JP7213337B2 - 上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法、装置、機器および媒体 - Google Patents

Description

本発明は、２０２０年２月２８日に中国専利局に提出された出願番号が２０２０１０１３０２３７．７である中国特許出願に対して優先権を主張するものであり、該出願の全ての内容を引用により本発明に援用する。

本発明は、コンピュータ技術分野に関し、例えば、コンピュータアプレット技術に関する。

アプレットは、ＮＡ（Ｎａｔｉｖｅ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ）とＷＥＢとを融合した技術形態である。アプレットは、一般的に、上位アプリケーションをプラットフォームとして実行され、上位アプリケーションは一般的に、普通のＡＰＰソフトウェアであり、端末のＯＳ環境で実行される。

上位アプリケーションは、一般的にＪａｖａＳｃｒｉｐｔにより実現され、ＪＳレイヤ、即ち、上位プラットフォームレイヤとも呼ばれ、アプレットの実行中に、ＪＳレイヤを介して所在の端末のソフトウェアとハードウェアの機能（ターミナル能力とも呼ばれる）を呼び出す必要がある。端末のターミナル能力は、ネイティブアプリケーション（Ｎａｔｉｖｅ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ）により実現される。ＪＳプラットフォームは、アプレットが実行時にターミナル能力を呼び出し可能にするために、ＮＡターミナル能力を呼び出すＡＰＩ（アプリケーションインタフェース）をアプレットに示す。

しかし、現在、アプレットがＪＳレイヤを介してＮＡターミナル能力を呼び出す時、ＪＳレイヤとＮＡターミナル能力のＡＰＩとの間の通信につながるという問題が存在する。ＡＰＩの通信方式は、端末ハードウェア、ＯＳのバージョン等の変化に伴って変化する。その結果、ＪＳレイヤは、アプレットがターミナル能力を正確に呼び出すことができるように、ＡＰＩ毎にコードメンテナンスを大量かつ頻繁に行う必要がある。

以下は、本文について詳細に説明する主題の概要である。本概要は、特許請求の範囲を制限するものではない。

本発明の実施例は、上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法、装置、機器および媒体を開示し、上位プラットフォームレイヤ上のインタフェースのメンテナンス方法を最適化し、メンテナンスのコストを低減する。

第１態様において、本発明の実施例は、
上位プラットフォームレイヤにより実行され、
ターミナル能力インタフェースの記述データを取得することと、
前記記述データに基づいて前記ターミナル能力インタフェースの通信方式を解析して取得することと、
前記ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成するために、前記通信方式に基づいて対応するプロセッサを設定する、または前記通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定する、または前記通信方式に基づいて対応するプロセッサおよび概念マッピング関係を設定することと、を含み、
前記プラットフォームレイヤインタフェースは、アプレットが上位プラットフォームレイヤを介して前記ターミナル能力インタフェースを呼び出す過程において、通信によって交換するデータを処理するように構成される、
上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法を提供する。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。上位プラットフォームレイヤは、ＮＡレイヤが提供したターミナル能力インタフェースの記述データを解析することにより、ターミナル能力インタフェースの通信方式を取得することができ、通信方式に基づいてプロセッサを設定する、または前記通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定する、または前記通信方式に基づいて対応するプロセッサおよび概念マッピング関係を設定し、ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースを自動的に生成することができる。これにより、端末ハードウェア、ＯＳのバージョン等の差異によるプラットフォームレイヤインタフェースに対する大量かつ頻繁なコードメンテナンスを回避し、プラットフォームレイヤインタフェースの人手によるメンテナンスのコストを低減する。それと同時に、ＮＡレイヤは、記述データの生成に注目することだけが必要となり、上位プラットフォームレイヤは、記述データに基づいてプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化することだけが必要となることで、ＮＡレイヤおよび上位プラットフォームレイヤの使い分けが明らかであり、機能境界のぼやけを回避する。また、ＮＡレイヤをある程度拘束して統一的に規範化された記述データを生成させ、ＮＡレイヤの管理の混乱を回避することができる。

一実施例において、前記通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定することは、
現在の上位プラットフォームレイヤの名称が前記通信方式の宣言した上位シーン範囲内に存在すれば、前記ターミナル能力インタフェースの名称と上位シーンの名称との間のマッピング関係を確立し、前記ターミナル能力インタフェースが現在の上位プラットフォームレイヤのインタフェースパラメータに対応すると確定することを含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。上位プラットフォームレイヤの名称が通信方式の宣言した上位シーン範囲に存在する場合、ターミナル能力インタフェースと上位プラットフォームレイヤのインタフェースとの間の名称とパラメータとのマッピング関係を柔軟に設定し、異なる上位環境での概念マッピング関係の設定に適応することの実現に寄与する。

一実施例において、前記プロセッサの種類は、パラメータタイプ検査プロセッサ、パラメータシリアライズプロセッサ、戻り値デシリアライズプロセッサ、設定ルールエンコーダ、設定ルールデコーダ、パラメータ計算器、フィルタ、解析器、パラメータスプライサ、関数コールバックプロセッサ、および呼び出し方式プロセッサの少なくとも１種を含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。上位プラットフォームレイヤは、異なる種類のプロセッサを定義することにより、アプレットの異なる呼び出し要求、ターミナル能力インタフェースがフィードバックした異なる呼び出し結果に対応する処理の実現に寄与し、処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックの実現にも寄与する。

一実施例において、前記プロセッサに係る呼び出し段階は、呼び出し前処理、ローカル関数コールバック処理、遠隔関数コールバック処理、および開発者関数コールバック処理の少なくとも１項を含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。ターミナル能力インタフェースを呼び出す前の段階、ローカル／遠隔ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果をコールバックする段階、およびアプレットに呼び出し結果をフィードバックする段階において、上位プラットフォームレイヤは、プロセッサにより呼び出し要求および呼び出し結果に対する処理、および処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックをそれぞれ実現することができる。

一実施例において、前記通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定することは、
前記通信方式の宣言したターミナル能力インタフェースの名称、導入パラメータおよび導出パラメータに基づき、前記プラットフォームレイヤインタフェースの名称、導入パラメータおよび導出パラメータとの間のマッピング関係を確立することを含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。上位プラットフォームレイヤは、ターミナル能力インタフェースの名称とプラットフォームレイヤインタフェースの名称、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータとプラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータ、ターミナル能力インタフェースの導出パラメータとプラットフォームレイヤインタフェースの導出パラメータの間のマッピング関係を確立することにより、ターミナル能力インタフェースとプラットフォームレイヤインタフェースとの間の名称およびパラメータの柔軟なマッピングを実現する。

一実施例において、前記通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定することは、
前記通信方式の宣言したターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数に基づき、前記プラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数との間の関係を確立することを含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。上位プラットフォームレイヤは、ターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数とプラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数との関係を確立することにより、ターミナル能力インタフェースと上位プラットフォームレイヤとの間の通信を実現する。

一実施例において、前記通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定することは、
前記通信方式の宣言したプロセッサ名称に基づき、前記上位プラットフォームレイヤが提供したプロセッサ名称との間のマッピング関係を確立することを含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。上位プラットフォームレイヤは、宣言したプロセッサ名称と上位プラットフォームレイヤが提供した少なくとも１つのプロセッサ名称との間のマッピング関係を確立することにより、ひいては、少なくとも１つのプロセッサ名称に基づいて対応するプロセッサを検索することができ、上位プラットフォームレイヤが宣言したプロセッサ名称に基づいてシリーズプロセッサを柔軟に組み合わせることに寄与する。

一実施例において、前記通信方式に基づいて対応するプロセッサを設定することは、
前記通信方式の宣言したプロセッサ機能に基づき、所定のプロセッサベースにおいて対応する汎用プロセッサを調べることと、
前記通信方式の宣言したプロセッサ機能に基づき、前記汎用プロセッサを変更して設定された拡張プロセッサを形成することと、を含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。上位プラットフォームレイヤは、宣言したプロセッサ機能により汎用プロセッサの検索および変更を行い、検索して変更したプロセッサに基づいて呼び出し要求および呼び出し結果を処理すること、および処理後の呼び出し結果に対して異なる方式のコールバックを行うことに寄与する。

一実施例において、ターミナル能力インタフェースの記述データを取得することは、
複数のターミナル能力インタフェースの記述データが集積された記述ファイルを取得し、その中から記述データを解析して取得することを含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。ＮＡレイヤが複数のポート能力の記述データを記述ファイルに集積することにより、上位プラットフォームレイヤは複数のターミナル能力インタフェースの記述データを一括して取得することができ、複数のプラットフォームレイヤインタフェースを同時に自動的に生成することに寄与する。

一実施例において、ターミナル能力インタフェースの記述データを取得することは、
自発報告されたターミナル能力インタフェースの記述データを受信すること、または
アプレットの初回実行の前または回実行中に、前記ターミナル能力インタフェースの記述データの更新を要求すること、を含む。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。ＮＡレイヤは、上位プラットフォームレイヤにターミナル能力インタフェースの記述データを自発または要求に応じて受動的に報告することができ、ＮＡレイヤと上位プラットフォームレイヤとの通信方式が変更された場合、上位プラットフォームレイヤは、プラットフォームレイヤインタフェースコードを修正する必要がなく、更新された記述データに基づいてプラットフォームレイヤインタフェースを自動的に再生成すれば良く、プラットフォームレイヤインタフェースが通信方式の変更に自動的に適応することに寄与する。

