JP7254053B2 - 計時器用ムーブメントにおける、特に衝撃吸収性である、回転車のロッドのためのベアリング - Google Patents

計時器用ムーブメントにおける、特に衝撃吸収性である、回転車のロッドのためのベアリング Download PDF

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Description

本発明は、計時器用ムーブメントにおける回転車のロッドのための、特に衝撃吸収性の、ベアリングに関する。本発明は、さらに、このようなベアリングを備える計時器用ムーブメントに関する。
計時器用ムーブメントにおいては、回転車のロッドの端部には、一般的には、ピボットがあり、これらのピボットは、計時器用ムーブメントのプレート又はブリッジに取り付けられたベアリング内にて回転する。特定の車、特に、バランス、においては、ベアリングには通常、衝撃吸収機構を設ける。実際に、バランスのロッドのピボットは一般的には細く、バランスの質量が比較的大きいので、衝撃吸収機構がないとピボットが衝撃の影響で破損してしまうことがある。
図1に、伝統的な衝撃吸収性のベアリング1の構成を示している。ピボットのための軸方向のガイド要素を形成する貫通穴7が形成された穴開きジュエル2は、通常ベアリングと呼ばれ、通常はセッティングと呼ばれるベアリング支持体3内に入れ込まれ、このベアリング支持体3上にエンドストーン4が取り付けられる。このセッティング3は、エンドストーン4の上部に軸方向の応力を与えるように構成している弾性手段、一般的には、衝撃吸収ばね6、によって、支持ユニット5の裏側に対向するように支持されるように維持される。図2に示しているように、ロッド8のピボット9が、貫通穴7内に挿入される。このような衝撃吸収性のベアリング1によって、ピボット9の長手方向の軸に沿った衝撃を吸収することができ、セッティング3、ドーム状のジュエル2、及びエンドストーン4によって形成されるアセンブリーが、衝撃吸収ばね6を介して動くことができる。
しかし、ロッド8とピボット9が傾くと、ピボット9は、穴7の内壁がまっすぐであれば、穴7のエッジと摩擦し、このことによって、ピボット9を早く摩耗させてしまうことがある。なぜなら、この接触するエッジの曲率半径が非常に小さく、大きな接触圧力が発生するからである。これを避けるために、穴の内壁をオリーブ状にすることが知られている。この内壁には、ピボット9が傾いても曲率半径が大きい領域においてピボットが支持されることを確実にするように意図されている丸まった領域がある。
しかし、このような内壁が丸まっているような穴を製造する方法は複雑である。実際に、例えば、穴を通過するダイヤモンドワイヤの軸に対してガイド要素を傾斜させるようにしてダイヤモンドワイヤを用いて穴の内壁を平滑化する。この方法は実装が難しく、1つずつ製造される穴開きジュエルすべてに対して正確かつ一定の結果を常に得ることができるとは限らない。
このような状況で、本発明は、前記課題を解決するような、計時器用ムーブメントのベアリング、特に、衝撃吸収性のベアリング、のための、回転車のロッド、例えば、バランスのロッド、のピボットをガイドするためのガイド要素を提案することを目的の1つとする。
このために、本発明は、計時器用ムーブメントのベアリング、特に、衝撃吸収のための、回転車のロッド、例えば、バランスのロッド、を半径方向にてガイドするためのガイド要素に関する。これは、支持ユニットと連係してその支持ユニット内に維持されるように構成しているガイド要素本体を備える。前記ガイド要素本体は、ロッドが回転することを可能にしつつ、そのロッドを半径方向にて維持するように、前記ピボットを半径方向に保持するための保持空間を定める。
このガイド要素は、角度的に離れて分布しており局所的に半径方向にて支持する少なくとも3つの支持部品を備え、これらの3つの支持部品が、前記半径方向の保持空間を定め、各支持部品には、前記ピボットと接触する面があり、その各面は、局所的に、前記半径方向の保持空間の内側の方へと凸む部分円筒状の形を有し、前記支持部品分が細長い本体を備えるという点で優れている。
したがって、このような構成によって、ガイド要素が高精度であることを確実にすることができる。実際に、面全体にわたって一定の特定の形状を与えるために、穴の内面を成形するよりも、互いに別個に支持部品を機械加工する方が容易である。
有利な実施形態の1つにおいて、部分円筒状の形の円筒の軸は、ピボットに対して実質的に垂直である。
