JP7210965B2 - 室内監視装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、室内監視装置に関する。
撮像部によって車両の車室内を撮像して得られる撮像画像に基づいて、車室内へ進入した乗員数や車室内から退出する乗員数を検出したり、車室内に存在する乗員を検出したりする技術が開発されている。
特開2014-092965号公報 特開2016-007919号公報 特開2014-211734号公報
しかしながら、対象物までの距離を計測する距離計測機能を有しない撮像部を用いて、車室内等の三次元空間内における物体の位置を高精度に推定することは困難である。上記の技術は、距離計測機能を有しない1つの撮像部を用いて、車室内の乗員の情報を得る技術であるが、前後方向および左右方向の両方向における乗員の着座位置を検出することは困難である。
そこで、実施形態の課題の一つは、距離計測機能を有しない1つの撮像部を用いて、車室内に存在する乗員の着座位置を高精度に検出可能とする室内監視装置を提供することである。
実施形態の室内監視装置は、一例として、撮像部によって車両の車室内を撮像して得られる撮像画像を取得する画像取得部と、撮像画像内に乗員の頭部が存在するか否かを判定し、撮像画像内に頭部が存在する場合、撮像画像における、頭部のサイズ、頭部の頭部位置、および乗員の頭部以外のキーポイントのキーポイント位置を検出し、頭部のサイズ、頭部位置、およびキーポイント位置に基づいて、車室内における乗員の着座位置を検出する位置検出部と、備える。よって、一例として、距離計測機能を有しない1つの撮像部を用いて、車室内に存在する乗員の着座位置を高精度に検出可能となる。
また、実施形態の室内監視装置は、一例として、位置検出部は、撮像画像に対して、着座位置の候補に対応する判定領域を設定し、判定領域内に頭部が存在するか否かを判定し、判定領域内に頭部が存在する場合、頭部のサイズ、頭部位置、およびキーポイント位置に基づいて、判定領域に対応する着座位置の候補の中から、頭部の乗員の着座位置の候補を選択し、選択した着座位置の候補を着座位置として検出する。よって、一例として、距離計測機能を有しない1つの撮像部を用いて、車室内に存在する乗員の着座位置を高精度に検出可能となる。
また、実施形態の室内監視装置は、一例として、位置検出部は、頭部位置およびキーポイント位置に基づいて、車室内における乗員の左右方向の着座位置を検出する。よって、一例として、車室内に存在する乗員の左右方向の着座位置を高精度に検出できる。
また、実施形態の室内監視装置は、一例として、位置検出部は、頭部画像のサイズおよびキーポイントの有無に基づいて、車室内における乗員の前後方向の着座位置を検出する。よって、一例として、車室内に存在する乗員の前後方向の着座位置を高精度に検出できる。
また、実施形態の室内監視装置は、一例として、撮像画像から、着座位置が検出された乗員が装着するシートベルトが検出された場合、当該乗員が降車するまで、検出された着座位置を当該乗員の着座位置に決定する決定部をさらに備える。よって、一例として、撮像画像から、着座位置が検出された乗員が装着するシートベルトが検出された場合、乗員が降車するまでの間の一時的な乗員の姿勢の変化によって、乗員の着座位置を誤検出することを防止することができる。
また、実施形態の室内監視装置は、一例として、位置検出部は、さらに、着座位置が検出された乗員の頭部のサイズに基づいて、当該乗員が着座した座席の前後方向におけるシート位置を検出する。よって、一例として、乗員の位置に関わる車両の制御処理を高精度に実行可能となる。
また、実施形態の室内監視装置は、一例として、位置検出部は、さらに、着座位置が検出された乗員の頭部のサイズに基づいて、当該乗員の姿勢を検出する。よって、一例として、車室内における乗員の位置に関わる車両の制御処理を高精度に実行可能となる。
図1は、本実施形態にかかる室内監視装置を搭載する車両の車室の一部が透視された状態の一例が示された斜視図である。 図2は、本実施形態にかかる車両の一例の平面図である。 図3は、本実施形態にかかる車両の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態にかかる車両が有するECUの機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態にかかる車両による乗員の着座位置の検出処理の一例を説明するための図である。 図6は、本実施形態にかかる車両による乗員の着座位置の検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用、結果、および効果は、一例である。本発明は、以下の実施形態に開示される構成以外によって実現可能であるとともに、基本的な構成に基づく種々の効果や、派生的な効果のうち、少なくとも1つを得ることが可能である。
