JP7207108B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部構造に関する。
センタピラー下部のサイドシル(ロッカ)に、サイドシル断面を車幅方向に分割する隔壁を設け、その隔壁の外側面にセンタピラー下部を接合するとともに、その隔壁の内側面に脆弱に形成されたサイドシルインナを接合し、センタピラー下部に配設されたセンタクロスメンバの端部とサイドシルインナとを接合して、サイドシル脆弱部を形成した車体側面構造は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-59497号公報
しかしながら、サイドシルの内側面側を外側面側よりも脆弱に形成し、車両の側面衝突(特に大変形を伴うポール側突)時に、車幅方向外側から入力される衝突荷重を、外側面側である圧縮変形側で受けるようになっていると、サイドシルのエネルギー吸収効率が局部的に低下し、変形を想定していない他の部位に影響が及ぶおそれがある。このように、車両の側面衝突時における衝突安全性能の向上については、未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率を増加でき、車両の側面衝突時における衝突安全性能を向上できる車体側部構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車体側部構造は、車幅方向外側に配置されて車体前後方向に延在するアウタパネルと車幅方向内側に配置されて車体前後方向に延在するインナパネルとが互いのフランジ部を接合されることで閉断面形状に形成されたロッカと、前記ロッカに下端部が接合されたピラーと、を備え、前記アウタパネルは、車幅方向から見た側面視で前記ピラーの下端部と重なる第1領域と、前記第1領域の車体前方側及び車体後方側に隣接する第2領域と、を有し、前記インナパネルは、前記第1領域と車幅方向で対向する部位を含む第3領域と、前記第3領域の車体前方側及び車体後方側に隣接する第4領域と、を有し、前記第2領域が、前記第1領域よりも強度の高い高強度領域とされるとともに、前記第3領域が、前記第4領域よりも強度の高い高強度領域とされ、前記第2領域と前記第3領域とが連結部材によって連結されている。
請求項1に記載の発明によれば、互いに高強度領域とされている第2領域と第3領域とが連結されている。したがって、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重は、引張変形側となる高強度な第2領域と第3領域とに伝達される。このため、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率が増加される。よって、車両の側面衝突時における衝突安全性能が向上される。
また、請求項2に記載の車体側部構造は、請求項1に記載の車体側部構造であって、前記第3領域は、前記第1領域よりも車体前後方向に長く形成されている。
請求項2に記載の発明によれば、第3領域が、第1領域よりも車体前後方向に長く形成されている。したがって、第3領域が、第1領域よりも車体前後方向に短く形成されている場合に比べて、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重が、第2領域及び第3領域へスムーズに伝達される。このため、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率が更に増加される。
また、請求項3に記載の車体側部構造は、請求項2に記載の車体側部構造であって、前記第3領域の前部及び後部は、車幅方向から見た側面視で、それぞれ前記第2領域と車体前後方向でオーバーラップしている。
請求項3に記載の発明によれば、第3領域の前部及び後部が、側面視で、それぞれ第2領域と車体前後方向でオーバーラップしている。したがって、第3領域が、第2領域と車体前後方向でオーバーラップしていない構成及び第3領域の前部のみ又は後部のみが、第2領域と車体前後方向でオーバーラップしている構成に比べて、高強度領域が車体前後方向で途切れることがなく、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重を伝達する引張変形側の領域がスムーズに形成される。
また、請求項4に記載の車体側部構造は、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車体側部構造であって、前記連結部材は、車体上方向から見た平面視で車体前後方向に対して傾斜する傾斜壁を有ている。
