JP7264848B2 - クローラ、及び車両 - Google Patents

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本開示は、クローラ、及び車両に関する。
主として不整地での車両の移動を円滑に行うための装置として、無限軌道が広く実用化されている。無限軌道は、車両の幅方向両側に設けられた起動輪、誘導輪、転輪に巻回されるベルト状をなしており、起動輪によって駆動されることで巻回方向に転動する。従来、無限軌道は金属によって構成されていた一方、近年では、軽量化や低コスト化を目的として、これをゴムによって構成する例が増えている。この種の無限軌道は、クローラ(又はゴムクローラ)と呼ばれる。
クローラの具体例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載されたクローラは、上記巻回方向に延びるとともに、車両の幅方向に配列された複数のスチールコードと、スチールコードの両端部に取り付けられたカシメ部と、このカシメ部を脱落不能に保持する芯金と、を有するユニットを複数有している。複数のユニットが連結ピンによって連結されることで、環状のクローラが形成されている。芯金にはカシメ部を収容する溝と、この溝の端部を閉塞するように突出することでカシメ部の端部と係合する爪部(アンカー部)が設けられている。これにより、カシメ部及びスチールコードが芯金によって保持されている。
カナダ特許出願公開第2992866号明細書
しかしながら、上記のように芯金の爪部のみによってカシメ部を保持する構成を採る場合、爪部とカシメ部とが当接する面積が十分に確保できない。これにより、両者の間の面圧が高まり、カシメ部の変形や、芯金からの脱落を招く虞がある。その結果、クローラ、及びこれを備える車両の安定的な運用に影響が及んでしまう。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、より安定的に運用することが可能なクローラ、及び車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係るクローラは、車体の幅方向両側にそれぞれ設けられた起動輪、誘導輪、及び転輪に巻回され、前記起動輪によって前記巻回方向に転動するクローラであって、前記巻回方向に延びるとともに、前記幅方向に配列され、前記巻回方向に複数が設けられたスチールコードと、前記スチールコードの両端部に取り付けられ、該スチールコードよりも大きな外径を有するカシメ部と、前記スチールコードが挿通されるとともに、前記カシメ部よりも小さな内径を有する複数の挿通孔が形成されたプレートと、前記プレート、及び前記カシメ部が互いに当接した状態で、前記端部側から脱落不能に保持するチャック部が形成された芯金と、前記スチールコード、前記プレート、前記カシメ部、及び前記芯金を覆うとともに、前記巻回方向に分割された複数の履板を形成するゴム部と、前記巻回方向に隣り合う一対の前記芯金同士を連結する連結部と、を備える。
本開示によれば、より安定的に運用することが可能なクローラ、及び車両を提供することができる。
本開示の実施形態に係る車両の側面図である。 本開示の実施形態に係るクローラの接続部における内部構成を示す横断面図である。 本開示の実施形態に係るクローラの接続部における内部構成を示す縦断面図である。 本開示の実施形態に係るカシメ部とプレートの当接状態を示す説明図である。
(車両の構成)
以下、本開示の実施形態に係る車両100、及びクローラ2について、図1から図3を参照して説明する。車両100は、主として不整地を移動することを目的として用いられる輸送機械である。図1に示すように、車両100は、車体1と、クローラ2と、を備えている。
車体1は、乗員や荷物等を収容する車体上部1Aと、エンジンや変速機等が収容される車体下部1Bと、車体下部1Bの幅方向両側に設けられた複数の車輪と、を有している。より具体的には、車体下部1Bには、それぞれ1つの起動輪11と、1つの誘導輪12と、複数(一例として5つ)の下部転輪13Aと、複数(一例として5つ)の上部転輪13Bと、が設けられている。起動輪11は、車体下部1Bの前方側の端部に取り付けられている。起動輪11は、後述するクローラ2に係合する複数の爪を有している。起動輪11は、エンジンから伝達された動力によって車両100の幅方向に延びる回転軸回りに回転駆動される。なお、以降の説明では、車両100の幅方向を単に「幅方向」と呼ぶ。
誘導輪12は、車体下部1Bにおける起動輪11とは反対側の端部に設けられている。誘導輪12は、幅方向に延びる回転軸回りに回転自在とされている。言い換えると、誘導輪12には動力は与えられない。下部転輪13Aは、車体下部1Bの下部に設けられ、車体1の荷重を支持しつつ、幅方向に延びる回転軸回りに回転自在とされている。上部転輪13Bは、クローラ2の垂れ下がりを防止するため、下部転輪13Aの上方であって、起動輪11と誘導輪12との間に設けられている。
