JP7236881B2 - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
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Description
粘度平均分子量が、21,000~26,000であるポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、添加剤(B)を0.1~1.5質量部含み、かつ、前記添加剤(B)として、下記式1で示されるベンゾトリアゾール骨格を有する紫外線吸収剤(B1)を0.1質量部以上含む、ポリカーボネート樹脂組成物:
R1~R5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~20の炭化水素基、及び水酸基のいずれかを示し、かつ、前記炭化水素基には、酸素含有基が含まれてもよく、
R6~R9はそれぞれ独立に、水素原子、又は、R-S-で表わされる硫黄含有基のいずれかを示し、かつ、R6~R9の少なくとも一つは、R-S-で表わされる硫黄含有基であり、Rは、水素原子が炭素原子数1~18のアルキル基に置換されてもよい炭素原子数6~24の芳香族基である。
〈態様2〉
前記紫外線吸収剤(B1)の芳香族基が、フェニル残基を示す、態様1に記載の組成物。
〈態様3〉
前記紫外線吸収剤(B1)のR-S-で表わされる硫黄含有基が、R6又はR9に結合した、態様1又は2に記載の組成物。
〈態様4〉
前記紫外線吸収剤(B1)におけるR1~R5の炭化水素基が、炭素原子数1~12のアルキル基である、態様1~3のいずれかに記載の組成物。
〈態様5〉
前記紫外線吸収剤(B1)におけるR1~R5の炭化水素基が、炭素原子数1~4のアルキル基である、態様1~3のいずれかに記載の組成物。
〈態様6〉
前記紫外線吸収剤(B1)におけるR1~R5のうちの少なくとも一つが、メチル基である、態様1~5のいずれかに記載の組成物。
〈態様7〉
前記紫外線吸収剤(B1)におけるR1~R5のうちの少なくとも一つが、メチル基であり、かつ、残りのR1~R5の炭化水素基のうちの少なくとも一つがブチル基である、態様1~5のいずれかに記載の組成物。
〈態様8〉
前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記紫外線吸収剤(B1)を0.1~1.4質量部含む、態様1~7のいずれかに記載の組成物。
〈態様9〉
前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、リン系熱安定剤(B2)を0.01~0.1質量部含む、態様1~8のいずれかに記載の組成物。
〈態様10〉
前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、脂肪酸エステル系離型剤(B3)を0.03~0.5質量部含む、態様1~9のいずれかに記載の組成物。
〈態様11〉
前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(B4)を0.01~0.30質量部含む、態様1~10のいずれかに記載の組成物。
〈態様12〉
前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、エポキシ基含有化合物(B5)を0.001~0.02質量部含む、態様1~11のいずれかに記載の組成物。
〈態様13〉
前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、前記紫外線吸収剤(B1)以外の紫外線吸収剤(B6)を0.05~0.3質量部を含む、態様1~12のいずれかに記載の組成物。
〈態様14〉
加熱溶融成形品の成形材料として用いる、態様1~13のいずれかに記載の組成物。
〈態様15〉
眼鏡レンズ成形品の成形材料として用いる、態様1~13のいずれかに記載の組成物。
R1~R5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~20の炭化水素基、及び水酸基のいずれかを示し、かつ、前記炭化水素基には、酸素含有基が含まれてもよく、