請求項4に記載の発明によれば、連結部材が、平面視で車体前後方向に対して傾斜する傾斜壁を有ている。したがって、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重は、第2領域と第3領域と連結部材とに伝達される。このため、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率が更に増加される。
また、請求項5に記載の車体側部構造は、請求項3に記載の車体側部構造であって、前記連結部材は、車体上方向から見た平面視で車体前後方向に対して傾斜する傾斜壁を有、前記連結部材の少なくとも一部は、前記第2領域と前記第3領域とがオーバーラップしている領域に配置されている。
請求項5に記載の発明によれば、連結部材が、平面視で車体前後方向に対して傾斜する傾斜壁を有ている。したがって、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重は、第2領域と第3領域と連結部材とに伝達される。このため、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率が更に増加される。そして、その連結部材の少なくとも一部が、第2領域と第3領域とがオーバーラップしている領域に配置されている。したがって、その連結部材により、第2領域と第3領域とがオーバーラップしている領域が、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重によって破断されるのが防止される。このため、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重は、第2領域及び第3領域へ効率よく伝達される。
また、請求項6に記載の車体側部構造は、請求項4又は請求項5に記載の車体側部構造であって、前記連結部材の高さは、前記アウタパネル及び前記インナパネルの各側壁の高さと同一とされている。
請求項6に記載の発明によれば、連結部材の高さが、アウタパネル及びインナパネルの各側壁の高さと同一とされている。したがって、連結部材の高さが、アウタパネル及びインナパネルの各側壁の高さよりも低く形成されている場合に比べて、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重を伝達する引張変形側の領域が、アウタパネル及びインナパネルの各側壁の高さ全体を使って有効に形成される。このため、衝突荷重は、アウタパネルの側壁からインナパネルの側壁へ効率よく伝達される。
また、請求項7に記載の車体側部構造は、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の車体側部構造であって、前記第4領域の板厚が、前記第3領域の板厚よりも薄く形成されている。
請求項7に記載の発明によれば、第4領域の板厚が、第3領域の板厚よりも薄く形成されている。このため、ロッカにおいて、衝突荷重が直接的に伝達されない第4領域が、板厚を薄くするという簡易な構成で具現化され、かつ軽量化される。したがって、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率の増加を図りつつ、車両が軽量化される。
また、請求項8に記載の車体側部構造は、請求項1~請求項7の何れか1項に記載の車体側部構造であって、前記第1領域の板厚が、前記第2領域の板厚よりも薄く形成されている。
請求項8に記載の発明によれば、第1領域の板厚が、第2領域の板厚よりも薄く形成されている。このため、ロッカにおいて、圧縮変形側となる第1領域が、板厚を薄くするという簡易な構成で具現化され、かつ軽量化される。したがって、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率の増加を図りつつ、車両が軽量化される。
また、請求項9に記載の車体側部構造は、請求項1~請求項8の何れか1項に記載の車体側部構造であって、前記第3領域の強度は、前記第2領域の強度以上とされている。
請求項9に記載の発明によれば、第3領域の強度が、第2領域の強度以上とされている。したがって、車幅方向外側からロッカに入力された衝突荷重が、第3領域によって効率よく吸収される。このため、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率が更に増加される。
以上のように、本発明によれば、車幅方向外側から入力される衝突荷重に対するロッカのエネルギー吸収効率を増加させることができ、車両の側面衝突時における衝突安全性能を向上させることができる。
