JP7246353B2 - 口座振替システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

この発明は口座振替システム及びコンピュータプログラムに関する。
エンドユーザである消費者と商品販売者又はサービス提供者である事業者との間の商品販売代金又はサービス提供料金の支払いの一態様として、消費者の預金口座からの引落を行う手法、いわゆる口座振替が知られている。この消費者の預金口座からの引落による商品販売代金又はサービス提供料金について、従来、消費者の預金口座内の残高不足によって発生する未収金をどのように解決するかが事業者の課題となっていた。
引用文献1にはインターネットなどの総合サービス会社などに対し、サービスを利用した顧客に代わり立替払いおよび保証実行を行い、サービス提供会社などの利用料の回収が確実に行えるようにする保証業務システムおよびその方法が提案されている。
特開2001-331749号公報
事業者においては上述した未収金発生によるキャッシュフローの悪化や、未収金解消のために消費者に対して督促状を発送し、コンビニエンスストアに代表される収納代行業者への回収依頼に伴うコストの解消が課題となっている。また、引落処理を行う金融機関においても事業者と一体となってこれらの課題を解決することが望まれている。
この発明は、事業者における商品販売代金又はサービス提供料金についての未収金発生によるリスク及び収納代行業者への回収依頼に伴うコストを低減することを目的とする。
[1]
顧客が有する顧客預金口座と一又は複数の口座振替請求元ごとに設置した金融機関管理口座との間で資金の振替処理を行う口座振替システムであって、
前記顧客預金口座から前記金融機関管理口座に対して資金振替処理が行われる口座振替金額を含む口座振替情報を前記口座振替請求元から受け付ける口座振替情報受付部と、
前記口座振替情報に基づいて、前記口座振替金額を前記顧客預金口座から引き落とす処理を行う引落処理部と、
前記顧客預金口座から引き落としが済んだ引落済み口座振替金額を、前記金融機関管理口座へ資金振替処理を行う第一の資金振替処理部と
記顧客預金口座から引き落としできなかった前記口座振替金額に相当する未引落口座振替金額を変数として予め設定されている算式で計算された金額を、前記金融機関による立替金額として、前記金融機関が管理する前記金融機関管理口座において立替金額分の資金振替処理を行う第二の資金振替処理部と、
を備えることを特徴とする口座振替システム。

[2]
[1]に記載した口座振替システムとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
この発明によれば、事業者における商品販売代金又はサービス提供料金についての未収金発生によるリスク及び収納代行業者への回収依頼に伴うコストを低減することができる。
本実施形態の口座振替システムを含むシステム全体の構成の一例を表す図である。 本実施形態の口座振替システムの構成の一例を表す図である。 (a)本実施形態の口座振替システムが備える記憶部に記憶されている情報の一例を表す図である。(b)本実施形態の口座振替システムが備える立替契約管理部の構成の一例を表す図である。(c)本実施形態の口座振替システムが備える資金振替処理部の構成の一例を表す図である。 本実施形態の口座振替システムが備える金融機関の内部管理口座の構成の一例を表す図である。 本実施形態の口座振替システムにおける引落処理による資金振替処理の一例を説明する図である。 本実施形態の口座振替システムにおける立替処理による資金振替処理の一例を説明する図である。 本実施形態の口座振替システムにおける立替金額の回収処理による資金振替処理の一例を説明する図である。 本実施形態の口座振替システムにおける代位弁済処理による資金振替処理の一例を説明する図である。 本実施形態の口座振替システムにおける口座振替請求元預金口座への資金振替処理の一例を説明する図である。 本実施形態の口座振替システムにおける口座振替請求元預金口座への資金振替処理の他の一例を説明する図である。 本実施形態の口座振替システムにおける立替契約情報の作成処理の一例についてのフロー図である。 本実施形態の口座振替システムにおける顧客預金口座からの口座振替金額の引落処理の一例についてのフロー図である。 本実施形態の口座振替システムにおける立替処理及び立替金額の回収処理の一例についてのフロー図である。 本実施形態の口座振替システムにおける代位弁済処理の一例についてのフロー図である。 本実施形態の口座振替システムにおける口座振替請求元預金口座への資金振替処理の一例についてのフロー図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
本実施形態の口座振替システム1は、一又は複数のコンピュータで構成され、エンドユーザである顧客に商品を販売又はサービスを提供した事業者あるいは当該事業者から委託を受けた者(口座振替請求元)が、前記顧客の預金口座(顧客預金口座)からの引き落としによって、前記商品の商品販売代金または前記サービスのサービス提供料金の支払いを受ける際に使用されるものである。
一実施形態としては、前記事業者あるいは前記事業者から委託を受けた者(口座振替請求元)が、金融機関に対して、前記商品販売代金又は前記サービス提供料金について銀行口座振替を依頼し、前記顧客の預金口座(顧客預金口座)と前記事業者が有する銀行口座あるいは前記事業者から委託を受けた者(口座振替請求元)が有する銀行口座である口座振替請求元預金口座との間で、前記商品販売代金又は前記サービス提供料金の振替処理が行われる口座振替システムである。
このような口座振替システム1は、前記顧客及び、前記事業者あるいは前記事業者から委託を受けた者(口座振替請求元)に対して、上述した振替処理サービスを提供する金融機関が一又は複数のコンピュータを用いて提供、管理するシステムである。
一実施形態として、上述した顧客が使用する端末とネットワークを介して通信可能に接続され、上述した事業者あるいは上述した事業者から委託を受けた者(口座振替請求元)が使用する端末とネットワークを介して通信可能に接続され、顧客が有する顧客預金口座と金融機関が管理する口座請求元ごとに設けた別段預金口座との間で資金の振替処理を行う形態で口座振替システム1を構築することができる。