R6~R9はそれぞれ独立に、水素原子、又は、R-S-で表わされる硫黄含有基のいずれかを示し、かつ、R6~R9の少なくとも一つは、R-S-で表わされる硫黄含有基であり、Rは、水素原子が炭素原子数1~18のアルキル基に置換されてもよい炭素原子数6~24の芳香族基である。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、各種性能に優れている。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、420nm付近の光を遮蔽することができる。例えば、ポリカーボネート樹脂組成物から得られる厚さ2mmのシートを使用した場合、係るシートにおける420nmの光の分光光線透過率は、70%以下、70%未満、65%以下、又は60%以下とすることができる。この下限値については特に制限はないが、例えば、0.1%以上、0.5%以上、1%以上、3%以上、5%以上、7%以上、又は10%以上と規定することができる。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、透明性に優れている。例えば、ポリカーボネート樹脂組成物から得られる厚さ2mmのシートを使用した場合、係るシートにおける全光線透過率は、87%以上、87%超、88%以上、又は89%以上とすることができる。この上限値については特に制限はないが、例えば、100%未満、99%以下、又は98%以下と規定することができる。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、耐衝撃性に優れている。例えば、ポリカーボネート樹脂組成物から得られる成形物は、後述するシャルピー衝撃強さ試験において、55kJ/m2超、60kJ/m2以上、70kJ/m2以上、又は80kJ/m2以上を達成することができる。この上限値については特に制限はないが、例えば、150kJ/m2以下、120kJ/m2以下、又は100kJ/m2以下と規定することができる。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、耐熱性に優れている。耐熱性とは、高温下で成形品の変形が少ないことを意図し、例えば、後述する荷重たわみ温度試験で評価することができる。ポリカーボネート樹脂組成物から得られる成形物は、係る荷重たわみ温度試験において、124℃超、125℃以上、又は126℃以上を達成することができる。この上限値については特に制限はないが、例えば、135℃以下、132℃以下、又は130℃以下と規定することができる。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、成形滞留安定性に優れている。例えば、ポリカーボネート樹脂組成物から得られる成形物は、後述する成形滞留試験において、0.75以下、0.75未満、0.72以下、又は0.70以下の色差(ΔE)を達成することができる。この下限値については特に制限はないが、例えば、0.40以上、0.45以上、又は0.50以上と規定することができる。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、耐乾熱性に優れている。耐乾熱性とは、成形物を長期間高温下に放置した場合、成形物の色相変化や劣化が少ないことを意図している。例えば、ポリカーボネート樹脂組成物から得られる成形物は、後述する耐乾熱性試験において、3.0以下、3.0未満、2.5以下、又は2.0以下の黄変度(ΔYI)を達成することができる。この下限値については特に制限はないが、例えば、0.1以上、0.3以上、又は0.5以上と規定することができる。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物に配合し得るポリカーボネート樹脂としては、粘度平均分子量が、21,000~26,000のポリカーボネート樹脂である限り特に制限はない。
粘度平均分子量は、例えば、耐衝撃性、溶融流動性、成型加工性等の観点から、21,500~25,000であることがより好ましく、22,000~24,000であることが特に好ましい。
ηsp/c=[η]+0.45×[η]2c …式2
[η]=1.23×10-4M0.83 …式3
ここで、[η]は極限粘度であり、cは0.7である。
二価フェノールの具体例としては、例えば、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールAと称する場合がある。)、ビス(4-ヒドロキシフェニル)メタン、1,1-ビス(4-ヒドロキシフェニル)エタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-メチルフェニル)プロパン、1,1-ビス(4-ヒドロキシ-3-tert-ブチルフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3-ブロモフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3,5-ジブロモフェニル)プロパン、2,2-ビス(4-ヒドロキシ-3,5-ジクロロフェニル)プロパン等のビス(ヒドロキシアリール)アルカン類が挙げられ;1,1-ビス(ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1-ビス(ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン等のビス(ヒドロキシフェニル)