JP7207520B2 - 興味判定装置、興味判定システム、興味判定方法及びプログラム - Google Patents

興味判定装置、興味判定システム、興味判定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、興味判定装置、興味判定システム、興味判定方法及びプログラムに関する。
例えば店舗の顧客等の商品に対する興味を判定する方法が検討されている。ここで、人の情動と瞳孔径とに関係があることが知られており、瞳孔のサイズから人間の興味を把握する方法が考えられる。一方、瞳孔径は視認対象の明るさ(照度および輝度)にも大きく反応するので、視認対象の明るさに相当する瞳孔径反応を取り除かないと、正確な注目度による瞳孔径反応が得られないおそれがある。この技術に関連し、特許文献1は、特定の対象物を含む情景に視線を向けた視認者の、特定の対象物に対する情感(情動と感情)を診断する、視認情景に対する視認者情感判定装置を開示する。
特許文献1にかかる装置は、視認対象が映像ディスプレイの場合、映像ディスプレイの輝度を変化させ、それに対応する視認者の瞳孔径を求め、基本輝度と瞳孔径の関係データとして蓄積する。特許文献1にかかる装置は、視認者が目的の対象物を視認したとき、視認者の瞳孔径を計測すると同時に、輝度計により視認範囲を対象に輝度を計測する。そして、特許文献1にかかる装置は、対象物を視認した時の瞳孔径の値から、蓄積した基本輝度と瞳孔径の関係データの対象物視認時の輝度に相当する瞳孔径の値を差し引くことにより、対象物に対する注目度だけに相当する瞳孔径を求める。
また、特許文献1にかかる装置は、視認対象が映像ディスプレイを除くその他の視認情景の場合は、眼球撮影装置、顔撮影装置、視認情景撮影装置、明るさ計測装置を一体として視認者の頭部に装着して計測する。この場合、特許文献1にかかる装置は、輝度の代わりに視認範囲の明るさを示す照度を適用し、輝度計の代わりに照度計を使って計測を行う。この場合、「基本輝度と瞳孔径の関係データ」に相当する「基本照度と瞳孔径の関係データ」は、基本照度を変化させることのできる部屋を用意して瞳孔径を計測することで得ることができる。
国際公開第2011/042989号
上記の特許文献1にかかる技術では、輝度計、眼球撮影装置、顔撮影装置、視認情景撮影装置、明るさ計測装置等の特別な装置を視認者が装着しないと、輝度及び照度を計測できない。したがって、特許文献1にかかる技術では、視認者が特別な装置を装着しないような任意の環境下で、視認者(対象人物)の対象物に対する興味を判定することが困難である。
本開示の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、任意の環境下で対象人物の対象物に対する興味を判定することが可能な興味判定装置、興味判定システム、興味判定方法及びプログラムを提供することにある。
本開示にかかる興味判定装置は、少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得する画像取得手段と、前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定する対象物特定手段と、前記画像を用いて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出する入射光量算出手段と、前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定する基準瞳孔サイズ決定手段と、前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出する瞳孔サイズ算出手段と、前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定する興味判定手段とを有する。
また、本開示にかかる興味判定システムは、少なくとも1つの撮像装置と、興味判定装置とを有し、前記興味判定装置は、前記画像取得手段は、前記撮像装置によって撮影され少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得する画像取得手段と、前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定する対象物特定手段と、前記画像を用いて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出する入射光量算出手段と、前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定する基準瞳孔サイズ決定手段と、前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出する瞳孔サイズ算出手段と、前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定する興味判定手段とを有する。
また、本開示にかかる興味判定方法は、少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得し、前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定し、前記画像を用いて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出し、前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定し、前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出し、前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定する。
