JP7220237B2 - 管理装置、実装装置、実装システム及び管理方法 - Google Patents

管理装置、実装装置、実装システム及び管理方法 Download PDF

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Description

本明細書では、管理装置、実装装置、実装システム及び管理方法を開示する。
従来、実装システムとしては、生産ラインにフィーダ保管庫を配置し、実装装置とフィーダ保管庫との間で移動しフィーダを交換する交換ロボット(移動型作業装置)を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この実装システムでは、フィーダの交換タイミングにおいて、移動型作業装置によりフィーダを交換する。
国際公開第2017/33268号パンフレット
ところで、実装システムにおいては、例えば、複数種の基板の生産スケジュールを実行するに際して、フィーダの交換を行う段取り替え処理を行うことがある。また、実装装置では、実装処理中に部品切れのフィーダを交換することがある。このように、フィーダを交換するのには複数種の処理があるが、特許文献1においては、その点については特に考慮されておらず、より効率のよいフィーダの交換を実現することが望まれていた。
本開示は、フィーダの交換をより効率的に実行させることができる管理装置、実装装置、実装システム及び管理方法を提供することを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の管理装置は、
部品を実装対象物に実装処理する実装部と、前記実装部が前記部品を採取可能な実装用装着部及び前記実装部が前記部品を採取できないバッファ用装着部を有する装着部に前記部品を保持するフィーダを装着する供給部と、前記フィーダから前記部品を前記実装部に採取させる実装制御部と、を備えた実装装置を含む実装システムに用いられる管理装置であって、
前記実装用装着部において所定期間内に部品切れにより交換する前記フィーダの交換数を取得し、取得した前記交換数に基づいて前記バッファ用装着部における前記フィーダの交換に用いられる交換用装着部数を設定すると共に、前記交換用装着部数を除く残数に基づく段取替用装着部数の前記バッファ用装着部を前記フィーダの段取り替え処理の事前配膳処理に用いさせる管理制御部、
を備えたものである。
この実装装置では、実装用装着部とバッファ用装着部を有し、バッファ用装着部にフィーダを事前配置しておくことができる。また、この管理装置では、このバッファ用装着部の利用について、所定期間内に部品切れにより交換するフィーダの交換数を取得し、取得した交換数に基づいてバッファ用装着部におけるフィーダの交換に用いられる交換用装着部数を設定する。また、この管理装置では、交換用装着部数を除く残数に基づく段取替用装着部数のバッファ用装着部をフィーダの段取り替え処理の事前配膳処理に用いさせる。この管理装置では、より適切な交換用装着部数を確保することができ、更に、より適切に段取り替え処理に残りのバッファ用装着部を利用することができる。このため、この管理装置では、フィーダの交換をより効率的に実行させることができる。ここで「実装対象物」としては、例えば、基板や3次元形状の基材などが挙げられる。
実装システム10の一例を示す概略説明図。 実装装置15及びローダ18の構成の概略を示す説明図。 記憶部63に記憶された装着部利用情報65の一例を示す説明図。 装着部管理設定処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 実装用装着部に関する装着部利用情報の一例を示す説明図。 バッファ用装着部に関する装着部利用情報の一例を示す説明図。
本実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本開示である実装システム10の一例を示す概略説明図である。図2は、実装装置15及び移動型作業装置であるローダ18の構成の概略を示す説明図である。図3は、ホストPC19の記憶部63に記憶された装着部利用情報65の一例を示す説明図である。なお、本実施形態において、左右方向(X軸)、前後方向(Y軸)及び上下方向(Z軸)は、図1、2に示した通りとする。
実装システム10は、例えば、実装対象物としての基板Sに部品を実装処理する実装装置15が基板Sの搬送方向に配列された生産ラインとして構成されている。ここでは、実装対象物を基板Sとして説明するが、部品を実装するものであれば特に限定されず、3次元形状の基材としてもよい。この実装システム10は、図1に示すように、印刷装置11と、印刷検査装置12と、フィーダ保管部13と、保管部PC14と、実装装置15と、自動搬送車16と、ローダ18と、ホストPC19などを含んで構成されている。印刷装置11は、基板Sにはんだペーストなどを印刷する装置である。印刷検査装置12は、印刷されたはんだの状態を検査する装置である。フィーダ保管部13は、実装装置15で用いられるフィーダ17を保管する保管場所である。フィーダ保管部13は、印刷検査装置12と実装装置15との間の搬送装置の下部に設けられている。
