JP7220137B2 - 車両用ドアビームおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアビームおよびその製造方法に関する。
車両用ドアビームは、側面衝突時に衝突物が車室空間に侵入するのを防止するための部品であり、車両用ドアのインナーパネルとアウターパネルとの間に配置される。車両用ドアビームは、軽量性を重視してアルミニウム合金製の押出材からなる場合がある。そのようなドアビームは、例えば、アウターフランジと、インナーフランジと、それらを連結する一対のウエブとから構成される。
一般的な車両用ドアの組立工程では、インナーフランジの長手方向両端部にブラケットをボルトまたは溶接等で組み付けた後、ブラケットを介してインナーパネルにインナーフランジを取り付ける。その後、アウターフランジとアウターパネルを接着剤で接合する。このような接着剤による接合部をマスチック部とも称する。アウターフランジがマスチック部にてアウターパネルに接合されることで、アウターパネルの張り剛性および耐デント性が確保される。例えば、そのようなドアビームが特許文献1,2に開示されている。
特開2018-90061号公報 特開2019-73044号公報
特許文献1のドアビームは、ドアビームにブラケットを組み付けた後にブラケットを介してドアビームをインナーパネルに取り付ける。そのため、ブラケットの組み付けに伴う寸法ばらつきが発生するおそれがある。車両用ドアにおいては、張り剛性および耐デント性の観点から、アウターパネルとアウターフランジとの間隔を小さく一定に保つことが好ましい。しかし、ブラケットの組み付けに伴う寸法ばらつきが生じると、アウターパネルとアウターフランジとの間隔を小さく一定に保つことが難しい。従って、ブラケットを介したドアビームの取り付けでは、製品不良を低減できず、検査工程および矯正工程が必要になるおそれがある。
特許文献2のドアビームは、ドアビームのアウターフランジに凸条部を形成し、必要に応じて凸条部を切削してアウターフランジとアウターパネルとの間隔を調整する。これにより上記寸法ばらつきに伴う問題の改善を図ることができるが、切削加工に伴って工数が増加するとともに切削部の曲げ強度が低下するおそれがある。
本発明は、高い寸法精度で簡易に取り付けを行うことができる車両用ドアビームおよびその製造方法を提供することを課題とする。
本発明の第1の態様は、車両用ドアのアウターパネルとインナーパネルとの間に配置され、アルミニウム合金製の押出材からなる車両用ドアビームであって、前記アウターパネルと対向するアウターフランジと、前記インナーパネルと対向するインナーフランジと、前記アウターフランジおよび前記インナーフランジを連結する一対のウエブとを備え、前記アウターフランジ、前記インナーフランジ、および前記一対のウエブにより閉断面部が画定されており、前記アウターフランジは、前記閉断面部の一部を構成するアウター中央部と、前記閉断面部の外側に突出したアウター突出部とを有し、前記インナーフランジまたは前記アウターフランジには、長手方向の少なくとも一端部において前記インナーパネルに対する取付部となるようにプレス加工された取付用プレス加工部が形成されており、前記アウター突出部には、前記アウターパネルに対するマスチック部となるようにプレス加工されたマスチック用プレス加工部が形成されている、車両用ドアビームを提供する。
この構成によれば、車両用ドアビームと一体的に形成された取付用プレス加工部が取付部として機能するので、取付用プレス加工部にはブラケットなどの追加部品を組み付ける必要がない。従って、取付用プレス加工部では、ブラケットなどの追加部品の組み付けに伴う寸法ばらつきも生じない。また、取付用プレス加工部およびマスチック用プレス加工部はプレス加工されているので、高い寸法精度を確保できる。従って、アウターパネルにおける張り剛性および耐デント性を向上できる。これは、一般的な曲げ成形ではスプリングバック量が大きく高い寸法精度を確保できないのに対し、プレス加工では塑性変形が生じるためにスプリングバック量を小さくできるためである。よって、高い寸法精度で簡易に取り付けを行うことができる車両用ドアビームを提供できる。
前記インナーフランジまたは前記アウターフランジには、長手方向の両端部において前記取付用プレス加工部が形成されていてもよい。
この構成によれば、長手方向の両端部においてブラケットを不要にして車両用ドアビームをインナーパネルに取り付けることができる。一般にインナーパネルに対する車両用ドアビームの取り付けは、長手方向の両端部で行われる。上記構成では、長手方向の両端部において取付部となる取付用プレス加工部が形成されているので、長手方向の両端部においてブラケットを省略できる。