また、本開示にかかるプログラムは、少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得するステップと、前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定するステップと、前記画像を用いて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出するステップと、前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定するステップと、前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出するステップと、前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定するステップとをコンピュータに実行させる。
本開示によれば、任意の環境下で対象人物の対象物に対する興味を判定することが可能な興味判定装置、興味判定システム、興味判定方法及びプログラムを提供できる。
本開示の実施の形態にかかる興味判定装置の概要を示す図である。 実施の形態1にかかる興味判定システムの構成を示す図である。 実施の形態1にかかる興味判定装置を示す機能ブロック図である。 実施の形態1にかかる興味判定装置によって行われる、興味判定方法を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる対象物輝度算出部によって使用される絶対輝度テーブルを例示する図である。 実施の形態1にかかる、放射照度の算出方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる基準瞳孔サイズテーブルを例示する図である。
(本開示にかかる実施の形態の概要)
本開示の実施形態の説明に先立って、本開示にかかる実施の形態の概要について説明する。図1は、本開示の実施の形態にかかる興味判定装置1の概要を示す図である。興味判定装置1は、例えば、コンピュータである。
興味判定装置1は、画像取得部2と、対象物特定部4と、入射光量算出部6と、基準瞳孔サイズ決定部8と、瞳孔サイズ算出部10と、興味判定部12とを有する。画像取得部2は、画像取得手段として機能する。対象物特定部4は、対象物特定手段として機能する。入射光量算出部6は、入射光量算出手段として機能する。基準瞳孔サイズ決定部8は、基準瞳孔サイズ決定手段として機能する。瞳孔サイズ算出部10は、瞳孔サイズ算出手段として機能する。興味判定部12は、興味判定手段として機能する。
画像取得部2は、少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得する。ここで、対象人物とは、興味判定の対象となる人物である。対象物特定部4は、取得された画像を用いて、対象人物の視線方向にある対象物を特定する。ここで、対象物とは、対象人物が注視している物体であって、対象人物が興味を示しているかの判定の対象となる物体である。入射光量算出部6は、取得された画像を用いて、対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出する。基準瞳孔サイズ決定部8は、算出された入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定する。瞳孔サイズ算出部10は、取得された画像を用いて、対象人物の瞳孔サイズを算出する。興味判定部12は、決定された基準瞳孔サイズと算出された瞳孔サイズとを比較することによって、対象人物の対象物に対する興味を判定する。
本実施の形態にかかる興味判定装置1は、取得された画像を用いて、対象人物の視線方向にある対象物を特定し、対象人物の目に対する入射光量を算出する。これにより、対象人物が、輝度計、眼球撮影装置、顔撮影装置、視認情景撮影装置、明るさ計測装置等の特別な装置を装着することなく、対象人物の対象物に対する興味を判定できる。したがって、本実施の形態にかかる興味判定装置1は、任意の環境下で対象人物の対象物に対する興味を判定することが可能となる。
なお、興味判定装置1によって実行される興味判定方法を用いても、任意の環境下で対象人物の対象物に対する興味を判定することが可能となる。また、興味判定方法を実行するプログラムを用いても、任意の環境下で対象人物の対象物に対する興味を判定することが可能となる。さらに、興味判定装置1と少なくとも1つの撮像装置(カメラ)を用いても、任意の環境下で対象人物の対象物に対する興味を判定することが可能となる。
(実施の形態1)
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図2は、実施の形態1にかかる興味判定システム20の構成を示す図である。実施の形態1にかかる興味判定システム20は、カメラ30A,30B、及び、興味判定装置100を有する。興味判定装置100は、図1に示した興味判定装置1に対応する。なお、以降、カメラ30A,30Bを区別しないで説明する場合に、カメラ30と称することがある。カメラ30は、例えば店舗等に設置される撮像装置である。
なお、興味判定システム20には、3つ以上のカメラ30が設けられてもよい。あるいは、興味判定システム20には、1つのカメラ30のみが設けられてもよい。つまり、興味判定システム20は、少なくとも1つの撮像装置(カメラ30)を有する。
