JP7264558B1 - 無針注射器 - Google Patents

無針注射器 Download PDF

Info

Publication number
JP7264558B1
JP7264558B1 JP2022144920A JP2022144920A JP7264558B1 JP 7264558 B1 JP7264558 B1 JP 7264558B1 JP 2022144920 A JP2022144920 A JP 2022144920A JP 2022144920 A JP2022144920 A JP 2022144920A JP 7264558 B1 JP7264558 B1 JP 7264558B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
operating lever
pressing
gas
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022144920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2024040075A (ja
Inventor
学 羽澤
Original Assignee
株式会社三鷹ホールディングス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三鷹ホールディングス filed Critical 株式会社三鷹ホールディングス
Priority to JP2022144920A priority Critical patent/JP7264558B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7264558B1 publication Critical patent/JP7264558B1/ja
Priority to PCT/JP2023/033074 priority patent/WO2024058131A1/ja
Publication of JP2024040075A publication Critical patent/JP2024040075A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/30Syringes for injection by jet action, without needle, e.g. for use with replaceable ampoules or carpules
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】一定量の液を簡単な操作で複数回に分けて所定量ずつ連続的に投与でき、使用時の利便性の向上を図ることができる無針注射器を提供する。【解決手段】液収容体4の液20を押し出すプランジャー22を押圧する押圧部材18とピストン10がシリンダ28内に往復動可能に設けられている。ガス供給部14に充填されたガス12が、上側の第2操作レバー90の押し込みに連動するバルブ機構16の開動作によって気密空間42に流入し、ピストン10が移動して押圧部材18を押圧する。一定ストロークSに基づく液噴射が完了すると、ガス放出機構26により気密空間42内のガス12がケーシング8外に放出される。その後ピストン10と押圧部材18が復動し、押圧面変更機構24により、軸方向の位置が異なる複数の押圧面Pfを有する押圧部材18が所定角度回転され、押圧面Pfが変更される。【選択図】図1

Description

本発明は、容器の先端側から液(溶液の概念を含む)を噴射して皮下組織等に直接投与する無針注射器に関する。
無針注射器は、例えば、ノズル先端の噴射口を皮膚の表面に当接させた状態で噴射口から薬液を噴射させることで、皮膚の角質層や表皮細胞層などを貫通させ、皮下組織層などに薬液を投与するものである。このような無針注射器は、針を有していないために針による穿刺痛がなく、注射に対するイメ-ジ改善に大きく寄与している。特許文献1には、一対のハンドルを互いに近付くように回動させてメインスプリングを圧縮し、作動ボタンを押下してメインスプリングの圧縮状態を解除する構成の無針皮内注射装置が開示されている。メインスプリングの圧縮状態が解除されると、ハンマー(プランジャー)がスプリング圧で高速に移動して容器(アンプル)内の薬液をそのノズルから一気に噴射するようになっている。
特表2015-500131号公報
