JP7208714B2 - 火災検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、火災検出装置に関する。
従来、監視領域の火災を検出する熱感知器を対象として、温度検出素子を保護するための技術が提案されている。この技術においては、温度検出素子と、温度検出素子を収容するための感知器本体と、感知器本体の下面に設けられた挿通孔であって、温度検出素子の一部のみを感知器本体の外部に露出するための挿通孔と、感知器本体の下面に設けられ、且つ同一の形状で形成された複数のリブを有するプロテクタであって、上記外部に露出した温度検出素子を覆うためのプロテクタとを備えた熱感知器が構成されている。また、感知器本体の下面のうちプロテクタに対応する部分以外の部分には、感知器本体の内部に収容された表示灯を外部から視認させるための表示孔が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-198757号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、感知器本体の下面において、プロテクタ及び表示孔が外部に露出するように設けられているので、これらプロテクタ及び表示孔の両方が外部から目立ちやすいことから、熱感知器の意匠性を低下させるおそれがあった。また、プロテクタの複数のリブの形状がそれぞれ同一であるので、例えば、熱感知器の設置状況に応じて、各方向からプロテクタに流入する気流の流入量を均一にすることが難しくなることから、気流の流入性を向上させることが難しくなる可能性があった。したがって、意匠性又は気流の流入性の観点からは、改善の余地があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、意匠性又は気流の流入性を向上させることが可能となる、火災検出装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の火災検出装置は、設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置であり、監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、筐体と、少なくとも一部が前記筐体の前記監視領域側の面から突出して前記監視領域側に露出するように配置された熱感知手段であり、前記火災に伴う熱を検出するための熱感知手段と、前記熱感知手段における前記監視領域側に露出する部分の周囲を覆うように前記筐体の前記監視領域側の面に立設された複数のリブを有するガード手段であり、前記複数のリブによって前記熱感知手段を保護するガード手段と、前記筐体の内部に設けられた表示手段であり、光を発することにより前記監視領域へ向けて所定情報を表示させる表示手段と、を備え、前記ガード手段の前記複数のリブのうち、一部のリブを透光性材料で形成すると共に、他の一部のリブを非透光性材料で形成することにより、前記一部のリブを介して前記表示手段から発せられた前記光が導光されることで前記所定情報を前記監視領域側から視認可能とし、前記熱感知手段及びガード手段を、前記監視領域側の面の中央部よりも外周側に設け、前記透光性材料で形成された前記一部のリブを、前記監視領域側の面のうち前記非透光性材料で形成された前記他の一部のリブよりも外周側の部分に配置し、前記透光性材料で形成された前記一部のリブの厚さを、前記非透光性材料で形成された前記他の一部のリブの厚さよりも厚くした。
請求項1に記載の火災検出装置によれば、例えば、一部のリブのみを透光性材料にて形成することで、当該一部のリブを介して筐体の内部に収容された表示手段から照査された光を当該火災検出装置の外部に導くことが可能になる。よって、上記表示手段から照査される光を外部に導くための表示孔を筐体に設ける必要性がないことから、従来技術(プロテクタ及び表示孔を外部に露出するように設けた技術)に比べて、火災検出装置の意匠性を維持することが可能となる。
実施の形態に係る火災検出装置の取付状況を示す側面図である。 図1の火災検出装置の領域の拡大図である。 取付ベースを取り外した状態の火災検出装置を示す底面図である。 図3のA-A矢視断面図である。
以下に、本発明に係る火災検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置であり、監視領域の火災を検出するための火災検出装置に関するものである。
ここで、「火災検出装置」は、実施の形態では、監視領域を熱学的に火災を検出して報知する装置であり、例えば、熱学的な火災感知器や火災警報器、あるいは、熱学的且つ光学的な火災感知器や火災警報器等を含む概念である。また、「設置対象物」とは、火災検出装置が設置される対象物であり、例えば、建物の天井部や壁部等を含む概念です。また、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、アパートやマンションの如き集合住宅、オフィスビル、イベント施設、商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「監視領域」とは、監視の対象となる領域であって、例えば、建物の内部の領域、建物の外部の領域等を含む概念である。また、「報知する」とは、例えば、所定情報を外部装置に向けて出力すること、所定情報を出力手段(表示手段又は音声出力手段)を介して表示又は音声出力すること等を含む概念である。