JP7216834B2 - クロスリンク干渉(cli)測定報告 - Google Patents

クロスリンク干渉(cli)測定報告 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年2月4日に出願された米国特許仮出願第62/801,022号の米国特許法第119条(e)の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
様々な実施形態は、一般に、無線通信の分野に関連し得る。
本開示のいくつかの実施形態は、UE間クロスリンク干渉(crosslink interference、CLI)を測定及び/又は報告するための装置及び方法を含む。
いくつかの実施形態では、方法は、クロスリンクサウンディング基準信号(sounding reference signal、SRS)リソース又はクロスリンク受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator、RSSI)リソースを含むように測定オブジェクトを構成することを含む。構成された測定オブジェクトに少なくとも部分的に基づいて、第1のユーザ機器(user equipment、UE)と第2のUEとの間のクロスリンク干渉(CLI)のレベルを判定する。次いで、所定のイベントの発生に応じて、CLIのレベルを含むレポートを生成する。
いくつかの実施形態では、測定オブジェクトは、クロスリンク干渉受信信号強度インジケータ(cross-link interference received signal strength indicator、CLI-RSSI)測定のためのリソース構成パラメータ及びクロスリンクSRS基準信号受信電力(SRS reference signal received power、SRS-RSRP)測定のためのサウンディング基準信号(SRS)リソース構成を含むように構成されている。第1又は第2のUEのうちの1つは、レポートを送信することができる。
いくつかの実施形態では、UEのうちの1つは、CLI-RSSI測定及びSRS-RSRP測定を同時に実行することができる。いくつかの実施形態では、CLIのレベルの測定基準は、SRS-RSRP及びRSSIのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実施形態では、測定レポートは、CLIを示すために使用されるRSSIが閾値を上回ること、CLIを示すために使用されるSRS-RSRPが閾値を上回ること、又はサービングセルの電力に対する測定されたSRS-RSRPからのオフセットが閾値以上であること、を測定することによってトリガすることができる。
いくつかの実施形態では、所定のイベントは、SRS-RSRPが閾値を上回ること、又はRSSIが閾値を上回ること、又はサービングセルの電力に対するSRS-RSRPからのオフセットが閾値以上であることを含むことができる。
いくつかの実施形態では、測定オブジェクトは、情報要素(information element、IE)である。また、いくつかの実施形態では、IEは、MeasObjectNR IE内のReferenceSignalConfig IEである。いくつかの実施形態では、クロスリンクSRSリソースは、srs-ConfigCrosslinkList IEとしてReferenceSignalConfig IE内に表され、クロスリンクRSSIリソースは、rssi-ConfigCrosslinkList IEとしてReferenceSignalConfig IE内に表される。srs-ConfigCrosslinkList IEは、SRS基準信号受信電力(SRS-RSRP)の測定に関連付けられた1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)を定義することができ、測定されたSRS-RSRPは、CLIのレベルを示す。更に、rssi-ConfigCrosslinkList IEは、RSSIの測定に関連付けられた1つ以上の時間周波数リソースを定義することができ、RSSIは、CLIのレベルを示す。
いくつかの実施形態では、第1のUEは、無線フロントエンド回路と、無線フロントエンド回路に結合され、測定オブジェクト構成、CLI判定、及びレポート生成を実行するように構成されている、処理回路と、を備えることができる。更に、第1のUEは、このセクションで上述した様々な方法を実行することができる。
いくつかの実施形態に係る、例示的なシステムアーキテクチャを示す。 いくつかの実施形態に係る、別の例示的なシステムアーキテクチャを示す。 いくつかの実施形態に係る、別の例示的なシステムアーキテクチャを示す。 いくつかの実施形態に係る、例示的なインフラストラクチャ機器のブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、例示的なプラットフォームのブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、ベースバンド回路及びフロントエンドモジュールのブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、無線通信デバイスに実装することができる例示的なプロトコル機能のブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、コアネットワークの構成要素を示す。 いくつかの実施形態に係る、ネットワーク機能仮想化(network function virtualization、NFV)をサポートする構成要素を示すブロック図である。 様々な実施形態を実装するために利用することができる例示的なコンピュータシステムのブロック図を示す。 いくつかの実施形態に係る、クロスリンク干渉(CLI)のレベルを判定するように測定オブジェクトを構成し、かつCLIのレベルを含むレポートを生成する方法を示す。
同様の参照記号が全体にわたって対応する要素を特定する図面と併せて解釈すると、以下に記載される「発明を実施するための形態」から、実施形態の特徴及び利点がより明らかになるであろう。図面において、同様の参照番号は、一般に、同一の、機能的に類似の、及び/又は構造的に類似の要素を示す。要素が最初に現れる図面は、対応する参照番号における最も左の桁(単数又は複数)によって示される。
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同じ参照番号が、同じ又は類似の要素を識別するために、異なる図面において使用される場合がある。以下の記載において、限定するためにではなく説明の目的上、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技法などの具体的な詳細を説明する。しかし、様々な実施形態の様々な態様が、これらの具体的な詳細から逸脱した他の実施例において実施され得ることは、本開示の利益を有する技術分野の当業者には明らかであろう。場合によっては、様々な実施形態の説明を不必要な詳細によって不明瞭にしないように、周知のデバイス、回路、及び方法の説明は省略される。本明細書の目的のために、語句「A又はB」、「A又はBのうちの少なくとも1つ」、「A及びBのうちの少なくとも1つ」、「A及びBのうちの1つ以上」、及び「A又はBのうちの1つ以上」は、(A)、(B)、又は(A及びB)を意味する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(third generation partnership project、3GPP)新無線(new radio、NR)システムにおいて、動的時分割複信(time division duplexing、TDD)動作は、少なくともデータに関してダウンリンク(downlink、DL)送信方向及びアップリンク(uplink、UL)送信方向を少なくとも時分割多重(time division multiplexing、TDM)でスロットごとに動的に割り当てることができるように、不対スペクトル上でサポートされる。NRは、クロスリンク干渉(CLI)に対処するための干渉管理機構のためのイネーブラを指定するべきである。ユーザ機器(UE)間の干渉測定及び報告は、半静的かつUE特異的にオン又はオフになるように構成することができる。更に、CLIの測定基準として、サウンディング基準信号基準信号受信電力(SRS-RSRP)及び受信信号強度インジケータ(RSSI)が採用されている。
SRS-RSRPベースのUE間CLI測定について、サウンディング基準信号(SRS)を、UE間のCLI測定に使用することができる。また、仕様書は、SRSを送信する1つ以上のUEのための少なくとも同じSRSシーケンスをネットワークが構成するための機構を提供するべきである。これは、セルレベル、UEグループレベル、及びUEレベルの干渉差別化をサポートすることを意図している。UEは、UE間CLI干渉を測定するために、1つ以上のSRSリソース(時間周波数リソース(単数又は複数)、シーケンス(単数又は複数)、循環シフト(単数又は複数)、周期性などを含む)で構成することができる。全てのSRSリソースは、明示的に構成されていてもよく、例えば、必要とされるUEによるSRSブラインド取得は存在しない。
SRS-RSRP及びRSSIの両方がCLI測定のためにサポートされる。具体的には、SRS-RSRPは、構成された測定機会における時間リソースの考慮された測定周波数帯域幅内の構成されたリソース要素にわたって測定されるSRSの電力寄与の線形平均として定義される。RSSIは、UEによる測定のための構成されたリソース要素にわたって、測定帯域幅内の測定時間リソース(単数又は複数)の特定の直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルで観測される全受信電力の線形平均として定義される。SRS-RSRPについて、実施形態では、UEによって監視されるSRSの数は、タイムスロット内で8を上回ってはならない。実施形態では、ネットワークは、異なるスロットにわたって9つ以上のSRSを構成することができ、UEによって監視されるSRSの総数は、32を上回ってはならない。更に、UEは、SRS-RSRP測定を実行するために、それ自身のダウンリンクDLタイミングに対して一定のオフセット以外の時間追跡又は時間調整を実行する必要はない。一定のオフセットは、UEによって導出することができる。ゼロ(0)の一定のオフセットは、除外されない。測定精度の緩和、及び送信からのタイミングを含めることができる。UEは、同じキャリアのDLアクティブ帯域幅部分(bandwidth part、BWP)サブキャリア間隔(subcarrier spacing、SCS)と比較して、異なるSCSを使用してSRSを測定する必要はない。SRS-RSRP測定のための測定リソースは、SRSリソース構成によって構成され、層3(layer 3、L3)測定報告が適用される。
CLI RSSI測定リソースは、DLアクティブBWP内のシンボルレベルインジケーション(例えば、OSを開始し、OSを終了する)及び物理リソースブロック(physical resource block、PRB)レベルインジケーション(例えば、開始PRB及び終了PRB)によって構成され、L3においても報告される。
SRS-RSRP測定レポート及びCLI-RSSI測定レポートは、UEのために、かつUEがSRS-RSRP測定及びCLI-RSSI測定を同時に実行する必要があり得るか否かにかかわらず、一緒に構成することができる。
本明細書に記載される実施形態は、効率的なCLI緩和をサポートするために、CLI-RSSI又はSRS-RSRPのためのL3測定報告及びトリガ機構を対象とする。
● 実施形態1:拡張された測定オブジェクト構成。この実施形態では、NRにおける測定オブジェクトは、基準信号構成の一部として、クロスリンクSRS及びRSSI測定リソースを含むように拡張される。結果として、クロスリンクSRS及びRSSI測定リソースを使用して、クロスリンクの干渉レベルを測定することができる。
● 実施形態2:拡張された測定レポート構成。この実施形態では、NRにおける測定レポート構成は、CLIレポートに関する以下のイベントを含むように拡張される。
○ C1:CLI RSSIが閾値を上回る(例えば、CLIを示すために使用される測定されたRSSIが閾値を上回る、など)。
○ C2:SRS-RSRPが閾値を上回る(例えば、CLIを示すために使用される測定されたSRS-RSRPが閾値を上回る、など)。
○ C3:SRS-RSRPがサービングセルよりも良好にオフセットされる(例えば、サービングセルの電力に対する測定されたSRS-RSRPからのオフセットが閾値以上である、など)。
一実施形態では、測定レポートは、RSSI及びSRS-RSRPベースのCLI報告を柔軟にサポートすることができるように、測定識別(identification、ID)フレームワークを使用することによって測定オブジェクトに関連付けることができる。
本明細書に記載される実施形態は、効率的なL3 CLI RSSI及びSRS-RSRPの報告及びトリガ機構を実現する技術を対象とする。
実施形態1:拡張された測定オブジェクト構成の実施例。
この実施形態では、測定オブジェクト構成は、CLI RSSI測定のためのリソース構成パラメータ及びクロスリンクSRS-RSRP測定のためのSRSリソース構成を含むように拡張することができる。具体的には、MeasObjectNR IE内のReferenceSignalConfig情報要素(IE)を、以下のように拡張することができる。
Figure 0007216834000001
RSSIベースのクロスリンク干渉測定リソースは、IEパラメータのrssi-ConfigCross-linkによって構成され、SRS-RSRPベースのCLI測定に使用されるSRSリソースのリストは、IEのsrs-ConfigCross-linkListによって構成されている。一定の値maxNrofSRS-ConfigCross-linkは、CLI測定のために構成することができるSRS-ResourceSetの最大数を定義する。
Figure 0007216834000002
IEのRSSI-ConfigCross-linkは、CLIのRSSI測定のための時間周波数リソースを定義する。具体的には、RSSI-ConfigCross-linkのフィールドは、以下のように定義される。
● RSSI測定帯域幅(RSSI measurement bandwidth、RSSI-BW)が定義され、これは、測定のための開始PRB及びPRBの数を含む。
● slot-Configとして識別されるビットマップは、RSSI測定のためのシンボルが割り当てられるスロットを示す。ビットが1に設定されると、スロットは、RSSI測定シンボルを含む。そうでなければ、RSSI測定シンボルは存在しない。
● symbol-Configは、slot-Configによって示されるそれらのスロット内のRSSI測定のためのシンボルを定義する。
CLI RSRP測定に使用されるSRS-ResourseSetは、それぞれの構成における使用パラメータによって以下のようにシグナリングされてもよい。
Figure 0007216834000003
結果として、「RSRPCross-linkMeasurement」として使用されるSRS-ResourceSetのみを、srs-Configのために構成することができる。更に、SRS-RSRP測定に関するオフセット値はまた、MeasObjectNRのoffsetMOに示される基準信号(単数又は複数)を有する全ての測定されるセルに適用可能な以下のオフセットリストに加えられてもよい。
Figure 0007216834000004
上記のQ-OffsetRangeは、2018年9月26日付けの「NR;Radio Resource Control (RRC) protocol specification (Release 15)」と題された3GPP技術仕様書(technical specification、TS)38.331 v15.3.0に定義されている。
実施形態2:拡張された測定レポート構成の実施例。
CLI測定レポートを多数のイベントによってトリガすることができる。これらのイベントは、以下のように列挙することができる。
● C1:CLI RSSIが閾値を上回る(例えば、CLIを示すために使用される測定されたRSSIが閾値を上回る、など)。
● C2:SRS-RSRPが閾値を上回る(例えば、CLIを示すために使用される測定されたSRS-RSRPが閾値を上回る、など)。
● C3:SRS-RSRPがサービングセルよりも良好にオフセットされる(例えば、サービングセルの電力に対する測定されたSRS-RSRPからのオフセットが閾値以上である、など)。
イベントトリガ測定レポートを実現するために、2019年1月に台湾で開催された3GPP RAN1-AH-1901ミーティングのChairmanノートに定義されているEventTriggerConfigを、以下のように拡張することができる。
Figure 0007216834000005
具体的には、上述したように、イベントC1、C2、及びC3をEventTriggerConfigに追加することができ、rsTypeは、SRS及びCLIのエントリを含んで、レポートにどの基準信号が使用されるべきかを示すことができる。更に、RSSI-RangeをMeasTriggerQuantityに追加して、CLIと見なされるRSSIの範囲を定義することができる。MeasTriggerQuantityは、2019年1月に台湾で開催された3GPP RAN1-AH-1901ミーティングのChairmanノートに定義されている。
実施形態1の測定オブジェクト構成及び実施形態2の測定レポート構成の提案された拡張を用いて、3GPP RAN1-AH-1901ミーティングのChairmanノートに定義された測定トリガ及び報告フレームワークを拡張して、RSSI及びSRS-RSRPベースのCLI測定結果のL3報告を実現することができる。RSSI及びSRS-RSRPベースのCLI測定結果のL3報告を実現することは、特定の測定識別子「Meas-ID」を使用して、測定オブジェクト(rssi-ConfigCross-link又はSRS-ConfigCross-linkListを含む)を測定レポート(例えば、C1イベントトリガレポート、C2イベントトリガレポート、C3イベントトリガレポートなど)と関連付けることによって達成することができる。
システム及び実装
図1は、様々な実施形態に係る、ネットワークのシステム100の例示的なアーキテクチャを示す。以下の説明は、LTEシステム規格及び3GPP技術仕様書によって提供されるような5G又はNRシステム標準と併せて動作する例示的なシステム100について説明する。しかしながら、例示的な実施形態は、この点に関して限定されず、説明される実施形態は、将来の3GPPシステム(例えば、第6世代(6G))システム、IEEE 802.16プロトコル(例えば、WMAN、WiMAXなど)などの、本明細書に記載の原理から恩恵を受ける他のネットワークに適用することができる。
図1に示すように、システム100は、UE101a及びUE101b(集合的に「UE(単数又は複数)101」と呼ばれる)を含む。この例では、UE101は、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラネットワークに接続可能な携帯式タッチスクリーンモバイルコンピューティングデバイス)として図示されているが、民生用電子デバイス、携帯電話、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、ページャ、無線ハンドセット、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車両内インフォテインメント(in-vehicle infotainment、IVI)、車両内娯楽(in-car entertainment、ICE)デバイス、インストルメントクラスタ(Instrument Cluster、IC)、ヘッドアップディスプレイ(head-up display、HUD)デバイス、車載診断(onboard diagnostic、OBD)デバイス、ダッシュトップモバイル機器(dashtop mobile equipment、DME)、モバイルデータ端末(mobile data terminal、MDT)、電子エンジン管理システム(Electronic Engine Management System)、電子/エンジン制御ユニット(electronic/engine control unit)、電子/エンジン制御モジュール(electronic/engine control module、ECM)、組み込みシステム、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム(engine management system、EMS)、ネットワーク化若しくは「スマート」電化製品、MTCデバイス、M2M、IoTデバイス、及び/又は同様のものなどの任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスを含んでもよい。
UE101は、RAN110に接続されるように、例えば通信可能に結合されるように、構成することができる。実施形態では、RAN110は、NG RAN若しくは5G RAN、E-UTRAN、又はUTRAN若しくはGERANなどのレガシーRANであってもよい。本明細書で使用するとき、用語「NG RAN」などは、NR又は5Gシステム100で動作するRAN110を指してもよく、用語「E-UTRAN」などは、LTE又は4Gシステム100で動作するRAN110を指してもよい。UE101は、接続(又はチャネル)103及び104それぞれを利用し、これらはそれぞれ、物理通信インタフェース又は層(以下で更に詳細に議論する)を含む。
この実施例では、接続103及び104は、通信可能な結合を可能にするためのエアインタフェースとして示されており、GSMプロトコル、CDMAネットワークプロトコル、PTTプロトコル、POCプロトコル、UMTSプロトコル、3GPP LTEプロトコル、5Gプロトコル、NRプロトコル、及び/又は本明細書で論じる他の通信プロトコルのいずれかなどのセルラ通信プロトコルと一致し得る。実施形態では、UE101は、ProSeインタフェース105を介して通信データを直接交換することができる。ProSeインタフェース105は、代替的にSLインタフェース105と呼ばれてもよく、PSCCH、PSSCH、PSDCH、及びPSBCHを含むがこれらに限定されない1つ以上の論理チャネルを含んでもよい。
UE101bは、接続107を介してAP106(「WLANノード106」「WLAN106」「WLAN端末106」、「WT106」などとも呼ばれる)にアクセスするように構成されていることが示されている。接続107は、任意のIEEE802.11プロトコルと合致する接続などのローカルワイヤレス接続を含むことができ、AP106は、WiFi(Wireless Fidelity)(登録商標)ルータを備えるであろう。本例では、AP106は、図示するように、ワイヤレスシステムのコアネットワークに接続せずにインターネットに接続される(以下で更に詳細に説明する)。様々な実施形態では、UE101b、RAN110及びAP106は、LWA動作及び/又はLWIP動作を利用するように構成することができる。LWA動作は、LTE及びWLANの無線リソースを利用するために、RANノード111a~111bによって構成されているRRC_CONNECTEDのUE101bを伴うことができる。LWIP動作は、接続107を介して送信されたパケット(例えば、IPパケット)を認証及び暗号化するために、IPsecプロトコルトンネルを介してWLAN無線リソース(例えば、接続107)を使用するUE101bを伴うことができる。IPsecトンネリングは、元のIPパケットの全体をカプセル化し、新しいパケットヘッダを追加することを含んでもよく、それによってIPパケットのオリジナルヘッダを保護することを含んでもよい。
RAN110は、接続103及び104を可能にする1つ以上のANノード又はRANノード111a及び111b(まとめて「RANノード(単数又は複数)111」と呼ぶ)を含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「アクセスノード」、「アクセスポイント」などは、ネットワークと1人以上のユーザとの間のデータ及び/又は音声接続のための無線ベースバンド機能を提供する機器を説明することができる。これらのアクセスノードは、BS、gNB、RANノード、eNB、NodeBs、RSUs、TRxP又はTRPなどと称される場合があり、地理的エリア(例えば、セル)内に有効通信範囲を提供する地上局(例えば、地上アクセスポイント)又はサテライト局を備えることができる。本明細書で使用するとき、用語「NG RANノード」などは、NR又は5Gシステム100(例えば、gNB)で動作するRANノード111を指してもよく、用語「E-UTRANノード」などは、LTE又は4Gシステム100(例えば、eNB)で動作するRANノード111を指してもよい。様々な実施形態によれば、RANノード111(例えば、11a及び11b)は、マクロセルと比較してより小さいカバレッジエリア、より小さいユーザ容量、又はより高い帯域幅を有するフェムトセル、ピコセル、又は他の同様のセルを提供するための、マクロセル基地局、及び/又は低電力(low power、LP)基地局などの専用物理デバイスのうちの1つ以上として実装することができる。
いくつかの実施形態では、RANノード111の全て又は一部は、仮想ネットワークの一部としてサーバコンピュータ上で実行される1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装されてもよく、このソフトウェアエンティティは、CRAN及び/又は仮想ベースバンドユニットプール(virtual baseband unit pool、vBBUP)と呼ばれることがある。これらの実施形態では、CRAN又はvBBUPは、RRC及びPDCP層が、CRAN/vBBUPによって動作され、他のL2プロトコルエンティティは、個々のRANノード111によって動作される、PDCP分割などのRAN機能分割、RRC、PDCP、RLC、及びMAC層がCRAN/vBBUPによって動作され、PHY層が個別のRANノード111によって動作される、MAC/PHY分割、又はRRC、PDCP、RLC、MAC層、及びPHY層の上部がCRAN/vBBUPによって動作され、PHY層の下部が個々のRANノード111によって動作される、「下位PHY」分割を実装することができる。この仮想化されたフレームワークにより、RANノード111の解放されたプロセッサコアが、他の仮想化されたアプリケーションを実行することを可能にする。いくつかの実装形態では、個々のRANノード111は、個々のF1インタフェース(図1に示されていない)を介してgNB-CUに接続された個々のgNB-DUを表すことができる。これらの実装形態では、gNB-DUは、1つ以上のリモート無線ヘッド又はRFEM(例えば、図4を参照)を含むことができ、gNB-CUは、RAN110(図示せず)に配置されたサーバによって、又はCRAN/vBBUPと同様の方法でサーバプールによって動作することができる。追加的又は代替的に、RANノード111のうちの1つ以上は、次世代eNB(next generation eNB、ng-eNB)であってもよく、次世代eNBは、UE101に向けてE-UTRAユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル端末を提供し、かつNGインタフェース(以下に説明する)を介して5GC(例えば、図3のCN320)に接続される、RANノードである。
V2Xシナリオでは、RANノード111のうちの1つ以上は、RSUとすることができる、又はその役割を果たすことができる。用語「Road Side Unit」又は「RSU」は、V2X通信に使用される任意の輸送インフラストラクチャエンティティを指し得る。RSUは、適切なRANノード又は静止(又は比較的静止)UEにおいて又はそれによって実装されてもよく、UEにおいて又はそれによって実装されるRSUは「UEタイプRSU」と呼ばれてもよく、eNBにおいて又はそれによって実装されるRSUは「eNBタイプRSU」と呼ばれてもよく、gNBにおいて又はそれによって実装されるRSUは「gNBタイプRSU」などと呼ばれてもよい。一例では、RSUは、通過車両UE101(vUE101)に接続性サポートを提供する路側に位置する無線周波数回路に結合されたコンピューティングデバイスである。RSUはまた、交差点マップ形状、交通統計、媒体、並びに進行中の車両及び歩行者の交通を検知及び制御するためのアプリケーション/ソフトウェアを記憶するための内部データ記憶回路を含むことができる。RSUは、5.9GHz Direct Short Range Communication(DSRC)帯域で動作して、衝突回避、トラフィック警告などの高速イベントに必要な非常に短い待ち時間の通信を提供することができる。追加的又は代替的に、RSUは、前述の短い待ち時間通信、並びに他のセルラ通信サービスを提供するために、セルラV2X帯域で動作することができる。追加的又は代替的に、RSUは、Wi-Fiホットスポット(2.4GHz帯域)として動作することができ、及び/又は1つ以上のセルラネットワークへの接続性を提供して、アップリンク及びダウンリンク通信を提供することができる。RSUのコンピューティングデバイス及び無線周波数回路の一部又は全ては、屋外設置に適した耐候性エンクロージャにパッケージ化することができ、交通信号コントローラ及び/又はバックホールネットワークに有線接続(例えば、イーサネット)を提供するためのネットワークインタフェースコントローラを含むことができる。
