JP7208734B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本願発明は、背もたれを備えた椅子に関するものである。
椅子には様々なタイプがあり、分類の仕方も様々である。大まかには、背もたれを備えているものと備えていないものに大別され、更に、背もたれを備えている椅子は、背もたれが弾性手段に抗して後傾するロッキングタイプと、部材の撓み変形による後傾は別にして基本的には後傾動しないものとに分けられる。
更に、脚装置について見ると、ガスシリンダよりなる脚支柱を備えていて座の高さを調節できる回転椅子と、脚装置が高さ調節できない固定式になっているものとがあり、ガスシリンダよりなる脚支柱を備えている場合は、脚支柱の上端にベースを固定して、ベースに座も背もたれを取付けている。
回転椅子では、一般に背もたれはロッキングタイプになっており、例えば特許文献1に開示されているように、ベースに背支持杆を後傾動可能に連結して、背支持杆に背もたれを取付けている。座は、背もたれの後傾動に連動して後傾又は後退するようになっていることが多い。
特開2012-40110号公報
座の下方に配置したベースから立設した背支持杆(背支柱)に背もたれを取り付けた椅子において、例えば、背もたれを後傾させるにおいて、背支持杆は後傾させずに背もたれを簡易な構造で後傾動するように配置したいという要望が考えられる。つまり、ベースを備えた椅子において、構造をできるだけ簡素化したいという要望が考えられる。
この場合、背もたれについては、ベースに後傾動しない固定式のリアフレームを設けて、リアフレームに背もたれを取付けたらよく、また、座については、ベースにフロントフレームを設けて、フロントフレームに座を取付けたらよいといえる。ベースにリアフレームやフロントフレームを一体に設けることも考えられるが、この場合は全体として大きな寸法になるため、アルミダイキャストや樹脂の射出成型で製造するにおいて金型装置が非常に大型化する。従って、現実的ではない。
そして、背もたれを取り付けるためのリアフレームや、座を取り付けるためのフロントフレームをベースに固定する場合、フロントフレームにしてもリアフレームにしても様々な形態が考えられるが、取付け強度や美観などの要素を考慮することが要請される。しかし、このような要請に応える従来技術は見当たらない。
本願発明はこのような状況に基づいて成されたものであり、固定式のリアフレームに背もたれを取付けて、固定式のフロントフレームに座を取り付けてなる椅子において、強度や美観に配慮した構造を実現せんとするものである。また、本願発明では、多くの新規な構成を開示しているが、これらは独立した発明として請求項たり得るものである。
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、
互いに分離している及び背もたれ、及び前記座の下方に配置されていて脚装置にて支持されているベースと、前記ベースの上方に配置されていて前記座が取り付くフロントフレームと、前記ベースの上方に配置されていて前記背もたれが取り付くリアフレームとを備えており、
前記フロントフレームとリアフレームとは別体であり、前記座は前記フロントフレームのみに取り付けられて、前記背もたれは前記リアフレームのみに取り付けられている構成において、
前記フロントフレームとリアフレームとの両方に、前記ベースに上から重なる基部が一体に形成されており、前記基部とベースには、互いに嵌合して前記基部を水平方向にずれ不能に保持する位置決め手段が形成されており、前記基部をボルトで前記ベースに固定している」
という構成になっている。
この場合、位置決め手段は1組でもよいし、複数組あってもよい。例えば、前後方向のずれを阻止するものと、左右方向のずれを阻止するものとを別々に設けることも可能であるし、1種類の位置決め手段が、前後方向のずれと左右方向のずれとを阻止する機能を備えていてもよい。
請求項2の発明は請求項1における位置決め手段の具体例であり、この発明では、
「前記ベースに、前記位置決め手段として凹部が形成されて、前記フロントフレーム及びリアフレームの基部に、前記凹部と嵌まり合う凸部が形成されており、前記凹部と凸部との箇所において前記基部が前記ボルトでベースに固定されている」
という構成になっている。
請求項3の発明は請求項1又は2の好適な展開例であり、
「前記リアフレームは、前記背もたれの左側方に位置した左背支柱を有する左リアフレームと、前記背もたれの右側方に位置した右背支柱を有する右リアフレームとに分離しており、前記左右のリアフレームにそれぞれ前記基部を一体に設けて、前記左右の基部が、横向きに突出したボスと横向きに開口したボス穴との嵌合わせによって前後ずれ不能に保持されている」
という構成になっている。
更に、請求項3の展開例として、請求項4では、