カメラ30は、対象人物80の目82を撮影する。そして、カメラ30は、少なくとも対象人物の目が撮影された画像(画像データ)を生成する。また、カメラ30は、対象人物80の目82の視線方向にある対象物90を撮影し得る。つまり、対象物90は、対象人物80の注視の対象となる物体である。なお、カメラ30Aが対象人物80(目82)を撮影し、カメラ30Bが対象物90を撮影してもよい。つまり、カメラ30Aは、対象人物80を撮影可能な位置に設けられてもよい。また、カメラ30Bは、対象物90を撮影可能な位置に設けられてもよい。但し、一方のカメラ30(例えばカメラ30B)が、対象人物80の目82と対象物90とを撮影してもよい。なお、以下、用語「画像」は、情報処理における処理対象としての、「画像を示す画像データ」も意味し得る。また、画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
興味判定装置100は、例えばコンピュータである。興味判定装置100は、カメラ30と有線又は無線を介して通信可能に接続されている。興味判定装置100は、少なくとも対象人物80の目82が撮影された画像を取得する。興味判定装置100は、この画像を用いて、対象人物80の視線方向にある対象物を特定する。また、興味判定装置100は、画像を用いて、対象人物80の目82に入射する光の量を表す入射光量を算出する。また、興味判定装置100は、算出された入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定する。また、興味判定装置100は、画像を用いて、対象人物の瞳孔サイズを算出する。そして、興味判定装置100は、決定された基準瞳孔サイズと算出された瞳孔サイズとを比較することによって、対象人物80の対象物90に対する興味を判定する。
興味判定装置100は、主要なハードウェア構成として、CPU102(Central Processing Unit)と、ROM104(Read Only Memory)と、RAM106(Random Access Memory)と、インタフェース部108(IF;Interface)とを有する。CPU102、ROM104、RAM106及びインタフェース部108は、データバスなどを介して相互に接続されている。
CPU102は、制御処理及び演算処理等を行う演算装置としての機能を有する。ROM104は、CPU102によって実行される制御プログラム及び演算プログラム等を記憶するための機能を有する。RAM106は、処理データ等を一時的に記憶するための機能を有する。インタフェース部108は、有線又は無線を介して外部と信号の入出力を行う。また、インタフェース部108は、ユーザによるデータの入力の操作を受け付け、ユーザに対して情報を表示する。例えば、インタフェース部108は、カメラ30と通信を行う。
図3は、実施の形態1にかかる興味判定装置100を示す機能ブロック図である。興味判定装置100は、画像取得部110、目領域特定部112、視線方向推定部114、対象物特定部116、及び入射光量算出部120を有する。また、興味判定装置100は、基準瞳孔サイズ決定部130、テーブル格納部132、瞳孔サイズ算出部134、興味判定部140、及び判定結果出力部142を有する。また、入射光量算出部120は、対象物輝度算出部122及び目領域照度算出部126を有する。
画像取得部110、目領域特定部112、視線方向推定部114、対象物特定部116、及び入射光量算出部120は、それぞれ、画像取得手段、目領域特定手段、視線方向推定手段、対象物特定手段、及び入射光量算出手段として機能する。また、対象物輝度算出部122及び目領域照度算出部126は、それぞれ、対象物輝度算出手段及び目領域照度算出手段として機能する。基準瞳孔サイズ決定部130、テーブル格納部132、瞳孔サイズ算出部134、及び判定結果出力部142は、それぞれ、基準瞳孔サイズ決定手段、テーブル格納手段、瞳孔サイズ算出手段、及び判定結果出力手段として機能する。
図3に示した各構成要素は、例えば、CPU102がROM104に記憶されたプログラムを実行することによって実現可能である。また、必要なプログラムを任意の不揮発性記録媒体に記録しておき、必要に応じてインストールするようにしてもよい。なお、各構成要素は、上記のようにソフトウェアによって実現されることに限定されず、何らかの回路素子等のハードウェアによって実現されてもよい。また、上記構成要素の1つ以上は、物理的に別個のハードウェアによってそれぞれ実現されてもよい。なお、各構成要素の具体的な機能については後述する。
図4は、実施の形態1にかかる興味判定装置100によって行われる、興味判定方法を示すフローチャートである。画像取得部110は、インタフェース部108を介して、カメラ30から画像を取得する(ステップS102)。具体的には、画像取得部110は、カメラ30Aから、対象人物80の目82が撮影された画像を取得してもよい。また、画像取得部110は、カメラ30Bから、対象物90が撮影された画像を取得してもよい。
次に、興味判定装置100は、S102の処理で取得された画像を用いて、対象人物80の視線方向を推定する(ステップS104)。具体的には、目領域特定部112は、カメラ30Aから出力された画像から、対象人物80の目82の目領域を検出する。この目領域の検出は、例えば、機械学習によって得られた学習モデルを用いた物体検出技術によって実現できる。さらに、目領域特定部112は、検出された目領域における白目領域(強膜)を検出する。そして、目領域特定部112は、白目領域の色情報(R,G,B)を取得する。