第1実施形態に係る車体側部構造を構成するロッカを備えた車両の骨格を示す斜視図である。 第1実施形態に係る車体側部構造を構成するロッカを示す拡大斜視図である。 第1実施形態に係る車体側部構造を構成するロッカを示す図2のX-X線矢視平断面図である。 第1実施形態に係る車体側部構造を構成するロッカを示す図2のY-Y線矢視正断面図である。 第1実施形態に係る車体側部構造を構成するロッカの側面衝突時の変形状態を高強度領域のみで示す説明図である。 第2実施形態に係る車体側部構造を構成するロッカの側面衝突時の変形状態を高強度領域のみで示す説明図である。 第3実施形態に係る車体側部構造を構成するロッカを示す拡大斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車体上方向、矢印FRを車体前方向、矢印LHを車体左方向とする。また、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車体上下方向の上下、車体前後方向の前後、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態について説明する。図1に示されるように、第1実施形態に係る車体側部構造10を備えた車両12のロッカ(サイドシルとも呼ばれる)20は、車体前後方向に延在するアウタパネル22と車体前後方向に延在するインナパネル26とが接合されることで略矩形閉断面形状に形成されている。
具体的に説明すると、図2、図4に示されるように、車幅方向外側に配置されるアウタパネル22と車幅方向内側に配置されるインナパネル26とは、それぞれ車体前後方向から見た正面視で、後述する上フランジ部23A、27A同士及び下フランジ部25A、29A同士を重ね合わせ可能な略ハット型形状に形成されている。
すなわち、アウタパネル22は、車幅方向外側に配置された側壁24と、その側壁24の上端部及び下端部から連続して一体に形成された上壁23及び下壁25と、その上壁23及び下壁25から連続して一体に形成された上フランジ部23A及び下フランジ部25Aと、を有している。
同様に、インナパネル26は、車幅方向内側に配置された側壁28と、その側壁28の上端部及び下端部から連続して一体に形成された上壁27及び下壁29と、その上壁27及び下壁29から連続して一体に形成された上フランジ部27A及び下フランジ部29Aと、を有している。
そして、互いに重ね合わされたアウタパネル22の上フランジ部23Aとインナパネル26の上フランジ部27Aとが、車体前後方向に沿った所定の間隔で、スポット溶接等の接合手段によって接合され、互いに重ね合わされたアウタパネル22の下フランジ部25Aとインナパネル26の下フランジ部29Aとが、車体前後方向に沿った所定の間隔で、スポット溶接等の接合手段によって接合されている。
また、ロッカ20を構成するアウタパネル22の略中間部には、ピラーの一例としてのセンタピラー(以下「Bピラー」という)14の下端部が、スポット溶接等の接合手段によって接合されている。具体的に説明すると、Bピラー14の下端部は、車幅方向から見た側面視で略逆「T」字状に形成され、かつ断面略逆「L」字状に形成された結合部16とされている。
そして、その結合部16が、アウタパネル22の上壁23及び側壁24に車幅方向外側から重ねられ、スポット溶接等の接合手段によって接合されている。なお、Bピラー14の前端部及び後端部には、フランジ部18が形成されており、そのフランジ部18の結合部16に沿った下端部は、アウタパネル22の上フランジ部23Aに車幅方向外側から重ねられて配置されている。
また、図3に示されるように、アウタパネル22(側壁24、上壁23、上フランジ部23A、下壁25、下フランジ部25A)は、Bピラー14の下端部である結合部16が重ねられた領域全体を含む所定長さの第1領域E1と、第1領域E1の車体前方側及び車体後方側に隣接して位置する第2領域E2と、を有している。
そして、インナパネル26(側壁28、上壁27、上フランジ部27A、下壁29、下フランジ部29A)は、第1領域E1と車幅方向で対向する部位を含む所定長さの(後述するように第1領域E1よりも長い)第3領域E3と、第3領域E3の車体前方側及び車体後方側に隣接して位置する第4領域E4と、を有している。
なお、図3において、第1領域E1と第2領域E2との境界線を仮想線K1で示し、第3領域E3と第4領域E4との境界線を仮想線K2で示す。また、第2領域E2が、第1領域E1よりも強度の高い高強度領域とされ、第3領域E3が、第4領域E4よりも強度の高い高強度領域とされている。
より具体的に説明すると、第2領域E2に位置するアウタパネル22の板厚が、第1領域E1に位置するアウタパネル22の板厚よりも厚く形成されており、第3領域E3に位置するインナパネル26の板厚が、第4領域E4に位置するインナパネル26の板厚よりも厚く形成されている。
