JP7241149B1 - 加工支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】先行の加工機に係る加工状態にブレが生じた場合であっても、後行の加工機における加工後のワークに係る加工精度を良好に保持する。【解決手段】加工支援システム11は、複数の各加工機13に係る加工状態情報を取得する情報取得部41と、複数の各加工機13毎の加工状態履歴情報と、複数の各加工機13毎の加工工程を経た後のワーク27に係る加工精度に関する加工精度履歴情報と、の相関関係を一対一で対応付けた相関関係情報を管理するデータサーバ51と、第1加工機21に係る加工状態情報と相関関係情報とに基づいて、第1加工機21に係る加工状態を適用して所定の加工工程を施工した際のワーク27に係る加工精度を予測する予測部43と、予測部43により予測されたワーク27に係る加工精度に基づいて、第1加工機21に係る加工状態を含むワーク27に対する加工条件を調整する調整部45と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車の生産設備等に備えられ、機械加工の支援を行うための加工支援システムに関する。
例えば特許文献1には、機械加工の支援を行うための加工支援システムの発明が記載されている。
特許文献1に係る加工支援システムは、管理部と、後加工情報設定部とを備える。管理部は、被加工材(ワーク)を対象として実施される先加工の後に同ワークに実施される後加工の加工条件を管理する。後加工情報設定部は、管理部で管理された後加工の加工条件のうち、先加工の加工条件に適合する後加工の候補を選択し、選択した後加工の候補から実施予定の後加工を選択することで後加工の加工条件(後加工情報)を設定する。
特許文献1に係る加工支援システムによれば、先加工に次いで行われる後加工に係る加工条件の設定を、先加工に係る加工条件に基づいて簡易に行うことができる。
特開2019-042794号公報
しかしながら、特許文献1に係る加工支援システムでは、後加工に係る加工条件を設定するに際し、先行の加工機に係る加工状態を考慮することは記載も示唆もされていない。ここで、先行の加工機に係る加工状態にブレが生じると、後行の加工機における後加工後のワークに係る加工精度が損なわれるおそれがある。
要するに、特許文献1に係る加工支援システムでは、先行の加工機に係る加工状態にブレが生じた場合に、後行の加工機における加工後のワークに係る加工精度が損なわれるおそれがある点で改良の余地が残されていた。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、先行の加工機に係る加工状態にブレが生じた場合であっても、後行の加工機における加工後のワークに係る加工精度を良好に保持可能な加工支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の加工機を備える製造ラインに適用され、複数の各加工機のそれぞれにおいて所定の順序で遂行される所定の加工工程毎のワークに対する加工条件を調整することで当該ワークの加工支援を行う加工支援システムであって、前記複数の各加工機における加工状態を呈する加工状態情報を取得する情報取得部と、複数の各加工機毎の加工状態履歴情報と、当該複数の各加工機毎の加工工程を経た後の当該ワークに係る加工精度に関する加工精度履歴情報と、の相関関係を一対一で対応付けた相関関係情報を管理する管理部と、調整対象となる対象加工機に係る前記加工状態情報と、前記管理部で管理された前記相関関係情報とに基づいて、当該対象加工機に係る加工状態を適用して所定の加工工程を施工した際の当該ワークに係る加工精度を予測する予測部と、前記予測部により予測された当該ワークに係る加工精度に基づいて、当該対象加工機に係る加工状態を含む当該ワークに対する加工条件を調整する調整部と、を備えることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、先行の加工機に係る加工状態にブレが生じた場合であっても、後行の加工機における加工後のワークに係る加工精度を良好に保持することができる。
本発明の実施形態に係る加工支援システムの概要を表すブロック構成図である。 加工支援システムに備わるデータサーバで管理される相関関係情報の一例を表す説明図である。 加工支援システムにおける加工支援準備に関する動作説明に供するフローチャート図である。 加工支援システムにおける加工支援に関する動作説明に供するフローチャート図である。
