JP7210966B2 - 包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状の部材を用いて形成され、内容物を包んで収容するための包装体に関する。
従来、段ボール等の厚紙で形成された包装箱が用いられている。このような包装箱としては、様々な形態のものが存在する。例えば、四角筒状の周壁の下端に底壁を連設した外箱と、その外箱に嵌め込まれる内面に耐水加工を施した内箱とから成り、切花用に特に適した形態の包装箱(特許文献1参照)や、斬新な形態で持ち易く、広告機能を大にし、内容物の取り出しを安定、容易にするため、台形状壁面を交互に上下を逆とした4面を連結して周壁面を形成し、隣接する台形状壁面の2面の各底辺に各台形状壁面の上辺と底辺とから形成される開口部に係合する開閉可能な紙容器(特許文献2参照)も提案されている。
実開平4-86715号公報 実開平6-72829号公報
しかしながら、上記従来の技術では、複数の内容物を収容し、包装体の見映えを保ちつつ、各内容物を容易に取り出すことが、十分に行われていない。
そこで、本発明は、複数の内容物を収容し、包装体の見映えを保ちつつ、各内容物を容易に取り出すことが可能な包装体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、
四角形の底部と、4つの収容部と、が前記底部の辺である底部辺を介して連接してなる包装体であって、
各前記収容部は、三角形状の収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部を有し、
収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部は折線により連接されて三角錐の各面を構成し、
三角錐の底面となる収容部底部には、所定の形態の切り取り部が形成されており、前記切り取り部により区分される一方の部分と前記底部が接着されてなり、
前記底部と4つの収容部は、1枚のシートにより構成されていることを特徴とする包装体を提供する。
また、本発明の包装体は、
前記4つの収容部は、全て同一の形状であることを特徴とする。
また、本発明の包装体は、
互いに同一の所定の形状である4つの蓋側部を有し、4つの蓋側部は折線により連接されて四角錐の各側面を構成する蓋部をさらに有し、
前記4つの蓋側部が共有する頂点である蓋部頂部が、前記収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部が共有する収容部頂部と重なるように、前記収容部頂部が、前記蓋部により覆われてなることを特徴とする。
また、本発明の包装体は、
前記蓋部は粘着テープにより前記収容部に固定されてなることを特徴とする。
また、本発明の包装体は、
前記所定の形状は、凹四角形であることを特徴とする。
また、本発明の包装体は、
前記所定の形状は、扇形状であることを特徴とする。
また、本発明の包装体は、
前記蓋部において4つの蓋側部を連接する連接辺の長さの、前記収容部において収容部第1側部と収容部第2側部を連接する連接辺の長さに対する比率は、1/4以上9/10以下であることを特徴とする。
また、本発明では、
多角形の底部と、当該多角形の辺に対応する数の複数の収容部と、が前記底部の辺である底部辺を介して連接してなる包装体であって、
各前記収容部は、三角形状の収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部を有し、
収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部は折線により連接されて三角錐の各面を構成し、
三角錐の底面となる収容部底部には、所定の形態の切り取り部が形成されており、前記切り取り部により区分される一方の部分と前記底部が接着されてなり、
前記底部と複数の収容部は、1枚のシートにより構成されていることを特徴とする包装体を提供する。
本発明によれば、複数の内容物を収容し、包装体の見映えを保ちつつ、各内容物を容易に取り出すことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る包装体における本体部の展開図である。 本発明の一実施形態に係る包装体の本体部の製造時における斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装体の本体部の製造時における斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装体における本体部において、各収容部頂部を互いに近付けた状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装体における蓋部の展開図である。 本発明の一実施形態に係る包装体における蓋部の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る包装体における本体部に蓋部を被せた状態を示す斜視図である。 全ての収容部20a~20dが開封された状態を示す図である。 変形例の蓋部を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<1.包装体の構成>
