JP7233078B2 - 薬剤収納ケース及び薬剤収納ケース連結体 - Google Patents

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Description

本発明は、薬局で個人別の容器に薬を入れた状態で運搬でき、そのまま病院や施設の与薬棚の引き出しとして使用できる薬剤収納ケース連結体及びその一部品である薬剤収納ケースに関する。
従来、薬の管理方法としては、薬局から病院や施設へ複数人数分の薬をまとめて運び、病院や施設において、個人別の引き出しに、朝、昼、夕、寝る前等のタイミング別に薬剤収納ケースを入れ直すという作業を行っていた。
薬局や病院で使用される薬剤収納ケースには、種々のものが提案されている。例えば、特開2012-76810号公報には、前壁部、一対の側壁部、底壁部、後壁部を有して上部が開口された筐体状の薬剤ケースにおいて、後部に大収納部、前部に小収納部を形成するように仕切り板で仕切るように構成された薬剤ケースであって、前記前壁部と前記小収納部との間に、薬剤の情報を伝達する表示部が配設されていることを特徴とする薬剤ケースが開示されている。この薬剤ケース(薬剤収納ケース)によれば、薬剤ケースに収納された薬剤に関する情報を確実に伝達して、間違った薬剤を取り出す虞のないように形成された薬剤ケースを提供できる。
また、実用新案登録第3202361号公報には、前壁、後壁、一対の側壁、底壁を有し、上方が開口した薬剤収容部を備え、前記薬剤収容部は、前方に位置して前後寸法が相対的に小さい小収容部と、後方に位置して前後寸法が相対的に大きい大収容部と、を有し、前記小収容部は、前記底壁から上方に突出した突出部を有する薬剤ケースが開示されている。この薬剤ケースによれば、薬剤収容部の収容物、特に端数包装体を取り出し易い。このような従来の薬剤ケースは、いずれも、薬局と病院のいずれか施設でのオペレーションのための使用であった。
特開2012-76810号公報 実用新案登録第3202361号公報
しかしながら、従来のような薬の管理方法は、薬局と病院の両方でオペレーションが必要となり、作業の効率化の点で問題となっている。従って、薬局で個人別の容器に薬を入れた状態で運搬でき、そのまま病院や施設の与薬棚の引き出しとして使用できる薬剤収納ケースであれば、患者に与薬する施設や病院でのオペレーションは確認のみとなり、施設や病院での仕事の効率化が図れて都合がよい。
すなわち、本発明の目的は、薬局で個人別の容器に薬を入れた状態で運搬でき、そのまま病院や施設の与薬棚の引き出しとして使用できる薬剤収納ケースを提供することにある。
従って、本発明は、上記課題を解決するものであり、底板、左右側板及び前後側板を備える上方開口の薬剤収納ケースであって、該左右側板の上部内側に形成される前後方向に延びる係止溝レールと、該左右側板の下端に形成される前後方向に延びる係止突起レールと、を有し、該係止溝レールは、前後方向に延びる外縦板と、該外縦板からm寸法離れた内側で、該外縦板の高さより低い高さの内縦板とで形成される縦溝と、該内縦板の上端からn寸法上方に離れて該外縦板の内側面から内側方向に延びる小横板と、該内縦板の上端とで形成される横溝との逆さL字断面の二重溝であり、該係止突起レールは、該二重溝に嵌る突起形状であり、該係止溝レールには、他の薬剤収納ケースの係止突起レールが前後方向にスライド自在に嵌り、該係止突起レールには、他の薬剤収納ケースの係止溝レールが前後方向にスライド自在に嵌ることを特徴とする薬剤収納ケースを提供するものである。
また、本発明は、該小横板は、前後方向に不連続で部分的に形成され、該内縦板は、部分的に形成された小横板の対応する位置において切り欠かれていることを特徴とする前記薬剤収納ケースを提供するものである。
また、本発明は、該係止突起レールは、正面視で、左右側板の下端が外側へ直角に屈曲し、更に下方に直角に屈曲する逆L字形状であることを特徴とする前記薬剤収納ケースを提供するものである。
また、本発明は、前記薬剤収納ケースの複数個と、
板状の蓋部材と、を備え、
上下に隣接する2つの薬剤収納ケースは、下方の薬剤収納ケースの係止溝レールと上方の薬剤収納ケースの係止突起レールが係止して積層連結され、
該蓋部材は、最上位の薬剤収納ケースの横溝に嵌り、該上方開口を閉じるように付設されることを特徴とする薬剤収納ケース連結体を提供するものである。
