JP7239195B2 - stamping device - Google Patents
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Description
本発明は、刻印装置に関する。 The present invention relates to a stamping device.
射出成形機では、可動金型基盤（可動型）が固定金型基盤（固定型）に近接・隔離する方向に駆動されて、金型基盤の型締め（型閉）と型開き（型開）が行われる。型締めされた金型内のキャビティーに溶融状の合成樹脂が供給され、その溶融状の合成樹脂が硬化して成形品が形成される。 In an injection molding machine, the movable mold base (movable mold) is driven in the direction of approaching or separating from the fixed mold base (fixed mold), closing the mold base (mold closing) and opening the mold (mold open). is done. Molten synthetic resin is supplied to the cavity in the clamped mold, and the molten synthetic resin is cured to form a molded product.
製品を大量生産する際に、製品の表面に製造番号や製造年月日を刻印する必要から、刻印装置が用いられる。これらの表示は、成形金型のキャビティー側に刻印表示部を備えた刻印装置を挿入し、挿入した状態で金型成形を行うことにより、刻印内容がそのまま成形品の表面に刻印成形されるようになっている。 When mass-producing products, a stamping device is used because it is necessary to stamp the production number and date of manufacture on the surface of the product. By inserting a marking device with a marking display part into the cavity side of the molding die and performing molding in the inserted state, these markings are directly engraved on the surface of the molded product. It's like
従来のこの種の刻印装置としては、例えば特許文献１、特許文献２に示すような刻印装置が存在している。図１７の刻印装置（Ａ）は、金型内に嵌入される表示外殻体（Ｂ）と、大径部（ｃ１）と小径部（ｃ２）を有し表示外殻体（Ｂ）内の嵌入される指標体（Ｃ）と、指標体（Ｃ）に取付けられるＯリング（Ｄ）から構成されており、表示外殻体（Ｂ）及び指標体（Ｃ）の成形品側に臨む面には、数字等からなる表示部が形成されている。指標体には矢印が刻印されている。矢印にマイナスドライバーなどを係合させこれを回転させることで、矢印の方向を変化させ、表示部に刻印された望みの数字に矢印の先端を向けることができる。
As a conventional marking device of this type, there are marking devices as disclosed in
しかしながら、上記のような装置構成においては、指標体は可動金型基盤のキャビティー側に取り付けられているため、指標体の表示を変化させるためには、可動金型基盤を型開きして作業者が型開きされた２つの金型基盤の空間に身を乗り出し、指標体の方向を変更する必要があった。刻印装置が金型基盤の周辺部に設けられている場合には、比較的簡単に作業者は指標体を操作することができるが、刻印装置が金型基盤の中心部近くに設けられている場合には、作業者は型開きされた２つの金型基盤の空間に身をこじ入れ無理な姿勢で指標体を操作する必要があった。金型基盤は高温に加熱されているため、金型基盤の型開き部に身を乗り出したときに金型基盤に身体の一部が接触し火傷を負う可能性があった。 However, in the apparatus configuration as described above, since the indicator is attached to the cavity side of the movable mold base, in order to change the display of the indicator, the movable mold base must be opened. It was necessary for an operator to lean over the space between the two mold bases where the mold was opened and change the direction of the indicator body. If the marking device is provided on the periphery of the mold base, the operator can operate the indicator relatively easily, but the marking device is provided near the center of the mold base. In some cases, the operator had to squeeze his body into the space between the two mold bases that had been opened and operate the indicator body in an unreasonable posture. Since the mold base is heated to a high temperature, there is a possibility that part of the body may come into contact with the mold base and get burned when leaning over the mold opening of the mold base.
日付を刻印するのであれば、上記作業は日に一回で済むため作業量としては許容されるかもしれないが、製造番号を上記刻印装置によって刻印する場合には、射出成形のショットのたびに、上記作業を行わねばならず、作業者への負担は見過ごすことのできないのほど大きかった。 If the date is to be stamped, the above work can be done only once a day, so the amount of work may be acceptable. , the above work had to be done, and the burden on the worker was so great that it could not be overlooked.
本発明の課題は、射出成形機において成形品の表面に製造番号や製造年月日を刻印するための刻印装置において、指標体の表示を変えるとき、作業者が型開きされた２つの金型基盤の空間に身をこじ入れ無理な姿勢で作業を行うことが無く、金型基盤の型開き部に身を乗り出したときに金型基盤に身体の一部が接触し火傷を負うことなく、耐熱性、耐久性に優れ、構造がシンプル且つ安価な刻印装置を提供することである。
An object of the present invention is to provide a stamping device for stamping a production number or date of manufacture on the surface of a molded product in an injection molding machine. There is no need to push your body into the space of the base and work in an unreasonable posture. To provide a stamping device excellent in heat resistance and durability, simple in structure and inexpensive.
請求項１による発明は、成形金型の凹所に嵌入される刻印装置であって、中空円筒体の上部端面の円周状に文字または記号が刻設された外殻体と、該外殻体の中空部の上部に配された上部駆動／従動機構と、外殻体の中空部の下部に配された下部駆動機構からなることを特徴とする刻印装置に関する。
The invention according to
請求項２による発明は、前記下部駆動機構は、圧縮空気源に連結された通気路を経て圧縮空気が導入されるシリンダーと、該シリンダー内に遊嵌され、前記圧縮空気により駆動するピストンからなり、前記シリンダーは、前記外殻体に嵌合されてなる請求項１に記載の刻印装置に関する。
In the invention according to
請求項３による発明は、前記上部駆動／従動機構は、前記外殻体の内部に固定され、上端に係合部が設けられた外側円筒と、該外側円筒内に遊嵌され、上端に係合部が形成された内側円筒と、前記外殻体内に遊嵌された中実または中空の円柱体から構成された回転子と、該回転子を下方に付勢する付勢手段とから構成され、前記内側円筒は、連接棒を介して前記ピストンと連結され、前記回転子と前記外側円筒とが第１の状態において係合し第２の状態において離脱し、前記回転子と前記内側円筒とが第１の状態において離脱し、第２の状態において係合する請求項１または２に記載の刻印装置に関する。
According to a third aspect of the invention, the upper drive/driven mechanism comprises an outer cylinder fixed inside the outer shell body and provided with an engaging portion at its upper end, and an outer cylinder loosely fitted in the outer cylinder and engaged with its upper end. It consists of an inner cylinder with a joint formed thereon, a rotor composed of a solid or hollow cylindrical body loosely fitted in the outer shell, and biasing means for biasing the rotor downward. , the inner cylinder is connected to the piston via a connecting rod, the rotor and the outer cylinder are engaged in a first state and disengaged in a second state, and the rotor and the inner cylinder are engaged with each other in a second state; 3. A marking device according to
請求項４による発明は、前記外側円筒の上端に複数の第１鋸歯部が設けられ、前記内側円筒の上端に複数の第２鋸歯部が設けられ、前記回転子の側面に複数の突起部が放射状に設けられ、前記第１の状態において前記複数の第１鋸歯部と前記複数の突起部とが係合し、前記第２の状態において前記複数の第１鋸歯部と前記複数の突起部とが離脱し、前記第１の状態において前記複数の第２鋸歯部と前記複数の突起部とが離脱し、前記第２の状態において前記複数の第１鋸歯部と前記複数の突起部とが係合することを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の刻印装置に関する。
In the invention according to
請求項５による発明は、前記回転子の前記複数の突起部の前記回転子の半径方向長さは、前記内側円筒の前記複数の第２鋸歯部の半径方向の厚みと、前記外側円筒の前記複数の第１鋸歯部の半径方向の厚みとを足し合わせた長さに略等しく、前記複数の第２鋸歯部の各々は前記複数の第１鋸歯部の各々と同一の形状及び寸法を有し、前記複数の第２鋸歯部の各々と前記複数の第１鋸歯部の各々とが、同一半径上で一列に並ぶ基準位置から予め決定された角度で配設されてなる請求項１乃至４のいずれか１項に記載の刻印装置に関する。
In the invention according to
請求項６による発明は、前記予め決定された角度は、前記外側円筒の前記複数の第１鋸歯部が、前記内側円筒の前記複数の第２鋸歯部と同位相にならないような関係を有する角度であることを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載の刻印装置に関する。
