JP7219769B2 - 限局性口腔炎症の測定中の改良された運動ロバスト性のための方法及びシステム - Google Patents

限局性口腔炎症の測定中の改良された運動ロバスト性のための方法及びシステム Download PDF

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Description

本開示は、口腔ケアデバイス(oral care device)を用いた限局性歯肉炎症(localized gingival inflammation)の改良された検出のための方法及びシステムに概ね向けられている。
歯磨きの長さと適用範囲とを含む適切な歯磨きは、長期的な歯科衛生を促進するのに役立つ。定期的に歯磨きを行わない個人又は特に口腔の特定の区域又は領域において十分に歯磨きを行わない個人が多くの歯の問題を経験する。定期的に歯磨きを行う個人の中でも、不適切な歯磨き習慣は、1日2回の2分間の歯磨きのような標準的な歯磨き摂生(regimen)に従うとしても、不十分な適用範囲の歯磨き、よって、洗浄セッション中に十分に洗浄されない表面をもたらし得る。
実際には、米国内の成人人口の50%が歯周疾患を罹患していると推定されており、歯周疾患の重症度は歯肉炎から歯周炎まで及ぶ。しかしながら、消費者は、しばしば、歯周疾患の初期徴候を検出し得ない。従って、そのような疾患は、疾患が既に進行しており、治療が有意により困難であるときに、歯科検診中に検出されることがあるだけである。
口内組織の炎症は、歯周疾患の鍵となる徴候の1つである。炎症を検出することは、疾患状態の存在を示し、問題に取り組むための治療の必要性を個人に警告する。例えば、歯肉の炎症は、それが発見されるならば、適切な在宅ケアによって可逆的である一方で、歯周炎からの骨の喪失は、専門的な治療を必要とする。しかしながら、既存の方法及びデバイスは、組織の炎症、特に限局性炎症を十分に特定又は定量化し得ない。例えば、手持ち式デバイスは、歯肉炎症の不十分な検出を可能にする。何故ならば、これらのデバイスは、口の大きな領域を分析して、検出を妨げる大きな信号対雑音比を引き起こすか、或いはそれらが多くの測定を必要とするので、ユーザフレンドリでないかのいずれかであるからである。加えて、ユーザの手の動きは、手持ち式デバイスによるアーチファクト及び不十分な読取りを引き起こし得る。その結果、歯周疾患は、しばしば検出されない。
従って、限局性歯肉炎症の検出中のユーザの手の動きを説明する口腔ケア方法及びデバイスについての当技術分野における継続的な必要性が存在する。
本開示は、口腔ケアデバイスを用いて組織炎症を検出する発明的な方法及びシステムに向けられている。本明細書における様々な実施形態及び実装は、限局性(localized)歯肉炎症を識別するために歯肉組織の測定値を得るように構成された口腔ケアデバイスに向けられている。口腔ケアデバイスは、複数のサンプリングされる場所で歯肉組織に関する情報を得るために、1つ又はそれよりも多くの発光体と1つ又はそれよりも多くの光検出器又はイメージャとの構成を備えるセンサを含む。デバイスは、第1の速度でセンサデータを得て、サンプリングされた場所のうちのどれが歯肉を含むかを決定し、次に、歯肉を含むと決定された領域について第2のより速い速度でセンサデータを得る。デバイスは、このデータを用いて、その場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを決定する。ある実施形態によれば、口腔ケアデバイスは、リアルタイムに又は洗浄後報告を介してユーザに炎症の存在を警告し、任意的に、ユーザに位置特定情報(localization information)を提供することができる。
一般的に、1つの態様では、口腔ケアデバイスを使用してユーザの口内の歯肉炎症を位置特定する方法が提供される。当該方法は、(i)口腔ケアデバイスの1つ又はそれよりも多くの発光体によって光を放射すること、(ii)1つ又はそれよりも多くの光検出器によって、第1の速度で、ユーザの口内の複数の場所についての反射率測定値を取得して、複数の場所の各々の場所についての第1の反射率データを生成すること、(iii)第1の反射率データを使用して、口腔ケアデバイスのコントローラによって、その場所が歯肉を含むかどうかを、複数の場所の各々の場所について決定すること、(iv)1つ又はそれよりも多くの光検出器によって、第1の速度よりも速い第2の速度で、歯肉を含むと決定された各場所についての反射率測定値を取得して、歯肉反射率データを生成すること、及び(v)歯肉反射率データを使用して、コントローラによって、その場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを決定することを含む。
ある実施形態によれば、当該方法は、ある場所にある歯肉が炎症を含むかどうかに関する情報を提供することを更に含む。
ある実施形態によれば、当該方法は、第1の速度で生成される反射率データから、口腔ケアデバイスが移動したかどうかを決定することを更に含む。ある実施形態によれば、口腔ケアデバイスが移動したかどうかを決定することは、第1の速度で生成される反射率データを複数の場所のうちの1つ又はそれよりも多くの場所についての第1の反射率データと比較することを含む。
ある実施形態によれば、第1の速度と第2の速度との比は、1:3である。ある実施形態によれば、第1の速度と第2の速度との比は、1:10である。
ある実施形態によれば、歯肉がある場所にあるかどうかを決定することは、残余の複数の場所の各々の場所での歯肉のおおよその組織酸素化レベルを決定することを含み、低い組織酸素化レベルは、歯肉炎症を示す。
ある実施形態によれば、1つ又はそれよりも多くの発光体及び1つ又はそれよりも多くの光検出器は、複数の場所の各々の場所にある表面が1つ又はそれよりも多くの発光体によって直接的に照らされないように位置付けられる。
ある態様によれば、ユーザの口内の歯肉炎症を位置特定するように構成されるデバイスされる。当該デバイスは、(i)光を放射するように構成される発光体と、(ii)第1の速度で、ユーザの口内の複数の場所についての反射率測定値を取得して、複数の場所の各々の場所について第1の反射率データを生成するように構成される、光検出器と、(iii)複数の場所の各々の場所について、その場所が歯肉を含むかどうかを決定するように構成されるコントローラとを含み、光検出器は、第1の速度よりも速い第2の速度で、歯肉を含むと決定された各場所についての反射率測定値を取得して、歯肉反射率データを生成するように更に構成され、コントローラは、その場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを、歯肉反射率データから決定するように更に構成される。
