JP7221449B2 - 列車検知装置、列車検知システム、および列車検知方法 - Google Patents

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Description

本開示は、列車の在線位置を検知する列車検知装置、列車検知システム、および列車検知方法に関する。
従来、軌道回路を利用して、列車の在線位置を検知する列車検知装置がある。しかしながら、軌道回路は、多くの設備が必要になる。また、軌道回路は、車輪の踏面の表面状態、レールの表面状態などの影響を受け易い。そのため、軌道回路を利用する方式では、設置コストおよび保守コストがかかっていた。このような問題に対して、特許文献1には、軌道に複数の区間を設定し、各区間の境界に車軸検知装置を設け、各区間に進入した列車の車軸の数、および各区間から退出した列車の車軸の数をカウントすることで、設置コストおよび保守コストを低減しつつ、列車の在線位置を検知する技術が開示されている。
特開2015-33989号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、各区間、すなわち各閉塞区間の境界に設置される車軸検知装置が1つでも故障すると、故障した車軸検知装置を境界に設けている閉塞区間では、車軸の出入りを正確にカウントできなくなる。そのため、列車の在線位置を検知できなくなり、列車の運行が中断されてしまう、という問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、列車の運行が中断される事態を回避しつつ、列車の在線位置を検知可能な列車検知装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の列車検知装置は、列車が走行する軌道に設置され列車を検知可能な複数の列車検知センサと接続し、複数の列車検知センサから列車を検出したか否かを判定可能な信号を取得するセンサ接続部と、軌道において列車検知センサを両端とする複数の閉塞区間を設定し、各閉塞区間において列車が在線しているか否かを検知する検知部と、を備える。検知部は、第1の列車検知センサを一端とし第2の列車検知センサを他端とする第1の閉塞区間を設定し、第2の列車検知センサを一端とし第3の列車検知センサを他端とする第2の閉塞区間を設定していたときに第2の列車検知センサの使用を停止する場合、第1の列車検知センサを一端とし第3の列車検知センサを他端とする第3の閉塞区間を設定し、列車の運行本数が規定された本数以上の第1の時間帯では全ての列車検知センサを使用して閉塞区間を設定し、第1の時間帯以外の第2の時間帯では第1の時間帯で使用される列車検知センサの数よりも少ない数の列車検知センサを使用して閉塞区間を設定することを特徴とする。
本開示によれば、列車検知装置は、列車の運行が中断される事態を回避しつつ、列車の在線位置を検知できる、という効果を奏する。
実施の形態1に係る列車検知システムの構成例を示す図 実施の形態1に係る列車検知システムにおける各閉塞区間の状態を示す第1の図 実施の形態1に係る列車検知システムにおける各閉塞区間の状態を示す第2の図 実施の形態1に係る列車検知システムにおける各閉塞区間の状態を示す第3の図 実施の形態1に係る列車検知装置の動作を示すフローチャート 実施の形態1に係る列車検知装置を自動列車制御装置および列車検知装置を備えるシステムに適用した場合の各閉塞区間の状態を示す図 実施の形態1に係る列車検知装置が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図 実施の形態1に係る列車検知装置が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図 実施の形態2に係る列車検知システムの構成例を示す図 実施の形態2に係る列車検知システムにおける各閉塞区間の状態を示す第1の図 実施の形態2に係る列車検知システムにおける各閉塞区間の状態を示す第2の図 実施の形態2に係る列車検知装置の動作を示すフローチャート
以下に、本開示の実施の形態に係る列車検知装置、列車検知システム、および列車検知方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る列車検知システム100の構成例を示す図である。列車検知システム100は、列車検知装置1と、地上装置2と、列車検知センサ3a~3eと、信号機4a~4eと、軌道5と、列車6と、を備える。列車検知システム100において、列車6が走行する軌道5には、閉塞区間A~Dが設けられている。なお、列車6の進行方向は、図1の矢印に示すように、右方向に進む方向とする。以降の図においても同様とする。
列車検知装置1は、各閉塞区間において、列車6の在線を検知する。列車検知装置1の詳細な構成および動作については後述する。