In the invention according to
請求項７による発明は、前記連接棒を挿通する第１係合部及び第２係合部と、前記外殻体の内部に遊嵌されるとともに前記連接棒に固着される第１回転子と、前記第１回転子を下方に付勢する第１付勢手段と、前記外殻体の内部に遊嵌されるとともに前記連接棒に固着される第２回転子とを含み、前記第１回転子は前記第１係合部と第１の状態において係合し、第２の状態において離脱するようにされ、前記第２回転子は、第２係合部と前記第２の状態において係合し、前記第１の状態において離脱するようにされることを特徴とする請求項１または２に記載の刻印装置に関する。
The invention according to
請求項８による発明は、前記第１係合部及び前記第２係合部には、それぞれ複数の第１鋸歯部と複数の第２鋸歯部が設けられ、前記第１回転子には前記第１鋸歯部と係合する第３鋸歯部が設けられ、前記第２回転子には前記第２鋸歯部と係合する第４鋸歯部が設けられる、ことを特徴とする請求項７に記載の刻印装置に関する。
In the eighth aspect of the invention, the first engaging portion and the second engaging portion are provided with a plurality of first sawtooth portions and a plurality of second sawtooth portions, respectively, and the first rotor is provided with the first sawtooth portion and a plurality of second sawtooth portions. 8. The method of
請求項９による発明は、前記第１係合部、前記第２係合部、前記第１回転子、前記第２回転子は、同軸状に配されてなり、前記第１係合部の軸線まわりの角度、および前記第２係合部の軸線まわりの角度は、前記外殻体に対しそれぞれ固定され、前記第１係合部は、前記第２係合部に対して、前記複数の第１鋸歯部の各々と前記複数の第２鋸歯部の各々とが同一半径上において同じ位相となるように固定され、前記第２回転子の軸線まわりの角度は、前記第１回転子の軸線まわりの角度に対し固定され、両者は予め決定された一定の角度を保ちながら前記同軸の周りを回転可能とされ、前記第１回転子の前記第３鋸歯部が、前記第２回転子の前記第４鋸歯部と同位相にならないような関係を有する、ことを特徴とする請求項７または８に記載の刻印装置に関する。
In the invention according to
請求項１０による発明は、前記連接棒が、第２付勢手段を介して２つに分割されてなる、ことを特徴とする請求項７乃至９に記載の刻印装置に関する。
The invention according to
請求項１１による発明は、前記上部駆動／従動機構が、円筒体の外表面に波状溝が形成された原動節と該原動節の溝に移動自在に嵌入されたピンを含む従動節からなる円筒カムと、当該円筒カムの従動節を介して当該円筒カムの上部に配された指標体からなる、請求項１または２に記載の刻印装置に関する。
In the eleventh aspect of the invention, the upper driving/driven mechanism is a cylinder comprising a driving node having a wave-shaped groove formed on the outer surface of the cylindrical body and a driven node including a pin movably fitted in the groove of the driving node. 3. The marking device according to
本発明の請求項１によれば、本発明に係る刻印装置は、中空円筒体の上部端面の円周状に文字または記号が刻設された外殻体と、該外殻体の中空部の上部に収納された上部駆動／従動機構と、外殻体の中空部の下部に収納された下部駆動機構からなるので、作業者が型開きされた２つの金型基盤の空間に身をこじ入れ無理な姿勢で作業を行うことが無く、金型基盤の型開き部に身を乗り出したときに金型基盤に身体の一部が接触し火傷を負うことなく、指標体の表示を変えることができる。
According to
本発明の請求項２によれば、下部駆動機構は、圧縮空気源に連結された通気路を経て圧縮空気が導入されるシリンダーと、該シリンダー内に遊嵌され、前記圧縮空気により駆動するピストンを含む。シリンダーに高圧空気を導入、排気することでピストンを上下動させ、上部駆動／従動機構を動かし、上部駆動／従動機構に設けられた指標体の表示を変えることができる。下部駆動機構は、耐熱性、耐久性に優れ、構造がシンプル且つ安価である。
According to
本発明の請求項３によれば、上部駆動／従動機構において、回転子と外側円筒とが第１の状態において係合し第２の状態において離脱し、また、回転子と内側円筒とが第１の状態において離脱し、第２の状態において係合する。内側円筒はピストンにより上下するため、上記第１の状態と第２の状態を交互に変化させることができ、これによって回転子を軸線まわりに回転させることができ、回転子に固定された指標体の軸線まわりの角度を変化させることができる。
According to
本発明の請求項４によれば、外側円筒の上部に複数の第１鋸歯部が設けられ、内側円筒の上部に複数の第２鋸歯部が設けられ、前記回転子の側面に複数の突起部が放射状に設けられ、第１の状態において前記複数の第１鋸歯部と前記複数の突起部とが係合し、前記第２の状態において前記複数の第１鋸歯部と前記複数の突起部とが離脱し、前記第１の状態において前記複数の第２鋸歯部と前記複数の突起部とが離脱し、前記第２の状態において前記複数の第１鋸歯部と前記複数の突起部とが係合する動作を繰り返すことにより、回転子を軸線まわりに回転させることができ、回転子に固定された指標体の軸線まわりの角度を変化させることができる。
According to
本発明の請求項５によれば、回転子の前記複数の突起部の前記回転子の半径方向長さは、前記内側円筒の前記複数の第２鋸歯部の半径方向の厚みと、前記外側円筒の前記複数の第１鋸歯部の半径方向の厚みとを足し合わせた長さに略等しく、前記複数の第２鋸歯部の各々は前記複数の第１鋸歯部の各々と同一の形状及び寸法を有し、前記複数の第２鋸歯部の各々と前記複数の第１鋸歯部の各々とが、同一半径上で一列に並ぶ基準位置から予め決定された角度で配設されているので、内側円筒を上下させることで、回転子の突起部は内側円筒の鋸歯部と係合した状態と外側円筒の鋸歯部と係合した状態の、２つ状態を遷移することに応じて回転子を軸線まわりに回転させることができる。回転子に固定された指標体の軸線まわりの角度を変化させることができる。
According to
本発明の請求項６によれば、前記予め決定された角度とは、前記外側円筒の前記複数の第１鋸歯部が、前記内側円筒の前記複数の第２鋸歯部と同位相にならないような関係を有する角度である。そのため、内側円筒の１回の上下運動で、回転子は外側円筒の鋸歯部の１山分に相当する角度だけ軸線まわりに回転することができる。
According to
本発明の請求項７によれば、前記連接棒を挿通する第１係合部及び第２係合部と、前記外殻体の内部に遊嵌されるとともに前記連接棒に固着される第１回転子と第２回転子とを有し、第１回転子は前記第１係合部と第１の状態において係合し、第２の状態において離脱するようにされ、第２回転子は、第２係合部は前記第２の状態において係合し、前記第１の状態において離脱するようにされる刻印装置が提供される。該刻印装置において、第１の状態と第２の状態を交互に繰り返すことによって第１回転子に固定された指標体の軸線まわりの角度を変化させることができる。
According to
本発明の請求項８によれば、前記第１係合部及び前記第２係合部には、それぞれ複数の第１鋸歯部と複数の第２鋸歯部が設けられ、前記第１回転子には前記第１鋸歯部と係合する第３鋸歯部が設けられ、前記第２回転子には前記第２鋸歯部と係合する第４鋸歯部が設けられている。回転子と係合部の係合は上記鋸歯部の噛み合いによってなされるので、係合を確実に行うことが出来る。
According to
本発明の請求項９によれば、前記第１係合部、前記第２係合部、前記第１回転子、前記第２回転子は、同軸状に配されてなり、前記第１係合部の軸線まわりの角度、および前記第２係合部の軸線まわりの角度は、外殻体に対しそれぞれ固定され、前記第１係合部は、前記第２係合部に対して、前記複数の第１鋸歯部の各々と複数の第２鋸歯部の各々とが同一半径上において同じ位相となるように固定され、前記第２回転子の軸線まわりの角度は、前記第１回転子の軸線まわりの角度に対し固定され、両者は予め決定された一定の角度を保ちながら前記同軸の周りを回転可能とされ、前記第１回転子の前記第３鋸歯部が、前記第２回転子の前記第４鋸歯部と同位相にならないような関係を有するので、第１の状態から第２の状態に移行し、さらに第１の状態に戻ることによって、第１回転子に固定された指標体の軸線まわりの角度を、第１鋸歯部、第２鋸歯部、第３鋸歯部および第４鋸歯部に設けられた山の１山分に対応する角度だけ変化させることが出来る。
According to
請求項１０によれば、前記連接棒が、第２付勢手段を介して２つに分割されてなるため、動作の安定性が確保される。
According to
請求項１１によれば、前記上部駆動／従動機構が、円筒体の外表面に波状溝が形成された原動節と該原動節の波状溝に移動自在に嵌入されたピンを含む従動節からなる円筒カムと、当該円筒カムの従動節を介して当該円筒カムの上部に配された指標体が変化されるので、鋸歯部の噛み合わせによらない、連続的且つスムーズな指標体の動作が可能な刻印装置が提供される。
According to
以下、本発明に係る刻印装置の実施形態について、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of a marking device according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
図１は、本発明に係る刻印装置（２）を金型基盤（１）に取り付けた状態の断面図である。本発明に係る刻印装置（２）の上面は、キャビティー表面と同一面となるように金型基盤（１）の凹所に緊合される。本発明に係る刻印装置（２）の最下部には、通気路（６）が接続されている。該通気路（６）を介して、圧縮空気源（コンプレッサー）（５）で生成された高圧空気は、注入用バルブ（４）と通気路（６）を介して刻印装置（２）に導入される。また、通気路（６）にはＴ型分岐継ぎ手が挿入され、分岐先の１つはベント用バルブ（３）に接続されている。ベント用バルブ（３）を閉め、注入用バルブ（４）を開けることでピストン（１２）が上昇し、注入用バルブ（４）を閉めベント用バルブ（３）を開けることでピストン（１２）は下降する。 FIG. 1 is a cross-sectional view of a stamping device (2) according to the present invention attached to a mold base (1). The top surface of the stamping device (2) according to the invention is tightly fitted into the recess of the mold base (1) so as to be flush with the cavity surface. A ventilation passage (6) is connected to the lowest part of the marking device (2) according to the present invention. Via said air passage (6), high pressure air produced by a source of compressed air (compressor) (5) is introduced into the stamping device (2) via an injection valve (4) and air passage (6). be. A T-shaped branch joint is inserted into the air passage (6), and one branch destination is connected to the vent valve (3). By closing the vent valve (3) and opening the injection valve (4), the piston (12) rises, and by closing the injection valve (4) and opening the vent valve (3), the piston (12) descend.
