JP7215016B2 - 画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1には、更新対象となるファームウェアの内容情報を取得する取得手段と、取得手段により取得されたファームウェアの内容情報と、画像形成装置の機器情報と、を比較し、ファームウェアの更新を行うか否かを判定する判定手段と、判定手段によりファームウェアの更新を行うと判定された場合、更新対象となるファームウェアの更新ファイルを取得する更新ファイル取得手段と、更新ファイル取得手段により取得された更新ファイルを用いてファームウェアの更新を行う更新手段と、を有する画像形成装置が提案されている。
また、特許文献2には、プリンタが、トナーカートリッジの交換の際に、CRUMに記憶された情報を読み取り、リコール対象製品か否かの判別を行い、リコール対象製品であった場合に、一律に画像形成動作を禁止することが提案されている。また、リコール対象である旨の連絡を受けたことを連絡先に連絡することで、画像形成動作禁止の解除の手段(解除コード)を受け取ることが記載されている。
特開2014-85759号公報 特開2010-184468号公報
リコールなどの不具合が発生した場合に一律に動作を禁止することにより、装置を利用することができず、不便な場合がある。本発明は、不具合対象に該当する場合であっても、不具合の影響を抑制して使用可能な画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、自装置が不具合対象の機種に該当する場合に、不具合の発生を抑制するための暫定設定を含む不具合一時対策情報を受け取る受取部と、前記受取部によって受け取った前記不具合一時対策情報に含まれる前記暫定設定に自装置の設定を変更する変更部と、前記変更部によって前記暫定設定に変更された場合に、前記暫定設定からの設定の変更を禁止し、前記暫定設定を一時的に解除する予め定めた操作が行われた場合は、前記暫定設定からの設定の変更の禁止を一時的に解除する禁止部と、を含む。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記不具合一時対策情報は、不具合内容を表す不具合情報を更に含み、前記不具合情報を報知する報知部を更に備える。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記報知部は、前記変更部によって前記暫定設定に変更されている状態で自装置の設定の変更を行う操作が行われた場合に、前記暫定設定からの設定の変更が不可能であることを更に報知する。
請求項に記載の発明は、請求項1~の何れか1項に記載の発明において、前記変更部は、不具合の対策が行われた場合に、前記暫定設定を元の設定に更に変更する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記変更部によって前記暫定設定が元の設定に変更された場合に、不具合の解決を報知する解決報知部を更に備える。
請求項に記載の情報処理システムは、請求項1~5の何れか1項に記載の画像処理装置と、管理対象の複数の画像処理装置から不具合情報の問い合わせを受信する情報受信部と、前記情報受信部によって不具合情報の問い合わせを受信した場合、不具合対象の機種を検索し、問い合わせ元の画像処理装置が不具合対象の機種の場合に、不具合の発生を抑制するための暫定設定を含む不具合一時対策情報を返信する返信部と、を含む情報処理装置と、前記画像処理装置と前記情報処理装置とを通信接続する通信回線と、を含む
請求項に記載の画像処理システムは、請求項1~の何れか1項に記載の画像処理装置と、管理対象の複数の画像処理装置から不具合対象の機種を検索する検索部と、前記検索部によって不具合対象の機種が検索された場合に、不具合対象の機種の画像処理装置に対して、不具合の発生を抑制するための暫定設定を含む不具合一時対策情報を送信する送信部と、を含む情報処理装置と、前記画像処理装置と前記情報処理装置とを通信接続する通信回線と、を含む。
請求項に記載の画像処理プログラムは、コンピュータを、請求項1~の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させる。
請求項1に記載の画像処理装置によれば、不具合対象に該当する場合であっても、不具合の影響を抑制して使用可能な画像処理装置を提供できる。
請求項に記載の発明によれば、不具合情報と共に不具合対象の画像処理装置であることを報知できる。
請求項に記載の発明によれば、不具合によって設定の変更ができないことを利用者に報知できる。
請求項に記載の発明によれば、不具合解消後に暫定設定を元の設定にする手間を省くことができる。
請求項に記載の発明によれば、不具合が解決して元通り使用可能になったことを報知できる。
請求項に記載の情報処システムは、不具合対象に該当する場合であっても、不具合の影響を抑制して使用可能な画像処理システムを提供できる。
請求項に記載の画像処理システムは、不具合対象に該当する場合であっても、不具合の影響を抑制して使用可能な画像処理システムを提供できる。
請求項に記載の画像処理プログラムは、不具合対象に該当する場合であっても、不具合の影響を抑制して使用可能な画像処理プログラムを提供できる。
影響を抑制して使用可能な画像処理システムを提供できる。