第２態様において、本発明の実施例は、
上位プラットフォームレイヤにより実行され、
上位プラットフォームレイヤで実行するアプレットによる、請求項１～１０のいずれか１項に記載の上位プラットフォームレイヤ上のインタフェースの実現方法によってカプセル化されて形成されるプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を取得することと、
前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサ、または前記プラットフォームレイヤインタフェースの概念マッピング関係、または前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび概念マッピング関係に基づき、前記呼び出し要求を処理することと、
処理後の呼び出し要求に応じて前記プラットフォームレイヤインタフェースに対応するターミナル能力インタフェースを呼び出すことと、
前記ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果を取得することと、
前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサ、または前記プラットフォームレイヤインタフェースの概念マッピング関係、または前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび概念マッピング関係に基づき、前記呼び出し結果を処理して前記アプレットにフィードバックすることと、を含む、
上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を提供する。

第３態様において、本発明の実施例は、
上位プラットフォームレイヤに集積され、
ターミナル能力インタフェースの記述データを取得するように構成される記述データ取得モジュールと、
前記記述データに基づいて前記ターミナル能力インタフェースの通信方式を解析して取得するように構成される通信方式解析モジュールと、
前記ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成するために、前記通信方式に基づいて対応するプロセッサを設定する、または前記通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定する、または前記通信方式に基づいて対応するプロセッサおよび概念マッピング関係を設定するように構成されるプラットフォームレイヤインタフェース生成モジュールと、を備え、
前記プラットフォームレイヤインタフェースは、アプレットが上位プラットフォームレイヤを介して前記ターミナル能力インタフェースを呼び出す過程において、通信によって交換するデータを処理するように構成される、
上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現装置を提供する。

第４態様において、本発明の実施例は、
上位プラットフォームレイヤに集積され、
上位プラットフォームレイヤで実行するアプレットによる、本発明のいずれかの実施例に記載の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法によってカプセル化されて形成されるプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を取得するように構成される呼び出し要求取得モジュールと、
前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサ、または前記プラットフォームレイヤインタフェースの概念マッピング関係、または前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび概念マッピング関係に基づき、前記呼び出し要求を処理するように構成される呼び出し要求処理モジュールと、
処理後の呼び出し要求に応じて前記プラットフォームレイヤインタフェースに対応するターミナル能力インタフェースを呼び出すように構成されるターミナル能力インタフェース呼び出しモジュールと、
前記ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果を取得するように構成される呼び出し結果取得モジュールと、
前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサ、または前記プラットフォームレイヤインタフェースの概念マッピング関係、または前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび概念マッピング関係に基づき、前記呼び出し結果を処理して前記アプレットにフィードバックするように構成される呼び出し結果フィードバックモジュールと、を備える、
上位プラットフォームに基づくアプレット実行装置を提供する。

第５態様において、本発明の実施例は、
少なくとも１つのプロセッサと、
前記少なくとも１つのプロセッサと通信接続されたメモリとを備え、
前記メモリには、前記少なくとも１つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも１つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも１つのプロセッサは、本発明のいずれかの実施例に記載の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法、または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を実行することができる電子機器を提供する。

第６態様において、本発明の実施例は、本発明のいずれかの実施例に記載の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法をコンピュータに実行させるように設定されるコンピュータ命令が記憶された、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供する。

上記発明の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。上位プラットフォームレイヤは、ＮＡレイヤが提供したターミナル能力インタフェースの記述データを解析することにより、ターミナル能力インタフェースの通信方式を取得することができ、通信方式に基づいてプロセッサを設定する、または通信方式に基づいて概念マッピング関係を設定する、または通信方式に基づいてプロセッサおよび概念マッピング関係を設定し、ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースを自動的に生成することができる。これにより、端末ハードウェア、ＯＳのバージョン等の差異によるプラットフォームレイヤインタフェースに対する大量かつ頻繁なコードメンテナンスを回避し、プラットフォームレイヤインタフェースの人手によるメンテナンスのコストを低減する。それと同時に、ＮＡレイヤは、記述データの生成に注目することだけが必要となり、上位プラットフォームレイヤは、記述データに基づいてプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化することだけが必要となることで、ＮＡレイヤおよび上位プラットフォームレイヤの使い分けが明らかであり、機能境界のぼやけを回避する。また、ＮＡレイヤをある程度拘束して統一的に規範化された記述データを生成させ、ＮＡレイヤの管理の混乱を回避することができる。

上記好ましい形態が有する他の効果は、以下に具体的な実施例を参照しながら説明する。

図面および詳細な説明を閲読し理解することで、他の態様も理解できる。

図面は、本形態をより良好に理解するためのものであり、本発明を限定するものではない。

本発明の実施例１による上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法のフローチャートである。 本発明の実施例２による上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法のフローチャートである。 本発明の実施例３による上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法のフローチャートである。 本発明の実施例３による上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法のフレーム図である。 本発明の実施例４による上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現装置の構造模式図である。 本発明の実施例５による上位プラットフォームに基づくアプレット実行装置の構造模式図である。 本発明の実施例の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法を実現するための電子機器のブロック図である。

以下、図面を参照しながら本発明の例示的な実施例について説明し、ここで、理解しやすいために本発明の実施例の様々な詳細内容が含まれるが、それらが例示的なものに過ぎないことが分かるべきできる。従って、当業者は、本発明の範囲および精神から逸脱することなく、ここで説明する実施例に対して様々な変更および修正を加えることができることが分かるべきである。それと同様に、明確かつ簡単にするために、以下の説明では、公知の機能および構造の説明を省略する。

図１は、本発明の実施例１による上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法のフローチャートであり、本実施例は、上位プラットフォームレイヤでプラットフォームレイヤインタフェースが生成され、アプレットがプラットフォームレイヤインタフェースを呼び出すことによりターミナル能力インタフェースを呼び出すことを実現する場合に適用でき、該方法は、上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現装置により実行でき、該装置は、ソフトウェア、またはハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの方式を用いて実現され、好ましくは、電子機器、例えば、スマートフォン、スマート腕時計、タブレット、およびノートパソコン等の電子機器に設けられる。図１に示すように、該方法は、上位プラットフォームレイヤにより実行され、例えば、以下のステップを含む。

Ｓ１１０において、ターミナル能力インタフェースの記述データを取得する。

本発明の一実施例において、ターミナル能力のアプリケーションインタフェースは、ターミナル能力インタフェースと略称され得る。ＮＡレイヤは、ターミナル能力インタフェースの記述データを予め生成し、該記述データを上位プラットフォームレイヤに報告することができる。ターミナル能力インタフェースの記述データは、該ターミナル能力インタフェースを介してターミナル能力を呼び出す過程における通信方式を記述するように構成される。通信方式の記述は、ターミナル能力インタフェースの名称Ｎａｍｅと、導入パラメータ、導出パラメータおよびその配列のタイプＡｒｇｓと、通信ブリッジまたは通信関数Ｍｅｔｈｏｄと、プロセッサ名称Ｉｎｖｏｋｅとのうちの少なくとも１つを含んでもよい。

上位プラットフォームレイヤの多様性により、ターミナル能力インタフェースが異なる上位プラットフォームレイヤによって呼び出される時の名称は異なる可能性があり、Ｎａｍｅフィールドは、ターミナル能力インタフェースが異なる上位シーンで呼び出される時の名称を声明するように構成されてもよい。例示的には、ターミナル能力インタフェース１がＡアプリケーションソフトウェアに取り付けられたアプレットによって呼び出される（即ち、上位プラットフォームレイヤがＡである）場合、インタフェースの名称はＡ．ＸＸであってもよく、Ｂアプリケーションソフトウェアに取り付けられたアプレットによって呼び出される場合、インタフェースの名称はＢ．ＸＸであってもよい。端末のメーカーは、各ソフトウェアアプリケーションの開発メーカーと、そのソフトウェアアプリケーションにおけるターミナル能力インタフェースの名称について合意することができ、ＮＡレイヤは、合意されたインタフェースの名称をＮａｍｅフィールドに加えることができ、且つ、ＮＡレイヤは、合意されていない上位プラットフォームレイヤがターミナル能力インタフェースを呼び出すことを実現するように、更にＮａｍｅに汎用インタフェースの名称を加えることができる。

Ａｒｇｓフィールドは、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータおよび導出パラメータと、導入パラメータおよび導出パラメータの配列のタイプとを声明するように構成されてもよい。Ｍｅｔｈｏｄフィールドは、ターミナル能力インタフェースを呼び出す時に具体的に呼び出す通信ブリッジまたは通信関数を声明して通信を実現するように構成されてもよい。

アプレット呼び出し要求に担持されているパラメータおよびそれが要求するコールバックパラメータが、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータおよび導出パラメータとの間に一定の差異が存在するため、上位プラットフォームレイヤで呼び出し要求または導出パラメータに対して処理操作を行ってターミナル能力インタフェースの呼び出しを実現する必要がある。例示的には、アプレットは、上位プラットフォームレイヤを介してあるターミナル能力を呼び出し、上位プラットフォームレイヤに導入したパラメータが自然な意味を持つ文字列であるが、ターミナル能力インタフェースが文字列フォーマットを認識できない場合、導入した文字列に対し、パラメータタイプの変換（例えば、文字列を数字に変換する）およびシリアライズ（例えば、いくつかの数字を配列に変換する）等のような一連の処理を行う必要がある。このようなアプレットが入力したパラメータに対して特定の処理を行う操作は、上位プラットフォームレイヤのシリーズプロセッサにより行うことができる。

