JP7223303B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、近赤外線カメラによって利用者の虹彩画像を撮影し、当該虹彩画像から生成した虹彩コードと登録者の登録虹彩コードとの類似度に基づいて利用者を認証するシステムが開示されている。
特開2008-197713号公報
特許文献1に例示されているシステムは、利用者自身が近赤外線カメラに対する眼の位置合わせを行い、利用者が静止している状態で虹彩画像を撮影することを前提としている。そのため、利用者の利便性の観点から改善の余地があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑み、虹彩認証における利用者の利便性を向上できる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一つの観点によれば、虹彩照合システムを制御する情報処理装置であって、第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得する取得部と、前記照合対象者までの距離を取得する距離情報取得部と、前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、前記虹彩照合システムを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記距離に基づいて前記視線方向と前記撮影方向とを対向させる制御に用いられる判定基準を変更する情報処理装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、照合対象者の顔の少なくとも一部を含む第1画像を撮影する第1撮影装置と、前記照合対象者の虹彩を含む第2画像を撮影する第2撮影装置と、情報処理装置と、を備えた情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記第1画像に基づいて前記照合対象者の視線情報を取得する取得部と、前記視線情報から得られる前記照合対象者の視線方向と、前記第2撮影装置における撮影方向とが対向するように前記情報処理システムを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記照合対象者までの距離が所定の基準距離以上である場合には、前記第1画像に基づいて前記視線方向を推定し、前記距離が所定の基準距離未満である場合には、前記第2画像に基づいて前記照合対象者の前記視線方向を推定する情報処理システムが提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、虹彩照合システムを制御する情報処理方法であって、第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得するステップと、前記照合対象者までの距離を取得するステップと、前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、前記距離に基づいて前記視線方向と前記撮影方向とを対向させる制御に用いられる判定基準を変更するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、を備える情報処理方法が提供される。
本発明のさらに他の観点によれば、虹彩照合システムを制御するコンピュータに、第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得するステップと、前記照合対象者までの距離を取得するステップと、前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、前記距離に基づいて前記視線方向と前記撮影方向とを対向させる制御に用いられる判定基準を変更するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、を実行させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、虹彩認証における利用者の利便性を向上できる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することができる。
第1実施形態における虹彩照合システムの全体構成例を示す図である。 第1実施形態における情報処理装置及び照合装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態における情報処理装置及び照合装置の機能を示すブロック図である。 第1実施形態における情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における照合対象者の視線方向の推定方法を説明する図である。 第1実施形態における照合対象者の視線方向の推定方法を説明する図である。 第1実施形態における照合対象者の視線方向の推定方法を説明する図である。 第1実施形態における照合対象者の視線方向の推定方法を説明する図である。 第1実施形態における照合対象者の視線方向の推定方法を説明する図である。 第1実施形態において照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラの撮影方向とのなす角度を説明する図である。 第1実施形態において照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラの撮影方向とのなす角度を説明する図である。 第1実施形態における照合装置の処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における虹彩照合処理の概略を示す模式図である。 第2実施形態における虹彩照合システムの全体構成例を示す図である。 第2実施形態における照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラの撮影方向とのなす角度を説明する図である。 第2実施形態における情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態における虹彩撮影用カメラと照合対象者との間の距離と検出角度の判定基準値との関係を示すグラフである。 第3実施形態における情報処理装置の処理の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態における情報処理装置の機能を示すブロック図である。 第5実施形態における情報処理システムの機能を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の例示的な実施形態を説明する。図面において同様の要素又は対応する要素には同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化することがある。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態における虹彩照合システム1の全体構成例を示す図である。虹彩照合システム1は、生体照合の一種である虹彩照合の機能を備える。虹彩照合システム1は、照合対象者であるユーザの虹彩を撮影し、登録されている虹彩画像と照合することにより虹彩照合を行う。虹彩の模様は、万人不同かつ終生不変である。そのため、照合時に取得した虹彩の模様と、データベースに予め登録されている虹彩の画像とを照合することにより本人確認が可能である。
本実施形態における虹彩照合システム1は、例えば、空港・海港・国境における入出国のための本人確認、行政機関における本人確認、工場・事業所への入退場のための本人確認、イベント会場への入場時の本人確認等に適用され得る。
図1に示すように、虹彩照合システム1は、情報処理装置10と、視線検出用カメラ20と、虹彩撮影用カメラ30と、距離センサ40と、通知装置50と、照合装置60と、虹彩データベース70とを備える。各装置は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークNWに接続されている。
情報処理装置10は、虹彩照合システム1の中核をなす制御装置である。情報処理装置10は、例えば、サーバコンピュータである。情報処理装置10は、視線検出用カメラ20から受信した照合対象者の画像に基づいて、照合対象者の視線情報を取得する。情報処理装置10は、視線情報から得られる視線方向と、照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する撮影装置における撮影方向とを対向させるように虹彩照合システム1の構成機器を制御する。