本実施形態に係る画像処理システムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本実施形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置及びサーバの電気系の要部構成を示すブロック図である。 連続動作に関する不具合が発生した場合の不具合一時対策情報の一例を示す図である。 通信プロトコルに不具合が発生した場合の不具合一時対策情報の一例を示す図である。 設定パラメータの一例を示す図である。 本実施形態に係る画像処理システムの画像形成装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像処理システムのサーバで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成システムの画像形成装置をユーザが利用する場合の画像形成装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像処理システムの画像形成装置から管理者が設定を変更する場合に、画像形成装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 管理者が設定を変更するための設定画面の一例を示す図である。 管理者が設定を変更する際に不具合一時対策情報の設定を変更できないことを表す画像の例を示す図である。 本実施形態に係る画像処理システムの画像形成装置において不具合修正ファームウェアが適用された後の起動時に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像処理システムのサーバで行われる処理の流れの変形例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施形態の一例を詳細に説明する。本実施形態では、複数の画像形成装置、複数の情報処理装置、及びサーバがネットワーク等の通信回線を介して各々接続された画像処理システムを画像処理システムの一例として説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理システム10の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る画像処理システム10は、図1に示すように、複数の画像形成装置12a、12b、・・・と、複数の情報処理装置14a、14b、・・・と、サーバ16とを備えている。なお、画像形成装置12a、12b、・・・や、情報処理装置14a、14b・・・を区別して説明する必要がない場合は、符号末尾のアルファベットを省略して記載することがある。また、本実施形態では、複数の画像形成装置12a、12b 、・・・及び情報処理装置14a、14b、・・・を備える例を説明するが、画像形成装置12及び情報処理装置14の少なくとも一方は1つでもよい。また、本実施形態では、画像形成装置12は画像処理装置に対応し、サーバ16は情報処理装置に対応する。
各画像形成装置12、情報処理装置14、及びサーバ16は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、イントラネット等の通信回線18を介して各々接続されている。そして、画像形成装置12、情報処理装置14、及びサーバの各々は、通信回線18を介して各種データの送受信を相互に行うことが可能とされている。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置12の外観を示す斜視図である。本実施形態に係る画像形成装置12は、通信回線18を介して各種データを受信し、受信したデータに基づく画像形成処理を行うプリント機能を有する。また、本実施形態に係る画像形成装置12は、原稿を読み取って原稿を表す画像情報を得る読取機能、原稿に記録された画像を用紙に複写する複写機能、図示しない電話回線を介して各種データの送信及び受信を行うファクシミリ機能等も有する。
また、本実施形態に係る画像形成装置12は、装置上部に原稿読取部52を備え、原稿読取部52の下方に画像形成部24が配置されている。原稿読取部52は、原稿カバー54内に原稿搬送部(図示省略)を備えている。原稿搬送部は、原稿カバー54に設けられている原稿給紙部54A上に載せられた原稿56を順に引き込んで図示しないプラテンガラス上に搬送して原稿56に記録された画像の読み取りを行う。また、原稿搬送部は、画像の読み取りが終了した原稿56を原稿カバー54に設けられている原稿排出部54B上に排出する。
また、原稿読取部52には、ユーザによる各種の指示操作を受け付けるユーザインタフェース22が設けられている。このユーザインタフェース22は、ソフトウェアプログラムによって指示操作の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイ22A、テンキーやスタートボタン等のハードウェアキー22B等が設けられている。ユーザインタフェース22は、ディスプレイ22Aの表示ボタンやハードウェアキー22Bによって複写機能を用いるときの複写枚数の設定や倍率設定、ファクシミリ機能を用いるときの電話機のダイヤルキー等として用いられる。
一方、画像形成部24は、画像形成用の記録媒体となる用紙が収容される給紙格納部58を備えている。画像形成部24では、給紙格納部58に収容されている用紙を、1枚ずつ取り出し、例えば、電子写真プロセスによって画像データに基づいた画像を用紙に形成する。また、画像形成部24では、画像形成を行った用紙を順に図示しない排紙部上へ排出する。
情報処理装置14は、画像形成要求を送信することにより、画像形成装置12のプリント機能により用紙に画像を形成させる。