<1.1.本体部の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る包装体の主要部分である本体部の展開図である。図2は本発明の一実施形態に係る本体部の製造時における斜視図である。本実施形態に係る包装体は、本体部と蓋部により構成されている。まず、本体部について説明する。図1に示すように、本体部100は、展開状態においては、底部10と4つの収容部20a~20dが連接された状態となっている。本体部100は、1枚のシートから必要部分が打ち抜かれて、図1に示すような展開状態で取得される。そして、この展開状態から折り加工および接着加工を行うことにより、本体部100が形成される。シートは、単層の構成のものであってもよいが、複数層の構成を有するものであってもよい。本実施形態では、紙基材およびバリア層が積層された複数層の構成を有するシートを用いている。
本実施形態では、図1に示すように、底部10は正方形状であり、4つの底部辺11a~11dを有している。また、4つの収容部20a~20dはそれぞれ4つの底部辺11a~11dにより底部10に連接されている。収容部20a~20dの4つの収容部は、底部10に対して対称に配置されている。4つの収容部20a~20dは、互いに同一の形状であるため、その詳細は、代表して収容部20aについて説明する。各収容部を構成する要素も末尾のアルファベットa~dが異なるだけであり、同一の形状である。
収容部20aは、収容部第1側部21a、収容部第2側部22a、収容部第3側部23a、収容部底部24aを備えている。収容部第1側部21a、収容部第2側部22a、収容部第3側部23a、収容部底部24aは、それぞれ連接辺31a、32a、33aにより連接されている。収容部第1側部21aは、底部辺11aを底辺とし、他の2辺を二等辺とする二等辺三角形状をしている。収容部第2側部22aと収容部第3側部23aは互いに合同な三角形状をしている。収容部第2側部22aは、収容部第1側部21aと連接辺31aを共有しており、収容部第3側部23aと連接辺32aを共有している。
収容部第1側部21a、収容部第2側部22a、収容部第3側部23a、収容部底部24aの4つの面により収容部20aは三角錐形状となるように構成される。収容部第1側部21a、収容部第2側部22a、収容部第3側部23aは、1つの頂点である収容部頂部29aを共有している。三角錐形状となる収容部20aにおいて、収容部底部24aと収容部頂部29aが対向している。製造後の収容部20aにおいては、収容部底部24aが三角錐形状の底面となり、収容部第1側部21a、収容部第2側部22a、収容部第3側部23aが3つの側面となって収容部頂部29aを共有する。
収容部第1側部21a、収容部第2側部22a、収容部第3側部23a、収容部底部24aのうち、最大の面積となるのは、収容部第1側部21aであり、最小の面積となるのは、収容部底部24aである。収容部第2側部22aと収容部第3側部23aは、互いに合同であるので、面積は等しい。最大の面積である収容部第1側部21aは、後に三角錐形状の4つの収容部を合わせて全体の外形を四角錐形状としたときに、四角錐形状の側面となる面である。
収容部20aを製造するためには、接着を行う必要があり、そのための糊しろとなる接着部が形成されている。収容部第3側部23aを収容部第1側部21aに接着するための接着部25aは、収容部第3側部23aに連接されている。収容部底部24aを収容部第1側部21aに接着するための接着部26aと、収容部底部24aを収容部第2側部22aに接着するための接着部27aは、それぞれ収容部底部24aに連接されている。
