JP7264226B2 - 加飾シートの製造方法、加飾シート及び加飾シート付き表示装置 - Google Patents

加飾シートの製造方法、加飾シート及び加飾シート付き表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、加飾シートの製造方法、加飾シート及び加飾シート付き表示装置に関する。
例えばJP2001-331132Aに記載されているような、画像光を表示する表示装置が知られている。このような表示装置は、画像非表示の状態では、通常、黒色に観察される。一方で、例えば自動車や家具、住宅建材等の表面部材においては、意匠性が非常に重要視される。現在、種々の分野に適用される表示装置に対し、単に画像を表示する機能が期待されているだけでなく、周囲環境との意匠性の調和も要求されている。
表示装置に意匠性を付与するために、表示装置の表示面に対面して加飾シートを設けることが考えられている。加飾シートは、表示装置の周辺環境と調和することができる意匠性を付与することができる。具体的には、加飾シートに意匠を形成する意匠層が設けられていることで、加飾シートは意匠性を有することができる。また、表示装置の画像光が加飾シートを透過することができるよう、加飾シートの表示面に対面する領域には穴等の透過部が設けられる。
加飾シートの透過部は、意匠層を形成するようになる意匠膜の一部をレーザー光によって除去することで形成される。言い換えると、透過部は、レーザー光によって形成された開口部である。ところで、このようなレーザー光によって意匠膜を除去して透過部を形成する場合、一部の透過部において意匠膜を十分に除去することができず、透過部に除去されなかった意匠膜の残留物が残ることがある。このような残留物が残った透過部と残留物が残っていない透過部との間では意匠性に違いが生じ得る。このような意匠性の違いは、加飾シートによって付与される意匠性を悪化させてしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、加飾シートの透過部に残留物を残しにくくして、加飾シートの意匠性の悪化を抑制することを目的とする。
本発明の加飾シートの製造方法は、
基材フィルムの一方の側に遮光膜及び意匠膜を積層する工程と、
前記基材フィルムの側からレーザー光が照射されることで、前記遮光膜及び前記意匠膜の一部が除去され、複数の透過部が形成される工程と、を備え、
一部が除去された前記意匠膜は、意匠を表示する意匠層を形成し、
一部が除去された前記遮光膜は、前記意匠層を覆う遮光層を形成する。
本発明の加飾シートの製造方法において、
前記遮光膜は、前記基材フィルムの一方の側に接して積層されてもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記遮光膜における前記レーザー光の吸収率は、前記意匠膜における前記レーザー光の吸収率より高くてもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記遮光膜における前記レーザー光の吸収率は、3%以上であってもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記遮光膜は同一の材料による一様な膜であってもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記遮光膜における前記レーザー光の吸収率は、当該遮光膜の膜内において一様であってもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記意匠膜は、無機材料を含んでもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記無機材料は、フレーク状であってもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記無機材料の最大長さは、5μm以上であってもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記無機材料は、アルミニウム、酸化チタン、雲母のいずれかを含んでもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記透過部は、前記基材フィルムから離間するにつれて大きくなるように形成されてもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記透過部は、規則的に二次元配列されるように形成されてもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記透過部は、内接する最大の円の直径が30μm以上150μm以下となるように形成されてもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記意匠膜は、可視光透過率が20%以下であってもよい。
本発明の加飾シートの製造方法において、前記透過部を形成する工程において、前記基材フィルムの一方の側のフィルム面の法線方向が鉛直下向き方向と90°未満の角度となった状態で、前記レーザー光が照射されてもよい。
本発明の加飾シートは、
基材フィルムと、
前記基材フィルムの一方の側に設けられた遮光層及び意匠層と、
前記遮光層及び前記意匠層の非形成部である透過部と、を備え、
前記透過部は、前記基材フィルムから離間するにつれて前記基材フィルムのフィルム面に沿った長さが大きくなっている。
本発明の加飾シートにおいて、前記遮光層は、前記意匠層の前記基材フィルムに対して逆側に設けられていてもよい。
本発明の加飾シートにおいて、前記意匠層は、前記遮光層の前記基材フィルムに対して逆側に設けられていてもよい。
本発明の加飾シート付き表示装置は、
表示面を有する表示装置と、
前記表示面に対面して配置された上述したいずれかの加飾シートと、を備え、
前記加飾シートは、前記意匠層に対して前記遮光層が設けられた側が前記表示面に対面するように配置されている。
本発明によれば、加飾シートの透過部に残留物を残しにくくして、加飾シートの意匠性の悪化を抑制することができる。