視線方向推定部114は、検出された目領域から、対象人物80の視線方向を推定する。視線方向の推定は、既存の手法によって実現できる。例えば、視線方向推定部114は、対象人物80の顔が撮影された画像を用いて、対象人物80の顔の向きを検出する。また、視線方向推定部114は、目領域における瞳孔中心の位置を検出する。そして、視線方向推定部114は、顔の向きと瞳孔中心の位置とから、視線方向を推定する。
次に、対象物特定部116は、対象人物80の視線方向にある対象物90を特定する(ステップS106)。具体的には、対象物特定部116は、カメラ30Bから出力された画像を用いて、対象物90を特定する。さらに具体的には、対象物特定部116は、カメラ30A,30Bそれぞれの位置及び画角から、S104の処理で推定された視線方向を、カメラ30Aから出力された画像における座標系からカメラ30Bから出力された画像における座標系に幾何変換する。これにより、対象物特定部116は、カメラ30Bから出力された画像に、視線方向ベクトルをマッピングする。そして、対象物特定部116は、視線方向ベクトルの先にある物体を、対象物90と特定する。
次に、入射光量算出部120は、S102の処理で取得された画像を用いて、対象人物80の目82に入射する光の量を表す入射光量を算出する(S108~S112)。対象物輝度算出部122は、S102の処理で取得された画像を用いて、対象物90における輝度Lを算出する(ステップS108)。つまり、対象物輝度算出部122(入射光量算出部120)は、S102の処理で取得された画像における対象物90の領域における輝度Lを算出する。輝度Lの具体的な算出方法の例については後述する。
目領域照度算出部126は、S102の処理で取得された画像を用いて、対象人物80の目82における照度Eを算出する(ステップS110)。つまり、目領域照度算出部126(入射光量算出部120)は、S102の処理で取得された画像における対象人物80の目82の領域(白目領域)における輝度(色情報)から対象人物80の目82における照度Eを算出する。照度Eの具体的な算出方法の例については後述する。
入射光量算出部120は、S108の処理で算出された輝度L及びS110の処理で算出された照度Eから、対象人物80の目82への入射光量EEを算出する(ステップS112)。具体的には、入射光量算出部120は、入射光量EE、輝度L及び照度Eの関係を示す関数EE=f(L,E)を用いて、入射光量EEを算出する。入射光量EEの具体的な算出方法の例については後述する。
以下、S108~S112の処理の具体例について説明する。
まず、画像を用いた、対象物90における輝度Lの算出方法(S108)について説明する。対象物輝度算出部122は、カメラ30Bによって撮影されたカラー画像中の対象物90の輝度Lを算出する。カラー画像は、RGB色空間で構成されているものとする。このRGB色空間についてのRGB蛍光体の色度および白色の色度は、カメラ30Bの色特性としてあらかじめ指定され得るとする。また、RGBデータ(色情報)は、三刺激値XYZに一意に変換され得るとする。
以下、その変換方法の一例を示す。入力画像のRGB値と三刺激値XYZとの関係は、以下の式1のように定められる。
Figure 0007207520000001
ここで、式1において、MRXは、3×3変換行列である。また、カメラから出力される撮影画像は、一般にガンマ補正が施されたRGB空間で構成されるが、式1におけるRGB空間は、ガンマ補正が施されていないリニアな特性(γ=1.0)を有するものとする。なお、変換式は、上記の式1に限られず、RGB値からXYZ値に一意に変換できればよい。
例えば、変換式は、以下の式2のように、2次の項を追加した形として定められてもよい。
Figure 0007207520000002
ここで、式2において、M’RXは、3×9変換行列である。なお、MRX及びM’RXは、既知のカラーパッチを用いたカメラのカラーキャリブレーションを実施することで予め算出しておくことが可能である。
撮影時におけるカメラレンズの絞り値F、シャッタースピード、及びゲインの情報を得ることで、明るさを表す三刺激値Yは、絶対輝度L(cd/m)に変換され得る。つまり、対象物輝度算出部122(入射光量算出部120)は、画像における対象物90の領域における絶対輝度Lを算出してもよい。
ここで、式1又は式2で算出される三刺激値Yを絶対輝度Y(cd/m)に変換する方法の一例を示す。一般に、カメラによる撮影では、適正露出を得るために、レンズの絞り値F、シャッタースピード、及びゲインを設定する。ここで、ゲインは1.0に設定されているものとする。この場合、カメラへの入射光の量である絶対輝度Lに対する撮像画像上の画素値(R、G、B)に対応する三刺激値Yは、レンズ絞り値F及びシャッタースピードの2つの変数で決定され得る。
まず、予め、使用するカメラについて、キャリブレーションを実施する。具体的には、入射光の量(絶対輝度L(cd/m))、レンズ絞り値F、及びシャッタースピードSを変化させて撮影したときの撮像画像の画素値(R、G、B)から、式1又は式2で得られる三刺激値Yとこれらの値との関係を把握する。このキャリブレーションにより、レンズ絞り値F、シャッタースピードS、及び三刺激値Yに対応する入射光の量である絶対輝度Lを得るための絶対輝度テーブル(ルックアップテーブル(LUT:Lookup table))が生成される(図5参照)。