地上装置2は、列車検知装置1の管轄範囲における各閉塞区間の列車6の在線の有無の判定結果に基づいて、信号機4a~4eを制御し、また図示しない転轍機などを制御する。地上装置2は、例えば、連動装置、閉塞装置などである。
列車検知センサ3a~3eは、列車6が走行する軌道5に設置され、列車6の通過を検知、すなわち列車6を検知するセンサである。列車検知センサ3a~3eは、例えば、通過した列車6の車軸の数をカウントする車軸検知センサ、列車6の通過を検知するレーザなどである。レーザについては、列車検知センサ3a~3eの各設置位置で、列車6の進行方向において距離をとって2つのレーザを設置することで、列車検知装置1は、レーザ光が遮断された順番から、どの方向から列車6が進行してきたかを判断することが可能である。また、列車検知センサ3a~3eは、列車6に搭載された車上子と通信を行うことで列車6を検知する地上子であってもよい。車上子および地上子については、車上子が列車6の存在を通知し、地上子が車上子からの通知を取得したときに列車6を検知する方式であってもよいし、地上子が規定された信号を送信し、車上子が地上子からの信号に対して応答し、地上子が車上子からの応答を取得したときに列車6を検知する方式であってもよい。以降の説明において、列車検知センサ3a~3eを区別しない場合は列車検知センサ3と称する場合がある。
信号機4a~4eは、各閉塞区間の境界に設置されている。信号機4a~4eは、地上装置2の制御によって、列車6に対して進行現示または停止現示を行う。信号機4a~4eにおいて、図1に示す「G」は、列車6の進入を許可する進行現示である。信号機4a~4eにおいて、後の図2などに示す「R」は、列車6を停止させる停止現示である。
軌道5は、列車6が走行する経路であり、例えば、レールである。列車6は、軌道5を走行する。列車6については、複数の車両から編成される場合の他、1つの車両からなる単行の場合が含まれるものとする。
なお、図1に示す列車検知システム100では、列車6の在線位置を検知する対象の閉塞区間の数が4つであるが、一例であり、これに限定されない。列車検知システム100において、列車6の在線位置を検知する対象の閉塞区間の数は、複数であれば、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
列車検知装置1の構成について説明する。列車検知装置1は、センサ接続部11と、検知部12と、制御部13と、を備える。センサ接続部11は、列車検知センサ3a~3eと接続し、列車検知センサ3a~3eから列車6を検出したか否かを判定可能な信号を取得する。センサ接続部11は、取得した信号の内容を検知部12に出力してもよいし、取得した信号そのものを検知部12に出力してもよい。
検知部12は、軌道5において列車検知センサ3a~3eを両端とする複数の閉塞区間を設定し、各閉塞区間において列車6が在線しているか否かを検知する。具体的には、検知部12は、各閉塞区間の両端に設置されている2つの列車検知センサ3の検知状態に基づいて、チェックインチェックアウトの論理によって当該閉塞区間における列車6の在線を管理することができる。
制御部13は、検知部12による各閉塞区間の列車6の在線の有無の判定結果に基づいて、地上装置2に対して信号機4a~4e、図示しない転轍機などを制御させる。
つづいて、列車検知装置1の動作について説明する。図2は、実施の形態1に係る列車検知システム100における各閉塞区間の状態を示す第1の図である。なお、図2では、記載を簡潔にするため、列車検知装置1、地上装置2、および地上装置2から信号機4a~4eへの配線は省略している。図2は、列車検知センサ3a~3eが全て正常に動作している状態を示している。この場合、列車検知装置1において、検知部12は、列車検知センサ3a~3eを用いて、閉塞区間A~Dを設定する。具体的には、検知部12は、列車検知センサ3aを一端とし列車検知センサ3bを他端とする閉塞区間Aを設定し、列車検知センサ3bを一端とし列車検知センサ3cを他端とする閉塞区間Bを設定する。また、検知部12は、列車検知センサ3cを一端とし列車検知センサ3dを他端とする閉塞区間Cを設定し、列車検知センサ3dを一端とし列車検知センサ3eを他端とする閉塞区間Dを設定する。
例えば、列車検知センサ3が車軸検知センサの場合、検知部12は、閉塞区間の両端の列車検知センサ3において、当該閉塞区間に進入した列車6の車軸の数と当該閉塞区間から退出した列車6の車軸の数とが同じ場合は当該閉塞区間に列車6は在線していないと判定する。検知部12は、当該閉塞区間に進入した列車6の車軸の数の方が当該閉塞区間から退出した列車6の車軸の数よりも多い場合は当該閉塞区間に列車6は在線していると判定する。
また、列車検知センサ3がレーザの場合、検知部12は、閉塞区間の両端の列車検知センサ3において、一方の列車検知センサ3で閉塞区間への列車6の進入を検知し、他方の列車検知センサ3で閉塞区間からの列車6の退出を検知した場合は当該閉塞区間に列車6は在線していないと判定する。検知部12は、一方の列車検知センサ3で閉塞区間への列車6の進入を検知し、他方の列車検知センサ3で閉塞区間からの列車6の退出を検知していない場合は当該閉塞区間に列車6は在線していると判定する。
