JP7207888B2 - 制御装置、撮像装置、制御装置の制御方法、および、プログラム - Google Patents

制御装置、撮像装置、制御装置の制御方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、あおり撮影が可能な撮像装置に関する。
撮像装置に振動が加わると、その振動により被写体像のブレやボケが生じて画質が劣化する。このため、光学防振や電子防振等の防振技術を用いて振動による画質の劣化を軽減する技術が知られている。また、例えば特許文献1には、撮像装置に加わった振動の振幅等に基づいて露光時間やコマ速度を設定し、振動による画質の劣化を軽減する撮像装置が開示されている。
一方、監視カメラ等を用いて、所定の画角内における距離の異なる広い範囲に対して焦点の合った被写体画像を得るため、いわゆるあおり撮影が知られている。例えば特許文献2には、複数の被写体までのそれぞれの距離が異なる場合でも、容易にそれぞれの被写体に焦点を合わせることが可能な撮像装置が開示されている。
特開2015-115808号公報 特開2015-219754号公報
ところで、あおり撮影が可能な撮像装置に振動が加わると、撮影する画角がずれるため、防振技術を用いても被写体像のボケ(焦点ずれ)が生じる。また、撮像装置に振動が加わった際に生じる焦点ずれの大きさは、振動の振幅とあおり角度とに基づいて決定される。
しかしながら、特許文献1に開示された撮像装置は、露光時間を短くして被写体像のぶれを抑えるため、焦点ずれを防ぐことはできない。特許文献2に開示された撮像装置は、振動を考慮していないため、あおり撮影の際の焦点ずれに対して十分な効果を発揮できない。
そこで本発明の目的は、あおり撮影の際に振動が加わっても焦点の合った画像を撮影することが可能な制御装置、撮像装置、制御装置の制御方法、および、プログラムを提供することである。
本発明の一側面としての制御装置は、撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御する角度制御手段と、絞り値を制御する絞り制御手段とを有し、前記絞り制御手段は、振動を検出する振動検出手段の出力信号とあおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出し、前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定し、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記絞り値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記絞り値を変更する。
本発明の他の側面としての制御装置は、撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御する角度制御手段と、光学ズーム値を制御するズーム制御手段とを有し、前記ズーム制御手段は、振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出し、前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定し、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記光学ズーム値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記光学ズーム値を変更する。
本発明の他の側面としての撮像装置は、撮像光学系と、前記撮像光学系を介して形成される光学像を光電変換する撮像素子と、前記制御装置とを有する。
本発明の他の側面としての制御装置の制御方法は、撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御するステップと、絞り値を制御するステップと、を含み、前記絞り値を制御するステップは、振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出するステップと、前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定するステップと、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記絞り値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記絞り値を変更するステップと、を含む。
本発明の他の側面としてのプログラムは、撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御するステップと、絞り値を制御するステップとをコンピュータに実行させるプログラムであって、前記絞り値を制御するステップは、振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出するステップと、前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定するステップと、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記絞り値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記絞り値を変更するステップと、を含む