ある実施形態によれば、デバイスは、ある場所にある歯肉が炎症を含むかどうかに関する情報を提供するように構成されるユーザインタフェースを更に含む。
ある実施形態によれば、コントローラは、第1の速度で生成される反射率データから、口腔ケアデバイスが移動したかどうかを決定するように更に構成される。ある実施形態によれば、コントローラは、第1の速度で生成される反射率データを複数の場所のうちの1つ又はそれよりも多くの場所についての第1の反射率データと比較することによって、口腔ケアデバイスが移動したかどうかを決定するように構成される。
本開示の目的のために本明細書で使用するとき、「コントローラ」という用語は、口腔ケア装置、システム、又は方法の操作に関連して様々な装置を記述するために一般的に使用される。コントローラは、本明細書で議論する様々な機能を実行するために、(例えば、専用ハードウェアを用いて)様々な方法で実施されることができる。「プロセッサ」は、本明細書で議論する様々な機能を実行するためにソフトウェア(例えば、マイクロコード)を用いてプログラムされることがある1つ又はそれよりも多くのマイクロプロセッサを利用するコントローラの一例である。コントローラは、プロセッサを利用して或いは利用しないで実施されてよく、幾つかの機能を実行するための専用ハードウェアと他の機能を実行するプロセッサ(例えば、1つ又はそれよりも多くのプログラムされたマイクロプロセッサ及び関連する回路構成)との組み合わせとして実装されてよい。本開示の様々な実施形態において利用されてよいコントローラコンポーネントの例は、従来的なマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイを含むが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、「ユーザインタフェース」という用語は、ユーザと(複数の)デバイスとの間の通信を可能にする人間のユーザ又はオペレータと1つ又はそれよりも多くのデバイスとの間のインタフェースを指す。本開示の様々な実装において利用されてよいユーザインタフェースの例は、スイッチ、ポテンショメータ、ボタン、ダイヤル、スライダ、トラックボール、ディスプレイスクリーン、様々なタイプのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)、タッチスクリーン、マイクロホン、及び、何らかの形態の人間が生成する刺激を受け、それに応答して信号を生成することがある、他のタイプのセンサを含むが、これらに限定されない。
前述の着想及び以下により詳細に議論する追加的な着想の全ての組み合わせは、(そのような着想が相互に矛盾しない限り)本明細書に開示する発明的な主題の一部であると想定されることが理解されるべきである。特に、この開示の末尾に現れる特許請求される主題の全ての組み合わせは、本明細書に開示する発明的な主題の一部であると想定される。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に記載する(複数の)実施形態から明らかであり、それらを参照して解明される。
図面において、同等の参照符号は、異なる図を通じて同じ部分を概ね指している。また、図面は、必ずしも縮尺通りでなく、代わりに、本発明の原理を例示することに重点が概ね置かれている。
ある実施形態に従った口腔ケアデバイスの概略図である。
ある実施形態に従った口腔ケアデバイスのヘッドの概略図である。
ある実施形態に従った口腔ケアデバイスのヘッドの概略図である。
ある実施形態に従った炎症限局システムの概略図である。
ある実施形態に従った歯肉炎症を限局化する方法のフローチャートである。
ある実施形態に従った口内に位置付けられた口腔ケアデバイスの部分の概略図である。
本開示は、口腔ケアデバイス(oral care device)を用いて歯肉炎症(gingival inflammation)を検出する方法及びデバイスの様々な実施形態を記載する。より一般的には、出願人は、限局性組織炎症(localized tissue inflammation)を検出するシステムを提供することが有益であることを認識し且つ理解している。従って、本明細書に記載されるか或いはさもなければ想定される方法は、歯肉組織の測定値を得るように構成された口腔ケアデバイスのようなデバイスを提供する。口腔ケアデバイスは、少なくとも1つの発光体と、複数のサンプリングされた場所で歯肉組織に関する情報を取得するための少なくとも1つの光検出器又はイメージャとを有する、様々なセンサアレイのうちの1つ又はそれよりも多くを含む。デバイスは、第1の速度でセンサデータを取得して、サンプリングされた場所のうちのどれが歯肉を含むかを決定し、次に、歯肉を含むと決定された領域について第2のより速い速度でセンサデータを取得する。デバイスは、このデータを用いて、その場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを決定する。次に、口腔ケアデバイスは、その情報をユーザ又は第三者に報告することができる。
本明細書に開示されるか或いはさもなければ想定される実施形態及び実装を、非限定的に、歯ブラシ、フロスデバイス、口腔洗浄器、又は他の口腔デバイスを含む、任意の口腔デバイスと共に利用することができる。例えば、本明細書中の実施形態及び実装の1つの用途は、特殊化された手持ち式口腔炎症検出デバイスを用いて歯肉組織の炎症を評価することである。別の用途は、口腔ケアを用いて歯肉組織の炎症を評価することである。しかしながら、本開示は、本明細書に記載されるようなデバイスに限定されず、よって、本明細書に開示される開示及び実施形態は、任意の口腔デバイスを包含することができる。