RANノード111のうちのいずれかは、エアインタフェースプロトコルを終結させることができ、UE101の第1の接触点とすることができる。いくつかの実施形態では、RANノード111のいずれも、RAN110のための様々な論理機能を果たすことができ、その機能は、限定されないが、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理、並びにデータパケットスケジューリング、並びにモビリティ管理などの無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)機能を含む。
いくつかの実施形態では、UE101は、様々な通信技術に従ったマルチキャリア通信チャネルにわたって、OFDM通信信号を用いて、互いに又はRANノード111のいずれかと通信するように構成することができ、この様々な通信技術は、例えば、(例えば、ダウンリンク通信用の)OFDMA通信技術、又は(例えば、アップリンク及びProSe又はサイドリンク通信用の)SC-FDMA通信技術であるが、これらに限定されず、実施形態の範囲は、この点において限定されない。OFDM信号は、複数の直交サブキャリアを含むことができる。
いくつかの実施形態では、ダウンリンクリソースグリッドは、RANノード111のいずれかからUE101へのダウンリンク送信のために使用することができ、一方、アップリンク送信は、同様の技術を利用することができる。グリッドは、リソースグリッド又は時間周波数リソースグリッドと呼ばれる時間周波数グリッドとすることができ、それは、各スロット内のダウンリンクの物理的リソースである。このような時間周波数平面表現は、OFDMシステムの一般的な慣習であり、それは無線リソース割り当ての直感的なものにする。リソースグリッドの各列及び各行は、それぞれ、1つのOFDMシンボル及び1つのOFDMサブキャリアに対応する。時間ドメイン内のリソースグリッドの持続時間は、無線フレーム内の1つのスロットに対応する。リソースグリッドの最小時間周波数単位は、リソース要素と表記する。各リソースグリッドは、多数のリソースブロックを含み、それは、リソース要素への特定の物理チャネルのマッピングを説明する。各リソースブロックは、リソース要素の集合を含み、周波数ドメインにおいて、これは、現在割り当てられ得るリソースの最小量を表すことができる。このようなリソースブロックを用いて伝達されるいくつかの異なる物理ダウンリンクチャネルが存在する。
様々な実施形態によれば、UE101及びRANノード111は、認可媒体(「認可スペクトル」及び/又は「認可帯域」とも呼ばれる)及び無認可共有媒体(「無認可スペクトル」及び/又は「無認可帯域」とも呼ばれる)を介してデータ(例えば、送信及び受信)データを通信する。認可スペクトルは、約400MHz~約3.8GHzの周波数範囲で動作するチャネルを含んでもよく、無認可スペクトルは、5GHz帯域を含んでもよい。
無認可スペクトルで動作するために、UE101及びRANノード111は、LAA、eLAA、及び/又はfeLAA機構を使用して動作することができる。これらの実装形態では、UE101及びRANノード111は、無認可スペクトル内の1つ以上のチャネルが無認可スペクトルで送信する前に利用不可能である、又は別の方法で占有されているか否かを判定するために、1つ以上の既知の媒体検知動作及び/又はキャリア検知動作を実行してもよい。媒体/キャリア検知動作は、listen-before-talk(LBT)プロトコルに従って実行することができる。
LBTは、機器(例えば、UE101、RANノード111など)が媒体(例えば、チャネル又はキャリア周波数)を検知し、媒体がアイドル状態であることが検知されたとき(又は、媒体内の特定のチャネルが占有されていないと検知されたとき)を送信する機構である。媒体検知動作は、チャネルが占有されているか又はクリアされているかどうかを決定するために、チャネル上の他の信号の有無を判定するために少なくともEDを利用するCCAを含んでもよい。このLBT機構により、無認可スペクトル及び他のLAAネットワークにおいて、セルラ/LAAネットワークが現用システムと共存することを可能にする。EDは、ある期間にわたって意図された送信帯域にわたってRFエネルギーを検知することと、検知されたRFエネルギーを所定の閾値又は構成された閾値と比較することを含んでもよい。
典型的には、5GHz帯域における現用システムは、IEEE 802.11技術に基づいてWLANである。WLANは、CSMA/CAと呼ばれる、コンテンションベースのチャネルアクセス機構を採用する。ここで、WLANノード(例えば、UE101、AP106などの移動局(mobile station、MS))が送信することを意図する場合、WLANノードは、送信前にCCAを最初に実行してもよい。更に、2つ以上のWLANノードがチャネルをアイドル状態として検知し、同時に送信する状況における衝突を回避するためにバックオフ機構が使用される。バックオフ機構は、CWS内でランダムに引き寄せられたカウンタであってもよく、これは、衝突の発生時に指数関数的に増加し、送信が成功したときに最小値にリセットされる。LAA用に設計されたLBT機構は、WLANのCSMA/CAと幾分類似している。いくつかの実装形態では、PDSCH又はPUSCH送信をそれぞれ含むDL又はUL送信バーストのためのLBT手順は、XECCAスロットとYECCAスロットとの間の長さが可変であるLAA競合ウィンドウを有することができ、X及びYは、LAAのためのCWSの最小値及び最大値である。一例では、LAA送信のための最小CWSは、9マイクロ秒(μs)であってもよいが、CWS及びMCOTのサイズ(例えば、送信バースト)は、政府規制要件に基づいてもよい。
LAA機構は、LTEアドバンストシステムのCA技術に基づいて構築されている。CAでは、各集約されたキャリアはCCと呼ばれる。CCは、1.4、3、5、10、15、又は20MHzの帯域幅を有することができ、最大5つのCCを集約することができ、従って、最大集約された帯域幅は100MHzである。FDDシステムでは、集約されたキャリアの数は、DLとULとで異なることがあり、UL CCの数は、DL要素キャリアの数以下である。場合によっては、個々のCCは、他のCCとは異なる帯域幅を有することができる。TDDシステムでは、CCの数及び各CCの帯域幅は、通常、DL及びULに対して同じである。
CAはまた、個々のCCを提供する個々のサービングセルを含む。例えば、異なる周波数帯域におけるCCは、異なる経路喪失を経験するので、サービングセルの有効通信範囲は異なり得る。一次サービスセル又はPCellは、UL及びDLの両方にPCCを提供することができ、RRC及びNAS関連のアクティビティを処理することができる。他のサービングセルはSCellと呼ばれ、各SCellは、ULとDLの両方に個別のSCCを提供し得る。PCCを変更することは、UE101がハンドオーバを受けることを必要とし得る一方、SCCは、必要に応じて追加及び除去することができる。LAA、eLAA、及びfeLAAでは、SCellの一部又は全部は、無認可スペクトル(「LAA SCell」と呼ばれる)で動作することができ、LAA SCellは、認可スペクトルで動作するPCellによって支援される。UEが2つ以上のLAA SCellで構成される場合、UEは、同じサブフレーム内の異なるPUSCH開始位置を示す、構成されたLAA SCell上でULグラントを受信することができる。
PDSCHは、ユーザデータ及び上位層シグナリングをUE101に搬送する。PDCCHは、とりわけ、PDSCHチャネルに関連するトランスポートフォーマット及びリソース割り当てに関する情報を搬送する。また、それは、アップリンク共有チャネルに関する送信フォーマット、リソース割り当て、及びHARQ情報について、UE101に通知することもできる。典型的には、ダウンリンクスケジューリング(制御及び共有チャネルリソースブロックをセル内のUE101bに割り当てる)は、UE101のいずれかからフィードバックされるチャネル品質情報に基づいて、RANノード111のいずれかで実行されてもよい。ダウンリンクリソース割り当て情報は、UE101のそれぞれに対して使用される(例えば、割り当てられた)PDCCHで送信されてもよい。
PDCCHは、CCEを使用して制御情報を伝達する。リソース要素にマッピングされる前に、PDCCH複素数値シンボルは最初に、4つの組(quadruplet)に編成されてもよく、その後、レートマッチングのためのサブブロックインターリーバを用いて入れ替えられてもよい。各PDCCHを、これらのCCEのうちの1つ以上を用いて送信してもよく、各CCEは、REGとして知られる4つの物理リソース要素の9つのセットに対応することができる。4つの四位相偏移変調(QPSK)シンボルを各REGにマッピングしてもよい。PDCCHは、DCIのサイズ及びチャネル状態に応じて、1つ以上のCCEを用いて送信することができる。異なる数のCCE(例えば、アグリゲーションレベル、L=1、2、4、又は8)を有するLTEに定義される4つ以上の異なるPDCCHフォーマットが存在し得る。
いくつかの実施形態は、上記の概念の拡張である制御チャネル情報のためのリソース割り当てのための概念を使用することができる。例えば、いくつかの実施形態は、制御情報送信のためにPDSCHリソースを使用するEPDCCHを利用することができる。EPDCCHを、1つ以上のECCEを用いて送信してもよい。上記と同様に、各ECCEは、EREGとして知られる4つの物理リソース要素からなる9つのセットに対応し得る。ECCEは、一部の状況では、他の数のEREGを有してもよい。
RANノード111は、インタフェース112を介して互いに通信するように構成することができる。システム100がLTEシステム(例えば、CN120が図2のEPC220である場合)である実施形態では、インタフェース112は、X2インタフェース112であり得る。X2インタフェースは、EPC120に接続する2つ以上のRANノード111(例えば、2つ以上のeNBなど)間、及び/又はEPC120に接続する2つのeNB間に定義されてもよい。いくつかの実装形態では、X2インタフェースは、X2ユーザプレーンインタフェース(X2-U)及びX2制御プレーンインタフェース(X2-C)を含むことができる。X2-Uは、X2インタフェースを介して転送されるユーザデータパケットのためのフロー制御機構を提供し得、eNB間のユーザデータの配信に関する情報を通信するために使用され得る。例えば、X2-Uは、MeNBからSeNBへ転送されるユーザデータのための特定のシーケンス番号情報と、ユーザデータのためのSeNBからUE101へのPDCP PDUのシーケンス配信の成功に関する情報と、UE101に配信されなかったPDCP PDUの情報と、UEユーザデータに送信するためのSeNBにおける現在の最小所望バッファサイズに関する情報などを提供し得る。X2-Cは、ソースeNBからターゲットeNBへのコンテキスト転送、ユーザプレーントランスポート制御等を含む、LTE内アクセスモビリティ機能と、負荷管理機能と、セル間干渉調整機能とを提供し得る。
システム100が5G又はNRシステム(例えば、CN120が図3の5GC320である場合)である実施形態では、インタフェース112は、Xnインタフェース112であり得る。Xnインタフェースは、5GC120に接続する2つ以上のRANノード111(例えば、2つ以上のgNBなど)間、5GC120に接続するRANノード111(例えば、gNB)とeNBとの間、及び/又は5GC120に接続する2つのeNB間で定義される。いくつかの実装形態では、Xnインタフェースは、Xnユーザプレーン(Xn-U)インタフェース及びXn制御プレーン(Xn-C)インタフェースを含むことができる。Xn-Uは、ユーザプレーンPDUの非保証配信を提供し、データ転送及びフロー制御機能をサポート/提供することができる。Xn-Cは、他の機能の中でもとりわけ、管理及びエラー処理機能、Xn-Cインタフェースを管理する機能、1つ以上のRANノード111間の接続モードのためのUEモビリティを管理する機能を含む、接続モードのUE101(例えば、CM-CONNECTED)のためのモビリティサポートを提供することができる。モビリティサポートは、古い(ソース)サービングRANノード111から新しい(ターゲット)サービングRANノード111へのコンテキスト転送と、古い(ソース)サービングRANノード111と新しい(ターゲット)サービングRANノード111との間のユーザプレーントンネルの制御とを含むことができる。Xn-Uのプロトコルスタックは、インターネットプロトコル(IP)トランスポート層上に構築されたトランスポートネットワーク層と、ユーザプレーンPDUを搬送するためにUDP層及び/又はIP層の上のGTP-U層とを含むことができる。Xn-Cプロトコルスタックは、アプリケーション層シグナリングプロトコル(Xnアプリケーションプロトコル(Xn-AP)と呼ばれる)と、SCTP上に構築されたトランスポートネットワーク層とを含むことができる。SCTPは、IP層の上にあってもよく、アプリケーション層メッセージの保証された配信を提供してもよい。トランスポートIP層では、シグナリングPDUを配信するためにポイントツーポイント送信が使用される。他の実装形態では、Xn-Uプロトコルスタック及び/又はXn-Cプロトコルスタックは、本明細書に示し説明したユーザプレーン及び/又は制御プレーンプロトコルスタックと同じ又は同様であってもよい。
RAN110は、コアネットワーク、この実施形態ではコアネットワーク(core network、CN)120に通信可能に結合されるように示されている。CN120は、RAN110を介してCN120に接続されている顧客/加入者(例えば、UE101のユーザ)に様々なデータ及び電気通信サービスを提供するように構成された複数のネットワーク要素122を備えることができる。CN120の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、1つの物理ノード又は別個の物理ノードに実装されてもよい。いくつかの実施形態では、NFVを利用して、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(以下で更に詳細に説明する)に格納された実行可能命令を介して、上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化することができる。CN120の論理インスタンス化は、ネットワークスライスと称されてもよく、CN120の一部の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライスと呼ばれることができる。NFVアーキテクチャ及びインフラストラクチャは、業界標準のサーバハードウェア、ストレージハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上で、1つ以上のネットワーク機能を仮想化するために使用されてもよく、或いは専用ハードウェアによって実行されてもよい。言い換えれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想又は再構成可能な実装を実行することができる。
一般に、アプリケーションサーバ130は、コアネットワーク(例えば、UMTSPSドメイン、LTEPSデータサービスなど)とのIPベアラリソースを使用するアプリケーションを提供する要素であってもよい。アプリケーションサーバ130はまた、EPC120を介してUE101のために1つ以上の通信サービス(例えば、VoIPセッション、PTTセッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど)をサポートするように構成することもできる。
実施形態では、CN120は、5GC(「5GC120」などと呼ばれる)であってもよく、RAN110は、NGインタフェース113を介してCN120に接続されてもよい。実施形態では、NGインタフェース113は、RANノード111とUPFとの間でトラフィックデータを搬送するNGユーザプレーン(NG user plane、NG-U)インタフェース114と、RANノード111とアクセス・移動管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)との間のシグナリングインタフェースであるS1制御プレーン(NG-C)インタフェース115との2つの部分に分割することができる。CN120が5GC120である実施形態は、図3に関してより詳細に説明される。
実施形態では、CN120は、5GCN(「5GC120」などと呼ばれる)であってもよく、他の実施形態では、CN120は、EPCであってもよい。CN120がEPC(「EPC120」などと呼ばれる)である場合、RAN110は、S1インタフェース113を介してCN120と接続することができる。実施形態では、S1インタフェース113は、RANノード111とS-GWとの間にトラフィックデータを搬送するS1ユーザプレーン(S1 user plane、S1-U)インタフェース114と、RANノード111とMMEとの間のシグナリングインタフェースであるS1-MMEインタフェース115との2つの部分に分割されてもよい。CN120がEPC120である例示的なアーキテクチャを図2に示す。
図2は、様々な実施形態に係る、第1のCN220を含むシステム200の例示的なアーキテクチャを示す。この実施例では、システム200は、CN220が図1のCN120に対応するEPC220であるLTE規格を実装することができる。加えて、UE201は、図1のUE101と同じ又は同様であってもよく、進化型UTRAN(evolved UTRAN、E-UTRAN)210は、図1のRAN110と同じ又は類似のRANである、RAN(例えば、次世代(next generation、NG)RAN)であってもよく、前述したRANノード111を含むことができる。CN220は、MME221、S-GW222、P-GW223、HSS224、及びSGSN225を備えることができる。
MME221は、レガシーSGSNの制御プレーンと機能が類似していてもよく、UE201の現在位置を追跡し続けるためにMM機能を実装することができる。MME221は、ゲートウェイ選択及びトラッキングエリアリスト管理などのアクセスのモビリティ態様を管理するために、様々なMM手順を実行することができる。MM(E-UTRANシステムでは「EPSMM」又は「EMM」とも呼ばれる)は、UE201の現在位置に関する知識を維持し、ユーザアイデンティティの機密性を提供し、かつ/又はユーザ/加入者に他の同様のサービスを実行するために使用される、全ての適用可能な手順、方法、データストレージなどを指すことができる。各UE201及びMME221は、MM又はEMMサブ層を含んでもよく、アタッチ手順が正常に完了したときに、UE201及びMME221においてMMコンテキストが確立されてもよい。MMコンテキストは、UE201のMM関連情報を格納するデータ構造又はデータベースオブジェクトであってもよい。MME221は、S6a基準点を介してHSS224と結合されてもよく、S3基準点を介してSGSN225と結合されてもよく、S11基準点を介してS-GW222と結合されてもよい。
SGSN225は、個々のUE201の位置を追跡し、セキュリティ機能を実行することによって、UE201にサービス提供するノードであってもよい。更に、SGSN225は、他の機能の中でもとりわけ、2G/3GとE-UTRAN 3GPPアクセスネットワークとの間のモビリティのためのEPC間ノードシグナリング、MMES221によって指定されたPDN及びS-GW選択、MME221によって指定されたUE201の時間帯機能の処理、及びE-UTRAN3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバのためのMME選択を実行することができる。MME221とSGSN225との間のS3基準点は、アイドル状態及び/又はアクティブ状態における3GPP間アクセスネットワークモビリティのためのユーザ及びベアラ情報交換を可能にすることができる。
HSS224は、ネットワークユーザのデータベースを備えることができ、それは、ネットワークエンティティの通信セッションの取り扱いをサポートするための加入関連情報を含む。EPC220は、モバイル加入者の数、機器の容量、ネットワークの組織などに応じて、1つ以上のHSS224を備えることができる。例えば、HSS224は、ルーティング/ローミング、認証、認可、命名/アドレス指定解決、位置依存関係などのサポートを提供することができる。HSS224とMME221との間のS6a基準点は、HSS224とMME221との間のEPC220へのユーザアクセスを認証/認可するための加入及び認証データの転送を可能にすることができる。
S-GW222は、RAN210に対するS1インタフェース113(図2における「S1-U」)を終了させ、RAN210とEPC220との間でデータパケットをルーティングしてもよい。加えて、S-GW222は、RANノード間ハンドオーバのためのローカルモビリティアンカー点であってもよく、また、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供してもよい。他の責任は、合法の傍受、課金、及び一部のポリシー施行を含んでもよい。S-GW222とMME221との間のS11基準点は、MME221とS-GW222との間に制御プレーンを提供することができる。S-GW222は、S5基準点を介してP-GW223と結合することができる。
P-GW223は、PDN230に対するSGiインタフェースを終了することができる。P-GW223は、IPインタフェース125(例えば、図1を参照されたい)を介して、EPC220と、アプリケーションサーバ130を含むネットワーク(代替的に「AF」と呼ばれる)などの外部ネットワークとの間でデータパケットをルーティングしてもよい。実施形態では、P-GW223は、IP通信インタフェース125(例えば、図1を参照されたい)を介してアプリケーションサーバ(図1のアプリケーションサーバ130又は図2のPDN230)に通信可能に結合することができる。P-GW223とS-GW222との間のS5基準点は、GW223とS-GW222との間のユーザプレーントンネリング及びトンネル管理を提供し得る。S5基準点はまた、UE201のモビリティに起因して、S-GW222が必要とされるPDN接続性のために、非コロケートのP-GW223に接続する必要がある場合に、S-GW222の再配置に使用されてもよい。P-GW223は、更に、ポリシー施行及び課金データ収集のためのノード(例えば、PCEF(図示せず))を含んでもよい。加えて、P-GW223とパケットデータネットワーク(PDN)230との間のSGi基準点は、例えば、IMSサービスを提供するための、オペレータ外部公衆、プライベートPDN、又はオペレータ内パケットデータネットワークであってもよい。P-GW223は、Gx基準点を介してPCRF226と結合することができる。
PCRF226は、EPC220のポリシー及び課金制御要素である。非ローミングシナリオでは、UE201のインターネットプロトコル接続性アクセスネットワーク(IP-CAN)セッションに関連付けられたHPLMN(Home Public Land Mobile Network)内に単一のPCRF226が存在してもよい。トラフィックのローカルブレークアウトを伴うローミングシナリオでは、UE201のIP-CANセッションに関連付けられた2つのPCRF、すなわち、HPLMN内のホームPCRF(H-PCRF)とVPLMN(Visited Public Land Mobile Network)内のVisited PCRF(V-PCRF)が存在し得る。PCRF226は、P-GW223を介してアプリケーションサーバ230に通信可能に結合されてもよい。アプリケーションサーバ230は、PCRF226に信号を送って、新しいサービスフローを指示し、適切なQoS及び課金パラメータを選択することができる。PCRF226は、適切なTFT及びQCIを有するPCEF(図示せず)にこの規則をプロビジョニングすることができ、アプリケーションサーバ230によって指定されたQoS及び課金を開始する。PCRF226とP-GW223との間のGx基準点は、PCRF226からP-GW223のPCEFへのQoSポリシー及び課金ルールの転送を可能にし得る。Rx基準点は、PDN230(又は「AF230」)とPCRF226との間に存在し得る。
図3は、様々な実施形態に係る、第2のCN320を含むシステム300のアーキテクチャを示す。システム300は、前述のUE101及びUE201と同じ又は同様であり得るUE301と、前述したRAN110及びRAN210と同じ又は同様であり得、前述したRANノード111を含むことができる(R)AN310と、例えば、オペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスであってもよいDN303と、5GC320とを含むように示されている。5GC320は、AUSF322、AMF321、SMF324、NEF323、PCF326、NRF325、UDM327、AF328、UPF302、及びNSSF329を含むことができる。
UPF302は、RAT内及びRAT間モビリティのためのアンカー点、DN303への相互接続の外部PDUセッション点、及びマルチホーム化PDUセッションをサポートする分岐点として機能し得る。UPF302はまた、パケットルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を施行し、パケットを合法的に傍受し(UPコレクション)、トラフィック使用レポートを実行し、ユーザプレーンに対するQoS処理を実行し(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート施行)、アップリンクトラフィック検証を実行し(例えば、SDF対QoSフローマッピング)、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングを実行し、ダウンリンクパケットバッファ及びダウンリンクデータ通知トリガを実行することができる。UPF302は、データネットワークへのルーティングトラフィックフローをサポートするためのアップリンク分類子を含むことができる。DN303は、様々なネットワークオペレータサービス、インターネットアクセス、又はサードパーティサービスを表すことができる。DN303は、先に論じたアプリケーションサーバ130を含んでもよく、又はこれと同様であってもよい。UPF302は、SMF324とUPF302との間のN4基準点を介してSMF324と相互作用することができる。
AUSF322は、UE301の認証のためのデータを格納し、認証関連機能を処理してもよい。AUSF322は、様々なアクセスタイプのための一般的な認証フレームワークを容易にすることができる。AUSF322は、AMF321とAUSF322との間のN12基準点を介してAMF321と通信することができ、UDM327とAUSF322との間のN13基準点を介してUDM327と通信することができる。加えて、AUSF322は、Nausfサービスベースのインタフェースを示し得る。
AMF321は、登録管理(例えば、UE301を登録するためなど)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、及びAMF関連イベントの合法的傍受、並びにアクセス認証及び認可に関与してもよい。AMF321は、AMF321とSMF324との間のN11基準点の終端点であり得る。AMF321は、UE301とSMF324との間のSMメッセージのトランスポートを行い、SMメッセージをルーティングするための透過型pro9として機能することができる。AMF321はまた、UE301とSMSF(図3には示されず)との間のSMSメッセージのトランスポートを提供することができる。AMF321は、AUSF322とUE301との相互作用と、UE301の認証プロセスの結果として確立された中間鍵の受信とを含んでもよい、SEAFとして機能してもよい。USIMベースの認証が使用される場合、AMF321は、AUSF322からセキュリティ材料を取得してもよい。AMF321はまた、アクセスネットワーク固有の鍵を導出するために使用するSEAからの鍵を受信する、SCM機能を含んでもよい。更に、AMF321は、RANCPインタフェースの終端点であってもよく、(R)AN310とAMF321との間のN2基準点を含む又はそれであってもよく、AMF321は、NAS(N1)シグナリングの終端点であり、NAS暗号化及び完全性保護を実行することができる。
AMF321はまた、N3IWFインタフェースを介して、UE301を用いてNASシグナリングをサポートすることができる。N3IWFを使用して、信頼できないエンティティへのアクセスを提供することができる。N3IWFは、制御プレーンの(R)AN310とAMF321との間のN2インタフェースの終端点であってもよく、ユーザプレーンの(R)AN310とUPF302との間のN3基準点の終端点であってもよい。したがって、AMF321は、SMF324からのN2シグナリング、並びにPDUセッション及びQoSのためのAMF321を処理して、IPSec及びN3トンネリングのためにパケットをカプセル化/非カプセル化し、アップリンクにおけるN3ユーザプレーンパケットにマーキングし、N2を介して受信されたそのようなマーキングに関連付けられたQoS要件を考慮して、N3パケットマーキングに対応するQoSを施行することができる。N3IWFはまた、UE301とAMF321との間のN1基準点を介したUE301とAMF321との間のアップリンク及びダウンリンク制御プレーンNASシグナリングを中継し、UE301とUPF302との間のアップリンク及びダウンリンクユーザプレーンパケットを中継してもよい。N3IWFはまた、UE301とのIPsecトンネル確立のための機構を提供する。AMF321は、Namfサービスベースのインタフェースを示すことができ、2つのAMF321間のN14基準点、及びAMF321と5G-EIR(図3には示されていない)との間のN17基準点の終端点とすることができる。