(クローラの構成)
これら起動輪11、誘導輪12、下部転輪13A、及び上部転輪13Bには、無限軌道としてのクローラ2が外側から囲むようにして巻回されている。より具体的には、クローラ2は、起動輪11から上部転輪13Bを経て誘導輪12に向かって延びるとともに、誘導輪12から下部転輪13Aを経て起動輪11まで延びている。以降の説明では、このクローラ2の延びる方向を「巻回方向」と呼ぶ。
クローラ2は、主としてゴムによって形成された複数の履板31を有している。クローラ2は、幅方向に直交する面内で自在に湾曲することが可能とされている。起動輪11の爪がクローラ2に係合した状態で当該起動輪11を回転させることによって当該クローラ2に駆動力を与えられる。つまり、クローラ2は、巻回方向におけるいずれか一方側に向かって転動する。なお、クローラ2の駆動方式は上記に限定されず、例えば下部転輪13A又は上部転輪13Bによって駆動される方式を採ることも可能である。また、誘導輪12を備えない構成を採ることも可能である。
クローラ2は、一例として巻回方向における中途位置で複数に分割されている。つまり、一定の単位長さを有する複数のユニットを連結することで、環状のクローラ2が形成されている。なお、連続する1つのユニットの両端部同士を接続することで環状のクローラ2を構成してもよい。図2及び図3を参照して、クローラ2の接続部における内部構成について説明する。図2に示すように、クローラ2は、スチールコード21と、カシメ部22と、プレート23と、芯金24と、ゴム部3と、連結部4と、を有している。
スチールコード21は、一例として直径4mm程度の鉄製の編み込みワイヤである。スチールコード21は、巻回方向に延びるとともに、車両100の幅方向に間隔をあけて複数配列されている。これらスチールコード21のそれぞれの端部には、カシメ部22が設けられている。カシメ部22は、スチールコード21を外周側から覆う筒状をなしており、その外径は一例として8mm程度である。つまり、カシメ部22は、スチールコード21よりも大きな外径を有している。なお、カシメ部22は、スチールコード21に対して周方向の全域からカシメ固定されている。
このカシメ部22の基端側(つまり、スチールコード21の端部とは反対側)には、プレート23が設けられている。プレート23は、幅方向に延びる板状をなしている。プレート23には、それぞれ1つのスチールコード21が挿通される複数の挿通孔23hが形成されている。これら複数の挿通孔23hは、幅方向に間隔をあけて配列されている。挿通孔23hの内径は、カシメ部22の外径よりも小さく設定されている。プレート23は、カシメ部22に対して基端側から当接している。また、図3に示すように、幅方向及び巻回方向に直交する法線方向(つまり、クローラ2の厚さ方向)におけるプレート23の寸法は、当該厚さ方向におけるカシメ部22の寸法と同等か又は大きく設定されている。
これらカシメ部22、及びプレート23は、互いに当接した状態で芯金24によって一体に保持されている。芯金24は、芯金本体24Aと、チャック部25と、を有している。図2に示すように、芯金本体24Aは、幅方向に広がる板状をなしている。芯金本体24Aにおけるスチールコード21が位置する側には、チャック部25が設けられている。
図3に示すように、チャック部25は、収容溝25sと、爪部25cと、キャビティCと、を有している。収容溝25sは、芯金本体24Aを幅方向に貫通する溝である。収容溝25s内には、上述のカシメ部22が収容されている。クローラ2の厚さ方向における収容溝25sの寸法は、カシメ部22の外径と同等である。つまり、カシメ部22は、収容溝25sに嵌め込んで保持された状態とされている。これにより、収容溝25s内でカシメ部22が傾いたり、両者の当接状態が不安定になったりすることによるカシメ部22の変形が抑制される。
収容溝25sにおけるカシメ部22とは反対側には、爪部25cが設けられている。爪部25cは、クローラ2の厚さ方向両側に1つずつ設けられている。爪部25cは、プレート23に対して当該反対側から当接している。これにより、カシメ部22、及びプレート23が収容溝25sから脱落不能に保持されている。
収容溝25sと爪部25cとの間には、キャビティCが形成されている。キャビティCは、収容溝25sの端部からクローラ2の厚さ方向両側に向かって凹む空間である。幅方向から見て、キャビティCの底面は円弧状に湾曲している。
このように構成されたスチールコード21、カシメ部22、プレート23、及び芯金24は、外側からゴム部3によって覆われている。ゴム部3は、巻回方向に並ぶ複数の履板31を形成している。