シクロアルカン類が挙げられ;4,4’-ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4’-ジヒドロキシ-3,3’-ジメチルジフェニルエーテル等のジヒドロキシアリールエーテル類が挙げられ;4,4’-ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4,4’-ジヒドロキシ-3,3’-ジメチルジフェニルスルフィド等のジヒドロキシジアリールスルフィド類が挙げられ;4,4’-ジヒドロキシジフェニルスルホキシド、4,4’-ジヒドロキシ-3,3’-ジメチルジフェニルスルホキシド等のジヒドロキシジアリールスルホキシド類が挙げられ;4,4’-ジヒドロキシジフェニルスルホン、4,4’-ジヒドロキシ-3,3’-ジメチルジフェニルスルホン等のジヒドロキシジアリールスルホン類等が挙げられる。これらの二価フェノールは、単独で用いてもよく、或いは二種以上併用してもよい。
ポリカーボネート樹脂の製造方法については特に制限はないが、例えば以下のような方法で製造することができる。
本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、所定量の添加剤(B)を含んでいる。
本開示の組成物は、添加剤(B)として、下記式1で示される特定のベンゾトリアゾール骨格を有する紫外線吸収剤(B1)を含んでいる。この紫外線吸収剤(B1)は、420nm付近の光線透過率の十分な抑制効果、及び耐衝撃性等の観点から、ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、0.1質量部以上含み、好ましくは0.1~1.4質量部含み、より好ましくは0.2~1.2質量部含み、さらに好ましくは0.3~1.1質量部含み、特に好ましくは0.4~0.8質量部含み、最も好ましくは0.4~0.6質量部含む:
本開示の組成物には、添加剤(B)として、紫外線吸収剤(B1)以外の以下で例示されるような他の添加剤を1種又は複数種配合してもよい。この場合、紫外線吸収剤(B1)以外の添加剤は、耐衝撃性等の機械的物性、耐熱性、耐乾熱性等の観点から、例えば、ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、0.01~0.5質量部の範囲で配合することができ、0.02~0.4質量部の範囲で配合することが好ましく、0.03~0.3質量部の範囲で配合することがより好ましく、0.04~0.25質量部の範囲で配合することがさらに好ましく、0.05~0.2質量部の範囲で配合することが特に好ましい。
本開示の組成物には、リン系熱安定剤を配合することができる。リン系熱安定剤としては、例えば、亜リン酸、リン酸、亜ホスホン酸、ホスホン酸及びこれらのエステル等が挙げられる。具体的には、例えば、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,6-ジ-tert-ブチルフェニル)ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジデシルモノフェニルホスファイト、ジオクチルモノフェニルホスファイト、ジイソプロピルモノフェニルホスファイト、モノブチルジフェニルホスファイト、モノデシルジフェニルホスファイト、モノオクチルジフェニルホスファイト、ビス(2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、2,2-メチレンビス(4,6-ジ-tert-ブチルフェニル)オクチルホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4-ジ-クミルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイト、トリブチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリメチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、ジフェニルモノオルソキセニルホスフェート、ジブチルホスフェート、ジオクチルホスフェート、ジイソプロピルホスフェート、ベンゼンホスホン酸ジメチル、ベンゼンホスホン酸ジエチル、ベンゼンホスホン酸ジプロピル、テトラキス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)-4,4’-ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)-4,3’-ビフェニレンジホスホナイト、テトラキス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)-3,3’-ビフェニレンジホスホナイト、ビス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)-4-フェニル-フェニルホスホナイト及びビス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)-3-フェニル-フェニルホスホナイト等が挙げられる。これらは、1種又は2種以上で使用することができる。