換言すれば、第1領域E1に位置するアウタパネル22の板厚が、第2領域E2に位置するアウタパネル22の板厚よりも薄く形成されており、第4領域E4に位置するインナパネル26の板厚が、第3領域E3に位置するインナパネル26の板厚よりも薄く形成されている。
なお、アウタパネル22及びインナパネル26の板厚を変える工法としては、公知のTailor Welded Blank(TWB)やTailor Rolled Blank(TRB)を用いることが考えられる。本実施形態では、一例としてTRBを用いている。
また、本実施形態では、第1領域E1に位置するアウタパネル22の板厚と第4領域E4に位置するインナパネル26の板厚とが同一(例えば1.0mm)とされ、第2領域E2に位置するアウタパネル22の板厚と第3領域E3に位置するインナパネル26の板厚とが同一(例えば1.4mm)とされている。すなわち、第2領域E2と第3領域E3とが同一の高強度領域とされ、第1領域E1と第4領域E4とが同一の低強度領域とされている。
しかしながら、第1領域E1~第4領域E4は、この構成に限定されるものではない。例えば第3領域E3が、第2領域E2よりも高強度に構成されていてもよい。すなわち、第3領域E3は、第2領域E2以上の高強度領域とされていてもよい。また逆に、第2領域E2が、第3領域E3よりも高強度に構成されていてもよい。すなわち、第2領域E2は、第3領域E3以上の高強度領域とされていてもよい。
更に、例えば第4領域E4が、第1領域E1よりも低強度に構成されていてもよい。すなわち、第4領域E4は、第1領域E1以上の低強度領域とされていてもよい。また逆に、第1領域E1が、第4領域E4よりも低強度に構成されていてもよい。すなわち、第1領域E1は、第4領域E4以上の低強度領域とされていてもよい。
また、図3に示されるように、第2領域E2と第3領域E3とが、平面視で車体前後方向(又は車幅方向)に対して傾斜する傾斜壁32を有する連結部材30で連結されている。詳細に説明すると、連結部材30は、鉛直方向と直交する方向(水平方向)を向く平坦な矩形鉛直面を有する傾斜壁32と、傾斜壁32の前端部から車体前方側へ一体に延在する前フランジ部34と、傾斜壁32の後端部から車体後方側へ一体に延在する後フランジ部36と、を有している。
そして、図3に示されるように、Bピラー14(結合部16)よりも車体前方側のロッカ20に設けられる連結部材30では、前フランジ部34が第2領域E2におけるアウタパネル22の側壁24の閉断面側となる内面にスポット溶接等の接合手段によって接合され、後フランジ部36が第3領域E3におけるインナパネル26の側壁28の閉断面側となる内面にスポット溶接等の接合手段によって接合されている。
一方、Bピラー14(結合部16)よりも車体後方側のロッカ20に設けられる連結部材30では、前フランジ部34が第3領域E3におけるインナパネル26の側壁28の閉断面側となる内面にスポット溶接等の接合手段によって接合され、後フランジ部36が第2領域E2におけるアウタパネル22の側壁24の閉断面側となる内面にスポット溶接等の接合手段によって接合されている。
なお、図4に示されるように、傾斜壁32、前フランジ部34及び後フランジ部36を含む連結部材30の高さ(上下方向に沿った幅)は、アウタパネル22の側壁24及びインナパネル26の側壁28の高さと同一とされている。ここで言う「側壁24、28の高さ」とは、側壁24、28の上壁23、27及び下壁25、29との境界部分における曲率を有する部位を除く高さであり、ここで言う「同一」には、部品のばらつきなどを含む略同一も含まれる。
また、図3に示されるように、第3領域E3の車体前後方向に沿った長さは、第1領域E1の車体前後方向に沿った長さよりも長く形成されている。詳細に説明すると、第3領域E3の前部及び後部は、車幅方向から見た側面視で、それぞれ前側の第2領域E2及び後側の第2領域E2に車体前後方向でオーバーラップ(重複)している。
但し、前側の第2領域E2及び後側の第2領域E2にそれぞれオーバーラップする第3領域E3の前部側の長さと後部側の長さとは異なっている。すなわち、前側の第2領域E2にオーバーラップする第3領域E3の前部側の長さが、後側の第2領域E2にオーバーラップする第3領域E3の後部側の長さよりも長くなっている。これは、Bピラー14(結合部16)よりも車体前方側のロッカ20の長さが、Bピラー14(結合部16)よりも車体後方側のロッカ20の長さより長いためである。
