JP7248193B2 - 乗客コンベアの床板、および乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベアの床板、および乗客コンベア Download PDF

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Description

本開示は、乗客コンベアの乗降口に設けられる乗客コンベアの床板、および乗客コンベアに関する。
従来の乗客コンベアの床板は、記号および模様が表示された記号板と、この記号板が嵌められる化粧板と、を有している(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-326698号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の乗客コンベアの床板では、例えば、記号板にエッチング加工により記号の形状に凹凸を形成した場合は、加工時間が長いこと、および製造費用が高いことが問題であった。
本開示は、上記の問題を解決するためになされたものであり、加工時間の短縮、および製造費用の削減を実現する乗客コンベアの床板を提供することを目的とする。
本開示における乗客コンベアの床板は、記号の形状に形成され複数本の固定具が取り付けられた記号板と、貫通した篏合穴が形成され、記号板が篏合穴に嵌められて固定された化粧板と、貫通した2箇所以上のスリット穴が形成され、表面が化粧板に重ねて固定され、複数本の固定具の各々が2箇所以上のスリット穴のいずれかに差し込まれて固定された裏板と、を備え、記号板は、複数本の固定具のうち1以上の固定具が取り付けられた本体部と、本体部に囲まれ、複数本の固定具のうち1以上の固定具が取り付けられた島部と、を有する
また、本開示における乗客コンベアは、上記乗客コンベアの床板と、両端にそれぞれ乗降口が設けられたトラスと、乗降口間を循環移動する環状に連結された複数のステップと、複数のステップの両側に設置された一対の欄干と、各欄干にそれぞれ設けられ、複数のステップに連動して循環移動する環状の手摺と、を備える。

本開示における乗客コンベアの床板は、加工時間の短縮、および製造費用の削減を実現することができる。
本開示の実施の形態1におけるエスカレータを示す側面図である。 本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板を示す分解斜視図である。 本開示の実施の形態1における記号板を示す斜視図である。 本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板の要部を示す上面図である。 本開示の実施の形態1における図4のA-A線に沿った矢視断面図である。 本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板の要部を示す上面図である。 本開示の実施の形態1における図6のA-A線に沿った矢視断面図である。 本開示の実施の形態1における図6の下面図である。 本開示の実施の形態1における図4のA-A線に沿った矢視断面図である。 本開示の実施の形態1における記号板を示す上面図である。 本開示の実施の形態1におけるスリット穴に差し込まれる固定具の位置を示す図である。 本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板の製造方法を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態2におけるエスカレータの床板の要部を示す上面図である。 本開示の実施の形態2における記号周辺板を示す上面図である。 本開示の実施の形態2における記号周辺板を示す側面図である。 本開示の実施の形態2における図13のA-A線に沿った矢視断面図である。 本開示の実施の形態2における図13の下面図である。
実施の形態1.
