector that employs a cantilever-shaped lock arm to achieve miniaturization and that secures a high locking force with a simple structure.
以下、本発明の実施の形態について説明する。 BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Embodiments of the present invention will be described below.
図１は、本発明の第１実施形態のカードコネクタを示した斜視図である。ここで、図１（Ａ）はカードコネクタ本体の斜視図、図１（Ｂ）は、カードトレイの斜視図である。また、図１（Ｃ）は、図１（Ａ）に示したカードコネクタ本体から金属シェルを取り外して示した基体の斜視図である。 1 is a perspective view showing a card connector according to a first embodiment of the present invention; FIG. Here, FIG. 1(A) is a perspective view of a card connector body, and FIG. 1(B) is a perspective view of a card tray. FIG. 1(C) is a perspective view of the base with the metal shell removed from the card connector main body shown in FIG. 1(A).
このカードコネクタ１０は、カードコネクタ本体２０とカードトレイ３０とで構成されている。カードコネクタ本体２０は、図１（Ｃ）に示す基体４０と、その基体４０の上に被せた金属シェル５０とで構成されている。そして、これら基体４０と金属シェル５０とにより、カードトレイ３０を受容する受容空間２１と、その受容空間２１へのカードトレイ３０の挿込み口２２が形成されている。
The
図１（Ｃ）に示す基体４０は、ハウジング４１と、そのハウジング４１に保持されたコンタクト４２を備えている。コンタクト４２は、後述するカード６１，６２（図２参照）の下面に形成されている導電パッド（不図示）に接してそのカード６１，６２をアクセスするためのものである。
A
また、この基体４０は、その右隅に、矢印Ｘ－Ｙで示す挿抜方向に延びるスライドアーム４３が、ハウジング４１に対しスライド自在に設けられている。また、この基体４０の挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の奥には、イジェクトレバー４４が備えられている。受容空間２１にカードトレイ３０が受容された状態において、不図示のイジェクトピンでスライドアーム４３の頭部４３ａを押す。すると、そのスライドアーム４３が挿込みの向き（矢印Ｘの向き）にスライドしてイジェクトレバー４４を押す。すると、そのイジェクトレバー４４が反時計回りに回動して、カードトレイ３０を、挿込み口２２から少し突き出た状態にまで押し出す。その後は、カードトレイ３０に指の爪を引っ掛けるなどして、カードトレイ３０をカードコネクタ本体２０から抜き取ることができる。
At the right corner of the
また、基体４０は、挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の奥の、イジェクトレバー４４の横に、スイッチ４５を備えている。このスイッチ４５は、カードトレイ３０が受容空間２１に受容されているか否かを検出するスイッチである。さらに、基体４０は、左右両側にロックアーム４６を備えている。これらのロックアーム４６は、片持ち梁形状の部材である。これらのロックアーム４６は、挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の後端部がハウジング４１に固定された固定端となっている。そして、これらのロックアーム４６は、その固定端から挿込みの向き（矢印Ｘの向き）に延び、先端の自由端側に、内側に向かって膨らんだ係合部４６ａを備えている。カードトレイ３０には、矢印Ｘ－Ｙで示す挿抜方向に交わる幅方向両側の端縁、すなわち左右の端縁の、挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の先端近傍に、係止凹部３１が形成されている。カードトレイ３０が受容空間２１内に受容されると、ロックアーム４６の自由端側の係合部４６ａがカードトレイ３０の係止凹部３１に入り込む。これにより、カードトレイ３０が受容空間２１から不用意に抜け出ないようにロックされる。このロックは、金属シェル５０の一部からなるばね片５２によりアシストされている。このばね片５２についての詳細は、後述する。
Further, the
図２は、第１実施形態のカードコネクタを構成しているカードトレイの説明図である。 FIG. 2 is an explanatory diagram of a card tray that constitutes the card connector of the first embodiment.