より具体的に言えば、Bピラー14(結合部16)よりも車体前方側のロッカ20の長さに対する、前側の第2領域E2にオーバーラップする第3領域E3の前部側の長さの割合と、Bピラー14(結合部16)よりも車体後方側のロッカ20の長さに対する、後側の第2領域E2にオーバーラップする第3領域E3の後部側の長さの割合と、が略同一になる構成になっているからである。
また、図2に示されるように、少なくとも上記したオーバーラップする領域に存在する上フランジ部23Aと上フランジ部27Aとが、スポット溶接等の接合手段によって接合される構成になっている。そして、少なくとも上記したオーバーラップする領域に存在する下フランジ部25Aと下フランジ部29Aとが、スポット溶接等の接合手段によって接合される構成になっている。
つまり、互いにオーバーラップする領域における上フランジ部23Aと上フランジ部27Aとには、少なくとも1つのスポット溶接部Pが設けられ、互いにオーバーラップする領域における下フランジ部25Aと下フランジ部29Aとにも、少なくとも1つのスポット溶接部(図示省略)が設けられる構成になっている。また、上記したオーバーラップする領域に連結部材30(傾斜壁32)の少なくとも一部が配置される構成になっている(図3参照)。
以上のような構成とされた第1実施形態に係る車体側部構造10において、次にその作用について説明する。
なお、本実施形態における「側面衝突」には、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の側面衝突によってBピラー14を介してロッカ20へ衝突荷重が入力されるSUV側突及び相対的にポールが側面衝突することによって直接ロッカ20へ衝突荷重が入力されるポール側突が含まれる。
上記したように、互いに高強度領域とされている第2領域E2と第3領域E3とが、傾斜壁32を有する連結部材30で連結されている。したがって、車両12の側面衝突時には、車幅方向外側からロッカ20の第1領域E1に衝突荷重F(図5参照)が入力されるが、その入力された衝突荷重Fを伝達する領域(荷重伝達経路)が、図5に示されるように、第2領域E2、連結部材30、第3領域E3によって(この順で)形成される。
詳細に説明すると、車幅方向外側から衝突荷重Fが入力されてロッカ20が車幅方向内側へ向かって変形するときには、低強度領域である第1領域E1が圧縮変形側となり、高強度領域である第2領域E2及び第3領域E3と連結部材30とが引張変形側となる。したがって、その引張変形側となる高強度な第2領域E2及び第3領域E3と連結部材30とによって、その衝突荷重Fを効果的に伝達(吸収)することができる。
すなわち、車幅方向外側から入力される衝突荷重Fに対するロッカ20のエネルギー吸収効率を増加させることができる。よって、車両12の側面衝突時における衝突安全性能を向上させることができる。具体的には、車両12の側面衝突時において、車室空間が狭くなるようなロッカ20の車幅方向内側へ向かう座屈変形を抑制することができ、乗員の安全を確保することができる。
しかも、第3領域E3が第2領域E2以上の強度を有している(第3領域E3の板厚が第2領域E2の板厚以上とされている)と、車幅方向外側からロッカ20に入力された衝突荷重Fを、引張変形側である第3領域E3によって効率よく吸収することができる。したがって、車幅方向外側から入力される衝突荷重Fに対するロッカ20のエネルギー吸収効率を更に増加させることができる。
なお、第2領域E2が第3領域E3以上の強度を有している(第2領域E2の板厚が第3領域E3の板厚以上とされている)場合もほぼ同様である。すなわち、この場合には、車幅方向外側からロッカ20に入力された衝突荷重Fを、引張変形側である第2領域E2によって効率よく吸収しつつ、引張変形側である第3領域E3へ伝達することができる。
また、第3領域E3の車体前後方向に沿った長さは、第1領域E1の車体前後方向に沿った長さよりも長く形成されている。したがって、第3領域E3の車体前後方向に沿った長さが、第1領域E1の車体前後方向に沿った長さよりも短く形成されている場合に比べて、車幅方向外側からロッカ20に入力された衝突荷重Fを第2領域E2から第3領域E3へスムーズに伝達することができる。よって、車幅方向外側から入力される衝突荷重Fに対するロッカ20のエネルギー吸収効率を更に増加させることができる。
また、第3領域E3の前部及び後部が、車幅方向から見た側面視で、それぞれ前側の第2領域E2及び後側の第2領域E2と車体前後方向でオーバーラップしている。したがって、第3領域E3が、第2領域E2と車体前後方向でオーバーラップしていない構成及び第3領域E3の前部のみ又は後部のみが、第2領域E2と車体前後方向でオーバーラップしている構成に比べて、車幅方向外側からロッカ20に入力された衝突荷重Fを伝達する引張変形側の領域(荷重伝達経路)をスムーズに形成することができる。