本開示の組成物には、例えば、溶融成形時における成形品の金型からの離型性能を向上させるために、脂肪酸エステル系離型剤を配合することができる。
本開示の組成物には、ヒンダードフェノール系酸化防止剤を配合することができる。本開示のポリカーボネート樹脂組成物は、例えば、成形加工時の色相の悪化が少ない、或いは成形品の高温下での長期間の使用に伴う変色が少ないといった耐乾熱性能を有しているが、さらに高度な耐乾熱性能を付与する場合には、かかる酸化防止剤の配合が有効である。
本開示の組成物には、エポキシ基含有化合物を配合することができる。係るエポキシ基含有化合物は、金型腐食を抑制する目的や耐湿熱性を向上する目的で配合されるものであり、基本的にエポキシ官能基を有するもの全てが適用できる。
本開示の組成物には、紫外線吸収剤(B1)以外に、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、環状イミノエステル系紫外線吸収剤、又はシアノアクリレート系紫外線吸収剤等を含有することができる。
本開示の組成物には、ポリカーボネート樹脂や紫外線吸収剤に起因する成形品の黄色味を打ち消すために、ブルーイング剤を含有することができる。ブルーイング剤としてはポリカーボネート樹脂に使用されるものであれば特に制限はない。一般的にはアントラキノン系染料は入手が容易であるため好ましい。
加熱溶融成形品とは、本開示のポリカーボネート樹脂組成物を、加熱溶融成形、例えば、射出成形、押出成形、回転成形などの加熱溶融を伴う成形方法によって得られる透明な成形体を意図している。具体的には、例えば、パソコンやカーナビなどの各種ディスプレイの前面板、各種発光体のカバーや前面板、各種光源のカバーや前面板として用いられる平面形状成形品(例えば射出成形平面板、押出成形平面板(例えば押出成形シート));窓ガラスとして用いる平面形状成形品(例えば射出成形シート、押出成形シート);眼鏡レンズ等の光学レンズなどが挙げられる。さらに、それら成形品表面には表面賦型が施されていてもよく、平面形状成形品がさらにプレス成形されて、曲面形状又は立体形状が付与された成形品であってもよい。このような各種の成形品は、いずれも、優れた耐衝撃強度を有し、高い光線透過率を維持し、400nmはもちろん、特に400~420nmの光線透過率の抑制効果を有するものである。
加熱溶融成形品の1種である眼鏡レンズとしては、例えば、成形の時点でレンズの凸面及び凹面を共にガラスモールド面の転写によって光学的に仕上げ、所望の度数にあわせて成形されるフィニッシュレンズが挙げられる。また、例えば、凸面のみがフィニッシュレンズと同様に光学的に仕上げられ、後に受注等による所望の度数に合わせて凹面側を光学的に仕上げるセミフィニッシュレンズなども挙げることができる。
下記に示す製造方法により得たポリカーボネート樹脂組成物について、以下の評価を行い、その結果を表1に示す。ここで、表1におけるポリカーボネート樹脂及び各種添加剤の数値は、全て質量部である。
各実施例で得たペレットを120℃で5時間、熱風乾燥機にて乾燥し、株式会社日本製鋼所製のJ75EIII射出成形機にて、シリンダー温度280℃、金型温度70~75℃で、1分サイクルにて、幅10mm、長さ80mm、厚み4mmの試験片を成形し、ISO179に準拠してノッチ付きのシャルピー衝撃強さを測定した。
各実施例で得たペレットを120℃で5時間、熱風乾燥機にて乾燥し、株式会社日本製鋼所製のJ75EIII射出成形機にて、シリンダー温度280℃、金型温度70~75℃、1分サイクルにて、幅10mm、長さ80mm、厚み4mmの試験片を成形し、ISO75-1,75-2に準拠して、1.80MPaの荷重を付加した状態の荷重たわみ温度を測定した。
各実施例で得たペレットを120℃で5時間、熱風乾燥機にて乾燥し、株式会社日本製鋼所製のJ75EIII射出成形機を用いてシリンダー温度350℃、金型温度80℃、1分サイクルにて、幅50mm、長さ90mm、厚みがゲート側から3mm(長さ20mm)、2mm(長さ45mm)、1mm(長さ25mm)の3段型プレートを成形し、これを試験片とした。3段型プレートの厚み2mm部における全光線透過率を、JIS K7361に従い、日本電色工業株式会社製のNDH-2000を用いて測定した。
各実施例で得たペレットを射出成形機(シリンダー温度350℃、1分サイクル)で成形し、測定用平板(縦90mm×横50mm×厚み2mm)を得た。測定用平板の波長領域300nm~500nmにおける分光光線透過率を、Varian社製のCary5000で測定し、420nm及び400nmの分光光線透過率を求めた。