図1は、加飾シート付き表示装置を概略的に示す分解斜視図である。 図2は、図1の加飾シート付き表示装置の分解断面図の一例である。 図2Aは、図1の加飾シート付き表示装置の断面図の他の例である。 図3は、図1の加飾シート付き表示装置の分解断面図のさらに他の例である。 図3Aは、図1の加飾シート付き表示装置の断面図のさらに他の例である。 図4は、無機層の構造を概略的に示す断面図である。 図5は、加飾シート付き表示装置の一部を拡大して示す正面図である。 図6は、表示装置が画像を表示していない状態を示す、加飾シート付き表示装置の正面図である。 図7は、表示装置が画像を表示している状態を示す、加飾シート付き表示装置の正面図である。 図8は、加飾シートの製造方法の一例を説明するための図である。 図9は、加飾シートの製造方法の一例を説明するための図である。 図10は、加飾シートの製造方法の他の例を説明するための図である。 図11は、加飾シートの製造方法の他の例を説明するための図である。 図12は、従来の加飾シートの製造方法の一例を説明するための図である。 図13は、従来の加飾シートの製造方法の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「層」、「シート」及び「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて互いから区別されるものではない。例えば「層」という用語は、シート或いはフィルムと呼ばれ得るような部材も含む概念である。
また、「フィルム面(板面、シート面)」とは、対象となるフィルム状(板状、シート状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるフィルム状部材(板状部材、シート状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1は、本発明の一実施の形態による製造方法で製造された加飾シート20を有する、加飾シート付き表示装置1を概略的に示す分解斜視図である。図1に示されるように、加飾シート付き表示装置1は、表示面11を有する表示装置10と、表示面11に対面して配置された加飾シート20と、を有している。加飾シート付き表示装置1において、加飾シート20は、後述する意匠層30に対して遮光層27が設けられた側が表示装置10の表示面11に対面するよう配置されている。なお、図示されている例では、加飾シート付き表示装置1は、平板状に示されているが、加飾シート付き表示装置1の各構成要素が湾曲することで、加飾シート付き表示装置1は、湾曲形状であってもよい。
表示装置10は、画像光を出射する装置であり、画像光を出射することができる表示面11を有している。表示装置10は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、LED等の任意の表示装置を用いることができる。このような表示装置10の表示面11は、一般的にはガラス面となっている。あるいは、表示装置10は、光を印刷が施された透明なフィルム等を透過させて画像を表示するものや、光の一部を遮光物によって明暗を表示するものであってもよい。この場合、表示装置10は、光を発する光源及び印刷が施された透明なフィルムや遮光物を含んでいる。
加飾シート20は、表示装置10の表示面11に対面して配置され、表示面11が外部から直接観察されないよう、少なくとも表示面11の全体を覆っている。加飾シート20は、表示装置10の表示面11の全体を覆うことができるよう、表示面11の寸法以上の寸法を有している。図1に示す例では、加飾シート20は、全体として表示装置10の表示面11と同一の方向に広がる平板状の部材である。加飾シート20の厚さは、例えば20μm以上3mm以下である。
加飾シート20は、意匠を表示して、加飾シート付き表示装置1に意匠性を付与する。加飾シート20は、基材フィルム21と、基材フィルム21上の一方の側に設けられた遮光層27及び意匠層30と、意匠層30及び遮光層27の非形成部である透過部29と、を有している。加飾シート20は、意匠層30に対して遮光層27が設けられた側が表示装置10の表示面11に対面するよう配置されている。図2及び図3には、加飾シート20の一例及び他の例の分解断面図が示されている。図2に示された例では、遮光層27は、意匠層30の基材フィルム21に対して逆側に設けられている。すなわち、図2に示された例では、加飾シート20において、基材フィルム21、意匠層30、遮光層27がこの順に積層されている。一方、図3に示された例では、意匠層30は、遮光層27の基材フィルムに対して逆側に設けられている。すなわち、図3に示された例では、加飾シート20において、基材フィルム21、遮光層27、意匠層30がこの順に積層されている。加飾シート20は、表示装置10の画像非表示状態において意匠層30によって形成される意匠を表示するとともに、表示装置10の画像表示状態において表示装置10の表示面11からの画像光を透過部29において透過させる。
なお、図2や図3に示された例では、加飾シート20と表示装置10とは、それぞれ別体として示されている。しかしながら、図2Aや図3Aに示すように、加飾シート20と表示装置10とは、一体化していてもよい。例えば、図示しない接合層等によって加飾シート20と表示装置10とを接合することによって、加飾シート20と表示装置10とを一体化することができる。
基材フィルム21は、基材フィルム21上に積層された意匠層30および遮光層27を適切に支持する。基材フィルム21は、透明なフィルム状の部材である。基材フィルム21としては、可視光を透過し、意匠層30及び遮光層27を適切に支持し得るものであればいかなる材料でもよいが、例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、環状ポリオレフィン、ABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体)、MABS(メタクリル酸メチル-アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体)等、又はこれらの混合樹脂を挙げることができる。基材フィルム21は、単層であってもよく、同種又は異種のフィルムが2層以上積層された積層構造を有していてもよい。また、基材フィルム21は、可視光透過性や、意匠層30及び遮光層27の適切な支持性等を考慮すると、10μm以上3mm以下の厚みを有していることが好ましい。