UE301は、ネットワークサービスを受信するためにAMF321に登録する必要があり得る。RMは、UE301をネットワーク(例えば、AMF321)に登録又は登録解除し、ネットワーク(例えば、AMF321)内のUEコンテキストを確立するために使用される。UE301は、RM-REGISTERED状態又はRM-DEREGISTERED状態で動作してもよい。RM-DEREGISTERED状態では、UE301は、ネットワークに登録されておらず、AMF321内のUEコンテキストは、UE301の有効な位置又はルーティング情報を保持していないため、UE301は、AMF321によって到達できない。RM-REGISTERED状態では、UE301は、ネットワークに登録されており、AMF321内のUEコンテキストは、UE301の有効な位置又はルーティング情報を保持し得るため、UE301は、AMF321によって到達できる。RM登録状態では、とりわけ、UE301は、モビリティ登録更新手順を実行し、(例えば、UE301がまだアクティブであることをネットワークに通知するために)周期的更新タイマの満了によってトリガされる周期的登録更新手順を実行し、UE能力情報を更新するか、又はネットワークとプロトコルパラメータを再ネゴシエートするために登録更新手順を実行することができる。
AMF321は、UE301に対する1つ以上のRMコンテキストを格納することができ、各RMコンテキストは、ネットワークへの特定のアクセスに関連付けられる。RMコンテキストは、とりわけ、アクセスタイプごとの登録状態及び定期更新タイマを示すか又は格納するデータ構造、データベースオブジェクトなどであってもよい。AMF321はまた、前述した(E)MMコンテキストと同じ又は同様であり得る5GCMMコンテキストを格納し得る。様々な実施形態では、AMF321は、関連付けられたMMコンテキスト又はRMコンテキストにUE301のCEモードB制限パラメータを格納することができる。AMF321はまた、UEコンテキスト(及び/又はMM/RMコンテキスト)に既に記憶されているUEの使用設定パラメータから、必要に応じて値を導出してもよい。
CMは、N1インタフェースを介してUE301とAMF321との間のシグナリング接続を確立及び解放するために使用することができる。シグナリング接続は、UE301とCN320との間のNASシグナリング交換を可能にするために使用され、UEとANとの間のシグナリング接続(例えば、非3GPPアクセスのためのRRC接続又はUE-N3IWF接続)と、AN(例えば、RAN310)とAMF321との間のUE301のためのN2接続の両方を含む。UE301は、CM-IDLEモード又はCM-CONNECTEDモードの2つのCM状態のうちの1つで動作してもよい。UE301がCM-IDLE状態/モードで動作しているとき、UE301は、N1インタフェースを介してAMF321とのNASシグナリング接続を確立されていなくてもよく、UE301のための(R)AN310シグナリング接続(例えば、N2及び/又はN3接続)があってもよい。UE301がCM-CONNECTED状態/モードで動作しているとき、UE301は、N1インタフェースを介してAMF321との確立されたNASシグナリング接続を有していてもよく、UE301のための(R)AN310シグナリング接続(例えば、N2及び/又はN3接続)があってもよい。(R)AN310とAMF321との間のN2接続の確立は、UE301をCM-IDLEモードからCM-CONNECTEDモードに遷移させることができ、UE301は、(R)AN310とAMF321との間のN2シグナリングが解放されたときにCM-CONNECTEDモードからCM-IDLEモードに遷移することができる。
SMF324は、SM(例えば、UPFとANノードとの間のトンネル維持を含む、セッションの確立、変更、及び解放)、UE IPアドレス割り当て及び管理(任意選択的な認可を含む)、UP機能の選択及び制御、適切な宛先にトラフィックをルーティングするために、UPFでトラフィックステアリングを構成すること、ポリシー制御機能に向かうインタフェースの終了、ポリシー施行及びQoSの一部の制御、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースの)合法的傍受、NASメッセージのSM部の終了、ダウンリンクデータ通知、N2上でAMFを介してANに送信されたAN固有SM情報を開始すること、及びセッションのSSCモードを判定することに関与してもよい。SMは、PDUセッションの管理を指すことができ、PDUセッション(又は「セッション」)は、UE301とデータネットワーク名(Data Network Name、DNN)によって識別されるデータネットワーク(data network、DN)303との間のPDUの交換を行う又は可能にするPDU接続性サービスを指すことができる。PDUセッションは、UE301要求時に確立され、UE301及び5GC320要求に応じて変更され、UE301とSMF324との間のN1基準点を介して交換されたNAS SMシグナリングを使用して、UE301及び5GC320要求時に解放され得る。アプリケーションサーバからの要求に応じて、5GC320は、UE301内の特定のアプリケーションをトリガすることができる。トリガメッセージの受信に応じて、UE301は、トリガメッセージ(又はトリガメッセージの関連する部分/情報)を、UE301内の1つ以上の特定されたアプリケーションに渡すことができる。UE301内の特定されたアプリケーション(単数又は複数)は、特定のDNNにPDUセッションを確立することができる。SMF324は、UE301要求がUE301に関連付けられたユーザ加入情報に準拠しているか否かをチェックすることができる。この点に関して、SMF324は、UDM327からSMF324レベルの加入データに対する更新通知を取得すること、及び/又は受信するように要求することができる。
SMF324は、以下のローミング機能を含むことができる:QoS SLA(VPLMN)を適用するためのローカル施行処理、課金データ収集及び課金インタフェース(VPLMN)、(SMイベント及びLIシステムへのインタフェースのVPLMN内の)合法的傍受、及び、外部DNによるPDUセッションの認可/認証のためのシグナリングのトランスポートのための外部DNとの相互作用のためのサポート。2つのSMF324間のN16基準点がシステム300に含まれてもよく、これは、ローミングシナリオにおける訪問先ネットワーク内の別のSMF324とホームネットワーク内のSMF324との間であってもよい。加えて、SMF324は、Nsmfサービスベースのインタフェースを示し得る。
NEF323は、サードパーティ、内部露出/再露出、アプリケーション機能(例えば、AF328)、エッジコンピューティングシステム又はフォッグコンピューティングシステムなどのための、3GPPネットワーク機能によって提供されるサービス及び能力を安全に露出させるための手段を提供してもよい。そのような実施形態では、NEF323は、AFを認証、認可、及び/又は減速させることができる。NEF323はまた、AF328と交換された情報、及び内部ネットワーク機能と交換された情報を変換してもよい。例えば、NEF323は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間で変換することができる。NEF323はまた、他のネットワーク機能の露出した能力に基づいて、他のネットワーク機能(NF)から情報を受信してもよい。この情報は、構造化されたデータとしてNEF323に、又は標準化されたインタフェースを使用してデータ記憶NFで記憶されてもよい。次いで、記憶された情報は、NEF323によって他のNF及びAFに再露出し、かつ/又は分析などの他の目的に使用することができる。更に、NEF323は、Nnefサービスベースのインタフェースを提示することができる。
NRF325は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見要求を受信し、NFインスタンスに発見されたNFインスタンスの情報を提供することができる。NRF325はまた、利用可能なNFインスタンス及びそれらのサポートされたサービスの情報を維持する。本明細書で使用される場合、用語「インスタンス」、「インスタンス化」などは、インスタンスの作成を指すことができ、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。加えて、NRF325は、Nnrfサービスベースのインタフェースを示し得る。
PCF326は、制御プレーン機能(単数又は複数)にポリシールールを提供して、それらを施行することができ、また、統合ポリシーフレームワークをサポートして、ネットワーク挙動を統制することができる。PCF326はまた、UDM327のUDRにおけるポリシー決定に関連する加入情報にアクセスするためにFEを実装してもよい。PCF326は、PCF326とAMF321との間のN15基準点を介してAMF321と通信することができ、ローミングシナリオの場合、訪問先ネットワーク内のPCF326及びAMF321を含むことができる。PCF326は、PCF326とAF328との間のN5基準点を介してAF328と通信することができ、PCF326とSMF324との間のN7基準点を介してSMF324と通信することができる。システム300及び/又はCN320はまた、(ホームネットワーク内の)PCF326と訪問先ネットワーク内のPCF326との間にN24基準点を含むことができる。更に、PCF326は、Npcfサービスベースのインタフェースを提示することができる。
UDM327は、加入関連情報を処理して、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートすることができ、UE301の加入データを格納することができる。例えば、加入データは、UDM327とAMF321との間のN8基準点を介してUDM327とAMFとの間で通信することができる。UDM327は、アプリケーションFE及びUDRの2つの部分を含むことができる(FE及びUDRは、図3には示されていない)。UDRは、UDM327及びPCF326の加入データ及びポリシーデータ、並びに/又はNEF323の露出及びアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE301のためのアプリケーション要求情報を含む)のための構造化データを格納することができる。Nudrサービスベースのインタフェースは、UDR221によって示されて、UDM327、PCF326、及びNEF323が、記憶されたデータの特定のセットにアクセスすることを可能にし、並びに、UDRにおける関連するデータ変化の通知を読み出し、更新(例えば、追加、修正)し、削除し、そして同意することを可能にし得る。UDMは、クレデンシャル、位置管理、加入管理などの処理を担当するUDM FEを含んでもよい。いくつかの異なるフロントエンドは、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービスを提供することができる。UDM-FEは、UDRに格納された加入情報にアクセスし、認可資格情報処理、ユーザ識別処理、アクセス許可、登録/モビリティ管理、及び加入管理を実行する。UDRは、UDM327とSMF324との間のN10基準点を介してSMF324と相互作用することができる。UDM327はまた、SMS管理をサポートすることができ、SMS-FEは、前述したものと同様のアプリケーションロジックを実装する。加えて、UDM327は、Nudmサービスベースのインタフェースを示し得る。
AF328は、トラフィックルーティングにアプリケーションの影響を与え、NCEへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークと相互作用することができる。NCEは、エッジコンピューティング実装に使用することができる、NEF323を介して5GC320及びAF328が互いに情報を提供することを可能にする機構であってもよい。そのような実装形態では、ネットワークオペレータ及びサードパーティサービスは、UE301のアタッチのアクセスポイントに近接してホストされて、トランスポートネットワーク上の低減されたエンドツーエンド待ち時間及び負荷によって効率的なサービス配信を達成することができる。エッジコンピューティング実装では、5GCは、UE301に近接したUPF302を選択し、N6インタフェースを介してUPF302からDN303へのトラフィックステアリングを実行することができる。これは、UE加入データ、UE位置、及びAF328によって提供される情報に基づいてもよい。このようにして、AF328は、UPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を及ぼすことができる。オペレータの配備に基づいて、AF328が信頼されたエンティティであると見なされるとき、ネットワークオペレータは、AF328が関連するNFと直接相互作用することを許可することができる。更に、AF328は、Nafサービスベースのインタフェースを提示することができる。
NSSF329は、UE301にサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択することができる。NSSF329は、必要に応じて、許可されたNSSAI及びサブスクライブされたS-NSSAIへのマッピングを判定することもできる。NSSF329はまた、好適な構成に基づいて、及び場合によってはNRF325を問い合わせることによって、UE301にサービス提供するために使用されるAMFセット、又は候補AMF(単数又は複数)321のリストを判定することもできる。UE301に対するネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、AMF321によってトリガされてもよく、このAMF321には、その変化につながり得るNSSF329と相互作用することによってUE301が登録される。NSSF329は、AMF321とNSSF329との間のN22基準点を介してAMF321と相互作用することができ、N31基準点(図3には示されていない)を介して訪問先ネットワーク内の別のNSSF329と通信することができる。更に、NSSF329は、Nnssfサービスベースのインタフェースを提示することができる。
前述したように、CN320は、SMS加入チェック及び検証に関与して、UE301とSMS-GMSC/IWMSC/SMSルータなどの他のエンティティとの間のSMメッセージを中継することができる、SMSFを含んでもよい。SMSはまた、UE301がSMS転送に利用可能である通知手順のために、AMF321及びUDM327と相互作用する(例えば、UEに到達不可能なフラグを設定し、UE301がSMSに利用可能である場合にUDM327に通知する)ことができる。
CN120はまた、データストレージシステム/アーキテクチャ、5G-EIR、SEPPなど、図3に示されていない他の要素を含んでもよい。データストレージシステムは、SDSF、UDSFなどを含むことができる。任意のNFは、任意のNFとUDSFとの間のN18基準点(図3には示されていない)を介して、非構造化データをUDSF(例えば、UEコンテキスト)に格納し、UDSFから取り出すことができる。個々のNFは、各非構造化データを格納するためにUDSFを共有することができ、又は個々のNFはそれぞれ、個々のNF又はその近くに位置する独自のUDSFを有することができる。更に、UDSFは、Nudsfサービスベースのインタフェース(図3には示されていない)を提示することができる。5G-EIRは、特定の機器/エンティティがネットワークからブラックリストに記載されているか否かを判定するためにPEIのステータスをチェックするNFであってもよく、SEPPは、PLMN間制御プレーンインタフェース上でトポロジ隠蔽、メッセージフィルタリング、及びポリシングを実行する非透過pro9であってもよい。
更に、NF内のNFサービス間には、より多くの参照点及び/又はサービスベースのインタフェースが存在してもよい。しかしながら、これらのインタフェース及び基準点は、明確にするために図3から省略されている。一例では、CN320は、CN320とCN220との間のインターワーキングを可能にするために、MME(例えば、MME221)とAMF321との間のCN間インタフェースである、Nxインタフェースを含むことができる。他の例示的なインタフェース/基準点は、5G-EIRによって提示されるN5g-EIRサービスベースのインタフェースと、訪問先ネットワーク内のNRFとホームネットワーク内のNRFとの間のN27基準点と、訪問先ネットワーク内のNSSFとホームネットワーク内のNSSFとの間のN31基準点とを含むことができる。
図4は、様々な実施形態に係る、インフラストラクチャ機器400の実施例を示す。インフラストラクチャ機器400(又は「システム400」)は、基地局、無線ヘッド、前に図示して説明したRANノード111及び/若しくはAP106などのRANノード、アプリケーションサーバ(単数又は複数)130、並びに/又は本明細書に記載の任意の他の要素/デバイスとして実装することができる。他の例では、システム400は、UEにおいて、又はUEによって実装することができる。
システム400は、アプリケーション回路405と、ベースバンド回路410と、1つ以上の無線フロントエンドモジュール(radio front end modules、RFEM)415と、メモリ回路420と、電力管理集積回路(power management integrated circuitry、PMIC)425と、電力T回路430と、ネットワークコントローラ回路435と、ネットワークインタフェースコネクタ440と、衛星測位回路445と、ユーザインタフェース450とを含む。いくつかの実施形態では、デバイス400は、例えば、メモリ/記憶装置、ディスプレイ、カメラ、センサ、又は入力/出力(input/output、I/O)インタフェースなどの追加の要素を含んでもよい。他の実施形態では、以下で説明される構成要素は、2つ以上のデバイスに含まれてもよい。例えば、当該回路は、CRAN、vBBU、又は他の同様の実装のために2つ以上のデバイスに別々に含まれてもよい。
アプリケーション回路405は、これらに限られるわけではないが、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)、キャッシュメモリ、並びに低ドロップアウトレギュレータ(low drop-out voltage regulator、LDO)、割り込みコントローラ、SPI、I2C、若しくはユニバーサルプログラマブルシリアルインタフェースモジュールなどのシリアルインタフェース、リアルタイムクロック(real time clock、RTC)、インタバル及びウォッチドッグタイマを含むタイマカウンタ、汎用入出力(I/O又はIO)、Secure Digital(SD)マルチメディアカード(MultiMediaCard、MMC)などのメモリカードコントローラ、又は同様なユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)インタフェース、モバイル産業プロセッサインタフェース(Mobile Industry Processor Interface、MIPI)インタフェース、及びJoint Test Access Group(JTAG)テストアクセスポートのうちの1つ以上などの回路を含む。アプリケーション回路405のプロセッサ(又はコア)は、メモリ/記憶素子に結合されてもよく、又はメモリ/記憶素子を含んでもよく、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをシステム400上で実行することを可能にするために、メモリ/記憶装置に格納された命令を実行するように構成されてもよい。いくつかの実装形態では、メモリ/記憶素子はオンチップメモリ回路であってもよく、これは、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、及び/又は本明細書で説明されるような任意の他のタイプのメモリデバイス技術などの任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性メモリを含んでもよい。
アプリケーション回路405のプロセッサは、例えば、1つ以上のプロセッサコア(CPU)、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のグラフィック処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、1つ以上の縮小命令セットコンピューティング(reduced instruction set computing、RISC)プロセッサ、1つ以上のAcorn RISCマシン(Acorn RISC Machine、ARM)プロセッサ、1つ以上の複合命令セットコンピューティング(complex instruction set computing、CISC)プロセッサ、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、1つ以上のFPGA、1つ以上のPLD、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ若しくはコントローラ、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路405は、本明細書の様々な実施形態に従って動作する専用プロセッサ/コントローラを含んでもよく、又は専用プロセッサ/コントローラであってもよい。例として、アプリケーション回路405のプロセッサは、1つ以上のIntel Pentium(登録商標)、Core(登録商標)、又はXeon(登録商標)プロセッサ、Advanced Micro Devices(AMD)Ryzen(登録商標)プロセッサ、Accelerated Processing Unit(APU)、又はEpyc(登録商標)プロセッサ、プロセッサのARM Cortex-AファミリなどのARM Holdings、Ltdによって提供されるARMベースのプロセッサ、及び、Cavium(商標)Inc.によって提供されるThunderX2(登録商標)、MIPS Warrior又はP-クラスプロセッサなどのMIPS Technologies,Inc.から提供されるMIPSベースの設計などを含み得る。いくつかの実施形態では、システム400は、アプリケーション回路405を利用しなくてもよく、代わりに、例えば、EPC又は5GCから受信したIPデータを処理するための専用プロセッサ/コントローラを含んでもよい。
いくつかの実装形態では、アプリケーション回路405は、マイクロプロセッサ、プログラマブル処理デバイスなどであり得る、1つ以上のハードウェアアクセラレータを含むことができる。1つ以上のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又はディープラーニング(DL)アクセラレータを含むことができる。例として、プログラマブル処理デバイスは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの1つ以上のフィールドプログラマブルデバイス(FPD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)などのプログラマブルロジックデバイス(PLD)、構造化ASICなどのASIC、プログラマブルSoC(PSoC)、などの回路を含み得る。そのような実装形態では、アプリケーション回路405の回路は、論理ブロック又は論理ファブリック、及び本明細書で説明される様々な実装形態の手順、方法、機能などの様々な機能を実行するようにプログラムすることができる他の相互接続されたリソースを含むことができる。そのような実施形態では、アプリケーション回路405の回路は、ルックアップテーブル(look-up-table、LUT)に論理ブロック、論理ファブリック、データなどを格納するために使用されるメモリセル(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static random access memory、SRAM)、アンチヒューズなど))を含むことができる。
ベースバンド回路410は、例えば、1つ以上の集積回路を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージ集積回路、又は2つ以上の集積回路を含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。ベースバンド回路410の様々なハードウェア電子要素は、図6に関して以下に説明される。
ユーザインタフェース回路450は、システム400とのユーザ相互作用を可能にするように設計された1つ以上のユーザインタフェース、又はシステム400との周辺構成要素相互作用を可能にするように設計された周辺構成要素インタフェースを含むことができる。ユーザインタフェースは、1つ以上の物理又は仮想ボタン(例えば、リセットボタン)、1つ以上のインジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、物理キーボード又はキーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、スピーカ又は他のオーディオ発光デバイス、マイクロフォン、プリンタ、スキャナ、ヘッドセット、ディスプレイスクリーン又はディスプレイデバイスなどを含むことができるが、これらに限定されない。周辺構成要素インタフェースは、不揮発性メモリポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、オーディオジャック、電源インタフェースなどを含むことができるが、これらに限定されない。
無線フロントエンドモジュール(RFEM)415は、ミリメートル波(ミリ波)RFEM及び1つ以上のサブミリ波無線周波数集積回路(radio frequency integrated circuit、RFIC)を含んでもよい。いくつかの実装形態では、1つ以上のサブミリ波RFICは、ミリ波RFEMから物理的に分離されてもよい。RFICは、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ(例えば、以下の図6のアンテナアレイ611を参照)への接続を含むことができ、RFEMは、複数のアンテナに接続することができる。代替実装形態では、ミリ波無線機能及びサブミリ波無線機能の両方は、ミリ波アンテナ及びサブミリ波の両方を組み込んだ同じ物理RFEM415内に実装されてもよい。
メモリ回路420は、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic random access memory、DRAM)及び/又は同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous dynamic random access memory、SDRAM)を含む揮発性メモリ、並びに高速電気的消去可能メモリ(一般にフラッシュメモリと呼ばれる)、相変化ランダムアクセスメモリ(phase change random access memory、PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(magnetoresistive random access memory、MRAM)などを含む不揮発性メモリ(nonvolatile memory、NVM)のうちの1つ以上を含むことができ、Intel(登録商標)及びMicron(登録商標)の三次元(three-dimensional、3D)クロスポイント(XPOINT)メモリを組み込むことができる。メモリ回路420は、はんだ付けパッケージ集積回路、ソケットメモリモジュール、及びプラグインメモリカードのうちの1つ以上として実装されてもよい。
PMIC425は、電圧レギュレータ、サージ保護器、電力アラーム検出回路、及びバッテリ又はコンデンサなどの1つ以上の予備電源を含んでもよい。電力アラーム検出回路は、ブラウンアウト(不足電圧)及びサージ(過電圧)状態のうちの1つ以上を検出してもよい。電力T回路430は、ネットワークケーブルから引き出される電力を供給して、単一のケーブルを使用してインフラストラクチャ機器400に電力供給及びデータ接続性の両方を提供することができる。