有利な実施形態の1つにおいて、前記支持部品の接触面全体が部分円筒状の形になっている。
有利な実施形態の1つにおいて、前記支持部品は、細長い本体を備える。
有利な実施形態の1つにおいて、前記細長い本体は、平行六面体である。
有利な実施形態の1つにおいて、前記細長い本体から、接触面がある端部が続いて延在しており、この端部と前記細長い本体が肩部を形成する。
有利な実施形態の1つにおいて、前記ガイド要素は、前記支持部品を支持する支持メンバーを備える。
有利な実施形態の1つにおいて、前記支持メンバーには、前記支持部品の一部を挿入するための溝が形成されており、この溝は半径方向に形成される。
有利な実施形態の1つにおいて、前記支持メンバーは、ディスク状であり、前記溝は、ディスクの中心のまわりに角度的に離れて分布される。
有利な実施形態の1つにおいて、前記支持メンバーには、前記保持空間の上又は下に貫通穴が形成され、この貫通穴は、好ましくは、前記支持メンバーの中心に形成される。
有利な実施形態の1つにおいて、前記支持部品は、前記支持メンバーに対して固定される。
有利な実施形態の1つにおいて、前記支持部品は、衝撃を吸収することができる弾性手段を用いて前記支持メンバーに固定される。
有利な実施形態の1つにおいて、前記ガイド要素は、ケイ素を含有し、前記支持部品は、DRIEタイプの深掘り反応性イオンエッチング法によって作られる。
有利な実施形態の1つにおいて、前記ガイド要素は、金属、例えば、ニッケル、を含有し、前記支持部品は、LIGAタイプのリソグラフィー電気めっき成形法によって作られる。
本発明は、さらに、支持ユニットを備える、特に衝撃吸収性である、計時器用ムーブメントのベアリングに関する。このベアリングは、本発明に係るガイド要素を備える点で優れている。
本発明は、さらに、計時器用ムーブメントの回転車を備える回転アセンブリー、例えば、バランスのロッドを備えるもの、に関し、この回転車はピボットを備える。この回転アセンブリーは、本発明に係る半径方向のガイド要素を備え、前記ピボットは、回転可能でありつつ半径方向に維持される。
有利な実施形態の1つにおいて、前記ピボットには、前記支持部品と連係するコーン状の端部があり、コーンの底部は、前記保持空間の直径よりも大きい直径を有し、これによって、前記ピボットは、前記ガイド要素によって軸方向にも維持される。
添付の図面を参照しながら例として与えられる複数の実施形態についての説明を読むことによって、本発明の他の特徴及び利点が明らかになる。なお、これらの実施形態には限定されない。
従来技術の形態の1つに係る、衝撃吸収性のベアリング及び回転車のロッドの断面図を概略的に示している。 従来技術の形態の1つに係る、ガイド要素及びピボットの断面図を概略的に示している。 第1の実施形態に係るガイド要素の斜視図を概略的に示している。 支持部品を備えていない図3のガイド要素の斜視図を概略的に示している。 本発明の第1の実施形態に係る、3つの支持部品によって形成される保持空間に挿入されたロッドのピボットの斜視図を概略的に示している。 図5を上から見た図を概略的に示している。 本発明の第2の実施形態に係る、3つの支持部品によって形成される保持空間に挿入されたロッドのピボットの斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る、3つの支持部品によって形成される保持空間に挿入されたロッドのピボットの斜視図を概略的に示している。
計時器用ムーブメントにおいては、回転車のピボット、例えば、バランスのロッド、の軸のまわりでピボットが回転することを可能につつ、回転車のピボットを維持するためのベアリングが用いられる。計時器用ムーブメントは、一般的には、プレートと、少なくとも1つのブリッジ(図示せず)を備え、前記プレート及び/又はブリッジには、開口が形成されており、前記ムーブメントは、さらに、前記開口に挿入されるベアリングを備える。このベアリングは、例えば、衝撃吸収性のベアリングである。このベアリングは、ピボットを半径方向にガイドするための要素を備え、これによって、このピボットを1つの方向にて維持し、かつ、ピボットをその軸のまわりにて回転させることを可能にする。この軸は、好ましくは、前記方向と同じ直線上にある。
図3は、本発明に係るガイド要素10を示している。ガイド要素10は、支持ユニット(図示せず)と連係して、その支持ユニット内に維持されるように構成しているガイド要素本体を備える。ガイド要素10は、特に、ピボットを半径方向にて保持するための保持空間11を定める。
