JP7213242B2 - 物質移動アセンブリ、及び分割壁を有するカラム、並びにそれらを伴う方法 - Google Patents

物質移動アセンブリ、及び分割壁を有するカラム、並びにそれらを伴う方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、物質移動カラムに関し、より具体的には、3つ以上の成分混合物を分離するなどのための、分割壁カラムとして知られている物質移動カラム、及びそれを使用する方法に関する。
物質移動カラムは、特定の組成物及び/又は温度の製品流を提供するために、少なくとも2つの流体流に接触するように構成される。本明細書で使用するとき、用語「物質移動カラム」は、物質及び/又は熱の移動が主目的であるカラムを包含することを意図する。多成分蒸留及び吸収用途で利用されるものなど、気相流を液相流に接触させるいくつかの物質移動カラムがあるが、抽出カラムなど、異なる密度の2つの液相間の接触を促進するように設計され得る他の物質移動カラムもある。しばしば、物質移動カラムは、通常は2つの液相間の密な接触を促進するためにカラムの内部領域に配置されている物質移動構造の表面に沿って、又はその上側で、上昇蒸気流又は液体流を下降液体流と接触させるように構成される。2つの相の間を移動する質量及び熱の速度及び/又は程度は、様々な種類のトレイ、構造化パッキング、ランダムパッキング、又はグリッドパッキングの形態であり得る質量移動構造によって高められる。
分割壁カラムと称されることもある1つの種類の物質移動カラムでは、物質移動カラム内での3つ以上の成分フィード流の分離を可能にするために、1つ以上の垂直方向延在分割壁が物質移動カラム内の開放内部領域内に位置決めされる。一例として、3つの成分フィード流を分離するときに、単一の分割壁は、通常、物質移動カラムの中間セクション内で中央に位置決めされ、物質移動カラムの両側から弦様式で延在する。フィード流は、分割壁の片側のシェルを通して取り入れられ、側部ドローオフは、分割壁の反対側でシェルを通って延在している。
フィード流は、分割壁のフィード側で、低沸点留分及び重沸点留分に分離され、中沸点留分の一部は、物質移動カラムの上部セクションの中へ低沸点留分を伴い、中沸点留分の残部は、重沸点留分と共に、質量移動カラムの下部セクションへと下降する。低沸点留分は、物質移動カラムの上部セクション内の中沸点留分から、より少ない程度で、分割壁のドローオフ側に分離されて、そして、シェルの頂部で塔頂生成物として回収される。高沸点留分は、物質移動カラムの下部セクション内の中沸点留分から、より少ない程度で、分割壁の熱的に連結されたドローオフ側に分離され、そして、塔底生成物としてサンプに回収される。分離された中沸点留分は、物質移動カラムの上方セクション及び下方セクションから、物質移動カラムの中間セクション内の分割壁のドローオフ側へと送達され、そして、側部ドローオフを通して回収される。したがって、分割壁は、3つの成分フィード流を3つの高純度留分に蒸留分離することを可能にする。4つ以上の成分フィード流の分離には、追加の分割壁を使用することができる。分割壁はまた、共沸、抽出、及び反応蒸留プロセスが生じている物質移動カラムでも使用することができる。
物質移動カラムの分割壁の使用は、分割壁が単一の物質移動カラム内で生じることを可能にする同じ処理を達成するための追加の物質移動カラムに対する必要性を排除することができ、その結果、投資及び動作コストを節約するという点で有利である。しかしながら、物質移動カラムにおける分割壁の使用によって、いくつかの設計及び動作の課題が提示される。そうした課題のうちの1つは、物質移動カラムの上部セクションからフィード側へと、及び分割壁のドローオフ側へと下降する液体の分離を制御することに関与する。分割壁のフィード側とドローオフ側との間の液体の分離を修正するための様々な設計手法が提案されてきたが、物質移動カラム内で生じる蒸留プロセスの高められた動作の柔軟性及び制御を提供するように液体の分離を制御し、かつ調整する能力の更なる向上が必要である。
添付の図面は、明細書の一部を形成し、種々の図において同一の構成要素を示すために同一の番号が使用される。
分割壁を示す物質移動カラム、及び物質移動カラム内の開放内部領域内に位置決めされた概略的に表した構成要素の概略側面図である。 液体分流器の一実施形態を示すために、物質移動カラムのシェルの一部分を破断した、図1に示される物質移動カラムの側面斜視図である。 図2の物質移動カラム及び液体分流器の部分上面斜斜視図であり、図2に使用されている尺度から拡大して示す。 図3に示される物質移動カラム及び液体分流器の一部分の部分頂部斜視図であるが、液体分流器が図3に表されている配向とは異なる配向で示されている。 液体分流器の異なる実施形態を示す、物質移動カラムの一部分の部分頂部斜視図である。 図5に示される物質移動カラム及び液体分流器の部分頂部斜視図であるが、図5に示される側の反対側から見ている。 液体分流器の異なる実施形態を示す、物質移動カラムの部分斜視図である。 図7に示される物質移動カラム及び液体分流器の部分斜視図であるが、図7に示される側の反対側から見ており、内部詳細を示すために一部分を破断している。 物質移動カラム及び液体分流器の部分斜視図であり、図8に示される図に類似するが、図8に表されている配向とは異なる配向で示されている。