なお、透明とは、分光光度計((株)島津製作所製「UV-3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm~780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される可視光透過率が、80%以上であることを意味する。
意匠層30は、加飾シート20が表示する意匠を形成する。意匠層30は、図形、パターン、デザイン、色彩、絵、写真、キャラクター、マーク、文字や数字などの絵柄を、意匠として形成することができる。特に、加飾シート付き表示装置1が設けられる周辺環境と調和させることができる意匠として、木目調や大理石調の絵柄や幾何学模様を例示することができる。意匠層30が形成する意匠は、複数の色によって表されていることが好ましい。
意匠層30は、意匠を濃く明確に表示するために、可視光透過率が低くなっている。具体的には、意匠層30の可視光透過率は、20%以下であり、好ましくは10%以下であり、より好ましくは5%以下である。
意匠層30は、絵柄を形成する絵柄層31と、無機材料32bを含む無機層32と、を有している。図2に示された例では、絵柄層31は、無機層32より基材フィルム21側に位置している。とりわけ、絵柄層31は、基材フィルム21に接して設けられている。一方、図3に示された例では、無機層32は、絵柄層31より基材フィルム21側に位置している。
絵柄層31は、意匠層30が形成する意匠としての絵柄を形成する。絵柄層31の厚さが十分に厚くなっていると、絵柄層31によって形成される絵柄を濃く明確にすることができる。ここで、絵柄層31の厚さとは、意匠層30を支持する基材フィルム21の法線方向に沿った絵柄層31の長さのことである。具体的な例として、絵柄層31の厚さは、1μm以上20μm以下であることが好ましい。
無機層32は、外部の観察者に観察された際に絵柄層31との混色により絵柄層31が形成する絵柄の意匠性を害さない色を有しており、例えば混色を避けやすい白色や銀色であることが好ましい。無機層32を白色や銀色とするため、無機層32に含まれる無機材料32bは、アルミニウム、酸化チタン、雲母のいずれかを含んでいることが好ましい。また、このような無機材料32bは、最大長さが5μm以上であるフレーク状の材料である。無機層32の厚さは、例えば0.5μm以上10μm以下である。
図4に示すように、無機層32は、無機材料32b及びバインダー樹脂32cを含んでいる。無機層32は、粒子状の無機材料32bをバインダー樹脂32c中に含むことで形成されている。
遮光層27は、表示装置10に対面する側から意匠層30を覆うように設けられている。図2に示された例では、遮光層27は、基材フィルム21から最も離間して設けられ、基材フィルム21とは逆側から意匠層30を覆っている。一方、図3に示された例では、遮光層27は、基材フィルム21に接して設けられ、基材フィルム21の側から意匠層30を覆っている。
遮光層27は、表示装置10からの可視光からなる画像光が意匠層30に入射しないよう、可視光からなる画像光を吸収する機能を有している。遮光層27は、例えば光吸収粒子をバインダー樹脂中に含み得る。光吸収粒子としては、カーボンブラックやチタンブラック等の黒色顔料を例示することができる。表示装置10の表示面11から出射された画像光が透過部29を透過することが遮光層27によって阻害されないよう、遮光層27は、意匠層30に対面する位置にのみ設けられていることが好ましい。また、十分な厚さの遮光層27が意匠層30を覆っていると、意匠層30によって形成される意匠を濃く明確に形成することができる。具体的な例として、遮光層27の厚さは、1μm以上20μm以下である。
遮光層27は、レーザー光を高い吸収率で吸収することができる。このため、後述するように、加飾シート20の製造工程において遮光層27を形成するようになる遮光膜27aは、レーザー光を高い吸収率で吸収することができる。とりわけ、遮光層27は、意匠層30よりレーザー光を吸収しやすくなっていてもよい。言い換えると、遮光層27のレーザー光の吸収率は、意匠層30のレーザー光の吸収率より高くなっていてもよい。具体的には、遮光層27のレーザー光の吸収率は、3%以上であり、好ましくは5%以上である。ここで、レーザー光は、透過部29を形成するために用いられる任意の波長の光であり、例えば1064nm、532nmまたは355nmの波長の光である。このような波長は、一般的に安価に入手可能で十分な出力のレーザー光源から照射されるレーザー光の波長であり、加飾シート20の製造工程において用いられるレーザー光の波長に対応している。また、レーザー光の吸収率は、例えば紫外可視近赤外分光光度計(例えば、日本分光株式会社製「V-770」)を用いて特定することができる。
透過部29は、表示装置10からの画像光を透過させるために設けられている。透過部29は、図2、図3及び図5に示すように、加飾シート20の正面からの観察において、意匠層30及び遮光層27の非形成部である。表示装置10からの画像光を十分に透過させるために、加飾シート20において、透過部29が占める面積は、10%以上となっていることが好ましい。
図5に示された例では、複数の透過部29が互いに離間して規則的に二次元配列されている。なお、二次元配列とは、透過部29が一方向に並んで配置されているだけでなく、一方向からずれた位置にも透過部29が配置されていることをいう。各透過部29の間には、意匠層30が形成されている。図示された例では、各透過部29は、正面視において円形となっており、複数の透過部29は、正方格子状に配置されている。各透過部29が円形となっている場合、透過部29を透過する画像光の拡散を抑制することができる。また、透過部29が格子状、特に正方格子状に配置されている場合、表示装置10からの画像光を均一に透過させることができるため、画像光にムラが生じにくくなる。しかしながら、透過部29は、図示された例に限らず、矩形等の任意の形状となっていてもよいし、任意の位置に配置されていてもよい。例えば、複数の透過部29が、加飾シート20の一方の端部から他方の端部まで線状に延びていてもよい。各透過部29に内接する最大の円の直径は、例えば30μm以上150μm以下である。図示された例では、各透過部29が円形であるので、各透過部29の直径は、例えば30μm以上150μm以下である。
