JP7252822B2 - 更生管用巻出冶具及び巻出方法 - Google Patents

更生管用巻出冶具及び巻出方法 Download PDF

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Description

本発明は、帯状部材から螺旋管を形成する際に用いる巻出冶具及び巻出方法に関し、特に老朽化した既設の下水管やトンネルなどの管状体の内周に沿う螺旋管状の更生管を巻き出すのに用いる巻出冶具及び巻出方法に関する。
老朽化した下水管等の既設管を例えばSPR(Spiral Pipe Renewal)工法によって更生することは公知である(特許文献1~2等参照)。SPR工法では、製管装置を用いて、帯状部材(プロファイル)を既設管の内周に沿って螺旋状に巻回するとともに一周違いに隣接する縁どうしを凹凸嵌合によって接合させる。これによって、既設管の内周に沿う更生管が製管される。
製管工程に先立ち以下のような巻出し作業を行なう。製管装置を人孔に搬入する。また、帯状部材を地上のドラムから繰り出して人孔に挿し入れる。そして、人孔内において、帯状部材の端部から一周以上を螺旋状に巻回して製管装置に組み付けた後、帯状部材が内周規制体にぴったり巻き付くまで製管装置を駆動させる。
特許第4866428号公報 国際公開番号WO2012/108434
狭隘な人孔内や既設管内で前記の巻き出し作業を人力で行なうのは容易でなく、作業に時間を要していた。
そこで、発明者は、更生管の周長に嵌合代を加えた長さの巻出帯材を用意し、該巻出帯材を螺旋状に一周巻いてその両端部を嵌合代の長さ分だけ嵌合させることによって巻出リングを作製し、該巻出リングに製管装置を組み付けるとともに、帯状部材を製管装置に導入して巻出帯材と接合する方法を発案した。これによって、巻出しのために製管装置を数周分駆動させる必要が無く、巻出し作業を簡易かつ短時間で行うことができる。
一方、作成した巻出リングに帯状部材を接続したところ、巻出リングがうねるように変形することがあった。例えばスチール製の補強帯材を含む高剛性仕様の帯状部材を予め巻癖を付与して巻出リングに接続した場合、特に更生管の口径ひいては巻出リング径と巻癖径との径差が大きいと、前記うねり変形が生じやすく、2周目以降の更生管の形状を維持できないことがあった。
本発明は、かかる事情に鑑み、帯状部材からなる螺旋管状の更生管を製管する際の巻出し作業を巻出リングを用いて簡易かつ短時間で行うとともに、帯状部材と接続したときの前記巻出リングのうねり変形を防止することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明物は、帯状部材からなる螺旋管状の更生管を既設管状体の内周に沿って製管するのに先立ち前記更生管を巻き出すための巻出冶具であって、
冶具フレームと、
前記冶具フレームの周方向に間隔を置いて設けられ、巻出帯材を螺旋状に巻いた巻出リングを解放可能に保持する複数のクランプ部と、
を備えたことを特徴とする。
前記巻出帯材は、好ましくは更生管の一周分の長さに嵌合代を加えた長さとする。これによって、更生管と同じ周長の巻出リングが得られる。より好ましくは、前記巻出帯材は、帯状部材と同一の断面を有している。
該巻出帯材からなる巻出リングの周方向の複数箇所をクランプ部によって保持したうえで、巻出リングに帯状部材を接続する。帯状部材は、例えばスチール製の補強帯材を含む高剛性仕様であってもよい。帯状部材に予め巻癖を付与したうえで巻出リングに接続してもよい。更生管の口径ひいては巻出リング径と、帯状部材の巻癖径との径差が大きくてもよい。そのような場合でも、巻出冶具で巻出リングの周方向の複数箇所をクランプしておくことによって、巻出リングがうねるように変形するのを防止できる。
その後、製管装置によって2周目以降の製管を行う。巻出リングがうねり変形を来たしていないために、2周目以降の更生管の形状を巻出リングに合わせた所望形状に維持することができ、安定的な製管を行うことができる。
前記冶具フレームに対して前記周方向と交差する方向へ変位可能な複数のアームが、前記冶具フレームの周方向に間隔を置いて前記クランプ部と対応するように設けられ、各アームの先端部に、対応するクランプ部が設けられていることが好ましい。
各アームを前記周方向と交差する方向へ位置調節することによって、更生管の口径ないしは周長に合わせて、巻出径ないしは巻出周長を広範囲に調整できる。
