JP7235842B1 - シャワーヘッド及びこれを用いた洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体中の気泡による洗浄力を向上することができるシャワーヘッド及びこれを用いた洗浄方法を提供する。【解決手段】送液管2に接続され、送液管2から送られてくる液体を対象物Wに向けて放出するためのシャワーヘッド1であって、第1収容室104と、第1ノズル部材11と、第2収容室105とを備える。第1収容室104には、送液管2から送られてくる液体が収容される。第1ノズル部材11には、第1収容室104内の液体を放出させるための複数の***113が形成されている。第2収容室104は、***113から放出される液体を収容して、当該液体中の気泡を滞留させるためのものである。【選択図】 図3

Description

本発明は、送液管に接続され、前記送液管から送られてくる液体を対象物に向けて放出するためのシャワーヘッド、及び、これを用いた洗浄方法に関するものである。
例えば美容院又は介護施設などでは、下記特許文献1に例示されるように、シャワーヘッドから放出される液体により人体の一部(例えば頭、髪又は体など)を洗浄する場合がある。この種のシャワーヘッドは、人体だけでなく、動物又は金属などの各種対象物の洗浄に使用できる場合がある。
特開2014-210002号公報
近年、水などの液体中に、ナノバブル又はマイクロバブルといった微細な気泡を混入させることにより、液体の洗浄力を向上させる技術が提案されている。しかしながら、液体中に気泡が混入していたとしても、その液体を単に対象物に噴射するだけでは、当該液体中の気泡による洗浄力を十分に発揮できているとは言えない場合があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、液体中の気泡による洗浄力を向上することができるシャワーヘッド及びこれを用いた洗浄方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係るシャワーヘッドは、送液管に接続され、前記送液管から送られてくる液体を対象物に向けて放出するためのシャワーヘッドであって、第1収容室と、第1ノズル部材と、第2収容室とを備える。前記第1収容室には、前記送液管から送られてくる液体が収容される。前記第1ノズル部材には、前記第1収容室内の液体を放出させるための複数の第1***が形成されている。前記第2収容室は、前記第1***から放出される液体を収容して、当該液体中の気泡を滞留させるためのものである。
このような構成によれば、第1収容室内から第1***を介して放出される液体中の気泡が、第2収容室内で滞留するため、当該第2収容室内の液体中の溶存酸素量が増加する。その結果、第2収容室内の液体が対象物に接触したときの液体中の気泡による洗浄力を向上することができる。
(2)前記シャワーヘッドは、前記第2収容室内の液体を放出させるための複数の第2***が形成された第2ノズル部材をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、第2収容室内に液体を収容し、当該液体中の気泡を滞留させたうえで、当該液体を第2***から放出させることができる。これにより、第2***から放出される溶存酸素量が多い液体を用いて、高い洗浄力で対象物を洗浄することができる。
(3)前記第2ノズル部材における前記第2収容室側の面には、前記第1***に対向する位置に凸部が形成されていてもよい。
このような構成によれば、第1収容室内から第1***を介して放出される液体が、第2ノズル部材に形成された凸部に衝突することにより、当該液体中の気泡が粉砕され、より細かい気泡となって第2収容室内で滞留する。これにより、第2収容室内の液体中の溶存酸素量をさらに増加させることができるため、より高い洗浄力で対象物を洗浄することができる。
(4)前記第2収容室は、開口部を介して開放されており、当該開口部に前記対象物を当接又は近接させることにより、前記第1***から放出される液体を前記第2収容室に収容可能となってもよい。
このような構成によれば、開口部に対象物を当接又は近接させることにより、第2収容室内に液体を収容し、当該液体中の気泡を滞留させることができる。したがって、シャワーヘッドを対象物に当接又は近接させて使用するだけで、液体中の気泡による洗浄力を容易に向上することができる。
(5)本発明に係る洗浄方法は、前記シャワーヘッドを用いた洗浄方法であって、前記シャワーヘッドを前記対象物に当接又は近接させた状態で使用する。
このような構成によれば、シャワーヘッドを対象物に当接又は近接させて使用するだけで、液体中の気泡による洗浄力を容易に向上することができる。特に、第2ノズル部材を備えるシャワーヘッドを用いた場合には、シャワーヘッドを対象物に当接又は近接させることにより、第2収容室内の圧力が高まり、第2ノズル部材の第2***から放出される液体の速度が速くなるため、さらに洗浄力を向上することができる。