サーバ16は、通信回線18に接続された画像形成装置12に装着された各種モジュール(部品)の不具合に関する情報を管理する管理機能を有する。また、サーバ16は、情報処理装置14からの画像形成要求を要求先の画像形成装置12に送信する機能や、画像形成装置12の状況を監視して情報処理装置14に通知する機能等を有してもよい。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置12の電気系の要部構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成装置12は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、及びRAM(Random Access Memory)20Cを含むコントロール・ユニット20を備えている。CPU20Aは、画像形成装置12の全体の動作を司る。RAM20Cは、CPU20Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。ROM20Bは、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。そして、画像形成装置12は、コントロール・ユニット20の各部がシステムバス42によって電気的に接続されている。
一方、本実施形態に係る画像形成装置12は、ユーザ情報、設定パラメータ、及び不具合情報等の各種のデータやアプリケーション・プログラム等を記憶するHDD(hard disk drive)26を備えている。また、画像形成装置12は、ユーザインタフェース22に接続され、ユーザインタフェース22のディスプレイ22Aへの各種の操作画面等の表示を制御する表示制御部28を備えている。また、画像形成装置12は、ユーザインタフェース22に接続され、ユーザインタフェース22を介して入力される操作指示を検出する操作入力検出部30を備えている。そして、画像形成装置12では、HDD26、表示制御部28、および操作入力検出部30がシステムバス42に電気的に接続されている。なお、本実施形態に係る画像形成装置12では、記憶部としてHDD26を適用しているが、これに限らず、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部を適用してもよい。
また、本実施形態に係る画像形成装置12は、原稿読取部52による光学的な画像の読み取り動作、及び原稿搬送部による原稿送り動作を制御する読取制御部32と、画像形成部24による画像形成処理、及び搬送部25による画像形成部24への用紙の搬送を制御する画像形成制御部34と、を備えている。また、画像形成装置12は、通信回線18に接続され、当該通信回線18に接続されたサーバ16等の他の外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(インタフェース)部36と、画像形成装置12の障害の発生を検知する障害検知部46と、備えている。また、画像形成装置12は、図示しない電話回線に接続され、当該電話回線に接続されているファクシミリ装置とファクシミリデータの送受信を行うファクシミリI/F(インタフェース)部38を備えている。また、画像形成装置12は、ファクシミリI/F部38を介したファクシミリデータの送受信を制御する送受信制御部40を備えている。そして、画像形成装置12では、送受信制御部40、読取制御部32、画像形成制御部34、通信回線I/F部36、ファクシミリI/F部38、及び障害検知部46がシステムバス42に電気的に接続されている。
以上の構成により、本実施形態に係る画像形成装置12は、CPU20Aにより、RAM20C、ROM20B、及びHDD26へのアクセスを各々実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、表示制御部28を介したユーザインタフェース22のディスプレイ22Aへの操作画面、各種のメッセージ等の情報の表示の制御を実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、読取制御部32を介した原稿読取部52及び原稿搬送部の作動の制御を実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、画像形成制御部34を介した画像形成部24及び搬送部25の作動の制御と、通信回線I/F部36を介した通信データの送受信の制御と、を各々実行する。また、画像形成装置12は、CPU20Aにより、送受信制御部40によるファクシミリインタフェース部38を介したファクシミリデータの送受信の制御を実行する。さらに、画像形成装置12は、CPU20Aにより、操作入力検出部30によって検出された操作情報に基づくユーザインタフェース22における操作内容の把握が行われ、この操作内容に基づく各種の制御を実行する。
また、障害検知部46は、原稿読取部52や画像形成部24、搬送部25等で発生する障害を検知する。検知する障害としては、例えば、原稿読取部52や搬送部25のモータの故障や、給紙格納部58に格納された用紙の不足、搬送部25における用紙詰まり等が挙げられる。
続いて、本実施形態に係る情報処理装置14及びサーバ16の電気系の要部構成について説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置14及びサーバ16の電気系の要部構成を示すブロック図である。なお、情報処理装置14及びサーバ16は基本的には一般的なコンピュータの構成とされているので、ここではサーバ16を代表して説明する。