実装装置15は、部品を採取して基板Sへ実装させる装置である。実装装置15は、実装制御部20と、記憶部23と、基板処理部26と、供給部27と、実装部30と、通信部35とを備える。実装制御部20は、図2に示すように、CPU21を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、装置全体の制御を司る。この実装制御部20は、基板処理部26や供給部27、実装部30へ制御信号を出力し、部品を実装部30に採取させる一方、基板処理部26や供給部27、実装部30からの信号を入力する。記憶部23には、実装条件情報24や配置状態情報25などが記憶されている。実装条件情報24は、生産ジョブであり、部品の情報や部品を基板Sへ実装する配置順、配置位置、部品を採取するフィーダ17の装着位置などの情報が含まれている。この実装条件情報24は、実装効率が高い採取順及び配置順などをホストPC19が作成し、ホストPC19から送信されて記憶部23に記憶される。配置状態情報25は、現在の実装装置15の供給部27に装着されているフィーダ17の種別及び使用状態(部品種別及び部品残数など)を含む情報である。配置状態情報25は、フィーダ17の装着、装着解除が行われると、現状の内容に適宜更新される。通信部35は、保管部PC14やホストPC19などの外部機器と情報のやりとりを行うインタフェースである。
基板処理部26は、基板Sの搬入、搬送、実装位置での固定、搬出を行うユニットである。基板処理部26は、図2の前後に間隔を開けて設けられ左右方向に架け渡された1対のコンベアベルトを有している。基板Sはこのコンベアベルトにより搬送される。基板処理部26は、このコンベアベルトを2対備えており、同時に2つの基板Sを搬送固定することができる。
供給部27は、実装部30へ部品を供給するユニットである。この供給部27は、部品を保持した保持部材としてのテープを巻き付けたリールを含むフィーダ17を1以上の装着部に装着している。供給部27は、図2に示すように、前方にフィーダ17を装着可能な上下2つの装着部を有する。上段は実装部30が部品を採取可能な実装用装着部28であり、下段は実装部30が部品を採取できないバッファ用装着部29である。なお、ここでは、実装用装着部28及びバッファ用装着部29を装着部と総称する。この装着部は、所定数(例えば4や12など)ごとにまとめられたモジュール単位で管理されているものとしてもよい。実装用装着部28は、実装ヘッド32によって部品が採取されるフィーダ17が装着される。バッファ用装着部29は、次に使用されるフィーダ17や、使用後のフィーダ17を一時的に保管するときに用いられる。このバッファ用装着部29には、部品切れで交換する補給用のフィーダ17や次の生産に使用する段取り替え用のフィーダ17などが事前に配膳される。この供給部27は、所定間隔でX方向に複数配列されフィーダ17のレール部材が挿入されるスロット38と、フィーダ17の先端に設けられたコネクタが挿入される接続部39とが配設されている。フィーダ17は、図示しないコントローラを備えている。このコントローラは、フィーダ17に含まれるテープのIDや部品種別、部品残数などの情報を記憶している。フィーダ17が接続部39に接続されると、このコントローラはフィーダ17の情報を実装制御部20へ送信する。
実装部30は、部品を供給部27から採取し、基板処理部26に固定された基板Sへ配置するユニットである。実装部30は、ヘッド移動部31と、実装ヘッド32と、ノズル33とを備えている。ヘッド移動部31は、ガイドレールに導かれてXY方向へ移動するスライダと、スライダを駆動するモータとを備えている。実装ヘッド32は、1以上の部品を採取してヘッド移動部31によりXY方向へ移動するものである。この実装ヘッド32は、スライダに取り外し可能に装着されている。実装ヘッド32の下面には、1以上のノズル33が取り外し可能に装着されている。ノズル33は、負圧を利用して部品を採取するものである。なお、部品を採取する採取部材は、ノズル33のほか部品を機械的に保持するメカニカルチャックなどとしてもよい。
保管部PC14は、フィーダ17の管理を行う装置であり、ローダ18が実行する実行データなどを記憶し、ローダ18を管理する。保管部PC14は、制御部と、記憶部と、通信部と、表示部48と、入力装置49とを備えている。制御部は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、装置全体の制御を司る。記憶部には、ローダ18を制御する情報として、実装条件情報や、配置状態情報、装着部利用情報などが記憶されている。表示部48は、各種情報を表示する液晶画面である。入力装置49は、作業者が各種指令を入力するキーボード及びマウス等を含む。
自動搬送車16は、フィーダ17や、実装システム10で用いられる部材などを図示しない保管庫とフィーダ保管部13との間で自動搬送するものである。
ローダ18は、移動型作業装置であり、実装システム10の正面の移動領域内(図1の点線参照)で移動し、実装装置15のフィーダ17を自動で回収及び補給する装置である。このローダ18は、移動制御部50と、記憶部53と、収容部54と、交換部55と、移動部56と、通信部57とを備えている。移動制御部50は、CPU51を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、装置全体の制御を司る。この移動制御部50は、フィーダ17を供給部27から回収し又はフィーダ17を供給部27へ補給し、フィーダ17を移動させるよう装置全体を制御する。記憶部53は、例えばHDDなど、処理プログラムなど各種データを記憶するものであり、配置状態情報、装着部利用情報などが記憶される。収容部54は、フィーダ17を収容する収容空間を有する。この収容部54は、例えば、4つのフィーダ17を収容可能に構成されている。交換部55は、フィーダ17を出し入れすると共に上下段に移動させる機構である(図2参照)。交換部55は、フィーダ17をクランプするクランプ部と、クランプ部をY軸方向(前後方向)に移動させるY軸スライダと、クランプ部をZ軸方向(上下方向)に移動させるZ軸スライダとを有している。交換部55は、実装用装着部28でのフィーダ17の装着及び装着解除と、バッファ用装着部29でのフィーダ17の装着及び装着解除を実行する。移動部56は、実装装置15の正面に配設されたX軸レール18aに沿ってローダ18をX軸方向(左右方向)へ移動させる機構である。通信部57は、保管部PC14や実装装置15などの外部機器と情報のやりとりを行うインタフェースである。このローダ18は、現在位置や実行した作業内容を保管部PC14へ出力する。
