JP7237317B2 - 色温度可変型照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明光の色温度を可変することが可能な色温度可変型照明装置に関し、特に環境光の色を計測し、計測された色に応じた補色で発光させて白色光の色温度で農作物、魚介類等の対象物を照明し、素人でも農作物、魚介類等の対象物を容易に識別若しくは選別できるように色を際立たせる色温度可変型照明装置に関する。
果物、野菜等の農作物は光合成するため、収穫物の甘みや瑞々しさは収穫時間帯と密接な関連性を有している。一般的には、こうした収穫要素と日中の暑さ対策、人手不足、時間の有効活用などを勘案して、朝方の収穫にするか、或いは夕方の収穫にするかが決定されている。このような事情においても、兼業農家は、日中は農業以外の他の仕事に従事しているため、日中に農作物を収穫することができず、また、繁忙期には、日中の収穫作業だけでは間に合わないなどの事情により、夜間や早朝に収穫する場合もある。
夜間に収穫する場合には、図1に示すように、LED(Light Emitting Diode)等の光源で成る小型の作業用ライト1を頭部に装着して、農作物2を照明しながら収穫作業を行っている。
こうした日中以外の時間帯における収穫作業で問題となるのは、環境光や作業用ライトの光源の色温度である。収穫の最適期を判断する際に、収穫物の色は極めて重要な要素となる。農作物が収穫のために熟しているか未熟であるかの判断は、通常農作物の大きさと色で行っているので、正確な色温度で観察若しくは識別しないと、誤収穫になりかねない恐れがある。色温度は、光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度(単位)であり、単位には熱力学的温度のK(ケルビン)が用いられる。
人が、最も正確に農作物等の対象物の色を観察できる色温度は5600[K]とされているが、早朝は色温度が7000[K]付近であり、青色が強く、赤色と黄色が弱く見える。また、朝方及び夕方は色温度が3500[K]付近であり、赤色と黄色が強く、青色が弱く見え、夜間は作業用ライトの分光特性により、色の見え方が異なる。夜間収穫に用いる作業用ライトの光源の多くはLEDが主流であり、白色を発光する機構として、青色LEDとその補色である黄色蛍光体とを組合せている。この方式は構造が単純で効率も良いが、図2に示すような分光特性となり、演色性(Ra)が低い。演色性は、ライト等で対象物を照明するときに、自然光が当たったときの色をどの程度再現しているかを示す指標であるが、図2の特性図では、青色と黄色蛍光体との間の約460~530nmの波長域で強度が大きく減衰している。これは青色、黄緑色、緑色の対象物が見え難いことを意味するので、農作物の収穫利用に適していないことが分かる。
特開2020-87286号公報 特開2013-226161号公報 特開2012-85649号公報 特開2007-135583号公報
従来農作物の収穫の最適時期を判断するに当たり、とりわけ早朝や朝夕の時間帯においては、環境光の色温度が偏っていることが原因となり、作業者が農作物の色を見誤ってしまい、収穫を誤る恐れがあった。
また、従来夜間の収穫で使用する一般的な作業用ライトが、見た目には白色でも、実際には特定の波長域に大きな強度減衰域が存在するため、それが原因で作業者が農作物の色を見誤ってしまい、誤収穫する恐れがあった。更に、夜間の収穫では、繁茂した農作物の中にある特定の収穫物を見分けるのが難しいことが多々あり、作業効率を低下させる一因となっている。
本発明は上述のような事情に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、環境光の色を計測してその補色を発光し、環境光と補色を加法混色することにより白色光を得るようにし、作業者が農作物等の対象物の色を正確に判断できるように、また、機能切り替えにより特定色の見え方を際立たせるように、照明の色温度を可変することが可能な色温度可変型照明装置を提供することにある。
本発明は色温度可変型照明装置に関し、本発明の上記目的は、環境光の色を計測するカラーセンサと、対象物を照明する4色のLEDと、前記カラーセンサからのカラー信号を所定の色空間に変換する色度座標変換部と、前記色空間の補色を演算する補色演算部と、前記補色に基づいて前記LEDの補正を行って発光させるLED補正部とで構成され、前記LEDの補正が前記LEDの輝度の調整であり、前記LEDをPWM制御するようになっていることにより達成される。
