JP7211067B2 - データ管理装置及びデータ管理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、データ管理装置及びデータ管理プログラムに関する。
特許文献1には、会議を記録して後日会議の内容を表示する際、記録に基づく会議の内容がユーザーに見易く表示されるようにすることを課題とし、資料の文書および画像並びに会議参加者の音声および画像の少なくとも何れかを会議情報オブジェクトとして記憶する記憶装置と、記憶された会議情報オブジェクトのうち文書および画像の少なくとも何れかを表示する表示装置を含み、会議の期間を複数の時間帯に分割した各時間帯と会議情報オブジェクトとを関連付けて記憶装置に記憶させる記憶処理部と、記憶された会議情報オブジェクトに基づいて会議の各時間帯における盛上りの度合いを算出する算出処理部と、記憶された会議情報オブジェクトを、各時間帯における盛上り度合いに応じた集約の度合いでかつ時系列の配置で表示装置に表示する表示処理部とを備える会議情報表示システムが開示されている。
特開2018-73237号公報
文書等のデータを共有するために、複数人がアクセス可能なフォルダーが利用されている。フォルダーは、サブフォルダーを用いて階層化されて管理される。ユーザーは、データを探すために、フォルダーの階層を理解する必要がある。例えば、この階層が複雑化すると、所望のデータに到達するまでに辿るべき階層数が多くなり、ユーザーがデータを探すのが困難になる。
一方、地図等の地域ごとに位置関係を示した図は、その位置関係を視覚的に把握しやすく、その情報を対応付けることによって、位置関係から、対象物を見つけやすく、位置関係をきっかけに対象物を探しやすくなる。
本発明は、地域ごとに示された位置関係をきっかけにデータを探すことができるデータ管理装置及びデータ管理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。なお、以下の「請求項」とあるのは、出願当初の請求項である。
請求項1の発明は、位置関係を示し、地域ごとに区分されている図を画面上に表示させるよう制御する第1表示制御手段と、前記図上の地域へ、データを表象した画像を表示させる指示を、前記地域ごとに受け付ける受付手段と、前記画像を前記地域上に表示させるよう制御する第2表示制御手段と、を備えたデータ管理装置である。
請求項2の発明は、前記図内で、指定した地域の範囲内でさらに、前記画像を表示させる位置を指定することができる、請求項1に記載のデータ管理装置である。
請求項3の発明は、指定した地域以外へは、前記画像を表示させる位置として指定することができないようにする、請求項2に記載のデータ管理装置である。
請求項4の発明は、前記受付手段は、前記図上の一部分での目印を表示させる指示を受け付け、前記目印が作成された場合、前記図を共有しているユーザーに該目印の作成を通知する通知手段をさらに備えた請求項1に記載のデータ管理装置である。
請求項5の発明は、前記目印付近に配置させるデータの種類を定めた規則が設定されており、前記第2表示制御手段は、該規則にしたがって、前記画像の表示を制御する、請求項4に記載のデータ管理装置である。
請求項6の発明は、前記通知手段は、前記目印付近にデータが配置された場合に、前記ユーザーに通知する、請求項4に記載のデータ管理装置である。
請求項7の発明は、前記第2表示制御手段は、前記データの容量、重要度、バージョンアップのいずれか1つ以上に応じて、前記画像を変化させる、請求項1に記載のデータ管理装置である。
請求項8の発明は、前記第2表示制御手段は、ユーザーがデータを閲覧した順序を前記図上に表示する、請求項1に記載のデータ管理装置である。
請求項9の発明は、前記第2表示制御手段は、前記閲覧した順序を記号で表示する、請求項8に記載のデータ管理装置である。
請求項10の発明は、前記受付手段は、前記図の拡大又は縮小に応じて、新たに配置する画像の位置を制限する、請求項1に記載のデータ管理装置である。
請求項11の発明は、コンピュータを、位置関係を示し、地域ごとに区分されている図を画面上に表示させるよう制御する第1表示制御手段と、前記図上の地域へ、データを表象した画像を表示させる指示を、前記地域ごとに受け付ける受付手段と、前記画像を前記地域上に表示させるよう制御する第2表示制御手段として機能させるためのデータ管理プログラムである。
請求項1のデータ管理装置によれば、地域ごとに示された位置関係をきっかけにデータを探すことができる。
請求項2のデータ管理装置によれば、データを配置する位置を、指定した地域の範囲内に限定することができることができる。
請求項3のデータ管理装置によれば、データを配置する位置として、指定した地域以外には指定できないようにすることができる。
請求項4のデータ管理装置によれば、目印が作成されたことを他のユーザーに通知することができる。
請求項5のデータ管理装置によれば、目印付近に配置させるデータの種類を限定することができる。
請求項6のデータ管理装置によれば、目印付近にデータが配置されたことを、ユーザーに通知することができる。
請求項7のデータ管理装置によれば、画像によって、データの容量、重要度、バージョンアップのいずれか1つ以上を知ることができるようになる。
請求項8のデータ管理装置によれば、データが閲覧された順序を知ることができるようになる。
請求項9のデータ管理装置によれば、記号によって、データが閲覧された順序を知ることができるようになる。
請求項10のデータ管理装置によれば、図を拡大又は縮小することによって、新たに配置する画像の位置を制限することができる。
請求項11のデータ管理プログラムによれば、地域ごとに示された位置関係をきっかけにデータを探すことができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 地図管理テーブル、配置可能・不可領域管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 文書管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 ランドマーク管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 階層ランドマーク管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 ログ管理テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係、ログイン等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスクドライブ、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、複数人で共有されるデータを表象した画像を表示させる機能を有しており、図1の例に示すように、指示受付モジュール105、位置関係図記憶モジュール110、共有データ記憶モジュール115、データ管理モジュール120、表示制御モジュール125を有している。例えば、大量の文書を扱う文書共有装置におけるユーザーインタフェースに用いてもよい。
一般的に、文書共有装置において、ユーザーが参照したい文書を見つけやすくするために、フォルダー(又はディレクトリ)と呼ばれるオブジェクトが利用されてきた。このフォルダーには文書やサブフォルダーを登録することができる。フォルダーによるアイコンで子フォルダー又は文書をグルーピングして階層を平面上で見せるツリー階層表示により、ユーザーインタフェース上でたどることにより、ユーザーは所望の文書を探していた。
管理する文書数が多くなるとフォルダー階層も複雑になる。そして、所望の文書に到達するまでにたどるべき階層数が多くなり、文書がどこにあるのかがわかりにくくなってしまい、ユーザーが所望の文書を探すのが困難になってしまう。
指示受付モジュール105は、表示制御モジュール125の位置関係図表示制御モジュール130、共有データ表示制御モジュール135と接続されている。指示受付モジュール105は、位置関係を示す図上の一部分へ、データ(「共有されるデータ」であってもよいし、ユーザー個人のデータであってもよい)を表象した画像を表示させる指示を受け付ける。なお、この「図」は、位置関係を示し、地域ごとに区分けされていてもよい。そして、指示受付モジュール105は、図上の地域へ、データを表象した画像を表示させる指示をその地域ごとに受け付ける。