また、列車検知センサ3が地上子の場合、検知部12は、閉塞区間の両端の列車検知センサ3において、一方の列車検知センサ3で閉塞区間への列車6の進入を検知し、他方の列車検知センサ3で閉塞区間からの列車6の退出を検知した場合は当該閉塞区間に列車6は在線していないと判定する。検知部12は、一方の列車検知センサ3で閉塞区間への列車6の進入を検知し、他方の列車検知センサ3で閉塞区間からの列車6の退出を検知していない場合は当該閉塞区間に列車6は在線していると判定する。
検知部12は、図2の例では、閉塞区間Dに列車6が在線していることを検知しているので、後続列車が閉塞区間Dに進入しないように、制御部13および地上装置2を介して信号機4dを停止現示にする。
つぎに、図2に示す状態から、列車検知センサ3cが故障した場合を想定する。図3は、実施の形態1に係る列車検知システム100における各閉塞区間の状態を示す第2の図である。なお、図3では、記載を簡潔にするため、列車検知装置1、地上装置2、および地上装置2から信号機4a~4eへの配線は省略している。図3は、列車検知センサ3cが故障した直後の状態を示している。列車検知装置1において、検知部12は、例えば、列車検知センサ3から、列車6を検知していないときの状態を示す信号、または列車6を検知しているときの状態を示す信号のいずれかを取得している場合、列車検知センサ3は正常に動作していると判断することができる。すなわち、検知部12は、列車検知センサ3から、列車6を検知していないときの状態を示す信号、および列車6を検知しているときの状態を示す信号のいずれも取得していない場合、列車検知センサ3が故障したと判断する。検知部12は、列車検知センサ3が正常に動作していることを示す信号を定期的に送信している場合、当該信号を受信できなくなったときに列車検知センサ3が故障したと判断することができる。また、列車検知センサ3が列車6に搭載される車上子および地上に設置される地上子からなる場合、列車6が、規定された位置で地上子から信号を取得できなかった場合、列車検知装置1に対して、無線通信などの手法によって、列車検知センサ3の一部である地上子が故障している旨を通知してもよい。なお、検知部12が列車検知センサ3の故障を判断する方法はこれらに限定されず、他の方法を用いてもよい。
検知部12は、列車検知センサ3cが故障した場合、列車検知センサ3cを他端とする閉塞区間B、および列車検知センサ3cを一端とする閉塞区間Cについては、列車6の在線を管理することができない。このような場合、フェイルセーフの原則を適用し、検知部12は、閉塞区間B,Cに列車6が在線していると判断し、後続列車が閉塞区間Bに進入しないように、制御部13および地上装置2を介して信号機4bを停止現示にする。列車検知システム100は、図3に示す状態のままでは、列車6の運転を再開することができない。
そのため、本実施の形態では、検知部12は、列車検知センサ3の故障を検知した場合、故障した列車検知センサ3を境界とする2つの閉塞区間で動作している他の列車検知センサ3を用いて、新たな閉塞区間を設定する。図4は、実施の形態1に係る列車検知システム100における各閉塞区間の状態を示す第3の図である。なお、図4では、記載を簡潔にするため、列車検知装置1、地上装置2、および地上装置2から信号機4a~4eへの配線は省略している。図4は、検知部12が、閉塞区間B,Cを併合して新たな閉塞区間Zを設定した状態を示している。具体的には、検知部12は、閉塞区間B,Cの設定を解除し、新たに列車検知センサ3bを一端とし列車検知センサ3dを他端とする閉塞区間Zを設定する。検知部12は、列車検知センサ3が車軸検知センサの場合、列車検知センサ3bでカウントした車軸の数、および列車検知センサ3dでカウントした車軸の数を用いることで、閉塞区間Zにおいて列車6の在線の有無を判定することができる。これにより、列車検知装置1は、軌道5に設けられた閉塞区間において列車6の在線を判定できることから、列車6の運行が中断される事態を回避しつつ、継続して列車6の在線位置を検知することができる。
列車検知システム100は、列車検知装置1の検知部12が列車検知センサ3の故障を検知した場合でも列車6の運行を継続することができるが、故障した列車検知センサ3を修理または交換する必要がある。そのため、列車検知装置1の検知部12は、列車検知センサ3の故障を検知した場合、ユーザに対して、列車検知センサ3が故障したことを通知してもよい。通知の方法について、列車検知装置1の検知部12は、図示しないLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部を用いて列車検知センサ3が故障したこと表示してもよいし、図示しないLED(Light Emitting Diode)などを発光させて異常の発生を知らせてもよいし、図示しないスピーカーなどを用いて警報を発してもよい。これにより、ユーザは、列車検知センサ3が故障したことを把握でき、当日の列車6の運行終了後、列車6が通過しない時間帯などにおいて、列車検知センサ3を修理または交換することができる。
