JP7243902B1 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本開示は、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、所定の報知を他の報知に優先して実行させることを目的とする。【解決手段】情報処理装置は、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得する取得部と、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記取得部が取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させる制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、移動者の所定動作を確認することが可能な動作確認システムが開示されている。
WO2019/240070号公報
特許文献1の技術は、危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が所定値未満であると判定した場合に、携帯者に対して危険を通知するものである。しかし、特許文献1の技術では、複数の危険箇所と携帯者の現在位置との間の距離が同時に所定値未満となった場合に、携帯者に対していずれの危険箇所についての危険を通知するかが明らかでなく、改善の余地がある。
そこで、本開示は、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、所定の報知を他の報知に優先して実行させることができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る情報処理装置は、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得する取得部と、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記取得部が取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させる制御部と、を備え、前記制御部は、複数の前記範囲のうち、前記ユーザの安全に対する懸念が過去に発生した時間に関する時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知を、前記時間情報を含まない前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる
請求項1に係る情報処理装置では、取得部は、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得する。そして、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、取得部が取得した範囲情報が示す複数の範囲に含まれる場合、複数の範囲のうち、予め定めた優先度が高い範囲に応じた報知を報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、所定の報知を他の報知に優先して実行させることができる。
また、請求項1に係る情報処理装置では、制御部は、複数の範囲のうち、時間情報を含んだ範囲情報が示す範囲に応じた報知を、時間情報を含まない範囲情報が示す範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、懸念が過去に発生した時間を含んだ信頼性の高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させることができる。
請求項に係る情報処理装置は、請求項において、前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲は、現在日時から所定時間前以内に前記懸念が発生した前記範囲である。
請求項に係る情報処理装置では、時間情報を含んだ範囲情報が示す範囲は、現在日時から所定時間前以内に懸念が発生した範囲である。これにより、当該情報処理装置では、現在日時から所定時間前よりも古い時間情報を含んだ範囲情報が示す範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させないことができる。
請求項に係る情報処理装置は、請求項又はにおいて、前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲は、過去において、現在日時から所定時間前後の時間帯に前記懸念が発生した前記範囲である。
請求項に係る情報処理装置では、時間情報を含んだ範囲情報が示す範囲は、過去において、現在日時から所定時間前後の時間帯に懸念が発生した範囲である。これにより、当該情報処理装置では、現在日時から所定時間前後を超える時間情報を含んだ範囲情報が示す範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させないことができる。
請求項に係る情報処理装置は、請求項からの何れか1項において、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、前記時間情報が示す前記懸念の発生時間が最新の前記範囲に応じた報知を前記報知部に実行させる。
請求項に係る情報処理装置では、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、時間情報を含んだ範囲情報が示す複数の範囲に含まれる場合、複数の範囲のうち、時間情報が示す懸念の発生時間が最新の範囲に応じた報知を報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、情報の鮮度が最良の信頼性の高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させることができる。
請求項に係る情報処理装置は、請求項からの何れか1項において、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、単位時間あたりの前記懸念の発生頻度が最多の前記範囲に応じた報知を前記報知部に実行させる。
請求項に係る情報処理装置では、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、時間情報を含んだ範囲情報が示す複数の範囲に含まれる場合、複数の範囲のうち、単位時間あたりの懸念の発生頻度が最多の範囲に応じた報知を報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、単位時間あたりの懸念の発生頻度が最多の信頼性の高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させることができる。
請求項に係る情報処理装置は、請求項からの何れか1項において、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、過去の前記懸念の発生時間が現在日時に最も近い前記範囲に応じた報知を前記報知部に実行させる。
請求項に係る情報処理装置では、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、時間情報を含んだ範囲情報が示す複数の範囲に含まれる場合、複数の範囲のうち、過去の懸念の発生時間が現在日時に最も近い範囲に応じた報知を報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、過去の懸念の発生時間が現在日時に最も近い信頼性の高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させることができる。
請求項に係る情報処理装置は、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得する取得部と、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記取得部が取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させる制御部と、を備え、前記範囲は、前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる。
請求項に係る情報処理装置では、範囲は、確認行動をユーザに促す確認範囲と、退避行動をユーザに促す退避範囲とを含む。そして、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれる場合、退避範囲に応じた報知を確認範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、退避範囲に応じた報知が確認範囲に応じた報知に優先して実行されることで路上の危険箇所からの退避をユーザに促すことができる。
請求項に係る情報処理装置は、請求項において、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれるが前記退避範囲の境界から所定距離以上離れている場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる。