本発明の他の側面としての制御装置の制御方法は、撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御するステップと、光学ズーム値を制御するステップと、を含み、前記光学ズーム値を制御するステップは、振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出するステップと、前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定するステップと、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記光学ズーム値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記光学ズーム値を変更するステップと、を含
本発明の他の側面としてのプログラムは、撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御するステップと、光学ズーム値を制御するステップとをコンピュータに実行させるプログラムであって、前記光学ズーム値を制御するステップは、振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出するステップと、前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定するステップと、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記光学ズーム値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記光学ズーム値を変更するステップと、を含む
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、あおり撮影の際に振動が加わっても焦点の合った画像を撮影することが可能な制御装置、撮像装置、制御装置の制御方法、および、プログラムを提供することができる。
各実施形態における撮像装置の模式図である。 各実施形態における信号処理部のブロック図である。 各実施形態におけるあおり撮影の説明図である。 各実施形態における撮像装置に振動が加わった場合のあおり撮影の説明図である。 各実施形態における撮像装置に振動が加わった場合の距離aの変化量Δaと被写界深度d1、d2との関係図である。 各実施形態における撮像装置に振動が加わる前の記憶処理のフローチャートである。 第1の実施形態における焦点ずれ防止動作のフローチャートである。 第2の実施形態における焦点ずれ防止動作のフローチャートである。 第3の実施形態における焦点ずれ防止動作のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態における撮像装置の構成について説明する。図1は、撮像装置10の模式図である。レンズユニット(撮像光学系)100は、ズームレンズユニット101および絞りユニット102を有する。またレンズユニット100は、フォーカスレンズを有し、被写体からの光を最適な形で得ることができる。ズームレンズユニット101は、撮影倍率を変更することが可能である。絞りユニット102は、撮像素子200に入射する光量を制御する。なおレンズユニット100は、図1に示される構造に限定されるものではない。また図1において、レンズユニット100は、ズームレンズユニット101および絞りユニット102の両方を有しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ズームレンズユニット101または絞りユニット102の少なくとも一方を有していればよい。
撮像素子200は、CMOSセンサやCCDセンサ等の半導体素子およびその周辺回路を有する。撮像素子200は、レンズユニット100を介して形成された被写体像(光学像)を光電変換して、電気信号(画素信号)を出力する。信号処理部300は、カメラCPU等のシステムコントローラ(不図示)からの制御信号に基づいて、撮像素子200から出力された電気信号に対して所定の信号処理を行い、画像信号を出力する。また信号処理部300には、電源部(不図示)から電源が供給される。なお本実施形態において、画素信号は、撮像素子200からそのまま信号処理部300へ転送されるが、これに限定されるものではない。撮像素子200は、画素信号を信号処理部300へ転送する前に撮像素子200の内部で信号処理を行ってもよい。
モータ(センサチルトモータ)201は、信号処理部300からの駆動信号に基づいて、撮像素子200の受光面(撮像面)とレンズユニット100の光軸OAに直交する面とのなす角度を変更することが可能である。なお、図1にはモータ201として1つのモータのみ示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のモータを用いて角度を2次元的に変更するように構成してもよい。
撮像装置10は、振動検出部400を有する。振動検出部400は、撮像装置10に加わる振動の大きさを検出して電気信号に変換する。振動検出部400は、加速度センサや角速度センサ等であり、撮像装置10の光軸OAに沿った振動を検出することが可能であるように配置されることが好ましい。
次に、図2を参照して、信号処理部300の構成について説明する。図2は、信号処理部300のブロック図である。信号処理部300は、データ変換部301、画像処理部302、通信制御部303、振動演算処理部304、記憶部305、および、制御部310を有する。制御部310は、レンズユニット制御部311、撮像素子制御部312、および、モータ制御部313を有する。