Ｉｎｖｏｋｅフィールドは、ターミナル能力インタフェースを呼び出す過程に必要なプロセッサ名称を声明するように構成されてもよく、該プロセッサ名称は、上位プラットフォームレイヤで少なくとも１つのプロセッサ名称にマッピングでき、且つ、少なくとも１つのプロセッサ名称に対応するプロセッサは、導入パラメータおよび導出パラメータを処理するように構成されてもよく、更に、処理後の導出パラメータに対して異なる方式のコールバックを行うように構成されてもよい。例示的には、ｉｎｖｏｋｅフィールドがｍｅｔｈｏｄ．ｊｓｏｎ文字列である場合、上位プラットフォームレイヤは、該文字列をシリーズプロセッサ名称［「ａｒｇ ｃｈｅｃｋ」、「ｄｅｃｏｄｅ」、「……」］にマッピングし、ここで、「ａｒｇ ｃｈｅｃｋ」はパラメータタイプ検査プロセッサ名称であり、「ｄｅｃｏｄｅ」はデコーダの名称である。

Ｓ１２０において、記述データに基づいてターミナル能力インタフェースの通信方式を解析して取得する。

本発明の一実施例において、上位プラットフォームレイヤは、受信した記述データを解析し、ターミナル能力インタフェースの通信方式を取得することができる。且つ、通信方式は、例えば、ターミナル能力インタフェースの名称Ｎａｍｅと、導入パラメータ、導出パラメータおよびその配列のタイプＡｒｇｓと、通信ブリッジまたは通信関数Ｍｅｔｈｏｄと、プロセッサ名称Ｉｎｖｏｋｅとのうちの少なくとも１つであってもよい。

Ｓ１３０において、通信方式に基づいて対応するプロセッサを設定する、または通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定する、または通信方式に基づいて対応するプロセッサおよび概念マッピング関係を設定し、ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成する。

本発明の一実施例において、上位プラットフォームレイヤは、通信方式におけるＮａｍｅ、Ａｒｇｓ、ＭｅｔｈｏｄおよびＩｎｖｏｋｅのうちの少なくとも１つのフィールドに基づき、インタフェースの名称と、導入パラメータ、導出パラメータおよびその配列のタイプと、通信ブリッジまたは通信関数と、プロセッサ名称との少なくとも１つの概念のマッピング関係を設定することができ、Ｉｎｖｏｋｅフィールドのマッピングにより得られたプロセッサ名称に基づいてプロセッサを設定することができる。

例えば、ターミナル能力インタフェースの名称とプラットフォームレイヤインタフェースの名称とが一致し、他の概念もマッピングする必要がなく、呼び出し要求または呼び出し結果を処理する、または呼び出し結果に対して異なる方式のコールバックを行うように対応するプロセッサを構成すれば、ターミナル能力インタフェースを呼び出す時、対応するプロセッサを上位プラットフォームレイヤに設けるだけでターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成することを実現できる。呼び出し要求または呼び出し結果を処理する必要がないか、または呼び出し結果に対して特別な方式のコールバックを行う必要がない場合、対応する概念マッピング関係を設ければ、ターミナル能力インタフェースを呼び出す時、対応する概念マッピング関係を上位プラットフォームレイヤに設けるだけでターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成することを実現できる。呼び出し要求または呼び出し結果を処理する、または呼び出し結果に対して異なる方式のコールバックを行うように対応するプロセッサを構成する必要があるとともに、対応する概念マッピング関係を設定する必要もある場合、ターミナル能力インタフェースを呼び出す時、対応するプロセッサおよび概念マッピング関係を上位プラットフォームレイヤに設定してターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成することを実現できる。上位プラットフォームレイヤで生成されたプラットフォームレイヤインタフェースは、アプレットが上位プラットフォームレイヤを介してターミナル能力インタフェースを呼び出す過程において、通信によって交換するデータを処理するように構成できる。

本実施例において、プロセッサの種類は、パラメータタイプ検査プロセッサ、パラメータシリアライズプロセッサ、戻り値デシリアライズプロセッサ、設定ルールエンコーダ、設定ルールデコーダ、パラメータ計算器、フィルタ、解析器、パラメータスプライサ、関数コールバックプロセッサ、および呼び出し方式プロセッサの少なくとも１種を含む。

通常、パラメータタイプ検査プロセッサ、パラメータシリアライズプロセッサ、設定ルールエンコーダ、およびパラメータ計算器は、呼び出し要求に担持されているパラメータを処理するように構成でき、戻り値デシリアライズプロセッサおよび設定ルールデコーダは、ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果を処理するように構成でき、フィルタｆｉｌｔｅｒ、解析器ｐａｒｓｅｒおよびパラメータスプライサは、呼び出し要求および呼び出し結果を処理することができ、関数コールバックプロセッサは、呼び出し結果のコールバックを実現でき、且つ、関数コールバックは、例えば、ローカルコールバック、遠隔関数コールバック、および開発者関数コールバックである。呼び出し方式プロセッサは、異なる方式の呼び出し操作を実現でき、且つ、呼び出し方式は、例えば、ｐｒｏｍｐｔ方式、ｌｏｃａｔｉｏｎ．ｈｒｅｆ方式またはｉｆｒａｍｅ方式である。上記プロセッサは、ターミナル能力インタフェースの実際の呼び出しシーンに応じ、呼び出し要求、または呼び出し結果、または呼び出し要求および呼び出し結果を処理するように構成でき、上記適用段階に限定されない。上位プラットフォームレイヤは、異なる種類のプロセッサを定義することにより、アプレットの異なる呼び出し要求、ターミナル能力インタフェースがフィードバックした異なる呼び出し結果に対応する処理の実現に寄与し、更に、処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックの実現に寄与する。

本実施例において、プロセッサに係る呼び出し段階は、呼び出し前処理、ローカル関数コールバック処理、遠隔関数コールバック処理、および開発者関数コールバック処理の少なくとも１項を含む。

例えば、ターミナル能力インタフェースを呼び出す前の呼び出し段階において、プロセッサにより呼び出し要求に対する処理を実現することができ、ローカル関数コールバック処理、遠隔関数コールバック処理、および開発者関数コールバック処理のコールバック段階において、プロセッサにより、呼び出し結果の処理、および処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックを実現することができる。

一実施例において、ローカル関数コールバックは、上位プラットフォームレイヤによりマウントされ、ＮＡレイヤにより実行される関数コールバックを意味してもよく、ＮＡレイヤにより処理された結果を上位プラットフォームレイヤにコールバックすることができる。遠隔関数コールバックは、ＮＡレイヤにいくつかの非同期操作（例えば、遠隔ターミナル能力インタフェースを呼び出す）がある場合、上位プラットフォームレイヤにより提供され、ＮＡレイヤにより実行される関数コールバックを意味してもよく、ＮＡレイヤにより処理された結果を上位プラットフォームレイヤにコールバックすることができる。開発者関数コールバックは、開発者により提供され、ＪＳレイヤを介して実行される関数コールバックを意味してもよく、ＮＡレイヤにより返された結果をアプレットに必要な結果に処理してから開発者にコールバックすることができる。ターミナル能力インタフェースを呼び出す前の段階、ローカル／遠隔ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果をコールバックする段階、およびアプレットに呼び出し結果をフィードバックする段階において、上位プラットフォームレイヤは、プロセッサにより、呼び出し要求および呼び出し結果に対する処理、および処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックをそれぞれ実現することができる。

本実施例において、ターミナル能力インタフェースの記述データを取得することは、複数のターミナル能力インタフェースの記述データが集積された記述ファイルを取得し、その中から記述データを解析して取得することを含んでもよい。

例えば、ＮＡレイヤは、ターミナル能力インタフェース毎に記述データを生成し、複数のターミナル能力インタフェースの記述データを記述ファイル（例えば、ＪＳＯＮオブジェクト）に集積することができる。上位プラットフォームレイヤは、複数のターミナル能力インタフェースの記述データを一括して取得し、複数のプラットフォームレイヤインタフェースを同時に自動的に生成することに寄与する。

本実施例において、ターミナル能力インタフェースの記述データを取得することは、自発報告されたターミナル能力インタフェースの記述データを受信すること、またはアプレットの初回実行の前または回実行中に、前記ターミナル能力インタフェースの記述データの更新を要求することを含んでもよい。

例えば、端末ハードウェア、ＯＳのバージョンまたは上位プラットフォームのバージョン等を変更する場合、ＮＡレイヤは、上位プラットフォームレイヤにターミナル能力インタフェースの記述データを自発報告することができる。または、アプレットの初回実行の前または回実行中に、上位プラットフォームレイヤを介してＮＡレイヤに記述データ要求を発することができ、ＮＡレイヤは、上位プラットフォームレイヤにターミナル能力インタフェースの記述データを要求に応じて受動的に報告することができる。ＮＡレイヤと上位プラットフォームレイヤとの通信方式が変更された場合、上位プラットフォームレイヤは、プラットフォームレイヤインタフェースコードを修正する必要がなく、更新された記述データに基づいてプラットフォームレイヤインタフェースを自動的に再生成すれば良く、プラットフォームレイヤインタフェースが通信方式の変更に自動的に適応することに寄与する。