本実施形態に係るサーバ16は、図4に示すように、CPU16A、ROM16B、RAM16C、HDD16D、キーボード16E、ディスプレイ16F、及び通信回線I/F(インタフェース)部16Gを備えている。CPU16Aは、サーバ16の全体の動作を司る。ROM16Bは、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。RAM16Cは、CPU16Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。HDD16Dは、各種のデータやアプリケーション・プログラム等が記憶される。キーボード16Eは各種の情報を入力するために用いられる。ディスプレイ16Fは、各種の情報を表示するために用いられる。通信回線I/F部16Gは、通信回線18に接続され、当該通信回線18に接続された他の装置と各種データの送受信を行う。以上のサーバ16の各部はシステムバス16Hにより電気的に相互に接続されている。なお、本実施形態に係るサーバ16では、HDD16Dを記憶部として適用しているが、これに限らず、フラッシュメモリ等の他の不揮発性の記憶部を適用してもよい。
以上の構成により、本実施形態に係るサーバ16は、CPU16Aにより、ROM16B、RAM16C、及びHDD16Dに対するアクセス、キーボード16Eを介した各種データの取得、ディスプレイ16Fに対する各種情報の表示を各々実行する。また、サーバ16は、CPU16Aにより、通信回線I/F部16Gを介した通信データの送受信の制御を実行する。
ところで、上述のように構成された画像処理システム10では、例えば、セキュリティホールなどの不具合が画像形成装置12に発見された場合、その影響を最小限に抑えるために、不具合に関する操作を制限する必要がある。また、不具合対象の画像形成装置12が修正された場合は速やかに制限を解除する必要がある。
そこで、本実施形態に係る画像処理システム10では、不具合識別子と不具合を回避する暫定設定を含む不具合一時対策情報をサーバ16から通信回線18を介して画像形成装置12が受信して不具合が発生する可能性がある機器であることを報知する。また、画像形成装置12は、予め記憶された設定よりも優先的に不具合一時対策情報を適用して動作を行う。これにより、不具合対象に該当する場合であっても、不具合一時対策情報を優先的に適用するので、不具合の影響を抑制した動作が行われる。そして、ソフトウェアのアップデート等により不具合を改修した後に不具合識別子に対応する不具合が解消されたか否かを判断し、不具合が改修された場合には不具合の修正を報知し、不具合一時対策情報を破棄する。
ここで、画像形成装置12は、不具合一時対策情報を受信すると、HDD26に記憶する。HDD26には、設定パラメータを記憶する設定記憶領域と、不具合一時対策情報等の不具合情報を記憶する不具合情報記憶領域とを有する。不具合一時対策情報は、不具合に対応する不具合識別子、不具合内容を表すテキスト及び画像等からなる不具合情報、並びに不具合の発生を抑制するための暫定設定としての設定パラメータを含む。また、不具合一時対策情報は、不具合情報の更新日などの情報を含んでもよい。例えば、図5、6に不具合一時対策情報の一例を示す。図5は、連続動作に関する不具合が発生した場合の不具合一時対策情報の一例を示す。また、図6は、通信プロトコルに不具合が発生した場合の不具合一時対策情報の一例を示す。
また、HDD26の設定記憶領域に記憶される設定パラメータとしは、例えば、コピー、プリント、スキャン、ファクシミリなどの各サービスの実行可否を示す値や、原稿読取部52や画像形成部24の動作パラメータの値、各通信プロトコルの利用可否を示す値などが含まれる。一例としては、図7に示すように、各サービスとしては、スキャンサービス、コピーサービス、ファクシミリサービス、及びプリントサービスなどがある。また、各通信プロトコルとしては、FTP(File Transfer Protocol)プロトコル及びSMB(Server Message Block)プロトコルなどがある。また、他の設定パラメータとしては、メール送信の起動可否、メール受信の起動可否、再起動タイミング、節電移行時間などがある。
また、画像形成装置12は、サーバ16に必要なファームウェアを問い合わせて、ファームウェアをダウンロードしてアップデートする機能を備えている。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る画像処理システム10の各部で行われる具体的な処理について説明する。
まず、画像形成装置12側で行われる処理について説明する。図8は、本実施形態に係る画像処理システム10の画像形成装置12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図8の処理は、予め定めた時間毎など、定期的に開始するものとする。また、図8では、画像形成装置12の製造者が不具合を発見した場合の処理として説明する。
ステップ100では、コントロール・ユニット20が、サーバ16に不具合情報の問い合わせを行ってステップ102へ移行する。
ステップ102では、コントロール・ユニット20が、問い合わせ結果をサーバ16から受信したか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機して、判定が肯定されたところでステップ104へ移行する。
ステップ104では、コントロール・ユニット20が、問い合わせの結果として、不具合一時対策情報を受信したか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはそのまま処理を終了する。
ステップ106では、コントロール・ユニット20が、HDD26に既に不具合対策情報が記憶されているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ108へ移行し、肯定された場合にはステップ110へ移行する。
ステップ108では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報をHDD26の不具合情報記憶領域に記憶してステップ112へ移行する。