図1を参照すると、1つの実施形態では、本体部分12と、本体部分に取り付けられたノズル部材14とを備える、口腔ケアデバイス10がある。ある実施形態によれば、ノズル部材14は、加圧された液体及び/又は空気が本体12(図示せず)内のリザーバ(貯槽)からノズルヘッドに通過することを可能にするように構成されてよく、加圧された液体及び/又は空気は、ノズルヘッドでユーザの歯間領域に適用される。デバイスの構成要素が摩耗するときに或いはさもなければ交換を必要とするときにノズルを定期的に新しいものと交換し得るように、ノズル部材14を本体部分12に取り外し可能に取り付けることができる。
本体部分12は、ユーザ入力部26を更に備える。ユーザ入力部26は、ユーザが口腔ケアデバイスを操作する、例えば、口腔ケアデバイスをオン/オフすることを可能にする。ユーザ入力部26は、例えば、ボタン、タッチスクリーン、又はスイッチであってよい。
口腔ケアデバイス10は、任意的に、1つ又はそれよりも多くのセンサ28を含む。センサ28は、図1では本体部分12内に示されているが、デバイス内のどこに配置されてもよい。センサ28は、デバイスの向き及び変位を特徴付けるために使用されてよい。ある実施形態によれば、これらのセンサは、ユーザの身体部分、固定点、及び/又は1つ又はそれよりも多くの他の位置に対するデバイスの位置に関する情報を提供する。ある実施形態によれば、センサ28は、口腔ケアデバイス10内の所定の位置及び向きに配置され、ノズルは、センサ28に対して固定された空間的相対配置にある。従って、センサ28の既知の向き及び位置に基づいてノズルの向き及び位置を容易に決定することができる。
第1のセンサ28によって生成される情報は、コントローラ30に提供される。コントローラ30は、1つ又は複数のモジュールから形成されてよく、ユーザ入力部26を介して得られる入力のような入力に応答して口腔ケアデバイス10を作動させるように構成される。ある実施形態によれば、センサ28は、コントローラ30に一体化される。コントローラ30は、例えば、少なくともプロセッサ32、メモリ34、及び接続性モジュール38を含むことができる。プロセッサ32は、マイクロコントローラ、複数のマイクロコントローラ、回路構成、単一のプロセッサ、又は複数のプロセッサを含むが、これらに限定されない、任意の適切な形態を取ってよい。メモリ34は、不揮発性メモリ及び/又はRAMを含む、任意の適切な形態を取ることができる。不揮発性メモリは、読取り専用記憶装置(ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)、又はソリッドステートドライブ(SSD)を含んでよい。メモリは、とりわけ、オペレーティングシステムを格納することができる。RAMは、データの一時的な格納のためにプロセッサによって使用される。ある実施形態によれば、オペレーティングシステムは、コントローラ30によって実行されるときに、口腔ケアデバイス10のハードウェアコンポーネントの動作を制御する、コードを含んでよい。ある実施形態によれば、接続性モジュール38は、収集されるセンサデータを送信するものであり、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、近距離場通信、及び/又はセル方式モジュールを含むが、これらに限定されない、有線又は無線信号を送信することができる、任意のモジュール、デバイス、又は手段であることができる。
ある実施形態によれば、口腔ケアデバイス10は、ケアセッション前、中、及び/又は後にユーザに情報を提供するように構成されたユーザインタフェース46を含む。ユーザインタフェース46は、多くの異なる形態を取ることができるが、ユーザに情報を提供するように構成される。例えば、口内の1つ又はそれよりも多くの組織の炎症に関して、情報を読む、見る、聞く、感じる、及び/又は他の方法で解釈することができる。ある実施形態によれば、ユーザインタフェース46は、組織が炎症を起こしている場所、及び/又は炎症がどれぐらい存在するかに関する情報を含む、ユーザへのフィードバックを提供する。従って、ユーザインタフェースは、ユーザに情報を提供するディスプレイ、ユーザに触覚フィードバックを提供する触覚メカニズム、ユーザに音又は単語を提供するスピーカ、又は任意の様々な他のユーザインタフェース機構であってよい。例えば、システムは、スマートフォンアプリ、ウェブサイト、又はユーザと情報を共有するように構成された任意の他のインタフェースを介して、フィードバックを提供してよい。
図2を参照すると、1つの実施形態では、口腔ケアデバイスのノズル14がある。ノズル14は、中央に配置されたガイダンス先端18(guidance tip)を備えるノズルヘッド部分を含む。1つの実施形態によれば、ノズルヘッドは、少なくとも1つの発光体42(light emitter)と、少なくとも1つの受光体40(light receiver)とを含む。
図2に示す実施形態によれば、発光体42は、発光ファイバ又は発光光ガイドのリング形状の束である。発光体42は、歯肉炎症の検出を容易にすることができる光を発する、LED光源のような任意の光源である。ある実施形態によれば、発光体は、複数のLEDからの結合光を含み、LEDから口腔ケアデバイスの表面にある発光体に光ファイバ又は光ガイドによって接続される。ある実施形態によれば、光源は、480nm及び680nmのような少なくとも2つの波長の光を発生し、それは人間組織における酸素飽和度の特徴付け、故に、限局性炎症の検出を可能にする。一般的に、低い組織酸素化を示す組織は、歯肉炎症を示す。
同様に、1つ又はそれよりも多くの受光体40は、歯肉炎症の検出を容易にすることができる任意の受光体である。例えば、ある実施形態によれば、受光体は、光検出器もしくはフォトダイオード、又は発光体42によって発光される光を検出することができる任意の他のセンサである。ある実施形態によれば、受光体は、光ファイバ又は光ガイドに接続されたフォトダイオードである。各受光体は、2つ又はそれよりも多くの波長を検出するように構成されてよく、或いは代替的に、各受光体は、単一の波長のみを検出するように構成されてよい。別の実施形態によれば、受光体40は、発光体42から発光される光によって照らされる組織の1つ又はそれよりも多くの画像を得るように構成されたピクセルアレイである。受光体は、同時に使用される複数の検出ファイバを含んでよく、或いは時間多重化されて(time-multiplexed)よい。
図2における口腔ケアデバイスの設計の1つの利点は、センサが空間情報並びに歯肉炎症情報を取り込み得ることである。各発光体-受信体対(emitter-receiver couple)と関連付けられる情報は特異な組織場所から得られるので、炎症の局在(localization)は知られる。