本実施形態にかかる室内監視装置を搭載する車両は、内燃機関(エンジン)を駆動源とする自動車(内燃機関自動車)であっても良いし、電動機(モータ)を駆動源とする自動車(電気自動車、燃料電池自動車等)であっても良いし、それらの双方を駆動源とする自動車(ハイブリッド自動車)であっても良い。また、車両は、種々の変速装置、内燃機関や電動機の駆動に必要な種々の装置(システム、部品等)を搭載可能である。また、車両における車輪の駆動に関わる装置の方式、個数、レイアウト等は、種々に設定可能である。
図1は、本実施形態にかかる室内監視装置を搭載する車両の車室の一部が透視された状態の一例が示された斜視図である。図1に示すように、車両1は、車体2と、操舵部4と、加速操作部5と、制動操作部6と、変速操作部7と、モニタ装置11と、を備える。車体2は、乗員が乗車する車室2aを有する。
車室2a内には、当該車室2a内に存在する乗員が着座する座席2b,2h,2i,2jが設けられている。座席2bは、乗員として運転手が着座する座席である。座席2hは、運転席である座席2bの隣に設けられる助手席である。座席2i,2jは、座席2b,2hの後方に設けられる後部座席である。
また、車室2a内には、乗員としての運転手が座席2bに臨む状態で、操舵部4や、加速操作部5、制動操作部6、変速操作部7等が設けられている。操舵部4は、例えば、ダッシュボード24から突出したステアリングホイールである。加速操作部5は、例えば、運転手の足下に位置されたアクセルペダルである。制動操作部6は、例えば、運転手の足下に位置されたブレーキペダルである。変速操作部7は、例えば、センターコンソールから突出したシフトレバーである。
モニタ装置11は、例えば、ダッシュボード24の車幅方向(すなわち、左右方向)の中央部に設けられる。モニタ装置11は、例えば、ナビゲーションシステムまたはオーディオシステム等の機能を有していても良い。モニタ装置11は、表示装置8、音声出力装置9、および操作入力部10を有する。また、モニタ装置11は、スイッチ、ダイヤル、ジョイスティック、および押しボタン等の各種の操作入力部を有しても良い。
表示装置8は、LCD(Liquid Crystal Display)やOELD(Organic Electroluminescent Display)等で構成され、画像データに基づいて各種画像を表示可能である。音声出力装置9は、スピーカ等で構成され、音声データに基づいて各種音声を出力する。音声出力装置9は、車室2a内において、モニタ装置11以外の異なる位置に設けられていても良い。
操作入力部10は、タッチパネル等で構成され、乗員による各種情報の入力を可能とする。また、操作入力部10は、表示装置8の表示画面に設けられ、表示装置8に表示される画像を透過可能である。これにより、操作入力部10は、表示装置8の表示画面に表示される画像を乗員に視認させることを可能とする。操作入力部10は、表示装置8の表示画面上における乗員のタッチ操作を検出することによって、乗員による各種情報の入力を受け付ける。
図2は、本実施形態にかかる車両の一例の平面図である。図1および図2に示すように、車両1は、四輪自動車等であり、左右2つの前輪3Fと、左右2つの後輪3Rと、を有する。4つの車輪3の全てまたは一部が、転舵可能である。
車両1は、複数の撮像部15(車載カメラ)を搭載する。本実施形態では、車両1は、例えば、4つの撮像部15a~15dを搭載する。撮像部15は、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(CMOS Image Sensor)等の撮像素子を有するデジタルカメラである。撮像部15は、所定のフレームレートで車両1の周囲を撮像可能である。そして、撮像部15は、車両1の周囲を撮像して得られた撮像画像を出力する。撮像部15は、それぞれ、広角レンズまたは魚眼レンズを有し、水平方向には、例えば、140°~220°の範囲を撮像可能である。また、撮像部15の光軸は、斜め下方に向けて設定されている場合もある。
具体的には、撮像部15aは、例えば、車体2の後側の端部2eに位置し、リアハッチのドア2kのリアウィンドウの下方の壁部に設けられている。そして、撮像部15aは、車両1の周囲のうち、当該車両1の後方の領域を撮像可能である。撮像部15bは、例えば、車体2の右側の端部2fに位置し、右側のドアミラー2gに設けられている。そして、撮像部15bは、車両1の周囲のうち、当該車両の側方の領域を撮像可能である。撮像部15cは、例えば、車体2の前側、すなわち、車両1の前後方向の前方側の端部2cに位置し、フロントバンパやフロントグリル等に設けられている。そして、撮像部15cは、車両1の周囲のうち、当該車両1の前方の領域を撮像可能である。撮像部15dは、例えば、車体2の左側、すなわち、車幅方向の左側の端部2dに位置し、左側のドアミラー2gに設けられている。そして、撮像部15dは、車両1の周囲のうち、当該車両1の側方の領域を撮像可能である。
