JP7226639B2 - 副室式火花点火エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、副室内で混合気が発火することで形成される火炎を主室内に噴出させて主室内の混合気に点火するシステムを備えた、副室式火花点火エンジンに関するものである。
火花点火エンジンにおいて、隔壁により主燃焼室(主室ともいう)から分離された副燃焼室(副室ともいう)を設け、これらの主室と副室とを互いに連通する連通路を隔壁に形成し、副室内の混合気を発火させて、このとき副室内に形成される火炎が連通路を介し主室内に噴出するようにして主室内の混合気に点火するシステム(ジェット点火システムともいう)を備えた、副室式火花点火エンジンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-204835号公報
ところで、上記のようなジェット点火システムの燃料供給形態には、主室を介して副室内に燃料を供給するパッシブ方式のものと、副室内に直接燃料を供給するアクティブ方式のものとがある。
本件の案出過程で、パッシブ方式のジェット点火システムを備えた副室式火花点火エンジンとして、図7に示す構成が考えられた。つまり、図7に示すように、主室121の上部(シリンダヘッド103側の天井壁部)のボア中心軸を含む領域に、内部に副室122を区画形成する隔壁123を配置し、主室121の側壁部111aにインジェクタ117を配置する。隔壁123には、主室121と副室122とを連通する複数の連通路124を形成し、連通路124の一つを燃料供給路124aとする。インジェクタ117は、燃料噴射方向がこの燃料供給路124aに向かうように配置する。
このようなパッシブ方式の場合、圧縮行程のタイミングで燃料噴射をすることで副室内に燃料を供給し易くすることができる。しかし、副室122内への燃料供給と点火時期との時間間隔が短いため、図7に模式的に示すように、副室122内の当量比に濃淡が生じ、点火が不安定になることがあり、課題となっている。
本件は、このような課題に着目して創案されたもので、パッシブ方式のジェット点火システムを備えた副室式火花点火エンジンにおいて、副室内での点火を安定して行うことができるようにすることを目的の一つとしている。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的である。
本件の副室式火花点火エンジンは、主室と、前記主室と隔壁により区画された副室と、前記隔壁に設けられ前記主室と前記副室とを連通する複数の連通路と、前記副室の中心軸又は前記中心軸の近傍に設けられて前記副室内の混合気に点火を行う点火プラグと、を備え、前記副室内の混合気の着火により前記副室内に形成される火炎を、前記連通路を介して前記主室内に噴出させて前記主室内の混合気に着火する、副室式火花点火エンジンであって、前記連通路は、前記副室の前記中心軸に向かう方向に対して傾斜した角度で形成され、前記主室からの圧縮空気によって前記副室内にスワール流を生成するスワール流生成連通路と、前記副室の前記中心軸に向かう方向に対して前記スワール流生成連通路とは異なる角度で形成され、前記主室側から前記副室内に燃料を供給する燃料流入連通路と、を含んでいることを特徴としている。
前記スワール流生成連通路及び前記燃料流入連通路は、前記副室の一端側に形成され、前記点火プラグは前記副室の他端側に形成され、前記スワール流生成連通路及び前記燃料流入連通路は、前記主室から前記副室に向かうにつれて、前記一端側から前記他端側に向かうように傾斜して形成され、前記燃料流入連通路の延長線が前記隔壁の前記副室側の面である副室内壁面に到達する位置は、前記スワール流生成連通路の延長線が前記副室内壁面に到達する位置よりも、前記他端側であることが好ましい。
前記副室内壁面の前記他端側は、円筒形状に形成された円筒状内壁面であって、前記燃料流入連通路の延長線は、前記円筒状内壁面に到達することが好ましい。