以下、実施の形態では、「火災検出装置」が、「熱学的且つ光学的な火災感知器」であり、「設置対象物」が「オフィスビルの天井部」であり、「監視領域」が「オフィスビルの内部の領域」である場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、実施の形態に係る火災検出装置の構成について説明する。図1は、実施の形態に係る火災検出装置の取付状況を示す側面図である。図2は、図1の火災検出装置の領域の拡大図である。図3は、後述の取付ベースを取り外した状態の火災検出装置を示す底面図である。図4は、図3のA-A矢視断面図である。以下の説明では、図1のX方向を火災検出装置の左右方向(+X方向を火災検出装置の左方向、-X方向を火災検出装置の右方向)、図3のY方向を火災検出装置の前後方向(+Y方向を火災検出装置の前方向、-Y方向を火災検出装置の後方向)、図1のZ方向を火災検出装置の上下方向(+Z方向を火災検出装置の上方向、-Z方向を火災検出装置の下方向)と称する。また、図3の検出空間の中心位置を基準として、検出空間から離れる方向を「外側」と称し、検出空間に近づく方向を「内側」と称する。
火災検出装置1は、監視領域の熱を検出すると共に、気体に含まれている被検出物質(例えば、煙等)を検出して報知する装置である。この火災検出装置1は、建物の屋内において建物の天井部(設置対象物)の下面にある設置面2に設置されており、図1から図4に示すように、取付ベース10、外カバー20、内カバー30、流入空間40、防虫網50、検出空間60、検出部カバー70、検出部本体80、端子盤90、及び基板100を備えている。
(構成-取付ベース)
図1に戻り、取付ベース10は、設置面2に対して外カバー20を取り付けるための取付手段である。この取付ベース10は、例えば公知の火災検出装置用の取付ベース(一例として、樹脂製である略板状の取付ベース)等を用いて構成されており、図2、図3に示すように、設置面2に対して固定具等によって固定されている。
(構成-外カバー)
図2に戻り、外カバー20は、内カバー30、流入空間40、防虫網50、検出空間60、検出部カバー70、検出部本体80、端子盤90、及び基板100を覆うカバーである。この外カバー20は、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図2から図4に示すように、外カバー本体21、天面部22、第1リブ部23、及び第2リブ部24を備えている。
このうち、外カバー本体21は、外カバー20の基本構造体である。この外カバー本体21は、例えば上面及び下面が開放された略中空円柱状体にて形成されており、図2に示すように、外カバー本体21の上端部が取付ベース10の下面と当接するように配置され、取付ベース10に対して嵌合構造(又は固定具)等によって固定されている。
また、天面部22は、流入空間40を区画するための区画手段である。この天面部22は、例えば略円形状の板状体にて形成されており、図2から図4に示すように、外カバー本体21よりも下方において略水平に設けられている。
また、第1リブ部23は、流入空間40を区画するための区画手段である。この第1リブ部23は、略板状体にて形成され、外カバー本体21と天面部22との相互間において垂直に設けられており、具体的には、図2、図4に示すように、外カバー20の中央付近から放射状に複数設けられ、外カバー本体21及び天面部22に対して接続されている。
また、第2リブ部24は、流入空間40を区画するための区画手段である。この第2リブ部24は、略板状体にて形成され、外カバー本体21と天面部22との相互間において垂直に設けられており、具体的には、図2、図4に示すように、隣接する第1リブ部23の内側端部同士の相互間に設けられ、外カバー本体21及び天面部22に対して接続されている。なお、外カバー20の構成の詳細については、後述する。また、上述した「外カバー20」は、特許請求の範囲における「筐体」に対応する。
(構成-流入空間)
図2に戻り、流入空間40は、火災検出装置1の外部の気体が火災検出装置1の内部に流入させるための空間である。この流入空間40は、外カバー20の内部において複数形成されて、具体的には、図2、図4に示すように、外カバー20の内部空間のうち、天面部22、第1リブ部23、第2リブ部24、及び内カバー30によって囲繞された空間が流入空間40として形成されている。
(構成-内カバー)
内カバー30は、検出空間60、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を覆うカバーであると共に、流入空間40を区画するための区画手段である。この内カバー30は、例えば、上面が開放された略中空円柱状体であり、遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図4に示すように、外カバー20の内部において、内カバー30の下面が流入空間40を介して外カバー20の天面部22と対向するように設けられている。また、図4に示すように、内カバー30の下面には、第1開口部30aが形成されている。第1開口部30aは、流入空間40に流入された気体を検出空間60に送るための開口部であり、図4に示すように、内カバー30の下面のうち略中央部及びその近傍部分に設けられている。
(構成-検出空間)
検出空間60は、被検出物質を検出するための空間であり、図4に示すように、内カバー30の内部空間のうち、検出部カバー70及び検出部本体80によって囲繞される空間が検出空間60として形成されている。