以下、本発明の実施形態に係る加工支援システムについて、適宜図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に示す図面において、共通の機能を有する部材には同一の参照符号を付するものとする。また、部材のサイズ及び形状は、説明の便宜のため、変形又は誇張して模式的に表す場合がある。
〔加工支援システム11の概要〕
はじめに、本発明の実施形態に係る加工支援システム11の概要について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る加工支援システム11の概要を表すブロック構成図である。図2は、加工支援システム11に備わるデータサーバで管理される相関関係情報の一例を表す説明図である。
本発明の実施形態に係る加工支援システム11は、図1に示すように、複数の加工機13を備える製造ライン15に適用され、数値制御装置17が出力する加工制御情報に従って、複数の各加工機13のそれぞれにおいて所定の順序で遂行される所定の加工工程毎のワーク27に対する加工条件を調整することでワーク27の加工支援を行う機能を有する。
図1に示す例では、製造ライン15に備わる複数の加工機13として、第1加工機21、第2加工機23、第3加工機25を含む3台の加工機が列挙されている。具体的には、例えば、第1加工機21はワーク(例えば、四角形状の鋼板)27に対するフライス加工を行う加工機である。第2加工機23はワーク27に対する穴あけ加工を行う加工機である。第3加工機25はワーク27に対する研磨加工を行う加工機である。
本発明の実施形態に係る加工支援システム11では、複数の各加工機13のそれぞれにおいて、所定の加工工程が所定の順序で遂行される。すなわち、本発明の実施形態に係る加工支援システム11では、第1加工機21に係るフライス加工⇒第2加工機23に係る穴あけ加工⇒第3加工機25に係る研磨加工の順序で所定の加工工程が順次遂行される。つまり、本加工支援システム11において第1加工機21は、第2加工機23、第3加工機25に対して「先行の加工機」に相当する。
ただし、第1加工機21、第2加工機23、第3加工機25の各々に割り当てられている前記の加工機能は例示に過ぎない。第1加工機21、第2加工機23、第3加工機25の各々に対し、いかなる加工機能を割り当てる構成を採用しても構わない。
第1加工機21、第2加工機23、第3加工機25の各々には、ワーク27を二次元方向(X軸方向・Y軸方向)に位置決めするためのインデックステーブル(不図示)が備わっている。インデックステーブルは、数値制御装置17が出力する加工制御情報に従って、ワーク27を二次元方向(X軸方向・Y軸方向)に位置決めする役割を果たす。
また、第1加工機21、第2加工機23、第3加工機25の各々には、ワーク27に対する加工状態を検出するためのセンサ群31が備わっている。ワーク27に対する加工状態に関する加工状態情報とは、例えば図2に示すように、複数の各加工機13の設置場所毎の雰囲気温度・振動量、インデックステーブルによるワーク27の二次元(X軸・Y軸)位置、切削加工(フライス加工・穴あけ加工・研磨加工を含む)により生じた切り粉をブローするためのエア圧などを列挙することができる。
ワーク27に対する前記加工状態を検出するためのセンサ群31としては、例えば、複数の各加工機13が設備されている場所毎の雰囲気温度を検出する温度センサ、同場所毎の振動量を検出する振動センサ、ワーク27の二次元(X軸・Y軸)位置センサ、切削加工により生じた切り粉をブローするためのエア圧を検出する圧力センサなどを列挙することができる。
また、センサ群31に対し、ワーク27に係る加工精度を計測する機能をもたせる構成を採用しても構わない。
センサ群31により検出された加工状態情報・加工精度情報は、数値制御装置17及びデータサーバ51にそれぞれ送られる。
ここで、加工支援システム11に備わるデータサーバ51(本発明の「管理部」)に相当する。)で管理される相関関係情報について、図2を参照して説明する。
図2に示す相関関係情報は、相互に異なる日付(加工処理日)のそれぞれに対応して、複数の各加工機21、23、25毎の加工状態履歴情報(気温ズレTdf・X軸ズレ量Xdf・Y軸ズレ量Ydf)と、複数の各加工機21、23、25毎の加工工程を順次経た後のワーク27に係る加工精度MAに関する加工精度履歴情報と、を一対一で関連付けて構成されている。
気温ズレTdfとは、気温中央値(平均値でも構わない)Tmdに対する気温検出値Tdvのズレの大きさ(Tdf=Tdv-Tmd/単位:°C)を意味する。
