JP7207989B2 - シミュレーション装置およびシミュレーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シミュレーション装置およびシミュレーション方法に関する。
年間のエネルギー消費量を想定する「年間エネルギーシミュレーション」を活用することにより、運用段階における電源設備(コージェネ、蓄電池等)や熱源設備(空冷チラー、ガス吸収式冷温水発生機等)の高効率化が可能となり、建物の省エネ・省コストを後押しすることが知られている(例えば特許文献1)。
しかしながら、過去1年間の建物の電力・熱量データ(実績値)を使用して、1年間の設備の運転計画を立案し、年間のエネルギー消費量を想定する場合、次のような課題がある。すなわち、例えば、運転計画を立案する際の条件(設定パラメータ)を頻繁に変更する場合、計算負荷が高くなり、実用的ではないときがあるという課題がある。
特開2005-258848号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、計算負荷の増大を防ぐことにより、条件変更等の頻度が多くなる場合にも対応することができるシミュレーション装置およびシミュレーション方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、処理部と、エネルギー消費に係る過去の実績値を記憶する記憶部とを備え、前記処理部が、カレンダーパターン毎に前記実績値の代表値を算出する際に、前記実績値を入居率に基づいて正規化して、前記カレンダーパターン毎に前記実績値の前記代表値を算出して前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記代表値と所定期間の前記実績値との比較結果に基づき前記代表値を補正した補正代表値を算出して前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記補正代表値に基づいて一定期間のエネルギー消費に係る想定値を算出して前記記憶部に記憶するシミュレーション装置である。
また、本発明の一態様は、前記代表値が、平日の前記実績値を代表する値である平日代表値と休日の前記実績値を代表する値である休日代表値を含み、前記処理部が、前記平日代表値または前記休日代表値と前記所定期間の平日の前記実績値または休日の前記実績値との比較結果に基づき前記平日代表値または前記休日代表値を補正した補正平日代表値または補正休日代表値を算出して前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記補正平日代表値と前記補正休日代表値に基づいて前記一定期間のエネルギー消費に係る前記想定値を算出して前記記憶部に記憶する上記シミュレーション装置である。
また、本発明の一態様は、前記処理部が、カレンダーパターン毎の前記実績値の中央値を前記代表値とする上記シミュレーション装置である。
また、本発明の一態様は、処理部と、エネルギー消費に係る過去の実績値を記憶する記憶部とを用いて、前記処理部によって、カレンダーパターン毎に前記実績値の代表値を算出する際に、前記実績値を入居率に基づいて正規化して、前記カレンダーパターン毎に前記実績値の前記代表値を算出して前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記代表値と所定期間の前記実績値との比較結果に基づき前記代表値を補正した補正代表値を算出して前記記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶した前記補正代表値に基づいて一定期間のエネルギー消費に係る想定値を算出して前記記憶部に記憶するシミュレーション方法である。
本発明の各態様によれば、複数の実績値に基づいて算出された代表値を基準として想定値を算出するので、例えば、計算負荷の増大を防ぐことにより、条件変更等の頻度が多くなる場合にも適切に対応することができる。
本発明の第1実施形態に係るシミュレーション装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示すシミュレーション装置1の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るシミュレーション装置の構成例を示すブロック図である。 図3に示すシミュレーション装置10の動作例を示すフローチャートである。 図3に示すシミュレーション装置10の動作例を説明するための模式図である。 図3に示すシミュレーション装置10の動作例を説明するための模式図である。 図3に示すシミュレーション装置10の動作例を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るシミュレーション装置1の構成例を示すブロック図である。図2は、図1に示すシミュレーション装置1の動作例を示すフローチャートである。
