JP7238617B2 - サービス提供装置、サービス提供システム、プログラム、及びサービス提供方法 - Google Patents

サービス提供装置、サービス提供システム、プログラム、及びサービス提供方法 Download PDF

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本発明は、ユーザにサービスを提供するためのサービス提供装置等に関する。
現在、顔認識技術を利用したサービスが各所で提供され、これによりユーザは様々な形で利便性を享受している。例えば特許文献1には、ユーザの入退室管理のために顔認証を行う例が記載されている。
このような顔認証を行うケースでは、ユーザの顔画像が事前登録され、サーバ等で管理されている場合も多い。しかしながら、顔画像はユーザの生体情報なので、IDやパスワードのように簡単に変えることができない。そのため、万が一第三者に顔画像のデータを入手され悪用されてしまうと大きな問題に発展しかねず、顔画像の利用には注意を払う必要がある。
これに対し、非特許文献1、2には、顔認識技術によるユーザの特定を避け、顔認証を無効化するための加工を顔写真に施す技術が紹介されている。この技術は、顔写真を構成する画像のピクセルにごく微細な変更を大量に加える加工処理を行うことで、一見元の顔写真と同じように見えるが、顔認識で使用するアルゴリズムからは全く別人の画像と判断されるような加工画像を作成し、人工知能等による顔認証を行えないようにするものである。
特許第5211797号
日経XTECH Special, "顔認証無効化によるプライバシー保護 D-ID",[online],[令和1年6月4日検索],インターネット〈URL:https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NXT/18/israelinjapan0725/p4/index.html〉 CNET JAPAN, "D-IDがTechCrunch Disrupt 2018で顔認識に対する防護のための製品を正式リリース",[online],[令和1年6月12日検索],インターネット〈URL:https://japan.cnet.com/release/30268177/〉
上記のような技術により加工された加工画像は、顔認識技術による本人の特定には使用できないため個人情報保護の観点から優れており、多様な利用に際してのリスクが顔画像に比べて小さい。しかしながら、ユーザの特定をシステム上要するサービスを提供する場合、加工画像をそのままサービスに用いることは困難である。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、加工画像を利用しつつ、ユーザを特定してサービスを提供することが可能なサービス提供装置等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置であって、ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶する記憶手段と、サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、を備え、前記認証手段は、ユーザが保持する媒体が有する加工画像を取得し、前記記憶手段で記憶されている加工画像との照合により認証を行うことを特徴とするサービス提供装置である。
第1の発明のサービス提供装置によれば、サービスの提供前に、ユーザの生体画像を加工した加工画像を用いてユーザの認証を行い、認証が成功した場合に、サービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定し、当該ユーザにサービスを提供することが可能になる。生体画像を加工した加工画像は生体画像そのものではないので、仮に漏洩した場合でもユーザの特定を避けることが可能になり、IDカード等の媒体に認証用の加工画像を持たせるなど、多様な利用に際してのリスクが小さい。一方、顔画像は、加工画像を用いた認証が成功した場合のみ使用されるので、上記のような多様な利用の必要性が薄く、秘匿性の高い管理下に置くことが可能になる。また、ユーザが保持するIDカードやユーザ端末等の媒体に表示あるいは記録等された認証用の加工画像を用いて認証を行うことが可能となる。
前記認証手段は、前記加工画像を用いてユーザの認証を行った後、さらに、前記顔画像を用いてユーザの認証を行うことが望ましい。
これにより、加工画像を不正に取得した他人による成りすましを防止でき、セキュリティが向上する。
前記生体画像は、指紋、静脈パターン、及び虹彩のうちのいずれかの画像であってもよい。
本発明では、指紋、静脈パターン、虹彩等の生体画像を加工して前記の加工画像とすることも可能であり、この場合も、加工画像を利用しつつ、ユーザを特定してサービスを提供することができる。
第2の発明は、ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置であって、ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶する記憶手段と、サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、を備え、前記生体画像はユーザの顔画像であることを特徴とするサービス提供装置である。