一態様において、本発明は、物質移動カラム内の開放内部領域で使用するための物質移動アセンブリを対象とし、物質移動アセンブリは、分割壁であって、分割壁の両側に第1及び第2のサブ領域を形成する、分割壁と、分割壁の両側の第1及び第2のサブ領域内に位置決めされた物質移動構造の1つ以上のゾーンと、第1及び第2のサブ領域に液体の体積分離を送達するための、分割壁の上に位置決めされた液体分流器と、を備える。液体分流器は、分割壁の両側の第1及び第2のサブ領域に送達されるときに液体の体積分離の調整を可能にするために、液体の体積流を第1のサブ領域に送達するための第1の構成と、より大きい液体の体積流を第1のサブ領域に送達するための第2の構成との間で運動可能である。一実施形態では、液体分流器が第1の構成にあるときに、第1のサブ領域への液体の体積流は、第2のサブ領域への液体の体積流以下であり、液体分流器が第2の構成にあるときに、第1のサブ領域への液体の体積流は、第2のサブ領域への液体の体積流よりも大きい。
別の態様では、本発明は、物質移動カラムを対象とし、この物質移動カラムは、シェルと、当該シェルによって画定された開放内部領域と、当該開放内部領域内に位置決めされた、上で説明した物質移動アセンブリと、を備える。
更なる態様において、本発明は、上で説明した物質移動カラムの方法の動作を対象とする。本方法は、アクチュエータを動作させて、分割壁の両側の第1及び第2のサブ領域に送達される液体の体積分離の調整を可能にするために、液体の体積流を第1のサブ領域に送達するための第1の構成と、より大きい液体の体積流を第1のサブ領域に送達するための第2の構成との間で液体分流器を運動させるステップと、フィード流を開放内部領域の中へ取り入れるステップと、フィード流を処理して、液体を、第1及び第2のサブ領域を通して下降させるステップと、物質移動カラムから生成物又は生成物を取り出すステップと、を含む。
以下、図面をより詳細に参照するが、最初に図1を参照すると、物質移動及び熱交換プロセスに使用するために好適な物質移動カラムをいくらか概略的に示し、全体にわたって番号10で示す。物質移動カラム10は、多角形を含む他の形状が可能であり、本発明の範囲内であるが、概ね円筒形の形状である直立の外部シェル12を含む。シェル12は、任意の好適な直径及び高さを有し、物質移動カラム10の動作中に存在する流体及び条件と不活性であることが望ましいが、又はそうでなければそれらと適合性がある1つ以上の硬質材料で構築される。
物質移動カラム10のシェル12は、流体流間で望ましい物質移動及び/又は熱交換が発生する開放内部領域14を画定する。1つ以上の分割壁18及び物質移動構造の1つ以上のゾーン20を備える物質移動アセンブリ16は、開放内部領域14内に位置決めされる。図1には、単一の分割壁18を示すが、この分割壁は、シェル12の片側からシェル12の反対側まで弦様式で延在している。分割壁18は、単一の材料シートとして、又は個々のパネルを一緒に接合することによって形成することができる。分割壁18は、ボルティングバーを使用すること若しくは溶接することなどによってシェル12に固定することができ、又はビーム、若しくは物質移動構造を含む他の構造によって、固定せずに支持することができる。
分割壁18は、シェル12の中心垂直軸と交差する垂直平面内を延在するように示されている。示されるように、分割壁18は、開放内部領域14を二分し、かつ等しい断面積である分割壁18の両側の2つのサブ領域22及び24を形成する。シェル12が円筒形状である場合、分割壁18の両側のサブ領域22及び24は、半球形状である。他の実施形態では、分割壁18は、分割壁18の両側の領域22及び24が不等な断面積であるように、シェル12の中心垂直軸からオフセットすることができる。分割壁18は、単一平面内に延在する必要はない。いくつかの実施形態では、分割壁18は、傾斜セグメントによって相互接続された異なる垂直平面内にあるセグメントを有することができる。他の実施形態では、分割壁18は、同じ垂直平面内にあり、かつ互いに一部分のみが接続された、又は全く接続されていない、離間されたセグメントを有することができる。