また、車室2a内には、図1および図2に示すように、車内カメラ16(撮像部)が設けられている。車内カメラ16は、車室2a内を撮像可能に設けられる。本実施形態では、車内カメラ16は、座席2b,2h,2i,2jよりも前方から、車室2a内全体(少なくとも、座席2b,2h,2i,2jに存在する物体)を撮像可能に設けられている。また、本実施形態では、車内カメラ16は、赤外線カメラであり、所定のフレームレートで車室2a内を撮像可能である。そして、車内カメラ16は、車室2a内を撮像して得られるIR画像(以下、撮像画像と言う)を出力する。本実施形態では、車内カメラ16には、IRカメラを用いているが、車室2a内全体を撮像可能な撮像部であれば、これに限定するものではなく、例えば、可視光カメラであっても良い。
図3は、本実施形態にかかる車両の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、車両1は、操舵システム13と、ブレーキシステム18と、舵角センサ19と、アクセルセンサ20と、シフトセンサ21と、車輪速センサ22と、車内ネットワーク23と、ECU(Electronic Control Unit)14と、を備える。モニタ装置11、操舵システム13、ブレーキシステム18、舵角センサ19、アクセルセンサ20、シフトセンサ21、車輪速センサ22、およびECU14は、電気通信回線である車内ネットワーク23を介して電気的に接続されている。車内ネットワーク23は、CAN(Controller Area Network)等により構成される。
操舵システム13は、電動パワーステアリングシステムやSBW(Steer By Wire)システム等である。操舵システム13は、アクチュエータ13aおよびトルクセンサ13bを有する。そして、操舵システム13は、ECU14等によって電気的に制御され、アクチュエータ13aを動作させて、操舵部4に対して、トルクを付加して操舵力を補うことによって、車輪3を転舵する。トルクセンサ13bは、運転者が操舵部4に与えるトルクを検出し、その検出結果をECU14に送信する。
ブレーキシステム18は、車両1のブレーキのロックを制御するABS(Anti-lock Brake System)、コーナリング時の車両1の横滑りを抑制する横滑り防止装置(ESC:Electronic Stability Control)、ブレーキ力を増強させてブレーキをアシストする電動ブレーキシステム、およびBBW(Brake By Wire)を含む。ブレーキシステム18は、アクチュエータ18aおよびブレーキセンサ18bを有する。ブレーキシステム18は、ECU14等によって電気的に制御され、アクチュエータ18aを介して、車輪3に制動力を付与する。ブレーキシステム18は、左右の車輪3の回転差等から、ブレーキのロック、車輪3の空回り、および横滑りの兆候等を検出して、ブレーキのロック、車輪3の空回り、および横滑りを抑制する制御を実行する。ブレーキセンサ18bは、制動操作部6の可動部としてのブレーキペダルの位置を検出する変位センサであり、ブレーキペダルの位置の検出結果をECU14に送信する。
舵角センサ19は、ステアリングホイール等の操舵部4の操舵量を検出するセンサである。本実施形態では、舵角センサ19は、ホール素子等で構成され、操舵部4の回転部分の回転角度を操舵量として検出し、その検出結果をECU14に送信する。アクセルセンサ20は、加速操作部5の可動部としてのアクセルペダルの位置を検出する変位センサであり、その検出結果をECU14に送信する。
シフトセンサ21は、変速操作部7の可動部(バー、アーム、ボタン等)の位置を検出するセンサであり、その検出結果をECU14に送信する。車輪速センサ22は、ホール素子等を有し、車輪3の回転量や単位時間当たりの車輪3の回転数を検出するセンサであり、その検出結果をECU14に送信する。
ECU14は、コンピュータ等で構成され、ハードウェアとソフトウェアが協働することにより、車両1の制御全般を司る。具体的には、ECU14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c、表示制御部14d、音声制御部14e、およびSSD(Solid State Drive)14fを備える。CPU14a、ROM14b、およびRAM14cは、同一の回路基板内に設けられていても良い。
CPU14aは、ROM14b等の不揮発性の記憶装置に記憶されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って各種の演算処理を実行する。例えば、CPU14aは、表示装置8に表示させる画像データに対する画像処理、車内カメラ16により得られる撮像画像に基づく乗員の着座位置の検出処理等を実行する。