また、収容部底部24aには、切り取り部Kが形成されている。切り取り部Kは、収容部底部24aの一部を切り取り、収容部20aから内容物を取り出すために収容部20aに開口を形成するための部分である。切り取り部Kとしては、収容部底部24aの一部を切り取り可能にする構造であれば、どのような構造であってもよいが、本実施形態では、カット部とアンカット部が交互に形成されたミシン目の形態となっている。特に、本実施形態では、カット部である切り込みがY字状をしている。いわゆるY字状ミシン目である。切り取り部Kの中央辺りには、円弧状の切り込みが存在する。また、切り取り部Kには、収容部20aの開封時に、切り取り部Kの切り取りを容易にするため、収容部底部24aを撓ませるための補助切り込みKhが2本、円弧状の切り込みに連結するように形成されている。切り取り部Kを境として、収容部底部24aは2つに区分されている。2つのうち、接着剤により底部10に接着される部分が分離部28aである。図1に示したように、底部10と収容部20を備えた本体部100は、1枚のシートで構成されるため、折り加工等を行う前の状態において、底部10と4つの収容部の管理が容易となる。
図1に示した展開図において各部を連接する連接辺は全て紙面に対して同一の方向に折られる折線となる。図1に示した展開図において、全ての折線を山折りとしてもよいし、谷折りとしてもよい。ここでは、図1の展開図において谷折りとする場合を想定して説明していく。まず、図1に示した状態において、接着部25a、接着部26a、接着部27a、分離部28aの一方の面に接着剤を塗布する。使用する接着剤としては、特に限定されないが、本実施形態では、速乾性のホットメルト型のものを用いている。全ての折線を谷折りして形成する場合、接着剤は、紙面に向かって各接着部の奥側(向こう側)に塗布する。
接着剤を塗布したら、次に、連接辺である各折線から、収容部底部24aに連接された接着部26a、接着部27aを折り曲げる。続いて、収容部第3側部23aと収容部底部24aを連接する連接辺33aを折線として谷折りする。次に、収容部第3側部23aに連接された接着部25aを折り曲げる。さらに、収容部第2側部22aと収容部第3側部23aを連接する連接辺32aを折線として谷折りする。この際、接着部27aの接着剤塗布面が収容部第2側部22aの底部側と重なるため、接着部27aと収容部第2側部22aが接着され、収容部第2側部22aと収容部底部24aは接着部27aを介して連結される。
この時点で、収容部第2側部22a、収容部第3側部23a、収容部底部24aにより囲まれる空間が形成される。このため、内容物をこの空間に挿入する。内容物を空間に挿入したら、次に、収容部第1側部21aと収容部第2側部22aを連接する連接辺31aを折線として谷折りする。この際、接着部25aの接着剤塗布面が収容部第1側部21aの側辺付近と重なるため、接着部25aと収容部第1側部21aが接着され、収容部第1側部21aと収容部第3側部23aは接着部25aを介して連結される。以上のようにして、三角錐形状の収容部20aが形成される。上記のような収容部20aの作成手順と同様の作成手順により、収容部20b~20dも、ぞれぞれ形成される。
この時点において、図1に示した展開図を基に形成された本体部100の斜視図を図2に示す。図2に示すように、三角錐形状の収容部20a~20dが形成され、それぞれ底部辺11a~11dにより底部10に連接された状態となる。上述のように、この状態では、既に各収容部20a~20dに内容物が収容されている。
図2に示した状態から、底部辺11a~11dを谷折りし、収容部底部24a~24dをそれぞれ底部10に接着する。この時点における本体部100の斜視図を図3に示す。この状態から、さらに各収容部頂部29a~29dを近付けるように力を加えると、図4に示すように、本体部100は、その外形が全体として、底部10を底面とする四角錐形状となるように形成される。
<1.2.蓋部の構成>
次に、蓋部について説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る包装体における蓋部の展開図である。図5に示すように、蓋部50は、展開状態においては、4つの蓋側部51a~51dと接着部52が連接された状態となっている。蓋側部51a、蓋側部51b、蓋側部51c、蓋側部51d、接着部52は、それぞれ連接辺53a、53b、53c、53dにより連接されている。蓋部50は、1枚のシートから必要部分が打ち抜かれて、図5に示すような展開状態として取得される。そして、この展開状態から折り加工および接着加工を行うことにより、蓋部50が形成される。
本実施形態では、図5に示すように、4つの蓋側部51a~51dは、互いに合同な形状となっている。具体的には、蓋側部51a~51dは、二等辺三角形の二等辺以外の底辺を長さの等しい2本の直線状線分で置き換えた凹四角形の形状となっている。例えば、互いに合同な4つの蓋側部51a~51dのうちの1つである蓋側部51bを見てみる。蓋側部51bは、連接辺53a、53bを二等辺とする二等辺三角形の二等辺以外の底辺を、長さの2本の等しい直線状線分からなる底辺部54bで置き換えた凹四角形の形状となっている。底辺部54bを構成する2本の直線状線分の中間点55bは、連接辺53a、53bを二等辺とする二等辺三角形の底辺の中間点よりも蓋部頂部59側に位置しているため、蓋側部51bの面積は、連接辺53a、53bを二等辺とする二等辺三角形の面積よりも小さくなる。