本実施例の技術案において、上位プラットフォームレイヤは、ＮＡレイヤが提供したターミナル能力インタフェースの記述データを解析することにより、ターミナル能力インタフェースの通信方式を取得することができ、通信方式に基づいてプロセッサを設定する、または通信方式に基づいて概念マッピング関係を設定する、または通信方式に基づいてプロセッサおよび概念マッピング関係を設定し、ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースを自動的に生成することができる。これにより、端末ハードウェア、ＯＳのバージョン等の差異によるプラットフォームレイヤインタフェースに対する大量かつ頻繁なコードメンテナンスを回避し、プラットフォームレイヤインタフェースの人手によるメンテナンスのコストを低減する。それと同時に、ＮＡレイヤは、記述データの生成に注目することだけが必要となり、上位プラットフォームレイヤは、記述データに基づいてプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化することだけが必要となることで、ＮＡレイヤおよび上位プラットフォームレイヤの使い分けが明らかであり、機能境界のぼやけを回避する。且つ、ＮＡレイヤは記述データを生成する必要があるため、ＮＡレイヤをある程度拘束して統一的に規範化された記述データを生成させ、例えば、ターミナル能力インタフェースの名称を統一的に規範化し、ＮＡレイヤの管理の混乱を回避することができる。また、上位プラットフォームレイヤが記述データに基づいて自動的に生成したプラットフォームレイヤインタフェースは、従来のインタフェースと互換性があり、即ち、自動的に生成したプラットフォームレイヤインタフェースは、既に人工的コードがあるプラットフォームレイヤインタフェースと共存することができ、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。

図２は、本発明の実施例２による上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法のフローチャートであり、本実施例は、上記実施例の基に、通信方式に基づいて対応するプロセッサおよび概念マッピング関係を設定するように上位プラットフォームレイヤを設定することについて更に解釈して説明し、ターミナル能力インタフェースとプラットフォームレイヤインタフェースとの間のインタフェースの名称と、導入パラメータ、導出パラメータおよびその配列のタイプと、通信ブリッジまたは通信関数と、プロセッサ名称等の概念マッピング関係の設定を実現し、更に、プロセッサ名称に基づくプロセッサの設定を実現することができる。本実施例は、上記実施例と同じ技術詳細の説明を省略する。図２に示すように、該方法は、上位プラットフォームレイヤにより実行され、例えば、以下のステップを含む。

Ｓ２１０において、ターミナル能力インタフェースの記述データを取得する。

Ｓ２２０において、記述データに基づいてターミナル能力インタフェースの通信方式を解析して取得する。

Ｓ２３０において、通信方式の宣言したターミナル能力インタフェースの名称、導入パラメータおよび導出パラメータに基づき、プラットフォームレイヤインタフェースの名称、導入パラメータおよび導出パラメータとの間のマッピング関係を確立する。

本発明の一実施例において、ターミナル能力インタフェースの名称が上位プラットフォームレイヤメンテナンスのプラットフォームレイヤインタフェースの名称と異なるが、同一のターミナル能力インタフェースに対応する場合があり、この時、上位プラットフォームレイヤは、ターミナル能力インタフェースの名称をプラットフォームレイヤインタフェースの名称とマッピング関係を確立することができる。例えば、ターミナル能力インタフェースの名称がターミナル能力を直観的に反映しにくい場合、アプレットの開発者に理解させやすいために、上位プラットフォームレイヤは、該ターミナル能力インタフェースの名称を１つの理解しやすいプラットフォームレイヤインタフェースの名称とマッピング関係を確立することができる。上位プラットフォームレイヤがプラットフォームレイヤインタフェースを呼び出す要求を受信すると、ターミナル能力インタフェースの名称とプラットフォームレイヤインタフェースの名称とのマッピング関係に基づいて対応するターミナル能力インタフェースを呼び出すことができる。

それと同時に、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータおよび導出パラメータが、プラットフォームレイヤインタフェースが受信したアプレット呼び出し要求におけるパラメータおよびアプレットにフィードバックされたパラメータと異なる場合があり、且つ、導入パラメータおよび導出パラメータが配列形式である場合、導入配列および導出配列のタイプが、プラットフォームレイヤインタフェースが受信したアプレット呼び出し要求における配列のタイプおよびアプレットにフィードバックされた配列のタイプと異なる場合もある。この場合、上位プラットフォームレイヤは、一連の処理操作により、アプレット呼び出し要求におけるパラメータおよびその配列のタイプをターミナル能力インタフェースの導入パラメータおよびその配列のタイプに変換し、ターミナル能力インタフェースの導出パラメータおよびその配列のタイプをアプレットにフィードバックされたパラメータおよびその配列のタイプに変換する必要がある。この場合、上位プラットフォームレイヤは、対応するデータ処理をしやすいように、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータおよび導出パラメータとプラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータおよび導出パラメータとの間にマッピング関係を確立することができる。

上位プラットフォームレイヤは、ターミナル能力インタフェースの名称とプラットフォームレイヤインタフェースの名称、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータとプラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータ、ターミナル能力インタフェースの導出パラメータとプラットフォームレイヤインタフェースの導出パラメータの間のマッピング関係を確立することにより、ターミナル能力インタフェースとプラットフォームレイヤインタフェースとの間の名称およびパラメータの柔軟なマッピングを実現する。

Ｓ２４０において、通信方式の宣言したターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数に基づき、プラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数との間の関係を確立する。

本発明の一実施例において、ＪＳＢｒｉｄｇｅは、ＮａｔｉｖｅコードとＪＳコードとの通信を実現することができ、その実現フローは、例えば、以下の通りである。ＮＡとＪＳとが交換するグローバルブリッジオブジェクトを設計し、ＪＳがグローバルブリッジオブジェクトの通信関数（例えば、ｃａｌｌＨａｎｄｌｅｒ）によりＮＡを呼び出し、ＮＡが呼び出しを処理し、ＪＳＢｒｉｄｇｅによりＨ５のＪＳ方法を呼び出してコールバックを行う。そのため、ターミナル能力インタフェースと上位プラットフォームレイヤとの間の通信を実現するために、上位プラットフォームレイヤは、ターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数とプラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数との関係を確立することができる。

Ｓ２５０において、通信方式の宣言したプロセッサ名称に基づき、上位プラットフォームレイヤが提供したプロセッサ名称との間のマッピング関係を確立する。

本発明の一実施例において、通信方式の宣言したプロセッサ名称Ｉｎｖｏｋｅフィールドは文字列であり、該文字列は、具体的なプロセッサ名称が明記されていないが、上位プラットフォームレイヤが提供したプロセッサ名称のようなものとマッピング関係を確立することができる。例えば、上位プラットフォームレイヤは、各種のシリーズプロセッサ名称の配列を予め定義し、各配列を宣言したプロセッサ名称とマッピング関係を確立し、宣言したプロセッサ名称と上位プラットフォームレイヤが提供した少なくとも１つのプロセッサ名称との間のマッピング関係の確立を実現することができ、上位プラットフォームレイヤが宣言したプロセッサ名称に基づいてシリーズプロセッサを柔軟に組み合わせることに寄与する。更に、上位プラットフォームレイヤは、少なくとも１つのプロセッサ名称に基づいて対応するプロセッサを検索し、呼び出し要求およびコールバック結果に必要な一連の処理、および呼び出し結果に必要なコールバック方式を実現することができる。

Ｓ２６０において、通信方式の宣言したプロセッサ機能に基づき、所定のプロセッサベースにおいて対応する汎用プロセッサを調べ、通信方式の宣言したプロセッサ機能に基づき、汎用プロセッサを変更して設定された拡張プロセッサを形成し、ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成する。

本発明の一実施例において、宣言したプロセッサ機能は、プロセッサ名称Ｉｎｖｏｋｅフィールドに対応する、呼び出し要求およびコールバック結果に必要な一連の処理、および呼び出し結果に必要なコールバック方式と考えることができる。必要な一連の処理およびコールバック方式に基づき、所定のプロセッサベースから対応する汎用プロセッサを調べることができ、且つ、汎用プロセッサがニーズに合致しない場合、従来のプロセッサを拡張して変更することができ、例えば、特殊な機能を持つプロセッサを拡張し、または従来のプロセッサを変更し、特異的なニーズに合致する拡張プロセッサを形成する。上位プラットフォームレイヤは、宣言したプロセッサ機能により汎用プロセッサの検索および変更を行い、検索して変更したプロセッサに基づいて呼び出し要求および呼び出し結果を処理すること、および処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックを行うことに寄与する。

本実施例において、現在の上位プラットフォームレイヤの名称が通信方式の宣言した上位シーン範囲内に存在すれば、ターミナル能力インタフェースの名称と上位シーンの名称との間のマッピング関係を確立し、ターミナル能力インタフェースが現在の上位プラットフォームレイヤのインタフェースパラメータに対応すると確定する。

例えば、通信方式で、ターミナル能力インタフェースの異なる上位シーンにおける名称が宣言した場合、直接該ターミナル能力インタフェースの名称を現在の上位プラットフォームレイヤに対応する上位シーンの名称とマッピング関係を確立することができる。例示的には、ターミナル能力インタフェース１の通信方式の宣言した上位シーン範囲がＡアプリケーションソフトウェアおよびＢアプリケーションソフトウェアであり、且つ、Ａアプリケーションソフトウェアにより呼び出される時のインタフェースの名称がＡ．ＸＸで、Ｂアプリケーションソフトウェアにより呼び出される時のインタフェースの名称がＢ．ＸＸである。現在の上位プラットフォームレイヤの名称がＡアプリケーションソフトウェアであれば、ターミナル能力インタフェース１とＡ．ＸＸとのマッピング関係を確立することができる。一実施例において、上位プラットフォームレイヤが、理解しやすいプラットフォームインタフェースの名称をカスタマイズした場合、更に、上位シーンの名称とプラットフォームインタフェースの名称との関係を確立することもでき、例えば、上位プラットフォームレイヤは、上位シーンの名称Ａ．ＸＸとカスタマイズのインタフェースの名称ｘｘとのマッピング関係を確立することができる。