ROM14bは、各種プログラムおよび当該プログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶する。RAM14cは、CPU14aでの演算で用いられる各種データを一時的に記憶する。表示制御部14dは、ECU14での演算処理のうち、主として、撮像部15から取得してCPU14aへ出力する画像データに対する画像処理、CPU14aから取得した画像データを表示装置8に表示させる表示用の画像データへの変換等を実行する。音声制御部14eは、ECU14での演算処理のうち、主として、CPU14aから取得して音声出力装置9に出力させる音声の処理を実行する。SSD14fは、書き換え可能な不揮発性の記憶部であって、ECU14の電源がオフされた場合にあってもCPU14aから取得したデータを記憶し続ける。
図4は、本実施形態にかかる車両が有するECUの機能構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、ECU14は、画像取得部400、位置検出部401、位置決定部402、および制御部403と、を備える。例えば、回路基板に搭載されたCPU14a等のプロセッサが、ROM14bまたはSSD14f等の記憶媒体内に格納された周辺監視プログラムを実行することにより、ECU14は、画像取得部400、位置検出部401、位置決定部402、および制御部403の機能を実現する。画像取得部400、位置検出部401、位置決定部402、および制御部403の一部または全部を回路等のハードウェアによって構成しても良い。本実施形態では、ECU14が、室内監視装置の一例として機能する。
画像取得部400は、車内カメラ16によって車室2a内全体を撮像して得られる撮像画像を取得する。
位置検出部401は、画像取得部400により取得される撮像画像内に乗員の頭部が存在するか否かを判定する。撮像画像内に乗員の頭部が存在すると判定した場合、位置検出部401は、撮像画像における、乗員の頭部のサイズ、乗員の頭部の位置(以下、頭部位置と言う)、および乗員の頭部以外のキーポイントの位置(以下、キーポイント位置と言う)を検出する。ここで、キーポイントは、乗員の体のうち頭部以外の予め設定された箇所である。例えば、キーポイントは、乗員の関節位置(例えば、首、肩、肘、手首、股関節、膝)や、乗員の頭頂や胸である。
次いで、位置検出部401は、乗員の頭部のサイズ、乗員の頭部位置、およびキーポイント位置に基づいて、車室2a内における乗員の着座位置を検出する。これにより、対象物までの距離を計測する距離計測機能を有しない車内カメラ16によって車室2a内を撮像して得られる撮像画像を用いて乗員の着座位置を検出する場合でも、車室2a内における前後方向および左右方向の両方向の乗員の位置も検出可能となるので、車室2a内に存在する乗員の着座位置を高精度に検出することができる。
また、前席(座席2b,2h)に着座する乗員を撮像するためのカメラ、後部座席(2i,2j)に着座する乗員を撮像するカメラ等の複数のカメラを車室2a内に設置したり、車内カメラ16に加えて、TOF(Time Of Flight)カメラ等、距離計測機能を有するカメラを設けたりする必要がなくなるので、車室2a内に存在する乗員の着座位置を検出するためのシステムの小型化および低コスト化を図ることができる。
具体的には、位置検出部401は、頭部位置およびキーポイント位置に基づいて、車室2a内における乗員の左右方向の着座位置を検出する。これにより、車室2a内に存在する乗員の左右方向の着座位置を高精度に検出できる。本実施形態では、位置検出部401は、前席(座席2b,2h)に着座している乗員の着座位置を検出する場合には、左側および右側のうちいずれに着座しているかを左右方向の着座位置として検出する。また、位置検出部401は、後部座席(座席2i,2j)に着座している乗員の着座位置を検出する場合には、左側、中央、および右側のいずれに着座しているかを左右方向の着座位置として検出する。
本実施形態では、位置検出部401が、車室2a内の左右方向における乗員の着座位置として、2つの着座位置(例えば、左側および右側)または3つの着座位置(例えば、左側、中央、および右側)を検出する例について説明するが、これに限定するものではく、車室2a内の左右方向の着座位置として、4つ以上の着座位置を検出することも可能である。
また、具体的には、位置検出部401は、撮像画像内における頭部のサイズおよびキーポイントの有無に基づいて、車室2a内における乗員の前後方向の着座位置を検出する。これにより、車室2a内に存在する乗員の前後方向の着座位置を高精度に検出できる。本実施形態では、位置検出部401は、前席(座席2b,2h)および後部座席(座席2i,2j)のうち、車室2a内において乗員がいずれに着座しているかを、前後方向の着座位置として検出する。