図2に示す例では、日付が2021/04/01に対応する加工状態履歴情報(気温ズレTdf)として、第1加工機21に係る気温ズレをTdf (1-1)と、第2加工機23に係る気温ズレをTdf (2-1)と、第3加工機25に係る気温ズレをTdf (3-1)と、それぞれ表記している。
X軸ズレ量Xdfとは、X軸中央値(平均値でも構わない)Xmdに対するX軸検出値Xdvのズレの大きさ(Xdf=Xdv-Xmd/単位:m)を意味する。
図2に示す例では、日付が2021/04/01に対応する加工状態履歴情報(X軸ズレ量Xdf)として、第1加工機21に係るX軸ズレ量をXdf (1-1)と、第2加工機23に係るX軸ズレ量をXdf (2-1)と、第3加工機25に係るX軸ズレ量をXdf (3-1)と、それぞれ表記している。
Y軸ズレ量Ydfとは、Y軸中央値(平均値でも構わない)Ymdに対するY軸検出値Ydvのズレの大きさ(Ydf=Ydv-Ymd/単位:m)を意味する。
図2に示す例では、日付が2021/04/01に対応する加工状態履歴情報(Y軸ズレ量Ydf)として、第1加工機21に係るY軸ズレ量をYdf (1-1)と、第2加工機23に係るY軸ズレ量をYdf (2-1)と、第3加工機25に係るY軸ズレ量をYdf (3-1)と、それぞれ表記している。
ワーク27に係る加工精度MAとは、寸法基準値Lsdに対する寸法計測値Ldvのズレの大きさ(MA=Ldv-Lsd/単位:m)を意味する。
図2に示す例では、日付が2021/04/01に対応する第3加工機25に係る加工精度をMA (3-1)と表記している。
図2に示す相関関係情報の例では、第3加工機25に係る加工精度履歴情報に対する相関係数の大きい(相関度の高い)加工状態履歴情報に含まれる複数の加工状態項目毎の加工状態情報として、複数の各加工機13の設置場所毎の雰囲気温度・振動量、インデックステーブルによるワーク27の二次元(X軸・Y軸)位置、切削加工により生じた切り粉をブローするためのエア圧のなかから、特定加工状態項目(気温ズレTdf・X軸ズレ量Xdf・Y軸ズレ量Ydf)が抽出されている。
こうした特定加工状態項目の抽出は、適宜設定される所定の期間において、加工状態履歴情報に含まれる複数の加工状態項目(例えば、複数の各加工機13の設置場所毎の雰囲気温度・振動量、インデックステーブルによるワーク27の二次元(X軸・Y軸)位置、切削加工により生じた切り粉をブローするためのエア圧)毎の加工状態情報と、一連の加工工程後のワーク27に係る加工精度履歴情報との相関係数を算出すると共に、複数の加工状態項目のなかから、相関係数が所定の相関閾値を超える特定加工状態項目を抽出することにより遂行すればよい。
前記加工支援機能を実現するために、加工支援システム11に備わる数値制御装置17は、図1に示すように、情報取得部41、予測部43、調整部45、加工条件設定部47、加工制御部49、及び、データサーバ51を備える。
情報取得部41は、対象加工機(例えば、第1加工機21)に設けたセンサ群31により検出される加工状態情報として、例えば、複数の各加工機13の設置場所毎の雰囲気温度・振動量、インデックステーブルによるワーク27の二次元(X軸・Y軸)位置、切削加工により生じた切り粉をブローするためのエア圧の情報を取得する。
情報取得部41により取得した加工状態情報は、予測部43及びデータサーバ51に送られる。
予測部43は、情報取得部41により対象加工機21に係る加工状態情報を取得すると、データサーバ51で管理された相関関係情報であって、特定加工状態項目(気温ズレTdf・X軸ズレ量Xdf・Y軸ズレ量Ydf)毎の加工状態情報に対応する加工精度情報を参照することにより、対象加工機21に係る加工状態を適用して所定の対象加工工程を遂行した際のワーク27に係る加工精度を予測する。
こうしたワーク27に係る加工精度を予測するに際し、例えば、予測部43は、データサーバ51で管理された相関関係情報のなかから、情報取得部41により取得した対象加工機21に係る加工状態情報の組み合わせに近似(一致を含む)した加工状態情報の組み合わせを抽出すると共に、抽出した加工状態情報の組み合わせに対応する加工精度情報を参照して、ワーク27に係る加工精度の予測値を推定する。
予測部43により予測した加工精度の情報は、調整部45に送られる。
調整部45は、予測部43によるワーク27に係る加工精度に関する予測内容に基づいて、ワーク27に係る加工精度が一層高まるように、対象加工工程(本例では、フライス加工工程)を施行する際のワーク27に対する加工条件を調整する。
加工条件設定部47は、調整部45により設定された加工条件を、対象加工機21に係る加工条件として設定する。