列車検知装置1の動作を、フローチャートを用いて説明する。図5は、実施の形態1に係る列車検知装置1の動作を示すフローチャートである。列車検知装置1において、センサ接続部11は、各列車検知センサ3から検知状態などを示す信号を取得する(ステップS1)。検知部12は、センサ接続部11で取得された信号を用いて、各列車検知センサ3の故障の有無を判定する(ステップS2)。列車検知センサ3において故障がない場合(ステップS2:No)、検知部12は、予め設定されている、全ての列車検知センサ3を用いて閉塞区間を設定する(ステップS3)。列車検知センサ3において故障がある場合(ステップS2:Yes)、検知部12は、故障した列車検知センサ3を使用せず、他の列車検知センサ3を用いて閉塞区間を設定する(ステップS4)。具体的には、検知部12は、第1の列車検知センサを一端とし第2の列車検知センサを他端とする第1の閉塞区間を設定し、第2の列車検知センサを一端とし第3の列車検知センサを他端とする第2の閉塞区間を設定していたときに第2の列車検知センサの使用を停止する場合、第1の列車検知センサを一端とし第3の列車検知センサを他端とする第3の閉塞区間を設定する。図2から図4の例では、閉塞区間Bが第1の閉塞区間、閉塞区間Cが第2の閉塞区間、閉塞区間Zが第3の閉塞区間である。検知部12は、ユーザに対して、列車検知センサ3の故障を検知したことを通知する(ステップS5)。列車検知装置1は、図5に示すフローチャートの動作を定期的に繰り返し実施する。
なお、本実施の形態では、列車検知装置1の検知部12が列車検知センサ3の故障を検知した場合について説明したが、列車検知装置1の用途はこれに限定されない。列車検知装置1の検知部12は、列車検知センサ3の交換、メンテナンスなどによって予め使用できない列車検知センサ3が既知である場合にも、上記と同様の動作を行うことができる。また、列車検知装置1は、朝夕のラッシュ時など列車6の運行本数が多い時間帯では全ての列車検知センサ3を使って短い閉塞区間で列車6の在線を管理し、昼間など列車6の運行本数が少ない時間帯では列車検知センサ3を間引いて使ってラッシュ時よりも長い閉塞区間で列車6の在線を管理するような用途にも適用可能である。列車検知装置1は、閉塞区間の数を減らすことによって、処理負荷を軽減することができる。また、列車検知装置1は、列車6の運行本数の少ないローカル線において、駅構内に列車6が在線しているか否か、駅間の単線区間において列車6が在線しているか否かなどを検知するような用途にも適用可能である。
また、本実施の形態では、各閉塞区間の境界に列車検知センサ3を備える場合について説明したが、ループ線を用いたATC/TD(Automatic Train Control/Train Detection)、すなわち自動列車制御装置および列車検知装置を備えるシステムにも適用可能である。図6は、実施の形態1に係る列車検知装置1を自動列車制御装置および列車検知装置を備えるシステムに適用した場合の各閉塞区間の状態を示す図である。列車検知装置1は、閉塞区間Cのループ線が故障などによって使用できなくなった場合でも、閉塞区間B,Dのループ線が使用可能であることから、元々の閉塞区間B,C,Dを用いて新たな閉塞区間Yを設定することができる。これにより、列車検知装置1は、前述の場合と同様、軌道5に設けられた閉塞区間において列車6の在線を判定できることから、列車6の運行が中断される事態を回避しつつ、継続して列車6の在線位置を検知することができる。
ここで、列車検知装置1が列車検知センサ3の故障を検知したとき、故障した列車検知センサ3を境界とする閉塞区間内に、1つ以上の列車6が在線していることも想定される。このような場合、列車検知装置1から列車検知センサ3が故障した旨の通知を受けたユーザが、現地に赴いて列車6を誘導し、新たに設定された閉塞区間から退出させるようにしてもよい。また、列車検知装置1から列車検知センサ3が故障した旨の通知を受けたユーザは、新たに設定された閉塞区間について、正常に列車6を検知できるか否か、確認用の列車を使って確認を行ってもよい。同様に、ユーザは、修理または交換などによって列車検知センサ3が復旧した場合、列車検知装置1によって元の閉塞区間の設定に戻された閉塞区間について、正常に列車6を検知できるか否か、確認用の列車を使って確認を行ってもよい。
つづいて、列車検知装置1のハードウェア構成について説明する。列車検知装置1において、センサ接続部11は、列車検知センサ3と通信を行うことが可能なインタフェース回路である。検知部12および制御部13は、処理回路により実現される。処理回路は、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサおよびメモリであってもよいし、専用のハードウェアであってもよい。