本発明によれば、ガイド要素10は、局所的に半径方向にて支持する3つの支持部品12、13、14を備え、これらは、保持空間11のまわりにて角度的に離れて分布しており、したがって、ピボットがこの保持空間11内に収容されているときにはピボットのまわりにて分布している。本出願に記載している実施形態において、ガイド要素10は、3個の支持部品を備える。しかし、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個又はそれよりも多いような実施形態も可能である。この支持部品の数は、ピボットの寸法構成、そして、したがって、ピボットを収容するために必要な保持空間の寸法構成に依存し、そして、支持部品の寸法構成に依存する。
支持部品12、13、14は、平行六面体の細長い本体を備える。この細長い本体から、端部16、17、18が、長手方向に続いて延在しており、この端部及び本体は、肩部21、22、23を形成する。各端部16、17、18には接触面24、26、27があり、これによって、保持空間11を部分的に定めつつ、前記ピボットを半径方向にて維持する。
ガイド要素11は、前記支持部品12、13、14を支持するための支持メンバー15を備える。ここで、支持メンバー15は、支持メンバー15の中心に貫通穴19が形成されたディスクの形状を有する。この貫通穴19は、図において保持空間11の下にある。図4に示しているように、支持メンバー15には、支持部品12、13、14の一部を挿入するための溝28、29、31がある。溝28、29、31は、ディスクの中心のまわり、したがって、貫通穴のまわり、にて角度的に離れて分布している。この実施形態において、支持部品12、13、14は、支持メンバー15に対して固定される。支持部品12、13、14は、実質的に肩部21、22、23、23まで溝28、29、31内に挿入され、これによって、貫通穴19の上にて溝28、29、31を越えて端部16、17、18が延在している。
図示していない別の実施形態において、支持部品は、衝撃を吸収することができる弾性手段を用いて支持メンバーに固定される。この弾性手段は、例えば、支持部品のフレキシブルな部分によって構成し、このフレキシブルな部分が溝内に挿入される。
図5及び6は、図3の第1の実施形態に係る、支持部品の端部16、17、18の3つの接触面24、26、27によって維持されるロッド8のピボット9を拡大した図を示しており、これらの3つの接触面24、26、27は、前記半径方向の保持空間11の一部を定める。保持空間11の寸法構成は、ピボット9が回転することができるように選択される。このような状況で、ピボット9は、3つの支持部品の接触面24、26、27と同時に接触していない。さもなければ、ピボット9はその回転時に妨げられる。面24、26、27の間にて定められる空間11は、ピボットの直径よりもわずかに大きい最小直径を有する。このようにして、接触面24、26、27は、ピボット9を回転可能にしつつ、実質的に同じ方向を向いたままにするようにピボット9を半径方向に維持する。
ロッドがわずかに傾斜したときにピボット9が早期摩耗するリスクを回避するために、接触面24、26、27には、空間11の内側の方へと凸む部分円筒状の形の部分が少なくとも1つある。この円筒の軸は、好ましくは、ピボット9の軸に対して実質的に垂直である。この実施形態において、接点面24、26、27はそれぞれ、部分円筒状の部分である。
図7は、端部35、36、37の接触面38、39、40の第2の実施形態を示しており、これにおいて、接触面38、39、40のプロファイルは任意の所与のカーブであることができる。しかし、これらの接触面にはそれぞれ、ピボット9と接触する可能性がある領域において、局所的に部分円筒状の部分44、45、46がある。また、この円筒の軸は、この実施形態においても、ピボット9の軸に対して実質的に垂直である。
図示していない第2の実施形態の代替形態において、接触面の下側部分が、保持空間の方へと延在する部分円筒状の形を含む。
図8に示している第3の実施形態においては、前記部分円筒状の形が、支持部品の各端部51、52、53の接触面54、55、56の全体にわたっている。接触面54、55、56のプロファイルは、円の90°分の弧を描く。したがって、接触面54、55、56の外壁の形は、円筒の4分の1分を描く。
