JP7230463B2 - 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像表示方法、及びプログラム。 - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像表示方法、及びプログラム。 Download PDF

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Description

本発明は、ディスプレイに表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する技術に関する。
近年、複合機において、コピーやスキャンなどのジョブにおける複数の設定(ジョブ条件)の設定値を呼び出すための機能プログラムを事前に登録し、ジョブを実行する際に、事前登録した機能プログラムを実行させるアイコンをディスプレイに表示することで、操作性の高いUI(User Interface)を提供する技術が知られている。
特許文献1は、ジョブの種別を示す画像の前面にジョブ条件を示す画像を重ねたアイコンを表示する。前面に表示されているジョブ条件を示す画像により、利用者は、アイコンを見ただけで、アイコンに対応する機能プログラムに設定されているジョブ条件を把握することができる。
特開2013-8224号公報
特許文献1では、ジョブの種別を示す画像の前面に、機能プログラムで設定されているジョブ条件を全て重ねたアイコンを表示している。このようなアイコンの表示方法では、複数の機能プログラムにおいて登録されているジョブ条件が類似している場合、各機能プログラムに対応するアイコンも類似するものになる。例えば、2つの機能プログラムにおいて、設定可能な複数のジョブ条件のうち一部のジョブ条件だけが異なる場合、2つの機能プログラムに対応するアイコンは、当該一部のジョブ条件を示す画像だけが異なり、他の大部分が同一のアイコンになる。利用者にとって、このような類似する複数のアイコンを見分けることが困難である。
本発明は、上記の問題点を解決するもので、所望する機能プログラムに対応するアイコンを容易に選択可能なUIを有する画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像表示方法、及びプログラムを提供することである。
本発明の一態様の画像処理装置は、表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置であって、ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とを含む機能プログラムを複数記憶するプログラム記憶手段と、複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値それぞれについて、当該設定値を用いて過去に実行されたジョブの実行回数を記憶する実行回数記憶手段と、各設定値でのジョブの実行回数を用いて各ジョブ条件における複数の設定値のバラつきの度合いを計算し、各機能プログラムについて、計算されたバラつきの度合いが小さい順に1以上のジョブ条件を代表ジョブ条件として決定する代表項目決定手段と、各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成する表示画面生成手段と、前記一覧表示画面を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
前記代表項目決定手段は、ジョブ条件毎に、所定の計算式により前記バラつきの度合いを計算してもよい。
前記代表項目決定手段は、ジョブ条件毎に、複数の設定値のうちの2つの設定値の全ての組み合わせについて、ジョブの実行回数の差の平均値を前記バラつきの度合いとして計算してもよい。
前記代表項目決定手段は、各機能プログラムについて、他の機能プログラムの複数のジョブ条件の設定値と前記バラつきの度合いの小さい順番に複数のジョブ条件の設定値を比較することにより、当該機能プログラムと他の機能プログラムと区別する1以上のジョブ条件の設定値を特定し、特定した設定値のジョブ条件を、当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定してもよい。
前記代表項目決定手段は、一の機能プログラムの一のジョブ条件の設定値が他のすべての機能プログラムにおける当該一のジョブ条件の設定値と異なる場合、当該一のジョブ条件及び当該一のジョブ条件よりも前記バラつきの度合いが小さいすべてのジョブ条件を、当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定してもよい。
前記代表項目決定手段は、一の機能プログラムについて、一のジョブ条件よりも前記バラつきの度合いが小さい1以上のジョブ条件の設定値の組み合わせが、他の機能プログラムにおける前記一のジョブ条件よりも前記バラつきの度合いが小さい1以上のジョブ条件の設定値の組み合わせのいずれとも異なる場合には、当該一のジョブ条件は当該機能プログラムの代表ジョブ条件ではないと決定してもよい。
前記代表項目決定手段は、前記バラつきの度合いが所定値よりも小さいジョブ条件を、各機能プログラムの代表ジョブ条件と決定してもよい。
前記実行回数記憶手段は、更に、各機能プログラムに含まれるジョブの種別及びジョブ条件の設定値に従って実行したジョブの実行回数を記憶し、前記代表項目決定手段は、2つの機能プログラムにおいて、前記バラつきの度合いが前記所定値よりも小さいジョブ条件の設定値が全て同じである場合、前記実行回数記憶手段に保持されている当該2つの機能プログラムのジョブの実行回数を比較し、実行回数が少ない方の機能プログラムに対して前記所定値よりも大きい前記バラつきの度合いのジョブ条件の中から前記バラつきの度合いが小さい順に1以上のジョブ条件を更に代表ジョブ条件と決定してもよい。
前記表示画面生成手段は、一の機能プログラムに対して複数のジョブ条件が代表するジョブ条件と決定された場合、当該機能プログラムについて生成したアイコン内で、前記バラつきの度合いが小さいジョブ条件の設定値画像を前記バラつきの度合いが大きいジョブ条件の設定値画像よりも前面に配置してもよい。
前記表示画面生成手段は、一の機能プログラムに対して複数のジョブ条件が代表するジョブ条件と決定された場合、当該機能プログラムについて生成したアイコン内で、前記バラつきの度合いが小さいジョブ条件の設定値画像について、当該ジョブ条件よりも前記バラつきの度合いが大きいジョブ条件の設定値画像よりも大きい設定値画像を生成してもよい。
ジョブの種別を特定するユーザー操作を検出するユーザー操作検出手段と、検出したユーザー操作によって特定されるジョブの種別と同一のジョブの種別の機能プログラムを前記プログラム記憶手段で記憶されている複数の機能プログラムから選択するプログラム選択手段と、を更に備え、前記表示画面生成手段は、前記プログラム選択手段の選択した機能プログラムについて生成されたアイコンを含む前記一覧表示画面を生成してもよい。
前記ユーザー操作検出手段は、ユーザーによる操作画面上のジョブの種別を選択する操作を検出し、前記プログラム選択手段は、ユーザーにより選択されたジョブの種別と同一のジョブの種別の機能プログラムを前記プログラム記憶手段で記憶されている複数の機能プログラムから選択してもよい。
本発明の一態様の画像読取装置は、上記画像処理装置を備え、前記ジョブの種別は、原稿面を読み取って画像データを生成するスキャンジョブを含み、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段を更に備え、前記ユーザー操作検出手段は、前記画像読取手段に原稿がセットされたことを検出するセンサーであり、前記プログラム選択手段は、前記センサーが前記画像読取手段に原稿がセットされたこと検出した場合に、前記プログラム記憶手段で記憶されている複数の機能プログラムからジョブの種別が前記スキャンジョブである機能プログラムを選択してもよい。
本発明の一態様の画像形成装置は、上記画像処理装置を備え、前記ジョブの種別は、原稿面を読み取って画像を生成し、生成した画像をシートに形成するコピージョブが含まれ、シートを収容する収容トレイを更に備え、前記ユーザー操作検出手段は、前記収容トレイの開閉動作を検出するセンサーであり、前記プログラム選択手段は、前記センサーが前記収容トレイの開閉動作を検出した場合に、前記プログラム記憶手段で記憶されている複数の機能プログラムからジョブの種別が前記コピージョブである機能プログラムを選択してもよい。
前記一覧表示画面は、第1領域と第2領域とから構成され、前記表示画面生成手段は、前記プログラム選択手段に選択された機能プログラムに対応するアイコンを前記第1領域に表示し、他の機能プログラムに対応するアイコンを前記第2領域に表示してもよい。
前記表示画面生成手段は、前記一覧表示画面内の、前記プログラム選択手段が選択した機能プログラムに対応するアイコンに対して強調表示する画像処理をしてもよい。
前記表示画面生成手段は、前記一覧表示画面内の、前記プログラム選択手段が選択した機能プログラム以外の機能プログラムに対応するアイコンに対して視認性を低下させる画像処理をしてもよい。

ジョブが実行された際に、実行されたジョブに設定されていた複数のジョブ条件の設定値を履歴情報として記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段で記憶されているすべての履歴情報を参照して前記複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値のジョブの実行回数をカウントし、前記実行回数記憶手段に格納する計数手段と、を更に備えてもよい。
ジョブが実行された際に、ジョブが実行された時刻と実行されたジョブに設定されていた複数のジョブ条件の設定値とを履歴情報として記憶する履歴記憶手段と、前記履歴記憶手段で記憶されている履歴情報のうち現時点から過去の一定期間の履歴情報を参照して前記複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値のジョブの実行回数をカウントし、前記実行回数記憶手段に格納する計数手段と、を更に備えてもよい。
前記画像処理装置を操作するユーザーを識別するユーザー識別手段を更に備え、前記実行回数記憶手段は、前記画像処理装置を操作するユーザー毎に、前記複数のジョブ条件それぞれの設定値毎のジョブの実行回数を保持し、前記代表項目決定手段は、前記画像処理装置を操作するユーザー毎に、前記複数のジョブ条件それぞれの前記バラつきの度合いを計算してもよい。