データ変換部301は、撮像素子200からの画素信号を、画像処理に適した信号に変換する。画像処理部302は、データ変換部301の出力信号に対して補正処理や現像処理を行い、画像信号を出力する。通信制御部303は、画像処理部302からの画像信号を外部へ画像データとして出力する。制御部310は、データ変換部301や画像処理部302等の信号処理部300の各部を制御する。また制御部310(レンズユニット制御部311、撮像素子制御部312、モータ制御部313)は、画素信号または画像信号を用いて被写体を様々な設定で撮影することができるように、レンズユニット100、撮像素子200、および、モータ201を制御する。制御部310は、被写体像の輝度を変更する場合、画像の輝度信号と、撮像素子200およびレンズユニット100の現在の設定とに基づいて、撮像素子200のシャッタ時間、ゲイン設定、および、絞りユニット102の設定を変更する。これにより制御部310は、画像信号の輝度を調節することができる。また制御部310は、被写体像の倍率を変更する場合、ズームレンズユニット101の設定を変更して、レンズユニット100の焦点距離を変更する。これにより制御部310は、撮像装置10の画角を調節して被写体像の倍率を変更することができる。
振動演算処理部304は、振動検出部400から得られた振動の信号に基づいて、振動の角変位量および周期を算出する。信号処理部300は、振動の角変位量および周期に基づいて、画像信号の画角領域の一部を切り出し、切り出し領域位置を角変位量に合わせて変更することにより、被写体の相対位置が変化しないようにする、いわゆる電子防振処理を実施することができる。記憶部305は、所定の設定や動作プログラム等のデータを記憶している。制御部310は、必要に応じて、記憶部305に記憶されたデータを読み出すことができる。なお画像処理部302は、得られた画像信号から被写体が存在する範囲を検出する被写体検出部を備えていてもよい。
次に、図3を参照して、モータ201を駆動して撮像素子200の受光面(撮像面)とレンズユニット100の光軸OAに直交する面とを平行な状態から傾けて、あおり撮影を行う場合について説明する。図3は、撮像装置10を用いて被写体を撮影する場合の説明図である。図3(a)は、撮像装置10の光軸OAに対して直交でない平面の被写体(被写体面)を撮像している様子を示している。図3(a)において、被写体面上の点A1-A2間が撮影範囲である。図3(b)は、図3(a)の撮影時におけるレンズユニット100と撮像素子200との位置関係を示す模式図である。
図3(b)に示されるように、レンズユニット100および撮像素子200は、被写体面、レンズユニット100の主面、撮像素子200の撮像面が1点で交わるように配置される。このような配置により、シャインプルーフの原理から、被写体面上の点A1-A2間の全ての撮影範囲において、撮像面上の対応する点B1-B2間に焦点の合った像を撮影することができる。被写体面上の点A1-A2上のそれぞれからレンズユニット100の主面の中心Oまでの距離をa、被写体像が結像する撮像素子200の撮像面上の点B1-B2のそれぞれからレンズユニット100までの距離をb、レンズユニット100の焦点距離をfとする。このとき、距離a、b、および、焦点距離fは、レンズの公式である以下の式(1)を満たす。
Figure 0007207888000001
ここで、距離bに関して、撮像素子200をレンズユニット100の主面と平行な面に対して傾ける角度をあおり角度θとする。このとき、撮像面上の点B1-B2の範囲内の全ての点において、距離bをあおり角度θの関数で表すことができる。このため、あおり角度θを決定することにより、焦点距離fで撮像面の各位置に合焦する被写体までの距離aが一意に決定される。
次に、図4を参照して、撮像装置10に振動による外力が加わり、撮影時の画角が変化した場合を説明する。図4は、撮像装置10が図3の状態から振動が加えられることにより、撮像装置10の向きが矢印Rの方向に変化した場合の説明図である。図4(a)は、撮像装置10の向きが矢印Rの方向に変化した状態で被写体(被写体面)を撮像している様子を示している。図4(a)において、被写体面上の点C1-C2間が撮影範囲である。図4(b)は、図4(a)の撮影時におけるレンズユニット100と撮像素子200との位置関係を示す模式図である。
撮像装置10の向きが変わることにより、撮影範囲は点A1-A2の間から点C1-C2の間へ変化する。このため、撮像装置10の同じ位置で撮影される被写体までの距離aに関して、A1-O間がC1-O間、A2-O間がC2-O間のように変化する。一方、撮像素子200とレンズユニット100との位置関係は変化しない。このため、B1-O間、B2-O間等の撮像素子200とレンズユニット100との距離bは、変化前と変わらない。その結果、合焦位置は被写体面からずれてしまい、式(1)を満たさない。振動により生じる距離aの変化量Δaは、撮像装置10の設置条件と画角の変化量とに基づいて求められる。また、画学の変化量は、振動の角変位量に基づいて決定される。このため、振動を測定することにより、距離aの変化量Δaを求めることが可能である。
ここで、距離の変化量Δaは、図3(b)および図4(b)を参照して、以下の式(2)のように表される。
Figure 0007207888000002
図3(b)において、tanθ=b/X、tanα0=a/Xであるため、tanα0=a・tanθ/bが成立する。同様に、図4(b)において、tanα1=(a-Δa)・tanθ/bである。振動による角変位量をΔとすると、α1=α0-Δであるため、式(2)のようにΔaをθおよびΔを用いて表すことができる。また、tanα0=a・tanθ/bであるため、式(2)は、α0を用いずに以下の式(2a)のように表すことができる。
Figure 0007207888000003
本実施形態において、撮像素子200は、受光素子が周期的に配置された構造である。このため撮像素子200には、受光素子の配置間隔により決定される分解能の上限が存在する。これを許容錯乱円δという。被写体像が1点でなく許容錯乱円δだけ広がって結像されていても、焦点が合った状態とみなすことができる。すなわち、レンズユニット100から被写体までの距離が距離aからずれていても、焦点が合うように見える。この許容ずれ量を被写界深度dという。被写界深度dは、深度方向に手前側の被写界深度d--と奥側の被写界深度dとして、それぞれ以下の式(3)、(4)のように表される。