ネットワークコントローラ回路435は、イーサネット、GREトンネル上のイーサネット、マルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)上のイーサネット、又はなんらかの他の適切なプロトコルなどの標準的なネットワークインタフェースプロトコルを使用してネットワークへの接続性を提供することができる。ネットワーク接続は、電気(一般に「銅配線」と呼ばれる)、光、又は無線であり得る物理接続を使用して、ネットワークインタフェースコネクタ440を介してインフラストラクチャ機器400に/から提供することができる。ネットワークコントローラ回路435は、前述のプロトコルのうちの1つ以上を使用して通信するための1つ以上の専用プロセッサ及び/又はFPGAを含むことができる。いくつかの実装形態では、ネットワークコントローラ回路435は、同じ又は異なるプロトコルを使用して他のネットワークへの接続を提供するための複数のコントローラを含むことができる。
測位回路445は、全地球航法衛星システム(global navigation satellite system、GNSS)の測位ネットワークによって送信/ブロードキャストされた信号を受信及び復号するための回路を含む。航法衛星コンスタレーション(又はGNSS)の例には、米国の全地球測位システム(GPS)、ロシアの全地球航法システム(GLONASS)、欧州連合のガリレオシステム、中国の北斗航法衛星システム、地域航法システム又はGNSS補強システム(例えば、Indian Constellation(NAVIC)によるナビゲーション、日本の準天頂衛星システム(QZSS)、フランスのDoppler Orbitography and Radio positioning Integrated by Satellite(DORIS)など)などが含まれる。測位回路445は、航法衛星コンスタレーションノードなどの測位ネットワークの構成要素と通信するための様々なハードウェア要素(例えば、OTA通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器、アンテナ要素などのハードウェアデバイスを含む)を備える。いくつかの実施形態では、測位回路445は、マスタタイミングクロックを使用してGNSS支援なしで位置追跡/推定を実行するためのMicro-Technology for Positioning,Navigation,and Timing(Micro-PNT)ICを含むことができる。測位回路445はまた、測位ネットワークのノード及び構成要素と通信するために、ベースバンド回路410及び/又はRFEM415の一部であってもよく、又はそれらと相互作用してもよい。測位回路445はまた、位置データ及び/又は時間データをアプリケーション回路405に提供することができ、アプリケーション回路は、データを使用して動作を様々なインフラストラクチャ(例えば、RANノード111など)などと同期させることができる。
図4に示す構成要素は、業界標準アーキテクチャ(industry standard architecture、ISA)、拡張ISA(extended ISA、EISA)、周辺構成要素相互接続(peripheral component interconnect、PCI)、拡張周辺構成要素相互接続(peripheral component interconnect extended、PCIx)、PCIエクスプレス(PCI express、PCIe)、又は任意の数の他の技術などの任意の数のバス及び/又は相互接続(interconnect、IX)技術を含むことができるインタフェース回路を使用して互いに通信することができる。バス/IXは、例えば、SoCベースのシステムで使用される独自のバスであってもよい。とりわけ、I2Cインタフェース、SPIインタフェース、ポイントツーポイントインタフェース、及び電力バスなどの他のバス/IXシステムが含まれてもよい。
図5は、様々な実施形態に係るプラットフォーム500(又は「デバイス500」)の実施例を示す。実施形態では、コンピュータプラットフォーム500は、UE101、201、301、アプリケーションサーバ130、及び/又は本明細書で説明される任意の他の要素/デバイスとしての使用に好適であり得る。プラットフォーム500は、実施例に示される構成要素の任意の組み合わせを含んでもよい。プラットフォーム500の構成要素は、コンピュータプラットフォーム500に適合された集積回路(integrated circuit、IC)、その一部、個別の電子デバイス、若しくは他のモジュール、論理、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせとして、あるいはより大きなシステムのシャーシ内に別の方法で組み込まれる構成要素として実装されてもよい。図5のブロック図は、コンピュータプラットフォーム500の構成要素の高レベル図を示すことを意図している。しかしながら、示されている構成要素のいくつかは省略されてもよく、追加の構成要素が存在してもよく、示されている構成要素の異なる配置が他の実施態様で発生してもよい。
アプリケーション回路505は、限定されないが、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)、キャッシュメモリ、並びにLDO、割り込みコントローラ、SPI、I2C、若しくはユニバーサルプログラマブルシリアルインタフェースモジュールなどのシリアルインタフェース、RTC、インタバル及びウォッチドッグタイマを含むタイマカウンタ、汎用I/O、SD MMCなどのメモリカードコントローラ、又は同様のUSBインタフェース、MIPIインタフェース、及びJTAGテストアクセスポートのうちの1つ以上などの回路を含む。アプリケーション回路505のプロセッサ(又はコア)は、メモリ/記憶装置に連結されてもよいし、メモリ/記憶素子を含んでもよく、様々なアプリケーション又はオペレーティングシステムをシステム500上で実行することを可能にするために、メモリ/記憶装置に格納された命令を実行するように構成されてもよい。いくつかの実装形態では、メモリ/記憶素子はオンチップメモリ回路であってもよく、これは、DRAM、SRAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、及び/又は本明細書で説明されるような任意の他のタイプのメモリデバイス技術などの任意の適切な揮発性及び/又は不揮発性メモリを含んでもよい。
アプリケーション回路405のプロセッサ(単数又は複数)は、例えば、1つ以上のプロセッサコア、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のGPU、1つ以上のRISCプロセッサ、1つ以上のARMプロセッサ、1つ以上のCISCプロセッサ、1つ以上のDSP、1つ以上のFPGA、1つ以上のPLD、1つ以上のASIC、1つ以上のマイクロプロセッサ若しくはコントローラ、マルチスレッドプロセッサ、超低電圧プロセッサ、組み込みプロセッサ、いくつかの他の既知の処理要素、又はこれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。いくつかの実施形態では、アプリケーション回路405は、本明細書の様々な実施形態に従って動作する専用プロセッサ/コントローラを含んでもよく、又は専用プロセッサ/コントローラであってもよい。
例として、アプリケーション回路505のプロセッサ(単数又は複数)は、Quark(商標)、Atom(商標)、i3、i5、i7、若しくはMCUクラスのプロセッサなどのIntel(登録商標)Architecture Core(商標)ベースのプロセッサ、又はカリフォルニア州サンタクララのIntel(登録商標)Corporationから入手可能な別のそのようなプロセッサを含むことができる。アプリケーション回路505のプロセッサはまた、Advanced Micro Device(AMD)Ryzen(登録商標)プロセッサ(単数又は複数)又はAccelerated Processing Unit(APU)、Apple(登録商標)Inc.製のA5-A9プロセッサ、Qualcomm(登録商標)Technologies,Inc.のSnapdragon(商標)プロセッサ、Texas Instruments,Inc.(登録商標)Open Multimedia Applications Platform(OMAP)(商標)プロセッサ、MIPS Warrior M-クラス、Warrior I-クラス及びWarrior P-クラスプロセッサなどのMIPS Technologies,Inc.からのMIPSベースの設計、ARM Cortex-A、Cortex-R及びプロセッサのCortex-MファミリなどのARM Holdingsから認可されたARMベースの設計、又は同様のもののうちの1つ以上である。いくつかの実装形態では、アプリケーション回路505は、アプリケーション回路505及び他の構成要素が単一の集積回路、又はIntel(登録商標)Corporation製のEdison(商標)若しくはGalileo(商標)SoCボードなどの単一のパッケージに形成されるシステムオンチップ(system on a chip、SoC)の一部であってもよい。
追加的又は代替的に、アプリケーション回路505は、これらに限定されるものではないが、FPGAなどの1つ以上のフィールドプログラマブルデバイス(field-programmable device、FPD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)などのプログラマブルロジックデバイス(PLD)、構造化ASICなどのASIC、プログラマブルSoC(PSoC)、などの回路を含み得る。そのような実施形態では、アプリケーション回路505の回路は、論理ブロック又は論理ファブリック、及び本明細書で説明される様々な実施形態の手順、方法、機能などの様々な機能を実行するようにプログラムすることができる他の相互接続されたリソースを含むことができる。そのような実施形態では、アプリケーション回路505の回路は、ルックアップテーブル(LUT)に論理ブロック、論理ファブリック、データなどを格納するために使用されるメモリセル(例えば、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、スタティックメモリ(例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、アンチヒューズなど))を含むことができる。
ベースバンド回路510は、例えば、1つ以上の集積回路を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージ集積回路、又は2つ以上の集積回路を含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。ベースバンド回路510の様々なハードウェア電子要素は、図6に関して以下に説明される。
RFEM515は、ミリメートル波(ミリ波)RFEM及び1つ以上のサブミリ波無線周波数集積回路(RFIC)を含んでもよい。いくつかの実装形態では、1つ以上のサブミリ波RFICは、ミリ波RFEMから物理的に分離されてもよい。RFICは、1つ以上のアンテナ又はアンテナアレイ(例えば、以下の図6のアンテナアレイ611を参照)への接続を含むことができ、RFEMは、複数のアンテナに接続することができる。代替実装形態では、ミリ波及びサブミリ波無線機能の両方は、ミリ波アンテナ及びサブミリ波の両方を組み込んだ同じ物理RFEM515内に実装されてもよい。
メモリ回路520は、所与の量のシステムメモリを提供するために使用される任意の数及びタイプのメモリデバイスを含むことができる。例として、メモリ回路520は、ダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)及び/又は同期ダイナミックRAM(SDRAM)を含む揮発性メモリ、並びに高速電気的消去可能メモリ(一般にフラッシュメモリと呼ばれる)、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)などを含む不揮発性メモリ(NVM)のうちの1つ以上を含むことができる。メモリ回路520は、Joint Electron Devices Engineering Council(JEDEC)の低電力ダブルデータレート(low power double data rate、LPDDR)ベースの設計、例えばLPDDR2、LPDDR3、LPDDR4などに従って開発されてもよい。メモリ回路520は、はんだ付けパッケージ集積回路、シングルダイパッケージ(single die package、SDP)、デュアルダイパッケージ(dual die package、DDP)、若しくはクワッドダイパッケージ(Q17P)、ソケット状メモリモジュール、マイクロDIMM若しくはミニDIMMを含むデュアルインラインメモリモジュール(dual inline memory module、DIMM)、及び/又はボールグリッドアレイ(ball grid array、BGA)を介してマザーボード上にはんだ付けされたもののうちの1つ以上として実装されてもよい。低電力実装形態では、メモリ回路520は、アプリケーション回路505に関連付けられたオンダイメモリ又はレジスタであってもよい。データ、アプリケーション、オペレーティングシステムなどの情報の永続的記憶を提供するために、メモリ回路520は、とりわけ、ソリッドステートディスクドライブ(solid state disk drive、SSDD)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、マイクロHDD、抵抗変化メモリ、相変化メモリ、ホログラフィックメモリ、又は化学メモリを含むことができる1つ以上の大容量記憶デバイスを含んでもよい。例えば、コンピュータプラットフォーム500は、Intel(登録商標)及びMicron(登録商標)からの三次元(3D)クロスポイント(XPOINT)メモリを組み込んでもよい。
取り外し可能なメモリ回路523は、ポータブルデータ記憶デバイスをプラットフォーム500と結合するために使用されるデバイス、回路、エンクロージャ/筐体、ポート又はレセプタクルなどを含んでもよい。これらのポータブルデータ記憶装置は、大量記憶目的のために使用することができ、例えば、フラッシュメモリカード(例えば、セキュアデジタル(SD)カード、microSDカード、xD画像カードなど)、及びUSBフラッシュドライブ、光ディスク、外部HDDなどを含んでもよい。
プラットフォーム500はまた、外部デバイスをプラットフォーム500と接続するために使用されるインタフェース回路(図示せず)を含んでもよい。インタフェース回路を介してプラットフォーム500に接続された外部デバイスは、センサ回路521及び電気機械構成要素(electro-mechanical component、EMC)522、並びに取り外し可能なメモリ回路523に結合された取り外し可能なメモリデバイスを含む。
センサ回路521は、その目的がその環境内でイベント又は変化を検出し、検出されたイベントに関する情報(センサデータ)を、なんらかの他のデバイス、モジュール、サブシステムなどに送信することであるデバイス、モジュール、又はサブシステムを含む。このようなセンサの例は、とりわけ加速度計、ジャイロスコープ、及び/又は磁力計を含む慣性測定ユニット(inertia measurement unit、IMU)、3軸加速度計、3軸ジャイロスコープ、及び/又は磁力計を備える微小電気機械システム(microelectromechanical system、MEMS)又はナノ電気機械システム(nanoelectromechanical system、NEMS)、レベルセンサ、フローセンサ、温度センサ(例えば、サーミスタ)、圧力センサ、気圧センサ、重力計、高度計、画像キャプチャデバイス(例えば、カメラ又はレンズレス開口)、光検出測距(LiDAR)センサ、近接センサ(例えば、赤外線検出器など)、深度センサ、周囲光センサ、超音波トランシーバ、マイクロフォン又は他の同様の音声キャプチャデバイス、などを含む。
EMC522は、プラットフォーム500がその状態、位置、及び/又は向きを変更すること、又は機構若しくは(サブ)システムを移動若しくは制御することを可能にすることを目的とするデバイス、モジュール、又はサブシステムを含む。更に、EMC522は、EMC522の現在の状態を示すために、プラットフォーム500の他の構成要素にメッセージ/シグナリングを生成及び送信するように構成されていてもよい。EMC522の例としては、1つ以上の電源スイッチ、電気機械式リレー(electromechanical relay、EMR)及び/又はソリッドステートリレー(solid state relay、SSR)を含むリレー、アクチュエータ(例えば、バルブアクチュエータなど)、可聴音発生装置、視覚的警告装置、モータ(例えば、DCモータ、ステッパモータなど)、車輪、スラスタ、プロペラ、爪、クランプ、フック、及び/又は他の同様の電気機械構成要素が挙げられる。実施形態では、プラットフォーム500は、1つ以上のキャプチャされたイベント並びに/又はサービスプロバイダ及び/若しくは様々なクライアントから受信した命令若しくは制御信号に基づいて、1つ以上のEMC522を動作させるように構成されている。
いくつかの実装形態では、インタフェース回路は、プラットフォーム500を測位回路545と接続してもよい。測位回路545は、GNSSの測位ネットワークによって送信/ブロードキャストされた信号を受信及び復号するための回路を含む。航法衛星コンスタレーション(又はGNSS)の例には、米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州連合のガリレオシステム、中国の北斗航法衛星システム、地域航法システム又はGNSS補強システム(例えば、NAVIC、日本のQZSS、フランスのDORISなど)などが含まれる。測位回路545は、航法衛星コンスタレーションノードなどの測位ネットワークの構成要素と通信するための様々なハードウェア要素(例えば、OTA通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器、アンテナ要素などのハードウェアデバイスを含む)を備える。いくつかの実施形態では、測位回路545は、マスタタイミングクロックを使用してGNSS支援なしで位置追跡/推定を実行するためのMicro-PNT ICを含むことができる。測位回路545はまた、測位ネットワークのノード及び構成要素と通信するために、ベースバンド回路410及び/又はRFEM515の一部であってもよく、又はそれらと相互作用してもよい。測位回路545はまた、位置データ及び/又は時間データをアプリケーション回路505に提供することができ、アプリケーション回路は、データを使用して、ターンバイターンナビゲーションアプリケーションなどのために、様々なインフラストラクチャ(例えば、無線基地局)と動作を同期させることがある。
いくつかの実装形態では、インタフェース回路は、プラットフォーム500を近距離通信(Near-Field Communication、NFC)回路540と接続してもよい。NFC回路540は、無線周波数識別(radio frequency identification、RFID)規格に基づいて非接触の短距離通信を提供するように構成されており、磁場誘導は、NFC回路540とプラットフォーム500の外部のNFC対応デバイス(例えば、「NFCタッチポイント」)との間の通信を可能にするために使用される。NFC回路540は、アンテナ要素と結合されたNFCコントローラと、NFCコントローラと結合されたプロセッサとを備える。NFCコントローラは、NFCコントローラのファームウェア及びNFCスタックを実行することにより、NFC回路540にNFC機能を提供するチップ/ICであってもよい。NFCスタックは、NFCコントローラを制御するためにプロセッサによって実行されてもよく、NFCコントローラファームウェアは、近距離RF信号を放射するようにアンテナ要素を制御するためにNFCコントローラによって実行されてもよい。RF信号は、パッシブNFCタグ(例えば、ステッカー又はリストバンドに埋め込まれたマイクロチップ)に電力を供給して、記憶されたデータをNFC回路540に送信するか、又は、プラットフォーム500に近接したNFC回路540と別のアクティブNFCデバイス(例えば、スマートフォン又はNFC対応POS端末)との間のデータ送出を開始することができる。
ドライバ回路546は、プラットフォーム500に組み込まれた、プラットフォーム500に取り付けられた、又は別の方法でプラットフォーム500と通信可能に結合された特定のデバイスを制御するように動作するソフトウェア及びハードウェア要素を含むことができる。ドライバ回路546は、プラットフォーム500の他の構成要素が、プラットフォーム500内に存在する、又はそれに接続することができる様々な入力/出力(I/O)デバイスと相互作用する、又はそれらを制御することを可能にする個々のドライバを含むことができる。例えば、ドライバ回路546は、ディスプレイデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのディスプレイドライバと、プラットフォーム500のタッチスクリーンインタフェースへのアクセスを制御及び許可するためのタッチスクリーンドライバと、センサ回路521のセンサ読み取り値を取得してセンサ回路521へのアクセスを制御及び許可するためのセンサドライバと、EMC522のアクチュエータ位置を取得して、かつ/又はEMC522へのアクセスを制御及び許可するためのEMCドライバと、組み込み画像キャプチャデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのカメラドライバと、1つ以上のオーディオデバイスへのアクセスを制御及び許可するためのオーディオドライバとを含むことができる。
電力管理集積回路(PMIC)525(「電力管理回路525」とも呼ばれる)は、プラットフォーム500の様々な構成要素に供給される電力を管理することができる。具体的には、ベースバンド回路510に関して、PMIC525は、電源選択、電圧スケーリング、バッテリ充電、又はDC-DC変換を制御することができる。プラットフォーム500がバッテリ530によって給電可能である場合、例えば、このデバイスがUE101、201、301に含まれている場合に、多くの場合、PMIC525が含まれてもよい。
いくつかの実施形態では、PMIC525は、プラットフォーム500の様々な省電力機構を制御する、又は別の方法でその一部とすることができる。例えば、プラットフォーム500がRRC_Connected状態にあって、トラフィックを間もなく受信することが予期されるのでRANノードに依然として接続されている場合、ある非アクティブ期間後、プラットフォームは、間欠受信モード(DRX)として知られる状態に入ることができる。この状態の間は、プラットフォーム500は、短い時間間隔で電力を落とすことができ、それによって節電することができる。長期間にわたってデータトラフィック活動が存在しない場合、プラットフォーム500は、RRC_Idle状態に遷移することができ、ネットワークから切断し、チャネル品質フィードバック、ハンドオーバなどの動作を実行しない。プラットフォーム500は、非常に低い電力状態になり、ページングを実行し、ここで再び周期的にウェイクアップしてネットワークをリッスンし、次いで再び電力を落とす。プラットフォーム500は、この状態でデータを受信しなくてもよい。データを受信するために、その後、RRC_Connected状態に遷移して戻ることができる。付加的な省電力モードにより、ページング間隔より長期間(秒から数時間に及ぶ)、デバイスがネットワークを利用不可にすることを可能にしてもよい。この間、デバイスは、ネットワークに到達できず、完全に電力を落とすことができる。この間に送信されるどんなデータも、大きな遅延をもたらし、遅延が許容できるものと想定される。
バッテリ530は、プラットフォーム500に電力を供給することができるが、いくつかの実施例では、プラットフォーム500は、固定位置に配置されて取り付けられてもよく、送電網に結合された電源を有してもよい。バッテリ530は、リチウムイオンバッテリ、亜鉛空気バッテリ、アルミニウム空気バッテリ、リチウム空気バッテリなどの金属空気バッテリであってもよい。V2X用途などのいくつかの実装形態では、バッテリ530は、典型的な鉛酸自動車バッテリであってもよい。
いくつかの実装形態では、バッテリ530は、バッテリ管理システム(Battery Management System、BMS)若しくはバッテリ監視集積回路を含む、又はそれに結合された、「スマートバッテリ」であってもよい。BMSは、バッテリ530の充電状態(state of charge、SoCh)を追跡するためにプラットフォーム500に含まれてもよい。BMSは、バッテリ530の他のパラメータを監視して、バッテリ530の健康状態(state of health、SoH)及び機能状態(state of function、SoF)などの故障予測を提供するために使用されてもよい。BMSは、バッテリ530の情報を、アプリケーション回路505又はプラットフォーム500の他の構成要素に通信してもよい。BMSはまた、アプリケーション回路505がバッテリ530の電圧、又はバッテリ530からの電流の流れを直接監視することを可能にするアナログ-デジタル変換器(analog-to-digital convertor、ADC)を含んでもよい。バッテリパラメータは、送信周波数、ネットワーク動作、検知周波数などの、プラットフォーム500が実行することができるアクションを判定するために使用されてもよい。
電力ブロック、又は送電網に結合された他の電源は、バッテリ530を充電するためにBMSと結合されてもよい。いくつかの実施例では、電力ブロック530は、無線電力受信機と置き換えられて、例えば、コンピュータプラットフォーム500内のループアンテナを介して無線で電力を取得することができる。これらの実施例では、無線バッテリ充電回路がBMSに含まれてもよい。選択される特定の充電回路は、バッテリ530のサイズ、従って必要とされる電流に依存し得る。充電は、とりわけ、Airfuel Allianceによって公布されたAirfuel標準、Wireless Power Consortiumによって公布されたQi無線充電標準、又はAlliance for Wireless Powerによって公布されたRezence充電標準を使用して実行することができる。
ユーザインタフェース回路550は、プラットフォーム500内に存在する、又はそれに接続された様々な入出力(I/O)デバイスを含み、プラットフォーム500とのユーザ相互作用を可能にするように設計された1つ以上のユーザインタフェース、及び/又はプラットフォーム500との周辺構成要素相互作用を可能にするように設計された周辺構成要素インタフェースを含む。ユーザインタフェース回路550は、入力デバイス回路及び出力デバイス回路を含む。入力デバイス回路は、とりわけ、1つ以上の物理的又は仮想的ボタン(例えば、リセットボタン)、物理キーボード、キーパッド、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、マイクロフォン、スキャナ、ヘッドセットなどを含む入力を受け付けるための任意の物理的又は仮想的手段を含む。出力デバイス回路は、センサ読み取り値、アクチュエータ位置、又は他の同様の情報などの情報を表示するか、又は別の方法で情報を伝達するための任意の物理的又は仮想的な手段を含む。出力デバイス回路は、とりわけ、1つ以上の単純な視覚出力/インジケータ(例えば、バイナリステータスインジケータ(例えば、発光ダイオード(light emitting diode、LED))及び複数桁文字視覚出力、又はディスプレイデバイス若しくはタッチスクリーン(例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Chrystal Display、LCD)、LEDディスプレイ、量子ドットディスプレイ、プロジェクタなど)などのより複雑な出力を含む、任意の数及び/又は組み合わせのオーディオ又は視覚ディスプレイを含むことができ、文字、グラフィック、マルチメディアオブジェクトなどの出力は、プラットフォーム500の動作から生成される。出力デバイス回路はまた、スピーカ又は他のオーディオ放出デバイス、プリンタ、及び/又は同様のものを含んでもよい。いくつかの実施形態では、センサ回路521は、入力デバイス回路(例えば、画像キャプチャデバイス、モーションキャプチャデバイスなど)として使用されてもよく、1つ以上のEMCは、出力デバイス回路(例えば、触覚フィードバックを提供するためのアクチュエータなど)として使用されてもよい。別の実施例では、アンテナ要素と結合されたNFCコントローラを備えるNFC回路、及び処理デバイスが、電子タグを読み取り、及び/又は別のNFC対応デバイスと接続するために含まれてもよい。周辺構成要素インタフェースとしては、不揮発性メモリポート、USBポート、オーディオジャック、電源インタフェースなどを挙げることができるが、これらに限定されない。
図示されていないが、プラットフォーム500の構成要素は、ISA、EISA、PCI、PCIx、PCIe、時間トリガプロトコル(Time-Trigger Protocol、TTP)システム、FlexRayシステム、又は任意の数の他の技術を含む任意の数の技術を含むことができる、適切なバス又は相互接続(IX)技術を使用して、互いに通信することができる。バス/IXは、例えば、SoCベースのシステムで使用される独自のバス/IXであってもよい。とりわけ、I2Cインタフェース、SPIインタフェース、ポイントツーポイントインタフェース、及び電力バスなどの他のバス/IXシステムが含まれてもよい。