ホストPC19(図1参照)は、実装システム10の各装置の情報を作成したり管理するサーバとして構成されている。ホストPC19は、装置全体の制御を司る管理制御部60と、各種情報を記憶する記憶部63と、実装システム10や自動搬送車16、ローダ18などの外部装置と双方向通信を行う通信部67とを備えている。記憶部63には、生産計画情報64や装着部利用情報65などが記憶されている。生産計画情報64には、生産ラインとしての実装システム10が製造する基板Sの全体の情報が含まれている。この生産計画情報64には、実行する生産ジョブの順番やその生産ジョブ(実装条件情報)の内容などが含まれている。装着部利用情報65は、図3に示すように、装着部の各モジュールに対して設定されている使用条件などの設定情報を含む。装着部利用情報65には、例えば、モジュール番号、モジュールごとに設定された所定期間、時間経過とその間に確保される交換用装着部数と段取替用装着部数、装着部の対応情報などが含まれる。所定期間は、部品切れが生じるフィーダ17の単位時間あたりの数を計上するための時間間隔である。この所定期間は、例えば、フィーダ保管部13からの距離や、ローダ18によるフィーダ17の交換に要する時間など、ローダ18の移動を含む作業時間に基づいて設定されている。所定期間は、供給部27のモジュールごとにフィーダ保管部13からの移動距離などが異なるため、そのモジュールごとに適切な時間が設定されている。交換用装着部数は、所定期間内に部品切れにより発生するフィーダ17の交換数に基づいて定められ、この部品切れ交換で確保されるバッファ用装着部29の装着部数である。段取替用装着部数は、各モジュールの全体の装着部数から交換用装着部数を差し引いて定められ、各生産の開始前に行われるフィーダの段取り替え処理の事前配膳処理に用いられるバッファ用装着部29の装着部数である。対応情報は、例えば、一連の生産ジョブで各モジュールのどの装着部にどのフィーダ17が装着されるかを定義した情報である。この対応情報に基づいて、ローダ18は、実装用装着部28の定められた位置に定められたフィーダ17を装着することができる。この装着部利用情報65は、ホストPC19が作成し、ホストPC19から送信されて保管部PC14の記憶部に記憶される。ホストPC19は、部品の実装処理に用いられる装着部利用情報65や実装条件情報を作成、管理するほか、実装システム10の情報を取得、管理する。
次に、こうして構成された本実施形態の実装システム10の動作、特に、ホストPC19が装着部利用情報65を設定する処理について説明する。図4は、ホストPC19の管理制御部60が有するCPU61により実行される装着部管理設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ホストPC19の記憶部63に記憶され、作業者による開始指示により実行される。図5は、実装用装着部28に関する装着部利用情報の一例を示す説明図である。図6は、バッファ用装着部に関する装着部利用情報の一例を示す説明図である。図5は、所定期間の経過とそのときの実装用装着部28に装着されているフィーダ17との関係を表している。また、図5には、所定期間が10分と定められ、装着部数が10個である実装用装着部28のモジュール1(図3参照)の例を示した。図5、6では、部品切れが生じて交換に用いられるフィーダ17(装着部)を網掛けで示し、フィーダ17が有する部品種別を「P01」などで表し、確保された交換用装着部の数を「確保数」で表した。以下では、図5,6を用いて、CPU61の処理を具体的に説明する。
このルーチンを開始すると、CPU61は、生産計画情報64を記憶部63から読み出して取得し(S100)、条件を設定する装着部のモジュールを選択する(S110)。CPU61は、例えば、生産計画情報64に含まれる実装条件情報に規定された順番にモジュールの選択を行うことができる。次に、CPU61は、各所定期間における部品切れにより生じるフィーダ17の交換時期及びその交換数を取得する(S120)。CPU61は、実装用装着部28に装着されるフィーダ17が有する部品数と、その部品の単位時間あたりの使用数とを生産計画情報64に含まれる各実装条件情報などから取得し、フィーダ17の部品切れ時期を計算によって取得する。CPU61は、この部品切れ時期を各装着部に装着される各々のフィーダ17(実装用装着部28)に対して行う。また、CPU61は、所定期間ごとに交換数を集計する。例えば、図5に示すように、00:20~00:30の所定期間では、装着部番号#1の1つが交換時期になるので、その所定期間の交換数が1に集計される。同様に、00:40~00:50の所定期間では、装着部番号#3、#9、#10の3つが交換時期になるので、その所定期間の交換数が3に集計される。CPU61は、このような処理を行い、最初から最後までの所定期間におけるフィーダ17の交換数を取得する。