一方、ステップ110では、コントロール・ユニット20が、HDD26の不具合情報記憶領域に記憶された不具合一時対策情報を更新してステップ112へ移行する。例えば、画像形成装置12の製造者が不具合の発生条件を絞り込み、不具合一時対策情報が変更になる場合もあるので、既にHDD26に記憶されている同じ不具合識別子の不具合一時対策情報が更新される。なお、ステップ104~110は受信部に対応する。
ステップ112では、コントロール・ユニット20が、不具合情報を出力して一連の処理を終了する。これにより、不具合が発生する可能性がある機器であることが報知される。不具合情報の出力方法としては、例えば、不具合情報の内容等を用紙に画像形成して出力してもよい。或いは、不具合情報があることを表すメッセージ等をディスプレイ22Aに表示してもよい。或いは、用紙への画像形成とディスプレイ22Aへの表示を共に行ってもよい。例えば、図5、6に示すような画像を用紙に形成したり、ディスプレイ22Aに表示する。或いは、通信回線18に接続された情報処理装置14に不具合情報を出力して情報処理装置14のディスプレイ14Fに不具合情報を表示してもよい。
次に、画像処理システム10のサーバ16側で行われる処理について説明する。図9は、本実施形態に係る画像処理システム10のサーバ16で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図9の処理は、不具合情報の問い合わせを画像形成装置12から受信した場合に開始する。
ステップ150では、CPU16Aが、不具合情報の問い合わせを受信し、不具合の対象機種を検索してステップ152へ移行する。
ステップ152では、CPU16Aが、問い合わせ元の画像形成装置12の機種が不具合対象機種であるか否かを判定する。該判定は、不具合の対象機種を検索した結果に問い合わせ元の画像形成装置12の機種が含まれているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ154へ移行し、肯定された場合にはステップ156へ移行する。なお、問い合わせ元の画像形成装置12の機種情報は、サーバ16に予め記憶されていてもよいし、画像形成装置12が上述のステップ100において、不具合情報を問い合わせる際に、画像形成装置12が機種情報を送信してもよい。
ステップ154では、CPU16Aが、不具合なしを問い合わせ元の画像形成装置12に返信して一連の処理を終了する。
一方、ステップ156では、CPU16Aが、不具合に応じた不具合一時対策情報を問い合わせ元の画像形成装置12に返信して一連の処理を終了する。これにより、画像形成装置12では、上述のステップ104の判定が肯定される。
なお、ステップ150は情報受信部に対応し、ステップ156は返信部に対応する。
続いて、画像形成装置12をユーザが利用する場合の画像形成装置12で行われる具体的な処理について説明する。図10は、本実施形態に係る画像処理システム10の画像形成装置12をユーザが利用する場合の画像形成装置12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図10の処理は、例えば、ユーザが画像形成装置12のユーザインタフェース22を操作した場合に開始する。また、ユーザの情報処理装置14からの画像形成要求を受信した場合に開始してもよい。
ステップ200では、コントロール・ユニット20がログイン処理を行ってステップ202へ移行する。ログイン処理は、例えば、ユーザを認証するためのログイン画面をディスプレイ22Aに表示する。ここで、ユーザが入力したユーザIDとパスワードを取得、或いはカードからユーザIDとカード情報を読み取り、認証に成功すると画像形成装置12の利用が許可される。なお、通信回線18に接続された情報処理装置14から画像形成要求を行う場合には、ステップ200の処理は省略してもよい。
ステップ202では、コントロール・ユニット20が、HDD26の設定記憶領域から初期の設定パラメータを読み出してステップ204へ移行する。
ステップ204では、コントロール・ユニット20が、HDD26の不具合情報記憶領域に不具合一時対策情報が記憶されているか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ206へ移行し、否定された場合にはステップ212へ移行する。
ステップ206では、コントロール・ユニット20が、不具合情報をディスプレイ22Aに表示してステップ208へ移行する。例えば、図5、6に示すような画像をディスプレイ22Aに表示して、ユーザに不具合を報知する。なお、通信回線18に接続された情報処理装置14から画像形成指示を行う場合には、不具合情報を情報処理装置14に送信して、情報処理装置14のディスプレイ14Fに表示する。
ステップ208では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報のパラメータの設定が一時解除状態であるか否かを判定する。該判定は、ユーザが、不具合情報を理解した上で、不具合一時対策情報のパラメータの設定を一時的に解除する操作が行われた状態であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ210へ移行し、肯定された場合にはステップ212へ移行する。
ステップ210では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報の設定パラメータで初期の設定パラメータが上書きされてステップ212へ移行する。これにより、不具合一時対策情報の設定パラメータに変更されて画像形成装置12が動作し、不具合の発生及び不具合による弊害が抑制される。