(構成-検出部カバー)
検出部カバー70は、検出空間60を区画するための区画手段であると共に、検出空間60に外乱光が入射することを抑制するための入射抑制手段である。この検出部カバー70は、上面が開放された略中空円柱状体であり、遮光性を有する樹脂材にて形成されている。また、この検出部カバー70は、図4に示すように、内カバー30の内部において、検出部カバー70の下面が第1開口部30a及び流入空間40を介して外カバー20の天面部22と対向するように配置され、検出部本体80に対して嵌合構造等によって固定されている。また、図4に示すように、検出部カバー70の下面には、第2開口部70aが形成されている。第2開口部70aは、第1開口部30aから送られた気体を検出空間60に流入するための開口部であり、図4に示すように、検出部カバー70の下面のうち第1開口部30aと対応する部分に設けられている。
(構成-防虫網)
防虫網50は、火災検出装置1の外部にいる虫が検出空間60に侵入するのを防止するための網である。この防虫網50は、メッシュ状且つ円形状の網を用いて構成されており、図4に示すように検出部カバー70に取り付けられている。
(構成-検出部本体)
検出部本体80は、検出部カバー70を取り付けるための取付手段であり、検出空間60に外乱光が入射することを抑制するための入射抑制手段である。この検出部本体80は、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されており、図4に示すように、検出部カバー70の上面を覆うように配置されており、基板100に対して固定具等によって固定されている。また、この検出部本体80には、後述する第1発光部、後述する第2発光部、及び後述する受光部の各々を支持するための支持部(図示省略)がそれぞれ設けられている。さらに、この検出部本体80には、後述する第1発光部、後述する第2発光部、及び後述する受光部の各々と検出空間60との間の光路を形成するための光路孔(図示省略)がそれぞれ形成されている。
(構成-端子盤)
端子盤90は、内カバー30、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を収容するための収容手段である。この端子盤90は、下面が開放された略中空円柱状であり、例えば遮光性を有する樹脂材にて形成されている。また、この端子盤90は、図4に示すように、内カバー30、検出部カバー70、検出部本体80、及び基板100を上方から覆うように設けられ、外カバー20に対して嵌合構造等によって固定されていると共に、且つ取付ベース10に対して取付部材91に形成された第1取付孔(図示省略)を介して固定具等によって固定されている。
(構成-基板)
基板100は、各種の電気回路(図示省略)が実装される実装手段である。この基板100は、例えば公知の平板状の回路基板等を用いて構成されており、図4に示すように、端子盤90の内部において、端子盤90の上端部及び下端部と間隔を隔てて略水平に配置され、端子盤90に対して端子盤90に形成された取付孔(図示省略)及び取付部材91に形成された第2取付孔(図示省略)を介して固定具によって固定されている。
また、基板100には、従来の火災検出装置1に用いられる公知の電子部品が実装されていることに加えて、図4に示すように、第1発光部(図示省略)、第2発光部(図示省略)、受光部(図示省略)、熱感知部110、表示部(図示省略)、通信部(図示省略)、電源部(図示省略)、制御部(図示省略)、及び記憶部(図示省略)が実装されている。
(構成-基板-第1発光部、第2発光部、受光部)
このうち、第1発光部は、検出空間60に検出光(以下、「第1検出光」と称する)を照射する第1発光手段であり、例えば公知の発光素子(一例として赤外LED等)を用いて構成されている。また、第2発光部は、第1検出光とは波長が異なる検出光(以下、「第2検出光」と称する)を検出空間60に照射する第2発光手段であり、例えば公知の発光素子(一例として青色LED等)を用いて構成されている。また、受光部は、第1発光部から照射された第1検出光の煙による散乱光を受光し、当該受光した散乱光に応じた第1受光信号を出力すると共に、第2発光部から照射された第2検出光の煙に対する散乱光を受光し、当該受光した散乱光に応じた第2受光信号を出力する受光手段であり、例えば公知の受光素子(一例としてフォトダイオード等)を用いて構成されている。また、第1発光部、第2発光部、及び受光部の設置方法については任意であるが、実施の形態では、第1発光部又は第2発光部から照射された第1検出光又は第2検出光が検出部本体80の各種の光路孔を介して直接的に受光部されることを回避できるように設置している。例えば、第1発光部の光軸(以下、「第1発光側光軸」と称する)と受光部の光軸(以下、「受光側光軸」と称する)との角度が135°程度となる位置に、第1発光部及び受光部を設置する。また、第2発光部の光軸(以下、「第2発光側光軸」と称する)と受光側光軸との角度が90°程度となる位置に、第2発光部及び受光部を設置している。
(構成-基板-熱感知部、表示部、通信部、電源部)