また、本発明は、該蓋部材は、上面に把持部を備え、運搬可能としたことを特徴とする前記薬剤収納ケース連結体を提供するものである。
本発明によれば、複数個の薬剤収納ケースを積層状態で連結できるため、薬局で個人別の容器に薬を入れた状態で運搬でき、そのまま病院や施設の与薬棚の引き出しとして使用できる。このため、患者に与薬する施設や病院でのオペレーションは確認のみとなり、施設や病院での仕事の効率化が図れる。
本発明の実施の形態における薬剤収納ケースの斜視図である。 図1のX-X線に沿って見た断面図である。 図2の符号X1部分の拡大図である。 図2の符号X2部分の拡大図である。 本発明の実施の形態における薬剤収納ケース連結体の斜視図である。 図5の薬剤収納ケース連結体の側面図である。 図5の薬剤収納ケース連結体の蓋部材を外した斜視図である。 図5の薬剤収納ケース連結体の蓋部材をスライドさせた斜視図である。 連結された薬剤収納ケースにおけるスライド状態を説明する図である。 連結された薬剤収納ケースにおけるスライド状態を説明する他の図である。 2つの薬剤収納ケースが連結された側面図である。 図11において左右方向の中心で上下方向に切断した横断面図である。 図5の薬剤収納ケース連結体において左右方向の中心で上下方向に切断した横断面図である。 図3のX3-X3線に沿って見た断面図である。 図1の薬剤収納ケースが収納される収納棚の斜視図である。 図15の収納棚から一つの薬剤収納ケースが引き出される状態を説明する図である。 図16のX4-X4線に沿って見た断面図である。
次に、本発明の実施の形態における薬剤収納ケースを図1~4を参照して説明する。本明細書中、正面は、収納棚に設置された状態で、作業者側(薬剤収納ケース引き出し方向側)を言う。薬剤収納ケース10は、底板3e、右側板3c、左側板3d、前側板3a、後側板3bを備える上方開口の前後方向に長いケース状である。これにより、紙等でパッキングされた患者A用の薬剤を収納できる。
薬剤収納ケース10において、左右側板の上部内側には、前後方向に延びる係止溝レール4が形成されている。係止溝レール4は、他の薬剤収納ケース10の係止突起レール5が前後方向にスライド自在に嵌り、上下2つの薬剤収納ケース10を積層状に連結可能とする。
薬剤収納ケース10において、左右側板3c、3dは、上部において段差構造となっている。すなわち、左右側板3c、3dは上部において外側に直角に屈曲し、更に上方に直角に屈曲することで、段差を形成し、更に内側の側板となった側板が上方に僅かに延びて縦溝48を構成したものである。すなわち、係止溝レール4は、前後方向に延びる外縦板41と、外縦板41からm寸法離れた内側で、外縦板41の高さより低い高さの前後方向に延びる内縦板42とで形成される縦溝48と、内縦板42の上端からn寸法上方に離れて外縦板41の内側面から内側方向に延びる小横板43と、内縦板42の上端とで形成される横溝49との逆さL字断面の二重溝となっている。なお、横溝49は、外側が縦溝48に連続しており、横溝49の溝長さは、内縦板42の厚みとなる。また、外縦板41は、左右側板3c、3dの一部を構成する。
また、小横板43の内側方向へ延びる長さ(突出長さ)は、縦溝48の溝幅寸法mと同じ又はこれより小となっている。これにより、他の(上側の)薬剤収納ケース10が上方に持ち上げられた際、係止突起レール5が小横板43と当接して持ち上げるため、他の(上側の)薬剤収納ケース10は、脱落することなく、連結状態を維持できる。また、横溝49の溝幅(図3中、上下長さ)は、別部材である蓋部材1の厚みより僅かに大の寸法である。これにより、蓋部材1は、横溝49にスライド自在に嵌合でき、更に嵌合後は、蓋部材1が持ち上げられても、小横板43がストッパーの役目となり、脱落することなく、連結できる。
係止溝レール4において、小横板43は、前後方向に不連続で部分的(本例では3か所)に形成され、内縦板42は、部分的に形成された小横板43の対応する位置において切り欠かれている。係止溝レール4は、このように部分的に配置することで、他の薬剤収納ケースのスライドによる連結や、蓋部材のスライドによる連結を円滑にできる。また、蓋部材1の対応する位置と避ける位置に、抜け用の切り欠きを設ければ、蓋部材1をスライドして引き抜くことなく、スライド途中で外すことができる。