［第１実施形態］
［構成］
図２は、本発明に係る第１実施形態の刻印装置（２）の外殻体のみを上下方向に破断した破断図である。図２に示すように、本発明に係る刻印装置（２）は中空円筒体の上部端面の円周状に文字または記号が刻設された外殻体（１０）と、外殻体（１０）の中空部の上部に収納された上部駆動／従動機構（ＵＤ）と、外殻体（１０）の中空部の下部に収納された下部駆動機構（ＬＤ）からなる。
[First embodiment]
[composition]
FIG. 2 is a vertical cutaway view of only the outer shell of the stamping device (2) according to the first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 2, the marking device (2) according to the present invention comprises an outer shell body (10) in which characters or symbols are engraved on the upper end surface of a hollow cylindrical body, and an outer shell body (10). An upper driving/driven mechanism (UD) housed in the upper part of the hollow part of the outer shell (10) and a lower driving mechanism (LD) housed in the lower part of the hollow part of the outer shell (10).
下部駆動機構（ＬＤ）は、圧縮空気源に連結された通気路を経て圧縮空気が導入されるシリンダー（１１）と、該シリンダー（１１）内に遊嵌され、前記圧縮空気により駆動するピストン（１２）からなり、前記シリンダー（１１）は、前記外殻体（１０）に固定されている。ピストン（１２）の外周面と、連接棒（１４）がシリンダー（１１）を挿通する箇所にはＯリング（ＯＲ）が装着されている。このＯリング（ＯＲ）によってシリンダー（１１）内の高圧空気の漏洩を防止している。 The lower drive mechanism (LD) includes a cylinder (11) into which compressed air is introduced through a ventilation passage connected to a compressed air source, and a piston (11) loosely fitted in the cylinder (11) and driven by the compressed air. 12), wherein the cylinder (11) is fixed to the outer shell (10). An O-ring (OR) is attached to the outer peripheral surface of the piston (12) and the portion where the connecting rod (14) is inserted through the cylinder (11). This O-ring (OR) prevents leakage of high-pressure air in the cylinder (11).
上部駆動／従動機構（ＵＤ）は、前記外殻体（１０）の内部に固定され、上端において係合部（Ｅ１）が設けられた外側円筒（８）と、該外側円筒（８）内部に遊嵌され、上端に係合部（Ｅ２）が形成された内側円筒（７）と、前記外殻体（１０）内に遊嵌された中実又は中空円柱体から構成された回転子（９）と、該回転子（９）を下方に付勢する付勢手段（１３）とから構成されている。前記内側円筒（７）は、連接棒（１４）を介して前記ピストン（１２）と連結されている。 The upper drive/driven mechanism (UD) is fixed inside the outer shell (10) and has an outer cylinder (8) provided with an engaging part (E1) at the upper end, and an outer cylinder (8) An inner cylinder (7) which is loosely fitted and has an engaging portion (E2) formed at its upper end, and a rotor (9) composed of a solid or hollow cylindrical body which is loosely fitted in the outer shell body (10). ) and biasing means (13) for biasing the rotor (9) downward. Said inner cylinder (7) is connected with said piston (12) via a connecting rod (14).
回転子（９）は有蓋円筒状を呈し、その上面は外殻体（１０）の上端と面一になるように配設され、文字または記号、典型的には図２に示されるように矢印が刻設され、回転子（９）それ自体が指標体となる。 The rotor (9) has a lidded cylindrical shape, the upper surface of which is arranged so as to be flush with the upper end of the outer shell (10), and letters or symbols, typically arrows, as shown in FIG. is engraved, and the rotor (9) itself serves as an indicator.
なお、前記内側円筒（７）が、連接棒（１４）を介して前記ピストン（１２）と連結されていれば、下部駆動機構（ＬＤ）は外殻体（１０）の外部にあってもよい。または、下部駆動機構（ＬＤ）の一部が外殻体（１０）の外部にあってもよい。 In addition, if the inner cylinder (7) is connected to the piston (12) through a connecting rod (14), the lower drive mechanism (LD) may be outside the outer shell (10). . Alternatively, part of the lower drive mechanism (LD) may be outside the outer shell (10).
上部駆動／従動機構（ＵＤ）の主要部を図３に示す。外側円筒（８）の上部に複数の第１鋸歯部（１５）が設けられ、前記内側円筒（７）の上部に複数の第２鋸歯部（１６）が設けられている。 The main part of the upper drive/driven mechanism (UD) is shown in FIG. A plurality of first serrations (15) are provided on the top of the outer cylinder (8), and a plurality of second serrations (16) are provided on the top of the inner cylinder (7).
内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）および外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）の鋸歯の先端は図３では鋭角状に尖っているが、必ずしもこれに限定されることは無く、R形状であってもよい。 The tips of the second serrated portion (16) of the inner cylinder (7) and the first serrated portion (15) of the outer cylinder (8) are pointed sharply in FIG. 3, but this is not necessarily the case. There may be no R shape.
回転子（９）の側面には複数の突起部（１７）が放射状に設けられている。回転子（９）の突起部（１７）の半径方向長さは、内側円筒（７）の前記複数の第２鋸歯部（１６）の半径方向の厚みと、外側円筒（８）の複数の第１鋸歯部（１５）の半径方向の厚みとを足し合わせた長さに略等しい。回転子（９）の側面の複数の突起部（１７）は、複数の第２鋸歯部（１６）および複数の第１鋸歯部（１５）の鋸歯と噛み合うように、複数の第２鋸歯部（１６）および複数の第１鋸歯部（１５）の鋸歯と同一の形状及び寸法を有しつつ、これを上下逆にした断面形状を有しているが、必ずしもこれに限定されることはなく、鋸歯の溝に遊嵌される大きさであれば、円形の断面を有していてもよい。 A plurality of protrusions (17) are radially provided on the side surface of the rotor (9). The radial length of the protrusions (17) of the rotor (9) is equal to the radial thickness of said plurality of second serrations (16) of the inner cylinder (7) and the plurality of second serrations (16) of the outer cylinder (8). Approximately equal to the sum of the radial thickness of one serrated portion (15). A plurality of protrusions (17) on the side surface of the rotor (9) are formed into a plurality of second saw teeth (16) and a plurality of first saw teeth (15) so as to mesh with the saw teeth of the plurality of second saw teeth (16) and the plurality of first saw teeth (15). 16) and having the same shape and dimensions as the serrations of the plurality of first serrations (15), but having an upside-down cross-sectional shape, but is not necessarily limited to this, It may have a circular cross-section as long as it is sized to fit loosely in the grooves of the sawtooth.
外側円筒（８）の内側面に縦方向のスリット（３６）が設けられている。該スリット（３６）は、内側円筒（７）の外側面に縦方向に設けられたリブ（３７）に係合しているので、内側円筒（７）は、外側円筒（８）に対して軸線まわりには回転せず、上下方向のみに摺動可能である。 The inner surface of the outer cylinder (8) is provided with longitudinal slits (36). The slits (36) engage longitudinal ribs (37) on the outer surface of the inner cylinder (7) so that the inner cylinder (7) is axially aligned with the outer cylinder (8). It does not rotate around and can only slide up and down.
