JP7268314B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の表示装置に関する。
車両が曲がる場合に、イメージセンサが検出する車両のイメージに応じて、ウィングミラーの反射面を調整する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特表2004-529038号公報
ウィングミラー(以下、サイドミラーという)は、運転者が直接視認しにくい領域である車両の後方を確認できるようにするために、運転者が直接視認しやすい車両の前方に設けられる。サイドミラーは車両の前方に設けられるので、運転者の前方の視界の少なくとも一部を遮る遮蔽物となる。このため、サイドミラーの設置によって運転者が直接視認しにくい領域が車両の前方に新たに発生している。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、車両の前方における運転者が直接視認しにくい領域に対する運転者の視認を補助する技術を提供することを目的とする。
本発明の態様においては、車両用の表示装置であって、前記車両の運転席側のサイドミラーに設けられた表示部と、前記サイドミラーを挟んで前記車両の運転席の反対側に存在する検出対象を検出する検出部と、前記検出部が前記検出対象を検出すると、前記検出対象を検出したことを示す検出情報を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える表示装置を提供する。
前記表示制御部は、前記車両が前記サイドミラーを挟んで前記車両の運転席の反対側に向かって進行する場合、前記検出情報を前記表示部に表示させる。
前記表示部は、前記サイドミラーの鏡面に前記検出情報を表示する。
前記サイドミラーを挟んで前記車両の運転席の反対側を撮像した撮像画像を生成する撮像部をさらに備え、前記検出部は、前記撮像画像に含まれる前記検出対象を検出し、前記表示制御部は、前記検出部が前記検出対象を検出すると、前記撮像部が生成した前記撮像画像を前記検出情報として前記表示部に表示させる。
前記検出部は、前記検出対象と前記車両との距離をさらに検出し、前記表示制御部は、前記検出部が検出した前記距離が短くなる場合、前記車両を減速させることを示す注意情報を表示させる。
前記検出部が検出した前記検出対象の移動状態を推定する推定部をさらに備え、前記表示制御部は、前記推定部が推定した前記移動状態を示す態様で、前記検出情報を前記表示部に表示させる。
前記検出部が前記検出対象を検出した場合、前記検出対象を検出したことを示す音を前記車両に設けられた音出力部に出力させる出力制御部をさらに備える。
本発明によれば、車両の前方における運転者が直接視認しにくい領域に対する運転者の視認を補助することができるという効果を奏する。
実施の形態の概要を説明するための図である。 車両の車室を示す模式図である。 表示装置の機能構成を示す図である。 検出情報を表示する表示態様を示す模式図である。 検出情報を表示する処理のフローチャートである。 注意情報を表示する処理のフローチャートである。 第2の実施の形態に係る表示装置の機能構成を示す図である。 鏡面に撮像画像を表示させたサイドミラーの模式図である。
<第1の実施の形態>
図1は、実施の形態の概要を説明するための図である。図1の車両Vは、交差点に進入して右折しようとする車両である。車両Vは、例えばキャブオーバータイプのトラックであるが、車両Vは他の車種であってもよい。
車両Vの運転席側のサイドミラーSは、一点鎖線で挟まれる領域Mの風景をサイドミラーSの鏡面に映す。領域Mは、車両Vを運転する運転者Uが直接視認しにくい領域である車両Vの後方の領域である。運転者Uは、車両Vの前方及び車両Vの前方に存在する対向車と、サイドミラーSを介して領域Mの風景とを視認することができる。
このとき、運転者Uは、領域Mの風景を視認するために設けられたサイドミラーSが遮蔽物となることにより、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側の風景を直接視認することができない。すなわち、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側の、破線で挟まれる領域Bは、運転者Uが直接視認することができない死角となる。この場合、運転者Uは、領域Bに存在する歩行者Tを直接視認するのが難しくなってしまう場合がある。