薬剤収納ケース10において、左右側板3c、3dの下端には、前後方向に延びる係止突起レール5が形成されている。係止突起レール5は、係止溝レール4の二重溝に嵌る突起形状であり、具体的には、正面視で、左右側板の下端が外側へ直角に屈曲し、更に下方に直角に屈曲する逆L字形状である。係止突起レール5は、前後方向に連続して形成されるものであるが、図1に示すように、後部の一部に切り欠き部59を有していてもよい。切り欠き部59は、収納棚31に収納され、引き出す際、収納棚31の底板311の前端312に係止して、作業を円滑にする。
左右側板3c、3dの内側の面には、前後方向に所定のピッチで縦方向に延びる多数の仕切り板用の突起6が形成されている。左右で且つ前後に隣接する突起6間に仕切り板を取り付け、且つ仕切り板に表示プレートを貼付すれば、仕切り板間の薬剤の情報が明確となる。例えば、仕切り板を3つ使用し、薬剤収納ケース10内を4つに区画すれば、後方から前方に向けて、寝る前、夕、昼、朝用の薬剤を入れる区画となる。
左右側板3c、3dの前部と後部には、左右連結用の係止孔21a、21bが形成されている。前部の係止孔21aは、中央の支柱を挟んだ両側に縦方向に延びるスリットを形成したものであり、後部の係止孔21bは、後側板3bに接して縦方向に延びるスリットを形成したものである。係止孔21a、21bには、可撓性の両腕部を有する連結用パーツ(不図示)の一方の腕部が差し込まれる。
薬剤収納ケース10において、後側板3bの高さは、左右側板と同じであってもよく、本例のように、左右側板より少し高いものであってもよい。後側板3bにおいて、左右側板より上方に突出する部分は、収納棚31の天板313の裏面の前方に垂下状のストッパー314に係止するため、薬剤収納ケース10が前方へ引き出される際、脱落するのを防止する。
薬剤収納ケース10において、前側板3aの高さは、中央の突起8を除き、縦溝48の溝底と同じである。これにより、他の薬剤収納ケース10を前方から後方へ水平姿勢を維持してスライド自在に連結することができる。前側板3aの上部の中央には、上方に連結された薬剤収納ケース10が前方へ脱落するのを防止するロック片7を形成している。ロック片7は、前側板3aの上部において、両側にスリットに入った内側部を薄肉とすることで、可撓性を持たせ、更に、薄肉部と連続し、前側板3aの両側の上端面から上方に少し延びる起立状の小突起8を形成したものである。2つの薬剤収納ケース10が上下に連結している場合、ロック片7の小突起8が上の薬剤収納ケース10の前側板3aより前方に位置しており、前方へスライド移動することを規制(ロック)している。一方、ロック片7を指で押し込めば、ロック片7が押し込み方向に撓み、小突起8が上の薬剤収納ケース10より下方に倒伏するため、薬剤収納ケース10の前方へのスライド移動が可能となり、両者の連結を解除することができる。
薬剤収納ケース10において、前側板3aの前面には、例えば、薬剤を使用する患者の名前などが書かれた表示板を収納する表示部9が形成されている。これにより、薬剤収納ケース10がどの患者用のものであるかが明確となる。
次に、薬剤収納ケース連結体(以下、単に「ケース連結体」とも言う。)について、図5~図14を参照して説明する。図5~図14において、図1~図4と同一構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。ケース連結体20は、薬剤収納ケース10の複数個と、上面に把持部12を備える板状の蓋部材1と、を備え、上下に隣接する2つの薬剤収納ケース10a、10bは、下方の薬剤収納ケース10bの係止溝レール4と上方の薬剤収納ケース10aの係止突起レール5が係止して積層連結され、蓋部材1は、上の薬剤収納ケース10aの横溝49に嵌り、上方開口を閉じるように付設され、持ち運び可能である(図5及び図6)。ケース連結体20は、2つの薬剤収納ケース10、10の連結に限定されず、3つ以上の薬剤収納ケース10を上下方向に連結することができる。
蓋部材1は、板状体であり、薬剤収納ケース10の上方開口を閉じ、係止溝レール4の横溝49にスライド自在となる寸法形状である。また、板状体の左右端部には、前後方向の所定のピッチで、2つ、左右で4つの切り欠き部13が形成されている。切り欠き部13の大きさは、部分的に形成されている係止溝レール4の大きさよりやや大である。また、切り欠き部13は、蓋部材1が薬剤収納ケース10に取り付けられた状態において、係止溝レール4に対応しない位置である。これにより、蓋部材1が薬剤収納ケース10に取り付けられた状態において、蓋部材1は、係止溝レール4の小横板43に当たり、外れることはなく、蓋部材1を外す際、部分的な係止溝レール4に対応する位置にくることで、蓋部材1を引き上げることで、係止を解除できる。