また、本発明は色温度可変型照明装置に関し、本発明の上記目的は、対象物を照明する4色のLEDと、端末から無線で指定された色信号を、所定の色空間に変換する色度座標変換部と、前記色空間に基づいて前記LEDの補正を行って発光させるLED補正部とで構成されことにより達成される。
本発明によれば、環境光の色の補色で発光させて、演色性を高めた白色光の色温度を得ているので、収穫者が農作物等の収穫、選別作業などを誤りなく行うことができる。また、収穫物等の対象物と同じ色を指定し、指定色で発光させて対象物を照射することにより、素人でも農作物、魚介類等の対象物を容易に識別若しくは選別することができ、作業効率を向上することができる。
作業用ライトを用いて収穫を行う様子を示す図である。 従来の作業用ライトの分光特性例を示す特性図である。 本発明に係る色温度可変型照明装置の一例(ヘッドライト型)を示す外観図である。 本発明に係る色温度可変型照明装置の他の例(ヘッドライト型)を示す外観図である。 本発明に係る色温度可変型照明装置の他の例(懐中電灯型)を示す外観図である。 本発明の実施形態の構成例を示すブロック図である。 CIE表色系における色度図である。 RGB3色LEDの特性例を示す特性図である。 RGBA4色LEDの特性例を示す特性図である。 PWM調光回路の一例を示す結線図である。 本発明の動作例(第1実施形態)を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態を示す模式図である。 本発明の他の実施形態の構成例を示すブロック図である。 本発明の動作例(第2実施形態)を示すフローチャートである。
本発明は、環境光や対象物に応じた色温度で発光して、農作物等の対象物を照明することが可能な照明装置であり、環境光の色を計測し、その計測された色に対する補色を発光することにより、加法混色で白色光を得ることができると共に、自らは色の偏りのない真の白色光を発光可能な色温度可変型照明装置である。
また、本発明は、RGBAの4色LEDの発光を組み合わせることにより、波長が均一な真の白色光で照光でき、演色性を高め、対象物の色を作業者が正確に判断できるようにしている。4色LEDは、赤色(Red)、緑色(Green)、青色(Blue)の3色に、アンバー(Amber)と称される琥珀色の情報を加えたものである。
更に、夜間の収穫では、繁茂した農作物の中にある特定の収穫物を見分けるのが難しいことが多く、収穫作業の効率を低下させる一因となっているが、本発明では、対象物と同じ色を指定して発光することにより、素人でも農作物、魚介類等の対象物を容易に識別若しくは選別することができ、作業効率を向上させている。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る色温度可変型照明装置10の外観例は図3であり、ヘッドライト型構造となっており、作業者の頭部に直接若しくは帽子を介して装着するために、横平面に円環状のバンド11と、縦平面に半円状のバンド12とを交叉させて具備している。バンド11及び12は、色温度可変型照明装置10本体を作業者の頭部に直接若しくは帽子を介して装着できるものであれば良く、弾性体であっても良い。また、色温度可変型照明装置10の前面部には、投受光を行う光学部20と、光学部20に接続されて演算処理を実施する演算処理部30とが設けられている。また、図示はしていないが、色温度可変型照明装置10の電源をON/OFFするスイッチが適宜設けられており、内蔵バッテリを充電若しくは取り換える部材も適宜設けられている。
色温度可変型照明装置10の外観構造は図3に限定されるものではなく、図4に示すように、作業者が被るキャップ13に色温度可変型照明装置10本体が設けられた構造であっても良い。この構造であれば、作業者が帽子を被ることなく、直接色温度可変型照明装置10を頭部に装着することができ、ごみや露等が髪に付着することを防止できる。
図3及び図4の外観構造はいずれもヘッドライト型であるが、図5に示すような長形状の懐中電灯型の構造であっても良い。この場合には、作業者が色温度可変型照明装置10を手に持って、照明して農作物の色を判別し、その判別後に農作物を収穫することになる。
本発明に係る色温度可変型照明装置10の外観構造は図3~図5に例示するような形態であるが、農作物等の対象物の環境光の色を計測し、計測された色の補色演算をした白色光(加法混色)で対象物を演色性高く照明できる構造であれば良く、光学部20及び演算処理部30の構成はいずれの場合も同様であり、以下に説明する。