この実施形態において、ガイダンス先端18は、ユーザに触覚フィードバックを提供し、それは歯肉付近の適切な歯間位置決めを容易にする。ある実施形態によれば、口内に適切に位置付けられるとき、各受光体40は、発光体と受光体との間のおおよその場所である組織表面の異なる部分を測定する。例えば、2本の歯と歯肉との間の接合部に配置されるとき、発光体は、全領域を照明し、幾つかの受光体40は、炎症を検出するために歯肉の上にある一方で、他の受光体は、測定されるスペクトル応答から容易に区別することができる歯の上に同時に配置される。
ある実施形態によれば、発光体42及び光検出器40の多くの異なる構成が可能である。例えば、1つの可能な構成は、単一の発光体の周りの3~12個の光検出器のリングであり、口腔ケアデバイスのヘッドのサイズに依存して6~8個がおそらく最適である。代替的に、デバイスは、単一の光検出器の周りに3~12個の発光体のリングを含んでよい。多くの他の構成が可能である。
1つ又はそれよりも多くの発光体42及び光検出器40は、データがそこから得られる歯肉組織の表面が、発光体によって直接照らされないように、デバイス10上に位置付けられる。例えば、図2を参照すると、発光体42は、その前にある組織内に光を放射し、光検出器40は、デバイス上に示された「X」にある或いはその極近くにある組織から反射率データを得るが、光検出器は、同様に、その前に位置する組織から反射率データを得ることもできる。従って、ある実施形態によれば、発光体及びデータがそこから得られる表面は、重なり合わない。これは、撮像表面が直接照らされるカメラシステムとは対照的である。表面が直接照らされるとき、例えば、検出又は画像は、表面近傍散乱によって支配され、それは本明細書に記載するような歯肉組織の分析を妨げる。
例えば、図3を参照すると、主として歯肉炎症を測定するように構成された口腔ケアデバイス10のある実施形態がある。口腔ケアデバイスは、単一の集中型発光体42と、複数の光検出器40とを有する、ヘッド部分を含む。類似の実施形態によれば、口腔ケアデバイスは、単一の集中型光検出器40、及び1つ又はそれよりも多くの発光体42を含んでよい。
図4を参照すると、1つの実施形態では、炎症位置特定システム400(inflammation localization system)がある。ある実施形態によれば、炎症位置特定システム400は、プロセッサ32と、メモリ34とを含む、コントローラ30を含む。炎症位置特定システムは、1つ又はそれよりも多くの光源48を備える1つ又はそれよりも多くの発光体42も含む。炎症位置特定システム400は、コントローラ30にセンサデータを提供する1つ又はそれよりも多くの光検出器40を含む。炎症位置特定システム400のコントローラ30は、炎症検出及び位置特定モジュール410を含む。炎症検出及び位置特定モジュールは、1つ又はそれよりも多くの光検出器40からのセンサデータを分析し、任意的に、センサ28からのデバイス位置特定情報を分析し、分析した組織が炎症を起こしているかどうか及びその組織がどこに位置しているかを決定する。炎症位置特定システムは、組織の状態及び/又は場所に関する情報をユーザに提供するユーザインタフェース46も含む。ユーザインタフェース46は、触覚信号、音声信号、視覚信号、及び/又は任意の他のタイプの信号を介してユーザに直接フィードバックを提供する、フィードバックモジュールであることができ、或いはそのようなフィードバック又はそのようなフィードバックを含むことができる。
ある実施形態によれば、炎症位置特定システム400は、定量化することができる組織に近接するように構成された任意のデバイスで実施されることができる。例えば、炎症位置特定システム400は、歯ブラシ、口腔洗浄器、舌洗浄器、又は任意の他の口腔ケアデバイスのような、別の口腔ケアデバイスとして実装されることができる。
図5を参照すると、1つの実施形態では、ユーザの口内の歯肉組織の炎症を位置特定する方法500のフローチャートがある。ステップ510では、炎症位置特定システムを提供する。炎症位置特定システムは、本明細書に記載されるか或いはさもなければ想定されるデバイス又はシステムのいずれかであってよい。一般的に、炎症位置特定システムは、1つ又はそれよりも多くの発光体42と、1つ又はそれよりも多くの光検出器40と、1つ又はそれよりも多くの光検出器からのデータを分析するように構成される炎症検出及び位置特定モジュール410とを含む。多くの他のコンポーネント及び構成が可能である。方法500を口腔ケアデバイス10の枠組み内で記載しているが、任意の他の炎症局在分析システム(inflammation localization analysis system)を用いて本方法を実施することができる。
本方法のステップ520で、1つ又はそれよりも多くの発光体42が光を放射し、それらの光の各光のビームは、歯肉組織に衝突する。ある実施形態によれば、放射された光は、光検出器40によって分析される歯肉組織に間接的に衝突するに過ぎない。発光体によって放射される光は、1つ又は複数の波長であることができる。従って、発光体は、1つ又はそれよりも多くの光源を含むことがある。発光体は、周期的又は連続的に光を放射してよく、或いはトリガ(trigger)に応答してのみ光を放射してよい。
本方法のステップ530で、少なくとも1つの光検出器40が、発光体42によって放射された光を反射する表面からの反射率のような、反射率データを得る。光検出器は、単一のデータ点を得てよく、或いは時間の経過に亘る複数のデータ点を得てよい。光検出器は、連続的にデータを得てよく、或いはトリガに応答してのみデータを得てよい。例えば、光検出器は、発光体の作動に応答してセンサデータを得るように始動されて(triggered)よい。
本明細書で議論するように、光検出器40は、検出される組織が発光体からの光によって間接的にのみ照らされるように、発光体42に対して重なり合わない位置に位置付けられる。(複数の)光検出器及び(複数の)発光体のこの構成は、デバイス及び炎症検出の両方において有意な改良をもたらす。例えば、本明細書に記載されるか或いはさもなければ想定される重なり合わない構成は、とりわけ、表面付近散乱及び他の抑制因子を減少させることによって、信号対雑音比を最大化し、限局性歯肉炎症の検出を強化する。