本発明によれば、第2収容室内の液体中の溶存酸素量が増加するため、当該第2収容室内の液体が対象物に接触したときの液体中の気泡による洗浄力を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドの構成例を示した概略断面図である。 図1のシャワーヘッドの底面図である。 図1のシャワーヘッドを用いて対象物を洗浄する際の態様を示した概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドの構成例を示した概略断面図である。 図4のシャワーヘッドを用いて対象物を洗浄する際の態様を示した概略断面図である。
1.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッド1の構成例を示した概略断面図である。また、図2は、図1のシャワーヘッド1の底面図である。
このシャワーヘッド1は、送液管2(図1参照)から送られてくる液体を対象物に向けて放出することにより、対象物を洗浄するためのものであり、送液管2に対して着脱可能に接続される。洗浄の対象物は、人体の一部(例えば頭、髪又は体など)であってもよいし、動物又は金属などの人体以外を対象物としてもよい。
送液管2は、例えばゴム製又は樹脂製のホースなどにより構成される。送液管2により送られる液体は、水であってもよいし、水以外の液体であってもよい。送液管2により水が送られる場合、送液管2には水道栓(図示せず)から水道水が供給されてもよい。
また、空気(気泡)を含む液体が送液管2に供給されてもよい。例えば、液体と空気を所定の圧力比(例えば1:1)で混合することにより予め空気を含む液体を生成し、当該液体を送液管2に供給するような構成であってもよい。この場合、液体がミスト状になって送液管2に供給されてもよい。液体に含まれる気泡の径は、特に限定されるものではないが、ナノバブル又はマイクロバブルといった微細な気泡であれば、液体の洗浄力を向上することができる。
シャワーヘッド1は、中空状のヘッド本体10と、当該ヘッド本体10に対してそれぞれ着脱可能な第1ノズル部材11、第2ノズル部材12及びホース継手13とを備える。第1ノズル部材11、第2ノズル部材12及びホース継手13は、ヘッド本体10に対して着脱可能な構成に限らず、少なくとも1つの部材が、ヘッド本体10に対して固定されていてもよい。
ヘッド本体10は、例えば円柱状の部材であり、側面に入口開口部101が形成されるとともに、底面に出口開口部102が形成されている。入口開口部101及び出口開口部102は、ヘッド本体10内に形成された流路103を介して連通している。流路103には、第1収容室104、第2収容室105及び接続路106が含まれる。
入口開口部101には、ホース継手13が取り付けられる。ホース継手は、円筒部131と、当該円筒部131の外周面の一部から円環状に突出するフランジ部132とが一体的に形成された構成を有している。円筒部131の外周面におけるフランジ部132よりも入口開口部101側の部分には、ねじ山(図示せず)が形成されている。当該ねじ山を入口開口部101に形成されたねじ溝(図示せず)にねじ込むようにして、ホース継手13を入口開口部101に取り付けることができる。ただし、ホース継手13は、ねじ込み式のものに限らず、嵌め込み式などの他の形状を有するものであってもよい。
第1収容室104は、接続路106を介して入口開口部101に連通している。接続路106は、入口開口部101よりも小さい内径を有しており、入口開口部101の開口方向(水平方向)に真っ直ぐ延びた後、第1収容室104側(下方)に向かって屈曲したL字状に形成されている。具体的には、接続路106は、水平方向に延びる水平流路161と、上下方向に延びる鉛直流路162とを有している。
接続路106における水平流路161と鉛直流路162との結合部には、L字状に屈曲した屈曲部が形成されている。当該屈曲部には、水平流路161を延長させる延長部163が形成されている。延長部163は、屈曲部(水平流路161と鉛直流路162との結合部)に対して、入口開口部101側とは反対側に向かって延びている。したがって、入口開口部101からヘッド本体10内に流入する液体は、水平流路161を通って延長部163の端部に衝突した後、屈曲部を介して鉛直流路162へと流れ、第1収容室104に流入する。接続路106の形状は、上記のような形状に限定されるものではないが、屈曲部又は湾曲部を途中に備えていることが好ましい。
第1収容室104の形状は特に限定されるものではないが、本実施形態において、第1収容室104は、水平方向の断面が円形状に形成されている。すなわち、第1収容室104は、中心軸線Lに直交する断面が円形状であり、中心軸線Lに沿って上下方向に延びている。接続路106(鉛直流路162)は、中心軸線L上において、第1収容室104の上端に接続されている。したがって、送液管2から送られてくる液体は、接続路106を介して第1収容室104に収容される。
