JP7220992B2 - 伝熱管支持構造および伝熱管支持方法 - Google Patents

伝熱管支持構造および伝熱管支持方法 Download PDF

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Description

本発明は、排熱回収ボイラ等に備えられる伝熱管パネルに千鳥配列した伝熱管の支持構造、および、そのような伝熱管の支持方法に関する。
高効率発電の一環として注目されている複合発電プラントは、まず、ガスタービンによる発電を行うと共に、ガスタービンから排出される排ガス中の熱を排熱回収ボイラ(HRSG)において回収し、この排熱回収ボイラで発生した蒸気によって蒸気タービンを駆動させて発電するものである。この複合発電プラントは、ガスタービンによる発電と蒸気タービンによる発電を同時に行うことができるため、発電効率が高い上にガスタービンは負荷応答性に優れており、急激な電力需要の上昇にも十分対応し得るという利点もある。
この種の複合発電プラントにおいて、一般的に、排熱回収ボイラ内には、ガスタービンの排ガスの熱を回収する過熱器、蒸発器、節炭器などの熱交換器が配置されていると共に、排ガスの脱硝を行うために脱硝装置が配置されている。熱交換器は上下方向に直立した多数の伝熱管を千鳥状に配列した伝熱管パネルによって構成されており、排ガスからの熱を吸収し易くするために、フィンを螺旋状に巻き付けたフィン付き伝熱管が広く採用されている。
伝熱管パネルに対して排ガスが水平方向に流れるように構成された横型と呼ばれる排熱回収ボイラでは、ガスタービンの大型化に伴うボイラの大型化によって、ダクトの高さが20mもしくはそれ以上に大型のものになっており、それに応じて内部のフィン付き伝熱管の長さも長尺なものとなっている。
フィン付き伝熱管は、排ガスの流体力やフィン付き伝熱管の後流に発生するカルマン渦流等によって振動することが知られており、特に、フィン付き伝熱管が長尺化してくると、隣接する伝熱管のフィン同士が振動によって損傷し易くなる。そこで従来より、千鳥配置したフィン付き伝熱管をサポート部材によって水平方向に束ね、このサポート部材を伝熱管パネルの垂直方向に所定間隔を存して複数段設けることにより、フィン付き伝熱管の振動を抑制するようにした技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、千鳥配置したフィン付き伝熱管をフィンとフィンの間に挿入した板状のサポート部材によって支持すると共に、フィン付き伝熱管の斜め方向への間隙に連結板を挿入し、この連結板の両端を排ガスの流れ方向に沿って前後方向に隣接する各伝熱管パネルのサポート部材にそれぞれ固定することにより、複数の伝熱管パネル全体の剛性を高めるようにした伝熱管支持構造が記載されている。
また、特許文献2には、千鳥配置したフィン付き伝熱管をハニカム形状のサポート部材で支持すると共に、水平方向の両端側に位置する数本分のフィン付き伝熱管を短尺の補強用サポート部材で支持し、フィン付き伝熱管の斜め方向の間隙に挿入した門型の開き防止板によってサポート部材と補強用サポート部材を連結することにより、伝熱管パネルの振動変位を低減するようにした伝熱管支持構造が記載されている。
特許第2857440号公報 特開2013-57468号公報
ところで、近年のガスタービン仕様では、排熱回収ボイラに到達する排ガスが高温・高流速かつ旋回を伴うものとなっており、これにより伝熱管パネルの振動が激しくなってきているため、フィン付き伝熱管を水平方向に束ねているサポート部材の損傷、および伝熱管フィンの損傷を引き起こす可能性が高くなっている。
しかし、特許文献1に記載の伝熱管支持構造は、水平方向の両端側に位置するフィン付き伝熱管の斜め方向への間隙に連結板を挿入し、この連結板の両端を各伝熱管パネルのサポート部材に固定してパネルの剛性を高めるという技術であり、連結板によってサポート部材の両端側の剛性はある程度だけ高められるが、サポート部材全体の剛性が高められるわけではないため、サポート部材の損傷および伝熱管フィンの損傷を全範囲に亘って抑制することは困難であった。