また、この第3の実施形態において、ピボット30には、好ましくは、コーン状の端部32があり、接触面54、55、56には、ピボット30のコーン状の周壁に対する軸方向の支持体を形成する機能もある。コーン32の底部は、保持空間11の最小直径よりも大きい直径を有する。したがって、ピボット30は、接触面54、55、56を越えない。このようなピボットとこのようなガイド要素によって形成されるアセンブリーのこのような実施形態によって、エンドストーンなしでピボット30を軸方向にてブロックすることが可能になる。実際に、ガイド要素は、ピボット30の軸方向と半径方向の保持機構としてはたらく。
また、支持面の第2の実施形態は、ピボットのコーン状の端部が、半径方向の支持体に加えて軸方向の支持体としてもはたらくように用いることができる。この場合、ピボットのコーンの底部が保持空間の最小直径よりも大きい直径を有する必要がある。
支持部品の第1の実施形態において、支持部品はケイ素を含有し、各支持部品はDRIEタイプの深掘り反応性イオンエッチング法によって作られる。
第2の実施形態において、支持部品は、金属、例えば、ニッケル、を含有し、この支持部品は、LIGAタイプ(ドイツ語でRhoentgenlithographie, Galvanoformung, Abformung)のリソグラフィー電気めっき成形法によって、又はワイヤ侵食によって作る。
当然、本発明は、図面を参照しながら説明した実施形態に限定されず、その代替形態が本発明の文脈を超えずに可能である。3を超える数の支持部品を備える半径方向のガイド要素が、例えば、4、5、6、又はさらには10又は12個の支持部品を用いて作ることができ、上述の実施形態において記載された形であってもよく、また、他の形であってもよい。
1 ベアリング
2 ジュエル
4 エンドストーン
5 支持ユニット
6 衝撃吸収ばね
7 貫通穴
8 ロッド
9、30 ピボット
10 ガイド要素
11 保持空間
12、13、14 支持部品
15 支持メンバー
16、17、18、35、36、37 端部
19 貫通穴
21、22、23 肩部
24、26、27、38、39、40、54、55、56 面
28、29、31 溝
32 コーン状の端部
51、52、53 支持部品

Claims (12)

  1. 衝撃吸収性である、計時器用ムーブメントのベアリングための、回転車のロッド(8)、例えば、バランスのロッド、のピボット(9、30)を半径方向にてガイドするためのガイド要素(10)であって、
    当該ガイド要素(10)は、角度的に離れて分布しており局所的な半径方向の支持のための少なくとも3つの支持部品(12、13、14)を備え、
    前記3つの支持部品(12、13、14)は、ロッド(8)が回転することを可能にしつつ、そのロッド(8)を半径方向にて維持するように、前記ピボット(9、30)を半径方向に保持するための保持空間(11)を定め、
    前記支持部品(12、13、14)にはそれぞれ、前記ピボット(9、30)と接触する面(24、26、27、38、39、40、54、55、56)があり、
    前記面はそれぞれ局所的に、前記保持空間(11)の内側の方へと凸む部分円筒状の形になっており、
    前記支持部品(12、13、14)には、細長い本体があり、
    当該ガイド要素(10)は、前記支持部品(12、13、14)を支持するための支持メンバー(15)を備え、
    前記支持メンバー(15)には、前記支持部品(12,13,14)の一部を挿入するための溝(28,29,31)が形成されており、
    前記溝は、半径方向に形成され、
    前記支持メンバー(15)は、ディスクの形状であり、
    前記溝(28、29、31)は、前記ディスクの中心のまわりに角度的に離れて分布している
    ことを特徴とするガイド要素。
  2. 前記部分円筒状の形の部分の円筒の軸は、前記ピボット(9,30)に対して実質的に垂直である
    ことを特徴とする請求項1に記載のガイド要素。
  3. 前記支持部品の面(54、55、56)の全体が部分円筒状の形になっている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガイド要素。
  4. 前記細長い本体から、前記接触面(24、26、27、38、39、40、54、55、56)がある端部(16、17、18、35、36、37)が長手方向に続いて延在しており、
    前記端部(16、17、18、35、36、37)及び前記細長い本体が、肩部(21、22、23)を形成する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載のガイド要素。