内側円筒（７）の複数の第２鋸歯部（１６）の各々と、外側円筒（８）の複数の第１鋸歯部（１５）の各々とが、同一半径上で一列に並ぶ基準位置から予め決定された角度で配設されている。予め決定された角度は、前記外側円筒（８）の前記複数の第１鋸歯部（１５）が、前記内側円筒（７）の前記複数の第２鋸歯部（１６）と同位相にならないような関係を有する角度である。 Each of the plurality of second serrated portions (16) of the inner cylinder (7) and each of the plurality of first serrated portions (15) of the outer cylinder (8) are arranged in a row on the same radius in advance from a reference position. arranged at a determined angle. The predetermined angle is such that said plurality of first serrations (15) of said outer cylinder (8) are not in phase with said plurality of second serrations (16) of said inner cylinder (7). are related angles.
［動作］
図２に示されるように、内側円筒（７）がピストン（１２）に接続されており、外側円筒（８）は外殻体（１０）に上下方向及び軸線まわりに固定されている。前述のように、内側円筒（７）は外側円筒（８）に対して上下方向に摺動可能であるが、軸線まわりには固定された角度で遊嵌されている。上記構成より、ピストン（１２）の上下方向の動きに対応して、内側円筒（７）は、外側円筒（８）に対して上下方向に移動する。
[motion]
As shown in FIG. 2, the inner cylinder (7) is connected to the piston (12) and the outer cylinder (8) is fixed vertically and axially to the outer shell (10). As mentioned above, the inner cylinder (7) is vertically slidable relative to the outer cylinder (8), but is loosely fitted around the axis at a fixed angle. With the above construction, the inner cylinder (7) moves vertically with respect to the outer cylinder (8) in response to the vertical movement of the piston (12).
回転子（９）は下方向に付勢されているので、回転子（９）は外側円筒（８）、内側円筒（７）またはその両方と常時係合している。第１の状態において回転子（９）と外側円筒（８）とが係合し、第２の状態において離脱する。第１の状態において回転子（９）と内側円筒（７）とが離脱し、第２の状態において係合する。 As the rotor (9) is biased downwards, the rotor (9) is in constant engagement with the outer cylinder (8), the inner cylinder (7) or both. In the first state the rotor (9) and the outer cylinder (8) are engaged and in the second state they are disengaged. The rotor (9) and the inner cylinder (7) are disengaged in the first state and engaged in the second state.
図４を用いて詳しく説明する。 A detailed description will be given with reference to FIG.
図４の（ａ）に示すように、ピストン（１２）が最下点にあるとき、回転子（９）の突起部は外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）の谷部最下点に係合している。この状態は、第１の状態の第１ステージである。 As shown in FIG. 4(a), when the piston (12) is at its lowest point, the protrusions of the rotor (9) are at the bottom of the valleys of the first serrations (15) of the outer cylinder (8). Engaged in points. This state is the first stage of the first state.
図４の（ｂ）に示すように、ピストン（１２）が上昇すると内側円筒（７）も上昇するので、回転子（９）の突起部の底面は内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）に当接する。前述のように、内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）の山と、外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）の山のピッチは同位相にならないような関係を有する角度で配設され、回転子（９）の突起部の幅は突起部が第１鋸歯部（１）および第２鋸歯部（１６）の鋸歯に遊嵌されるに充分なほど鋸歯のピッチに比べて狭いので、ピストン（１２）の上昇により、内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）の最上点と最下点の中間点が外側円筒（８）の最上点を超えるまでは、回転子（９）の突起部の底面は内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）の左半分と係合しつつ、回転子（９）の突起部の右側面は外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）左壁と係合している。この状態は、第２の状態の第１ステージである。 As shown in FIG. 4(b), when the piston (12) rises, the inner cylinder (7) also rises, so the bottom surface of the protrusion of the rotor (9) is the second serrated portion (7) of the inner cylinder (7). 16). As described above, the pitch of the ridges of the second serrations (16) of the inner cylinder (7) and the pitch of the ridges of the first serrations (15) of the outer cylinder (8) are not in phase. and the width of the projections of the rotor (9) is sufficient compared to the pitch of the serrations so that the projections are loosely fitted into the serrations of the first serration (1) and the second serration (16). As the piston (12) rises, the inner cylinder (7) does not rotate until the midpoint between the highest and lowest points of the second serration (16) exceeds the highest point of the outer cylinder (8). The bottom surface of the projection of the child (9) engages the left half of the second serrated portion (16) of the inner cylinder (7), while the right side of the projection of the rotor (9) engages the outer cylinder (8). The first serration (15) engages the left wall. This state is the first stage of the second state.
図４の（ｃ）に示すように、さらにピストン（１２）が上昇すると、内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）の最上点と最下点の中間点が外側円筒（８）の最上点を超える。回転子（９）の突起部の右側面と外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）左壁と係合がなくなるので、回転子（９）の突起部は、内側円筒（７）の右端まで内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）スロープを滑り落ち、内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）と完全に係合する。この状態は、第２の状態の第２ステージである。 As shown in FIG. 4(c), when the piston (12) rises further, the middle point between the highest point and the lowest point of the second serrated portion (16) of the inner cylinder (7) will be the outer cylinder (8). exceed the highest point. Since the right side surface of the projection of the rotor (9) is no longer engaged with the left wall of the first serrated portion (15) of the outer cylinder (8), the projection of the rotor (9) is removed from the inner cylinder (7). It slides down the second serration (16) slope of the inner cylinder (7) to the right end and fully engages the second serration (16) of the inner cylinder (7). This state is the second stage of the second state.
図４の（ｄ）に示すように、次にピストン（１２）が下降すると内側円筒（７）も下降する。内側円筒（７）の最下点が外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）の最上点と最下点の中間点より下に下がると、回転子（９）の突起部の底面は外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）の左半分と係合しつつ回転子（９）の突起部の右側面は内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）左壁と係合を続けている。この状態は、第１の状態の第２ステージである。 As shown in FIG. 4(d), when the piston (12) descends, the inner cylinder (7) also descends. When the lowest point of the inner cylinder (7) falls below the midpoint between the highest and lowest points of the first serrations (15) of the outer cylinder (8), the bottom surface of the projections of the rotor (9) is While engaging with the left half of the first serrated portion (15) of the outer cylinder (8), the right side of the projection of the rotor (9) engages with the left wall of the second serrated portion (16) of the inner cylinder (7). continue to meet. This state is the second stage of the first state.
図４の（ｅ）に示すように、さらにピストン（１２）が下降し内側円筒（７）の最下点が外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）の最上点と最下点の中間点より下に下がると、回転子（９）の突起部の右側面と内側円筒（７）の第２鋸歯部（１６）左壁と係合がなくなるので、回転子（９）の突起部は、外側円筒（８）の右端まで外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）のスロープを滑り落ち、外側円筒（８）の第１鋸歯部（１５）の谷部最下点に完全に係合する。すなわち第１の状態の第１ステージに戻る。ただし、図４の（ａ）に示した初めの第１の状態の第１ステージに比べて、回転子（９）の突起部（Ｅ１、Ｅ２）は、１山だけ右に移動している。 As shown in FIG. 4(e), the piston (12) is further lowered and the lowest point of the inner cylinder (7) is between the highest and lowest points of the first serrated portion (15) of the outer cylinder (8). When it falls below the midpoint, the right side of the projection of the rotor (9) and the left wall of the second serration (16) of the inner cylinder (7) are no longer engaged, so the projection of the rotor (9) slides down the slope of the first serrations (15) of the outer cylinder (8) to the right end of the outer cylinder (8) and completely into the lowest point of the valley of the first serrations (15) of the outer cylinder (8). to engage. That is, it returns to the first stage of the first state. However, the protrusions (E1, E2) of the rotor (9) have moved one mountain to the right compared to the first stage in the initial first state shown in FIG. 4(a).
なおここで、回転子（９）の突起部（１７）が鋸歯部（Ｅ１、Ｅ２）のスロープに沿って移動する理由を説明する。図４の（ｆ）に示すように、回転子（９）の突起部（１７）は付勢手段によって下方向にＷの力で付勢されている。Ｗは鋸歯部（Ｅ１、Ｅ２）のスロープによって、スロープに平行な成分とスロープに垂直な成分の２方向の力に分解される。スロープに平行な力の成分（即ち、Ｗ・ｃｏｓ（α））のために、回転子（９）の突起部はスロープに沿って斜め下方向に移動する。 Here, the reason why the projections (17) of the rotor (9) move along the slopes of the sawtooth portions (E1, E2) will be explained. As shown in FIG. 4(f), the protrusions (17) of the rotor (9) are urged downward with a force W by the urging means. W is resolved by the slopes of the sawtooth portions (E1, E2) into forces in two directions, a component parallel to the slope and a component perpendicular to the slope. Due to the force component parallel to the slope (ie W·cos(α)), the protrusions of the rotor (9) move obliquely downward along the slope.