図1図示の例では、口座振替システム1は、ネットワーク4を介して顧客端末2と通信可能に接続され、ネットワーク5を介して口座振替請求元が管理する口座振替依頼システム3と通信可能に接続されている。ネットワーク4は、例えば、インターネット通信網、無線通信規格で定められている無線通信網を含む公衆通信ネットワークであり、ネットワーク5は、例えば、専用通信ネットワークである。
本実施形態には、この実施形態で説明する口座振替システム1としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムを含む。
顧客端末2は、前記事業者あるいは前記事業者から委託を受けた者(口座振替請求元)から商品を購入した、あるいはサービスの提供を受けた顧客が使用する端末であって、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、等の端末である。図示していないが、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレットといった顧客端末2は、CPU等により構成され各種データの処理、演算を行う演算処理部と、メインメモリ等の各種データを記憶する主記憶部と、液晶ディスプレイ等の情報出力部と、タッチパネル等の情報入力部と、各種情報の送受信を行う通信部と、を備えている。
口座振替依頼システム3は、それぞれ一又は複数のコンピュータ(パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、等の端末)やサーバで構成される。
図1に示す口座振替依頼システム3は、事業者から商品販売代金又はサービス提供料金の収納代行業務を委託された者が収納代行業を行う収納代行業者として管理するシステムとしている。このため、本実施形態ではエンドユーザである顧客に商品を販売又はサービスを提供した事業者から委託を受け、前記商品の商品販売代金または前記サービスのサービス提供料金の支払いを受ける口座振替請求元を収納代行業者とし、事業者が支払いを受ける商品販売代金又はサービス提供料金を収納代行業者が事業者の代わりに顧客から収納する口座振替システムとしている。この他、エンドユーザである顧客に商品を販売又はサービスを提供した事業者自身が口座振替依頼システム3を管理・使用する態様としてもよい。
図示していないが、口座振替依頼システム3を構成するコンピュータやサーバは、CPU等により構成され各種データの処理、演算を行う演算処理部と、メインメモリ等の各種データを記憶する主記憶部と、液晶ディスプレイ等の情報出力部と、タッチパネル等の情報入力部と、各種情報の送受信を行う通信部と、を備えている。また、サーバについては一もしくは複数の機器から構成してもよく、又はクラウド上で実現されるサーバであってもよい。
口座振替システム1は図2に示すように、通信部6、制御部7、記憶部8、立替契約管理部9、顧客宛メッセージ管理部10、顧客ステータス管理部11、口座振替情報受付部12、引落処理部13、資金振替処理部14、立替金額回収期間設定部15、顧客預金口座残高監視処理部16及び再引落処理部17を備えている。口座振替システム1は上述したように一又は複数のコンピュータで構成されるので、上記各処理部を統合して単一のサーバで構成する態様、上記各処理部に対応したサーバで構成する態様とすることができる。また、サーバについては一もしくは複数の機器から構成してもよく、又はクラウド上で実現されるサーバであってもよい。
通信部6は公衆通信ネットワーク4を介して顧客端末2と情報の送受信を行い、専用通信ネットワーク5を介して口座振替依頼システム3と情報の送受信を行う。
制御部7は、CPU等により構成され各種データの処理、演算を行う演算処理部と、メインメモリ等の各種データを記憶する主記憶部と、を備え、口座振替システム1が備える上記各処理部による情報処理を制御する。
記憶部8は内部ストレージ等の補助記憶装置である。本実施形態では記憶部8には図3(a)に示すように、口座振替請求元情報18、顧客情報19、立替契約情報20、口座振替情報21、内部管理口座情報22及び口座振替結果情報23が記憶されている。
口座振替請求元情報18は口座振替請求元である収納代行業者が本実施形態による口座振替サービスを提供する金融機関に届け出る情報である。本実施形態では口座振替請求元情報18には以下の情報が含まれている。
・前記収納代行業者の名称、住所、等の口座振替請求元の預金口座の開設に必要な情報及び口座振替請求元の預金口座の開設後の金融機関の支店名、口座種別、口座番号、等の事項
・前記顧客が前記事業者又は前記収納代行業者に申し込んだ口座振替申込書に記載されている顧客の氏名、等の顧客を特定する事項及び預金口座の支店名、口座種別、口座番号、等の顧客預金口座を特定する事項
顧客情報19は顧客が本実施形態による口座振替サービスを提供する金融機関に届け出る情報である。この情報には顧客の氏名・名称、住所、電話番号、法人であれば登記事項、等の顧客預金口座の開設に必要な情報及び顧客預金口座の開設後の金融機関の支店名、口座種別、口座番号が含まれている。
立替契約情報20は、顧客の顧客預金口座が残高不足によって口座振替金額である商品販売代金又はサービス提供料金の引落処理ができなかった場合に、金融機関が当該引落処理できなかった口座振替金額を顧客に代わり立替え、立替えた金額を収納代行業者に支払う立替処理を行う根拠となる契約情報である。この情報は口座振替請求元情報18及び顧客情報19に基づいて、顧客ごとに一乃至複数の口座振替請求元が紐づいて作成される。また、立替契約情報20には以下の立替契約ステータスが含まれる。
・登録:立替契約を登録している状態である。この状態においては前記立替処理が行われる。
・休止:立替契約を休止している状態である。この状態においては前記立替処理が行われない。
・失期:立替契約に紐づく立替債権が期限の利益を喪失している状態である。所定の口座振替金額の支払延滞や事故情報に基づいて設定される。この状態においては前記立替処理が行われない。