なお、透過部29は、図2及び図3に示された例のように、穴であってもよいが、例えば穴を透明な樹脂によって埋めることで形成されてもよい。さらに、透明な樹脂は、透過部29だけでなく、基材フィルム21が設けられている側とは逆側から意匠層30及び遮光層27を覆うように形成されていてもよい。このような透明な樹脂は、透過部29を形成するとともに、意匠層30及び遮光層27を保護する透明な保護膜として機能することができる。とりわけ、図3や図3Aに示すような意匠層30が遮光層27の基材フィルムに対して逆側に設けられている場合、意匠層30及び透過部29は加飾シート20において加飾シート付き表示装置1の外部に向く側となる。このため、意匠層30及び透過部29は、保護膜40によって保護されていることが好ましい。
図2及び図3に示すように、加飾シート20のシート面に直交する方向の断面における意匠層30の絵柄層31及び無機層32、及び遮光層27の断面形状は、基材フィルム21の側を長辺とする台形形状となっている。言い換えると、意匠層30及び遮光層27の非形成部である透過部29は、基材フィルム21から離間するにつれて大きくなるよう形成されている。さらに言い換えると、透過部29は、基材フィルム21から離間するにつれて基材フィルム21のフィルム面に沿った長さが大きくなっている。
次に、本実施の形態の加飾シート付き表示装置1の作用について説明する。
表示装置10の表示面11に画像を表示しない状態では、図6に示すように、加飾シート20の意匠層30によって形成される意匠が表示される。すなわち、加飾シート付き表示装置1は、観察されることが意図された意匠を表示することができる。表示された意匠によって、表示装置10の表示面11が外部の観察者から観察されなくなり、意匠性において加飾シート付き表示装置1を周辺環境と調和させることができる。
一方、表示装置10が表示面11に画像を表示した状態では、図7に示すように、画像光は、加飾シート20の基材フィルム21及び透過部29を透過する。これにより、観察者は画像を観察することができる。すなわち、加飾シート付き表示装置1は、観察されることが意図された画像を表示することができ、外部の観察者は、画像を観察することができる。
また、意匠層30は、遮光層27によって表示装置10の側から覆われている。したがって、遮光層27によって、画像光が意匠層30へ入射することが妨げられる。このため、意匠層30を画像光が透過して、意匠層30によって表される意匠と画像光とが混合して観察されることを防止することができる。すなわち、意匠層30で特定波長域の可視光が吸収されることに起因して画像の色再現性が劣化することを効果的に防止することができる。さらに、遮光層27が意匠層30に対面する領域にのみ設けられている場合、遮光層27によって透過部29を透過する画像光が妨げられることが防止される。すなわち、画像光を効率的に利用して、画像を明るく表示することができる。
次に、加飾シート20の製造方法の一例について、図8及び図9を参照しながら、説明する。
まず、基材フィルム21の一方の側に、意匠層30を形成するようになる意匠膜30a及び遮光層27を形成するようになる遮光膜27aを積層する。図8に示す例では、意匠膜30aが基材フィルム21の一方の側に接するように、積層される。このため、遮光膜27aは、意匠膜30aに対して基材フィルム21とは逆側に積層される。意匠膜30aは、遮光膜27aの側に無機層32を形成するようになる無機膜32aを有しており、遮光膜27aとは逆側に絵柄層31を形成するようになる絵柄膜31aを有している。無機膜32aは、フレーク状の無機材料を含んでおり、無機材料の最大長さは5μm以上である。このような無機材料としては、アルミニウム、酸化チタン、雲母のいずれかを含んでいる。絵柄膜31a、無機膜32a及び遮光膜27aは、例えば印刷によって形成される。
なお、意匠膜30aは、形成する意匠層30によって表示される意匠を濃く明確に表示するため、可視光透過率が低くなっている。具体的には、意匠膜30aの可視光透過率は、20%以下であり、好ましくは10%以下であり、より好ましくは5%以下である。
次に、図9に示すように、透過部29を形成する位置にレーザー光L1を照射する。すなわち、レーザー光L1を規則的に二次元配列された位置に照射する。これにより、透過部29が規則的に二次元配列ように形成される。レーザー光L1は、基材フィルム21の側から照射される。レーザー光L1としては、任意の波長の光を用いることができる。レーザー光L1の具体的な一例として、波長1064nmのNd:YAGレーザーのレーザー光を用いることができる。形成される透過部29は微小であるため、レーザー光L1の出力は低く、例えば70W以下である。透過部29は、内接する最大の円の直径が30μm以上150μm以下となるように形成される。レーザー光L1は、基材フィルム21の一方の側が鉛直方向に対して下向きにされた状態で照射されることが好ましい。言い換えると、基材フィルム21の一方の側のフィルム面の法線方向が鉛直下向き方向と90°未満の角度となった状態で、レーザー光L1が照射される。
照射されたレーザー光L1は、遮光膜27a及び意匠膜30aに吸収され得る。レーザー光L1が遮光膜27a及び意匠膜30aに十分に吸収されることで、図9に示すように、レーザー光L1が照射された位置の遮光膜27a及び意匠膜30aが除去される。