なお、上記は、回転子（９）の上部が指標体となっている例であったが、指標体（５０）と第一回転子（２８）は分離されてもよい。例えば図１５に示すように、回転子（２８）の上部にシャフト（５１）を接続し、シャフト（５１）を介して指標体（５０）を回転させる構成であってもよい。このような構成とすることにより、金型基盤（１）の表面部にスペースが少ない場合、指標体（５０）と、上部駆動／従動機構（ＵＤ）および下部駆動機構（ＬＤ）を分離することができ、金型基盤（１）の表面部に必要なスペースを減らすことができる。 In addition, although the above is an example in which the upper portion of the rotor (9) serves as the index body, the index body (50) and the first rotor (28) may be separated. For example, as shown in FIG. 15, a shaft (51) may be connected to the upper portion of the rotor (28), and the indicator body (50) may be rotated via the shaft (51). With such a configuration, when there is little space on the surface of the mold base (1), the index body (50) can be separated from the upper drive/driven mechanism (UD) and the lower drive mechanism (LD). It is possible to reduce the space required for the surface of the mold base (1).
下部駆動機構（ＬＤ）は、シリンダー（１１）と、該シリンダー（１１）内に遊嵌され、前記圧縮空気により駆動するピストン（１２）から構成されていたが、必ずしもこれに限定されることは無い。図１６には、電気モーター（５５）とラック（５６）およびピニオン（５７）で構成される下部駆動機構（ＬＤ）を示す。電気モーター（５５）を正転させるとピニオン（５７）のギアに駆動されたラック（５６）が上方に移動し、ラック（５６）に取り付けられた連接棒（１４）が上部駆動／従動機構（ＵＤ）内部の内側円筒（７）を上昇させることができる。電気モーター（５５）を逆転させるとピニオン（５７）のギアに駆動されたラック（５６）が下方に移動し、ラック（５６）に取り付けられた連接棒（１４）が内側円筒（７）を下降させる。電気モーター（５５）を正転させ、その後逆転させることにより内側円筒（７）は上昇、下降するので、前述の動作により回転子（９）および指標体を回転させることができる。 The lower drive mechanism (LD) was composed of a cylinder (11) and a piston (12) loosely fitted in the cylinder (11) and driven by the compressed air, but it is not necessarily limited to this. None. Figure 16 shows the lower drive mechanism (LD) consisting of an electric motor (55) and a rack (56) and pinion (57). When the electric motor (55) is rotated forward, the rack (56) driven by the gear of the pinion (57) moves upward, and the connecting rod (14) attached to the rack (56) moves to the upper drive/driven mechanism ( UD) the inner cylinder (7) inside can be raised. Reversing the electric motor (55) moves the rack (56) driven by the gear of the pinion (57) downwards and the connecting rod (14) attached to the rack (56) descends the inner cylinder (7). Let By rotating the electric motor (55) in the normal direction and then in the reverse direction, the inner cylinder (7) is raised and lowered, so that the rotor (9) and the index body can be rotated by the above-described operation.
なお、下部駆動機構（ＬＤ）に電気モーター（５５）を用いた場合、シリンダーを用いた場合に比べて、下部駆動機構（ＬＤ）は耐熱性が弱くなる。よって下部駆動機構（ＬＤ）は金型基盤の熱の影響を受けない金型基盤の外部に設けられてもよい。本構成により、圧縮空気源が無い環境であっても、本願発明の実施が可能になる。 When the electric motor (55) is used for the lower driving mechanism (LD), the lower driving mechanism (LD) is less heat resistant than when a cylinder is used. Therefore, the lower drive mechanism (LD) may be provided outside the mold base where it is not affected by the heat of the mold base. This configuration allows implementation of the present invention even in an environment where there is no source of compressed air.
［第２実施形態］
［構成］
図５から図１１は、本発明に係る第２実施形態の刻印装置（２）の外殻体（１０）のみを上下方向に破断した破断図である。本発明に係る刻印装置（２）は中空円筒体の上部端面の円周状に文字または記号が刻設された外殻体（１０）と、該外殻体（１０）の中空部の上部に収納された上部駆動／従動機構（ＵＤ）と、外殻体（１０）の中空部の下部に収納された下部駆動機構から構成される。
[Second embodiment]
[composition]
5 to 11 are vertical cutaway views of only the outer shell (10) of the marking device (2) according to the second embodiment of the present invention. The marking device (2) according to the present invention comprises an outer shell body (10) in which letters or symbols are engraved on the upper end surface of a hollow cylindrical body, and an upper part of the hollow part of the outer shell body (10) It consists of a housed upper drive/driven mechanism (UD) and a lower drive mechanism housed in the lower part of the hollow part of the outer shell (10).
前記下部駆動機構は、圧縮空気源に連結された通気路を経て圧縮空気が導入されるシリンダー（１１）と、該シリンダー（１１）内に遊嵌され、前記圧縮空気により駆動するピストン（１２）から構成され、前記シリンダー（１１）は、外殻体（１０）に固定されている。 The lower driving mechanism includes a cylinder (11) into which compressed air is introduced through an air passage connected to a compressed air source, and a piston (12) loosely fitted in the cylinder (11) and driven by the compressed air. The cylinder (11) is fixed to the outer shell (10).
図５から図１１に示すように、上部駆動／従動機構（ＵＤ）は、外殻体（１０）の内部に固定されている。 As shown in Figures 5-11, the upper drive/driven mechanism (UD) is fixed inside the outer shell (10).
上部駆動／従動機構（ＵＤ）は、連接棒（１４）を挿通する第１係合部（２６）及び第２係合部（２７）と、前記外殻体（１０）の内部に遊嵌され、連接棒（１４）に固着され、かつ前記第１係合部（２６）と第１の状態において係合し、第２の状態において離脱する第１回転子（２８）と、前記第１回転子（２８）を下方に付勢する第１付勢手段（３８）とを含んでいる。 The upper driving/driven mechanism (UD) is loosely fitted inside the outer shell body (10) and the first engaging portion (26) and the second engaging portion (27) through which the connecting rod (14) is inserted. , a first rotor (28) fixed to the connecting rod (14) and engaged with the first engaging portion (26) in a first state and disengaged in a second state; and a first biasing means (38) for biasing the child (28) downwards.
さらに、上部駆動／従動機構（ＵＤ）は、外殻体（１０）の内部に遊嵌され、かつ前記連接棒（１４）に固着され、前記第２係合部（２７）と前記第２の状態において係合し、前記第１の状態において離脱する第２回転子（２９）を含んでいる。 Further, the upper drive/driven mechanism (UD) is loosely fitted inside the outer shell (10) and fixed to the connecting rod (14) to connect the second engaging portion (27) and the second It includes a second rotor (29) which is engaged in a condition and disengaged in said first condition.
第１係合部（２６）及び第２係合部（２７）には、それぞれ複数の第１鋸歯部（１５）と複数の第２鋸歯部（１６）が設けられている。第１回転子（２８）には第１鋸歯部（１５）と係合する第３鋸歯部（３２）が設けられ、第２回転子（２９）には第２鋸歯部（１６）と係合する第４鋸歯部（３３）が設けられている。 A plurality of first sawtooth portions (15) and a plurality of second sawtooth portions (16) are provided in the first engaging portion (26) and the second engaging portion (27), respectively. The first rotor (28) is provided with third serrations (32) engaging the first serrations (15) and the second rotor (29) is provided with the second serrations (16). A fourth serrated portion (33) is provided.
第１の状態においては、第１鋸歯部（１５）と第３鋸歯部（３２）が部分的または完全に常時係合しているが、第２の状態において第１鋸歯部（１５）と第３鋸歯部（３２）が完全に離脱するか部分的に係合する。 In the first state the first serration (15) and the third serration (32) are partially or completely in constant engagement, whereas in the second state the first serration (15) and the third serration (32) are in constant engagement. 3 serrations (32) fully disengaged or partially engaged.
第１の状態においては、第２鋸歯部（１６）と第４鋸歯部（３３）が完全に離脱するか部分的に係合するが、第２の状態において第２鋸歯部（１６）と第４鋸歯部（３３）が部分的または完全に常時係合している。 In the first condition, the second serration (16) and the fourth serration (33) are fully disengaged or partially engaged, while in the second condition the second serration (16) and the fourth serration (33) are fully disengaged or partially engaged. 4 serrations (33) are partially or fully engaged at all times.
図５、図６、図１０および図１１は第１の状態を示し、図７、図８および図９は第２の状態を示している。 5, 6, 10 and 11 show the first state, and FIGS. 7, 8 and 9 show the second state.
第１係合部（２６）、第２係合部（２７）、第１回転子（２８）、第２回転子（２９）は、同軸状に配されている。 The first engaging portion (26), the second engaging portion (27), the first rotor (28), and the second rotor (29) are arranged coaxially.