前記インナーフランジおよび前記アウターフランジでは、前記取付用プレス加工部および前記マスチック用プレス加工部を除く長手方向両端部がそれぞれ除去されていてもよい。
この構成によれば、インナーフランジおよびアウターフランジにおいて、車両用ドアビームの取り付けに必要な部分と、強度維持のために必要な部分とを残して軽量化できる。ここで、車両用ドアビームの取り付けに必要な部分とは、取付用プレス加工部およびマスチック用プレス加工部のことをいい、これらは車両用ドアビームをインナーパネルおよびアウターパネルにそれぞれ取り付けるために必要な部分である。強度維持のために必要な部分とは、長手方向中央部のこといい、これは大きな曲げモーメントがかかる部分であり、曲げ強度に大きく寄与する部分である。
前記車両用ドアビームは、6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材からなってもよい。
この構成によれば、高強度の6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材を使用することにより、高強度の車両用ドアビームを実現できる。
前記アウター突出部は、前記アウター中央部よりも薄くてもよい。
この構成によれば、プレス加工が施されるアウター突出部の厚みを薄くすることができ、加工性を向上させることができる。特に押出材では、このような部分的な厚みの変更が容易である。
本発明の第2の態様は、車両用ドアのアウターパネルとインナーパネルとの間に配置される車両用ドアビームの製造方法であって、アルミニウム合金製の材料を押し出すことにより押出材を形成し、前記押出材は、前記アウターパネルと対向するアウターフランジと、前記インナーパネルと対向するインナーフランジと、前記アウターフランジおよび前記インナーフランジを連結する一対のウエブとを備え、前記アウターフランジ、前記インナーフランジ、および前記一対のウエブにより閉断面部が画定され、前記アウターフランジは前記閉断面部を構成するアウター中央部と前記閉断面部の外側に突出したアウター突出部とを有し、前記押出材を所定の長さに切断し、切断された前記押出材をプレス加工することにより、長手方向の少なくとも一端部において前記インナーパネルに対する取付部となる取付用プレス加工部を前記インナーフランジまたは前記アウターフランジに形成すると同時または同工程にて、前記アウターパネルに対するマスチック部となるマスチック用プレス加工部を前記アウター突出部に形成することを含む、車両用ドアビームの製造方法を提供する。
この方法によれば、前述のようにして、高い寸法精度で簡易に取り付けを行うことができる車両用ドアビームの製造方法を提供できる。特に、上記方法では、取付用プレス加工部と、マスチック用プレス加工部とを同時または同工程にて形成するため、製造工程を簡略化できるとともに寸法精度を一層向上できる。
前記押出材は、6000系または7000系のアルミニウム合金製であり、前記プレス加工前または前記プレス加工中に熱軟化処理を施してもよい。
この方法によれば、熱軟化処理により、高強度の6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材に対してプレス加工を行う際の割れ、残留応力、または腐食環境に起因する応力腐食割れ(SCC)などを抑制できる。アルミニウム合金製の押出材は一般に強度が高く、特に高強度の6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材は割れなどを伴うおそれのあるプレス加工に通常は適さない。しかし、上記方法では、熱軟化処理の工夫によって割れなどを抑制して高強度のアルミニウム合金製の押出材に対するプレス加工を可能にしている。ここで、熱軟化処理には、高熱による復元処理または溶体化処理などが含まれるとともに、高温でプレス加工を行う温間成形も含まれる。
前記押出材は、6000系または7000系のアルミニウム合金製であり、前記押出材の前記切断を前記押出材の形成直後に行い、前記切断後かつ前記押出材の自然時効が進行する前に前記プレス加工を行ってもよい。
この方法によれば、高強度の6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材に対し、押出材が自然時効により一定程度硬化する前に切断加工およびプレス加工を行う。従って、切断加工およびプレス加工に伴う割れを抑制できる。好ましくは、押出材のビッカース硬度が80Hv以上になる前にプレス加工を行う。
本発明によれば、車両用ドアビームおよびその製造方法において、プレス加工された取付用プレス加工部およびマスチック用プレス加工部を車両用ドアビームに一体的に形成するので、高い寸法精度で簡易に取り付けを行うことができる。