例えば、ターミナル能力インタフェースが現在の上位プラットフォームレイヤのインタフェースパラメータに対応することを確定すれば、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータおよび導出パラメータとプラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータおよび導出パラメータとの間のマッピング関係を確立することに相当すると考えることができる。上位プラットフォームレイヤの名称が通信方式の宣言した上位シーン範囲に存在する場合、ターミナル能力インタフェースと上位プラットフォームレイヤのインタフェースとの間の名称とパラメータとのマッピング関係を柔軟に設定し、異なる上位環境での概念マッピング関係の設定に適応することを実現する。

本実施例の技術案において、上位プラットフォームレイヤは、ターミナル能力インタフェースの名称とプラットフォームレイヤインタフェースの名称、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータとプラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータ、ターミナル能力インタフェースの導出パラメータとプラットフォームレイヤインタフェースの導出パラメータの間のマッピング関係を確立することにより、ターミナル能力インタフェースとプラットフォームレイヤインタフェースとの間の名称およびパラメータの柔軟なマッピングを実現する。ターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数とプラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数との関係を確立することにより、ターミナル能力インタフェースと上位プラットフォームレイヤとの間の通信を実現する。宣言したプロセッサ名称と上位プラットフォームレイヤが提供した少なくとも１つのプロセッサ名称との間のマッピング関係を確立することにより、更に、少なくとも１つのプロセッサ名称に基づいて対応するプロセッサを検索することができ、上位プラットフォームレイヤが宣言したプロセッサ名称に基づいてシリーズプロセッサを柔軟に組み合わせることに寄与する。宣言したプロセッサ機能により汎用プロセッサの検索および変更を行い、検索して変更したプロセッサに基づいて呼び出し要求および呼び出し結果を処理すること、および処理後の呼び出し結果に対して異なる方式のコールバックを行うことに寄与する。

図３ａは、本発明の実施例３による上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法のフローチャートであり、本実施例は、アプレットがプラットフォームレイヤインタフェースを呼び出すことによりターミナル能力インタフェースを呼び出すことを実現する場合に適用でき、該方法は、上位プラットフォームに基づくアプレット実行装置により実行でき、該装置は、ソフトウェア、またはハードウェア、またはソフトウェアおよびハードウェアの方式を用いて実現され、好ましくは、電子機器、例えば、スマートフォン、スマート腕時計、タブレット、およびノートパソコン等の電子機器に設けられる。図３ａに示すように、該方法は、上位プラットフォームレイヤにより実行され、例えば、以下のステップを含む。

Ｓ３１０において、上位プラットフォームレイヤで実行するアプレットによるプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を取得する。

本発明の一実施例において、プラットフォームレイヤインタフェースは、上位プラットフォームレイヤが予め本発明のいずれかの実施例の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法に基づいてカプセル化されて形成できる。且つ、上位プラットフォームレイヤが少なくとも１つのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成した後、上位プラットフォームレイヤで実行するアプレットが呼び出すように、それをｓｗａｎ ｍａｐにマウントすることができる。アプレットが上位プラットフォームレイヤにプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を送信すると、上位プラットフォームレイヤは、呼び出し要求に担持されているプラットフォームレイヤインタフェースに対応するｋｅｙに基づき、ｓｗａｎ ｍａｐにおける具体的なプラットフォームレイヤインタフェースを取得することができる。

Ｓ３２０において、プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサ、またはプラットフォームレイヤインタフェースの概念マッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび概念マッピング関係に基づき、呼び出し要求を処理する。

本発明の一実施例において、上位プラットフォームレイヤは、通信工場によりプログラムを呼び出し、プラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間のプロセッサ名称のマッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間の概念マッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間のプロセッサ名称のマッピング関係および概念マッピング関係に基づき、シリーズプロセッサを用いて呼び出し要求におけるパラメータを処理することができる。

Ｓ３３０において、処理後の呼び出し要求に応じてプラットフォームレイヤインタフェースに対応するターミナル能力インタフェースを呼び出す。

本発明の一実施例において、上位プラットフォームレイヤは、処理後の呼び出し要求をターミナル能力インタフェースに伝送し、ターミナル能力インタフェースの呼び出しを実現する。

Ｓ３４０において、ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果を取得する。

本発明の一実施例において、ＮＡレイヤは、ローカル関数コールバックまたは遠隔関数コールバック処理を実行することにより、呼び出し結果を上位プラットフォームレイヤにフィードバックすることができる。

Ｓ３５０において、プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサ、またはプラットフォームレイヤインタフェースの概念マッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび概念マッピング関係に基づき、呼び出し結果を処理してアプレットにフィードバックする。

本発明の一実施例において、上位プラットフォームレイヤは、プラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間のプロセッサ名称のマッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間の概念マッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間のプロセッサ名称のマッピング関係および概念マッピング関係に基づき、シリーズプロセッサを用いて呼び出し結果を処理することができ、且つ、開発者関数コールバックを実行して処理後の呼び出し結果をアプレットにフィードバックすることができる。

例示的には、図３ｂは、本発明の実施例３による上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法のフレーム図である。図３ｂに示すように、ＪＳレイヤは上位プラットフォームレイヤであり、アプレットはＪＳレイヤにホスティングでき、ＪＳレイヤを介してＮＡターミナル能力を呼び出すことができる。

図３ｂに示すように、アプレットがＪＳレイヤのプラットフォームレイヤインタフェースを呼び出す前に、ＮＡレイヤは、ターミナル能力インタフェース毎に記述データを予め生成し、複数のターミナル能力インタフェースの記述データを記述ファイル（例えば、ＪＳＯＮオブジェクト）に集積し、記述ファイルをＪＳレイヤに送信することができる。図３ｂにおける点線枠部分は、ＪＳレイヤが記述ファイルを受信した後、それをマップ（ｓｗａｎ ｍａｐ）に合併（ｍｅｒｇｅ）するステップであり、例えば、記述ファイルにおける各ターミナル能力インタフェースの記述データｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎを取得してトラバースすることと、記述データに基づき、各ターミナル能力インタフェースの通信方式、例えば、各ターミナル能力インタフェースの名称Ｎａｍｅと、導入パラメータと、導出パラメータおよびその配列のタイプＡｒｇｓと、通信ブリッジまたは通信関数Ｍｅｔｈｏｄと、プロセッサ名称Ｉｎｖｏｋｅとのうちの少なくとも１つを解析して取得することと、通信方式に基づいて各インタフェースに共通できない特殊な処理をメンテナンスし、即ち、通信方式に基づいてプラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間の概念マッピング関係を設定することと、通信方式に基づいてシステムの異なるＮＡ環境でのプロセッサを定義し、即ち、通信方式に基づいてプラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間のプロセッサ名称のマッピング関係を設定することを含んでもよい。

また、図３ｂに示すように、アプレットがＪＳレイヤに呼び出し要求ｓｗａｎ．ｘｘｘ（）を送信すると、ＪＳレイヤは、呼び出し要求に担持されているプラットフォームレイヤインタフェースに対応するｋｅｙに基づき、ｓｗａｎ ｍａｐにおける具体的なプラットフォームレイヤインタフェースを取得することができ、通信工場ｉｎｖｏｋｅ ｆａｃｔｏｒｙによりプログラムを呼び出し、プラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間のプロセッサ名称のマッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間の概念マッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースとターミナル能力インタフェースとの間のプロセッサ名称のマッピング関係および概念マッピング関係に基づき、シリーズプロセッサを用いて呼び出し要求におけるパラメータを処理し、ＮＡレイヤへのｉｎｖｏｋｅを実現する。ＮＡレイヤは、処理後の呼び出し要求に応じてカプセル化されたターミナル能力インタフェースを呼び出し、且つ、ローカル／遠隔コールバックを実行することにより処理結果をＪＳレイヤにコールバックすることができる。ＪＳレイヤは、ＮＡレイヤから返されたコールバック結果をアプレットに必要な結果に処理した後、開発者コールバックを実行し、結果をアプレットにコールバックし、上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を実現する。

本実施例の技術案において、上位プラットフォームレイヤは、アプレットによるプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を取得し、該プラットフォームレイヤインタフェースを介して呼び出し要求およびターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果に対する処理を実現し、アプレットが上位プラットフォームレイヤを介してターミナル能力を呼び出すことを実現する。本実施例におけるプラットフォームレイヤインタフェースは、本発明のいずれかの実施例の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法によってカプセル化されて形成され、端末ハードウェア、ＯＳのバージョン等の差異による上位プラットフォームレイヤインタフェースに対する大量かつ頻繁なコードメンテナンスを回避し、インタフェースのメンテナンスのコストを低減する。

図４は、本発明の実施例４による上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現装置の構造模式図であり、好ましくは、本実施例は、上位プラットフォームレイヤでプラットフォームレイヤインタフェースが生成され、アプレットがプラットフォームレイヤインタフェースを呼び出すことによりターミナル能力インタフェースを呼び出すことを実現する場合、該装置は、本発明のいずれかの実施例の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法を実現できるように構成されてもよい。該装置４００は、上位プラットフォームレイヤに集積され、例えば、
ターミナル能力インタフェースの記述データを取得するように構成される記述データ取得モジュール４１０と、
記述データに基づいてターミナル能力インタフェースの通信方式を解析して取得するように構成される通信方式解析モジュール４２０と、
ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成するために、通信方式に基づいて対応するプロセッサを設定する、または通信方式に基づいて対応する概念マッピング関係を設定する、または通信方式に基づいて対応するプロセッサおよび概念マッピング関係を設定するように構成されるプラットフォームレイヤインタフェース生成モジュール４３０と、を備え、
上記プラットフォームレイヤインタフェースは、アプレットが上位プラットフォームレイヤを介してターミナル能力インタフェースを呼び出す過程において、通信によって交換するデータを処理するように構成される。