図6は、様々な実施形態に係る、ベースバンド回路610及び無線フロントエンドモジュール(RFEM)615の例示的な構成要素を示す。ベースバンド回路610は、図4及び図5のベースバンド回路410及び510それぞれに対応する。RFEM615は、図4及び図5のRFEM415及び515それぞれに対応する。図示のように、RFEM615は、少なくとも示されるように共に結合された無線周波数(Radio Frequency、RF)回路606、フロントエンドモジュール(front-end module、FEM)回路608、アンテナアレイ611を含んでもよい。
ベースバンド回路610は、RF回路606を介して1つ以上の無線ネットワークとの通信を可能にする様々な無線/ネットワークプロトコル及び無線制御機能を実行するように構成された回路及び/又は制御論理を含む。無線制御機能としては、信号変調/復調、符号化/復号化、無線周波数シフト等を挙げることができるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610の変調/復調回路は、高速フーリエ変換(Fast-Fourier Transform、FFT)、プリコーディング、又はコンスタレーションマッピング/デマッピング機能を含むことができる。いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610の符号化/復号回路は、畳込み、テールバイティング畳込み、ターボ、ビタビ、又は低密度パリティチェック(Low Density Parity Check、LDPC)エンコーダ/デコーダ機能を含んでもよい。変調/復調及びエンコーダ/デコーダ機能の実施形態は、これらの実施例に限定されず、他の実施形態では他の好適な機能を含んでもよい。ベースバンド回路610は、RF回路606の受信信号経路から受信したベースバンド信号を処理し、RF回路606の送信信号経路のためのベースバンド信号を生成するように構成されている。ベースバンド回路610は、ベースバンド信号の生成及び処理のために、かつRF回路606の動作を制御するために、アプリケーション回路405/505(図4及び図5を参照)とインタフェース接続するように構成されている。ベースバンド回路610は、様々な無線制御機能を処理することができる。
ベースバンド回路610の前述の回路及び/又は制御論理は、1つ以上の単一又はマルチコアプロセッサを含んでもよい。例えば、1つ以上のプロセッサは、3Gベースバンドプロセッサ604A、4G/LTEベースバンドプロセッサ604B、5G/NRベースバンドプロセッサ604C、又は他の既存世代、開発中の、若しくは将来開発される世代(例えば、第6世代(sixth generation、6G)など)のなんらかの他のベースバンドプロセッサ(単数又は複数)604Dを含むことができる。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ604A~604Dの機能の一部又は全ては、メモリ604Gに記憶されたモジュールに含まれ、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)604Eを介して実行されてもよい。他の実施形態では、ベースバンドプロセッサ604A~604Dの機能の一部又は全ては、対応するメモリセルに記憶された適切なビットストリーム又は論理ブロックをロードされたハードウェアアクセラレータ(例えば、FPGA、ASICなど)として提供されてもよい。様々な実施形態において、メモリ604Gは、CPU604E(又は他のベースバンドプロセッサ)によって実行されると、CPU604E(又は他のベースバンドプロセッサ)に、ベースバンド回路610のリソースを管理させる、タスクをスケジュールさせるなどをすることになるリアルタイムOS(real-time OS、RTOS)のプログラムコードを記憶することができる。RTOSの例としては、Enea(登録商標)によって提供されるOperating System Embedded(OSE)(商標)、Mentor Graphics(登録商標)によって提供されるNucleus RTOS(商標)、Mentor Graphics(登録商標)によって提供されるVersatile Real-Time Executive(VRTX)、Express Logic(登録商標)によって提供されるThreadX(商標)、FreeRTOS、Qualcomm(登録商標)によって提供されるREX OS、Open Kernel(OK)Labs(登録商標)によって提供されるOKL4、又は本明細書で説明されるものなどの任意の他の好適なRTOSを挙げることができる。更に、ベースバンド回路610は、1つ以上のオーディオデジタル信号プロセッサ(単数又は複数)(DSP)604Fを含むことができる。オーディオDSP(単数又は複数)604Fは、圧縮/展開及びエコー除去のための要素を含み、他の実施形態では、他の好適な処理要素を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、プロセッサ604A~604Eのそれぞれは、メモリ604Gに/メモリ604Gからデータを送受信するためのそれぞれのメモリインタフェースを含む。ベースバンド回路610は、ベースバンド回路610の外部のメモリにデータを送受信するインタフェースなどの他の回路/デバイスに通信可能に結合する1つ以上のインタフェースと、図4~図6のアプリケーション回路405/505との間でデータを送受信するためのアプリケーション回路インタフェースと、図6のRF回路606との間でデータを送受信するRF回路インタフェースと、1つ以上の無線ハードウェア要素(例えば、近距離無線通信(NFC)構成要素、Bluetooth(登録商標)/Bluetooth(登録商標)低エネルギー構成要素、WiFi(登録商標)構成要素、及び/又は同様のもの)との間でデータを送受信するための無線ハードウェア接続インタフェースと、PMIC525との間で電力又は制御信号を送受信する電力管理インタフェースと、を更に含むことができる。
代替の実施形態(上述の実施形態と組み合わされてもよい)では、ベースバンド回路610は、相互接続サブシステムを介して互いに、かつCPUサブシステム、オーディオサブシステム、及びインタフェースサブシステムに結合された、1つ以上のデジタルベースバンドシステムを含む。デジタルベースバンドサブシステムはまた、別の相互接続サブシステムを介してデジタルベースバンドインタフェース及び混合信号ベースバンドサブシステムに結合されてもよい。相互接続サブシステムのそれぞれは、バスシステム、ポイントツーポイント接続、ネットワークオンチップ(NOC)構造、及び/又は本明細書で論じられるものなどのいくつかの他の好適なバス若しくは相互接続技術を含んでもよい。オーディオサブシステムは、DSP回路、バッファメモリ、プログラムメモリ、音声処理アクセラレータ回路、アナログ-デジタル及びデジタル-アナログ変換回路などのデータ変換回路、増幅器及びフィルタのうちの1つ以上を含むアナログ回路、及び/又は他の同様の構成要素を含み得る。本開示の一態様では、ベースバンド回路610は、デジタルベースバンド回路及び/又は無線周波数回路(例えば、無線フロントエンドモジュール615)のための制御機能を提供するために、制御回路(図示せず)の1つ以上のインスタンスを有するプロトコル処理回路を含むことができる。
図6には示されていないが、いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610は、1つ以上の無線通信プロトコルを動作させるための個々の処理デバイス(単数又は複数)(例えば、「マルチプロトコルベースバンドプロセッサ」又は「プロトコル処理回路」)及びPHY層機能を実装するための個々の処理デバイス(単数又は複数)を含む。これらの実施形態では、PHY層機能は、前述の無線制御機能を含む。これらの実施形態では、プロトコル処理回路は、1つ以上の無線通信プロトコルの様々なプロトコル層/エンティティを動作又は実装させる。第1の実施例では、プロトコル処理回路は、ベースバンド回路610及び/又はRF回路606がミリ波通信回路又はなんらかの他の好適なセルラ通信回路の一部であるときに、LTEプロトコルエンティティ及び/又は5G/NRプロトコルエンティティを動作させることができる。第1の実施例では、プロトコル処理回路は、MAC、RLC、PDCP、SDAP、RRC、及びNAS機能を動作させる。第2の実施例では、プロトコル処理回路は、ベースバンド回路610及び/又はRF回路606がWi-Fi通信システムの一部である場合に、1つ以上のIEEEベースのプロトコルを動作させてもよい。第2の実施例では、プロトコル処理回路は、WiFi MAC及び論理リンク制御(LLC)機能を動作させる。プロトコル処理回路は、プログラムコード及びプロトコル機能を動作させるためのデータを格納するための1つ以上のメモリ構造(例えば604G)、並びにプログラムコードを実行し、データを使用して様々な動作を実行する1つ以上の処理コアを含んでもよい。ベースバンド回路610はまた、2つ以上の無線プロトコルに関する無線通信をサポートすることができる。
本明細書で論じるベースバンド回路610の様々なハードウェア要素は、例えば、1つ以上の集積回路(IC)を含むはんだ付け基板、主回路基板にはんだ付けされた単一のパッケージIC、又は2つ以上のICを含むマルチチップモジュールとして実装されてもよい。一例では、ベースバンド回路610の構成要素は、単一のチップ、又はチップセット内で好適に組み合わされてもよく、又は同じ回路基板上に配置されてもよい。別の実施例では、ベースバンド回路610及びRF回路606の構成要素の一部又は全ては、例えば、システムオンチップ(SoC)又はシステムインパッケージ(System-in-Package、SiP)などに、一緒に実装されてもよい。別の実施例では、ベースバンド回路610の構成要素の一部又は全ては、RF回路606(又はRF回路606の複数のインスタンス)と通信可能に結合された別個のSoCとして実装されてもよい。更に別の実施例では、ベースバンド回路610及びアプリケーション回路405/505の構成要素の一部又は全ては、同じ回路基板に実装された個々のSoC(例えば、「マルチチップパッケージ」)として一緒に実装されてもよい。
いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610は、1つ以上の無線技術と互換性のある通信を提供することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ベースバンド回路610は、E-UTRAN又は他のWMAN、WLAN、WPANとの通信をサポートすることができる。ベースバンド回路610が2つ以上の無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成されている実施形態は、マルチモードベースバンド回路と呼ばれる場合がある。
RF回路606は、非固体媒体を介した変調電磁放射線を用いて無線ネットワークとの通信を可能にすることができる。様々な実施形態では、RF回路606は、無線ネットワークとの通信を容易にするために、スイッチ、フィルタ、増幅器などを含んでもよい。RF回路606は、FEM回路608から受信したRF信号をダウンコンバートし、ベースバンド信号をベースバンド回路610に提供するための回路を含むことができる、受信信号経路を含むことができる。RF回路606はまた、ベースバンド回路610によって提供されるベースバンド信号をアップコンバートし、送信のためにRF出力信号をFEM回路608に提供するための回路を含むことができる、送信信号経路も含んでもよい。
いくつかの実施形態では、RF回路606の受信信号経路は、ミキサ回路606a、増幅器回路606b、及びフィルタ回路606cを含むことができる。いくつかの実施形態では、RF回路606の送信信号経路は、フィルタ回路606c及びミキサ回路606aを含むことができる。RF回路606はまた、受信信号経路及び送信信号経路のミキサ回路606aによって使用される周波数を合成するための合成器回路606dを含んでもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606aは、合成器回路606dによって提供される合成周波数に基づいて、FEM回路608から受信したRF信号をダウンコンバートするように構成されていてもよい。増幅器回路606bは、ダウンコンバートされた信号を増幅するように構成することができ、フィルタ回路606cは、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去して出力ベースバンド信号を生成するように構成されたローパスフィルタ(low-pass filter、LPF)又はバンドパスフィルタ(band-pass filter、BPF)であってもよい。出力ベースバンド信号は、更に処理するためにベースバンド回路610に提供されてもよい。いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号は、ゼロ周波数ベースバンド信号であってもよいが、これは必須ではない。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606aは、受動ミキサを含んでもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、送信信号経路のミキサ回路606aは、合成器回路606dによって提供される合成周波数に基づいて入力ベースバンド信号をアップコンバートして、FEM回路608のためのRF出力信号を生成するように構成されていてもよい。ベースバンド信号は、ベースバンド回路610によって提供されてもよく、フィルタ回路606cによってフィルタリングされてもよい。
いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606a及び送信信号経路のミキサ回路606aは、2つ以上のミキサを含んでもよく、直交ダウンコンバージョン及び直交アップコンバージョンそれぞれのために構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606a及び送信信号経路のミキサ回路606aは、2つ以上のミキサを含んでもよく、画像除去(例えば、ハートレー(Hartley)画像除去)のために構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606a及び送信信号経路のミキサ回路606aは、直接ダウンコンバージョン及び直接アップコンバージョンそれぞれのために構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、受信信号経路のミキサ回路606a及び送信信号経路のミキサ回路606aは、スーパーヘテロダイン動作のために構成されていてもよい。
いくつかの実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号はアナログベースバンド信号であってもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。いくつかの代替実施形態では、出力ベースバンド信号及び入力ベースバンド信号は、デジタルベースバンド信号であってもよい。これらの代替実施形態では、RF回路606は、アナログデジタル変換器(ADC)及びデジタルアナログ変換器(digital-to-analog converter、DAC)回路を含むことができ、ベースバンド回路610は、RF回路606と通信するためのデジタルベースバンドインタフェースを含んでもよい。
いくつかのデュアルモード実施形態では、各スペクトルの信号を処理するために別個の無線IC回路が提供されてもよいが、実施形態の範囲はこの点で限定されない。
いくつかの実施形態では、合成器回路606dは、フラクショナルN合成器又はフラクショナルN/N+1合成器であってもよいが、他のタイプの周波数合成器が好適である場合があるので、本実施形態の範囲はこの点で限定されない。例えば、合成器回路606dは、デルタ-シグマ合成器、周波数乗算器、又は周波数分割器を有する位相ロックループを備える合成器であってもよい。
合成器回路606dは、周波数入力及びディバイダ制御入力に基づいて、RF回路606のミキサ回路606aによって使用される出力周波数を合成するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、合成器回路606dは、フラクショナルN/N+1合成器であってもよい。
いくつかの実施形態では、周波数入力は、電圧制御型発振器(VCO)によって提供されてもよいが、それは必須ではない。分割器制御入力は、所望の出力周波数に応じてベースバンド回路610又はアプリケーション回路405/505のいずれかによって提供されてもよい。いくつかの実施形態では、分割器制御入力(例えば、N)は、アプリケーション回路405/505によって示されるチャネルに基づいてルックアップテーブルから判定されてもよい。
RF回路606の合成器回路606dは、分割器、遅延ロックループ(delay-locked loop、DLL)、マルチプレクサ、及び位相アキュムレータを含むことができる。いくつかの実施形態では、ディバイダは、デュアルモジュラスディバイダ(dual modulus divider、DMD)であってもよく、位相アキュムレータは、デジタル位相アキュムレータ(digital phase accumulator、DPA)であってもよい。いくつかの実施形態では、DMDは、入力信号を(例えば、実行に基づいて)N又はN+1のいずれかに分割して、フラクショナル分割比を提供するように構成されてもよい。いくつかの例示的実施形態では、DLLは、カスケード式同調可能な遅延素子、位相検出器、チャージポンプ、及びD型フリップフロップのセットを含み得る。これらの実施形態では、遅延素子は、VCO周期を、Ndの等しい位相のパケットに分割するように構成することができ、ここでNdは遅延線内の遅延素子の数である。このようにして、DLLは、遅延線を通した合計遅延が1つのVCOサイクルであることを保証することに寄与すべく、負のフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、合成器回路606dは、出力周波数としてキャリア周波数を生成するように構成されていてもよく、他の実施形態では、出力周波数は、キャリア周波数の倍数(例えば、キャリア周波数の2倍、キャリア周波数の4倍)であってもよく、直交発生器及び分割器回路と併せて使用して、互いに対して複数の異なる位相を有するキャリア周波数で複数の信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、出力周波数はLO周波数(fLO)であってもよい。いくつかの実施形態では、RF回路606は、IQ/極性変換器を含んでもよい。
FEM回路608は、アンテナアレイ611から受信したRF信号上で動作し、受信信号を増幅し、更に処理するために受信信号の増幅バージョンをRF回路606に提供するように構成された回路を含むことができる、受信信号経路を含んでもよい。FEM回路608はまた、アンテナアレイ611の1つ以上のアンテナ要素により送信されるためにRF回路606によって提供される、送信のための信号を増幅するように構成された回路を含むことができる、送信信号経路を含んでもよい。様々な実施形態では、送信信号経路又は受信信号経路を介した増幅は、RF回路606のみにおいて、FEM回路608のみにおいて、又はRF回路606及びFEM回路608の両方において行われてもよい。
いくつかの実施形態では、FEM回路608は、送信モードと受信モードの動作との間で切り替えるためのTX/RXスイッチを含んでもよい。FEM回路608は、受信信号経路及び送信信号経路を含むことができる。FEM回路608の受信信号経路は、受信されたRF信号を増幅し、増幅された受信RF信号を出力として(例えば、RF回路606に)提供するための、LNAを含んでもよい。FEM回路608の送信信号経路は、(例えば、RF回路606によって提供される)入力RF信号を増幅するための電力増幅器(power amplifier、PA)と、アンテナアレイ611のうちの1つ以上のアンテナ要素による後続する送信のためにRF信号を生成するための1つ以上のフィルタとを含むことができる。
アンテナアレイ611は、それぞれが電気信号を空気中を移動する電波に変換して、受信した電波を電気信号に変換するように構成された、1つ以上のアンテナ要素を備える。例えば、ベースバンド回路610によって提供されるデジタルベースバンド信号は、1つ以上のアンテナ要素(図示せず)を含むアンテナアレイ611のアンテナ要素を介して増幅され送信されるアナログRF信号(例えば、変調波形)に変換される。アンテナ要素は、無指向性、指向性、又はこれらの組み合わせであってもよい。アンテナ要素は、本明細書で知られている及び/又は説明されているように、多数の配列で形成されてもよい。アンテナアレイ611は、1つ以上のプリント回路基板の表面上に作製されるマイクロストリップアンテナ又はプリントアンテナを含むことができる。アンテナアレイ611は、様々な形状の金属箔のパッチ(例えば、パッチアンテナ)として形成されてもよく、金属伝送線などを使用してRF回路606及び/又はFEM回路608と結合されてもよい。
アプリケーション回路405/505のプロセッサ及びベースバンド回路610のプロセッサを使用して、プロトコルスタックの1つ以上のインスタンスの要素を実行することができる。例えば、ベースバンド回路610のプロセッサを単独で又は組み合わせて使用して、層3、層2、又は層1の機能を実行することができる一方で、アプリケーション回路405/505のプロセッサは、これらの層から受信したデータ(例えば、パケットデータ)を利用して、層4の機能(例えば、TCP及びUDP層)を更に実行してもよい。本明細書で言及するように、層3は、以下に更に詳細に記載するRRC層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層2は、以下に更に詳細に記載するMAC層、RLC層及びPDCP層を含んでもよい。本明細書で言及するように、層1は、以下に更に詳細に記載する、UE/RANノードのPHY層を含み得る。
図7は、様々な実施形態に係る、無線通信デバイスに実装することができる様々なプロトコル機能を示す。具体的には、図7は、様々なプロトコル層/エンティティ間の相互接続を示す構成700を含む。図7の以下の説明は、5G/NRシステム規格及びLTEシステム規格と連携して動作する様々なプロトコル層/エンティティについて提供されるが、図7の態様の一部又は全ては、他の無線通信ネットワークシステムにも適用可能であり得る。
構成700のプロトコル層は、図示されていない他の上位層機能に加えて、PHY710、MAC720、RLC730、PDCP740、SDAP747、RRC755、及びNAS層757のうちの1つ以上を含むことができる。プロトコル層は、2つ以上のプロトコル層の間の通信を提供することができる1つ以上のサービスアクセスポイント(例えば、図7の項目759、756、750、749、745、735、725、及び715)を含むことができる。
PHY710は、1つ以上の他の通信デバイスとの間で受信又は送信することができる物理層信号705を送受信することができる。物理層信号705は、本明細書で説明したものなどの、1つ以上の物理チャネルを含むことができる。PHY710は、リンク適応又は適応変調及び符号化(adaptive modulation and coding、AMC)、電力制御、(例えば、初期同期及びハンドオーバ目的のための)セル探索、並びに、RRC755などの上位層によって使用される他の測定を更に実行してもよい。PHY710は、また、トランスポートチャネル上のエラー検出、トランスポートチャネルの前方エラー訂正(forward error correction、FEC)符号化/復号、物理チャネルの変調/復調、インターリーブ、レートマッチング、物理チャネルへのマッピング、及びMIMOアンテナ処理を更に実行してもよい。実施形態では、PHY710のインスタンスは、1つ以上のPHY-SAP715を介してMAC720のインスタンスからの要求を処理し、MAC720のインスタンスにインジケーションを提供することができる。いくつかの実施形態によれば、PHY-SAP715を介して通信される要求及びインジケーションは、1つ以上のトランスポートチャネルを含むことができる。
MAC720のインスタンス(単数又は複数)は、1つ以上のMAC-SAP725を介してRLC730のインスタンスからの要求を処理し、RLC730のインスタンスにインジケーションを提供することができる。MAC-SAP725を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上の論理チャネルを含むことができる。MAC720は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピング、トランスポートチャネルを介してPHY710に配信されるTB上への1つ以上の論理チャネルからのMAC SDUの多重化、トランスポートチャネルを介してPHY710に配信されるTBから1つ以上の論理チャネルへのMAC SDUの逆多重化、TB上へのMAC SDUの多重化、スケジューリング情報報告、HARQによるエラー訂正、及び論理チャネル優先順位付けを実行することができる。
RLC730のインスタンス(単数又は複数)は、1つ以上の無線リンク制御サービスアクセスポイント(radio link control service access point、RLC-SAP)735を介してPDCP740のインスタンスからの要求を処理し、PDCPのインスタンスにインジケーションを提供することができる。RLC-SAP735を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上のRLCチャネルを含むことができる。RLC730は、透過モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)を含む、複数の動作モードで動作することができる。RLC730は、上位層プロトコルデータユニット(upper layer protocol data unit、PDU)の転送、AMデータ転送のための自動再送要求(automatic repeat request、ARQ)によるエラー訂正、並びに、UMデータ転送及びAMデータ転送のためのRLC SDUの連結、分割、及び再組み立てを実行することができる。RLC730はまた、AMデータ転送のためのRLCデータPDUの再分割を実行し、UMデータ転送及びAMデータ転送のためのRLCデータPDUを並べ替え、UMデータ転送及びAMデータ転送のための複製データを検出し、UMデータ転送及びAMデータ転送のためのRLC SDUを破棄し、AMデータ転送のためのプロトコルエラーを検出し、RLC再確立を実行してもよい。
PDCP740のインスタンス(単数又は複数)は、1つ以上のパケットデータコンバージェンスプロトコルサービスアクセスポイント(packet data convergence protocol service access point、PDCP-SAP)745を介してRRC755のインスタンス(単数又は複数)及び/又はSDAP747のインスタンス(単数又は複数)からの要求を処理し、それらのインスタンスにインジケーションを提供することができる。PDCP-SAP745を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上の無線ベアラを含むことができる。PDCP740は、IPデータのヘッダ圧縮及び展開を実行し、PDCPシーケンス番号(Sequence Number、SN)を維持し、下位層の再確立における上位層PDUのインシーケンス配信を実行し、RLC AM上にマッピングされた無線ベアラのための下位層の再確立における下位層SDUの複製を除去し、制御プレーンデータを暗号化及び解読し、制御プレーンデータの完全性保護及び完全性検証を実行し、データのタイマベースの破棄を制御し、セキュリティ動作(例えば、暗号化、解読、完全性保護、完全性検証など)を実行することができる。
SDAP747のインスタンス(単数又は複数)は、1つ以上のSDAP-SAP749を介して、1つ以上の上位層プロトコルエンティティからの要求を処理し、1つ以上の上位層プロトコルエンティティにインジケーションを提供することができる。SDAP-SAP749を介して通信されるこれらの要求及びインジケーションは、1つ以上のQoSフローを含むことができる。SDAP747は、QoSフローをDRBにマッピングすることができ、その逆も可能であり、DLパケット及びULパケット内のQFIをマークすることもできる。単一のSDAPエンティティ747は、個々のPDUセッションのために構成されていてもよい。UL方向では、NG-RAN110は、反射マッピング、又は明示的マッピングの2つの異なる方法で、QoSフローのDRB(単数又は複数)へのマッピングを制御することができる。反射マッピングのために、UE101のSDAP747は、各DRBに対するDLパケットのQFIを監視してもよく、UL方向に流れるパケットに対して同じマッピングを適用することができる。DRBに関しては、UE101のSDAP747は、QoSフローID(単数又は複数)及びそのDRBに関するDLパケット内で観測されたPDUセッションに対応するQoSフロー(単数又は複数)に属するULパケットをマッピングすることができる。反射マッピングを可能にするために、NG-RAN310は、Uuインタフェース上のDLパケットをQoSフローIDでマークし得る。明示的なマッピングは、SDAP747をDRBマッピングルールに明示的なQoSフローで構成するRRC755を含んでもよく、これは記憶され、SDAP747が後に続くことができる。実施形態では、SDAP747は、NR実装でのみ使用されてもよく、LTE実装では使用されなくてもよい。