前記副室内壁面の前記円筒状内壁面よりも前記一端側には、前記他端側から前記一端側に向かうにつれて次第に断面積が小さくなる縮径内壁面が形成されていることが好ましい。
前記隔壁の前記主室側の面には前記一端側凹部が形成され、前記燃料流入連通路は前記凹部に形成されることが好ましい。
前記主室内に燃料を噴射する燃料噴射弁を備え、前記凹部は、前記燃料噴射弁からの直噴燃料が衝突する受面を備えていることが好ましい。
本件によれば、主室内に噴射された燃料が、副室内に生成されたスワール流によって副室の点火プラグの周りに燃料の濃い混合気を集中させることができる。これにより、安定した着火を実現でき、副室内への供給燃料量を抑えることもできる。
図1A,図1Bは実施形態に係る副室式火花点火エンジンの1つの気筒の燃焼室の構成を示す図であり、図1Aはその縦断面図、図1Bはその頂面図である。 図2A,図2Bは図1A,図1Bに示す副室式火花点火エンジンの隔壁に形成される連通路の特徴を説明する図であり、図2Aは連通路の配向を示す副室の要部の模式的な横断面図であり、図2Bは副室の縦断面図である。 図3A,図3Bは図1A,図1Bに示す副室式火花点火エンジンの副室の凹部の変形例の形状を示す斜視図であって、図3Aは第1変形例を示し、図3Bは第2変形例を示す。 図4A,図4Bは図1A,図1Bに示す副室式火花点火エンジンの副室内での気体の流れる状態を説明する模式的斜視図であって、図4Aは凹部の副室内への突出を考慮しない場合を示し、図4Bは凹部の副室内への突出を考慮した場合を示す。 図5A~図5Cは図1A,図1Bに示す副室式火花点火エンジンの燃料噴射態様を、図5A~図5Cに行程順で示す燃焼室の縦断面図である。 図6は図1A,図1Bに示す副室式火花点火エンジンの副室の変形例を示す図である。 図7は本件の課題を説明する燃焼室の縦断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態としての副室式火花点火エンジンについて説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[全体構成]
本実施形態に係る副室式火花点火エンジン(火花点火式の内燃機関であって、ガソリンエンジンを含む。以下、単に「エンジン」ともいう)1は、多気筒エンジンであり、各気筒は、図1Aに示すように、シリンダブロック2に形成されたシリンダ11と、シリンダ11内を往復動するピストン12と、シリンダヘッド3に形成された吸気ポート13及び排気ポート14と、吸気ポート13に装備された吸気弁15及び排気ポート14に装備された排気弁16を備えている。
なお、本実施形態では、図1Bに示すように、吸気ポート13(吸気弁15)及び排気ポート14(排気弁16)はいずれも2つずつ装備されているが、吸気ポート数(吸気弁数)及び排気ポート数(排気弁数)はこれに限定されるものではない。
シリンダ11内のシリンダヘッド2側(図1A中上部)には、シリンダ11の内壁とピストン12の頂面12aと、シリンダヘッド2とによって、燃焼室20が区画形成されている。燃焼室20には、吸気弁15で開閉される吸気ポート13及び排気弁16で開閉される排気ポート14が連通可能に接続されている。なお、ここでは、燃焼室20の頂部は、吸気弁15が設けられた吸気斜面と排気弁16が設けられた排気斜面とを有するペントルーフ形状に形成されている。
シリンダ11内の頂部(図1A中の上部)の周壁11aには、燃料噴射弁17が装備されており、本実施形態のエンジンは1、シリンダ11内に直接燃料を噴射する筒内噴射エンジン(直噴エンジン)として構成されている。本実施形態では、シリンダ11内に直接燃料噴射する燃料噴射弁17のみを備えているが、これに加えて、吸気ポート13に燃料を噴射するポート噴射用の燃料噴射弁を追加してもよい。
本実施形態に係るエンジンは、火花点火式エンジンであり、燃焼室20の頂部(ここでは、ペントルーフ形状の頂部)20aにおいて、ボア中心軸又はボア中心軸の近傍に、燃焼室20に火花放電部18aを露出させて点火プラグ18が装備されている。