Figure 0007207888000004
式(3)、(4)において、Fnoはレンズユニット100のF値(絞り値)、aはレンズユニット100と被写体との間の距離、fはレンズユニット100の焦点距離である。
次に、図5を参照して、撮像装置10に加わった振動により生じる距離aの変化量Δaと被写界深度dとの関係について説明する。図5は、振動により生じる距離aの変化量Δaと被写界深度dとの関係図である。図5(a)は、撮像装置10に振動が加わったときの被写体までの距離aの変化量Δaが被写界深度dよりも小さい場合を示す。図5(b)は、撮像装置10に振動が加わったときの被写体までの距離aの変化量Δaが被写界深度dよりも大きい場合を示す。図5(c)は、焦点距離fまたはF値(絞り値)を制御(変更)して被写界深度d、dを大きくし、その結果、距離aの変化量Δaが変更後の被写界深度dよりも小さい場合を示す。
図5(a)に示されるように、撮像装置10に振動が加わったときの被写体までの距離aの変化量Δaが被写界深度dよりも小さい場合、焦点が合った状態とみなすことができる。一方、図5(b)に示されるように、距離aの変化量Δaが被写界深度dよりも大きい場合、焦点が合っていない状態となる。しかし、焦点距離fまたはF値を制御(変更)することにより、図5(c)に示されるように被写界深度d、dを大きくすることができる。すなわち、焦点距離fまたはF値を制御(変更)することにより、焦点が合った状態を保つことができる。ここで、距離aの変化量Δaは、各距離に応じて異なるが、それぞれの相対位置は変化しない。このため、ある1点に関する変化量Δaを求めることができれば、その他の点に関する変化量Δaを算出することができる。
焦点距離fまたはF値を変化させるには、一般的に光学ズーム値または絞り値を変化させる等、撮影画像に影響する変更を撮像装置10に対して実施する必要がある。このため、撮像装置10に加えられた振動に対して適切な光学ズーム変化量および絞り変化量を算出することが求められる。ここで、光学ズーム値または絞り値を変更して焦点距離fまたはF値を変化させると、撮影画像の輝度や画角が変化する。このため、露出時間やゲインを変更して輝度を調節することや、電子ズームを用いて元の画角の領域だけを切り出す等の処理を同時に行うことが好ましい。しかし、これらを変化させる際に元の画質からの低下が目立つ可能性があるため、光学ズーム値や絞り値に閾値を設け、または、これらの変化量に閾値を設けたりしてもよい。また、光学ズーム値や絞り値が頻繁に変更されることは好ましくないため、各値の変更後の一定期間は光学ズーム値や絞り値を変更しないように構成してもよい。
次に、図6を参照して、撮像装置10に振動が加わる前(振動検出部400が振動を検出する前)の記憶処理について説明する。図6は、撮像装置10に振動が加わる前の記憶処理を示すフローチャートである。図6の各ステップは、主に、信号処理部300の制御部310により実行される。本実施形態において、レンズユニット100は絞り値(F値)を調節する絞りユニット102を有する。撮像装置10は、あおり撮影を実施するため、撮像素子200をあおり角度θだけ傾けている。振動検出部400は、角速度センサを有し、撮像装置10に加わる振動による角変位量を測定することが可能である。
まずステップS601において、制御部310は、あおり角度θに基づいて、振動が無い状態(振動検出部400が振動を検出していない状態)での撮像装置10の被写界深度d、d(初期被写界深度)を算出する。そして制御部310は、あおり角度θとともに被写界深度d、dを記憶部305に記憶させる。
続いてステップS602において、制御部310は、あおり角度θがステップS601にて記憶部305に記憶された値から変更されたか否かを判定する。あおり角度θが変更された場合、ステップS601に戻る。そして制御部310は、変更後のあおり角度θに基づいて、撮像装置10の初期被写界深度(被写界深度d、d)を算出する。一方、ステップS602にてあおり角度が変更されていない場合、本フローを終了する。
次に、図7を参照して、本実施形態における撮像装置10の焦点ずれ防止動作について説明する。図7は、本実施形態における焦点ずれ防止動作のフローチャートである。図7の各ステップは、主に、信号処理部300の制御部310により実行される。
まずステップS701において、制御部310(または振動演算処理部304)は、振動検出部400が振動を検出したか否かを判定する。振動検出部400が振動を検出していない場合、ステップS701の判定を繰り返す。一方、振動検出部400が振動を検出した場合、ステップS702に進む。
ステップS702において、制御部310は、振動演算処理部304を用いて、振動検出部400の出力信号から振動の周期とその周期内での最大角変位量を算出する。続いてステップS703において、制御部310は、振動演算処理部304を用いて、ステップS702にて算出した最大角変位量と、図6のステップS601にて記憶部305に記憶されたあおり角度θとに基づいて、被写体までの距離の変化量Δaを算出する。
続いてステップS704において、制御部310は、ステップS703にて算出された変化量ΔaがステップS601にて記憶された初期被写界深度(被写界深度d)の絶対値よりも大きいか否かを判定する。変化量Δaが初期被写界深度の絶対値未満である場合、本フローを終了する。一方、変化量Δaが初期被写界深度の絶対値よりも大きい場合、ステップS705に進む。ステップS705において、制御部310は、被写界深度dが変化量Δaよりも大きくなるように、絞り値(F値)を大きくすることで、絞りユニット102の口径(開口量)を小さくし、本フローを終了する。