ここで「位置関係を示す図」として、複数人がアクセスできるものであって(具体的には、その複数人のユーザー端末で表示可能であって)、複数人が位置関係に関して共通認識としてもっているものを図式化したものである。例えば、地図、路線図、フロアマップ、間取り図等がある。これらは、実際の地図等であってもよいし、仮想空間(空想上、ゲーム等)における地図等であってもよい。なお、ここでの共通認識として、既に知られている地図等としてもよいし、具体的に内容が知られているものではないが、地図等における常識(例えば、海上では建物を建てられない等)が共有化されていればよい。また、図は平面図であってもよいし、立体図であってもよい。なお、「位置関係を示す図」には、ツリー構成図のようなデータ構成図は含まない。
「図上の一部分」として、図内の位置を示すものであって、座標で表すことのできる点であってもよいし、面積を有する領域であってもよい。
データは、テキストデータ、数値データ、図形データ、画像データ、動画データ、音声データ等、又はこれらの組み合わせであり、記憶、編集及び検索等の対象となり、システム又は利用者間で個別の単位として交換できるものをいい、これらに類似するものを含む。例えば、文書(ファイルとも言われる)等が該当する。具体的には、文書は、文書作成プログラム(いわゆるワープロソフト)によって作成された文書、画像読取装置(スキャナー等)で読み込まれた画像、Webページ等を含む。以下、データの例示として文書を用いて説明する。
「共有されるデータ」として、2人以上のユーザーによって共有されるデータであればよい。また、その共有するユーザーは、同じ図(地図等)を閲覧可能である。したがって、その図上では、同じ位置に同じデータが配置されていることになる。
「データを表象した画像」として、そのデータを示す画像であればよく、例えば、データの縮小画像(サムネイル画像)、アイコン等がある。以下、「データを表象した画像」としてアイコンを例示して説明する。
また「指示の受け付け」として、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、音声、視線、ジェスチャ等を用いたユーザーの操作による指示を受け付ける。また、この指示は通信回線を介して受け付けるようにしてもよい。
指示受付モジュール105は、「図内で、画像を表示させる位置を指定すること」を受け付ける。この図内には、指定した地域の範囲内と指定した地域以外の2種類がある。
つまり、指示受付モジュール105は、「図内で、指定した地域の範囲内でさらに、画像を表示させる位置を指定すること」又は「図内で、指定した地域以外に、画像を表示させる位置を指定すること」を受け付けることとなる。
ここで「指定した地域の範囲」として、例えば、図として地図を用いた場合、陸地の部分が該当する。この場合、陸地上にデータを配置させることになる。
そして「指定した地域以外」として、例えば、図として地図を用いた場合、海、川等が該当する。この場合、後述するように、海、川等の地域に、データを配置することはできないとして取り扱われる。
また、指示受付モジュール105は、図上の一部分での目印を表示させる指示を受け付けてもよい。
ここで「目印」とは、マーク、ランドマークともいわれ、図上でデータを表示させる位置の印(目安)である。
また、指示受付モジュール105は、図の拡大又は縮小に応じて、新たに配置する画像の位置を制限するようにしてもよい。例えば、画像間に隙間がない場合(図上に既に複数の画像が密集して配置されている場合)は、その画像間に新たな画像を追加することはできないが、図を拡大した場合は、その画像間に隙間ができるので、新たな画像の追加を許すようにしてもよい。逆に、縮小したことによって、画像間に隙間がなくなる場合は、その画像間に新たな画像を配置することを許さないようにしてもよい。
位置関係図記憶モジュール110は、表示制御モジュール125の位置関係図表示制御モジュール130と接続されている。位置関係図記憶モジュール110は、図に関する情報を記憶している。例えば、図の形状、その図において画像を表示できる領域、その図において画像を表示できない領域等を管理している。具体的には、図7を用いて後述する。
共有データ記憶モジュール115は、データ管理モジュール120と接続されている。共有データ記憶モジュール115は、データが格納されているURL等の場所(又は、データそのものであってもよい)、データを表象した画像、図上の位置、データ閲覧のログ等を管理している。具体的には、図16、図31を用いて後述する。
データ管理モジュール120は、共有データ記憶モジュール115、表示制御モジュール125の共有データ表示制御モジュール135と接続されている。データ管理モジュール120は、共有データ記憶モジュール115内のデータを管理する。例えば、ユーザーの操作によって指定された配置位置を共有データ記憶モジュール115に記憶させ、閲覧指示の対象となったデータを読み出し、共有データ表示制御モジュール135に渡す。
表示制御モジュール125は、位置関係図表示制御モジュール130、共有データ表示制御モジュール135、通知モジュール140を有している。表示制御モジュール125は、図の作成、図上での画像の配置、データの閲覧等の処理を行う。なお、表示装置は情報処理装置100に備え付けられているものであってもよいし、通信回線を介して接続されたユーザー端末の表示装置であってもよい。
位置関係図表示制御モジュール130は、指示受付モジュール105、位置関係図記憶モジュール110と接続されている。位置関係図表示制御モジュール130は、位置関係を示し、地域ごとに区分されている図を画面上に表示させるよう制御する。
共有データ表示制御モジュール135は、指示受付モジュール105、データ管理モジュール120と接続されている。共有データ表示制御モジュール135は、画像を図上の地域(図内の一部分)上に表示させるよう制御する。
指示受付モジュール105が「図内で、指定した地域の範囲内でさらに、画像を表示させる位置を指定すること」を受け付けた場合には、共有データ表示制御モジュール135は、指定した地域の範囲内で、指定された位置に画像を表示することができる。前述の例のように、図として地図を用いた場合、陸地の部分にデータを配置することに該当する。
そして、共有データ表示制御モジュール135は、指定した地域以外へは、画像を表示させる位置として指定することができないようにする。つまり、指示受付モジュール105が「図内で、指定した地域の範囲以外で、画像を表示させる位置を指定すること」を受け付けた場合には、共有データ表示制御モジュール135は、指定された位置に画像を表示させないようにすることができる。
ここで「指定した地域以外」として、例えば、図として地図を用いた場合、陸地以外の部分である海、川等が該当する。この場合、海、川等の地域に、データを配置することはできない。
また、共有データ表示制御モジュール135は、指示受付モジュール105が目印を表示させる指示を受け付けた場合、図上の一部分での目印を表示させる。
そして、目印付近に配置させるデータの種類を定めた規則が設定されており、共有データ表示制御モジュール135は、その規則にしたがって、画像の表示を制御する。
ここで「規則」として、例えば、目印とデータの種類を対応させたテーブルを用意しておき、その目印付近に配置されるデータの種類を抽出し、その種類がテーブル内の種類に合致している場合は配置を許可し、合致しない場合は、配置できない旨のメッセージ等を表示し、そのデータの配置を不許可とすればよい。
また、共有データ表示制御モジュール135は、データの容量、重要度、バージョンアップのいずれか1つ以上に応じて、画像を変化させるようにしてもよい。
ここで「画像を変化させる」とは、データと画像表示を連携させるものであり、例えば、データの容量が増えると、画像がビルである場合、そのビルの階数を高くすること、画像が山である場合、その山の標高を高くすること等が該当する。
また「データの容量」として、文書である場合は、ページ数を含めてもよい。
また、共有データ表示制御モジュール135は、ユーザーがデータを閲覧した順序を図上に表示するようにしてもよい。
例えば、共有データ表示制御モジュール135は、閲覧した順序を記号で表示するようにしてもよい。