一実施例において、プラットフォームレイヤインタフェース生成モジュールは、
例えば、
現在の上位プラットフォームレイヤの名称が通信方式の宣言した上位シーン範囲内に存在すれば、ターミナル能力インタフェースの名称と上位シーンの名称との間のマッピング関係を確立し、ターミナル能力インタフェースが現在の上位プラットフォームレイヤのインタフェースパラメータに対応すると確定するように構成される概念マッピング関係設定サブモジュールを備える。

一実施例において、プロセッサの種類は、パラメータタイプ検査プロセッサ、パラメータシリアライズプロセッサ、戻り値デシリアライズプロセッサ、設定ルールエンコーダ、設定ルールデコーダ、パラメータ計算器、フィルタ、解析器、パラメータスプライサ、関数コールバックプロセッサ、および呼び出し方式プロセッサの少なくとも１種を含む。

一実施例において、プロセッサに係る呼び出し段階は、呼び出し前処理、ローカル関数コールバック処理、遠隔関数コールバック処理、および開発者関数コールバック処理の少なくとも１項を含む。

一実施例において、概念マッピング関係設定サブモジュールは、更に、例えば、
通信方式の宣言したターミナル能力インタフェースの名称、導入パラメータおよび導出パラメータに基づき、プラットフォームレイヤインタフェースの名称、導入パラメータおよび導出パラメータとの間のマッピング関係を確立するように構成される。

一実施例において、概念マッピング関係設定サブモジュールは、更に、例えば、
通信方式の宣言したターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数に基づき、プラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数との間の関係を確立するように構成される。

一実施例において、概念マッピング関係設定サブモジュール、更に、例えば、
通信方式の宣言したプロセッサ名称に基づき、上位プラットフォームレイヤが提供したプロセッサ名称との間のマッピング関係を確立するように構成される。

一実施例において、プラットフォームレイヤインタフェース生成モジュールは、
例えば、
通信方式の宣言したプロセッサ機能に基づき、所定のプロセッサベースにおいて対応する汎用プロセッサを調べ、通信方式の宣言したプロセッサ機能に基づき、汎用プロセッサを変更して設定された拡張プロセッサを形成するように構成されるプロセッサ設定サブモジュールを備える。

一実施例において、記述データ取得モジュールは、例えば、
複数のターミナル能力インタフェースの記述データが集積された記述ファイルを取得し、その中から記述データを解析して取得するように構成される。

一実施例において、記述データ取得モジュールは、例えば、
自発報告されたターミナル能力インタフェースの記述データを受信し、またはアプレットの初回実行の前または回実行中に、ターミナル能力インタフェースの記述データの更新を要求するように構成される。

本実施例の技術案は、各機能モジュールの間の相互協働により、ターミナル能力インタフェースとプラットフォームレイヤインタフェースとの間のインタフェースの名称と、導入パラメータ、導出パラメータおよびその配列のタイプと、通信ブリッジまたは通信関数と、プロセッサ名称等の概念マッピング関係を実現し、更に、プロセッサ名称に基づいて対応するプロセッサを設定する等の機能を実現する。上位プラットフォームレイヤは、ＮＡレイヤが提供したターミナル能力インタフェースの記述データを解析することにより、ターミナル能力インタフェースの通信方式を取得することができ、通信方式に基づいてプロセッサを設定する、または通信方式に基づいて概念マッピング関係を設定する、または通信方式に基づいてプロセッサおよび概念マッピング関係を設定し、ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースを自動的に生成することができる。これにより、端末ハードウェア、ＯＳのバージョン等の差異によるプラットフォームレイヤインタフェースに対する大量かつ頻繁なコードメンテナンスを回避し、プラットフォームレイヤインタフェースの人手によるメンテナンスのコストを低減する。それと同時に、ＮＡレイヤは、記述データの生成に注目することだけが必要となり、上位プラットフォームレイヤは、記述データに基づいてプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化することだけが必要となることで、ＮＡレイヤおよび上位プラットフォームレイヤの使い分けが明らかであり、機能境界のぼやけを回避する。また、ＮＡレイヤをある程度拘束して統一的に規範化された記述データを生成させ、ＮＡレイヤの管理の混乱を回避することができる。

図５は、本発明の実施例５による上位プラットフォームに基づくアプレット実行装置の構造模式図であり、好ましくは、本実施例は、アプレットがプラットフォームレイヤインタフェースを呼び出すことによりターミナル能力インタフェースを呼び出すことを実現する場合、該装置は、本発明のいずれかの実施例の上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を実現できるように構成される。該装置５００は上位プラットフォームレイヤに集積され、例えば、
上位プラットフォームレイヤで実行するアプレットによるプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を取得するように構成される呼び出し要求取得モジュール５１０と、
プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサ、またはプラットフォームレイヤインタフェースの概念マッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび概念マッピング関係に基づき、呼び出し要求を処理するように構成される呼び出し要求処理モジュール５２０と、
処理後の呼び出し要求に応じてプラットフォームレイヤインタフェースに対応するターミナル能力インタフェースを呼び出すように構成されるターミナル能力インタフェース呼び出しモジュール５３０と、
ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果を取得するように構成される呼び出し結果取得モジュール５４０と、
プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサ、またはプラットフォームレイヤインタフェースの概念マッピング関係、またはプラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび概念マッピング関係に基づき、呼び出し結果を処理してアプレットにフィードバックするように構成される呼び出し結果フィードバックモジュール５５０と、
を備える。

本実施例の技術案は、各機能モジュールの間の相互協働により、アプレットがターミナル能力を呼び出す機能を実現する。本発明の実施例において、上位プラットフォームレイヤは、アプレットによるプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を取得し、該プラットフォームレイヤインタフェースを介して呼び出し要求およびターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果に対する処理を実現し、アプレットが上位プラットフォームレイヤを介してターミナル能力を呼び出すことを実現する。本実施例におけるプラットフォームレイヤインタフェースは、本発明のいずれかの実施例の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法によってカプセル化されて形成され、端末ハードウェア、ＯＳのバージョン等の差異による上位プラットフォームレイヤインタフェースに対する大量かつ頻繁なコードメンテナンスを回避し、インタフェースのメンテナンスのコストを低減する。

本発明の実施例によれば、本発明は、電子機器および可読記憶媒体を更に提供する。

図６に示すように、本発明の実施例による上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を実現するための電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータのような様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、携帯端末、携帯電話、スマートフォン、ウェララブル機器および他の類似する計算装置のような様々な形式の移動装置を表すこともできる。本発明に示されたコンポーネント、それらの接続、関係、およびそれらの機能は例示的なものに過ぎず、本発明に記載または要求される本発明の実現を限定するものではない。

図６に示すように、該電子機器は、１つまたは複数のプロセッサ６０１と、メモリ６０２と、高速インタフェースおよび低速インタフェースを含む各コンポーネントを接続するためのインタフェースとを備える。各コンポーネントは、異なるバスで互に接続され、共通のマザーボードに取り付けられるかまたは必要に応じて他の方式で取り付けることができる。プロセッサは、電子機器内で実行される命令を処理することができ、メモリ内またはメモリ上に記憶されてインタフェースにカップリングされた表示デバイスのような外部の入力／出力装置にグラフィカルユーザインタフェース（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、ＧＵＩ）のグラフィクス情報を表示するための命令を含む。他の実施形態において、必要があれば、複数のプロセッサおよび／または複数本のバスと、複数のメモリとを共に使用することができる。それと同様に、複数の電子機器に接続することができ、各機器は、一部の必要な動作（例えば、サーバアレイ、ブレードサーバ群、またはマルチプロセッサシステムとする）を提供する。図６において、１つのプロセッサ６０１を例とする。

メモリ６０２は、本発明に係る非一時的なコンピュータ可読記憶媒体である。ここで、メモリには、少なくとも１つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶され、少なくとも１つのプロセッサに本発明に係る上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を実行させる。本発明の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、本発明に係る上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法をコンピュータに実行させるように設定されるコンピュータ命令を記憶する。

メモリ６０２は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能プログラムおよびモジュールを記憶するように構成されてもよく、例えば、本発明の実施例における上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法に対応するプログラム命令／モジュール（例えば、図４に示す記述データ取得モジュール４１０、通信方式解析モジュール４２０、およびプラットフォームレイヤインタフェース生成モジュール４３０）、更に、本発明の実施例における上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法に対応するプログラム命令／モジュール（例えば、図５に示す呼び出し要求取得モジュール５１０、呼び出し要求処理モジュール５２０、ターミナル能力インタフェース呼び出しモジュール５３０、呼び出し結果取得モジュール５４０、および呼び出し結果フィードバックモジュール５５０）である。プロセッサ６０１は、メモリ６０２に記憶された非一時的なソフトウェアプログラム、命令およびモジュールを実行することにより、サーバの様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を実行し、即ち、上記方法の実施例における上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を実現する。