図2は、車両Vの車室を示す模式図である。より具体的には、車両Vの車室から、ウィンドシールドガラス方向を眺めた場合の風景を示す図である。図2(a)に示すサイドミラーSは、領域Mの風景を映す。このように、運転者Uは、対向車や、サイドミラーSに映った領域Mの風景を見ることができるが、サイドミラーSが遮蔽物となるため領域Bの風景を見ることができない。そのため、運転者Uは、領域Bに存在する歩行者Tを直接視認することが難しい。
そこで、車両Vに搭載される表示装置は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に存在する検出対象を検出し、検出対象を検出したことを示す検出情報を、サイドミラーSに設けられた表示部に表示する。検出対象は、歩行者T、又は自転車である。また、表示装置は、自転車以外の車両、動物、又は道路上の物体を検出対象としてもよい。表示装置は、例えば、図2(b)に示すように、検出対象である歩行者Tを示すアイコンを検出情報Aとして表示する。
このようにすることで、表示装置は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に検出対象が存在することを運転者Uに知らせることができる。サイドミラーSの表示部に表示された検出対象が存在することを示す情報を見た運転者Uは、死角に存在る検出対象に対する注意を、表示しない場合より強く喚起される。そのため、表示装置は、運転者UにサイドミラーSにより作られる新しい死角に対する視認を補助することができる。
[表示装置1の機能構成]
図3は、表示装置1の機能構成を示す図である。表示装置1は、センサ11と、表示部12と、記憶部13と、制御部14とを備える。
センサ11は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に存在する検出対象を検出する検出部である。例えば、センサ11は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に予め設定された所定の領域に存在する検出対象を検出する。具体的には、センサ11は、サイドミラーSの左右両端部それぞれを始点として、運転席から遠ざかる方向に引いた半直線で挟まれる領域に存在する検出対象を検出する。例えば、センサ11は、図1に示す破線で挟まれた領域Bに存在する検出対象を検出する。領域Bは、サイドミラーSにより作られる、車両Vの運転者Uの死角となる領域である。
センサ11は、例えば、超音波センサ、Radar(Radio Detecting and Ranging)、又はLIDAR(Light Detection and Ranging)である。例えば、センサ11が超音波センサである場合、センサ11は、超音波を検出対象に向け発信し、発信した超音波が検出対象で反射した反射波を受信することにより、検出対象の有無を検出する。
センサ11は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に存在する検出対象を検出することができる位置に設置される。例えば、センサ11は、車両Vの右前方に設置される。具体的には、センサ11は、サイドミラーSの鏡面と反対側に設置される。センサ11をサイドミラーSの鏡面と反対側に設置することにより、サイドミラーSにより作られる運転者Uの死角となる領域Bと、センサ11が検出可能な領域とを重畳しやすくなる。なお、センサ11は、右ヘッドライトより上部の位置、又はフロントバンパーの右端部に設置されてもよい。
センサ11は、所定の時間間隔が経過する度に検出対象を検出する。例えば、センサ11は、車両Vの速さが速いほど、検出対象を検出する時間間隔を短くする。
センサ11は、検出対象と車両Vとの距離を特定してもよい。具体的には、センサ11が超音波センサである場合、センサ11は、超音波を発信してから、発信した超音波を受信するまでに経過した時間と音速とに基づいて、検出対象と車両Vとの距離を算出する。
表示部12は、車両Vの運転席側のサイドミラーSに設けられる。表示部12は、例えば、液晶ディスプレイである。表示部12は、サイドミラーSの鏡面の車両と反対側に設けられ、サイドミラーSの鏡面に検出情報を表示する。また、表示部12は、サイドミラーSの鏡面に画像を投影することで、サイドミラーSの鏡面に検出情報を表示してもよい。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部13は、制御部14が実行するプログラムを記憶する。
制御部14は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含む計算リソースである。制御部14は、記憶部13に記憶されたプログラムを実行することにより、表示制御部141、推定部142、及び出力制御部143としての機能を実現する。