また、情報処理装置10は、当該角度が所定の判定基準(角度の許容範囲)を満たす値である場合、虹彩撮影用カメラ30を制御し、照合対象者の虹彩画像を撮影させる。そして、情報処理装置10は、照合装置60を制御し、撮影された照合対象者の虹彩画像と虹彩データベース70に予め記憶されている登録者の虹彩画像とを照合させる。逆に、情報処理装置10は、当該角度が所定の判定基準(許容範囲)を満たさない値である場合、通知装置50を制御して照合対象者に注意喚起を行い、照合対象者の視線方向を虹彩撮影用カメラ30側に向けさせる。すなわち、本実施形態の情報処理装置10は、照合対象者の視線方向と撮影装置における撮影方向とのなす角度を低減させるように、通知装置50を制御する。
視線検出用カメラ20は、照合対象者の顔、眼等を可視光により撮影し、画像を取得することができる撮影装置(第1撮影装置)である。視線検出用カメラ20は、照合対象者の顔の少なくとも一部を含む第1画像を撮影する。視線検出用カメラ20には、撮影後の画像処理に適するように、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等を用いたデジタルカメラが用いられ得る。なお、視線検出用カメラ20は、照合対象者に向けて照明光を照射する光源を備え得る。
虹彩撮影用カメラ30は、赤外線照射装置30a及び赤外線カメラ30bからなる撮影装置(第2撮影装置)であり、照合対象者の虹彩を含む第2画像を撮影する。赤外線照射装置30aは、赤外線LED等の赤外光を発する発光素子を含む。虹彩撮影用カメラ30における撮影波長は、視線検出用カメラ20における撮影波長と異なる。具体的には、赤外線照射装置30aから照射される赤外線の波長は、例えば、800nm程度の近赤外領域であり得る。
赤外線カメラ30bには、赤外線に対して感度を有するように構成された受光素子を備えたCMOSイメージセンサ、CCDイメージセンサ等を用いたデジタルカメラが用いられ得る。赤外線照射装置30aから赤外光を照合対照者の眼に照射し、虹彩で反射した赤外線を赤外線カメラ30bで撮影することにより、虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影することができる。虹彩画像を赤外線により取得することにより、虹彩の色によらず高コントラストな画像が得られ、かつ角膜による反射の影響を低減することができる。なお、本実施形態において、第2画像の解像度は、第1画像の解像度よりも高いものとする。
距離センサ40は、赤外線等の光線を対象物に向けて照射し、照射された光線が距離センサ40と対象物との間を往復するのに要する時間に基づいて距離を検出し、検出距離を示す信号を情報処理装置10へ出力する。
通知装置50は、情報処理装置10からの通知制御情報に基づいて、照合対象者に対して視線方向を虹彩撮影用カメラ30側に向けさせるように注意喚起を行う装置である。通知装置50は、ディスプレイ50a、LED50b、及びスピーカ50cの少なくとも一つを含む。本実施形態における通知制御情報は、照合対象者の視線方向を虹彩撮影用カメラ30側に誘導するための情報を含む。例えば、ディスプレイ50a、LED50b、及びスピーカ50cは、通知制御情報に基づいて以下のような通知を行う。
ディスプレイ50aは、表示領域にテキストメッセージや画像を表示することで、照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度が所定の判定基準を満たすか否かを照合対象者に通知する。例えば、ディスプレイ50aにおいて、画面の色が緑色の場合にはOK、黄色の場合には注意、赤色の場合には要修正であることを通知できる。
LED50bは、点灯/非点灯の切り替えや、点灯色の切り替えを行うことで、照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度が所定の判定基準を満たすか否か照合対象者に通知する。例えば、LED50bにおいて、点灯色が緑色の場合にはOK、黄色の場合には注意、赤色の場合には要修正であることを通知できる。
スピーカ50cは、アラーム音や案内音声を出力することで、照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度が所定の判定基準を満たすか否か照合対象者に通知する。例えば、「ランプが点灯しているカメラの方を見てください。」、「視線を少し右にずらしてください。」のような案内音声を出力するとよい。
照合装置60は、情報処理装置10からの制御情報に基づいて、虹彩撮影用カメラ30で撮影された虹彩画像(あるいは特徴量)と、虹彩データベース70に登録された登録虹彩画像(あるいは特徴量)との照合処理を実行し、照合対象者の認証を行う。
虹彩データベース70は、照合先となる登録者の眼の画像、眼の画像から検出された虹彩画像、虹彩画像から算出された虹彩の特徴量等を登録者のIDと関連付けて記憶するデータベースである。なお、照合装置60及び虹彩データベース70は、情報処理装置10と一体の装置として構成される場合もあり得る。
図2は、本実施形態における情報処理装置10及び照合装置60のハードウェア構成例を示すブロック図である。情報処理装置10は、演算、制御及び記憶を行うコンピュータとして、CPU(Central Processing Unit)151と、RAM(Random Access Memory)152と、ROM(Read Only Memory)153と、HDD(Hard Disk Drive)154と、通信I/F(インターフェース)155と、表示装置156と、入力装置157とを備える。CPU151、RAM152、ROM153、HDD154、通信I/F155、表示装置156及び入力装置157は、バス158を介して相互に接続される。なお、表示装置156及び入力装置157は、これらの装置を駆動するための不図示の駆動装置を介してバス158に接続されてもよい。
CPU151は、ROM153、HDD154等に記憶されたプログラムに従って所定の動作を行うとともに、情報処理装置10の各部を制御する機能を有するプロセッサである。RAM152は、揮発性記憶媒体から構成され、CPU151の動作に必要な一時的なメモリ領域を提供する。ROM153は、不揮発性記憶媒体から構成され、情報処理装置10の動作に用いられるプログラム等の必要な情報を記憶する。HDD154は、不揮発性記憶媒体から構成され、処理に必要なデータ、情報処理装置10の動作用プログラム等の記憶を行う記憶装置である。
通信I/F155は、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、4G等の規格に基づく通信インターフェースであり、他の装置との通信を行うためのモジュールである。表示装置156は、液晶ディスプレイ、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ等であって、動画、静止画、文字等の表示に用いられる。入力装置157は、キーボード、ポインティングデバイス等であって、ユーザが情報処理装置10を操作するために用いられる。ポインティングデバイスの例としては、マウス、トラックボール、タッチパネル、ペンタブレット等が挙げられる。表示装置156及び入力装置157は、タッチパネルとして一体に形成されていてもよい。
同様に、照合装置60は、演算、制御及び記憶を行うコンピュータとして、CPU651と、RAM652と、ROM653と、HDD654と、通信I/F655とを備える。これらの装置は、情報処理装置10のCPU151、RAM152、ROM153、HDD154及び通信I/F155と同様であるため、詳細な説明は省略する。CPU651、RAM652、ROM653、HDD654及び通信I/F655は、バス658を介して相互に接続される。
なお、図2に示すハードウェア構成は例示であり、これら以外の装置が追加されていてもよく、一部の装置が設けられていなくてもよい。また、一部の装置が同様の機能を有する別の装置に置換されていてもよい。さらに、本実施形態の一部の機能がネットワークNWを介して他の装置により提供されてもよく、本実施形態の機能が複数の装置に分散されて実現されるものであってもよい。例えば、HDD154は、半導体メモリを用いたSSD(Solid State Drive)に置換されていてもよく、クラウドストレージに置換されていてもよい。