車両用ドアの分解斜視図。 本発明の実施形態に係る車両用ドアビームの第1斜視図。 本発明の実施形態に係る車両用ドアビームの第2斜視図。 車両用ドアビームの長手方向中央部における長手方向に垂直な端面図。 車両前方側における車両用ドアビームの取り付け態様を示す模式的な断面図。 車両後方側における車両用ドアビームの取り付け態様を示す模式的な断面図。 車両用ドアビームの製造方法を実行する製造装置の概念図。 切断加工後の押出材の斜視図。 トリム加工後の押出材の斜視図。 プレス加工で使用する金型の第1分解斜視図。 プレス加工で使用する金型の第2分解斜視図。 第1変形例の車両用ドアビームの長手方向中央部における長手方向に垂直な端面図。 第2変形例の車両用ドアビームの長手方向中央部における長手方向に垂直な端面図。 第3変形例の車両用ドアビームの長手方向中央部における長手方向に垂直な端面図。 第4変形例の車両用ドアビームの長手方向中央部における長手方向に垂直な端面図。 車両前方側における車両用ドアビームの取り付け態様の第1変形例を示す模式的な断面図。 車両前方側における車両用ドアビームの取り付け態様の第2変形例を示す模式的な断面図。 車両後方側における車両用ドアビームの取り付け態様の第1変形例を示す模式的な断面図。 車両後方側における車両用ドアビームの取り付け態様の第2変形例を示す模式的な断面図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1を参照して、一般的な車両用ドア1では、車幅方向においてインナーパネル2とアウターパネル3との間に、車両の前後方向に延びる車両用ドアビーム4が配置されている。図1に示す車両用ドアビーム4は、本実施形態とは異なる従来のものである。車両用ドアビーム4は、断面円形の金属パイプである。車両用ドアビーム4は、長手方向(車両前後方向)の両端部においてブラケット5を介してインナーパネル2に取り付けられている。ここで、X方向は車両の前方を示し、Y方向は車両の幅方向外側を示し、Z方向は車両の上方を示している。
図2~4を参照して、本実施形態の車両用ドアビーム(以降、単にドアビームともいう。)10の構成を説明する。本実施形態のドアビーム10は、図1の従来のドアビーム4と配置は同じであるが、形状と取り付け態様が異なる。本実施形態のドアビーム10では、インナーパネル2への取り付けに際し、図1に示すようなブラケット5が不要である。ブラケット5を不要にしてドアビーム10を取り付けるためには、高い寸法精度を有するドアビーム10を製造する必要がある。本実施形態では、高い寸法精度を確保するために、後述するようにドアビーム10に対してプレス加工を適用している。
図2,3を参照して、ドアビーム10は、アルミニウム合金製の押出材からなり、好ましくは6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材からなる。高強度の6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材を使用することにより、高強度のドアビーム10を実現できる。ドアビーム10は、アウターパネル3(図1参照)と対向するアウターフランジ11と、インナーパネル2(図1参照)と対向するインナーフランジ12と、アウターフランジ11およびインナーフランジ12を連結する一対のウエブ13a,13bとを備える。アウターフランジ11およびインナーフランジ12は、互いに平行に配置されている。一対のウエブ13a,13bは、互いに平行で両フランジ11,12に対して垂直に配置されている。
図4を参照して、アウターフランジ11およびインナーフランジ12は、車両の上下方向に延びており、車幅方向に垂直な面を有している。一対のウエブ13a,13bは、車幅方向に延びており、車両の上下方向に垂直な面を有している。アウターフランジ11とインナーフランジ12と一対のウエブ13a,13bとにより、矩形の閉断面部14が画定されている。詳細には、アウターフランジ11は、閉断面部14の一部を構成するアウター中央部11aと、閉断面部14の外側に突出したアウター突出部11bとを有している。同様に、インナーフランジ12は、閉断面部14の一部を構成するインナー中央部12aと、閉断面部14の外側に突出したインナー突出部12bとを有している。換言すれば、詳細には、閉断面部14は、アウター中央部11aと、インナー中央部12aと、一対のウエブ13a,13bとによって画定されている。