表示制御部141は、センサ11が検出対象を検出すると、検出対象を検出したことを示す検出情報を表示部12に表示させる。例えば、表示制御部141は、表示部12がサイドミラーSの鏡面に検出情報を表示する場合、検出対象を検出したことを示す画像又は文字をサイドミラーSの鏡面に表示させる。具体的には、表示制御部141は、検出対象を示すアイコンを検出情報として表示部12に表示させる。
図4は、検出情報を表示させる表示態様を示す模式図である。図4(a)は、サイドミラーSの鏡面に検出情報を表示する表示部12に、表示制御部141が検出対象を示すアイコンを検出情報として表示させる場合におけるサイドミラーSの模式図である。図4(a)の検出情報Aは、検出対象である歩行者Tを示すアイコンである。
このようにすることで、表示装置1は、サイドミラーSを挟んで運転席の反対側に検出対象が存在することを運転者Uに知らせることができる。そのため、表示装置1は、運転者Uに車両Vの前方における運転者Uが直接視認しにくい領域に対する視認を補助することができる。
表示制御部141は、表示部12がサイドミラーSの筐体に設けられたLED(Light Emitting Diode)ライトである場合、センサ11が検出対象を検出すると、検出情報としてLEDライトを発光させる。図4(b)は、サイドミラーSの筐体にLEDライトである表示部12aが設けられたサイドミラーSを示す模式図である。このようにすることで、表示装置1を簡易な構成で製造することができるので、表示装置1を製造する事業者は、表示装置1の製造コストを低減することができる。
車両VがサイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に向かう場合、運転者Uの死角となる領域Bは、車両Vの移動に合わせて変化する。検出対象である歩行者T又は自転車が、車両Vの移動に合わせて変化する領域B内に留まる場合、運転者Uは、検出対象を見ることができない状態が継続するので、車両Vの運転にはより注意を要する。
そこで、表示制御部141は、車両VがサイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に向かう場合、検出情報を表示部12に表示させる。例えば、表示制御部141は、車両Vの進行する進行経路を推定し、推定した進行経路がサイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に向かう経路である場合、検出情報を表示させる。具体的には、表示制御部141は、車両Vの方向指示器を操作するスイッチの状態に基づいて、車両Vの進行経路を推定する。より具体的には、表示制御部141は、方向指示器を操作するスイッチの状態が、方向指示器に右折を表示させる状態である場合、車両Vの進行経路がサイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に進行する経路であると推定する。
図5は、検出情報を表示する処理のフローチャートである。図5を参照しながら、検出情報を表示する処理の流れを説明する。センサ11は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に存在する検出対象を検出する(ステップS1)。表示制御部141は、車両VがサイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に向かうか否かを判定する(ステップS2)。表示制御部141は、車両VがサイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に向かわないと判定すると(ステップS2でNo)、処理を終了する。
表示制御部141は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に向かうと判定すると(ステップS2でYes)、検出対象を検出したことを示す検出情報を表示部12に表示させる(ステップS3)。このようにすることで、表示装置1は、車両Vと歩行者T又は自転車とが接触する事故が発生しやすい車両Vの右折時に、運転者Uの死角となる領域Bに検出対象が存在することを表示することができる。そのため、表示装置1は、運転者Uが車両Vを右折させようとする場合に、車両Vの前方の視認を補助することができる。