・解約:立替契約を解約している状態である。この状態においては前記立替処理が行われない。
口座振替情報21は顧客の顧客預金口座から収納代行業者の口座振替請求元預金口座に対する資金振替処理についての口座振替明細情報である。この情報には立替契約情報20に係る立替契約が成立している顧客の氏名・名称、顧客預金口座、当該顧客預金口座から、いつ(引落日)、いくらの金額(口座振替金額)を引き落とすか、という情報が含まれる。
内部管理口座情報22は本実施形態による口座振替サービスを提供する金融機関が当該金融機関内に設けている口座についての情報である。本実施形態では内部管理口座情報22は図4に示すような科目が設けられた内部管理口座22aで構成されている。
・別段預金科目22b:口座振替請求元が金融機関において開設している口座振替請求元預金口座とは異なる資金振替用の科目であり、口座振替請求元ごとに設けられ管理される。本実施形態では別段預金口座ということがある。
・立替金科目22c:顧客の顧客預金口座が残高不足によって口座振替金額である商品販売代金又はサービス提供料金の引落処理ができなかった場合に、当該引落処理できなかった口座振替金額についての金融機関による立替金額を当該金融機関が計算、準備するための科目であり、一つ又は複数の口座振替請求元ごとに設けられ管理される。また、本実施形態では立替金科目22cは、全ての口座振替請求元のために一つのみ設けられ管理されている。
口座振替結果情報23は、後述する資金振替処理部14による各種の資金振替処理の結果についての情報である。
立替契約管理部9は図3(b)に示すように、口座振替請求元情報受付部25、顧客情報受付部26、内部管理口座設定処理部27、立替契約情報作成部28及び口座振替結果情報作成部29を備えている。
資金振替処理部14は図3(c)に示すように、第一の資金振替処理部14a、第二の資金振替処理部14b、第三の資金振替処理部14c、第四の資金振替処理部14d及び資金払込処理部14eを備えている。
以下、立替契約管理部9、顧客宛メッセージ管理部10、顧客ステータス管理部11、口座振替情報受付部12、引落処理部13、資金振替処理部14、立替金額回収期間設定部15、顧客預金口座残高監視処理部16及び再引落処理部17による情報処理を図5~図15を参照しながら説明する。また、一例として顧客預金口座と口座振替請求元預金口座である収納代行業者預金口座は同一の金融機関で開設された預金口座として説明する。
[立替契約管理処理]
(S101)
口座振替請求元情報受付部25は口座振替依頼システム3から口座振替請求元情報18を受け付ける処理を行う。
本実施形態では口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末に対して、口座振替請求元情報受付部25は所定の管理画面、入力画面を表示させ口座振替請求元情報18の入力を受け付ける。また、口座振替依頼システム3が備える端末に対して入力画面を表示させることなく、口座振替依頼システム3から口座情報請求元情報18を口座振替システム1に伝送する構成としても良い。
(S102)
顧客情報受付部26は顧客端末2から顧客情報19を受け付ける処理を行う。
本実施形態では、口座振替請求元情報受付部25が受け付けた口座振替請求元情報18に含まれている口座振替申込書に記載されている顧客の連絡先に係る顧客端末2に対して、URLが付されたショートメッセージやE-mailを送信する。前記URLにアクセスしてきた顧客端末2に対して、顧客情報受付部26は所定の管理画面、入力画面を表示させ顧客情報19の入力を受け付ける。また、この処理を省略し、S101において口座振替請求元情報受付部25が口座振替依頼システム3から受け付ける内容に、顧客情報19を含めても良い。
(S103)
内部管理口座設定処理部27は、口座振替請求元情報受付部25が受け付けた口座振替請求元情報18に基づいて、内部管理口座22aにおいて口座振替請求元についての別段預金科目22bを設定する処理を行う。また、内部管理口座設定処理部27は、口座振替請求元の別段預金科目22bごとに立替金科目22cを設定する、又は、複数あるいは全ての口座振替請求元の別段預金科目22bを一まとめにして関連付けた立替金科目22cを設定する処理を行う。
(S104)
立替契約情報作成部28は、口座振替請求元情報受付部25が受け付けた口座振替請求元情報18及び顧客情報受付部26が受け付けた顧客情報19に基づいて、顧客ごとに一乃至複数の口座振替請求元が紐づけられた立替契約情報20を作成する処理を行う。
(S105)
立替契約管理部9は、顧客端末2に対して立替契約情報20が作成された旨の通知をショートメッセージやE-mailで通知する。また、立替契約管理部9は、口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末又は顧客端末2に対して、立替契約情報20の取得、照会、修正の要求を受け付ける所定の管理画面、入力画面を表示させる。
なお、立替契約管理部9は、口座振替依頼システム3又は顧客端末2から受け付けた立替契約情報20についての修正情報に基づいて、上述した立替契約ステータスを変更する、等の立替契約情報20を更新する処理を行う。
[通常引落処理]
(S201)
口座振替情報受付部12は、顧客預金口座30から口座振替請求元預金口座に対して資金振替処理が行われる口座振替金額を含む口座振替情報21を口座振替請求元から受け付ける処理を行う。
本実施形態では口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末に対して、口座振替情報受付部12は所定の入力画面を表示させ、立替契約情報20に係る立替契約が成立している顧客預金口座30、当該顧客預金口座30から、いつ(引落日)、いくらの金額(口座振替金額)を引き落とすか、という情報、等を含む口座振替情報21の入力を受け付ける。また、口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末に所定の入力画面を表示させることなく、口座振替依頼システム3から口座振替情報21を口座振替システム1に伝送する構成としてもよい。