第2の発明のサービス提供装置によれば、サービスの提供前に、ユーザの生体画像を加工した加工画像を用いてユーザの認証を行い、認証が成功した場合に、サービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定し、当該ユーザにサービスを提供することが可能になる。生体画像を加工した加工画像は生体画像そのものではないので、仮に漏洩した場合でもユーザの特定を避けることが可能になり、IDカード等の媒体に認証用の加工画像を持たせるなど、多様な利用に際してのリスクが小さい。一方、顔画像は、加工画像を用いた認証が成功した場合のみ使用されるので、上記のような多様な利用の必要性が薄く、秘匿性の高い管理下に置くことが可能になる。また、サービスを利用するための事前登録時にユーザは顔画像だけを撮影すればよく、登録作業の負担が小さい。また、事前登録のためには通常のカメラがあればよく、別途の撮影装置等を必要としないのでシステム的にも簡易になる。
前記加工画像は、顔認識技術によるユーザの特定を避けるための加工を前記顔画像に施したものであることが望ましい。
前記の非特許文献1、2のように、顔認識技術によるユーザの特定を避けるための加工を顔画像に施すことで、加工画像によってはユーザを特定できず、個人情報保護の観点から優れる。また加工画像は、見た目上、元の顔画像からほとんど変わらないものともできるので、利用価値が高く、例えば前記の媒体に表示するなどして目視による本人確認等にも利用できる。
前記サービス提供装置は、前記照合手段により特定されたユーザのユーザ端末に、サービスに係る情報を送信するサービス提供手段を有することが望ましい。前記情報は、例えばユーザの位置情報である。
本発明では、サービスを受けるユーザのユーザ端末にサービスに係る情報を送信してサービスの提供を行うことができる。例えば当該情報をユーザの位置情報とすることで、位置案内サービスをユーザに提供できる。
の発明は、ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置と、ユーザが保持する媒体とを備えるサービス提供システムであって、前記媒体は、ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像を有し、前記サービス提供装置は、前記加工画像とユーザの顔画像を記憶する記憶手段と、サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、を備えることを特徴とするサービス提供システムである。
例えば前記生体画像はユーザの顔画像であり、第の発明のサービス提供システムは、ユーザの顔画像を加工して加工画像を作成し、ユーザの顔画像とその加工画像を前記サービス提供装置に送信するユーザ端末を更に備え、前記サービス提供装置は、前記ユーザ端末から送信されたユーザの顔画像とその加工画像を前記記憶手段に記憶する。
これにより、ユーザ端末で顔画像を加工し、その加工画像を事前登録に用いることができる。また加工画像はユーザ端末に表示させて目視による本人確認に用いることも可能である。
の発明は、ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶するコンピュータを、ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置であって、サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、を備え、前記認証手段は、ユーザが保持する媒体が有する加工画像を取得し、前記記憶されている加工画像との照合により認証を行うサービス提供装置として機能させるためのプログラムである。
第5の発明は、ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶するコンピュータを、ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置であって、サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、を備え、前記生体画像はユーザの顔画像であるサービス提供装置として機能させるためのプログラムである。
の発明は、ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶するコンピュータによってユーザにサービスの提供を行うサービス提供方法であって、前記コンピュータが、サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行うステップと、ユーザの認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定するステップと、を実行し、前記認証を行うステップにおいて、ユーザが保持する媒体が有する加工画像を取得し、前記記憶されている加工画像との照合により認証を行うことを特徴とするサービス提供方法である。