さらに、上記の芯金本体24Aは、巻回方向に隣接する他の芯金本体24Aに対して連結部4を介して連結されている。図2に示すように、連結部4は、連結部本体41と、ピン42と、を有している。連結部本体41は板状をなしており、幅方向に間隔をあけて複数(例として4つ)設けられている。連結部本体41は、芯金本体24Aに対してピン42によって接続されている。ピン42は、幅方向に延びる回動軸Acに沿って延びている。つまり、連結部本体41は、回動軸Ac回りに回動自在である。
(作用効果)
次いで、車両100、及びクローラ2の動作について説明する。車両100を移動させるためには、まずエンジンによって起動輪11を回転駆動する。起動輪11の爪がクローラ2に係合した状態で当該起動輪11を回転させることによって当該クローラ2に駆動力を与えられる。これにより、クローラ2は、巻回方向におけるいずれか一方側に向かって転動する。これにより、車両100には推進力が与えられる。
ここで、例えば上述の爪部25cのみによってカシメ部22を保持する構成を考える。この場合、爪部25cとカシメ部22とが当接する面積が十分に確保できない。具体的には、カシメ部22と爪部25cは、クローラ2の厚さ方向における両側の領域A´のみで当接した状態となる(図4中の破線よりも外周側の領域)。これにより、両者の間の面圧が高まり、カシメ部22の変形や、芯金24からの脱落を招く虞がある。その結果、クローラ2、及びこれを備える車両100の安定的な運用に影響が及んでしまう。
しかしながら、本実施形態の構成によれば、スチールコード21に設けられたカシメ部は、プレート23に対して当接した状態となっている。さらに、このプレート23は、芯金24のチャック部25によって脱落不能に保持されている。これにより、スチールコード21を芯金24に対して強固に固定することができる。さらに、上述のようにクローラ2の厚さ方向におけるプレート23の寸法がカシメ部22の外径よりも大きい。したがって、カシメ部22は、プレート23に形成された挿通孔23hの周縁に対して全周から当接している(図4中の領域A:上述の領域A´を含む環状の領域)。このため、例えば、プレート23を設けずにカシメ部22をチャック部25のみによって直接保持する構成に比べて、カシメ部22における押圧面積を大きく確保することができる。つまり、カシメ部22とプレート23との間の面圧を小さく抑えることができる。その結果、カシメ部22に変形や脱落が生じる可能性を低減することができる。
さらに、上記構成によれば、カシメ部22が収容溝25sに収容された状態で、爪部25cがプレート23に係合することで、これらカシメ部22及びプレート23を芯金24に対してより強固に固定することができる。
ここで、クローラ2の転動中には、スチールコード21に対して大きな引っ張り応力が生じる。この引っ張り応力はカシメ部22及びプレート23を介して芯金24にも伝わるため、当該芯金24が変形する虞がある。しかしながら、上記の構成によれば、収容溝25sと爪部25cとの間にキャビティCが設けられている。これにより、上述の引っ張り応力が芯金24に伝わった場合であっても、キャビティCによって当該応力を逃がすことができる。さらに、キャビティCの底面が円弧状に湾曲していることから、局所的な応力集中を回避することもできる。
また、上記構成によれば、カシメ部22が収容溝25s内に保持されている。これにより、スチールコード21に引っ張り応力が生じた場合に、カシメ部22が芯金24から脱落する可能性をさらに低減することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、上記実施形態では連結部4として、板状の連結部本体41とピン42を用いた構成を説明した。しかしながら、連結部4の態様は当該構成に限られず、設計や仕様に応じて適宜異なる構成を採ることが可能である。
<付記>
各実施形態に記載のクローラ、及び車両は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係るクローラ2は、車体1の幅方向両側にそれぞれ設けられた複数の車輪に巻回され、該巻回方向に転動するクローラ2であって、前記巻回方向に延びるとともに、前記幅方向に複数配列されるスチールコード21と、前記スチールコード21の両端部に取り付けられ、該スチールコード21よりも大きな外径を有するカシメ部22と、前記スチールコード21が挿通されるとともに、前記カシメ部22よりも小さな内径を有する複数の挿通孔23hが形成されたプレート23と、前記プレート23、及び前記カシメ部22が互いに当接した状態で、前記端部側から脱落不能に保持するチャック部25が形成された芯金24と、前記スチールコード21、前記プレート23、前記カシメ部22、及び前記芯金24を覆うとともに、前記巻回方向に配列された複数の履板31を形成するゴム部3と、前記巻回方向に隣り合う一対の前記芯金24同士を連結する連結部4と、を備える。