フィード流26は、物質移動カラム10のシェル12のノズル(図示せず)を通して、分割壁18の片側のサブ領域22の中へなどの、開放内部領域14の中へ送達される。フィード流26は、物質移動カラム10内で生じる処理によって互いに分離することを意図する複数の成分を含有するものであり得る。側部ドローオフ28は、シェル12の別のノズル(図示せず)を通して、分割壁18の反対側のサブ領域24からなどの、開放内部領域14から取り出される。フィード流26は、物質移動カラム10の中へ半径方向に方向付けることができる。同様に、側部ドローオフ28は、物質移動カラム10から半径方向に取り出すことができる。他の流体流は、物質移動カラム10の高さに沿って適切な場所に位置決めされた任意の数のフィードノズル(図示せず)を通して物質移動カラム10の中へ方向付けることができる。同様に、他の側部ドローオフは、適切な場所に位置決めされた任意の数の側部ドローオフノズル(図示せず)を通して、物質移動カラム10から取り出すことができる。1つ以上の蒸気流はまた、フィードラインを通ってカラム10に取り入れられるのではなく物質移動カラム10内で生成され得る。
物質移動カラム10はまた、シェル12の頂部に、蒸気生成物又は副生成物を取り出すための塔頂生成物ライン30も含む。凝縮器32及び還流リターンライン34は、蒸気生成物又は副生成物の一部分を液体の形態で物質移動カラム10に戻すために、塔頂生成物ライン30と連通して提供することができる。シェル12の底部には、液体生成物又は副生成物を物質移動カラム10から取り出すための底部流テイクオフライン36が提供される。液体生成物又は副生成物の一部分を蒸気形態で物質移動カラム10に戻すために、再沸騰器38及び蒸気リターンライン40を提供することができる。
分割壁18は、物質移動カラム10の開放内部領域14内に様々な高度で位置決めすることができる。図1では、分割壁18を、物質移動カラム10の中間セクション内に位置決めして示す。他の実施形態では、分割壁18は、物質移動カラム10の上部セクション内に又は下部セクション内に位置決めされる。分割壁18の高さ及び分割壁18の位置決めを変化させて、物質移動カラム10内で生じるように設計されたプロセス動作を達成することができる。
サブ領域22及び24内の物質移動構造のゾーン20の数及び垂直範囲は、物質移動カラム10内で生じることを意図したプロセスの種類に応じて変化させることができる。上部ゾーン42及び下部ゾーン44を含む他のゾーンは、それぞれ、物質移動カラム10の上部セクション及び下部セクション内に位置決めすることができる。物質移動構造は、直交流又は他の種類のトレイ又はパッキングの形態とすることができる。パッキングは、構造化パッキング、ランダムパッキング、及び/又はグリッドパッキングとすることができる。物質移動構造は、ゾーン20、42、及び44の全てにおいて同じ種類である必要はない。例えば、ゾーン20のいくつかは、ある種類の物質移動構造とすることができ、一方で、ゾーン20の他のものは、他の種類の物質移動構造である。同様に、ゾーン42内の物質移動構造は、ゾーン44又はゾーン20内の物質移動構造と同じである必要はない。ゾーン20、42、及び44のうちの1つ以上又は全ては、追加的に、液体収集器、液体分配器、及びグリッド支持体などの他の内部装置を含むことができる。
サブ領域22又は24のうちの少なくとも1つは、任意に、蒸気流制限器46を含み、これは、サブ領域22又は24を通る蒸気流に対する抵抗を増加又は減少させるように動作可能であり、サブ領域には、流動に対する抵抗が、分割壁18の反対側のサブ領域22又は24を通る蒸気流に対する抵抗よりも大きく又は小さくなるように関連付けられる。したがって、蒸気流制限器46は、分割壁18の両側のサブ領域22及び24を通って開放内部領域14内を上昇する蒸気の体積分離を変化させるように動作可能である。例えば、蒸気流制限器46は、サブ領域24を通るよりもサブ領域22を通る蒸気の体積流を多くさせるように、又はサブ領域22を通るよりもサブ領域24を通る体積流を少なくさせるように動作させることができる。図1では、1つの蒸気流制限器46のみを示し、この蒸気流制限器は、分割壁18のフィード側のサブ領域22と関連付けられている。蒸気流制限器は、代替的に、分割壁18のドローオフ側のサブ領域24と関連付けることができ、又は、1つの蒸気流制限器46を、サブ領域22と関連付け、別の1つの蒸気流制限器46をサブ領域24と関連付けることができる。蒸気流制限器46は、サブ領域22の下端部に位置決めされて示されているが、代替的に、サブ領域22の上端部に、又は下端部と頂端部との間の位置に配置することができる。蒸気流制限器46は、同様に、物質移動構造のゾーン20の上側、下側、又はその中に配置することができる。2つ以上の分割壁18が使用されるときに、分割壁18によって形成されるサブ領域の数は、通常、分割壁18の数よりも1つ以上多くなり、蒸気流制限器46の最小数は、分割壁18の数と同じである。
一実施形態では、蒸気流制限器46は、関連付けられたサブ領域22を通した蒸気流抵抗を、分割壁18の反対側のサブ領域24を通したものよりも小さくさせる第1の構成と、蒸気流制限器46が、関連付けられたサブ領域22を通した蒸気流抵抗を、分割壁18の反対側のサブ領域24を通したものよりも大きくさせる第2の構成との間で運動可能である。他の実施形態では、蒸気流制限器46は、第1の構成にあるときに、関連付けられたサブ領域22を通した蒸気流抵抗を、分割壁18の反対側のサブ領域24を通したものとほぼ同じにさせ、第2の構成にあるときに、関連付けられたサブ領域22を通した蒸気流抵抗を、分割壁18の反対側のサブ領域24を通したものよりも大きくさせる。