第7の発明は、ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶するコンピュータによってユーザにサービスの提供を行うサービス提供方法であって、前記コンピュータが、サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行うステップと、ユーザの認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定するステップと、を実行し、前記生体画像はユーザの顔画像であることを特徴とするサービス提供方法である。
本発明により、加工画像を利用しつつ、ユーザを特定してサービスを提供することが可能なサービス提供装置等を提供することが可能となる。
サービス提供システム1の構成を示す図。 サービス提供装置3のハードウェア構成の例。 ユーザ情報310と顔画像データ320を示す図。 顔画像322の加工について示す図。 ユーザ端末4のハードウェア構成の例。 サービス提供装置3の機能構成を示す図。 位置案内サービスの提供場所である施設の例。 加工画像を用いたユーザ認証の手順を示すフローチャート。 ユーザの顔認証の手順を示すフローチャート。 位置案内サービスを提供する手順を示すフローチャート。 ユーザの移動経路を示す図。 位置案内画面452の例。 加工画像314の例。 ユーザ端末4に加工画像314を表示する例。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.サービス提供システム1)
図1は本発明の実施形態に係るサービス提供システム1の構成を示す図である。本実施形態のサービス提供システム1は、遊園地、美術館、イベント施設、空港等のような施設において位置案内サービスを提供するシステムを例として説明する。
図1に示すように、サービス提供システム1は、サービス提供装置3、ユーザ端末4、施設端末6等を有する。これらはネットワーク9を介して通信可能に接続される。
サービス提供装置3は、ユーザ端末4やIDカード5等の媒体を保持するユーザに対し、施設におけるユーザの位置情報を知らせる位置案内サービスを提供するためのものである。サービス提供装置3は、サービス提供前にユーザ認証を行い、認証成功したユーザのユーザ端末4に対してユーザの位置情報を送信し、位置案内サービスを提供する。
図2はサービス提供装置3のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、サービス提供装置3は、制御部301、記憶部302、通信部303等をバス309により接続して構成したコンピュータにより実現できる。ただしサービス提供装置3の構成はこれに限定されず、適宜変更可能である。
制御部301は、CPU、ROM、RAM等を備える。CPUは、記憶部302、ROM等の記憶媒体に格納されたプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部302、ROM等からロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部301が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部302は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等であり、後述する処理に際しサービス提供装置3が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS等が格納される。これらのプログラムやデータは、制御部301により必要に応じて読み出され実行される。
通信部303は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク9を介した通信を媒介する。サービス提供装置3はネットワーク9を介してユーザ端末4等と通信可能に接続し、各種のデータを送受信可能である。
図1に示すように、サービス提供装置3の記憶部302には、ユーザ情報310、顔画像データ320等が予め記憶される。
図3(a)はユーザ情報310を示す図である。本実施形態では、ユーザ情報310として、サービスの提供を受けるユーザのユーザID311、ユーザ登録情報312、送信先313、及び加工画像314等が対応付けて記憶される。
ユーザID311はユーザを識別する識別情報であり、例えば、ユーザがサービスを利用するための事前登録を行った際にサービス提供装置3により発行される。
ユーザ登録情報312は、ユーザが事前登録を行う情報であり、例えばユーザの氏名や住所、年齢等である。
送信先313はサービス提供装置3がユーザにサービスとして提供するユーザの位置情報の送信先であり、ユーザの事前登録時に登録される。送信先313は例えばユーザのメールアドレス等である。
加工画像314は、サービス提供装置3が、図4に示すように、ユーザの顔画像322を画像処理により加工して作成した画像である。この加工画像314は、ユーザが保持するIDカード5にも表示される(図1参照)。
本実施形態では、加工画像314として、人工知能等を利用した顔認識技術によるユーザの特定を避けるための加工をユーザの顔画像322に施したものが用いられる。例えば、前記した非特許文献1、2に示すように、D-ID社の提供する顔認証無効化技術を適用し、顔画像322のピクセルに、ごく微細な変更を大量に加えることで、図4に示すように、人間の目では一見元の顔画像322と同じように見えるが、顔認識で使用するアルゴリズムからは全く別人の画像と判断されるような加工を施す。