また、アームを冶具フレーム側に変位させて閉じることで、巻出冶具を狭隘な人孔等の作業スペースに容易に出し入れできる。ひいては、限られた作業スペースで巻出作業を容易に行なうことができる。
前記巻出冶具が、複数のアームの前記変位を互いに同期させる連動機構を更に備えたことが好ましい。
これによって、複数のアームを同時かつ均等に開閉できる。
前記冶具フレームが、互いに軸方向に対向する一対の環状体と、これら環状体を接近離間可能に連結する連結部材とを含み、
前記アームと前記冶具フレームとが、前記環状体どうしの間隔に応じて前記アームを前記交差する方向へ変位させるリンク機構によって連結されていることが好ましい。
冶具フレームの環状体どうしの間隔調節によって、複数のアームが互いに同期して前記交差する方向へ変位される。冶具フレームが前記連動機構を兼ねる。
前記冶具フレームが、前記帯状部材を挿通可能な環状であることが好ましい。
これによって、帯状部材を冶具フレームの中心に通して巻出リングに接続できる。
前記冶具フレームが、周方向に配置された複数の部分環状体を含み、隣接する部分環状体どうしが分離可能に接合されていることが好ましい。
帯状部材を巻出リングに接続した後、部分環状体どうしを分離することで、巻出冶具を解体して撤去できる。巻出冶具の撤去のために、帯状部材を切断する必要が無く、製管作業を継続できる。また、人孔の開口部などが極めて小さい場合でも、冶具フレームを分解することによって前記開口部から容易に出し入れできる。
本発明方法は、帯状部材からなる螺旋管状の更生管を既設管状体の内周に沿って製管するのに先立ち前記更生管を巻き出す方法であって、
巻出帯材を螺旋状に巻いて巻出リングを作製する工程と、
前記巻出冶具の複数のクランプ部によって前記巻出リングの周方向の複数箇所を保持させる工程と、
前記更生管の延伸方向の先端側の管端部を周方向の一部分を除いて解放させた状態で製管しながら螺旋状に推進される製管装置を前記巻出リングに組み付ける工程と、
前記帯状部材の端部を前記製管装置と係合させる工程と、
前記帯状部材の端部を前記巻出リングの端部と接合する工程と
を備えたことを特徴とする。
前記製管装置は、リンクローラ等の内周規制体(特許文献1,2参照)が不要である。本発明は、かかる非内周規制型の製管装置によって更生管を製管する場合に好適である。すなわち、本発明によれば、巻出冶具によって巻出リングを介して更生管の形状を保持することができる。したがって、非内周規制型製管装置によって更生管の周方向の上側部分を製管する際、当該非内周規制型製管装置の重みで更生管が撓むのを防止することができる。
本発明によれば、螺旋管状の更生管を巻き出すための巻出リングのうねり変形を防止でき、更生管を安定的に製管できる。
図1は、更生対象の既設管に連なる発進人孔内において、本発明の第1実施形態に係る巻出冶具を用いて更生管を巻き出して製管を開始する様子を実線で示し、製管が進んだ状態を二点鎖線で示す断面図である。 図2(a)は、前記巻出冶具を展開状態にして巻出リング及び製管装置を組み付けた状態で示す、図1のIIa-IIa線に沿う正面図である。図2(b)は、前記巻出冶具を閉状態にして示す正面図である。 図3は、展開状態の巻出冶具を巻出リング及び製管装置を組み付けた状態で示す斜視図である。 図4(a)は、展開状態の巻出冶具のアーム及びリンク機構を示す側面図である。図4(b)は、閉状態の巻出冶具のアーム及びリンク機構を示す側面図である。 図5(a)は、前記アームの先端のクランプ部を巻出帯材の保持状態で示す、図1の円部Vbを拡大した側面図である。図5(b)は、前記クランプ部を非保持状態で示す側面図である。 図6(a)は、前記巻出帯材を巻出リングにする前の状態で示す斜視図である。 図6(b)は、前記巻出リングの斜視図である。 図7は、前記巻き出し後の製管が進んだ段階における更生管の、図1のVII-VIIに沿う断面図である。 図8(a)は、前記巻出冶具を分解して撤去する様子を示す正面図である。図8(b)は、前記分解された巻出冶具の側面図である。 図9は、本発明の第2実施形態を示し、同図(a)は、展開状態の巻出冶具のアームを含む一部分を示す側面図である。同図(b)は、閉状態の巻出冶具の前記一部分を示す側面図である。 図10は、図9(a)に示されたクランプ部の拡大側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態>