物質移動アセンブリ16は、分割壁18並びに液体の体積分離を第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24に送達するための物質移動構造のゾーン20の上側に位置決めされた液体分流器48を含む。液体分流器48は、矢印50によって表されるように、上から下降してくる液体を受容する。液体は、物質移動構造の上部ゾーン42から、フィード流から、又は他の供給源から下降させることができる。一実施形態では、液体回収器プレート(図示せず)は、液体が上部ゾーン42の物質移動構造を通って下降した後に液体を回収し、液体分流器48に送達する。
液体分流器48は、矢印52及び54によってそれぞれ表されるように、受容した液体を分離させ、分割壁18の両側の、第1のサブ領域22にその一部分を送達し、第2のサブ領域24に別の一部分を送達する。液体分流器48は、第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24に送達される液体の体積分離の調整を可能にするために、液体の体積流をサブ領域22又は24のうちの1つに送達するための第1の構成と、より大きい液体の体積流をサブ領域22又は24に送達するための第2の構成との間で運動可能である。液体分流器48が第1の構成にあるときに、サブ領域22又は24のうちの1つへの液体の体積流は、サブ領域22又は24の他の1つへの液体の体積流以下であり、液体分流器が第2の構成にあるときに、サブ領域22又は24のうちの1つへの液体の体積流は、サブ領域22又は24の他方への液体の体積流よりも大きい。液体分流器48は、サブ領域22のみへの、サブ領域24のみへの、又はサブ領域22及び24の両方への液体流を調節することができる。
図2~図4に示される実施形態では、液体分流器48は、液体のインフローを受容するためのインレットボックス56と、インレットボックス56から液体のアウトフローを受容するために位置決めされ、かつそれを第1のサブ領域22への液体の体積流52及び第2のサブ領域24への液体の体積流54としてそれぞれ再分配する、別個のアウトフローボックス58及び60と、を備える。導管62は、液体のインフローをインレットボックス56へと方向付ける。導管62は、上部ゾーン42の液体回収器から、又は別の供給源から液体を受容することができる。インレットボックス56は、通常、矩形断面であり、物質移動カラム10のシェル12の両側の間に弦様式で延在している。アウトフローボックス58及び60も同様に矩形断面とすることができる。アウトフローボックス58及び60は、端部対端部の関係で、インレットボックス56の片側に沿って位置決めすることができる。別の実施形態では、アウトフローボックス58及び60は、インレットボックス56の両側に沿って位置決めすることができる。
各アウトフローボックス58及び60は、出口64を有し、それを通って液体が各アウトフローボックス58及び60を出て、よって、第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24への液体の体積流52及び54として液体を送達することができる。出口64は、フロア66又はアウトフローボックス58若しくは60の側壁にあってもよく、また、液体の体積流52及び54を分割壁18の両側の再分配器などの望ましい場所に送達するための1つ以上の導管67を含むことができる。
液体分流器48は、出口堰68を含み、それを超えて及び/又は通って、液体のアウトフローがインレットボックス56からアウトフローボックス58又は60のうちの1つに流れなければならない。出口堰は、インレットボックス56から関連付けられたアウトフローボックス58又は60への液体の体積流を調節して、それにより、第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24への液体の体積分離を制御することができるように調整可能である。一実施形態では、出口堰68は、異なる高さまで延在するように調整可能である。液体分流器48が第1の構成にあるときに、運動可能な出口堰68は、第1の高さまで延在し、液体分流器48が第2の構成にあるときに、運動可能な出口堰68は、第1の高さよりも低い第2の高さまで延在する。運動可能な出口堰68の高さを延在又は減少させることによって、インレットボックス56から、出口堰68が関連付けられたアウトフローボックス58又は60への液体の体積流を、対応して減少又は増加させることができる。したがって、出口堰68の運動は、液体の体積流のアウトフローボックス58及び60の各々への、並びにそこから第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24への分離を制御するように作用する。例えば、運動可能な出口堰68が図3に示されるような第1の高さにあるときに、ほぼ等しい液体の体積流がアウトフローボックス58及び60の中へ流れる。運動可能な出口堰68が図4に示されるような第2の高さに再位置決めされたときに、分離が調整され、他のアウトフローボックス60の中へ流れるよりも大きい液体の体積流が、出口堰68が関連付けられたアウトフローボックス58の中へ流れる。出口堰68の端部は、液体のバイパスに対して封止される。