(S202)
顧客宛メッセージ管理部10は口座振替情報受付部12が受け付けた口座振替情報21を記憶部8に記憶されている立替契約情報20と照合して、口座振替情報21に含まれている顧客預金口座30に係る顧客端末2に対する所定のフォームで構成される口座振替事前通知を作成し、当該口座振替事前通知をショートメッセージやE-mail等で顧客端末2に通知する。
(S203)
引落処理部13は口座振替情報21に基づいて、所定の口座振替日に口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行う。
図5に示す例では、所定の口座振替日に10,000円が預けられていた顧客預金口座30から口座振替金額である商品販売代金又はサービス提供料金8,000円が引落処理されている。
(S204)
第一の資金振替処理部14aは顧客預金口座30から引き落としが済んだ引落済み口座振替金額を前記金融機関が管理する口座振替請求元の別段預金口座へ資金振替処理を行う。
本実施形態では、第一の資金振替処理部14aは顧客預金口座30から引き落としが済んだ前記引落済み口座振替金額を前記金融機関管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bへ資金振替処理を行う。
図5に示す例では、顧客預金口座30から引き落としが済んだ引落済み口座振替金額8,000円が前記金融機関の内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bへ資金振替処理されている。
(S205)
引落処理部13が所定の口座振替日に前記口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行えなかった場合(S203-N)、顧客宛メッセージ管理部10は前記口座振替金額の引落処理ができなかった顧客預金口座30に係る顧客端末2に対する所定のフォームで構成される口座振替督促通知を作成し、当該口座振替督促通知をショートメッセージやE-mail等で顧客端末2に通知する。また、後述する立替処理及び回収処理に移行する。
[立替処理及び回収処理]
(S301)
引落処理部13が所定の口座振替日に前記口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行えなかった場合(S203-N)、第二の資金振替処理部14bは口座振替日後に、顧客預金口座30から引き落としできなかった前記口座振替金額に相当する未引落口座振替金額を変数として、口座振替請求元ごとに予め設定されている算式で計算された金額を、前記金融機関による立替金額として、前記金融機関が管理する口座振替請求元の別段預金口座において立替による資金振替処理を行う。
本実施形態では、第二の資金振替処理部14bは前記金融機関の内部管理口座22aに設定されている立替金科目22cから口座振替請求元の別段預金科目22bへ前記未引落口座振替金額を前記金融機関による立替金額として資金振替処理を行う。
図6に示す例では、口座振替日の翌日に前記金融機関の内部管理口座22aに設定されている立替金科目22cから口座振替請求元の別段預金科目22bへ、前記口座振替日に顧客預金口座30から引き落としできなかった前記口座振替金額に相当する未引落口座振替金額である1,500円が前記金融機関による立替金額として資金振替処理されている。なお、本実施形態における立替金科目22cの残高は、零または負の値を示し、その絶対値が立替金の額として認識される。
(S302)
立替金額回収期間設定部15は、第二の資金振替処理部14bによる前記立替金額についての資金振替処理後、前記金融機関による前記立替金額の回収期間及び口座振替督促通知頻度を設定する処理を行う。本実施形態では、立替金額回収期間設定部15は一例として口座振替日の属する月から6カ月を前記立替金額の回収期間として設定することとしている。口座振替督促通知頻度については、例えば、口座振替日の翌日、前記口座振替日の属する月の翌月における前記金融機関の最初の営業日、等といった所定の回数に設定することとしている。また、第二の資金振替処理部14bによる前記立替金額についての資金振替処理ごとに、前記立替金額の多寡や収納代行業者の種別に応じて前記立替金額の回収期間の長短や前記口座振替督促通知頻度を変動して設定してもよい。
この他、立替金額回収期間設定部15による前記立替金額の回収期間を設定する処理を行わず、予め前記立替金額の回収期間が設定され、記憶部8に記憶されていてもよい。この場合、予め設定された前記立替金額の回収期間は立替契約情報20に含まれるか、別途立替金額回収期間情報として記憶部8に記憶される態様となる。
(S303)
顧客宛メッセージ管理部10は前記立替金額の回収期間において前記口座振替督促通知頻度にしたがって、前記口座振替金額の引落処理ができなかった顧客預金口座30に係る顧客端末2に対する所定のフォームで構成される口座振替督促通知を作成し、当該口座振替督促通知をショートメッセージやE-mail等で顧客端末2に通知する。前記立替金額の回収期間の満了日が近づくにつれ、前記口座振替督促通知について緊急性のレベルを上げた内容としてもよい。
(S304、S305)
顧客預金口座残高監視処理部16は、前記口座振替日後、前記設定された前記立替金額の回収期間内で、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高を継続的に監視する又は所定のタイミングで確認する処理を行う。本実施形態では、顧客預金口座残高監視処理部16は前記口座振替日後、継続的に、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高を監視することとしている。