ステップ212では、コントロール・ユニット20が、スタートが指示されたか否かを判定する。該判定は、例えば、ユーザインタフェース22が操作されてスタートが指示されたか否か、或いは、通信回線18に接続された情報処理装置14からスタート指示が行われたか否か等を判定する。該判定が否定された場合にはステップ214へ移行し、肯定された場合にはステップ224へ移行する。
ステップ214では、コントロール・ユニット20が、設定パラメータを変更する操作が行われたか否か判定する。該判定は、例えば、予め定めた設定画面を表示して、ユーザによるユーザインタフェース22の操作よって設定パラメータを変更する操作が行われたか否かを判定する。或いは、情報処理装置14から設定パラメータを変更する操作が行われたか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ216へ移行し、否定された場合にはステップ212に戻って上述の処理を繰り返す。
ステップ216では、コントロール・ユニット20が、ユーザがユーザインタフェースを操作、或いは情報処理装置14から操作することにより選択されたパラメータが不具合一時対策情報の設定パラメータであるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ218へ移行し、肯定された場合には、ステップ220へ移行する。
ステップ218では、コントロール・ユニット20が、ユーザにより選択されたパラメータに変更してステップ212へ戻って上述の処理を繰り返す。
また、ステップ220では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報のパラメータの設定が一時解除状態であるか否かを判定する。該判定は、ユーザが、不具合情報を理解した上で、不具合一時対策情報のパラメータの設定を一時的に解除する操作が行われた状態であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合には上述のステップ218へ移行し、否定された場合にはステップ222へ移行する。
ステップ222では、コントロール・ユニット20が、パラメータの変更が不可能であることをディスプレイ22Aに表示してステップ212へ戻って上述の処理を繰り返す。例えば、不具合一時対策情報の設定を変更できないことを表す画像をディスプレイ22Aに表示して設定の変更を禁止する。このとき、不具合一時対策情報の設定パラメータを一時的に変更するか否かを受け付け可能な構成としてもよい。この場合、管理者のユーザIDとパスワードの入力を促し、認証を行うことが望ましい。また、通信回線18に接続された情報処理装置14から画像形成指示を行う場合には、パラメータの変更が不可能であることを表す情報を情報処理装置14に送信して、情報処理装置14のディスプレイ14Fに表示する。
一方、ステップ224では、コントロール・ユニット20が、スタート指示されたジョブを設定されたパラメータを用いて実行してステップ226へ移行する。
ステップ226では、コントロール・ユニット20が、ログアウトの処理を行って一連の処理を終了する。
なお、ステップ210は変更部に対応し、ステップ214~222は禁止部に対応し、ステップ206、222は報知部に対応する。
次に、画像形成装置12から管理者が設定を変更する場合に、画像形成装置12で行われる処理について説明する。図11は、本実施形態に係る画像処理システム10の画像形成装置12から管理者が設定を変更する場合に、画像形成装置12で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図11の処理は、例えば、管理者が設定の変更を行う操作をユーザインタフェース22または情報処理装置14を介して行った場合に開始する。
ステップ250では、コントロール・ユニット20が、ログイン処理を行ってステップ252へ移行する。ログイン処理は、例えば、ユーザを認証するためのログイン画面をディスプレイ22Aに表示する。ここで、管理者が入力したユーザIDとパスワードを取得、或いはカードからユーザIDとカード情報を読み取り、認証に成功すると画像形成装置12の利用が許可される。なお、通信回線18に接続された情報処理装置14から管理者が設定を変更する場合には、情報処理装置14のディスプレイ14Fにログイン画面を表示する。ここで、管理者が入力したユーザIDとパスワードを取得して認証する。
ステップ252では、コントロール・ユニット20が、HDD26の設定記憶領域に記憶された設定パラメータを読み出してステップ254へ移行する。
ステップ254では、コントロール・ユニット20が、HDD26の不具合情報記憶領域に不具合一時対策情報が記憶されているか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ256へ移行し、否定された場合にはステップ260へ移行する。
ステップ256では、コントロール・ユニット20が、不具合情報をディスプレイ22Aに表示してステップ258へ移行する。例えば、図5、6に示すような画像をディスプレイ22Aに表示する。なお、通信回線18に接続された情報処理装置14から管理者が設定を変更する場合には、不具合情報を情報処理装置14に送信して、情報処理装置14のディスプレイ14Fに表示する。
ステップ258では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報のパラメータをディスプレイ22Aに表示してステップ262へ移行する。なお、通信回線18に接続された情報処理装置14から管理者が設定を変更する場合には、不具合一時対策情報のパラメータを情報処理装置14に送信して、情報処理装置14のディスプレイ14Fに表示する。