ある実施形態によれば、光検出器40は、測定されるスペクトルを提供するために、各場所について1つよりも多くの色又はスペクトル領域を得る。測定されるスペクトルから酸素飽和度を計算することができ、次いで、測定されるスペクトルは、(より高い酸素化を伴う)歯肉の健康又は(より低い酸素化を伴う)歯肉炎を示す。色チャネル(color channels)の数は、2つ程度と少なくてよく、或いは数百のチャネルを含む詳細なスペクトルであり得る。1つの実施形態によれば、4~8つのチャネルが最適なことがある。フォトダイオードのような広帯域検出器と組み合わされたLEDのような狭帯域光源によって、色チャネルを画定することができる。代替的に、システムの多くの他の可能な構成の中でも、狭帯域フィルタを備えるフォトダイオード、カラーフィルタアレイ、及び他のフォトダイオード構成のような、狭帯域検出器と組み合わされた、白色LEDのような広帯域光源によって、色チャネルを画定することができる。
しかしながら、多くのマイクロコントローラは、典型的には、1つだけのアナログデジタル変換器を有するので、広帯域光源及び狭帯域検出の場合には、コンポーネントコストの増加、アナログサンプル及びホールド回路のために必要とされる追加的な空間、及び/又は余分なアナログデジタル変換器チャネルを回避するために、逐次サンプリングが必要とされることがある。
従って、第1の速度で反射率測定値を得るように少なくとも1つの光検出器40を構成、プログラム、又は設計して、表面が歯肉を含むかどうかを同定することができる。図6を参照すると、例えば、ユーザの歯60及び歯肉組織62の概略図がある。歯肉及び歯組織の上に整列させられているのは、複数の光検出器40a~40fと発光体42とを備える口腔ケアデバイス(図示せず)である。図6は、発光体が組織内に光を放射し、光検出器が放射された光を検出する、おおよその場所の例を示している。方法のステップ530で、各光検出器40a~40fは、その光検出器に対応する場所ついての第1の速度での反射率測定値を得る。図6を参照すると、例えば、光検出器40a及び40fは歯肉の上に配置されているの一方で、残りの光検出器は、歯の上に配置される。
方法のステップ540で、口腔ケアデバイス10のコントローラ30は、得られた反射率データを分析して、複数の分析された場所のうちのどれが歯肉であるか及び/又は歯肉でないかを決定する。例えば、光検出器40は、得られた反射率データをコントローラ30に提供し、コントローラ30で、反射率データは、プロセッサ32及び/又は炎症検出及び位置特定モジュール410によって分析され、且つ/或いは将来の分析のためにメモリ34に格納される。
1つの実施形態によれば、アルゴリズムとして実装されることができる炎症検出及び位置特定モジュール410は、得られた反射率データを1つ又はそれよりも多くのステップにおいて分析する。例えば、初期ステップとして、モジュールは、データ内の潜在的なアウトライア(外れ値)を拒絶する。アウトライアは、スプリアス測定値(偽測定値)、並びに食物残骸、歯、及び他の物体のような、歯肉組織でない可能性が高い物体からの反射率データを含むことがある。歯及び食物残骸のような物体の吸収スペクトルは歯肉組織の吸収スペクトルと相当に異なるので、2つを区別することができる。ある実施形態によれば、歯肉組織に対応しない吸収スペクトルを有する点でアウトライアが検出され、ヘモグロビン吸収の鋭いスペクトル特性を本質的に示さない。
ある実施形態によれば、炎症検出及び位置特定モジュール410は、2つの異なる波長の反射率比を決定する。例えば、550nm及び660nmで得られたスペクトルのサンプルデータを用いるとき、反射率の比が、歯肉組織についての2.38の値及び歯についての1.21の値をもたらす。同様に、青色波長(400nm~480nm)と緑色波長(480nm~550nm)との間の反射率の比が、歯肉組織についての5.96の値及び歯についての1.44の値をもたらす。従って、炎症検出及び位置特定モジュール410は、歯肉組織を同定する所定の閾値で構成又はプログラムされることができる。ある実施形態によれば、システムは、反射率比を所定の閾値と比較し、決定される反射率比が所定の閾値を超えているか或いは超えていないかに基づいて、その場所を歯肉又は非歯肉として特徴付ける。ほんの1つの例として、上記の例の両方における2の閾値は、歯肉と非歯肉との間で解読され、2を超える反射率比は、歯肉として特徴付けられ、2を下回る反射率比は、非歯肉として特徴付けられる。次に、システムは、非歯肉からのデータを廃棄し、歯肉から得られたデータのみを分析し続ける。
更に別の態様によれば、本方法のステップ540で、システムは、得られた反射率データを分析して、反射率データを重み付けすることによって、複数の分析された場所のうちのどれが歯肉であるか及び/又は歯肉でないかを決定する。例えば、システムは、歯肉を示す反射率データに高い重みを加えてよく、且つ/或いは歯肉以外のいずれかを示す反射率データに低い重みを加えてよい。反射率データを重み付けするように構成されるシステムは、歯肉を示す反射率データにのみ重みを加えてよく、非歯肉を示す反射率データにのみ重みを加えてよく、或いは分析中に両方の状態に重みを加えてよい。重み付けプロセスは、プログラム又は所定の重み付けプロセスであってよく、或いは機械学習された重み付けプロセスであってよい。重み付けプロセスを使用するならば、システムは、1つ又はそれよりも多くの重み付け係数を利用して、可能性がある炎症の分析を含む更なる分析のために歯肉を示す反射率データに焦点を合わせてよい。
非歯肉反射率データ、重み付け歯肉及び/又は非歯肉反射率データを除去することに加えて、複数の分析された場所のうちのどれが歯肉であるかを決定する他の方法が可能である。
本方法のステップ550で、場所が歯肉又は非歯肉を含む場所として識別されると、口腔ケアデバイス10の少なくとも1つの光検出器40は、第1の速度よりも速い第2の速度で反射率測定値を得る。反射率測定は、プローブを位置決めする手の筋肉の小さな震えのような、歯肉と比較したプローブのあらゆる急速な動きがあるとしても、組織酸素化によるような歯肉の健康を決定するのに十分な速度で、これらの場所について得られる。