上記のように、従来においては、バネによる圧縮エネルギーを一気に解放してアンプル内の薬液を一度に全量投与する、いわゆる一回切り方式の使用形態となっている。ところで、薬液を投与する対象によっては、少量ずつ複数箇所に投与するのが望ましい場合がある。上記の従来方式でこれに対応しようとした場合、少量の薬液を収容したアンプルを複数個用意し、なお且つ、バネ圧縮動作、解除動作、アンプル交換という動作をその都度繰り返す必要があり、非常に面倒で煩わしい作業となる。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単かつコンパクトな構成でありながら、一定量の液を簡単な操作で複数回に分けて所定量ずつ連続的に投与でき、使用時の利便性の向上を図ることができる無針注射器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の無針注射器(2)は、先端側に液収容体(4)の装着部(6)を有する筒状のケーシング(8)と、ケーシング(8)内に該ケーシング(8)の軸方向に往復動可能に設けられたピストン(10)と、ケーシング(8)のピストン(10)よりも後端側に設けられ、ピストン(10)をケーシング(8)の先端側に向けて往動させるガス(12)を供給するガス供給部(14)と、ガス供給部(14)からのガス供給を開閉するバルブ機構(16)と、ケーシング(8)内のピストン(10)よりも先端側に軸方向に往復動可能に設けられ、軸方向の位置が段階的に異なる複数の押圧面(Pf1~Pf8)を有し、液収容体(4)内の液(20)を押し出すプランジャー(22)をピストン(10)の往動に伴ってケーシング(8)の先端側へ一定ストローク(S)押圧した後に復動される押圧部材(18)と、押圧部材(18)が復動される毎に押圧部材(18)を駆動して押圧面(Pf1~Pf8)を変更する押圧面変更機構(24)と、一定ストローク(S)の押圧動作が完了する毎にピストン(10)とガス供給部(14)間に滞留するガス(12)をケーシング(8)外へ放出させるガス放出機構(26)と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る無針注射器によれば、ガス圧によってピストンを移動させて液を噴射させ、押圧面を変更することにより連続的な液の噴射が段階的に行えるので、その都度アンプルを交換したりバネを圧縮したりする作業が不要となり、使用時の利便性の向上を図ることができる。
また、上記無針注射器(2)では、押圧部材(18)は、ケーシング(8)内に軸方向と平行な軸心回りに回転可能に設けられているとともに、複数の押圧面(Pf1~Pf8)が周方向に段階的に設けられた構成を有し、押圧面変更機構(24)は、押圧部材(18)に一体に設けられたラチェットギヤ(70)と、ケーシング(8)に設けられ、軸方向と交差する方向に移動可能な第1操作レバー(76)と、第1操作レバー(76)に設けられ、該第1操作レバー(76)の移動に伴ってラチェットギヤ(70)を所定角度回転させるラチェットレバー(78)と、ラチェットギヤ(70)の逆回転を止めるラチェット爪(80)と、を備えていることを特徴とする。これによれば、第1操作レバーを押し込んで離すだけの簡単な操作で押圧面を段階的に切り替えることができる。
また、上記無針注射器(2)では、ケーシング(8)に設けられ、軸方向と交差する方向に移動可能な第2操作レバー(90)を備え、バルブ機構(16)は、第2操作レバー(90)の移動に伴って開状態となり、第2操作レバー(90)の移動がさらに進むことによって閉状態となる構成を有していることを特徴とする。これによれば、ガス供給の開閉を第2操作レバーの押し込み操作だけで容易に行うことができる。
また、上記無針注射器(2)では、バルブ機構(16)が閉状態となった後に第2操作レバー(90)の移動がさらに進むことによってガス放出機構(26)が放出位置に設定されることを特徴とする。これによれば、第2操作レバーを押し込むだけの簡単な操作で所定のタイミングで使用済みのガスを放出させることができる。
また、上記無針注射器(2)では、第1操作レバー(76)と第2操作レバーと(90)が、ケーシング(8)の径方向で対向する位置に配置されているとともに、それぞれがケーシング(8)の外面に平行に配置され、且つ、それぞれが弾性部材(88、92)を介して径方向に押し込み可能であり、第1操作レバー(76)に対する弾性部材(88)の弾性力は、第2操作レバー(90)に対する弾性部材(92)の弾性力よりも小さく設定されていることを特徴とする。これによれば、単にケーシングを握り締めるだけの操作で、押圧面の変更からガス放出までの一連の動作を連続的に生じさせることができる。
また、上記無針注射器(2)では、ガス放出機構(26)によるガス放出後に、ピストン(10)を復動させる第1復動バネ(68)と、押圧部材(18)を復動させる第2復動バネ(74)と、を備え、ピストン(10)が押圧部材(18)よりも早く復動するように第1復動バネ(68)と第2復動バネ(74)の弾性力が設定されていることを特徴とする。これによれば、押圧部材の復動においてピストンの負荷が掛からず、第2復動バネの弾性力を必要以上に大きくすることを防止できる。