本実施形態によれば、あおり撮影の際に振動が加わっても、焦点の合った画像を撮影することが可能な撮像装置を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施形態における撮像装置10の焦点ずれ防止動作について説明する。図8は、本実施形態における焦点ずれ防止動作のフローチャートである。図8の各ステップは、主に、信号処理部300の制御部310により実行される。本実施形態の記憶部305は、絞り閾値(所定の閾値)を記憶している。
図8のステップS801~S804は、第1の実施形態における図7のステップS701~S704とそれぞれ同様である。ステップS804にて変化量Δaが初期被写界深度の絶対値よりも大きい場合、ステップS805に進む。ステップS805において、制御部310は、被写界深度dが変化量Δaよりも大きくなるような絞り値(F値)を算出する。
続いてステップS806において、制御部310は、被写体像の現在の輝度値を記憶部305に記憶させる。続いてステップS806において、制御部310は、ステップS805にて算出した絞り値(F値)が記憶部305に記憶された絞り閾値よりも小さいか否かを判定する。ステップS805にて算出した絞り値が絞り閾値よりも小さい場合、ステップS808に進む。一方、ステップS805にて算出した絞り値が絞り閾値以上である場合、ステップS809に進む。
ステップS808において、制御部310は、撮像装置10の絞り値をステップS805にて算出した絞り値に設定(変更)し、ステップS810に進む。ステップS809において、制御部310は、被写体の現在の輝度値を記憶部305に記憶させる。そして制御部310は、撮像装置10の絞り値を絞り閾値に設定(変更)し、ステップS810に進む。ステップS810において、制御部310は、ステップS808またはステップS809にて記憶した輝度値になるように、撮像装置10の露光時間またはゲイン値を設定する。すなわち制御部310は、絞り値の変化による輝度変化を相殺するように露光時間またはゲイン値を変更する。詳細には、絞り値を大きくすると、絞りユニット102の口径が小さくなり、輝度値が小さくなる。そこで、ステップS810において、輝度値が大きくなるように、露光時間を長くするか、もしくはゲイン値を高くする。その後、本フローを終了する。
本実施形態によれば、あおり撮影の際に振動が加わっても、焦点の合った画像を撮影することが可能であるとともに、得られる画像の明るさの変化や画質の劣化を抑えることが可能な撮像装置を実現することができる。
(第3の実施形態)
次に、図9を参照して、本発明の第3の実施形態における撮像装置10の焦点ずれ防止動作について説明する。図9は、本実施形態における焦点ずれ防止動作のフローチャートである。図9の各ステップは、主に、信号処理部300の制御部310により実行される。本実施形態において、レンズユニット100は光学ズーム撮影を行うズームレンズユニット101を有する。
図9のステップS901~S904は、第1の実施形態における図7のステップS701~S704とそれぞれ同様である。ステップS904にて変化量Δaが初期被写界深度の絶対値よりも大きい場合、ステップS905に進む。ステップS905において、制御部310は、被写界深度dが変化量Δaよりも大きくなるようなズーム値(光学ズーム値、焦点距離f)を算出する。
続いてステップS906において、制御部310は、撮像装置10の現在のズーム値(第1のズーム値)を記憶部305に記憶させる。そして制御部310は、ズーム値をステップS905にて算出したズーム値(第2のズーム値)に設定する。続いてステップS907において、制御部310は、ステップS906にて記憶したズーム値(第1のズーム値)に対応する画角になるように、電子ズームを用いて画角を変更する。その後、本フローを終了する。
また本実施形態において、記憶部305に所定の光学ズーム値(所定の焦点距離)を記憶しておき、制御部310(ズーム制御手段)は所定の光学ズーム値を超えないように光学ズーム値を制御してもよい。
本実施形態によれば、あおり撮影の際に振動が加わっても、焦点の合った画像を撮影することが可能であるとともに、得られる画像の画角の変化を抑えることが可能な撮像装置を実現することができる。
このように各実施形態において、制御装置(信号処理部300)は、角度制御手段(モータ制御部313)および絞り制御手段(レンズユニット制御部311)を有する。角度制御手段は、撮像光学系(レンズユニット100)の光軸に直交する平面と撮像素子200の撮像面とが成すあおり角度θを制御する。絞り制御手段は、振動を検出する振動検出手段(振動検出部400)の出力信号とあおり角度とに基づいて、絞り値(F値)を制御する。
好ましくは、絞り制御手段は、振動検出手段の出力信号とあおり角度に基づいて、被写体までの距離の変化量Δaを算出し、距離の変化量Δaに基づいて絞り値を変更する。より好ましくは、絞り制御手段は、距離の変化量Δaが被写界深度dの絶対値よりも大きい場合、被写界深度の絶対値が変化量よりも大きくなるように絞り値を変更する(ステップS704、S705)。
好ましくは、絞り制御手段は、振動検出手段の出力信号に基づいて、角変位量(好ましくは最大角変位量)を算出する。より好ましくは、絞り制御手段は、角変位量が第1の角変位量である場合、撮像光学系の絞りの口径を第1の口径に制御する。また絞り制御手段は、角変位量が第1の角変位量よりも大きい第2の角変位量である場合、絞りの口径を第1の口径よりも小さい第2の口径に制御する(ステップS705)。より好ましくは、制御装置は、絞りの口径の変化量に応じて露光時間またはゲイン値を調節する露光調節手段(制御部310)を有する(ステップS810)。また好ましくは、制御装置は所定の絞り値(絞り閾値)を記憶する記憶手段(記憶部305)を有し、絞り制御手段は所定の絞り値を超えないように絞り値を制御する(ステップS806~S809)。