蓋側部51a、蓋側部51b、蓋側部51c、蓋側部51dの4つの面により蓋部50は、その外形が略四角錐形状となるように構成される。ただし、底面は存在せず、開口となっている。蓋側部51a、蓋側部51b、蓋側部51c、蓋側部51dは1つの頂点である蓋部頂部59を共有している。蓋部50を製造するためには、接着を行う必要があり、そのための糊しろとなる接着部52が形成されている。蓋側部51dを蓋側部51aに接着するための接着部52は、蓋側部51dに連接されている。接着部52の形状は、蓋側部51dと連接する連接辺53dを下底とする台形状となっている。
図5に示した展開図において各部を連接する連接辺は、図1と同様、全て紙面に対して同一の方向に折られる折線となる。各折線は、本実施形態では、後述するように、折り溝として形成されるが、折り溝以外の形態であってもよいし、何も加工していなくてもよい。図5に示した展開図において、全ての折線を山折りとしてもよいし、谷折りとしてもよい。ここでは、図5の展開図において谷折りとする場合を想定して説明していく。まず、図5に示した状態において、接着部52の一方の面に接着剤を塗布する。使用する接着剤としては、特に限定されないが、本実施形態では、本体部と同様、速乾性のホットメルト型のものを用いている。全ての折線を谷折りして形成する場合、接着剤は、紙面に向かって接着部52の奥側(向こう側)に塗布する。
接着剤を塗布したら、次に、折線となる連接辺53a、53b、53c、53dにおいて谷折りする。これにより、接着部52の接着剤塗布面が蓋側部51aの側部と重なるため、接着部52と蓋側部51aが接着され、蓋側部51aと蓋側部51dは接着部52を介して連結される。接着部52と蓋側部51aの接着は、連接辺53dが、蓋側部51aの一方の側辺と重なる位置になるように行う。
これにより蓋部50が完成する。図6は完成した蓋部50の斜視図である。図6に示すように、蓋部頂部59を上側に向けた際に、蓋側部51a、蓋側部51b、蓋側部51c、蓋側部51dにより囲まれる空洞が蓋部頂部59の下方に形成される。この空洞が、本体部の収容部頂部29a~29d側を覆うための部分となる。
図7は、本体部100に蓋部50を被せた状態を示す斜視図である。図7に示すように、本体部100の収容部頂部29(29a~29d)を上側にした場合に、蓋部50の蓋部頂部59も上側に向くように方向を合わせて、蓋部50の底辺部54側から蓋部50の空洞に、本体部100の収容部頂部29を挿入する。言い換えると、本体部100の収容部頂部29を覆うように、蓋部50を本体部100に被せる。そして、図7に示すように粘着テープNで蓋部50と本体部100を固定する。この結果、本実施形態に係る包装体が完成する。
図7に示すように、蓋部50を本体部100に嵌めた際、蓋部50の4つの側面である各蓋側部51は、それぞれ本体部100の4つの側面である各収容部第1側部21に重ねられた状態となる。このため、各蓋側部51の蓋部頂部59における角度と、各収容部第1側部21の収容部頂部29における角度は、同等の大きさであることが好ましく、同一の大きさであることが最も好ましい。ここで、同等とは、5度以内の差であることを意味する。本実施形態では、各蓋側部51の蓋部頂部59における角度M2(図5参照)と各収容部第1側部21の収容部頂部29における角度M1(図1参照)は同一となっており、ともに39.31度である。なお、図7においては、蓋側部51aと収容部第1側部21aを重ねた状態を示しているが、蓋側部51aは、収容部第1側部21aと重ねられる必要はなく、収容部第1側部21b~21dと重ねられるように、蓋部50を本体部100に嵌めるようにしてもよい。
<2.包装体の利用>
以上のようにして製造された包装体は、収容部20a~20dに内容物が収容された状態で商品として流通し、店頭に陳列される等して販売される。商品の購入後、開封の際には、まず、蓋部50を本体部100から分離する。蓋部50が本体部100に被さっているだけの場合には、蓋部50を手で持って外すだけで分離することができる。図7に示したように、蓋部50と本体部100が粘着テープNで固定されている場合には、粘着テープNを剥がした後で、蓋部50を手で持って分離する。蓋部50を、本体部100から分離すると、蓋部50により抑えられていた力がなくなるため、本体部100の各収容部頂部29a~29dは、互いに離れるようにして外側に動く。この結果、本体部100は、図3に示したように、各収容部頂部29a~29dが離れた状態となる。