図6は本発明の構成例(第1実施形態)を示しており、光学部20は、環境光の色温度を計測するカラーセンサ21と、演色性の高い白色光を発光する4つのLED(R,G,B,A)で成るRGBA-LED22とで構成されている。カラーセンサ21で計測された環境光の色を示すカラー信号CSは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)等で成る演算処理部30に入力され、演算処理部30は、カラー信号CSを色度座標変換して色空間CXを求める色度座標変換部31と、座標変換された色空間CXから補色を演算する補色演算部32と、補色演算部32で演算された補色CMに応じて実際のLED発光の特性に補正するLED補正部33と、全体を制御する制御部35とで構成されている。LED補正部33からの補正信号LSはRGBA-LED22に入力され、補正信号LSに応じてRGBA-LED22で発光された光が照射光として照射され、農作物が照明される。
カラーセンサ21は環境光の色(RGB)を計測するセンサであり、特定の波長(RGB)に対応する3個のフォトダイオードを組み合わせた構成となっている。フォトダイオード単体では明るさしか計測できないが、3個のフォトダイオードを実装して、それぞれにRGBの色フィルタを組み合わせることにより3原色が得られ、3原色の比率から入射光の色を特定することができる。入射光は環境光若しくは反射光のどちらであっても良いが、本実施形態では環境光を利用している。誤作動を防ぐため、カラーセンサはLED発光していない時に、環境光を取り込むなどの配慮が必要である。
演算処理部30内の色度座標変換部31は、カラーセンサ21からのカラー信号CSを色空間CXに変換するものであり、色空間CXとしてCIE RGB色度座標系、CIE XYZ色度座標系、CIE Lab色度座標系、CIE Luv色度座標系,CIE UVW色度座標系などがある。カラーセンサ21からの出力色空間はメーカー、製品により様々であるので、演算処理を統一するため、CIE RGB色度座標系やCIE XYZ色度座標系などの色空間CXに変換する。CIE RGB色空間及びCIE XYZ色空間の2つは1931年に国際照明委員会(CIE)により定義されたものであり、CIE RGB色空間はRGB色空間の1つであり、原色がそれぞれ単波長光である特徴を有する。図7はCIE表色系における色度図であり、平面“x+y+z=1”の上に写像された色度をz軸方向から見たものである。
補色演算部32は、色空間CXのR(赤)成分には補色C(シアン)、G(緑)成分には補色M(マゼンタ)、B(青)成分にはY(イエロー)の補色を演算して補色CMを出力する。全てを加法混色すると明るい白になる。例えば環境光のR成分が20%、G成分が50%、B成分が30%であるとすると、基本的には、C=20%、M=50%、Y=30%を混色する。これはR=80%、G=50%、B=70%をLED発光するのと等価であり、環境光に対して加法混色となり、結果的に白色となる。ただし、実際には、素子の特性も考慮する必要がある。カラーセンサ21は3個のフォトダイオードで色計測するが、フォトダイオード自体の受光波長域は、LEDの発光波長域に比べて遥かに広く、RGBフォトダイオードの3つで可視光領域を十分にカバーできる。これに対して、LEDは同じRGBであっても発光波長域が狭いため、それだけでは全ての可視光領域をカバーしきれない波長があり、欠落した波長が色の偏りとなる。これを改善するために、本発明では、発光部20のRGB-LEDにアンバーLEDを追加している。このように、RGBフォトダイオード(カラーセンサ21)で計測したのと同じ色を、RGBA-LED22で発光するのは複雑で単純な式で表すことはできないが、各素子の特性を分析して変換用のルックアップテーブルを作成しておき、補色演算部32及びLED補正部33がそのルックアップテーブルを参照して、補色-発光の変換演算を行う。
ルックアップテーブルの作成方法として、フォトダイオードとLEDの特性図を入念に比較して、RGBフォトダイオード各々の受光特性に対して、最も近い色を発光可能なRGBA-LED22の組み合わせをデータ化する方法がある。このようにして、RGBフォトダイオード各色に対応するRGBA-LED22のデータを作成できれば、RGBフォトダイオードの色比率に応じてRGBA-LED22の出力レベルを調整することにより、環境光と同等色の照射光が得られる。