本発明によれば、一定量の液を簡単な操作で複数回に分けて所定量ずつ連続的に投与でき、使用時の利便性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る無針注射器の概要断面図である。 図1で示した無針注射器における押圧部材の斜視図である。 図2で示した押圧部材の軸方向から見た正面図である。 図2で示した押圧部材の複数の押圧面の展開図である。 図1のX-X線での一部省略の概要断面図である。 図1で示した無針注射器のバルブ機構が開いた状態の要部拡大断面図である。 図1に示す状態からプランジャーが一定ストローク押圧されて液が噴射された状態を示す概要断面図である。 図6に示す状態からバルブ機構が閉じてガス放出機構が開いた状態の要部拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る無針注射器2は、先端側(図の下端側)に液収容体4の装着部6を有する筒状のケーシング8と、ケーシング8内に該ケーシング8の軸方向(矢印Y方向)に往復動可能に設けられたピストン10と、ケーシング8のピストン10よりも後端側(矢印Y2側)に設けられ、ピストン10をケーシング8の先端側(矢印Y1側)に向けて往動させるためのガス12を供給するガス供給部14と、ガス供給部14からのガス供給を開閉する(ガス供給の有無を切り替える)バルブ機構16と、ケーシング8内のピストン10よりも先端側において軸方向に往復動可能に設けられ、軸方向の位置が段階的に異なる複数の押圧面Pfを有し、液収容体4内の液20を押し出すプランジャー22をピストン10の往動に伴ってケーシング8の先端側へ一定ストローク押圧した後に復動される押圧部材18と、押圧部材18が復動される毎に押圧部材18を駆動して押圧面Pfを変更する押圧面変更機構24と、一定ストロークの押圧動作が完了する毎にピストン10とガス供給部14間に滞留するガス12をケーシング8外へ放出させるガス放出機構26と、を備えている。
ケーシング8は、軸方向の各位置における内部の断面形状が異なるシリンダ28と、シリンダ28の外面を覆うカバー30と、を備えている。無針注射器2のサイズは、二点鎖線で示すように片手(ここでは右手)32で掴める大きさである。ここでは右手を表示しているが左手での使用も同様である。本実施形態では、一例として、ケーシング8のカバー30は合成樹脂材で形成することができ、それ以外は金属材で形成することができるが、これに限らず、全体の主要部分をすべて合成樹脂材で形成することなども可能である。
ケーシング8の先端側と後端側にはそれぞれ、シリンダ28の両端開口を封止するように先端ブロック34とこれよりも薄肉の後端ブロック36とが配置されており、先端ブロック34に液収容体4の装着部6が形成されている。液収容体4は、使用目的の液20が収容された容器38と、容器38の液20を押し出して先端のノズル38aから噴射させるプランジャー22と、を備えている。装着部6は、容器38の後端部をネジ込んだり圧入して固定する固定部6aと、プランジャー22をシリンダ28内に挿入するための挿入孔6bと、を備えている。
ガス供給部14は、シリンダ28の後端側に、前壁40と後壁としての後端ブロック36とで区画された気密空間であり、前壁40にはガス供給口14aが形成され、後端ブロック36にはガス充填口14bが形成されている。ガス供給部14にはガス充填口14bを介して不図示のガスボンベからガス12が充填される。ピストン10と前壁40との間の気密空間42は、ガス12の作動空間となっている。
バルブ機構16は、ガス供給口14aを開閉する開閉バルブ44と、気密空間42内に回動可能に支持された揺動部材46と、後述する第2操作レバー90に固定され、開閉バルブ44が開くように揺動部材46を回動させる駆動ロッド48と、を備えている。開閉バルブ44は、ガス供給口14aを気密状態に塞ぐバルブ本体50と、ガス供給部14内に固定され、バルブ本体50の軸部50aをケーシング8の軸方向に摺動自在に支持する支持プレート52と、ガス供給口14aを塞ぐ方向にバルブ本体50を付勢するバネ54と、を備えている。バルブ本体50とガス供給口14aとの間は不図示のシール部材でシールされている。
ガス放出機構26は、気密空間42の側壁28aに形成されたガス排出口28a-1と、ガス排出口28a-1を気密空間42の内側から開閉する開閉バルブ56と、第2操作レバー90に固定され、開閉バルブ56が開くように押圧する駆動ロッド58と、を備えている。当該部位の拡大図である図6に示すように、開閉バルブ56は、ガス排出口28a-1を気密状態に塞ぐバルブ本体60と、気密空間42の内壁に固定され、バルブ本体60の軸部60aをケーシング8の軸方向と直交する方向に摺動自在に支持する支持プレート62と、ガス排出口28a-1を塞ぐ方向にバルブ本体60を付勢するバネ64と、を備えている。バルブ本体60とガス排出口28a-1との間は不図示のシール部材でシールされている。
図1に示すように、ピストン10とシリンダ28内に固定されたブロック66との間には、ガス放出機構26によるガス放出後にピストン10を復動させる第1復動バネ68が配置されている。
押圧部材18は、ケーシング8内に軸方向と平行な軸心Ac回りに回転可能に設けられているとともに、複数の押圧面Pfが周方向に段階的(螺旋階段状)に設けられた構成を有している。押圧部材18の先端側にはバネ収容孔18aが形成され、後端側にはラチェットギヤ70が一体に形成されている。先端ブロック34の内面34aには円柱状のバネ座72が固定されており、図1に示す押圧部材18の復動位置P1でバネ座72の一部がバネ収容孔18aに進入した状態となっている。バネ収容孔18aには押圧部材18を復動位置P1に復動させる第2復動バネ74が配置されている。先端ブロック34の内面34aと押圧部材18の先端面18bとの距離Sが、押圧部材18の往復動時の一定ストロークである。以下ではこれを一定ストロークSと記載する。