次にCPU61は、取得した交換数のうち最大値を取得し(S130)、その最大値を初期の交換用装着部数に設定する(S140)。例えば、図5において、全体における交換数の最大値が「3」であるから、この「3」を交換用装着部数に設定する。交換用装着部数は、部品切れの交換用に確保されるバッファ用装着部29の装着部数であるので、ローダ18は、この確保されたバッファ用装着部29を用いてフィーダ17の交換を実行することができる。次に、CPU61は、その最大交換数を示す所定期間の経過後における次の最大交換数が現在の最大交換数より減少するか否かを判定し(S150)、最大交換数が減少するときには、次の最大交換数の値を以降の所定期間での交換用装着部数に設定する(S160)。S160のあと、CPU61は、S140以降の処理を繰り返し実行する。即ち、CPU61は、今回の最大交換数を経過したあとの次の最大交換数が今回より減少するときには、その減少した最大交換数をそれ以降の交換用装着部数に再設定する。実装装置15では、例えば、バッファ用装着部29に空きの装着部がある場合は、段取り替え用など他の補給用のフィーダ17が事前配膳されることがあり、空きの装着部がほぼ存在しないことがある。このように、一旦、バッファ用装着部29に何らかのフィーダ17が装着されてしまうと、部品切れの交換用に空きのバッファ用装着部29を設けることが困難になる。この実装システム10では、まず最大交換数の装着部の空きを確保するのである。また、その後の所定期間において、最大交換数が減少する場合は、多くのバッファ用装着部29の空きを確保するのは無駄になるので、CPU61は、それ以降において次の最大交換数を交換用装着部数に設定する。図5において、CPU61は、00:40~00:50の所定期間までは3つの装着部を交換用に確保するが、それ以降の最大交換数は03:20~03:30の所定期間の「2」に減少するので、2つの装着部を交換用に確保する。更にそれ以降の最大交換数は03:30~03:40の所定期間の「1」に減少するので1つの装着部を交換用に確保するのである。
一方、S150で最大交換数がそれ以降に減少しないときには、CPU61は、現在の最大交換数を最後まで確保するものとして、交換用装着部数及び段取替用装着部数を装着部利用情報65に記憶する(S170)。CPU61は、空きの装着部が生じないように、モジュールの全装着部数から交換用装着部数を差し引いた値を段取替用装着部数に設定する。なお、段取替用装着部数は、この設定方法に限られず、所定の装着部数のマージン(1や2など)を設けて設定されるものとしてもよい。続いて、CPU61は、全てのモジュールに対して交換用装着部数及び段取替用装着部数を設定したか否かを判定し(S180)、全てのモジュールが設定済みでないときには、S110以降の処理を繰り返し実行する。即ち、CPU61は、次のモジュールを選択し、所定期間内での最大交換数を交換用装着部数(確保数)に設定する。このように、CPU61は、供給部27のモジュールごとに交換用装着部数を設定するのである。
一方、S180で全てのモジュールが設定済みであるときには、CPU61は、バッファ用装着部29に装着するフィーダ17の設定処理を実行する(S190~S210)。具体的には、CPU61は、実装条件情報及び段取替用装着部数に基づいて、段取り替え処理の事前配膳処理においてバッファ用装着部29に装着する段取替用のフィーダ17を設定する(S190)。例えば、図5に示すように、生産1と生産2において、部品P02から部品P11や、部品P04から部品P12など、フィーダ17を入れ替える段取り替え処理を行う必要がある。この処理において、バッファ用装着部29に段取替用のフィーダ17が事前配膳されていれば、ローダ18は、極めて少ない移動距離でフィーダ17の入れ換えを実行することができ、生産時間を短縮することができる。ここでは、CPU61は、図6に示すように、交換用装着部数を除いた段取替用装着部数のバッファ用装着部29に対して、P11~P15の部品を有する段取替用のフィーダ17を事前配膳するよう設定する。また、CPU61は、更に空き装着部があるので、生産3で用いるP16~P17の部品を有する段取替用のフィーダ17をバッファ用装着部29に事前配膳するよう設定する。なお、このとき、CPU61は、生産3の段取替用のフィーダ17を設定することに加えて又はこれに代えて、生産2における近隣の他のモジュールにおいて、装着部に空きがなく事前配膳できない段取替用のフィーダ17があるときには、それをこのモジュールのバッファ用装着部29に事前配膳するよう設定してもよい。こうすれば、ローダ18は、段取り替え処理において。フィーダ保管部13との移動よりも短い移動距離でフィーダ17を入れ替えることができる。
次に、CPU61は、交換用装着部数に基づいてバッファ用装着部29に事前装着する部品切れ交換用のフィーダ17を設定し(S200)、S190,S200で設定したフィーダ17の情報を装着部利用情報65に記憶させ(S210)、このルーチンを終了する。S200では、図5に示すように、00:20~00:30の所定期間に装着部番号#1のフィーダ17に部品切れが生じることから、CPU61は、図6に示すように、それよりも早い所定期間に部品切れ交換用のフィーダ17を装着部番号#18に装着させるよう設定する。同様に、CPU61は、00:40~00:50の所定期間に装着部番号#3、#9及び#10のフィーダ17に部品切れが生じることから、それよりも早い所定期間に部品切れ交換用のフィーダ17を装着部番号#18~#20に装着させるよう設定する。このように、部品切れ交換用のフィーダ17が事前にバッファ用装着部29に装着されるため、ローダ18は、より短い移動距離でフィーダ17を交換することができ、生産時間をより短縮することができる。S210では、CPU61は、図5、6に示した各装着部の設定内容を装着部利用情報65の対応情報に記憶させる。なお、図6では、段取替用装着部を装着部番号#11~#17とし、交換用装着部を装着部番号#18~#20としたが、その位置は任意に定めることができる。また、交換用装着部にすぐフィーダ17を装着しないものとしているが、各生産開始時に部品切れ交換用のフィーダ17を交換用装着部に装着してもよい。