第１係合部（２６）の軸線まわりの角度、および第２係合部（２７）の軸線まわりの角度は、外殻体（１０）に対しそれぞれ固定され、第１係合部（２６）は、第２係合部（２７）に対して、複数の第１鋸歯部（１５）の各々と複数の第２鋸歯部（１６）の各々とが同一半径上において同じ位相となるように固定されている。 The angle around the axis of the first engaging portion (26) and the angle around the axis of the second engaging portion (27) are respectively fixed with respect to the outer shell (10), and the first engaging portion (26) is fixed to the second engaging portion (27) so that each of the plurality of first sawtooth portions (15) and each of the plurality of second sawtooth portions (16) are in the same phase on the same radius It is
第１回転子（２８）と第２回転子（２９）は中心軸に関して同軸状に結合されている。第２回転子（２９）の軸線まわりの角度は、第１回転子（２８）の軸線まわりの角度に対し固定され、両者は予め決定された一定の角度を保ちながら同軸の周りを回転可能である。予め決定された角度は、第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）が、第２回転子（２９）の第４鋸歯部（３３）と同位相にならないような関係を有する角度である。 The first rotor (28) and the second rotor (29) are coaxially coupled with respect to the central axis. The angle about the axis of the second rotor (29) is fixed with respect to the angle about the axis of the first rotor (28), and both are rotatable about the same axis while maintaining a predetermined constant angle. be. The predetermined angle is such that the third serrations (32) of the first rotor (28) are not in phase with the fourth serrations (33) of the second rotor (29). is.
第１係合部（２６）と第１回転子（２８）とが噛み合わされたとき、第２係合部（２７）と第２回転子（２９）が捻れの関係にあり、第２係合部（２７）と第２回転子（２９）が噛み合わされたとき、第１係合部（２６）と第１回転子（２８）が捻れの関係にある。 When the first engaging portion (26) and the first rotor (28) are engaged with each other, the second engaging portion (27) and the second rotor (29) are in a torsion relationship, and the second engaging portion (26) is engaged with the second rotor (29). When the portion (27) and the second rotor (29) are engaged with each other, the first engagement portion (26) and the first rotor (28) are in a twisted relationship.
第２係合部（２７）および第２回転子（２９）は、第１係合部（２６）および第１回転子（２８）に内包されていても良い。 The second engaging portion (27) and the second rotor (29) may be included in the first engaging portion (26) and the first rotor (28).
第１係合部（２６）は有底円筒状を呈し、外殻体（１０）に対してストップピン（３５）によって固定されている。底部中央にはピストン（１２）との連結棒を貫通させる貫通穴（図示せず）が設けられている。第１係合部（２６）は連接棒（１４）とは結合されていない。 The first engaging portion (26) has a bottomed cylindrical shape and is fixed to the outer shell (10) by a stop pin (35). A through hole (not shown) is provided in the center of the bottom for a connecting rod to the piston (12) to pass through. The first engaging portion (26) is not connected to the connecting rod (14).
第２係合部（２７）は有底円筒状を呈し、第１係合部（２６）の内部に遊嵌されている。該第２係合部（２７）には外側面に縦方向に長いスリット（３６）（長孔）が設けられている。該スリット（３６）は、第１係合部（２６）の内壁に縦方向に設けられたリブ（３７）に係合しているので、第２係合部（２７）は、第１係合部（２６）に対して軸線まわりには回転せず、上下方向のみに摺動可能である。第２係合部（２７）は連接棒（３４）によってピストン（１２）に接続されているので、ピストン（１２）の上下運動に対応して上昇、下降する。 The second engaging portion (27) has a bottomed cylindrical shape and is loosely fitted inside the first engaging portion (26). The second engaging portion (27) is provided with a longitudinally long slit (36) (long hole) on the outer surface thereof. The slit (36) is engaged with a rib (37) vertically provided on the inner wall of the first engaging portion (26), so that the second engaging portion (27) It does not rotate around the axis with respect to the part (26), but can slide only in the vertical direction. Since the second engaging portion (27) is connected to the piston (12) by the connecting rod (34), it rises and falls corresponding to the vertical movement of the piston (12).
第１回転子（２８）は有蓋円筒状を呈し、その上面は外殻体（１０）の上端と面一になるように配設され、文字または記号、典型的には図５から図１１に示されるように矢印が刻設されており、第１回転子（２８）自体は、指標体として機能する。第１回転子（２８）の下端には、前述のように第３鋸歯部（３２）が設けられ、第１係合部（２６）の第１鋸歯部（１５）と相対して配設されている。 The first rotor (28) has a lidded cylindrical shape, the upper surface of which is arranged so as to be flush with the upper end of the outer shell (10), and letters or symbols, typically shown in FIGS. Arrows are engraved as shown and the first rotor (28) itself acts as an indicator. The third sawtooth portion (32) is provided at the lower end of the first rotor (28) as described above, and is arranged to face the first sawtooth portion (15) of the first engaging portion (26). ing.
第２回転子（２９）は有蓋円筒状を呈し、第１回転子（２８）の内部に嵌合されている。下端には、前述のように第４鋸歯部（３３）が設けられ、第２係合部（２７）の第２鋸歯部（１６）と相対して配設されている。 The second rotor (29) has a closed cylindrical shape and is fitted inside the first rotor (28). As described above, the lower end is provided with the fourth sawtooth portion (33), which is arranged to face the second sawtooth portion (16) of the second engaging portion (27).
第１付勢手段（３８）は、第１回転子（２８）と、外殻体（１０）の間に介在している。第２付勢手段（３９）は、第１回転子（２８）および第２回転子（２９）と、第２係合部（２７）の間に介装されている。 The first biasing means (38) is interposed between the first rotor (28) and the outer shell (10). The second biasing means (39) is interposed between the first rotor (28), the second rotor (29) and the second engaging portion (27).
なお、本実施形態において、第２付勢手段（３９）が含まれないものも本発明に含まれることは言うまでもない。（図１３参照） It goes without saying that the present invention also includes the present embodiment that does not include the second biasing means (39). (See Fig. 13)
第１係合部（２６）の第１鋸歯部（１５）および第２係合部（２７）の第２鋸歯部（１６）の鋸歯の先端は図５から図１２に示すように直線で形成され尖っているが、必ずしもこれに限定されることは無く、R形状であってもよい。 The tips of the first sawtooth portion (15) of the first engaging portion (26) and the second sawtooth portion (16) of the second engaging portion (27) are formed straight as shown in FIGS. Although it is pointed, it is not necessarily limited to this, and may be R-shaped.
第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）および第２回転子（２９）の第４鋸歯部（３３）は、それぞれ第１鋸歯部（１５）および第２鋸歯部（１６）の鋸歯と噛み合うように、第１鋸歯部（１５）および第２鋸歯部（１６）の鋸歯と同一の形状及び寸法を有しつつ、これを上下逆にした形状を有しているが、必ずしもこれに限定されることはなく、鋸歯の溝に遊嵌される大きさであれば、円形の断面を有していてもよい。 The third serrations (32) of the first rotor (28) and the fourth serrations (33) of the second rotor (29) are of the first serrations (15) and the second serrations (16) respectively. It has the same shape and size as the sawteeth of the first sawtooth portion (15) and the second sawteeth portion (16) so as to mesh with the sawteeth, but has a shape in which this is inverted upside down, but this is not necessarily the case. , and may have a circular cross section as long as it is large enough to be loosely fitted in the grooves of the sawtooth.
［動作］
第２係合部（２７）は、ピストン（１２）と連接棒（１４）を介して結合しているので、ピストン（１２）が最下点にあるとき、第２係合部（２７）は最下点にある。第１係合部（２６）の第１鋸歯部（１５）と第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）は完全に係合している。一方、第２係合部（２７）の第２鋸歯部（１６）と第２回転子（２９）の第４鋸歯部（３３）は完全に脱離している。この様子を図５および図１２の（ａ）に示す。この状態が第１の状態の第１ステージである。
[motion]
The second engagement part (27) is connected to the piston (12) through the connecting rod (14), so when the piston (12) is at its lowest point, the second engagement part (27) is at the lowest point. The first serrated portion (15) of the first engaging portion (26) and the third serrated portion (32) of the first rotor (28) are completely engaged. On the other hand, the second serrated portion (16) of the second engaging portion (27) and the fourth serrated portion (33) of the second rotor (29) are completely detached. This state is shown in FIGS. 5 and 12(a). This state is the first stage of the first state.