図2及び図3に示すように、押圧部材18は、大径部18Aとこの大径部18Aの中心を貫通するように延びる小径部18Bとからなり、大径部18Aに軸方向の位置が異なる押圧面Pf1~Pf8が段階的に螺旋階段状に形成されている。すなわち、各押圧面Pf1~Pf8は軸方向に寸法tずつ位置がずれながら周方向に変位するように形成されている。小径部18Bの後端部にラチェットギヤ70が一体に形成されている。
図4は、大径部18Aの各押圧面Pf1~Pf8を平面的に展開した図である。液収容体4を装着するときは、押圧部材18はその先端面18bから軸方向後端側(矢印Y2側)に最も離れた押圧面Pf8がプランジャー22に対向するように設定される。押圧面変更機構24により押圧部材18が所定角度θ(ここでは45°)ずつ図3に示す時計回り方向(矢印R方向)に回転する毎に押圧面Pfが寸法tずつケーシング8の先端側へ変位し、最終的に押圧面Pf1でプランジャー22が押圧されることにより、液収容体4内の液20を全て使い切ることになる。本実施形態では押圧面Pfの数を8としているが、この数は液20の種類及び使用目的に応じて適宜変化する。
図1及び図5を参照して、押圧面変更機構24の構成を説明する。図5に示すように、押圧面変更機構24は、押圧部材18に一体に設けられたラチェットギヤ70と、ケーシング8に設けられ、軸方向と交差(ここでは直交)する方向に移動可能な第1操作レバー76と、第1操作レバー76に設けられ、該第1操作レバー76の押し込み移動に伴ってラチェットギヤ70を所定角度回転させるラチェットレバー78と、ラチェットギヤ70の逆回転を止めるラチェット爪80と、を備えている。
第1操作レバー76は断面略コ字状に形成されており、底面76aはケーシング8の外面であるカバー30に沿って略面一となるように配置されている。第1操作レバー76の内方凸部76bにラチェットレバー78が回動自在に設けられ、板バネ82でラチェットギヤ70側へ付勢されている。ラチェット爪80はケーシング8の内部に固定された支持片84に回動自在に設けられ、バネ86でラチェットギヤ70側へ付勢されている。図1に示すように、ケーシング8の第1操作レバー76に対応する部分には凹部が形成され、第1操作レバー76とケーシング8との間に配置された2つのコイルバネ(弾性部材)88により第1操作レバー76は押し込み操作後に復帰するようになっている。
例えば、片手32の中指、薬指及び小指を第1操作レバー76にあてがい、ケーシング8の径方向内方に押し込むと、ラチェットギヤ70と共に押圧部材18が45°回転し、押圧面Pfが隣り合う押圧面Pfに切り替えられる。第1操作レバー76を押し込んで離す動作を繰り返すことにより、押圧面Pf8~Pf1を段階的に切り替えることができる。
図1に示すように、無針注射器2は、ケーシング8に設けられ、軸方向と交差(ここでは直交)する方向に移動可能な第2操作レバー90を備えている。第2操作レバー90は、バルブ機構16とガス放出機構26を動作させる部材で、ケーシング8の径方向で第1操作レバー76と対向する位置に配置されている。第2操作レバー90も第1操作レバー76と同様に、ケーシング8の外面であるカバー30に平行に且つ面一となるように配置されている。ケーシング8の第2操作レバー90に対応する部分には凹部が形成され、第2操作レバー90とケーシング8との間に配置された2つのコイルバネ(弾性部材)92により第2操作レバー90は押し込み操作後に復帰するようになっている。第2操作レバー90は片手32の親指または親指の付け根の腹の部分で押し込むことができる。なお、第1操作レバー76に対するコイルバネ88の弾性力は、第2操作レバー90に対するコイルバネ92の弾性力よりも小さく設定されている。
図6乃至図8を参照して、第2操作レバー90の押し込み操作(移動)によるバルブ機構16とガス放出機構26の動作等について説明する。
図6に示すように、バルブ機構16の揺動部材46は、バルブ本体50に対応する凸部46aと駆動ロッド48に対応する凸部46bとを備え、軸94で回動可能に設けられている。第2操作レバー90が押し込まれると、駆動ロッド48の先端凸部48aが凸部46bに当接し、これにより揺動部材46は反時計回り方向に回動し、凸部46aがバルブ本体50を押圧する。この押圧によってバルブ本体50が図中上方に変位し、ガス供給口14aが開いてガス供給部14からガス12が気密空間42に供給される。この状態ではまだガス放出機構26は動作しない。すなわち、ガス放出機構26の駆動ロッド58がバルブ本体60に当たっていない。
ガス供給部14から気密空間42にガス12が供給されると、図7に示すように、ガス12の圧力でピストン10がケーシング8の先端側へ押されて移動(往動)し、押圧部材18の後端に弾発的に当接して押圧部材18を先端側へ移動させる。押圧部材18はその先端面18bが先端ブロック34の内面34aに突き当たるまで瞬発的に移動(往動)し、これにより、プランジャー22が押圧面Pfで一定ストロークSにより高速で押し込まれ、この一定ストロークSに対応した量の液20がノズル38aから噴射される。