次に、装着部利用情報65を用いたローダ18の作業及び実装条件情報24を用いた実装装置15の実装処理について説明する。保管部PC14は、ホストPC19で作成された装着部利用情報65を取得すると、その作業内容をローダ18へ指令する。ローダ18は、保管部PC14からの指令に従ってフィーダ17の移動や交換などの作業を実行する。例えば、ローダ18は、生産1の開始時に、実装用装着部28のモジュール1の装着部番号#1~#10へ該当するフィーダ17を装着させ、更にモジュール2以降の装着部に該当するフィーダ17を装着させる。ローダ18は、より上流側の実装装置15から順にフィーダ17を実装用装着部28へ装着させる。実装用装着部28の全てにフィーダ17を装着すると、ローダ18は、バッファ用装着部29のモジュール1の装着部番号#11~#20へ該当するフィーダ17を装着させ、更にモジュール2以降の装着部に該当するフィーダ17を装着させる。実装装置15は、フィーダ17が実装用装着部28へ装着され、実装処理可能になると、実装条件情報24に基づいて部品をフィーダ17から採取し、基板Sへ配置する実装処理を実行する。このとき、実装装置15は、ホストPC19から装着部利用情報65を取得し、交換用装着部数のバッファ用装着部29を部品切れフィーダの交換用に確保するものとしてもよい。例えば、実装装置15の実装制御部20は、確保された交換用装着部へ予定と異なるフィーダ17が装着された場合、警告を表示、音声出力するなど作業者に報知してもよい。また、実装制御部20は、段取替用装着部数のバッファ用装着部29をフィーダ17の段取り替え処理の事前配膳処理に用いる。その後、ローダ18は、フィーダ17の部品切れが生じる前に、部品切れ交換用のフィーダ17を交換用装着部へ装着させる。この実装装置15では、あらかじめ交換用装着部がバッファ用装着部29に確保されているから、部品切れの補給用フィーダ17をバッファ用装着部29に事前装着することができる。そして、実装装置15では、フィーダ17に部品切れが生じると、保管部PC14へ信号を出力する。これを受けた保管部PC14は、ローダ18へ、部品切れのフィーダ17とバッファ用装着部29に装着された補給用のフィーダ17とを交換するよう指令する。これを受けたローダ18がフィーダ17の交換処理を実行する。このように、実装システム10では、実装処理や部品切れのフィーダ17の交換などを円滑に実行することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本開示の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の実装装置15が実装装置に相当し、ホストPC19が管理装置に相当し、ローダ18が移動型作業装置に相当する。また、管理制御部60が管理制御部に相当し、供給部27が供給部に相当し、実装用装着部28及びバッファ用装着部29が装着部に相当し、実装部30が実装部に相当し、実装制御部20が実装制御部に相当する。また、基板Sが実装対象物に相当する。なお、本実施形態では、管理制御部60の動作を説明することにより本開示の管理方法の一例も明らかにしている。
以上説明した実装システム10では、部品を基板Sに実装処理する実装部30と、実装部30が部品を採取可能な実装用装着部28及び実装部30が部品を採取できないバッファ用装着部29を有する装着部に部品を保持するフィーダ17を装着する供給部27と、フィーダ17から部品を実装部30に採取させる実装制御部20と、を備えた実装装置15を含む。ホストPC19は、実装システム10に用いられる管理装置であり、管理制御部60を備える。この実装装置15では、実装用装着部28とバッファ用装着部29とを有し、バッファ用装着部29にフィーダ17を事前配置しておくことができる。また、このホストPC19では、このバッファ用装着部29の利用について、所定期間内に部品切れにより交換するフィーダ17の交換数を取得し、取得した交換数に基づいてバッファ用装着部29におけるフィーダの交換に用いられる交換用装着部数を設定する。また、このホストPC19では、交換用装着部数を除く残数に基づく段取替用装着部数のバッファ用装着部29をフィーダ17の段取り替え処理の事前配膳処理に用いさせる。このホストPC19では、より適切な交換用装着部数を確保することができ、更に、より適切に段取り替え処理に残りのバッファ用装着部を利用することができる。このため、このホストPC19では、フィーダ17の交換をより効率的に実行させることができる。
また、管理制御部60は、基板Sの生産計画において所定期間内ごとの交換数のうち最大交換数を交換用装着部数に設定するため、所定期間内に同時に発生する部品切れに対応できるだけの最小限のバッファ用装着部を確保することができる。また、ホストPC19は、より確実に部品切れのフィーダ17を効率よく交換させることができる。更に、管理制御部60は、基板Sの生産計画において所定期間内におけるフィーダ17の最大交換数を交換用装着部数に設定したのち、この最大交換数の所定期間経過後に最大交換数が減少するときには、次の最大交換数を交換用装着部数に再設定する。このホストPC19では、交換用装着部数を順次、所定期間中の最大交換数に更新するため、必要な数の交換用装着部数を設定することができ、無駄なくバッファ用装着部29を利用することができる。更にまた、供給部27は、複数のモジュールを含んで構成されており、管理制御部60は、モジュールごとに交換用装着部数を設定するため、モジュールごとにフィーダ17の交換をより効率的に実行させることができる。そして、この所定期間は、各々がフィーダ17の交換や移動に要する時間が異なるモジュールごとに設定されているため、ホストPC19は、交換用装着部数を適切に設定し、フィーダの交換をより効率的に実行させることができる。