LED補正部33は、補色演算部32からの補色CMを、ルックアップテーブルを参照して実際のLEDの特性に適合させる。LED補正部33が考慮すべき事項として、RGBA-LED22の各色には輝度差があることである。LEDの色は化合する元素によって決まるが、元素の違いにより輝度も変わる。一般的にRの輝度は高く、Gの輝度が低い傾向にあり、そのまま発光すると、せっかく演算した色のバランスが崩れてしまう。このようなLED色による輝度差を補正演算するのも、LED補正部33である。
RGBA-LED22は、LED補正部33からの補正信号LSに従って4つのLED(R,G,B,A)を発光させ、演色性の高い白色光で農作物を照明する。
ここにおいて、演色性の高い白色を得るため、青色LEDと黄色蛍光体の代わりとして、3原色RGBの3個のLEDを組み合わせて発光させる手法が知られている。しかし、実際のLEDではRGBの輝度(強度)の差が大きく、かつ緑色(G)と赤色(R)の間の波長間隔が広くなっているので、図8に示すような分光特性となる。図8の特性図では約540~620nmの波長域が大きく減衰しており、これは黄色と橙色の物体が見え難いことを意味し、真の白色光とは言えない。
そのため、本発明では、G-R間にA(アンバー)LED(585nm~595nm)を付加すると共に、強度を調整したRGBAの4原色のLEDで発光させる。これにより、図9に示すような、強度均等で大きな減衰域のない分光特性が得られ、黄色と橙色の物体が見え難いことを解消した真の白色光で照射することができる。
RGBAの各LEDを個別に調光して相対強度を揃えるLED調光は、目の残像を利用して1KHz程度のPWM(パルス幅変調)で行うと効率が良い。図10は調光回路の一例を示しており、RGBAの各LED(R-LED,G-LED,B-LED,A-LED)にそれぞれ抵抗R-R,G-R,B-R,A-Rと、スイッチング素子としてのR-FET,G-FET,B-FET,A-FETとが直列に接続され、各FETがそれぞれ制御部35からのPWM信号R-PWM,G-PWM,B-PWM,A-PWMによりON(1)/OFF(0)されるようになっている。そして、R-FET,G-FET,B-FET,A-FETがONすると、対応するR-LED,G-LED,B-LED,A-LEDが発光する。従って、PWM信号R-PWM,G-PWM,B-PWM,A-PWMのパルス幅変調により各FETのON時間を調整でき、R-LED,G-LED,B-LED,A-LEDの発光時間を調整できるので、各LEDの相対強度を揃えることができる。
RGBA-LED22はLED補正部33から、輝度補正済のRGBA-LED22の各出力値(電流値)である補正信号LSを受け取り、それを制御部35を介してPWMのパルス幅(デューティ比)に変換し、PWM信号でRGBA-LED22を発光する。上述のように、補色(CMY)をそのまま発光するのではなく、等価となる原色(RGB)に変換してから発光する。PWMはディジタル系であるが、デューティ比、つまりONとOFFの時間比率でアナログ量を表現できる。ディジタル系ではあるが、短時間でON/OFFを繰り返せば平均化されて、遂にはアナログ量に等しくなるという発想である。例えば、PWM周波数1KHz(=周期1ms)として、R=80%で発光したければ、R-PWMのON時間を0.8ms、OFF時間を0.2msとする。同様に、G=50%で発光したければ、G-PWMのON時間を0.5ms、OFF時間を0.5msとすれば良い。
図11は本発明(第1実施形態)の動作例を示しており、先ずカラーセンサ21により環境光の色を計測し、計測した色のカラー信号CSを色度座標変換部31に入力する(ステップS10)。色度座標変換部31は入力されたカラー信号CSに応じて色空間CXに変換し、色空間CXは補色演算部32に入力される(ステップS11)。補色演算部32では、色空間CXに従って補色CMが演算され、補色CMはLED補正部33に入力される(ステップS12)。
LED補正部33では、制御部35を介して輝度調整が行われ(ステップS13)、RGBA-LED22を発光するための電流値が演算される(ステップS14)。演算された電流値は、制御部35若しくはLED補正部33でPWM信号のデューティ比に演算され(ステップS15)、RGBA-LED22は演算されたデューティ比に従ってPWM制御される(ステップS16)。
次に、指定色を発光して、特定の色の農作物を明るく見せることが可能な色温度可変型照明装置(第2実施形態)について説明する。上述の第1実施形態では、環境光の色を計測して、計測値に対する加法混色となるようにLED発光して、白色に変えるものであるが、第2実施形態は、目立たせたい農作物の色をユーザーに端末で指定してもらい、その色と同一の色でLED発光することにより、農作物をより明るく見せようというものである。
