JP7229506B2 - 非常用電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非常用電源装置に関し、詳細には、商用交流電源の停電時に内蔵した蓄電部から電源を供給する非常用電源装置に関する。
近年では、電灯やテレビジョン以外にもパーソナルコンピュータ等の電子機器やCPUを内蔵し、電子制御される装置が増えている。これらの装置では、商用交流電源から電源が供給されるものが多い。一方、大地震、台風、落雷等の自然災害時や発電所から電力の送電システムの故障時には、商用交流電源が停電することがある。交流電源の供給を絶たれると、これらの装置が停止し、業務や日常生活に重大な影響を与える。また、夜間の場合には、電灯も点灯せず避難の重大な障害になる。
特許文献1には、持ち運び可能な可搬部と、可搬部を着脱可能に保持する充電部とを備えた非常用電源装置が記載されている。可搬部は、電荷を蓄電可能な蓄電部と、蓄電部に接続されたDC/AC変換器とを備える。充電部は、商用交流電源から蓄電池を充電する直流電圧を生成するAC/DC充電器を備える。この非常用電源装置では、商用交流電源から充電部を介して蓄電部が充電され、停電時には、自由に持ち運びができ、交流電源を供給することができる。しかしながら、この非常用電源装置では、自由な持ち運びを可能とするために、重量に影響する蓄電部の容量には限度があった。
上記特許文献1記載の非常用電源装置の問題点を解決するために、特許文献2には、基本ユニットと増設ユニットとを備えた大容量の非常用電源装置が記載されている。基本ユニットは第1のAC/DC充電器と、第1のAC/DC充電器に接続された第1の蓄電部と、第1の蓄電部に接続されたDC/AC変換器とを備える。増設ユニットは、第2のAC/DC充電器と、第2のAC/DC充電器に接続された第2の蓄電部とを備える少なくとも1つの増設ユニットとを備える。基本ユニットと少なくとも1つの増設ユニットとが互いに機械的に連結されているとともに、少なくとも1つの第2の蓄電部が基本ユニットのDC/AC変換器に電気的に接続されている。この非常用電源装置は、商用交流電源から第1若しくは第2のAC/DC充電器を介して、第1若しくは第2の蓄電部が充電され、停電時には、DC/AC変換器により所定の交流電圧を出力することができる。
特開2016-220517号公報 実用新案登録第3170407号公報
しかし、特許文献2に記載の非常用電源装置では、1つの蓄電部は対になる1つのAC/DC充電器により充電が行われる。従って、災害時等停電が長期にわたり、再充電が必要な場合において、蓄電部への充電が素早く行われないという問題点があった。
本発明の目的は、停電時であっても継続して交流電源を供給可能、且つ、急速充電可能な非常用電源装置を提供することである。
本発明の一実施形態の非常用電源装置は、電荷を蓄電可能な1つの蓄電部と、前記1つの蓄電部に接続され所定の交流電圧を出力するDC/AC変換器と、前記1つの蓄電部に接続され前記1つの蓄電部を充電する複数のAC/DC充電器と、前記複数のAC/DC充電器と各々接続され、商用交流電源若しくは他の非常用電源装置から前記1つの蓄電部への充電を行うための複数の接続部を設けたことを特徴とする。
また、前記複数のAC/DC充電器は、前記複数の接続部を介して同時接続された複数の前記商用交流電源若しくは前記他の非常用電源装置により前記1つの蓄電部を充電してもよい。
さらに、前記複数のAC/DC充電器は、前記複数の接続部を介して同時接続された複数の前記他の非常用電源装置により前記1つの蓄電部を充電してもよい。
この構成の非常用電源装置では、複数の他の非常用電源装置と電気的に接続することで、非常用電源装置による交流電源の供給時間をさらに長くすることができる。また、接続部を介して複数同時に商用交流電源若しくは他の非常用電源と電気的に接続されることで、蓄電部に急速充電することができる。
また、商用交流電源若しくは前記他の非常用電源装置から前記非常用電源装置への入力電力を調整する入力電力調整部を備えていてもよい。この場合には、非常用電源装置の容量と電力を提供する他の非常用電源装置の容量に差がある場合においても、他の非常用電源装置は定格出力を超えることがなくなる。従って、他の非常用電源装置は故障せず、蓄電部へ安定して給電することができる。