液体分流器48は、第1及び第2の高さの間で出口堰68を運動させるための、運動可能な出口堰と関連付けられたアクチュエータ70を更に備える。アクチュエータ70は、油圧アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、電動アクチュエータ、磁気アクチュエータ、及び熱アクチュエータなどの、様々な種類のものとすることができる。アクチュエータ70はまた、アクチュエータ70をオペレータが手動で調整できることを可能にする手動オーバライドも含むことができ、又はオペレータによって手動で調整できる機械的アクチュエータとすることができる。一実施形態では、運動可能な出口堰68は、アウトフローボックス58又は60のフロア66の上側又はそこにある枢動軸を中心に枢動可能に載置される。アクチュエータ70は、運動可能な出口堰68に第1及び第2の高さの間で枢動させるために、運動可能な出口堰に動作可能に連結されている。
アクチュエータ70は、アクチュエータ70からの運動を、その枢動軸を中心とした出口堰68の運動に変換するリンケージ72によって、運動可能な出口堰68に動作可能に連結されている。アクチュエータ70は、物質移動カラム10のシェル12の外側に載置されているように示され、リンケージ72は、シェル12の封止開口部を通過する。一実施形態では、リンケージ72は、出口堰68に固定されたロッド74を含む。ロッド78は、アクチュエータ70によって回転され、出口堰68がそれを中心に回転する枢動軸としての役割を果たす。代替的に、ロッド78は、出口堰68の正面に接続して、ロッド78の直線運動などによって出口堰68の望ましい運動を生じさせることができる。
出口堰68は、その第1の高さであるときに、直立位置まで回転する。出口堰は、第2の高さであるときに、アウトフローボックス58又は69に向かう、又はインレットボックス56に向かう、のいずれかによって、傾斜した配向へと回転する。出口堰68は、その第1及び第2の高さの間で回転する必要はない。例えば、出口堰は、第1及び第2の高さの間で垂直方向に運動させることができるように載置することができる。
出口堰68の運動及び結果として生じる高さ調整は、種々の方式で達成することができる。図2~図3に示される実施形態では、アクチュエータ70は、ロータリアクチュエータである。ロッド74が出口堰68の正面に直接接続されるときに、アクチュエータ70は、リニアアクチュエータとすることができる。代替的に、リンケージ74は、ロッド74の磁気連結具、又はアクチュエータ70に対するリンケージ72の別の構成要素を備えることができる。好適な磁気連結具の1つの例として、駆動用磁石は、アクチュエータ70の軸に取り付けられ、それによってシェル12の外側にある場所から駆動される。ロッド74の一方の端部又はリンケージ72の他の構成要素は、シェル12内に位置付けられた別の磁石に取り付けられ、駆動用磁石の回転によって回転する。この磁気連結具は、シェル12内の封止開口部に対する必要性を排除する。
液体のアウトフローがインレットボックス56からアウトフローボックス58又は60の他の1つへと、それを超えて流れなければならない、別の出口堰76を提供することができる。出口堰76は、出口堰68と同じ又は異なる様態で調整可能とすることができ、又は固定とすることができる。
図5及び図6には、液体分流器の別の実施形態を示し、番号148によって示す。先に説明した部品に類似する部品は、番号「1」の後に同じ参照番号を伴って示される。液体分流器148は、出口堰168の高さが出口堰68の場合のように調整可能でないという点で、先に説明した液体分流器48と異なる。代わりに、出口堰168は、異なる液体の体積量が出口堰168に提供された開口部78を通って流れることができるように、第1及び第2の構成の間で調整可能である。制御可能な量の液体を、出口堰168を通して、インレットボックス56から関連付けられたアウトフローボックス158又は160へと流れさせることによって、アウトフローボックス158又は160に進入する液体の体積流を増加又は減少させることができる。この体積流を制御することによって、第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24への体積流の分離を調節することができる。