収容された内容物を取り出すために、収容部20を開封する場合は、開封する収容部20に対して、他の収容部20と異なる方向に力を加える。例えば、収容部20aに対しては、他の収容部20b~20dと離れる方向に力を加える。より具体的には、開封する収容部20を、底部10との間で谷折りされている底部辺11を元に戻す方向に力を加える。極端に言えば、谷折りされていた底部辺11を山折りとなる状態まで折り曲げる。すると、互いに接着されている底部10と収容部底部24aに離れる力が加わる。また、収容部底部24aには切り取り部Kが形成されている。このため、底部10と収容部底部24aに離れる力が加わると、切り取り部Kのアンカット部が切断されて、収容部底部24aが2つに分かれ、分離部28aは、底部10と接着したままとなる。これにより、収容部底部24aにおいては、分離部28aが分離された部分が開口となり、収容部20aから内容物が取り出し可能になる。
図8は、全ての収容部20a~20dが開封された状態を示す図である。図8に示すように、底部辺11a~11dを折り曲げられた状態から逆方向に折り曲げることにより、各収容部20a~20dが底部10から離れる方向に移動する。これにより、収容部底部24aの分離部28aが分離され、図8に示すように、収容部20a~20dに、内容物の取り出し口となる開口Dが形成される。図8の例では、分離部28b、分離部28cが分離され、収容部20bと収容部20cに開口Dが形成されていることが確認できる。
上述のように、本実施形態に係る包装体は、紙基材およびバリア層が積層された複数層の構成を有するシートを用いている。紙基材としては、可撓性と剛性を備えた紙を用いることができる。紙基材の厚さは、200μm以上600μm以下であることが好ましい。また、紙基材の坪量は、270g/m2以上400g/m2以下、特に300g/m2以上350g/m2以下であることが好ましい。これらの厚さや坪量が下限に満たない場合は、包装体全体としての強度が弱くなり、これらの厚さや坪量が上限を超える場合は、折り加工の効率が低下するためである。
バリア層は、水蒸気その他のガスバリア性を備えたものであり、必要とされる機能に応じて、適切なものが選択される。ガスバリア性が必要な場合、アルミニウムなどの金属や酸化アルミニウムなどの金属酸化物や酸化珪素などの無機酸化物の蒸着層が設けられる。蒸着層は、紙基材に積層してもよい。あるいは、アルミニウムなどの金属箔であってもよい。その他にも、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)や、ナイロンMXD6などの芳香族ポリアミドなどの、ガスバリア性を有する樹脂層であってもよい。なお、本実施形態では、内容物自体が合成樹脂製の袋で包装されているため、シートにおけるバリア層は、必須の構成ではない。また、金属や無機酸化物の蒸着層、金属箔等は、バリア層としてではなく、単に高級感を演出するためのものとして用いることができる。
<3.実施例>
本体部100を構成するシート、蓋部50を構成するシートとして、トライフ社製のアルミニウム貼合紙「ミラックスAS(厚さ0.36mm、坪量310g/m2)」を用いた。本体部を構成するシートであるアルミニウム貼合紙の折り加工後、外面となるアルミニウム貼合面にオフセット印刷にて印刷を行った。この印刷は、商品を表示するための内容を主とする印刷である。したがって、収容部ごとに、その内容物を示す印刷が施される。さらに、印刷層に重ねてハジキニスをパターン状に塗布した後、ロールコーター等の公知の塗布方法によりUVコートを行うことにより擬似エンボス加工を行った。この結果、アルミの光沢と擬似エンボスにより高級感のある外面となった。
次に内面となる側において、折線となる部分に、押し罫により加工を行うことにより折り溝を形成した。続いて、トムソン刃を用いて外形に従って打ち抜き加工を行い、図1に示したような外形を有する本体部100が展開状態で得られた。続いて、ミシン刃を用いて切り取り部Kを形成した。切り取り部Kの具体的形状としては、図1に示したようにY字ジッパーと呼ばれる形状とした。
続いて、各接着部、分離部に接着剤を塗布した。接着剤としては速乾性に優れたホットメルト型接着剤「新田ゼラチン株式会社製HC-310」を使用した。一方、直径1cm程度の飴を一次包材であるポリエチレン製の袋に収容したものを別途内容物として用意した。内容物が用意されたら、上述のように、本体部の折り加工を行いながら、接着部を用いて接着し、飴入りの袋を内容物として収容して各収容部20を形成した後、各収容部20と底部10を接着して本体部100が完成した。