本開示の一態様の画像表示方法は、表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置において用いられる画像表示方法であって、ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とを含む機能プログラムを複数記憶するステップと、複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値それぞれについて、当該設定値を用いて過去に実行されたジョブの実行回数を記憶するステップと、各設定値でのジョブの実行回数を用いて各ジョブ条件における複数の設定値のバラつきの度合いを計算し、各機能プログラムについて、計算されたバラつきの度合いが小さい順に1以上のジョブ条件を代表ジョブ条件として決定するステップと、各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成するステップと、前記一覧表示画面を表示するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の一態様のコンピュータープログラムは、表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置において用いられる画像表示用のコンピュータープログラムであって、ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とを含む機能プログラムを複数記憶するステップと、複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値それぞれについて、当該設定値を用いて過去に実行されたジョブの実行回数を記憶するステップと、各設定値でのジョブの実行回数を用いて各ジョブ条件における複数の設定値のバラつきの度合いを計算し、各機能プログラムについて、計算されたバラつきの度合いが小さい順に1以上のジョブ条件を代表ジョブ条件として決定するステップと、各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成するステップと、前記一覧表示画面を表示するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明の一態様の画像処理装置は、表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置であって、ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とによって定義された機能プログラムを複数記憶するプログラム記憶手段と、複数のジョブ条件それぞれの優先度を記憶する優先度記憶手段と、各機能プログラムについて、他の機能プログラムと優先度の高い順番に各ジョブ条件の設定値を比較することにより、他の機能プログラムと区別する1以上のジョブ条件を特定し、特定したジョブ条件を当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定する代表項目決定手段と、各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成する表示画面生成手段と、前記一覧表示画面を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様の画像表示方法は、表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置において用いられる画像表示方法であって、ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とによって定義された機能プログラムを複数記憶するステップと、複数のジョブ条件それぞれの優先度を記憶するステップと、各機能プログラムについて、他の機能プログラムと優先度の高い順番に各ジョブ条件の設定値を比較することにより、他の機能プログラムと区別する1以上のジョブ条件を特定し、特定したジョブ条件を当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定するステップと、各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成するステップと、前記一覧表示画面を表示するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の一態様のコンピュータープログラムは、表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置において用いられる画像表示用のコンピュータープログラムであって、コンピューターである画像処理装置に、ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とによって定義された機能プログラムを複数記憶するステップと、複数のジョブ条件それぞれの優先度を記憶するステップと、各機能プログラムについて、他の機能プログラムと優先度の高い順番に各ジョブ条件の設定値を比較することにより、他の機能プログラムと区別する1以上のジョブ条件を特定し、特定したジョブ条件を当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定するステップと、各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成するステップと、前記一覧表示画面を表示するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明の画像処理装置は、各設定値の実行回数のバラつきの小さい順に一以上のジョブ条件を代表ジョブ条件と決定し、その設定値を示す設定値画像をアイコン内に配する。この構成により、利用者の使用環境において、利用者が所望する機能プログラムと他の機能プログラムとを区別する上で有用な情報になるジョブ条件の設定値をアイコン内に表示することができる。例えば、ある使用環境において両面印刷が許可されず、過去に片面印刷しか実行されておらず、画像形成装置等に登録されている複数の機能プログラムにおける両面/片面印刷のジョブ条件の設定値が全て片面印刷に設定されている場合を考える。この場合、各機能プログラムを示すアイコン内に、片面印刷であることを示す画像を表示しても、利用者が所望の機能プログラムと他の機能プログラムとを区別する上では、片面印刷であるという情報は不要な情報にしかならない。一方、ある使用環境において、両面印刷と片面印刷とが同程度に実行されている場合を考える。この場合、各機能プログラムを示すアイコン内に、片面印刷であることを示す画像、または、両面印刷であることを示す画像をアイコン内に表示することは、利用者は、所望する機能プログラムと他の機能プログラムとを区別するうえで有用な情報になると考えられる。本発明の画像処理装置は、利用者が所望する機能プログラムと他の機能プログラムとを区別するうえで有用な情報をアイコン内に表示するので、利用者は所望する機能プログラムに対応するアイコンを容易に選択することができる。
画像形成システム1の概略構成を示す図である。 主制御部100の構成を示すブロック図である。 操作パネル制御部107の機能構成を示すブロック図である。 機能プログラム登録情報テーブル201に登録される機能プログラム登録情報の一例を示す図である。 履歴情報テーブル202に登録される履歴情報の一例を示す図である。 設定値実行回数テーブル204及び機能プログラム実行回数テーブル205に登録される設定値実行回数及び機能プログラム実行回数の一例を示す図である。 優先度情報テーブル207に登録される優先度情報の一例を示す図である。 サジェスト対象プログラムテーブル210に登録されるサジェスト対象プログラムの一例を示す図である。 代表項目情報テーブル212に登録される代表項目情報の一例を示す図である。 ジョブ種別画像テーブル213及び設定値画像テーブル214に登録されているジョブ種別画像及び設定値画像の一例を示す図である。 画像形成システム1の動作の一例を示すフローチャートである。 優先度決定/更新処理の一例を示すフローチャートである。 代表項目決定処理の一例を示すフローチャートである。 サジェスト対象プログラムテーブル210に登録されるサジェスト対象プログラム及び代表項目情報テーブル212に登録される代表項目情報の一例を示す図である。 サジェスト画面生成処理の一例を示すフローチャートである。 サジェスト画面216の一例(サジェスト画面216b)を示す図である。 サジェスト画面216の一例(サジェスト画面216a)を示す図である。 設定確認画面1800の一例を示す図である。 サジェスト画面216の一例(サジェスト画面216c)を示す図である。 サジェスト画面216の一例(サジェスト画面216d)を示す図である。 サジェスト画面216の一例(サジェスト画面216e)を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
1.実施の形態
[1]画像形成システム(画像処理装置)の構成
図1は、画像形成システム1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、電子写真方式により記録シートに画像を形成する画像形成装置10と、オプション装置として、画像形成装置10から出力される画像形成済みの記録シートの束に対して、ステープル綴じやパンチ処理等の後処理を施す後処理装置16とから構成されている。
画像形成装置10は、スキャナー、プリンター及びコピー機の機能を有するタンデム型のカラー複合機(MFP:MultiFunction Peripheral)である。
画像形成装置10は、図1に示すように、筐体底部に、記録シートを収容し、給送する給紙部13が設けられている。給紙部13の上方には、電子写真方式により画像を形成するプリンター部12が設けられている。プリンター部12のさらに上方に、原稿を読み取って画像データを生成するイメージリーダー部11(画像読取手段)及び操作画面を表示し、利用者から入力操作を受け付ける操作パネル19が設けられている。
給紙部13は、サイズの異なる記録シートを収容する給紙カセット60、61、62と、この記録シートを各給紙カセットから搬送路に繰り出すためのピックアップローラー63、64、65と、画像形成システム1の利用者による各給紙カセットの引き出し操作を検出するセンサー71、72、73とから構成されている。各センサーは、対応する給紙カセットの引き出し操作を検出すると、主制御部100にその旨を通知する。
イメージリーダー部11は、自動原稿搬送装置を有している。自動原稿搬送装置は、原稿トレイにセットされた原稿を1枚ずつ原稿ガラス板へ搬送する。イメージリーダー部11は、自動原稿搬送装置によって原稿ガラス板の所定位置に搬送された原稿の画像をスキャナーの移動によって読み取り、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の多値デジタル信号からなる画像データを得る。
イメージリーダー部11には、自動原稿搬送装置の原稿トレイに原稿がセットされたこと検出するセンサー74が設けられている。センサー74は、原稿トレイに原稿がセットされたことを検出すると、その旨を主制御部100に通知する。
イメージリーダー部11で得られた各色成分の画像データは、後述する主制御部100において各種のデータ処理を受け、更にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される。
プリンター部12は、中間転写ベルト21、中間転写ベルト21を張架する駆動ローラー、従動ローラー、バックアップローラー、中間転写ベルト21に対向して中間転写ベルト21の走行方向Xに沿って所定間隔で配置された作像部20Y、20M、20C、20K、排紙部40、定着部50、主制御部100等からなる。