図1は、老朽化した既設管1(既設管状体)を更生する様子を示したものである。既設管1としては、下水道管、上水道管、農業用水管、水力発電導水管、ガス管等が挙げられる。図1の二点鎖線にて示すように、既設管1の内周に沿って更生管9がライニングされることで、既設管1が更生される。
図7に示すように、更生管9は、帯状部材90によって構成されている。帯状部材90は、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂製の帯本体91と、スチール製の補強帯材95とを含む。帯本体91の幅方向の一端部(図7において左側)には、第1嵌合部93が形成され、他端部(図7において右側)には第2嵌合部94が形成されている。補強帯材95によって帯状部材90の剛性が高められている。帯状部材90が螺旋状に巻回されるとともに一周違いに隣接する第1、第2嵌合部93,94どうしが接合されることによって、螺旋管状の更生管9が製管される。
なお、帯状部材90の断面形状は、図に例示したものに限らず、種々の形状を適用できる。
図1に示すように、製管は、好ましくは非内周規制型の自走式製管装置3を用いて行われる。図2(a)及び図3において簡略化して示すように、該製管装置3としては、例えば国際公開WO2018/043619に開示された製管装置と同様のものを用いることができる。製管装置3は、未製管の帯状部材90を製管済の更生管9の延伸方向の先端側(図1において左側)の管端部9eへ斜めに押し込む駆動ローラ3aと、管端部9eと係合(引掛、押当てなど)される管端ガイド3b,3c,3d,3eと、これら駆動ローラ3a及び管端ガイド3b,3c,3d,3e等が搭載される装置フレーム3fとを有し、いわゆるリンクローラなどの内周規制体が省略されている。装置フレーム3fひいては製管装置3は、管端部9eの周方向の一部分に配置されるとともに製管に伴って螺旋状に推進される。管端部9eにおける前記一部分以外の部分は、製管装置3から解放されている。
図1に示すように、製管装置3による更生管9の製管に先立ち、巻き出し作業が行われる。巻き出し作業には、巻出冶具5が用いられる。
図2及び図3に示すように、巻出冶具5は、冶具フレーム10と、複数のアーム20と、複数のリンク機構30と、複数のクランプ部40を備えている。
冶具フレーム10は、一対の環状体11,12と、複数の連結部材15とを含む。一対の環状体11,12は、互いに同径の円形に形成され、冶具フレーム10の軸方向(前後方向)に対向されている。図8(a)に示すように、前側環状体11は、一対の半割状の部分環状体13を含む。これら部分環状体13がネジ止め、凹凸嵌合などによって互いに接合・分離可能になっている。図8(b)に示すように、同様に、後側環状体12は、互いに接合・分離可能な一対の部分環状体14を含む。
図2及び図3に示すように、前後の環状体11,12は、例えば6つ(複数)の連結部材15を介して連結されている。これら連結部材15は、冶具フレーム10の周方向に間隔を置いて、好ましくは等間隔置きに配置されている。各連結部材15は、前後方向に真っ直ぐ延びる棒材又は寸切ボルトによって構成されている。連結部材15の前端部が、前側環状体11に固定されている。連結部材15の後端部は、後側環状体12を摺動可能に貫通している。これによって、環状体11,12どうしが、接近位置(図4(a))と離間位置(図4(b))との間で接近離間可能になっている。
冶具フレーム10には、接近位置で環状体11,12どうしの接近を止めるストッパや、離間位置で環状体11,12どうしの離間を止めるストッパが設けられていてもよい。寸切ボルトからなる連結部材15に前記ストッパの役目をするナットを設けてもよい。
図8に示すように、冶具フレーム10は、一対の半割フレーム10aを含む。各半割フレーム10aは、互いに軸方向(図8(b)の左右方向)に対峙する部分環状体13,14と、該部分環状体13,14どうしを連ねる3つの連結部材15とを含む。各環状体11,12の部分環状体13,14の接合・分離によって、一対の半割フレーム10aどうしが接合・分離可能である。ひいては、冶具フレーム10が組立・分解可能である。
以下、特に断らない限り、冶具フレーム10は組立状態であるものとする。