図2に戻り、また、熱感知部110は、火災を検出するための熱感知手段である。この熱感知部110は、例えば公知の熱感知素子(一例として、サーミスタ等)を用いて構成されており、図2から図4に示すように、内カバー30、検出部カバー70、及び検出部本体80の各々に設けられた挿通孔(図示省略)及び後述する外カバー20の挿通孔120を介して熱感知部110の一部が火災検出装置1の外部に露出するように配置されている。また、表示部は、火災検出装置1の外部に向けて光(以下、「表示光」と称する)を照射することにより所定情報(例えば、火災の検出の有無を示す情報)を表示するための表示手段であり、例えば公知の表示手段(LED等)を用いて構成されている。また、この表示部の投光方法については任意であるが、例えば、内カバー30、検出部カバー70、及び検出部本体80の各々に設けられた挿通孔(図示省略)及び後述する外カバー20の挿通孔120に挿通されたライトガイド104aを介して表示部からの表示光を火災検出装置1の外部に向けて誘導することにより投光すること等が該当する。また、通信部は、外部装置(例えば、受信機等)との間で通信する通信手段である。また、電源部は、商用電源又は電池(図示省略)から供給された電力を、火災検出装置1の各部に供給する電源手段である。
(構成-基板-制御部、記憶部)
また、制御部は、火災検出装置1を制御する制御手段である。この制御部は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。また、記憶部は、火災検出装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部は、書き換え可能な記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。
(構成-外カバーの構成の詳細)
図2に戻り、次に、外カバー20の構成の詳細について説明する。ただし、この外カバー20は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、図2から図4に示すように、外カバー20の側部のうち設置面2側の側部とは反対側の側部(反対側側部)である天面部22には、挿通孔120及びガード部130が設けられている。
(構成-外カバーの構成の詳細-挿通孔)
図3に戻り、挿通孔120は、熱感知部110の一部を火災検出装置1の外部に露出させると共に、表示部からの表示光を火災検出装置1の外部に照射するための貫通孔である。
ここで、挿通孔120の具体的な形状及び大きさについては任意であるが、実施の形態では、挿通孔120の平面形状については、図3に示すように、略楕円形状に設定している(あるいは、四角形状等の多角形状であってよい)。また、挿通孔120の径については、熱感知部110の一部のみを外部に露出させることができ、且つ表示光を火災検出装置1の外部に照射することが可能な大きさに設定しており、例えば、熱感知部110の径とライトガイド104aの径とを加算した長さよりも長く設定している。
また、挿通孔120の形成方法については任意であるが、天面部22の中央部以外の部分に形成しており、具体的には、図3に示すように、天面部22における右側部分に形成している。この場合には、例えば、熱感知部110及び表示部は、基板100の部分のうち挿通孔120と対応する部分又はその近傍に設置されてもよい。このような形成方法により、挿通孔120を天面部22の中央部に形成する場合に比べて、熱感知部110及び表示部の取付上の制約を受けにくいことから、熱感知部110及び表示部の取付性を維持できる。
このような挿通孔120により、外カバー20の内部に熱感知部110の一部を収容し、且つ挿通孔120を介して熱感知部110の他の一部が火災検出装置1の外部に露出させることができると共に、表示部からの表示光を挿通孔120を介して火災検出装置1の外部に向けて照射することができる。
(構成-外カバーの構成の詳細-ガード部)
図2に戻り、ガード部130は、熱感知手段を保護するためのガード手段であり、図2から図4に示すように、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、第4ガード側リブ134、及びガード側連結部135を備えている。
(構成-外カバーの構成の詳細-ガード部-第1ガード側リブから第4ガード側リブ)
図2に戻り、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134は、ガード部130の基本構造体である。これら第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134は、長尺な板状体にて形成されており、図2から図4に示すように、熱感知部110における火災検出装置1の外部に露出する部分及び挿通孔120の周囲を覆うように設けられている。具体的には、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の各々の長手方向が上下方向に略沿うように設けられている(図3では、若干傾斜して設けられている)と共に、天面部22の下面に対して立設されている。
(構成-外カバーの構成の詳細-ガード部-ガード側連結部)
図2に戻り、ガード側連結部135は、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134を連結するための連結手段である。このガード側連結部135は、例えば、外カバー20と同一の材料にて形成されており、図2から図4に示すように、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の上端部の近傍部分に対して接続されている。