また、前記非常用電源装置は、太陽電池パネルからの直流電流が入力されるソーラー入力部を少なくとも1つ備えてもよい。この場合には、停電時でも、非常用電源装置に太陽電池パネルから直流電流を供給して充電することができる。従って、交流電源が供給されない場合でも、太陽電池パネルにより非常用電源装置の蓄電部を充電して繰り返し使用できる。
また、前記非常用電源装置は、前記AC/DC充電器に入力される交流電圧を測定する測定部と、前記測定部が電圧降下を検出したことを契機に、前記蓄電部より、継続して負荷に供給する電力を制御する瞬停切替部を備えてもよい。この場合には、非常用電源装置に停電補償を行いたい機器が接続されると、停電時において、非常用電源装置を無停電電源装置として使用することができる。
第1カバー11A及び第2カバー11Bが閉じた状態の非常用電源装置1の正面図である。 第1カバー11A及び第2カバー11Bが開いた状態の非常用電源装置1の正面図である。 非常用電源装置1の左側面図である。 非常用電源装置1の右側面図である。 図2に示す非常用電源装置1のX-X線に於ける矢視方向に於ける縦断面図である。 非常用電源装置1のブロック図である。 非常用電源装置1へ他の非常用電源装置2を接続して充電する状態を示す図である。
<非常用電源装置1の構造>
以下、本発明の一実施形態である非常用電源装置1について、図面を参照して説明する。初めに、図1~図5を参照して、非常用電源装置1の構造を説明する。非常用電源装置1は、後述する二次電池ユニット51(図5参照)及びインバータ54(図5参照)等を備えている。図1~図4に示すように、非常用電源装置1は4個のキャスター17に支えられる箱形のケース10からなる。ケース10は、長方形の正面11、長方形の左側面12、長方形の右側面13、長方形の背面14、長方形の上面15、及び長方形の底面16の六面を備える。ケース10は、鉄又はアルミニウム合金等の金属板、又は、合成樹脂の板材を備える。各キャスター17はアジャスト機能を有してもよい。
ケース10の正面11の上部には内側に凹んだ第1収容部11C、下部には内側に凹んだ第2収容部11Dが設けられている。第1収容部11Cの正面の内壁には、図2に示すように、正面左側より順に、電源スイッチ20、状態表示モニタ21、太陽電池パネル入力表示ランプ22、直流USBポート部41、及び交流コンセント部40が設けられている。電源スイッチ20は、非常用電源装置1を起動・停止させる。状態表示モニタ21には、二次電池ユニット51の残量や充電・放電の状態が表示される。太陽電池パネル入力表示ランプ22は、後述の太陽電池パネル入力ポート部33A、33Bより充電している際に発光するLEDランプが設けられている。第1収容部11Cは、例えばUSBケーブルなどの付属品が収容可能な空間を有してもよい。
第2収容部11Dの内側には、図2に示すように、急速充電時入力ポート32A~32Dが設けられている。急速充電時入力ポート32A~32Dは、商用交流電源や、内部に二次電池ユニット及びDC/AC変換器を含み把持して持ち運び可能な他の非常用電源装置2からの交流電源の入力部である。各急速充電時入力ポート32A~32Dは縦方向の仕切板11Eにより仕切られている。本実施形態では、急速充電時入力ポート32A~32Dは計4箇所設けられているが、2つでも、3つでも良く、任意の複数箇所設けられていればよい。また、第2収容部11Dは、例えば延長コード、折りたたみ式太陽電池パネル等の付属品が収容可能な空間を有してもよい。本実施形態では、急速充電時入力ポート32A~32Dの左右両端側にそれぞれ1箇所ずつ計2箇所の収容可能な空間11Fを有している。また、縦方向の仕切板11Eは設けなくてもよい。
図1及び図2に示すように、第1収容部11C及び第2収容部11Dには、それぞれ第1カバー11A及び第2カバー11Bが設けられている。第1カバー11A及び第2カバー11Bは、横長の長方形の板部材で、その上部の両端2箇所に取手を有し、ケース10の左側面12側から見て時計回りに開閉可能である。