  5. 前記支持メンバー(15)には、前記保持空間(11)の上又は下に、貫通穴(19)が形成されており、
    前記貫通穴(19)は、好ましくは、前記支持メンバー(15)の中心に形成される
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のガイド要素。
  6. 前記支持部品(12,13,14)は、前記支持メンバー(15)に対して固定されている
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載のガイド要素。
  7. 前記支持部品(12、13、14)は、衝撃を吸収することができる弾性手段を用いて前記支持メンバー(15)に固定される
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載のガイド要素。
  8. 衝撃吸収性である、計時器用ムーブメントのベアリングための、回転車のロッド(8)、例えば、バランスのロッド、のピボット(9、30)を半径方向にてガイドするためのガイド要素(10)であって、
    当該ガイド要素(10)は、角度的に離れて分布しており局所的な半径方向の支持のための少なくとも3つの支持部品(12、13、14)を備え、
    前記3つの支持部品(12、13、14)は、ロッド(8)が回転することを可能にしつつ、そのロッド(8)を半径方向にて維持するように、前記ピボット(9、30)を半径方向に保持するための保持空間(11)を定め、
    前記支持部品(12、13、14)にはそれぞれ、前記ピボット(9、30)と接触する面(24、26、27、38、39、40、54、55、56)があり、
    前記面はそれぞれ局所的に、前記保持空間(11)の内側の方へと凸む部分円筒状の形になっており、
    前記支持部品(12、13、14)には、細長い本体があり、
    ケイ素を含有しており、
    前記支持部品は、DRIEタイプの深掘り反応性イオンエッチング法によって作られる
    ことを特徴とするガイド要素。
  9. 衝撃吸収性である、計時器用ムーブメントのベアリングための、回転車のロッド(8)、例えば、バランスのロッド、のピボット(9、30)を半径方向にてガイドするためのガイド要素(10)であって、
    当該ガイド要素(10)は、角度的に離れて分布しており局所的な半径方向の支持のための少なくとも3つの支持部品(12、13、14)を備え、
    前記3つの支持部品(12、13、14)は、ロッド(8)が回転することを可能にしつつ、そのロッド(8)を半径方向にて維持するように、前記ピボット(9、30)を半径方向に保持するための保持空間(11)を定め、
    前記支持部品(12、13、14)にはそれぞれ、前記ピボット(9、30)と接触する面(24、26、27、38、39、40、54、55、56)があり、
    前記面はそれぞれ局所的に、前記保持空間(11)の内側の方へと凸む部分円筒状の形になっており、
    前記支持部品(12、13、14)には、細長い本体があり、
    金属、例えば、ニッケル、を含有し、
    前記支持部品は、LIGAタイプのリソグラフィー電気めっき成形法によって作られる
    ことを特徴とするガイド要素。
  10. 撃吸収性である、計時器用ムーブメントのベアリングであって、
    請求項1~9のいずれか一項に記載のガイド要素(10)を備える
    ことを特徴とするベアリング。
  11. 計時器用ムーブメントの回転車を備える回転アセンブリー、例えば、バランスのロッド(8)を備える回転アセンブリー、であって、
    前記回転車は、ピボット(9,30)を備え、
    当該回転アセンブリーは、請求項1~10のいずれか一項に記載のガイド要素(10)を備え、
    前記ピボット(9、30)は、回転可能でありつつ、半径方向に維持される
    ことを特徴とする回転アセンブリー。
  12. 前記ピボット(30)には、前記支持部品(51,52,53)と連係するコーン状の端部(32)があり、
    前記コーン状の端部(32)のコーンの底部は、前記保持空間(11)の直径よりも大きい直径を有し、これによって、前記ピボット(30)が前記ガイド要素(10)によって軸方向にも維持される
    ことを特徴とする請求項11に記載の回転アセンブリー。
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