「前記左右リアフレームの基部には、前記ベースの側面に重なるサイド壁と、前記ベースの後面に重なる後ろ壁とが形成されており、前記左右のサイド壁に、前記ベースの側面に向けて開口したサイド係合溝を形成している一方、前記ベースの左右側面には、前記サイド係合溝に嵌合するサイド突起を設けている」
という構成になっている。
請求項5の発明は、回転椅子に適用している。すなわち、請求項1~4のうちのいずれかにおいて、
「前記ベースは、ガスシリンダよりなる脚支柱の上端に固定されていて、前記ベースに、前記ガスシリンダのロックを解除して高さ調節するための昇降レバーが、当該ベースの上方にはみ出ないようにして取付けられており、前記ベースの上面は、前記リアフレームの基部又はフロントフレームの基部若しくは両方の基部によって全体が覆われている」
という構成になっている。
請求項5の発明は、請求項3~5のうちのいずれかにおいて、
「前記左右リアフレームの基部は、当該基部に対して上から挿通されたボルトによって前記ベースに固定されている一方、
前記フロントフレームは左右一対あって両者は共通の基部に一体に繋がっており、前記フロントフレームの基部によって前記リアフレームを固定するボルトが上から覆われている」
という構成になっている。
本願発明では、リアフレームの基部及びフロントフレームの基部はベースの上面に重ね固定されているため、リアフレームの基部やフロントフレームの基部が、ベースを上から覆うカバーとして機能しうる。従って、シンプルな形態を実現できる。そして、基部とベースとは位置決め手段によって水平方向にずれ不能に保持されているため、高い固定強度を確保できる。
また、座と背もたれとは固定式のフレームに取付けられているため、フロントフレーム及びリアフレームは、必要な支持強度を確保しつつできるだけスリム化できる。この面でも見た目を良くして商品価値を向上できるといえる。
位置決め手段としては、例えば、ベースに凸部を形成してフレームの基部に凹部を形成することも可能であるが、この場合は、凸部と凹部との嵌まり合いをしっかりと保持するには、フレームの基部を厚肉化せねばならない問題がある。これに対して請求項2では、フレームの基部に凸部が形成されているため、フレームの基部を過剰に厚くする必要はない。このため、軽量化やコンパクト化に貢献できる。
左右のリアフレームにそれぞれ背支柱を設けると、全体として寸法はかなり大きくなる。従って、アルミダイキャストや樹脂の成型によって全体を一体に製造することが可能であるとしても、製造のための金型装置は相当に大型化してしまい、製造コストが相当に嵩んでしまう。
これに対して、請求項3のようにリアフレームを左右に分離すると、リアフレームが背支柱を備えた構造であっても寸法はかなり小さくなるため、金型装置が過剰に大型化することはない。従って、金型装置が過剰に大型化することを防止して、製造の手間を軽減できる。従って、現実的である。
そして、リアフレームが左右に分離しているとガタ付きが発生するおそれがあり、これを防止するためにはボルトの本数を増やす必要があり、すると作業性が悪化するという問題が発生するが、請求項3のように左右のリアフレームをボスとボス穴との嵌合によって位置決めすると、左右のリアフレームは一体化するため、例えば1本ずつのボルトによる締結であっても、ガタ付きなく固定することが可能になる。
着座した人が背もたれにもたれ掛かると、リアフレームには大きなモーメントが作用する。従って、リアフレームは、後傾させようとする荷重をしっかりと支える状態に保持しておく必要がある。この点、請求項4の構成では、まず、リアフレームが下向きの壁を有することによって剛性が格段に向上しており、次に、サイド壁がベースのサイド突起に嵌まっていることにより、リアフレームの後傾に対して極めて高い抵抗が発揮される。
従って、請求項4では、リアフレームの取付け強度を格段に向上できる。また、ベースの外周がリアフレームの壁で覆われるため、ベースが露出することを防止して、美観の向上に貢献できる。
脚支柱がガスシリンダで構成されている場合、ロックを解除して座の高さを調節する昇降レバーが必要である。この場合、昇降レバーをベースの上面に設けると、昇降レバーが人目に触れることによってシンプル性が低下し、商品価値が損なわれてしまうおそれがある。この点、請求項5の構成では、ベースの上面はリアフレーム又はベースの基部で覆われているため、昇降レバーがベースの上に露出して人目に触れることは無い。従って、シンプル性を保持して、商品価値を向上できる。
特に、実施形態のように、昇降レバーをベースの下方から横向きに延出すると、ベースの外周全体をフレームの壁で間断なく囲うことができるため、美観の向上に更に貢献できる。
リアフレームを左右に分離した場合、左右リアフレームの境界線(合わせ面)が露出するが、美観の点からは、境界線の露出はできるだけ少なくするのが好ましい。また、美観向上の点からは、リアフレーム及びフロントフレームを固定するボルト及びボルト挿通穴の露出もできるだけ抑制するのが好ましい。