ただし、加工画像314はこれに限らず、ユーザの顔画像322をアニメ調や絵画調に加工した画像を用いてもよい。アニメ調や絵画調の画像に加工することで、ユーザの顔の特徴を表現しつつ、上記と同様、顔認識アルゴリズムではユーザを特定できないものとでき、顔認識技術によるユーザの特定を避けることができる。
図3(b)は顔画像データ320を示す図である。本実施形態では、顔画像データ320として、サービスの提供を受けるユーザのユーザID311、顔画像322、サービス利用状態323等が対応付けて記憶される。
顔画像322はユーザの顔画像であり、例えばユーザが事前登録を行う際にユーザ端末4のカメラ406(図5参照)で自らの顔画像を撮影し、サービス提供装置3に送信して登録する。
サービス利用状態323はユーザの現在のサービス利用状態を示す情報であり、ユーザに位置案内サービスが提供されている間はサービスの利用中であることを示す情報(図の例では「利用」)が記録される。
図1の説明に戻る。ユーザ端末4は、サービスの提供を受けるユーザが保持する端末であり、例えばスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末である。
図5は、ユーザ端末4のハードウェア構成を示す図である。ユーザ端末4としては、例えば制御部401、記憶部402、通信部403、入力部404、表示部405、カメラ406、音声入出力部407等をバス409により接続して構成したコンピュータ端末が用いられる。ただしユーザ端末4の構成はこれに限定されず、適宜変更可能である。
ユーザ端末4の制御部401、記憶部402、通信部403の機能は、前記した制御部301、記憶部302、通信部303と略同様であり、記憶部402にはサービス提供用のアプリケーションが格納される。表示部405は例えば液晶ディスプレイ等であり、入力部404としてのタッチパネルが設けられる。カメラ406は、例えばCCDやCMOS等の撮像素子を備えたデジタルカメラである。音声入出力部407は、音声を入力するマイクや音声を出力するスピーカ等を含む。
施設端末6は、施設に設置される端末であり、例えば制御部、記憶部、通信部等を備えたコンピュータにより実現できる。施設端末6は、位置案内サービスの提供のため施設内に設置される複数のカメラ7と通信可能に接続される。
次に、図6を参照してサービス提供システム1におけるサービス提供装置3の機能構成について説明する。図6に示すように、サービス提供装置3は、記憶手段31、認証手段32、照合手段33、サービス提供手段34等を有する。
記憶手段31は、サービス提供装置3の記憶部302に対応し、ユーザの加工画像314を含むユーザ情報310や、ユーザの顔画像322を含む顔画像データ320を記憶するものである。
認証手段32は、サービス提供装置3の制御部301が、サービス提供前にユーザの認証を行うものである。後述するが、本実施形態では前記の加工画像314と顔画像322を用いた2段階の認証を行う。
照合手段33は、ユーザの認証が成功した場合に、サービス提供装置3の制御部301が、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定するものである。
サービス提供手段34は、サービス提供装置3の制御部301が、上記特定されたユーザにサービスを提供するものである。本実施形態では当該ユーザのユーザ端末4にサービスに係る情報としてユーザの位置情報を送信することで、ユーザに位置案内サービスを提供する。
(2.サービス提供方法)
次に、本実施形態のサービス提供システム1において実行される処理(サービス提供方法)について説明する。本実施形態のサービス提供システム1は、主に、加工画像314によるユーザ認証、ユーザの顔認証、ユーザへの位置案内サービスの提供、の3つの処理を行い、以下ではそれぞれの手順について説明する。
なお本実施形態では、前記したように、サービスを利用するための事前登録時に、ユーザがユーザ登録情報312、送信先313、顔画像322をサービス提供装置3に登録しており、サービス提供装置3はユーザの顔画像322を加工して加工画像314を作成し、またユーザID311を発行する。そして、ユーザID311、ユーザ登録情報312、送信先313、加工画像314を紐付けてユーザ情報310として記憶部302に記憶する。また顔画像データ320は、上記顔画像322をユーザID311に紐付けるとともにサービス利用状態323を空欄として作成され、同じく記憶部302に記憶される。
一方、事前登録を行ったユーザには、上記加工画像314を表示したIDカード5がサービス提供者から提供される。加工画像314は、IDカード5に貼付けたり印刷したりしてIDカード5の券面に表示される。IDカード5はユーザの住所に送付されるものとしてもよいし、ユーザ端末4にIDカード5の印刷データを送信し、家庭のプリンタやコンビニエンスストア等のマルチメディア端末で印刷できるようにしてもよい。
(2-1.加工画像314によるユーザ認証)