各作像部は、像担持体である感光体ドラム、感光体ドラム表面を露光走査するためのLEDアレイ、帯電チャージャー、現像器、クリーナー及び1次転写ローラーなどからなる。
作像部20Y~20Kのそれぞれにおいて、各感光体ドラムは、帯電チャージャーにより一様に帯電され、LEDアレイにより露光を受け、感光体ドラムの表面に静電潜像が形成される。各静電潜像は、それぞれ各色の現像器により現像され、各感光体ドラムの表面にY~K色のトナー像が形成され、トナー像は、中間転写ベルト21の裏面側に配設された各1次転写ローラーの静電作用により、中間転写ベルト21の表面上に順次転写される。
給紙部13のいずれかの給紙カセットから、作像部20Y~20Kによる作像動作に合わせて、記録シートが給送され、2次転写ローラー22とバックアップローラーとが中間転写ベルト21を挟んで対向する位置(2次転写位置)へと搬送路上を搬送され、2次転写位置で、2次転写ローラー22の静電的作用により、中間転写ベルト21上のY~K色のトナー像が記録シートへ2次転写される。Y~K色のトナー像が2次転写された記録シートは、さらに定着部50まで搬送される。
記録シートの表面のトナー像は、定着部50の加熱ローラー51とこれに圧接された加圧ローラー52との間に形成される定着ニップを通過する際に、加熱及び加圧により、記録シートの表面に融着して定着され、記録シートは、定着部50を通過した後、排紙部40へと送出される。
排紙部40は、定着部50から送り出された記録シートを排紙口42から搬送ユニット15へ送出し、または反転口45でスイッチバックさせる。具体的には、排紙部40は記録シートを排紙口42から送出する場合、切換爪41に先端を上げさせて排紙口42への通路を開き、その記録シートの先端を排紙ローラー43に引き込ませる。これにより、その記録シートが排紙口42から筐体の外へ送り出され、搬送ユニット15に収容される。排紙部40はシートを反転口45でスイッチバックさせる場合、切換爪41に先端を下げさせて反転口45への通路を開き、その記録シートの先端を反転ローラー46に引き込ませる。反転ローラー46はまず正転し、切換爪41に沿って移動してきた記録シートを反転口45から送出して一旦筐体の外に送り出す。この記録シートの後端が反転口45を通過する直前に反転ローラー46は逆転し、その記録シートを反転口45の中へ引き込み、すなわちスイッチバックさせて循環路47へ送る。循環路では複数の搬送ローラーが、反転ローラー46から送出された記録シートを裏返しに搬送経路23へ戻す。その後、記録シートは再び各作像部20へ送られ、裏面にトナー像が形成される。定着部50はこの記録シートに再び熱処理を行い、排紙部40はこの記録シートを今度は搬送ユニット15へ排紙する。
搬送ユニット15では、水平方向に搬送路が形成されており、当該搬送路に沿って列設された複数の搬送ローラー対によって、画像形成済みの記録シートが後処理装置16へと出力される
操作パネル19には、タッチパネルなどで構成される表示部が設けられ、利用者によるタッチ入力を受け付けると共に、利用者によって設定された内容や各種のメッセージを表示する。さらに、操作パネル19には、ジョブの実行を指示するためのボタン31や、ジョブの実行を指示する前にジョブの種別や各ジョブ条件の設定(例えば、原稿の読取面の設定、原稿の向きの設定、印刷面の設定、原稿の綴じ方向の設定、ステープルのOFF又はONの設定、パンチの設定等)などを指定するためのボタン32,33,34,35が設けられている。操作パネル19は、タッチパネルやボタン31-35を介して利用者からからの入力を受け付け、受け付けた内容を主制御部100に通知する。
後処理装置16は、後処理として、複数枚の記録シートにステープル綴じを行うステープル綴じ処理機能や、2穴や4穴のパンチ穴を開けるパンチ処理機能を有し、画像形成装置10からの指示に基づき各処理機能を実行する。
後処理装置16は、図1に示すように、筐体内部において、後処理ユニット18が設けられ、後処理ユニット18の上方に、搬送ユニット15に対向して、搬送路17が設けられている。
後処理装置16は、搬送ユニット15から出力される記録シートに対して、ステープル綴じ処理やパンチ処理等の後処理を実行しない場合は、その記録シートを、搬送路17を搬送させて、第1排出トレイ35に排出させる。
一方、後処理を実行する場合には、搬送ユニット15から出力される記録シートは、搬送路17から分岐して後処理ユニット18に搬送される。後処理ユニット18は、ステープル綴じ処理又はパンチ処理等の後処理を行い、後処理後の記録シートを第2排出トレイ36に排出させる。
[2]主制御部100の構成
主制御部100の構成について説明する。
図2は主制御部の構成を示すブロック図である。
主制御部100は、図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、画像メモリ105、NIC106、操作パネル制御部107、イメージリーダー制御部108、プリンター制御部109、後処理装置制御部110などから構成されている。
操作パネル制御部107は、画像形成システム1の利用場面に応じて様々な操作画面を生成し、生成した操作画面を操作パネル制御部107のタッチパネルに表示させる制御を行う。また、操作パネル制御部107は、利用者の操作パネル19を用いた指示に基づいて、イメージリーダー部11、プリンター部12、後処理装置16を制御する命令を生成し、生成した命令をイメージリーダー制御部108、プリンター制御部109、後処理装置制御部110に送信する。
イメージリーダー制御部108は、操作パネル制御部107からの命令などに基づいてイメージリーダー部11を制御し、原稿の画像の読み取り動作を実行させる。
プリンター制御部109は、操作パネル制御部107からの命令などに基づいて、給紙部13からの給送動作やプリンター部12の作像部20Y~20Kの作像動作などを統一的に制御し、画像形成動作を実行させる。
後処理装置制御部110は、操作パネル制御部107からの命令などに基づいて、後処理装置16を制御し、ステープル綴じやパンチ処理などの後処理を実行させる。
NIC106は、LANなどのネットワークに接続するためのネットワークアダプタであり、外部端末装置からのプリントジョブの受付やクラウドサーバに接続してイメージリーダー部11で読み込んだ画像データを保存する等の通信を制御する。
画像メモリ105は、プリントジョブ等の画像データを一時的に記憶する。
HDD104は、操作パネル19のタッチパネルに表示する画面の基になる画像データや、画像形成システム1が実行した過去のジョブの実行履歴データ等を記憶する。
RAM103は、各種の制御変数及び操作パネルにより設定されたコピー枚数などを一時記憶すると共に、CPU101によるプログラム実行時のワークエリアを提供する。
ROM102には、コピー動作などの各種ジョブを実行させるための制御プログラムなどが格納されている。
CPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、NIC106、操作パネル制御部107、イメージリーダー制御部108、プリンター制御部109、後処理装置制御部110等を制御する。
[3]操作パネル制御部107の機能構成
操作パネル制御部107は、機能的に、図3に示すように、計数手段203、優先度決定手段206、ユーザー操作検出手段208、候補選択手段209、代表項目決定手段211、表示画面生成手段215、表示制御手段217により構成される。
また、HDD104は、機能プログラム登録情報テーブル201、履歴情報テーブル202、ジョブ種別画像テーブル213、設定値画像テーブル214を予め記憶している。また、HDD104は、設定値実行回数テーブル204、機能プログラム実行回数テーブル205、優先度情報テーブル207、サジェスト対象プログラムテーブル210、代表項目情報テーブル212、サジェスト画面216を記憶するための領域を備えている。
計数手段203は、HDD104に記憶されている履歴情報テーブル202に基づいて、設定値実行回数及び機能プログラム実行回数を計算し、設定値実行回数テーブル204、機能プログラム実行回数テーブル205に記憶する。
図5は、HDD104に記憶されている履歴情報テーブル202に記憶される履歴情報202aの一例である。図5に示すように、履歴情報202aは、画像形成システム1において実行された過去のジョブについて、ジョブを実行した時刻、実行したジョブの種別、実行したジョブに設定されていた各ジョブ条件(原稿サイズ、原稿両面/片面、用紙サイズ、用紙両面/片面、集約、パンチ、ステープル)の設定値を記録したものである。
計数手段203は、履歴情報テーブル202を用いて、複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値それぞれのジョブの実行回数(設定値実行回数)を計算する。図6(a)は、計数手段203により計算され、設定値実行回数テーブル204に登録された設定値実行回数の一例である。図6(a)の例では、例えば、ジョブ条件「用紙サイズ」の設定値「A3」で実行されたジョブの回数が「15」であり、ジョブ条件「用紙サイズ」の設定値「A4」で実行されたジョブの回数が「85」であることを示している。
また、計数手段203は、履歴情報テーブル202及び機能プログラム登録情報テーブル201を用いて、画像形成システム1に登録されている複数の機能プログラムそれぞれについて、当該機能プログラムと同一の設定値でのジョブの実行回数(機能プログラム実行回数)を計算する。
図4は、HDD104に記憶されている機能プログラム登録情報テーブル201に登録された機能プログラム登録情報201aの一例である。図4に示すように、機能プログラム登録情報201aは、画像形成システム1に登録されている機能プログラムについて、各機能プログラムを一意に識別する登録番号、機能プログラムを実行することにより読み込まれるジョブの種別、及び、機能プログラムを実行することにより読み込まれるジョブ条件(原稿サイズ、原稿両面/片面、用紙サイズ、用紙両面/片面、集約、パンチ、ステープル)の設定値を登録したものである。
図6(b)は、計数手段203により計算され、機能プログラム実行回数テーブル205に登録された機能プログラム実行回数の一例である。図6(b)の例では、例えば、登録番号が「1」の機能プログラムを実行することにより読み込まれる複数のジョブ条件の設定値と同一の設定値でのジョブの実行回数が「15」であることを示している。
優先度決定手段206は、計数手段203により計算された設定値実行回数に基づいて、各ジョブ条件の優先度を決定し、優先度情報テーブル207に登録する。
図7は、優先度決定手段206が生成し、優先度情報テーブル207に登録された優先度情報207aの一例である。図7の例では、優先度が高い順番に「用紙サイズ」、「集約」、「パンチ」、「原稿・両面/片面」、「用紙・両面/片面」、「原稿サイズ」、「ステープル」となるように優先度が決定されたことを示している。