請求項に係る情報処理装置では、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれるが退避範囲の境界から所定距離以上離れている場合、確認範囲に応じた報知を退避範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、ユーザが意図的に退避範囲に滞在していると想定できる場合には、確認範囲に応じた報知を退避範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させることができる。
請求項に係る情報処理装置は、請求項又はにおいて、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれるが前記退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる。
請求項に係る情報処理装置では、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれるが退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合、確認範囲に応じた報知を退避範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、ユーザが意図的に退避範囲に滞在していると想定できる場合には、確認範囲に応じた報知を退避範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させることができる。
請求項1に係る情報処理装置は、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得する取得部と、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記取得部が取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させる制御部と、を備え、前記範囲は、前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる。
請求項1に係る情報処理装置では、範囲は、確認行動をユーザに促す確認範囲と、退避行動をユーザに促す退避範囲とを含む。そして、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれる場合、確認範囲に応じた報知を退避範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、確認範囲に応じた報知が退避範囲に応じた報知に優先して実行されることで路上における交通安全の確認をユーザに促すことができる。
請求項1に係る情報処理装置は、請求項1において、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれるが前記退避範囲の境界から所定距離以上離れている場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる。
請求項1に係る情報処理装置では、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれるが退避範囲の境界から所定距離以上離れている場合、退避範囲に応じた報知を確認範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、ユーザが退避範囲の中心に向かって移動していると想定できる場合、退避範囲に応じた報知を確認範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させることで、退避範囲から退避する時間が長引くことを抑制することができる。
請求項1に係る情報処理装置は、請求項1又は1において、前記制御部は、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれるが前記退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる。
請求項1に係る情報処理装置では、制御部は、路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれるが退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合、退避範囲に応じた報知を確認範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させる。これにより、当該情報処理装置では、ユーザが退避範囲の中心に向かって移動していると想定できる場合、退避範囲に応じた報知を確認範囲に応じた報知に優先して報知部に実行させることで、退避範囲から退避する時間が長引くことを抑制することができる。
請求項1に係る情報処理方法は、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、複数の前記範囲のうち、前記ユーザの安全に対する懸念が過去に発生した時間に関する時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知を、前記時間情報を含まない前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、処理をコンピュータが実行する。
請求項14に係る情報処理方法は、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、前記範囲は、前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、処理をコンピュータが実行する。
請求項15に係る情報処理方法は、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、前記範囲は、前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、処理をコンピュータが実行する。
請求項1に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、複数の前記範囲のうち、前記ユーザの安全に対する懸念が過去に発生した時間に関する時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知を、前記時間情報を含まない前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、処理を実行させる。
請求項17に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、前記範囲は、前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、処理を実行させる。
請求項18に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、前記範囲は、前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、処理を実行させる。
以上説明したように、本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムでは、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、所定の報知を他の報知に優先して実行させることができる。
本実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係るユーザ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るユーザ装置の機能構成の例を示すブロック図である。 本実施形態に係るサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る監督者装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る決定処理の流れを示す第1のフローチャートである。 本実施形態に係る優先制御の具体例を説明する第1の説明図である。 本実施形態に係る決定処理の流れを示す第2のフローチャートである。 本実施形態に係る決定処理の流れを示す第3のフローチャートである。 本実施形態に係る決定処理の流れを示す第4のフローチャートである。 本実施形態に係る優先制御の具体例を説明する第2の説明図である。 本実施形態に係る決定処理の流れを示す第5のフローチャートである。 本実施形態に係る優先制御の具体例を説明する第3の説明図である。 本実施形態に係る決定処理の流れを示す第6のフローチャートである。 本実施形態に係る決定処理の流れを示す第7のフローチャートである。
以下、本実施形態に係る情報処理システム10について説明する。
本実施形態に係る情報処理システム10は、路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、所定の報知を他の報知に優先して実行させるシステムである。
(第1の実施形態)
まず、本実施形態に係る情報処理システム10の第1の実施形態について説明する。
図1は、情報処理システム10の概略構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム10は、ユーザ装置20、サーバ40、及び監督者装置60を含む。ユーザ装置20、サーバ40、及び監督者装置60は、ネットワークNを介して接続され、互いに通信可能となっている。