次に、ケース連結体20の組付け方法の一例について説明する。2つの薬剤収納ケース10、10及び蓋部材1を準備する。例えば、一方の薬剤収納ケース10には、患者A用の1日の薬剤が朝、昼、夕、寝る前の4回分が収納されている。また、他方の薬剤収納ケース10には、患者B用の1日の薬剤が朝、昼、夕、寝る前の4回分が収納されている。この薬剤の患者毎のオペレーションは、薬局で行われる。次に、2つの薬剤収納ケース10、10が上下近接位置となるよう上方の薬剤収納ケース10aを前方位置で保持し、下方の薬剤収納ケース10bの前側板3aの上面に、上方の薬剤収納ケース10aの後側板3bの下端を載せ、上下位置を決定する。この状態から、上方の薬剤収納ケース10aを下方の薬剤収納ケース10bに対して、後方側へスライド移動させる。この際、上方の薬剤収納ケース10aの係止突起レール5と、下方の薬剤収納ケース10bの係止溝レール4は係止しながら、両者は連結される。上方の薬剤収納ケース10aの後側板3bの下部が、下方の薬剤収納ケース10bの後側板3bの上部に当接することで、両者の連結は完了する。この際、下方の薬剤収納ケース10bの前側板3aのロック片7の小突起8は、上方の薬剤収納ケース10aの前側板3aの前方に位置している(図9~図12)。これにより、上方の薬剤収納ケース10aが下方の薬剤収納ケース10bから前方側に移動して外れることがなくなる。
次に、連結された2つの薬剤収納ケース10、10の上方の薬剤収納ケース10に蓋部材1を取り付ける。蓋部材1は、上方の薬剤収納ケース10の横溝49に、前方から後方に向けて、係止しつつスライドする。蓋部材1の後端が、上方の薬剤収納ケース10の後側板3aに当たることで、蓋部材1の取り付けは完了する。この際、蓋部材1の切り欠き部13は、係止溝レール4の対応する位置に来ておらず、また、蓋部材1の上面の左右縁部が、小横板43に当たっており、蓋部材1が外れることはない。そして、把持部12を把持して持ち上げれば、ケース連結体20を持ち上げることができる。
ケース連結体20は、把持部12を把持し、手で運搬することができる。病院などの施設に運搬されたケース連結体20は、連結が解除される。ケース連結体20から蓋部材1を外す方法は、組付けの際の逆の方法で行えばよい。本例の場合、蓋部材1の切り欠き部13を、係止溝レール4と対応する位置までスライドさせ、蓋部材1の切り欠き部13と、係止溝レール4を一致させ、蓋部材1を引き上げればよい。2つの薬剤収納ケース10の取り外しは、組付けの逆の方法であり、上方の薬剤収納ケース10aを下方の薬剤収納ケース10bに対して、前方側へスライド移動させて、外せばよい。
次に、薬剤収納ケース10を収納棚31に収納及び引き出す方法を図15~図17を参照して説明する。図15~図17において、図1~図4と同一構成要素には、同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について、主に説明する。収納棚31は、左右側板、天板、底板、後側板からなる前方開口の箱状体であり、薬剤収納ケース10を横並びで、4つ収納することができる。収納棚31において、底板311から天板313までの高さ、すなわち、天井高さは、薬剤収納ケース10の左右側板を含めた外縦板41の高さより高い。また、天板313の収納側の面で、且つ前部には、天板313から下方に垂下するストッパー314が付設されている。底板311からストッパー314までの高さは、薬剤収納ケース10の左右側板を含めた外縦板41の高さより高く、後側板3bの高さより低い。これにより、薬剤収納ケース10を収納棚31に収納する際、ストッパー314は邪魔にはならず、薬剤収納ケース10を収納棚31から引き出す際、後側板3bがストッパー314に当たり、前方への脱落を防止する。
収納棚31に、薬剤収納ケース10を収納するには、薬剤収納ケース10を後方に向けてやや下り傾斜状の姿勢とし、収納棚31の入口に差し入れる。この際、薬剤収納ケース10の後側板3bが、ストッパー314の後方に入るように、差し入れる。その後、薬剤収納ケース10を後方へ押し込むことで、収納できる。このように、順次、薬剤収納ケース10を収納棚31に収納していく。収納棚31は、更に大きな収納能力を有するコンテナーなどに収納される。