本開示の実施の形態1における乗客コンベアであるエスカレータの構成について、図1~図12を用いて説明する。
図1は、本開示の実施の形態1におけるエスカレータを示す側面図である。図1において、建物の上階床と下階床との間には、エスカレータの自重および積載荷重を支えるトラス11が掛け渡されている。トラス11は、両端に乗降口である上部水平部12および下部水平部13が設けられ、上部水平部12と下部水平部13との間に傾斜部14が設けられている。また、トラス11には、複数のステップ15が上部水平部12および下部水平部13の間を循環移動可能に環状に連結されて設けられている。
トラス11には、一対の欄干16がトラス11の長手方向に沿って複数のステップ15の両側に設置されている。また、トラス11には、一対のガードレール(図示せず)が、欄干16に沿ってトラス11の長手方向に延びて設けられている。一対の欄干16には、無端状の手摺17がそれぞれ複数のステップ15に連動して循環移動可能に環状に設けられている。
上部水平部12および下部水平部13の上部には、床板21が設けられている。床板21は、ランディングプレート22およびマンホールカバー23を備えている。ランディングプレート22およびマンホールカバー23のそれぞれは、同一平面状に配置されている。マンホールカバー23は、ランディングプレート22よりもステップ15から離れるようにランディングプレート22に隣接して配置されている。エスカレータを設置する建物側の床と床板21との間には、目地が設けられている。
図2は、本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板を示す分解斜視図である。図2に示すように、床板21は、数字、アルファベット、文字等の記号の形状に形成された板に固定具であるボルトが取り付けられた記号板31と、記号板31が嵌められる貫通した第一の篏合穴43が形成された化粧板32と、表面が化粧板32の裏面に重ねて固定された裏板33と、裏板33の裏面に設けられた補強部材34と、記号板31を裏板33に固定するナット35および座金36とを有している。記号板31によって、エスカレータの階床が何階であるかを示すことができる。
化粧板32に形成された第一の篏合穴43の形状は、レーザ切断、ウォータージェット切断、またはワイヤーカット切断によって形成されている。第一の篏合穴43は、記号板31を穴の内周に沿って嵌められるように、記号板31の形状よりも僅かに大きい形状になっている。
裏板33および補強部材34は、化粧板32を支持し、必要な剛性を担保するための部材である。補強部材34は、床板21の横幅方向である長手方向に複数個並べて配置されている。
裏板33には、記号板31を化粧板32の第一の篏合穴43に嵌める際に、ボルトが差し込まれる貫通したスリット穴44が3箇所に形成されている。なお、スリット穴44は、裏板33に少なくとも1箇所形成されれば記号板31を裏板33に固定することができるが、記号板31を裏板33に安定して固定するためには2箇所以上形成されることが好ましい。また、スリット穴44の長手方向は、裏板33の長手方向に沿って形成されているが、裏板33の短手方向に沿って形成されていてもよい。なお、スリット穴44は、裏板33の面において長穴の形状に限らず、例えば、長方形の形状に形成されていてもよい。
ナット35および座金36は、スリット穴44に差し込まれたボルトに取り付けられている。これにより、記号板31が裏板33に固定される。なお、ボルトに緩み止めのために接着剤を塗布した上で、ナット35を取り付けてもよい。
図3は、本開示の実施の形態1における記号板を示す斜視図である。図3に示すように、記号板31は、本体部41と、本体部41の裏面に設けられたスタッドボルトからなるボルト42とを有している。なお、記号板31は、固定具としてボルト42を有しているが、固定具としてリベットまたはスナップフィットを有していてもよい。また、図3において、ボルト42は本体部41の裏面に1本のみ設けられているが、記号板31の形状によっては、ボルト42は本体部41の裏面に複数本設けられていてもよい。
図4は、本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板の要部を示す上面図であり、図5は、図4のA-A線に沿った矢視断面図である。
図4に示すように、化粧板32の表面には、乗降客の滑り防止用の凹凸形状Eが形成されている。凹凸形状Eは、例えば、エンボス加工によって形成されている。記号板31の表面の高さは、乗降客の躓き防止のため、化粧板32の表面にエンボス加工によって形成された凸形状の部分と同一平面上、またはそれ未満に配置されている。
図2および図5に示すように、裏板33に形成されたスリット穴44の長手方向の長さは、裏板33の長手方向において、補強部材34の幅となる補強幅51、隣接する補強部材間距離52、記号板31の幅、または隣接して設置する記号板31の数によって設定される。
