JP7227780B2 - 制震装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に開示の技術では、TMDの設置スペースをラックに確保しなければならない。このため、ラックにおける荷物の収納量が、TMDの設置スペース分だけ減少してしまうので、倉庫における荷物の保管効率が低下するという問題があった。
本発明の第1態様では、複数の支持部材のそれぞれに対して個別に制震装置が設けられる。そして、ダンパ装置とばね部材とは支持部材の側方に配置され、ダンパ装置とばね部材とは、支持部材と平行な方向に一直線上に並んでいる。
本発明の第2態様において、ダンパ装置とばね部材とは、支持部材の一側面側に配置され、かつ、支持部材の他側面側に配置されていない。そして、ダンパ装置とばね部材とは、支持部材と平行な方向に一直線上に並んでいる。
本発明の第3態様では、複数の支持部材のそれぞれに対して個別に制震装置が設けられる。そして、支持部材は矩形状の断面形状を有し、ベース部材は、下面開放のコ字状の断面形状を有して支持部材と平行に延び、かつ、支持部材を外方から囲み、スライド部材は、下面開放のコ字状の断面形状を有して支持部材と平行に延び、かつ、ベース部材を外方から囲む。
ラック2は、各開口部5に対応するように、荷物4の収納室9を有する。また、各開口部5は通路3に面している。換言すれば、各収納室9の開口部5は、それぞれ、通路3に面している。
ここで、ラック2のうち、通路3に面している方を「前」とし、その反対の方を「後」とし、ラック2の横方向を「左右方向」として以下説明する(図2及び図3参照)。
ここで、腕木7は、本発明の「支持部材」に対応するものであり、水平に延びて荷物4を下方から支持可能である。
次に、制震装置20の詳細をについて、図4~図8を用いて説明する。
ベース部材21は、下面開放のコ字状の断面形状を有して前後方向に延びている(すなわち、腕木7と平行に延びている)。ベース部材21の上面部21aは、腕木7上に配置されている。ベース部材21の左側面部21bは、腕木7の左方に配置されている。ベース部材21の右側面部21cは、腕木7の右方に配置されている。ベース部材21は、腕木7を、その外方(上方、左側方、及び右側方)から囲み得る。
尚、ベース部材21の前後方向での長さ(換言すれば、張出部26,26間の距離)は、スライド部材22の前後方向での長さよりも長い。
ここで、突出部41の後方に突出部27が位置し、突出部28の後方に突出部42が位置する。前から後に向かって、突出部41、突出部27、突出部28、突出部42の順に並んでいる。
本実施形態では、ベース部材21の左側面部21bの下端部にオイル受け部(オイルパン)29が設けられている。オイル受け部29は、ダンパ装置23から漏出したオイル(ダンパオイル)を受けるためのものであり、ダンパ装置23の直下に配置されている。オイル受け部29は、上面開放の皿状である。尚、本実施形態では、オイル受け部29の一部(前壁部及び後壁部)が、前述の張出部26と一体的に形成されている。
本実施形態では、制震装置20がラック2の上層部U(例えば、ラック2における上から1~3段目の収納室9の各腕木7)に設けられている。ここにおいて、ラック2の上層部Uの荷物4(錘)の有無に偏りが生じると、十分な制震効果が発揮できない。そのため、スタッカークレーンのオペレーションを組み、荷物4の配置に偏りがないようにプログラムするとよい。例えば、図9に示すように、制震装置20が設けられているラック2の上層部Uに優先的に荷物4を配置し、当該上層部Uの収納室9の全てに荷物4が収納された後に、それより下方の収納室9に荷物4を配置するようにしてもよい。
また本実施形態によれば、ダンパ装置23はオイルダンパであり、ベース部材21は、このオイルダンパから漏出したオイルを受けるためのオイル受け部29を備える。これにより、オイルの漏出をオイル受け部29で食い止めることができる。
図10及び図11は、本実施形態における制震装置50の左側面図及び右側面図である。図12は、図10のB-B断面図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
ベース部材51は、下面開放のコ字状の断面形状を有して前後方向に延びている(すなわち、腕木7と平行に延びている)。ベース部材51の上面部51aは、腕木7上に配置されている。ベース部材51の左側面部51bは、腕木7の左方に配置されている。ベース部材51の右側面部51cは、腕木7の右方に配置されている。ベース部材51は、腕木7を、その外方(上方、左側方、及び右側方)から囲み得る。