また、特許文献2に記載の伝熱管支持構造は、補強用サポート部材を追加してサポート部材の両端側の幅を中央部よりも広くすることにより、三つの振動系(パネル左端部振動系、パネル中央部振動系、パネル右端部振動系)での位相差を利用して伝熱管パネルの振動変位を低減させるという技術であり、フィン付き伝熱管の斜め方向の間隙に挿入した開き防止板は補強用サポート部材とサポート部材が分離しないようにするためのものであって、開き防止板によってサポート部材全体の剛性が高められるわけではないため、サポート部材の損傷および伝熱管フィンの損傷を全範囲に亘って抑制することは困難であった。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、伝熱管パネルの振動に起因するサポート部材の損傷および伝熱管フィンの損傷を全範囲に亘って抑制することができる伝熱管支持構造を提供することにあり、他の目的は、そのような伝熱管支持構造の支持方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、垂直方向に延びる複数の伝熱管を千鳥状に配列した伝熱管パネルと、前記伝熱管を水平方向に束ねるサポート部材とを備え、前記サポート部材が前記伝熱管パネルの垂直方向に所定間隔を存して複数段設けられている伝熱管支持構造において、複数の前記伝熱管の間隙に斜め方向に配置された第1の補強板と、前記第1の補強板と交差するように前記間隙に斜め方向に配置された第2の補強板と、前記第1の補強板および前記第2の補強板のそれぞれの一端側を前記サポート部材に固定する連結部材とを備え、前記伝熱管が外周部にフィンを装着したフィン付き伝熱管からなり、前記フィン付き伝熱管を包囲する円筒状の保護部材を備えており、前記保護部材が前記サポート部材に固定され、前記保護部材は、前記サポート部材を挟んで上下に分割して設けられ、取付片により上下一対の構造となっていることを特徴とする。
本発明によれば、伝熱管パネルの振動に起因するサポート部材の損傷および伝熱管フィンの損傷を全範囲に亘って抑制することができる。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
複合発電プラントの概略系統を示す説明図である。 排熱回収ボイラの外観斜視図である。 排熱回収ボイラの入口部分の内部構造を示す側面図である。 排熱回収ボイラに備えられる伝熱管パネルの斜視図である。 伝熱管パネルの横断面図である。 本発明の実施形態に係る伝熱管支持構造の斜視図である。 該伝熱管支持構造の正面図である。 該伝熱管支持構造の平面図である。 該伝熱管支持構造の要部説明図である。 該伝熱管支持構造の組立手順を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る伝熱管支持構造の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る伝熱管支持構造の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図1~図12を参照しつつ説明する。
図1は、複合発電プラントの概略系統を示す説明図である。図1に示すように、ガスタービン1からの高温高速の排ガス11は、排熱回収ボイラ(HRSG)2のダクト12内に設置された過熱器3、第1の蒸発器4、脱硝装置5、第2の蒸発器6、節炭器7の順に接触して熱交換される。また、第1の蒸発器4と第2の蒸発器6からの蒸気を含む水が管路9aと管路9bから汽水分離ドラム8にそれぞれ送られ、該汽水分離ドラム8から分離された蒸気は、飽和蒸気管10を経て過熱器3でさらに過熱された後、主蒸気管13を経由して蒸気タービン14を駆動する過熱蒸気として利用される。
蒸気タービン14で用いられた蒸気は、復水器15で水Wに戻され、給水管路16に配置された給水ポンプ17により節炭器7に循環され、節炭器7でガスタービン1からの排ガス11より予熱されて汽水分離ドラム8内に供給される。汽水分離ドラム8内の水は、降水管18を通って下降し、管路19a、19bを経て蒸発器4、6へ導入され、その後、管路9a、9bを経て汽水分離ドラム8内に戻る。主蒸気管13に接続されたタービンバイパス管20は、蒸気タービン14をバイパスして蒸気を直接復水器15に導いても良い。また、蒸気タービン14への蒸気の流量を調節する蒸気タービン加減弁21、蒸気タービン14への蒸気の供給により蒸気のバイパス量を調節するタービンバイパス弁22、およびダクト12のダンパ23が設けられている。
以上の説明は、複合発電プラントにおける高温高速の排ガス11、給水及び蒸気の各流れの概要を説明したものであるが、一般に、排熱回収ボイラ2のダクト12内には、過熱器3、蒸発器4、6及び節炭器7等の熱交換器が組み込まれて、排ガス11の排熱を回収するとともに排ガス11の脱硝を行うために脱硝装置5が配置されている。
図2は、排熱回収ボイラ2の外観斜視図であり、内部構造が見えるようにダクト12の一部を破断して示してある。図3は、排熱回収ボイラ2の入口部分の内部構造を示す側面図である。