ここで「記号」(表象図ともいう)として、例えば、足跡記号等がある。足跡を順に辿ることによって、閲覧した順序にデータを辿ることができる。
通知モジュール140は、目印が作成された場合、図を共有しているユーザーにその目印の作成を通知する。
また、通知モジュール140は、目印付近にデータが配置された場合に、ユーザーに通知するようにしてもよい。
また、通知モジュール140は、図が閲覧された場合に、ユーザーに通知するようにしてもよい。ここで「図が閲覧された場合」として、図を用いたデータ格納を行うアプリケーションを開いた場合が該当する。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
情報処理装置100A、情報処理装置100B、ユーザー端末210A、ユーザー端末210B、ユーザー端末210C、ユーザー端末210D、データ管理装置250は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100、データ管理装置250による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
データ管理装置250は、位置関係図記憶モジュール110B、共有データ記憶モジュール115Bを有している。
例えば、ユーザー端末210A、ユーザー端末210Bは同じグループに属しており、情報処理装置100Aを用いて文書を共有している。ユーザー端末210C、ユーザー端末210Dは同じグループに属しており、情報処理装置100Bを用いて文書を共有している。そして、同じグループで用いられる図として、例えば、そのグループ員が位置関係に関して共通して認識している地図等が採用される。
情報処理装置100Bは、情報処理装置100の共有データ記憶モジュール115、データ管理モジュール120、表示制御モジュール125を有している(つまり、位置関係図記憶モジュール110、共有データ記憶モジュール115を有していない)装置であり、位置関係図記憶モジュール110、共有データ記憶モジュール115として、データ管理装置250の位置関係図記憶モジュール110B、共有データ記憶モジュール115Bを、通信回線290を介して用いるようにしている。また、データ管理装置250は、複数の情報処理装置100に対して、位置関係図記憶モジュール110、共有データ記憶モジュール115の機能を有しているようにしてもよい。その場合、その複数の情報処理装置100で、共通の図、データを取り扱う場合に用いられる。
共通の文書が多くなったとしても、地図等のグループ員が共通して認識している図の上に、その文書が配置されているので、ユーザーが所望する文書にダイレクトにアクセスすることができるようになる。つまり、地図のように視覚的な特徴と関連付けて記憶するのに適した図中に文書を配置する。そして、文書を閲覧する際は、地図上をスワイプ(マルチタッチインターフェースにおける操作のうち、画面に触れた状態で指を滑らせる操作)して文書を探すようにすればよい。また、文書を地図上で他の場所に移動した場合は、移動前の場所に移動先の情報を残す。
図3は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。処理の概要を示すものである。
ステップS302では、まず、グループ内のユーザー(例えばリーダー等)の操作にしたがって、地図(図の一例)を作成する。
ステップS304では、グループ内のユーザーの操作にしたがって、その地図上に文書(データの一例)を登録する。つまり、その文書のアイコン(データを表象した画像の一例)を地図上に配置する。
ステップS306では、グループ内のユーザーの操作にしたがって、その文書を移動する。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図3の例に示したフローチャート内のステップS302の処理例を示すものである。
ステップS402では、地図は作成されているか否かを判断し、作成されている場合はステップS404へ進み、それ以外の場合はステップS408へ進む。
ステップS404では、表示されている地図に文書は登録されているか否かを判断し、登録されている場合はステップS406へ進み、それ以外の場合はステップS410へ進む。
ステップS406では、地図作成、文書登録、移動のメニューを表示する。
ステップS408では、地図作成のメニューを表示する。
ステップS410では、地図作成、文書登録のメニューを表示する。
図5は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS502では、ユーザーのメニュー選択を判断し、「地図作成」の場合はステップS504へ進み、「文書登録」の場合はステップS516へ進み、「移動」の場合はステップS522へ進む。
ステップS504では、地図の作成方法を判断し、「テンプレート選択」の場合はステップS506へ進み、「ランダム作成」の場合はステップS510へ進み、「フリーハンド作成」の場合はステップS512へ進む。位置関係図表示制御モジュール130は、ユーザーが地図作成を選択したら、表示装置に、どのような手段で地図(境界)を作成するかを選択させるためのUI(User Interface、具体的には、ダイアログ等)を表示する。
ステップS506では、テンプレートを表示する。予め用意された型としての地図を複数表示する。
例えば、地図のテンプレートを列挙表示するのに、その操作者が所属しているグループ又はその地図を作成しようとしているグループの構成員の住所又は居所に基づいて、地図を選択するようにしてもよい。例えば、構成員の住所を含む地図を選択してもよいし、構成員の住所から通勤先までの経路の地図(例えば、路線図)を選択してもよいし、構成員の勤務先の住所を含む地図、勤務先が1つである場合は、勤務先の最寄り駅から勤務先までの経路の地図を選択してもよい。構成員がなじみのある地図を用いることによって、文書を記憶しやすくすることができる。
ステップS508では、ステップS506で表示されたテンプレートの中から、ユーザーが所望するテンプレートを選択する。
ステップS510では、地図をランダムに作成する。ランダムの場合は、既存の地図作成ツール等で使われるアルゴリズムを利用して、情報処理装置100内でランダムな地図を作成し、ユーザーに提示する。
ステップS512では、ユーザーの操作に応じて地図を作成する。フリーハンドの場合は、ユーザーが地図を作成するために必要なUIパーツ(ペン等)を提供する。ユーザーはこれを用いて、囲まれた境界(地図)を作成する。
ステップS514では、地図を配置する。全体の地図の一部分である場合は、その作成された地図を画面上に配置し、さらに、ステップS504(又は、前回に選択した方法であるステップS506、ステップS510、ステップS512のいずれか)に戻り、他の部分の地図を作成する。具体的には、OKボタン等によりユーザーが地図を決定したら、その地図を、ユーザーのドラッグ&ドロップ操作などにより、表示装置(画面)上の地図が存在しない場所に配置させる。
なお、地図(全体又は一部の地図)には最大面積があってもよい。すなわち、ある地図に配置可能な文書数及び1文書当たりの面積を予め定めておき、「配置可能文書数×1文書当たりの面積」の範囲に収まる面積の地図のみを作成できるようにしてもよい。
また、作成された地図の名前や座標情報を位置関係図記憶モジュール110に記憶させ、後に位置関係図表示制御モジュール130が参照できるようにしてもよい。
また、地図上には、文書を配置可能な領域と文書を配置できない領域を設定してもよい。例えば、ユーザーの操作に応じて設定してもよいし、予め定められた領域(例えば、陸地等)を「文書を配置可能な領域」とし、それ以外の領域(例えば、川、海等)を「文書を配置できない領域」としてもよい。
ステップS516では、ユーザーの操作に応じて地図上の位置を指定する。ステップS516の詳細な処理については、図6の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS518では、文書を指定する。
ステップS520では、地図上に文書を配置する。
ステップS522では、地図上の文書を選択する。
ステップS524では、ユーザーの操作に応じて地図上の位置を指定する。ステップS524の詳細な処理については、図6の例に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS526では、指定された位置に文書を移動する。