レーザー光L1が照射された遮光膜27a及び意匠膜30aの一部が除去されることで、複数の透過部29が形成される。言い換えると、遮光膜27a及び意匠膜30aが除去された跡の開口部が、透過部29となる。一方、レーザー光L1が照射されずに除去されなかった意匠膜30a、すなわち一部が除去された意匠膜30aは、意匠を表示する意匠層30を形成する。同様に、レーザー光L1が照射されずに除去されなかった遮光膜27a、すなわち一部が除去された遮光膜27aは、意匠層30を覆う遮光層27を形成する。意匠膜30aの絵柄膜31aは絵柄層31となり、無機膜32aは無機層32となる。
遮光膜27a及び意匠膜30aが蒸発する際に、蒸発する遮光膜27a及び意匠膜30aは、蒸発する遮光膜27a及び意匠膜30aの周囲に広がるように、遮光膜27a及び意匠膜30aを巻き込み得る。この場合、遮光膜27a及び意匠膜30aの一部が除去された跡の透過部29は、基材フィルム21から離間するにつれて大きくなるように形成され得る。
以上の工程によって、図2に示された加飾シート20が製造される。
次に、加飾シート20の製造方法の他の例について、図10及び図11を参照しながら、説明する。
まず、加飾シート20の製造方法の一例と同様に、基材フィルム21の一方の側に、意匠層30を形成するようになる意匠膜30a及び遮光層27を形成するようになる遮光膜27aを積層する。図10に示す例では、遮光膜27aが基材フィルム21の一方の側に接するように、積層される。このため、意匠膜30aは、遮光膜27aに対して基材フィルム21とは逆側に積層される。意匠膜30aは、遮光膜27aの側に無機層32を形成するようになる無機膜32aを有しており、遮光膜27aとは逆側に絵柄層31を形成するようになる絵柄膜31aを有している。無機膜32aは、フレーク状の無機材料を含んでおり、無機材料の最大長さは5μm以上である。このような無機材料としては、アルミニウム、酸化チタン、雲母のいずれかを含んでいる。絵柄膜31a、無機膜32a及び遮光膜27aは、例えば印刷によって形成される。
なお、意匠膜30aは、形成する意匠層30によって表示される意匠を濃く明確に表示するため、可視光透過率が低くなっている。具体的には、意匠膜30aの可視光透過率は、20%以下であり、好ましくは10%以下であり、より好ましくは5%以下である。
次に、図11に示すように、透過部29を形成する位置にレーザー光L1を照射する。すなわち、レーザー光L1を規則的に二次元配列された位置に照射する。これにより、透過部29が規則的に二次元配列ように形成される。レーザー光L1は、基材フィルム21の側から照射される。レーザー光L1としては、任意の波長の光を用いることができる。レーザー光L1の具体的な一例として、波長1064nmのNd:YAGレーザーのレーザー光を用いることができる。形成される透過部29は微小であるため、レーザー光L1の出力は低く、例えば70W以下である。透過部29は、内接する最大の円の直径が30μm以上150μm以下となるように形成される。レーザー光L1は、基材フィルム21の一方の側が鉛直方向に対して下向きにされた状態で照射されることが好ましい。言い換えると、基材フィルム21の一方の側のフィルム面の法線方向が鉛直下向き方向と90°未満の角度となった状態で、レーザー光L1が照射される。
照射されたレーザー光L1は、遮光膜27a及び意匠膜30aに吸収され得る。遮光膜27aは、レーザー光L1を高い吸収率で吸収することができる。遮光膜27aにおけるレーザー光L1の吸収率は、意匠膜30aにおけるレーザー光L1の吸収率より高く、例えば3%以上、好ましくは50%以上、さらに好ましくは80%以上である。さらに、レーザー光L1は、基材フィルム21の側から照射される。このため、意匠膜30aに比べて、遮光膜27aにおいてレーザー光L1を十分に吸収することができる。さらに、遮光膜27aは、レーザー光L1を膜内で均一に吸収することが好ましい。例えば、遮光膜27aが同一の材料によって一様に形成されていることで、遮光膜27aにおけるレーザー光L1の吸収率は、当該遮光膜の膜内において一様とすることができる。このような場合、遮光膜27aはレーザー光L1を膜内で均一に吸収することができる。レーザー光L1が意匠膜30aより遮光膜27aの側から照射されるため、意匠膜30aにおけるレーザー光の吸収率のばらつきによらず、遮光膜27aによってレーザー光L1を膜内で均一に吸収することができる。
レーザー光L1が遮光膜27a及び意匠膜30aに吸収されることで、図11に示すように、レーザー光L1が照射された位置の遮光膜27a及び意匠膜30aが除去される。特に、基材フィルム21の一方の側に接した遮光膜27aにレーザー光L1が十分に吸収されることで、遮光膜27aは蒸発する。遮光膜27aが蒸発する際に、レーザー光L1を吸収した当該遮光膜27aに重なる位置の意匠膜30aが巻き込まれて、遮光膜27aとともにレーザー光L1が照射された位置の意匠膜30aが除去される。
レーザー光L1が照射された遮光膜27a及び意匠膜30aの一部が除去されることで、複数の透過部29が形成される。言い換えると、遮光膜27a及び意匠膜30aが除去された跡の開口部が、透過部29となる。一方、レーザー光L1が照射されずに除去されなかった意匠膜30a、すなわち一部が除去された意匠膜30aは、意匠を表示する意匠層30を形成する。同様に、レーザー光L1が照射されずに除去されなかった遮光膜27a、すなわち一部が除去された遮光膜27aは、意匠層30を覆う遮光層27を形成する。意匠膜30aの絵柄膜31aは絵柄層31となり、無機膜32aは無機層32となる。
特に、遮光膜27aでレーザー光L1が十分に吸収され、意匠膜30aではレーザー光L1をほとんど吸収しない場合、遮光膜27a及び意匠膜30aが除去されることで形成される複数の透過部29を、均一な大きさとすることができる。
遮光膜27aが蒸発する際に、蒸発する遮光膜27aは、遮光膜27aに対する意匠膜30aの積層方向だけでなく、蒸発する遮光膜27aの周囲に広がるように、意匠膜30aを巻き込み得る。この場合、遮光膜27a及び意匠膜30aの一部が除去された跡の透過部29は、基材フィルム21から離間するにつれて大きくなるように形成され得る。
以上の工程によって、図3に示された加飾シート20が製造される。