図3は、本実施形態における情報処理装置10及び照合装置60の機能を示すブロック図である。情報処理装置10は、画像取得部11と、視線情報取得部12と、距離情報取得部13と、制御部14と、記憶部15とを備える。CPU151は、ROM153、HDD154等に記憶されたプログラムをRAM152にロードして実行する。これにより、CPU151は、画像取得部11、視線情報取得部12、距離情報取得部13、制御部14(視線方向推定部14a、角度検出部14b、判定部14c、通知制御部14d、駆動制御部14e)等の機能を実現する。これらの各部で行われる処理の詳細については後述する。さらに、CPU151は、HDD154を制御することにより記憶部15の機能を実現する。記憶部15は、画像取得部11により取得された画像、視線方向の判定基準、顔画像から取得された視線情報等のデータ等を記憶する。
一方、照合装置60は、画像取得部61と、虹彩画像抽出部62と、座標変換部63と、ブロック分割部64と、特徴量算出部65と、照合部66と、記憶部67とを備える。CPU651は、ROM653等に記憶されたプログラムをRAM652にロードして実行する。これにより、CPU651は、画像取得部61、虹彩画像抽出部62、座標変換部63、ブロック分割部64、特徴量算出部65及び照合部66の機能を実現する。これらの各部で行われる処理の詳細については後述する。さらに、CPU651は、HDD654を制御することにより記憶部67の機能を実現する。記憶部67は、画像取得部61により取得された眼の画像、眼の画像から抽出された虹彩画像、虹彩画像から算出された特徴量等のデータ等を記憶する。
続いて、上述のように構成された虹彩照合システム1の各装置の動作について説明する。図4は、本実施形態における情報処理装置10の制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、図4の処理は一例であり、処理の順序は適宜変更可能である。
先ず、画像取得部11は、視線検出用カメラ20において撮影された撮影画像を受信する(ステップS101)。なお、当該撮影画像は、視線方向の推定に用いられることから、照合対象者の少なくとも顔の一部を含むものとする。
次に、距離情報取得部13は、距離センサ40から照合対象者と虹彩撮影用カメラ30との間の距離を示す信号を距離情報として受信する(ステップS102)。
次に、視線情報取得部12は、ステップS101において受信された撮影画像を解析し、照合対象者の視線情報を取得する(ステップS103)。なお、本実施形態における視線情報は、照合対象者の顔方向、画像内における眼領域の位置情報、目尻、瞳孔及び虹彩の位置情報等を含むものとする。
次に、制御部14(視線方向推定部14a)は、照合対象者と虹彩撮影用カメラ30との間の距離に基づいて照合対象者の視線方向の推定方法を選択する(ステップS104)。本実施形態では、視線方向の推定方法として2種類の方法を選択できる。具体的には、制御部14(視線方向推定部14a)は、距離が所定の基準距離以上である場合に、視線情報に含まれる照合対象者の顔方向に基づいて視線方向を推定する(第1の方法)。また、制御部14(視線方向推定部14a)は、距離が基準距離未満である場合に、視線情報に含まれる照合対象者の瞳孔又は虹彩の位置情報に基づいて視線方向を推定する(第2の方法)。
第1の方法は、例えば以下の通りである。先ず、視線情報取得部12は、顔画像から抽出された顔領域から、任意の方法によって顔方向を抽出する。視線情報取得部12は、顔画像から抽出された顔領域から、テンプレー卜マッチングによって左右の目(瞳孔)の位置及び鼻の位置を取得する。次に、視線情報取得部12は、左右の目の位置の中点と鼻の位置とを結ぶ線を顔の中心線とし、該中心線から顔領域の左端までの距離と該中心線から顔領域の右端までの距離との比率を求める。そして、視線情報取得部12は、予め記録された左右の比率と顔方向との関係を示すテーブルに基づき、顔領域における左右の比率を用いて左右方向の顔方向を算出する。左右の比率と顔方向との関係を示すテ一ブルは、予め実験やシミュレーションによって決定され、記憶領域に保持される。
同様に、視線情報取得部12は、顔の構成部分の位置を用いて上下方向の顔方向を算出する。例えば、左右の目の位置を結ぶ線を顔の水平線とし、該水平線から顔領域の上端までの距離と該水平線から顔領域の下端までの距離との比率を求める。そして、視線方向推定部14aは、予め記録された上下の比率と顔方向との関係を示すテーブルに基づき、顔領域における上下の比率を用いて上下方向の顔方向を算出する。顔方向は、例えばパン角、チル卜角、及びロール角の3つの角度により表される。視線情報取得部12は、検出した顔方向を視線情報として記憶領域に保持する。そして、制御部14(視線方向推定部14a)は、距離が所定の基準距離以上である場合には、視線情報に含まれる照合対象者の顔方向に基づいて視線方向を算出(推定)する。
図5は、照合対象者の顔方向に基づいて視線方向を推定する場合を示している。ここでは、照合対象者の正面方向(図中X軸方向)に視線検出用カメラ20が存在する場合に、照合対象者の顔方向が角度θだけ上方を向いている状態を示している。当該方法では、照合対象者が直立状態で真っ直ぐ前を向いたときを基準として、顔がどれだけ傾いているかを検出し、顔方向から視線方向を推定する。
ただし、照合対象者の顔方向と視線方向とは、必ずしも一致するものではない。このため、照合対象者の顔方向に基づく視線方向の推定方法は、虹彩撮影区間内ではなく、照合対象者がカメラから遠い区間(例えば、視線調整区間の入口付近)に位置しているときに適用し、照合対象者に撮影準備を整えさせると好適である。
第2の方法は、例えば以下の通りである。先ず、視線情報取得部12は、例えば、顔画像から抽出された顔領域から、テンプレー卜マッチングによって左右の目の瞳孔の位置を視線情報として取得する。次に、制御部14(視線方向推定部14a)は、左右の目のそれぞれについて、人の顔上の所定の基準点からの瞳孔の相対的な位置に基づいて、視線の方向を算出する。所定の基準点は、例えば角膜上での光の反射点であるプルキニエ像の位置や、目頭の位置等である。
そして、制御部14(視線方向推定部14a)は、予め記録された所定の基準点からの瞳孔の相対的な位置と視線方向との関係を示すテーブルに基づき、顔領域における所定の基準点からの瞳孔の相対的な位置を用いて視線方向を算出する。
瞳孔の相対的な位置と視線方向との関係を示すテーブルは、予め実験やシミュレーションによって決定され、記憶領域に保持される。視線方向は、左右の目のそれぞれについて、例えば方位角及び仰角の2つの角度により表される。視線方向は左右の目の視線方向の平均値により表されてもよい。視線方向推定部14aは、算出した視線方向を記憶領域に保持する。
図6A及び図6Bは、照合対象者の眼画像において、目頭Cを基準点、虹彩Iを動点として目頭Cと虹彩Iの位置関係に基づいて照合対象者の視線方向を推定する場合を示している。図6Aでは、照合対象者の左眼において、虹彩Iが目頭Cから離れている。この場合、照合対象者は目尻側を見ていると推定される。これに対し、図6Bでは、照合対象者の左眼において、虹彩Iが目頭C側に位置している。この場合、照合対象者は目頭C側を見ていると推定される。
図7A及び図7Bは、赤外線LED等の照射光を照合対象者の顔に照射したときに、照合対象者の眼画像において、角膜反射点Rを基準点、瞳孔Pを動点として角膜反射点Rと瞳孔Pの位置関係に基づいて照合対象者の視線方向を推定する場合を示している。図7Aでは、照合対象者の左眼において、瞳孔Pが角膜反射点Rよりも目尻側に位置する。この場合、照合対象者は目尻側を見ていると推定される。これに対し、図7Bでは、照合対象者の左眼において、瞳孔Pが角膜反射点Rよりも目頭C側に位置する。この場合、照合対象者は目頭C側を見ていると推定される。
図5、図6A、図6B、図7A及び図7Bにおいて、複数の視線方向の推定方法を説明したが、これらの方法は照合対象者とカメラとの距離や導入コストを総合的に勘案して選択すると好適である。例えば、図5に示す顔方向に基づく推定方法は、照合対象者までの距離が遠く、眼の内部を高解像度で撮影できない場合に有効である。これに対し、図6A、図6B、図7A及び図7Bの推定方法は、図5の推定方法よりも高精度での推定が可能である利点があり、特に照合対象者が近距離に存在している場合に有効である。さらに、図6A及び図6Bに示す推定方法は、視線検出用カメラ20(可視カメラ)のみで実装できるため、実装時のコストを抑制できる利点がある。図7A及び図7Bの推定方法は、別途の光源として赤外線LED等を必要とするが、図6A及び図6Bに示す推定方法よりも推定の精度が高くなる利点がある。
次に、制御部14(視線方向推定部14a)は、選択された推定方法に基づいて視線情報から照合対象者の視線方向を推定する(ステップS105)。