[主室及び副室の構成]
燃焼室20の頂部20aには、燃焼室20の内部空間を、主室(主燃焼室)21と、副室(副燃焼室)22とに区画する隔壁23が装備されている。この隔壁23は、点火プラグ18の火花放電部18aが露出する空間を覆うように配置され、燃焼室20内の隔壁23で覆われる内部空間(火花放電部18aを含む空間)が副室22となっており、燃焼室20内の隔壁23の外部空間が主室21となっている。副室22は、一部を除いて、回転体形状に形成されている。
図2A,図2Bに示すように、隔壁23には、主室21と副室22とを連通する複数(本実施形態では6個)の連通路(「ノズル」ともいう)24が形成されている。複数(本実施形態では6個)の連通路24は、主室21側から副室22への混合気の流入と、副室22側から主室21側への火炎の流出とを行うために設けられている。
複数の連通路24の一部(ここでは1つ)は、燃料噴射弁17から主室21内に噴射された燃料を副室22に導入するための燃料流入連通路24aとして機能し、他の連通路24は、主室21内の空気(厳密には、燃料が希薄な混合気)を副室22に導入するための空気流入連通路として機能する。
燃料噴射弁17は、副室22内に燃料供給するための噴射口を備えている。
副室22内では、圧縮行程において、燃料流入連通路24aを通じて導入された燃料(燃料を多く含んだ混合気)に、所定のタイミングで点火プラグ18を用いて着火し、この着火により副室22内に形成される火炎を、複数の連通路24を介して主室21内にジェット噴出させて主室21内の混合気に点火し、燃焼を促進する。このような点火システムは、ジェット点火システムとも呼ばれ、希薄混合気への点火及び燃焼促進に有効であり、主室21内のリーンバーンや大量EGR時に適用でき、これにより、燃費向上が可能になる。
また、本実施形態では、副室22の外側面(即ち、隔壁23の外面)において、燃料流入連通路24aが開口する開口部24bの周囲には、燃料噴射弁17からの直噴燃料が衝突する受面30aを持つ凹部30が形成されている。本実施形態の凹部30は、滑らかな曲面で形成されたすり鉢形状に形成されている。開口部24bは、すり鉢形状の凹部30の底部又は底部近傍に配置されている。
ただし、凹部30の形状はこれに限定されるものではなく、少なくとも副室22の外部から内部に向かって次第に縮径していればよく、例えば、円錐面等の錐面を用いたファンネル(漏斗)形状であってもよい。つまり、図3Aに変形例として示す凹部30Aのように、円錐面を用いて形成してもよく、図3Bに変形例として示す凹部30Bのように、角錐面を用いて形成してもよい。図3Bに示す例は、四角錐面を用いたであるが、これ以外の角錐面も適用できる。
また、凹部30の壁面形状に錐面を用いる場合も、錐面の幅広側B(凹部30の開口に相当する)や錐面の幅狭側T(凹部30の底面部に相当する)は円や正多角形に限らず、楕円やその他の多角形であってもよい。
さらに、図3A,図3Bに示す凹部30A,30Bのように、錐面の幅広側Bの中心と幅狭側Tの中心とを結ぶ線(図3中のL1,L2)が、錐台の底面Bや頂面Tに対して傾斜した錐台(即ち、底面Bに対して頂面Tが横ズレした錐台)の内面形状を適用してもよい。図3A,図3Bでは、図1A,図1Bに対応させて、凹部30A,30Bを斜め下向きに記載している。
なお、図3A,図3Bに示す変形例では、凹部30A,30Bの最深部(底部)に、燃料流入連通路24aの開口部24bが配置されているが、開口部24bの配置はこれに限らない。また、開口部24bの数(燃料流入連通路24aの数)も1つだけに限定されない。図3Bに示す凹部30Bのように、開口部24bを複数(ここでは2つ)設けてもよい。この場合の、開口部24bの並ぶ方向は、第1方向D1でも第2方向D2でもよい。