図6は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS602では、ユーザーの操作によって指定された位置を受け付ける。
ステップS604では、指定された位置は文書配置が可能(例えば、地図内の陸地)であるか否かを判断し、可能の場合は処理を終了し(ステップS699)、それ以外の場合はステップS606へ進む。
ステップS606では、指定された位置は文書配置ができない旨を提示し、ステップS602へ戻る。
図7は、地図管理テーブル700、配置可能・不可領域管理テーブル750のデータ構造例を示す説明図である。地図作成(ステップS504~S514)の結果で、地図管理テーブル700、配置可能・不可領域管理テーブル750を作成し、位置関係図記憶モジュール110に記憶させる。
図7(a)は、地図管理テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。
地図管理テーブル700は、地図ID欄705、作成者欄710、利用グループ欄715、作成日時欄720、地図内容欄725を有している。地図ID欄705は、本実施の形態において、地図を一意に識別するための情報(地図ID:IDentification)を記憶している。作成者欄710は、その地図の作成者(例えば、ユーザーID)を記憶している。利用グループ欄715は、その地図を利用するグループ(例えば、グループID)を記憶している。作成日時欄720は、その地図の作成日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。地図内容欄725は、その地図の内容を記憶している。例えば、地図の内容を示すデータとして、ビットマップ画像(bmp、gif、jpg等)、地図の境界線を示すベクトルデータ等がある。
図7(b)は、配置可能・不可領域管理テーブル750のデータ構造例を示す説明図である。
配置可能・不可領域管理テーブル750は、地図ID欄755、文書配置可能領域欄760、文書配置不可能領域欄770を有しており、文書配置可能領域欄760は(X1,Y1)欄762、(X2,Y2)欄764を有しており、文書配置不可能領域欄770は(X3,Y3)欄772、(X4,Y4)欄774を有している。地図ID欄755は、地図IDを記憶している。文書配置可能領域欄760は、その地図における文書配置可能領域を記憶している。(X1,Y1)欄762は、座標(X1,Y1)を記憶している。(X2,Y2)欄764は、座標(X2,Y2)を記憶している。文書配置不可能領域欄770は、その地図における文書配置不可能領域を記憶している。(X3,Y3)欄772は、座標(X3,Y3)を記憶している。(X4,Y4)欄774は、座標(X4,Y4)を記憶している。例えば、(X1,Y1)欄762、(X3,Y3)欄772は、矩形領域の左上座標を示しており、(X2,Y2)欄764、(X4,Y4)欄774は、矩形領域の右下座標を示している。
図8~図11は、地図を作成する処理例を示すものである。
図8は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
ユーザー端末800は、画面810を有している。例えば、画面810には、メッセージ/アラート表示領域820、地図/文書表示領域830、メニュー領域840を表示し、メニュー領域840には、地図作成ボタン842、文書登録ボタン844を表示する。
情報処理装置100のユーザーがログインすると、位置関係図表示制御モジュール130は、位置関係図記憶モジュール110に記憶されている既存の地図、文書の座標情報、名前情報等にしたがって、ユーザー端末800上に地図として表示する。表示形態としては、2Dでもよいし、3Dでもよい。
位置関係図表示制御モジュール130は、画面810上に、地図作成のきっかけとなるUIパーツ(地図作成ボタン842)を表示する。UIパーツはボタンやコンテキストメニューなどが一般的だが、これに限られない。
図9は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図5の例に示したフローチャートにおけるステップS504における表示例を示すものである。
地図作成ボタン842がユーザーによって押下操作910された場合、メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「どの方法で領域を作成しますか?」と表示し、地図/文書表示領域830には、地図作成方法選択メニュー920を表示する。地図作成方法選択メニュー920では、「テンプレート選択」(ステップS506)、「ランダム」(ステップS510)、「フリーハンド」(ステップS512)のいずれかを選択できるようにしている。この例では、「テンプレート選択」が選択されている。
図10は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
地図が完成すると、図10の例に示すように、メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「この地図でよいですか?」と表示し、地図/文書表示領域830には、作成された地図(領域)1010、OKボタン1020、キャンセルボタン1030を表示する。OKボタン1020が選択された場合は、作成された地図(領域)1010を位置関係図記憶モジュール110に記憶させる。キャンセルボタン1030が選択された場合は、作成された地図(領域)1010を破棄して(又は修正対象として)、ステップS504以降の処理を繰り返す。
例えば、「テンプレート選択」の場合、テンプレートの中からユーザーが所望の地図を選択し、OKボタン1020を押す。キャンセルボタン1030が押されると、次のテンプレートの地図を表示する。
図11は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図10で完成した地図(一部分)を、ユーザーの操作にしたがって、全体の地図(ここでは、地図/文書表示領域830(いわゆる白地図)に配置する。メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「配置する場所を選択してください。」と表示し、地図/文書表示領域830には、地図(領域)1110、OKボタン1120、キャンセルボタン1130を表示する。
例えば、未だに地図が配置されていない領域に、地図(領域)1110を配置する。この時点で、OKボタン1120が押されると、地図(領域)1110の配置が完了する。
図12、図13は、文書を配置する処理例を示すものである。
図12は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
共有データ表示制御モジュール135は、画面810上に、文書配置のきっかけとなるUIパーツ(文書登録ボタン844)を表示する。UIパーツはボタンやコンテキストメニューなどが一般的だが、これに限られない。
文書登録ボタン844がユーザーによって押下操作1210された場合、メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「文書を配置する場所を選択してください。」と表示する。
そして、ユーザーによって地図上の選択された場合には、地図/文書表示領域830にピン1230のピン表示処理1220を行う。また、文書登録ボタン844が押下操作1210されたならば、地図に文書を配置するためのUI(例えば、ダイアログ等)を表示するようにしてもよい。
具体的には、ユーザーの操作にしたがって、地図をスワイプによって移動し、所望の大きさまで拡大する。そして、文書登録ボタン844が押下操作1210されると、ユーザーの操作によって配置する場所が選択(タップ)され、その場所にピン1230を表示する。
図13は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「文書を配置する場所を選択してください。」と表示する。
地図/文書表示領域830には、文書のリストである文書選択ダイアログ1310を表示し(また、文書名をユーザーに入力させてもよい)、文書選択ダイアログ1310内の選択された文書アイコン1320を、ピン1230の位置に表示する。