加工制御部49は、加工条件設定部47により設定された加工条件に基づく加工制御情報を生成すると共に、生成した加工制御情報を用いて対象加工機21に係る加工制御を遂行する。
数値制御装置17には、図1に示すように、加工支援システム11に備わるデータサーバ51が接続されている。
〔加工支援システム11の動作説明〕
次に、本発明の実施形態に係る加工支援システム11の動作について、図3を参照して説明する。
図3Aは、加工支援システム11における加工支援準備に関する動作説明に供するフローチャート図である。図3Bは、加工支援システム11における加工支援に関する動作説明に供するフローチャート図である。
はじめに、加工支援システム11における加工支援準備に関する動作について、図3Aを参照して説明する。
図3Aに示すステップS11において、データサーバ51は、適宜設定される所定の期間(適宜更新される)において、加工状態履歴情報に含まれる複数の加工状態項目(例えば、複数の各加工機13の設置場所毎の雰囲気温度・振動量、インデックステーブルによるワーク27の二次元(X軸・Y軸)位置、切削加工により生じた切り粉をブローするためのエア圧)毎の加工状態情報と、第1~第3加工機21、23、25での一連の加工工程後のワーク27に係る加工精度履歴情報との相関係数を算出する。
ステップS12において、データサーバ51は、複数の前記加工状態項目のなかから、相関係数が所定の相関閾値を超える特定加工状態項目を抽出する。図2に示す例では、特定加工状態項目として、(気温ズレTdf・X軸ズレ量Xdf・Y軸ズレ量Ydf)が抽出されている。
ステップS13において、データサーバ51は、特定加工状態項目(気温ズレTdf・X軸ズレ量Xdf・Y軸ズレ量Ydf)毎の時系列に沿って並んだ加工状態履歴情報を取得する。
ステップS14において、データサーバ51は、時系列に沿って並んだ加工状態履歴情報に対応する加工精度履歴情報を取得する。
ステップS15において、データサーバ51は、相互に異なる日付(加工処理日)のそれぞれに対応して、複数の各加工機21、23、25毎の加工状態履歴情報(気温ズレTdf・X軸ズレ量Xdf・Y軸ズレ量Ydf)と、複数の各加工機21、23、25毎の加工工程を順次経た後のワーク27に係る加工精度MAに関する加工精度履歴情報と、の相関関係を一対一で対応付けた相関関係情報を管理する。
これにより、加工支援システム11における加工支援準備が整う。
次に、加工支援システム11における加工支援に関する動作について、図3Bを参照して説明する。
図3Bに示すステップS31において、加工支援システム11に備わる数値制御装置17に属する情報取得部41は、対象加工機(本例では、第1加工機21)に備わるセンサ群31により検出された対象加工機21に係る加工状態情報として、複数の各加工機13の設置場所毎の雰囲気温度・振動量、インデックステーブルによるワーク27の二次元(X軸・Y軸)位置、切削加工(フライス加工)により生じた切り粉をブローするためのエア圧)をそれぞれ取得する。
ステップS32において、数値制御装置17に属する予測部43は、データサーバ51で管理された相関関係情報であって、特定加工状態項目(気温ズレTdf・X軸ズレ量Xdf・Y軸ズレ量Ydf)毎の加工状態情報に対応する加工精度情報を参照することにより、対象加工機21に係る加工状態を適用して所定の対象加工工程を遂行した際のワーク27に係る加工精度を予測する。
ステップS33において、数値制御装置17に属する調整部45は、予測部43によるワーク27に係る加工精度に関する予測内容に基づいて、同加工精度が一層高まるように、対象加工工程(本例では、フライス加工工程)を施行する際のワーク27に対する加工条件を調整する。
ステップS34において、数値制御装置17に属する加工条件設定部47は、調整部45により設定された加工条件を、対象加工機21に係る加工条件として設定する。
ステップS35において、数値制御装置17に属する加工制御部49は、加工条件設定部47により設定された加工条件に基づく加工制御情報を生成すると共に、生成した加工制御情報を用いて対象加工機21に係る加工制御を遂行する。
これにより、加工支援システム11に備わる数値制御装置17は、一連の加工支援を終了させる。
なお、数値制御装置17に属する予測部43は、時系列に沿って配列された加工精度履歴情報(図2に示す加工精度MA参照)を参照することにより、対象加工機21に係る加工状態を適用して所定の対象加工工程を遂行した際のワーク27に係る加工精度を予測する態様を採用しても構わない。