検出対象が車両Vの進行方向に近づく場合、車両Vの移動が継続すると検出対象が車両Vに接触する蓋然性が高くなる。この場合、運転者Uに対して検出対象が車両Vに接触する蓋然性が高いことを知らせ、検出対象が車両Vに接触しないようにする運転操作を促す。具体的には、表示装置1は、検出対象が車両Vに近づくと推定すると、車両Vを減速させることを示すための注意情報を表示する。以下、より詳細に説明する。
推定部142は、センサ11が検出した検出対象の移動状態を推定する。推定部142は、センサ11が検出した検出対象と車両Vとの距離の変化に基づいて、車両Vと検出対象との相対的な移動状態を推定する。具体的には、推定部142は、センサ11が検出した距離が時間経過とともに短くなる場合、検出対象が車両Vに近づく状態であると推定する。より具体的には、推定部142は、センサ11が第1時刻において検出した距離が、第1時刻より前の第2時刻において検出した距離よりも短い場合、検出対象が車両Vに近づいていると推定する。
表示制御部141は、推定部142により検出対象が車両Vに近づく状態であると推定された場合、車両Vを減速させることを示すための注意情報を表示させる。具体的には、表示制御部141は、推定部142が、特定した距離が時間経過とともに短くなると推定した場合、注意情報として、ブレーキを踏むことを促す情報を表示させる。
注意情報は、例えば、車両Vを減速させることを示すためのテキスト、マーク、アイコンなどである。また、表示制御部141は、検出情報をより強調して表示させることにより、注意情報として表示させてもよい。例えば、表示部12がサイドミラーSの鏡面に検出情報を表示する場合、表示制御部141は、検出情報をより明るくして表示させる。
図6は、注意情報を表示する処理のフローチャートである。図6を参照しながら、注意情報を表示する処理の流れを説明する。まず、センサ11は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に存在する検出対象を検出する(ステップS11)。続いて、推定部142は、センサ11が検出した検出対象の移動状態を推定する(ステップS12)。
表示制御部141は、推定部142が推定した移動状態が、検出対象が車両Vに近づく移動状態であるか否かを判定する(ステップS13)。表示制御部141は、検出対象が車両Vに近づく移動状態あると判定した場合(ステップS13でYes)、注意情報を表示する(ステップS14)。表示制御部141は、検出対象が車両Vに近づく移動状態ではない判定した場合(ステップS13でNo)、検出情報を表示する(ステップS15)。
このようにすることで、表示装置1は、運転者Uに対して車両Vを減速させるための運転操作を促すことができる。
表示制御部141は、推定部142が推定した移動状態を示す態様で、検出情報を表示部12に表示させてもよい。例えば、表示制御部141は、推定部142により検出対象が車両Vに近づく状態であると推定された場合、検出対象が車両Vに近づく状態であることを示す態様で検出情報を表示させる。具体的には、表示制御部141は、検出情報としてアイコンを表示させる場合、近づいていない場合に表示させるアイコンよりも大きなアイコンを表示させる。このようにすることで、運転者Uは、検出対象が車両Vに近づいているのか否かを容易に把握することができる。そのため、運転者Uは、検出対象に対処するための運転操作がしやすくなる。
検出対象を検出した場合、サイドミラーSに設けられた表示部12に表示させるだけでなく、検出対象を検出したことを音で知らせるとより効果的に注意を促すことができる。そこで、出力制御部143は、センサ11が検出対象を検出した場合、検出対象を検出したことを示す音を車両Vの車室に設けられた音出力部に出力させる。音出力部は、例えばスピーカー、又はブザーである。
このようにすることで、表示装置1は、車両Vの運転者Uに対し、検出対象を検出したことをサイドミラーSの表示部12に表示させるだけでなく、車両Vの車室に設けられた音出力部を用いて、検出対象を検出したことを音で知らせることができる。そのため、表示装置1は、運転者Uに、車両Vの前方に対する注意をより強く促すことができる。
なお、出力制御部143は、音出力部に、音出力部が出力する音の音量を変化させてもよい。例えば、出力制御部143は、センサ11が検出した検出対象と車両Vとの距離が近いほど出力する音の音量を大きくさせる。また、出力制御部143は、推定部142が推定した推定結果に応じて、音出力部が出力する音の音量を変化させてもよい。例えば、出力制御部143は、推定部142により推定された検出対象の移動状態が、車両Vに近づく移動状態である場合、車両Vから遠ざかる移動状態である場合よりも出力する音の音量を大きくさせる。このようにすることで、表示装置1は、音量の変化により車両Vの前方に対する注意をユーザUに促す度合いを変えることができる。