この点、請求項6の構成では、フロントフレームの1つの基部でリアフレーム固定用のボルトが隠れているため、ボルト及びボルト挿通穴の露出を抑制できる。また、フロントフレームにおける1つの基部は後ろに広がることになるため、左右のリアフレームの境界線の露出も抑制できる。その結果、シンプルさを高めて美観の向上に更に貢献できる。
実施形態に係る椅子の外観図で、(A)は肘掛けを設けた状態での斜視図、(B)は肘掛けを設けていない状態での斜視図、(C)は背面斜視図、(D)は座を分離した状態の斜視図である。 (A)は平面図、(B)は側面図、(C)は正面図、(D)は背面図である。 (A)は分離斜視図、(B)は座を下方から見た斜視図、(C)は底面図である。 フレームの取付け構造を示す図で、(A)はひっくり返した状態での分離斜視図、(B)は上から見た分離斜視図である。 ベースとフレームとの関係を示す分離斜視図である。 (A)は要部の分離斜視図、(B)はベースの下方斜視図である。 (A)はベースを省略して下方から見た斜視図、(B)はベースの斜視図、(C)は昇降レバーの斜視図である。 座の取付け構造を示す分離斜視図である。 (A)は座の支持手段を示す分離斜視図、(B)は傾動ユニットをひっくり返した状態での斜視図である。 第2実施形態を示酢図で、(A)は、フレームをひっくり返した状態で後方から見た分離斜視図、(B)はリアフレームの分斜視図である。 同じく第2実施形態において、フレームをひっくり返した状態で手前側から見た分離斜視図である。
(1).概要
次に、本願発明の実施形態を説明する。本願発明は、オフィス等で使用されている回転椅子に適用している。まず、図1~3を参照して、椅子の概要を説明する。椅子は、座1と背もたれ2と脚装置3とを備えている。脚装置3は、5本の枝杆と脚支柱4(ガスシリンダ)を備えており、各枝杆の先端にキャスタを設けている一方、脚支柱4の上端にベース5(図3参照)を嵌着している。脚支柱4は、座1の前後中間点よりも少し後ろに配置されている。
ベース5は平面視四角形(横長長方形) のブロック状の形態であり、ベース5に、フロントフレーム6と左右のリアフレーム7とを固定している。フロントフレーム6には左右の角部が形成されており、この左右の角部に座1が前後傾動可能に取付けられている。リアフレーム7は、背もたれ2の側方に位置した背支柱7bを有しており、この背支柱7bに、背もたれ2が後傾動可能に連結されている。
図1(A)、図2(C)に示すように、リアフレーム7の上端部に、オプション品として肘掛け8を取り付けることができる。図3(C)の底面図では、肘掛け8を片側だけに取付けた状態を表示している。肘掛け8を取り付けない状態では、リアフレーム7の背支柱7bにはカバー7cが取付けられている。例えば図3(B)に示すように、座1の高さを調節するための昇降レバー9は、ベース5の下方から横向きに延びる姿勢に配置されている。
図2(B)(C)に明示するように、左右のリアフレーム7は、側面視では上に行くに従って前にずれるように傾斜しており、正面視では、上に行くに従って互いの間隔が広がるように傾斜している。フロントフレーム6が前傾しているのは、ベース5が、必要最小限度の前後幅で足りると共に座1の前後中間点よりもやや後ろに配置されていることを前提にして、座1のうち前端寄りの部位をフロントフレーム6に取り付けているからである。
また、フロントフレーム6が正面視で外向きに傾斜しているのは、ベース5は必要最小限度の大きさで足りる一方、座1を安定的に支持するには、左右フロントフレーム6の上端間の間隔にある程度の寸法が必要だからである。
リアフレーム7は、図2(B)に明示するように、側面視では、ベース5から後傾姿勢で立ち上がって、概ね座1の高さ位置で前傾姿勢に変わるように屈曲したく字形になっており、正面視では、図2(D)に明示するように、概ね座1の高さまでは上に向けて外広がりに傾斜して、概ね座1よりも上の範囲では背支柱7bがほぼ直立している。
リアフレーム7の背支柱7bは背もたれ2の下部の左右外側に位置しており、背もたれ2は、その下部を支点にして後傾動するように、リアフレーム7の上端部に取付けられている。従って、背もたれ2の回動支点(回動中心)O1(図2(B)参照)は、背もたれ2の肉厚部内に位置している。
ベース5は平面視で座1よりも遥かに小さくて座1の前後中途部の下方に配置されていることから、フロントフレーム6及びリアフレーム7の下半部は、図2(D)及び図3(C)に示すように、いわば対角方向に向けて広がるように、正面視及び側面視で傾斜している。換言すると、フロントフレーム6とリアフレーム7とは、平面視四角形のベース5のコーナー部から略対角方向に傾斜姿勢で立ち上がっている。更に換言すると、4本のフレーム6,7が、座1の下方においてベース5に向けて収束するような外観を呈している。
フロントフレーム6はアルミダイキャスト品又は樹脂成型品であり、平面視略角形(横長長方形)のフロント基部6aが一体に連続している。他方、左右のリアフレーム7もアルミダイキャスト品又は樹脂成型品であって互いに分離しており、それぞれ平面視略四角形のリア基部7aが一体に形成されている。そして、左右のリア基部7aは左右に連続するように重なって、左右のリア基部7aとフロント基部6aとは前後に重なっている。