ユーザは、上記のIDカード5を持って施設に入場する。図7はこの施設の例であり、位置案内サービスの提供場所となる施設内では、上下2層のフロアの複数箇所にカメラ7(7a~7t)が設置され、各カメラ7で入場者が撮影される。
ユーザは、施設内で道に迷ったりして位置案内サービスの提供を受けたい場合、まず加工画像314によるユーザ認証を行う。
図8は加工画像314によるユーザ認証の手順を示すフローチャートであり、図8のS101-S102、S107-S108、S110-S111はユーザ端末4の制御部401がユーザ端末4の各部を制御して実行する。その他の処理はサービス提供装置3の制御部301がサービス提供装置3の各部を制御して実行する。
加工画像314によるユーザ認証時、ユーザはまずユーザ端末4にてサービス提供用のアプリケーションを起動し、カメラ406によってIDカード5の加工画像314を撮影する(S101)。ユーザ端末4は、撮影したIDカード5の加工画像314をサービス提供装置3に送信する(S102)。
サービス提供装置3は、ユーザ端末4からIDカード5の加工画像314を受信して取得すると(S103)、加工画像314の照合によりユーザ認証を行う(S104)。
S104では、例えばIDカード5の加工画像314とユーザ情報310の加工画像314とを照合し、ユーザ情報310の加工画像314のなかから、IDカード5の加工画像314と一致するものを検索する。照合の結果、ユーザ情報310の加工画像314の中に、IDカード5の加工画像314と一致するものが無い場合は認証失敗とし(S105;No)、サービス提供装置3はその認証結果(認証失敗)をユーザ端末4に送信する(S106)。
ユーザ端末4は、認証結果を受信すると(S107)、認証結果を表示部405に表示し(S108)、処理を終了する。
一方、ユーザ情報310の加工画像314の中にIDカード5の加工画像314と一致するものがある場合は認証成功(認証OK)とし(S105;Yes)、サービス提供装置3はその認証結果(認証成功)をユーザ端末4に送信する(S109)。
ユーザ端末4は、認証結果を受信すると(S110)、ユーザの顔画像の撮影を促すための撮影指示を表示部405に表示し(S111)、以下説明するユーザの顔認証処理に移行する。
(2-2.ユーザの顔認証)
本実施形態では、上記のように加工画像314による認証を行った後、サービスの提供前に、さらに顔画像322を用いたユーザ認証(顔認証)を行う。これにより、IDカード5を拾うなどして加工画像314を不正に取得した他人による成りすましを防止することができる。
図9はユーザの顔認証の手順を示すフローチャートであり、図9のS201-S202、S207-S208、S211-S212はユーザ端末4の制御部401がユーザ端末4の各部を制御して実行する。その他の処理はサービス提供装置3の制御部301がサービス提供装置3の各部を制御して実行する。
顔認証時、ユーザは前記した顔画像の撮影指示(図8のS111参照)に従って、ユーザ端末4のカメラ406によってユーザの顔画像を撮影する(S201)。ユーザ端末4は、撮影した顔画像をサービス提供装置3に送信する(S202)。
サービス提供装置3は、ユーザ端末4から顔画像を受信すると(S203)、顔画像の照合によるユーザの認証を行う(S204)。
S204では、S203で受信した顔画像と顔画像データ320の顔画像322とを照合する。例えば、先程のS104(図8参照)でIDカード5の加工画像314と一致するとされたユーザ情報310の加工画像314に紐付くユーザID311を一時記憶しておき、このユーザID311に対応する顔画像データ320の顔画像322と、S203で受信した顔画像とを比較照合することができる。
これらの顔画像が一致しない場合は認証失敗とし(S205;No)、サービス提供装置3はその認証結果(認証失敗)をユーザ端末4に送信する(S206)。ユーザ端末4は、認証結果を受信すると(S207)、認証結果を表示部405に表示し(S208)、処理を終了する。
一方、顔画像が一致する場合は認証成功(認証OK)とし(S205;Yes)、サービス提供装置3は、図3(b)のサービス利用状態323に「利用」の記録を行うことによりユーザのサービス利用登録を行い(S209)、認証結果(認証成功)をユーザ端末4に送信する(S210)。ユーザ端末4は、認証結果を受信すると(S211)、認証結果をユーザ端末4の表示部405に表示し(S212)、認証成功したユーザに対し位置案内サービスの提供が開始される。
(2-3.位置案内サービスの提供)
次に、ユーザに位置案内サービスを提供する手順について説明する。図10は位置案内サービスの提供の手順を示すフローチャートであり、図10のS301-S304はサービス提供装置3の制御部301がサービス提供装置3の各部を制御して実行し、その他の処理はユーザ端末4の制御部401がユーザ端末4の各部を制御して実行する。
本実施形態では、ユーザが位置案内開始から終了までの間に図11の矢印に示すように施設内を移動しており、その際に施設内のカメラ7(7a、7b、7c、7f、7g、7q、7p、7s)でユーザが撮影されるものとする。施設内の各カメラ7はその位置が固定されており、カメラ7による撮影画像とカメラ位置を施設端末6に送信している。サービス提供装置3は、その撮影画像とカメラ位置を施設端末6から受信する(S301)。