次に、制御部14(角度検出部14b)は、ステップS105において推定された視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度(以下、「検出角度」という。)を検出する(ステップS106)。
次に、制御部14(判定部14c)は、検出角度が所定の判定基準を満たすか否かを判定する(ステップS107)。ここで、制御部14(判定部14c)が、検出角度は所定の判定基準を満たすと判定した場合(ステップS107:YES)には、処理はステップS108に移行する。これに対し、制御部14(判定部14c)が、検出角度は所定の判定基準を満たさないと判定した場合(ステップS107:NO)には、処理はステップS109に移行する。
図8及び図9は、本実施形態における照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度を説明する図である。図8では、照合対象者Tは、視線調整区間S1内に存在しており、検出角度がθであることが示されている。検出角度θが所定の判定基準を満たしていない場合には、上述した通知制御部14dは、通知装置50に制御情報を出力し、視線調整区間S1内において照合対象者Tに視線方向を調整するように注意喚起を行う。
これに対し、図9では、照合対象者Tは、視線調整区間S1よりも虹彩撮影用カメラ30寄りに設定された虹彩撮影区間S2内に存在している。また、照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とがほぼ一直線上に揃っていることから、検出角度θ(不図示)は十分に小さいことが示されている。すなわち、視線方向は所定の範囲内に収まっている。このような場合、虹彩撮影用カメラ30の画角に照合対象者の目部分が収まることになる。上述した駆動制御部14eは、判定部14cの判定結果を受けて、虹彩撮影用カメラ30に対して虹彩画像を撮影させるために制御情報を出力する。
ステップS108において、制御部14(判定部14c)は、照合対象者が虹彩撮影区間内に存在するか否かを判定する。ここで、制御部14(判定部14c)が、照合対象者は虹彩撮影区間内に存在すると判定した場合(ステップS108:YES)には、処理はステップS110に移行する。これに対し、制御部14(判定部14c)が、照合対象者は虹彩撮影区間内に存在しないと判定した場合(ステップS108:NO)には、処理はステップS101に戻る。
ステップS109において、制御部14(通知制御部14d)は、検出角度に基づく各種の情報を照合対象者に通知するための通知制御情報を生成し、通知装置50を制御すると、処理はステップS101に戻る。すなわち、制御部14(通知制御部14d)は、通知装置50における通知方法を決定するとともに、通知装置50において画面表示、音、光等の通知方法によって、照合対象者に対して視線方向を虹彩撮影用カメラ30側に向けるように注意喚起を行う。
ステップS110において、制御部14(駆動制御部14e)は、虹彩撮影用カメラ30に制御情報を出力する。すなわち、制御部14(駆動制御部14e)は、角度が所定角度以下、かつ、距離が所定距離以下である場合に虹彩撮影用カメラ30に虹彩画像を撮影させる。
そして、制御部14(駆動制御部14e)は、照合装置60に対して制御情報を出力し(ステップS111)、虹彩撮影用カメラ30で撮影された虹彩画像と虹彩データベース70に予め登録された登録虹彩画像との照合処理を実行させ、処理を終了する。
図10は、本実施形態における照合装置60の処理の一例を示すフローチャートである。また、図11は、虹彩照合処理の概略を示す模式図である。図10の処理は、照合装置60が情報処理装置10から制御情報を受信したときに開始される。
ステップS201において、画像取得部61は、照合対象者の眼の画像を取得する。この処理は図11(a)に対応する。取得された画像は記憶部67に記憶される。典型的には、この画像は赤外線により取得されたものであり、グレースケールの画像である。
ステップS202において、虹彩画像抽出部62は、照合対象者の眼の画像の中から、虹彩の領域を判別し、虹彩画像の抽出を行う。この処理は図11(b)及び図11(c)に対応する。
虹彩の領域の判別方法の一例を説明する。虹彩画像抽出部62は、眼の画像から、瞳孔を検出して、その位置を特定する。特定された瞳孔の位置は、記憶部67に記憶される。瞳孔の形状は、円形として近似することができる。そのため、瞳孔の位置は、例えば、瞳孔の中心座標と半径により表現することができる。なお、瞳孔の領域は、例えば、所定値よりも低い輝度のピクセルを抽出することにより検出することができる。
その後、虹彩画像抽出部62は、眼の画像から、虹彩を検出し、虹彩の位置を特定する。特定された虹彩の位置は、記憶部67に記憶される。虹彩の形状は、瞳孔を内包する円環形状として近似することができ、そのため、虹彩の位置は、例えば、虹彩の中心座標、外周半径及び内周半径により表現することができる。虹彩の内周半径は、瞳孔の半径に相当するため、虹彩の位置を示す情報から省略してもよい。なお、虹彩は、例えば、虹彩の外周と強膜(いわゆる白目)との境界における輝度変化を抽出することにより検出することができる。
その後、虹彩画像抽出部62は、特定された虹彩の部分を切り出すことにより虹彩画像を抽出する。抽出された虹彩画像は記憶部67に記憶される。
ステップS203において、座標変換部63は、座標を変換することにより、虹彩画像の変形を行う。この処理は図11(d)及び図11(e)に対応する。座標変換部63は、図11(d)及び図11(e)に示されるように、円環状をなしている虹彩画像を長方形に変換する。この処理は、例えば、虹彩画像の座標系をxy平面座標系からrθ極座標系に変換することにより行われ得る。この座標変換により、虹彩画像の形状が単純化されるので、特徴量算出の処理が簡略化される。
ステップS204において、ブロック分割部64は、長方形に変換された虹彩画像を複数のブロックに分割する。この処理は図11(f)に対応する。分割数は、例えば、横方向に128個、縦方向に16個(すなわち、合計2048個)等であり得る。なお、図11(f)では理解を容易にするために、虹彩画像自体を切断して複数個に分割しているように表現されているが、画像を複数個に分けることは必須ではない。ステップS204の処理は、例えば、虹彩画像の各ブロックの輝度と各ブロックの座標の対応関係を取得するという処理であってもよい。
ステップS205において、特徴量算出部65は、複数のブロックに分割された虹彩画像に対して特徴量を算出する処理を行う。この処理は図11(g)に対応する。以下、特徴量算出の具体的な処理方法の一例を説明する。
特徴量算出部65は、各ブロックにおける虹彩画像の輝度を取得する。このとき、あるブロック(以下、「第1のブロック」という。)の特徴量のコードは、第1のブロックの右隣のブロック(以下、「第2のブロック」という。)との輝度の大小関係により設定される。第1のブロックの輝度から第2のブロックの輝度を減算した差分が第1の閾値よりも大きい場合、第1のブロックの特徴量のコードは「1」となる。第1のブロックの輝度から第2のブロックの輝度を減算した差分が第1の閾値以下であり、第2の閾値よりも大きい場合、第1のブロックの特徴量のコードは「2」となる。第1のブロックの輝度から第2のブロックの輝度を減算した差分が第2の閾値以下である場合、第1のブロックの特徴量のコードは「3」となる。このように、特徴量のコードは、少なくとも3種類の値を有する。
また、第1のブロック又は第2のブロックがまつげ、まぶた等に覆われていて特徴量の算出に用いることができない場合に特徴量のコードを「4」としてもよい。この場合、特徴量のコードは、4種類の値を有する。以下の説明では特徴量のコードは、上述の4種類であるものとする。
図11(g)には、特徴量のコードを各ブロックの位置に図示した特徴量画像が示されている。図11(g)の特徴量画像では、特徴量のコードの値「1」、「2」、「3」、「4」がそれぞれ異なるパターンで表示されている。この表示は、例えば色、明るさ、模様等の画像のパターンをコードの値に応じて変えたものであり得る。抽出された特徴量又は特徴量画像は記憶部67に記憶される。
なお、上述の例では、第2のブロックは第1のブロックの右隣という位置関係を例示したが、左隣等であってもよく、より一般的には、第2のブロックは第1のブロックに隣接しているという位置関係であり得る。