例えば図4に明示するように、リアフレーム7のリア基部7aは、ベース5の後面に重なる後ろ壁7dと、ベース5の外側面に重なるサイド壁7eとを有している。他方、フロント基部6aも、ベース5の前面に重なる前壁6bと、ベース5の外側面に重なるサイド壁6cとを備えている。
従って、フロント基部6aと左右のリア基部7aとの三者は全体として1つの部材を成すかのように重なっており、この三者によってベース5が上と外周からすっぽりと覆われている。従って、フロントフレーム6の2本の角部と2本のリアフレーム7とは、平面視略四角形の基部6a,7aから対角方向に傾斜姿勢で立ち上がったような外観を呈しており、ベース5は、椅子をひっくり返さないと視認できない状態になっている。
(2).デザイン的効果
このように、フロントフレーム6及びリアフレーム7は人目に触れるし、また、両者の基部6a,7aも特にバックビューにおいて人目に触れるが、基部6a,7aと座1との間にはフレーム6,7の他には部材は存在しておらずに空間が存在するだけであるため、ごくシンプルなデザインになっている。
また、フロントフレーム6及びリアフレーム7は全体として対角方向に広がるように傾斜しているため、座1や背もたれ2がしっかりと支えられる状態になっている。従って、看者は、シンプルでありながら高い安定性というイメージを看取することができる。別の見方をすると、4本のフレーム6,7が座1の対角方向からベース5に向けて収束しているため、座1及び背もたれ2の支持機能は確保しつつ無駄を無くした外観を呈しており、機能と美観との両方において優れたデザインになっているといえる。
また、リアフレーム7の上半部は側面視で直立姿勢に形成することも可能であるが、背もたれ2の下部は側面視で曲がっていて、曲がりの頂点よりも下方の部位は前傾姿勢になっているため、リアフレーム7の上半部を実施形態のように前傾させると、例えば図1(B)や図2(B)、図3(A)から理解できるように、リアフレーム7の背支柱7bが背もたれ2の下端部の外側面に略同じ姿勢で重なった状態になるため、姿勢の統一感が出てスッキリとした美的効果が発揮されている。
座1の傾動構造は後述するが、回動支点O2(図2(B)参照)は、座1のうち手前寄りに変位している。従って、座1は、後端を自由端にした片持ち梁の状態になっている。また、座1の回動支点O2も、座1の肉厚部内に位置している。
(3).フレームの取付け構造
次に、ベース5に対するフロントフレーム6及びリアフレーム7の取付け構造の第1実施形態を、主として図4~7を参照して説明する。
ベース5はアルミダイキャスト品であり、左右横長手のブロック状の形態を成している。中央部には、脚支柱4の上端部が嵌着する中心穴10を空けている。ベース5の上面のうち前側の部位には、請求項に記載した位置決め手段の一環として、左右一対のフロント凹部11が形成されて、後ろ側の部位にはリア凹部12が形成されており、両凹部11,12にはタップ穴が空いている。なお、ベース5には、肉厚の均等化や材料節約のために多数の上向き溝が形成されている(ベース5の内部に多数のリブが形成されていると見ることもできる。)。
フロント凹部11及びリア凹部12は平面視四角形に形成されている。また、フロント凹部11はベース5の前面に切り開かれていて、リア凹部12は上向きに開口しているが、リア凹部12も切り開き方式に形成することは可能である。また、フロント凹部11はベース5の左右外面よりも少し内側に位置しているが、リア凹部12はベース5の左右側部に寄せて配置されている。
フロントフレーム6におけるフロント基部6aの下面には、ベース5のフロント凹部11にきっちり嵌合するフロント凸部13が形成されており、フロント凹部11及びフロント凸部13の箇所で、フロントフレーム6がベース5にフロントボルト14で固定されている。同様に、リアフレーム7のリア基部7aに、ベース5のリア凹部12にきっちり嵌合するリア凸部15が形成されており、リア凹部12及びリア凸部15の箇所で、左右のリアフレーム7がそれぞれリアボルト16によってベース5に固定されている。
フロント基部6a及びリア基部7aには、ボルト14,16が挿通される取付け穴18が空いているが、取付け穴18には、ボルト14,16の頭が隠れる座繰り穴を設けている。
リア基部7aは、ベース5の上面に対しては、左右側部と後部とに僅かに重なるようになっており、かつ、ベース5の後ろに位置した部分と、ベース5の左右外側に位置した部分とを有している。従って、リア基部7aは平面視でL形に形成されており、その内角部にリア凸部15が形成されている。
一方、フロント基部6aは、左右のリアフレーム7で囲われた空間を覆うように、後ろ向きに大きく突出している。すなわち、庇状の部分を有しており、リア凸部15は、フロントフレーム6における基部6aの庇状の部分で覆われている。従って、リアボルト16は外部から視認できず、また、フロントボルト14の頭も取付け穴18の内部に入り込んでいるため、殆ど視認し難い。