このような構成により、ガード部130によって挿通孔120が火災検出装置1の外部に露出することを抑制でき、ガード部130への気流の流入性を損なわずに、火災検出装置1の意匠性を維持できる。
(構成-外カバーの構成の詳細-ガード部-第1ガード側リブから第4ガード側リブの構成の詳細)
次に、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の構成の詳細について説明する。
まず、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の材質については任意であるが、実施の形態では、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134のうち、一部のリブの材質が他の一部のリブの材質と異なるように形成している。具体的には、第1ガード側リブ131を透光性材料(一例として、透光性樹脂材、ガラス材料等)にて形成し、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134を外カバー20と同一の材料にて形成している。
このような構成により、第1ガード側リブ131のみを透光性材料にて形成することで、第1ガード側リブ131及び挿通孔120を介して外カバー20の内部に収容された表示部から照査された表示光を火災検出装置1の外部に導くことが可能になる。よって、表示光を外部に導くための表示孔を外カバー20に設ける必要性がないことから、従来技術(プロテクタ及び表示孔を外部に露出するように設けた技術)に比べて、火災検出装置1の意匠性を維持することが可能となる。
また、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、表示部から照射された表示光が第1ガード側リブ131を介して火災検出装置1の外部に導かれるように構成されている。より詳細には、所定の条件下において、人が火災検出装置1を見上げた際に表示光を視認することができるように構成されている。ここで、「所定の条件」については任意であるが、実施の形態では、図1に示すように、火災検出装置1が設置面2の高さH1(一例として、2.4m等)である天井部に設置されていること、人HMが火災検出装置1から所定距離D内(一例として、3.0m以内等)にいること、及び、人HMの目の高さH2が設置面2の高さH1よりも低いこと(一例として、1.8m等)が該当する。
具体的には、まず、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134は、挿通孔120に隣接して設けられている。より具体的には、図3に示すように、第1ガード側リブ131は、挿通孔120よりも右方側に配置され、第2ガード側リブ132は挿通孔120よりも左方側に配置され、第3ガード側リブ133は挿通孔120よりも前方側且つ右寄りに配置され、第4ガード側リブ134は挿通孔120よりも後方側且つ右寄りに配置されている。
このような構成により、上記所定の条件において、人が火災検出装置1を見上げた際に表示光を視認することが可能となる。また特に、ガード部130の強度を確保しながら、第1ガード側リブ131をライトガイドとして機能させることができ、表示光を様々な方向において視認しやすくすることが可能となる。
また、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の形状(具体的には、リブの形やリブの大きさ)については任意であるが、実施の形態では、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134のうち、一部のリブの形状が他の一部のリブの形状と異なるように設定している。具体的には、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の上下方向の長さについては、図2、図4に示すように、熱感知部110における火災検出装置1の外部に露出する部分の上下方向の長さよりも長く設定している。また、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の幅については、実施の形態では、各方向からガード部130に向けて流入する気流の均一化を図ることができるように、実験結果等に基づいて設定している。一例として、図2、図4に示すように、挿通孔120の径よりも短く設定すると共に、第2ガード側リブ132の幅を他のリブよりも狭く設定してもよい。また、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の厚さについては、実施の形態では、ガード部130に流入する気流の流入量又は流入方向に基づいて設定している。例えば、各方向からガード部130に向けて流入する気流の均一化を図ることができるように、実験結果等に基づいて設定してもよい。一例として、第2ガード側リブ132の厚さを他のリブよりも薄く設定してもよい。また、第3ガード側リブ133及び第4ガード側リブ134の厚さを第2ガード側リブ132の厚さよりも厚く設定してもよい。また、第1ガード側リブ131の厚さを他のリブよりも厚く設定してもよい。