上記の一定ストロークSに基づく液20の噴射動作は、図6に示すように、バルブ機構16の駆動ロッド48が揺動部材46を回動させてガス供給口14aが開くと同時に行われる。第2操作レバー90がさらに押し込まれて駆動ロッド48がさらに移動すると、図8に示すように、揺動部材46の凸部46bが駆動ロッド48の凹部48bに対応し、揺動部材46は時計回り方向に回動してバルブ本体50がガス供給口14aを塞ぐ。バルブ本体50によるガス供給口14aの開閉は僅かな時間内で連続的になされる。すなわち、バルブ機構16は、第2操作レバー90の移動に伴って開状態となり、第2操作レバー90の移動がさらに進むことによって閉状態となる構成を有している。
第2操作レバー90の押し込み移動がさらに進むと、上記の一定ストロークSに基づく液20の噴射動作が完了するタイミングで、ガス放出機構26の駆動ロッド58がバルブ本体60を押圧し、ガス排出口28a-1が開き、気密空間42に滞留していたガス12、換言すればピストン10を往動させたガス12がケーシング8外へ放出される。すなわち、バルブ機構16が閉状態となった後に第2操作レバー90の移動がさらに進むことによってガス放出機構26が放出位置に設定される。
これにより気密空間42の圧力が低下し、図1に示すように、第1復動バネ68によりピストン10が復動位置P2に復動し、第2復動バネ74により押圧部材18が復動位置P1に復動する。復動位置P1は、押圧部材18の押圧面Pfの切り替えが行われる基準位置となる。なお、第1復動バネ68のバネ力は第2復動バネ74のバネ力よりも大きく設定されており、押圧部材18の復動に先立ってピストン10が復動する。ガス放出機構26によるガス12の放出動作は、押圧部材18によるプランジャー22に対する一定ストロークSの押圧動作が完了する毎に行われる。
ガス放出機構26によるガス12の放出が完了した後に第2操作レバー90の押し込み操作が解除されて第2操作レバー90がコイルバネ92の付勢力でケーシング8のカバー30と面一となる位置に戻される。この場合、バルブ機構16の駆動ロッド48の先端凸部48aが揺動部材46の凸部46bに当接するが、揺動部材46は不図示の突起により上方への回動を規制されており、駆動ロッド48が僅かに弾性変形して凸部46bを通過する。これに先立って、駆動ロッド58の退避によりガス放出機構26のバルブ本体60がガス排出口28a-1を塞ぎ、気密空間42は気密状態となって次のガス供給に備えられる。これらの動作は無針注射器2を操作する者が各動作段階を意識しながら行うのではなく、操作者が単に第2操作レバー90の押し込んで離す操作で自動的に行われる。
上記のように、第1操作レバー76に対するコイルバネ88の弾性力は、第2操作レバー90に対するコイルバネ92の弾性力よりも小さく設定されている。このため、図1に示すように、無針注射器2を片手32で掴んだ状態で握り締めると、中指、薬指及び小指が当たっている第1操作レバー76が先に移動し、この移動に伴う押圧面変更機構24の動作で押圧部材18が所定角度θ回転し、次の押圧面Pf7がプランジャー22に対向する。第1操作レバー76がシリンダ28に近付いて押し込み力(抗力)が大きくなると、親指または親指の付け根の腹の部分が当たっている第2操作レバー90の押し込みが始まり、上述の一定ストロークSに基づく液20の噴射動作が行われる。
すなわち、2段目の押圧面Pf7以降は、無針注射器2を片手32で持って握り締めるだけの操作で、押圧面Pfの切り替え、ガス12の供給、液20の一定量の噴射、ガス12の放出という噴射サイクルを自動的に、且つ、液20を使い切るまで連続的に行うことができる。押圧面Pf8の軸方向の位置を押圧面Pf7と同じとし、押圧面Pf8をプランジャー22を押さない面、すなわち、液収容体4を無針注射器2にセッティングするためのセッティングポジションとすれば、押圧面Pf7~Pf1まで上記の握り締め操作による連続的な噴射を行うことができる。この場合、0番目の押圧面Pf8の位置に例えば赤色でマーキングし、ケーシング8の外部からセッティングポジションを確認できるようにすれば、液収容体4のセッティング及びその後の噴射動作が確実かつ容易となる。
特許文献1等のように、従来の無針注射器においては、バネ定数の大きいコイルバネを圧縮してその復元エネルギーでプランジャーを押圧する基本構成となっており、このためコイルバネを圧縮するための大きな操作力が不可欠となる。本実施形態に係る無針注射器2では、上記のようにガス12(圧縮性ガス、液化ガスの概念を含む)の圧力でプランジャー22を押圧するように構成しているので、ガス12の開閉構成及びガス放出機構26を設けるだけでよく、無針注射器2の構成の簡素化及びコンパクト化を図ることができると共に、操作力を小さくすることができ、使用時の利便性の向上を図ることができる。
本実施形態に係る無針注射器2では、液20が小分けされた液収容体4を複数本用意し、その都度交換してバネを圧縮する必要がなく、ケーシング8を単に握り締めるという簡単な操作で連射ができるので、労力と迅速性の観点から使用効率を大幅に高めることができる。