ユーザ装置20は、ユーザが携帯する装置である。第1の実施形態では、ユーザは「小学校低学年の子ども」とする。また、一例として、ユーザ装置20は、ユーザが背負うランドセルの肩紐に装着されている。ユーザ装置20は「情報処理装置」の一例である。
サーバ40は、所定の事業者が保有するサーバコンピュータである。
監督者装置60は、ユーザの監督者である親が保有する装置である。監督者装置60には、一例として、パーソナルコンピュータ(PC)等の汎用的なコンピュータ装置、又は携帯可能なノートPC、スマートフォン、若しくはタブレット端末等の携帯装置が適用される。第1の実施形態では、一例として、監督者装置60はスマートフォンとする。
次に、ユーザ装置20のハードウェア構成を説明する。図2は、ユーザ装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ユーザ装置20は、マイコン30と、通信部35と、GPS装置36と、報知部37とを含む。
マイコン30は、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、及び記憶部34を含んで構成されている。
CPU31は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU31は、ROM32又は記憶部34からプログラムを読み出し、RAM33を作業領域としてプログラムを実行する。CPU31は、ROM32又は記憶部34に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM32は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM33は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部34は、eMMC(embedded Multi Media Card)又はUFS(Universal Flash Storage)等の記憶装置により構成され、各種プログラム及び各種データを格納する。各種プログラムの一例として、記憶部34には、CPU31を後述する図3に示す機能構成として機能させるための情報処理プログラム34Aが格納されている。各種データの一例として、記憶部34には、サーバ40から送信された、ユーザに安全行動を促す通学路上の範囲を示す範囲情報が格納されている。範囲情報の詳細については後述する。なお、通学路上は「路上」の一例である。
通信部35は、サーバ40及び監督者装置60と通信するための無線通信モジュールである。当該無線通信モジュールは、例えば、5G、LTE、又はWi-Fi(登録商標)等の通信規格が用いられる。通信部35は、ネットワークNに対して接続されている。
GPS装置36は、ユーザの現在位置を測定する装置である。GPS装置36は、GPS衛星からの信号を受信する図示しないアンテナを含んでいる。GPS装置36が測定したユーザの現在位置は、当該現在位置を測定した測定日時と紐付けられて記憶部34に記憶されるとともにサーバ40に送信される。
報知部37は、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行する装置である。一例として、報知部37は、振動及び音声を用いて上記の報知を実行する。また、報知部37による振動及び音声の報知パターンは複数種類設けられており、報知部37は、CPU31の指示に応じた報知パターンで報知を実行する。
次に、ユーザ装置20の機能構成について説明する。
図3は、ユーザ装置20の機能構成の例を示すブロック図である。
図3に示すように、ユーザ装置20のCPU31は、機能構成として、取得部31A及び制御部31Bを有する。各機能構成は、CPU31が記憶部34に記憶された情報処理プログラム34Aを読み出し、実行することにより実現される。
取得部31Aは、ユーザに安全行動を促す通学路上の範囲を示す範囲情報をサーバ40から取得する。安全行動には、一例として、交通安全を確認するための確認行動及び現在位置から退避するための退避行動が含まれる。また、安全行動を促す通学路上の範囲には、一例として、確認行動を促す確認範囲及び退避行動を促す退避範囲が含まれる。
ここで、取得部31Aは、範囲情報として、上記の確認範囲及び退避範囲のいずれかを示す位置情報を取得する。当該位置情報は、通学路上における所定の範囲であり、範囲情報の種類に応じて範囲の大小が異なる。一例として、取得部31Aは、過去に交通事故が発生した確認範囲を示す位置情報、過去に不審者が目撃された退避範囲を示す位置情報、土砂崩れ又は津波等の自然災害リスクが高い退避範囲を示す位置情報、及びユーザの監督者が指定した確認範囲又は退避範囲を示す位置情報等を、範囲情報として取得する。
また、範囲情報には、ユーザの安全に対する懸念が過去に発生した時間に関する時間情報を含んだ範囲情報(以下、「時間あり範囲情報」とする)と、当該時間情報を含まない範囲情報(以下、「時間なし範囲情報」とする)とがある。上記のユーザの安全に対する懸念とは、一例として、交通事故、不審者の目撃、及び自然災害等であり、インシデント及びアクシデントの双方が含まれる。取得部31Aは、時間あり範囲情報の場合、上記の確認範囲及び退避範囲のいずれかを示す位置情報に加えて、当該位置情報が示す範囲で懸念が過去に発生した日時を取得する。
制御部31Bは、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、取得部31Aが取得した範囲情報が示す複数の範囲に含まれる場合、複数の範囲のうち、予め定めた優先度が高い範囲に応じた報知を報知部37に実行させる。
第1の実施形態では、制御部31Bは、複数の範囲のうち、時間あり範囲情報が示す範囲(以下、「時間あり範囲」とする)に応じた報知を、時間なし範囲情報が示す範囲(以下、「時間なし範囲」とする)に応じた報知に優先して報知部37に実行させる。具体的には、制御部31Bは、複数の範囲のうち、時間あり範囲に応じた報知を報知部37に実行させた後に、時間なし範囲に応じた報知を報知部37に実行させる。
また、制御部31Bは、通学路上を移動中のユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれる場合、複数の時間あり範囲のうち、時間情報が示す懸念の発生時間が最新の範囲に応じた報知を報知部37に実行させる。
次に、サーバ40のハードウェア構成を説明する。図4は、サーバ40のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4に示すように、サーバ40は、CPU41、ROM42、RAM43、記憶部44、入力部45、表示部46、及び通信部47を備えている。各構成は、バス48を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU41は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU41は、ROM42又は記憶部44からプログラムを読み出し、RAM43を作業領域としてプログラムを実行する。CPU41は、ROM42又は記憶部44に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM42は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM43は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部44は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム及び各種データを格納する。
入力部45は、マウス等のポインティングデバイス、キーボード、マイク、及びカメラ等を含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部46は、例えば、液晶ディスプレイであり、種々の情報を表示する。表示部46は、タッチパネル方式を採用して、入力部45として機能してもよい。
通信部47は、ユーザ装置20及び監督者装置60と通信するためのインターフェースである。当該通信には、例えば、イーサネット(登録商標)若しくはFDDI等の有線通信の規格、又は、4G、5G、Bluetooth(登録商標)、若しくはWi-Fi(登録商標)等の無線通信の規格が用いられる。通信部47は、ネットワークNに対して接続されている。
ここで、サーバ40のCPU41は、通学路上において、過去に交通事故が発生した確認範囲、過去に不審者が目撃された退避範囲、及び自然災害リスクが高い退避範囲の各範囲を示す位置情報を、図示しない外部装置から定期的に取得する。また、CPU41は、通学路上において、ユーザの監督者が指定した確認範囲及び退避範囲の各範囲を示す位置情報を、監督者装置60から取得する。CPU41は、取得した位置情報が時間情報を含む場合は時間あり範囲情報として記憶部44に格納し、取得した位置情報が時間情報を含まない場合は時間なし範囲情報として記憶部44に格納する。そして、CPU41は、記憶部44に格納されている時間あり範囲情報及び時間なし範囲情報を定期的にユーザ装置20に送信する。
また、CPU41は、ユーザの現在位置及び当該現在位置の測定日時を、ユーザ装置20から取得する。CPU41は、取得したユーザの現在位置及び当該現在位置の測定日時を記憶部44に格納する。そして、CPU41は、記憶部44に格納されたユーザの現在位置及び当該現在位置の測定日時を用いて、通学路上におけるユーザの移動軌跡を定期的に生成し、生成したユーザの移動軌跡を監督者装置60に送信する。