次に、収納棚31から薬剤収納ケース10を引き出し、患者に与薬する方法について説明する。先ず、薬剤収納ケース10の前側板3aの表示部9の厚み部を把持し、薬剤収納ケース10を前方に引き出す。ほぼ完全に引き出された状態において、後側板3bの上方縁部がストッパー314に当たる。この状態において、薬剤収納ケース10から手を外しても、薬剤収納ケース10は、収納棚31から脱落することはない。また、係止突起レール5の後部に形成された切り欠き部59の前方の内壁は、収納棚31の底板の先端角に当たるため、薬剤収納ケース10が後方に移動することもない(図17)。この状態において、患者に与薬する薬剤を取り出す作業ができる。作業が終了すれば、薬剤収納ケース10の前端を上方に少し持ち上げ、水平状態に保持して、後方に押し出し、収納棚31への収納を完了する。
本発明は、上記実施の形態例に限定されず、種々の変形を採ることができる。例えば、係止溝レールは、不連続の部分的なものに限定されず、連続した溝レールであってもよい。また、蓋部材1の切り欠き部13の設置は省略できる。また、蓋部材1の把持部12は設置を省略できる。この場合、ケース連結体をゴムバンドなどで固定し、これにハンドルなどの把持部を設置し、運搬可能としてもよい。また、小横板43の内側方向へ延びる長さ(突出長さ)は、縦溝48の溝幅寸法mより小又はそれより大であってもよい。小横板43の内側方向へ延びる長さ(突出長さ)は、縦溝48の溝幅寸法mより小であっても、持ち運びの際、上方の係止突起レール5は、下方の小横板43に引っかかっており、上下の連結体が外れることはない。
本発明によれば、複数個の薬剤収納ケースを積層状態で連結できるため、薬局で個人別の容器に薬を入れた状態で運搬でき、そのまま病院や施設の与薬棚の引き出しとして使用できる。このため、薬局から病院への運搬効率が上がり、また、患者に与薬する施設や病院でのオペレーションは確認のみとなり、施設や病院での仕事の効率化が図れる。
1 蓋部材
3e 底板
3c 右側板
3d 左側板
3a 前側板
3b 後側板
4 係止溝レール
5 係止突起レール
6 仕切り用突起
7 ロック片
10 薬剤収納ケース
41 外縦板
42 内縦板
43 小横板
48 縦溝
49 横溝

Claims (5)

  1. 底板、左右側板及び前後側板を備える上方開口の薬剤収納ケースであって、
    該左右側板の上部内側に形成される前後方向に延びる係止溝レールと、
    該左右側板の下端に形成される前後方向に延びる係止突起レールと、を有し、
    該係止溝レールは、前後方向に延びる外縦板と、該外縦板からm寸法離れた内側で、該外縦板の高さより低い高さの内縦板とで形成される縦溝と、該内縦板の上端からn寸法上方に離れて該外縦板の内側面から内側方向に延びる小横板と、該内縦板の上端とで形成される横溝との逆さL字断面の二重溝であり、
    該係止突起レールは、該二重溝に嵌る突起形状であり、
    該係止溝レールには、他の薬剤収納ケースの係止突起レールが前後方向にスライド自在に嵌り、該係止突起レールには、他の薬剤収納ケースの係止溝レールが前後方向にスライド自在に嵌ることを特徴とする薬剤収納ケース。
  2. 該小横板は、前後方向に不連続で部分的に形成され、該内縦板は、部分的に形成された小横板の対応する位置において切り欠かれていることを特徴とする請求項1又は2記載の薬剤収納ケース。
  3. 該係止突起レールは、正面視で、左右側板の下端が外側へ直角に屈曲し、更に下方に直角に屈曲する逆L字形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤収納ケース。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の薬剤収納ケースの複数個と、
    板状の蓋部材と、を備え、
    上下に隣接する2つの薬剤収納ケースは、下方の薬剤収納ケースの係止溝レールと上方の薬剤収納ケースの係止突起レールが係止して積層連結され、
    該蓋部材は、最上位の薬剤収納ケースの横溝に嵌り、該上方開口を閉じるように付設されることを特徴とする薬剤収納ケース連結体。
  5. 該蓋部材は、上面に把持部を備え、運搬可能としたことを特徴とする請求項4の薬剤収納ケース連結体。
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