本実施形態では、位置検出部401が、車室2a内の前後方向における乗員の着座位置として、2つの着座位置(例えば、前席および後部座席)を検出する例について説明するが、これに限定するものではく、車室2a内の前後方向の着座位置として、3つ以上の着座位置を検出することも可能である。
また、位置検出部401は、撮像画像における乗員(着座位置が検出された乗員)の頭部のサイズに基づいて、当該乗員が着座した座席2b,2h,2i,2jの前後方向における位置(以下、シート位置と言う)を検出する。本実施形態では、位置検出部401は、座席2b,2h,2i,2j毎に、当該座席2b,2h,2i,2jが移動可能なシート位置と、当該シート位置における頭部の基準となるサイズ(以下、基準サイズと言う)と、を対応付けるシート位置テーブルをRAM14c等の記憶媒体に予め保存しておく。
そして、位置検出部401は、シート位置テーブルにおいて、乗員の着座位置として検出される座席の基準サイズのうち乗員の頭部のサイズと一致する基準サイズと対応付けて記憶されるシート位置を、乗員が着座した座席のシート位置として検出する。これにより、車室2a内におけるより乗員のより詳細な位置が検出可能となるで、乗員の位置に関わる車両1の制御処理を高精度に実行可能となる。
さらに、位置検出部401は、撮像画像における乗員(着座位置が検出された乗員)の頭部のサイズに基づいて、当該乗員の姿勢を検出する。本実施形態では、位置検出部401は、シート位置テーブルにおいて、乗員の着座位置として検出される座席の基準サイズの上限よりも、乗員の頭部のサイズが大きい場合には、乗員が前屈みになっていることを検出する。
一方、位置検出部401は、シート位置テーブルにおいて、乗員の着座位置として検出される座席の基準サイズの下限よりも、乗員の頭部サイズが小さい場合には、乗員が仰向けの状態になっていることを検出する。これにより、車室2a内における乗員のより詳細な位置が検出可能となるで、車室2a内における乗員の位置に関わる車両1の制御処理を高精度に実行可能となる。
位置決定部402は、撮像画像から、着座位置が検出された乗員が装着するシートベルトが検出された場合、乗員が降車するまで、当該検出された着座位置を乗員の着座位置に決定する。乗員が座席に着座してシートベルトを装着した後は、当該乗員が他の座席に移動して着座位置が変わる可能性は低く、仮に、撮像画像から乗員が装着するシートベルトが検出された後に、乗員の姿勢の変化等によって、撮像画像を用いて検出される乗員の着座位置が一時的に変化したとしても、再び、元の着座位置に戻る可能性が高い。
そこで、位置決定部402は、撮像画像から、着座位置が検出された乗員が装着するシートベルトが検出された場合、乗員が降車するまで、当該検出された着座位置を乗員の着座位置に決定する。これにより、撮像画像から、着座位置が検出された乗員が装着するシートベルトが検出された場合、乗員が降車するまでの間の一時的な乗員の姿勢の変化によって、乗員の着座位置を誤検出することを防止することができる。
制御部403は、位置検出部401により検出された乗員の着座位置に基づいて、乗員の位置に関わる車両1の制御処理を実行する。本実施形態では、制御部403は、位置検出部401により検出された乗員の着座位置に基づいて、エアバック、シートベルトリマイン等の制御処理を実行する。
次に、図5を用いて、本実施形態にかかる車両1による乗員の着座位置の検出処理の一例について説明する。図5は、本実施形態にかかる車両による乗員の着座位置の検出処理の一例を説明するための図である。図5に示す撮像画像500において、縦軸をY軸とし、横軸をX軸とする。
本実施形態では、画像取得部400により撮像画像500が取得されると、位置検出部401は、図5に示すように、取得した撮像画像500に対して、車室2a内の着座位置の候補に対応する判定領域501~503を設定する。本実施形態では、撮像画像500に対して3つの判定領域501を設定しているが、これに限定するものではなく、撮像画像500に対して、1つの判定領域、2つの判定領域、または4つ以上の判定領域を設定しても良い。
ここで、判定領域501~503は、乗員の頭部が存在するか否かを判定する領域である。判定領域501は、着座位置の候補としての運転席(座席2b)および後部座席(右側、中央)に対応する領域である。判定領域502は、着座位置の候補としての後部座席(右側、中央、左側)に対応する領域である。判定領域503は、着座位置の候補としての助手席(座席2h)および後部座席(左側、中央)に対応する領域である。
次いで、位置検出部401は、画像処理によって、判定領域501~503のそれぞれから乗員の頭部H1~H5を検出する。すなわち、位置検出部401は、各判定領域501~503内に乗員の頭部H1~H5が存在するか否かを判定する。そして、位置検出部401は、各判定領域501~503内における頭部H1~H5の有無に基づいて、車室2a内に乗員が進入したか否かを判断する。