顧客預金口座残高監視処理部16が前記口座振替日後、前記設定された前記立替金額の回収期間内で、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金未満であること、すなわち残高不足を確認した場合(S305-Y)、S303の処理にしたがって顧客宛メッセージ管理部10は、前記口座振替督促通知頻度に基づき口座振替督促通知の要否を判断し、前記未引落口座振替金額の引落処理ができなかった顧客預金口座30に係る顧客端末2に対する所定のフォームで構成される口座振替督促通知を作成し、当該口座振替督促通知をショートメッセージやE-mail等で顧客端末2に通知する。また、顧客預金口座残高監視処理部16は引き続き上述した顧客預金口座30の口座残高を監視する処理を繰り返す。
(S306)
再引落処理部17は、前記口座振替日後で、前記設定された立替金額回収期間内に顧客預金口座残高監視処理部16が、顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金額の一部又は全部を引落可能な金額であることを確認した場合、前記未引落口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行う。 また、再引落処理部17は、顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金額の全部を引落可能な金額であることを確認した場合にのみ、前記未引落口座振替金額を顧客預金口座30から引き落とす処理を行う構成としても良い。
図7に示す例では、顧客預金口座残高監視処理部16が前記口座振替日後で、前記設定された立替金額回収期間内に顧客預金口座30内の残高から、第二の資金振替処理部14bによって資金振替処理された前記金融機関の立替金額である未引落口座振替金額1,500円の一部の金額1,000円を引落可能な金額であることを確認した場合、再引落処理部17によって当該1,000円が引落処理されている。また、再引落処理部17は、前記未引落口座振替金額の一部のみの引落処理を行わず全部の引落が可能な場合にのみ引落処理する設計としてもよい。
第三の資金振替処理部14cは、再引落処理部17によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を、前記金融機関が管理する前記未引落口座振替金額についての勘定に充当し、前記立替金額を更新する資金振替処理を行う。
本実施形態では、第三の資金振替処理部14cは、再引落処理部17によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を立替金科目22cへ資金振替処理を行う。
図7に示す例では、再引落処理部17によって引き落とされた1,000円が、第二の資金振替処理部14bによって資金振替処理された前記金融機関の立替金額である未引落口座振替金額1,500円への充当額として、前記金融機関の内部管理口座22aに設定されている立替金科目22cに資金振替処理されている。
[代位弁済処理]
この処理は、顧客預金口座残高監視処理部16が、前記設定された立替金額回収期間内で、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金未満であること、すなわち残高不足を確認した状態のまま前記立替金額回収期間が経過した場合に行われる。
(S401)
前記設定された立替金額回収期間経過後、顧客ステータス管理部11は、顧客預金口座残高監視処理部16が立替金額回収期間内に顧客預金口座30内の残高が前記未引落口座振替金以上である確認をできなかった結果に基づいて、顧客預金口座30に係る顧客の全部又は前記顧客と前記口座振替請求元との間の立替契約情報20について、当該顧客の立替契約ステータスを失期に設定するように更新する処理を行う。なお、顧客預金口座残高監視処理部16を、前記口座振替日に引落処理部13が前記口座振替金額の引き落とし処理ができなかった顧客預金口座30内の残高を所定のタイミングで確認する処理を行う構成としている場合には、前記設定された立替金額回収期間経過後の処理を行う前に、再度、前記顧客預金口座30内の残高を確認する処理を行う構成としても良い。
(S402)
第四の資金振替処理部dは、立替契約ステータスが失期に設定されている立替契約情報20に記録された収納代行業者ごとの立替金額の合計を金融機関が受ける代位弁済金額として、前記別段預金口座から引き落とし、前記未引落口座振替金額についての勘定に充当し、前記立替金額を更新する資金振替処理を行う。
本実施形態では、第四の資金振替処理部14dは、口座振替請求元である前記収納代行業者から前記立替金額の全部に相当する金額を前記金融機関が受ける代位弁済金額として口座振替請求元の別段預金科目22bから引き落とし、当該代位弁済金額を別段預金科目22bから立替金科目22cへ資金振替処理を行う。
図8に示す例では、前記金融機関が立替えた立替金額1,500円のうち、立替契約ステータスが失期に設定されている立替契約情報20に記録された前記収納代行業者の立替金額の合計500円が前記収納代行業者からの代位弁済金額として口座振替請求元の別段預金科目22bから引き落とされ、当該代位弁済金額500円が口座振替請求元の別段預金科目22bから立替金科目22cに資金振替処理されている。
(S403)
顧客ステータス管理部11は第四の資金振替処理部14dによる資金振替処理の結果に基づいて、前記立替ステータスが失期に設定されている顧客と口座振替請求元との間の立替契約情報20について、当該顧客の立替契約ステータスを解約に設定するように更新する処理を行う。
[口座振替請求元預金口座への資金振替処理]
(S501A)
資金払込処理部14eは、第一の資金振替処理部14aによる資金振替処理後に、前記引落済み口座振替金額を、前記金融機関が管理する前記別段預金口座から前記口座振替請求元が有する口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う。
本実施形態では、資金払込処理部14eは、第一の資金振替処理部14aによる前記金融機関が管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bへの資金振替処理が行われた前記引落済み口座振替金額を、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う。