出口堰168の開口部78の数、サイズ、及び位置決めは、特定の用途の所望に応じて変化し得る。一実施形態では、開口部78は、円形であり、出口堰168の底部の近くに、かつフロア166に隣接して水平に並べて配設される。他の実施形態では、開口部78は、正方形又は矩形などの他の構成とすることができ、また、他の配設で位置決めすることができる。
液体分流器148は、出口堰168に対して位置決めされ、かつ出口堰168の開口部78を通る液体の体積流を制御するように運動可能である、制限器プレート80を含む。一実施形態では、制限器プレート80は、出口堰168の上流側に対して位置決めされ、また、支持ガイド82内で摺動運動するように支持される。アクチュエータ170は、制限器プレート80の摺動運動を制御するために、リンケージ172を通して制限器プレート80に接続することができる。制限器プレート80の中実セグメント84は、制限器プレート80の摺動運動によって、出口堰168の開口部78の一部分又は全部を覆う関係になるように運動する。一実施形態では、セグメント84は、出口堰168の開口部78と同じ又は類似のサイズ及び形状である制限器プレート80の開口部86を形成し、取り囲むように構築される。開口部86は、制限器プレート80の摺動運動が開口部86を出口堰168の開口部78のいくつか又は全てと整列及び整列解除させるような場所で、制限器プレート80に位置決めされる。
他の出口堰176は、出口堰68又は168と同じ又は異なる様態で構築することができ、又は異なる構成の間で固定し、調整可能でないようにすることができる。一実施形態では、出口堰176は、出口堰168と同じ高さとすることができる。別の実施形態では、より小さい体積流量の下で、液体が出口堰176を超えてその関連付けられたアウトフローボックス160の中へ流れることができ、一方で、液体が、調整可能な出口堰168の開口部78を通って流れることによってのみ、他のアウトフローボックス158に進入するように、出口堰176は、出口堰168よりも低い高さとすることができる。より高い流量で、液体は、調整可能な出口堰168の開口部78を通って流れること、及び調整可能な出口堰168を超えて流れること、の両方によって、アウトフローボックス158に進入することができる。また、他の機構を使用して、出口堰168の開口部78を通る液体の体積流を調節することができ、それが、本発明の範囲内であることも認識されるであろう。
図7~図9には、液体分流器の更なる実施形態を示し、番号248によって示す。液体分流器248は、当該液体の体積分離が当該第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24にそれぞれ送達される第1の導管88及び第2の導管90と、第1の導管88内の液体流に開放される断面積を変化させるための可動弁92と、を備える。液体分流器248が第1の構成にあるときに、弁92は、第1の導管88を通る液体流に開放される断面積が、液体分流器が第2の構成にあって弁92が再位置決めされるときの流れに対して開放される断面積よりも大きくなるように位置決めされる。第1の導管88内の開放断面積を増加又は減少させることによって、第1の導管88を通る液体の体積流を、対応して増加又は減少させることができる。したがって、弁92の運動は、第1の導管88及び第2の導管90の各々を通る、並びにそこから第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24の中へ入る液体の体積流の分離を制御するように作用することができる。
第1の導管88及び第2の導管90は、上から液体を受容する導管62から分岐させることができる。第1の導管88及び第2の導管90は、先に説明したアウトフローボックス58及び60に類似し得る第1のボックス94及び第2のボックス96の中へ液体を送給することができる。ボックス94及び96からの出口98は、分割壁18の両側にある第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24の中へそれぞれ液体を送給する。導管100及び102は、それらの出口88と関連付けることができる。
液体分流器248は、弁92の運動を制御するための、弁92と関連付けられたアクチュエータ270を更に備える。リンケージ272は、アクチュエータ270を弁92と連結する。アクチュエータ270及びリンケージ272は、先に説明したアクチュエータ70及びリンケージ72と同じ又は類似の構造のものとすることができる。
弁92は、第1の導管88内の開放断面積を変化させるのに好適な様々な種類のものとすることができる。一実施形態では、弁92は、第1の導管88内に位置決めされ、かつリンケージ272によってアクチュエータ270に回転可能に連結された、回転可能な制限器プレート180を含む。代替的に、弁92は、第2の導管90内に位置決めすることができ、又は弁90のうちの1つは、第1の導管88及び第2の導管90の各々に位置決めすることができる。