判定領域501~503内に頭部H1~H5が存在する場合、位置検出部401は、画像処理によって、撮像画像500内における、頭部H1~H5の頭部位置HP1~HP5、頭部H1~H5のサイズ、および乗員のキーポイント位置KP1~KP12を検出する。
本実施形態では、位置検出部401は、撮像画像500の縦軸をX軸としかつ横軸をX軸とするXY座標系における、頭部H1~H5の座標である頭部座標を、当該頭部H1~H5の頭部位置HP1~HP5として検出する。また、本実施形態では、位置検出部401は、XY座標系における、キーポイントの座標であるキーポイント位置座標を、キーポイント位置KP1~KP12として検出する。
そして、図5に示すように、判定領域501から複数の頭部H1,H2が検出された場合、位置検出部401は、頭部H1,H2のサイズ、頭部位置HP1,HP2、およびキーポイント位置KP1~KP5に基づいて、判定領域501に対応する着座位置の候補(運転席、後部座席の右側、後部座席の中央)の中から、当該複数の頭部H1,H2それぞれの乗員の着座位置の候補の選択し、選択した着座位置の候補を乗員の着座位置として検出する。
具体的には、位置検出部401は、図5に示すように、頭部H1のサイズが頭部H2のサイズより大きく、かつ頭部H1の乗員のキーポイント位置KP1~KP3が座席2bによって隠れていないため、着座位置の候補である運転席および後部座席(右側、中央)のうち運転席を、頭部H1に対応する乗員の着座位置として検出する。本実施形態では、位置検出部401は、頭部H1のサイズが頭部H2のサイズと比較して、所定の閾値以上、大きい場合に、頭部H1のサイズが頭部H2のサイズよりも大きいと判断するものとする。ここで、所定の閾値は、前後方向の着座位置が異なると判断する頭部のサイズの差分である。
一方、位置検出部401は、図5に示すように、頭部H2のサイズが頭部H1のサイズより小さく、かつ頭部H2の乗員の左側のキーポイント位置KP4,KP5のみが検出されているため(言い換えると、頭部H2の乗員の右側のキーポイント位置が座席2bによって隠れているため)、着座位置の候補である運転席および後部座席(右側、中央)のうち後部座席の右側を、頭部H2に対応する乗員の着座位置として検出する。本実施形態では、位置検出部401は、頭部H2のサイズが頭部H1のサイズと比較して、所定の閾値以上、小さい場合に、頭部H2のサイズが頭部H1のサイズより小さいと判断するものとする。
図示しないが、判定領域501から同じサイズの複数の頭部H1,H5が検出された場合も、位置検出部401は、複数の頭部H1,H5それぞれの頭部位置HP1,HP5およびキーポイント位置KP1~KP3,KP9~KP11に基づいて、判定領域501に対応する着座位置の候補である運転席および後部座席(中央、右側)の中から、それぞれの頭部の乗員の着座位置の候補を選択し、当該選択した着座位置の候補を乗員の着座位置として検出する。
この場合、複数の頭部H1,H5それぞれの乗員のキーポイント位置KP1~KP3,KP9~KP11が座席によって隠れていないため、座席によって隠れているキーポイント位置に基づいて、頭部H1,H5の乗員の左右方向の着座位置を検出することはできない。そのため、位置検出部401は、頭部H1の乗員の頭部位置HP1およびキーポイント位置KP1~KP3と、頭部H5の乗員の頭部位置HP5およびキーポイント位置KP9~KP11との位置関係に基づいて、頭部H1,H5の乗員の左右方向の着座位置を検出する。
具体的には、撮像画像500において、頭部H1の乗員の頭部位置HP1およびキーポイント位置KP1~KP3が、頭部H5の乗員の頭部位置HP5およびキーポイント位置KP9~KP11の左側に存在する場合、頭部H1の乗員は、頭部H5の乗員の右側に位置する可能性が高い。この場合、位置検出部401は、運転席を、頭部H1の乗員の着座位置として検出する。頭部H5の乗員の着座位置については、運転席の左側に存在する助手席を、着座位置として検出する。
また、図5に示すように、判定領域502から頭部H3が検出された場合、位置検出部401は、頭部位置HP3、およびキーポイント位置KP6,KP7,KP12に基づいて、判定領域502に対応する着座位置の候補(後部座席の右側、中央、左側)の中から、頭部H3の乗員の着座位置の候補を選択し、選択した着座位置の候補を乗員の着座位置として検出する。
具体的には、位置検出部401は、図5に示すように、頭部H3の乗員のキーポイント位置KP6,KP7,KP12が座席2b,2hのいずれによっても隠れていないため、着座位置の候補である後部座席(右側、中央、左側)のうち、後部座席の中央を、頭部H3に対応する乗員の着座位置として検出する。
図示しないが、判定領域502から同じサイズの複数の頭部が検出された場合、位置検出部401は、複数の頭部それぞれの頭部位置およびキーポイント位置に基づいて、判定領域502に対応する着座位置の候補(後部座席の右側、中央、左側)の中から、それぞれの頭部の乗員の着座位置の候補を選択し、当該選択した着座位置の候補を乗員の着座位置として検出する。