本実施形態では、隔壁23の上部〔図2Bにおける上部(即ち、点火プラグ18側)〕は円筒形状に形成され、隔壁23の下部〔図2Bにおける下部(即ち、ピストン12側)は下方に行くにしたがって径が縮小した形状(ここでは、略半球形状)に形成されている。また、隔壁23は、一部を除いて、点火プラグ18の火花放電部18aの位置(即ち、副室中心軸CL又は副室中心軸CLの近傍の位置)を中心とする回転体形状に形成されている。ただし、隔壁23の形状はこれに限定されない。上部は点火プラグ18の火花放電部18aを中心とした円筒形状が好ましいが、下部は上部の円筒形状と連続し、下方に行くにしたがって縮径して次第に横断面積が小さくなる形状であればよい。
なお、何れの連通路24も、副室22の下部の次第に横断面積が小さくなる形状の部分(縮径部)に配置されている。また、副室中心軸CLの方向とボア中心軸の方向とは、必ずしも一致している必要はなく、ボア中心軸に対して副室中心軸CLが傾斜するように設けられていてもよい。
したがって、副室22の内壁面(副室内壁面22W)は、図4A,図4Bに示すように、上部(即ち、点火プラグ18側)において円筒形状に形成された円筒状内壁面22W1、下部(即ち、ピストン12側)において下方に行くにしたがって径が縮小した形状に形成された縮径内壁面22W2と、を備えている。何れの連通路24も、副室22の下部の縮径内壁面22W2に形成されている。また、凹部30も副室22の下部の縮径内壁面22W2に形成されており、図4Bに示すように、副室22の内壁面の凹部30が形成される部分は、副室22内に向かって凸状に形成された凸状内壁部22W3となっている。
ところで、圧縮行程において、主として燃料流入連通路24aを通じて副室22内に燃料が導入されると共に、主として他の連通路24を通じて副室22内に空気が導入される。
燃料流入連通路24aは、図2Aに示すように、軸方向(ボア中心軸の延在する方向)から見て、副室22の中心軸CLに向かう方向で且つ上方(即ち、点火プラグ18側)に向かうように配向されている。これにより、副室22の外部から内部に導入される燃料は、点火プラグ18の火花放電部18aに接近する方向に向かう。
これに対して、空気流入連通路として機能する連通路24のうち、副室22の中心(ここでは、ボア中心軸と一致)に位置する1つを除いた連通路24cは、何れも、図2Bに示すように、軸方向(ボア中心軸の延在する方向)から見て、副室22の中心軸CLに向かう方向(中心方向)に対して傾斜する方向で且つ上方(即ち、点火プラグ18側)に向かうように配向されている。
本実施形態では、何れの連通路24cも、副室22の中心に向かう方向に対して平面視で左方向に同一角度で傾斜する方向に配向されている。これにより、複数の連通路24cを通じて、副室22の外部から内部に導入される空気は、副室22内で図2A,図2Bに矢印で示すように、スワール流を生成する。したがって、これらの連通路24cは、スワール流生成連通路として機能する。なお、複数のスワール流生成連通路24cの傾斜方向は、副室22の中心軸の方向に対して右方向でもよく、また、各スワール流生成連通路24cの傾斜角度は必ずしも同一でなくてもよい。
また、図2Bに一点鎖線の矢印で示すように、側面視において(副室22の中心軸に対して直角な方向から見て)、燃料流入連通路24a及びスワール流生成連通路24cは、何れも副室22の一端側〔図2B中、下方のピストン12側〕から他端側〔図2B中、上方の点火プラグ18側〕に向けて傾斜した方向に配向されている。
そして、燃料流入通路24aの副室22内への延長線が隔壁23の副室22側の面(隔壁23の内面)である副室内壁面22Wに到達する位置P1は、スワール流生成連通路24bの副室22内への延長線が副室内壁面22Wに到達する位置P2よりも、他端側〔図2(b)中、上方の点火プラグ18側〕の円筒状内壁面22W1内に位置している。
また、燃料流入通路24aの副室内壁面22Wへの延長線は、副室22内上部の円筒形状の内壁面(円筒状内壁面)22W1に到達するように配置されている。