図2に示すように、冶具フレーム10の径方向外側には、例えば6つ(複数)のアーム20が、冶具フレーム10を囲むように周方向に間隔を置いて、好ましくは等間隔置きに設けられている。これらアーム20は、冶具フレーム10における、連結部材15と同じ周方向位置に配置されているが、連結部材15からずれた周方向位置に配置されていてもよい。
各アーム20は、連結部材15と平行に前後方向へ真っ直ぐ延びている。
図4に示すように、アーム20と冶具フレーム10との間には、アーム20ごとにリンク機構30が設けられている。リンク機構30は、X字状に交差する一対のリンク31,32を含むXリンク機構によって構成されている。これらリンク31,32がそれぞれアーム20と冶具フレーム10との間に架け渡されている。一方のリンク31は、径方向外側の端部がアーム20の前端部に回転可能に連結され、かつ径方向内側の端部が後側環状体12に回転可能に連結されている。他方のリンク32は、径方向外側の端部がアーム20の後端部に前後へスライド可能に連結され、かつ径方向内側の端部が前側環状体11に回転可能に連結されている。
これによって、アーム20が、リンク機構30を介して、冶具フレーム10に対して展開位置と閉位置との間で冶具フレーム10の径方向へ変位可能に連結されている。リンク機構30によって、アーム20が、環状体11,12どうしの間隔(接近離間)に応じて径方向へ位置調節(変位)される。
詳しくは、図1の実線、図2(a)及び図4(a)に示すように、冶具フレーム10の環状体11,12どうしが接近位置のとき、リンク機構30が径方向に伸長して、アーム20が展開位置になる。展開位置におけるアーム20は、冶具フレーム10から径方向外側に離れて位置される。
図1の三点鎖線、図2(b)及び図4(b)に示すように、冶具フレーム10の環状体11,12どうしが離間位置のとき、リンク機構30が径方向に収縮して、アーム20が閉位置になる。閉位置におけるアーム20は、冶具フレーム10に近接して配置される。
さらに、冶具フレーム10の環状体31,32の接近・離間に伴って、6つ(複数)のアーム20が互いに同期して径方向に変位される。好ましくは、これらアーム20は、常に、互いに冶具フレーム10の軸線を中心とする真円上に配置される。
冶具フレーム10は、複数のアーム20を連ねることで、これらアーム20の変位を互いに同期させる連動機構を構成している。
図5(a)及び図5(b)に示すように、各アーム20の前端部(先端部)にクランプ部40が設けられている。クランプ部40は、固定爪41と、可動爪42を含み、後記巻出リング8を解放可能に保持する。固定爪41は、L字状に形成されてアーム20に固定されるとともに、アーム20から前方(先端方向)へ突出されている。
固定爪41の径方向内側に可動爪42が配置されている。爪41,42どうしが冶具フレーム10の径方向に対向している。可動爪42はレバー(梃子)状に形成されている。該可動爪42の長さ方向の中間部が、回転軸42を介してアーム20に対して回転可能に連結されている。回転軸42cは、アームの延び方向(図5において左右)及び爪41,42どうしの対向方向(図5において上下)と直交している。
可動爪42における回転軸42cよりも先端側の爪部分42aが、アーム20から前方(先端方向)へ突出されている。可動爪42における回転軸42cよりも後端側のテール部42bには、雌ネジ孔42dが形成されている。該雌ネジ孔42dにクランプ用ネジ43がねじ込まれている。図5(a)に示すように、ネジ43の先端部をアーム20又は固定爪41に突き当てた状態でネジ43をねじ込むと、テール部42bがネジ43の頭部43a側へ引き寄せられる。これに伴って、爪部分42aが固定爪41に接近される。
巻出冶具5は、次のようにして使用される。
<巻出帯材80>
図6(a)に示すように、巻出冶具5の保持対象の巻出帯材80を用意する。巻出帯材80の長さは、更生管9の周長に嵌合代8dの長さL8dを加えた大きさとする。好ましくは帯状部材90を前記巻出帯材80の長さに切断して、これを巻出帯材80として用いる。帯状部材90の端材を用いることもできる。
図5に示すように、巻出帯材80は、帯状部材90と同一の断面を有している。詳しくは、巻出帯材80は、帯本体81と、補強帯材85を含む。帯本体81は、例えばポリ塩化ビニル等の合成樹脂にて構成されている。帯本体81の幅方向の一端部(図5において左側)には、第1嵌合部83が形成され、他端部(図5において右側)には第2嵌合部84が形成されている。帯本体81における外側面(既設管1の内壁を向く面)に補強帯材85が設けられている。補強帯材85は、スチール等の金属にて構成されている。