RRC755は、1つ以上の管理サービスアクセスポイント(management service access point、M-SAP)を介して、PHY710、MAC720、RLC730、PDCP740、及びSDAP747の1つ以上のインスタンスを含むことができる、1つ以上のプロトコル層の態様を構成することができる。実施形態では、RRC755のインスタンスは、1つ以上のRRC-SAP756を介して、1つ以上のNASエンティティ757からの要求を処理し、1つ以上のNASエンティティ757にインジケーションを提供することができる。RRC755のメインサービス及び機能としては、システム情報(例えば、MIB又はNASに関連するSIBに含まれる)のブロードキャスト、アクセス層(access stratum、AS)に関するシステム情報のブロードキャスト、UE101及びRAN110との間のRRC接続のページング、確立、維持、及び解放(例えば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続変更、及びRRC接続解放)、ポイントツーポイント無線ベアラの確立、構成、維持、及び解放、鍵管理を含むセキュリティ機能、RAT間モビリティ、並びにUE測定レポートのための測定構成を挙げることができる。MIB及びSIBは、それぞれ個々のデータフィールド又はデータ構造を含むことができる1つ以上のIEを含んでもよい。
NAS757は、UE101とAMF321との間の制御プレーンの最上位層を形成してもよい。NAS757は、UE101とLTEシステムのP-GWとの間のIP接続性を確立及び維持するために、UE101のモビリティ及びセッション管理手順をサポートしてもよい。
様々な実施形態によれば、構成700の1つ以上のプロトコルエンティティは、上述のデバイス間の制御プレーン又はユーザプレーン通信プロトコルスタックに使用される、UE101、RANノード111、NR実装のAMF321又はLTE実装のMME221、NR実装のUPF302又はLTE実装のS-GW222及びP-GW223などで実装されてもよい。そのような実施形態では、UE101、gNB111、AMF321などのうちの1つ以上に実装することができる1つ以上のプロトコルエンティティは、そのような通信を実行するために、それぞれの下位層プロトコルエンティティのサービスを使用して別のデバイス内又は上に実装することができるそれぞれのピアプロトコルエンティティと通信することができる。いくつかの実施形態では、gNB111のgNB-CUは、1つ以上のgNB-DUの動作を制御するgNBのRRC755、SDAP747、及びPDCP740をホストすることができ、gNB111のgNB-DUは、gNB111のRLC730、MAC720、及びPHY710をそれぞれホストすることができる。
第1の実施例では、制御プレーンプロトコルスタックは、最上位層から最下位層の順に、NAS757、RRC755、PDCP740、RLC730、MAC720、及びPHY710を備えることができる。この実施例では、上位層760は、NAS757の上に構築することができ、IP層761、SCTP762、及びアプリケーション層シグナリングプロトコル(application layer signaling protocol、AP)763を含む。
NR実装では、AP763は、NG-RANノード111とAMF321との間に定義されたNGインタフェース113用のNGアプリケーションプロトコル層(NG application protocol layer、NGAP又はNG-AP)763であってもよく、又はAP763は、2つ以上のRANノード111の間に定義されたXnインタフェース112用のXnアプリケーションプロトコル層(Xn application protocol layer、XnAP又はXn-AP)763であってもよい。
NG-AP763は、NGインタフェース113の機能をサポートしてもよく、基本手順(Elementary Procedure、EP)を含んでもよい。NG-AP EPは、NG-RANノード111とAMF321との間の相互作用の単位とすることができる。NG-AP763サービスは、UE関連サービス(例えば、UE101に関連するサービス)及び非UE関連サービス(例えば、NG-RANノード111とAMF321との間のNGインタフェースインスタンス全体に関連するサービス)の2つのグループを含むことができる。これらのサービスは、これらに限定されないが、特定のページングエリアに含まれるNG-RANノード111にページング要求を送信するためのページング機能、AMF321がAMF321及びNG-RANノード111内のUEコンテキストを確立、修正、及び/又は解放することを可能にするためのUEコンテキスト管理機能、NG-RAN内のモビリティをサポートするシステム内HO及びEPSシステムとの間のモビリティをサポートするシステム間HOのための、ECM接続モードにおけるUE101のためのモビリティ機能、UE101とAMF321との間でNASメッセージをトランスポート又は再ルーティングするためのNASシグナリングトランスポート機能、AMF321とUE101との間の関連性を判定するためのNASノード選択機能、NGインタフェースを設定し、NGインタフェースを介してエラーを監視するためのNGインタフェース管理機能(単数又は複数)、NGインタフェースを介して警告メッセージを転送し、又は警告メッセージの進行中のブロードキャストをキャンセルする手段を提供するための警告メッセージ送信機能、CN120を介して2つのRANノード111間でRAN構成情報(例えば、SON情報、性能測定(performance measurement、PM)データなど)を要求及び転送する構成転送機能、及び/又は他の同様の機能を含む、機能を含むことができる。
XnAP763は、Xnインタフェース112の機能をサポートすることができ、XnAP基本モビリティ手順及びXnAPグローバル手順を含んでもよい。XnAP基本モビリティ手順は、ハンドオーバ準備及びキャンセル手順、SNステータス転送手順、UEコンテキスト検索及びUEコンテキスト解放手順、RANページング手順、デュアルコネクティビティ関連手順など、NGRAN111(又はE-UTRAN210)内でUEモビリティを処理するために使用される手順を含むことができる。XnAPグローバル手順は、Xnインタフェースセットアップ手順及びリセット手順、NG-RAN更新手順、セルアクティブ化手順など、特定のUE101に関連しない手順を含むことができる。
LTE実装形態では、AP763は、E-UTRANノード111とMMEとの間に定義されるS1インタフェース113に対するS1アプリケーションプロトコル層(S1 Application Protocol layer、S1-AP)763であってもよく、又はAP763は、2つ以上のE-UTRANノード111の間に定義されるX2インタフェース112に対するX2アプリケーションプロトコル層(X2 application protocol layer、X2AP又はX2-AP)763であってもよい。
S1アプリケーションプロトコル層(S1-AP)763は、S1インタフェースの機能をサポートすることができ、前述のNG-APと同様に、S1-APは、S1-AP EPを含むことができる。S1-AP EPは、E-UTRANノード111とLTE CN120内のMME221との間の相互作用の単位とすることができる。S1-AP763サービスは、UE関連サービス及び非UE関連サービスの2つのグループを含んでもよい。これらのサービスは、E-UTRAN無線アクセスベアラ(E-UTRAN Radio Access Bearer、E-RAB)管理、UE能力インジケーション、モビリティ、NASシグナリングトランスポート、RAN情報管理(RAN Information Management、RIM)、及び構成転送を含むが、これらに限定されない機能を実行する。
X2AP763は、X2インタフェース112の機能をサポートすることができ、X2AP基本モビリティ手順及びX2APグローバル手順を含むことができる。X2AP基本モビリティ手順は、ハンドオーバ準備及びキャンセル手順、SNステータス転送手順、UEコンテキスト検索及びUEコンテキスト解放手順、RANページング手順、デュアルコネクティビティ関連手順など、E-UTRAN120内でUEモビリティを処理するために使用される手順を含むことができる。X2APグローバル手順は、X2インタフェースセットアップ手順及びリセット手順、負荷インジケーション手順、エラーインジケーション手順、セルアクティブ化手順など、特定のUE101に関連しない手順を含むことができる。
SCTP層(代替的にSCTP/IP層と呼ばれる)762は、アプリケーション層メッセージ(例えば、NR実装形態におけるNGAP若しくはXnAPメッセージ、又はLTE実装形態におけるS1-AP若しくはX2APメッセージ)の保証された配信を提供することができる。SCTP762は、IP761によってサポートされるIPプロトコルに部分的に基づいて、RANノード111とAMF321/MME221との間のシグナリングメッセージの信頼性の高い配信を保証することができる。インターネットプロトコル層(Internet Protocol layer、IP)761は、パケットアドレス指定及びルーティング機能を実行するために使用することができる。いくつかの実装形態では、IP層761は、PDUを配信及び伝達するためにポイントツーポイント送信を使用してもよい。これに関して、RANノード111は、情報を交換するためにMME/AMFとのL2及びL1層通信リンク(例えば、有線又は無線)を備えてもよい。
第2の実施例では、ユーザプレーンプロトコルスタックは、最上位層から最下位層の順に、SDAP747、PDCP740、RLC730、MAC720、及びPHY710を備えることができる。ユーザプレーンプロトコルスタックは、LTE実装形態では、UE101、RANノード111及びUPF302の間の通信のために使用されてもよく、又はLTE実装形態では、S-GW222とP-GW223との間の通信のために使用されてもよい。この実施例では、上位層751は、SDAP747の上に構築されてもよく、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)及びIPセキュリティ層(UDP and IP security layer、UDP/IP)752、ユーザプレーン層のための汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)トンネリングプロトコル(GPRS Tunneling Protocol for the user plane layer、GTP-U)753、及びユーザプレーンPDU層(User Plane PDU layer、UP PDU)763を含んでもよい。
トランスポートネットワーク層754(「トランスポート層」とも呼ばれる)は、IPトランスポート上に構築されてもよく、GTP-U753をUDP/IP層752(UDP層及びIP層を含む)の上に使用して、ユーザプレーンPDU(UP-PDU)を搬送してもよい。IP層(「インターネット層」とも呼ばれる)は、パケットアドレス指定及びルーティング機能を実行するために使用されてもよい。IP層は、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかにおいて、IPアドレスをユーザデータパケットに割り当てることができる。
GTP-U753は、GPRSコアネットワーク内及び無線アクセスネットワークとコアネットワークとの間でユーザデータを搬送するために使用することができる。トランスポートされるユーザデータは、例えば、IPv4、IPv6、又はPPPフォーマットのうちのいずれかのパケットであってもよい。UDP/IP752は、データ完全性のチェックサム、ソース及び宛先で異なる機能に対処するためのポート番号、並びに選択されたデータフロー上の暗号化及び認証を提供することができる。RANノード111及びS-GW222は、S1-Uインタフェースを利用して、L1層(例えば、PHY710)、L2層(例えば、MAC720、RLC730、PDCP740、及び/又はSDAP747)、UDP/IP層752、及びGTP-U753を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換することができる。S-GW222及びP-GW223は、S5/S8aインタフェースを利用して、L1層、L2層、UDP層/IP層752、及びGTP-U753を含むプロトコルスタックを介してユーザプレーンデータを交換することができる。前述したように、NASプロトコルは、UE101とP-GW223との間のIP接続を確立及び維持するために、UE101のモビリティ及びセッション管理手順をサポートすることができる。
更に、図7には示されていないが、AP763及び/又はトランスポートネットワーク層754の上にアプリケーション層が存在してもよい。アプリケーション層は、UE101、RANノード111、又は他のネットワーク要素のユーザが、例えば、アプリケーション回路405又はアプリケーション回路505によって実行されるソフトウェアアプリケーションと相互作用する層であってもよい。アプリケーション層はまた、UE101又はベースバンド回路610などのRANノード111の通信システムと相互作用するためのソフトウェアアプリケーションのための1つ以上のインタフェースを提供してもよい。いくつかの実装形態では、IP層及び/又はアプリケーション層は、開放型システム間相互接続(OSI)モデル(例えば、OSI層7-アプリケーション層、OSI層6-プレゼンテーション層、及びOSI層5-セッション層)の層5~7又はその一部と同じ又は類似の機能を提供することができる。
図8は、様々な実施形態に係る、コアネットワークの構成要素を示す。CN120の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、1つの物理ノード又は別個の物理ノードに実装されてもよい。実施形態では、CN220の構成要素は、CN120の構成要素に関して本明細書で説明したのと同じ又は同様の方法で実装されてもよい。いくつかの実施形態では、NFVを利用して、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体(以下で更に詳細に説明する)に格納された実行可能命令を介して、上述のネットワークノード機能のいずれか又は全てを仮想化する。CN120の論理インスタンス化は、ネットワークスライス801と呼ばれることがあり、CN120の個々の論理インスタンス化は、特定のネットワーク能力及びネットワーク特性を提供することができる。CN120の一部分の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライス802と呼ぶことができる(例えば、ネットワークサブスライス802は、P-GW223及びPCRF226を含むように示されている)。
本明細書で使用される場合、用語「インスタンス」、「インスタンス化」などは、インスタンスの作成を指すことができ、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指すことができる。ネットワークインスタンスは、異なるIPドメイン又は重複しているIPアドレスの場合にトラフィック検出及びルーティングに使用され得るドメインを識別する情報を指し得る。ネットワークスライスインスタンスは、ネットワーク機能(NF)インスタンス及びネットワークスライスを展開するために必要なリソース(例えば、計算、ストレージ、及びネットワーキングリソース)のセットを指すことができる。
5Gシステム(例えば、図2を参照されたい)に関して、ネットワークスライスは、常にRAN部分とCN部分とを含む。ネットワークスライシングのサポートは、異なるスライスに対するトラフィックが異なるPDUセッションによって扱われるという原理に依存する。ネットワークは、スケジューリングによって、また異なるL1/L2構成を提供することによって、異なるネットワークスライスを実現することができる。UE201は、NASによって提供されている場合に、適切なRRCメッセージにおけるネットワークスライス選択のための支援情報を提供する。ネットワークは多数のスライスをサポートすることができるが、UEは8スライスを同時にサポートする必要はない。
ネットワークスライスは、CN220制御プレーン及びユーザプレーンNF、サービングPLMN内のNG-RAN210、及びサービングPLMN内のN3IWF機能を含むことができる。個々のネットワークスライスは、異なるS-NSSAIを有してもよく、及び/又は異なるSSTを有してもよい。NSSAIは、1つ以上のS-NSSAIを含み、各ネットワークスライスは、S-NSSAIによって一意に識別される。ネットワークスライスは、サポートされる機能及びネットワーク機能の最適化について異なってもよく、及び/又は複数のネットワークスライスインスタンスは、UE201の異なるグループ(例えば、企業ユーザ)について同じサービス/機能を配信することができる。例えば、個々のネットワークスライスは、異なるコミットされたサービスを配信してもよく、及び/又は特定の顧客又は企業専用であってもよい。この実施例では、各ネットワークスライスは、同じSSTを有するが異なるスライス微分子を有した、異なるNSSAIを有し得る。更に、単一のUEは、5G ANを介して同時に1つ以上のネットワークスライスインスタンスでサービスされ、8つの異なるS-NSSAIに関連付けられ得る。更に、個々のUE201にサービス提供するAMF221(MME)インスタンスは、そのUEにサービス提供するネットワークスライスインスタンスのそれぞれに属することができる。
NG-RAN210におけるネットワークスライシングは、RANスライス認識を含む。RANスライス認識は、事前構成された異なるネットワークスライスに関するトラフィックの微分された処理を含む。NG-RAN210におけるスライス認識は、PDUセッションリソース情報を含む全てのシグナリングにおいて、PDUセッションに対応するS-NSSAIを示すことによって、PDUセッションレベルで導入される。NG-RAN210がNG-RAN機能(例えば、各スライスを含むネットワーク機能のセット)の観点からスライス有効化をサポートする方法は、実装形態に依存する。NG-RAN210は、PLMN内の事前構成されたネットワークスライスのうちの1つ以上を一義的に識別する、UE201又は5GC220によって提供される支援情報を使用してネットワークスライスのRAN部分を選択する。NG-RAN210はまた、SLAに従ってスライス間のリソース管理及びポリシー施行をサポートする。単一のNG-RANノードは、複数のスライスをサポートすることができ、NG-RAN210はまた、各サポートされたスライスに対して、実施されているSLAの適切なRRMポリシーを適用してもよい。NG-RAN210はまた、スライス内のQoS差別化をサポートすることができる。
NG-RAN210はまた、利用可能な場合、初期アタッチ中にAMF221を選択するためのUE支援情報を使用してもよい。NG-RAN210は、初期NASをAMF221にルーティングするために支援情報を使用する。NG-RAN210が支援情報を使用してAMF221を選択できない場合、又はUE201が任意のそのような情報を提供しない場合、NG-RAN210は、AMF221のプールの中にあり得るデフォルトAMF221にNASシグナリングを送信する。後続のアクセスのために、UE201は、5GC220によってUE201に割り当てられた一時的ID(temp ID)を提供して、temp IDが有効である限り、NG-RAN210がNASメッセージを適切なAMF221にルーティングすることを可能にする。NG-RAN210は、temp IDに関連付けられたAMF221を認識し、それに到達することができる。そうでなければ、初期アタッチのための方法が当てはまる。
NG-RAN210は、スライス間のリソース分離をサポートする。NG-RAN210リソース分離は、あるスライスが別のスライスのサービスレベル合意を破る場合に共有リソースの不足を回避すべきRRMポリシー及び保護機構によって達成されてもよい。いくつかの実装形態では、NG-RAN210リソースを特定のスライスに完全に専用にすることが可能である。NG-RAN210がリソース分離をサポートする方法は、実装形態に依存する。
いくつかのスライスは、ネットワークの一部でのみ利用可能であってもよい。その近隣のセルでサポートされるスライスのNG-RAN210における認識は、接続モードにおける周波数間モビリティに有益であり得る。スライス可用性は、UEの登録エリア内で変化しないようにできる。NG-RAN210及び5GC220は、所与のエリアで利用可能であってもよく又はなくてもよいスライスに対するサービス要求を処理する役割を果たす。スライスへのアクセスの承認又は拒否は、スライスのサポート、リソースの可用性、NG-RAN210による要求されたサービスのサポートなどの要因に依存し得る。
UE201は、複数のネットワークスライスと同時に関連付けられてもよい。UE201が複数のスライスに同時に関連付けられている場合、1つのシグナリング接続のみが維持され、周波数内セル再選択のために、UE201は、最良のセルにキャンプするように試みる。周波数間セル再選択に対して、UE201がキャンプしている周波数を制御するために、専用の優先度を使用することができる。5GC220は、UE201がネットワークスライスにアクセスする権利を有することを検証することになる。初期コンテキストセットアップ要求メッセージを受信する前に、NG-RAN210は、UE201がアクセスを要求している特定のスライスの認識に基づいて、いくつかの暫定/ローカルポリシーを適用することを許可されてもよい。初期コンテキストセットアップ中、NG-RAN210は、リソースが要求されているスライスについて通知される。
NFVアーキテクチャ及びインフラストラクチャは、1つ以上のNFを仮想化するために使用されてもよく、代替的に専有ハードウェアによって実行されて、業界標準のサーバハードウェア、記憶ハードウェア、又はスイッチの組み合わせを含む物理リソース上に仮想化されてもよい。言い換えれば、NFVシステムを使用して、1つ以上のEPC構成要素/機能の仮想又は再構成可能な実装を実行することができる。
図9は、いくつかの例示的な実施形態に係る、NFVをサポートするシステム900の構成要素を示すブロック図である。システム900は、VIM902、NFVI904、VNFM906、VNF908、EM910、NFVO912、及びNM914を含むものとして示されている。
VIM902は、NFVI904のリソースを管理する。NFVI904は、システム900を実行するために使用される物理リソース又は仮想リソース及びアプリケーション(ハイパーバイザを含む)を含むことができる。VIM902は、NFVI904による仮想リソースのライフサイクル(例えば、1つ以上の物理リソースに関連付けられたVMの生成、維持、及び解体)を管理し、VMインスタンスを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースの性能、障害、及びセキュリティを追跡し、VMインスタンス及び関連する物理リソースを他の管理システムに露出することができる。
VNFM906は、VNF908を管理することができる。VNF908を使用して、EPC構成要素/機能を実行することができる。VNFM906は、VNF908のライフサイクルを管理し、VNF908の仮想態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡してもよい。EM910は、VNF908の機能的態様の性能、障害、及びセキュリティを追跡することができる。VNFM906及びEM910からの追跡データは、例えば、VIM902又はNFVI904によって使用されるPMデータを含んでもよい。VNFM906及びEM910の両方は、システム900のVNFの量をスケールアップ/ダウンすることができる。
NFVO912は、要求されたサービスを提供するために(例えば、EPC機能、構成要素、又はスライスを実行するために)、NFVI904のリソースを調整、認可、解放、及び予約することができる。NM914は、ネットワークの管理の責任を有するエンドユーザ機能のパッケージを提供することができ、これは、VNF、非仮想化ネットワーク機能、又はその両方を有するネットワーク要素を含んでもよい(VNFの管理は、EM910を介して行われてもよい)。
図10は、いくつかの例示的実施形態に係る、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で論じる方法のうちのいずれか1つ以上を実行することができる構成要素を示すブロック図である。具体的には、図10は、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)1010、1つ以上のメモリ/記憶装置1020、及び1つ以上の通信リソース1030を含むハードウェアリソース1000の図式表現を示し、これらの各々は、バス1040を介して通信可能に結合することができる。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、ハイパーバイザ1002が、ハードウェアリソース1000を利用するための1つ以上のネットワークスライス/サブスライスの実行環境を提供するために実行されてもよい。
プロセッサ1010は、例えば、プロセッサ1012及びプロセッサ1014を含むことができる。プロセッサ1010(単数又は複数)は、例えば、中央処理装置(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィック処理ユニット(GPU)、ベースバンドプロセッサなどのDSP、ASIC、FPGA、高周波集積回路(RFIC)、(本明細書で論じたものを含む)別のプロセッサ、又はこれらの任意の好適な組み合わせであってもよい。
メモリ/記憶装置1020は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の好適な組み合わせを含むことができる。メモリ/記憶装置1020としては、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなどの任意のタイプの揮発性メモリ又は不揮発性メモリを挙げることができるが、これらに限定されない。
通信リソース1030は、ネットワーク1008を介して1つ以上の周辺機器1004又は1つ以上のデータベース1006と通信するための、相互接続又はネットワークインタフェース構成要素又は他の好適なデバイスを含むことができる。例えば、通信リソース1030は、(例えば、USBを介した結合のための)有線通信構成要素、セルラ通信構成要素、NFC構成要素、Bluetooth(登録商標)(又は、Bluetooth(登録商標)Low Energy)構成要素、WiFi(登録商標)構成要素、及び他の通信構成要素を含むことができる。命令1050は、プロセッサ1010の少なくともいずれかに、本明細書で論じる方法のうちの任意の1つ以上を実行させるための、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含んでもよい。命令1050は、完全に又は部分的に、プロセッサ1010(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内に)、メモリ/記憶装置1020、又はそれらの任意の好適な組み合わせのうちの少なくとも1つの中に存在してもよい。更に、命令1050の任意の部分は、周辺機器1004又はデータベース1006の任意の組み合わせからハードウェアリソース1000に転送されてもよい。したがって、プロセッサ1010のメモリ、メモリ/記憶装置1020、周辺機器1004、及びデータベース1006は、コンピュータ可読媒体及び機械可読媒体の例である。
例示的な手順
いくつかの実施形態では、図1~図10、又は本明細書のいくつかの他の図の電子デバイス(単数又は複数)、ネットワーク(単数又は複数)、システム(単数又は複数)、チップ(単数又は複数)若しくは構成要素(単数又は複数)、又はその一部若しくは実装形態は、本明細書に記載の1つ以上のプロセス、技術、若しくは方法、又はその一部を実行するように構成することができる。1つのそのようなプロセスを図11に示す。例えば、プロセス1100は、1102で示すように、クロスリンクサウンディング基準信号(SRS)リソース又はクロスリンク受信信号強度インジケータ(RSSI)リソースを含むように測定オブジェクトを構成する、又は構成させることを含むことができる。このプロセスはまた、1104で示すように、構成された測定オブジェクトに少なくとも部分的に基づいて、第1のユーザ機器(UE)と第2のUEとの間のクロスリンク干渉(CLI)のレベルを判定する、又は判定させることを含んでもよい。また、1106に示すように、このプロセスは、所定のイベントの発生に応じて、CLIのレベルを含むレポートを生成する、又は生成させることができる。
図11の機能又はプロセスは、1つ以上のアプリケーション回路405若しくは505、ベースバンド回路410若しくは510、及び/又はプロセッサ1014によって少なくとも部分的に実行することができる。