蓋部50を構成するシートとしても、本体部100を構成するシートと同様、トライフ社製のアルミニウム貼合紙「ミラックス(厚さ0.36mm、坪量310g/m2)」を用いた。蓋部50を構成するシートであるアルミニウム貼合紙の折り加工後、外面となる面にオフセット印刷にて印刷を行った。続いて、トムソン刃を用いて外形に従って打ち抜き加工を行い、図5に示したような外形を有する蓋部50が展開状態で得られた。続いて、接着部52に接着剤を塗布した。接着剤としては速乾性に優れたホットメルト型接着剤「新田ゼラチン株式会社製HC-310」を使用した。そして、上述のように、折り加工を行いながら、接着部52を用いて接着し、蓋部50が完成した。
最後に、蓋部頂部59と収容部頂部29a~29dが重なるようにして、蓋部50を本体部100に被せた。そして、粘着テープNにより、本体部100と蓋部50を固定した。このようにして、包装体が完成した。粘着テープNとしては、基材に粘着剤が塗布された汎用のものを使用した。
<4.蓋部の変形例>
上記実施形態では、各蓋側部が凹四角形の例について説明したが、本体部の収容部頂部を覆うような所定の形状であれば、どのような形状であってもよい。ここで、蓋部の一変形例について説明する。図9は、変形例の蓋部を示す図である。図5に示した蓋部50とは異なり、図9に示した変形例の蓋部60は、各蓋側部61a~61dの形状が扇形状となっている。連接辺を2等辺とする二等辺三角形の面積と比較すると、蓋側部61の面積の方が大きくなっている。
本実施形態では、蓋部を本体部に固定するために、粘着テープを用いた。本実施形態では、蓋部の連接辺の長さと、本体部の第1側部の連接辺(二等辺の各辺)の長さの比が、1:3程度である。すなわち、蓋部の連接辺の長さの、本体部の第1側部の連接辺の長さに対する比率は、1/3である。この程度の比率であると、本体部の各収容部が外側に開こうとする力が、蓋部が本体部を抑え込もうとする力より小さくなる。そのため、この程度の比率の場合は、本来粘着テープを用いなくても、底部10を下方にした場合、蓋部は本体部から外れにくい。しかし、底部10を上方にした場合等にも外れにくいように、念のため、粘着テープを用いて固定しているのである。
上述のように、蓋部の連接辺の長さの、本体部の第1側部の連接辺の長さに対する比率がある程度大きくなると、粘着テープがなくても外れにくくすることが可能となる。粘着テープを不要とするためには、蓋部の連接辺の長さの、本体部の第1側部の辺の長さに対する比率が1/4(=0.25)以上であることが好ましい。また、蓋部が大き過ぎて、本体部より大きくなってしまうと、見映えが悪く、底面を下にしたときの安定性もよくないことから、蓋部の連接辺の長さの、本体部の第1側部の連接辺の長さに対する比率は9/10(=0.9)以下であることが好ましい。
好ましい一例として、図5に示した蓋部50の連接辺53a~53dの長さは55.85mm、図1に示した収容部20の連接辺31a、34aの長さ(収容部第1側部の両側辺の長さ)は、147.69mmである。この場合、蓋部の連接辺の長さの、収容部第1側部の辺(連接辺)の長さに対する比率は0.378となる。すなわち、比率は1/3よりやや大きくなる。また、収容部20のサイズをそのままとして、図9に示した蓋部60の連接辺63a~63dの長さを52.97mmとしたとき、蓋部の連接辺の長さの、収容部第1側部の辺の長さに対する比率は0.380となる。この場合も、比率は1/3よりやや大きくなる。いずれの蓋部を用いた場合においても、粘着テープを用いずに蓋部が本体部から外れにくくすることができた。したがって、これらの場合、いずれも蓋部において4つの蓋側部を連接する連接辺の長さの、収容部20において収容部第1側部21と収容部第2側部22を連接する連接辺の長さに対する比率は、1/4以上9/10以下となっている。
<5.用途例>
内容物が食品の場合は、2次包材用途が好ましい。例えば、食品を直接包む一次包材が別途あり、その1次包材ごと、収容部に収容するようにし、包装体と食品が直接触れないようにすることが好ましい。食品を内容物とする例としては、個包装された飴、ガム、チョコレート等の菓子類を内容物として各収容部に収容し、パーティー用やギフト用として使用する。例えば、異なる味や異なる形状の菓子類を、各収容部に分けて入れることができる。
また、異なる種類の花の種を内容物として各収容部に収容し、各収容部の外面に花の種類を印刷しておくようにしてもよい。4つの各収容部に春、夏、秋、冬の代表的な花の種を収容しておくことができる。また、異なる種類の入浴剤を内容物として各収容部に収容し、各収容部の入浴剤の種類を印刷しておくようにしてもよい。例えば、温泉の素を各収容部に収容し、外面に温泉地の地名を印刷しておくことにより、複数の温泉地に対応した豪華なギフトとなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、蓋部を備える構成としたが、蓋部を備えず、本体だけの包装体とすることも可能である。蓋部があった方が、全体形状がより整うが、蓋部がなくても、斬新さと利便性を備えた包装体が得られる。