ステップS206において、照合部66は、ステップS205で算出された特徴量と、予め登録されている特徴量とを照合する処理を行う。この処理では、ステップS205で算出された特徴量と予め登録されている特徴量とを比較して、一致する領域(一致領域)、一致しない領域(不一致領域)、照合ができない領域(照合不能領域)を判定する。例えば、比較対象のコードがいずれも「1」又は「3」である領域は、一致領域であると判定され得る。比較対象のコードの一方が「1」であり、他方が「3」である領域は、不一致領域であると判定され得る。比較対象のコードのうちのいずれかが「4」である領域は照合に用いることができないため照合不能領域と判定され得る。一致領域及び不一致領域の大きさ等から算出される一致度のスコアが所定の閾値を超えている場合に比較対象である2つの特徴量に対応する2つの虹彩画像は同一人物のものであると判定される。照合結果並びに一致領域、不一致領域及び照合不能領域の情報は、記憶部67に記憶される。なお、特徴量、一致領域、不一致領域及び照合不能領域の情報は、より一般的に虹彩照合に関する照合情報と呼ばれることもある。
ステップS207において、照合部66は、ステップS206における照合結果を情報処理装置10に出力し、処理を終了する。
以上のように、本実施形態における虹彩照合システム1は、照合対象者の視線方向が虹彩撮影用カメラ30の撮影方向から所定の閾値を超えて外れている場合に、音声や画面表示等の通知方法によって照合対象者に注意喚起を行える。これにより、照合対象者が静止状態でなくても、ウォークスルーで虹彩画像の撮影を効率的に行える。その結果、虹彩認証に要する時間を短縮できる。
また、本実施形態における虹彩照合システム1は、照合対象者が虹彩撮影用カメラ30から遠い位置に存在する場合と、近い位置に存在する場合とで視線方向の推定方法を切替えることができる。これにより、虹彩照合システム1は、距離に応じて適切な推定方法を選択できる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態における虹彩照合システム2について説明する。なお、第1実施形態の図中において付与した符号と共通する符号は同一の対象を示す。第1実施形態と共通する箇所の説明は省略し、異なる箇所について詳細に説明する。
図12は、本実施形態における虹彩照合システム2の全体構成例を示す図である。図12に示すように、本実施形態における虹彩照合システム2は、虹彩撮影用カメラ30を1台ではなく、複数(N≧2)台備えている。
図13は、本実施形態における照合対象者の視線方向と複数の虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度を説明する図である。ここでは、4台の虹彩撮影用カメラ30(30a~30d)は、撮影方向がそれぞれ異なっている。4台の虹彩撮影用カメラ30のうち、虹彩撮影用カメラ30cの撮影方向と照合対象者の視線方向とのなす角度が最小値となる。このような場合、本実施形態における情報処理装置10(制御部14)は、撮影方向が互いに異なる複数の虹彩撮影用カメラ30のうちから、検出角度に基づいて選択された虹彩撮影用カメラ30cに虹彩画像を撮影させるように、制御情報を虹彩撮影用カメラ30cに出力する。
図14は、本実施形態における情報処理装置10の制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、図14の処理は一例であり、処理の順序は適宜変更可能である。
先ず、画像取得部11は、視線検出用カメラ20において撮影された撮影画像を受信する(ステップS301)。なお、当該撮影画像は、視線方向の推定に用いられることから、照合対象者の少なくとも顔の一部を含むものとする。
次に、距離情報取得部13は、距離センサ40から照合対象者と虹彩撮影用カメラ30との間の距離を示す信号を距離情報として受信する(ステップS302)。
次に、視線情報取得部12は、ステップS301において受信された撮影画像を解析し、照合対象者の視線情報を取得する(ステップS303)。なお、本実施形態における視線情報は、照合対象者の顔方向、画像内における眼領域の位置情報、目尻、瞳孔及び虹彩の位置情報等を含むものとする。
次に、制御部14(視線方向推定部14a)は、照合対象者と虹彩撮影用カメラ30との間の距離に基づいて照合対象者の視線方向の推定方法を選択する(ステップS304)。具体的には、制御部14(視線方向推定部14a)は、距離が所定の基準距離以上である場合には、視線情報に含まれる照合対象者の顔方向に基づいて視線方向を推定する。また、制御部14(視線方向推定部14a)は、距離が基準距離未満である場合には、視線情報に含まれる照合対象者の瞳孔又は虹彩の位置情報に基づいて視線方向を推定する。
次に、制御部14(視線方向推定部14a)は、選択された推定方法に基づいて、複数の虹彩撮影用カメラ30のそれぞれについて視線情報から照合対象者の視線方向を推定する(ステップS305)。すなわち、制御部14(視線方向推定部14a)は、虹彩撮影用カメラ30がN台設置されている場合には、N通りの視線方向を推定する。
次に、制御部14(角度検出部14b)は、ステップS305において推定された複数の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度をそれぞれ検出する(ステップS306)。
次に、制御部14(判定部14c)は、複数の虹彩撮影用カメラ30の中から、最小の検出角度に対応する虹彩撮影用カメラ30を選択する(ステップS307)。
次に、制御部14(判定部14c)は、検出角度が所定の判定基準を満たすか否かを判定する(ステップS308)。ここで、制御部14(判定部14c)が、検出角度は所定の判定基準を満たすと判定した場合(ステップS308:YES)には、処理はステップS309に移行する。これに対し、制御部14(判定部14c)が、検出角度は所定の判定基準を満たさないと判定した場合(ステップS309:NO)には、処理はステップS310に移行する。
ステップS309において、制御部14(判定部14c)は、照合対象者が虹彩撮影区間内に存在するか否かを判定する。ここで、制御部14(判定部14c)が、照合対象者は虹彩撮影区間内に存在すると判定した場合(ステップS309:YES)には、処理はステップS311に移行する。これに対し、制御部14(判定部14c)が、照合対象者は虹彩撮影区間内に存在しないと判定した場合(ステップS309:NO)には、処理はステップS301に戻る。
ステップS310において、制御部14(通知制御部14d)は、角度に基づく情報を照合対象者に通知するための通知制御情報を生成し、通知装置50を制御すると、処理はステップS301に戻る。すなわち、制御部14(通知制御部14d)は、通知装置50における通知方法を決定するとともに、通知装置50において画面表示、音、光等の通知方法によって、照合対象者に対して視線方向を、最小の検出角度に対応する虹彩撮影用カメラ30側に向けるように注意喚起を行う。本実施形態における通知例としては、例えば、ディスプレイ50a上に「LEDが点灯しているカメラを見てください。」、「3番のカメラを見てください。」等のメッセージを表示する方法が挙げられる。
ステップS311において、制御部14(駆動制御部14e)は、虹彩撮影用カメラに制御情報を出力する。すなわち、制御部14(駆動制御部14e)は、角度が所定角度以下、かつ、距離が所定距離以下である場合に虹彩撮影用カメラ30に虹彩画像を撮影させる。
そして、制御部14(駆動制御部14e)は、照合装置60に対して制御情報を出力し(ステップS312)、虹彩撮影用カメラで撮影された虹彩画像と虹彩データベース70に予め登録された登録虹彩画像との照合処理を実行させ、処理を終了する。
以上のように、本実施形態における虹彩照合システム2は、撮影方向が互いに異なる複数の虹彩撮影用カメラ30の中から、検出角度に基づいて実際に虹彩画像を撮影する虹彩撮影用カメラ30を選択する。照合対象者の視線方向に近い撮影方向に対応する虹彩撮影用カメラ30が選択されるため、第1実施形態の場合よりも照合対象者は視線方向を調整し易くなる。これにより、虹彩認証時における照合対象者の利便性をさらに向上させることができる。
[第3実施形態]
以下、第3実施形態における虹彩照合システムについて説明する。なお、上述した実施形態の図中において付与した符号と共通する符号は同一の対象を示す。上述した実施形態と共通する箇所の説明は省略し、異なる箇所について詳細に説明する。
上述した実施形態では、検出角度の判定基準値は照合対象者までの距離にかかわらず、一定であることを前提として説明した。一方、本実施形態は、制御部14(判定部14c)が、検出された距離に基づいて照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とを対向させる(検出角度を低減させる)制御に用いられる判定基準値を変更する点で第1及び第2実施形態と異なっている。