図1に示すシミュレーション装置1は、サーバ、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて構成され、処理部2と記憶部3を備える。処理部2と記憶部3は、コンピュータが有するハードウェアとソフトウェアの組み合わせから構成される機能的ブロックである。
記憶部3は、電力、熱量等のエネルギー消費に係る過去の実績値4を複数、記憶する。各実績値4は、例えば、シミュレーション対象(管理対象)の建物、施設等が備える設備おける所定期間分(1日分、1週間分、1月分、1年分等)の消費電力、消費熱量等のエネルギーの消費に係る所定の単位時間毎(例えば10分毎)の計測値(あるいは計測値等に基づく算出値)である。
また、記憶部3は、カレンダーパターン毎に複数の実績値4を代表する値である代表値5を記憶する。
本実施形態において、カレンダーパターンとは、1年間の各日を、月、週、曜日、平日、休日、季節等の属性の違いによって分類する型である。例えば、カレンダーパターンが月および平日または休日の違いによる型である場合、1年間の各日は、1月から12月までの月毎に分類され、さらに平日なのか休日なのかによって分類される。この場合、例えば、1月1日から1月31日までの31日間は、「1月」の「平日」というカレンダーパターンか、「1月」の「休日」というカレンダーパターンのいずれかに属することになる。なお、休日は、業務等を休む日であり、例えば、土曜日と日曜日と祝日、あるいは日曜日と祝日等である。また、平日は、休日に属さない日である。あるいは、例えば、カレンダーパターンが月による型である場合、1年間の各日は、1月から12月までの各月の型に分類される。この場合、例えば、1月1日から1月31日までの31日間は、「1月」というカレンダーパターンに属することになる。
また、本実施形態において、カレンダーパターン毎に複数の実績値4を代表する値(代表値5)とは、同一のカレンダーパターンに属する各実績値4を代表する典型的な値であり、例えば、各実績値4の中央値、平均値等の値である。
図1に示す例では、カレンダーパターンが月および平日または休日の違いによる型であり、代表値5は1または複数年分の月毎の複数の月別代表値6を含む。また、月毎の代表値である各月別代表値6は、いずれかの年のいずれかの月の1ヶ月分の平日の各実績値4の代表値である平日代表値61と、休日の各実績値4の代表値である休日代表値62を含む。平日代表値61と休日代表値62は、それぞれ1日分の消費電力、消費熱量等のエネルギーの消費を示す所定の単位時間毎(例えば10分毎)の時系列の値(算出値)を含む。
また、記憶部3は、記憶部3に記憶された代表値5と所定期間の実績値4との比較結果に基づき代表値5を補正することで算出された補正代表値7を記憶する。補正代表値7は年別の月毎の補正代表値である複数の月別補正代表値8を含む。また、月毎の各月別補正代表値8は、平日代表値61を所定期間の平日の実績値に基づいて補正した値である補正平日代表値81と、休日代表値62を所定期間の休日の実績値に基づいて補正した値である補正休日代表値82とを含む。補正平日代表値81は、例えば、前年同月の実績値4に基づく平日代表値61を、その平日代表値61と所定期間(例えば今月の最初の1週間)の平日の各実績値4との比較結果(乖離の大きさ等)に基づいて補正した値であり、例えば、今月の2週目以降の平日の想定値(計画値)を算出する際の基準値として用いることができる。同様に、補正休日代表値82は、例えば、前年同月の実績値4に基づく休日代表値62を、その休日代表値62と所定期間(例えば今月の最初の1週間)の休日の各実績値4との比較結果(乖離の大きさ等)に基づいて補正した値であり、例えば、今月の2週目以降の休日の想定値(計画値)を算出する際の基準値として用いることができる。
また、記憶部3は、記憶部3に記憶された補正代表値7に基づいて算出された想定値9を記憶する。想定値9は、補正代表値7に基づいて算出された一定期間分のエネルギー消費に係る想定値(推定値)である。例えば、想定値9は、1ヶ月分の電力、熱量等のエネルギー消費量の合計値の想定値であり、例えば補正平日代表値81にその月の平日の日数を乗じた値と補正休日代表値82にその月の休日の日数を乗じた値の合計値である。
次に、図2を参照して、図1に示すシミュレーション装置1の動作例について説明する。図2は、図1に示すシミュレーション装置1において、処理部2が、実績値4に基づいて想定値9を算出する処理の流れの一例を示す。