図7は、実施の形態1に係る列車検知装置1が備える処理回路をプロセッサおよびメモリで構成する場合の例を示す図である。処理回路がプロセッサ91およびメモリ92で構成される場合、列車検知装置1の処理回路の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ92に格納される。処理回路では、メモリ92に記憶されたプログラムをプロセッサ91が読み出して実行することにより、各機能を実現する。すなわち、処理回路は、列車検知装置1の処理が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ92を備える。また、これらのプログラムは、列車検知装置1の手順および方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ91は、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などであってもよい。また、メモリ92には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、またはDVD(Digital Versatile Disc)などが該当する。
図8は、実施の形態1に係る列車検知装置1が備える処理回路を専用のハードウェアで構成する場合の例を示す図である。処理回路が専用のハードウェアで構成される場合、図8に示す処理回路93は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。列車検知装置1の各機能を機能別に処理回路93で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路93で実現してもよい。
なお、列車検知装置1の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、専用のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、列車検知装置1は、列車検知センサ3の故障を検知した場合、故障した列車検知センサ3を境界に持つ閉塞区間を併合して新たな閉塞区間を設定することとした。これより、列車検知装置1は、列車6の運行が中断される事態を回避しつつ、また、設置コストおよび保守コストを増大させることなく、列車6の在線位置を検知することができる。
なお、本実施の形態の列車検知装置1については、鉄道以外の分野にも適用可能である。例えば、規定されたルート上を走行する移動体の位置を管理する場合にも適用可能である。規定されたルート上を走行する移動体は、例えば、倉庫内を移動する物流用の集配車、特定の地域内を巡回するバスなどであってもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、1つの列車検知装置1が軌道5に設定された各閉塞区間において列車6の在線を検知していた。しかしながら、列車6の運行経路が長距離になる場合、1つの列車検知装置1が列車6の運行経路の軌道5に設定される全ての閉塞区間において列車6の検知を行うと、閉塞区間の数が多くなり処理負荷が増大する。実施の形態2では、複数の列車検知装置が連携して列車6の在線を検知する場合について説明する。
図9は、実施の形態2に係る列車検知システム100aの構成例を示す図である。列車検知システム100aは、列車検知装置7a~7cと、地上装置2a~2cと、列車検知センサ3a~3mと、信号機4a~4mと、軌道5と、列車6と、を備える。列車検知システム100aにおいて、列車6が走行する軌道5には、閉塞区間A~Lが設けられている。
列車検知装置7aは、複数の閉塞区間A~Dからなる第1の管轄範囲である管轄範囲71で、列車6が在線しているか否かを検知する第1の列車検知装置である。列車検知装置7bは、複数の閉塞区間E~Hからなる第2の管轄範囲である管轄範囲72で、列車6が在線しているか否かを検知する第2の列車検知装置である。列車検知装置7cは、複数の閉塞区間I~Lからなる第3の管轄範囲である管轄範囲73で、列車6が在線しているか否かを検知する第3の列車検知装置である。列車検知装置7a~7cの詳細な構成および動作については後述する。以降の説明において、列車検知装置7a~7cを区別しない場合は列車検知装置7と称する場合がある。
地上装置2aは、列車検知装置7aの管轄範囲71における各閉塞区間の列車6の在線の有無の判定結果に基づいて、信号機4a~4eを制御し、また、図示しない転轍機などを制御する。地上装置2bは、列車検知装置7bの管轄範囲72における各閉塞区間の列車6の在線の有無の判定結果に基づいて、信号機4e~4iを制御し、また、図示しない転轍機などを制御する。地上装置2cは、列車検知装置7cの管轄範囲73における各閉塞区間の列車6の在線の有無の判定結果に基づいて、信号機4i~4mを制御し、また、図示しない転轍機などを制御する。地上装置2a~2cは、例えば、連動装置、閉塞装置などである。なお、図9では、記載を簡潔にするため、地上装置2aから信号機4a~4eへの配線、地上装置2bから信号機4e~4iへの配線、および地上装置2cから信号機4i~4mへの配線は省略している。