ユーザー操作検出手段208は、センサー71-74や操作パネル19からの通知に基づいて利用者が画像形成システム1に実行させようとしているジョブの種別を特定する。例えば、センサー74が、自動原稿搬送装置の原稿トレイに原稿がセットされたこと検出すると、ユーザー操作検出手段208は、利用者が画像形成システム1に実行させようとしているジョブの種別が「スキャン」であると特定する。また、例えば、センサー71-73のいずれかにおいて、対応する給紙カセットの引き出し操作を検出すると、利用者が画像形成システム1に実行させようとしているジョブの種別が「コピー」であると特定する。また、例えば、利用者の操作パネル19の操作により、ジョブの種別として「コピー」を指定する入力を受け付けると、ユーザー操作検出手段208は、利用者が画像形成システム1に実行させようとしているジョブの種別が「コピー」であると特定する。
候補選択手段209は、HDD104に記憶されている機能プログラム登録情報テーブル201及びユーザー操作検出手段208によって特定されたジョブの種別に基づいて、サジェスト画面に対応アイコンを表示する機能プログラム(サジェスト対象プログラム)を選択し、サジェスト対象プログラムテーブル210に登録する。
候補選択手段209は、例えば、サジェスト対象プログラムとして、複数の第1種プログラムと、複数の第2種プログラムを選択する。第1種プログラムは、機能プログラム登録情報テーブル201に登録されている複数の機能プログラムの中で、ユーザー操作検出手段208が特定したジョブの種別と一致するジョブの種別が設定されている機能プログラムである。第2種プログラムは、画像形成システム1に登録されている複数の機能プログラムの中で、ユーザー操作検出手段208が特定したジョブの種別とは異なるジョブの種別が設定されている機能プログラムである。
図8(a)は、ユーザー操作検出手段208が特定したジョブの種別が「コピー」である場合における、サジェスト対象プログラムテーブル210に登録されたサジェスト対象プログラムのうちの第1種プログラムの一例を示している。図8(b)は、ユーザー操作検出手段208が特定したジョブの種別が「コピー」である場合における、サジェスト対象プログラムテーブル210に登録されたサジェスト対象プログラムのうちの第2種プログラムの一例を示している。
代表項目決定手段211は、優先度情報テーブル207及び、サジェスト対象プログラムテーブル210に基づいて、各サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を決定し、代表項目情報テーブル212に登録する。
図9は、代表項目情報テーブル212に登録された代表項目情報の一例である。図9の例では、例えば、登録番号が「1」の機能プログラムの代表するジョブ条件が「用紙サイズ」に決定され、登録番号が「4」の機能プログラムの代表するジョブ条件が「用紙サイズ」と「集約」と「パンチ」とに決定されていることを示している。
表示画面生成手段215は、サジェスト対象プログラムテーブル210及び代表項目情報テーブル212、ジョブ種別画像テーブル213及び設定値画像テーブル214に基づいてサジェスト画面216を生成する。
図10(a)は、HDD104に記憶されているジョブ種別画像テーブル213の一例であり、図10(b)は、HDD104に記憶されている設定値画像テーブル214の一例である。HDD104には、ジョブ種別画像テーブル213に示すように、ジョブの種別ごとに対応するジョブ種別画像が記憶されている。HDD104には、設定値画像テーブル214に示すように、複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値それぞれに対応する設定値画像が記憶されている。
図17は、表示画面生成手段215の生成するサジェスト画面216の一例(サジェスト画面216a)である。サジェスト画面216aは、第1種プログラムを表示する第1領域1601と第2領域1602に分けられている。そして、第1領域1601内のアイコン描画領域1603、1604、1605、1606内に各第1種プログラムを示すアイコンが表示されている。また、第2領域1602内のアイコン描画領域1607、1608、内に各第2種プログラムを示すアイコンが表示されている。各アイコン描画領域に描画されるアイコンは、ジョブ種別画像の前面に代表するジョブ条件の設定値画像が重ねられて生成されている。
表示制御手段217は、表示画面生成手段215が生成したサジェスト画面216を、操作パネル19のタッチパネルに表示させる制御を行う。
[4]操作パネル制御部107の動作
(1)操作パネル制御部のメイン動作
図11は、操作パネル制御部107のメイン動作を示すフローチャートである。
操作パネル制御部107(計数手段203、優先度決定手段206)は、後述する優先度決定処理を実行し、複数のジョブ条件それぞれの優先度を決定する(ステップS101)。
優先度決定処理の実行後、ユーザー操作検出手段208は、ユーザー操作を受け付けて、利用者が画像形成システム1に実行させようとしているジョブの種別を特定する(ステップS102)。
利用者が画像形成システム1に実行させようとしているジョブの種別が特定されると、候補選択手段209は、機能プログラム登録情報テーブル201に登録されている複数の機能プログラムからサジェスト対象プログラム(第1種プログラム及び第2種プログラム)を選択し、サジェスト対象プログラムテーブル210に登録する(ステップS103)。
代表項目決定手段211は、サジェスト対象プログラムテーブル210に登録されたサジェスト対象プログラムが複数存在するか否かを判断し、複数存在する場合(ステップS104:Yes)、後述する代表項目決定処理を実行し、代表項目情報テーブル212に代表項目情報を登録する(ステップS105)。
各サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件の決定後、表示画面生成手段215は、後述するサジェスト画面生成処理を実行し、図17に一例を示すサジェスト画面216を生成する(ステップS106)。
表示制御手段217は、操作パネル19のタッチパネルに生成したサジェスト画面216を表示し、利用者にアイコンの選択を促す(ステップS107)。
操作パネル制御部107は、利用者がサジェスト画面216に表示された複数のアイコンから一のアイコンを表示した場合、利用者に選択されたアイコンに対応する機能プログラムを実行してジョブの種別及び複数のジョブ条件の設定を行い、設定されたジョブの種別及びジョブ条件の確認画面を操作パネル19のタッチパネルに表示する。又は、操作パネル制御部107は、サジェスト対象プログラムがただ一つ存在する場合(ステップS104:No)、そのプログラムを実行してジョブの種別及び複数のジョブ条件の設定を行い、設定されたジョブの種別及びジョブ条件の確認画面を操作パネル19のタッチパネルに表示する(ステップS108)。
図18に、操作パネル19のタッチパネルに表示される確認画面1800の一例を示す。確認画面1800ではジョブの種別と各ジョブ条件の設定値が表示され、利用者は適切にジョブ条件が設定されているか確認できる。
操作パネル19のタッチパネルに確認画面1800が表示された状態で利用者によりジョブ実行ボタン31が押されると、画像形成システム1は、設定されている種別及び設定されているジョブ条件の設定値によりジョブを実行する(ステップS109)。
画像形成システム1は、実行したジョブの履歴情報を生成し、HDD104の履歴情報テーブル202に追記する(ステップS110)。
操作パネル制御部107(計数手段203、優先度決定手段206)は、更新された履歴情報提テーブル202に基づいて後述する優先度更新処理を実行し、複数のジョブ条件それぞれの優先度を更新する(ステップS111)。
操作パネル制御部107は、優先度を更新すると、ステップS102に戻り処理を続ける。
以上が、操作パネル制御部107の動作となる。
(2)優先度決定処理(優先度更新処理)
図12を用いて、優先度決定処理及び優先度更新処理を説明する。以下、優先度決定処理として説明するが、優先度更新処理も同じ処理である。
操作パネル制御部107は、優先度を決定するジョブ条件を特定する(ステップS201)。具体的には、計数手段203は、当該画像形成システム1においてジョブを実行する際に設定可能なジョブ条件を特定する。例えば、画像形成システム1が「原稿サイズ」、「原稿・両面/片面」、「用紙サイズ」、「用紙・両面/片面」、「集約」、「パンチ」、「ステープル」の7種類のジョブ条件を設定可能であるならばこの7つのジョブ条件が特定される。
操作パネル制御部107は、特定したジョブ条件のうち一つのジョブ条件を選択し、ステップS203及びステップS204を行う。操作パネル制御部107は、全てのジョブ条件を選択するまでステップS203及びステップS204を繰り返す(ステップS202~205)。
ステップS203において、計数手段203は、選択したジョブ条件の複数の設定値それぞれのジョブの実行回数を計算する。例えば、選択されたジョブ条件が「用紙サイズ」であり、「用紙サイズ」の設定値が「A3」、「A4」、「B4」、「B5」であった場合について考える。まず、計数手段203は、履歴情報テーブル202から、ジョブ条件が「用紙サイズ」の設定値が「A3」でのジョブの実行回数を計算する。計数手段203は、「A4」、「B4」、「B5」についても同様に計算し、設定値実行回数テーブル204に登録する。
優先度決定手段206は、設定値実行回数テーブル204に基づいて選択したジョブ条件の複数の設定値実行回数のバラつきを計算する(ステップS204)。
画像形成システム1は、例えば、下記式により設定値実行回数のバラつきを計算する。
Figure 0007230463000001
ここで、Mは設定値の数であり、Xは設定値の集合であり、xは設定値であり、Nxは設定値xでのジョブの実行回数であり、Nallはジョブの総実行回数である。
ここで、例えば、設定値が「A3」、「A4」、「B4」、「B5」の4つであるジョブ条件「用紙サイズ」の複数の設定値実行回数のバラつきを計算する場合を考える。各設定値実行回数は図6(a)に示すように「15」、「85」、「0」、「0」であるとする。このとき、M=4、Nall=100、設定値「A3」のジョブの実行回数が15、設定値「A4」のジョブの実行回数が85、設定値「B4」のジョブの実行回数が0、設定値「B5」のジョブの実行回数が0であるので、上記式は(|(100/4)-15|+|(100/4)-85|+|(100/4)-0|+|(100/4)-0|)/4=(10+60+25+25)/4=30と計算される。
優先度決定手段206は、各ジョブ条件に対して計算された複数の設定値実行回数のバラつきに基づいて、計算されたバラつきの値が小さいほど優先度が高くなるように各ジョブ条件の優先度を決定し、優先度情報テーブル207に登録する(ステップS206)。
以上のようにして、操作パネル制御部107は、複数のジョブ条件それぞれの優先度を決定する。
(3)代表項目決定処理
図13を用いて代表項目決定処理を説明する。
代表項目決定手段211は、サジェスト対象プログラムテーブル210に登録されているサジェスト対象プログラムそれぞれで定義されているジョブの種別を特定する(ステップS301)。
代表項目決定手段211は、特定したジョブの種別を任意の順番に一つずつ選択し、ステップS303~ステップS310を行う。代表項目決定手段211は、すべてのジョブの種別を選択するまでステップS302~ステップS310を繰り返す(ステップS302~311)。