図5に示す例では、前記口座振替日後に口座振替請求元の別段預金科目22bから引落済み口座振替金額8,000円が収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
(S501B)
資金払込処理部14eは、第二の資金振替処理部14bによる資金振替処理後に、前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を、前記金融機関が管理する前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う。
本実施形態では、資金払込処理部14eは、第二の資金振替処理部14bによる前記金融機関が管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bへの資金振替処理が行われた前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う。
図6に示す例では、前記口座振替日後に口座振替請求元の別段預金科目22bから前記金融機関が立替えた立替金額1,500円が収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
(S501C)
第四の資金振替処理部14dによる前記代位弁済金額についての資金振替処理が行われている場合、資金払込処理部14eは、前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記金融機関が管理する前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金振替処理を行う際に、前記立替金額から前記代位弁済金額を減算した金額を前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う。
本実施形態では、資金払込処理部14eは、前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記金融機関が管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う際に、前記立替金額から前記代位弁済金額を減算した金額を、前記口座振替日後に別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う。
図9に示す例では、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている立替金額1,500円から前記金融機関が受けた代位弁済金額500円を減額した金額が、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
(S501D)
第四の資金振替処理部14dによる前記代位弁済金額についての資金振替処理が行われている場合、資金払込処理部14eは、前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記金融機関が管理する前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う際に、前記引落済み口座振替金額から前記代位弁済金額を減算した金額あるいは前記立替金額から前記代位弁済金額を減算した金額を前記別段預金口座から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う。
本実施形態では、資金払込処理部14eは、前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記金融機関が管理する内部管理口座22aに設定されている口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う際に、前記引落済み口座振替金額から前記代位弁済金額を減算した金額あるいは前記立替金額から前記代位弁済金額を減算した金額を、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理を行う。
図10に示す例では、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている顧客Aの顧客預金口座30aから引落処理された引落済み口座振替金額8,000円から前記金融機関が受けた代位弁済金額500円を減額した金額7,500円と、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている顧客Bの顧客預金口座30bから引落処理できなかった前記口座振替金額に相当する前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による立替金額1,500円と、が、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
あるいは、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている顧客Bの顧客預金口座30bから引落処理できなかった前記口座振替金額に相当する前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による立替金額1,500円から前記金融機関が受けた代位弁済金額500円を減額した金額1,000円と、口座振替請求元の別段預金科目22bに資金振替処理されている顧客Aの顧客預金口座30aから引落処理された引落済み口座振替金額8,000円とが、前記口座振替日後に当該別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31へ資金払込処理されている。
(S502)
口座振替結果情報作成部29は資金振替処理部14による各種の資金振替処理の結果についての情報を作成する。
S501Aの場合、口座振替結果情報作成部29は、第一の資金振替処理部14a及び資金払込処理部14eによる口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31への前記引落済み口座振替金額の資金払込処理についての口座振替結果情報を作成する。