図3及び図4に示すように、ケース10の左側面12には、下部より順に、交流入力ポート31A、太陽電池パネル入力ポート部33A、停電補償用コンセント部42A、長方形の換気口18A、及び可搬用取手19Aが設けられている。右側面13にも同様に、下部より順に、交流入力ポート31B、太陽電池パネル入力ポート部33B、停電補償用コンセント部42B、長方形の換気口18B、可搬用取手19Bが設けられている。交流入力ポート31A、31Bは、商用交流電源や他の非常用電源装置2からの交流電源の入力部であり、設置場所にあわせて31A若しくは31Bのいずれかを選択できる。太陽電池パネル入力ポート部33A、33B、停電補償用コンセント部42A、42Bの説明は後述する。換気口18A、18Bには防湿・防虫フィルターが設けられ、湿気や害虫が非常用電源装置1の内部に入らずに、インバータ54の熱が外部に排出される。
図5に示すように、非常用電源装置1の内部には、下部より上部に向けて順に、二次電池ユニット51、逆電流防止用の大電力型ダイオード52、AC/DC充電部53、インバータ54等が設けられている。二次電池ユニット51内には、図示しない、リチウムイオン電池と充電制御回路が組み込まれている。AC/DC充電部53には4つのAC/DC充電器(後述の第1のAC/DC充電器53A~53D)が設けられている。
<電気的構成>
次に、図6を参照して、非常用電源装置1の電気的構成を説明する。非常用電源装置1の内部には、電荷を貯める二次電池ユニット51が設けられている。二次電池ユニット51は、第1のAC/DC充電器53A~53D、及びインバータ54が接続される。
第1のAC/DC充電器53A~53Dの入力側は、急速充電時入力ポート32A~32Dと各々接続される。第1のAC/DC充電器53A~53Dの出力側と二次電池ユニット51との間には、大電力型ダイオード52及びサーキットプロテクタ(図示略)が接続される。大電力型ダイオード52は、第1のAC/DC充電器53A~53D同士で相互に電流を入出力することを防ぐ。サーキットプロテクタは、第1のAC/DC充電器53A~53Dの過負荷や回路の短絡により過電流になった場合に遮断して、二次電池ユニット51を保護する。
第1のAC/DC充電器53A~53Dは、非常用電源装置1への入力電力を調整する第1の入力電力調整部61A~61Dがそれぞれ設けられ、入力電流を一定以下に制限する。例えば、第1の入力電力調整部61A~61Dは入力電流を12アンペアの交流に制限している。
インバータ54の入力側は、交流入力ポート31A、31B、太陽電池パネル入力ポート部33A、33Bと接続される。インバータ54の出力側は、交流コンセント部40、直流USBポート部41、停電補償用コンセント部42A、42B、及び先述の通り二次電池ユニット51と接続される。インバータ54の出力側と二次電池ユニット51との間には、インバータ54の過負荷や回路の短絡により過電流になった場合に遮断するヒューズ60が設けられている。
インバータ54は、DC/AC変換器54Aとしての機能だけでなく、第2のAC/DC充電器54B、測定部54C、瞬停切替部54D、及びソーラー入力部54Eとしての機能も有する。DC/AC変換器54Aは、二次電池ユニット51より入力された直流電圧を交流電圧に変換して出力する。第2のAC/DC充電器54Bは、商用交流電源若しくは他の非常用電源装置2より入力された交流電圧を直流電圧に変換して出力する。測定部54Cは、第2のAC/DC充電器54Bに入力される交流電圧を測定する。瞬停切替部54D、測定部54Cにより商用交流電源の電圧降下が検出されたことを契機に二次電池ユニット51から継続して負荷に供給する電力を制御する。ソーラー入力部54Eは、図示外である太陽電池パネルからの直流電流が入力される。
第2のAC/DC充電器54Bには、非常用電源装置1への入力電力を調整する第2の入力電力調整部62が設けられ、入力電流を一定以下に制限する。例えば、第2の入力電力調整部62は入力電流を6アンペアの交流に制限している。