図2と図3に示すように、排熱回収ボイラ2のダクト12は架構24を介して地面25に支持されており、このダクト12の内部にガスタービン1からの高温高速の排ガス11が流入する。ダクト12内に流入した排ガス11は伝熱管パネル30で熱吸収され、比較的低温になったガスが煙突26からダクト12の外部に排出される。伝熱管パネル30は、図1に示す過熱器3、第1の蒸発器4、第2の蒸発器6及び節炭器7等の伝熱面を構成する熱交換器であり、ヘッダ27に吊り下げ支持されている。伝熱管パネル30には高温高速の排ガス11が作用するため、ガス流れに対して伝熱管パネル30が前後方向および左右方向にも振動する。
図4は伝熱管パネル30の斜視図、図5は伝熱管パネル30の横断面図である。図4と図5に示すように、伝熱管パネル30は、上下の各ヘッダ27間に多数の伝熱管31を接続したものであり、伝熱管31の外周面には排ガス11からの熱を吸収し易くするためのフィン32が螺旋状に巻き付けられている。本実施形態では、パネル面をガス流れに直交する方向に向けて3つの伝熱管パネル30を1ユニットとし、このようなユニットを複数並べて配置してある。
フィン32付きの伝熱管31(以下、フィン付き伝熱管と呼ぶ)は3列に千鳥配置されており、各フィン付き伝熱管31はハニカムサポート33と水平サポート34を用いて水平方向に束ねられている。ハニカムサポート33はフィン32を挟持するように配置された波状板を付き合わせてハニカム形状に一体化したものであり、このハニカムサポート33によって千鳥配置された各フィン付き伝熱管31は水平方向に連結されている。水平サポート34はハニカムサポート33の周囲に溶接接続されたものであり、これらハニカムサポート33と水平サポート34によって1つのサポート部材35が構成されている。サポート部材35は伝熱管パネル30の垂直方向に所定間隔を存して複数段(例えば9段)設けられており、これらサポート部材35により例えば33本×3列のフィン付き伝熱管31における上下方向の複数箇所を水平方向に束ねている。
このようにサポート部材35で束ねられた伝熱管パネル30が排熱回収ボイラ2のダクト12内に設置されているが、前述したように、伝熱管パネル30には高温高速の排ガス11が作用するため、ガス流れに対して伝熱管パネル30が前後方向および左右方向にも激しく振動し、それによってサポート部材35の損傷およびフィン32の損傷を引き起こすおそれがある。その対策構造として、本発明は、以下に説明するような伝熱管支持構造を採用している。
図6は本発明の実施形態に係る伝熱管支持構造の斜視図、図7は該伝熱管支持構造の正面図、図8は該伝熱管支持構造の平面図、図9は該伝熱管支持構造の要部説明図である。なお、図6と図7において、フィン付き伝熱管31はフィン32を省略して模式的に示してある。
図6~図9に示すように、3列に千鳥配置されたフィン付き伝熱管31のうち、ダクト12の入口に対面する手前側(ガス流れの最も上流側)に配置されたフィン付き伝熱管31には、サポート部材35を挟んだ上下2箇所にそれぞれ円筒状の保護部材36が装着されている。この保護部材36は、複数の分割片をフィン32の周囲に配置して円筒状に溶接接合したものであり、保護部材36は、上下それぞれにハニカムサポート33に接している部位を溶接接合し、取付片37により上下一対の構造としている。このような保護部材36を既設の伝熱管パネル30に取付けることにより、仮にフィン32がハニカムサポート33の振動によって欠損していたとしても、伝熱管31がハニカムサポート33に接触しないように保護される。
千鳥配置されたフィン付き伝熱管31の間隙には、第1の補強板38が斜め左方向に挿入されると共に、第1の補強板38と交差するように第2の補強板39が斜め右方向に挿入されている。第1の補強板38はハニカムサポート33上に支持されており、第2の補強板39は第1の補強板38上に交差状態で支持されている。
図9に示すように、第1の補強板38は一対の切欠き38aを有するT型に形成されており、一方の切欠き38aが保護部材36との当接を避けた状態でハニカムサポート33上に載置されるため、第1の補強板38をハニカムサポート33上に安定的に支持することができる。なお、第1の補強板38は切欠き38aを1つだけ有する形状であっても良いが、2つの切欠き38aを有するT型形状であると、第1の補強板38を前後いずれの向きから挿入した場合でも、必ず一方の切欠き38a内に保護部材36を収めることができるため、組立作業性を向上させることができる。
第2の補強板39は均一幅のI型に形成されており、第2の補強板39の長さは第1の補強板38とほぼ同じである。本実施形態の場合、3列に千鳥配置されたフィン付き伝熱管31の全ての間隙に第1の補強板38と第2の補強板39が交差状態で挿入されているため、1つの第1の補強板38は3つの第2の補強板39と交差し、1つの第2の補強板39は3つの第1の補強板38と交差している。
