JP7251997B2 - 排気浄化装置 - Google Patents
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Description
導入部は、管状に形成され、排気が導入される。屈曲部は、管状に形成され、導入部の下流側にて屈曲する排気の流路を有する。接続部は、管状に形成され、屈曲部の下流側にて屈曲部における流路と連通する流路を有する。
このような構成によれば、排気分散部が浄化部から比較的遠い位置に配置されるので、浄化部の近くで排気の流路が狭められることを抑制できる。よって、流路が狭められることによる排気の圧力損失を抑制することができる。
このような構成によれば、排気分散部が外周部を除く部位にて突出して配置されるので、排気分散部の周囲における外周部に沿う2方向に排気の流路を形成でき、また、排気分散部の浄化部側にも排気の流路を形成できる。よって、排気を3方向に分散して流すことができるので、流路内において排気をより均一に流すことができる。
このような構成によれば、対向部に沿って流れる排気が浄化部側に誘導されやすくすることができるので、排気が旋回流となることをより抑制することができる。
このような構成によれば、対向部を浄化部側に突出させることで排気分散部を構成するので、排気分散部を屈曲部とは異なる部材とする構成と比較して、排気浄化装置の部品点数を削減することができる。
このような構成によれば、排気分散部を板状部材で構成するので、屈曲部の加工が困難な場合であっても、簡易に排気分散部を形成することができ、良好に排気を分散させて流すことができる。
なお、本開示の一態様では、屈曲部は、屈曲部の上流側での流路と屈曲部の下流側での流路とが直交するように屈曲する排気の流路を有してもよい。なお、ここでいう「直交」には「略直交」を含んでもよい。このような構成によれば、屈曲部の上流側での流路と屈曲部の下流側での流路とが直交しない構成と比較して、屈曲部の外周部に沿って一方向の強い旋回流が発生するため、本構成の排気分散部を備えることで、より排気の分散を効率よく行うことができる。よって、効率的に旋回流を抑制することができる。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す排気浄化装置1は、内燃機関から排出される排気が導入され、排気を浄化する機能を有する装置である。排気浄化装置1は、内燃機関に隣接して、例えば、エンジンブロックの外周面に沿って配置される。なお、図1等の図面では、排気の流れ方向を白抜き矢印で示す。また、排気浄化装置1の下流側には、例えば、消音器等が配置される。
第1屈曲部12は、導入部11の下流側にて屈曲する排気の流路20を有する部位である。そして、図1に示す例では、第1屈曲部12は、屈曲する排気の流路20によって、導入部11から水平方向に導入された排気の流れ方向を、鉛直方向下向きに偏向する機能を有する。なお、導入部11は、第1屈曲部12の水平方向の中心よりもやや右側にオフセットした位置にて第1屈曲部12に接続されている。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1a)本開示の一態様は、排気浄化装置1であって、導入部11と、第1屈曲部12と、第1接続部13と、突出部12Bと、触媒31,32と、を備える。
このような構成によれば、突出部12Bが触媒31,32から比較的遠い位置に配置されるので、触媒31,32の近くで流路20が狭められることを抑制できる。よって、流路20が狭められることによる排気の圧力損失を抑制することができる。
このような構成によれば、突出部12Bが外周部12Cを除く部位にて突出して配置されるので、突出部12Bの周囲における外周部12Cに沿う2方向に排気の流路20を形成でき、また、突出部12Bの触媒31,32側にも排気の流路20を形成できる。よって、排気を3方向に分散して流すことができるので、流路20内において排気をより均一に流すことができる。
このような構成によれば、対向部12Aに沿って流れる排気が触媒31,32側に誘導されやすくすることができるので、排気が旋回流となることをより抑制することができる。
このような構成によれば、対向部12Aを触媒31,32側に突出させることで突出部12Bを構成するので、突出部12Bを第1屈曲部12とは異なる部材とする構成と比較して、排気浄化装置1の部品点数を削減することができる。
[2.第2実施形態]