第1収容室104は、その下端が下端開口部141を介して開放されている。この下端開口部141には、第2収容室105が連通している。第2収容室105の形状は特に限定されるものではないが、本実施形態において、第2収容室105は、水平方向の断面が円形状に形成されており、第1収容室104と同一の中心軸線Lに沿って上下方向に延びている。第2収容室105の内径は、第1収容室104の内径よりも大きい。したがって、第1収容室104と第2収容室105との結合部(下端開口部141の周縁部)には、角部により段差が形成されている。
第1ノズル部材11は、第2収容室105側から第1収容室104内に挿入され、下端開口部141に取り付けられる。第1ノズル部材11は、円筒部111と、当該円筒部111の一端部(下端部)を閉塞する頭部112とが一体的に形成された構成を有している。円筒部111の外周面には、ねじ山(図示せず)が形成されている。当該ねじ山を下端開口部141に形成されたねじ溝(図示せず)にねじ込むようにして、第1ノズル部材11を下端開口部141に取り付けることができる。
頭部112は、円筒部111よりも大きい外径を有しており、第1ノズル部材11を下端開口部141に取り付けた状態では、第1収容室104と第2収容室105との結合部(下端開口部141の周縁部)に形成された段差に頭部112が当接する。ただし、第1ノズル部材11は、ねじ込み式のものに限らず、嵌め込み式などの他の形状を有するものであってもよい。
第1ノズル部材11の頭部112には、複数の***(第1***)113が形成されている。各***113は、頭部112を貫通しており、当該***113を介して第1収容室104と第2収容室105とが連通される。各***113は、中心軸線Lに対して平行に延びており、例えば、その内径は0.5~1.5mm、より好ましくは1mm程度である。***113の数は、例えば3~10個程度であり、本実施形態では5個の***113が互いに等間隔で形成されている。
各***113は、第1収容室104内の液体を放出させるためのものである。すなわち、送液管2からヘッド本体10内に流入する液体は、第1収容室104に収容された後、第1ノズル部材11の各***113から圧力がかかった状態で第2収容室105内に放出される。このとき、各***113から放出される液体は、ミスト状であってもよい。第2収容室105は、その下端が出口開口部102を介してヘッド本体10の外部に開放されている。
第2ノズル部材12は、ヘッド本体10の外側から第2収容室105内に挿入され、出口開口部102に取り付けられる。第2ノズル部材12は、円板状の部材であり、その外周面にねじ山(図示せず)が形成されている。当該ねじ山を出口開口部102に形成されたねじ溝(図示せず)にねじ込むようにして、第2ノズル部材12を出口開口部102に取り付けることができる。ただし、第2ノズル部材12は、ねじ込み式のものに限らず、嵌め込み式などの他の形状を有するものであってもよい。
第2ノズル部材12を出口開口部102に取り付けた状態では、第2ノズル部材12の上面121が、第2収容室105の内周面に形成された段差面151に当接する。この状態では、第2ノズル部材12の下面122が、ヘッド本体10の下端縁(出口開口部102の周縁部)よりも第2収容室105側(上側)に位置している。これにより、ヘッド本体10内には、出口開口部102における第2ノズル部材12よりも外側(下側)の部分に、空間Sが形成されている。
第2ノズル部材12には、中央部以外の位置に複数の***(第2***)123が形成されている。各***123は、第2ノズル部材12を貫通しており、当該***123を介して第2収容室105とヘッド本体10の外部とが連通される。各***123は、中心軸線Lに対して平行に延びており、例えば、その内径は0.5~2.5mm、より好ましくは1~2mm程度である。
本実施形態では、図2に示すように、中心軸線Lに対して周方向に複数の***123が円環状に配列されている。具体的には、複数の***123が、中心軸線Lを中心とする同心円上に複数列で配列されている。この例では、複数の***123が3列で配列されており、中心軸線Lに最も近い方から順に、内側***123a、中央***123b、外側***123cの順序で配列されている。すなわち、複数の内側***123aが円環状に等間隔で配列され、その外側に複数の中央***123bが円環状に等間隔で配列され、その外側に複数の外側***123cが円環状に等間隔で配列されている。互いに隣接する内側***123a、中央***123b及び外側***123cは、中心軸線Lに対して径方向に並んでいる。
内側***123a、中央***123b及び外側***123cは、それぞれ同一の内径を有していてもよいし、互いに異なる内径を有していてもよい。内側***123a、中央***123b及び外側***123cが互いに異なる内径を有する場合、例えば、内側***123aの内径よりも中央***123bの内径の方が大きく、中央***123bの内径よりも外側***123cの内径の方が大きくてもよい。