このような配慮により、フロントフレーム6とベース5とが一体成型品であるかのような外観を呈して、シンプルな美観の形成に貢献している。また、フロントフレーム6と左右のリアフレーム7とはそれぞれ別部材であるため、製造のための金型をできるだけ小さくできる。このため、製造は容易である。リアフレーム7を左右に分離しているのは、リアフレーム7はフロントフレーム6に比べて高さが高くて、一体成型すると金型が相当に大型化するためである。リア基部7aには、フロント基部6aの後端部が載る受け片20を形成している。
なお、フロントフレーム6は、椅子の方向を基準にして述べると、上下方向に相対動する主成型型を備えた金型装置で製造されて、リアフレーム7は、左右方向又は前後方向に相対動する主成型型を備えた金型装置で製造される。図4(A)から理解できるように、フロントフレーム6はベース5の前面よりも手前に張り出しており、この前向き張り出し部の下面に、軽量化や肉厚均等化のための逃がし凹所21を形成している。
ベース5の凹部11,12とフレーム6,7の凸部13,15とは四角形に形成されて互いに嵌合しているため、ベース5とフレーム6,7との横ずれが防止されているが、実施形態では、この他にも、リアフレーム7同士の一体性や、フレーム6,7とベース5との一体性等を向上させるための連結手段を講じている。この点を説明する。
まず、左右のリアフレーム7の連結関係であるが、例えば図4(A)のとおり、左右のリア基部7aのうち一方のリアフレーム7の後部に横向きボス部22を突設して、他方のリア基部7aに、横向きボス部22がきっちり嵌合する横向きボス穴23を形成している。これら横向きボス部22と横向きボス穴23との嵌まり合いにより、左右のリアフレーム7の一体性を向上できる。横向きボス部22と横向きボス穴23とは側面視で略三角形になっているが、四角形や円形などの、様々な形態を採用できる(変形例を第2実施形態で触れている。)。
次に、リアフレーム7とベース5との関係であるが、例えば図4(B)のとおり、ベース5の前部の左右側面に円形のサイド突起24を横向きに突設している一方、リア基部7aにおいてベース5の外側面に重なる部分の前部に、サイド突起24に嵌合するサイド係合溝25を形成している。これにより、リア基部7aとベース5との一体性が向上する。
また、ベース5とリアフレーム7との一体性を向上させる手段として、例えば図4(A)に示すように、フロントフレーム6における基部6aの後端から平面視四角形の係合片26を突設している一方、リアフレーム7のリア基部7aには、係合片26が上から嵌まる係合段部27を形成している。係合片26と係合段部27とは、フロントフレーム6とリアフレーム7との左右位置を正確に規定する位置決め手段、及び、フロントフレーム6の反り防止手段としても機能している。
(4).昇降レバーの取付け構造
図7(C)に示すように、昇降レバー9は、ベース5に形成した軸受け溝29に上から嵌まった支軸部9aと、支軸部9aの先端から中心穴10に向けて延びる押圧部9bと、支軸部9aの基端から下向きに延びる垂直部9cとを有しており、垂直部9cの下端から水平状の指掛け部が横向きに延びている。
押圧部9bは、中心穴10を後傾するボス体に形成した上向き開口の切り開き溝30に嵌まっている。また、垂直部9cはベース5を上下に貫通した穴31に嵌まっており、昇降レバー9の指掛け部を上向きに引くと、昇降レバー9が支軸部9aを支点にして回動することにより、押圧部9bによって脚支柱4のプッシュバルブ4aが押し下げられる。これにより、脚支柱4であるガスシリンダのロックが解除されて、座1を高さ調節できる。
そして、本実施形態では、図7(B)に明示するように、軸受け溝29は、下向きに凹んだ補助凹所32に形成されていて、昇降レバー9の支軸部9aはベース5の上面からある程度の寸法だけ下方に位置している一方、図7(A)に明示するように、フロントフレーム6における基部6aの下面に、補助凹所32に上から嵌まり込む軸支突起33を下向きに突設して、軸支突起33により、昇降レバー9の支軸部9aを上向き移動不能に保持している。
従って、昇降レバー9は、フロントフレーム6によって回動自在に保持されており、支軸部9aを上から抱持する軸受け部材は必要ない。従って、構造を簡素化できる。実施形態では、補助凹所32がフロントフレーム6の基部6aで覆われているため、軸支突起33はフロントフレーム6の基部6aに形成したが、補助凹所32がリアフレーム7の基部7aで覆われている場合は、軸支突起33はリアフレーム7の基部7aに形成することになる。
図7(B)に明示するように、補助凹所32は、1つのフロント凹部11の後ろに位置している。従って、昇降レバー9の支軸部9aはベース5の後ろに寄っており、支軸部9aの後端に押圧部9bを形成している。このため、押圧部9bは、平面視において、前後長手線及び左右横向き線に対して傾斜した姿勢になっている。