このような構成により、複数のリブを同一形状にする場合に比べて、火災検出装置1の設置状況に応じて、各方向からガード部130に流入する気流の流入量の均一化が図りやすくなる。よって、火災検出装置1の気流の流入性を向上させることが可能となる。また、ガード部130に流入する気流の流入量又は流入方向に応じた複数のリブの厚さを設定でき、ガード部130の耐久性を維持しながら、ガード部130への気流の流入性を確保することができる。また、第1ガード側リブ131が複数のリブのうち最も厚みが薄いリブよりも厚みがあるリブであるので(具体的には、最も厚みのあるリブであるので)、第1ガード側リブ131の破損等を抑制しながら、表示部から照射された表示光を火災検出装置1の外部へ導きやすくなることから、第1ガード側リブ131の耐久性を向上させながら、火災検出装置1の表示機能を一層維持することが可能となる。特に、第1ガード側リブ131は天面部22の中央部から最も離れた位置に配置されていることから、上述したように、第1ガード側リブ131の厚みを設定することで、ガード部130において各方向から流入する気流の流入量の均一化、火災検出装置1の意匠性、及びガード部130の耐久性を向上させることに寄与できる。また、第2ガード側リブ132が、複数のリブのうち最も厚みがあるリブよりも厚みが薄いリブであり(具体的には、最も厚みが薄いリブであり)、且つ最も幅が広いリブよりも幅が狭いリブであるので(具体的には、最も幅が狭いリブであるので)、挿通孔120を天面部22の中央部以外の部分に設けた場合に、ガード部130において各方向から流入する気流の流入量の均一化が一層図りやすくなるため、ガード部130への気流の流入性を向上できる。
なお、上述したようなガード部130の形成方法については任意であるが、実施の形態では、第1ガード側リブ131と、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、第4ガード側リブ134、及びガード側連結部135とを別体に形成している。具体的には、透光性樹脂材を射出成形することにより第1ガード側リブ131を形成すると共に、遮光性を有する樹脂材を射出成形することにより外カバー20、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、第4ガード側リブ134、及びガード側連結部135を一体に形成する。その後、第1ガード側リブ131を外カバー20及びガード側連結部135に対して嵌合構造等によって接続することにより、形成している。
(火災検出装置の作用について)
次に、このように構成された火災検出装置1の作用について説明する。
すなわち、例えば、火災検出装置1が設置面2に取り付けられた状態では、ガード部130によって挿通孔120が覆われるので、挿通孔120が火災検出装置1の外部に露出することを抑制できる。
また、例えば、火災検出装置1が設置面2に取り付けられた状態において、表示部から表示光が照射されると、表示部から照射された表示光が第1ガード側リブ131を介して火災検出装置1の外部に導かれるので、第1ガード側リブ131をライトガイド104aとして機能させることができる。
(実施の形態の効果)
このように実施の形態によれば、第1ガード側リブ131から第4ガード側リブ134のうち第1ガード側リブ131の材質を他の一部のリブの材質と異ならせるので、例えば、第1ガード側リブ131のみを透光性材料にて形成することで、当該第1ガード側リブ131及び挿通孔120を介して外カバー20の内部に収容された表示部から照査された光を火災検出装置1の外部に導くことが可能になる。よって、表示部から照査される光を外部に導くための表示孔を外カバー20に設ける必要性がないことから、従来技術(プロテクタ及び表示孔を外部に露出するように設けた技術)に比べて、火災検出装置1の意匠性を維持することが可能となる。また、第1ガード側リブ131から第4ガード側リブ134のうち第1ガード側リブ131の形状を他の一部のリブの形状と異ならせるので、第1ガード側リブ131から第4ガード側リブ134を同一形状にする場合に比べて、火災検出装置1の設置状況に応じて、各方向からガード部130に流入する気流の流入量の均一化が図りやすくなる。よって、火災検出装置1の気流の流入性を向上させることが可能となる。
また、第1ガード側リブ131のみを透光性材料にて形成し、表示部から照射された光が第1ガード側リブ131を介して火災検出装置1の外部に導かれるように、第1ガード側リブ131から第4ガード側リブ134を構成したので、ガード部130の強度を確保しながら、第1ガード側リブ131をライトガイド104aとして機能させることができ、表示部から照射された光を様々な方向において視認しやすくすることが可能となる。
また、ガード部130に流入する気流の流入量又は流入方向に基づいて、第1ガード側リブ131から第4ガード側リブ134の厚さを設定したので、ガード部130に流入する気流の流入量又は流入方向に応じた第1ガード側リブ131から第4ガード側リブ134の厚さを設定でき、ガード部130の耐久性を維持しながら、ガード部130への気流の流入性を確保することができる。
また、第1ガード側リブ131は、第1ガード側リブ131から第4ガード側リブ134のうち最も厚みが薄いリブよりも厚みがあるリブであるので、第1ガード側リブ131の破損等を抑制しながら、表示部から照射された光を火災検出装置1の外部へ導きやすくなることから、第1ガード側リブ131の耐久性を向上させながら、火災検出装置1の表示機能を一層維持することが可能となる。
また、挿通孔120を、天面部22の部分のうち中央部以外の部分に設けたので、挿通孔120を天面部22の中央部に形成する場合に比べて、熱感知部110及び表示部の取付上の制約を受けにくいことから、熱感知部110及び表示部の取付性を維持できる。