すなわち、図5に示されるように、変形後における第3領域E3の前部及び後部が、変形後における前側の第2領域E2及び後側の第2領域E2と車体前後方向でオーバーラップするようになっていると、連結部材30(傾斜壁32)が間に無くても、第2領域E2から第3領域E3にかけて高強度領域が車体前後方向で途切れることがない。よって、車幅方向外側から入力される衝突荷重Fを第2領域E2から第3領域E3へ直接的かつスムーズに伝達することができ、その衝突荷重Fに対するロッカ20のエネルギー吸収効率をより一層増加させることができる。
また、そのオーバーラップする領域における上フランジ部23Aと上フランジ部27Aとにはスポット溶接部Pが設けられ、そのオーバーラップする領域における下フランジ部25Aと下フランジ部29Aとにもスポット溶接部(図示省略)が設けられている。したがって、連結部材30だけではなく、上フランジ部23A、27A同士及び下フランジ部25A、29A同士によっても衝突荷重Fを伝達することができる。
なお、オーバーラップする領域に設けられた上側のスポット溶接部P及び下側のスポット溶接部(図示省略)には負荷が集中し易く、その部位(領域)が破断され易くなるが、そのオーバーラップする領域には、連結部材30(傾斜壁32)の少なくとも一部が設けられているため、その部位(領域)が破断されるのを防止することができる。よって、車幅方向外側からロッカ20に入力された衝突荷重Fを第2領域E2から第3領域E3へ効率よく伝達することができる。
また、連結部材30の高さが、アウタパネル22及びインナパネル26の各側壁24、28の高さと同一とされている。したがって、連結部材30の高さが、アウタパネル22及びインナパネル26の各側壁24、28の高さよりも低く形成されている場合に比べて、車幅方向外側からロッカ20に入力された衝突荷重Fを伝達する引張変形側の領域(荷重伝達経路)を、アウタパネル22及びインナパネル26の各側壁24、28の高さ全体を使って有効に形成することができる。よって、その衝突荷重Fを、アウタパネル22の側壁24からインナパネル26の側壁28へ効率よく伝達することができる。
また、上記したように、本実施形態では、アウタパネル22の板厚及びインナパネル26の板厚を部分的に厚くすることで引張変形側となる高強度領域を形成している。そのため、アウタパネル22及びインナパネル26に別途補強部材を接合して高強度領域を形成する構成に比べて、その接合工程を省略することができ、製造コストを低減させることができる。
また、インナパネル26において、第4領域E4の板厚が、第3領域E3の板厚よりも薄く形成されている。このため、ロッカ20において、衝突荷重Fを直接的に伝達しない第4領域E4が、板厚を薄くするという簡易な構成で具現化され、かつ軽量化される。したがって、車幅方向外側から入力される衝突荷重Fに対するロッカ20のエネルギー吸収効率の増加を図りつつ、車両12を軽量化することができる。
同様に、アウタパネル22において、第1領域E1の板厚が、第2領域E2の板厚よりも薄く形成されている。このため、ロッカ20において、圧縮変形側となる第1領域E1が、板厚を薄くするという簡易な構成で具現化され、かつ軽量化される。したがって、車幅方向外側から入力される衝突荷重Fに対するロッカ20のエネルギー吸収効率の増加を図りつつ、車両12を軽量化することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図6に示されるように、この第2実施形態に係る車体側部構造10では、連結部材30が省略されている点だけが、上記第1実施形態と異なっている。なお、図6では、高強度領域である第2領域E2における側壁24と高強度領域である第3領域E3における側壁28とをそれぞれ平断面視で示し、上壁23及び上壁27と上フランジ部23A及び上フランジ部27Aとをそれぞれ平面視で示している。
このように、連結部材30が省略されていても、引張変形側となる高強度な第2領域E2と第3領域E3とによって、衝突荷重Fを効果的に伝達(吸収)することができる。具体的に説明すると、車両12の側面衝突時には、車幅方向外側からロッカ20の第1領域E1に衝突荷重Fが入力されるが、その衝突荷重Fの入力に伴い、アウタパネル22の上壁23及び下壁25とインナパネル26の上壁27及び下壁29と、がそれぞれ上方向及び下方向へ突き出るように潰れる。
そして、上記の通り、オーバーラップする領域における上フランジ部23A、27A同士及び下フランジ部25A、29A同士によって衝突荷重Fが伝達可能になっている。したがって、入力された衝突荷重Fを伝達する領域(荷重伝達経路)が、潰れた上壁23及び下壁25も含む第2領域E2と、潰れた上壁27及び下壁29も含む第3領域E3とによって形成される。