本実施形態では、アウター突出部11bは、アウター中央部11aよりも薄い。同様に、インナー突出部12bは、インナー中央部12aよりも薄い。寸法を例示すると、アウター突出部11bが2.0mm、アウター中央部11aが3.7mm、インナー突出部12bが2.2mm、インナー中央部12aが4.0mmであってもよい。また、アウター突出部11bおよびインナー突出部12bの閉断面部14からの突出量は、ともに26mmであってもよい。
図3を参照して、インナーフランジ12には、長手方向の両端部においてインナーパネル2に対する取付部となるようにプレス加工された取付用プレス加工部15が形成されている。取付用プレス加工部15は、車両前方側に形成されるフロント取付部15aと、車両後方側に形成されるリア取付部15bとを含んでいる。
フロント取付部15aは、インナーフランジ12をアウターフランジ11に近づけるように一対のウエブ13a,13bを押し潰して形成されている。換言すれば、アウターフランジ11の位置はプレス加工により変更されておらず、インナーフランジ12の位置のみがプレス加工によって変更されている。フロント取付部15aには、インナーパネル2に取り付けるためのねじ孔15cが形成されている。
リア取付部15bは、アウター突出部11bおよびアウター中央部11aが車幅方向内側へ向けてそれぞれプレス加工されることにより形成されている。本実施形態では、アウター中央部11aをプレス加工するために、車両後方側の端部においてインナーフランジ12と一対のウエブ13a,13bとが部分的に切り欠かれている。また、リア取付部15bにも、インナーパネル2に取り付けるためのねじ孔15dが形成されている。
本実施形態では、長手方向の両端部に取付用プレス加工部15(フロント取付部15a,リア取付部15b)を設けているが、長手方向の一端部のみに取付用プレス加工部15を設けてもよい。その場合、取付用プレス加工部15が設けられていない側の端部においては、図1に示すようなブラケット5を介してドアビーム10をインナーパネル2に取り付けてもよい。
図2を参照して、アウターフランジ11のアウター突出部11bには、アウターパネル3に対するマスチック部となるようにプレス加工されたマスチック用プレス加工部16が形成されている。マスチック用プレス加工部16は、ドアビーム10の概ね長手方向中央部に設けられ、アウター突出部11bが車幅方向外側へ向けてプレス加工されることにより形成されている。マスチック用プレス加工部16は、アウター突出部11bの縁にて複数個所(本実施形態では5か所)に概ね半円状で形成されている。また、マスチック用プレス加工部16には、アウターパネル3に対向する面に接着剤が溜まるように凹部16aが設けられている。ただし、接着剤の粘度が高い場合には凹部16aは設けられなくてもよい。なお、アウター中央部11aには、マスチック用プレス加工部16は設けられていない。
本実施形態では、ドアビーム10の軽量化のために、インナーフランジ12およびアウターフランジ11において、取付用プレス加工部15およびマスチック用プレス加工部16を除く長手方向両端部がそれぞれトリム加工(除去)されている。好ましくは、軽量化と曲げ強度を両立させる観点から、長手方向両端部は、ドアビーム10の長手方向の全長に対して両端から1/3または1/4程度の長さの部分を示す。
図5,6を参照して、ドアビーム10の取り付け態様について説明する。図5は車両前方側におけるドアビーム10の取り付け態様を示す模式的な断面図であり、図6は車両後方側におけるドアビーム10の取り付け態様を示す模式的な断面図である。
図5に示すように、車両前方側において、ドアビーム10は、フロント取付部15aにてインナーパネル2に取り付けられる。フロント取付部15aは、プレス加工によって車幅方向の寸法が高精度に調整され、インナーパネル2と接触している。フロント取付部15aは、ねじ孔15c(図3参照)を介したボルト止めによってインナーパネル2に取り付けられている。
図6に示すように、車両後方側において、ドアビーム10は、リア取付部15bおよびマスチック用プレス加工部16にてインナーパネル2およびアウターパネル3にそれぞれ取り付けられている。リア取付部15bは、プレス加工によって車幅方向の寸法が高精度に調整され、インナーパネル2と接触している。リア取付部15bは、ねじ孔15d(図3参照)を介したボルト止めによってインナーパネル2に取り付けられている。同様に、マスチック用プレス加工部16は、プレス加工によって車幅方向の寸法が高精度に調整され、アウターパネル3と接触している。詳細には、マスチック用プレス加工部16は、接着剤(マスチック材)が塗布されてアウターパネル3に接着される。
詳細を図示しないが、長手方向中央部においては、ドアビーム10は、マスチック用プレス加工部16にてアウターパネル3に取り付けられている。長手方向中央部においても前述のように、マスチック用プレス加工部16は、プレス加工によって車幅方向の寸法が高精度に調整され、アウターパネル3と接着されている。