次に、監督者装置60のハードウェア構成を説明する。図5は、監督者装置60のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5に示すように、監督者装置60は、CPU61、ROM62、RAM63、記憶部64、入力部65、表示部66、及び通信部67を備えている。各構成は、バス68を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU61は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU61は、ROM62又は記憶部64からプログラムを読み出し、RAM63を作業領域としてプログラムを実行する。CPU61は、ROM62又は記憶部64に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM62は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM63は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部64は、eMMC又はUFS等の記憶装置により構成され、各種プログラム及び各種データを格納する。
入力部65は、各種ボタン、マイク、及びカメラ等を含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部66は、例えば、液晶ディスプレイであり、種々の情報を表示する。表示部66は、タッチパネル方式を採用しており、入力部65としても機能する。
通信部67は、ユーザ装置20及びサーバ40と通信するための無線通信モジュールである。当該無線通信モジュールは、例えば、5G、LTE、又はWi-Fi(登録商標)等の通信規格が用いられる。通信部67は、ネットワークNに対して接続されている。
ここで、監督者装置60のCPU61は、通学路上におけるユーザの移動軌跡をサーバ40に対して要求する。そして、CPU61は、取得したユーザの移動軌跡を表示部66に表示させる。
また、CPU61は、監督者による通学路上における確認範囲及び退避範囲の指定を受付ける。そして、CPU61は、指定を受付けた確認範囲及び退避範囲を示す位置情報をサーバ40に送信する。
図6は、ユーザ装置20による報知部37に実行させる報知を決定する決定処理の流れを示す第1のフローチャートである。CPU31が記憶部34から情報処理プログラム34Aを読み出して、RAM33に展開して実行することにより、決定処理が行われる。
図6に示すステップS10において、CPU31は、GPS装置36が測定したユーザの現在位置を取得する。そして、ステップS11に進む。
ステップS11において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が、サーバ40から取得した範囲情報が示すいずれかの範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS11:YES)はステップS12に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が、当該範囲情報が示すいずれかの範囲に含まれないと判定された場合(ステップS11:NO)はステップS10に戻る。
ステップS12において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が、サーバ40から取得した範囲情報が示す複数の範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS12:YES)はステップS14に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が、当該範囲情報が示す複数の範囲に含まれないと判定された場合(ステップS12:NO)はステップS13に進む。
ステップS13において、CPU31は、所定の範囲、ここでは、ステップS11で含まれると判定した範囲情報が示す範囲に応じた報知を報知部37に指示する。その結果、報知部37は、当該所定の範囲に応じた報知を実行する。そして、決定処理を終了する。
ステップS14において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS14:YES)はステップS15に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれないと判定された場合(ステップS14:NO)はステップS16に進む。
ステップS15において、CPU31は、複数の時間あり範囲のうち、時間情報が示す懸念の発生時間が最新の時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、時間情報が示す懸念の発生時間が最新の時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
ステップS16において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が時間あり範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS16:YES)はステップS17に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が時間あり範囲に含まれないと判定された場合(ステップS16:NO)はステップS18に進む。
ステップS17において、CPU31は、複数の範囲のうち、時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、当該時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
ステップS18において、CPU31は、複数の範囲のうち、優先度が高い範囲に応じた報知を他の報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、当該優先度が高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
次に、図7を用いて、第1の実施形態における、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、範囲情報が示す複数の範囲に含まれる場合に、CPU31がいずれの範囲に応じた報知を報知部37に優先して実行させるかについての優先制御の具体例を説明する。
図7には、範囲情報が示す複数の範囲として、範囲A及び範囲Bが示されている。一例として、範囲Aは過去に交通事故が発生した確認範囲であり、範囲Bは通学路上において監督者が指定した確認範囲である。そして、範囲Aは時間あり範囲であり、範囲Bは時間なし範囲である。この場合、図7に示す範囲Aかつ範囲Bの位置にユーザ装置20があると、ユーザ装置20のCPU31は、範囲A及び範囲Bのうち、時間あり範囲である範囲Aに応じた報知を、時間なし範囲である範囲Bに応じた報知に優先して報知部37に実行させる。なお、上記の例は、ユーザが図7における右下方から右斜め上方に移動して、ユーザの現在位置が範囲A及び範囲Bに同時に含まれた場合である。これに対し、例えば、ユーザが図7における下方から上方に移動して、ユーザの現在位置が範囲Bに含まれた後に範囲A及び範囲Bに含まれた場合、CPU31は以下の制御を行う。この場合、CPU31は、ユーザの現在位置が、範囲Bのみに含まれている間は範囲Bに応じた報知を報知部37に実行させ、範囲A及び範囲Bに含まれた後は範囲Aに応じた報知を範囲Bに応じた報知に優先して報知部37に実行させる。
次に、範囲Aを過去に交通事故が発生した確認範囲とし、範囲Bを過去に不審者が目撃された退避範囲とした他の具体例を説明する。ここで、範囲Aは、現在日時から1週間前に交通事故が発生した時間あり範囲である。また、範囲Bは、現在日時から3日前に不審者が目撃された時間あり範囲である。この場合、図7に示す範囲Aかつ範囲Bの位置にユーザ装置20があると、ユーザ装置20のCPU31は、範囲A及び範囲Bのうち、時間情報が示す懸念の発生時間が最新の時間あり範囲である範囲Bに応じた報知を、範囲Aに応じた報知に優先して報知部37に実行させる。
以上説明したように、ユーザ装置20では、CPU31は、ユーザに安全行動を促す通学路上の範囲を示す範囲情報を取得する。そして、CPU31は、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、取得した範囲情報が示す複数の範囲に含まれる場合、複数の範囲のうち、予め定めた優先度が高い範囲に応じた報知を報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、所定の報知を他の報知に優先して実行させることができる。
また、ユーザ装置20では、CPU31は、複数の範囲のうち、時間あり範囲に応じた報知を、時間なし範囲に応じた報知に優先して報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、懸念が過去に発生した時間を含んだ信頼性の高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させることができる。