ところで、従来の加飾シート120は、図12に示すように、基材フィルム121上に絵柄膜131a、無機膜132a及び遮光膜127aを順に積層し、透過部129を形成する位置に基材フィルム21とは逆側からレーザー光L2を照射することで製造されている。レーザー光L2の出力が高いと、形成する透過部129の周辺の絵柄膜131a等にレーザー光L2による影響が生じ得る。この結果、絵柄膜131aが黒色に変色してしまい、形成される意匠層130による意匠が劣化してしまう。このため、レーザー光L2の出力は低いことが望まれる。しかしながら、低い出力のレーザー光L2によって透過部129が形成されると、図13に示すように、意匠層130を形成するようになる意匠膜130aが十分に除去されずに、一部の透過部129において意匠膜130aの残留物130rが残ることがある。このような残留物130rが残った透過部129と残留物130rが残っていない透過部129との間では意匠性に違いが生じ得る。具体的には、残留物130rによって表示すべき意匠より意匠が濃く表示されてしまうことがある。この意匠性の違いに起因して、加飾シート120が表示する意匠に濃淡の模様が生じてしまい、加飾シート120が表示すべき意匠が損なわれ、加飾シート120によって付与される意匠性が悪化し得る。
本件発明者らが鋭意検討した結果、このような残留物130rは、レーザー光L2が照射される側に設けられた遮光膜127aでレーザー光L2が多く吸収されてしまい、レーザー光L2が照射される側から離間した基材フィルム121の側に設けられた意匠膜130aがレーザー光L2を十分に吸収しないことが原因となっていることが知見された。具体的には、遮光膜127aでレーザー光L2が多く吸収された結果、意匠膜130aが有する一部の絵柄膜131a及び無機膜132aまでレーザー光L2が十分に届かないため、一部の絵柄膜131a及び無機膜132aが十分に蒸発せず、一部の意匠膜130aが残留して透過部129に残ってしまう。言い換えると、レーザー光L2が照射される側に設けられた部材は蒸発しやすく、レーザー光L2が照射される側から離間した部材は蒸発しにくいため、蒸発しなかった部材の一部が残留物となり得る。
意匠膜130aにレーザー光L2を十分に吸収させるために、意匠膜130aにレーザー光を吸収する材料、例えばシアニン加工物、フタロシアニン化合物、ジチオール金属錯体、六ホウ化ランタン、セシウムドープ酸化タングステン、ナフトキノン化合物、ジイモニウム化合物等の赤外線吸収材を添加することが考えられた。しかしながら、意匠膜130aにおいて、これらのレーザー光吸収材と意匠を形成するための無機顔料等の着色材とを適切に分散させる必要があるため、意匠膜130aにおけるレーザー光吸収材及び着色材の含有量を適切に設定することが困難である。また、着色材がレーザー光L2を拡散反射し得るため、レーザー光吸収材が十分にレーザー光L2を吸収することが困難である。このため、意匠膜130aにレーザー光吸収材を添加しても、レーザー光L2を吸収したレーザー光吸収材が適切且つ十分には蒸発せず、加飾シート120の透過部129に残留物130rが残ってしまう。
一方、本実施の形態の加飾シート20は、図8及び図10に示すように基材フィルム21の側からレーザー光L1が照射されることで製造される。レーザー光L1が照射される基材フィルム21の側に設けられた遮光膜27aまたは意匠膜30aにレーザー光L1が多く吸収されることで、基材フィルム21の側に設けられた遮光膜27aまたは意匠膜30aを蒸発させることができる。また、レーザー光L1が照射される側から離間した側に設けられた遮光膜27aまたは意匠膜30aは、レーザー光L1が照射される基材フィルム21の側に設けられた遮光膜27aまたは意匠膜30aが蒸発する際に巻き込まれて、レーザー光L1が照射される基材フィルム21の側に設けられた遮光膜27aまたは意匠膜30aとともに除去される。レーザー光L1が照射される基材フィルム21の側に設けられた遮光膜27aまたは意匠膜30aは、十分にレーザー光L1を吸収することができる。レーザー光L1を十分に吸収した遮光膜27a及び意匠膜30aは、容易に蒸発する。このため、積層された意匠膜30a及び遮光膜27aを、残留物をほとんど残さずに除去することができる。すなわち、加飾シート20の透過部29に残留物を残りにくくすることができる。
なお、基材フィルム21の側に意匠膜30a及び遮光膜27a以外の部材が設けられていたとしても、その部材がレーザー光L1を吸収して蒸発する際に、意匠膜30a及び遮光膜27aが巻き込まれて除去され得る。したがって、加飾シート20の透過部29に残留物を残りにくくすることができる。
また、基材フィルム21の側からレーザー光L1が照射されるため、レーザー光L1を照射する照射装置の側に、蒸発した遮光膜27aや意匠膜30aが向かいにくくなっている。すなわち、レーザー光L1の照射装置に蒸発した遮光膜27aや意匠膜30aが付着して、照射装置が汚染されてしまうことが抑制されている。
とりわけ図10に示された例では、遮光膜27aは、基材フィルム21の一方の側に接して積層される。遮光膜27aはレーザー光L1を高い吸収率で吸収することができる。具体的には、遮光膜27aにおけるレーザー光L1の吸収率は、3%以上であり、好ましくは50%以上、さらに好ましくは80%以上である。このため、遮光膜27aにレーザー光L1を照射することで、遮光膜27aはレーザー光L1を高い吸収率で吸収し、遮光膜27aを容易に蒸発させることができる。このため、遮光膜27aに積層された意匠膜30aが遮光膜27aに巻き込まれて、遮光膜27aとともに除去される。したがって、積層された意匠膜30a及び遮光膜27aを、残留物をほとんど残さずに除去することができる。すなわち、加飾シート20の透過部29に残留物を残りにくくすることができる。
本件発明者らが確認したところ、遮光膜27aにおけるレーザー光L1の吸収率が3%以上であると、製造された加飾シート20において、表示する意匠の意匠性にほとんど影響しない程度にしか透過部29に残留物が確認されなかった。さらに、遮光膜27aにおけるレーザー光L1の吸収率が10%以上であると、製造された加飾シート20において、残留物がほとんど観察されなかった。