なお、巻出帯材80の断面形状は、図に例示したものに限らず、種々の形状を適用できる。巻出帯材80の断面形状が、帯状部材90の断面形状と異なっていてもよい。補強帯材85が省略されていてもよい。
好ましくは、予め地上において前記巻出帯材80を一周程度巻いて巻き癖を付けておく。
<巻出帯材の人孔挿入>
前記の巻出帯材80を地上から人孔4内に降ろす。巻出帯材80は長さが限られており、かつ両端が解放されているため、人孔4の広狭に拘わらず容易に挿し入れることができる。
<巻出冶具の人孔挿入>
また、人孔4内に巻出冶具5を降ろす。このとき、巻出冶具5のアーム20を閉位置(図1の三点鎖線)にしておく。そうすることで、人孔4の開口部の口径が小さくても、巻出冶具5を容易に挿し入れることができる。開口部が非常に狭い場合には、巻出冶具5のフレーム10を2つの半割フレーム10aに分解して人孔4に挿し入れ、人孔4内で組み立ててもよい。
<巻出リングの作製及び保持(クランプ)>
図1の実線及び図2(a)に示すように、人孔4内において、巻出冶具5の一対の環状体11,12を接近させることによって、アーム20を展開する。更に、環状体11,12どうしの距離を調整することで、アーム20の展開度を、製管すべき更生管9の口径に合わせる。冶具フレーム10からなる連動機構によって、6つ(複数)のアーム20を同時かつ均等に開閉できる。
次に、図2(a)及び図3に示すように、巻出帯材80を巻出冶具5の周りに螺旋状に一周巻くとともに、各クランプ部40によって巻出帯材80を保持する。具体的には、図5(a)に示すように、固定爪41を巻出帯材80の第2嵌合部84側の外周溝86に嵌め、可動爪42の爪部分42aを巻出帯材80の平滑な内面に宛がう。続いて、クランプ用ネジ43をねじ込む。これによって、爪部分42aが固定爪41へ向かうように可動爪42が回転され、固定爪41と爪部分42aとの間に巻出帯材80の第2嵌合部84側の端部が強く挟み付けられる。
クランプ部40は、巻出帯材80の外周部よりも引っ込んでいる。特に、固定爪41が補強帯材85よりも径方向内側(図5(a)において下側)に引っ込んでいる。したがって、クランプ部40が既設管1の内周面と干渉するのを避けることができ、既設管1の内部でも巻き出しを行うことができる。さらには、巻出帯材80ひいては帯状部材90を既設管1の内周面に貼り付けるように製管することもできる。
さらに、図6(b)及び図7に示すように、螺旋状に一周巻いた巻出帯材80の長手方向の両端部における幅方向に対向する第1、第2嵌合部83,84どうしを凹凸嵌合させる。嵌合作業は、ハンマーなどを用いて人力で行なうことができる。これによって、図6(b)に示すように、巻出リング8が作製される。
巻出リング8の作製(第1、第2嵌合部83,84どうしの凹凸嵌合)は、巻出帯材80を巻出冶具5に保持させる前に行ってもよく、保持させる途中で行ってもよく、保持させた後に行ってもよい。
複数のクランプ部40によって、巻出リング8を周方向の複数箇所において保持できる。これによって、巻出リング8を略真円のリング形状に保つことができる。
アーム20を開閉させることによって、巻出リング8の巻出径ないしは巻出周長を広範囲に調整できる。
<製管装置3及び帯状部材90の組付け>
図1に示すように、製管装置3を人孔4内に搬入して、巻出リング8に組み付ける。具体的には、製管装置3の管端ガイド3b~3e等を巻出リング8の第1嵌合部13側の部分にスライド可能に係合させる。
また、帯状部材90を地上のドラム6から繰り出し、巻癖付与機7によって巻癖を付与したうえで、人孔4内に導入する。巻癖径は、好ましくは更生管9の口径より小さくし、ひいては巻出リング8の直径(巻出径)よりも小さくする。
図2(a)及び図3に示すように、該帯状部材90の端部を冶具フレーム10の環状体11,12内に通し、さらに製管装置3の一対の駆動ローラ3aどうしの間に通すことで、帯状部材90を製管装置3と係合させる。
さらに、帯状部材90の端部90eを巻出リング8における巻出帯材80の一端部80eと接合する。これによって、巻出リング8が更生管9に組み入れられてその一部となる。接合方法としては、帯状部材どうしの公知の接合方法を応用できる。例えば、接続部材(図示省略)を帯状部材90と巻出帯材80どうし間に跨るように配置するとともに、該接続部材を帯状部材90と巻出帯材80にそれぞれ溶接などで接合する。帯状部材90と巻出帯材80の樹脂部どうし又は金属部どうしを突き当てて直接的に溶着してもよい。