図13の例では、文書アイコン1320として、図12の例に示したピン1230の位置に、メディアタイプのアイコンと文書名を表示している。
なお、コンテントのサイズを示すものであってもよい。
図14、図15は、文書を移動する処理例を示すものである。
図14は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
メニュー領域840には、地図作成ボタン842、文書登録ボタン844、移動ボタン1446を表示する。
移動ボタン1446がユーザーによって押下操作1410された場合、メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「「移動先を選択してください。」と表示する。
そして、地図/文書表示領域830内の文書アイコン1320がユーザーによって押下操作1420された後に、押下操作1430された場合、その位置に移動先ピン1440を表示する。そして、文書アイコン1320を移動先ピン1440の位置に表示する。
図15は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。共有データ表示制御モジュール135は、いったん配置された文書を別の場所に移動した後に、移動前の文書があった場所をユーザーが選択したら、以前その場所に存在した文書名を表示し、ユーザーが文書名を選択したら、その文書がどこに移動したのかを矢印などによって表示してもよい。なお、文書の移動が行われた場合には、移動元の場所には移動元アイコン(マーク)1510を表示する。
具体的には、文書アイコン1320が図14の例で示した移動先ピン1440の位置へ移動した後、移動元アイコン(マーク)1510がユーザーによって選択された場合、文書名表示領域1560を表示する。そして、文書名表示領域1560がユーザーによって押下操作1550された場合、移動元アイコン(マーク)1510から文書アイコン1320に移動したことを示す移動矢印1520を表示する。
共有データ表示制御モジュール135は、ユーザーが文書を配置する場所を選び、文書名やコンテンツを指定すると、文書の名前や座標やコンテンツ情報を共有データ記憶モジュール115に記憶させる。例えば、文書管理テーブル1600を記憶させる。図16は、文書管理テーブル1600のデータ構造例を示す説明図である。文書管理テーブル1600は、地図ID欄1605、文書ID欄1610、文書格納場所(URL)欄1615、地図上配置位置欄1620、文書名欄1625、文書アイコン欄1630を有しており、地図上配置位置欄1620は、X欄1622、Y欄1624を有している。地図ID欄1605は、地図IDを記憶している。文書ID欄1610は、本実施の形態において、文書を一意に識別するための情報(文書ID)を記憶している。文書格納場所(URL)欄1615は、文書格納場所(URL)を記憶している。地図上配置位置欄1620は、その地図上におけるその文書の配置位置を記憶している。X欄1622は、配置位置におけるX座標を記憶している。Y欄1624は、配置位置におけるY座標を記憶している。文書名欄1625は、その文書の文書名を記憶している。文書アイコン欄1630は、その文書のアイコンを記憶している。
文書を配置可能な場所は、まだ文書が配置されていない場所に限ってもよいし、すでに配置されている文書と同じ場所であってもよい。この場合(同じ場所に移動した場合)は、文書のバージョン追加やコンテンツの差し替えとみなすようにしてもよい。
また、文書の配置時に、文書ごとにアクセス権を設定できてもよい。
文書を配置したい場所がすでに埋まっている場合は、地図を拡大して隙間を作成して文書を配置してもよい。
位置関係図表示制御モジュール130、共有データ表示制御モジュール135は、位置関係図記憶モジュール110、共有データ記憶モジュール115により記憶されている地図、文書を、地図/文書表示領域830に表示(再描画)する。
文書の表示方法として、サムネイルや文書名やメディアタイプ画像や重要度ごとに色分け表示するようにしてもよい。
図の移動方法としてスワイプやタッチした場所を新たな中心とする、などがあるが、これに限らない。図の拡大縮小方法としてピンチイン・ピンチアウトが考えられるが、これに限らない。
ある程度拡大したら、別の表示形態に変更してもよい。例えば、最初は文書を2Dの地図上にアイコンで表示するが、拡大したら文書を3Dのビルで表現しバージョンを表示してもよい。
また、最初は従来のようにツリー階層で表示するが、階層が深くなった場合は、地図表示に切り替えてもよい。
文書にアクセス権が設定されている場合は、読み取りのアクセス権がない文書は表示しないようにしてもよい。
図17~図28の例を用いて、ランドマーク処理について説明する。
各ユーザーが自由に文書を地図上に配置できるため、特定の基準でまとめられる文書群(例えば、ある週のグループ員の週報)であってもばらばらの場所に配置されてしまい、関連する文書を見つけにくくなってしまう。
そこで、本実施の形態では、ランドマークを用いて、(ランドマークを用いない場合に比べて)関連する文書を見つけやすくしている。
地図上にランドマークと呼ばれるマークを設置し、文書登録時の起点とする。例えば、そのランドマーク付近にのみ文書を配置できるようにしてもよい。これによって、ユーザーは、ランドマークの周辺を探すことにより、関連する文書を容易に見つけられるようになる。
図17は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS1702では、受け付けたユーザーの操作は、ランドマーク作成の操作であるか否かを判断し、ランドマーク作成の操作の場合はステップS1704へ進み、それ以外の場合はランドマーク作成の操作があるまで待機する。
ステップS1704では、ユーザーの操作にしたがって、ランドマークの配置位置の指定を受け付ける。
ステップS1706では、ユーザーの操作にしたがって、ランドマークに関わる情報を受け付ける。
ステップS1708では、ランドマークを生成する。例えば、ランドマーク管理テーブル1800を生成する。
ステップS1710では、そのランドマークを使用できるグループを抽出する。
ステップS1712では、そのグループの構成員にランドマークが生成されたことを通知する。例えば、グループIDとユーザーIDが対応付けられたテーブルを予め用意しておき、そのテーブルを用いて、グループから通知先であるユーザーを抽出すればよい。
図18は、ランドマーク管理テーブル1800のデータ構造例を示す説明図である。ランドマーク管理テーブル1800は、共有データ記憶モジュール115に記憶させる。ランドマーク管理テーブル1800は、ランドマークID欄1805、ランドマーク情報欄1810を有しており、ランドマーク情報欄1810は、名称欄1812、位置欄1814、形状欄1816、アイコン欄1818、色欄1820、大きさ欄1822、作成者欄1824、登録可能グループ欄1826、配置可能文書欄1828を有している。ランドマークID欄1805は、本実施の形態において、ランドマークを一意に識別するための情報(ランドマークID)を記憶している。ランドマーク情報欄1810は、ランドマーク情報(名称欄1812~配置可能文書欄1828)を記憶している。名称欄1812は、そのランドマークの名称を記憶している。位置欄1814は、そのランドマークの配置された位置を記憶している。形状欄1816は、そのランドマークの形状(円、楕円、矩形、多角形等)を記憶している。アイコン欄1818は、そのランドマークのアイコンを記憶している。色欄1820は、そのランドマークの色を記憶している。大きさ欄1822は、そのランドマークの大きさを記憶している。作成者欄1824は、そのランドマークの作成者を記憶している。登録可能グループ欄1826は、そのランドマークの付近に文書を配置できるグループを記憶している。配置可能文書欄1828は、そのランドマークの付近に配置可能な文書の種類を記憶している。そのランドマークの付近に配置可能な文書の種類として、例えば、文書名に「週報」と記載されている文書、作成者が予め定められたユーザーであること、作成日時が予め定められた期間内であること等がある。