本実施形態のドアビーム10によれば、ドアビーム10と一体的に形成された取付用プレス加工部15が取付部として機能するので、ブラケット5(図1参照)などの追加部品を組み付ける必要がない。従って、取付用プレス加工部15では、ブラケット5などの追加部品の組み付けに伴う寸法ばらつきも生じない。また、取付用プレス加工部15およびマスチック用プレス加工部16はプレス加工されているので、高い寸法精度を確保でき、アウターパネル3における張り剛性および耐デント性を向上できる。これは、一般的な曲げ成形ではスプリングバック量が大きく高い寸法精度を確保できないのに対し、プレス加工では塑性変形が生じるためにスプリングバック量を小さくできるためである。よって、高い寸法精度で簡易に取り付けを行うことができるドアビーム10を提供できる。
また本実施形態では、長手方向の両端部において取付用プレス加工部15(フロント取付部15a,リア取付部15b)が形成されているため、長手方向の両端部でブラケット5(図1参照)を不要にしてドアビーム10をインナーパネル2に取り付けることができる。
また、取付用プレス加工部15およびマスチック用プレス加工部16を除く長手方向両端部がそれぞれ除去されていることで、ドアビーム10が軽量化されている。即ち、ドアビーム10の取り付けに必要な部分と、強度維持のために必要な部分とを残して軽量化している。ここで、ドアビーム10の取り付けに必要な部分とは、取付用プレス加工部15およびマスチック用プレス加工部16のことをいい、これらはドアビーム10をインナーパネル2およびアウターパネル3にそれぞれ取り付けるために必要な部分である。強度維持のために必要な部分とは、長手方向中央部のこといい、これは大きな曲げモーメントがかかる部分であり、曲げ強度に大きく寄与する部分である。
また、アウター突出部11bがアウター中央部11aよりも薄く形成されているため、プレス加工が容易である。即ち、プレス加工が施されるアウター突出部11bの厚みを薄くすることで、加工性を向上させている。特に押出材では、このような部分的な厚みの変更が容易である。
上記ドアビーム10の製造方法について説明する。
図7は、上記ドアビーム10の製造方法で使用する製造装置100を示している。製造装置100は、押出機110と、切断機120と、ロボットアーム130と、プレス機140とを備えている。押出機110は、アルミニウム合金製の押出材10を押し出す機械である。切断機120は、押出機110から押し出された押出材10を切断する機械である。切断機120は、押出機110の押出方向に移動可能に構成されている。ロボットアーム130は、切断機120で切断された押出材10をプレス機140まで運搬する機械である。プレス機140は、押出材10をプレス加工する機械である。なお、ドアビームと押出材に対しても同じ符号10を使用するが、これは押出材を加工してドアビームにしていることによる。
本実施形態のドアビーム10の製造方法では、第1工程として、押出機110からアルミニウム合金製の材料を押し出す。これにより、アルミニウム合金製の押出材10が形成される。押出材10は、アウターパネル3と対向するアウターフランジ11と、インナーパネル2と対向するインナーフランジ12と、アウターフランジ11およびインナーフランジ12を連結する一対のウエブ13a,13bとを備えている。ここで、アウターフランジ11とインナーフランジ12と一対のウエブ13a,13bとにより閉断面部14が画定されている。詳細には、アウターフランジ11は、閉断面部14を構成するアウター中央部11aと、閉断面部14の外側に突出したアウター突出部11bとを有している。同様に、インナーフランジ12は、閉断面部を構成するインナー中央部12aと、閉断面部の外側に突出したインナー突出部12bとを有している。
第2工程として、図8に示すように、切断機120(図7参照)によって上記押出材10をドアビーム10として適した所定の長さに切断加工する。このとき、切断機120は、長手方向に対して垂直ではなく傾斜して押出材10を切断する。詳細には、インナーフランジ12がアウターフランジ11よりも短くなるように押出材10を切断する。代替的には、長手方向に対して垂直に押出材10を切断した後、端部においてインナーフランジ12と一対のウエブ13a,13bとを部分的に切り欠いてもよい。これにより、後述するプレス加工でリア取付部15b(図11参照)を容易に形成できる。切断機120で切断された押出材10は、ロボットアーム130(図7参照)によってプレス機140(図7参照)まで運搬される。
第3工程として、切断された押出材10をプレス機140によって以下のようにプレス加工する。