[第1の実施の形態に係る表示装置1の効果]
以上説明したとおり、表示装置1は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側に、検出対象を検出したことを示す検出情報を、車両Vの運転席側に設けられたサイドミラーSに設けられた表示部12に表示する。そのため、表示装置1は、死角となる領域Bに検出対象である歩行者T又は自転車が存在すること運転者Uに知らせることができる。そのため、表示装置1は、運転者Uが、車両Vの前方を視認することを補助できる。
<第2の実施の形態>
運転者Uが、運転者Uの死角となる領域Bの風景を見ることができれば、死角となる領域Bの状況に合わせた運転操作をしやすくなる。そこで、第2の実施の形態に係る表示装置1は、運転者Uの死角となる領域Bを撮像した撮像画像に基づいて、領域Bに存在する検出対象を検出する。そして、表示装置1は、検出対象を検出すると、検出対象を含む撮像画像を検出情報として表示する。以下、第2の実施の形態に係る表示装置1について、第1の実施の形態と異なる点について説明し、同様の点については適宜省略する。
図7は、第2の実施の形態に係る表示装置1の機能構成を示す図である。第2の実施の形態に係る表示装置1は、第1の実施の形態に係る表示装置1が備えるセンサ11に替えて、撮像部15を備える。
撮像部15は、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席の反対側を撮像した撮像画像を生成する。例えば、撮像部15は、サイドミラーSの左右両端部それぞれを始点として、運転席から遠ざかる方向に引いた半直線で囲まれる領域を撮像した撮像画像を生成する。より具体的には、撮像部15は、サイドミラーSにより作られる、車両Vの運転者Uの死角となる領域を撮像した撮像画像を生成する。
制御部14は、記憶部13に記憶されたプログラムを実行することにより、検出部144としての機能を実現する。検出部144は、撮像部15が生成した撮像画像に含まれる検出対象を検出する。検出部144が撮像画像に含まれる検出対象を検出する方法は、既知の画像認識技術を用いることができる。
表示制御部141は、検出部144が検出対象を検出すると、撮像部15が生成した撮像画像を検出情報として表示部12に表示させる。例えば、表示制御部141は、サイドミラーSの鏡面に、撮像画像を重畳させて表示させる。図8は、鏡面に撮像画像を表示させたサイドミラーSの模式図である。図8に示すように、表示部12は、車両Vの運転席側のサイドミラーSに、運転者Uの死角となる領域Bを撮像した撮像画像を検出情報Aとして表示する。このようにすることで、運転者Uは、運転者Uの死角となる領域Bに存在する検出対象の周辺の状況を把握しやすくなるので、領域Bに存在する検出対象の周辺の状況に対処するための運転操作が容易になる。
(変形例)
撮像画像をサイドミラーSに表示することで領域Bの状況を把握しやすくなるが、領域Mの状況を把握しづらくなる場合がある。そこで、表示装置1は、撮像画像に替えて、検出した検出対象の種別を示す態様で検出情報を表示する。具体的には、検出部144は、撮像画像に含まれる検出対象の種別を特定する。検出対象の種別は、例えば、人、自転車などの車両、動物、道路上の物体である。そして、表示制御部141は、検出した検出対象の種別を示す態様で、検出情報を表示させる。
表示制御部141は、検出対象の種別を示すアイコンを検出情報として表示部12に表示させる。具体的には、表示制御部141は、検出部144が撮像画像に含まれる検出対象の種別が歩行者であると特定した場合、歩行者を示すアイコンを表示部12に表示させる。
このようにすることで、表示装置1は、検出した検出対象の種別を運転者Uに知らせることができる。そのため、運転者Uは、検出対象の種別を把握できるので、検出対象の種別に応じた運転操作が容易になる。
[第2の実施の形態に係る表示装置1の効果]
以上説明したとおり、表示装置1は、サイドミラーSを挟んで車両Vの反対側を撮像した撮像画像に含まれる検出対象を検出すると、サイドミラーSを挟んで車両Vの反対側に存在する検出対象を含む撮像画像をサイドミラーSに設けられた表示部12に表示する。このようにすることで、運転者Uは、運転者Uの死角となる領域Bに存在する検出対象の周辺の状況を把握しやすくなるので、領域Bに存在する検出対象の周辺の状況に対処するための運転操作が容易になる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態に係る表示装置1は、第1の実施の形態に係る表示装置1の構成と、第2の実施の形態に係る表示装置1の構成とを共に備える。この場合、表示装置1は、センサ11又は検出部144の少なくともいずれか一方が検出対象を検出すると、検出情報を表示する。このように、表示装置1は、2つの方法で検出対象を検出することにより、いずれか一方のみで検出対象を検出する場合よりも、検出対象を検出する確実性を高めることができる。そのため、表示装置1は、領域Bに検出対象が存在するのにもかかわらず、検出対象を検出できない検出漏れを抑制できる。