また、ランドマークには、親子関係を有していてもよい。図19は、階層ランドマーク管理テーブル1900のデータ構造例を示す説明図である。階層ランドマーク管理テーブル1900は、ランドマークID欄1905、親ランドマークID欄1910、子ランドマークID欄1915を有している。ランドマークID欄1905は、ランドマークIDを記憶している。親ランドマークID欄1910は、そのランドマークの親であるランドマークIDを記憶している。子ランドマークID欄1915は、そのランドマークの子であるランドマークIDを記憶している。
図20は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。文書を、ランドマークがある地図上に配置する場合の処理例を示すものである。
ステップS2002では、ランドマークがあるか否かを判断し、ある場合はステップS2004へ進み、それ以外の場合はステップS2010へ進む。
ステップS2004では、登録する文書の特徴を抽出する。抽出する特徴として、例えば、文書名、作成者、作成日時、データ量等がある。
ステップS2006では、その文書を配置すべきランドマークはあるか否かを判断し、ある場合はステップS2008へ進み、それ以外の場合はステップS2010へ進む。
ステップS2008では、推奨すべきランドマークを提示する。
ステップS2010では、ユーザーの登録指示にしたがって、文書を配置する。ステップS2010では、図5の例に示したフローチャートのステップS516以降の処理と同等の処理を行う。
図21は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2102では、ランドマーク付近に文書は配置されたか否かを判断し、配置された場合はステップS2104へ進み、それ以外の場合は配置されるまで待機する。
ステップS2104では、その地図を使用できるグループを抽出する。図7の例に示した地図管理テーブル700の利用グループ欄715を用いればよい。
ステップS2106では、そのランドマークを使用できるグループを抽出する。図18の例に示したランドマーク管理テーブル1800の登録可能グループ欄1826を用いればよい。
ステップS2108では、ステップS2106で、そのランドマークを使用できるグループを抽出できたか否かを判断し、抽出できた場合はステップS2110へ進み、それ以外の場合はステップS2112へ進む。
ステップS2110では、そのグループの構成員にランドマーク付近に文書が配置されたことを通知する。
ステップS2112では、ステップS2104で抽出されたグループの構成員にランドマーク付近に文書が配置されたことを通知する。
図22は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
共有データ表示制御モジュール135は、画面810上に、ランドマーク作成のきっかけとなるUIパーツ(ランドマーク作成ボタン2248)を表示する。UIパーツはボタンやコンテキストメニューなどが一般的だが、これに限られない。
メニュー領域840には、例えば、地図作成ボタン842、ランドマーク作成ボタン2248、文書登録ボタン844を表示する。
ランドマーク作成ボタン2248が、ユーザーによって押下操作2210された場合、メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「ランドマークを配置する場所を選択してください。」と表示する。
そして、ユーザーによってランドマークを表示する位置が指定された場合、ピン表示処理2220を行って、その場所にピン2230を表示する。
図23は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
ランドマークに関する情報を設定する処理例を説明する。
メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「ランドマーク名を入力してください。」と表示する。
地図/文書表示領域830には、ランドマーク名設定領域2310を表示し、ランドマーク名設定領域2310には、OKボタン2312、キャンセルボタン2314を表示する。
例えば、ランドマーク名設定領域2310にランドマーク名として「20170228週報」と設定される。
この他に、そのランドマーク付近に配置することができるグループ(又はユーザー)を設定できるようにしてもよい。
また、ランドマークを作成する場所、ランドマーク名の他に、ランドマークの形、アイコン、色、大きさ等を設定できるようにしてもよい。OKボタン2312がユーザーによって押下された場合、ランドマークに関する情報を共有データ記憶モジュール115に記憶させる。
ランドマークの形は円形、楕円形、四角形等でもよいし、ユーザーが自由に形を決めてもよい。
また、既にランドマークが存在する場所に重なる形でランドマークを作成してもよいし、完全に既存のランドマークに包含されるランドマーク(サブランドマーク)を作成してもよい。
さらに、既存のランドマークを選択して、そのランドマークの領域のサイズを変更できるようにしてもよい。
図24は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図22、図23の例に示す処理の後、地図上にランドマーク2410を表示する例を説明する。
メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「ランドマークを作成しました。」と表示する。
地図/文書表示領域830には、ランドマーク2410を表示する。そして、ランドマーク2410の周囲にランドマーク名「20170228週報」を表示している。
共有データ表示制御モジュール135は、共有データ記憶モジュール115に記憶された位置情報、名前、形等の情報を元に、地図上にランドマークを表示する。ランドマークの表示方法として、ランドマーク名、ランドマークの範囲の色を地の色とは変えて表示するが、これに限られない。
図25は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。ランドマークの付近に文書を配置する例を説明する。
メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「文書を登録するランドマークを指定してください。」と表示する。文書登録時にランドマークが存在する場所を選択する。具体的には、ユーザーの選択操作2510によって、ランドマーク2410が選択され、その位置にピン2520を表示する。
図26は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図25の例に示すピン2520(ランドマーク2410内)に文書アイコン2620を表示する。そして、メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「文書が登録されました。」と表示する。
図27は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。ランドマーク間に、親子関係をもたせてもよい。
例えば、ランドマーク(週報)2710は週報を配置する領域であり、ランドマーク(週報)2710の子であるサブランドマーク(20170228週報)2720はある週の週報を配置する領域であることを示している。
また、ランドマーク名については、サブランドマーク名はある程度、地図を拡大しないと見えないようにしてもよい。
図28は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。ランドマークのURLの表示例を示すものである。
ランドマーク(週報)2710がユーザーによって選択(長押しなど)操作2810された場合、文書格納場所表示領域2830を表示操作2820する。例えば、文書格納場所表示領域2830には、「名前:週報、URL:http://aaa.com/landmark-0001/」と表示する。これは、ランドマーク(週報)2710内に配置された文書(週報)が格納されるURLを示している。URLを表示するのは、他のユーザーに文書の登録場所を示すためである。つまり、このURLを他のユーザーに電子メール等で知らせ、週報を格納してもらう。週報がそのURLに格納された場合は、地図上(ランドマーク内)にその文書のアイコンを表示する。
また、共有データ表示制御モジュール135は、ユーザーがランドマークを選択してダウンロードの指示があった場合は、ランドマークに属するすべての文書をまとめてダウンロードしてもよい。