ピストン（１２）が上昇すると、第２係合部（２７）が上昇する。前述のように、第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）と第２回転子（２９）の第４鋸歯部（３３）は、位相の違いがある。いま、第１鋸歯部（１５）と第３鋸歯部（３２）は完全に係合しているので、第２係合部（２７）の第２鋸歯部（１６）と第２回転子（２９）の第４鋸歯部（３３）は、図６および図１２の（ｂ）に示すように異なった位相で係合する。この状態が第１の状態の第２ステージである。 As the piston (12) rises, the second engaging portion (27) rises. As mentioned above, the third serrations (32) of the first rotor (28) and the fourth serrations (33) of the second rotor (29) are out of phase. Since the first sawtooth part (15) and the third sawtooth part (32) are now completely engaged, the second sawtooth part (16) of the second engaging part (27) and the second rotor (29) ) are engaged in different phases as shown in FIGS. 6 and 12(b). This state is the second stage of the first state.
ピストン（１２）が上昇すると、第２係合部（２７）が上昇する。第２回転子（２９）の第４鋸歯部（３３）の右斜面は、第２係合部（２７）の第２鋸歯部（１６）の右斜面と係合し、該右斜面から上向きの力を受けて上昇する。第１回転子（２８）は第２回転子（２９）と連動して動くので、第１回転子（２８）も第２回転子（２９）と共に上昇する。第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）における谷部の高さが第１係合部（２６）の第１鋸歯部（１５）における山部の高さを超すと、第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）と第１係合部（２６）の第１鋸歯部（１５）との係合が解除される。この様子を図７および図１２の（ｃ）に示す。この状態が第２の状態の第１ステージである。 As the piston (12) rises, the second engaging portion (27) rises. The right slope of the fourth sawtooth portion (33) of the second rotor (29) engages with the right slope of the second sawtooth portion (16) of the second engaging portion (27), Ascend with force. Since the first rotor (28) moves in conjunction with the second rotor (29), the first rotor (28) also rises together with the second rotor (29). When the height of the troughs of the third serrated portion (32) of the first rotor (28) exceeds the height of the peaks of the first serrated portion (15) of the first engaging portion (26), the first The engagement between the third serrated portion (32) of the rotor (28) and the first serrated portion (15) of the first engaging portion (26) is released. This state is shown in FIGS. 7 and 12(c). This state is the first stage of the second state.
第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）と第１係合部（２６）の第１鋸歯部（１５）との係合が解除されると、第１回転子（２８）および第２回転子（２９）は、第１付勢手段（３８）が与えるスロープに平行な分力によって一気に右回転する。この回転は、第２回転子（２９）の第４鋸歯部（３３）右斜面が第２係合部（２７）の第２鋸歯部（１６）左斜面に当接することで終了する。この様子を図８および図１２の（ｄ）に示す。この状態が第２の状態の第２ステージである。 When the engagement between the third serrated portion (32) of the first rotor (28) and the first serrated portion (15) of the first engaging portion (26) is released, the first rotor (28) and The second rotor (29) rotates to the right at once by a force component parallel to the slope applied by the first biasing means (38). This rotation ends when the right slope of the fourth sawtooth portion (33) of the second rotor (29) comes into contact with the left slope of the second sawtooth portion (16) of the second engaging portion (27). This state is shown in FIGS. 8 and 12(d). This state is the second stage of the second state.
ピストン（１２）が下降すると、第２係合部（２７）が下降するので、第２係合部（２７）の第２鋸歯部（１６）と第２回転子（２９）の第４鋸歯部（３３）の係合部分は徐々に小さくなる。同時に第１回転子（２８）は徐々に右方向に回転する。この様子を図９および図１２の（ｅ）に示す。 When the piston (12) descends, the second engaging portion (27) descends, so the second sawtooth portion (16) of the second engaging portion (27) and the fourth sawtooth portion of the second rotor (29) The engagement portion of (33) gradually becomes smaller. At the same time, the first rotor (28) gradually rotates to the right. This state is shown in FIGS. 9 and 12(e).
第２係合部（２７）がさらに下降して、ついには第２鋸歯部（１６）と第４鋸歯部（３３）の係合部分が無くなると、第２回転子（２９）と第２係合部（２７）の係合が解除される。この様子を図１０および図１２の（ｆ）に示す。この状態が第１の状態の第１ステージである。 When the second engaging portion (27) descends further and finally the engaging portion between the second sawtooth portion (16) and the fourth sawtooth portion (33) disappears, the second rotor (29) and the second engaging portion (29) The joint (27) is disengaged. This state is shown in FIGS. 10 and 12(f). This state is the first stage of the first state.
第１回転子（２８）は、第１付勢手段（３８）の与えるスロープに平行な分力によって一気に右回転する。この回転は、第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）右面が第１係合部（２６）の第１鋸歯部（１５）左面に当接することで終了する。この様子を図１１および図１２の（ｇ）に示す。すなわち図５および図１２の（ａ）に示した状態に戻る。ただし、図５および図１２の（ａ）に示した第１の状態の第１ステージと比較して、第１回転子（２８）の第３鋸歯部（３２）は１山分右にずれている。 The first rotor (28) rotates to the right at once by the force component parallel to the slope given by the first biasing means (38). This rotation ends when the right surface of the third sawtooth portion (32) of the first rotor (28) contacts the left surface of the first sawtooth portion (15) of the first engaging portion (26). This state is shown in FIGS. 11 and 12(g). That is, it returns to the state shown in FIGS. 5 and 12(a). However, compared with the first stage in the first state shown in FIGS. there is
第２付勢手段（３９）は、前述のように第１回転子（２８）および第２回転子（２９）と、第２係合部（２７）の間に介装され、弱い付勢力を両者の間に与えることによって、上記動作の安定化に寄与している。 The second biasing means (39) is interposed between the first rotor (28) and the second rotor (29) and the second engaging portion (27) as described above, and exerts a weak biasing force. Providing between the two contributes to the stabilization of the above operation.
なお、上記は、第１回転子（２８）の上部が指標体となっている例であったが、指標体（５０）と第１回転子（２８）は分離されてもよい。例えば図１５に示すように、第１回転子（２８）の上部にシャフト（５１）を接続し、シャフト（５１）を介して指標体（５０）を回転させる構成であってもよい。このような構成とすることにより、金型基盤（１）の表面部にスペースが少ない場合、指標体（５０）と、上部駆動／従動機構（ＵＤ）および下部駆動機構（ＬＤ）を分離することができ、金型基盤（１）の表面部に必要なスペースを減らすことができる。 In addition, although the above is an example in which the upper portion of the first rotor (28) serves as the indicator body, the indicator body (50) and the first rotor (28) may be separated. For example, as shown in FIG. 15, a shaft (51) may be connected to the upper portion of the first rotor (28), and the indicator body (50) may be rotated via the shaft (51). With such a configuration, when there is little space on the surface of the mold base (1), the index body (50) can be separated from the upper drive/driven mechanism (UD) and the lower drive mechanism (LD). It is possible to reduce the space required for the surface of the mold base (1).
下部駆動機構（ＬＤ）は、シリンダー（１１）と、該シリンダー（１１）内に遊嵌され、前記圧縮空気により駆動するピストン（１２）から構成されていたが、必ずしもこれに限定されることは無い。図１６には、電気モーター（５５）とラック（５６）およびピニオン（５７）で構成される下部駆動機構を示す。本図における上部駆動／従動機構（ＵＤ）の構成は第１実施形態のものであるが、これを上述の第２実施形態の上部駆動／従動機構（ＵＤ）の構成に置き換えることにより、電気モーターを用いた下部駆動機構（ＬＤ）は第２実施形態にも適用可能である。電気モーター（５５）を正転させるとピニオン（５７）のギアに駆動されたラック（５６）が上方に移動し、ラック（５６）に取り付けられた連接棒（１４）が上部駆動／従動機構（ＵＤ）内部の第２係合部（２７）を上昇させる。電気モーター（５５）を逆転させるとピニオン（５７）のギアに駆動されたラック（５６）が下方に移動し、ラック（５６）に取り付けられた連接棒（１４）が第２係合部（２７）を下降させる。電気モーター（５５）を正転させ、その後逆転させることにより第２係合部（２７）は上昇、下降するので、前述の動作により第１回転子（２８）および指標体を回転させることができる。 The lower drive mechanism (LD) was composed of a cylinder (11) and a piston (12) loosely fitted in the cylinder (11) and driven by the compressed air, but it is not necessarily limited to this. None. Figure 16 shows the lower drive mechanism consisting of an electric motor (55) and a rack (56) and pinion (57). Although the configuration of the upper drive/driven mechanism (UD) in this figure is that of the first embodiment, by replacing this with the configuration of the upper drive/driven mechanism (UD) of the above-described second embodiment, the electric motor can be applied to the second embodiment as well. When the electric motor (55) is rotated forward, the rack (56) driven by the gear of the pinion (57) moves upward, and the connecting rod (14) attached to the rack (56) moves to the upper drive/driven mechanism ( UD) raises the internal second engaging portion (27). Reversing the electric motor (55) causes the rack (56) driven by the gear of the pinion (57) to move downwards and the connecting rod (14) attached to the rack (56) to engage the second engagement portion (27). ) is lowered. By rotating the electric motor (55) forward and then rotating it in reverse, the second engaging portion (27) is raised and lowered, so that the first rotor (28) and the index body can be rotated by the above-described operations. .