また、第2ガード側リブ132が、第1ガード側リブ131から第4ガード側リブ134のうち最も厚みがあるリブよりも厚みが薄いリブであり、且つ最も幅が広いリブよりも幅が狭いリブであるので、挿通孔120を天面部22の中央部以外の部分に設けた場合に、ガード部130において各方向から流入する気流の流入量の均一化が一層図りやすくなるため、ガード部130への気流の流入性を向上できる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(火災検出装置について)
上記実施の形態では、火災検出装置1が内カバー30を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、内カバー30を省略してよい。
(挿通孔について)
上記実施の形態では、挿通孔120が、天面部22の部分のうち中央部以外の部分に形成していると説明したが、これに限らず、例えば、天面部22の中央部に形成してもよい。
(ガード部について)
上記実施の形態では、ガード部130のリブの設置個数が4つであると説明したが、これに限らない。例えば、2つのみ又は3つのみであってもよく、あるいは、5つ以上であってもよい。
また、上記実施の形態では、複数のリブのうち一部のリブの材質を他の一部のリブの材質と異ならせ、且つ複数のリブのうち一部のリブの形状を他の一部のリブの形状と異ならせていると説明したが、これに限らない。例えば、複数のリブのうち一部のリブの材質を他の一部のリブの材質と異ならせて、複数のリブの形状をそれぞれ同一にしてもよい。あるいは、複数のリブの材質をそれぞれ同一にして、複数のリブのうち一部のリブの形状を他の一部のリブの形状と異ならせてもよい。
また、上記実施の形態では、第1ガード側リブ131のみを透光性材料にて形成していると説明したが、これに限らない。例えば、第1ガード側リブ131以外のリブを透光性材料にて形成してもよい。一例として、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、又は第4ガード側リブ134の少なくともいずれか1つを透光性材料にて形成してもよい。あるいは、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、又は第4ガード側リブ134のいずれか2つのみ又はいずれか3つのみを透光性材料にて形成してもよい。
また、上記実施の形態では、第1ガード側リブ131、第2ガード側リブ132、第3ガード側リブ133、及び第4ガード側リブ134の厚さを、ガード部130に流入する気流の流入量又は流入方向に基づいて設定していると説明したが、これに限らず、例えば、上記気流の流入量及び流入方向以外のパラメータ(例えば、リブの設置間隔の長さ)に基づいて設定してもよい。
上記実施の形態では、第1ガード側リブ131が、最も厚みのあるリブであると説明したが、これに限らず、例えば、最も厚みのあるリブよりも厚みが薄いリブであってもよい。
また、上記実施の形態では、第2ガード側リブ132が、最も厚みが薄いリブであり、且つ最も幅が狭いリブであると説明したが、これに限らない。例えば、最も厚みが薄いリブであり、又は最も幅が狭いリブのいずれか一方であってもよい。あるいは、最も厚みが薄いリブよりも厚みのあるリブであり、且つ最も幅が狭いリブよりも幅のあるリブであってもよい。
(付記)
付記1の火災検出装置は、設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置であり、監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、筐体と、前記火災を検出するための熱感知手段であって、前記筐体の内部に当該熱感知手段の一部が収容され、且つ前記筐体の側部のうち前記設置面側の側部とは反対側の側部である反対側側部に形成された挿通孔を介して当該熱感知手段の他の一部が当該火災検出装置の外部に露出するように設けられた熱感知手段と、前記反対側側部において前記熱感知手段の他の一部及び前記挿通孔の周囲を覆うように設けられたガード手段であって、複数のリブを有するガード手段と、を備え、前記複数のリブのうち一部のリブの材質を他の一部のリブの材質と異ならせ、又は前記複数のリブのうち一部のリブの形状を他の一部のリブの形状と異ならせた。
また、付記2の火災検出装置は、付記1に記載の火災検出装置において、前記筐体の内部に設けられた表示手段であって、前記挿通孔を介して当該火災検出装置の外部に向けて光を照射することにより所定情報を表示する表示手段を備え、前記一部のリブのみを透光性材料にて形成し、前記表示手段から照射された光が前記透光性材料にて形成されたリブを介して当該火災検出装置の外部に導かれるように、前記複数のリブを構成した。
また、付記3の火災検出装置は、付記1又は2に記載の火災検出装置において、前記ガード手段に流入する気流の流入量又は流入方向に基づいて、前記複数のリブの厚さを設定した。
また、付記4の火災検出装置は、付記1から3のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記透光性材料にて形成されたリブは、前記複数のリブのうち最も厚みが薄いリブよりも厚みがあるリブである。
また、付記5の火災検出装置は、付記1から4のいずれか一項に記載の火災検出装置において、前記挿通孔を、前記反対側側部の部分のうち中央部以外の部分に設けた。