成形滞留安定性を評価するために成形耐熱試験に相当する成形滞留試験を実施した。各実施例で得たペレットを120℃で5時間、熱風乾燥機にて乾燥し、株式会社日本製鋼所製の射出成形機J85-ELIIIを用いてシリンダー温度350℃、金型温度80℃、1分サイクルにて幅50mm、長さ90mm、厚みがゲート側から3mm(長さ20mm)、2mm(長さ45mm)、1mm(長さ25mm)の3段型プレートを成形した。連続して20ショット成形した後、該射出成形機のシリンダー温度350℃のシリンダー中に樹脂を10分間滞留させ、滞留前後の試験片の厚さ2mm部の色相 (L,a,b)を、JIS K-7105に従って、Gretag Macbeth社製のColor-Eye7000Aを用いてC光源透過法にて測定し、以下の式4により色差ΔE’を求めた。ΔE’が小さいほど成形滞留安定性が優れることを示す。
「滞留前の成形板」の色相:L’’、a’’、b’’
「滞留後の成形板」の色相:L’’’、a’’’、b’’’
ΔL’:L’’-L’’’
Δa’:a’’-a’’’
Δb’:b’’-b’’’
各実施例で得たペレットを120℃で5時間、熱風乾燥機にて乾燥し、株式会社日本製鋼所製の射出成形機J85-ELIIIを用いてシリンダー温度350℃、金型温度80℃、1分サイクルにて、幅50mm、長さ90mm、厚みがゲート側から3mm(長さ20mm)、2mm(長さ45mm)、1mm(長さ25mm)の3段型プレートを成形し、これを試験片とした。
ΔYI:試験前後の黄変度
YI:試験後の黄色度
YI0:試験前の黄色度
紫外線吸収剤(B1)として、下記合成例1及び2により得られた下記式6及び式7で示される化合物を使用した。また、紫外線吸収剤(B1)以外の紫外線吸収剤(B6)の一例として、下記合成例3により得られた下記式8で示される化合物を使用した。
2-(2-ヒドロキシ-3-tert-ブチル-5-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール(25.0g,79.2mmol)、ベンゼンチオール(17.4g,158.3mmol)、炭酸カリウム(24.1g,174.2mmol)及びヨウ化カリウム(0.9g,5.5mmol)を、DMF62.5g中で、125℃、12時間反応した。反応終了後、精製して下記式6で示される化合物(UV-1)を得た。また、係る化合物の各分析結果を以下に示す:
3000cm-1:O-H伸縮振動
1445,1390cm-1:トリアゾール環伸縮振動
665cm-1:C-S伸縮振動
δ 1.48 (s,9H,-Ph-OH-CH3-C(CH 3)3),2.37(s,3H,-Ph-OH-CH 3-C(CH3)3),7.16(s,1H),7.38(d,4H),7.48(s,2H),7.68(s,1H),7.83(d,1H),8.03(d,1H),(insg.10arom.CH),11.55(s,1H,-Ph-OH-CH3-C(CH3)3)
δ 20.9(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),29.5(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),35.4(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),116.8,118.0,119.3,128.3,128.8,129.6,132.7(CHarom),125.5,141.2,143.2(Carom),129.8(C arom-CH3),139.2(C arom-S),139.2(S-C arom),139.2(C arom-C(CH3)3),146.7(C arom-OH)
2-(2’-ヒドロキシ-3’-tert-ブチル-5’-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール(25.0g, 79.2mmol)、4-イソプロピルベンゼンチオール(24.1g, 158.3mmol)、炭酸カリウム(24.1g, 174.2mmol)及びヨウ化カリウム(0.92g, 5.54mmol)を、DMF62.5g中で、125℃、12時間反応した。反応終了後、精製して下記式7で示される化合物(UV-2)を得た。また、係る化合物の各分析結果を以下に示す:
3000cm-1:O-H伸縮振動
1446,1389cm-1:トリアゾール環伸縮振動
666cm-1:C-S伸縮振動
δ 1.30(d,6H,(CH 3)2CH-Ph-S-),1.48(s,9H,-Ph-OH-CH3-C(CH 3)3),2.37(s,3H,-Ph-OH-CH 3-C(CH3)3),2.95(m,1H,(CH3)2CH-Ph-S-),7.16(s,1H),7.28(s,2H),7.36(d,1H),7.45(s,2H),7.57(s,1H),7.81(d,1H),8.02(d,1H),(insg.9arom.CH),11.58(s,1H,-Ph-OH-CH3-C(CH3)3)