図1に示す処理部2は、図2に示す処理の実行を開始すると、まず、カレンダーパターン毎に各実績値4の代表値5を算出して記憶部3に記憶する(ステップS1)。次に、処理部2は、記憶部3に記憶した代表値5と所定期間の各実績値4との比較結果に基づき代表値5を補正した補正代表値7を算出して記憶部3に記憶する(ステップS2)。次に、処理部2は、記憶部3に記憶した補正代表値7に基づいて一定期間のエネルギー消費に係る想定値9を算出して記憶部3に記憶する(ステップS3)。
第1実施形態のシミュレーション装置1によれば、複数の実績値4に基づいて算出された代表値5を基準として想定値9が算出される。この構成によれば、例えば、想定値9を算出する際の条件を変更する場合、複数の実績値4に対して条件変更を適用するのではなく、複数の実績値4を代表する値である代表値5に対して条件変更を適用することができる。第1実施形態のシミュレーション装置1は、この場合、計算負荷の増大を防ぐことができ、条件変更等の頻度が多くなる場合にも適切に対応することができる。
また、図1に示すシミュレーション装置1では、代表値5(が含む月別代表値6)が、平日の実績値4を代表する値である平日代表値61と休日の実績値4を代表する値である休日代表値62を含み、処理部2が、平日代表値61または休日代表値62と所定期間の平日の実績値4または休日の実績値4との比較結果に基づき平日代表値61または休日代表値62を補正した補正平日代表値81または補正休日代表値82を算出して記憶部3に記憶し、記憶部3に記憶した補正平日代表値81と補正休日代表値82に基づいて一定期間のエネルギー消費に係る想定値9を算出して記憶部3に記憶する。この構成によれば、例えば、平日と休日でエネルギー消費の傾向が異なる建物や施設における想定値9を精度良く算出することができる。
次に、図3~図7を参照して本発明の第2実施形態について説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係るシミュレーション装置10の構成例を示すブロック図である。図4は、図3に示すシミュレーション装置10の動作例を示すフローチャートである。
図3に示すシミュレーション装置10は、サーバ、パーソナルコンピュータ等のコンピュータを用いて構成され、処理部20と記憶部30を備える。処理部20と記憶部30は、コンピュータが有するハードウェアとソフトウェアの組み合わせから構成される機能的ブロックである。処理部20は、機能的ブロックとして、代表値算出部21、代表値補正部22、運転計画立案部23、月別値算出部24、消費量算出部25および動向管理部26を含む。また、記憶部30は、図1に示す第1実施形態における記憶部3と同様に、実績値、代表値、想定値を記憶する。また、第2実施形態では、記憶部30が、過去の実績値として各建物における電力や熱量、カレンダーパターン、入居率等を記憶する。
図3に示すシミュレーション装置10は、建物の電力・熱量の代表値算出・補正機能を有する年間エネルギーシミュレーションシステムである。シミュレーション装置10が実行する処理の概要は図4に示す通りである。
まず、図4を参照して処理の概要を説明し、次に、図5~図7等を参照して各ステップの詳細について説明する。
図3に示す処理では、まず、代表値算出部21が、次のようにして1日分の代表値を算出する(代表データを作成する)(ステップS11)。すなわち、ステップS11における代表値算出部21による電力・熱量の代表値の算出では、代表値算出部21が、月別のカレンダーパターン毎に実績値を抽出し、実績値に基づく各時刻(各単位時間)の中央値の算出および入居率補正(入居率が例えば100%の場合の値に正規化すること)により、1日分の代表値を算出する。
次に、代表値補正部22が、次のようにして代表値の補正を実施する(ステップS12)。すなわち、ステップS12における代表値補正部22による電力・熱量の代表値の補正では、代表値補正部22が、実績値と代表値の乖離に基づき、代表値の補正を実施する。
次に、運転計画立案部23が、次のようにして1日分の運転転計画を立案する(ステップS13)。すなわち、ステップS13における運転計画立案部23による設備運転計画の立案では、運転計画立案部23が、算出・補正された代表値を使用して、月別のカレンダーパターン毎に1日分の運転転計画を立案する(ステップS13)。
次に、月別値算出部24が、1日分の電力や熱の代表値、および運転計画結果を使用して、月別の需要量、発電量、排熱利用量、熱製造量、ガス使用量等(月別値)を算出する(ステップS14)。
次に、消費量算出部25が、上記の月別値を使用して、月間と年間の一次エネルギー消費量、コスト(想定値)を算出する(ステップS15)。
次に、動向管理部26が、1日単位および1ヶ月単位の実績値と想定値の比較により、月間の動向と年間の動向を管理する(シミュレーション結果を出力する)(ステップS16)。