さらに、遮光膜27aにおけるレーザー光L1の吸収率は、意匠膜30aにおけるレーザー光L1の吸収率より高くなっている。言い換えると、遮光膜27aは、意匠膜30aよりもレーザー光を効率よく吸収することができる。レーザー光を効率よく吸収することで、遮光膜27aは蒸発しやすくなる。遮光膜27aが蒸発する際に遮光膜27a上に積層された意匠膜30aを巻き込むことで、残留物をほとんど残さずに意匠膜30aを除去することができる。すなわち、加飾シート20の透過部29に残留物を残りにくくすることができる。
また、遮光膜27aは同一の材料による一様な膜として形成されている。したがって、遮光膜27aにおけるレーザー光L1の吸収率は、当該遮光膜の膜内において一様である。このため、レーザー光L1が照射された位置における遮光膜27aは、一様にレーザー光L1を吸収することができる。レーザー光L1を吸収した遮光膜27aは、一様に蒸発する。したがって、遮光膜27aの蒸発した跡である透過部29を同一の形状となるように容易に設けることができる。
また、意匠膜30aは、無機材料32b及びバインダー樹脂32cを含む無機膜32aを有している。また、無機材料の最大長さは、5μm以上である。このような一般的な無機材料32b及びバインダー樹脂32cが共に、無機膜32aにおいてレーザー光を十分に吸収しないと、残留物として透過部29に残りやすい。とりわけ、無機材料32bは、アルミニウム、酸化チタン、雲母のいずれかを含んでいる。このような材料を含む場合、無機層32の可視光吸収率は、3%以下になり得る。このような無機層32は、無機材料32b及びバインダー樹脂32cがレーザー光を吸収しにくいため、残留物が残りやすい。しかしながら、本実施の形態のように、基材フィルム21の側からレーザー光L1が照射されることで、意匠膜30aが基材フィルム21の一方の側に積層されている場合、レーザー光L1を十分に吸収して蒸発する。あるいは、意匠膜30aが遮光膜27aに対して基材フィルム21とは逆側に積層されている場合、レーザー光L1を吸収した遮光膜27aが蒸発する際に意匠膜30aが巻き込まれて、遮光膜27aとともに除去される。いずれの場合でも、残留物をほとんど残さずに意匠膜30aを除去することができる。すなわち、加飾シート20の透過部29に残留物を残りにくくすることができる。
また、レーザー光L1は、基材フィルム21の一方の側のフィルム面の法線方向が鉛直下向き方向と90°未満の角度となった状態で照射される。すなわち、基材フィルム21の遮光膜27a及び意匠膜30aが積層された側のフィルム面が鉛直下向き方向を向いた状態で、レーザー光L1は、照射される。レーザー光L1が照射されて透過部29が形成される際に、重力によって透過部29に残りそうな残留物を加飾シート20の外部へ落下させることができる。このため、加飾シート20の製造工程において、透過部29に残留物を残りにくくすることができる。
加飾シート20において、透過部29は、基材フィルム21から離間するにつれて基材フィルム21のフィルム面に沿った長さが大きくなっている。すなわち、遮光層27及び意匠層30は、基材フィルム21に近づくにつれて大きくなっている。このような形状の遮光層27及び意匠層30は、基材フィルム21から剥離しにくくなっている。また、加飾シート20に圧力が加わっても、遮光層27及び意匠層30が変形しにくい。すなわち、遮光層27及び意匠層30は、安定している。このため、意匠層30によって形成される意匠が害されにくくなっている。
また、遮光層27は、意匠層30の基材フィルム21に対して逆側に設けられている。この場合、図2に示すように、意匠層30が遮光層27より大きくなっている。したがって、意匠層30の側からの観察において、遮光層27が観察されてしまうことが効果的に抑制されている。すなわち、遮光層27によって透過部29を透過する画像光が妨げられることが効果的に防止される。
あるいは、意匠層30は、遮光層27の基材フィルム21に対して逆側に設けられている。この場合、図3に示すように、遮光層27が意匠層30より大きくなっている。したがって、意匠層30に入射しようとする光を遮光層27によって効果的に遮光することができる。すなわち、意匠層30を画像光等が透過して、意匠層30によって表される意匠と画像光等の光とが混合して観察されることを効果的に防止することができる。
以上のように、本実施の形態の加飾シート20は、基材フィルム21の一方の側に遮光膜27a及び意匠膜30aを積層する工程と、基材フィルム21の側からレーザー光L1が照射されることで、遮光膜27a及び意匠膜30aの一部が除去され、複数の透過部29が形成される工程と、を備え、一部が除去された意匠膜30aは、意匠を表示する意匠層30を形成し、一部が除去された遮光膜27aは、意匠層30を覆う遮光層27を形成する方法によって、製造される。このような製造方法によって製造される加飾シート20によれば、レーザー光L1が照射される基材フィルム21の側に設けられた遮光膜27aまたは意匠膜30aは十分にレーザー光L1を吸収するため、積層された意匠膜30a及び遮光膜27aを、残留物をほとんど残さずに除去することができる。このため、加飾シート20の透過部29に残留物を残しにくくして、加飾シート20の意匠性の悪化を抑制することができる。
上述した加飾シート20及び加飾シート20を有する加飾シート付き表示装置1は、例えば自動車や鉄道等の車両、航空機、船舶及び宇宙船等の移動体の内装部材または外装部材に用いられる。具体的な適用例として、加飾シート20及び加飾シート20を有する加飾シート付き表示装置1は、自動車のセンターコンソールや、ドアトリムに用いられる。あるいは、加飾シート20及び加飾シート20を有する加飾シート付き表示装置1は、建物の内装部材または外装部材、電子機器、家具や電化製品に組み込まれて用いられてもよい。
本発明の態様は、上述した個々の実施の形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
例えば、上述した実施の形態において、意匠層30において、絵柄層31は、無機層32より基材フィルム21側に位置している。すなわち、加飾シート20の製造工程において、基材フィルム21の側に絵柄膜31aが設けられており、遮光膜27aの側に無機膜32aが設けられている。しかしながら、基材フィルム21の側に無機膜32aが設けられており、遮光膜27aの側に絵柄膜31aが設けられていてもよい。