S501Bの場合、口座振替結果情報作成部29は、第二の資金振替処理部14b及び資金払込処理部14eによる口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31への前記金融機関による前記立替金額の資金払込処理についての口座振替結果情報を作成する。
S501Cの場合、口座振替結果情報作成部29は、第二の資金振替処理部14b、第四の資金振替処理部14d及び資金払込処理部14eによる口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31への前記金融機関による前記立替金額から前記代位弁済金額が減額された金額の資金払込処理についての口座振替結果情報を作成する。
S501Dの場合、口座振替結果情報作成部29は、第一の資金振替処理部14a、第二の資金振替処理部14b、第四の資金振替処理部14d及び資金払込処理部14eによる口座振替請求元の別段預金科目22bから収納代行業者預金口座31への前記引落済み口座振替金額あるいは前記金融機関による前記立替金額から前記代位弁済金額が減額された金額の資金払込処理についての口座振替結果情報を作成する。
この他、S501B~S501Dにおいて、上述したS306で説明した第三の資金振替処理部14cによる顧客預金口座30から立替金科目22cへの前記金融機関の前記立替金額の回収処理が行われている場合、当該回収処理についての口座振替結果情報を作成する。
口座振替結果情報作成部29は作成した各種の口座振替結果情報を口座振替依頼システム3へ送信する。あるいは、口座振替結果情報作成部29は口座振替システム1にアクセスしてきた口座振替依頼システム3が備える端末又は顧客端末2に対して、作成した各種の口座振替結果情報の取得、照会の要求を受け付ける所定の管理画面、入力画面を表示させる。
このように、本実施形態では月ごとに行われる顧客預金口座から口座振替請求元預金口座との間の資金振替処理において、顧客預金口座が残高不足によって口座振替金額の振替処理ができなかった場合に、当該口座振替金額を金融機関が顧客に代わり立替える口座振替システムとなっている。また、金融機関が立替えた口座振替金額(未引落口座振替金額)については顧客からの返済又は口座振替請求元からの代位弁済によって回収される口座振替システムとなっている。
そこで、口座振替請求元においては口座振替日に顧客から商品販売代金又はサービス提供料金の振替処理ができなかった場合に金融機関から立替金額を受け取ることができるので、顧客への支払い督促に伴うコストを削減でき、キャッシュフローの改善が見込めることになる。また、金融機関においては本実施形態による口座振替システムを利用する口座振替請求元の増加が見込めることになる。加えて、この代位弁済は口座振替請求元に対して金融機関が支払う引落済み口座振替金額と未引落口座振替金額の総額から代位弁済金額の総額を差し引く方法で行われるため、口座振替請求元において代位弁済金額を金融機関に都度支払うことが不要となり、金融機関としても口座振替請求元に対する請求コストを削減しつつ、この発明を実施することができる。
1 口座振替システム
2 顧客端末
3 口座振替依頼システム
4 公衆通信ネットワーク
5 専用通信ネットワーク
6 通信部
7 制御部
8 記憶部
9 立替契約管理部
10 顧客宛メッセージ管理部
11 顧客ステータス管理部
12 口座振替情報受付部
13 引落処理部
14 資金振替処理部
15 立替金額回収期間設定部
16 顧客預金口座残高確認処理部
17 再引落処理部
18 口座振替請求元情報
19 顧客情報
20 立替契約情報
21 口座振替情報
22 内部管理口座情報
22a 内部管理口座
22b 別段預金科目
23c 立替金科目
23 口座振替結果情報
25 口座振替請求元情報受付部
26 顧客情報受付部
27 内部管理口座設定処理部
28 立替契約情報作成部
29 口座振替結果情報作成部
30 顧客預金口座
31 収納代行業者預金口座

Claims (10)

  1. 顧客が有する顧客預金口座と一又は複数の口座振替請求元ごとに設置した金融機関管理口座との間で資金の振替処理を行う口座振替システムであって、
    前記顧客預金口座から前記金融機関管理口座に対して資金振替処理が行われる口座振替金額を含む口座振替情報を前記口座振替請求元から受け付ける口座振替情報受付部と、
    前記口座振替情報に基づいて、前記口座振替金額を前記顧客預金口座から引き落とす処理を行う引落処理部と、
    前記顧客預金口座から引き落としが済んだ引落済み口座振替金額を、前記金融機関管理口座へ資金振替処理を行う第一の資金振替処理部と
    記顧客預金口座から引き落としできなかった前記口座振替金額に相当する未引落口座振替金額を変数として予め設定されている算式で計算された金額を、前記金融機関による立替金額として、前記金融機関が管理する前記金融機関管理口座において立替金額分の資金振替処理を行う第二の資金振替処理部と、
    を備えることを特徴とする口座振替システム。
  2. 前記立替金額分の資金振替処理を行った後に、前記引き落とし処理ができなかった前記顧客預金口座内の残高を、継続的に監視、又は所定のタイミングで確認する、顧客預金口座残高監視処理部と、
    前記立替金額分の資金振替処理を行った後で、前記立替金額の回収期間内に、前記顧客預金口座残高監視処理部が、前記顧客預金口座内の残高が前記未引落口座振替金額の一部又は全部を引落可能な金額であることを確認した場合、前記未引落口座振替金額を前記顧客預金口座から引き落とす処理を行う再引落処理部と、
    前記再引落処理部によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を、前記金融機関が管理する前記未引落口座振替金額についての勘定に充当し、前記立替金額を更新する資金振替処理を行う第三の資金振替処理部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の口座振替システム。