また、共有データ表示制御モジュール135は、文書を配置する際に、その文書が属するランドマークを追加で入力できるようにしてもよい。もちろんのことながら、ランドマークの指定は必須でも任意でもよい。
図29は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS2902では、文書の特徴(容量、重要度、バージョンアップ(版))を抽出する。
ステップS2904では、その特徴にしたがって、地図上に表示する文書アイコンを変化させる。例えば、1つの文書に2つのバージョンができたときに、文書アイコンがある位置に建物(例えば、ビル等)を表示し、その建物の各階に文書(1階に初版の文書、2階に2版の文書等)を配置するようにしてもよい。そして、その文書の版が重なる毎に、地図上では建物の高さを高くするようにしてもよい。また、文書の容量に応じて、文書アイコンの大きさを変化させてもよい。例えば、文書の容量が大きくなると、文書アイコンの大きさも大きくなるようにしてもよい。また、重要度に応じて、文書アイコンの色を変化させてもよい。例えば、重度が高くなると、赤色を濃くするようにしてもよい。
図30は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS3002では、対象とするユーザーのログを抽出する。少なくとも閲覧のログを抽出する。例えば、ログ管理テーブル3100から抽出すればよい。
ステップS3004では、閲覧順序にしたがって、足跡記号の表示を行う。閲覧の順序にしたがって、地図上の文書アイコン間に足跡記号を描画する。つまり、文書Aを閲覧した後に文書Bを閲覧した場合、文書Aから文書Bに向かう足跡記号を文書Aから文書Bの間に描画する。
各ユーザーが自由に文書を地図上に配置できるため、特定の基準でまとめられる文書群であってもばらばらの場所に配置されてしまうことになる(特に、前述のランドマークを用いていない場合である)。そのため、関連する文書を見つけにくくなってしまう。例えば、メンバーの週報等がある。
そこで、本実施の形態では、閲覧順序にしたがって足跡表示を行っている。具体的には、グループ内のユーザーが地図上で文書を閲覧(アクセス)した経路を「足跡」として表示する。これによって、足跡をたどることができ、関連する文書が見つけやすくなる。
図31は、ログ管理テーブル3100のデータ構造例を示す説明図である。ログ管理テーブル3100は、ログID欄3105、日時欄3110、ユーザーID欄3115、閲覧文書ID欄3120を有している。ログ管理テーブル3100は、共有データ記憶モジュール115に記憶される。ログID欄3105は、本実施の形態において、ログ(例えば、閲覧操作)を一意に識別するための情報(ログID)を記憶している。日時欄3110は、そのログを記録した日時を記憶している。ユーザーID欄3115は、本実施の形態において、そのログの操作を行ったユーザーを一意に識別するための情報(ユーザーID)を記憶している。閲覧文書ID欄3120は、そのログの対象となった閲覧文書IDを記憶している。
図32は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
メニュー領域840には、地図作成ボタン842、文書登録ボタン844、足跡表示ボタン3250が表示されており、これらは、あるユーザー(図32の例では「富士太郎」)によって閲覧されている。
位置関係図表示制御モジュール130は、画面810上に、足跡表示のきっかけとなるUIパーツ(足跡表示ボタン3250)を表示する。例えば、地図/文書表示領域830に、ユーザー設定領域3260、文書アイコン3272、文書アイコン3274、文書アイコン3276を表示する。UIパーツはボタンやコンテキストメニューなどが一般的だが、これに限られない。
ユーザーによって、足跡表示ボタン3250が押下操作3210された場合、ユーザー設定領域3260に対象となるユーザーの入力を促すために、メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「ユーザーを選択してください。」と表示する。ユーザー設定領域3260の右端にある三角マークが選択されると、ユーザーのリストを表示し、対象となるユーザー(ターゲットユーザーとも言われる)が選択操作3220される。
図33は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図32の例に示した操作が行われた場合の足跡表示例を示すものである。
メッセージ/アラート表示領域820には、例えば「富士太郎さんの足跡」と表示する。
地図/文書表示領域830には、文書アイコン3272と文書アイコン3274の間に足跡3322を表示し、文書アイコン3274と文書アイコン3276の間に足跡3324を表示する。もちろんのことながら、ログ管理テーブル3100内には、「富士太郎」がこの順番で文書を閲覧したことが記録されており、ログ管理テーブル3100から、対象となるユーザー「富士太郎」の閲覧履歴(ログ)を抽出すればよい。
また、ターゲットユーザーの操作履歴の中から、ある期間に特定の操作(閲覧、ダウンロード、登録等)した文書の情報を取得するようにしてもよい。
そして、取得した文書の情報を操作日時の昇順で並び替え、操作日時が古い文書から順番に、次にアクセスした文書の座標への線分を図上に表示する。
例えば、単純に線を引いてもよいが、その線を中心として、足跡の画像を重ねて表示してもよい。
また、古い文書への足跡ほど足跡の透過度が高くなってもよい(古いものほど薄く見える)。
さらに、ある文書を選択すると、ターゲットユーザーがその文書にアクセスするに至るまでの足跡を表示してもよい。
また、派生形として、ある文書と他の文書の関連度が高い場合には、それらの関連を「道」として座標を線分で結ぶなどして表示してもよい。なお、関連度が高い文書の検索として、既存の類似文書検索(Elastic search等)を用いればよい。類似度のしきい値を設定しておき、しきい値を満たす道のみを表示してもよい。
ある条件を満たす文書のみを強調表示(色を変えるなど)してもよいし、条件を満たさない文書を表示しなくてもよい。
地図上に文書を配置する場合、文書アイコンの重複配置は禁止する。したがって、狭い領域内に配置できる文書数は限られてしまう。つまり、各ユーザーが自由に文書を配置できるため、文書やランドマークを配置したい場所がすでに埋まってしまう場合がある。
そこで、本実施の形態では、そのような領域であっても文書を配置できるようにしている。具体的には、地図を拡大して隙間を生成して文書を配置できるようにしている。
例えば、文書Aの隣に文書Bを配置したいのに、文書Aの周りに空き地がない場合等に有効である。
なお、文書を移動すれば空き地を作れるが、ユーザーは位置関係をよりどころに文書の場所を把握しているので、文書を探しにくくなってしまうため、なるべく移動はしたくない。そこで、地図の拡大を行う。もちろんのことながら、地図を拡大・縮小しても文書アイコンの大きさは変更しない。
また、隙間に文書等が配置されている場合に図を縮小して表示すると、表示すべき文書等の情報が多くなり、アイコンや文書名が重なってしまい視認性を損なってしまう。そこで、隙間に配置された文書が多い場合に縮小表示した場合も視認性を損なわないように、拡大表示して配置された文書は、地図を縮小表示した場合は地図上に表示しないようにしている。
共有データ表示制御モジュール135は、文書を配置した時のスケール(X倍)を共有データ記憶モジュール115に記憶させておき、共有データ表示制御モジュール135は、そのスケールになるまで(そのスケール以上になるまで)文書アイコンを表示しないようにしている。具体的には、共有データ表示制御モジュール135は、文書が配置された時の地図のスケールと配置される文書を関連付けて、共有データ記憶モジュール115に記憶させる。
そして、共有データ表示制御モジュール135は、ユーザーによって図が拡大又は縮小された場合、現在のスケール値と文書配置時のスケール値を比較し、現在のスケール値が文書配置時のスケール値以上となった場合に文書アイコンを地図上に表示する。
図34は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS3402では、拡大操作があったか否かを判断し、拡大操作があった場合はステップS3404へ進み、それ以外の場合は拡大操作があるまで待機する。