また、意匠層30は、絵柄層31及び無機層32を複数有していてもよい。さらには、意匠層30は、絵柄層31を有していなくてもよい。すなわち、意匠膜30aは、絵柄膜31a及び無機膜32aを複数有していてもよいし、絵柄膜31aを有していなくてもよい。意匠層30が絵柄層31を有してない場合、無機層32によって、意匠層30が表示する意匠を形成する。
1 加飾シート付き表示装置
10 表示装置
11 表示面
20 加飾シート
21 基材フィルム
27 遮光層
27a 遮光膜
29 透過部
30 意匠層
30a 意匠膜
31 絵柄層
31a 絵柄膜
32 無機層
32a 無機膜
40 保護膜

Claims (12)

  1. 基材フィルムと、
    前記基材フィルムの一方の側に設けられた可視光を吸収する遮光層及び意匠を形成する意匠層と、
    前記遮光層及び前記意匠層の非形成部である透過部(平面視において、当該透過部に外接する長方形のうち面積が最小のものにおいて、長辺の長さが短辺の長さの2倍以上となるものを除く)と、を備え、
    前記透過部は、前記基材フィルムから離間するにつれて前記基材フィルムのフィルム面に沿った長さが大きくなっており、
    前記意匠層は、前記遮光層の前記基材フィルムに対して逆側に設けられており、
    前記遮光層は、前記意匠層より、波長1064nmのNd:YAGレーザーのレーザー光の吸収率が高くなっている、加飾シート。
  2. 基材フィルムと、
    前記基材フィルムの一方の側に設けられた可視光を吸収する遮光層及び意匠を形成する意匠層と、
    前記遮光層及び前記意匠層の非形成部である透過部(平面視において、当該透過部に外接する長方形のうち面積が最小のものにおいて、長辺の長さが短辺の長さの2倍以上となるものを除く)と、を備える加飾シートであって、
    前記透過部を含む当該加飾シートの断面において、前記遮光層は、前記基材フィルムから離間するにつれて前記基材フィルムのフィルム面に沿った長さが小さくなっており、
    前記意匠層は、前記遮光層の前記基材フィルムに対して逆側に設けられており、
    前記遮光層は、前記意匠層より、波長1064nmのNd:YAGレーザーのレーザー光の吸収率が高くなっている、加飾シート。
  3. 前記透過部を含む当該加飾シートの断面において、前記意匠層は、前記基材フィルムから離間するにつれて前記基材フィルムのフィルム面に沿った長さが小さくなっている、請求項2に記載の加飾シート。
  4. 基材フィルムと、
    前記基材フィルムの一方の側に設けられた可視光を吸収する遮光層及び意匠を形成する意匠層と、
    前記遮光層及び前記意匠層の非形成部である透過部(平面視において、当該透過部に外接する長方形のうち面積が最小のものにおいて、長辺の長さが短辺の長さの2倍以上となるものを除く)と、を備える加飾シートであって、
    前記透過部を含む当該加飾シートの断面において、前記意匠層は、前記基材フィルムから離間するにつれて前記基材フィルムのフィルム面に沿った長さが小さくなっており、
    前記意匠層は、前記遮光層の前記基材フィルムに対して逆側に設けられており、
    前記遮光層は、前記意匠層より、波長1064nmのNd:YAGレーザーのレーザー光の吸収率が高くなっている、加飾シート。
  5. 前記遮光層は、前記基材フィルムの一方に接して設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の加飾シート。
  6. 前記意匠層は、無機材料を含み、
    前記無機材料は、アルミニウム、酸化チタン、雲母のいずれかを含む、請求項1乃至のいずれか一項に記載の加飾シート。
  7. 前記透過部は、規則的に配列されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の加飾シート。
  8. 前記透過部は、格子状に配列されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の加飾シート。
  9. 前記透過部は、透明な樹脂によって埋められている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の加飾シート。
  10. 前記基材フィルムは、異種のフィルムが2層以上積層された積層構造を有し、
    積層構造をなす各フィルムは、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、環状ポリオレフィン、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体、メタクリル酸メチル-アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体から選択される材料から構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の加飾シート。
  11. 表示面を有する表示装置と、
    前記表示面に対面して配置された請求項1乃至10のいずれか一項に記載の加飾シートと、を備え、
    前記加飾シートは、前記意匠層に対して前記遮光層が設けられた側が前記表示面に対面するように配置されている、加飾シート付き表示装置。
  12. 前記表示装置は、前記表示面を取り囲む部分を有し、
    前記加飾シートは、前記表示装置の前記表示面及び前記表示面を取り囲む部分を覆い、
    前記加飾シートの前記透過部は、前記加飾シートの前記表示面に対面する部分及び前記表示面を取り囲む部分に対面する部分に配置されている、請求項11記載の加飾シート付き表示装置。
JP2021214080A 2019-03-28 2021-12-28 加飾シートの製造方法、加飾シート及び加飾シート付き表示装置 Active JP7264226B2 (ja)

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