本実施形態のように、昇降レバー9をベース5の下方に露出させて横向きに延出すると、ベース5の周囲を両フレーム6,7の基部6a,7aで隙間なく囲うことができるため、美観に優れると共に、両フレーム6,7の固定強度も向上できる。
(5).座の取付け構造
次に、フロントフレーム6に対する座1の取付け構造を、主として図7,8を参照して説明する。例えば図7(A)に示すように、フロントフレーム6の上端は前後長手の受け部35になっており、この受け部35に、前後長手の座用傾動ユニット36を介して座1が前後傾動可能に取付けられている。受け部35は、フロントフレーム6の上端から前後両側にはみ出ている。
例えば図7に明示するように、座用傾動ユニット36は、前後長手の上下ブラケット37,38と、両者の間に配置された前後一対の弾性体39とを主要部材としている。下ブラケット38は左右の側板38aを有して、正面視で上向き開口コ字形の形態を成しており、フロントフレーム6の受け部35に形成された上向き開口の凹所に横ずれ不能に嵌まっている。
図3(A)に示すように、座1は、合成樹脂製の座インナーシェル40にクッション材40aを重ね配置した構造になっており、例えば図9(A)に明示するように、座インナーシェル40の左右両側部に、前後長手で下向きに開口した凹溝41が形成されており、この凹溝41に、座用傾動ユニット36を構成する上ブラケット37が嵌め込まれている。
上ブラケット37も左右の側板37aを有する下向き開口コ字型の形態であり、図9(B)から理解できるように、上ブラケット37で下ブラケット38が覆われている。上ブラケット37及び凹溝41は、概ね下ブラケット38の前後長さの2倍強の長さになっており、下ブラケット38の手前に少しはみ出て、後ろには大きくはみ出ている。
具体的には、上ブラケット37は、下ブラケット38と略同じ程度の寸法だけ、上ブラケット37の後ろにはみ出ている。このように上ブラケット37が下ブラケット38よりも遥かに長いのは、座インナーシェル40が樹脂製であることを考慮して、必要な支持強度を確保するためである。上ブラケット37及び凹溝41の後半部は細くなっているが、これは、細くしても必要な強度は確保できるためである。
フロントフレーム6は樹脂の成型品であるが(アルミダイキャスト品であってもよい)、受け部35は、上ブラケット37のように長く形成しなくても必要な強度は確保できる。そして、実施形態のように上ブラケット37を受け部35の後ろに大きくはみ出させると(オーバーハングさせると)、受け部35を凹溝41にできるだけ深く嵌め入れつつ、座1の後傾動を許容できると共に、座1の支持強度を格段に向上できる。
図9(A)に示すように、上ブラケット37は前後の上ビスで座インナーシェル34に固定されている一方、下ブラケット33は、前部に位置した下ビスでフロントフレーム6の受け部35に固定されている。座インナーシェル34の上面には、図8に示すように、上ビス(図示せず)がねじ込まれるT形ナット42aを配置している。従って、座インナーシェル34が樹脂製であっても、高い締結強度を確保できる。
実施形態のように、下ブラケット38の後部のバーリング部47は、受け部35に対する締結手段と弾性体39の位置決め手段とを兼用しているため、それだけ構造を簡単化できる。
また、図9(B)に示すように、下ブラケット38の後端に係合片38bを形成している一方、図9(A)に示すように、受け部35の後端部に位置決め溝44を形成し、係合片38bを位置決め溝44に手前から差し込んでいる。従って、下ブラケット38は、その後端は位置決め溝44によって上下動不能に保持されており、その結果、下ブラケット38は1本の下ビス(図示せず)のみで受け部35に離脱不能に保持されている。
上ブラケット37と下ブラケット38とは、左右長手の枢支ピン45によって相対回動可能に連結されている。枢支ピン45は、ブッシュ39a介して上下ブラケット37,38の側板37a,38aを連結している。そして、枢支ピン45を挟んだ前後両側に、樹脂系ゴム(チェラスト)から成る角形ブロック状の弾性体33を配置している。
図8に示すように、弾性体39の上下面に位置決め穴46が形成されている一方、上ブラケット37と下ブラケット38とには、図8(図9(B)も参照)に示すように、位置決め穴46に嵌まるバーリング部47を形成している。従って、弾性体39は、その周囲を他の部材で規制されていない状態でも、前後左右のいずれの方向にもれずれ不能に保持されている。下ビス(図示せず)は、上下ブラケット37,38のバーリング部47にねじ込んでいる。弾性体33は、予め圧縮した状態(プリテンションを掛けた状態)で座用傾動ユニット36にセットされている。
図9(A)から理解できるように、座インナーシェル40における凹溝41の内側面には、枢支ピン45の端部を逃がすための補助凹所41aを形成している。このため、上ブラケット37を凹溝41にきっちりと嵌め込んで、座用傾動ユニット36の姿勢も正確に揃えることができる。
(6).第2実施形態.