1つ以上の実施形態については、前述の図のうちの1つ以上に記載されている構成要素(単数又は複数)、デバイス(単数又は複数)、システム(単数又は複数)、又はそれらの一部分のうちの少なくとも1つは、以下の実施例のセクションに記載されているような1つ以上の動作、技術、プロセス、及び/又は方法を実行するように構成することができる。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の実施例として、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したようなUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、例示的なセクションにおいて以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。更に別の実施例では、装置は、以下に記載される実施例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されていてもよい。1つ以上の実施例では、装置は、実施例のセクションに以下に記載される実施例のうちの1つ以上に従って動作する手段を備えてもよい。
実施例
本明細書に記載される実施例は、例示的であり、網羅的ではない。
実施例1は、クロスリンク干渉(CLI)受信信号強度インジケータ(RSSI)測定のためのリソース構成パラメータ及びクロスリンクSRS基準信号受信電力(SRS-RSRP)測定のためのサウンディング基準信号(SRS)リソース構成を含むように拡張することができる測定オブジェクト構成を含んでもよい。
実施例2は、以下のように拡張することができる3GPP TS 38.331 v15.3.0におけるMeasObjectNR IE内のReferenceSignalConfig情報要素(IE)を含んでもよい。
Figure 0007216834000006
実施例3は、RSSIベースのCLI測定リソースが、IEパラメータrssi-ConfigCross-linkによって構成され、SRS-RSRPベースのCLI測定に使用されるSRSリソースのリストが、IEのsrs-ConfigCross-linkListによって構成されていることを含むことができる。一定の値maxNrofSRS-ConfigCross-linkは、CLI測定のために構成することができるSRS-ResourceSetの最大数を定義する。
Figure 0007216834000007
実施例4は、実施例3又は本明細書のなんらかの他の実施例のIEのRSSI-ConfigCross-linkを含むことができ、IEのRSSI-ConfigCross-linkは、CLIのRSSI測定のための時間周波数リソースを定義し、具体的には、RSSI-ConfigCross-linkのフィールドは、以下のように定義される。
● RSSI-BW:測定のための開始PRB及びPRBの数を含むRSSI測定帯域幅を定義する。
● slot-Config:RSSI測定のためのシンボルが割り当てられるスロットを示すビットマップ。ビットが「1」に設定されると、スロットは、RSSI測定シンボルを含む。そうでなければ、RSSI測定シンボルは存在しない。
● symbol-Config:slot-Configによって示されるそれらのスロット内のRSSI測定のためのシンボルを定義する。
実施例5は、CLI RSRP測定に使用されるSRS-ResourseSetがそれぞれの構成における使用パラメータによって以下のように追加的にシグナリングされるものとすることを含むことができる。
Figure 0007216834000008
実施例6は、「RSRPCross-linkMeasurement」として使用される実施例5又は本明細書におけるなんらかの他の実施例のSRS-ResourceSetをsrs-Configのために構成することができることを含むことができる。更に、SRS-RSRP測定に関するオフセット値はまた、MeasObjectNRのoffsetMOに示される基準信号(単数又は複数)を有する全ての測定されるセルに適用可能な以下のオフセットリストに加えられなければならない。
Figure 0007216834000009
上記のQ-OffsetRangeは、3GPP TS 38.331 v15.3.0において定義されている。
実施例7は、CLI測定レポートを多数のイベントによってトリガすることができることを含むことができる。これらのイベントは、以下のように列挙することができる。
● C1:CLI-RSSIが閾値を上回る。
● C2:SRS-RSRPが閾値を上回る。
● C3:SRS-RSRPがサービングセルよりも良好にオフセットされる。
実施例8は、[3]におけるEventTriggerConfigを、以下のように拡張することができることを含むことができる。
Figure 0007216834000010
実施例9は、実施例8のイベントC1、C2、及びC3をEventTriggerConfigに追加することができ、rsTypeがSRS及びCLIのエントリを含んで、このレポートにどの基準信号が使用されるべきかを示さなければならないことを含むことができる。更に、RSSI-RangeをMeasTriggerQuantityに追加して、CLIと見なされるRSSIの範囲を定義することができる。MeasTriggerQuantityは、2019年1月に台湾で開催された3GPP RAN1-AH-1901ミーティングのChairmanノートに定義されている。
実施例10は、測定オブジェクト構成及び測定レポート構成を含むことができ、3GPP RAN1-AH-1901ミーティングのChairmanノートにおける現在の測定トリガ及び報告フレームワークは、測定ID「Meas-ID」を使用して、測定オブジェクト(rssi-ConfigCross-link又はSRS-ConfigCross-linkListを含む)を測定レポート(例えば、C1/C2/C3イベントトリガレポート)と関連付けることによって、RSSI及びSRS-RSRPベースのCLI測定結果のL3報告を実現するように拡張される。
実施例11は、新無線(NR)システムにおけるクロスリンク測定報告で使用するための方法を含むことができ、この方法は、
クロスリンクサウンディング基準信号(SRS)リソース又はクロスリンク受信信号強度インジケータ(RSSI)リソースを含むように測定オブジェクトを構成する、又は構成させることと、
構成された測定オブジェクトに少なくとも部分的に基づいて、第1のユーザ機器(UE)と第2のUEとの間のクロスリンク干渉(CLI)のレベルを判定する、又は判定させることと、
所定のイベントの発生に応じて、CLIのレベルを含むレポートを生成する、又は生成させることと、
を含む。
実施例12は、測定オブジェクトが情報要素(IE)である、実施例11に記載の方法を含むことができる。
実施例13は、IEがMeasObjectNR IE内のReferenceSignalConfig IEである、実施例12に記載の方法を含むことができる。
実施例14は、クロスリンクSRSリソースが、srs-ConfigCrosslinkList IEとしてReferenceSignalConfig IE内に表され、クロスリンクRSSIリソースが、rssi-ConfigCrosslinkList IEとしてReferenceSignalConfig IE内に表される、実施例13に記載の方法を含むことができる。
実施例15は、srs-ConfigCrosslinkList IEが、SRS基準信号受信電力(SRS-RSRP)の測定に関連付けられた1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)を定義し、測定されたSRS-RSRPが、CLIのレベルを示す、実施例14に記載の方法を含むことができる。
実施例16は、所定のイベントが、SRS-RSRPが閾値を上回ることを含む、実施例15に記載の方法を含むことができる。
実施例17は、所定のイベントが、サービングセルの電力に対するSRS-RSRPからのオフセットが閾値以上であることを含む、実施例15に記載の方法を含むことができる。
実施例18は、rssi-ConfigCrosslinkList IEが、RSSIの測定に関連付けられた1つ以上の時間周波数リソースを定義し、RSSIが、CLIのレベルを示す、実施例14に記載の方法を含むことができる。
実施例19は、所定のイベントが、RSSIが閾値を上回ることを含む、実施例18に記載の方法を含むことができる。
実施例20は、新無線(NR)システムにおけるクロスリンク測定報告で使用するための装置を含むことができ、この装置は、
クロスリンクサウンディング基準信号(SRS)リソース又はクロスリンク受信信号強度インジケータ(RSSI)リソースを含むように測定オブジェクトを構成する手段と、
構成された測定オブジェクトに少なくとも部分的に基づいて、第1のユーザ機器(UE)と第2のUEとの間のクロスリンク干渉(CLI)のレベルを判定する手段と、
所定のイベントの発生に応じて、CLIのレベルを含むレポートを生成する手段と、
を備える。
実施例21は、測定オブジェクトが情報要素(IE)である、実施例20に記載の装置を含むことができる。
実施例22は、IEがMeasObjectNR IE内のReferenceSignalConfig IEである、実施例21に記載の装置を含むことができる。
実施例23は、クロスリンクSRSリソースが、srs-ConfigCrosslinkList IEとしてReferenceSignalConfig IE内に表され、クロスリンクRSSIリソースが、rssi-ConfigCrosslinkList IEとしてReferenceSignalConfig IE内に表される、実施例22に記載の装置を含むことができる。
実施例24は、srs-ConfigCrosslinkList IEが、SRS基準信号受信電力(SRS-RSRP)の測定に関連付けられた1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)を定義し、測定されたSRS-RSRPが、CLIのレベルを示す、実施例23に記載の装置を含むことができる。
実施例25は、所定のイベントが、SRS-RSRPが閾値を上回ることを含む、実施例24に記載の装置を含むことができる。
実施例26は、所定のイベントが、サービングセルの電力に対するSRS-RSRPからのオフセットが閾値以上であることを含む、実施例24に記載の装置を含むことができる。
実施例27は、rssi-ConfigCrosslinkList IEが、RSSIの測定に関連付けられた1つ以上の時間周波数リソースを定義し、RSSIが、CLIのレベルを示す、実施例23に記載の装置を含むことができる。
実施例28は、所定のイベントが、RSSIが閾値を上回ることを含む、実施例27に記載の装置を含むことができる。
実施例29は、新無線(NR)システムにおけるクロスリンク測定報告で使用するための装置を含むことができ、この装置は、
クロスリンクサウンディング基準信号(SRS)リソース又はクロスリンク受信信号強度インジケータ(RSSI)リソースを含むように測定オブジェクトを構成する手段と、
構成された測定オブジェクトに少なくとも部分的に基づいて、第1のユーザ機器(UE)と第2のUEとの間のクロスリンク干渉(CLI)のレベルを判定する手段と、
所定のイベントの発生に応じて、CLIのレベルを含むレポートを生成する手段と、
を備える。
実施例30は、測定オブジェクトが情報要素(IE)である、実施例29に記載の装置を含むことができる。
実施例31は、IEがMeasObjectNR IE内のReferenceSignalConfig IEである、実施例30に記載の装置を含むことができる。
実施例32は、クロスリンクSRSリソースが、srs-ConfigCrosslinkList IEとしてReferenceSignalConfig IE内に表され、クロスリンクRSSIリソースが、rssi-ConfigCrosslinkList IEとしてReferenceSignalConfig IE内に表される、実施例31に記載の装置を含むことができる。
実施例33は、srs-ConfigCrosslinkList IEが、SRS基準信号受信電力(SRS-RSRP)の測定に関連付けられた1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)を定義し、測定されたSRS-RSRPが、CLIのレベルを示す、実施例32に記載の装置を含むことができる。
実施例34は、所定のイベントが、SRS-RSRPが閾値を上回ることを含む、実施例33に記載の装置を含むことができる。
実施例35は、所定のイベントが、サービングセルの電力に対するSRS-RSRPからのオフセットが閾値以上であることを含む、実施例33に記載の装置を含むことができる。
実施例36は、rssi-ConfigCrosslinkList IEが、RSSIの測定に関連付けられた1つ以上の時間周波数リソースを定義し、RSSIが、CLIのレベルを示す、実施例32に記載の装置を含むことができる。
実施例37は、所定のイベントが、RSSIが閾値を上回ることを含む、実施例36に記載の装置を含むことができる。
実施例38は、実施例1から37のいずれか1つに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載される任意の他の方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行する手段を備える装置を含むことができる。
実施例39は、命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体であって、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって命令が実行されると、命令が、電子デバイスに、実施例1から37のいずれか1つに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載の任意の他の方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行させる、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。
実施例40は、実施例1から37のいずれか1つに記載の、若しくはこれらに関連する方法、又は本明細書に記載の任意の他の方法若しくはプロセスの1つ以上の要素を実行する論理、モジュール、又は回路を備える装置を含むことができる。
実施例41は、実施例1から37のいずれか1つに記載の、若しくはこれらに関連する方法、技術、若しくはプロセス、又はこれらの一部分若しくは一部を含むことができる。
実施例42は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに実施例1から37のいずれか1つに記載の、若しくはこれらに関連する方法、技術、若しくはプロセス、又はこれらの一部分を実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体と、を備える装置を含むことができる。
実施例43は、実施例1から37のいずれか1つに記載の、若しくはこれらに関連する信号、又はこれらの一部分若しくは一部を含むことができる。
実施例44は、本明細書に図示して説明した無線ネットワークにおける信号を含むことができる。
実施例45は、本明細書に図示して説明した無線ネットワーク内で通信する方法を含むことができる。
実施例46は、本明細書に図示して説明した無線通信を提供するためのシステムを含むことができる。
実施例47は、本明細書に図示して説明した無線通信を提供するためのデバイスを含むことができる。
実施例48は、装置又はその任意の部分が、ユーザ機器内に、又はユーザ機器によって実装されている、実施例1から37のいずれか1つよる装置を含むことができる。
実施例49は、方法又はその任意の部分が、ユーザ機器内に、又はユーザ機器によって実装されている、実施例1から37のいずれか1つよる方法を含むことができる。
実施例50は、装置又はその任意の部分が、基地局(base station、BS)内に、又は基地局によって実装されている、実施例1から37のいずれか1つよる装置を含むことができる。
実施例51は、方法又はその任意の部分が、基地局(BS)内に、又は基地局によって実装されている、実施例1から37のいずれか1つよる方法を含むことができる。
上記の実施例のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施例(又は実施例の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、開示される正確な形態に実装形態の範囲を限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を考慮して可能であるか、又は本開示と整合した実践的実施形態から得ることができる。
略語
本文書の目的のために、以下の略語を本明細書で論じる例及び実施形態に適用することができるが、限定することを意味するものではない。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
4G 第4世代
5G 第5世代
5GC 5Gコアネットワーク
ACK 確認
AF アプリケーション機能
AM 確認モード
AMBR アグリゲート最大ビットレート
AMF アクセス・移動管理機能
AN アクセスネットワーク
ANR 自動近隣関係
AP アプリケーションプロトコル、アンテナポート、アクセスポイント
API アプリケーションプログラミングインタフェース
APN アクセスポイント名
ARP 割り当て及び保持優先度
ARQ 自動再送要求
AS アクセス層
ASN.1 抽象構文表記1
AUSF 認証サーバ機能
AWGN 付加白色ガウスノイズ
BCH ブロードキャストチャネル
BER ビット誤り率
BFD ビーム故障検出
BLER ブロック誤り率
BPSK 2値位相シフトキーイング
BRAS ブロードバンドリモートアクセスサーバ
BSS 業務支援システム
BS 基地局
BSR バッファ状態レポート
BW 帯域幅
BWP 帯域幅部分
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別子
CA キャリアアグリゲーション、認証局
CAPEX 設備投資
CBRA 競合ベースのランダムアクセス
CC コンポーネントキャリア、国コード、暗号チェックサム
CCA クリアチャネルアセスメント
CCE 制御チャネル要素
CCCH 共通制御チャネル
CE カバレッジ拡張
CDM コンテンツ配信ネットワーク
CDMA 符号分割多元接続
CFRA コンテンションフリーランダムアクセス
CG セルグループ
CI セルアイデンティティ
CID セルID(例えば、位置決め方法)
CIM 共通情報モデル
CIR キャリア対干渉比
CK 暗号鍵
CM 接続管理、条件付き必須
CMAS 商用モバイル警告サービス
CMD コマンド
CMS クラウド管理システム
CO 条件付きオプション
CoMP 協調マルチポイント
CORESET 制御リソースセット
COTS いつでも買える市販品
CP 制御プレーン、サイクリックプレフィックス、接続ポイント
CPD 接続点記述子
CPE 顧客宅内機器
CPICH 共通パイロットチャネル
CQI チャネル品質インジケータ
CPU CSI処理部、中央処理部
C/R コマンド/応答フィールドビット
CRAN クラウド無線アクセスネットワーク、クラウドRAN
CRB 共通リソースブロック
CRC 巡回冗長検査
CRI チャネル状態情報リソースインジケータ、CSI-RSリソースインジケータ
C-RNTI セルRNTI
CS 回路切換
CSAR クラウドサービスアーカイブ
CSI チャネル状態情報
CSI-IM CSI干渉測定値
CSI-RS CSI基準信号
CSI-RSRP CSI基準信号受信電力
CSI-RSRQ CSI基準信号受信品質
CSI SINR CSI信号対干渉及びノイズ比
CSMA キャリアセンス多元接続
CSMA/CA 衝突回避を伴うCSMA
CSS 共通探索空間、セル固有探索空間
CTS 送信クリア
CW コードワード
CWS 競合ウィンドウサイズ
D2D デバイス間
DC デュアルコネクティビティ、直流
DCI ダウンリンク制御情報
DF Deployment Flavour
DL ダウンリンク
DMTF 分散管理タスクフォース
DPDK データプレーン開発キット
DM-RS、DMRS 復調基準信号
DN データネットワーク
DRB データ無線ベアラ
DRS 発見基準信号
DRX 不連続受信
DSL ドメイン固有言語デジタル加入者回線
DSLAM DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS ダウンリンクパイロット時間スロット
E-LAN Ethernetローカルエリアネットワーク
E2E エンドツーエンド
ECCA 拡張クリアチャネル評価、拡張CCA
ECCE 拡張制御チャネル要素、拡張CCE
ED エネルギー検出
EDGE GSM進化のための拡張データレート(GSMエボリューション)
EGMF Exposure Governance Management Function
EGPRS 拡張GPRS
EIR 機器アイデンティティレジスタ
eLAA enhancedライセンス支援アクセス、enhanced LAA
EM 要素マネージャ
eMBB 拡張モバイルブロードバンド
EMS 要素管理システム
eNB 進化型ノードB、E-UTRANノードB
EN-DC E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
EPC 進化型パケットコア
EPDCCH 拡張PDCCH、拡張物理ダウンリンク制御チャネル
EPRE リソース要素ごとのエネルギー
EPS 進化型パケットシステム
EREG 拡張REG、強化されたリソース要素グループ
ETSI 欧州電気通信標準化機構
ETWS 地震・津波警報システム
eUICC 埋め込みUICC、埋め込みユニバーサル集積回路カード
E-UTRA 進化型UTRA
E-UTRAN 進化型UTRAN
EV2X 拡張V2X
F1AP F1アプリケーションプロトコル
F1-C F1制御プレーンインタフェース
F1-U F1 ユーザプレーンインタフェース
FACCH 高速付随制御チャネル
FACCH/F 高速付随制御チャネル/フルレート
FACCH/H 高速付随制御チャネル/ハーフレート
FACH 順方向アクセスチャネル
FAUSCH 高速アップリンクシグナリングチャネル
FB 機能ブロック
FBI フィードバック情報
FCC 連邦通信委員会
FCCH 周波数補正チャネル
FDD 周波数分割複信
FDM 周波数分割多重化
FDMA 符号分割多元接続
FE フロントエンド
FEC 順方向誤り訂正
FFS 更なる研究
FFT 高速フーリエ変換
feLAA further enhancedライセンス支援アクセス、further enhanced LAA
FN フレーム番号
FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR 周波数範囲
G-RNTI GERAN無線ネットワーク一時識別子
GERAN GSM EDGE RAN、GSM EDGE無線アクセスネットワーク
GGSN ゲートウェイGPRSサポートノード
GLONASS 全地球航法衛星システム(GLObal’naya NAvigattionnaya Sputnikovaya Sistema(英語:Global Navigation Satellite System))
gNB 次世代ノードB
gNB-CU gNB-集中ユニット、次世代NodeB集中ユニット
gNB-DU gNB分散ユニット、次世代NodeB分散ユニット
GNSS 全球測位衛星システム
GPRS 汎用パケット無線サービス
GSM モバイル通信用グローバルシステム、グループスペシャルモバイル
GTP GPRSトンネリングプロトコル
GTP-U ユーザプレーン用GPRSトンネリングプロトコル
GTS スリープ要求信号(WUS関連)
GUMMEI グローバルに一意のMME識別子
GUTI グローバルに一意の一時UEアイデンティティ
HARQ ハイブリッドARQ、ハイブリッド自動再送要求
HANDO、HO ハンドオーバ
HFN ハイパーフレーム番号
HHO ハードハンドオーバ
HLR ホームロケーションレジスタ
HN ホームネットワーク
HO ハンドオーバ
HPLMN ホームパブリックランドモバイルネットワーク
HSDPA 高速ダウンリンクパケットアクセス
HSN ホッピングシーケンス番号
HSPA 高速パケットアクセス
HSS ホーム加入者サーバ
HSUPA 高速アップリンクパケットアクセス
HTTP ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPS ハイパーテキスト転送プロトコルセキュア(httpsはSSL上のhttp/1.1、すなわちポート443である)
I-Block 情報ブロック
ICCID 集積カード識別子
ICIC セル間干渉調整
ID アイデンティティ、識別子
IDFT 逆離散フーリエ変換
IE 情報要素
IBE 帯域内放射
IEEE 米国電気電子学会
IEI 情報要素識別子
IEIDL 情報要素識別子データ長
IETF インターネット技術タスクフォース
IF インフラストラクチャ
IM 干渉測定、相互変調、IPマルチメディア
IMC IMS認証情報
IMEII 国際モバイル機器アイデンティティ
IMGI 国際移動体グループアイデンティティ
IMPI IPマルチメディアプライベートアイデンティティ
IMPU IPマルチメディアパブリックアイデンティティ
IMS IPマルチメディアサブシステム
IMSI 国際移動電話加入者識別番号
IoT モノのインターネット
IP インターネットプロトコル
Ipsec IPセキュリティ、インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN IP接続アクセスネットワーク
IP-M IPマルチキャスト
IPv4 インターネットプロトコルバージョン4
IPv6 インターネットプロトコルバージョン6
IR 赤外線
IS 同期している
IRP 積分基準点
ISDN 統合サービスデジタルネットワーク
ISIM IMサービスアイデンティティモジュール
ISO 国際標準化機構
ISP インターネットサービスプロバイダ
IWF インターワーキング機能
I-WLAN インターワーキングWLAN
K 畳み込み符号の制約長、USIM個別キー
kB キロバイト(1000バイト)
kbps キロビット/秒
Kc 暗号鍵
Ki 個別加入者認証鍵
KPI 主要能力評価指標
KQI 主要品質インジケータ
KSI キーセット識別子
ksps キロシンボル/秒
KVM カーネル仮想マシン
L1 層1(物理層)
L1-RSRP 層1基準信号受信電力
L2 層2(データリンク層)
L3 層3(ネットワーク層)
LAA 免許支援アクセス
LAN ローカルエリアネットワーク
LBT リッスンビフォアトーク
LCM ライフサイクル管理
LCR 低チップレート
LCS 場所サービス
LCID 論理チャネルID
LI 層インジケータ
LLC 論理リンク制御、低層互換性
LPLMN ローカルPLMN
LPP LTE位置決めプロトコル
LSB 最下位ビット
LTE ロングタームエボリューション
LWA LTE-WLANアグリゲーション
LWIP IPsecチャネルとのLTE/WLAN無線レベル統合
LTE ロングタームエボリューション
M2M マシンツーマシン
MAC 媒体アクセス制御(プロトコル層コンテキスト)
MAC メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号コンテキスト)
MAC-A 認証及び鍵一致に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MAC-I シグナリングメッセージのデータ完全性に使用されるMAC(TSG T WG3コンテキスト)
MANO 管理及びオーケストレーション
MBMS マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービスシングル周波数ネットワーク
MCC モバイルカントリコード
MCG マスタセルグループ
MCOT 最大チャネル占有時間
MCS 変調及び符号化スキーム
MDAF 管理データ分析機能
MDAS 管理データ分析サービス
MDT 駆動試験の最小化
ME モバイル機器
MeNB マスタeNB
MER メッセージ誤り率
MGL 測定ギャップ長
MGRP 測定ギャップ反復期間
MIB マスタ情報ブロック、管理情報ベース
MIMO 多重入力多重出力
MLC モバイルロケーションセンタ
MM モビリティ管理
MME モビリティ管理エンティティ
MN マスタノード
MO 測定オブジェクト、モバイル発信
MPBCH MTC物理報知チャネル
MPDCCH MTC物理ダウンリンク制御チャネル
MPDSCH MTC物理ダウンリンク共有チャネル
MPRACH MTC物理ランダムアクセスチャネル
MPDSCH MTC物理アップリンク共有チャネル
MPLS マルチプロトコルラベルスイッチング
MS 移動局
MSB 最上位ビット
MSC モバイル切換センタ
MSI 最小システム情報、MCHスケジューリング情報
MSID 移動局識別子
MSIN 移動局識別番号
MSISDN モバイル加入者ISDN番号
MT モバイル終端、モバイルターミネーション
MTC マシン型通信
mMTC 大規模MTC、大規模マシン型通信
MU-MIMO マルチユーザMIMO
MWUS MTCウェイクアップ信号、MTC WUS
NACK 否定応答
NAI ネットワークアクセス識別子
NAS 非アクセス層
NCT ネットワーク接続トポロジ
NEC ネットワーク能力露出