列車検知センサ3a~3mは、列車6が走行する軌道5に設置され、列車6の通過、すなわち列車6を検知するセンサである。列車検知センサ3f~3mは、前述の列車検知センサ3a~3eと同様の構成である。以降の説明において、列車検知センサ3a~3mを区別しない場合は列車検知センサ3と称する場合がある。
信号機4a~4mは、各閉塞区間の境界に設置されている。信号機4a~4eは、地上装置2aの制御によって、列車6に対して進行現示または停止現示を行う。信号機4e~4iは、地上装置2bの制御によって、列車6に対して進行現示または停止現示を行う。信号機4i~4mは、地上装置2cの制御によって、列車6に対して進行現示または停止現示を行う。
なお、図9に示す列車検知システム100aでは、列車検知装置7の数が3つであるが、一例であり、これに限定されない。列車検知システム100aにおいて、列車検知装置7の数は、4つ以上であってもよい。
列車検知装置7a~7cの構成について説明する。図9に示す実施の形態2の列車検知装置7a~7cは、図1に示す実施の形態1の列車検知装置1に対して、通信部14を追加したものである。通信部14は、他の列車検知装置7との間で通信を行う。列車検知装置7a~7cは、通信部14を介して、他の列車検知装置7との間で信号を送受信することができる。また、列車検知装置7a~7cは、各々が、通信部14を介して、正常に動作していることを示す信号を定期的に送受信するなどの方法によって、他の列車検知装置7が正常に動作しているか否かを判断できるものとする。
つづいて、列車検知装置7a~7cの動作について説明する。列車検知装置7a~7cが正常なときの動作は、実施の形態1の列車検知装置1の動作と同様である。列車検知装置7aにおいて、検知部12は、列車検知センサ3a~3eを用いて、閉塞区間A~Dを設定する。また、列車検知装置7bにおいて、検知部12は、列車検知センサ3e~3iを用いて、閉塞区間E~Hを設定する。また、列車検知装置7cにおいて、検知部12は、列車検知センサ3i~3mを用いて、閉塞区間I~Lを設定する。
つぎに、図9のような状態から、列車検知装置7bが故障した場合を想定する。図10は、実施の形態2に係る列車検知システム100aにおける各閉塞区間の状態を示す第1の図である。図10は、列車検知装置7bが故障した直後の状態を示している。列車検知システム100aは、列車検知装置7bが故障すると、管轄範囲72の閉塞区間E~Hにおいて列車6の在線を管理することができない。このような場合、フェイルセーフの原則を適用し、他の列車検知装置7a,7cは、管轄範囲72の閉塞区間E~Hに列車6が在線していると見なす。列車検知システム100aでは、列車検知装置7bを修理または交換して列車検知装置7bを正常に動作できる状態に改善しない限り、列車6の運転を再開できない。
そのため、本実施の形態では、列車検知装置7bの管轄範囲72に隣接する管轄範囲71の列車検知装置7a、または列車検知装置7bの管轄範囲72に隣接する管轄範囲73の列車検知装置7cは、列車検知装置7bの管轄範囲72を用いて、新たな閉塞区間を設定する。図11は、実施の形態2に係る列車検知システム100aにおける各閉塞区間の状態を示す第2の図である。ここでは、一例として、列車検知装置7aが新たな閉塞区間Xを設定する場合について説明する。図11は、列車検知装置7aが、閉塞区間D~Hを併合して新たな閉塞区間Xを設定した状態を示している。具体的には、列車検知装置7aの検知部12は、閉塞区間Dの設定を解除し、新たに列車検知センサ3dを一端とし列車検知センサ3iを他端とする閉塞区間Xを設定する。また、列車検知装置7aの検知部12は、通信部14を介して、列車検知装置7cから、列車検知センサ3iからの信号を取得する。列車検知装置7aの検知部12は、列車検知センサ3が車軸検知センサの場合、列車検知センサ3dでカウントした車軸の数、および列車検知センサ3iでカウントした車軸の数を用いることで、閉塞区間Xにおいて列車6の在線の有無を判定することができる。これにより、列車検知装置7aは、軌道5に設けられた閉塞区間において列車6の在線を判定できることから、列車6の運行が中断される事態を回避しつつ、継続して列車6の在線位置を検知することができる。