そして、撮影時のカメラのレンズ絞り値F及びシャッタースピードSを記録し、その条件で撮像した画像における対象物90の領域の画素値(R,G,B)に対応する三刺激値Yを算出する。これにより、LUTを用いることで、その三刺激値Y等に対する入射光の量である絶対輝度L(cd/m)が決定される。ここで、LUTを参照する場合、各画素に対応する三刺激値Yの平均値を用いてもよい。あるいは、各画素に対応する三刺激値それぞれについてLUTを用いて絶対輝度を算出し、各画素について得られた絶対輝度の平均値を、絶対輝度Lとして算出してもよい。
図5は、実施の形態1にかかる対象物輝度算出部122によって使用される絶対輝度テーブル(LUT)を例示する図である。絶対輝度テーブルは、後述するテーブル格納部132に格納されてもよい、この絶対輝度テーブル(LUT)を作成する際に、絞り値F及びシャッタースピードSを変化させて、完全白色板の画像を撮影する。図5の例では、完全白色板からカメラ30に入射する光の量をL1,L2とし、絞り値をF1,F2とし、シャッタースピードをS1,S2としている。そして、上記を組み合わせた8通りの条件で撮影した際の各撮影画像の画素値に対する三刺激値Yを式1又は式2で求めることで、図5に例示するようなLUTを生成する。
例えば、対象物輝度算出部122は、絞り値F1、シャッタースピードS2にて撮影した画像の画素値から三刺激値Yxを計算する。そして、対象物輝度算出部122は、図5に例示するLUTの絞り値F1、シャッタースピードS2における三刺激値Y2とY6と、三刺激値Yxを比較し、既存の方法である内挿計算(補間)などにより入射光の量Lxを算出する。なお、このLUTを作成する際には、上記のような8通りの条件ではなく、多くの条件での撮影を行い、LUTの情報量を拡充させるようにしてもよい。これにより、より精度の高い入射光の量が得られる。
なお、カメラの機種又は個体差等により、入射光の量と、レンズ絞り値Fと、シャッタースピードSと、画像出力値(画素値)との関係は異なる場合がある。したがって、カメラごとのキャリブレーションを実施することで、より精度の高い絶対輝度L(cd/m)を算出することができる。
次に、画像を用いた、対象人物80の目82における環境光による照度Eの算出方法(S110)について説明する。目領域照度算出部126は、画像中の反射体の各画素位置における見かけの放射照度を算出する。この例では、反射体は、目82の白目領域(強膜)に対応する。したがって、目領域照度算出部126は、白目領域における色情報から、対象人物80の目82における照度を算出する。
図6は、実施の形態1にかかる、放射照度の算出方法を説明するための図である。図6は、面光源を考慮した全周光環境モデルを示す。このモデルでは、反射体(白目領域)の任意の点を球の中心Aにあるものとし、光源と中心Aとの間を遮る遮蔽物はないものとして、全周辺からの光源の放射輝度分布を観測する。この放射輝度分布をL(θ,φ)とする。ここで、θは天頂角を表し、φは方位角を表す。
中心Aにおける照度Eは、以下の式3で示すように、微小天頂角dθ及び微小方位角dφで表される微小立体角dωで表される光源から受け取る入射光エネルギーを全方向において積分したものである。
Figure 0007207520000003
なお、上記計算は、反射体の光の反射特性がランバート反射であることが条件となる。ここで、強膜(白目)の場合、必ずしもランバート反射とは言えないが、目という微小物体を離れた距離から観測する状況であるために、中心Aで反射される光は、あらゆる方向から中心Aに入射した周辺環境光が積分された形となっており、視点方向によらず一定となる。ことから、上記計算方法は妥当であると言える。
次に、中心Aにおける反射体(白目領域)の表面反射率S(つまり色)が既知であれば、画像として記録された反射体における輝度値Iは、以下の式4で示すように、照度Eと反射体の表面反射率Sとの積で表される。ここで、輝度値Iは、上記の式1又は式2を用いて算出される三刺激値Y、及び、撮影時におけるカメラレンズの絞り値F、シャッタースピード、ゲインから決定できる絶対輝度を用いてもよい。
Figure 0007207520000004
ここで、輝度値Iは、光の波長λの関数として表されるカメラの分光感度特性を反映したものとなっている。ここで、カメラの分光感度特性がデルタ関数で近似されるとすると、波長λは定数とみなせる。したがって、点Aにおける輝度値I (kはr,g,b)は、以下の式5ように表される。
Figure 0007207520000005
ここで、τはカメラゲインである。すなわち、式5より、点A(白目領域)における照度E は、点Aにおける輝度値I(色情報)およびカメラゲインから算出され得る。ここで、点A(白目領域)における可視光の照度Eは、E 、E 、E を加算することで得られ得る。したがって、照度Eは、白目領域における色情報から算出される。
次に、入射光量EEの算出方法(S112)について説明する。以上の計算により、対象人物80が見ている対象物90からの光の絶対輝度L、及び対象人物80の目82(目領域)における照度Eが得られている。ここで、対象人物80が見ている対象物90からの輝度L(cd/m)の光によって照らされている目領域における照度E1(lx)は、以下の式6で表され得る。
E1=L・π ・・・(6)
また、ある照明下で、対象人物80が注目している対象物90からの光の影響を考慮した照度EE(入射光量)は、以下の式7のように表すことができる。
EE=E1+E ・・・(7)
したがって、入射光量算出部120は、式6及び式7を用いて、S108の処理で算出された輝度L、及びS110の処理で算出された照度Eから、入射光量EEを算出する。