図15は、実施形態における虹彩撮影用カメラ30と照合対象者との間の距離と検出角度の判定基準値との関係を示すグラフである。ここでは、虹彩撮影用カメラ30と照合対象者との間の距離を横軸に、距離に応じた判定基準値を縦軸として、距離と判定基準値との関係性の一例を示している。距離D1からD2の区間は、視線調整区間S1を示している。また、距離D3からD2の区間は、虹彩撮影区間S2を示している。なお、距離がD3よりも短い場合や距離がD1よりも長い場合には、虹彩撮影及び視線検出を行わないため、判定基準値は定義されていない。図15の例では、視線調整区間S1内で照合対象者がカメラに近付くにつれて、判定基準値はC1からC2に減少していくことを示している。そして、虹彩撮影区間S2においては、判定基準値はC2で一定となっている。
図16は、本実施形態における情報処理装置10の制御処理の一例を示すフローチャートである。なお、図16の処理は一例であり、処理の順序は適宜変更可能である。
先ず、画像取得部11は、視線検出用カメラ20において撮影された撮影画像を受信する(ステップS401)。なお、当該撮影画像は、視線方向の推定に用いられることから、照合対象者の少なくとも顔の一部を含むものとする。
次に、距離情報取得部13は、距離センサ40から照合対象者と虹彩撮影用カメラ30との間の距離を示す信号を距離情報として受信する(ステップS402)。
次に、視線情報取得部12は、ステップS401において受信された撮影画像を解析し、照合対象者の視線情報を取得する(ステップS403)。なお、本実施形態における視線情報は、照合対象者の顔方向、画像内における眼領域の位置情報、目尻、瞳孔及び虹彩の位置情報等を含むものとする。
次に、制御部14(視線方向推定部14a)は、照合対象者と虹彩撮影用カメラ30との間の距離に基づいて照合対象者の視線方向の推定方法を選択する(ステップS404)。具体的には、本実施形態の制御部14(視線方向推定部14a)は、距離が所定の基準距離以上である場合には、視線情報に含まれる照合対象者の顔方向に基づいて視線方向を推定する。これに対し、制御部14(視線方向推定部14a)は、距離が基準距離未満である場合には、視線情報に含まれる照合対象者の瞳孔又は虹彩の位置情報に基づいて視線方向を推定する。
次に、制御部14(視線方向推定部14a)は、選択された推定方法に基づいて、視線情報から照合対象者の視線方向を推定する(ステップS405)。なお、制御部14(視線方向推定部14a)は、虹彩撮影用カメラ30がN台設置されている場合には、N通りの視線方向を推定する。
次に、制御部14(角度検出部14b)は、ステップS405において推定された視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度を検出する(ステップS406)。
次に、制御部14(判定部14c)は、検出された距離に基づいて検出角度の判定基準値を選択する(ステップS407)。
次に、制御部14(判定部14c)は、検出角度が所定の判定基準を満たすか否かを判定する(ステップS408)。ここで、制御部14(判定部14c)が、検出角度は所定の判定基準を満たすと判定した場合(ステップS408:YES)には、処理はステップS409に移行する。これに対し、制御部14(判定部14c)が、検出角度は所定の判定基準を満たさないと判定した場合(ステップS409:NO)には、処理はステップS410に移行する。
ステップS409において、制御部14(判定部14c)は、照合対象者が虹彩撮影区間内に存在するか否かを判定する。ここで、制御部14(判定部14c)が、照合対象者は虹彩撮影区間内に存在すると判定した場合(ステップS409:YES)には、処理はステップS411に移行する。これに対し、制御部14(判定部14c)が、照合対象者は虹彩撮影区間内に存在しないと判定した場合(ステップS409:NO)には、処理はステップS401に戻る。
ステップS410において、制御部14(通知制御部14d)は、角度に基づく情報を照合対象者に通知するための通知制御情報を生成し、通知装置50を制御すると、処理はステップS401に戻る。すなわち、制御部14(通知制御部14d)は、通知装置50における通知方法を決定するとともに、通知装置50において画面表示、音、光等の通知方法によって、照合対象者に対して視線方向を虹彩撮影用カメラ30側に向けるように注意喚起を行う。
ステップS411において、制御部14(駆動制御部14e)は、虹彩撮影用カメラに制御情報を出力する。すなわち、制御部14(駆動制御部14e)は、角度が所定角度以下、かつ、距離が所定距離以下である場合に虹彩撮影用カメラ30に虹彩画像を撮影させる。
そして、制御部14(駆動制御部14e)は、照合装置60に対して制御情報を出力し(ステップS412)、虹彩撮影用カメラで撮影された虹彩画像と虹彩データベース70に予め登録された登録虹彩画像との照合処理を実行させ、処理を終了する。
以上のように、本実施形態における虹彩照合システムは、照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度、すなわち、ずれ量の適否を判定するための判定基準値を距離に応じて変更できる。このため、精度が要求されない位置では判定基準値を緩やかに、精度が要求される位置では判定基準値を厳しく定義することで、視線方向の調整を効率化するとともに、高精度での虹彩画像の撮影が可能となる。
[第4実施形態]
図17は、本実施形態における情報処理装置100の機能を示すブロック図である。情報処理装置100は、虹彩照合システムを制御する情報処理装置であって、第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得する取得部110と、視線情報から得られる視線方向と、照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように虹彩照合システムを制御する制御部120と、を備える。本実施形態における情報処理装置100によれば、虹彩認証における利用者の利便性を向上できる。
[第5実施形態]
図18は、本実施形態における情報処理システム500の機能を示すブロック図である。情報処理システム500は、照合対象者の顔の少なくとも一部を含む第1画像を撮影する第1撮影装置510と、照合対象者の虹彩を含む第2画像を撮影する第2撮影装置520と、情報処理装置530と、を備える。情報処理装置530は、第1画像に基づいて照合対象者の視線情報を取得する取得部531と、視線情報から得られる照合対象者の視線方向と、第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、情報処理システム500を制御する制御部532と、を有する。本実施形態における情報処理システム500によれば、虹彩認証における利用者の利便性を向上できる。
[変形実施形態]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には本発明の要旨を逸脱しない範囲で、当業者が理解し得る様々な変形をできる。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を、他の実施形態に追加した実施形態、あるいは他の実施形態の一部の構成と置換した実施形態も本発明を適用し得る実施形態であると理解されるべきである。
上述した実施形態では、虹彩撮影用カメラ30は固定された状態であることを前提として説明した。制御部14(駆動制御部14e)は、視線情報に基づいて、角度が低減される方向に虹彩撮影用カメラ30を駆動させてもよい。この場合、上述の実施形態とは異なり、照合対象者に対する注意喚起を行う必要がなくなる。このため、施設の利用者(照合対象者)は、認証処理を意識せずに通行できるようになる利点がある。
上述した第2実施形態では、複数の虹彩撮影用カメラ30のうち、検出角度が最小となる撮影装置において虹彩画像を撮影する場合について説明した。しかし、制御部14は、撮影方向が互いに異なる複数の虹彩撮影用カメラ30が撮影した虹彩画像群のうちから、角度に基づいて虹彩画像を選択し、選択画像に基づいて照合装置60に照合処理を実行させてもよい。例えば、制御部14は、撮影方向が互いに異なる複数の撮影装置が撮影した虹彩画像群のうちから、最小の検出角度に対応する虹彩撮影用カメラ30が撮影した虹彩画像を選択してもよい。この場合、画像の選択が容易となる利点がある。同様に、角度が許容範囲にある虹彩撮影用カメラ30が撮影した虹彩画像を選択してもよい。この場合、角度が最小ではないものの、画像の品質が高く、より虹彩照合に適する画像を選択できる利点がある。