次に、図10及び図11に示す第2実施形態を説明する。この実施形態は、ベース5とフロントフレーム6及びリアフレーム7との取付け構造の別例である。この第2実施形態は、第1実施形態と基本構造において大きな違いはない。このため、第2実施形態と同じ機能の要素は第1実施形態と同じ符号を付している。なお、図10(A)及び図11では、ベース5はフロントフレーム6及びリアフレーム7よりも大きな縮尺で表示している。
本実施形態は、第1実施形態との相違点として、第1実施形態と同じ要素を備えているもののその形状が相違する点と、第1実施形態にはない位置決め手段を備えている点とがある。まず、形状の相違点として、図10に示すように、左右のリアフレーム7を連結するための横向きボス部22と横向きボス穴23との点がある。
すなわち、本実施形態では、横向きボス部22が側面視コ字型になっている一方、横向きボス穴23は台形状になっている。横向きボス部22の前後幅は横向きボス穴23の前後幅よりもかなり小さいが、横向きボス部22と横向きボス穴23とは、左右のリアフレーム7の上下高さを揃えることを主眼に設けているため、このような形態でも目的は十分に達成できる。
本実施形態では、左右のリアフレーム7をきっちり嵌め合わせる手段として、横向きボス穴23の開口縁に段部23aを全周に亙って形成している一方、横向きボス部22を設けたリアフレーム7には、段部23aに嵌まる突条22aを形成している。また、横向きボス部22を設けたリアフレーム7には、肉厚をできるだけ均等化するための肉盗み穴22bを形成している。
第1実施形態ではサイド突起24を円形に形成していたが、本実施形態では、図11に示すように、再度突起24は小判形に形成されている。従って、リアフレーム7のサイド係合溝25との密着性が向上して、リアフレーム7とベース5との一体性も高まっている。
次に、フロント凹部11とフロント凸部13とについて述べると、フロント凹部11は第1実施形態と同様に平面視四角形に形成されているが、図10(A)のとおり、フロント凸部13は底面視U形に形成されている。
また、ベース5に設けたリア凹部12とリアフレーム7に設けたリア凸部15とについては、図11に明示するように、本実施形態では、リア凹部12は、後ろ向きに開口した切り開きタイプになっており、これに伴って、リア突部15はリア基部7aと一体に繋がっている。従って、リア突部15の強度は高くなっている。
また、リア凹部12とリア凸部15とは、背面視及び正面視で逆台形になっている。従って、リアボルト16によって締め付けると、リア凹部12とリア凸部15とはきっちり密着する。その結果、リアフレーム7とベース5との位置決め機能(左右方向のずれ防止機能)を向上できると共に、隙間を無くして締結強度も向上できる。
本実施形態では、第1実施形態にはない位置決め手段として、ベース5の前部でかつ左右中間部にセンター係合穴44を形成している一方、フロントフレーム6におけるフロント基部6aの下面に、センター係合穴44に嵌合するセンター突起45を形成している。センター係合穴44とセンター突起45とは上広がりのテーパ状に形成されている。
従って、フロントフレーム6をベース5に締結すると、センター係合穴44とセンター突起45とが密着して、高い位置決め機能を発揮する(センター係合穴44とセンター突起45とは円形なので、フロントフレーム6とベース5とは、前後左右のどの方向にもずれ不能に保持される。)。
更に、リアフレーム7とベース5との新たな位置決め手段として、図11のとおり、ベース5の後端部でかつ左右中間部に、リブ46を切欠いて左右一対のリアインサイド凹所47を形成している一方、リアフレーム7の内端部に、リアインサイド凹所47に上から嵌まる鉤状のリアインサイド係合部48を形成している。左右のリアフレーム7のリアインサイド係合部48は、左右に重なっている。リアフレーム7において、リアインサイド係合部48とリア凸部15とは、リア基部7aのうちベース5の上面に重なるフランジ状部7a′を介して繋がっている。
ベース5の後面板49には、リアインサイド係合部48が嵌まる凹所50が、上向きに切り開かれた状態に形成されている。この点でも、リアフレーム7とベース5との左右ずれが規制されている。また、図10(A)に示すように、リアインサイド係合部48の上面には段部48aが形成されている一方、フロントフレーム6を構成するフロトン基部6aの後端縁には、リアインサイド係合部48の段部48aに重なる重合部51を形成している。これによっても、フロントフレーム6とリアフレーム7との一体性が高まっている。