上で説明した物質移動カラムは、アクチュエータを動作させて、分割壁の両側の第1及び第2のサブ領域に送達される液体の体積分離の調整を可能にするために、液体の体積流を第1のサブ領域に送達するための第1の構成と、より大きい液体の体積流を第1のサブ領域に送達するための第2の構成との間で液体分流器を運動させるステップを含む方法で動作させることができる。本方法は、フィード流を開放内部領域16の中へ取り入れることと、フィード流を処理して液体を第1のサブ領域22及び第2のサブ領域24を通して下降させることと、物質移動カラム10から生成物又は生成物を取り出すことと、を含む。フィード流は、3つ以上の成分を有するものとすることができ、処理には、フィード流を高純度成分に分離することを含むことができる。
以上により、本発明は、その構造に固有である他の利点と共に上記の本明細書の目的及び目標を全て実現するようによく適合された発明であることがわかるであろう。
特定の機能及び部分的組み合わせは有用なものであり、他の機能及び部分的組み合わせと関係なく使用され得ることが理解されるだろう。これは本発明の範囲によって想到されるものであり、本発明の範囲内である。
本発明の範囲から逸脱することなく多くの考えられる実施形態が本発明から作られてよいため、本明細書に記載された又は添付図面に示された全ての事項は例示として解釈されるべきで、限定する趣旨ではないことが理解されるべきである。

Claims (17)

  1. 物質移動カラム内の開放内部領域で使用するための物質移動アセンブリであって、
    分割壁であって、前記分割壁の両側に第1及び第2のサブ領域を形成している、分割壁と、
    前記分割壁の前記両側の前記第1及び第2のサブ領域内に位置決めされた物質移動構造の1つ以上のゾーンと、
    前記第1及び第2のサブ領域に分離した液体の体積を供給するように、前記分割壁の上に位置設定され、前記分割壁の前記両側の前記第1及び第2のサブ領域に供給されるときに前記分離した液体の体積の調整を可能にするために、液体の体積流を前記第1のサブ領域に供給するための第1の構成と、より大きい液体の体積流を前記第1のサブ領域に供給するための第2の構成との間で移動可能である、液体分流器と、
    を備え
    前記液体分流器が前記第1の構成にあるときに、前記第1のサブ領域への前記液体の体積流が、前記第2のサブ領域への液体の体積流以下であり、
    前記液体分流器が前記第2の構成にあるときに、前記第1のサブ領域への前記液体の体積流が、前記第2のサブ領域への前記液体の体積流よりも大きく、
    前記液体分流器が、液体の流入を受容するためのインレットボックスと、前記インレットボックスから液体のアウトフローを受容するように位置設定され、かつ前記第1のサブ領域への前記液体の体積流及び前記第2のサブ領域への前記液体の体積流として、アウトフローをそれぞれ再分配する、別個のアウトフローボックスと、前記液体のアウトフローが前記インレットボックスから前記アウトフローボックスの1つへと流れる際に超え及び/又は通らなければならない、出口堰と、を備える、
    物質移動アセンブリ。
  2. 前記液体分流器が前記第1の構成にあるときに、前記出口堰が、第1の高さまで延在し、
    前記液体分流器が前記第2の構成にあるときに、前記出口堰は、前記第1の高さよりも低い、第2の高さまで延在する、
    請求項に記載の物質移動アセンブリ。
  3. 前記液体分流器が、アクチュエータと、前記第1及び第2の高さの間で前記出口堰を移動させるように、前記出口堰と関連付けられた、前記アクチュエータを前記出口堰と連結するリンケージと、を更に備える、請求項に記載の物質移動アセンブリ。
  4. 前記出口堰が、枢動可能に載置され、
    前記アクチュエータが、前記出口堰を前記第1及び第2の高さの間で枢動させるように、前記出口堰と動作可能に連結される、
    請求項に記載の物質移動アセンブリ。
  5. 前記液体分流器が、液体を通すことで前記インレットボックスから前記アウトフローボックスの前記1つへと流すことができる、前記出口堰の開口部と、前記出口堰の前記開口部を通る前記液体の体積流を制御するように移動可能である、調整可能な制限器プレートと、を含む、請求項に記載の物質移動アセンブリ。
  6. 前記液体のアウトフローが、前記インレットボックスから前記アウトフローボックスの他の1つへと、それを超えて流れなければならない、別の堰を含む、請求項に記載の物質移動アセンブリ。
  7. 前記アウトフローボックスに、前記液体の体積流を通過させるための出口を含む、請求項に記載の物質移動アセンブリ。
  8. 物質移動カラム内の開放内部領域で使用するための物質移動アセンブリであって、
    分割壁であって、前記分割壁の両側に第1及び第2のサブ領域を形成している、分割壁と、
    前記分割壁の前記両側の前記第1及び第2のサブ領域内に位置決めされた物質移動構造の1つ以上のゾーンと、