<非常用電源装置1の使用方法>
商用交流電源を交流入力ポート31A(又は31B)に接続した状態で電源スイッチ20がONにされると、インバータ54が作動する。インバータ54は、先述の通り、第2のAC/DC充電器54Bとしての機能を有するため、一例として、入力された100Vの交流を14Vの直流に変換して二次電池ユニット51に出力する。これにより二次電池ユニット51への充電が開始される。二次電池ユニット51が満充電になると二次電池ユニット51への充電は停止する。
先述の通り、太陽電池パネル入力ポート部33A、33Bは、インバータ54のソーラー入力部54Eに接続されている。太陽電池パネル入力ポート部33A、33Bは、各部に4つずつ設けられており、太陽電池パネルと1つでも、2つでも接続可能である。従って、停電により100Vの交流電源が供給されない場合には、太陽電池パネルにより二次電池ユニット51を充電することも可能である。また、1つの太陽電池パネルでは発電量が足りない場合には、最大8つまで太陽電池パネルを接続して、二次電池ユニット51を充電することも可能である。
停電時等、交流電源が供給されていない状態で電源スイッチ20がONにされると、インバータ54が作動する。インバータ54は、二次電池ユニット51から入力される直流を、一例として、100Vの交流に変換して交流コンセント部40、停電補償用コンセント部42A、42B、及び直流USBポート部41に出力する。従って、交流コンセント部40、又は停電補償用コンセント部42A、42Bに蛍光灯、携帯電話・スマートフォンの充電器、ラジオ、パーソナルコンピュータ等のACコードの端子を差し込んで利用することができる。また、直流USBポート部41には、AC/DC変換器(図示略)が設けられており、インバータ54より入力される交流を例えば5Vの直流に変換して出力する。従って、直流USBポート部41に携帯電話・スマートフォンとの接続ケーブル等のDCコードの端子を差し込んで利用することができる。
非常用電源装置1には大容量高出力の二次電池ユニット51が設けられており、例えば避難所のような大人数が集まる場所でも使用可能である。しかし、災害時等、停電が長期にわたり、商用交流電源が供給されない場合、二次電池ユニット51に蓄えられた電気が全て使い切られることもある。このような場合、急速充電時入力ポート32A~32D、交流入力ポート31A(又は31B)のいずれか1箇所に、把持して持ち運び可能な他の非常用電源装置2を接続する。この状態で電源スイッチ20がONにされると、第1のAC/DC充電器53A~53D、若しくは第2のAC/DC充電器54Bが、一例として、他の非常用電源装置2より入力された100Vの交流を14Vの直流に変換して二次電池ユニット51に出力する。
先述の通り、第1のAC/DC充電器53A~53Dには第1の入力電力調整部61A~61Dが、第2のAC/DC充電器54Bには第2の入力電力調整部62がそれぞれ設けられ、非常用電源装置1への入力電流を一定以下に制限する。これにより、非常用電源装置1の容量と、電力を提供する他の非常用電源装置2の容量とに差がある場合においても、他の非常用電源装置2は定格出力を超えることがなくなる。従って、他の非常用電源装置2はその内部にある二次電池ユニットの過放電やDC/AC変換器の過負荷により故障せず、非常用電源装置1の二次電池ユニット51へ安定して給電することができる。よって、商用交流電源が供給されない停電時においても、点在する他の非常用電源装置2を持ち寄り、急速充電時入力ポート32A~32D、交流入力ポート31A(又は31B)に接続することで、非常用電源装置1の二次電池ユニット51は充電可能である。