代表項目決定手段211は、選択したジョブの種別のサジェスト対象プログラムが複数存在するか否かを判断し、複数存在する場合(ステップS303:Yes)に、ジョブ条件を優先度の順番にソートする(ステップS304)。
代表項目決定手段211は、ソートしたジョブ条件を優先度が高い順番に一つずつ選択し、ステップS306~ステップS308を行う。代表項目決定手段211は、優先度が高い順番にすべてのジョブ条件を選択するまで、ステップS305~ステップS308を繰り返す(ステップS305~309)。
代表項目決定手段211は、ステップS302で選択したジョブの種別と定義されているジョブの種別が一致するサジェスト対象プログラム間で、ステップS304で選択したジョブ条件の設定値及びステップS304で選択したジョブ条件よりも優先度の高いジョブ条件の設定値の組み合わせを比較する(ステップS306)。
比較の結果、選択されたジョブ条件の設定値及び選択されたジョブ条件よりも優先度の高いジョブ条件の設定値の組み合わせが他と異なるサジェスト対象プログラムが存在する場合(ステップS307:Yes)、代表項目決定手段211は、該当するサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件が、選択されたジョブ条件および選択されたジョブ条件よりも優先度の高いジョブ条件の組み合わせと決定する(ステップS308)。代表項目決定手段211は、代表するジョブ条件が決定されたサジェスト対象プログラムを除外して処理を続行する。なお、代表項目決定手段211は、選択されたジョブの種別のサジェスト対象プログラムがすべて除外された場合、ステップS311へ進む。
代表項目決定手段211は、選択したジョブの種別のサジェスト対象プログラムが唯一つのみ存在する場合(ステップS303:No)に、該当するサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件は設定しないと決定する(ステップS310)。
以上のようにして、代表項目決定手段211は、複数のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を決定する。
ここで、更に例を挙げて、代表項目決定手段211が、複数のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を決定する処理を説明する。
(例1)サジェスト対象プログラムが図8(a)及び図8(b)であり、各ジョブ条件の優先度が図7の場合について説明する。
ステップS301において、代表項目決定手段211は、登録番号「1」、「4」、「5」、及び「6」のサジェスト対象プログラムのジョブの種別が「コピー」であると特定し、登録番号「2」のサジェスト対象プログラムのジョブの種別が「スキャン(ローカル)」であると特定し、登録番号「3」のサジェスト対象プログラムのジョブの種別が「スキャン(クラウド)」であると特定する。
ステップS302において、代表項目決定手段211は、例えば、ジョブの種別として「コピー」を選択する。
ジョブの種別が「コピー」であるサジェスト対象プログラムは登録番号「1」、「4」、「5」、「6」の4つであるので(ステップS303:Yes)、ステップS304に進み、画像形成システム1は、ジョブ条件を優先度が高い順番に「用紙サイズ」、「集約」、「パンチ」、「原稿・両面/片面」、「用紙・両面/片面」、「原稿サイズ」、「ステープル」とソートする。
ステップS305において、代表項目決定手段211は、まず、最も優先度の高いジョブ条件である「用紙サイズ」を選択する。
ステップS306~ステップS308において、代表項目決定手段211は、ステップS302で選択されたジョブの種別「コピー」と一致するサジェスト対象プログラム(登録番号「1」、「4」、「5」、及び「6」のサジェスト対象プログラム)における、ジョブ条件「用紙サイズ」の設定値を比較する。登録番号「1」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「用紙サイズ」の設定値は「A3」であり、登録番号「4」、「5」、「6」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「用紙サイズ」の設定値は「A4」である。登録番号「1」のサジェスト対象プログラムの設定値が他と異なっているので、代表項目決定手段211は、登録番号「1」のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を「用紙サイズ」と決定し、登録番号「1」のサジェスト対象プログラムを処理から除外する。
ステップS309において、代表項目決定手段211は、まだすべてのジョブ条件を選択していないのでステップS305に戻る。
ステップS305において、代表項目決定手段211は、次に優先度の高いジョブ条件である「集約」を選択する。
ステップS306~ステップS308において、代表項目決定手段211は、ステップS302で選択されたジョブの種別「コピー」と一致するサジェスト対象プログラム(登録番号「4」、「5」、及び「6」のサジェスト対象プログラム)における、ジョブ条件「集約」の設定値を比較する。登録番号「5」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「集約」の設定値は「2in1」であり、登録番号「4」、「6」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「集約」の設定値は「なし」である。登録番号「5」のサジェスト対象プログラムの設定値が他と異なっているので、代表項目決定手段211は、登録番号「5」のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を「用紙サイズ」及び「集約」と決定し、登録番号「5」のサジェスト対象プログラムを処理から除外する。
ステップS309において、代表項目決定手段211は、まだすべてのジョブ条件を選択していないのでステップS305に戻る。
ステップS305において、代表項目決定手段211は、次に優先度の高いジョブ条件である「パンチ」を選択する。
ステップS306~ステップS308において、代表項目決定手段211は、ステップS302で選択されたジョブの種別「コピー」と一致するサジェスト対象プログラム(登録番号「4」及び「6」のサジェスト対象プログラム)における、ジョブ条件「パンチ」の設定値を比較する。登録番号「4」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「パンチ」の設定値は「2穴」であり、登録番号「6」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「集約」の設定値は「4穴」である。登録番号「4」及び「6」のサジェスト対象プログラムの設定値が他と異なっているので、代表項目決定手段211は、登録番号「4」及び「6」のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を「用紙サイズ」、「集約」、「パンチ」と決定し、登録番号「4」、「6」のサジェスト対象プログラムを処理から除外する。すべてのサジェスト対象プログラムが除外されたのでステップS311に進む。
ステップS311において、代表項目決定手段211は、まだすべてのジョブの種別を選択していないのでステップS302に戻る。
ステップS302において、画像形成システム1は、例えば、ジョブの種別として「スキャン(ローカル)」を選択する。
ジョブの種別が「スキャン(ローカル)」であるサジェスト対象プログラムは登録番号「2」の唯一つであるので(ステップS303:No)、ステップS310に進み、代表項目決定手段211は、登録番号「2」のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件は設定なしと決定する。
ステップS311において、代表項目決定手段211は、まだすべてのジョブの種別を選択していないのでステップS302に戻る。
ステップS302において、代表項目決定手段211は、ジョブの種別として「スキャン(クラウド)」を選択する。
ジョブの種別が「スキャン(クラウド)」であるサジェスト対象プログラムは登録番号「3」の唯一つであるので(ステップS303:No)、ステップS310に進み、代表項目決定手段211は、登録番号「3」のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件は設定なしと決定する。
ステップS311において、すべてのジョブの種別が選択されたので、代表項目決定手段211は、複数のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を決定する処理を終了する。
代表項目決定手段211は、このようにして、図9に示す各サジェスト対象プログラム(機能プログラム)を代表するジョブ条件を決定する。
(例2)サジェスト対象プログラムが図14(a)及び図8(b)であり、各ジョブ条件の優先度が図7の場合について説明する。例1との違いは、サジェスト対象プログラムが図8(a)から図14(a)に代わっていることである。
ステップS301において、代表項目決定手段211は、登録番号「1」、「4」、「5」、及び「6」のサジェスト対象プログラムのジョブの種別が「コピー」であると特定し、登録番号「2」のサジェスト対象プログラムのジョブの種別が「スキャン(ローカル)」であると特定し、登録番号「3」のサジェスト対象プログラムのジョブの種別が「スキャン(クラウド)」であると特定する。
ステップS302において、代表項目決定手段211は、例えば、ジョブの種別として「コピー」を選択する。
ジョブの種別が「コピー」であるサジェスト対象プログラムは登録番号「1」、「4」、「5」、「6」の4つであるので(ステップS303:Yes)、ステップS304に進み、画像形成システム1は、ジョブ条件を優先度が高い順番に「用紙サイズ」、「集約」、「パンチ」、「原稿・両面/片面」、「用紙・両面/片面」、「原稿サイズ」、「ステープル」とソートする。
ステップS305において、代表項目決定手段211は、まず、最も優先度の高いジョブ条件である「用紙サイズ」を選択する。
ステップS306~ステップS308において、代表項目決定手段211は、ステップS302で選択されたジョブの種別「コピー」と一致するサジェスト対象プログラム(登録番号「1」、「4」、「5」、及び「6」のサジェスト対象プログラム)における、ジョブ条件「用紙サイズ」の設定値を比較する。登録番号「1」、「4」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「用紙サイズ」の設定値は「A3」であり、登録番号「5」、「6」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「用紙サイズ」の設定値は「A4」である。設定値が他と異なるサジェスト対象プログラムが存在しないので、代表項目決定手段211は、ステップS309に処理を進める。
ステップS309において、代表項目決定手段211は、まだすべてのジョブ条件を選択していないのでステップS305に戻る。