第1の補強板38と第2の補強板39の一端側は水平サポート34の外方へ交差した状態で突出しており、これら第1の補強板38と第2の補強板39の間に平板状の連結部材40が挿入されている。そして、第1の補強板38と第2の補強板39を連結部材40の両側部に溶接接続すると共に、連結部材40を水平サポート34に溶接接合することにより、隣接する第1の補強板38と第2の補強板39の一端側が共通の連結部材40を介してサポート部材35(水平サポート34)に固定されている。
以上説明したように、本実施形態に係る伝熱管支持構造では、第1の補強板38と第2の補強板39および連結部材40を三角形状に結合した構造がサポート部材35の全範囲に亘って形成されるため、各列全てのフィン付き伝熱管31を剛体化することができ、伝熱管パネル30が前後方向および左右方向に激しく振動した場合でも、サポート部材35の損傷およびフィン32の損傷を抑制することができる。なお、このような伝熱管支持構造は、伝熱管パネル30の上下方向に複数段設けられた全てのサポート部材35に対して施されていることが好ましいが、任意段のサポート部材35、例えば上下両端側のサポート部材35については省略しても良い。また、保護部材36を省略することも可能であり、その場合、第1の補強板38と第2の補強板39は両方共にI型形状とすれば良い。
次に、上記のごとく構成された伝熱管支持構造の組立手順について、図10を参照しつつ説明する。
ダクト12内に配置された既設の伝熱管パネル30においては、3列に千鳥配置されたフィン付き伝熱管31がハニカムサポート33と水平サポート34からなるサポート部材35によって水平方向へ束ねられており、このようなサポート部材35が伝熱管パネル30の上下方向に複数段設けられている。
本実施形態に係る伝熱管支持方法では、図10(a)に示すように、まず、伝熱管パネル30の前面側(ガス流れの最も上流側)に配置された一列目のフィン付き伝熱管31に対し、サポート部材35を挟んだ上下2箇所にそれぞれ保護部材36を装着した後、これら保護部材36がハニカムサポート33に接している部位を溶接接合し、取付片37により上下一対構造とする。
次に、図10(b)に示すように、伝熱管パネル30の前面側からフィン付き伝熱管31の間隙に第1の補強板38を挿入し、この第1の補強板38を千鳥配置されたフィン付き伝熱管31の間隙に斜め左方向に配置する。第1の補強板38には一対の切欠き38aが形成されているため、一方の切欠き38a内に保護部材36を収めることにより、第1の補強板38をハニカムサポート33上に安定的に載置することができる。また、切欠き38aと保護部材36によって第1の補強板38の挿入量が規定されるため、第1の補強板38の一端側を水平サポート34の外方から所定量だけ突出させることができる。
次に、図10(c)に示すように、第1の補強板38と交差するようにフィン付き伝熱管31の間隙に第2の補強板39を挿入し、この第2の補強板39を第1の補強板38上に重ねてフィン付き伝熱管31の間隙に斜め右方向に配置する。その際、第2の補強板39の一端側を第1の補強板38と同量だけ水平サポート34の外方へ突出させておく。
次に、水平サポート34から突出する第1の補強板38と第2の補強板39の間に連結部材40を嵌め込み、この連結部材40に第1の補強板38と第2の補強板39を溶接接続すると共に、連結部材40を水平サポート34に溶接接合することにより、図7に示すように、第1の補強板38と第2の補強板39の一端側を連結部材40を介してサポート部材35に固定する。
以上説明したように、本実施形態に係る伝熱管支持方法によれば、サポート部材35で水平方向に束ねられた既設の伝熱管パネル30に対して、作業空間が確保されたパネル前面側からフィン付き伝熱管31の間隙に第1の補強板38と第2の補強板39を挿入することにより、第1の補強板38と第2の補強板39および連結部材40を三角形状に結合した構造をサポート部材35の全範囲に亘って容易に形成することができる。その結果、各列全てのフィン付き伝熱管31を剛体化することができるため、伝熱管パネル30が前後方向および左右方向に激しく振動した場合でも、サポート部材35の損傷およびフィン32の損傷を抑制することができる。
なお、上記の実施形態では、フィン付き伝熱管31が3列に千鳥配置された伝熱管パネル30について説明したが、フィン付き伝熱管31の千鳥配置は2列または4列以上であって良い。また、第1の補強板38と第2の補強板39の形状や固定方法は、上記の実施形態に限定されず、フィン付き伝熱管31の千鳥配列や保護部材36の有無等に応じて適宜変更することが可能である。
図11は本発明の他の実施形態に係る伝熱管支持構造の斜視図であり、フィン付き伝熱管31が2列の千鳥配置であると共に、保護部材36が装着されていない伝熱管パネルへの適用例を示している。