δ 20.9(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),23.9((CH3)2CH-Ph-S-),29.5(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),33.9((CH3)2 CH-Ph-S-),35.4(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),115.3,117.8,119.3,127.9,128.7,129.2,129.6,133.6(CHarom),125.4,141.4,143.3(Carom),128.3(C arom-CH3),138.5(C arom-S),138.5(S-C arom),139.1(C arom-C(CH3)3),146.7(C arom-OH),149.7(Carom-CH)
2-(2’-ヒドロキシ-3’-tert-ブチル-5’-メチルフェニル)-5-クロロベンゾトリアゾール(5.00g,15.8mmol)、オクタンチオール(7.63g,52.1mmol)、炭酸カリウム(7.20g,52.1mmol)及びヨウ化カリウム(0.18g,1.1mmol)を、DMF50mL中で、150℃、20時間反応させた。反応終了後、精製して下記式8で示される化合物(UV-3)を得た。この化合物は、本願の紫外線吸収剤(B1)以外の紫外線吸収剤(B6)に相当する。また、係る化合物の各分析結果を以下に示す:
3125cm-1:O-H伸縮振動
1438,1391cm-1:トリアゾール環伸縮振動
661cm-1:C-S伸縮振動
δ 0.88(t,3H,CH 3(CH2)7-S),1.27(m,8H,CH3(CH 2)4(CH2)3-S),1.49(m,11H,-Ph-OH-CH3-C(CH 3)3,CH3(CH2)4CH 2(CH2)2-S),1.75(quin,2H,CH3(CH2)5CH 2CH2-S),2.38(s,3H,-Ph-OH-CH 3-C(CH3)3),3.03(t,2H,CH3(CH2)5CH2CH 2-S),7.16(s,1H),7.37(d,1H),7.70(s,1H),7.81(d,1H),8.05(s,1H),(insg.5arom.CH),11.61(s,1H,-Ph-OH-CH3-C(CH3)3)
δ 14.0(CH3(CH2)7-S),20.0(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),22.6(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),28.7(CH3(CH2)5CH2CH2-S),31.9(-Ph-OH-CH3-C(CH3)3),33.2(CH3(CH2)5 CH2CH2-S),35.4(CH3(CH2)5CH2 CH2-S),113.6,117.5,119.3,128.7,129.3(CHarom),141.2,143.4(C arom),125.4(C arom-N),128.3(Carom-CH3),138.0(C arom-S),139.1(C arom-C(CH3)3),146.7(C arom-OH)
常法によりビスフェノールAとホスゲンを界面重合法で重合して得た粘度平均分子量23,900のポリカーボネート樹脂粉粒体(PC-1)100部に、紫外線吸収剤として合成例1で得られた化合物(UV-1)0.12部、リン系熱安定剤(P-1)0.03部、離型剤として脂肪酸エステル系離型剤(R-2)0.2部、及びブルーイング剤(BL―1)0.00015部を各々添加し、タンブラーにて十分混合した後に、30mmφのベント式二軸押出成形機により温度290℃、真空度4.7kPaでペレット化した。
各種材料を表1記載の量で使用する以外は、実施例1と同様の操作を行った。その評価結果を表1に示す。なお、表1記載の各記号に相当する成分を下記に示す。
PC-1;ビスフェノールAとホスゲンを界面重合法で重合して得た粘度平均分子量23,900の芳香族ポリカーボネート樹脂パウダー(帝人化成株式会社製:パンライト(商標)L-1250WP)。
UV-1;2-(2’-ヒドロキシ-3’-tert-ブチル-5’-メチルフェニル)-5-フェニルスルファニルベンゾトリアゾール(合成例1で得られた化合物)。
P-1;トリス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)ホスファイト(BASF株式会社:Irgafos(商標)168)。
R-1;ステアリン酸トリグリセリドとステアリルステアレートの混合物(理研ビタミン社製:リケマール(商標)SL-900)。