ステップS305において、代表項目決定手段211は、次に優先度の高いジョブ条件である「集約」を選択する。
ステップS306~ステップS308において、代表項目決定手段211は、ステップS302で選択されたジョブの種別「コピー」と一致するサジェスト対象プログラム(登録番号「1」、「4」、「5」、及び「6」のサジェスト対象プログラム)における、ジョブ条件「用紙サイズ」及び「集約」の設定値の組み合わせを比較する。登録番号「1」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「用紙サイズ」及び「集約」の設定値は「A3」及び「2in1」であり、登録番号「4」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「用紙サイズ」及び「集約」の設定値は「A3」及び「なし」である。また、登録番号「5」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「用紙サイズ」及び「集約」の設定値は「A4」及び「2in1」であり、登録番号「6」のサジェスト対象プログラムのジョブ条件「用紙サイズ」及び「集約」の設定値は「A4」及び「なし」である。登録番号「1」、「4」、「5」、「6」のサジェスト対象プログラムの設定値が他と異なっているので、代表項目決定手段211は、登録番号「1」、「4」、「5」、「6」のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を「用紙サイズ」及び「集約」と決定し、登録番号「1」、「4」、「5」、「6」のサジェスト対象プログラムを処理から除外する。すべてのサジェスト対象プログラムが除外されたのでステップS311に進む。
ステップS311において、代表項目決定手段211は、まだすべてのジョブの種別を選択していないのでステップS302に戻る。
ステップS302において、代表項目決定手段211は、例えば、ジョブの種別として「スキャン(ローカル)」を選択する。
ジョブの種別が「スキャン(ローカル)」であるサジェスト対象プログラムは登録番号「2」の唯一つであるので(ステップS303:No)、ステップS310に進み、代表項目決定手段211は、登録番号「2」のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件は設定なしと決定する。
ステップS311において、代表項目決定手段211は、まだすべてのジョブの種別を選択していないのでステップS302に戻る。
ステップS302において、代表項目決定手段211は、ジョブの種別として「スキャン(クラウド)」を選択する。
ジョブの種別が「スキャン(クラウド)」であるサジェスト対象プログラムは登録番号「3」の唯一つであるので(ステップS303:No)、ステップS310に進み、代表項目決定手段211は、登録番号「3」のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件は設定なしと決定する。
ステップS311において、すべてのジョブの種別が選択されたので、代表項目決定手段211は、複数のサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を決定する処理を終了する。
代表項目決定手段211は、このようにして、図14(b)に示す各サジェスト対象プログラム(機能プログラム)を代表するジョブ条件を決定する。
(4)サジェスト画面生成処理
図15を用いてサジェスト画面生成処理を説明する。
表示画面生成手段215は、複数のサジェスト対象プログラムのうちの第1種プログラムと第2種プログラムとの数に応じて、サジェスト画面の描画領域内に第1領域と第2領域を設定する(ステップS401)。例えば、第1種プログラムとして図8(a)に示す機能プログラムが選択され、第2種プログラムとして図8(b)に示す機能プログラムが選択された場合について説明する。このとき、第1種プログラムの数が4つであり、第2種プログラムの数が2であるので、表示画面生成手段215は、4つのアイコンを表示できる大きさの第1領域と2つのアイコンを表示できる大きさの第2領域をサジェスト画面内に設定する。図16における符号1601は、サジェスト画面216b内に設定された第1領域であり、符号1602は、サジェスト画面216b内に設定された第2領域である。
表示画面生成手段215は、サジェスト画面内に設定された第1領域1601内に第1種プログラムと同数のアイコン描画領域を設定し、サジェスト画面内に設定された第2領域1602内に第2種プログラムと同数のアイコン描画領域を設定する(ステップS402)。図16における符号1603~1606が第1領域1601内に設定されたアイコン描画領域であり、符号1607、1608が第2領域1602内に設定されたアイコン描画領域である。
表示画面生成手段215は、複数のサジェスト対象プログラムを順番に選択し、ステップS404~ステップS411の処理を行う。表示画面生成手段215は、すべてのサジェスト対象プログラムを選択するまで、ステップS404~ステップS411を繰り返す(ステップS403~ステップS412)。
表示画面生成手段215は、選択されたサジェスト対象プログラムが第1種プログラムであるか否かを判断し、第1種プログラムである場合(ステップS404:Yes)、第1領域内の複数のアイコン描画領域中から一つ選択し、選択されたサジェスト対象プログラムを示すアイコンを描画する領域と決定する(ステップS405)。
表示画面生成手段215は、選択されたサジェスト対象プログラムが第2種プログラムである場合(ステップS404:No)、第2領域内の複数のアイコン描画領域中から一つ選択し、選択されたサジェスト対象プログラムを示すアイコンを描画する領域と決定する(ステップS406)。
表示画面生成手段215は、ステップS405又はステップS406で決定された領域内に、ジョブ種別画像テーブル213を参照して選択されたサジェスト対象プログラムのジョブの種別に対応するジョブ種別画像を描画する(ステップS407)。図17における第1領域1601のアイコン描画領域1603内の符号1701が描画されたジョブ種別画像の一例である。
表示画面生成手段215は、選択されたサジェスト対象プログラムに代表するジョブ条件が設定されているか否かを判断し、代表するジョブ条件が設定されている場合(ステップS408)、その代表するジョブ条件を優先度が低い順番に選択してステップS410を行う。表示画面生成手段215は、すべての代表するジョブ条件を選択するまでステップS410を繰り返す(ステップS409~ステップS411)。
表示画面生成手段215は、選択されたサジェスト対象プログラムで定義されている選択されたジョブ条件の設定値を取得し、取得した設定値に対応する設定値画像を設定値画像テーブル214から取得し、取得した設定値画像をステップS405又はステップS406で決定された領域内に描画する(ステップS410)。図17における第1領域1601のアイコン描画領域1603内の符号1702が描画された設定値画像の一例である。
なお、設定値画像は、例えば、「用紙サイズ」の設定値画像は描画領域の右下に表示するというように、ジョブ条件毎に、アイコン描画領域内のどの位置に描画するかを予め決定されている。
表示画面生成手段215は、以上のようにして、図17に一例を示すサジェスト画面を生成する。
[5]まとめ
本発明の画像形成システム1は、複数のジョブ条件それぞれに、各設定値のジョブの実行回数のバラつきの度合いを計算する。これにより、利用者が所望する機能プログラムと他の機能プログラムとを区別する上でどのジョブ条件が重要であるかを示す優先度を利用者の使用環境に応じて決定することができる。このようにして決定された優先度に基づいて各機能プログラムを代表するジョブ条件を決定するので、利用者が所望する機能プログラムと他の機能プログラムとを区別する上で不要な情報は表示することなく、かつ、利用者が所望する機能プログラムと他の機能プログラムとを区別する上で有用な情報になるジョブ条件の設定値をアイコン内に表示することができる。この結果、利用者は所望する機能プログラムに対応するアイコンを容易に選択することができる。
2.補足
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが本発明は上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり以下の変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態において、数式を用いて、複数の設定値における実行回数のバラつきの度合いを計算する方法を説明したが、上記式は複数の設定値における実行回数のバラつきの度合いを計算する方法の一例であり、これに限られるものではない。複数の設定値における実行回数のバラつきの度合いは、各設定値でのジョブの実行回数の偏りが小さい場合に値が小さくなり、偏りが大きい場合に値が大きくなるように計算できるものであればよい。例えば、あるジョブ条件の複数の設定値について、総当たりでジョブの実行回数の差を計算し、計算された差の平均を複数の設定値における実行回数のバラつきの度合いとしてもよい。
(2)サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を決定する方法は、上述の実施の形態の方法には限らず、以下の通りであってもよい。
例えば、所定の優先度及び当該所定の優先度よりも高い優先度を有するジョブ条件を、各サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件としてもよい。図19は、サジェスト対象プログラムが図8(a)及び図8(b)であり、各ジョブ条件の優先度が図7であり、優先度が3、2、1であるジョブ条件を、各サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件とした場合のサジェスト画面の一例である。このとき、各サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件は、優先度が1の「用紙サイズ」、優先度が2の「集約」、優先度が3の「パンチ」となる。従って、図19の例えばアイコン描画領域1603には、ジョブ種別画像1901の前面に、ジョブ条件「用紙サイズ」の設定値を示す設定値画像1902、ジョブ条件「集約」の設定値を示す設定値画像1903、ジョブ条件「パンチ」の設定値画像1904が重ねられたアイコンが表示されている。なお、アイコン描画領域1604及び1606内のアイコンには、ジョブ条件「集約」の設定値を示す設定値画像が重ねられていないが、これは対応する機能プログラムにジョブ条件「集約」が定義されていないためである。
(3)上記(2)のように、所定の優先度及び当該所定の優先度よりも高い優先度を有するジョブ条件を、各サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件とした場合、複数の機能プログラムに対応するアイコンが全く同じ見た目のアイコンになってしまう可能性がある。例えば、優先度が3、2、1であるジョブ条件を、各サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件とした場合、2つの機能プログラムにおいて、優先度が3のジョブ条件の設定値と、優先度が2のジョブ条件の設定値と、優先度が1のジョブ条件の設定値とがすべて同じ場合、2つの機能プログラムに対応するアイコンの見た目の全く同じになってしまう。