例えば、撮像画像500において、一方の頭部の頭部位置およびキーポイント位置が、他方の頭部の頭部位置およびキーポイント位置の左側に存在し、かつ当該一方の頭部の乗員の右側のキーポイント位置が座席2bによって隠れている場合(すなわち、当該一方の頭部の乗員の右側のキーポイント位置が検出されなかった場合)、位置検出部401は、後部座席の右側を、当該一方の頭部の乗員の着座位置として検出する。
また、例えば、撮像画像500において、一方の頭部の頭部位置およびキーポイント位置が、他方の頭部の頭部位置およびキーポイント位置の右側に存在し、かつ当該一方の頭部の乗員の左側のキーポイント位置が座席2hによって隠れている場合(すなわち、当該一方の頭部の乗員の左側のキーポイント位置が検出されなかった場合)、位置検出部401は、後部座席の左側を、当該一方の頭部の乗員の着座位置として検出する。
さらに、図5に示すように、判定領域503から複数の頭部H4,H5が検出された場合、位置検出部401は、頭部H4,H5のサイズ、頭部位置HP4,HP5、およびキーポイント位置KP8~KP11に基づいて、判定領域503に対応する着座位置の候補(助手席、後部座席の中央、後部座席の左側)の中から、当該複数の頭部H4,H5それぞれの乗員の着座位置の候補を選択し、選択した着座位置の候補を乗員の着座位置として検出する。
具体的には、位置検出部401は、図5に示すように、頭部H5のサイズが頭部H4のサイズより大きく、かつ頭部H5の乗員のキーポイント位置KP9~KP11が座席2hによって隠れていないため、着座位置の候補である助手席および後部座席(中央、左側)のうち助手席を、頭部H5に対応する乗員の着座位置として検出する。本実施形態では、位置検出部401は、頭部H5のサイズが頭部H4のサイズと比較して、所定の閾値以上、大きい場合に、頭部H5のサイズが頭部H4のサイズよりも大きいと判断するものとする。
一方、位置検出部401は、図5に示すように、頭部H4のサイズが頭部H5のサイズより小さく、かつ頭部H4の乗員の右側のキーポイント位置KP8のみが検出されているため(言い換えると、頭部H4の乗員の左側のキーポイント位置が座席2hによって隠れているため)、着座位置の候補である助手席および後部座席(左側、中央)のうち、後部座席の左側を、頭部H4に対応する乗員の着座位置として検出する。本実施形態では、位置検出部401は、頭部H2のサイズが頭部H1のサイズと比較して、所定の閾値以上、小さい場合に、頭部H2のサイズが頭部H1のサイズより小さいと判断するものとする。
図示しないが、判定領域503から同じサイズの複数の頭部H1,H5が検出された場合も、位置検出部401は、複数の頭部H1,H5それぞれの頭部位置HP1,HP5およびキーポイント位置KP1~KP3,KP9~KP11に基づいて、判定領域503に対応する着座位置の候補である助手席および後部座席(中央、左側)の中から、それぞれの頭部の乗員の着座位置の候補を選択し、当該選択した着座位置の候補を乗員の着座位置として検出する。
この場合、複数の頭部H1,H5それぞれの乗員のキーポイント位置KP1~KP3,KP9~KP11が座席によって隠れていないため、座席によって隠れているキーポイント位置に基づいて、頭部H1,H5の乗員の左右方向の着座位置を検出することはできない。そのため、位置検出部401は、頭部H1の乗員の頭部位置HP1およびキーポイント位置KP1~KP3と、頭部H5の乗員の頭部位置HP5およびキーポイント位置KP9~KP11との位置関係に基づいて、頭部H1,H5の乗員の左右方向の着座位置を検出する。
具体的には、撮像画像500において、頭部H5の乗員の頭部位置HP5およびキーポイント位置KP9~KP11が、頭部H1の乗員の頭部位置HP1およびキーポイント位置KP1~KP3の右側に存在する場合、頭部H5の乗員は、頭部H1の乗員の左側に位置する可能性が高い。この場合、位置検出部401は、助手席を、頭部H5の乗員の着座位置として検出する。頭部H5の乗員の着座位置については、上述したように、助手席の右側に存在する助手席を、着座位置として検出する。
次に、図6を用いて、本実施形態にかかる車両1による乗員の着座位置の検出処理の流れの一例について説明する。図6は、本実施形態にかかる車両による乗員の着座位置の検出処理の流れの一例を示すフローチャートである。
位置検出部401は、画像取得部400によって撮像画像が取得されると、当該取得した撮像画像内に乗員の頭部が存在するか否かを判定する(ステップS601)。取得した撮像画像内に乗員の頭部が存在しない場合(ステップS601:No)、位置検出部401は、画像取得部400によって新たなIR画像が取得されるのを待つ。
撮像画像内に乗員の頭部が存在する場合(ステップS601:Yes)、位置検出部401は、撮像画像内における、乗員の頭部のサイズ、頭部位置、およびキーポイント位置を検出する(ステップS602)。