図4および図5に示すように、記号板31は、化粧板32に嵌められて裏板33に固定されている。なお、図4および図5において、記号板31は裏板33に1枚のみ固定されているが、記号板31は裏板33に複数枚が並べられて固定されていてもよい。
図5に示すように、補強部材34の断面は、板材に対して曲げ加工により形成された型材か、または引抜き加工により形成された型材により、略コ字型の形状であるが、補強部材34の断面形状は、補強に必要な断面2次モーメントや作業性を確保することができれば、自由にその形状を変更してもよい。
補強部材34において裏板33に対向する面には、工具穴45が形成されている。この工具穴45は、ボルト42にナット35および座金36を取り付ける際に、スパナやレンチなどの工具を用いて作業ができるようにするための穴である。
図6は、本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板の要部を示す上面図であり、図7は、図6のA-A線に沿った矢視断面図であり、また、図8は、図6の下面図である。
図6および図7に示すように、記号板31は、記号の形状に形成された、第一の記号板31aおよび第二の記号板31bが並んだ状態によって構成されている。第一の記号板31aおよび第二の記号板31bは、それぞれ化粧板32に嵌められて裏板33に固定されている。第一の記号板31aの裏板33の長手方向の幅は補強幅51よりも小さく、また第二の記号板31bは補強部材間距離52よりも小さいため、第一の記号板31aと第二の記号板31bとを並べて裏板33に固定させることができる。なお、補強幅51および補強部材間距離52は同一の大きさでもよく、これにより裏板33に複数枚の記号からなる記号板31を安定して固定させることができる。
図7に示すように、第一の記号板31aに取り付けられたボルト42は、補強部材34に覆われた状態で、ナット35および座金36によって裏板33に固定されている。また、第二の記号板31bに取り付けられたボルト42は、隣り合う補強部材34の間において、ナット35および座金36によって裏板33に固定されている。つまり、第二の記号板31bに取り付けられたボルト42は、補強部材34に覆われていない。
スリット穴44は、第一の記号板31aと第二の記号板31bとに取り付けられたそれぞれのボルト42を両方とも差し込むため、裏板33の長手方向に穴が形成されている。なお、スリット穴44は、第一の記号板31aに取り付けられたボルト42を差し込むための穴と、第二の記号板31bに取り付けられたボルト42を差し込むための穴とを、それぞれ別に形成されていてもよい。この場合は、記号板31を構成する記号の枚数分のスリット穴44を形成すればよく、裏板33において金属の領域が増加するため、裏板33の強度を高めることができる。
第一の記号板31aに取り付けられたそれぞれのボルト42と、第二の記号板31bに取り付けられたボルト42との間隔は、ボルト42にナット35および座金36を取り付ける空間を確保することを考慮すると、隣り合う補強部材34の間隔の整数倍であることが好ましい。
3枚以上の記号が並んだ状態によって構成された記号板31の場合は、スリット穴44の長さを裏板33の長手方向に伸ばすことによって、記号板31を裏板33に固定させることができる。図7において、スリット穴44の長さを床板21の左方向に伸ばす場合、第三の記号板(図示せず)は、隣り合う補強部材34の間において裏板33に固定される。また、スリット穴44の長さを床板21の右方向に伸ばす場合、第三の記号板(図示せず)は、補強部材34に覆われた状態で裏板33に固定される。
図7および図8に示すように、補強部材34には工具穴45が形成されているため、スパナやレンチなどの工具を工具穴45に通し、ナット35および座金36がボルト42に取り付けられる。なお、工具穴45は、補強部材34において裏板33に対向する面に形成されているが、ボルト42にナット35を取り付ける空間を確保することができれば、補強部材34において他の面に形成されていてもよい。
図9は、図4のA-A線に沿った矢視断面図である。補強部材34の側面には、工具穴45が形成されている。この工具穴45は、ボルト42にナット35および座金36を取り付ける際に、工具を利用できるようにする穴である。工具穴45が、補強部材34の側面に形成されることで、スパナ、レンチなどの工具を用いてナット35を挟んで回しながらボルト42に容易に取り付けることができる。
図10は、本開示の実施の形態1における記号板を示す上面図であり、図11は、本開示の実施の形態1におけるスリット穴に差し込まれる固定具の位置を示す図である。
図10に示すように、数字の「8」の形状に形成された一部の記号板31は、本体部41と、本体部41に囲まれた島部53とを有する。島部53を有する記号板31は、本体部41と同様に島部53にもボルト42を取り付ける必要がある。