メモリ６０２は、プログラム記憶エリアおよびデータ記憶エリアを備えてもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、ＯＳ、少なくとも１つの機能に必要なアプリケーションを記憶することができ、データ記憶エリアは、上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法の電子機器の使用に基づいて作成されたデータ等を記憶することができる。また、メモリ６０２は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも１つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、または他の非一時的な固体記憶デバイスのような非一時的なメモリを更に含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ６０２は、プロセッサ６０１に対して遠隔に設けられたメモリを含むことが好ましくは、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法の電子機器に接続することができる。上記ネットワークの実例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワークおよびその組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。

上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法の電子機器は、入力装置６０３と出力装置６０４とを更に備えてもよい。プロセッサ６０１、メモリ６０２、入力装置６０３および出力装置６０４は、バスまたは他の方式で接続でき、図６において、バスを介して接続することを例とする。

入力装置６０３は、入力された数字または文字情報を受信し、上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法の電子機器のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、インジケータ、１つまたは複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティック等の入力装置である。出力装置６０４は、表示デバイス、補助照明装置、および触覚フィードバック装置等を含んでもよく、ここで、補助照明装置は、例えば、発光ダイオード（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ、ＬＥＤ）であり、触覚フィードバック装置は、例えば、振動モータ等である。該表示デバイスは、液晶ディスプレイ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ、ＬＣＤ）、ＬＥＤディスプレイ、およびプラズマディスプレイを含んでもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、表示デバイスはタッチパネルであってもよい。

ここで説明するシステムおよび技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向け集積回路（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせで実現できる。これらの様々な実施形態は以下を含んでもよい。１つまたは複数のコンピュータプログラムに実施され、該１つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも１つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行、または解釈、または実行して解釈することができ、該プログラマブルプロセッサは、特定用途向けまたは汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも１つの入力装置、および少なくとも１つの出力装置からデータおよび命令を受信し、データおよび命令を該ストレージシステム、該少なくとも１つの入力装置、および該少なくとも１つの出力装置に伝送することができる。

これらの計算プログラム（プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとも呼ばれる）は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、且つ、高度なプロセス、またはオブジェクト指向プログラミング言語、またはアセンブリ／機械言語を用いてこれらの計算プログラムを実施することができる。本発明に使用されるように、「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械命令および／またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するように構成される任意のコンピュータプログラム製品、機器、または装置を意味し、例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブル論理デバイス（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｌｏｇｉｃ Ｄｅｖｉｃｅ、ＰＬＤ）であり、機械可読信号としての機械命令を受信する機械可読媒体を含む。「機械可読信号」という用語は、機械命令またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するように構成される任意の信号を意味する。

ユーザとの交換を提供するために、ここで説明するシステムおよび技術をコンピュータで実施することができ、該コンピュータは、具有：ユーザに情報を表示するための表示装置（例えば、陰極線管（Ｃａｔｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ、ＣＲＴ）またはＬＣＤモニタ）と、ユーザがそれにより入力をコンピュータに提供することができるキーボードおよび指向装置（例えば、マウスまたはトラックボール）とを有する。他の種類の装置は、更にユーザとの交換を提供するように構成されてもよく、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックのような任意の形式のセンシングフィードバックであってもよく、且つ、音入力、音声入力または、触覚入力を含む任意の形式でユーザからの入力を受信することができる。

ここで説明するシステムおよび技術を、バックグラウンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、データサーバ）、または中間コンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、アプリケーションサーバ）、またはフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム（例えば、ユーザがそれによりここで説明するシステムおよび技術の実施形態と交換できるグラフィカルユーザインタフェースまたはネットワークブラウザを有するユーザコンピュータ）、またはこのようなバックグラウンドコンポーネント、中間コンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施することができる。任意の形式または媒体のデジタルデータ通信（例えば、通信ネットワーク）により、システムのコンポーネントを互いに接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＬＡＮ）、ワイドエリアネットワーク（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＷＡＮ）、インターネット、およびブロックチェーンネットワークを含む。

コンピュータシステムはクライアントおよびサーバを含んでもよい。クライアントとサーバとは、一般的に互いに離れ、且つ、通常、通信ネットワークを介して交換を行う。対応するコンピュータで実行されて互いにクライアント－サーバ関係を持つコンピュータプログラムにより、クライアントとサーバとの関係を生成する。

本発明の実施例の技術案によれば、上位プラットフォームレイヤは、ＮＡレイヤが提供したターミナル能力インタフェースの記述データを解析することにより、ターミナル能力インタフェースの通信方式を取得することができ、通信方式に基づいてプロセッサを設定する、または通信方式に基づいて概念マッピング関係を設定する、または通信方式に基づいてプロセッサおよび概念マッピング関係を設定し、ターミナル能力インタフェースのプラットフォームレイヤインタフェースを自動的に生成することができる。これにより、端末ハードウェア、ＯＳのバージョン等の差異によるプラットフォームレイヤインタフェースに対する大量かつ頻繁なコードメンテナンスを回避し、プラットフォームレイヤインタフェースの人手によるメンテナンスのコストを低減し。それと同時に、ＮＡレイヤは、記述データの生成に注目することだけが必要となり、上位プラットフォームレイヤは、記述データに基づいてプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化することだけが必要となることで、ＮＡレイヤおよび上位プラットフォームレイヤの使い分けが明らかであり、機能境界のぼやけを回避する。また、ＮＡレイヤをある程度拘束して統一的に規範化された記述データを生成させ、ＮＡレイヤの管理の混乱を回避することができる。

また、上位プラットフォームレイヤの名称が通信方式の宣言した上位シーン範囲に存在する場合、ターミナル能力インタフェースと上位プラットフォームレイヤのインタフェースとの間の名称とパラメータとのマッピング関係を柔軟に設定し、異なる上位環境での概念マッピング関係の設定に適応することの実現に寄与する。

また、上位プラットフォームレイヤは、異なる種類のプロセッサを定義することにより、アプレットの異なる呼び出し要求、ターミナル能力インタフェースがフィードバックした異なる呼び出し結果に対応する処理の実現に寄与し、更に、処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックの実現に寄与する。

また、ターミナル能力インタフェースを呼び出す前の段階、ローカル／遠隔ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果をコールバックする段階、およびアプレットに呼び出し結果をフィードバックする段階において、上位プラットフォームレイヤは、プロセッサにより呼び出し要求および呼び出し結果に対する処理、および処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックをそれぞれ実現することができる。

また、上位プラットフォームレイヤは、ターミナル能力インタフェースの名称とプラットフォームレイヤインタフェースの名称、ターミナル能力インタフェースの導入パラメータおよびプラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータと、ターミナル能力インタフェースの導出パラメータおよびプラットフォームレイヤインタフェースの導出パラメータとの間のマッピング関係を確立することにより、ターミナル能力インタフェースとプラットフォームレイヤインタフェースとの間の名称およびパラメータの柔軟なマッピングを実現する。

また、上位プラットフォームレイヤは、ターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数とプラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数との関係を確立することにより、ターミナル能力インタフェースと上位プラットフォームレイヤとの間の通信を実現する。

また、上位プラットフォームレイヤは、宣言したプロセッサ名称と上位プラットフォームレイヤが提供した少なくとも１つのプロセッサ名称との間のマッピング関係を確立することにより、更に、少なくとも１つのプロセッサ名称に基づいて対応するプロセッサを検索することができ、上位プラットフォームレイヤが、宣言したプロセッサ名称に基づいてシリーズプロセッサを柔軟に組み合わせることに寄与する。

また、上位プラットフォームレイヤは、宣言したプロセッサ機能に基づいて汎用プロセッサを検索して変更し、検索して変更したプロセッサに基づく呼び出し要求および呼び出し結果に対する処理、および処理後の呼び出し結果に対する異なる方式のコールバックに寄与する。

また、ＮＡレイヤが複数のポート能力の記述データを記述ファイルに集積することにより、上位プラットフォームレイヤは複数のターミナル能力インタフェースの記述データを一括して取得することができ、複数のプラットフォームレイヤインタフェースを同時に自動的に生成することに寄与する。

また、ＮＡレイヤは、上位プラットフォームレイヤにターミナル能力インタフェースの記述データを自発または要求に応じて受動的に報告することができ、ＮＡレイヤと上位プラットフォームレイヤとの通信方式が変更された場合、上位プラットフォームレイヤは、プラットフォームレイヤインタフェースコードを修正する必要がなく、更新された記述データに基づいてプラットフォームレイヤインタフェースを自動的に再生成すれば良く、プラットフォームレイヤインタフェースが通信方式の変更に自動的に適応することに寄与する。

上記に示す様々な形式のフローを用い、ステップを並べ替え、追加または削除することができることを理解すべきである。例えば、本発明に記載された各ステップは、並列に実行されてもよいし、順に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよく、本発明に開示された技術案の所望する結果を達成できる限り、本発明はここで限定しない。

上記具体的な実施形態は、本発明の保護範囲を限定するものではない。当業者は、設計要求および他の要因に基づき、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせおよび代替が可能であることを理解すべできる。本発明の精神および原則内で行われる任意の修正、均等置換および改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれているべきである。

Claims (16)