列車検知システム100aは、列車検知装置7a,7cが列車検知装置7bの故障を検知した場合でも列車6の運行を継続することができるが、故障した列車検知装置7bを修理または交換する必要がある。そのため、列車検知装置7a,7cの検知部12は、列車検知装置7bの故障を検知した場合、ユーザに対して、列車検知装置7bが故障したことを通知してもよい。通知の方法については、実施の形態1において、列車検知装置1の検知部12が列車検知センサ3の故障を検知した場合の通知の方法と同様でよい。これにより、ユーザは、列車検知装置7bが故障したことを把握でき、当日の列車6の運行終了後、列車6が通過しない時間帯などにおいて、列車検知装置7bを修理または交換することができる。なお、列車検知装置7bが故障した場合に、列車検知装置7a,7cのどちらが列車検知装置7bの管轄範囲72を含めた閉塞区間の設定を行うのかについては、予め決めておいてもよい。例えば、当該路線において故障した列車検知装置7よりも上り側、または下り側の列車検知装置7が、故障した列車検知装置7の管轄範囲を含めた閉塞区間の設定を行う。
他の列車検知装置7の故障を検知したときの列車検知装置7a~7cの動作を、フローチャートを用いて説明する。図12は、実施の形態2に係る列車検知装置7a~7cの動作を示すフローチャートである。列車検知装置7a~7cにおいて、検知部12は、通信部14を介して、他の列車検知装置7と通信を行い、他の列車検知装置7が正常に動作しているか否かを判定する(ステップS11)。他の列車検知装置7が正常に動作している場合(ステップS11:Yes)、検知部12は、自装置の管轄範囲で閉塞区間を設定し(ステップS12)、各閉塞区間において列車6が在線しているか否かを判定する(ステップS13)。他の列車検知装置7が正常に動作していない場合(ステップS11:No)、検知部12は、自装置が、故障した列車検知装置7の管轄範囲を含めた閉塞区間の設定を行うか否かを判定する(ステップS14)。自装置が、故障した列車検知装置7の管轄範囲を含めた閉塞区間の設定を行わない場合(ステップS14:No)、検知部12は、自装置の管轄範囲で閉塞区間を設定し(ステップS12)、各閉塞区間において列車6が在線しているか否かを判定する(ステップS13)。自装置が、故障した列車検知装置7の管轄範囲を含めた閉塞区間の設定を行う場合(ステップS14:Yes)、検知部12は、自装置の管轄範囲および故障した列車検知装置7の管轄範囲で閉塞区間を設定し(ステップS15)、各閉塞区間において列車6が在線しているか否かを判定する(ステップS16)。
このように、列車検知装置7bの使用を停止する場合、列車検知装置7aは、列車検知装置7cから、管轄範囲72と管轄範囲73の境界にある列車検知センサ3iの検知情報を取得し、管轄範囲72を含む閉塞区間について、列車6が在線しているか否かを判定する。
なお、列車検知システム100aについては、実施の形態1のときと同様、列車検知装置7の交換、メンテナンスなどによって予め使用できない列車検知装置7が既知である場合にも、上記と同様の動作を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数の列車検知装置7を備える列車検知システム100aにおいて、他の列車検知装置7の故障を検知した列車検知装置7は、自装置の管轄範囲および他の列車検知装置7の管轄範囲の閉塞区間を用いて新たな閉塞区間を設定することとした。これにより、列車検知装置7は、列車6の運行が中断される事態を回避しつつ、また、設置コストおよび保守コストを増大させることなく、列車6の在線位置を検知することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,7a~7c 列車検知装置、2,2a~2c 地上装置、3a~3m 列車検知センサ、4a~4m 信号機、5 軌道、6 列車、11 センサ接続部、12 検知部、13 制御部、14 通信部、71~73 管轄範囲、100,100a 列車検知システム、A~L 閉塞区間。

Claims (8)

  1. 列車が走行する軌道に設置され前記列車を検知可能な複数の列車検知センサと接続し、前記複数の列車検知センサから前記列車を検出したか否かを判定可能な信号を取得するセンサ接続部と、
    前記軌道において前記列車検知センサを両端とする複数の閉塞区間を設定し、各閉塞区間において前記列車が在線しているか否かを検知する検知部と、
    を備え、
    前記検知部は、第1の列車検知センサを一端とし第2の列車検知センサを他端とする第1の閉塞区間を設定し、前記第2の列車検知センサを一端とし第3の列車検知センサを他端とする第2の閉塞区間を設定していたときに前記第2の列車検知センサの使用を停止する場合、前記第1の列車検知センサを一端とし前記第3の列車検知センサを他端とする第3の閉塞区間を設定し、
    前記列車の運行本数が規定された本数以上の第1の時間帯では全ての前記列車検知センサを使用して前記閉塞区間を設定し、前記第1の時間帯以外の第2の時間帯では前記第1の時間帯で使用される前記列車検知センサの数よりも少ない数の前記列車検知センサを使用して前記閉塞区間を設定する、
    ことを特徴とする列車検知装置。
  2. 前記検知部は、ユーザに対して前記第2の列車検知センサの使用を停止することを通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の列車検知装置。