また、管理制御部60は、モジュールに空きのバッファ用装着部29があるときには、他のモジュールのフィーダ17の段取り替え処理の事前配膳処理に用いるため、できるだけ事前配膳処理にバッファ用装着部を利用することができる、フィーダ17の交換を更に効率的に実行させることができる。更に、実装システム10は、フィーダ17を供給部27から回収し又はフィーダ17を供給部27へ補給しフィーダ17を移動させる移動制御部50を備えたローダ18を含み、所定期間は、ローダ18の移動を含む作業時間に基づいて設定されている。移動型作業装置であるローダ18は、フィーダ17の受取位置(フィーダ保管部13)とバッファ用装着部29との間の移動時間やフィーダ17の交換時間などが様々あることから、ホストPC19では、このような作業時間を考慮することによって、フィーダ17の交換をより効率的に実行させることができる。更にまた、供給部27は、複数のモジュールを含んで構成されており、所定期間は、ローダ18の移動時間が異なるモジュールごとに設定されているため、更に適切なフィーダ17の交換を実行させることができる。
また、実装装置15では、ホストPC19で設定された交換用装着部数のバッファ用装着部29を確保するから、フィーダ17の交換をより効率的に実行することができる。また、実装システム10は、上述したホストPC19と、上述した実装装置15と、を備えるため、フィーダ17の交換をより効率的に実行することができる。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、所定期間内ごとの交換数のうち最大交換数を交換用装着部数に設定するものとしたが、特にこれに限定されず、最大値以下の交換数を交換用装着部数に設定するものとしてもよいし、最大交換数以上の値を交換用装着部数に設定するものとしてもよい。例えば、交換用装着部数は、最大交換数にマージンを含めた値としてもよいし、最大交換数からマージンを差し引いた値としてもよい。なお、交換用装着部数は、最大交換数であることが最も効率がよく好ましい。
上述した実施形態では、最大交換数の所定期間を経過したのち最大交換数が減少するときには、次の最大交換数を交換用装着部数に再設定するものとしたが、これを省略してもよい。このホストPC19においても部品切れ交換用の装着部を確保することはできる。
上述した実施形態では、供給部27は、複数のモジュールを含み、交換用装着部数がモジュールごとに定められているものとしたが、特にこれに限定されず、モジュールごとに定められていないものとしてもよい。また、所定期間がモジュールごとに定められているものとしたが、特にこれに限定されず、モジュールごとに定められていないものとしてもよい。これらの設定値のいずれか1以上は、装着部のモジュール単位ではなく任意の単位で設定されてもよいし、モジュール間で共通値として設定されてもよい。更に、供給部27は複数のモジュールを含むものとしたが、特にこれに限定されず。供給部27はモジュールを含まないものとしてもよい。このホストPC19においても、交換用装着部を確保することができるため、フィーダの交換をより効率的に実行させることはできる。
上述した実施形態では、供給部27のモジュールに空きのバッファ用装着部29があるときには、他のモジュールのフィーダ17の段取り替え処理の事前配膳処理に用いるものとしたが、特にこれに限定されず、他のモジュールの事前配膳処理には用いないものとしてもよい。このホストPC19においても、自分のモジュールに交換用装着部を確保することができるため、フィーダの交換をより効率的に実行させることはできる。
上述した実施形態では、実装装置15は、装着部利用情報65を用い、交換用装着部数のバッファ用装着部29を確保するものとしたが、特にこれに限定されず、実装装置15では、装着部の管理を行わないものとしてもよい。この場合においても、ローダ18が所定のバッファ用装着部29に段取替用のフィーダ17を装着できない運用とすれば、部品切れ交換用の装着部をバッファ用装着部29に確保することができる。
上述した実施形態では、ホストPC19は、交換用装着部数を設定すると共に段取替用装着部数を設定するものとしたが、特にこれに限定されず、段取替用装着部数を特に設定しないものとしてもよい。即ち、交換用装着部数のみ設定するものとし、残りの装着部をどのように使用するか設定しないものとしてもよい。あるいは、上述した実施形態では、交換用装着部数を設定するものとしたが、段取替用装着部数を設定することによって、相対的に交換用装着部数が決まるものとしてもよい。部品切れ交換用の装着部が確保できるものとすれば、どの装着部数を設定してもよい。
上述した実施形態では、装着部利用情報65をホストPC19で作成するものとしたが、実装システム10に利用される装置であれば特にこれに限定されず、保管部PC14で作成してもよいし、実装装置15やローダ18で作成してもよい。同様に、装着部利用情報65を作成する制御部は、保管部PC14や実装装置15、ローダ18などが備えるものとしてもよい。
上述した実施形態では、本開示を実装システム10及びホストPC19の形態に適用して説明したが、本開示を管理方法としてもよいし、この管理方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラムとしてもよい。