図11に示すように、記号板31の本体部におけるボルトの取り付け位置を「〇」、記号板31の島部におけるボルトの取り付け位置を「□」、およびスリット穴44を破線とする。ボルトは、本体部の裏面に少なくとも1本以上設けられているが、記号板31の形状によっては、ボルトは本体部の裏面に複数本設けられていることが好ましい。例えば、図10に示すように、数字の「8」の形状に形成された記号板31には、記号の上部と下部とに島部53がそれぞれ1か所ずつ存在する。したがって、それぞれの島部53にボルト42を取り付けて裏板33に固定するためには、スリット穴44は少なくとも2本以上必要となる。なお、記号板31におけるボルト42の取り付け位置は、この限りではない。
次にエスカレータの床板の製造方法について、図12を用いて説明する。図12は、本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板の製造方法を示すフローチャートである。
まず、金属の板材が、シャーリングマシンなどの板金切断機により、化粧板32に必要な大きさに切り出される(ステップ1)。化粧板32に用いられる板材としては、例えば、耐食性に優れたステンレス鋼板が挙げられる。切り出された金属の板材の表面には、プレス機によりエンボス加工がなされて凹凸形状Eが形成され(ステップ2)、レーザ加工機により記号板31よりも僅かに大きな形状にレーザ切断されて第一の篏合穴43が形成される(ステップ3)。
次に、金属の板材が、シャーリングマシンなどの板金切断機により、裏板33に必要な大きさに切り出される(ステップ4)。裏板33に用いられる板材としては、例えば、強度を重視した高強度鋼板、低合金鋼板、またはめっき鋼板が挙げられる。切り出された金属の板材には、プレス機、レーザ加工機などにより複数のスリット穴44が形成される(ステップ5)。
続いて、金属の板材が、シャーリングマシンなどの板金切断機により、補強部材34に必要な大きさに切り出される(ステップ6)。補強部材34に用いられる板材としては、例えば、強度を重視した高強度鋼板、低合金鋼板、またはめっき鋼板が挙げられる。切り出された金属の板材には、折り曲げ機、レーザ加工機などにより工具穴45が形成され(ステップ7)、折り曲げ機により略コの字型の形状に曲げ加工される(ステップ8)。
化粧板32の裏面は、裏板33の表面に接合される。そして、裏板33の裏面は、補強部材34に接合される。接合方法としては、例えば、スポット溶接、プラグ溶接、レーザ溶接などによる溶接、または、接着剤、両面テープなどによる接着がある。なお、化粧板32、裏板33、および補強部材34を重ねて、スポット溶接、レーザ溶接などによって同時に接合してもよい(ステップ9)。
さらに、金属の板材が、レーザ加工機により記号板31の本体部41に必要な大きさの形状にレーザ切断される(ステップ10)。記号板31に用いられる板材としては、例えば、耐食性に優れたステンレス鋼板が挙げられる。なお、記号板31を構成する本体部41は化粧板32とは別の部材であるため、本体部41の材料は化粧板32の材料と異なっていてもよい。切り出された金属の板材の表面には、めっき、塗装などの表面処理加工がなされて記号としての視認性が向上される(ステップ11)。切り出された金属の板材の裏面にボルト42を取り付けることで、記号板31が構成される(ステップ12)。
なお、化粧板材料の切り出し(ステップ1)および記号板材料の切り出し(ステップ10)において、レーザ切断をする際は、化粧板32および記号板31の意匠面である表面から裏面に向けてレーザ光を照射させる。これにより、化粧板32または記号板31の表面にバリが発生せず、乗降客がバリに触れることによる怪我を防止することができる。また、レーザ切断の際は、例えば窒素ガスなどの不活性ガスをシールドガスとして噴射させてもよい。シールドガスを噴射させることで、化粧板32または記号板31の切断面の意匠性を向上させることができる。
また、化粧板材料の切り出し(ステップ1)または記号板材料の切り出し(ステップ10)はレーザ切断による加工がされたが、ウォータージェット切断またはワイヤーカット切断による加工がされてもよい。
最後に、記号板31を化粧板32に形成された第一の篏合穴43に嵌め込み、裏板33のスリット穴44を貫通したボルト42に、裏板33の裏面からナット35および座金36を取り付け、記号板31を裏板33に固定させることにより(ステップ13)、エスカレータの床板が製造される。
以上のように、本開示の実施の形態1におけるエスカレータの床板は、記号の形状に形成されたボルト42である固定具が取り付けられた記号板31と、貫通した第一の篏合穴43が形成され、記号板31が第一の篏合穴43に嵌められて固定された化粧板32と、貫通したスリット穴44が形成され、表面が化粧板32に重ねて固定され、ボルト42である固定具がスリット穴44に差し込まれて固定された裏板33と、を備える。その結果、加工時間の短縮、および製造費用の削減を実現することができる。
実施の形態2.