  3. 前記複数の列車検知センサは通過した列車の車軸の数をカウントする車軸検知センサであり、
    前記検知部は、前記閉塞区間の両端の列車検知センサにおいて、当該閉塞区間に進入した列車の車軸の数と当該閉塞区間から退出した列車の車軸の数とが同じ場合は当該閉塞区間に列車は在線していないと判定し、当該閉塞区間に進入した列車の車軸の数の方が当該閉塞区間から退出した列車の車軸の数よりも多い場合は当該閉塞区間に列車は在線していると判定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の列車検知装置。
  4. 前記複数の列車検知センサは前記列車を検知するレーザであり、
    前記検知部は、前記閉塞区間の両端の列車検知センサにおいて、一方の列車検知センサで前記閉塞区間への前記列車の進入を検知し、他方の列車検知センサで前記閉塞区間からの前記列車の退出を検知した場合は当該閉塞区間に列車は在線していないと判定し、一方の列車検知センサで前記閉塞区間への前記列車の進入を検知し、他方の列車検知センサで前記閉塞区間からの前記列車の退出を検知していない場合は当該閉塞区間に列車は在線していると判定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の列車検知装置。
  5. 前記複数の列車検知センサは、前記列車に搭載された車上子と通信を行うことで前記列車を検知する地上子であり、
    前記検知部は、前記閉塞区間の両端の列車検知センサにおいて、一方の列車検知センサで前記閉塞区間への前記列車の進入を検知し、他方の列車検知センサで前記閉塞区間からの前記列車の退出を検知した場合は当該閉塞区間に列車は在線していないと判定し、一方の列車検知センサで前記閉塞区間への前記列車の進入を検知し、他方の列車検知センサで前記閉塞区間からの前記列車の退出を検知していない場合は当該閉塞区間に列車は在線していると判定する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の列車検知装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の列車検知装置である第1の列車検知装置、第2の列車検知装置、および第3の列車検知装置を備える列車検知システムであって、
    前記第1の列車検知装置は、複数の閉塞区間からなる第1の管轄範囲で前記列車が在線しているか否かを検出し、
    前記第2の列車検知装置は、前記第1の管轄範囲とは異なる複数の閉塞区間からなる第2の管轄範囲で前記列車が在線しているか否かを検出し、
    前記第3の列車検知装置は、前記第1の管轄範囲および前記第2の管轄範囲とは異なる複数の閉塞区間からなる第3の管轄範囲で前記列車が在線しているか否かを検出し、
    前記第2の列車検知装置の使用を停止する場合、前記第1の列車検知装置は、前記第3の列車検知装置から、前記第2の管轄範囲と前記第3の管轄範囲の境界にある、前記列車を検知可能な列車検知センサの検知情報を取得し、前記第2の管轄範囲を含む閉塞区間について、前記列車が在線しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする列車検知システム。
  7. センサ接続部が、列車が走行する軌道に設置され前記列車を検知可能な複数の列車検知センサと接続し、前記複数の列車検知センサから前記列車を検出したか否かを判定可能な信号を取得する第1のステップと、
    検知部が、前記軌道において前記列車検知センサを両端とする複数の閉塞区間を設定し、各閉塞区間において前記列車が在線しているか否かを検知する第2のステップと、
    を含み、
    前記第2のステップにおいて、前記検知部は、第1の列車検知センサを一端とし第2の列車検知センサを他端とする第1の閉塞区間を設定し、前記第2の列車検知センサを一端とし第3の列車検知センサを他端とする第2の閉塞区間を設定していたときに前記第2の列車検知センサの使用を停止する場合、前記第1の列車検知センサを一端とし前記第3の列車検知センサを他端とする第3の閉塞区間を設定し、
    前記列車の運行本数が規定された本数以上の第1の時間帯では全ての前記列車検知センサを使用して前記閉塞区間を設定し、前記第1の時間帯以外の第2の時間帯では前記第1の時間帯で使用される前記列車検知センサの数よりも少ない数の前記列車検知センサを使用して前記閉塞区間を設定する、
    ことを特徴とする列車検知方法。
  8. 前記第2のステップにおいて、前記検知部は、ユーザに対して前記第2の列車検知センサの使用を停止することを通知する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の列車検知方法。
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