上記構成によれば、カシメ部22は、プレート23に形成された挿通孔23hの周縁に対して全周から当接している。このため、例えば、プレート23を設けずにカシメ部22をチャック部25のみによって直接保持する構成に比べて、カシメ部22における押圧面積を大きく確保することができる。つまり、カシメ部22とプレート23との間の面圧を小さく抑えることができる。
(2)第2の態様に係るクローラ2では、前記チャック部25は、前記芯金24を前記幅方向に貫通することで前記カシメ部22を収容する収容溝25sと、前記収容溝25sにおける前記カシメ部22とは反対側に設けられ、前記プレート23に前記反対側から係合する一対の爪部25cと、を有する。
上記構成によれば、カシメ部22が収容溝25sに収容された状態で、爪部25cがプレート23に係合することで、これらカシメ部22及びプレート23を芯金24に対してより強固に固定することができる。
(3)第3の態様に係るクローラ2では、前記芯金24は、前記収容溝25sと前記爪部25cとの間に設けられ、前記幅方向及び前記巻回方向に直交する法線方向に凹むキャビティCをさらに有し、該キャビティCの底面は、前記幅方向から見て円弧状に湾曲している。
上記の構成によれば、引っ張り応力が芯金24に伝わった場合であっても、キャビティCによって当該応力を逃がすことができる。さらに、キャビティCの底面が円弧状に湾曲していることから、局所的な応力集中を回避することもできる。
(4)第4の態様に係るクローラ2では、前記幅方向及び前記巻回方向に直交する法線方向における前記収容溝25sの寸法は、前記カシメ部22と同等に設定されることで、該カシメ部22は前記収容溝25s内に嵌め込まれた状態で保持されている。
上記構成によれば、スチールコード21に引っ張り応力が生じた場合であっても、カシメ部22が芯金24から脱落する可能性をさらに低減することができる。
(5)第5の態様に係る車両100は、前記車体1と、前記起動輪11、前記誘導輪12、及び前記転輪(下部転輪13A,上部転輪13B)に巻回され、前記起動輪11によって前記巻回方向に転動するクローラ2と、を備える。
上記構成によれば、より強固に連結されたクローラ2を有することで、車両100をより安定的に運用することができる。
100 車両
1 車体
1A 車体上部
1B 車体下部
2 クローラ
3 ゴム部
4 連結部
11 起動輪
12 誘導輪
13A 下部転輪
13B 上部転輪
21 スチールコード
22 カシメ部
23 プレート
23h 挿通孔
24 芯金
24A 芯金本体
25 チャック部
25c 爪部
25s 収容溝
31 履板
41 連結部本体
42 ピン
Ac 回動軸

Claims (5)

  1. 車体の幅方向両側にそれぞれ設けられた複数の車輪に巻回され、該巻回方向に転動するクローラであって、
    前記巻回方向に延びるとともに、前記幅方向に複数配列されるスチールコードと、
    前記スチールコードの両端部に取り付けられ、該スチールコードよりも大きな外径を有するカシメ部と、
    前記スチールコードが挿通されるとともに、前記カシメ部よりも小さな内径を有する複数の挿通孔が形成されたプレートと、
    前記プレート、及び前記カシメ部が互いに当接した状態で、前記端部側から脱落不能に保持するチャック部が形成された芯金と、
    前記スチールコード、前記プレート、前記カシメ部、及び前記芯金を覆うとともに、前記巻回方向に配列された複数の履板を形成するゴム部と、
    前記巻回方向に隣り合う一対の前記芯金同士を連結する連結部と、
    を備えるクローラ。
  2. 前記チャック部は、
    前記芯金を前記幅方向に貫通することで前記カシメ部を収容する収容溝と、
    前記収容溝における前記カシメ部とは反対側に設けられ、前記プレートに前記反対側から係合する一対の爪部と、
    を有する請求項1に記載のクローラ。
  3. 前記芯金は、前記収容溝と前記爪部との間に設けられ、前記幅方向及び前記巻回方向に直交する法線方向に凹むキャビティをさらに有し、
    該キャビティの底面は、前記幅方向から見て円弧状に湾曲している請求項2に記載のクローラ。
  4. 前記幅方向及び前記巻回方向に直交する法線方向における前記収容溝の寸法は、前記カシメ部の外径寸法より小さく設定されることで、該カシメ部は前記収容溝内に嵌め込まれた状態で保持されている請求項2又は3に記載のクローラ。
  5. 前記車体と、
    前記起動輪、前記誘導輪、及び前記転輪に巻回され、前記起動輪によって前記巻回方向に転動する請求項1から4のいずれか一項に記載のクローラと、
    を備える車両。
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