プレス加工では、まず、図9に示すように軽量化のためにアウターフランジ11およびインナーフランジ12の一部を打ち抜いてトリム加工する。詳細には、アウターフランジ11およびインナーフランジ12において、取付用プレス加工部15およびマスチック用プレス加工部16を除く長手方向両端部を除去する。これにより、前述のようにドアビーム10の取り付けに必要な部分と、強度維持のために必要な部分とを残して軽量化できる。
プレス加工では、次に、図10,11に示すように押出材10をプレス加工して取付用プレス加工部15およびマスチック用プレス加工部16を形成する。このようなプレス加工では、プレス機140(図7参照)にセットされた金型141を使用する。
図10を参照して、金型141は、一体の下型142と、複数に分割された上型143とを備えている。図10では、金型141を使用してプレス加工された後の押出材10が図示されている。図10のプレス加工では、アウターフランジ11が下型142に載置された状態で、上型143を下降させてプレス加工を行う。
下型142は、上面において平坦面142aと、平坦面142aに対して凹形状を有する凹部142bとを有している。凹部142bはマスチック用プレス加工部16に対応して設けられている。また、下型142には、押出材10を位置決めするための複数の位置決めピン142dが設けられている。
上型143は、第1~第4パンチ144~147を有している。
第1~第3パンチ144~146は、マスチック用プレス加工部16を形成する部分であり、アウター突出部11bをプレス加工する。詳細を図示しないが第1~第3パンチ144~146は、下型142の凹部142bに対応する凸部をそれぞれ下面に有している。アウター突出部11bのプレス加工では、凹部142bの深さおよび対応する凸部の高さによってプレス加工の変形量(押し込み量)が定まる。当該変形量(押し込み量)を調整することで、ドアビーム10をアウターパネル3に取り付ける際のアウターパネル3(図1参照)とマスチック用プレス加工部16との間隔を小さくすることができる。即ち、アウターパネル3に対して高精度にドアビーム10を取り付けることができる。
第4パンチ147は、フロント取付部15aを形成する部分である。このとき同時にフロント取付部15aにねじ孔15cを形成してもよい。第4パンチ147は、下面において湾曲した押圧面147aおよび平坦な押圧面147bを有している。押圧面147aおよび147bは、連続している。第4パンチ147は、押圧面147a,147bによってインナーフランジ12を押圧し、一対のウエブ13a,13bを押し潰す。第4パンチ147によるプレス加工では、この押し潰し量を調整することにより、ドアビーム10をインナーパネル2に取り付ける際のインナーパネル2とフロント取付部15aとの間隔を小さくすることができる。即ち、インナーパネル2に対して高精度にドアビーム10を取り付けることができる。
特に、上記プレス加工では、長手方向の一端部においてフロント取付部15aをインナーフランジ12に形成すると同時に(または同工程にて)、マスチック用プレス加工部16をアウター突出部11bに形成する。従って、車幅方向において、フロント取付部15aとマスチック用プレス加工部16との間隔の寸法を正確に規定できる。
図11を参照して、本実施形態では、リア取付部15bもプレス加工によって形成する。このとき同時にリア取付部15bにねじ孔15dを形成してもよい。図11では、金型141を使用してプレス加工された後の押出材10が図示されている。図11のプレス加工では、インナーフランジ12が下型142に載置された状態で、上型143を下降させてプレス加工を行っている。
図11に示す下型142は、図10に示すものと共通である。下型142は、平坦面142aに対して凹形状を有する凹部142cを有している。凹部142cは、取付用プレス加工部15(リア取付部15b)に対応して設けられている。上型143は、第5パンチ148を有している。第5パンチ148は、下型142の凹部142cに対応する凸部148aを下面に有している。従って、凹部142cと凸部148aとによって挟み込まれるようにしてリア取付部15bが形成される。
このように、プレス機140にセットされた金型141によってプレス加工されることで、押出材10に取付用プレス加工部15およびマスチック用プレス加工部16が形成され、ドアビーム10が構成される。
本実施形態のドアビーム10の製造方法によれば、前述のようにして、高い寸法精度で簡易に取り付けを行うことができる車両用ドアビーム10を製造できる。特に、本実施形態では、取付用プレス加工部15と、マスチック用プレス加工部16とを同時に(または同工程にて)形成するため、製造工程を簡略化できるとともに寸法精度を一層向上できる。