なお、下部駆動機構（ＬＤ）に電気モーター（５５）を用いた場合、シリンダーを用いた場合に比べて、下部駆動機構（ＬＤ）は耐熱性が弱くなる。よって下部駆動機構（ＬＤ）は金型基盤の熱の影響を受けない金型基盤の外部に設けられてもよい。本構成により、圧縮空気源が無い環境であっても、本願発明の実施が可能になる。 When the electric motor (55) is used for the lower driving mechanism (LD), the lower driving mechanism (LD) is less heat resistant than when a cylinder is used. Therefore, the lower drive mechanism (LD) may be provided outside the mold base where it is not affected by the heat of the mold base. This configuration allows implementation of the present invention even in an environment where there is no source of compressed air.
［第３実施形態］
［構成］
図１４は第３実施形態に係る刻印装置において外殻体（１０）を取り除いた斜視説明図である。
[Third Embodiment]
[composition]
FIG. 14 is an explanatory perspective view of the stamping apparatus according to the third embodiment with the outer shell (10) removed.
第３実施形態は、上部駆動／従動機構（ＵＤ）が、円筒体（４５）の外表面に波状溝（４６）が形成された原動節（４７）と該原動節（４７）の波状溝（４６）に移動自在に嵌入されたピンを含む従動節（４８）からなる円筒カム（４９）と、当該円筒カム（４９）の従動節（４８）を介して当該円筒カム（４９）の上部に配された回転子（９）を含んでいる。回転子（９）の上面は、文字または記号、典型的には矢印が刻設されており、回転子（９）の上部は、指標体（５０）として機能する。下部駆動機構（ＬＤ）は上述の第１及び第２実施形態のものと同じであるので説明を省略する。 In the third embodiment, the upper driving/driven mechanism (UD) is composed of a driving node (47) in which a wavy groove (46) is formed on the outer surface of a cylindrical body (45) and a wavy groove ( 46) and a cylindrical cam (49) consisting of a follower (48) including a pin movably fitted to the cylindrical cam (49) via the follower (48) of the cylindrical cam (49). It includes an arranged rotor (9). Letters or symbols, typically arrows, are engraved on the upper surface of the rotor (9), and the upper portion of the rotor (9) functions as an indicator (50). Since the lower driving mechanism (LD) is the same as that of the first and second embodiments described above, its explanation is omitted.
［動作］
円筒体（４５）がピストン（１２）に固着され、ピストン（１２）と共に上下動することにより、円筒体（４５）は上下に動く。円筒体（４５）の外表面に波状溝（４６）が形成されているので、波状溝（４６）に移動自在に嵌入されたピンを含む従動節（４８）からなる円筒カム（４９）は、当該円筒カム（４９）の上部に配された回転子（９）および指標体（５０）を軸線まわりに回転させることができる。
[motion]
The cylindrical body (45) is fixed to the piston (12) and moves up and down together with the piston (12), thereby moving the cylindrical body (45) up and down. Since wavy grooves (46) are formed on the outer surface of the cylindrical body (45), a cylindrical cam (49) consisting of a follower (48) including a pin movably fitted in the wavy groove (46) is A rotor (9) and an indicator (50) arranged above the cylindrical cam (49) can be rotated around the axis.
なお、上記は、回転子（９）の上部が指標体（５０）となっている例であったが、指標体（５０）と回転子（２８）は分離されてもよい。例えば図１５に示すように、回転子（２８）の上部にシャフト（５１）を接続し、シャフト（５１）を介して指標体（５０）を回転させる構成であってもよい。このような構成とすることにより、金型基盤（１）の表面部にスペースが少ない場合、指標体（５０）と、上部駆動／従動機構（ＵＤ）および下部駆動機構（ＬＤ）を分離することができ、金型基盤（１）の表面部に必要なスペースを減らすことができる。 In addition, although the above is an example in which the upper portion of the rotor (9) is the index body (50), the index body (50) and the rotor (28) may be separated. For example, as shown in FIG. 15, a shaft (51) may be connected to the upper portion of the rotor (28), and the indicator body (50) may be rotated via the shaft (51). With such a configuration, when there is little space on the surface of the mold base (1), the index body (50) can be separated from the upper drive/driven mechanism (UD) and the lower drive mechanism (LD). It is possible to reduce the space required for the surface of the mold base (1).
本発明は、射出成形機において成形品の表面に製造番号や製造年月日を刻印するための刻印装置において、指標体の表示を変えるとき、作業者が型開きされた２つの金型基盤の空間に身をこじ入れ無理な姿勢で作業を行うことが無く、金型基盤の型開き部に身を乗り出したときに金型基盤に身体の一部が接触し火傷を負うことなく、表示を変えることができ、耐熱性、耐久性に優れ、構造がシンプル且つ安価である刻印装置を提供するために好適に利用される。 The present invention is a stamping device for stamping a serial number or a date of manufacture on the surface of a molded product in an injection molding machine. There is no need to force your body into the space and work in an unreasonable posture, and when you lean over the mold opening part of the mold base, a part of your body will contact the mold base and get burned, so you can display the display. It is suitable for providing a stamping device that can be changed, has excellent heat resistance and durability, and has a simple structure and is inexpensive.
１ 金型基盤
２ 刻印装置
５ 圧縮空気源
６ 通気路
７ 内側円筒
８ 外側円筒
９ 回転子
１０ 外殻体
１１ シリンダー
１２ ピストン
１３ 付勢手段
１４ 連接棒
１５ 第１鋸歯部
１６ 第２鋸歯部
１７ 突起部
２６ 第１係合部
２７ 第２係合部
２８ 第１回転子
２９ 第２回転子
３２ 第３鋸歯部
３３ 第４鋸歯部
３４ 連接棒
３８ 第１付勢手段
３９ 第２付勢手段
４５ 円筒体
４６ 波状溝
４７ 原動節
４８ 従動節
４９ 円筒カム
５０ 指標体
ＬＤ 下部駆動機構
ＵＤ 上部駆動／従動機構
1
Claims (1)
中空円筒体の上部端面の円周状に文字または記号が刻設された外殻体と、
該外殻体の中空部の上部に配された上部駆動／従動機構と、
外殻体の中空部の下部に配された下部駆動機構と、
からなり、
前記上部駆動／従動機構は、当該外殻体の内部に固定され、上端に係合部が設けられた外側円筒と、
該外側円筒内に遊嵌され、上端に係合部が形成された内側円筒と、
当該外殻体内に遊嵌された中実または中空の円柱体から構成された回転子と、
該回転子を下方に付勢する付勢手段と、から構成され、
当該内側円筒は、連接棒を介してピストンと連結され、
当該回転子と当該外側円筒とが第１の状態において係合し、第２の状態において離脱し、
当該回転子と当該内側円筒とが第１の状態において離脱し、第２の状態において係合されてなり、
当該下部駆動機構は、圧縮空気源に連結された通気路を経て圧縮空気が導入されるシリンダーと、
該シリンダー内に遊嵌され、当該圧縮空気により駆動する当該ピストンと、
からなり、当該シリンダーは、前記外殻体に嵌合されてなる、
ことを特徴とする刻印装置。 A stamping device fitted into a recess of a molding die,
an outer shell body in which characters or symbols are circumferentially engraved on the upper end surface of a hollow cylindrical body;
an upper driving/driven mechanism disposed in the upper portion of the hollow portion of the outer shell;
a lower driving mechanism disposed in the lower portion of the hollow portion of the outer shell;
consists of
The upper driving/driven mechanism includes an outer cylinder fixed inside the outer shell and having an engaging portion provided at the upper end thereof;
an inner cylinder loosely fitted in the outer cylinder and having an engaging portion formed at the upper end;
a rotor composed of a solid or hollow cylindrical body loosely fitted in the outer shell;
and biasing means for biasing the rotor downward,
The inner cylinder is connected with the piston via a connecting rod,
the rotor and the outer cylinder are engaged in a first state and disengaged in a second state;
The rotor and the inner cylinder are disengaged in a first state and engaged in a second state,
The lower drive mechanism includes a cylinder into which compressed air is introduced via a vent passage connected to a source of compressed air;
a piston loosely fitted in the cylinder and driven by the compressed air;
and the cylinder is fitted to the outer shell,
A marking device characterized by:
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