また各実施形態において、制御装置は、振動を検出する振動検出手段の出力信号とあおり角度とに基づいて、光学ズーム値(焦点距離f)を制御するズーム制御手段(レンズユニット制御部311)を有する。好ましくは、ズーム制御手段は、振動検出手段の出力信号とあおり角度に基づいて、被写体までの距離の変化量Δaを算出し、距離の変化量Δaに基づいて光学ズーム値を変更する。より好ましくは、ズーム制御手段は、距離の変化量が被写界深度の絶対値よりも大きい場合、被写界深度の絶対値が変化量よりも大きくなるように光学ズーム値を変更する(ステップS905)。
好ましくは、ズーム制御手段は、振動検出手段の出力信号に基づいて、角変位量を算出する。より好ましくは、ズーム制御手段は、角変位量が第1の角変位量である場合、光学ズーム値を第1の光学ズーム値に制御する。またズーム制御手段は、角変位量が第1の角変位量よりも大きい第2の角変位量である場合、光学ズーム値を第1の光学ズーム値よりも広角側の第2の光学ズーム値に制御する(ステップS905)。
好ましくは、制御装置は、光学ズーム値の変化量に応じて電子ズーム倍率を調節する電子ズーム倍率調節手段(制御部310)を有する(ステップS907)。また好ましくは、記憶手段は所定の光学ズーム値を記憶しており、ズーム制御手段は所定の光学ズーム値を超えないように光学ズーム値を制御する。また好ましくは、光学ズーム値は、撮像光学系の焦点距離に関するデータである。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
各実施形態によれば、あおり撮影の際に振動が加わっても焦点の合った画像を撮影することが可能な制御装置、撮像装置、制御装置の制御方法、および、プログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
300 信号処理部(制御装置)
311 レンズユニット制御部(絞り制御手段、ズーム制御手段)
313 モータ制御部(角度制御手段)

Claims (16)

  1. 撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御する角度制御手段と、
    り値を制御する絞り制御手段と、を有し、
    前記絞り制御手段は、
    振動を検出する振動検出手段の出力信号とあおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出し、
    前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定し、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記絞り値を変更せず、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記絞り値を変更することを特徴とする制御装置。
  2. 前記絞り制御手段は、前記振動検出手段の前記出力信号に基づいて、角変位量を算出することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  3. 前記絞り制御手段は、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合において、
    前記角変位量が第1の角変位量である場合、前記撮像光学系の絞りの口径を第1の口径に制御し、
    前記角変位量が前記第1の角変位量よりも大きい第2の角変位量である場合、前記絞りの前記口径を前記第1の口径よりも小さい第2の口径に制御することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  4. 前記絞りの前記口径の変化量に応じて露光時間またはゲイン値を調節する露光調節手段を更に有することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  5. 所定の絞り値を記憶する記憶手段を更に有し、
    前記絞り制御手段は、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、変更後の前記絞り値が前記所定の絞り値よりも小さいか否かを判定し、
    変更後の前記絞り値が前記所定の絞り値よりも小さい場合、変更後の前記絞り値を設定し、
    変更後の前記絞り値が前記所定の絞り値よりも大きい場合、前記所定の絞り値を設定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御する角度制御手段と、
    学ズーム値を制御するズーム制御手段と、を有し、
    前記ズーム制御手段は、
    振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出し、
    前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定し、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記光学ズーム値を変更せず、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記光学ズーム値を変更することを特徴とする制御装置。
  7. 前記ズーム制御手段は、前記振動検出手段の前記出力信号に基づいて、角変位量を算出することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  8. 前記ズーム制御手段は、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合において、