尚、ベース部材51の前後方向での長さ(例えば、前述の張出部間の距離)は、スライド部材52の前後方向での長さよりも長い。
ベース部材51の右側面部51cには、右方に突出する前後2つの突出部62,63が設けられている。突出部62,63は、前後方向に互いに間隔を空けて配置されている。前側の突出部62には、ばね部材54の前端部(一端部)54aが連結される。後側の突出部63には、ばね部材55の後端部(一端部)55aが連結される。
ここで、突出部61の後方に突出部73が位置する。
本実施形態では、ベース部材51の左側面部51bの下端部にオイル受け部(オイルパン)77が設けられている。オイル受け部77は、ダンパ装置53から漏出したオイル(ダンパオイル)を受けるためのものであり、ダンパ装置53の直下に配置されている。オイル受け部77は、上面開放の皿状である。尚、本実施形態において、オイル受け部77の一部(前壁部及び後壁部)が、前述の張出部と一体的に形成されてもよい。
ここで、突出部62の後方に突出部74が位置し、突出部75の後方に突出部63が位置する。前から後に向かって、突出部62、突出部74、突出部75、突出部63の順に並んでいる。
前述の第1及び第2実施形態において、制震装置が複数のダンパ装置と複数のばね部材とを備えてもよい。
Claims (3)
- 荷物を収納可能なラックに設けられる制震装置であって、
前記ラックは、水平に延びて前記荷物を下方から支持可能な支持部材を有し、
複数の前記支持部材のそれぞれに対して個別に前記制震装置が設けられ、
前記制震装置は、
前記支持部材上に配置されて前記支持部材と平行に延び、かつ、前記支持部材に固定されるベース部材と、
前記ベース部材上に配置されて、上面に前記荷物を載置可能であり、前記ベース部材に対して前記ベース部材と平行な方向に摺動可能なスライド部材と、
前記支持部材と平行な方向に伸縮可能に延びるダンパ装置と、
前記支持部材と平行な方向に伸縮可能に延びるばね部材と、
を有し、
前記ダンパ装置は、その一端部が前記ベース部材に連結されて、他端部が前記スライド部材に連結され、
前記ばね部材は、その一端部が前記ベース部材に固定されて、他端部が前記スライド部材に連結され、
前記ダンパ装置と前記ばね部材とは前記支持部材の側方に配置され、
前記ダンパ装置と前記ばね部材とは、前記支持部材と平行な方向に一直線上に並んでいる、制震装置。 - 荷物を収納可能なラックに設けられる制震装置であって、
前記ラックは、水平に延びて前記荷物を下方から支持可能な支持部材を有し、
前記制震装置は、
前記支持部材上に配置されて前記支持部材と平行に延び、かつ、前記支持部材に固定されるベース部材と、
前記ベース部材上に配置されて、上面に前記荷物を載置可能であり、前記ベース部材に対して前記ベース部材と平行な方向に摺動可能なスライド部材と、
前記支持部材と平行な方向に伸縮可能に延びるダンパ装置と、
前記支持部材と平行な方向に伸縮可能に延びるばね部材と、
を有し、
前記ダンパ装置は、その一端部が前記ベース部材に連結されて、他端部が前記スライド部材に連結され、
前記ばね部材は、その一端部が前記ベース部材に固定されて、他端部が前記スライド部材に連結され、
前記ダンパ装置と前記ばね部材とは、前記支持部材の一側面側に配置され、かつ、前記支持部材の他側面側に配置されておらず、
前記ダンパ装置と前記ばね部材とは、前記支持部材と平行な方向に一直線上に並んでいる、制震装置。 - 荷物を収納可能なラックに設けられる制震装置であって、
前記ラックは、水平に延びて前記荷物を下方から支持可能な支持部材を有し、
複数の前記支持部材のそれぞれに対して個別に前記制震装置が設けられ、
前記制震装置は、
前記支持部材上に配置されて前記支持部材と平行に延び、かつ、前記支持部材に固定されるベース部材と、
前記ベース部材上に配置されて、上面に前記荷物を載置可能であり、前記ベース部材に対して前記ベース部材と平行な方向に摺動可能なスライド部材と、
前記支持部材と平行な方向に伸縮可能に延びるダンパ装置と、
前記支持部材と平行な方向に伸縮可能に延びるばね部材と、
を有し、
前記ダンパ装置は、その一端部が前記ベース部材に連結されて、他端部が前記スライド部材に連結され、
前記ばね部材は、その一端部が前記ベース部材に固定されて、他端部が前記スライド部材に連結され、
前記支持部材は矩形状の断面形状を有し、
前記ベース部材は、下面開放のコ字状の断面形状を有して前記支持部材と平行に延び、かつ、前記支持部材を外方から囲み、
前記スライド部材は、下面開放のコ字状の断面形状を有して前記支持部材と平行に延び、かつ、前記ベース部材を外方から囲む、制震装置。
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