また、上記実施形態では、底部を四角形とし、収容部を4つとし、四角形の底部の各辺が各収容部に連接されるようにしたが、四角形と4つの収容部に限らず、様々な多角形とその辺の数に対応する数の収容部を有するようにしてもよい。例えば、底部を五角形、六角形などとし、これらに対応する5つの収容部、6つの収容部を有するものであってもよい。
また、上記実施形態では、粘着テープにより蓋部を本体部に固定するようにしたが、蓋部を本体部に被せるだけで、ある程度外れにくくできるのであれば、粘着テープを用いて固定しなくてもよい。
また、上記実施形態では、切り取り部をいわゆるY字ジッパーの形態で形成するようにしたが、切り取りを容易にする形態であれば、特に限定されず、公知の様々な形態のものを用いることができる。
10・・・底部
11a~11d・・・底部辺
20a~20d・・・収容部
21a~21d・・・収容部第1側部
22a~22d・・・収容部第2側部
23a~23d・・・収容部第3側部
24a~24d・・・収容部底部
25a~25d、26a~26d、27a~27d・・・接着部
28a~28d・・・分離部
29a~29d・・・収容部頂部
31a~31d、32a~32d、33a~33d、34a~34d・・・連接辺
50・・・蓋部
51a~51d、61a~61d・・・蓋側部
52、62・・・接着部
53a~53d、63a~63d・・・連接辺
54a~54d、64a~64d・・・底辺部
59、69・・・蓋部頂部
100・・・本体部

Claims (8)

  1. 四角形の底部と、4つの収容部と、が前記底部の辺である底部辺を介して連接してなる包装体であって、
    各前記収容部は、三角形状の収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部を有し、
    収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部は折線により連接されて三角錐の各面を構成し、
    三角錐の底面となる収容部底部には、切り取り部が形成されており、前記切り取り部により区分される一方の部分と前記底部が接着されてなり、
    前記底部と4つの収容部は、1枚のシートにより構成されていることを特徴とする包装体。
  2. 前記4つの収容部は、全て同一の形状であることを特徴とする請求項1に記載の包装体。
  3. 互いに同一の形状である4つの蓋側部を有し、4つの蓋側部は折線により連接されて四角錐の各側面を構成する蓋部をさらに有し、
    前記4つの蓋側部が共有する頂点である蓋部頂部が、前記収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部が共有する収容部頂部と重なるように、前記収容部頂部が、前記蓋部により覆われてなることを特徴とする請求項2に記載の包装体。
  4. 前記蓋部は粘着テープにより前記収容部に固定されてなることを特徴とする請求項3に記載の包装体。
  5. 前記互いに同一の形状は、凹四角形であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の包装体。
  6. 前記互いに同一の形状は、扇形状であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の包装体。
  7. 前記蓋部において4つの蓋側部を連接する連接辺の長さの、前記収容部において収容部第1側部と収容部第2側部を連接する連接辺の長さに対する比率は、1/4以上9/10以下であることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の包装体。
  8. 多角形の底部と、当該多角形の辺に対応する数の複数の収容部と、が前記底部の辺である底部辺を介して連接してなる包装体であって、
    各前記収容部は、三角形状の収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部を有し、
    収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部は折線により連接されて三角錐の各面を構成し、
    三角錐の底面となる収容部底部には、切り取り部が形成されており、前記切り取り部により区分される一方の部分と前記底部が接着されてなり、
    前記底部と複数の収容部は、1枚のシートにより構成されていることを特徴とする包装体。
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