液20として例えば幹細胞上清液などを用い、無針注射器2を毛髪の移植やその後のメンテナンスのために使用することができる。また液20としては、幹細胞上清液の他に、ワクチン、薬剤、細胞液、血液、毛乳頭液、ゲル、懸濁液、エクソソームなどを対象とすることができる。
すなわち、例えば、頭髪の自毛植毛手術を受けた患者が、植毛部分の皮膚に幹細胞上清液やエクソソームを含む液体などを注入することで、植毛した毛根の定着率を向上させる効果が期待できるところ、本実施形態の無針注射器2を用いれば、前頭部の植毛部分の皮膚に幹細胞上清液などを注入することが可能となる。本実施形態の無針注射器2によれば、少量の液を多数回連続して注射できるので、比較的広範囲に渡る植毛部分の皮膚に液を注入するのに適している。また、電気などを使わずに連続での注入が可能となるので、患者自身が自宅などで自毛植毛手術後のケアを行うために用いることが可能となる。さらに、無針注射器2は本体がコンパクトでかつ接続された配線なども無いため、場所を選ばず手軽にケアを行うことが可能となり、非常に利便性に優れた無針注射器となる。
また、本実施形態の無針注射器2では、容器38のノズル(先端部)38aの径(内径)を変えれば、皮下注射の深度を変えることができる。すなわち、容器38のノズル38aの径を大きくすれば皮下に液20が注入される深度を浅く抑えることが可能となる一方、容器38のノズル38aの径を小さくすれば皮下に液20が注入される深度を深くすることができる。したがって、ノズル38aの径の設定により所望の深度に液を注入することができるようになる。また、例えば、ノズル38aの先端形状を外側に拡がるテーパ形状とすることなどにより、液20の注入範囲(注入する領域の広さや形状)を調整することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態ではガス供給部14に外部からガス12を充填する構成としたが、小型の使い捨てガスボンベを装着する構成としてもよい。ガス供給部14と外部の設置型ガスボンベとをガスホースで連結して使用するようにしてもよい。また、第1操作レバー76の押し込み操作に伴って押圧部材18を回転させる構成としたが、押圧部材18に大径の円板をセレーション嵌合し、該円板の一部をケーシング8外に突出させて該円板を指で押し回すことにより所定角度回転させる構成としてもよい。また、第1操作レバー76の操作完了に伴って第2操作レバー90のロックが自動的に解除されて第2操作レバー90の押し込み操作が可能となる構成としてもよい。このようにすればコイルバネ88、92の弾性力を変える必要がなく、小さな操作力で確実に上述の各動作を生じさせることができる。また、無針注射器2の構成要素の材質も上記に限定されない。
また、上記実施形態の無針注射器2では、ガス圧によってピストンを移動させて液を噴射させるように構成した場合を示したが、本発明の無針注射器としては、ガス圧以外にも、例えばモータなどを備えた電気的な構造でピストンを移動させて液を噴射させるように構成することも可能である。この場合、電気的な構造のための電源は充電器などの無針注射器に内蔵する構成としてもよいし、外部電源に接続するようにしてもよい。また、ガス圧を供給する構成の場合でも、上記実施形態のようなガス供給部14を無針注射器に内蔵した構成以外にも、外部に設けたガス供給部からチューブなどを介してガスが供給されるように構成してもよい。
また、上記実施形態の無針注射器2の使用に際しては、注入が効果的に行われるように、予め筋肉に電気的な刺激を与えるEMS(Electrical Muscle Stimulation)を施した後で行うようにしてもよい。また、本実施形態の無針注射器の構成に加えて、容器38やその先端のノズル38aの部分が無針注射器2のケーシング8などの本体部側に対して回転するための構成を採用することも可能であり、そのように構成すれば、容器38やその先端のノズル38aを回転させながら液体の注入を行うことができる。
2 無針注射器
4 液収容体
8 ケーシング
10 ピストン
12 ガス
14 ガス供給部
16 バルブ機構
18 押圧部材
22 プランジャー
24 押圧面変更機構
26 ガス放出機構
28 シリンダ
30 カバー
68 第1復動バネ
70 ラチェットギヤ
74 第2復動バネ
76 第1操作レバー
78 ラチェットレバー
80 ラチェット爪
88、92 コイルバネ(弾性部材)
90 第2操作レバー
Ac 軸心
Pf1~Pf8 押圧面
S 一定ストローク
Y1 先端側
Y2 後端側
Y 軸方向

Claims (6)

  1. 容器と、当該容器に収容された液をノズルから押し出すためのプランジャーと、を備える液収容体を装着可能な装着部を先端側に有する筒状のケーシングと、
    前記ケーシング内に該ケーシングの軸方向に往復動可能に設けられたピストンと、
    前記ケーシングの前記ピストンよりも後端側に設けられ、前記ピストンを前記ケーシングの先端側に向けて往動させるガスを供給するガス供給部と、
    前記ピストンと前記ガス供給部の間に設けられた気密空間と、
    前記ガス供給部から前記気密空間へのガス供給を開閉するバルブ機構と、