    前記第1及び第2のサブ領域に分離した液体の体積を供給するように、前記分割壁の上に位置設定され、前記分割壁の前記両側の前記第1及び第2のサブ領域に供給されるときに前記分離した液体の体積の調整を可能にするために、液体の体積流を前記第1のサブ領域に供給するための第1の構成と、より大きい液体の体積流を前記第1のサブ領域に供給するための第2の構成との間で移動可能である、液体分流器と、
    を備え、
    前記液体分流器が前記第1の構成にあるときに、前記第1のサブ領域への前記液体の体積流が、前記第2のサブ領域への液体の体積流以下であり、
    前記液体分流器が前記第2の構成にあるときに、前記第1のサブ領域への前記液体の体積流が、前記第2のサブ領域への前記液体の体積流よりも大きく、
    前記液体分流器は、それを通して前記液体の体積分離が前記第1及び第2のサブ領域にそれぞれ供給される第1及び第2の導管と、前記第1の導管内の液体流に開放される断面積を変化させるための可動弁と、を備え、
    前記液体分流器が前記第1の構成にあるときに、液体流に開放される前記断面積が、前記液体分流器が前記第2の構成にあるときに流れに開放される前記断面積よりも小さい、
    質移動アセンブリ。
  9. 前記液体分流器が、前記可動弁の移動を制御するための、前記可動弁と関連付けられたアクチュエータを更に備える、請求項に記載の物質移動アセンブリ。
  10. 前記アクチュエータを前記可動弁と連結しているリンケージを含む、請求項に記載の物質移動アセンブリ。
  11. 前記可動弁が、前記第1の導管内に位置決めされた制限器プレートを含む、請求項10に記載の物質移動アセンブリ。
  12. 物質移動カラムであって、
    シェルと、
    前記シェルによって画定された開放内部領域と、
    前記開放内部領域内に位置決めされた請求項1に記載の物質移動アセンブリと、を備え
    前記液体分流器が前記第1の構成にあるときに、前記第1のサブ領域への前記液体の体積流が、前記第2のサブ領域への液体の体積流以下であり、
    前記液体分流器が前記第2の構成にあるときに、前記第1のサブ領域への前記液体の体積流が、前記第2のサブ領域への前記液体の体積流よりも大きく、
    前記液体分流器が、液体の流入を受容するためのインレットボックスと、前記インレットボックスから液体のアウトフローを受容するように位置設定され、かつ前記第1のサブ領域への前記液体の体積流及び前記第2のサブ領域への前記液体の体積流として、アウトフローをそれぞれ再分配する、別個のアウトフローボックスと、前記液体のアウトフローが前記インレットボックスから前記アウトフローボックスの1つへと流れる際に超えなければならない、出口堰と、前記第1及び第2の高さの間で前記出口堰を移動させるための、前記出口堰と関連付けられたアクチュエータと、を備える、
    物質移動カラム。
  13. 前記液体分流器が前記第1の構成にあるときに、前記出口堰が、第1の高さまで延在し、
    前記液体分流器が前記第2の構成にあるときに、前記出口堰が、前記第1の高さよりも低い、第2の高さまで延在する、
    請求項12に記載の物質移動カラム。
  14. 前記液体分流器が、液体を通すことで前記インレットボックスから前記アウトフローボックスの前記1つへと流すことができる、前記出口堰の開口部と、前記出口堰の前記開口部を通る前記液体の体積流を制御するように移動可能である、調整可能な制限器プレートと、を含む、請求項12に記載の物質移動カラム。
  15. 前記アウトフローボックスに、前記液体の体積流を通過させるための出口を含む、請求項12に記載の物質移動カラム。
  16. 物質移動カラムであって、
    シェルと、
    前記シェルによって画定された開放内部領域と、
    前記開放内部領域内に位置決めされた請求項1に記載の物質移動アセンブリと、を備え、
    前記液体分流器が前記第1の構成にあるときに、前記第1のサブ領域への前記液体の体積流が、前記第2のサブ領域への液体の体積流以下であり、
    前記液体分流器が前記第2の構成にあるときに、前記第1のサブ領域への前記液体の体積流が、前記第2のサブ領域への前記液体の体積流よりも大きく、
    前記液体分流器は、それを通して前記液体の体積分離が前記第1及び第2のサブ領域にそれぞれ供給される第1及び第2の導管と、前記第1の導管内の液体流に開放される断面積を変化させるための可動弁と、前記弁の運動を制御するための、前記弁と関連付けられたアクチュエータと、前記アクチュエータを前記弁と連結しているリンケージと、を備え、
    前記液体分流器が前記第1の構成にあるときに、液体流に開放される前記断面積が、前記液体分流器が前記第2の構成にあるときに流れに開放される前記断面積よりも小さい、
    質移動カラム。
  17. 前記分割壁の別の1つを含み、前記分割壁が、水平方向に離間され、かつ互いに並列となるように位置設定されている、請求項12に記載の物質移動カラム。
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