この図２には、ナノＳＩＭカード６１と、マイクロＳＤカード６２との２種類のカードが示されている。これらのカードの裏面には、導電パッド（不図示）が形成されている。これらのカードは、カードトレイ３０に載置され、カードトレイ３０とともにカードコネクタ本体２０に挿し込まれる。すると、導電パッドが図１（Ｃ）に示すコンタクト４２に接触して、それらが電気的に接続される。
Two types of cards, a
このカードトレイ３０には、表裏両面に貫通した、２か所のカード載置部３２，３３が形成されている。それら２か所のカード載置部３２，３３のうちの挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の奥側のカード載置部３２には、ナノＳＩＭカード６１のみが載置可能である。一方、手前側のカード載置部３３には、ナノＳＩＭカード６１とマイクロＳＤカード６２とのいずれのカードであっても載置可能である。すなわち、この実施形態のカードトレイ３０には、２枚のナノＳＩＭカード６１が載置され、あるいは、ナノＳＩＭカード６１とマイクロＳＤカード６２が１枚ずつ載置される。
The
図３は、（Ａ）金属シェルの斜視図と（Ｂ）３面図である。ここで、図３（Ｂ）の３面図のうちの（ｂ－１），（ｂ－２），（ｂ－３）は、それぞれ、左側面図、平面図、および右側面図である。 FIG. 3 is (A) a perspective view of the metal shell and (B) a three-sided view. Of the three views in FIG. 3B, (b-1), (b-2) and (b-3) are a left side view, a plan view and a right side view, respectively.
この金属シェル５０は、図１（Ｃ）に示した基体４０の上に被せられて、その上面、左右の両側面、および、挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の奥側の側面を覆っている。
The
ここで、挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の奥側であって、左右両側にばね片５２が形成されている。このばね片５２は、金属シェル５０の平板状の基部５１から垂下した形状に形成されている。このばね片５２は、金属シェル３０の一部が基体４０に向かって折り曲げられることにより形成されたものである。左右の側面５０ａ，５０ｂからの、左右のばね片５２までの距離は左右で異なっている。これは、図１（Ｃ）を参照して説明したように、基体４０の右側にはスライドアーム４３が設けられている。このため、左右のロックアーム４６Ａ，４６Ｂのうちの右側のロックアーム４６Ｂが左側のロックアーム４６Ａと比べ内側に設けられている。左右のばね片５２の形成位置の違いは、左右のロックアーム４６Ａ，４６Ｂの配置位置の違いに対応したものである。
Here,
図４は、カードコネクタ本体にカードトレイが挿し込まれていく様子を示した図である。ここでは、金属シェル５０については、ばね片５２のみが示されている。また、ここには、ナノＳＩＭカード６１とマイクロＳＤカード６２が１枚ずつ載置された状態のカードトレイ３０が示されている。
FIG. 4 is a diagram showing how the card tray is being inserted into the card connector main body. Here, only the
また、図５は、図４に示した円ＲＬ，ＲＲの部分の拡大図である。ここで、図５（Ａ－Ｌ），（Ａ－Ｒ）は、それぞれ図４（Ａ）の円ＲＬ，ＲＲの部分の拡大図である。また、図５（Ｂ－Ｌ），（Ｂ－Ｒ）は、それぞれ図４（Ｂ）の円ＲＬ，ＲＲの部分の拡大図である。さらに、図５（Ｃ－Ｌ），（Ｃ－Ｒ）は、それぞれ図４（Ｃ）の円ＲＬ，ＲＲの部分の拡大図である。 5 is an enlarged view of the circles RL and RR shown in FIG. Here, FIGS. 5(AL) and (AR) are enlarged views of the circles RL and RR in FIG. 4(A), respectively. 5(BL) and (BR) are enlarged views of the circles RL and RR in FIG. 4(B), respectively. 5(CL) and (CR) are enlarged views of the circles RL and RR in FIG. 4(C), respectively.