前記帯状部材90と巻出リング8との接合によって、巻出リング8には捩じり力が作用する。これによって、巻出リング8がうねるように変形しようとする。これに対し、巻出冶具5によって巻出リング8の周方向の複数箇所をクランプしておくことによって、前記捩じり力が巻出冶具5に受け渡される。これによって、巻出リング8の前記うねり変形を防止することができる。
このようにして、巻出し作業を短時間で簡単に行なうことができる。人孔4が狭隘であっても巻出し作業を容易に行なうことができる。巻き出しのために製管装置3を更生管9の数周分駆動させる必要もない。
<更生管の製管>
図1に示すように、巻出リング8を既設管1の口部に位置合わせして配置し、製管装置3の駆動ローラ3aを回転駆動させて製管を開始する。これによって、図1の二点鎖線及び図7に示すように、巻出リング8に続いて更生管9が既設管1の内周に沿って製管される。巻出リング8がうねり変形を来たしていないために、2周目以降の更生管9の形状を巻出リング8に合わせた所望形状にすることができ、安定的な製管を行うことができる。
製管に伴って製管装置3が巻き方向に自走される。このとき製管装置3が巻出冶具5と干渉することはない。特に、図5(a)に示すように、製管装置3の管端ガイド3b等は巻出帯材80の第1嵌合部93側の端部に配置されるのに対し、巻出冶具5の爪41,42は巻出帯材80の第2嵌合部84側の端部に配置されているため、管端ガイド3b~3eが爪41,42と干渉することがない。これによって、スムーズに製管を行うことができる。
さらには、巻出冶具5によって巻出リング8を介して更生管9の形状を保持することができる。特に数周程度しか製管が進んでいない段階では、巻出冶具5の形状保持力を管端部9eまで及ばせることができる。したがって、例えば非内周規制型製管装置3が更生管9の周方向の上側部分に位置して上側部分を製管する際、当該製管装置3の重みで更生管9が撓むのを防止することができる。この結果、更生管9の断面形状を円形に保持することができる。
<巻出冶具5の撤去>
製管がある程度進んだら、更生管9の製管済部分によって形状保持力を発現できる。
その後、図8に示すように、ネジ43(図5)を緩めて、クランプ部40を巻出しリング8から解放する。かつ部分環状体13,14をそれぞれ分離することで、巻出フレーム10を2つ(複数)の半割フレーム10aに分離する。これによって、巻出冶具5を解体して撤去できる。巻出冶具5の撤去のために、帯状部材90を切断する必要が無い。
巻出冶具5を撤去することによって、帯状部材90を製管装置3に支障なく供給することができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態>
図9及び図10は、本発明の第2実施形態を示したものである。図9に示すように、第2実施形態の巻出冶具5Bにおいては、アーム22の後端部が後側環状体12に回転可能に連結されている。アーム22の中間部と前側環状体11との間にリンク33(リンク機構)が架け渡されている。リンク33は、アーム22及び前側環状体11に対してそれぞれ回転可能に連結されている。
図9(a)に示すように、前後の環状体11,12を接近させると、アーム22が後端部の回転軸22cを中心にして径方向外側へ展開(変位)される。
図9(b)に示すように、前後の環状体11,12を離間させると、アーム22が後端部の回転軸22cを中心にして径方向内側へ閉じるように変位される。
図10に示すように、アーム22の先端部には、アタッチメント40B(クランプ部)が設けられている。該アタッチメント40Bに固定爪41及び可動爪42が設けられている。図10の実線及び二点鎖線に示すように、アタッチメント40Bは、回転軸45のまわりに回転可能かつ角度固定手段44によって任意の回転角度で固定可能になっている。角度固定手段44は、アタッチメント40Bのボディに形成された円弧状孔44cと、ネジ44bとを含む。