加えて、災害時に長期にわたり商用交流電源が供給されない場合、電力を供給する非常用電源装置1の充電時間は可能な限り短いこと(急速充電)が求められる。この場合、図7に示すように、急速充電時入力ポート32A~32D、交流入力ポート31A(又は31B)の複数箇所に他の非常用電源装置2を接続する。急速充電時入力ポート32A~32Dは第1のAC/DC充電器53A~53Dと各々接続され、交流入力ポート31A(又は31B)は第2のAC/DC充電器54Bと接続されているため、非常用電源装置1の充電時間は、非常用電源装置1に接続された他の非常用電源装置2の台数が多いほど短くなる。一例として、図7では急速充電時入力ポート32A~32Dの4箇所で4台の他の非常用電源装置2との同時接続して急速充電を行っているが、同時接続台数は2台でも3台でもよく、本実施形態では急速充電時入力ポート32A~32Dの4箇所と交流入力ポート31A(又は31B)の1箇所を合わせた最大5箇所で5台の他の非常用電源装置2との同時接続が可能である。さらに急速充電が必要な際は、合わせて太陽電池パネル入力ポート部33A及び33Bに太陽電池パネルを最大8つ同時に接続することで、より素早く充電することができる。
また、急速充電時入力ポート32A~32Dは商用交流電源とも接続可能である。従って、停電していない平時においても、非常用電源装置1は、急速充電時入力ポート32A~32D、交流入力ポート31A(又は31B)の中で複数箇所に商用交流電源を複数同時に接続されると、二次電池ユニット51の急速充電が可能である。
インバータ54は、先述の通り、瞬停切替部54Dとしての機能も有する。商用交流電源を交流入力ポート31A(又は31B)に、停電補償を行いたい機器のACコードの端子を停電補償用コンセント部42A若しくは42Bに接続した状態で電源スイッチ20がONにされる。停電となった際には、測定部54Cがインバータ54に入力される電圧の降下を検出し、瞬停切替部54Dにより二次電池ユニット51への充電から二次電池ユニット51からの放電に切り替わり、停電補償を行いたい機器に電力を継続して供給する。従って、非常用電源装置1は無停電電源装置として働く。
以上説明したように、本実施の形態の非常用電源装置1によれば、複数のAC/DC充電器53A~53D、54Bを備え、前記複数のAC/DC充電器53A~53D、54Bと各々接続されており商用交流電源若しくは他の非常用電源装置2と接続可能な接続部(交流入力ポート31A(又は31B)、急速充電時入力ポート32A~32D)を複数設けることで、商用交流電源若しくは他の非常用電源装置2を複数同時に接続して非常用電源装置1の急速充電が可能である。
また、第1の入力電力調整部61A~61D、第2の入力電力調整部62により非常用電源装置1への入力電流を調整することで、接続された他の非常用電源装置2が故障することなくなる。従って、他の非常用電源装置2から出力された電源で非常用電源装置1の充電が可能となる。また、太陽電池パネルからの直流電流が入力されるソーラー入力部54Eが設けられているので、停電時でも、非常用電源装置1に複数の太陽電池パネルから直流電源を供給して充電することができる。また、瞬停切替部54Dを備えているので、停電時、測定部54Cにより商用交流電源の電圧降下が検出されたことを契機に、停電補償を行いたい機器に電力を継続して供給する無停電電源装置として使用することができる。
二次電池ユニット51が本発明の「蓄電部」の一例である。また、インバータ54の一機能であるDC/AC変換器54Aが本発明の「DC/AC変換器」の一例である。また、第1のAC/DC充電器53A~53D及びインバータ54の一機能である第2のAC/DC充電器54Bが「AC/DC充電器」の一例である。また、交流入力ポート31A(又は31B)、急速充電時入力ポート32A~32Dが「接続部」の一例である。また、第1の入力電力調整部61A~61D及び第2の入力電力調整部62が、本発明の「入力電力調整部」の一例、ソーラー入力部54Eが、本発明の「ソーラー入力部」の一例、測定部54Cが本発明の「測定部」の一例、そして瞬停切替部54Dが本発明の「瞬停切替部」の一例である。
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、直流USBポート部41を設けているが、シガーソケットにしてもよいし、必ずしも設けなくてもよい。内蔵される二次電池ユニット51のリチウムイオン電池の数は、1個に限られず、2個、4個等の複数個内蔵してもよい。また、二次電池ユニット51は、リチウムイオン電池に限られず、ニッケル水素電池、鉛蓄電池、電気二重層コンデンサ等のキャパシタでもよい。また、インバータ54からの出力は、交流100Vに限られず、115V,120V、200V,240V等の使用国の電圧に合わせればよい。また、交流の周波数も60Hz、50Hz等使用国の周波数に合わせればよい。