このような場合には、この2つの機能プログラムに対して、計数手段203で計算した機能プログラムの実行回数を比較し、実行回数が少ない方の機能プログラムと実行回数が多い方のプログラムとで異なる設定値が定義されているジョブ条件を、実行回数が少ない方の機能プログラムを代表するジョブ条件に追加することにより、両者を区別することが可能になる。実行回数が少ない方の機能プログラムと実行回数が多い方のプログラムとで異なる設定値が定義されているジョブ条件が複数存在する場合には、より優先度が高いジョブ条件を代表するジョブ条件とすればよい。
(4)実施の形態では、優先度が低い順番にサジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件の設定値画像を描画している。これにより、2つのジョブ条件の設定値画像が重複する領域に描画される場合に、より優先度が高いジョブ条件の設定値画像が前面に表示される。これは、より優先度の高いジョブ条件の設定値画像を目立たせるため処理であるがより優先度の高いジョブ条件の設定値画像を目立たせるための処理は上記に限られない。例えば、優先度が高いほどサイズが大きくなるように設定値画像のサイズを変更してもよい。
(5)実施の形態では、設定値画像は、ジョブ条件毎に、アイコン描画領域内のどの位置に描画するかを予め決定されているとしたが、優先度に応じて描画位置が決定されてもよい。例えば、優先度が最も高いジョブ条件の設定値画像はアイコン描画領域の左上に描画し、次に優先度が高いジョブ条件の設定値画像は、アイコン描画領域の右上に表示するとしてもよい。
(6)実施の形態では、第1種プログラムを示すアイコンを第1領域1601に描画し、第2種プログラムを示すアイコンを第2領域1602に描画するとしたが、これは、第1種プログラムと第2種プログラムとを利用者に容易に区別できるようにするための表示であり、その手段はこれに限られない。
例えば、第1種プログラムを示すアイコンに対して、太い枠線を表示する、彩度を上げるなどの強調処理を施すことにより第1種プログラムと第2種プログラムとを利用者に容易に区別できるようにしてもよい。図20は、第1種プログラムを示すアイコンに対して、太い枠線を表示する強調処理を施して、第1種プログラムと第2種プログラムとを利用者に容易に区別できるようしたサジェスト画面の一例である。
また、例えば、第2種プログラムを示すアイコンに対して、彩度を下げる、グレースケール化するなどの、視認性を低下させる画像処理を施すことにより第1種プログラムと第2種プログラムとを利用者に容易に区別できるようにしてもよい。図21は、第2種プログラムを示すアイコンに対して、グレースケール化する画像処理を施して、第1種プログラムと第2種プログラムとを利用者に容易に区別できるようしたサジェスト画面の一例である。
(7)実施の形態において、計数手段203は、履歴情報テーブル202を用いて、各設定値でのジョブの実行回数を計算している。計数手段203は、履歴情報テーブル202のすべての履歴情報を参照して各設定値でのジョブの実行回数を計算してもよいし、現時点から過去の一定期間の履歴情報のみを参照して各設定値でのジョブの実行回数を計算してもよい。
(8)画像形成システム1は、ICカードリーダーなどの利用者を識別するユーザー識別手段を有し、利用者ごとに履歴情報を記録し、利用者毎に記録された履歴情報を用いて、利用者毎に、複数のジョブ条件の優先度を決定してもよい。
(9)実施の形態において、各ジョブ条件に対して計算された複数の設定値でのジョブの実行回数のバラつきの度合いに基づいて、各ジョブ条件の優先度を決定している。ここで、バラつきの度合いから優先度を決定する処理は必ずしも必要ではなく、バラつきの度合いを、優先度の代わりに用いて、各サジェスト対象プログラムを代表するジョブ条件を決定してもよい。
(10)上述した各装置は、マイクロプロセッサーとメモリとを備えたコンピューターシステムである。メモリは、コンピュータープログラムを記憶しており、マイクロプロセッサーは、コンピュータープログラムに従って動作する。
ここで、コンピュータープログラムは、所定の機能を達成するために、コンピューターに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
また、コンピュータープログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、半導体メモリなどに記録されているとしてもよい。
また、コンピュータープログラムを、無線又は有線の電気通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するとしてもよい。
(11)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明に係る画像処理装置によれば、利用者が所望する機能プログラムと他の機能プログラムとを区別する上で有用な情報になるジョブ条件の設定値をアイコン内に表示することができ、利用者は所望する機能プログラムに対応するアイコンを容易に選択することができる。このため、アイコンを選択してジョブ条件の設定値を読み込み、ジョブを実行する技術として有用である。
10 画像形成装置
11 イメージリーダー部
12 プリンター部
13 給紙部
16 後処理装置
19 操作パネル
100 主制御部
107 操作パネル制御部
108 イメージリーダー制御部
109 プリンター制御部
110 後処理装置制御部

Claims (26)

  1. 表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置であって、
    ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とを含む機能プログラムを複数記憶するプログラム記憶手段と、
    複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値それぞれについて、当該設定値を用いて過去に実行されたジョブの実行回数を記憶する実行回数記憶手段と、
    各設定値でのジョブの実行回数を用いて各ジョブ条件における複数の設定値のバラつきの度合いを計算し、各機能プログラムについて、計算されたバラつきの度合いが小さい順に1以上のジョブ条件を代表ジョブ条件として決定する代表項目決定手段と、
    各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成する表示画面生成手段と、
    前記一覧表示画面を表示する表示手段と、を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記代表項目決定手段は、ジョブ条件毎に、下記の計算式により前記バラつきの度合いを計算し、

    Figure 0007230463000002
    Mは設定値の数であり、xは設定値を表す変数であり、Xは設定値の集合であり、Nxは設定値xでのジョブの実行回数であり、Nallはジョブの総実行回数である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記代表項目決定手段は、ジョブ条件毎に、複数の設定値のうちの2つの設定値の全ての組み合わせについて、ジョブの実行回数の差の平均値を前記バラつきの度合いとして計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記代表項目決定手段は、各機能プログラムについて、他の機能プログラムの複数のジョブ条件の設定値と前記バラつきの度合いの小さい順番に複数のジョブ条件の設定値を比較することにより、当該機能プログラムと他の機能プログラムと区別する1以上のジョブ条件の設定値を特定し、特定した設定値のジョブ条件を、当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記代表項目決定手段は、一の機能プログラムの一のジョブ条件の設定値が他のすべての機能プログラムにおける当該一のジョブ条件の設定値と異なる場合、当該一のジョブ条件及び当該一のジョブ条件よりも前記バラつきの度合いが小さいすべてのジョブ条件を、当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記代表項目決定手段は、一の機能プログラムについて、一のジョブ条件よりも前記バラつきの度合いが小さい1以上のジョブ条件の設定値の組み合わせが、他の機能プログラムにおける前記一のジョブ条件よりも前記バラつきの度合いが小さい1以上のジョブ条件の設定値の組み合わせのいずれとも異なる場合には、当該一のジョブ条件は当該機能プログラムの代表ジョブ条件ではないと決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記代表項目決定手段は、前記バラつきの度合いが所定値よりも小さいジョブ条件を、各機能プログラムの代表ジョブ条件と決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記実行回数記憶手段は、更に、各機能プログラムに含まれるジョブの種別及びジョブ条件の設定値に従って実行したジョブの実行回数を記憶し、
    前記代表項目決定手段は、2つの機能プログラムにおいて、前記バラつきの度合いが前記所定値よりも小さいジョブ条件の設定値が全て同じである場合、前記実行回数記憶手段に保持されている当該2つの機能プログラムのジョブの実行回数を比較し、実行回数が少ない方の機能プログラムに対して前記所定値よりも大きい前記バラつきの度合いのジョブ条件の中から前記バラつきの度合いが小さい順に1以上のジョブ条件を更に代表ジョブ条件と決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記表示画面生成手段は、一の機能プログラムに対して複数のジョブ条件が代表するジョブ条件と決定された場合、当該機能プログラムについて生成したアイコン内で、前記バラつきの度合いが小さいジョブ条件の設定値画像を前記バラつきの度合いが大きいジョブ条件の設定値画像よりも前面に配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記表示画面生成手段は、一の機能プログラムに対して複数のジョブ条件が代表するジョブ条件と決定された場合、当該機能プログラムについて生成したアイコン内で、前記バラつきの度合いが小さいジョブ条件の設定値画像について、当該ジョブ条件よりも前記バラつきの度合いが大きいジョブ条件の設定値画像よりも大きい設定値画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  11. ジョブの種別を特定するユーザー操作を検出するユーザー操作検出手段と、