図10の実線に示すように、アーム22の傾斜角度(展開度)に応じてアタッチメント40Bの角度を調整することによって、固定爪41が真っ直ぐ前後方向へ突出されるようにできる。これによって、固定爪41及び可動爪42の間に巻出帯材90を挟み付けたとき、巻出帯材90の幅方向が真っ直ぐ前後方向(図10の左右方向)へ向くようにできる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、巻出冶具の複数のアームの長さが互いに異なっていてもよい。各アームが個別に径方向へ変位されるようにしてもよい。アームが、伸縮されることで長さ調整可能であってもよい。これによって、巻出冶具を真円形の断面に限らず、矩形や馬蹄といった非円形管渠にも適用することができる。
冶具フレームにクランプ部がアームを介さずに直接的に設けられていてもよい。アームを省略してもよい。冶具フレームが、製管しようとする更生管の断面に合わせた形状になっていてもよい。
本発明は既設管状体の更生に適用でき、下水管などの既設管の更生だけでなく、トンネルなどの更生にも適用することができる。
本発明は、例えば老朽化した下水管の更生技術に適用できる。
1 既設管(既設管状体)
3 製管装置
4 人孔
5,5B 巻出冶具
7 巻癖付与機
8 巻出リング
80 巻出帯材
9 更生管
9e 管端部
90 帯状部材
95 補強帯材
10 冶具フレーム(連動機構)
10a 半割フレーム
11,12 環状体
13,14 部分環状体
15 連結部材
20,22 アーム
30 リンク機構
31,32 リンク
33 リンク(リンク機構)
40 クランプ部
40B アタッチメント(クランプ部)
41 固定爪
42 可動爪
43 クランプ用ねじ

Claims (6)

  1. 帯状部材からなる螺旋管状の更生管を既設管状体の内周に沿って製管するのに先立ち前記更生管を巻き出すための巻出冶具であって、
    冶具フレームと、
    前記冶具フレームの周方向に間隔を置いて設けられ、巻出帯材を螺旋状に巻いた巻出リングを解放可能に保持する複数のクランプ部と、
    を備え、前記冶具フレームに対して前記周方向と交差する方向へ変位可能な複数のアームが、前記冶具フレームの周方向に間隔を置いて前記クランプ部と対応するように設けられ、各アームの先端部に、対応するクランプ部が設けられていることを特徴とする巻出冶具。
  2. 複数のアームの前記変位を互いに同期させる連動機構を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の巻出冶具。
  3. 前記冶具フレームが、互いに軸方向に対向する一対の環状体と、これら環状体を接近離間可能に連結する連結部材とを含み、
    前記アームと前記冶具フレームとが、前記環状体どうしの間隔に応じて前記アームを前記交差する方向へ変位させるリンク機構によって連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻出冶具。
  4. 帯状部材からなる螺旋管状の更生管を既設管状体の内周に沿って製管するのに先立ち前記更生管を巻き出すための巻出冶具であって、
    冶具フレームと、
    前記冶具フレームの周方向に間隔を置いて設けられ、巻出帯材を螺旋状に巻いた巻出リングを解放可能に保持する複数のクランプ部と、
    を備え、前記冶具フレームが、前記帯状部材を挿通可能な環状であることを特徴とする巻出冶具。
  5. 前記冶具フレームが、周方向に配置された複数の部分環状体を含み、隣接する部分環状体どうしが分離可能に接合されていることを特徴とする請求項4に記載の巻出冶具。
  6. 帯状部材からなる螺旋管状の更生管を既設管状体の内周に沿って製管するのに先立ち前記更生管を巻き出す方法であって、
    冶具フレームと、前記冶具フレームの周方向に間隔を置いて設けられ、巻出帯材を螺旋状に巻いた巻出リングを解放可能に保持する複数のクランプ部と、を備え、前記巻き出しを行なうための巻出具を用意し、
    巻出帯材を螺旋状に巻いて巻出リングを作製する工程と、
    前記巻出冶具の複数のクランプ部によって前記巻出リングの周方向の複数箇所を保持させる工程と、
    前記更生管の延伸方向の先端側の管端部を周方向の一部分を除いて解放させた状態で製管しながら螺旋状に推進される製管装置を前記巻出リングに組み付ける工程と、
    前記帯状部材の端部を前記製管装置と係合させる工程と、
    前記帯状部材の端部を前記巻出リングの端部と接合する工程と
    を備えたことを特徴とする更生管の巻出方法。
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