好ましくは、上記押出材10は6000系または7000系のアルミニウム合金製であり、プレス加工前またはプレス加工中に熱軟化処理を施される。ここで、熱軟化処理は、高熱による復元処理または溶体化処理などが含まれるとともに、高温でプレス加工を行う温間成形も含まれる。
上記熱軟化処理により、高強度の6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材に対してプレス加工を行う際の割れ、残留応力、または腐食環境に起因する応力腐食割れ(SCC)などを抑制できる。アルミニウム合金製の押出材は一般に強度が高く、特に高強度の6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材は割れなどを伴うおそれのあるプレス加工に通常は適さない。しかし、上記熱軟化処理の工夫によって割れなどを抑制して高強度のアルミニウム合金製の押出材に対するプレス加工を可能にしている。
また、好ましくは、上記押出材10は6000系または7000系のアルミニウム合金製であり、押出材10の切断を押出材10の形成直後(即ち、押出機110からの押し出し直後)に行い、切断後かつ押出材10の自然時効が完了する前にプレス加工を行う。さらに好ましくは、自然時効が進行する前にプレス加工を行う。好ましくは、押出材10のビッカース硬度が80Hv以上になる前にプレス加工を行う。
これにより、高強度の6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材に対し、押出材が自然時効により硬化する前に切断加工およびプレス加工を行うことができる。従って、切断加工およびプレス加工に伴う割れを抑制できる。
(変形例)
ドアビーム10の断面形状は、上記実施形態のものに限定されず、様々であり得る。
図12を参照して、ドアビーム10の断面形状において、インナー突出部12b(図4参照)は省略されてもよい。インナー突出部12bを省略することで、アウター突出部11bを容易にプレス加工できるとともに、ドアビーム10を一層軽量化できる。
図13を参照して、ドアビーム10の断面形状において、アウター突出部11bは閉断面部14の上下一方側のみに設けられてもよい。図13の例では、閉断面部14の上方に延びるアウター突出部11bが設けられ、下方に延びるアウター突出部は省略されている。なお、アウター突出部11bは、インナー突出部のように完全に省略されることはなく、マスチック用プレス加工部16を形成するために必要である。
図14を参照して、ドアビーム10の断面形状において、3つの平行なウエブ13a~13cが設けられてもよい。図14の例では、3つのウエブ13a~13cが全て平行に配置されているが、ウエブ13a~13cの配置態様は特に限定されず、任意の態様で配置されてよい。また、ウエブの数についても特に限定されず、4つ以上のウエブが設けられてもよい。
図15を参照して、ドアビームの断面形状において、アウター中央部11aが湾曲していてもよい。図15の例では、アウター中央部11aが湾曲することにより、閉断面部14の形状が概ね台形となっている。このように閉断面部14の形状は、矩形に限らず、台形または任意の形状であり得る。
(他の変形例)
ドアビーム10の取り付け態様は、上記実施形態のものに限定されず、様々であり得る。
図16を参照して、フロント取付部15aと対向するアウターフランジ11と、当該アウターフランジ11に接続される一対のウエブ13a,13bとを切り欠いて除去してもよい。これにより、車両前方側の端部においてインナーフランジ12のみが残され、インナーフランジ12をプレス加工してフロント取付部15aを容易に形成できる。
図17を参照して、インナーフランジ12ではなくアウターフランジ11に取付用プレス加工部15を形成してもよい。図17の例では、車両前方側の端部において、インナーフランジ12と、一対のウエブ13a,13bとを切り欠いて除去している。これにより、車両前方側の端部においてアウターフランジ11のみが残され、アウターフランジ11をプレス加工してフロント取付部15aを容易に形成できる。
図18,19を参照して、車両後方側において、リア取付部15bは、インナー中央部12aのみまたはインナー突出部12bのみに形成されてもよい。図18はインナー中央部12aのみにリア取付部15bが形成されている例を示し、図19はインナー突出部12bのみにリア取付部15bが形成されている例を示している。
以上より、本発明の具体的な実施形態およびその変形例について説明したが、本発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、個々の変形例の内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