また、ユーザ装置20では、CPU31は、通学路上を移動中のユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれる場合、複数の時間あり範囲のうち、時間情報が示す懸念の発生時間が最新の範囲に応じた報知を報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、情報の鮮度が最良の信頼性の高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させることができる。
また、ユーザ装置20では、時間あり範囲は、現在日時から所定時間前以内、一例として、1週間前以内に懸念が発生した範囲である。これにより、当該ユーザ装置20では、現在日時から所定時間前よりも古い時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させないことができる。
(第2の実施形態)
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の第2の実施形態について、他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第2の実施形態では、時間あり範囲は、過去において、現在日時から所定時間前後、一例として、1時間前後の時間帯に懸念が発生した範囲である。これにより、第2の実施形態におけるユーザ装置20では、現在日時から所定時間前後を超える時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させないことができる。
(第3の実施形態)
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の第3の実施形態について、他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
図8は、決定処理の流れを示す第2のフローチャートである。なお、図8に示すフローチャートのうち、ステップS14をYESに進んだステップS20以外の各ステップにおける処理は図6に示すフローチャートと同様のため、説明を省略又は簡略する。
図8に示すステップS14において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS14:YES)はステップS20に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれないと判定された場合(ステップS14:NO)はステップS16に進む。
ステップS20において、CPU31は、複数の時間あり範囲のうち、単位時間あたりの懸念の発生頻度が最多の時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、単位時間あたりの懸念の発生頻度が最多の時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
次に、図7を用いて、第3の実施形態における優先制御の具体例を説明する。
図7には、過去に交通事故が発生した確認範囲である範囲Aと、過去に不審者が目撃された退避範囲である範囲Bとが示されている。ここで、範囲Aは、単位時間あたり、一例として、72時間あたりに交通事故が5回発生している時間あり範囲である。また、範囲Bは、72時間あたりに不審者が3回目撃されている時間あり範囲である。この場合、図7に示す範囲Aかつ範囲Bの位置にユーザ装置20があると、ユーザ装置20のCPU31は、範囲A及び範囲Bのうち、72時間あたりの懸念の発生頻度が最多の時間あり範囲である範囲Aに応じた報知を、範囲Bに応じた報知に優先して報知部37に実行させる。
以上説明したように、ユーザ装置20では、CPU31は、制御部31Bの機能として、通学路上を移動中のユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれる場合、複数の時間あり範囲のうち、単位時間あたりの懸念の発生頻度が最多の範囲に応じた報知を報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、単位時間あたりの懸念の発生頻度が最多の信頼性の高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の第4の実施形態について、他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
図9は、決定処理の流れを示す第3のフローチャートである。なお、図9に示すフローチャートのうち、ステップS14をYESに進んだステップS30以外の各ステップにおける処理は図6に示すフローチャートと同様のため、説明を省略又は簡略する。
図9に示すステップS14において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS14:YES)はステップS30に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれないと判定された場合(ステップS14:NO)はステップS16に進む。
ステップS30において、CPU31は、複数の時間あり範囲のうち、過去の懸念の発生時間が現在日時に最も近い時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、当該時間あり範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
次に、図7を用いて、第4の実施形態における優先制御の具体例を説明する。
図7には、過去に交通事故が発生した確認範囲である範囲Aと、過去に不審者が目撃された退避範囲である範囲Bとが示されている。ここで、範囲Aは、過去において、現在日時から1時間前の時間帯に交通事故が発生した時間あり範囲である。また、範囲Bは、過去において、現在日時から8時間後の時間帯に不審者が目撃された時間あり範囲である。この場合、図7に示す範囲Aかつ範囲Bの位置にユーザ装置20があると、ユーザ装置20のCPU31は、範囲A及び範囲Bのうち、過去の懸念の発生時間が現在日時に最も近い時間あり範囲である範囲Aに応じた報知を、範囲Bに応じた報知に優先して報知部37に実行させる。
以上説明したように、ユーザ装置20では、CPU31は、制御部31Bの機能として、通学路上を移動中のユーザの現在位置が複数の時間あり範囲に含まれる場合、複数の時間あり範囲のうち、過去の懸念の発生時間が現在日時に最も近い範囲に応じた報知を報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、過去の懸念の発生時間が現在日時に最も近い信頼性の高い範囲に応じた報知を他の報知に優先して実行させることができる。
(第5の実施形態)
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の第5の実施形態について、他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第5の実施形態では、制御部31Bは、通学路上を移動中のユーザの現在位置が退避範囲に含まれる場合、退避範囲に応じた報知(以下、「退避報知」とする)を報知部37に実行させる制御を定期的に行う。
図10は、決定処理の流れを示す第4のフローチャートである。なお、図10に示すフローチャートのうち、ステップS10及びステップS11における処理は図6に示すフローチャートと同様のため、説明を省略又は簡略する。
図10に示すステップS11において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が、サーバ40から取得した範囲情報が示すいずれかの範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS11:YES)はステップS40に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が、当該範囲情報が示すいずれかの範囲に含まれないと判定された場合(ステップS11:NO)はステップS10に戻る。
ステップS40において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が、サーバ40から取得した範囲情報が示す確認範囲及び退避範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS40:YES)はステップS42に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が、当該範囲情報が示す確認範囲及び退避範囲に含まれないと判定された場合(ステップS40:NO)はステップS41に進む。
ステップS41において、CPU31は、所定の範囲に応じた報知を報知部37に指示する。その結果、報知部37は、当該所定の範囲に応じた報知を実行する。そして、決定処理を終了する。CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が、サーバ40から取得した範囲情報が示す一の範囲に含まれる場合には、当該一の範囲に応じた報知を報知部37に指示する。また、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が、サーバ40から取得した範囲情報が示す複数の範囲に含まれる場合には、複数の範囲のうち、優先度が高い範囲に応じた報知を他の報知に優先するよう報知部37に指示する。
ステップS42において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置と退避範囲の境界との間の距離Dを算出する。そして、ステップS43に進む。