一方、ステップ260では、コントロール・ユニット20が、HDD26の設定記憶領域から読み出した設定パラメータをディスプレイ22Aに表示してステップ262へ移行する。なお、通信回線18に接続された情報処理装置14から管理者が設定を変更する場合には、読み出した設定パラメータを情報処理装置14に送信して、情報処理装置14のディスプレイ14Fに表示する。
ステップ262では、コントロール・ユニット20が、管理者による操作によりパラメータ変更が指示されたか否かを判定する。該判定は、管理者がユーザインタフェース22を操作してパラメータ変更を指示したか否か、或いは、管理者が情報処理装置14からパラメータ変更を指示したか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ263へ移行し、否定された場合にはステップ272へ移行する。例えば、パラメータ変更の指示は、図12に示す管理者が設定を変更するための設定画面を表示し、当該設定画面に対する操作が行われたか否かを判定する。
ステップ263では、コントロール・ユニット20が、管理者による操作によるパラメータ変更指示が、不具合一時対策情報に含まれるパラメータの変更指示であるか否かを判定する。該判定が、肯定された場合にはステップ264へ移行し、否定された場合にはステップ270へ移行する。
ステップ264では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報のパラメータの設定が一時解除状態であるか否かを判定する。該判定は、ユーザが、不具合情報を理解した上で、一時的に不具合一時対策情報のパラメータの設定を一時的に解除する操作が行われた状態であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ266へ移行し、肯定された場合にはステップ268へ移行する。
ステップ266では、コントロール・ユニット20が、パラメータの変更が不可能であることをディスプレイ22Aに表示してステップ272へ移行する。例えば、図13に示すように、不具合一時対策情報の設定を変更できないことを表す画像をディスプレイ22Aに表示して、設定パラメータの変更を禁止する。このとき、図13に示すように、不具合一時対策情報の設定パラメータを一時的に変更するか否かを受け付け可能な構成としてもよい。なお、通信回線18に接続された情報処理装置14から管理者が設定を変更する場合には、パラメータの変更が不可能であることを表す情報を情報処理装置14に送信して、情報処理装置14のディスプレイ14Fに表示する。
一方、ステップ268では、コントロール・ユニット20が不具合一時対策情報が解除状態とされてから予め定めた特定期間が経過したか否かを判定する。該判定が否定された場合には上述のステップ266へ移行し、肯定された場合にはステップ270へ移行する。なお、特定期間としては、例えば、次のジョブ完了時まで、ユーザがログアウトするまで、または一定時間が経過するまでの何れかを適用してもよい。
ステップ270では、コントロール・ユニット20が、管理者によるパラメータ変更の指示に応じてパラメータを変更してディスプレイ22Aに表示し、ステップ272へ移行する。
ステップ272では、コントロール・ユニット20が、パラメータの表示終了か否かを判定する。該判定は、例えば、パラメータの表示を終了する操作が管理者によって行われたか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ262に戻って上述の処理を繰り返し、判定が肯定された場合に一連の処理を終了する。
なお、図11の処理では、設定画面から管理者が不具合一時情報の一時解除を許可するようにしたが、メニュー画面に専用ボタン等を設けてユーザが行うようにしてもよい。また、不具合一時対策情報の不具合情報を確認できるページから行えるようにしてもよい。或いは、不具合情報を確認した後でなければ一時解除できない構成としてもよい。また、これらの操作がユーザに分かるように、不具合情報の表示や、出力に際して、不具合情報と一緒にパラメータの一時解除方法を表示及び出力するとよい。
また、ステップ256、266は報知部に対応し、ステップ262~270は禁止部に対応する。
続いて、本実施形態に係る画像処理システム10の画像形成装置12において不具合修正ファームウェアが適用された後の起動時に行われる処理について説明する。図14は、本実施形態に係る画像処理システム10の画像形成装置12において不具合修正ファームウェアが適用された後の起動時に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ300では、コントロール・ユニット20が、ファームウェアが保持する修正不具合情報の識別子を取得してステップ302へ移行する。
ステップ302では、コントロール・ユニット20が、HDD26の不具合情報記憶領域から不具合一時対策情報を読み出してステップ304へ移行する。
ステップ304では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報の識別子が修正不具合情報の識別子一覧にあるか否かを判定する。すなわち、不具合の対策が行われたか否かを判定する。該判定が否定された場合にはそのまま処理を終了し、肯定された場合にはステップ306へ移行する。
ステップ306では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報の設定パラメータを元の設定パラメータに復元してステップ308へ移行する。なお、元の設定パラメータに復元する代わりに予め定めたデフォルトの設定パラメータに変更してもよい。また、ステップ306は変更部に対応する。
ステップ308では、コントロール・ユニット20が、不具合一時対策情報に含まれる不具合情報の解決を表す情報をディスプレイ22Aに表示してステップ310へ移行する。なお、不具合情報の解決を表す情報を管理者または利用者の情報処理装置14に送信してディスプレイ14Fに表示してもよい。また、ステップ308は、解決報知部に対応する。