この場合、例えば、内側***123aの内径が0.5~1.5mm、中央***123bの内径が1~2mm、外側***123cの内径が1.5~2.5mmであることが好ましい。また、より好ましくは、例えば、内側***123aの内径が1mm程度、中央***123bの内径が1.5mm程度、外側***123cの内径が2mm程度である。内側***123a、中央***123b及び外側***123cの数は、例えば、それぞれ10~30個であり、より好ましくは15~25個であり、さらに好ましくは20個程度である。
各***123は、第2収容室105内の液体を放出させるためのものである。すなわち、第1収容室104から第1ノズル部材11の各***113を介して第2収容室105内に放出される液体は、第2収容室105から第2ノズル部材12の各***123を介してヘッド本体10の外部に放出される。
第1ノズル部材11の複数の***113から放出される液体の流量と、第2ノズル部材12の各***123から放出される液体の流量は同じであり、例えば0.5~5L/min、好ましくは1L/min程度である。ただし、第2ノズル部材12の複数の***123は、第1ノズル部材11の複数の***113よりも数が多く、かつ、各***123の内径は各***113の内径以上である。そのため、第2収容室105内に収容される液体は、第1ノズル部材11の各***113から放出される速度よりも遅い速度で、第2ノズル部材12の各***123から放出される。
第2ノズル部材12の上面121(第2収容室105側の面)には、凸部124が形成されている。凸部124は、第1ノズル部材11に対向しており、第1ノズル部材11側に向かって突出している。これにより、凸部124は、第1ノズル部材11に形成された各***113に対向する位置に設けられている。したがって、第1収容室104内から各***113を介して放出される液体は、第2ノズル部材12に形成された凸部124に衝突し、第2収容室105内に飛散する。
凸部124の形状は特に限定されるものではないが、本実施形態において、凸部124は円錐状に形成されている。凸部124の頂点は、中心軸線L上に位置し、第1ノズル部材11に近接している。したがって、各***113には、円錐状の凸部124のテーパ面が対向しており、当該テーパ面に衝突した液体は、中心軸線Lから遠ざかる方向に飛散することとなる。ただし、凸部124の形状は、頂点が尖った形状に限らず、例えば球面状などの他の形状であってもよい。
図3は、図1のシャワーヘッド1を用いて対象物を洗浄する際の態様を示した概略断面図である。
液体に気泡が含まれている場合、第1ノズル部材11の各***113から第2収容室105内に放出される液体が第2ノズル部材12の凸部124に衝突することにより、当該液体中の気泡が粉砕され、図3に示すように、より細かい気泡となって第2収容室105内に滞留する。すなわち、第2収容室105は、液体中の気泡を滞留させるための空間として機能する。第2収容室105内に滞留する気泡は、ナノバブル又はマイクロバブルといった微細な気泡である。
なお、送液管2からシャワーヘッド1に送られてくる液体に気泡が含まれていない場合であっても、第1収容室104内で液体が壁面(第1ノズル部材11又は第1収容室104の内壁面など)に衝突することにより気泡が発生する。したがって、第1ノズル部材11の各***113から第2収容室105内に放出される液体には気泡が含まれており、当該気泡が第2収容室105内でさらに細かい気泡となって滞留することとなる。
このシャワーヘッド1を使用して対象物Wを洗浄する際には、図3に示すように、シャワーヘッド1を対象物Wに当接又は近接させた状態で使用する。図3では、対象物Wにシャワーヘッド1が当接している。具体的には、シャワーヘッド1の第2ノズル部材12の下面122が対象物W(例えば人の頭)に当接している。
ただし、第2ノズル部材12の下面122ではなく、例えばヘッド本体10の下端縁(出口開口部102の周縁部)を対象物Wに当接させた状態で、シャワーヘッド1を使用してもよい。また、シャワーヘッド1を対象物Wに当接しない程度に近接させた状態で使用してもよい。この場合、シャワーヘッド1と対象物Wとの間には、例えば、10mm以下、より好ましくは5mm以下、さらに好ましくは3mm以下の隙間が形成されていてもよい。
本実施形態では、第2ノズル部材12の各***123から放出される液体の速度が遅く、当該液体の打撃による洗浄力は低いが、第1収容室104内から***113を介して放出される液体中の気泡が第2収容室105内で滞留することにより、第2収容室105内の液体中の溶存酸素量が増加する。その結果、第2収容室105内の液体が対象物Wに接触したときの液体中の気泡による洗浄力を向上することができる。