サービス提供装置3は、S301で受信した撮影画像から顔画像を抽出する(S302)。顔画像の抽出には既知の画像処理技術を利用することができる。
そして、サービス提供装置3は、顔画像の照合によりサービスの提供を受けるユーザを特定する(S303)。
S303では、上記抽出した顔画像と顔画像データ320の顔画像322とを照合し、サービスの提供を受けるユーザ(ユーザID311)を特定する。サービスの提供を受けるユーザは、例えば前記の顔画像データ320のサービス利用状態323(図3(b)参照)が「利用」となっているユーザのうち、その顔画像322が上記抽出した顔画像と一致するユーザとして特定する。
サービス提供装置3は、上記ユーザが特定されると、そのユーザID311に対応する送信先313をユーザ情報310から取得し、S301で受信したカメラ位置をユーザの位置情報として位置案内画面とともに上記送信先313に送信する(S304)。
ユーザ端末4は、ユーザの位置情報を位置案内画面とともに受信する(S305)と、その位置情報を位置案内画面上で表した表示画像を表示部405に表示する(S306)。
図12(a)~(c)はこの位置案内画面452の例であり、例えば図11のカメラ7bでユーザが撮影された場合、図12(a)に示すように、位置案内画面452上の上記カメラ7bに対応する位置にユーザの現在位置を示すマーク453が表示される。前記したようにユーザが施設内を移動して図11のカメラ7pで撮影されると、図12(b)に示すように、位置案内画面452上の上記カメラ7pに対応する位置にマーク453が移動する。これによりユーザは自らの現在位置を知ることができ、施設内で迷うこと無く目的地まで移動できる。
位置案内サービスとしては、例えばユーザが目的地を位置案内画面452上で指定しておくと、図12(a)(b)のようにマーク453(ユーザの位置)を表示する際に、その位置から目的地までの経路を併せて表示することも可能である。図12(c)は図12(a)の例においてユーザの位置から目的値Gまでの経路Aを表示したものである。この場合、サービス提供装置3は指定された目的地とユーザの位置情報から経路Aを算出し、S304においてユーザの位置情報と経路Aをユーザ端末4に送信してこれを表示させる。
以上説明したように、本実施形態のサービス提供システム1では、サービスの提供前に、ユーザの顔画像322を加工した加工画像314等を用いてユーザの認証を行い、認証が成功した場合に、サービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定し、当該ユーザにサービスを提供することが可能になる。
顔画像322を加工した加工画像314は顔画像322そのものではないので、仮に漏洩した場合でもユーザの特定を避けることが可能になり、IDカード5等の媒体に認証用の加工画像314を持たせるなど、多様な利用に際してのリスクが小さい。また加工画像314は偽造されるリスクが小さいという利点もある。一方、顔画像322は、加工画像314を用いた認証が成功した場合のみ使用されるので、上記のような多様な利用の必要性が薄く、秘匿性の高い管理下に置くことが可能になる。
本実施形態では、ユーザの保持するIDカード5に加工画像314を表示し、これを用いてユーザの認証を行うことができる。前記の非特許文献1、2のように、顔認識技術によるユーザの特定を避けるための加工を顔画像322に施して加工画像314を作成することで、加工画像314によってはユーザを特定できず、個人情報保護の観点から優れる。また加工画像314は、見た目上、元の顔画像322からほとんど変わらないものとできるので、利用価値が高く、例えばIDカード5に表示された加工画像314を目視による本人確認等にも利用できる。
さらに、本実施形態では加工画像314によるユーザ認証に加えてユーザの顔画像322による認証も行うことで、IDカード5を拾うなどして加工画像314を不正に取得した他人による成りすましを防ぐことができ、セキュリティが向上する。
しかしながら、本発明はこれに限ることはない。例えば本実施形態ではユーザに提供するサービスを位置案内サービスとし、これによりユーザが施設等で迷ったりすることがなくなるが、ユーザに提供するサービスはこれに限らず、例えばS304(図10参照)においてユーザ端末4に送信する情報を変えることで、ユーザに対し様々なサービスを提供することができる。
また、本実施形態では予めサービス提供装置3に登録した加工画像314と顔画像322をユーザ認証に用いているが、加工画像314のみを予めサービス提供装置3に登録し、加工画像314によるユーザ認証を行った後、サービスの提供を受けるために顔画像322の登録を行うような流れとしてもよい。サービス提供後には、顔画像322を削除することも可能である。