  3. 前記第二の資金振替処理部による前記立替金額について予め設定されている前記金融機関による前記立替金額の回収期間の経過後、前記顧客預金口座残高監視処理部が前記顧客預金口座内の残高が前記未引落口座振替金額に対して不足していることを確認した場合、前記立替金額を前記金融機関が受ける支払金額として、前記金融機関管理口座から引き落とし、前記未引落口座振替金額についての勘定に充当し、前記立替金額を更新する資金振替処理を行う第四の資金振替処理部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2記載の口座振替システム。
  4. 前記第一の資金振替処理部による前記資金振替処理後あるいは前記第二の資金振替処理部による前記資金振替処理後に、前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を、前記金融機関管理口座から前記口座振替請求元が有する口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う資金払込処理部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の口座振替システム。
  5. 前記金融機関管理口座は、別段預金口座であって、
    前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を計算するための勘定である立替金科目と、前記別段預金口座としての別段預金科目とを有し前記金融機関が管理する内部管理口座をさらに備え、
    前記第一の資金振替処理部は、前記引落済み口座振替金額を前記別段預金科目へ資金振替処理を行い、
    前記第二の資金振替処理部は、前記未引落口座振替金額について前記立替による資金振替処理を行う際、前記立替金科目から前記別段預金科目へ前記立替金額の資金振替処理を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の口座振替システム。
  6. 前記金融機関管理口座は、別段預金口座であって、
    前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を計算するための勘定である立替金科目と、前記別段預金口座としての別段預金科目とを有し前記金融機関が管理する内部管理口座をさらに備え、
    前記第一の資金振替処理部は、前記引落済み口座振替金額を前記別段預金科目へ資金振替処理を行い、
    前記第二の資金振替処理部は、前記未引落口座振替金額について前記立替による資金振替処理を行う際、前記立替金科目から前記別段預金科目へ前記立替金額の資金振替処理を行い、
    前記第三の資金振替処理部は、前記再引落処理部によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を前記立替金科目へ資金振替処理を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の口座振替システム。
  7. 前記金融機関管理口座は、別段預金口座であって、
    前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を計算するための勘定である立替金科目と、前記別段預金口座としての別段預金科目とを有し前記金融機関が管理する内部管理口座をさらに備え、
    前記第一の資金振替処理部は、前記引落済み口座振替金額を前記別段預金科目へ資金振替処理を行い、
    前記第二の資金振替処理部は、前記未引落口座振替金額について前記立替による資金振替処理を行う際、前記立替金科目から前記別段預金科目へ前記立替金額の資金振替処理を行い、
    前記第三の資金振替処理部は、前記再引落処理部によって引き落とされた前記未引落口座振替金額の一部又は全部に相当する金額を前記立替金科目へ資金振替処理を行い、
    前記立替金額の回収期間経過後、前記顧客預金口座残高確認処理部が前記顧客預金口座内の残高が前記未引落口座振替金額に対して不足していることを確認した場合、前記第四の資金振替処理部は、前記支払金額を前記別段預金科目から前記立替金科目へ資金振替処理を行う
    ことを特徴とする請求項3記載の口座振替システム。
  8. 前記別段預金科目への資金振替処理が行われた前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による立替金額を、前記別段預金科目から前記口座振替請求元が有する口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う資金払込処理部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の口座振替システム。
  9. 前記別段預金科目への資金振替処理が行われた前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による立替金額を、前記別段預金科目から前記口座振替請求元が有する口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う資金払込処理部をさらに備え、
    前記第四の資金振替処理部による前記支払額についての前記資金振替処理が行われている場合、前記資金払込処理部は、前記引落済み口座振替金額あるいは前記未引落口座振替金額についての前記金融機関による前記立替金額を前記別段預金科目から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う際に、前記引落済み口座振替金額から前記支払金額を減算した金額あるいは前記立替金額から前記支払金額を減算した金額を前記別段預金科目から前記口座振替請求元預金口座へ資金払込処理を行う
    ことを特徴とする請求項7記載の口座振替システム。
  10. 請求項1~9の何れかに記載した口座振替システムとしてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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