そして、位置検出部401は、撮像画像内における頭部位置およびキーポイント位置に基づいて、車室2a内内における乗員の左右方向の着座位置を検出する(ステップS603)。さらに、位置検出部401は、撮像画像内における頭部のサイズおよびキーポイントの有無に基づいて、車室2a内における乗員の前後方向の着座位置を検出する(ステップS604)。
位置検出部401によって乗員の着座位置が検出されると、位置決定部402は、撮像画像から着座位置が検出された乗員が装着するシートベルトを検出する(ステップS605)。
着座位置が検出された乗員が装着するシートベルトが検出されなかった場合(ステップS605:No)、位置決定部402は、乗員の着座位置が変化する可能性があると判断して、乗員の着座位置の決定を行わずに、ステップS601へ戻る。
一方、着座位置が検出された乗員が装着するシートベルトが検出された場合(ステップS605:Yes)、位置決定部402は、撮像画像を用いて、乗員が降車したか否かを判断する(ステップS606)。
乗員が降車していないと判断された場合(ステップS606:No)、位置決定部402は、検出された乗員の着座位置を、当該乗員の着座位置に決定し(ステップS607)、ステップS606へ戻る。ここで、乗員の着座位置が既に決定されている場合には、位置決定部402は、乗員の着座位置の決定を維持する。
一方、乗員が降車したと判断した場合(ステップS606:Yes)、位置決定部402は、乗員の着座位置の検出結果をリセットして、乗員の着座位置の検出処理を終了する。
このように、本実施形態にかかる車両1によれば、対象物までの距離を計測する距離計測機能を有しない車内カメラ16によって車室2a内を撮像して得られる撮像画像を用いて乗員の着座位置を検出する場合でも、車室2a内における前後方向および左右方向の両方向の乗員の位置も検出可能となるので、車室2a内に存在する乗員の着座位置を高精度に検出することができる。
また、本実施形態にかかる車両1によれば、前席(座席2b,2h)に着座する乗員を撮像するためのカメラ、後部座席(2i,2j)に着座する乗員を撮像するカメラ等の複数のカメラを車室2a内に設置したり、車内カメラ16に加えて、TOF(Time Of Flight)カメラ等、距離計測機能を有するカメラを設けたりする必要がなくなるので、車室2a内に存在する乗員の着座位置を検出するためのシステムの小型化および低コスト化を図ることができる。
1…車両、14…ECU、14a…CPU、14b…ROM、14c…RAM、14f…SSD、16…車内カメラ、400…画像取得部、401…位置検出部、402…位置決定部、403…制御部。

Claims (4)

  1. 撮像部によって車両の車室内を撮像して得られる撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に対して、複数の着座位置の候補を含むように判定領域を設定し、前記判定領域内に乗員の頭部が存在するか否かを判定し、前記判定領域内に前記頭部が存在する場合、前記撮像画像における、前記頭部のサイズ、前記頭部の頭部位置、および前記乗員の前記頭部以外のキーポイントのキーポイント位置を検出し、前記頭部のサイズ、前記頭部位置、および前記キーポイント位置に基づいて、前記判定領域に含まれる複数の前記着座位置の候補の中から前記頭部に対応する乗員の着座位置の候補を選択し、選択した前記着座位置の候補を前記乗員の着座位置として検出する位置検出部と、
    を備え
    前記位置検出部は、前記頭部位置および前記キーポイント位置に基づいて、前記頭部に対応する乗員の着座位置の前記判定領域内における左右方向の位置を判定し、前記頭部のサイズおよび前記キーポイントの有無に基づいて、前記頭部に対応する乗員の着座位置の前記判定領域内における前後方向の位置を判定し、判定された前記左右方向の位置および前記前後方向の位置に対応する前記着座位置の候補を前記乗員の着座位置に対応する候補として選択する室内監視装置。
  2. 前記撮像画像から、前記着座位置が検出された前記乗員が装着するシートベルトが検出された場合、当該乗員が降車するまで、検出された前記着座位置を当該乗員の着座位置に決定する決定部をさらに備える請求項1に記載の室内監視装置。
  3. 前記位置検出部は、さらに、前記着座位置が検出された前記乗員の前記頭部のサイズに基づいて、当該乗員が着座した座席の前後方向におけるシート位置を検出する請求項1または2に記載の室内監視装置。
  4. 前記位置検出部は、さらに、前記着座位置が検出された前記乗員の前記頭部のサイズに基づいて、当該乗員の姿勢を検出する請求項1からのいずれか一に記載の室内監視装置。
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