ただしこの場合、サービス提供前にユーザの顔認証を行うことはできないので、本人がIDカード5を落とすとそのIDカード5を拾った他人でもサービスを受けられることになる。そのため、そのような悪用を防ぐための対策を併用することが望ましい。例えばユーザがIDカード5を落とした場合、その旨をユーザ端末4等からサービス提供者側に通知してIDカード5の加工画像314による認証を一時的に無効とするような仕組みとしておく。あるいは、加工画像314によるユーザ認証または顔画像322の登録を係員のいる専用ブース等で行うようにし、ユーザ認証または顔画像322の登録時に係員がIDカード5の加工画像314を目視して本人確認を行うようにしてもよい。また、加工画像314によるユーザ認証を行う際にパスワードによる認証も行い、パスワードを知っている本人のみがサービスの提供を受けることができるようにしてもよい。
また本実施形態では、加工画像314によるユーザ認証時にユーザがIDカード5の加工画像314を撮影してサービス提供装置3に送信しているが、専用ブース等に設けたスキャナやカメラ等の読取装置に加工画像314を読取らせ、これをサービス提供装置3に送信してもよい。
また本発明において、IDカード5は加工画像314を有しているが、その態様としては、本実施形態のようにIDカード5に加工画像314が表示される他、IDカード5のICチップに加工画像314が記憶されてもよい。この場合、加工画像314によるユーザ認証時には、専用ブース等に設けたICカードリーダ等の読取装置にICチップ内の加工画像314を読取らせ、これをサービス提供装置3に送信する。
また、本実施形態では顔画像322とその加工画像314をユーザ認証に用いているが、その代わりに、顔画像322以外の生体画像とその加工画像を用いることも可能である。顔画像322以外の生体画像としては、例えば、ユーザの指紋、静脈パターン、虹彩等の画像があり、図13(a)は指紋画像を加工した加工画像314の例、図13(b)は静脈画像を加工した加工画像314の例である。これらの加工画像は、例えばIDカード5のICチップに記憶されたり、ユーザ端末4の記憶部402に記憶されたりして上記と同様にユーザ認証に用いられる。
ただし、この場合もサービスの提供にあたってユーザの特定を行うため顔画像322の事前登録は必要であり、事前登録時には顔画像に加えてこれらの生体画像を撮影する必要がある。そのためユーザの事前登録時の負担が大きい。また、生体画像の撮影装置についても通常のカメラとは異なる専用の撮影装置が必要になる。さらに、複数種類の生体画像(顔画像322とその他の生体画像)を扱うことは、それだけ情報漏えいリスクの増加にもつながる。
これに対し、本実施形態のように顔画像322を加工した加工画像314を認証に用いる場合、事前登録時にユーザは顔画像だけを撮影すればよく、登録作業の負担が小さい。また事前登録の際には通常のカメラがあればよく、別途の撮影装置等を必要としないのでシステム的にも簡易になり、1種類の生体情報(顔画像322)のみを扱うので情報漏えいリスクも少ない。
また、本実施形態ではサービス提供装置3がユーザの顔画像322から加工画像314を作成するが、ユーザ端末4の記憶部402に格納された画像加工アプリケーションにより、ユーザ端末4が図4の例と同様にユーザの顔画像322から加工画像314を作成し、事前登録時に顔画像322と加工画像314をサービス提供装置3に送信してもよい。サービス提供装置3は、ユーザ端末4から送信された顔画像322と加工画像314を、顔画像データ320の顔画像322、ユーザ情報310の加工画像314としてそれぞれ記憶する。
一方、ユーザ端末4側では、作成した加工画像314をサービス提供用のアプリケーションに紐付けて記憶部402に記憶し、図14のように表示部405に表示させ、ユーザ端末4をIDカード5の代わりの媒体として用いることもでき、IDカード5に比べて紛失の恐れが低くなる。加工画像314によるユーザ認証時には、ユーザ端末4の記憶部402に記憶された加工画像314をサービス提供装置3に送信すればよい。ユーザはこの加工画像314を自身のSNS等で利用することも可能であり、この場合も、ネット上の加工画像314によってはユーザを特定できないので個人情報保護の観点から好ましい。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:サービス提供システム
3:サービス提供装置
4:ユーザ端末
5:IDカード
6:施設端末
7:カメラ
31:記憶手段
32:認証手段
33:照合手段
34:サービス提供手段
310:ユーザ情報
311:ユーザID
312:ユーザ登録情報
313:送信先
314:加工画像
320:顔画像データ
322:顔画像
323:サービス利用状態

Claims (13)

  1. ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置であって、
    ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶する記憶手段と、
    サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、
    を備え
    前記認証手段は、ユーザが保持する媒体が有する加工画像を取得し、前記記憶手段で記憶されている加工画像との照合により認証を行う
    ことを特徴とするサービス提供装置。
  2. 前記認証手段は、前記加工画像を用いてユーザの認証を行った後、さらに、前記顔画像を用いてユーザの認証を行うことを特徴とする請求項に記載のサービス提供装置。