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態以下の実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第2実施形態の排気浄化装置2において、第1屈曲部12Eは、図6に示すように、突出部12Bを備えることなく、対向部12Aの全体は、触媒31からの距離が外周部12Cを構成する曲面と同一になるように構成される。ただし、対向部12Aの内側、すなわち触媒31側には、対向部12Aから触媒31側に突出して配置される板状部材であるプレート15を備える。プレート15は、第1実施形態における突出部12Bに対応する部位、換言すれば、外周部12Cの触媒31側を除く部位にて配置される。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
このような構成によれば、突出部12Bをプレート15で構成するので、第1屈曲部12の加工が困難な場合であっても、良好に排気を分散させて流すことができる。
[3-1.第1実施形態との相違点]
前述した第1実施形態では、触媒31から外周部12Cまでの距離は、最も触媒31からの距離が近くなる部位であっても、触媒31から突出部12Bまでの距離よりは遠くなるように設定された。これに対し、第3実施形態の排気浄化装置3では、触媒31から外周部12Cまでの距離が、最も触媒31からの距離が近くなる部位では、触媒31から突出部12Bまでの距離と同じ距離になるように設定される点で、第1実施形態と相違する。
第3実施形態の排気浄化装置3においては、図7に示すように、第1屈曲部12Fを備える。第1屈曲部12Fにおいて、対向部12Aは、突出部12Bおよび外周部12Cを備える。ただし、第3実施形態の第1屈曲部12Fでは、外周部12Cが、導入部11から遠ざかるにつれて、第1実施形態の構成よりも急速に触媒31に近づくように、外周部12Cにおける水平方向に対する傾きがより大きく構成される。
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
[5.実施形態の構成と本開示の構成との対応関係]
上記実施形態での第1屈曲部12等は、本開示での屈曲部に相当し、上記実施形態での第1接続部13は、本開示での接続部に相当する。また、上記実施形態での触媒31,32は、本開示での浄化部に相当し、上記実施形態での突出部12Bおよびプレート15は、本開示での排気分散部に相当する。また、上記実施形態でのプレート15は、板状部材に相当する。
Claims (8)
- 管状に形成され、排気が導入される導入部と、
管状に形成され、前記導入部の下流側にて、前記導入部から水平方向に導入された排気の流れ方向を、鉛直方向下向きに偏向するための、屈曲する排気の流路を有する屈曲部と、
管状に形成され、前記屈曲部の下流側にて前記屈曲部における前記流路と連通する流路を有する接続部と、
前記接続部内に配置され、排気を浄化する機能を有する浄化部と、
前記屈曲部に配置され、前記屈曲部における流路内にて前記排気の一部の流れ方向を前記排気の他の一部とは異なる方向に分散させる機能を有する排気分散部と、
を備え、
前記導入部は、前記屈曲部において前記水平方向とは直交する左右方向の中心からオフセットした位置にて前記屈曲部に接続されている排気浄化装置。 - 請求項1に記載の排気浄化装置であって、
前記排気分散部は、前記屈曲部において前記浄化部と対向する部位を表す対向部に配置される
排気浄化装置。 - 請求項2に記載の排気浄化装置であって、
前記排気分散部は、前記対向部のうちの外周側の部位を表す外周部を除く部位にて、該外周部よりも前記浄化部側に突出する
ように構成される排気浄化装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の排気浄化装置であって、
前記排気分散部は、前記対向部の少なくとも一部が前記浄化部側に突出するように構成された突出部、
をさらに備える排気浄化装置。 - 請求項3を引用する請求項4に記載の排気浄化装置であって、
前記外周部の一部と前記突出部とは同一の平面を構成する
ように構成される排気浄化装置。 - 請求項2から請求項5の何れか1項に記載の排気浄化装置であって、
前記対向部は、前記導入部から遠ざかるにつれて前記浄化部に近づく
ように構成される排気浄化装置。 - 請求項2から請求項6の何れか1項に記載の排気浄化装置であって、
前記排気分散部は、前記対向部にて前記浄化部側に突出して配置される板状部材、
をさらに備える排気浄化装置。 - 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の排気浄化装置であって、
前記排気分散部は、前記導入部から該導入部における排気の流れ方向に沿って前記屈曲部を見たときに、前記導入部の一部が前記排気分散部によって閉塞して見える
ように構成される排気浄化装置。
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