次に、基準瞳孔サイズ決定部130は、S112の処理で算出された入射光量EEを用いて、基準瞳孔サイズD0を決定する(ステップS114)。具体的には、基準瞳孔サイズ決定部130は、テーブル格納部132に格納された基準瞳孔サイズテーブルを用いて、基準瞳孔サイズD0を決定する。ここで、「基準瞳孔サイズ」とは、照明下の明るさ及び対象物90の明るさに対する対光反射によって変化する瞳孔直径のサイズである。言い換えると、基準瞳孔サイズは、対象人物80の対象物90に対する興味(情動)による瞳孔サイズの変化が考慮されていない瞳孔サイズである。
図7は、実施の形態1にかかる基準瞳孔サイズテーブルを例示する図である。基準瞳孔サイズテーブルは、入射光量EE(照度)と、基準瞳孔サイズとを対応付けている。一般に、入射光量0.01,1.0,100,10000(lx)のときの瞳孔直径のサイズは、それぞれ、7.0,6.0,3.0,2.1(mm)とされている。本実施の形態では、照度(入射光量)に対する瞳孔直径のサイズを、基準瞳孔サイズとする。そして、テーブル格納部132は、これらの入射光量(照度)と基準瞳孔サイズとの関係を示すLUTを、基準瞳孔サイズテーブルとして格納する。
基準瞳孔サイズ決定部130は、図7に例示する基準瞳孔サイズテーブルを用いて、入射光量EE(照度)に対する瞳孔直径のサイズ(基準瞳孔サイズ)を算出する。なお、算出方法は、既存の方法である内挿計算(補間)などを利用できる。また、基準瞳孔サイズテーブルを示す関数を予め準備できる場合は、基準瞳孔サイズ決定部130は、入射光量EEをその関数に代入することで、基準瞳孔サイズを算出できる。
瞳孔サイズ算出部134は、対象人物80の目82の瞳孔サイズD1を算出する(ステップS116)。具体的には、瞳孔サイズ算出部134は、S102の処理で取得された画像を用いて、対象物90を注視している対象人物80の目82の瞳孔サイズD1を算出する。さらに具体的には、瞳孔サイズ算出部134は、目領域特定部112によって特定された目領域における瞳孔領域を検出する。そして、瞳孔サイズ算出部134は、瞳孔領域のサイズを算出する。例えば、人間の虹彩の直径は、約11~12mmと個人差が小さいので、瞳孔サイズ算出部134は、画像における瞳孔径(画素数)と虹彩径(画素数)との比から、瞳孔サイズ(瞳孔直径)D1(mm)を算出してもよい。
興味判定部140は、基準瞳孔サイズD0と瞳孔サイズD1とを比較して、対象人物80の対象物90に対する興味を判定する(S120~S124)。具体的には、興味判定部140は、瞳孔サイズD1が基準瞳孔サイズD0よりも大きいか否かを判定する(ステップS120)。瞳孔サイズD1が基準瞳孔サイズD0よりも大きい場合(S120のYES)、興味判定部140は、対象人物80は対象物90に対して興味があると判定する(ステップS122)。一方、瞳孔サイズD1が基準瞳孔サイズD0以下である場合(S120のNO)、興味判定部140は、対象人物80は対象物90に対して興味がないと判定する(ステップS124)。そして、判定結果出力部142は、興味判定部140による判定結果を出力する(ステップS126)。
なお、上記の例では、興味判定部140は、対象人物80の対象物90に対する興味の有無を判定するとしたが、このような構成に限られない。興味判定部140は、対象人物80の対象物90に対する興味度を判定してもよい。例えば、興味度は、以下の式8で表されてもよい。
(D1-D0)/D0 ・・・(8)
上述したように、実施の形態1にかかる興味判定装置100は、カメラ30によって撮影された画像を用いて、対象人物80の目82に入射する入射光量を算出し、入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定する。そして、実施の形態1にかかる興味判定装置100は、基準瞳孔サイズと瞳孔サイズとを比較することによって、対象人物80の対象物90に対する興味を判定する。これにより、対象人物80が、輝度計、眼球撮影装置、顔撮影装置、視認情景撮影装置、明るさ計測装置等の特別な装置を装着することなく、対象人物80の対象物90に対する興味を判定できる。したがって、実施の形態にかかる興味判定装置100は、任意の環境下で対象人物の対象物に対する興味を判定することが可能となる。
また、実施の形態1にかかる興味判定装置100は、対象物90が撮影された画像を用いて対象物90における輝度を算出することで、入射光量を算出するように構成されている。これにより、対象人物80が、輝度計等を装着することなく、対象人物80の対象物90に対する興味を判定できる。また、対象物90がモニタ等のディスプレイでなくても、対象人物80の対象物90に対する興味を判定できる。
また、実施の形態1にかかる興味判定装置100は、画像における対象物90の領域における画素値を用いて対象物90の絶対輝度を算出することで、入射光量を算出するように構成されている。これにより、カメラ30の設定等によらないで、対象物90からの光による入射光量を精度良く算出することが可能となる。
また、実施の形態1にかかる興味判定装置100は、画像を用いて対象人物80の目82における照度を算出することで、入射光量を算出するように構成されている。これにより、対象人物80が、明るさ計測装置等を装着することなく、対象人物80の対象物90に対する興味を判定できる。