特に、本実施形態では、第2収容室105内に液体を収容し、当該液体中の気泡を滞留させたうえで、当該液体を第2ノズル部材12の各***123から放出させることができる。これにより、各***123から放出される溶存酸素量が多い液体を用いて、高い洗浄力で対象物Wを洗浄することができる。
また、本実施形態では、第1収容室104内から各***113を介して放出される液体が、第2ノズル部材12に形成された凸部124に衝突することにより、当該液体中の気泡が粉砕され、より細かい気泡となって第2収容室105内で滞留する。これにより、第2収容室105内の液体中の溶存酸素量をさらに増加させることができるため、より高い洗浄力で対象物Wを洗浄することができる。
さらに、本実施形態では、シャワーヘッド1を対象物Wに当接又は近接させて使用するだけで、液体中の気泡による洗浄力を容易に向上することができる。シャワーヘッド1を対象物Wに当接又は近接させた場合、第2収容室105内の圧力が高まり、第2ノズル部材12の各***123から放出される液体の速度が速くなるため、さらに洗浄力を向上することができる。
2.第2実施形態
図4は、本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッド100の構成例を示した概略断面図である。図5は、図4のシャワーヘッド100を用いて対象物を洗浄する際の態様を示した概略断面図である。
第2実施形態に係るシャワーヘッド100は、第1実施形態に係るシャワーヘッド100とは異なり、第2ノズル部材12を備えていない。その点を除けば、第2実施形態に係るシャワーヘッド100は、第1実施形態に係るシャワーヘッド1と同様の構成を有しているため、同様の構成については、図に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
シャワーヘッド100には、第2ノズル部材12が備えられていないため、第2収容室105は出口開口部102を介して開放されている。したがって、対象物Wがない状態では、第1収容室104内から第1ノズル部材11の各***113を介して放出される液体が、そのまま出口開口部102からヘッド本体10の外部に放出される。
しかし、本実施形態では、シャワーヘッド100が対象物Wに当接又は近接した状態で使用される。すなわち、図5に示すように、シャワーヘッド100の出口開口部102に対象物Wを当接又は近接させることにより、第1ノズル部材11の各***113から放出される液体を第2収容室105内に収容可能となる。
図5では、対象物Wにシャワーヘッド100が当接している。具体的には、ヘッド本体10の下端縁(出口開口部102の周縁部)が対象物Wに当接している。ただし、シャワーヘッド100を対象物Wに当接しない程度に近接させた状態で使用してもよい。この場合、シャワーヘッド100と対象物Wとの間には、例えば、10mm以下、より好ましくは5mm以下、さらに好ましくは3mm以下の隙間が形成されていてもよい。
本実施形態では、出口開口部102に対象物Wを当接又は近接させることにより、第2収容室105内に液体を収容し、当該液体中の気泡を滞留させることができる。したがって、シャワーヘッド100を対象物Wに当接又は近接させて使用するだけで、液体中の気泡による洗浄力を容易に向上することができる。
1,100 シャワーヘッド
2 送液管
10 ヘッド本体
11 第1ノズル部材
12 第2ノズル部材
101 入口開口部
102 出口開口部
103 流路
104 第1収容室
105 第2収容室
106 接続路
113 ***(第1***)
123 ***(第2***)
124 凸部

Claims (2)

  1. 送液管に接続され、前記送液管から送られてくる液体を対象物に向けて放出するためのシャワーヘッドであって、
    前記送液管から送られてくる液体が収容される第1収容室と、
    前記第1収容室内の液体を放出させるための複数の第1***が形成された第1ノズル部材と、
    前記第1***から放出される液体を収容して、当該液体中の気泡を滞留させるための第2収容室と
    前記第2収容室内の液体を放出させるための複数の第2***が形成された第2ノズル部材とを備え
    前記第2ノズル部材における前記第2収容室側の面には、前記第1***に対向する位置に凸部が形成されている、シャワーヘッド。
  2. 請求項に記載のシャワーヘッドを用いた洗浄方法であって、
    前記シャワーヘッドを前記対象物に当接又は近接させた状態で使用する、洗浄方法。

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JP2000107063A (ja) 1998-10-08 2000-04-18 Hiroyuki Ebara シャワー装置
JP2007326082A (ja) 2006-06-09 2007-12-20 Takara Belmont Co Ltd シャワーヘッド

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