ステップS43において、CPU31は、ステップS42で算出した距離Dが所定距離以上であるか否かを判定し、所定距離以上であると判定した場合(ステップS43:YES)はステップS44に進む。一方、CPU31により距離Dが所定距離以上でないと判定された場合(ステップS43:NO)はステップS45に進む。
ステップS44において、CPU31は、確認範囲に応じた報知(以下、「確認報知」とする)を退避報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、確認報知を退避報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
ステップS45において、CPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、退避報知を確認報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
次に、図11を用いて、第5の実施形態における優先制御の具体例を説明する。
図11には、範囲情報が示す確認範囲及び退避範囲として、範囲A及び範囲Bが示されている。一例として、範囲Aは過去に不審者が目撃された退避範囲であり、範囲Bは通学路上において監督者が指定した確認範囲である。
ここで、図11に示すユーザ装置20の現在位置は、範囲Aへの進入地点P、すなわち、範囲Aの境界から距離Dだけ離れている。そして、この場合に距離Dが所定距離以上であると、ユーザ装置20のCPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示する。一方、この場合に距離Dが所定値以上でないと、CPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示する。
以上説明したように、ユーザ装置20では、CPU31は、制御部31Bの機能として、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれる場合、退避報知を確認報知に優先して報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、退避報知が確認報知に優先して実行されることで通学路上の危険箇所からの退避をユーザに促すことができる。
また、ユーザ装置20では、CPU31は、制御部31Bの機能として、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれるが退避範囲の境界から所定距離以上離れている場合、確認報知を退避報知に優先して報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、ユーザが意図的に退避範囲に滞在していると想定できる場合には、確認報知を退避報知に優先して報知部37に実行させることができる。
(第6の実施形態)
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の第6の実施形態について、他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第6の実施形態では、第5の実施形態と同様、制御部31Bは、通学路上を移動中のユーザの現在位置が退避範囲に含まれる場合、退避報知を報知部37に実行させる制御を定期的に行う。
図12は、決定処理の流れを示す第5のフローチャートである。なお、図12に示すフローチャートのうち、ステップS10、ステップS11、ステップS40、及びステップS41における処理は図10に示すフローチャートと同様のため、説明を省略又は簡略する。
図12に示すステップS40において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が、サーバ40から取得した範囲情報が示す確認範囲及び退避範囲に含まれるか否かを判定し、含まれると判定した場合(ステップS40:YES)はステップS50に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が、当該範囲情報が示す確認範囲及び退避範囲に含まれないと判定された場合(ステップS40:NO)はステップS41に進む。
ステップS50において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が退避範囲に含まれてから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS50:YES)はステップS51に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が退避範囲に含まれてから所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS50:NO)はステップS52に進む。
ステップS51において、CPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、確認報知を退避報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
ステップS52において、CPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、退避報知を確認報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
次に、図13を用いて、第6の実施形態における優先制御の具体例を説明する。
図13には、範囲情報が示す確認範囲及び退避範囲として、範囲A及び範囲Bが示されている。一例として、範囲Aは過去に不審者が目撃された退避範囲であり、範囲Bは通学路上において監督者が指定した確認範囲である。
ここで、図13に示す範囲Aかつ範囲Bの位置にユーザ装置20がある状態で、当該ユーザ装置20を携帯するユーザが範囲Aに進入してから所定時間が経過していないものとする。この場合、ユーザ装置20のCPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示する。一方、図13に示す範囲Aかつ範囲Bの位置にユーザ装置20がある状態で、当該ユーザ装置20を携帯するユーザが範囲Aに進入してから所定時間が経過した場合、CPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示する。
以上説明したように、ユーザ装置20では、CPU31は、制御部31Bの機能として、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれるが退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合、確認報知を退避報知に優先して報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、ユーザが意図的に退避範囲に滞在していると想定できる場合には、確認報知を退避報知に優先して報知部37に実行させることができる。
(第7の実施形態)
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の第7の実施形態について、他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第7の実施形態では、第5及び第6の実施形態と同様、制御部31Bは、通学路上を移動中のユーザの現在位置が退避範囲に含まれる場合、退避報知を報知部37に実行させる制御を定期的に行う。
図14は、決定処理の流れを示す第6のフローチャートである。なお、図14に示すフローチャートのうち、ステップS43を進んだステップS60及びステップS61以外の各ステップにおける処理は図10に示すフローチャートと同様のため、説明を省略又は簡略する。
図14に示すステップS43において、CPU31は、ステップS42で算出した距離Dが所定距離以上であるか否かを判定し、所定距離以上であると判定した場合(ステップS43:YES)はステップS60に進む。一方、CPU31により距離Dが所定距離以上でないと判定された場合(ステップS43:NO)はステップS61に進む。
ステップS60において、CPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、退避報知を確認報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
ステップS61において、CPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、確認報知を退避報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
次に、図11を用いて、第7の実施形態における優先制御の具体例を説明する。
図11には、範囲情報が示す確認範囲及び退避範囲として、範囲A及び範囲Bが示されている。一例として、範囲Aは過去に不審者が目撃された退避範囲であり、範囲Bは通学路上において監督者が指定した確認範囲である。
ここで、図11に示すユーザ装置20の現在位置は、範囲Aへの進入地点P、すなわち、範囲Aの境界から距離Dだけ離れている。そして、この場合に距離Dが所定距離以上であると、ユーザ装置20のCPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示する。一方、この場合に距離Dが所定値以上でないと、CPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示する。