図４（Ａ）には、カードトレイ３０が、カードコネクタ本体２０に、カードトレイ３０の先端がロックアーム４６の自由端側の係合部４６ａに軽く接触するまで挿し込まれた状態が示されている。
FIG. 4A shows a state in which the
カードトレイ３０が、カードコネクタ本体２０に、図４（Ａ）（図５（Ａ－Ｌ），（Ａ－Ｒ））に示した位置まで挿し込まれる。この時点では、ロックアーム４６は、金属シェル３０のばね片５２からは離間している。
The
図４（Ｂ）には、カードトレイ３０が、図４（Ａ）に示した状態よりも挿込みの向き（矢印Ｘの向き）に進み、係合部４６ａがカードトレイ３０に押されてロックアーム４６が弾性変形している状態が示されている。
In FIG. 4B, the
カードトレイ３０が、カードコネクタ本体２０に、図４（Ｂ）（図５（Ｂ－Ｌ），（Ｂ－Ｒ））に示した位置まで挿し込まれる。すると、ロックアーム４６の係合部４６ａがカードトレイ３０に押されてロックアーム４６が弾性変形する。また、そのロックアーム４６の弾性変形により、その係合部４６ａがばね片５２を押してそのばね片５２を弾性変形させる。
The
図４（Ｃ）には、カードトレイ３０の係止凹部３１にロックアーム４６の係合部４６ａが入り込んだ状態、すなわち、カードトレイ３０の挿込みの最終の状態が示されている。
FIG. 4C shows a state in which the engaging
カードトレイ３０の係止凹部３１が、ロックアーム４６の係合部４６ａに対面した最終位置まで挿し込まれる。すると、図４（Ｃ）（図５（Ｃ－Ｌ），（Ｃ－Ｒ））に示すように、ロックアーム４６が弾性変形から解放されて、係合部４６ａがカードトレイ３０の係止凹部３１に入り込む。このとき、係合部４６ａには、ロックアーム３０自体の弾性変形による付勢力に、ばね片５２の弾性変形による付勢力が加わる。このばね片５２による付勢力のアシストにより、係合部４６ａが、係止凹部３１に、十分なクリック感を持って入り込んでロック状態となる。
The locking
ここで、図４（Ｃ）（図５（Ｃ－Ｌ），（Ｃ－Ｒ））に示すロック状態にあるカードトレイ３０が矢印Ｙの向きに少し移動して、そのロックが不用意に外れかかった状態を考える。そうすると、ロックアーム４６の係合部４６ａがカードトレイ３０の係止凹部３１から外れかかり、ロックアーム４６が弾性変形するとともにばね片５２も弾性変形することになる。このため、十分に強い力でロック状態が維持されて、カードトレイ３０の不用意な抜けが防止される。
Here, the
カードトレイ３０をカードコネクタ本体２０から抜き取るときは、前述の通り、不図示のイジェクトピンでスライドアーム４３を矢印Ｘの向きに押し込む。するとイジェクトレバー４４が反時計回りに回動してカードトレイ３０が矢印Ｙの向きに押し出される。この時のロックアーム４６等の動作は、カードトレイ３０を挿し込むときとは逆の経過を辿ることになる。このときも、ばね片５２のアシストにより、操作者に十分なクリック感を与えることになる。
When removing the
以上で第１実施形態の説明を終了し、次に、本発明の第２実施形態のカードコネクタについて説明する。以下に説明する第２実施形態のカードコネクタの、これまで説明してきた第１実施形態のカードコネクタとの相違点は、金属シェルのみである。そこで、この第２実施形態については、相違点に関連した部分のみ図示および説明を行なう。また、符号も、金属シェル以外は、第１実施形態において用いた符号と同じ符号を用いて説明する。 The description of the first embodiment is finished above, and next, the card connector of the second embodiment of the present invention will be described. The only difference between the card connector of the second embodiment described below and the card connector of the first embodiment described above is the metal shell. Therefore, with regard to the second embodiment, only the portions related to the differences will be illustrated and described. Also, the same reference numerals as those used in the first embodiment will be used for description except for the metal shell.
図６は、第２実施形態のカードコネクタを構成している金属シェルの（Ａ）斜視図と（Ｂ）３面図である。ここで、図６（Ｂ）の３面図のうちの（ｂ－１），（ｂ－２），（ｂ－３）は、それぞれ、左側面図、平面図、および右側面図である。 FIG. 6 is (A) a perspective view and (B) a three-sided view of a metal shell that constitutes the card connector of the second embodiment. Here, (b-1), (b-2), and (b-3) of the three side views of FIG. 6(B) are a left side view, a plan view, and a right side view, respectively.