また、実施の形態1にかかる興味判定装置100は、画像を用いて対象人物80の目82における照度を算出し、対象物90における輝度と対象人物80の目82における照度とに基づいて、入射光量を算出するように構成されている。同じ明るさ(照度)の環境下であっても、注視する対象物90の明るさ(輝度)が異なると、瞳孔のサイズは異なり得る。例えば、照明が暗い環境下であっても、対象人物80が明るい対象物90を注視した場合、対象人物80の瞳孔は小さくなり得る。逆に、照明が明るい環境下であっても、対象人物80が暗い対象物90を注視した場合、対象人物80の瞳孔は大きくなり得る。このように、基準瞳孔サイズは、対象物90における輝度及び対象人物80の目82における照度の両方を用いることで、より正確に求められ得る。そして、実施の形態1では、基準瞳孔サイズを決定する際に、対象物90における輝度と対象人物80の目82における照度とに基づいて、入射光量を算出している。したがって、実施の形態1にかかる興味判定装置100は、より正確に入射光量を算出できるので、より正確に基準瞳孔サイズを決定できる。これにより、対象人物80の対象物90に対する興味をより正確に判定することが可能となる。
また、実施の形態1にかかる興味判定装置100は、画像における対象人物80の目82の白目領域における色情報から、対象人物80の目82における照度を算出するように構成されている。これにより、画像を用いて、環境光による入射光量を精度良く算出することが可能となる。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図4に示したフローチャートの各処理の順序は、適宜、変更可能である。また、図4に示したフローチャートの処理の1つ以上は、なくてもよい。例えば、S104~S114の処理の1つ以上は、S116の処理の後で実行されてもよい。また、S104~S108の処理の1つ以上は、S110の処理の後で実行されてもよい。また、S108の処理及びS110の処理の一方は、なくてもよい。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得する画像取得手段と、
前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定する対象物特定手段と、
前記画像を用いて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出する入射光量算出手段と、
前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定する基準瞳孔サイズ決定手段と、
前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出する瞳孔サイズ算出手段と、
前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定する興味判定手段と
を有する興味判定装置。
(付記2)
前記画像取得手段は、前記対象物が撮影された画像を取得し、
前記入射光量算出手段は、前記画像を用いて前記対象物における輝度を算出することで、前記入射光量を算出する
付記1に記載の興味判定装置。
(付記3)
前記入射光量算出手段は、前記画像における前記対象物の領域における画素値を用いて前記対象物の絶対輝度を算出することで、前記入射光量を算出する
付記2に記載の興味判定装置。
(付記4)
前記入射光量算出手段は、前記画像を用いて前記対象人物の目における照度を算出し、前記対象物における輝度と前記対象人物の目における照度とに基づいて、前記入射光量を算出する
付記2又は3に記載の興味判定装置。
(付記5)
前記入射光量算出手段は、前記画像を用いて前記対象人物の目における照度を算出することで、前記入射光量を算出する
付記1に記載の興味判定装置。
(付記6)
前記入射光量算出手段は、前記画像における前記対象人物の目の白目領域における色情報から、前記対象人物の目における照度を算出する
付記4又は5に記載の興味判定装置。
(付記7)
少なくとも1つの撮像装置と、
付記1~6のいずれか1項に記載の興味判定装置と
を有し、
前記画像取得手段は、前記撮像装置によって撮影された前記画像を取得する
興味判定システム。
(付記8)
少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得し、
前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定し、
前記画像を用いて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出し、
前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定し、
前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出し、
前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定する
興味判定方法。
(付記9)
前記対象物が撮影された画像を取得し、
前記画像を用いて前記対象物における輝度を算出することで、前記入射光量を算出する
付記8に記載の興味判定方法。
(付記10)
前記画像における前記対象物の領域における画素値を用いて前記対象物の絶対輝度を算出することで、前記入射光量を算出する
付記9に記載の興味判定方法。
(付記11)
前記画像を用いて前記対象人物の目における照度を算出し、前記対象物における輝度と前記対象人物の目における照度とに基づいて、前記入射光量を算出する
付記9又は10に記載の興味判定方法。
(付記12)
前記画像を用いて前記対象人物の目における照度を算出することで、前記入射光量を算出する
付記8に記載の興味判定方法。
(付記13)
前記画像における前記対象人物の目の白目領域における色情報から、前記対象人物の目における照度を算出する
付記11又は12に記載の興味判定方法。
(付記14)