また、非常用電源装置1の形状は、上記実施の形態に限られない。また、非常用電源装置1の電源スイッチ20、状態表示モニタ21、太陽電池パネル入力表示ランプ22、商用交流電源出力用の交流コンセント部40、直流USBポート部41は、第1収容部11Cの内側ではなく、正面11、左側面12、右側面13、背面14、及び上面15の外側に設けてもよい。また、状態表示モニタ21は、必ずしも設けなくてもよい。急速充電時入力ポート32A~32Dについても第2収容部11Dの内側ではなく、正面11、側面12、13、背面14や上面15の外側に設けてもよい。
また、上記実施の形態では、太陽電池パネル入力ポート部33A、33Bはそれぞれ4つずつで計8つの太陽電池パネルと接続可能であるが、8つに限らず、各ポートに任意の数の太陽電池パネルと接続可能でよい。また、ケース10の左側面12、右側面13にそれぞれ設けられた商用交流電源の交流入力ポート31A、31B、太陽電池パネル入力ポート部33A、33B、停電補償用コンセント部42A、42Bは、いずれも側面12、13の片面のみに設けてもよいし、正面11、背面14、及び上面15に設けてもよい。
1 非常用電源装置
2 他の非常用電源装置
31A 交流入力ポート
31B 交流入力ポート
32A 急速充電時入力ポート
32B 急速充電時入力ポート
32C 急速充電時入力ポート
32D 急速充電時入力ポート
51 二次電池ユニット
53 AC/DC充電器
53A 第1のAC/DC充電器
53B 第1のAC/DC充電器
53C 第1のAC/DC充電器
53D 第1のAC/DC充電器
54 インバータ
54A DC/AC変換器
54B 第2のAC/DC充電器
54C 測定部
54D 瞬停切替部
54E ソーラー入力部
61A 第1の入力電力調整部
61B 第1の入力電力調整部
61C 第1の入力電力調整部
61D 第1の入力電力調整部
62 第2の入力電力調整部

Claims (6)

  1. 電荷を蓄電可能な1つの蓄電部と、
    前記1つの蓄電部に接続され所定の交流電圧を出力するDC/AC変換器と、
    前記1つの蓄電部に接続され前記1つの蓄電部を充電する複数のAC/DC充電器と、
    前記複数のAC/DC充電器と各々接続され、商用交流電源若しくは他の非常用電源装置から前記1つの蓄電部への充電を行うための複数の接続部を設けたこと
    を特徴とする非常用電源装置。
  2. 前記複数のAC/DC充電器は、前記複数の接続部を介して同時接続された複数の前記商用交流電源若しくは前記他の非常用電源装置により前記1つの蓄電部を充電することを特徴とする請求項1に記載の非常用電源装置。
  3. 前記複数のAC/DC充電器は、前記複数の接続部を介して同時接続された複数の前記他の非常用電源装置により前記1つの蓄電部を充電することを特徴とする請求項2に記載の非常用電源装置。
  4. 商用交流電源若しくは前記他の非常用電源装置から前記非常用電源装置への入力電力を調整する入力電力調整部を備えたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の非常用電源装置。
  5. 太陽電池パネルからの直流電流が入力されるソーラー入力部を少なくとも1つ備えたことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の非常用電源装置。
  6. 前記AC/DC充電器に入力される交流電圧を測定する測定部と、
    前記測定部が電圧降下を検出したことを契機に、前記蓄電部より、継続して負荷に供給する電力を制御する瞬停切替部を備えたこと
    を特徴とする請求項1~の何れかに記載の非常用電源装置。
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