ここで、本開示の管理装置、実装装置、実装システム及び管理方法は、以下のように構成してもよい。例えば、本開示の管理装置において、前記管理制御部は、前記実装対象物の生産計画において前記所定期間内ごとの前記交換数のうち最大値以下の交換数を前記交換用装着部数に設定するものとしてもよい。この管理装置では、所定期間内に同時に発生する部品切れに対応できるだけの最小限のバッファ用装着部を確保することができる。この管理装置において、所定期間内に交換が生じるフィーダの交換数のうち最大交換数を交換用装着部数に設定することが好ましい。この管理装置では、より確実に部品切れのフィーダを効率よく交換することができる。
本開示の管理装置において、前記管理制御部は、前記実装対象物の生産計画において前記所定期間内における前記フィーダの最大交換数を前記交換用装着部数に設定したのち、該最大交換数の所定期間経過後に前記最大交換数が減少するときには、次の最大交換数を前記交換用装着部数に再設定するものとしてもよい。この管理装置では、交換用装着部数を順次、所定期間中の最大交換数に更新するため、必要な数の交換用装着部数を設定することができ、無駄なくバッファ用装着部を利用することができる。
本開示の管理装置において、前記供給部は、複数のモジュールを含んで構成されており、前記管理制御部は、前記モジュールごとに前記交換用装着部数を設定するものとしてもよい。この管理装置では、モジュールごとにフィーダの交換をより効率的に実行させることができる。このモジュールごとに交換用装着部数を設定する管理装置において、前記所定期間は、前記モジュールごとに設定されているものとしてもよい。モジュールは、各々がフィーダの交換や移動に要する時間が異なることがあるため、この管理装置では、所定期間をモジュールごとに設定することによって交換用装着部数を適切に設定し、フィーダの交換をより効率的に実行させることができる。
本開示の管理装置において、前記供給部は、複数のモジュールを含んで構成されており、前記管理制御部は、前記モジュールに空きのバッファ用装着部があるときには、他の前記モジュールの前記フィーダの段取り替え処理の事前配膳処理に用いるものとしてもよい。この管理装置では、できるだけ事前配膳処理にバッファ用装着部を利用することができるため、フィーダの交換を更に効率的に実行させることができる。
本開示の管理装置において、前記実装システムは、前記フィーダを前記供給部から回収し又は前記フィーダを前記供給部へ補給し前記フィーダを移動させる移動制御部を備えた移動型作業装置を含み、前記所定期間は、前記移動型作業装置の移動を含む作業時間に基づいて設定されているものとしてもよい。移動型作業装置は、フィーダの受取位置とバッファ用装着部との間の移動時間やフィーダの交換時間などが様々あることから、この管理装置では、このような作業時間を考慮することによって、フィーダの交換をより効率的に実行させることができる。このとき、供給部は、複数のモジュールを含んで構成されており、所定期間は、モジュールごとに設定されていることが好ましい。モジュールごとに、移動型作業装置の移動時間が異なるため、この管理装置では、更に適切なフィーダの交換を実行させることができる。
本開示の実装装置は、
上述したいずれかの管理装置を含む実装システムに用いられる実装装置であって、
部品を実装対象物に実装処理する実装部と、
前記実装部が前記部品を採取可能な実装用装着部及び前記実装部が前記部品を採取できないバッファ用装着部を有する装着部に前記部品を保持するフィーダを装着する供給部と、
前記フィーダから前記部品を前記実装部に採取させる実装制御部と、を備え、
前記実装制御部は、前記管理装置が設定した前記交換用装着部数を取得し、前記交換用装着部数の前記バッファ用装着部を部品切れフィーダの交換用に確保すると共に、前記段取替用装着部数の前記バッファ用装着部を前記フィーダの段取り替え処理の事前配膳処理に用いるものとしてもよい。
この実装装置では、上述した管理装置で設定された交換用装着部数のバッファ用装着部を確保するから、フィーダの交換をより効率的に実行することができる。
本開示の実装システムは、上述したいずれかに記載の管理装置と、上述した実装装置と、を備えたものである。この実装システムは、上述した管理装置や実装装置を備えるため、フィーダの交換をより効率的に実行することができる。
本開示の管理方法は、
部品を実装対象物に実装処理する実装部と、前記実装部が前記部品を採取可能な実装用装着部及び前記実装部が前記部品を採取できないバッファ用装着部を有する装着部に前記部品を保持するフィーダを装着する供給部と、前記フィーダから前記部品を前記実装部に採取させる実装制御部と、を備えた実装装置を含む実装システムに用いられる管理方法であって、
(a)前記実装用装着部において所定期間内に部品切れにより交換する前記フィーダの交換数を取得し、取得した前記交換数に基づいて前記バッファ用装着部における前記フィーダの交換に用いられる交換用装着部数を設定するステップと、
(b)前記交換用装着部数を除く残数に基づく段取替用装着部数の前記バッファ用装着部を前記フィーダの段取り替え処理の事前配膳処理に用いるステップと、
を含むものである。
この管理方法では、上述した管理装置と同様に、より適切な交換用装着部数を確保することができ、更に、段取り替え処理に残りのバッファ用装着部をより適切に利用することができるため、フィーダの交換をより効率的に実行させることができる。なお、この管理方法において、上述した管理装置の種々の態様を採用してもよいし、また上述した管理装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本開示は、部品を採取し実装する装置の技術分野に利用可能である。