1 車両用ドア
2 インナーパネル
3 アウターパネル
4 ドアビーム
5 ブラケット
10 ドアビーム(車両用ドアビーム)(押出材)
11 アウターフランジ
11a アウター中央部
11b アウター突出部
12 インナーフランジ
12a インナー中央部
12b インナー突出部
13a,13b,13c ウエブ
14 閉断面部
15 取付用プレス加工部
15a フロント取付部
15b リア取付部
15c,15d ねじ孔
16 マスチック用プレス加工部
16a 凹部
100 製造装置
110 押出機
120 切断機
130 ロボットアーム
140 プレス機
141 金型
142 下型
142a 平坦面
142b,142c 凹部
142d 位置決めピン
143 上型
144 第1パンチ
145 第2パンチ
146 第3パンチ
147 第4パンチ
147a,147b 押圧面
148 第5パンチ
148a 凸部

Claims (7)

  1. 車両用ドアのアウターパネルとインナーパネルとの間に配置され、アルミニウム合金製の押出材からなる車両用ドアビームであって、
    前記アウターパネルと対向するアウターフランジと、
    前記インナーパネルと対向するインナーフランジと、
    前記アウターフランジおよび前記インナーフランジを連結する一対のウエブと
    を備え、
    前記アウターフランジ、前記インナーフランジ、および前記一対のウエブにより閉断面部が画定されており、
    前記アウターフランジは、前記閉断面部の一部を構成するアウター中央部と、前記閉断面部の外側に突出したアウター突出部とを有し、
    前記インナーフランジまたは前記アウターフランジには、長手方向の少なくとも一端部において前記インナーパネルに対する取付部となるようにプレス加工された取付用プレス加工部が形成されており、
    前記アウター突出部には、前記アウターパネルに対するマスチック部となるようにプレス加工されたマスチック用プレス加工部が形成され
    前記アウター突出部は、前記アウター中央部よりも薄い、車両用ドアビーム。
  2. 前記インナーフランジまたは前記アウターフランジには、長手方向の両端部において前記取付用プレス加工部が形成されている、請求項1に記載の車両用ドアビーム。
  3. 前記インナーフランジおよび前記アウターフランジでは、前記取付用プレス加工部および前記マスチック用プレス加工部を除く長手方向両端部がそれぞれ除去されている、請求項1または請求項2に記載の車両用ドアビーム。
  4. 6000系または7000系のアルミニウム合金製の押出材からなる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用ドアビーム。
  5. 車両用ドアのアウターパネルとインナーパネルとの間に配置される車両用ドアビームの製造方法であって、
    アルミニウム合金製の材料を押し出すことにより押出材を形成し、前記押出材は、前記アウターパネルと対向するアウターフランジと、前記インナーパネルと対向するインナーフランジと、前記アウターフランジおよび前記インナーフランジを連結する一対のウエブとを備え、前記アウターフランジ、前記インナーフランジ、および前記一対のウエブにより閉断面部が画定され、前記アウターフランジは前記閉断面部を構成するアウター中央部と前記閉断面部の外側に突出したアウター突出部とを有し、
    前記押出材を所定の長さに切断し、
    切断された前記押出材をプレス加工することにより、長手方向の少なくとも一端部において前記インナーパネルに対する取付部となる取付用プレス加工部を前記インナーフランジまたは前記アウターフランジに形成すると同時または同工程にて、前記アウターパネルに対するマスチック部となるマスチック用プレス加工部を前記アウター突出部に形成する
    ことを含
    前記アウター突出部は、前記アウター中央部よりも薄い、車両用ドアビームの製造方法。
  6. 前記押出材は、6000系または7000系のアルミニウム合金製であり、前記プレス加工前または前記プレス加工中に熱軟化処理を施す、請求項に記載の車両用ドアビームの製造方法。
  7. 前記押出材は、6000系または7000系のアルミニウム合金製であり、前記押出材の前記切断を前記押出材の形成直後に行い、前記切断後かつ前記押出材の自然時効が進行する前に前記プレス加工を行う、請求項に記載の車両用ドアビームの製造方法。
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