さらに、数値制御装置17に属する予測部43は、特定加工状態項目(気温ズレTdf・X軸ズレ量Xdf・Y軸ズレ量Ydf)毎の加工状態情報に対応する加工精度情報を参照することで決定したワーク27に係る加工精度の予測値と、時系列に沿って配列された加工精度履歴情報を参照することで決定したワーク27に係る加工精度の予測値と、を比較考量することにより、ワーク27に係る加工精度を予測する態様を採用しても構わない。
〔加工支援システム11の作用効果〕
次に、本発明の実施形態に係る加工支援システム11の作用効果について説明する。
第1の観点に基づく加工支援システム11は、複数の加工機13を備える製造ライン15に適用され、複数の各加工機13のそれぞれにおいて所定の順序で遂行される所定の加工工程毎のワーク27に対する加工条件を調整することでワーク27の加工支援を行う加工支援システムが前提となる。
第1の観点に基づく加工支援システム11は、複数の各加工機13における加工状態を呈する加工状態情報を取得する情報取得部41と、複数の各加工機13毎の加工状態履歴情報と、複数の各加工機13毎の加工工程を経た後のワーク27に係る加工精度に関する加工精度履歴情報と、の相関関係を一対一で対応付けた相関関係情報を管理する管理部(データサーバ51)と、調整対象となる対象加工機(本例では、第1加工機21)に係る加工状態情報と、データサーバ51で管理された前記相関関係情報とに基づいて、当該対象加工機21に係る加工状態を適用して所定の加工工程を施工した際のワーク27に係る加工精度を予測する予測部43と、予測部43により予測されたワーク27に係る加工精度に基づいて、対象加工機21に係る加工状態を含むワーク27に対する加工条件を調整する調整部45と、を備える。
第1の観点に基づく加工支援システム11では、情報取得部41は、複数の各加工機13における加工状態を呈する加工状態情報を取得する。データサーバ51は、複数の各加工機13毎の加工状態履歴情報と、複数の各加工機13毎の加工工程を経た後のワーク27に係る加工精度に関する加工精度履歴情報と、の相関関係を一対一で対応付けた相関関係情報を管理する。
予測部43は、調整対象となる対象加工機21に係る加工状態情報と、データサーバ51で管理された前記相関関係情報とに基づいて、対象加工機21に係る加工状態を適用して所定の加工工程を施工した際のワーク27に係る加工精度を予測する。
調整部45は、予測部43により予測されたワーク27に係る加工精度に基づいて、対象加工機21に係る加工状態を含むワーク27に対する加工条件を調整する。
第1の観点に基づく加工支援システム11によれば、調整対象となる対象加工機21に係る加工状態情報と、データサーバ51で管理された相関関係情報とに基づいて、対象加工機21に係る加工状態を適用して所定の加工工程を施工した際のワーク27に係る加工精度を予測し、予測されたワーク27に係る加工精度に基づいて、対象加工機21に係る加工状態を含むワーク27に対する加工条件を調整するため、先行の加工機に係る加工状態にブレが生じた場合であっても、後行の加工機における加工後のワークに係る加工精度を良好に保持することができる。
また、第2の観点に基づく加工支援システム11は、第1の観点に基づく加工支援システム11であって、データサーバ(管理部)51は、加工状態履歴情報に含まれる複数の加工状態項目毎の加工状態情報と、加工精度履歴情報との相関係数を算出すると共に、複数の加工状態項目のなかから、前記相関係数が所定の相関閾値を超える特定加工状態項目を予め抽出しておき、予測部43は、情報取得部41により対象加工機21に係る加工状態情報を取得すると、特定加工状態項目毎の加工状態情報に対応する加工精度情報を参照することにより、対象加工機21に係る加工状態を適用して所定の加工工程を遂行した際のワーク27に係る加工精度を予測する構成を採用しても構わない。
第2の観点に基づく加工支援システム11によれば、予測部43は、情報取得部41により対象加工機21に係る加工状態情報を取得すると、特定加工状態項目毎の加工状態情報に対応する加工精度情報を参照することにより、対象加工機21に係る加工状態を適用して所定の加工工程を遂行した際のワーク27に係る加工精度を予測するため、第1の観点に基づく加工支援システム11と比べて、ワーク27に係る加工精度の予測を一層適確に遂行することができる。
また、第3の観点に基づく加工支援システム11は、第2の観点に基づく加工支援システム11であって、調整部45は、予測部43によるワーク27に係る加工精度に関する予測内容に基づいて、ワーク27に係る加工精度が一層高まるように、所定の加工工程を遂行する際のワーク27に対する加工条件を調整する構成を採用しても構わない。