NE-DC NR-E-UTRAデュアルコネクティビティ
NEF ネットワーク露出機能
NF ネットワーク機能
NFP ネットワーク転送経路
NFPD ネットワーク転送経路記述子
NFV ネットワーク機能仮想化
NFVI NFVインフラストラクチャ
NFVO NFVオーケストレータ
NG 次世代
NGEN-DC NG-RAN E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ
NM ネットワークマネージャ
NMS ネットワーク管理システム
N-PoP ネットワークポイントオブプレゼンス
NMIB,N-MIB 狭帯域MIB
NPBCH 狭帯域物理ブロードキャストチャネル
NPDCCH 狭帯域物理ダウンリンク制御チャネル
NPDSCH 狭帯域物理ダウンリンク共有チャネル
NPRACH 狭帯域物理ランダムアクセスチャネル
NPUSCH 狭帯域物理アップリンク共有チャネル
NPSS 狭帯域プライマリ同期信号
NSSS 狭帯域セカンダリ同期信号
NR 新無線、近隣関係
NRF NFリポジトリ機能
NRS 狭帯域基準信号
NS ネットワークサービス
NSA 非スタンドアロン動作モード
NSD ネットワークサービス記述子
NSR ネットワークサービスレコード
NSSAI ネットワークスライス選択支援情報
S-NNSAI シングルNSSAI
NSSF ネットワークスライス選択機能
NW ネットワーク
NWUS 狭帯域ウェイクアップ信号、狭帯域WUS
NZP 非ゼロ電力
O&M 運用及び保守
ODU2 光チャネルデータユニット-タイプ2
OFDM 直交周波数分割多重化
OFDMA 直交周波数分割多元接続
OOB 帯域外
OOS 同期外れ
OPEX 運転費
OSI その他システム情報
OSS オペレーションサポートシステム
OTA over-the-air
PAPR ピーク対平均電力比
PAR ピーク対平均比
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
PC 電力制御、パーソナルコンピュータ
PCC プライマリコンポーネントキャリア、プライマリCC
PCell プライマリセル
PCI 物理セルID、物理セルアイデンティティ
PCEF ポリシー及び課金実施機能
PCF ポリシー制御機能
PCRF ポリシー制御及び課金ルール機能
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル、パケットデータコンバージェンスプロトコル層
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル
PDN パケットデータネットワーク、パブリックデータネットワーク
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PDU プロトコルデータユニット
PEI 永久機器識別子
PFD パケットフロー記述
P-GW PDNゲートウェイ
PHICH 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル
PHY 物理層
PLMN 公衆陸上移動網
PIN 個人識別番号
PM 性能測定
PMI プリコーディング行列インジケータ
PNF 物理ネットワーク機能
PNFD 物理ネットワーク機能記述子
PNFR 物理ネットワーク機能記録
POC セルラを介するPTT
PP,PTP ポイントツーポイント
PPP ポイントツーポイントプロトコル
PRACH 物理RACH
PRB 物理リソースブロック
PRG 物理リソースブロックグループ
ProSe 近接サービス、近接ベースのサービス
PRS 位置決め基準信号
PRR パケット受信無線機
PS パケットサービス
PSBCH 物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH 物理サイドリンクダウンリンクチャネル
PSCCH 物理サイドリンク制御チャネル
PSSCH 物理サイドリンク共有チャネル
PSCell プライマリSCell
PSS プライマリ同期信号
PSTN 公衆交換電話網
PT-RS 位相追跡基準信号
PTT プッシュツートーク
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
QAM 直交振幅変調
QCI 識別子のQoSクラス
QCL 準コロケーション
QFI QoSフローID、QoSフロー識別子
QoS サービス品質
QPSK 直交(四値)位相シフトキーイング
QZSS 準天頂衛星システム
RA-RNTI ランダムアクセスRNTI
RAB 無線アクセスベアラ、ランダムアクセスバースト
RACH ランダムアクセスチャネル
RADIUS ユーザサービスにおけるリモート認証ダイヤル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAND 乱数(認証に使用)
RAR ランダムアクセス応答
RAT 無線アクセス技術
RAU ルーティングエリア更新
RB リソースブロック、無線ベアラ
RBG リソースブロックグループ
REG リソース要素グループ
Rel 解放
REQ 要求
RF 無線周波数
RI ランクインジケータ
RIV リソースインジケータ値
RL 無線リンク
RLC 無線リンク制御、無線リンク制御層
RLC AM RLC肯定応答モード
RLC UM RLC非肯定応答モード
RLF 無線リンク障害
RLM 無線リンクモニタリング
RLM-RS RLMのための基準信号
RM 登録管理
RMC 基準測定チャネル
RMSI 残存MSI、残存最小システム情報
RN 中継ノード
RNC 無線ネットワークコントローラ
RNL 無線ネットワーク層
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
ROHC ロバストヘッダ圧縮
RRC 無線リソース制御、無線リソース制御層
RRM 無線リソース管理
RS 基準信号
RSRP 基準信号受信電力
RSRQ 基準信号受信品質
RSSI 受信信号強度インジケータ
RSU 路側機
RSTD 基準信号時間差
RTP リアルタイムプロトコル
RTS 送信要求
RTT 往復時間
Rx 受信、受信機
S1AP S1アプリケーションプロトコル
S1-MME 制御プレーン用S1
S1-U ユーザプレーン用S1
S-GW サービングゲートウェイ
S-RNTI SRNC無線ネットワーク一時識別子
S-TMSI SAE一時移動局識別子
SA スタンドアロン動作モード
SAE システムアーキテクチャ発展
SAP サービスアクセスポイント
SAPD サービスアクセスポイント記述子
SAPI サービスアクセスポイント識別子
SCC セカンダリコンポーネントキャリア、セカンダリCC
SCell セカンダリセル
SC-FDMA シングルキャリア周波数分割多元接続
SCG セカンダリセルグループ
SCM セキュリティコンテキスト管理
SCS サブキャリア間隔
SCTP ストリーム制御伝送プロトコル
SDAP サービスデータ適応プロトコル、サービスデータ適応プロトコル層
SDL 補助ダウンリンク
SDNF 構造化データストレージネットワーク機能
SDP サービスディスカバリプロトコル(Bluetooth関連)
SDSF 構造化データ記憶機能
SDU サービスデータユニット
SEAF セキュリティアンカー機能
SeNB セカンダリeNB
SEPP セキュリティエッジ保護Pro9
SFI スロットフォーマット表示
SFTD 空間周波数時間ダイバーシティ、SFN及びフレームタイミング差
SFN システムフレーム番号
SgNB セカンダリgNB
SGSN サービングGPRSサポートノード
S-GW サービングゲートウェイ
SI システム情報
SI-RNTI システム情報RNTI
SIB システム情報ブロック
SIM 加入者識別モジュール
SIP セッション開始プロトコル
SiP システムインパッケージ
SL サイドリンク
SLA サービスレベル合意
SM セッション管理
SMF セッション管理機能
SMS ショートメッセージサービス
SMSF SMS機能
SMTC SSBベースの測定タイミング構成
SN セカンダリノード、シーケンス番号
SoC システムオンチップ
SON 自己組織ネットワーク
SpCell 特殊セル
SP-CSI-RNTI 反永続的CSI RNTI
SPS 反永続的スケジューリング
SQN シーケンス番号
SR スケジューリング要求
SRB シグナリング無線ベアラ
SRS サウンディング基準信号
SS 同期信号
SSB 同期信号ブロック、SS/PBCHブロック
SSBRI SS/PBCHブロックリソースインジケータ、同期信号ブロックリソースインジケータ
SSC セッション及びサービス連続性
SS-RSRP 同期化信号ベースの基準信号受信電力
SS-RSRQ 同期信号ベースの基準信号受信品質
SS-SINR 同期信号ベースの信号対ノイズ及び干渉比
SSS セカンダリ同期信号
SSSG 探索空間セットグループ
SSSIF 探索空間セットインジケータ
SST スライス/サービスタイプ
SU-MIMO シングルユーザMIMO
SUL 補助アップリンク
TA タイミングアドバンス、トラッキングエリア
TAC 追跡エリアコード
TAG タイミングアドバンスグループ
TAU 追跡エリア更新
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TBD To Be Defined
TCI 送信構成インジケータ
TCP 伝送通信プロトコル
TDD 時分割複信
TDM 時分割多重
TDMA 時分割多元接続
TE 端末装置
TEID トンネルエンドポイント識別子
TFT トラフィックフローテンプレート
TMSI 一時モバイル加入者アイデンティティ
TNL トランスポートネットワーク層
TPC 送信電力制御
TPMI 送信プリコーディング行列インジケータ
TR 技術報告書
TRP,TRxP 送信受信点
TRS 追跡基準信号
TRx トランシーバ
TS 技術仕様書、技術規格
TTI 送信時間間隔
Tx 送信、送信機
U-RNTI UTRAN無線ネットワーク一時識別子
UART ユニバーサル非同期受信機及び送信機
UCI アップリンク制御情報
UE ユーザ機器
UDM 統合データ管理
UDP ユーザデータグラムプロトコル
UDSF 非構造化データストレージネットワーク機能
UICC ユニバーサル集積回路カード
UL アップリンク
UM 非肯定応答モード
UML 統一モデル言語
UMTS ユニバーサル移動体通信システム
UP ユーザプレーン
UPF ユーザプレーン機能
URI ユニフォームリソース識別子
URL ユニフォームリソースロケータ
URLLC 超高信頼及び低レイテンシ
USB ユニバーサルシリアルバス
USIM ユニバーサル加入者アイデンティティモジュール
USS UE 固有探索空間
UTRA UMTS端末無線アクセス
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
UwPTS アップリンクパイロットタイムスロット
V2I ビークルツーインフラストラクチャ
V2P ビークルツー歩行者
V2V ビークルツービークル
V2X ビークルツーエブリシング
VIM 仮想化インフラストラクチャマネージャ
VL 仮想リンク、
VLAN 仮想LAN、仮想ローカルエリアネットワーク
VM 仮想マシン
VNF 仮想化ネットワーク機能
VNFFG VNF転送グラフ
VNFFGD VNF転送グラフ記述子
VNFM VNFマネージャ
VoIP ボイスオーバーIP、ボイスオーバーインターネットプロトコル
VPLMN 訪問先公衆陸上移動網
VPN 仮想プライベートネットワーク
VRB 仮想リソースブロック
WiMAX ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス
WLAN 無線ローカルエリアネットワーク
WMAN 無線メトロポリタンエリアネットワーク
WPAN 無線パーソナルエリアネットワーク
X2-C X2-制御プレーン
X2-U X2-ユーザプレーン
XML 拡張可能なマークアップ言語
XRES 予想ユーザ応答
XOR 排他的論理和
ZC Zadoff-Chu
ZP ゼロ電力
専門用語
本明細書の目的のために、以下の用語及び定義は、本明細書で論じる実施例及び実施形態に適用可能であるが、限定することを意味するものではない。
本明細書で使用される「回路」という用語は、電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、大容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルSoC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)などの、記載の機能を提供するように構成されたハードウェア構成要素を指すか、その一部であるか、又は含む。いくつかの実施形態では、回路は、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行して、記載された機能の少なくとも一部を提供することができる。「回路」という用語はまた、1つ以上のハードウェア要素(又は、電気若しくは電子システムにおいて使用される回路の組み合わせ)と、そのプログラムコードの機能を実行するために使用されるプログラムコードとの組み合わせを指すことができる。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組み合わせは、特定のタイプの回路と称されてもよい。
本明細書で使用される「プロセッサ回路」という用語は、一連の算術演算若しくは論理演算、又はデジタルデータの記録、記憶、及び/又は転送を順次自動的に実行することができる回路を指すか、その一部であるか、又は含む。「プロセッサ回路」という用語は、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のベースバンドプロセッサ、物理中央処理装置(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアドコアプロセッサ、及び/又はプログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行又は動作させることができる任意の他のデバイスを指すことができる。「アプリケーション回路」及び/又は「ベースバンド回路」という用語は、「プロセッサ回路」と同義であると考えられ、「プロセッサ回路」と呼ばれることがある。
本明細書で使用される「インタフェース回路」という用語は、2つ以上の構成要素又はデバイス間の情報の交換を可能にする回路を指すか、その一部であるか、又は含む。用語「インタフェース回路」は、1つ以上のハードウェアインタフェース、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺構成要素インタフェース、ネットワークインタフェースカード、及び/又は同様のものを指すことがある。
本明細書で使用される「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、無線通信機能を有するデバイスを指し、通信ネットワーク内のネットワークリソースのリモートユーザを表すことができる。「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイルステーション、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモートステーション、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線機器、再構成可能無線機器、再構成可能モバイルデバイスなどと同義であると考えられてもよく、これらで呼ばれてもよい。更に、「ユーザ機器」又は「UE」という用語は、任意のタイプの無線/有線デバイス又は無線通信インタフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含んでもよい。
本明細書で使用される「ネットワーク要素」という用語は、有線又は無線通信ネットワークサービスを提供するために使用される物理的又は仮想化された機器及び/又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化されたコンピュータ、ネットワーク化されたハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化されたVNF、NFVIなどと同義であると考えられてもよく、及び/又はそれらと呼ばれてもよい。
本明細書で使用するとき、用語「コンピュータシステム」は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそれらの構成要素を指す。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されたコンピュータの様々な構成要素を指すことができる。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、コンピューティングリソース及び/又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータデバイス及び/又は複数のコンピューティングシステムを指すことができる。
本明細書で使用される「機器」、「コンピュータ機器」などの用語は、特定のコンピューティングリソースを提供するように特に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を有するコンピュータデバイス又はコンピュータシステムを指す。「仮想機器」は、コンピュータ機器を仮想化又はエミュレートする、又は特定のコンピューティングリソースを提供するために専用のハイパーバイザを備えたデバイスによって実装される仮想マシンイメージである。
本明細書で使用される「リソース」という用語は、コンピュータデバイス、機械的デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用量、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は使用量、電力、入出力動作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用量、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、ワークロードユニットなどの、物理又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理又は仮想コンポーネント、及び/又は特定のデバイス内の物理又は仮想コンポーネントを指す。「ハードウェアリソース」は、物理ハードウェア要素によって提供される計算、記憶、及び/又はネットワークリソースを指すことができる。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システムなどに提供される計算、ストレージ、及び/又はネットワークリソースを指すことができる。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能なリソースを指すことができる。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意のタイプの共有エンティティを指すことができ、コンピューティングリソース及び/又はネットワークリソースを含むことができる。システムリソースは、そのようなシステムリソースが単一のホスト又は複数のホスト上に存在し、明確に識別可能であるサーバを介してアクセス可能な、コヒーレント機能、ネットワーク・データ・オブジェクト又はサービスのセットと考えることができる。
本明細書で使用される場合、用語「チャネル」は、データ又はデータストリームを通信するために使用される有形又は非有形のいずれかの伝送媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「高周波キャリア」、及び/又はデータが通信される経路又は媒体を示す任意の他の同様の用語と同義及び/又は同等であり得る。更に、本明細書で使用される場合、用語「リンク」は、情報を送受信する目的で、RATを介した2つのデバイス間の接続を指す。
本明細書で使用される「インスタンス化する」、「インスタンス化」などの用語は、インスタンスの作成を指す。「インスタンス」はまた、例えばプログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的なの発生を指す。
「結合された(coupled)」、「通信可能に結合された(communicatively coupled)」という用語は、その派生語と共に本明細書で使用される。用語「結合された」は、2つ以上の要素が互いに直接物理的又は電気的に接触していることを意味することができ、2つ以上の要素が互いに間接的に接触しつつ、互いに連携若しくは相互作用することを意味することができ、かつ/又は、互いに結合されていると言われる要素の間に1つ以上の他の要素が結合又は接続されていることを意味することができる。用語「直接結合された」は、2つ以上の要素が互いに直接接触していることを意味し得る。「通信可能に結合された」という用語は、2つ以上の要素が、有線又は他の相互接続を介して、無線通信チャネル又はインクを介して、及び/又は同様のものを含む通信手段によって互いに接触することができることを意味することができる。
「情報要素」という用語は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素、又はコンテンツを含むデータ要素の個々のコンテンツを指す。
「SMTC」という用語は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって構成されたSSBベースの測定タイミング構成を指す。
「SSB」という用語は、SS/PBCHブロックを指す。
「プライマリセル」という用語は、プライマリ周波数で動作するMCGセルを指し、UEは、初期接続確立手順を実行する、又は接続再確立手順を開始するのいずれかである。
「プライマリSCGセル」とは、DC動作用の同期手順を用いて再構成を行う際に、UEがランダムアクセスを行うSCGセルを指す。
「セカンダリセル」という用語は、CAで構成されたUEのための専用セルの上に追加の無線リソースを提供するセルを指す。
「セカンダリセルグループ」という用語は、DCで構成されたUEのためのPSCell及び0個以上のセカンダリセルを含むサービングセルのサブセットを指す。
「サービングセル」という用語は、CA/DCで構成されていないRRC_CONNECTEDにおけるUEのためのプライマリセルを指し、プライマリセルから構成されるサービングセルは1つのみである。
「サービングセル」という用語は、特殊セルと、CA/で構成されたRRC_CONNECTEDにおけるUE用の全てのセカンダリセルとを含むセルのセットを指す。
「専用セル」という用語は、DC動作のためのMCGのPCell又はSCGのPSCellを指す。そうでない場合、「特殊セル」という用語はPセルを指す。

Claims (20)

  1. クロスリンクサウンディング基準信号(SRS)リソース又はクロスリンク受信信号強度インジケータ(RSSI)リソースを含むように測定オブジェクトを構成することと、
    前記構成された測定オブジェクトに少なくとも部分的に基づいて、第1のユーザ機器(UE)と第2のUEとの間のクロスリンク干渉(CLI)のレベルを判定することと、
    所定のイベントの発生に応じて、CLIの前記レベルを含むレポートを生成することと、
    を含
    前記クロスリンクSRSリソースが、基準信号構成情報要素(IE)においてSRS構成クロスリンクIEとして表され、
    前記クロスリンクRSSIリソースが、前記基準信号構成IEにおいてRSSI構成クロスリンクリストIEとして表される、方法。
  2. 前記測定オブジェクトが、クロスリンク干渉受信信号強度インジケータ(CLI-RSSI)測定のためのリソース構成パラメータ及びクロスリンクSRS基準信号受信電力(SRS-RSRP)測定のためのサウンディング基準信号(SRS)リソース構成を含むように構成されている、請求項1に記載の方法。
  3. 前記UEのうちの1つが、前記CLI-RSSI測定及び前記SRS-RSRP測定を同時に実行する、請求項2に記載の方法。
  4. CLIの前記レベルの測定基準が、サウンディング基準信号基準信号受信電力(SRS-RSRP)及び受信信号強度インジケータ(RSSI)のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記レポートは、
    CLIを示すために使用される前記RSSIが閾値を上回ること、
    CLIを示すために使用される基準信号受信電力(SRS-RSRPが閾値を上回ること、又は
    サービングセルの電力に対する前記SRS-RSRPからのオフセットが閾値以上であること、
    を測定することによってトリガすることができる、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記測定オブジェクトが情報要素(IE)である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記IEがMeasObjectNR IE内のReferenceSignalConfig IEである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記クロスリンクSRSリソースが、srs-ConfigCrosslinkList IEとして前記ReferenceSignalConfig IE内に表され、前記クロスリンクRSSIリソースが、rssi-ConfigCrosslinkList IEとして前記ReferenceSignalConfig IE内に表される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記srs-ConfigCrosslinkList IEが、SRS基準信号受信電力(SRS-RSRP)の測定に関連付けられた1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)を定義し、前記測定されたSRS-RSRPが、CLIの前記レベルを示す、請求項8に記載の方法。
  10. 前記rssi-ConfigCrosslinkList IEが、RSSIの測定に関連付けられた1つ以上の時間周波数リソースを定義し、前記RSSIが、CLIの前記レベルを示す、請求項8に記載の方法。
  11. 前記第1又は第2のUEのうちの1つが、前記レポートを送信する、請求項2に記載の方法。
  12. 第1のユーザ機器(UE)であって、
    無線フロントエンド回路と、
    前記無線フロントエンド回路に結合された処理回路であって、
    クロスリンクサウンディング基準信号(SRS)リソース又はクロスリンク受信信号強度インジケータ(RSSI)リソースを含むように測定オブジェクトを構成し、
    前記構成された測定オブジェクトに少なくとも部分的に基づいて、前記UEと第2のUEとの間のクロスリンク干渉(CLI)のレベルを判定し、
    所定のイベントの発生に応じて、CLIの前記レベルを含むレポートを生成する、
    ように構成されている、処理回路と、
    を備え
    前記クロスリンクSRSリソースが、基準信号構成情報要素(IE)においてSRS構成クロスリンクIEとして表され、
    前記クロスリンクRSSIリソースが、前記基準信号構成IEにおいてRSSI構成クロスリンクリストIEとして表される、第1のユーザ機器(UE)。
  13. 前記測定オブジェクトが情報要素(IE)である、請求項12に記載の第1のユーザ機器(UE)。
  14. 前記IEがMeasObjectNR IE内のReferenceSignalConfig IEである、請求項13に記載の第1のユーザ機器(UE)。
  15. 前記クロスリンクSRSリソースが、srs-ConfigCrosslinkList IEとして前記ReferenceSignalConfig IE内に表され、前記クロスリンクRSSIリソースが、rssi-ConfigCrosslinkList IEとして前記ReferenceSignalConfig IE内に表される、請求項14に記載の第1のユーザ機器(UE)。
  16. 前記srs-ConfigCrosslinkList IEが、SRS基準信号受信電力(SRS-RSRP)の測定に関連付けられた1つ以上のサウンディング基準信号(SRS)を定義し、前記測定されたSRS-RSRPが、CLIの前記レベルを示す、請求項15に記載の第1のユーザ機器(UE)。
  17. 前記rssi-ConfigCrosslinkList IEが、RSSIの測定に関連付けられた1つ以上の時間周波数リソースを定義し、前記RSSIが、CLIの前記レベルを示す、請求項15に記載の第1のユーザ機器(UE)。
  18. 前記所定のイベントは、基準信号受信電力(SRS-RSRPが閾値を上回ることを含む、請求項12に記載の第1のユーザ機器(UE)。
  19. 前記所定のイベントは、前記RSSIが閾値を上回ることを含む、請求項12に記載の第1のユーザ機器(UE)。
  20. 前記所定のイベントは、サービングセルの電力に対する基準信号受信電力(SRS-RSRPからのオフセットが閾値以上であることを含む、請求項12に記載の第1のユーザ機器(UE)。
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