また、付記6の火災検出装置は、付記5に記載の火災検出装置において、前記複数のリブのうち前記反対側側部の中央部側のリブは、前記複数のリブのうち最も厚みがあるリブよりも厚みが薄いリブであり、又は最も幅が広いリブよりも幅が狭いリブである。
(付記の効果)
付記1に記載の火災検出装置によれば、複数のリブのうち一部のリブの材質を他の一部のリブの材質と異ならせるので、例えば、一部のリブのみを透光性材料にて形成することで、当該一部のリブ及び挿通孔を介して筐体の内部に収容された表示手段から照査された光を当該火災検出装置の外部に導くことが可能になる。よって、上記表示手段から照査される光を外部に導くための表示孔を筐体に設ける必要性がないことから、従来技術(プロテクタ及び表示孔を外部に露出するように設けた技術)に比べて、火災検出装置の意匠性を維持することが可能となる。また、複数のリブのうち一部のリブの形状を他の一部のリブの形状と異ならせるので、複数のリブを同一形状にする場合に比べて、火災検出装置の設置状況に応じて、各方向からガード手段に流入する気流の流入量の均一化が図りやすくなる。よって、火災検出装置の気流の流入性を向上させることが可能となる。
付記2に記載の火災検出装置によれば、一部のリブのみを透光性材料にて形成し、表示手段から照射された光が透光性材料にて形成されたリブを介して当該火災検出装置の外部に導かれるように、複数のリブを構成したので、ガード手段の強度を確保しながら、ガード手段の一部のリブをライトガイドとして機能させることができ、表示手段から照射された光を様々な方向において視認しやすくすることが可能となる。
付記3に記載の火災検出装置によれば、ガード手段に流入する気流の流入量又は流入方向に基づいて、複数のリブの厚さを設定したので、ガード手段に流入する気流の流入量又は流入方向に応じた複数のリブの厚さを設定でき、ガード手段の耐久性を維持しながら、ガード手段への気流の流入性を確保することができる。
付記4に記載の火災検出装置によれば、透光性材料にて形成されたリブが、複数のリブのうち最も厚みが薄いリブよりも厚みがあるリブであるので、透光性材料にて形成されたリブのリブの破損等を抑制しながら、表示手段から照射された光を火災検出装置の外部へ導きやすくなることから、透光性材料にて形成されたリブの耐久性を向上させながら、火災検出装置の表示機能を一層維持することが可能となる。
付記5に記載の火災検出装置によれば、挿通孔を、反対側側部の部分のうち中央部以外の部分に設けたので、挿通孔を反対側側部の中央部に形成する場合に比べて、熱感知手段及び表示手段の取付上の制約を受けにくいことから、熱感知手段及び表示手段の取付性を維持できる。
付記6に記載の火災検出装置によれば、複数のリブのうち反対側側部の中央部側のリブが、複数のリブのうち最も厚みがあるリブよりも厚みが薄いリブであり、又は最も幅が広いリブよりも幅が狭いリブであるので、挿通孔を反対側側部の部分のうち中央部以外の部分に設けた場合に、ガード手段において各方向から流入する気流の流入量の均一化が一層図りやすくなるため、ガード手段への気流の流入性を向上できる。
1 火災検出装置
2 設置面
10 取付ベース
20 外カバー
21 外カバー本体
22 天面部
23 第1リブ部
24 第2リブ部
30 内カバー
30a 第1開口部
40 流入空間
50 防虫網
60 検出空間
70 検出部カバー
70a 第2開口部
80 検出部本体
81 ベース部
90 端子盤
91 取付部材
100 基板
104a ライトガイド
110 熱感知部
120 挿通孔
130 ガード部
131 第1ガード側リブ
132 第2ガード側リブ
133 第3ガード側リブ
134 第4ガード側リブ
135 ガード側連結部
D 所定距離
H1 天井部の高さ
H2 人の目の高さ
HM 人

Claims (1)

  1. 設置対象物の設置面に取り付けられる火災検出装置であり、監視領域の火災を検出するための火災検出装置であって、
    筐体と、
    少なくとも一部が前記筐体の前記監視領域側の面から突出して前記監視領域側に露出するように配置された熱感知手段であり、前記火災に伴う熱を検出するための熱感知手段と、
    前記熱感知手段における前記監視領域側に露出する部分の周囲を覆うように前記筐体の前記監視領域側の面に立設された複数のリブを有するガード手段であり、前記複数のリブによって前記熱感知手段を保護するガード手段と、
    前記筐体の内部に設けられた表示手段であり、光を発することにより前記監視領域へ向けて所定情報を表示させる表示手段と、を備え、
    前記ガード手段の前記複数のリブのうち、一部のリブを透光性材料で形成すると共に、他の一部のリブを非透光性材料で形成することにより、前記一部のリブを介して前記表示手段から発せられた前記光が導光されることで前記所定情報を前記監視領域側から視認可能とし、
    前記熱感知手段及びガード手段を、前記監視領域側の面の中央部よりも外周側に設け、
    前記透光性材料で形成された前記一部のリブを、前記監視領域側の面のうち前記非透光性材料で形成された前記他の一部のリブよりも外周側の部分に配置し、
    前記透光性材料で形成された前記一部のリブの厚さを、前記非透光性材料で形成された前記他の一部のリブの厚さよりも厚くした、
    火災検出装置。
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