    検出したユーザー操作によって特定されるジョブの種別と同一のジョブの種別の機能プログラムを前記プログラム記憶手段で記憶されている複数の機能プログラムから選択するプログラム選択手段と、を更に備え、
    前記表示画面生成手段は、前記プログラム選択手段の選択した機能プログラムについて生成されたアイコンを含む前記一覧表示画面を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 前記ユーザー操作検出手段は、ユーザーによる操作画面上のジョブの種別を選択する操作を検出し、
    前記プログラム選択手段は、ユーザーにより選択されたジョブの種別と同一のジョブの種別の機能プログラムを前記プログラム記憶手段で記憶されている複数の機能プログラムから選択する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 請求項11に記載の画像処理装置を備える画像読取装置であって、
    前記ジョブの種別は、原稿面を読み取って画像データを生成するスキャンジョブを含み、
    原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段を更に備え、
    前記ユーザー操作検出手段は、前記画像読取手段に原稿がセットされたことを検出するセンサーであり、
    前記プログラム選択手段は、前記センサーが前記画像読取手段に原稿がセットされたこと検出した場合に、前記プログラム記憶手段で記憶されている複数の機能プログラムからジョブの種別が前記スキャンジョブである機能プログラムを選択する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  14. 請求項11に記載の画像処理装置を備え、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置であって、
    前記ジョブの種別は、原稿面を読み取って画像を生成し、生成した画像をシートに形成するコピージョブが含まれ、
    シートを収容する収容トレイを更に備え、
    前記ユーザー操作検出手段は、前記収容トレイの開閉動作を検出するセンサーであり、
    前記プログラム選択手段は、前記センサーが前記収容トレイの開閉動作を検出した場合に、前記プログラム記憶手段で記憶されている複数の機能プログラムからジョブの種別が前記コピージョブである機能プログラムを選択する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記一覧表示画面は、第1領域と第2領域とから構成され、
    前記表示画面生成手段は、前記プログラム選択手段に選択された機能プログラムに対応するアイコンを前記第1領域に表示し、他の機能プログラムに対応するアイコンを前記第2領域に表示する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  16. 前記表示画面生成手段は、前記一覧表示画面内の、前記プログラム選択手段が選択した機能プログラムに対応するアイコンに対して強調表示する画像処理を行う
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  17. 前記表示画面生成手段は、前記一覧表示画面内の、前記プログラム選択手段が選択した機能プログラム以外の機能プログラムに対応するアイコンに対して視認性を低下させる画像処理を行う
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  18. ジョブが実行された際に、実行されたジョブに設定されていた複数のジョブ条件の設定値を履歴情報として記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段で記憶されているすべての履歴情報を参照して前記複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値のジョブの実行回数をカウントし、前記実行回数記憶手段に格納する計数手段と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  19. ジョブが実行された際に、ジョブが実行された時刻と実行されたジョブに設定されていた複数のジョブ条件の設定値とを履歴情報として記憶する履歴記憶手段と、
    前記履歴記憶手段で記憶されている履歴情報のうち現時点から過去の一定期間の履歴情報を参照して前記複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値のジョブの実行回数をカウントし、前記実行回数記憶手段に格納する計数手段と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  20. 前記画像処理装置を操作するユーザーを識別するユーザー識別手段を更に備え、
    前記実行回数記憶手段は、前記画像処理装置を操作するユーザー毎に、前記複数のジョブ条件それぞれの設定値毎のジョブの実行回数を保持し、
    前記代表項目決定手段は、前記画像処理装置を操作するユーザー毎に、前記複数のジョブ条件それぞれの前記バラつきの度合いを計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  21. 表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置において用いられる画像表示方法であって、
    ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とを含む機能プログラムを複数記憶するステップと、
    複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値それぞれについて、当該設定値を用いて過去に実行されたジョブの実行回数を記憶するステップと、
    各設定値でのジョブの実行回数を用いて各ジョブ条件における複数の設定値のバラつきの度合いを計算し、各機能プログラムについて、計算されたバラつきの度合いが小さい順に1以上のジョブ条件を代表ジョブ条件として決定するステップと、
    各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成するステップと、
    前記一覧表示画面を表示するステップと、を含む
    ことを特徴とする画像表示方法。
  22. 表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置において用いられる画像表示用のコンピュータープログラムであって、
    ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とを含む機能プログラムを複数記憶するステップと、
    複数のジョブ条件それぞれの複数の設定値それぞれについて、当該設定値を用いて過去に実行されたジョブの実行回数を記憶するステップと、
    各設定値でのジョブの実行回数を用いて各ジョブ条件における複数の設定値のバラつきの度合いを計算し、各機能プログラムについて、計算されたバラつきの度合いが小さい順に1以上のジョブ条件を代表ジョブ条件として決定するステップと、
    各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成するステップと、
    前記一覧表示画面を表示するステップと、
    を実行させるためのコンピュータープログラム。
  23. 表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置であって、
    ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とによって定義された機能プログラムを複数記憶するプログラム記憶手段と、
    複数のジョブ条件それぞれの優先度を記憶する優先度記憶手段と、
    各機能プログラムについて、他の機能プログラムと優先度の高い順番に各ジョブ条件の設定値を比較することにより、他の機能プログラムと区別する1以上のジョブ条件を特定し、特定したジョブ条件を当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定する代表項目決定手段と、
    各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成する表示画面生成手段と、
    前記一覧表示画面を表示する表示手段と、を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  24. 表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置において用いられる画像表示方法であって、
    ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とによって定義された機能プログラムを複数記憶するステップと、
    複数のジョブ条件それぞれの優先度を記憶するステップと、
    各機能プログラムについて、他の機能プログラムと優先度の高い順番に各ジョブ条件の設定値を比較することにより、他の機能プログラムと区別する1以上のジョブ条件を特定し、特定したジョブ条件を当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定するステップと、
    各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成するステップと、
    前記一覧表示画面を表示するステップと、
    を含むことを特徴とする画像表示方法。
  25. 表示された複数のアイコンから利用者が選択した一のアイコンに割り当てられた複数のジョブ条件により画像処理に係るジョブを実行する画像処理装置において用いられる画像表示用のコンピュータープログラムであって、
    コンピューターである画像処理装置に、
    ジョブの種別と複数のジョブ条件の設定値とによって定義された機能プログラムを複数記憶するステップと、
    複数のジョブ条件それぞれの優先度を記憶するステップと、
    各機能プログラムについて、他の機能プログラムと優先度の高い順番に各ジョブ条件の設定値を比較することにより、他の機能プログラムと区別する1以上のジョブ条件を特定し、特定したジョブ条件を当該機能プログラムの代表ジョブ条件と決定するステップと、
    各機能プログラムについて、当該機能プログラムで定義されたジョブの種別を表す種別画像と、当該機能プログラムの代表ジョブ条件の設定値を表す設定値画像とを配したアイコンを生成し、生成された複数のアイコンを並べた一覧表示画面を生成するステップと、
    前記一覧表示画面を表示するステップと、
    を実行させるためのコンピュータープログラム。
  26. 請求項1乃至12、請求項15乃至20、又は、請求項23のいずれかに記載の画像処理装置を備え、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置。
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