人手不足が問題となる中、素人でも農作物、魚介類等の対象物を容易に識別若しくは選別できれば、作業効率が大幅に向上する。これを実現するため、図12に示すように、先ず作業者が目立たせたい農作物の色を、スマートフォン40に画面表示された色見本から特定色を選択して指定し、Bluetooth(登録商標)などの無線通信で色温度可変型照明装置10Aにデータ送信し、照明装置10Aは指定された色で照光する。これにより、指定した特定の色で農作物を明るく見せることができる。
図13はその構成例を示しており、スマートフォン40には色見本41が備えられており、画面表示された色見本41から農作物を明るく見せる特定の色を指定する。指定された色信号CDは、Bluetooth(登録商標)などの無線通信で色温度可変型照明装置10Aの演算処理部30A内の色度座標変換部31に入力され、カラー信号CDに応じた色空間CXAに変換される。色空間CXAはLED補正部34に入力されて補正され、補正された補正信号LSAによってRGBA-LED22が発光される。RGBA-LED22はスマートフォン40で指定された、環境光を考慮した色温度で発光するので、目立たせたい農作物をより明るく見せることができる。
図14は本発明(第2実施形態)の動作例を示しており、先ずスマートフォン40により色の指定を行い、指定した色のカラー信号CDを色度座標変換部31に入力する(ステップS20)。色度座標変換部31は入力されたカラー信号CDに応じて色空間CXAに変換し、色空間CXAはLED補正部34に入力される(ステップS21)。LED補正部34では、制御部35を介して輝度調整が行われ(ステップS22)、RGBA-LED22を発光するための電流値が演算される(ステップS23)。演算された電流値は、制御部35若しくはLED補正部34でPWM信号のデューティ比に演算され(ステップS24)、RGBA-LED22は演算されたデューティ比に従ってPWM制御される(ステップS25)。
ここではスマートフォン40で色を指定するようになっているが、他のタブレット端末を用いることも可能であり、色温度可変型照明装置10A自体が色見本を内蔵し、別途指定手段で色を指定するようにすることも可能である。
なお、上述では農作物を対象として説明したが、本発明は、魚介類や茸等の対象物を選別したり、判別する分野についても応用可能な技術である。
また、上述では環境光の色温度をカラーセンサ(RGBフォトダイオード)で読み取る方式を用いているが、同様の動作をRGBカメラで行うことも可能である。この場合、環境光を直接RGBカメラに取り入れるのではなく、対象物の近くにグレーカード(色に偏りのない灰色=中性色のカード)を配置し、グレーカードをRGBカメラで撮像して、そのRGB値から環境光の色温度を読み取るようにしても良い。環境光を直接入射するカラーセンサか、環境光の反射光を入射するRGBカメラかの違いであり、原理は同じある。
1 作業用ライト
2 農作物
10、10A 色温度可変型照明装置
11、12 バンド
13 キャップ
20 光学部
21 カラーセンサ
22 RGBA-LED
30、30A 演算処理部
31 色度座標変換部
32 補色演算部
33、34 LED補正部
35 制御部
40 スマートフォン
41 色見本

Claims (4)

  1. 環境光の色を計測するカラーセンサと、
    対象物を照明する4色のLEDと、
    前記カラーセンサからのカラー信号を所定の色空間に変換する色度座標変換部と、
    前記色空間の補色を演算する補色演算部と、
    前記補色に基づいて前記LEDの補正を行って発光させるLED補正部と、
    で構成され
    前記LEDの補正が前記LEDの輝度の調整であり、前記LEDをPWM制御するようになっていることを特徴とする色温度可変型照明装置。
  2. 前記4色のLEDがR(赤色)、G(緑色)、B(青色)及びA(アンバー)であり、前記色空間がCIE RGB色度座標系、CIE XYZ色度座標系、CIE Lab色度座標系、CIE Luv色度座標系、CIE UVW色度座標系のいずれかである請求項に記載の色温度可変型照明装置。
  3. 全体を頭部に装着して、前記色の計測及び前記LEDによる照明を行うヘッドライト型になっている請求項1又は2に記載の色温度可変型照明装置。
  4. 全体を手に持って、前記色の計測及び前記LEDによる照明を行う懐中電灯型である請求項1又は2に記載の色温度可変型照明装置。
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