また、表示装置1は、センサ11及び検出部144の両方が検出対象を検出した場合、領域Bに検出対象が存在する蓋然性が高いとみなせるので、一方のみで検出した場合よりも、強調した表示態様で検出情報を表示する。このようにすることで、表示装置1は、検出対象が存在する蓋然性が高い場合に、運転者Uの前方に対する注意をより強く促すことができる。
[第3の実施の形態に係る表示装置1の効果]
以上説明したとおり、表示装置1は、第1の実施の形態に係る表示装置1の構成と、第2の実施の形態に係る表示装置1の構成とを共に備える。このようにすることで、表示装置1は、いずれか一方の実施の形態の構成のみを備える場合よりも、検出対象を検出する確実性を高めることができるので、検出対象を検出できない検出漏れを抑制できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、実施の形態においては、ハンドルが右側に取り付けられたいわゆる右ハンドル車の場合を説明したが、左ハンドル車に関しても本発明は容易に適用できる。また、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、表示装置1は、車両Vの車室に設けられた音出力部のみを備え、サイドミラーSを挟んで車両Vの運転席に存在する検出対象を検出すると、検出対象を検出したことを示す音を出力する音出力装置であってもよい。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 表示装置
11 センサ
12 表示部
13 記憶部
14 制御部
15 撮像部
141 表示制御部
142 推定部
143 出力制御部
144 検出部
S サイドミラー
T 歩行者
U 運転者
V 車両

Claims (6)

  1. 車両用の表示装置であって、
    前記車両の運転席側のサイドミラーに設けられた表示部と、
    前記サイドミラーの左右両端部それぞれを始点とし、各始点から前記車両の進行方向前方へ延ばした2つの半直線で囲まれる領域を撮像した撮像画像を生成する撮像部と、
    前記撮像画像に含まれる、前記サイドミラーを挟んで前記車両の運転席の反対側に存在する検出対象を検出する検出部と、
    前記検出部が前記検出対象を検出すると、前記検出対象を検出したことを示す検出情報として前記撮像部が生成した前記撮像画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える表示装置。
  2. 前記表示制御部は、前記車両が前記サイドミラーを挟んで前記車両の運転席の反対側に向かって進行する場合、前記検出情報を前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示部は、前記サイドミラーの鏡面に前記検出情報を表示する、
    請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記検出部は、前記検出対象と前記車両との距離をさらに検出し、
    前記表示制御部は、前記検出部が検出した前記距離が短くなる場合、前記車両を減速させることを示す注意情報を表示させる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記検出部が検出した前記検出対象の移動状態を推定する推定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記推定部が推定した前記移動状態を示す態様で、前記検出情報を前記表示部に表示させる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記検出部が前記検出対象を検出した場合、前記検出対象を検出したことを示す音を前記車両に設けられた音出力部に出力させる出力制御部をさらに備える、
    請求項1からのいずれか一項に記載の表示装置。
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