  3. 前記生体画像は、指紋、静脈パターン、及び虹彩のうちのいずれかの画像であることを特徴とする請求項1または請求項に記載のサービス提供装置。
  4. ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置であって、
    ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶する記憶手段と、
    サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、
    を備え、
    前記生体画像はユーザの顔画像であることを特徴とするサービス提供装置。
  5. 前記加工画像は、顔認識技術によるユーザの特定を避けるための加工を前記顔画像に施したものであることを特徴とする請求項4に記載のサービス提供装置。
  6. 前記照合手段により特定されたユーザのユーザ端末に、サービスに係る情報を送信するサービス提供手段を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のサービス提供装置。
  7. 前記情報は、ユーザの位置情報であることを特徴とする請求項記載のサービス提供装置。
  8. ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置と、ユーザが保持する媒体とを備えるサービス提供システムであって、
    前記媒体は、
    ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像を有し、
    前記サービス提供装置は、
    前記加工画像とユーザの顔画像を記憶する記憶手段と、
    サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、
    を備えることを特徴とするサービス提供システム。
  9. 前記生体画像はユーザの顔画像であり、
    前記サービス提供システムは、
    ユーザの顔画像を加工して加工画像を作成し、ユーザの顔画像とその加工画像を前記サービス提供装置に送信するユーザ端末を更に備え、
    前記サービス提供装置は、前記ユーザ端末から送信されたユーザの顔画像とその加工画像を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項に記載のサービス提供システム。
  10. ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶するコンピュータを、
    ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置であって、
    サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、
    を備え、
    前記認証手段は、ユーザが保持する媒体が有する加工画像を取得し、前記記憶されている加工画像との照合により認証を行うサービス提供装置として機能させるためのプログラム。
  11. ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶するコンピュータを、
    ユーザにサービスの提供を行うためのサービス提供装置であって、
    サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段による認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定する照合手段と、
    を備え
    前記生体画像はユーザの顔画像であるサービス提供装置として機能させるためのプログラム。
  12. ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶するコンピュータによってユーザにサービスの提供を行うサービス提供方法であって、
    前記コンピュータが、
    サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行うステップと、
    ユーザの認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定するステップと、
    を実行し、
    前記認証を行うステップにおいて、ユーザが保持する媒体が有する加工画像を取得し、前記記憶されている加工画像との照合により認証を行う
    ことを特徴とするサービス提供方法。
  13. ユーザの生体画像を加工した画像である加工画像とユーザの顔画像を記憶するコンピュータによってユーザにサービスの提供を行うサービス提供方法であって、
    前記コンピュータが、
    サービスの提供前に、前記加工画像を用いてユーザの認証を行うステップと、
    ユーザの認証が成功した場合、サービスを提供するにあたりサービスの提供を受けるユーザを顔画像の照合により特定するステップと、
    を実行し、
    前記生体画像はユーザの顔画像である
    ことを特徴とするサービス提供方法。
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