10 実装システム、11 印刷装置、12 印刷検査装置、13 フィーダ保管部、14 保管部PC、15 実装装置、16 自動搬送車、17 フィーダ、18 ローダ、18a X軸レール、19 ホストPC、20 実装制御部、21 CPU、23 記憶部、24 実装条件情報、25 配置状態情報、26 基板処理部、27 供給部、28 実装用装着部、29 バッファ用装着部、30 実装部、31 ヘッド移動部、32 実装ヘッド、33 ノズル、35 通信部、38 スロット、39 接続部、48 表示部、49 入力装置、50 移動制御部、51 CPU、53 記憶部、54 収容部、55 交換部、56 移動部、57 通信部、60 管理制御部、61 CPU、63 記憶部、64 生産計画情報、65 装着部利用情報、67 通信部、S 基板。

Claims (10)

  1. 部品を実装対象物に実装処理する実装部と、前記実装部が前記部品を採取可能な実装用装着部及び前記実装部が前記部品を採取できないバッファ用装着部を有する装着部に前記部品を保持するフィーダを装着する供給部と、前記フィーダから前記部品を前記実装部に採取させる実装制御部と、を備えた実装装置を含む実装システムに用いられる管理装置であって、
    前記実装用装着部において所定期間内に部品切れにより交換する前記フィーダの交換数を取得し、取得した前記交換数に基づいて前記バッファ用装着部における前記フィーダの交換に用いられる、部品切れするフィーダの数に対応する装着部の数である交換用装着部数を設定すると共に、前記交換用装着部数を除く残数に基づく、段取り替えに必要なフィーダの数に対応する装着部の数である段取替用装着部数の前記バッファ用装着部を前記フィーダの段取り替え処理の、次以降の生産に必要となるフィーダを空き装着部へ事前に配置する処理である事前配膳処理に用いさせる管理制御部、
    を備えた管理装置。
  2. 前記管理制御部は、前記実装対象物の生産計画において前記所定期間内ごとの前記交換数のうち最大値以下の交換数を前記交換用装着部数に設定する、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記管理制御部は、前記実装対象物の生産計画において前記所定期間内における前記フィーダの最大交換数を前記交換用装着部数に設定したのち、該最大交換数の所定期間経過後に前記最大交換数が減少するときには、次の最大交換数を前記交換用装着部数に再設定する、請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記供給部は、グループ化された複数の装着部であるモジュールを数含んで構成されており、
    前記管理制御部は、前記モジュールごとに前記交換用装着部数を設定する、請求項1~3のいずれか1項に記載の管理装置。
  5. 前記所定期間は、前記モジュールごとに設定されている、請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記供給部は、グループ化された複数の装着部であるモジュールを数含んで構成されており、
    前記管理制御部は、前記モジュールに空きのバッファ用装着部があるときには、他の前記モジュールの前記フィーダの段取り替え処理の事前配膳処理に用いる、請求項1~5のいずれか1項に記載の管理装置。
  7. 前記実装システムは、前記フィーダを前記供給部から回収し又は前記フィーダを前記供給部へ補給し前記フィーダを移動させる移動制御部を備えた移動型作業装置を含み、
    前記所定期間は、前記移動型作業装置の移動を含む作業時間に基づいて設定されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の管理装置。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の管理装置を含む実装システムに用いられる実装装置であって、
    部品を実装対象物に実装処理する実装部と、
    前記実装部が前記部品を採取可能な実装用装着部及び前記実装部が前記部品を採取できないバッファ用装着部を有する装着部に前記部品を保持するフィーダを装着する供給部と、
    前記フィーダから前記部品を前記実装部に採取させる実装制御部と、を備え、
    前記実装制御部は、前記管理装置が設定した前記交換用装着部数を取得し、前記交換用装着部数の前記バッファ用装着部を部品切れフィーダの交換用に確保すると共に、前記段取替用装着部数の前記バッファ用装着部を前記フィーダの段取り替え処理の事前配膳処理に用いる、実装装置。
  9. 請求項1~7のいずれか1項に記載の管理装置と、
    請求項8に記載の実装装置と、
    を備えた実装システム。
  10. 部品を実装対象物に実装処理する実装部と、前記実装部が前記部品を採取可能な実装用装着部及び前記実装部が前記部品を採取できないバッファ用装着部を有する装着部に前記部品を保持するフィーダを装着する供給部と、前記フィーダから前記部品を前記実装部に採取させる実装制御部と、を備えた実装装置を含む実装システムに用いられる管理方法であって、
    (a)前記実装用装着部において所定期間内に部品切れにより交換する前記フィーダの交換数を取得し、取得した前記交換数に基づいて前記バッファ用装着部における前記フィーダの交換に用いられる、部品切れするフィーダの数に対応する装着部の数である交換用装着部数を設定するステップと、
    (b)前記交換用装着部数を除く残数に基づく、段取り替えに必要なフィーダの数に対応する装着部の数である段取替用装着部数の前記バッファ用装着部を前記フィーダの段取り替え処理の、次以降の生産に必要となるフィーダを空き装着部へ事前に配置する処理である事前配膳処理に用いるステップと、
    を含む管理方法。
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