以上説明したように、ユーザ装置20では、CPU31は、制御部31Bの機能として、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれる場合、確認報知を退避報知に優先して報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、確認報知が退避報知に優先して実行されることで通学路上における交通安全の確認をユーザに促すことができる。
また、ユーザ装置20では、CPU31は、制御部31Bの機能として、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれるが退避範囲の境界から所定距離以上離れている場合、退避報知を確認報知に優先して報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、ユーザが退避範囲の中心に向かって移動していると想定できる場合、退避報知を確認報知に優先して報知部37に実行させることで、退避範囲から退避する時間が長引くことを抑制することができる。
(第8の実施形態)
次に、本実施形態に係る情報処理システム10の第8の実施形態について、他の実施形態との重複部分を省略又は簡略しつつ説明する。
第8の実施形態では、第5から第7の実施形態と同様、制御部31Bは、通学路上を移動中のユーザの現在位置が退避範囲に含まれる場合、退避報知を報知部37に実行させる制御を定期的に行う。
図15は、決定処理の流れを示す第7のフローチャートである。なお、図15に示すフローチャートのうち、ステップS50を進んだステップS70及びステップS71以外の各ステップにおける処理は図12に示すフローチャートと同様のため、説明を省略又は簡略する。
図15に示すステップS50において、CPU31は、ステップS10で取得したユーザの現在位置が退避範囲に含まれてから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS50:YES)はステップS70に進む。一方、CPU31によりユーザの現在位置が退避範囲に含まれてから所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS50:NO)はステップS71に進む。
ステップS70において、CPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、退避報知を確認報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
ステップS71において、CPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示する。その結果、報知部37は、確認報知を退避報知に優先して実行する。そして、決定処理を終了する。
次に、図13を用いて、第8の実施形態における優先制御の具体例を説明する。
図13には、範囲情報が示す確認範囲及び退避範囲として、範囲A及び範囲Bが示されている。一例として、範囲Aは過去に不審者が目撃された退避範囲であり、範囲Bは通学路上において監督者が指定した確認範囲である。
ここで、図13に示す範囲Aかつ範囲Bの位置にユーザ装置20がある状態で、当該ユーザ装置20を携帯するユーザが範囲Aに進入してから所定時間が経過していないものとする。この場合、ユーザ装置20のCPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示する。一方、図13に示す範囲Aかつ範囲Bの位置にユーザ装置20がある状態で、当該ユーザ装置20を携帯するユーザが範囲Aに進入してから所定時間が経過した場合、CPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示する。
以上説明したように、ユーザ装置20では、CPU31は、制御部31Bの機能として、通学路上を移動中のユーザの現在位置が、確認範囲及び退避範囲に含まれるが退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合、退避報知を確認報知に優先して報知部37に実行させる。これにより、当該ユーザ装置20では、ユーザが退避範囲の中心に向かって移動していると想定できる場合、退避報知を確認報知に優先して報知部37に実行させることで、退避範囲から退避する時間が長引くことを抑制することができる。
(その他)
上記実施形態では、ユーザ装置20を情報処理装置の一例としたが、これに限らず、サーバ40を情報処理装置の一例としてもよいし、ユーザ装置20及びサーバ40の組合せを情報処理装置の一例としてもよい。ユーザ装置20及びサーバ40の組合せを情報処理装置の一例とする場合、決定処理は、ユーザ装置20のCPU31又はサーバ40のCPU41の1つのプロセッサ、又は、ユーザ装置20のCPU31及びサーバ40のCPU41の複数のプロセッサの組合せにより実行される。
上記実施形態では、ユーザ装置20は、ユーザが背負うランドセルの肩紐に装着されているとしたが、ユーザ装置20の装着場所は限定されない。例えば、ユーザ装置20は、ユーザの衣服及び身体等に装着されていてもよい。また、ユーザ装置20をスマートフォンのような携帯装置とした場合は、ユーザの衣服のポケットに収納されていてもよい。
上記実施形態では、親をユーザの監督者としたが、ユーザの監督者は限定されない。例えば、ユーザの監督者は、兄姉及び祖父母等の他の親族でもよいし、小学校の教員及び学童保育の指導員等の親族以外の者でもよい。
上記実施形態では、ユーザを小学校低学年の子どもとしたが、ユーザの年齢は限定されない。例えば、ユーザは、未就学児、小学校高学年、中学生、及び高校生等の子どもであってもよいし、子どもに限らず高齢者であってもよい。
上記実施形態では、通学路上を路上の一例としたが、当該通学路は、学校と自宅との間の通学路であってもよいし、運動及び塾等の習い事の施設と自宅との間の通学路であってもよい。
上記実施形態では、報知部37は、振動及び音声を用いて報知を実行したが、これに限らず、振動又は音声の一方を用いて報知を実行してもよい。また、報知部37は、振動及び音声に加えて、ユーザ装置20にモニタを設けた場合にはモニタを用いて報知を実行してもよい。
上記実施形態では、通学路上を移動中のユーザに安全行動を促す複数の報知を実行可能な場合に、所定の報知を他の報知に優先して実行させることを、ユーザ装置20のCPU31が、所定の報知を報知部37に実行させた後に、他の報知に応じた報知を報知部37に実行させることとした。しかし、これに限らず、所定の報知を他の報知に優先して実行させることは、CPU31が、所定の報知を報知部37に実行させ、他の報知を報知部37に実行させない制御を行うことであってもよい。
上記実施形態において、時間情報は、ユーザの安全に対する懸念が過去に発生した日時を示していたが、これに加えて、曜日を含んでいてもよい。
上記実施形態では、安全行動を促す通学路上の範囲にユーザが進入した場合に、CPU31が報知部37に報知を実行させることとしたが、報知部37による報知タイミングはこれに限られない。例えば、CPU31は、通学路上を移動中のユーザの現在位置と上記範囲の境界との間の距離が所定距離以下となった場合に、報知部37に報知を実行させる制御を行ってもよい。これにより、ユーザ装置20では、上記範囲にユーザが進入する前に、ユーザに安全行動を促すことができる。
上記実施形態において、ユーザ装置20は、図2に示すハードウェア構成に加えて、角速度センサ、加速度センサ、及び地磁気センサ等を含むモーションセンサを備えてもよい。これにより、当該ユーザ装置20では、ユーザによる安全行動の有無を判定することができる。なお、ユーザ装置20がモーションセンサを備える場合は、当該モーションセンサを用いて判定した安全行動を促す通学路上の範囲毎のユーザによる安全行動の有無を記憶部34に記憶してもよい。また、記憶部34に記憶されたユーザによる安全行動の有無は、ユーザ装置20からサーバ40に送信してもよい。そして、サーバ40は、通学路上における安全行動の有無を踏まえたユーザの移動軌跡を定期的に生成し、生成したユーザの移動軌跡を監督者装置60に送信してもよい。
上記実施形態では、ユーザ装置20は、サーバ40から範囲情報を取得したが、これに加えて、監督者装置60から範囲情報を取得してもよい。
上記実施形態において、サーバ40は、外部装置から、通学路上において過去に交通事故が発生した確認範囲及び過去に不審者が目撃された退避範囲等を示す位置情報を取得した。このとき、当該外部装置は、所定の事業者が保有するサーバコンピュータ及び車両が備えるDCM(Data Communication Module)等が適用される。外部装置がDCMである場合、DCMは、DCMデータから得られる車両走行データをサーバ40に送信する。そして、サーバ40は、取得した車両走行データから、過去に交通事故が発生した確認範囲及び過去に危険運転(例:一時停止違反及び速度超過等)が発生した確認範囲等を示す位置情報を抽出し、抽出した位置情報を範囲情報として記憶部44に格納してもよい。