上述の実施形態では、視線検出用カメラ20(第1撮影装置)により撮影された撮像画像(以下、「第1画像」という。)を解析することで、照合対象者の視線方向を検出する方法について説明した。しかし、視線検出用カメラ20ではなく、虹彩撮影用カメラ30により撮影された画像(以下、「第2画像」という。)に基づいて視線方向を推定してもよい。例えば、制御部14(視線方向推定部14a)は、照合対象者までの距離が所定の基準距離以上である場合には、第1画像に基づいて視線方向を推定し、距離が所定の基準距離未満である場合には、第2画像に基づいて照合対象者の視線方向を推定してもよい。虹彩撮影用カメラ30が撮影した第2画像の解像度は、視線検出用カメラ20が撮影した第1画像の解像度よりも高い。このため、視線方向の推定の精度を向上できる利点がある。
上述の実施形態では、距離センサ40によって照合対象者までの距離を検出する場合について説明したが、距離の検出方法はこれに限られない。照合対象者までの距離は、視線検出用カメラ20(第1撮影装置)により取得される構成としてもよい。すなわち、視線検出と距離検出を同一カメラで行う場合もあり得る。例えば、視線検出用カメラ20が撮影した撮影画像の中に、距離及び大きさが既知である物体が含まれている場合、同画像における照合対象者と物体の大きさを比較することで距離を推定できる。この場合、距離センサ40を省略できるため、ハードウェア構成を簡略化できる利点がある。
上述の実施形態では、虹彩画像に基づく認証処理のみを実行していたが、他の認証方法と組み合わせてもよい。例えば、照合装置60は、第1画像と登録者の登録顔画像との照合結果に基づいて照合対象者を認証する顔認証と、第2画像と登録者の登録虹彩画像との照合結果に基づいて照合対象者を認証する虹彩認証からなる二要素認証を実行してもよい。二要素認証を実行することにより、認証精度を向上させることができる。
また、照合装置60は、顔認証において登録者として認証された照合対象者を、虹彩認証における認証対象とする二段階認証を実行してもよい。顔認証によって照合対象者の数が絞り込まれるため、1対Nの虹彩画像認証における速度を向上させることができる。
上述の第2実施形態においては、虹彩撮影用カメラ30の選択処理と併せて、照合対象者に対する通知処理を実行する場合について説明したが、通知処理を省略したシステム構成もあり得る。この場合、照合対象者は視線方向の調整が不要となる利点がある。
上述した実施形態では、視線方向は角度により表され、視線方向と撮影方向とのなす角度に基づいて虹彩画像を撮影するか否かを判定する場合について説明した。しかし、視線方向は、瞳孔の中心と瞳に写った反射像との位置の差により表されてもよい。すなわち、瞳孔の中心と瞳に写った反射像とが一致する場合には、照合対象者の視線方向と虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とが対向していると判定できる。情報処理装置10は、視線方向として、必ずしも角度を算出しなくてもよい。
上述の第1の実施形態では、撮影する虹彩撮影用カメラ30が1台である場合について説明したが、N(N≧2)台の虹彩撮影用カメラ30のうち、撮影するカメラが予め1台に仮決めしておく構成も有り得る。この場合、照合対象者の視線方向と既定の虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度が所定の範囲にない場合にのみ、照合対象者の視線方向と他の虹彩撮影用カメラ30の撮影方向とのなす角度を算出し、適切なカメラを選択するとよい。また、第2実施形態と同様に、視線方向と撮影方向とのなす角度をN通り算出し、照合対象者の視線方向に最も近い撮影方向に対応するカメラを選択してもよい。
上述の実施形態の機能を実現するように該実施形態の構成を動作させるプログラムを記憶媒体に記録させ、記憶媒体に記録されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も各実施形態の範疇に含まれる。すなわち、コンピュータ読取可能な記憶媒体も各実施形態の範囲に含まれる。また、上述のプログラムが記録された記憶媒体だけでなく、そのプログラム自体も各実施形態に含まれる。また、上述の実施形態に含まれる1又は2以上の構成要素は、各構成要素の機能を実現するように構成されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路であってもよい。
該記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD(Compact Disk)-ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMを用いることができる。また該記憶媒体に記録されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作して処理を実行するものも各実施形態の範疇に含まれる。
上述の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
虹彩照合システムを制御する情報処理装置であって、
第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得する取得部と、
前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、虹彩照合システムを制御する制御部と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記制御部は、前記視線方向に基づく情報を前記照合対象者に通知するための通知制御情報を生成する、
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記通知制御情報は、前記視線方向を前記第2撮影装置側に誘導するための情報を含む、
付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記制御部は、前記撮影方向が互いに異なる複数の前記第2撮影装置のうちから、前記視線方向に基づいて選択された前記第2撮影装置に前記虹彩画像を撮影させる、
付記1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記5)
前記制御部は、前記撮影方向が互いに異なる複数の前記第2撮影装置のうちから、前記視線方向と前記撮影方向とのなす角度が最小となる前記第2撮影装置に前記虹彩画像を撮影させる、
付記4に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記制御部は、前記視線情報に基づいて、前記視線方向と前記撮影方向とのなす角度が低減される方向に前記第2撮影装置を駆動させる、
付記1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記7)
前記制御部は、前記撮影方向が互いに異なる複数の前記第2撮影装置が撮影した虹彩画像群のうちから、前記視線方向と前記撮影方向とのなす角度に基づいて前記虹彩画像を選択する、
付記1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記8)
前記制御部は、前記撮影方向が互いに異なる複数の前記第2撮影装置が撮影した虹彩画像群のうちから、前記視線方向と前記撮影方向とのなす角度が最小である前記虹彩画像を選択する、
付記7に記載の情報処理装置。
(付記9)
前記照合対象者までの距離を取得する距離情報取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記距離に基づいて前記視線方向と前記撮影方向とを対向させる制御に用いられる判定基準を変更する、
付記1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記10)
前記照合対象者までの距離を取得する距離情報取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記視線方向が所定の範囲に含まれ、かつ、前記距離が所定距離以下である場合に前記第2撮影装置に前記虹彩画像を撮影させる、
付記1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記11)
前記照合対象者までの距離を取得する距離情報取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記距離が所定の基準距離以上である場合には、前記視線情報に含まれる前記照合対象者の顔方向に基づいて前記視線方向を推定し、前記距離が前記基準距離未満である場合には、前記視線情報に含まれる前記照合対象者の瞳孔又は虹彩の位置情報に基づいて前記視線方向を推定する、