ステップS3404では、地図を拡大表示する。拡大に合わせて、文書アイコン間の空間を広くする。つまり、文書アイコンの大きさはそのまま(拡大処理の前の状態)で、地図を拡大すればよい。もちろんのことながら、地図の拡大に合わせて、文書の画面上における配置位置も異なることになる。
ステップS3406では、文書アイコン間の空間に対する文書の配置を受け付ける。
ステップS3408では、文書を配置する。
ステップS3410では、縮小操作があったか否かを判断し、縮小操作があった場合はステップS3412へ進み、それ以外の場合は縮小操作があるまで待機する。
ステップS3412では、地図を縮小表示する。
ステップS3414では、ステップS3408で配置された文書は表示させない(画面上から文書を消去する)。逆に、文書を配置した際の倍率になった場合は、その文書を表示する。
図35は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
地図/文書表示領域830には、文書アイコン3502、文書アイコン3504、文書アイコン3506、文書アイコン3508、文書アイコン3510、文書アイコン3512を表示している。例えば、文書アイコン3502と文書アイコン3504の間に、ユーザーが「ここに配置したい3520」と考えたとしても、この状態では隙間がないので(文書を配置する領域がせまいので)、文書を配置することはできない。
図36は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図35の例に示す状態から、ユーザーは地図を拡大操作3610をする。そして、ユーザーは文書登録ボタン844を押下操作3620する。ユーザーは、文書アイコン3502と文書アイコン3504の間を選択し、文書登録操作3630を行うと、その場所にピン3640を表示する。
図37は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図36の例に示す操作が行われた場合の表示例を示すものである。文書アイコン3712を文書アイコン3502と文書アイコン3504の隙間に表示3710している。
図38は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図37の例に示す表示が行われた後に、地図が縮小表示された場合の例を示している。つまり、文書の登録前の状態である図35の例に示す表示と同じように、文書アイコン3712を表示していない。
ただし、この状態から図36(図37)の例で示した拡大倍率以上になった場合は、文書アイコン3712を文書アイコン3502と文書アイコン3504の間に表示する。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図39に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU3901を用い、記憶装置としてRAM3902、ROM3903、HDD3904を用いている。HDD3904として、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュ・メモリであるSSD(Solid State Drive)等を用いてもよい。指示受付モジュール105、データ管理モジュール120、表示制御モジュール125、位置関係図表示制御モジュール130、共有データ表示制御モジュール135、通知モジュール140等のプログラムを実行するCPU3901と、そのプログラムやデータを記憶するRAM3902と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM3903と、位置関係図記憶モジュール110、共有データ記憶モジュール115等としての機能を有する補助記憶装置であるHDD3904と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク、カメラ(視線検知カメラ等を含む)等に対する利用者の操作(動作、音声、視線等を含む)に基づいてデータを受け付ける受付装置3906と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置3905と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース3907、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス3908により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図39に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図39に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)や再構成可能な集積回路(field-programmable gate array:FPGA)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図39に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD-R、DVD-RW、DVD-RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD-ROM)、CDレコーダブル(CD-R)、CDリライタブル(CD-RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu-ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…指示受付モジュール
110…位置関係図記憶モジュール
115…共有データ記憶モジュール
120…データ管理モジュール
125…表示制御モジュール
130…位置関係図表示制御モジュール
135…共有データ表示制御モジュール
140…通知モジュール
210…ユーザー端末
250…データ管理装置
290…通信回線

Claims (8)

  1. 位置関係を示し、地域ごとに区分されている図を画面上に表示させるよう制御する第1表示制御手段と、
    前記図上の地域へ、データを表象した画像を表示させる指示を、前記地域ごとに受け付ける受付手段と、
    前記画像を前記地域上に表示させるよう制御する第2表示制御手段と、
    を備え
    前記第1表示制御手段は、前記図として、操作者が所属しているグループの構成員の住所又は居所に基づいて、地図を表示する、
    データ管理装置。
  2. 前記図内で、指定した地域の範囲内でさらに、前記画像を表示させる位置を指定することができる、
    請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 指定した地域以外へは、前記画像を表示させる位置として指定することができないようにする、
    請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. 前記第1表示制御手段は、前記構成員の住所を含む地図を表示する、
    請求項1に記載のデータ管理装置。
  5. 前記第1表示制御手段は、前記構成員の住所から通勤先までの経路の地図を表示する、
    請求項1に記載のデータ管理装置。
  6. 前記第1表示制御手段は、前記構成員の勤務先の住所を含む地図を表示する、
    請求項1に記載のデータ管理装置。
  7. 前記第1表示制御手段は、前記構成員の勤務先の最寄り駅から勤務先までの経路の地図を表示する、
    請求項1に記載のデータ管理装置。
  8. コンピュータを、
    位置関係を示し、地域ごとに区分されている図を画面上に表示させるよう制御する第1表示制御手段と、
    前記図上の地域へ、データを表象した画像を表示させる指示を、前記地域ごとに受け付ける受付手段と、
    前記画像を前記地域上に表示させるよう制御する第2表示制御手段
    として機能させ
    前記第1表示制御手段は、前記図として、操作者が所属しているグループの構成員の住所又は居所に基づいて、地図を表示する、
    データ管理プログラム。
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