上記実施形態において、ユーザの現在位置と退避範囲の境界との間の距離が所定距離未満である場合、CPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示した。しかし、これに限らず、上記の距離が所定距離未満であっても、上記の距離が徐々に短くなっている場合、すなわち、退避範囲の境界に近付いている場合は、CPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示してもよい。また、上記の距離が所定距離未満であっても、ユーザの現在位置が退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合は、CPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示してもよい。
上記実施形態において、ユーザの現在位置と退避範囲の境界との間の距離が所定距離未満である場合、CPU31は、確認報知を退避報知に優先するよう報知部37に指示した。しかし、これに限らず、上記の距離が所定距離未満であっても、ユーザの現在位置が退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合は、CPU31は、退避報知を確認報知に優先するよう報知部37に指示してもよい。
なお、上記実施形態でCPU31がソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した決定処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、決定処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記実施形態では、情報処理プログラム34Aが記憶部34に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム34Aは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム34Aは、ネットワークNを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
20 ユーザ装置(情報処理装置)
31A 取得部
31B 制御部
34A 情報処理プログラム

Claims (18)

  1. ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得する取得部と、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記取得部が取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    複数の前記範囲のうち、前記ユーザの安全に対する懸念が過去に発生した時間に関する時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知を、前記時間情報を含まない前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    情報処理装置。
  2. 前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲は、現在日時から所定時間前以内に前記懸念が発生した前記範囲である、
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲は、過去において、現在日時から所定時間前後の時間帯に前記懸念が発生した前記範囲である、
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、前記時間情報が示す前記懸念の発生時間が最新の前記範囲に応じた報知を前記報知部に実行させる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、単位時間あたりの前記懸念の発生頻度が最多の前記範囲に応じた報知を前記報知部に実行させる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記時間情報を含んだ前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、過去の前記懸念の発生時間が現在日時に最も近い前記範囲に応じた報知を前記報知部に実行させる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得する取得部と、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記取得部が取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させる制御部と、
    を備え、
    前記範囲は、
    前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、
    前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    情報処理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれるが前記退避範囲の境界から所定距離以上離れている場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれるが前記退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    請求項に記載の情報処理装置。
  10. ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得する取得部と、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記取得部が取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させる制御部と、
    を備え、
    前記範囲は、
    前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、
    前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    情報処理装置。
  11. 前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれるが前記退避範囲の境界から所定距離以上離れている場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれるが前記退避範囲に含まれてから所定時間が経過している場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  13. ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ
    複数の前記範囲のうち、前記ユーザの安全に対する懸念が過去に発生した時間に関する時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知を、前記時間情報を含まない前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  14. ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、
    前記範囲は、
    前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  15. ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、
    前記範囲は、
    前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ
    複数の前記範囲のうち、前記ユーザの安全に対する懸念が過去に発生した時間に関する時間情報を含んだ前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知を、前記時間情報を含まない前記範囲情報が示す前記範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
  17. コンピュータに、
    ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、
    前記範囲は、
    前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記退避範囲に応じた報知を前記確認範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
  18. コンピュータに、
    ユーザに安全行動を促す路上の範囲を示す範囲情報を取得し、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、取得した前記範囲情報が示す複数の前記範囲に含まれる場合、複数の前記範囲のうち、予め定めた優先度が高い前記範囲に応じた報知を報知部に実行させ、
    前記範囲は、
    前記安全行動として交通安全を確認するための確認行動を前記ユーザに促す確認範囲と、前記安全行動として現在位置から退避するための退避行動を前記ユーザに促す退避範囲とを含み、
    前記路上を移動中の前記ユーザの現在位置が、前記確認範囲及び前記退避範囲に含まれる場合、前記確認範囲に応じた報知を前記退避範囲に応じた報知に優先して前記報知部に実行させる、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
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