図11に示すように、2列に千鳥配置されたフィン付き伝熱管31におけるハニカムサポート33の下方の間隙には、手前側を湾曲形状とした第1の補強板41が斜め方向に挿入されており、この第1の補強板41の手前側は連結部材42を介してハニカムサポート33に固定されている。また、フィン付き伝熱管31におけるハニカムサポート33の上方の間隙には、奥側を湾曲形状とした第2の補強板43が第1の補強板41と交差するように斜め方向に挿入されており、この第2の補強板43の手前側は別の連結部材44を介してハニカムサポート33に固定されている。
図12は本発明のさらに他の実施形態に係る伝熱管支持構造の斜視図であり、フィン付き伝熱管31が2列の千鳥配置であると共に、保護部材36が装着されている伝熱管パネルへの適用例を示している。
図12に示すように、2列に千鳥配置されたフィン付き伝熱管31には円筒状の保護部材36が装着されており、この保護部材36はハニカムサポート33に溶接接続されている。そして、フィン付き伝熱管31におけるハニカムサポート33の下方の間隙には、手前側を湾曲形状とした第1の補強板41が斜め方向に挿入されており、この第1の補強板41の手前側は連結部材42を介して保護部材36の外周面に固定されている。また、フィン付き伝熱管31におけるハニカムサポート33の上方の間隙には、奥側を湾曲形状とした第2の補強板43が第1の補強板41と交差するように斜め方向に挿入されており、この第2の補強板43の手前側は別の連結部材44を介して保護部材36の外周面に固定されている。
なお、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1 ガスタービン
2 排熱回収ボイラ
11 排ガス
12 ダクト
27 ヘッダ
30 伝熱管パネル
31 伝熱管(フィン付き伝熱管)
32 フィン
33 ハニカムサポート(サポート部材)
34 水平サポート(サポート部材)
35 サポート部材
36 保護部材
37 取付片
38,41 第1の補強板
38a 切欠き
39,43 第2の補強板
40,42,44 連結部材

Claims (4)

  1. 垂直方向に延びる複数の伝熱管を千鳥状に配列した伝熱管パネルと、前記伝熱管を水平方向に束ねるサポート部材とを備え、前記サポート部材が前記伝熱管パネルの垂直方向に所定間隔を存して複数段設けられている伝熱管支持構造において、 複数の前記伝熱管の間隙に斜め方向に配置された第1の補強板と、前記第1の補強板と交差するように前記間隙に斜め方向に配置された第2の補強板と、前記第1の補強板および前記第2の補強板のそれぞれの一端側を前記サポート部材に固定する連結部材とを備え、 前記伝熱管が外周部にフィンを装着したフィン付き伝熱管からなり、前記フィン付き伝熱管を包囲する円筒状の保護部材を備えており、前記保護部材が前記サポート部材に固定され、 前記保護部材は、前記サポート部材を挟んで上下に分割して設けられ、取付片により上下一対の構造となっていることを特徴とする伝熱管支持構造。
  2. 請求項に記載の伝熱管支持構造において、 前記第1の補強板と前記第2の補強板が共通の前記連結部材を介して前記サポート部材に固定されていることを特徴とする伝熱管支持構造。
  3. 請求項1に記載の伝熱管支持構造において、 前記第1の補強板と前記第2の補強板のいずれか一方に、前記保護部材との当接を避ける切欠きが形成されていることを特徴とする伝熱管支持構造。
  4. ガスタービンからの排ガスを流入させるダクト内に、垂直方向に延びる複数の伝熱管を千鳥状に配列した伝熱管パネルが配設されており、前記伝熱管がサポート部材で水平方向に束ねられていると共に、前記サポート部材が前記伝熱管パネルの垂直方向に所定間隔を存して複数段設けられている排熱回収ボイラに対して行われる伝熱管支持方法であって、 複数の前記伝熱管の間隙に第1の補強板を斜め方向に挿入する工程と、 前記第1の補強板と交差するように前記間隙に第2の補強板を斜め方向に挿入する工程と、 前記第1の補強板および前記第2の補強板のそれぞれの一端側を前記サポート部材に連結部材を介して固定する工程と、
    を含み、
    前記伝熱管が外周部にフィンを装着したフィン付き伝熱管からなり、前記フィン付き伝熱管を包囲する円筒状の保護部材を備えており、前記保護部材が前記サポート部材に固定され
    前記保護部材は、前記サポート部材を挟んで上下に分割して設けられ、取付片により上下一対の構造となっていることを特徴とする伝熱管支持方法。
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