ステップ310では、コントロール・ユニット20が、不具合が解決したことを出力してステップ312へ移行する。例えば、不具合が解決したことを表す画像を用紙に形成することにより出力してもよい。或いは、不具合が解決したことを通信回線18に接続された、管理者やユーザの情報処理装置14等に電子メールで送信してよい。
ステップ312では、コントロール・ユニット20が、解決した不具合一時対策情報を削除して一連の処理を終了する。
なお、上記の実施形態では、図8、9に示すように、画像形成装置12からサーバ16に不具合情報の問い合わせを行い、その結果として不具合一時対策情報を画像形成装置12が受け取る構成としたが、これに限るものではない。例えば、サーバ16側が、管理対象となる画像形成装置12が不具合の対象機種か否かを判断し、対象機種の画像形成装置12に対してサーバ16側から不具合一時対策情報を送信する構成としてもよい。この場合には、例えば、図15に示す処理を行う。図15は、本実施形態に係る画像処理システムのサーバで行われる処理の流れの変形例を示すフローチャートである。なお、図15の処理は、例えば、予め定めた時間毎などの定期的に開始、或いは、管理対象の画像形成装置12に不具合が発生して、不具合一時対策情報を作成したところで開始する。
ステップ151では、CPU16Aが、不具合の対象機種を検索してステップ153へ移行する。
ステップ153では、CPU16Aが、管理対象の複数の画像形成装置12から不具合対象の機種を検索し、不具合対象の機種があるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ155へ移行し、否定された場合にはそのまま処理を終了する。
ステップ155では、CPU16Aが、不具合対象の機種の画像形成装置12に対して不具合一時対策情報を送信して一連の処理を終了する。
なお、ステップ151は検索部に対応し、ステップ155は送信部に対応する。
また、上記の実施形態に係る画像形成装置12及びサーバ16で行われる処理は、ソフトウェアで行われる処理としてもよいし、ハードウェアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、これらの各処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 画像処理システム
12 画像形成装置
14 情報処理装置
14F ディスプレイ
16 サーバ
18 通信回線
20 コントロール・ユニット
22 ユーザインタフェース
22A ディスプレイ

Claims (8)

  1. 自装置が不具合対象の機種に該当する場合に、不具合の発生を抑制するための暫定設定を含む不具合一時対策情報を受け取る受取部と、
    前記受取部によって受け取った前記不具合一時対策情報に含まれる前記暫定設定に自装置の設定を変更する変更部と、
    前記変更部によって前記暫定設定に変更された場合に、前記暫定設定からの設定の変更を禁止し、前記暫定設定を一時的に解除する予め定めた操作が行われた場合は、前記暫定設定からの設定の変更の禁止を一時的に解除する禁止部と、
    を含む画像処理装置。
  2. 前記不具合一時対策情報は、不具合内容を表す不具合情報を更に含み、
    前記不具合情報を報知する報知部を更に備えた請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記報知部は、前記変更部によって前記暫定設定に変更されている状態で自装置の設定の変更を行う操作が行われた場合に、前記暫定設定からの設定の変更が不可能であることを更に報知する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記変更部は、不具合の対策が行われた場合に、前記暫定設定を元の設定に更に変更する請求項1~3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記変更部によって前記暫定設定が元の設定に変更された場合に、不具合の解決を報知する解決報知部を更に備えた請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 請求項1~5の何れか1項に記載の画像処理装置と、
    管理対象の複数の画像処理装置から不具合情報の問い合わせを受信する情報受信部と、前記情報受信部によって不具合情報の問い合わせを受信した場合、不具合対象の機種を検索し、問い合わせ元の画像処理装置が不具合対象の機種の場合に、不具合の発生を抑制するための暫定設定を含む不具合一時対策情報を返信する返信部と、を含む情報処理装置と、
    前記画像処理装置と前記情報処理装置とを通信接続する通信回線と、
    を含む画像処理システム
  7. 請求項1~5の何れか1項に記載の画像処理装置と、
    管理対象の複数の画像処理装置から不具合対象の機種を検索する検索部と、前記検索部によって不具合対象の機種が検索された場合に、不具合対象の機種の画像処理装置に対して、不具合の発生を抑制するための暫定設定を含む不具合一時対策情報を送信する送信部と、を含む情報処理装置と、
    前記画像処理装置と前記情報処理装置とを通信接続する通信回線と、
    を含む画像処理システム
  8. コンピュータを、請求項1~5の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させるための画像処理プログラム
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