H-1:ヒンダードフェノール系酸化防止剤;オクタデシル-3-(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート(BASF株式会社製Irganox(商標)1076)。
C-1;スチレンとグリシジルメタクリレートの共重合体(日油株式会社製:マープルーフ(商標)G-0250SP)。
BL-1;ブルーイング剤(バイエル株式会社製:マクロレックスバイオレット(商標)B)。
表1の結果から分かるように、特定の紫外線吸収剤(B1)を所定量含む実施例1~12のポリカーボネート樹脂組成物は、400nmはもちろん、特に420nmの光線透過率の抑制効果を有するとともに、耐衝撃強度、成形滞留安定性、及び耐乾熱性にも優れることが確認できた。
Claims (14)
- 粘度平均分子量が21,000~26,000である、ホスゲンもしくは炭酸ジエステルより選ばれるカーボネート前駆体と二価フェノールとを反応させて得られる芳香族ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、添加剤(B)を0.1~1.5質量部含み、かつ、前記添加剤(B)として、下記式1で示されるベンゾトリアゾール骨格を有する紫外線吸収剤(B1)を0.1~1.4質量部含み、前記紫外線吸収剤(B1)以外の前記添加剤(B)は、リン系安定剤(B2)、脂肪酸エステル系離型剤(B3)、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(B4)、エポキシ基含有化合物(B5)、前記紫外線吸収剤(B1)以外の紫外線吸収剤(B6)、及びブルーイング剤(B7)からなる群より選ばれる、ポリカーボネート樹脂組成物:
R1~R5はそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1~20の炭化水素基、及び水酸基のいずれかを示し、かつ、前記炭化水素基には、酸素含有基が含まれてもよく、
R6~R9はそれぞれ独立に、水素原子、又は、R-S-で表わされる硫黄含有基のいずれかを示し、かつ、R6~R9の少なくとも一つは、R-S-で表わされる硫黄含有基であり、Rは、水素原子が炭素原子数1~18のアルキル基に置換されてもよい炭素原子数6~24の芳香族基である。 - 前記紫外線吸収剤(B1)の芳香族基が、フェニル残基を示す、請求項1に記載の組成物。
- 前記R 6又はR9 がR-S-で表わされる硫黄含有基である、請求項1又は2に記載の組成物。
- 前記紫外線吸収剤(B1)におけるR1~R5の炭化水素基が、炭素原子数1~12のアルキル基である、請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
- 前記紫外線吸収剤(B1)におけるR1~R5の炭化水素基が、炭素原子数1~4のアルキル基である、請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
- 前記紫外線吸収剤(B1)におけるR1~R5のうちの少なくとも一つが、メチル基である、請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
- 前記紫外線吸収剤(B1)におけるR1~R5のうちの少なくとも一つが、メチル基であり、かつ、残りのR1~R5のうちの少なくとも一つがブチル基である、請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、リン系熱安定剤(B2)を0.01~0.1質量部含む、請求項1~7のいずれかに記載の組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、脂肪酸エステル系離型剤(B3)を0.03~0.5質量部含む、請求項1~8のいずれかに記載の組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、ヒンダードフェノール系酸化防止剤(B4)を0.01~0.30質量部含む、請求項1~9のいずれかに記載の組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、エポキシ基含有化合物(B5)を0.001~0.02質量部含む、請求項1~10のいずれかに記載の組成物。
- 前記ポリカーボネート樹脂(A)100質量部に対して、前記添加剤(B)として、前記紫外線吸収剤(B1)以外の紫外線吸収剤(B6)を0.05~0.3質量部を含む、請求項1~11のいずれかに記載の組成物。
- 加熱溶融成形品の成形材料として用いる、請求項1~12のいずれかに記載の組成物。
- 眼鏡レンズ成形品の成形材料として用いる、請求項1~12のいずれかに記載の組成物。
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