    前記角変位量が第1の角変位量である場合、前記光学ズーム値を第1の光学ズーム値に制御し、
    前記角変位量が前記第1の角変位量よりも大きい第2の角変位量である場合、前記光学ズーム値を前記第1の光学ズーム値よりも広角側の第2の光学ズーム値に制御することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  9. 前記光学ズーム値の変化量に応じて電子ズーム倍率を調節する電子ズーム倍率調節手段を更に有することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 所定の光学ズーム値を記憶する記憶手段を更に有し、
    前記ズーム制御手段は、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、変更後の前記光学ズーム値が前記所定の光学ズーム値よりも広角側であるか否かを判定し、
    変更後の前記光学ズーム値が前記所定の光学ズーム値よりも広角側である場合、変更後の前記光学ズーム値を設定し、
    変更後の前記光学ズーム値が前記所定の光学ズーム値よりも望遠側である場合、前記所定の光学ズーム値を設定することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記光学ズーム値は、前記撮像光学系の焦点距離に相当するデータであることを特徴とする請求項乃至1のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 撮像光学系と、
    前記撮像光学系を介して形成される光学像を光電変換する撮像素子と、
    請求項1乃至1のいずれか1項に記載の制御装置と、を有することを特徴とする撮像装置。
  13. 撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御するステップと、
    り値を制御するステップと、を含み、
    前記絞り値を制御するステップは、
    振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出するステップと、
    前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定するステップと、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記絞り値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記絞り値を変更するステップと、を含むことを特徴とする制御装置の制御方法。
  14. 撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御するステップと、
    り値を制御するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記絞り値を制御するステップは、
    振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出するステップと、
    前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定するステップと、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記絞り値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記絞り値を変更するステップと、を含むことを特徴とするプログラム。
  15. 撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御するステップと、
    学ズーム値を制御するステップと、を含み、
    前記光学ズーム値を制御するステップは、
    振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出するステップと、
    前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定するステップと、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記光学ズーム値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記光学ズーム値を変更するステップと、を含むことを特徴とする制御装置の制御方法。
  16. 撮像光学系の光軸に直交する平面と撮像素子の撮像面とが成すあおり角度を制御するステップと、
    学ズーム値を制御するステップと、をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記光学ズーム値を制御するステップは、
    振動を検出する振動検出手段の出力信号と前記あおり角度とに基づいて、被写体までの距離の変化量を算出するステップと、
    前記距離の前記変化量が被写界深度の絶対値よりも大きいか否かを判定するステップと、
    前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも小さい場合、前記光学ズーム値を変更せず、前記距離の前記変化量が前記被写界深度の絶対値よりも大きい場合、前記被写界深度の絶対値が前記変化量よりも大きくなるように前記光学ズーム値を変更するステップと、を含むことを特徴とするプログラム。
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