1. 端末に設定された上位プラットフォームレイヤにより実行され、
   前記端末のターミナル能力インタフェースの記述データを取得することと、
   前記記述データに基づいて、前記ターミナル能力インタフェースの名称と、前記ターミナル能力インタフェースの導入パラメータ、導出パラメータおよび配列のタイプと、前記端末のターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数と、前記ターミナル能力インタフェースのプロセッサ名称との少なくとも１つを含む前記ターミナル能力インタフェースの通信方式を解析して取得することと、
   前記ターミナル能力インタフェースに対応するプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成するために、前記通信方式に基づいて前記上位プラットフォームレイヤの前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係を設定する、または前記通信方式に基づいて前記上位プラットフォームレイヤの前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび前記上位プラットフォームレイヤの前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係を設定することと、を含み、
   前記プラットフォームレイヤインタフェースは、アプレットが上位プラットフォームレイヤを介して前記ターミナル能力インタフェースを呼び出す過程において、通信によって交換するデータを処理するように構成され、
   前記マッピング関係は、前記ターミナル能力インタフェースの名称と前記プラットフォームレイヤインタフェースの名称との間のマッピング関係と、前記ターミナル能力インタフェースの導入パラメータと前記プラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータとの間のマッピング関係と、前記ターミナル能力インタフェースの導出パラメータと前記プラットフォームレイヤインタフェースの導出パラメータとの間のマッピング関係と、前記プラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数と前記端末のターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数との間のマッピング関係と、前記ターミナル能力インタフェースのプロセッサ名称と前記上位プラットフォームレイヤが提供した少なくとも１つのプロセッサ名称との間のマッピング関係との少なくとも１つを含む、
   上位プラットフォームレイヤ上のインタフェースの実現方法。
2. 前記通信方式に基づいて前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係を設定することは、
   前記ターミナル能力インタフェースを呼び出すアプレットが取り付けられたアプリケーションソフトウェアの名称が前記通信方式の宣言したアプリケーションソフトウェアの名称に存在すれば、前記ターミナル能力インタフェースの名称と前記ターミナル能力インタフェースを呼び出すアプレットが取り付けられたアプリケーションソフトウェアの名称との間のマッピング関係を確立し、前記ターミナル能力インタフェースが前記ターミナル能力インタフェースを呼び出すアプレットが取り付けられたアプリケーションソフトウェアのインタフェースパラメータに対応すると確定することを含む、
   請求項１に記載の方法。
3. 前記プロセッサの種類は、パラメータタイプ検査プロセッサ、パラメータシリアライズプロセッサ、戻り値デシリアライズプロセッサ、設定ルールエンコーダ、設定ルールデコーダ、パラメータ計算器、フィルタ、解析器、パラメータスプライサ、関数コールバックプロセッサ、および呼び出し方式プロセッサの少なくとも１種を含む、
   請求項１に記載の方法。
4. 前記プロセッサに係る呼び出し段階は、呼び出し前処理、ローカル関数コールバック処理、遠隔関数コールバック処理、および開発者関数コールバック処理の少なくとも１項を含む、
   請求項１または３に記載の方法。
5. 前記通信方式に基づいて前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係を設定することは、
   前記通信方式の宣言したターミナル能力インタフェースの名称、導入パラメータおよび導出パラメータに基づき、前記ターミナル能力インタフェースの名称と前記プラットフォームレイヤインタフェースの名称との間のマッピング関係と、前記ターミナル能力インタフェースの導入パラメータと前記プラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータとの間のマッピング関係と、前記ターミナル能力インタフェースの導出パラメータと前記プラットフォームレイヤインタフェースの導出パラメータとの間のマッピング関係を確立することを含む、
   請求項１に記載の方法。
6. 前記通信方式に基づいて前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係を設定することは、
   前記通信方式の宣言した前記端末のターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数に基づき、前記端末のターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数と前記プラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数との間のマッピング関係を確立することを含む、
   請求項１に記載の方法。
7. 前記通信方式に基づいて前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係を設定することは、
   前記通信方式の宣言した前記ターミナル能力インタフェースのプロセッサ名称に基づき、前記ターミナル能力インタフェースのプロセッサ名称と前記上位プラットフォームレイヤが提供した少なくとも１つのプロセッサ名称との間のマッピング関係を確立することを含む、
   請求項１に記載の方法。
8. 前記通信方式に基づいて前記上位プラットフォームレイヤのプラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサを設定することは、
   前記通信方式の宣言したプロセッサ機能に基づき、所定のプロセッサベースにおいて対応する汎用プロセッサを調べることと、
   前記通信方式の宣言したプロセッサ機能に基づき、前記汎用プロセッサを変更して設定された拡張プロセッサを形成することと、を含む、
   請求項１に記載の方法。
9. ターミナル能力インタフェースの記述データを取得することは、
   前記端末のＮＡレイヤにより送信された、複数のターミナル能力インタフェースの記述データが集積された記述ファイルを取得し、その中から記述データを解析して取得することを含む、
   請求項１に記載の方法。
10. ターミナル能力インタフェースの記述データを取得することは、
    前記端末のＮＡレイヤにより自発報告されたターミナル能力インタフェースの記述データを受信すること、または
    アプレットの初回実行の前または初回実行中に、前記ターミナル能力インタフェースの記述データの更新を要求すること、を含む、
    請求項１に記載の方法。
11. 端末に設定された上位プラットフォームレイヤにより実行され、
    前記上位プラットフォームレイヤで実行するアプレットによる、前記上位プラットフォームレイヤの、請求項１～１０のいずれか１項に記載の上位プラットフォームレイヤ上のインタフェースの実現方法によってカプセル化されて形成されるプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を取得することと、
    前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係、または前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよびマッピング関係に基づき、前記呼び出し要求を処理することと、
    処理後の呼び出し要求に応じて前記プラットフォームレイヤインタフェースに対応するターミナル能力インタフェースを呼び出すことと、
    前記ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果を取得することと、
    前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係、または前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよびマッピング関係に基づき、前記呼び出し結果を処理して前記アプレットにフィードバックすることと、を含む、
    上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法。
12. 端末における上位プラットフォームレイヤに集積され、
    前記端末のターミナル能力インタフェースの記述データを取得するように構成される記述データ取得モジュールと、
    前記記述データに基づいて、前記ターミナル能力インタフェースの名称と、前記ターミナル能力インタフェースの導入パラメータ、導出パラメータおよび配列のタイプと、前記端末のターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数と、前記ターミナル能力インタフェースのプロセッサ名称との少なくとも１つを含む前記ターミナル能力インタフェースの通信方式を解析して取得するように構成される通信方式解析モジュールと、
    前記ターミナル能力インタフェースに対応するプラットフォームレイヤインタフェースをカプセル化して形成するために、前記通信方式に基づいて前記上位プラットフォームレイヤの前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係を設定する、または前記通信方式に基づいて前記上位プラットフォームレイヤの前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよび前記上位プラットフォームレイヤの前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係を設定するように構成されるプラットフォームレイヤインタフェース生成モジュールと、を備え、
    前記プラットフォームレイヤインタフェースは、アプレットが上位プラットフォームレイヤを介して前記ターミナル能力インタフェースを呼び出す過程において、通信によって交換するデータを処理するように構成され、
    前記マッピング関係は、前記ターミナル能力インタフェースの名称と前記プラットフォームレイヤインタフェースの名称との間のマッピング関係と、前記ターミナル能力インタフェースの導入パラメータと前記プラットフォームレイヤインタフェースの導入パラメータとの間のマッピング関係と、前記ターミナル能力インタフェースの導出パラメータと前記プラットフォームレイヤインタフェースの導出パラメータとの間のマッピング関係と、前記プラットフォームレイヤインタフェースの通信呼び出し関数と前記端末のターミナル能力の通信ブリッジまたは通信関数との間のマッピング関係と、前記ターミナル能力インタフェースのプロセッサ名称と前記上位プラットフォームレイヤが提供した少なくとも１つのプロセッサ名称との間のマッピング関係との少なくとも１つを含む、
    上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現装置。
13. 端末における上位プラットフォームレイヤに集積され、
    前記上位プラットフォームレイヤで実行するアプレットによる、前記上位プラットフォームレイヤの、請求項１～１０のいずれか１項に記載の上位プラットフォームレイヤ上のインタフェースの実現方法によってカプセル化されて形成されるプラットフォームレイヤインタフェースの呼び出し要求を取得するように構成される呼び出し要求取得モジュールと、
    前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係、または前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよびマッピング関係に基づき、前記呼び出し要求を処理するように構成される呼び出し要求処理モジュールと、
    処理後の呼び出し要求に応じて前記プラットフォームレイヤインタフェースに対応するターミナル能力インタフェースを呼び出すように構成されるターミナル能力インタフェース呼び出しモジュールと、
    前記ターミナル能力インタフェースがフィードバックした呼び出し結果を取得するように構成される呼び出し結果取得モジュールと、
    前記プラットフォームレイヤインタフェースのマッピング関係、または前記プラットフォームレイヤインタフェースのプロセッサおよびマッピング関係に基づき、前記呼び出し結果を処理して前記アプレットにフィードバックするように構成される呼び出し結果フィードバックモジュールと、を備える、
    上位プラットフォームに基づくアプレット実行装置。
14. 少なくとも１つのプロセッサと、
    前記少なくとも１つのプロセッサと通信接続されたメモリとを備え、
    前記メモリには、前記少なくとも１つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも１つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも１つのプロセッサは、請求項１～１０のいずれか１項に記載の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法、または請求項１１に記載の上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を実行することができる、
    電子機器。
15. 請求項１～１０のいずれか１項に記載の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または請求項１１に記載の上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法をコンピュータに実行させるように設定されるコンピュータ命令が記憶された、
    非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
16. コンピュータに、請求項１～１０のうちいずれか１項に記載の上位プラットフォームレイヤ上のアプリケーションインタフェースの実現方法または請求項１１に記載の上位プラットフォームに基づくアプレット実行方法を実行させるためのプログラム。

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