第3の観点に基づく加工支援システム11によれば、調整部45は、予測部43によるワーク27に係る加工精度に関する予測内容に基づいて、ワーク27に係る加工精度が一層高まるように、所定の加工工程を遂行する際のワーク27に対する加工条件を調整するため、ワーク27に係る加工精度の向上効果を期待することができる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した実施形態は、本発明の具現化の例を示したものである。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
例えば、本発明に係る実施形態の説明において、複数の加工機13として、第1加工機21、第2加工機23、第3加工機25を含む3台の加工機を適用する態様を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。
複数の加工機13として、所要の数の加工機13を適用する態様を適宜採用しても構わない。
また、本発明に係る実施形態の説明において、ワーク27に対する加工状態に関する加工状態情報として、複数の各加工機13の設置場所毎の雰囲気温度・振動量、インデックステーブルによるワーク27の二次元(X軸・Y軸)位置、切削加工により生じた切り粉をブローするためのエア圧を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。
ワーク27に対する加工状態に関する加工状態情報としては、ワーク27に係る加工精度と相関のある加工状態であれば、いかなる態様の加工状態を採用しても構わない。
また、本発明に係る実施形態の説明において、センサ群31に対し、所定の加工工程を遂行した後のワーク27に係る加工精度を計測する機能をもたせる態様を例示して説明したが、本発明はこの例に限定されない。
所定の加工工程を遂行した後のワーク27に係る加工精度をオフラインで計測し、その計測値をデータサーバ51に送って管理させる態様を採用しても構わない。
11 加工支援システム
13 複数の加工機
15 製造ライン
17 数値制御装置
21 第1加工機(対象加工機)
23 第2加工機
25 第3加工機
27 ワーク
31 センサ群
41 情報取得部
43 予測部
45 調整部
51 データサーバ(管理部)

Claims (3)

  1. 複数の加工機を備える製造ラインに適用され、複数の各加工機のそれぞれにおいて所定の順序で遂行される所定の加工工程毎のワークに対する加工条件を調整することで当該ワークの加工支援を行う加工支援システムであって、
    前記複数の各加工機における加工状態を呈する加工状態情報を取得する情報取得部と、
    複数の各加工機毎の加工状態履歴情報と、当該複数の各加工機毎の加工工程を経た後の当該ワークに係る加工精度に関する加工精度履歴情報と、の相関関係を一対一で対応付けた相関関係情報を管理する管理部と、
    調整対象となる対象加工機に係る前記加工状態情報と、前記管理部で管理された前記相関関係情報とに基づいて、当該対象加工機に係る加工状態を適用して所定の加工工程を施工した際の当該ワークに係る加工精度を予測する予測部と、
    前記予測部により予測された当該ワークに係る加工精度に基づいて、当該対象加工機に係る加工状態を含む当該ワークに対する加工条件を調整する調整部と、
    を備えることを特徴とする加工支援システム。
  2. 請求項1に記載の加工支援システムであって、
    前記管理部は、
    前記加工状態履歴情報に含まれる複数の加工状態項目毎の加工状態情報と、前記加工精度履歴情報との相関係数を算出すると共に、前記複数の加工状態項目のなかから、前記相関係数が所定の相関閾値を超える特定加工状態項目を予め抽出しておき、
    前記予測部は、前記情報取得部により前記対象加工機に係る加工状態情報を取得すると、前記特定加工状態項目毎の加工状態情報に対応する加工精度情報を参照することにより、当該対象加工機に係る加工状態を適用して所定の加工工程を遂行した際の当該ワークに係る加工精度を予測する
    ことを特徴とする加工支援システム。
  3. 請求項2に記載の加工支援システムであって、
    前記調整部は、
    前記予測部による当該ワークに係る加工精度に関する予測内容に基づいて、当該ワークに係る加工精度が一層高まるように、前記加工工程を遂行する際の当該ワークに対する加工条件を調整する
    ことを特徴とする加工支援システム。
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