本開示の実施の形態2における乗客コンベアであるエスカレータの構成について、図13~図17を用いて説明する。なお、上記実施の形態で同一番号が付され説明されたものについては、同様な構成を有するものであるため、ここでは説明を省略する場合がある。
図13は、本開示の実施の形態2におけるエスカレータの床板の要部を示す上面図であり、図14は、図13のA-A線に沿った矢視断面図であり、また、図15は、図13の下面図である。
本開示の実施の形態1において、記号板31は化粧板32の第一の篏合穴43に嵌められたが、上記の構成に限らず、記号板31は化粧板32の一部を切り出した記号周辺板61に形成された第二の篏合穴62に嵌められる構成でもよい。
図13に示すように、化粧板32において、多角形の形状からなる貫通した周辺篏合穴63に記号周辺板61が嵌められており、記号周辺板61において、第二の篏合穴62に記号板31が嵌められている。周辺篏合穴63は、記号周辺板61を穴の内周に沿って嵌められるように、レーザ加工機により、記号周辺板61の形状よりも僅かに大きい形状にレーザ切断されて形成されている。
なお、周辺篏合穴63の切断において、レーザ切断の際は、周辺篏合穴63の意匠面である表面から裏面に向けてレーザ光を照射させる。これにより、周辺篏合穴63の表面にバリが発生せず、乗降客がバリに触れることによる怪我を防止することができる。また、レーザ切断の際は、例えば窒素ガスなどの不活性ガスをシールドガスとして噴射させてもよい。シールドガスを噴射させることで、レーザ光による切断面に生じる酸化被膜を防止することができる。
また、周辺篏合穴63の切断はレーザ切断により加工がされたが、ウォータージェット切断またはワイヤーカット切断による加工がされてもよい
図13に示すように、記号周辺板61の表面は、乗降客の滑り防止用の凹凸形状Eが形成されている。凹凸形状Eは、例えば、エンボス加工によって形成されている。記号周辺板61の表面にエンボス加工を施す場合は、化粧板32の表面にエンボス加工を施した後に、化粧板32から記号周辺板61を切り出す。これにより、まず化粧板32において記号周辺板61を除く範囲にエンボス加工を施し、次に記号周辺板61の範囲のみにエンボス加工を施す場合と比べ、後者の加工の工程を1回削減することができる。また、化粧板32から記号周辺板61を切り出すことで、記号周辺板61の寸法が周辺篏合穴63の寸法よりも大きくならないため、記号周辺板61を周辺篏合穴63に確実に嵌め込むことができる。
なお、記号周辺板61は、表面に凹凸形状Eが形成されていない板材を切り出してもよい。記号周辺板61の表面が凹凸形状Eの形成されていない平面形状であることによって、記号板31の視認性を向上させることができる。
図14は、本開示の実施の形態2における記号周辺板を示す上面図であり、図15は、本開示の実施の形態2における記号周辺板を示す側面図である。図14に示すように、記号周辺板61には、第二の篏合穴62が形成されている。
図16は、本開示の実施の形態2における図13のA-A線に沿った矢視断面図であり、図17は、本開示の実施の形態2における図13の下面図である。
図16および図17に示すように、記号板31が第二の篏合穴62に嵌められた記号周辺板61は、化粧板32に嵌められて裏板33に固定されている。記号周辺板61は、裏面にスタッドボルトからなるボルト42を有している。なお、図17において、ボルト42は記号周辺板61の裏面に4本、および記号板31の裏面に1本設けられているが、記号周辺板61または記号板31の形状によっては、ボルト42の本数はこれに限らず、複数本設けられていてもよい。