図6を参照すると、例えば、光検出器40a及び40fが歯肉の上に配置され、第1の速度よりも速い第2の速度で反射率測定値を得るように制御装置によって指示される。ある実施形態によれば、全ての領域について等しい速度で反射率測定値を得るのではなく、測定は、歯肉のような関心領域を決定するための遅い走査サイクルに分割され、第2のより高い速度での正確な測定のために速い走査サイクルに分割される。遅い走査サイクルについての速度は、例えば、ユーザがデバイスを所定の位置に案内する間に、光検出器が歯又は歯肉の上に位置決めされているかどうかを決定するのに十分であることが必要なだけである。速い走査サイクルについての速度は、本明細書に記載される或いはさもなければ想定されてるように、歯肉の健康を決定するのに十分な程に速い必要がある。
ある実施形態によれば、例えば、図6を参照すると、細い走査は、全回路を測定するのに12個の時間スロットを要するように、交互の時間スロットを使用することができる。遅い測定の間の時間スロットは、遅い測定データから歯肉であると識別された2つの場所(40a及び40f)のための速い走査サイクルについて使用されることができる。これは、この例では、同じ全体的なサンプリング速度について、歯肉場所についての走査速度における50%の増加をもたらす。もちろん、異なる数のスポットをプローブにおいて使用することができ、高いグループと遅いグループの間のサンプリング速度の異なる比率を使用することができる。例えば、10個の全体的な測定スポットがあり、2個が高いグループのために選択されるならば、遅い測定のための遅い速度について、速いグループは、測定が同じ総サンプリング速度で等しく分配される場合よりも迅速に((「遅いグループ」-「速いグループ」/「速いグループ」)の一般的な比率で)5回まで測定されてよい。ある実施形態によれば、遅い速度対速い速度の比は、[遅い速度]-[速い速度]/[速い速度]であってよい。
表1を参照すると、1つ実施形態では、8個の光検出器40を含む口腔ケアデバイスのためのサンプリング速度の例がある。この例において、遅い速度は、歯肉及び/又は非歯肉組織を検出する3つの時間スロットのうちの1つの時間スロット毎にデータを得る。速い速度は、歯肉組織が炎症を起こしているかどうかを決定する3つの時間スロットのうち2つの時間スロット毎にデータを得る。表1に示すように、25個の時間スロットの過程に亘って、反射率測定値は、合計9回(第1の速度)、光検出器によって得られる一方で、反射率測定値は、合計16回(第2の速度)、歯肉の上に位置するべきデバイスによって決定された光検出器によって得られ、それは、全てのスポットが同じ速度でサンプリングされたならば、それらの場所が走査されたであろう、速度の略3倍である。換言すれば、走査は、16回目の測定後に反復する。均一なサンプリングの速度があるならば、8個の部位の各々は、2回サンプリングされる。しかしながら、表1に示す実施形態のようなある実施形態によれば、歯肉であると決定され且つ速い速度でサンプリングされる部位(即ち、部位2及び部位3)は、最初の16回の測定において5回サンプリングされ、それはサンプリングにおける2.5倍の増加である。
(表1:口腔ケアデバイスについてのサンプリング速度の例)
Figure 0007219769000001
この例において、歯肉の上に位置すると識別された場所は、第1の速度のサンプリングに含まれておらず、デバイスの性能を向上させるために、第2の速度の時間スロットにおける第2の速度のサンプリングのためにのみ使用された。しかしながら、ある実施形態によれば、他の構成が可能である。例えば、歯肉の上に位置すると識別された場所を第1のより遅い速度でのサンプリングに含めることもできる。
時間スロットは、任意の時間期間であることができ、表1に示す比率は、測定及び信頼性における有意な損失を伴わずに性能を最大化するよう決定される任意の比率であることができる。例えば、1つの実施形態によれば、遅い速度は、約1~5Hzである一方で、速い速度は、約10~100Hz又は50~100Hzであってよいが、多くの他の速度が可能である。別の例として、1つの実施形態によれば、遅い速度対速い速度の比は、1:2、1:3、又は1:10であってよいが、多くの他の比が可能である。
方法のステップ560で、口腔ケアデバイスは、歯肉を含むと決定された場所の各々について得られる反射率測定値から、その場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを決定する。例えば、炎症検出及び位置特定モジュール410は、歯肉を含むと決定された場所にある光検出器40からの高速反射率データを分析する。この分析は、デバイスがデータを取得している間に行われることができ、或いは口腔ケアデバイスがセッションを終えた後に完了されてよく、或いはそれはユーザからの要求に応じて実施されてよい。
ある実施形態によれば、炎症検出及び位置特定モジュール410は、反射率データを使用して歯肉組織のおおよその組織酸素化レベルを決定又は特徴付ける。組織酸素飽和度は、健常な場所と比較して歯肉炎及び歯周炎場所において有意に減少させられるので、モジュールは、最も低い組織酸素化を示す信号を選択してよく、それは最も高いレベルの歯肉炎症を特定することがある。これは、例えば、他の中でもとりわけ、所与のセットのデータから最大値を選択することによって、或いは所与のセットのデータから上位X百分位数(パーセンタイル)の平均を取ることによって、実行されてよい。モジュールは、例えば、データが得られた各ロケールで、この情報を得てよい。よって、炎症検出及び位置特定モジュール410は、歯肉炎症が起こる可能性が高い口内の場所に関する情報を生成する。
方法を通じた任意の時点で実施されてよい方法のステップ570で、口腔ケアデバイスは、第1の速度の走査からのデータを分析して、デバイスが移動したかどうかを決定する。例えば、光検出器40は、得られた反射率データをコントローラ30に提供してよく、コントローラ30で、得られた反射率データはプロセッサ32及び/又は炎症検出及び位置特定モジュール410によって分析される。例えば、デバイスは、第1の速度で得られた反射率測定値を分析して、どの場所が歯肉を含むか及び/又は含まないかを決定してよく、そして、それを以前の測定値又は決定と比較して、デバイスが移動したことを決定してよい。これは、例えば、1つ又はそれよりも多くの光検出器が異なるタイプの組織の上に位置することの決定を含んでよい。以前は歯肉の上に位置した光検出器が今や歯の上に位置してよく、以前は歯の上に位置した光検出器が今や歯肉の上に位置してよい。これは、ユーザの手の微妙な動きに起因するか或いはユーザがデバイスを意図的に口の新しい領域又は部分に移動させることに起因することがある。