凹部30は、隔壁23の下部の略半球形状(下方に行くにしたがって縮径して次第に横断面積が小さくなる形状)の部分における副室中心軸CLからずれた斜面部に形成されている。したがって、凹部30が形成される部分を除いて、隔壁23の下部は略半球形状に形成されている。
また、本実施形態では、隔壁23の下部の一部を、厚みをほぼ均一に保ちながら凹部30を形成しており、隔壁23の外面に凹部30が形成されると共に、隔壁23の内面には凹部30と対応した凸部31が形成されている。ただし、凹部30は、副室22の外側面(隔壁23の外面)を切り欠いた形状であればよく、例えば、隔壁23の内面は略半球形状を保ったまま、隔壁23の外面に凹部30を形成してもよい。この場合、凹部30を形成する箇所は厚みが減少する。
燃料噴射弁17からの燃料噴射範囲の中心に受面30aが形成されており、開口部24bは、燃料噴射弁17からの燃料噴射範囲の中心からずれた位置に配置されている。燃料噴射範囲の中心が、凹部30の正面視における面心(正面視中心)にある場合は、開口部24bはこの正面視中心からずれた位置に配置される。本実施形態では、燃料噴射範囲の中心は、図2(b)における下方(即ち、ピストン12側)にややシフトしており、開口部24bは、図2(b)における上方(即ち、シリンダヘッド3側)にややシフトしている。燃料噴射範囲の中心に対して開口部24bがずれる方向はこの限りではない。
また、燃料流入連通路24aは、開口部24bから副室22内に向けて副室22内の軸心(副室中心軸CL又は副室中心軸CLの近傍)に近づくほど、図2Bにおける上方(即ち、シリンダヘッド3側)に向かうように傾斜している。この燃料流入連通路24aにおける燃料の流入方向は、副室22内の上部の点火プラグ18の火花放電部18aに近づく方向である。
[燃料噴射及び燃焼]
本実施形態では、吸気行程初期に燃料噴射弁17から主室21内に燃料が噴射され〔図5A参照〕、その後の圧縮行程終期に燃料噴射弁17から主室21を介して副室22内に燃料が噴射される〔図5B参照〕。なお、ポート噴射を採用する場合は、排気行程においてポート噴射を実施し、吸気行程において吸気と共に燃料を主室21内に供給する。そして、圧縮行程末期に、点火プラグ18によって副室22内に形成された混合気に着火して、この着火により副室22内に形成される火炎を、複数の連通路24を介して主室21内にジェット噴出させて主室21内の混合気に点火し、燃焼させる〔図5C参照〕。
[作用及び効果]
本実施形態に係る副室式火花点火エンジンによれば、圧縮行程には、主室21内の加圧された空気(燃料が希薄な混合気)が連通路24を通じて副室22内に進入する。そして、スワール流生成連通路24cを通じて副室22内に進入する空気は、図2A,図2Bに示すように、副室22内でスワール流を生成する。このスワール流は、図4A,図4Bに示すように、副室22内で発達しながら点火プラグ18側に上昇する。
一方、圧縮行程終期には、燃料噴射弁17から主室21を介して副室22内に燃料が噴射され、開口部24bから燃料流入連通路24aを経て副室22内へ導入される。
副室22内で生成されるスワール流は、旋回中心寄りの点火プラグ18の火花放電部18aの付近では、旋回流速が遅いため燃料が溜り、旋回外側寄りでは、旋回流速が速いため燃料の空気との混合が促進される。
したがって、室22内への燃料供給と点火時期との時間間隔が短くても、点火プラグ18の火花放電部18aの付近の燃料濃度の高い混合気に着火することになり、着火を確実に行うことができる。この着火により副室22内に確実に火炎を形成することができ、複数の連通路24を介して火炎を主室21内にジェット噴出させて主室21内の混合気に点火し、燃焼させることができる。
また、火花放電部18aの付近にのみ燃料濃度の高い混合気を生成するので、直噴燃料量を減らすことが可能になる。