付記1乃至8のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記12)
前記制御部は、前記視線情報に含まれる前記照合対象者の瞳孔又は虹彩の位置情報に基づいて前記視線方向を推定する、
付記1乃至10のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記13)
照合対象者の顔の少なくとも一部を含む第1画像を撮影する第1撮影装置と、
前記照合対象者の虹彩を含む第2画像を撮影する第2撮影装置と、
情報処理装置と、
を備えた情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記第1画像に基づいて前記照合対象者の視線情報を取得する取得部と、
前記視線情報から得られる前記照合対象者の視線方向と、前記第2撮影装置における撮影方向とが対向するように前記情報処理システムを制御する制御部と、
を有する情報処理システム。
(付記14)
前記第2画像の解像度は、前記第1画像の解像度よりも高い、
付記13に記載の情報処理システム。
(付記15)
前記第2撮影装置における撮影波長は、前記第1撮影装置における撮影波長と異なる、
付記14に記載の情報処理システム。
(付記16)
前記制御部は、前記照合対象者までの距離が所定の基準距離以上である場合には、前記第1画像に基づいて前記視線方向を推定し、前記距離が所定の基準距離未満である場合には、前記第2画像に基づいて前記照合対象者の前記視線方向を推定する、
付記13乃至15のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記17)
前記距離を検出し、前記情報処理装置へ出力する距離センサをさらに備える、
付記16に記載の情報処理システム。
(付記18)
前記距離は、前記第1撮影装置により取得される、
付記17に記載の情報処理システム。
(付記19)
前記第1画像と登録者の登録顔画像との照合結果に基づいて前記照合対象者を認証する顔認証と、前記第2画像と前記登録者の登録虹彩画像との照合結果に基づいて前記照合対象者を認証する虹彩認証とを実行する照合装置をさらに備える、
付記13乃至18のいずれかに記載の情報処理システム。
(付記20)
前記照合装置は、前記顔認証において前記登録者として認証された前記照合対象者を、前記虹彩認証における認証対象とする、
付記19に記載の情報処理システム。
(付記21)
虹彩照合システムを制御する情報処理方法であって、
第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得するステップと、
前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、
を備える情報処理方法。
(付記22)
虹彩照合システムを制御するコンピュータに、
第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得するステップと、
前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、
を実行させるためのプログラムが記録された記録媒体。
NW・・・ネットワーク 1,2・・・虹彩照合システム
10・・・情報処理装置 11・・・画像取得部
12・・・視線情報取得部 13・・・距離情報取得部
14・・・制御部 14a・・・視線方向推定部
14b・・・角度検出部 14c・・・判定部
14d・・・通知制御部 14e・・・駆動制御部
15・・・記憶部
20・・・視線検出用カメラ(第1撮影装置)
30・・・虹彩撮影用カメラ(第2撮影装置)
40・・・距離センサ
50・・・通知装置 50a・・・ディスプレイ
50b・・・LED 50c・・・スピーカ
60・・・照合装置 61・・・画像取得部
62・・・虹彩画像抽出部 63・・・座標変換部
64・・・ブロック分割部 65・・・特徴量算出部
66・・・照合部 67・・・記憶部
70・・・虹彩データベース
100・・・情報処理装置 110・・・取得部
120・・・制御部
151,651・・・CPU 152,652・・・RAM
153,653・・・ROM 154,654・・・HDD
155,655・・・通信I/F 156・・・表示装置
157・・・入力装置 158,658・・・バス
500・・・情報処理システム 510・・・第1撮影装置
520・・・第2撮影装置 530・・・情報処理装置
531・・・取得部 532・・・制御部

Claims (8)

  1. 虹彩照合システムを制御する情報処理装置であって、
    第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得する取得部と、
    前記照合対象者までの距離を取得する距離情報取得部と、
    前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、前記虹彩照合システムを制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記距離に基づいて前記視線方向と前記撮影方向とを対向させる制御に用いられる判定基準を変更する情報処理装置。
  2. 記制御部は、前記視線方向が所定の範囲に含まれ、かつ、前記距離が所定距離以下である場合に前記第2撮影装置に前記虹彩画像を撮影させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 記制御部は、前記距離が所定の基準距離以上である場合には、前記視線情報に含まれる前記照合対象者の顔方向に基づいて前記視線方向を推定し、前記距離が前記基準距離未満である場合には、前記視線情報に含まれる前記照合対象者の瞳孔又は虹彩の位置情報に基づいて前記視線方向を推定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 照合対象者の顔の少なくとも一部を含む第1画像を撮影する第1撮影装置と、
    前記照合対象者の虹彩を含む第2画像を撮影する第2撮影装置と、
    情報処理装置と、
    を備えた情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第1画像に基づいて前記照合対象者の視線情報を取得する取得部と、
    前記視線情報から得られる前記照合対象者の視線方向と、前記第2撮影装置における撮影方向とが対向するように前記情報処理システムを制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記照合対象者までの距離が所定の基準距離以上である場合には、前記第1画像に基づいて前記視線方向を推定し、前記距離が所定の基準距離未満である場合には、前記第2画像に基づいて前記照合対象者の前記視線方向を推定する情報処理システム。
  5. 前記距離を検出し、前記情報処理装置へ出力する距離センサをさらに備える、
    請求項に記載の情報処理システム。
  6. 前記距離は、前記第1撮影装置により取得される、
    請求項に記載の情報処理システム。
  7. 虹彩照合システムを制御する情報処理方法であって、
    第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得するステップと、
    前記照合対象者までの距離を取得するステップと、
    前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、
    前記距離に基づいて前記視線方向と前記撮影方向とを対向させる制御に用いられる判定基準を変更するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、
    を備える情報処理方法。
  8. 虹彩照合システムを制御するコンピュータに、
    第1撮影装置により撮影された画像から照合対象者の視線情報を取得するステップと、
    前記照合対象者までの距離を取得するステップと、
    前記視線情報から得られる視線方向と、前記照合対象者の虹彩照合に用いられる虹彩画像を撮影する第2撮影装置における撮影方向とが対向するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、
    前記距離に基づいて前記視線方向と前記撮影方向とを対向させる制御に用いられる判定基準を変更するように、前記虹彩照合システムを制御するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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