デバイスが移動したことがひとたび決定されると、方法は、ステップ550又は方法の任意の他のステップに戻ることができ、今や歯肉の上に位置することが決定された場所について第2の速度で反射率測定値を得てよい。このプロセスは、正確かつ最新の反射率測定を保証するために、連続的に又は定期的に実施されてよい。
方法のステップ580で、システム又はデバイスは、任意的に、炎症位置特定情報に関してユーザ及び/又は第三者にフィードバックを提供する。例えば、口腔ケアデバイス10のユーザインタフェース46は、口腔ケアデバイスが使用されている間に或いは洗浄又は走査セッションの後に、直接的及び/又は間接的なフィードバックをユーザに提供することができる。一例として、デバイスは、炎症が検出されるときにはいつでも、音声、視覚、触覚、及び/又はデジタルフィードバックを使用して、各測定後にユーザに直接フィードバックを提供することができる。
別の実施形態によれば、システム又はデバイスは、走査セッションが完了した後にユーザにフィードバックを提供することができる。一例として、システム又はデバイスは、走査セッションがひとたび完了すると、炎症レベルが表示される視覚的表現を用いてフィードバックを提供してよい。このフィードバックは、例えば、炎症レベルを示すそれらの絶対的な形態において或いは1つ又はそれよりも多くの特定部位を強調する相対的な形態において-測定中に場所感知技術を用いる-口マップ(mouth map)を含んでよい。ある実施形態によれば、デバイスは、様々な色又は他の物理的表現を用いて炎症レベルをスケーリングするか或いはその他の方法でランク付けすることができる。例えば、ユーザは、有意な炎症の領域又は特定レベルより上の炎症の領域にのみ焦点を当ててよい。
ある実施形態によれば、炎症データは、局所的に又は遠隔的に、格納されるか或いは第三者と通信される。例えば、ある実施形態によれば、患者は、炎症を評価するために、歯科医療専門家との予約の間に、口腔ケアデバイスを使用するように指示されることがある。次に、炎症情報は、報告書又は他のメカニズムを使用して歯科医療専門家に伝えられる。別の例として、ユーザは、遠隔ヘルスケア専門家又は他の意図された若しくは認可された事業体に自動的に又は周期的に伝達される炎症データを収集してよく、炎症データはそこでユーザとの予約の間に又は連続的に分析されることができる。
本明細書中で定義され且つ用いられるとき、全ての定義は、辞書的定義、参照として援用される文献中の定義、及び/又は定義される用語の通常の意味を支配すると理解されるべきである。
本明細書及び特許請求の範囲において用いられるとき、単数形の表現は、明瞭に反対のことが示されない限り、「少なくとも1つ」を意味すると理解されるべきである。
本明細書及び特許請求の範囲において使用するとき、「及び/又は」という語句は、そのように結合された要素、即ち、ある場合には結合して存在し且つ他の場合には非結合的に存在する要素の「一方又は両方」を意味すると理解されるべきである。「及び/又は」と共に列挙される複数の要素は、同じ様に、即ち、そのように結合された要素の「1つ又はそれよりも多く」と解釈されるべきである。「及び/又は」という節によって具体的に特定される要素以外の他の要素が、具体的に特定される要素に関連しようが関連しまいが、任意に存在してよい。
本明細書及び特許請求の範囲において使用するとき、「又は」は、上記で定義されるようなの「及び/又は」と同じ意味を有すると理解されるべきである。例えば、リスト中の品目を分離するとき、「又は」又は「及び/又は」は、包括的である、即ち、多数の要素又は要素のリストのうちの少なくとも1つを含むが、1つよりも多くの要素も含み、任意的に、追加的な列挙されていない品目を含むと解釈されなければならない。「~のうちの1つのみ」又は「~のうちの正確に1つ」のような明らかに逆のことを示す用語、又は特許請求の範囲において使用されるときの「~なる」のような用語のみが、多数の要素又は要素のリスト中の正確に1つを含むことを指す。一般的に、本明細書において使用されるとき、「又は」という用語は、「いずれか」、「~のうちの1つ」又は「~のうちの正確に1つ」のような排他性の用語が先行するときに、排他的選択肢(即ち、一方又は他方であるが両方ではない)を示すものとしてのみ解釈されるべきである。
本明細書及び特許請求の範囲において使用されるとき、1つ又はそれよりも多く要素のリストを参照する際の「少なくとも1つ」という語句は、要素のリスト中の要素の任意の1つ又はそれよりも多くから選択される少なくとも1つの要素を意味すると理解されるべきであるが、要素のリスト中に具体的に列挙されるありとあらゆる要素のうちの少なくとも1つを必ずしも含まず、要素のリスト中の要素の任意の組み合わせを排除しない。この定義は、具体的に特定される要素に関連するにしても関連しないにしても、「少なくとも1つ」が言及する要素のリスト内で具体的に特定される要素以外の要素が任意的に存在してよいことも可能にする。
明瞭に反対のことが示されていない限り、1つよりも多くのステップ又は行為を含む本明細書中において特許請求されるいずれかの方法において、方法のステップ又は行為の順番は、方法のステップ又は行為が引用される順番に必ずしも限定されないことも理解されるべきである。
特許請求の範囲において並びに本明細書において、「含む(comprising)」、「含む(including)」、「保持する(carrying)」、「有する(having)」、「収容する(containing)」、「含む()involving」、「保持する(holding)」、「~なる(composed of)」、及び同等表現のような、全ての移行句は、開放端(オープンエンド)である、即ち、非限定的に含むことを意味すると理解されるべきである。「~なる」及び「本質的に~なる」という移行句のみが、それぞれ、閉鎖された或いは半閉鎖された移行句でなければならない。