記号周辺板61は、記号板31の形状に関わらず同一の形状であるため、化粧板32に形成される第二の篏合穴62は、同一の形状を1パターン用意しておけばよい。また、記号周辺板61に取り付けられているボルト42は、記号板31の形状に関わらず同一の位置であるため、裏板33に形成されるボルト42が貫通される穴の位置は1パターン用意しておけばよい。
なお、記号周辺板61は、長方形からなる多角形の形状であるが、記号板31を嵌められる第二の篏合穴62を形成する空間を確保することができれば、多角形の形状に限らず、例えば、円形または楕円形の形状などでもよい。
以上のように、本開示の実施の形態2におけるエスカレータは、化粧板32において、記号板31の周辺の記号周辺板61が嵌められる貫通した周辺篏合穴63が形成されることによって、記号板31の形状に関わらず、裏板33に形成される記号周辺板61に取り付けられているボルト42が貫通される穴の位置を変更する必要がなく、製造効率の向上および製造費用の削減を実現することができる。
なお、各上記実施の形態では、乗客コンベアとしてエスカレータを例に説明したが、動く歩道であってもよい。
また、各上記実施の形態では、化粧板32、裏板33、および補強部材34の全てを備えた床板21について説明したが、補強部材34を備えず、化粧板32および裏板33を備えた床板であってもよい。
11 トラス、12 上部水平部、13 下部水平部、14 傾斜部、15 ステップ、16 欄干、17 手摺、21 床板、22 ランディングプレート、23 マンホールカバー、31 記号板、31a 第一の記号板、31b 第二の記号板、32 化粧板、33 裏板、34 補強部材、35 ナット、36 座金、41 本体部、42 ボルト、43 第一の篏合穴、44 スリット穴、45 工具穴、51 補強幅、52 補強部材間距離、53 島部、61 記号周辺板、62 第二の篏合穴、63 周辺篏合穴、E 凹凸形状。

Claims (7)

  1. 記号の形状に形成され複数本の固定具が取り付けられた記号板と、
    貫通した篏合穴が形成され、前記記号板が前記篏合穴に嵌められて固定された化粧板と、
    貫通した2箇所以上のスリット穴が形成され、表面が前記化粧板に重ねて固定され、前記複数本の固定具の各々が前記2箇所以上のスリット穴のいずれかに差し込まれて固定された裏板と、
    を備え、
    前記記号板は、
    前記複数本の固定具のうち1以上の固定具が取り付けられた本体部と、
    前記本体部に囲まれ、前記複数本の固定具のうち1以上の固定具が取り付けられた島部と、
    を有する乗客コンベアの床板。
  2. 前記化粧板には、前記記号板の周辺が嵌められた貫通した周辺篏合穴が形成された請求項1に記載の乗客コンベアの床板。
  3. 前記2箇所以上のスリット穴の長手方向は、前記裏板の長手方向に沿って形成された請求項1または2に記載の乗客コンベアの床板。
  4. 前記裏板の裏面には、前記裏板を補強するための補強部材が取り付けられた請求項1からのいずれか1項に記載の乗客コンベアの床板。
  5. 前記補強部材には、前記複数本の固定具を前記化粧板に固定するための工具穴が形成された請求項に記載の乗客コンベアの床板。
  6. 前記記号板の表面は、塗装またはめっきによる表面処理が施されている請求項1からのいずれか1項に記載の乗客コンベアの床板。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の乗客コンベアの床板と、
    両端にそれぞれ乗降口が設けられたトラスと、
    前記乗降口間を循環移動する環状に連結された複数のステップと、
    前記複数のステップの両側に設置された一対の欄干と、
    前記一対の欄干にそれぞれ設けられ、前記複数のステップに連動して循環移動する環状の手摺と、
    を備えた乗客コンベア。
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