なお、隔壁23の内面(副室22の内壁面)には凹部30と対応した凸状内壁面22W3が形成されており、スワール流生成連通路24cを通じて副室22内に進入する空気は、凸状内壁部22W3に衝突することで乱流を発生し、燃料の空気との混合が促進され、その後、上昇しながら、副室22内上部の円筒形状の内壁面(円筒状内壁面)に沿って整流され高速なスワール流に発達する。
したがって、凹部30と対応した凸状内壁部22W3は副室22内の当量比の均一化に寄与する。
また、燃料流入連通路24aを通じて副室22内に導入される燃料(燃料を多く含んだ混合気)は、副室22内の縮径内壁面22W2から点火プラグ18の火花放電部18aに近い円筒状内壁面22W1上の位置P1に向かうことで、火花放電部18aの付近に濃い混合気を生成しやすくなる。
しかし、図4Aに示すように、縮径内壁面22W2においてスワール流が生成されると、スワール流が燃料の上記進行を妨げてしまうおそれがある。この点、本実施形態では、上記のように、縮径内壁面22W2に凸状内壁部22W3が形成されているので、図4Bに示すように、副室22内に進入する空気は、凸状内壁部22W3に衝突することで乱流を発生するため、縮径内壁面22W2ではスワール流は生成されにくい。このため、燃料の進行が妨げられにくくなり、火花放電部18aの付近に濃い混合気を生成しやすくなる。
ただし、縮径内壁面22W2においてスワール流が生成されてもこの段階ではスワール流は強くはないので、位置P1に向かう燃料の速度が高ければ、凸状内壁部22W3が形成されていない場合でも、火花放電部18aの付近に支障なく濃い混合気を生成しうる状況も考えられる。
また、本実施形態では、燃料噴射弁17から噴射された燃料は、まず、凹部30の受面30aに衝突する。このため、直噴燃料は、凹部30内及びその近傍で滞留しながら***や気化を促進され、開口部24bから燃料流入連通路24aを経て副室22内へ導入される。この凹部30内での***や気化は、その後の副室22での空気との混合促進に寄与する。
このように、直噴燃料は、凹部30内にキャッチされて開口部24bから燃料流入連通路24aに進むため、インジェクタ17から噴射された燃料の一部が副室22内に進入しないで、隔壁23(副室22の壁部)の外面に沿って通過してしまうことが抑制され、インジェクタ17と反対側に到達し濃い混合気を形成することが回避又は抑制される。したがって、濃い混合気によりNOxを多く生成してしまうことが回避又は抑制される。
また、燃料流入連通路24aの開口部24bは、凹部30の底部又は底部近傍に配置されているため、受面30aに衝突して***や気化を促進された燃料は、凹部30の壁面に沿って開口部24bから燃料流入連通路24aを経て副室22内に滑らかに流入する。
燃料流入連通路24aは、点火プラグ18の火花放電部18aに近づく方向に傾斜しているので、燃料流入連通路24aを経た燃料は、副室22上部の火花放電部18aに向かい、火花放電部18aに近傍に集中的に燃料の濃い混合気を形成する。このため、点火プラグ18による点火及びその後副室22内に形成される火炎を強化することができ、複数の連通路24を介して主室21内に強いジェット噴出させて主室21内の混合気へ点火し、燃焼を促進させることができる。
[その他]
上述した副室式火花点火エンジンの構成は一例である。例えば、副室22、即ち、副室22を区画する隔壁23の配置は、必ずしも燃焼室20の頂部20aのボア中心軸又はボア中心軸の近傍に限定されず、燃焼室20の頂部20aにも限定されない。
また、上記実施形態では、燃料流入連通路24aを1本のみ設けているが、凹部30内に燃料流入連通路24aを複数設けてもよい。
また、燃料噴射弁17は、副室22内に燃料供給するための噴射口の他に、主室21内に燃料供給するための噴射口を備えていても良い。
また、上記実施形態では、凹部30を形成しているが、これは必須ではなく、副室22、即ち、副室22を区画する隔壁23の形状を、図6に示すように、燃料流入連通路24aのみを除いて完全な回転体形状にしてもよい。