幾つかの発明的な実施形態を本明細書に記載し且つ例示したが、当業者は、本明細書に記載する機能を遂行し且つ/或いは結果及び/又は利点の1つ又はそれよりも多くを得るための様々な他の手段及び/又は構造を容易に心に思い描き、そのような変形及び/又は修飾の各々は、本明細書に記載する発明的な実施形態の範囲内にあるとみなされる。より一般的には、当業者は、本明細書に記載する全てのパラメータ、寸法、材料、及び構成が、例示的であることを意図すること、並びに実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成が発明的な教示を用いる具体的な適用又は複数の適用に依存することを容易に認識するであろう。当業者は、日常的であるに過ぎない実験を用いて、本明細書に記載する具体的な発明的な実施形態に対する多くの同等物を認識し或いは確認することができるであろう。従って、前述の実施形態は、ほんの一例として提示されていること、並びに発明的な実施形態は、添付の特許請求の範囲及びその同等物の範囲内で、具体的に記載され且つ特許請求されるものとは異なるように実施される場合があることが理解されるべきである。本開示の発明的な実施形態は、本明細書に記載する各々の個々の構成、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法に向けられる。加えて、2つ又はそれよりも多くのそのような構成、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法のあらゆる組み合わせも、そのような構成、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法が相互に矛盾しないならば、本開示の発明的な範囲内に含まれる。

Claims (15)

  1. ーザの口内の歯肉炎症を位置特定する口腔ケアデバイスの作動方法であって、
    前記口腔ケアデバイスの1つ又はそれよりも多くの発光体が、光を放射すること、
    1つ又はそれよりも多くの光検出器、第1の速度で、前記ユーザの口内の複数の場所についての反射率測定値を取得して、前記複数の場所の各々の場所についての第1の反射率データを生成すること、
    記口腔ケアデバイスのコントローラ前記第1の反射率データを使用して、前記場所が歯肉を含むかどうかを、前記複数の場所の各々の場所について決定すること、
    前記1つ又はそれよりも多くの光検出器、前記第1の速度よりも速い第2の速度で、歯肉を含むと決定された各場所についての反射率測定値を取得して、歯肉反射率データを生成すること、及び
    記コントローラ前記歯肉反射率データを使用して、その場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを決定することを含む、
    作動方法。
  2. 前記口腔ケアデバイスのユーザインタフェースが、ある場所にある歯肉が炎症を含むかどうかに関する情報を提供することを更に含む、請求項1に記載の作動方法。
  3. 前記コントローラは、前記第1の速度で生成される反射率データから、前記口腔ケアデバイスが移動したかどうかを決定することを更に含む、請求項1に記載の作動方法。
  4. 前記口腔ケアデバイスが移動したかどうかを決定することは、前記第1の速度で生成される反射率データを前記複数の場所のうちの1つ又はそれよりも多くの場所についての前記第1の反射率データと比較することを含む、請求項3に記載の作動方法。
  5. 前記第1の速度と前記第2の速度との比は、1:3である、請求項1に記載の作動方法。
  6. 前記第1の速度と前記第2の速度との比は、1:10である、請求項1に記載の作動方法。
  7. ある場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを決定することは、前記歯肉を含むと決定された各場所で前記歯肉のおおよその組織酸素化レベルを決定することを含み、低い組織酸素化レベルは、歯肉炎症を示す、請求項1に記載の作動方法。
  8. 記1つ又はそれよりも多くの光検出器は、前記ユーザの口内の前記複数の場所の各々の場所表面が前記1つ又はそれよりも多くの発光体によって直接的に照らされないように前記1つ又はそれよりも多くの発光体に対して重なり合わない位置に位置付けられる、請求項1に記載の作動方法。
  9. ユーザの口内の歯肉炎症を位置特定するように構成されるデバイスであって、
    光を放射するように構成される発光体と、
    第1の速度で、前記ユーザの口内の複数の場所についての反射率測定値を取得して、前記複数の場所の各々の場所について第1の反射率データを生成するように構成される、光検出器と、
    前記複数の場所の各々の場所について、前記場所が歯肉を含むかどうかを決定するように構成される、コントローラとを含み、
    前記光検出器は、前記第1の速度よりも速い第2の速度で、歯肉を含むと決定された各場所についての反射率測定値を取得して、歯肉反射率データを生成するように更に構成され、
    前記コントローラは、その場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを、前記歯肉反射率データから決定するように更に構成される、
    デバイス。
  10. ある場所にある歯肉が炎症を含むかどうかに関する情報を提供するように構成されるユーザインタフェースを更に含む、請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記コントローラは、前記第1の速度で生成される反射率データから、前記口腔ケアデバイスが移動したかどうかを決定するように更に構成される、請求項9に記載のデバイス。
  12. 前記コントローラは、前記第1の速度で生成される反射率データを前記複数の場所のうちの1つ又はそれよりも多くの場所についての前記第1の反射率データと比較することによって、前記口腔ケアデバイスが移動したかどうかを決定するように構成される、請求項11に記載のデバイス。
  13. 前記第1の速度と前記第2の速度との比は、1:3である、請求項9に記載のデバイス。
  14. 前記第1の速度と前記第2の速度との比は、1:10である、請求項9に記載のデバイス。
  15. ある場所にある歯肉が炎症を起こしているかどうかを決定することは、前記歯肉を含むと決定された各場所で前記歯肉のおおよその組織酸素化レベルを決定することを含み、低い組織酸素化レベルは、歯肉炎症を示す、請求項9に記載のデバイス。
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