次に、図5を参照して、ステップS11における代表値算出部21による電力・熱量の代表値の算出について説明する。図5は、実績値と代表値の例を示す模式図である。図5に示す例では、一例として、カレンダーパターンを平日と休日にしている。図5に示す実績値は、例として2016年7月の平日と休日の電力の1日分(24時間)の実績値である。平日の実績値は20日分の実績値であり、休日の実績値は11日分の実績値である。図5に示す代表値は、2017年7月の代表値であり、2017年7月平日代表値と2017年7月休日代表値を含む。2017年7月平日代表値は、2016年7月の平日の20日分の実績値に基づいて算出された値である。2017年7月休日代表値は、2016年7月の休日の11日分の実績値に基づいて算出された値である。
ステップS11において代表値算出部21は、まず、入力データとして、過去の実績値として各建物における電力・熱量の実績値、カレンダーパターン、入居率を取得する。次に、代表値算出部21は、月別のカレンダーパターン毎に過去1年間の電力・熱量データ[kW]を抽出する。次に、代表値算出部21は、抽出した電力・熱量データを使用して、各時刻(各単位時間)(例えば10分単位)の電力・熱量の中央値を求め、さらに次式にて入居率(%)による補正を行うことにより、1日分のカレンダーパターン毎の代表値を算出する。
Figure 0007207989000001
ここで、調整係数は施設の共用部分と専用部分のエネルギー消費の割合に基づき設定する。また、入居率は、実績値と同じ日付のものを使用する。
次に、代表値算出部21は、代表値[kW]を使用して、1日分の需要量[kWh]を求め、カレンダーパターン毎の日数を乗じて月間の需要量[kWh]を算出する。
次に、図6を参照して、ステップS12における代表値補正部22による電力・熱量の代表値の補正について説明する。図6(a)および(b)は、2017年7月の1ヶ月分の日毎の電力需要量または熱需要量の代表値(想定値)と実績値と補正した代表値(図6(b)のみ)の例を示す。図6(c)は、2017年の1年分の月毎の電力需要量または熱需要量の代表値(想定値)と実績値と補正した代表値の例を示す。図6では、代表値は網掛けした矩形で示し、実績値は白抜きの矩形で示し、補正した代表値における補正量(=「補正後の代表値」-「(補正前の)代表値」)を黒塗りの矩形で示す。
ステップS12において代表値補正部22は、1週間毎(例えば、毎週月曜日)に補正を実施する。その際、代表値補正部22は、1日単位の実績値と代表値の需要量[kWh]を使用する(1日単位の代表値の需要量はカレンダーパターン毎に全て同じ値を示す)。また、代表値補正部22は、過去1週間分の実績値と代表値の需要量の積算値をカレンダーパターン毎にそれぞれ計算し、以下の計算式により補正係数K(K1、K2、…)を求める。ここで、K1はカレンダーパターン1(例えば平日)の補正係数であり、K2はカレンダーパターン2(例えば休日)の補正係数である。
Figure 0007207989000002
ここで、Z01、Z11、…は、需要量の積算値(代表値)であり、Z02、Z12、…は、需要量の積算値(実績値)である。
また、代表値補正部22は、以下の計算式により代表値の需要量[kWh]を3週間先まで補正する。
Figure 0007207989000003
ここで、Y1、Y2、…は、代表値の需要量(補正前)であり、W1、W2、…は、代表値の需要量(補正後)である。
また、代表値補正部22は、1日単位の代表値の需要量(補正後)を用いて、月間の需要量[kWh]を補正する。また、代表値補正部22は、以下の計算式により算出した代表値[kW]を同様に補正する。
Figure 0007207989000004
ここで、X1、X2、…は、代表値(補正前)であり、P1、P2、…は、代表値(補正後)である。
また、ステップS13における運転計画立案部23による設備運転計画の立案では、代表値算出部21と代表値補正部22が算出・補正した代表値[kW]を使用して、月別のカレンダーパターン毎に運転計画(1日分)を立案する。運転計画方法について限定はなく、例えば、特開2014-230337号公報に記載されている方法等を使用することができる。運転計画立案部23が運転計画を立案する頻度は、代表値を算出・補正する頻度と同じとする。
また、ステップS14において、月別値算出部24は、1日分の運転計画結果を使用して、月別の発電量、排熱利用量、熱製造量、ガス使用量等を算出する。
また、ステップS15において、消費量算出部25は、上記で算出した月別値(想定値)[kWh]を使用して、一次エネルギー消費量、コスト等(月別値)を算出する。