    前記ケーシング内の前記ピストンよりも先端側に前記軸方向に往復動可能に設けられ、前記気密空間内のガスの圧力によって往動される前記ピストンにより往動される押圧部材であって、前記軸方向の位置が段階的に異なる複数の押圧面を有する押圧部材と、
    前記押圧部材が復動される毎に前記押圧部材を駆動して前記押圧面を変更する押圧面変更機構と、
    前記一定ストロークの押圧動作が完了する毎に前記気密空間に滞留するガスを前記ケーシング外へ放出させるガス放出機構と、
    を備え、
    前記押圧部材は、前記装着部に装着された前記液収容体の前記プランジャーに前記押圧面において当接し、当該プランジャーを前記ピストンの往動に伴って前記ケーシングの先端側へ一定ストローク押圧した後に復動される
    ことを特徴とする無針注射器。
  2. 前記押圧部材は、前記ケーシング内に前記軸方向と平行な軸心回りに回転可能に設けられているとともに、前記複数の押圧面が周方向に段階的に設けられた構成を有し、
    前記押圧面変更機構は、前記押圧部材に一体に設けられたラチェットギヤと、前記ケーシングに設けられ、前記軸方向と交差する方向に移動可能な第1操作レバーと、前記第1操作レバーに設けられ、該第1操作レバーの移動に伴って前記ラチェットギヤを所定角度回転させるラチェットレバーと、前記ラチェットギヤの逆回転を止めるラチェット爪と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の無針注射器。
  3. 前記ケーシングに設けられ、前記軸方向と交差する方向に移動可能な第2操作レバーを備え、
    前記バルブ機構は、前記気密空間へのガス供給を開閉する第1開閉バルブと、回動可能に支持された揺動部材と、前記第2操作レバーに固定され、先端凸部及び凹部を有する第1駆動ロッドと、を備え、
    前記揺動部材は、前記第1開閉バルブに対応する第1凸部と、前記第1駆動ロッドに対応する第2凸部とを備え、
    前記第2操作レバーの移動に伴って前記第1駆動ロッドの前記先端凸部が前記揺動部材の前記第2凸部に当接し、これにより当該揺動部材が第1方向に回動し、当該揺動部材の前記第1凸部が前記第1開閉バルブを押圧することによって、当該第1開閉バルブは開状態になり、
    前記第2操作レバーの移動がさらに進むことによって前記第1駆動ロッドがさらに移動すると、前記揺動部材の前記第2凸部が前記第1駆動ロッドの前記凹部に対応し、前記揺動部材は前記第1方向とは逆の第2方向に回動して前記第1開閉バルブは閉状態となることを特徴とする請求項2に記載の無針注射器。
  4. 前記ガス放出機構は、前記気密空間のガス排出を開閉する第2開閉バルブと、前記第2操作レバーに固定され、前記第2開閉バルブが開くように押圧する第2駆動ロッドと、を備え、
    前記第1開閉バルブが閉状態となった後に前記第2操作レバーの移動がさらに進むことによって前記第2駆動ロッドが前記第2開放バルブを押圧し、当該第2開閉バルブは開状態となることを特徴とする請求項3に記載の無針注射器。
  5. 前記第1操作レバーと前記第2操作レバーとが、前記ケーシングの径方向で対向する位置に配置されているとともに、それぞれが前記ケーシングの外面に平行に配置され、且つ、それぞれが弾性部材を介して前記径方向に押し込み可能であり、前記第1操作レバーに対する前記弾性部材の弾性力は、前記第2操作レバーに対する前記弾性部材の弾性力よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項4に記載の無針注射器。
  6. 前記ガス放出機構によるガス放出後に、前記ピストンを復動させる第1復動バネと、前記押圧部材を復動させる第2復動バネと、を備え、前記ピストンが前記押圧部材よりも早く復動するように前記第1復動バネと前記第2復動バネの弾性力が設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の無針注射器。
JP2022144920A 2022-09-12 2022-09-12 無針注射器 Active JP7264558B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022144920A JP7264558B1 (ja) 2022-09-12 2022-09-12 無針注射器
PCT/JP2023/033074 WO2024058131A1 (ja) 2022-09-12 2023-09-11 無針注射器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022144920A JP7264558B1 (ja) 2022-09-12 2022-09-12 無針注射器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7264558B1 true JP7264558B1 (ja) 2023-04-25
JP2024040075A JP2024040075A (ja) 2024-03-25

Family