なお、第1実施形態では、図4のとおり、フロント基部6aの後端に係合片26を設けてリア基部7aの前端に係合段部27を形成したが、本実施形態では、係合片26及び係合段部27の機能は、リアインサイド係合部48の段部48aとフロント基部6aの重合部51とが担っている。図10(A)及び図11の両方に示すように、本実施形態では、フロントフレーム6を構成するフロント基部6aの下面に、脚支柱4と同心の凹所52を形成している。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、フロントフレーム及びリアフレームとベースとの位置決め手段としては、フロントフレームとリアフレームとを一体に形成して、両者が繋がった基部を下向き開口の枠状に形成し、これをベースにすっぽり被せるといったことも可能である。また、本願発明の適用対象は回転椅子には限らず、座が回転及び昇降しない固定脚式椅子にも適用できる。
実施形態ではリアフレームを左右に分離したが、リアフレーム一体品として製造することも可能である。この場合は、実施形態のような左右のリアフレーム7を位置決めする手段は不要になる。位置決め手段としては、例えば、ベースとフロントフレーム又はリアフレーム7(若しくは両方)に同心の穴を設けて、この上下の穴に位置決めピンを嵌合させるといったことも可能である。
本願発明は、椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 座
2 背もたれ
4 脚支柱
5 ベース
6 フロントフレーム
6a フロント基部(フロントフレームの基部)
6b,6c 壁
7 リアフレーム
7a リア基部(リアフレームの基部)
7b 背支柱
7d 後ろ壁
7e サイド壁
9 昇降レバー
11 位置決め手段を構成するフロント凹部
12 位置決め手段を構成するリア凹部
13 位置決め手段を構成するフロント凸部
14,16 ボルト
15 位置決め手段を構成するリア凸部
22 ボス部
23 ボス穴
24 サイド突起
25 サイド係合溝

Claims (6)

  1. 互いに分離している及び背もたれ、及び前記座の下方に配置されていて脚装置にて支持されているベースと、前記ベースの上方に配置されていて前記座が取り付くフロントフレームと、前記ベースの上方に配置されていて前記背もたれが取り付くリアフレームとを備えており、
    前記フロントフレームとリアフレームとは別体であり、前記座は前記フロントフレームのみに取り付けられて、前記背もたれは前記リアフレームのみに取り付けられている構成であって、
    前記フロントフレームとリアフレームとの両方に、前記ベースに上から重なる基部が一体に形成されており、前記基部とベースには、互いに嵌合して前記基部を水平方向にずれ不能に保持する位置決め手段が形成されており、前記基部をボルトで前記ベースに固定している、
    椅子。
  2. 前記ベースに、前記位置決め手段として凹部が形成されて、前記フロントフレーム及びリアフレームの基部に、前記凹部と嵌まり合う凸部が形成されており、前記凹部と凸部との箇所において前記基部が前記ボルトでベースに固定されている、
    請求項1に記載した椅子。
  3. 前記リアフレームは、前記背もたれの左側方に位置した左背支柱を有する左リアフレームと、前記背もたれの右側方に位置した右背支柱を有する右リアフレームとに分離しており、前記左右のリアフレームにそれぞれ前記基部を一体に設けて、前記左右の基部が、横向きに突出したボスと横向きに開口したボス穴との嵌合わせによって前後ずれ不能に保持されている、
    請求項1又は2に記載した椅子。
  4. 前記左右リアフレームの基部には、前記ベースの側面に重なるサイド壁と、前記ベースの後面に重なる後ろ壁とが形成されており、前記左右のサイド壁に、前記ベースの側面に向けて開口したサイド係合溝を形成している一方、前記ベースの左右側面には、前記サイド係合溝に嵌合するサイド突起を設けている、
    請求項3に記載した椅子。
  5. 前記ベースは、ガスシリンダよりなる脚支柱の上端に固定されていて、前記ベースに、前記ガスシリンダのロックを解除して高さ調節するための昇降レバーが、当該ベースの上方にはみ出ないようにして取付けられており、前記ベースの上面は、前記リアフレームの基部又はフロントフレームの基部若しくは両方の基部によって全体が覆われている、
    請求項1~4のうちのいずれかに記載した椅子。
  6. 前記左右リアフレームの基部は、当該基部に対して上から挿通されたボルトによって前記ベースに固定されている一方、
    前記フロントフレームは左右一対あって両者は共通の基部に一体に繋がっており、前記フロントフレームの基部によって前記リアフレームを固定するボルトが上から覆われている、
    請求項3~5のうちのいずれかに記載した椅子。
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