そして、ステップS16において、動向管理部26は、1日単位および1ヶ月単位の実績値と想定値の比較により、月間の動向と年間の動向を管理する。動向管理部26が月間の動向、年間の動向を管理する際に、月間、年間の評価指標を更新する頻度は代表値の算出・補正および運転計画を立案する頻度と同様とする。動向管理部26は、例えば、COP(Coefficient Of Performance;エネルギー消費効率)、排熱利用率、ガス使用量・使用率、CO2(二酸化炭素)排出量等の指標で1日の運転実績を管理し、月間の動向、年間の動向を管理する。動向管理部26による動向の管理結果の例(シミュレーション結果の例)を図7に示す。図7は、次のような管理結果を示す。図7(a)および図7(b)は、1日単位の実績値と想定値の累積値を求め近似曲線を用いて月間の動向を管理する場合のシミュレーション結果の例を示す。図7(c)および図7(d)は、1ヶ月単位の実績値と想定値の比較により月別の推移を管理する場合および1ヶ月単位の実績値と想定値の累積値を求め近似曲線を用いて年間の動向を管理する場合のシミュレーション結果の例を示す。
第2実施形態のシミュレーション装置10によれば、オフィスビル等の建物に適用することにより、以下のことが期待できる。
計算負荷が低減でき、様々な条件でのシミュレーション結果の検証・比較が可能である。
年間のエネルギー目標を達成するための運転条件を毎日の設備運転計画に反映させることにより、建物の省エネ・省コストに寄与することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して説明してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、シミュレーション装置1およびシミュレーション装置10で実行されるプログラムの一部または全部は、コンピュータ読取可能な記録媒体、通信回線等を介して頒布することができる。
1、10 シミュレーション装置
2、20 処理部
3、30 記憶部
4 実績値
5 代表値
6 月別代表値
61 平日代表値
62 休日代表値
7 補正代表値
8 月別補正代表値
81 補正平日代表値
82 補正休日代表値
9 想定値

Claims (4)

  1. 処理部と、
    エネルギー消費に係る過去の実績値を記憶する記憶部と
    を備え、
    前記処理部が、
    カレンダーパターン毎に前記実績値の代表値を算出する際に、前記実績値を入居率に基づいて正規化して、前記カレンダーパターン毎に前記実績値の前記代表値を算出して前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶した前記代表値と所定期間の前記実績値との比較結果に基づき前記代表値を補正した補正代表値を算出して前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶した前記補正代表値に基づいて一定期間のエネルギー消費に係る想定値を算出して前記記憶部に記憶する
    シミュレーション装置。
  2. 前記代表値が、平日の前記実績値を代表する値である平日代表値と休日の前記実績値を代表する値である休日代表値を含み、
    前記処理部が、
    前記平日代表値または前記休日代表値と前記所定期間の平日の前記実績値または休日の前記実績値との比較結果に基づき前記平日代表値または前記休日代表値を補正した補正平日代表値または補正休日代表値を算出して前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶した前記補正平日代表値と前記補正休日代表値に基づいて前記一定期間のエネルギー消費に係る前記想定値を算出して前記記憶部に記憶する
    請求項1に記載のシミュレーション装置。
  3. 前記処理部が、カレンダーパターン毎の前記実績値の中央値を前記代表値とする
    請求項1又は2のいずれか1項に記載のシミュレーション装置。
  4. 処理部と、
    エネルギー消費に係る過去の実績値を記憶する記憶部と
    を用いて、
    前記処理部によって、
    カレンダーパターン毎に前記実績値の代表値を算出する際に、前記実績値を入居率に基づいて正規化して、前記カレンダーパターン毎に前記実績値の前記代表値を算出して前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶した前記代表値と所定期間の前記実績値との比較結果に基づき前記代表値を補正した補正代表値を算出して前記記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶した前記補正代表値に基づいて一定期間のエネルギー消費に係る想定値を算出して前記記憶部に記憶する
    シミュレーション方法。
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