また、凹部30を設ける場合にも、凹部30を滑らかな曲面で形成されたすり鉢状或いは錐面を用いたファンネル(漏斗)形状としたが、凹部30の形状はこれに限定されない。
さらに、上記実施形態では、開口部24bを凹部30の底部又は底部近傍に配置しているが、凹部30の内面形状が受部30aで受けた燃料を開口部24bに案内しうる形状であれば、開口部24bを凹部30の底部又は底部近傍以外に配置してもよい。
1 副室式火花点火エンジン(エンジン)
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
11 シリンダ
12 ピストン
13 吸気ポート
14 排気ポート
15 吸気弁
16 排気弁
17 燃料噴射弁
18 点火プラグ
18a 火花放電部
20 燃焼室
20a 燃焼室20の頂部
CL 副室中心軸
21 主室(主燃焼室)
22 副室(副燃焼室)
22W 副室内壁面
22W1 円筒状内壁面
22W2 縮径内壁面
22W3 凸状内壁部
23 隔壁
24 連通路(ノズル)
24a 燃料流入連通路(ノズル)
24b 燃料流入連通路24aの開口部
24c スワール流形成連通路(ノズル)
30,30A,30B 凹部
30a 受面
31 凸部

Claims (6)

  1. 主室と、前記主室と隔壁により区画された副室と、前記隔壁に設けられ前記主室と前記副室とを連通する複数の連通路と、前記副室の中心軸又は前記中心軸の近傍に設けられて前記副室内の混合気に点火を行う点火プラグと、前記主室内に燃料を噴射する燃料噴射弁と、を備え、前記副室内の混合気の着火により前記副室内に形成される火炎を、前記連通路を介して前記主室内に噴出させて前記主室内の混合気に着火する、副室式火花点火エンジンであって、
    前記連通路は、
    前記副室の前記中心軸に向かう方向に対して傾斜した角度で形成され、前記主室からの圧縮空気によって前記副室内にスワール流を生成するスワール流生成連通路と、
    前記副室の前記中心軸に向かう方向に対して前記スワール流生成連通路とは異なる角度で形成され、前記主室側から前記副室内に燃料を供給する燃料流入連通路と、を含み、
    前記燃料流入連通路は、前記燃料噴射弁からの燃料噴射範囲に位置する
    ことを特徴とする、副室式火花点火エンジン。
  2. 前記スワール流生成連通路及び前記燃料流入連通路は、前記副室の一端側に形成され、前記点火プラグは前記副室の他端側に形成され、
    前記スワール流生成連通路及び前記燃料流入連通路は、前記主室から前記副室に向かうにつれて、前記一端側から前記他端側に向かうように傾斜して形成され、前記燃料流入連通路の延長線が前記隔壁の前記副室側の面である副室内壁面に到達する位置は、前記スワール流生成連通路の延長線が前記副室内壁面に到達する位置よりも、前記他端側である
    ことを特徴とする、請求項1に記載された副室式火花点火エンジン。
  3. 前記副室内壁面の前記他端側は、円筒形状に形成された円筒状内壁面であって、
    前記燃料流入連通路の延長線は、前記円筒状内壁面に到達する
    ことを特徴とする、請求項2に記載された副室式火花点火エンジン。
  4. 前記副室内壁面の前記円筒状内壁面よりも前記一端側には、前記他端側から前記一端側に向かうにつれて次第に断面積が小さくなる縮径内壁面が形成されている
    ことを特徴とする、請求項3に記載された副室式火花点火エンジン。
  5. 前記隔壁の前記主室側の面には前記一端側に凹部が形成され、前記燃料流入連通路は前記凹部に形成される
    ことを特徴とする、請求項2~4のいずれか1項に記載の副室式火花点火エンジン。
  6. 前記凹部は、前記燃料噴射弁からの直噴燃料が衝突する受面を備えている
    ことを特徴とする、請求項5に記載の副室式火花点火エンジン。
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