この金属シェル７０は、図１（Ｃ）に示した基体４０の上に被せられて、その上面、左右の両側面、および、挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の奥側の側面を覆っている。
The
ここで、挿込みの向き（矢印Ｘの向き）の奥側であって、左右両側にばね片７２が形成されている。このばね片７２は、金属シェル７０の平板状の基部７１から延びる垂下部７３に形成され、挿込みの向き（矢印Ｘの向き）に片持ち梁形状に延びている。このばね片７２は、金属シェル３０の一部が基体４０に向かって折り曲げられることにより形成されたものである。左右の側面７０ａ，７０ｂからの、左右のばね片７２が形成された位置までの距離は左右で異なっている。これは、図１（Ｃ）を参照して説明したように、基体４０の右側にはスライドアーム４３が設けられているからである。このため、左右のロックアーム４６Ａ，４６Ｂのうちの右側のロックアーム４６Ｂが左側のロックアーム４６Ａと比べ内側に設けられている。左右のばね片７２の形成位置の違いは、左右のロックアーム４６Ａ，４６Ｂの配置位置の違いに対応したものである。
Here,
カードトレイ３０のカードコネクタ本体２０への挿込み時の振る舞いは、前述の第１実施形態の場合と同様であるが、ここでは、ロックアーム４６と第２実施形態におけるばね片７２との相互作用について説明しておく。
The behavior when the
図７は、第２実施形態における、カードコネクタ本体にカードトレイが挿し込まれていく様子を示した図である。ここでは、金属シェル７０については、ばね片７２のみが示されている。また、ここには、ナノＳＩＭカード６１とマイクロＳＤカード６２が１枚ずつ載置された状態のカードトレイ３０が示されている。
FIG. 7 is a diagram showing how the card tray is being inserted into the card connector main body in the second embodiment. Here, only the
また、図８は、図７に示した円ＲＬ，ＲＲの部分の拡大図である。ここで、図８（Ａ－Ｌ），（Ａ－Ｒ）は、それぞれ図７（Ａ）の円ＲＬ，ＲＲの部分の拡大図である。また、図８（Ｂ－Ｌ），（Ｂ－Ｒ）は、それぞれ図７（Ｂ）の円ＲＬ，ＲＲの部分の拡大図である。さらに、図８（Ｃ－Ｌ），（Ｃ－Ｒ）は、それぞれ図７（Ｃ）の円ＲＬ，ＲＲの部分の拡大図である。 8 is an enlarged view of the circles RL and RR shown in FIG. Here, FIGS. 8(AL) and (AR) are enlarged views of the circles RL and RR in FIG. 7(A), respectively. 8(BL) and (BR) are enlarged views of the circles RL and RR in FIG. 7(B), respectively. 8(CL) and (CR) are enlarged views of the circles RL and RR in FIG. 7(C), respectively.
図７（Ａ）には、カードトレイ３０が、カードコネクタ本体２０に、カードトレイ３０の先端がロックアーム４６の自由端側の係合部４６ａに軽く接触するまで挿し込まれた状態が示されている。
FIG. 7A shows a state in which the
カードトレイ３０が、カードコネクタ本体２０に、図７（Ａ）（図８（Ａ－Ｌ），（Ａ－Ｒ））に示した位置まで挿し込まれる。この時点では、ロックアーム４６は、金属シェル３０のばね片７２からは離間している。
The
図７（Ｂ）には、カードトレイ３０が、図７（Ａ）に示した状態よりも挿込みの向き（矢印Ｘの向き）に進み、係合部４６ａがカードトレイ３０に押されてロックアーム４６が弾性変形している状態が示されている。
In FIG. 7B, the
カードトレイ３０が、カードコネクタ本体２０に、図７（Ｂ）（図８（Ｂ－Ｌ），（Ｂ－Ｒ））に示した位置まで挿し込まれる。すると、ロックアーム４６の係合部４６ａがカードトレイ３０に押されてロックアーム４６が弾性変形する。また、そのロックアーム４６の弾性変形により、その係合部４６ａがばね片７２を押して、そのばね片７２を弾性変形させる。
The
図７（Ｃ）には、カードトレイ３０の係止凹部３１にロックアーム４６の係合部４６ａが入り込んだ状態、すなわち、カードトレイ３０の挿込みの最終の状態が示されている。
FIG. 7C shows a state in which the engaging
カードトレイ３０の係止凹部３１が、ロックアーム４６の係合部４６ａに対面した最終位置まで挿し込まれる。すると、図７（Ｃ）（図８（Ｃ－Ｌ），（Ｃ－Ｒ））に示すように、ロックアーム４６が弾性変形から解放されて、係合部４６ａがカードトレイ３０の係止凹部３１に入り込む。このとき、係合部４６ａには、ロックアーム３０自体の弾性変形による付勢力に、ばね片７２の弾性変形による付勢力が加わる。このばね片７２による付勢力のアシストにより、係合部４６ａが、係止凹部３１に、十分なクリック感を持って入り込んでロック状態となる。
The locking
ここで、図７（Ｃ）（図８（Ｃ－Ｌ），（Ｃ－Ｒ））に示すロック状態にあるカードトレイ３０が矢印Ｙの向きに少し移動して、そのロックが不用意に外れかかった状態を考える。そうすると、ロックアーム４６の係合部４６ａがカードトレイ３０の係止凹部３１から外れかかり、ロックアーム４６が弾性変形するとともにばね片７２も弾性変形することになる。このため、十分に強い力でロック状態が維持されて、カードトレイ３０の不用意な抜けが防止される。
Here, the
カードトレイ３０をカードコネクタ本体２０から抜き取るときは、前述の通り、不図示のイジェクトピンでスライドアーム４３を矢印Ｘの向きに押し込む。するとイジェクトレバー４４が反時計回りに回動してカードトレイ３０が矢印Ｙの向きに押し出される。この時のロックアーム４６等の動作は、カードトレイ３０を挿し込むときとは逆の経過を辿ることになる。このときも、ばね片７２のアシストにより、操作者に十分なクリック感を与えることになる。
When removing the
なお、上記第１および第２実施形態におけるばね片５２，７２は、ロックアーム４６の係合部４６ａがカードトレイ３０の係止凹部３１に入り込んでいるときは、係合部４６ａから離間している。ただし、例えば係合部４６ａをばね片５２，７２側に膨出させて、係合部４６ａが係止凹部３１に入り込んでいるときも係合部４６ａがばね片５２，７２を弾性変形させる構造としてもよい。この場合、ロック力が更に強められる。
It should be noted that the