少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得するステップと、
前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定するステップと、
前記画像を用いて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出するステップと、
前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定するステップと、
前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出するステップと、
前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定するステップと
をコンピュータに実行させるプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
1 興味判定装置
2 画像取得部
4 対象物特定部
6 入射光量算出部
8 基準瞳孔サイズ決定部
10 瞳孔サイズ算出部
12 興味判定部
20 興味判定システム
30 カメラ
100 興味判定装置
110 画像取得部
112 目領域特定部
114 視線方向推定部
116 対象物特定部
120 入射光量算出部
122 対象物輝度算出部
126 目領域照度算出部
130 基準瞳孔サイズ決定部
132 テーブル格納部
134 瞳孔サイズ算出部
140 興味判定部
142 判定結果出力部

Claims (6)

  1. 少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定する対象物特定手段と、
    前記画像を用いて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出する入射光量算出手段と、
    前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定する基準瞳孔サイズ決定手段と、
    前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出する瞳孔サイズ算出手段と、
    前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定する興味判定手段と
    を有し、
    前記画像取得手段は、前記対象物が撮影された画像を取得し、
    前記入射光量算出手段は、前記画像を用いて、前記対象物における輝度と前記対象人物の目における照度とを算出し、前記対象物における輝度と前記対象人物の目における照度とに基づいて、前記入射光量を算出する
    興味判定装置。
  2. 前記入射光量算出手段は、前記画像における前記対象物の領域における画素値を用いて前記対象物の絶対輝度を算出することで、前記入射光量を算出する
    請求項に記載の興味判定装置。
  3. 前記入射光量算出手段は、前記画像における前記対象人物の目の白目領域における色情報から、前記対象人物の目における照度を算出する
    請求項1又は2に記載の興味判定装置。
  4. 少なくとも1つの撮像装置と、
    請求項1~のいずれか1項に記載の興味判定装置と
    を有し、
    前記画像取得手段は、前記撮像装置によって撮影された前記画像を取得する
    興味判定システム。
  5. 少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得し、
    前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定し、
    前記対象物が撮影された画像を取得し、
    前記画像を用いて、前記対象物における輝度と前記対象人物の目における照度とを算出し、前記対象物における輝度と前記対象人物の目における照度とに基づいて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出し、
    前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定し、
    前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出し、
    前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定する
    興味判定方法。
  6. 少なくとも対象人物の目が撮影された画像を取得するステップと、
    前記画像を用いて、前記対象人物の視線方向にある対象物を特定するステップと、
    前記対象物が撮影された画像を取得するステップと、
    前記画像を用いて、前記対象物における輝度と前記対象人物の目における照度とを算出し、前記対象物における輝度と前記対象人物の目における照度とに基づいて、前記対象人物の目に入射する光の量を表す入射光量を算出するステップと、
    前記入射光量に基づいて基準瞳孔サイズを決定するステップと、
    前記画像を用いて、前記対象人物の瞳孔サイズを算出するステップと、
    前記基準瞳孔サイズと前記瞳孔サイズとを比較することによって、前記対象人物の前記対象物に対する興味を判定するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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