ID=86096167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022144920A Active JP7264558B1 (ja) 2022-09-12 2022-09-12 無針注射器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7264558B1 (ja)
WO (1) WO2024058131A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020179038A (ja) 2019-04-26 2020-11-05 藤堂工業株式会社 無針注射器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5187390A (ja) * 1975-01-30 1976-07-30 Asahi Chemical Ind
AU4656000A (en) * 1999-04-22 2000-11-10 Gilbert Garitano Needleless permanent makeup and tattoo device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020179038A (ja) 2019-04-26 2020-11-05 藤堂工業株式会社 無針注射器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024040075A (ja) 2024-03-25
WO2024058131A1 (ja) 2024-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2179864C2 (ru) Безыгольный инъектор
US4447225A (en) Multidose jet injector
JP7094295B2 (ja) 自動流体注入装置
JP5739346B2 (ja) 高圧注射用薬物送達器材のための多行程送達ポンピング機構
KR100888831B1 (ko) 무바늘 분출 주사장치
US20070167907A1 (en) Needle free hypodermic injector and ampule for intradermal, subcutaneous and intramuscular injection
US5746714A (en) Air powered needleless hypodermic injector
WO2004101025A2 (en) Needle free hypodermic injector and ampule for intradermal, subcutaneous and intramuscular injection
US20080214996A1 (en) Needleless injectors
KR101121082B1 (ko) 약물 주입 장치
JP2007518499A (ja) ジェット式注射器の衝撃チャンバ
KR20060113730A (ko) 피부 스트레칭 수단을 가진 노즐 장치
JP2013536032A (ja) 医療用注射器具
HU226432B1 (en) Injector device and method for delivery of injector liquid from a high pressure source
US20040158195A1 (en) Needle-free mass injection device
CN103816588A (zh) 无针注射装置
KR101692941B1 (ko) 피부용 액체 주입장치
KR20060120153A (ko) 분사 전달 장치를 위한 충격 챔버
JP7264558B1 (ja) 無針注射器
CN117504053A (zh) 用于无针注射器的药管和包括该药管的无针注射器
US11911598B2 (en) Device for injecting fixed quantity of liquid medicine
KR101997484B1 (ko) 잉크유닛 및 이를 포함하는 문신장치
WO1995025555A1 (en) Air-powered needleless hypodermic injector
US20230181833A1 (en) Injection device and components thereof
EP4137180A1 (en) Device for injecting fixed quantity of liquid medicine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220920

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220920

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7264558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150