また、ここでは、ばね片として第１実施形態のばね片５２と第２実施形態のばね片７２の２例を示した。ただし、本発明における、金属シェルに設けられるばね片の形状は、これら２例のばね片５２，７２に限られるものではない。このばね片は、金属シェルに設けられてロックアームをアシストするばね片であればよい。
Further, here, two examples of the
また、ここでは、カードコネクタ本体にカードを載置したカードトレイを挿し込むタイプのカードコネクタについて説明した。ただし、本発明のカードコネクタは、カードトレイを用いずにカードのみを挿し込むタイプのカードコネクタにも適用することができる。 Also, here, a card connector of a type in which a card tray on which a card is placed is inserted into the card connector body has been described. However, the card connector of the present invention can also be applied to a card connector in which only a card is inserted without using a card tray.
１０ カードコネクタ
２０ カードコネクタ本体
２１ 受容空間
２２ 挿込み口
３０ カードトレイ
３１ 係止凹部
３２，３３ カード載置部
４０ 基体
４１ ハウジング
４２ コンタクト
４３ スライドアーム
４３ａ スライドアームの頭部
４４ イジェクトレバー
４５ スイッチ
４６ ロックアーム
４６ａ 係合部
５０，７０ 金属シェル
５１，７１ 金属シェルの基部
５２，７２ ばね片
６１，６２ カード
10
Claims (4)
挿抜時の前記挿入体の移動に連れ動くことのない不動のハウジングと、
水平方向に広がる平板状部分を有し前記ハウジングの上に被せられて該ハウジングとの間に、前記挿入体を受容する受容空間を形成するシェルと、
前記ハウジングに固定端が固定されて前記挿抜方向に片持ち梁形状に延びるアーム部と、該アーム部の自由端側に該アーム部と一体に固定された、前記受容空間に受容された状態の前記挿入体の前記凹部に係合する係合部とを有するロックアームとを備え、
前記シェルが、前記平板状部分との間に該平板状部分とつながった角部を形成して下方に折れ曲がり、少なくとも前記挿入体の挿抜時に、前記係合部を、直上に該角部が形成されている部分で該挿入体側に押圧するばね片を有することを特徴とするカードコネクタ。 A card connector to be connected to an inserter which is composed of a card or a tray on which a card is placed and has recesses formed in the edges in the width direction intersecting the inserting/removing direction,
a stationary housing that does not move with the movement of the insert during insertion and removal;
a shell having a horizontally extending plate-like portion and placed over the housing to form a receiving space therebetween for receiving the insert;
An arm portion having a fixed end fixed to the housing and extending in a cantilever shape in the insertion/removal direction, and a free end side of the arm portion integrally fixed with the arm portion and received in the receiving space. a lock arm having an engaging portion that engages with the recess of the insert;
The shell forms a corner connected to the flat plate-shaped portion and is bent downward, and the corner forms the engaging portion directly above at least when the inserter is inserted or removed. A card connector, characterized in that it has a spring piece that presses against the inserting body at a portion thereof .
前記ロックアームが、前記係合部が前記凹部に幅方向外側から内側に向って前記凹部に入り込んで前記挿入体を幅方向両側から挟むように係止する一対のロックアームからなり、
前記ばね片が、少なくとも前記挿入体の挿抜時に前記係合部を該挿入体側に押圧する一対のばね片からなることを特徴とする請求項１に記載のカードコネクタ。 The recesses are a pair of recesses formed on both sides in the width direction of the insert and recessed toward the inside in the width direction,
The lock arm is composed of a pair of lock arms, the engaging portion of which engages in the recess from the outside in the width direction toward the inside to hold the insert body from both sides in the width direction,
2. The card connector according to claim 1, wherein said spring pieces comprise a pair of spring pieces for pressing said engaging portion toward said insert body at least when said insert body is inserted or removed.
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