よって、引張変形側となる高強度な第2領域E2と第3領域E3とにより、その衝突荷重Fを効果的に伝達(吸収)することができる。すなわち、車幅方向外側から入力される衝突荷重Fに対するロッカ20のエネルギー吸収効率を増加させることができ、車両12の側面衝突時における衝突安全性能を向上させることができる。
<第3実施形態>
最後に、第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図7に示されるように、この第3実施形態に係る車体側部構造10では、Bピラー15の下端部である結合部17の前後方向の長さが、第1実施形態におけるBピラー14の結合部16の前後方向の長さよりも短く形成されている。そして、アウタパネル22の上壁23(上フランジ部23Aを含む)の一部とインナパネル26の上壁27(上フランジ部27Aを含む)の一部とに、その結合部17が挿入可能な開口部21が車幅方向に連続して形成されている。
つまり、この第3実施形態に係る車体側部構造10では、Bピラー15の結合部17が開口部21に挿入され、その結合部17の車幅方向外側を向く壁面がアウタパネル22の側壁24の閉断面側となる内面に重ねられてスポット溶接等の接合手段によって接合され、その結合部17の車幅方向内側を向く壁面がインナパネル26の側壁28の閉断面側となる内面に重ねられてスポット溶接等の接合手段によって接合されている点だけが、上記第1実施形態と異なっている。
このような構成では、次のように衝突荷重Fが伝達される。すなわち、車両12の側面衝突時には、Bピラー15の結合部17から、ロッカ20の第3領域E3へ直接的に衝突荷重Fが入力される。したがって、入力された衝突荷重Fを伝達する領域(荷重伝達経路)が、第3領域E3、連結部材30、第2領域E2によって(この順で)形成される。
よって、引張変形側となる高強度な第2領域E2及び第3領域E3と連結部材30とにより、その衝突荷重Fを効果的に伝達(吸収)することができる。すなわち、車幅方向外側から入力される衝突荷重Fに対するロッカ20のエネルギー吸収効率を増加させることができ、車両12の側面衝突時における衝突安全性能を向上させることができる。
なお、この第3実施形態においては、開口部21に挿入されたBピラー15の結合部17が、アウタパネル22の側壁24の閉断面側となる内面のみ又はインナパネル26の側壁28の閉断面側となる内面のみにスポット溶接等の接合手段によって接合される構成とされていてもよい。
以上、本実施形態に係る車体側部構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車体側部構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、接合手段は、スポット溶接に限定されるものではなく、レーザー溶接等であってもよい。
また、本実施形態に係るピラーは、その下端部を、車体前後方向に延在するロッカ20に重ねて配置できるものであればよく、Bピラー14、15に限定されるものではない。また、第3領域E3の前部及び後部は、それぞれ第2領域E2にオーバーラップしない構成になっていてもよい。また、第3領域E3の前部のみ又は後部のみが、第2領域E2にオーバーラップする構成になっていてもよい。
また、第2領域E2及び第3領域E3において、板厚を厚く形成するのは側壁24、28のみでもよい。すなわち、第2領域E2及び第3領域E3において、上壁23、27及び下壁25、29と上フランジ部23A、27A及び下フランジ部25A、29Aは、板厚を厚く形成しなくてもよい。
同様に、第1領域E1及び第4領域E4において、板厚を薄く形成するのは側壁24、28のみでもよい。すなわち、第1領域E1及び第4領域E4において、上壁23、27及び下壁25、29と上フランジ部23A、27A及び下フランジ部25A、29Aは、板厚を薄く形成しなくてもよい。
また、アウタパネル22及びインナパネル26の強度を変える方法は、それらの板厚を部分的に変える方法に限定されるものではなく、それらの材料や材質を部分的に変える方法でもよい。例えば、ホットスタンプ工法において、高強度領域には焼き入れし、低強度領域には焼き入れしないようにすることで、それらの間に強度差を付与するようにしてもよい。
また、前側の第2領域E2の強度と後側の第2領域E2の強度とが同じ強度である必要はなく、前側の第2領域E2の強度と後側の第2領域E2の強度とが異なる強度とされていてもよい。同様に、前側の第4領域E4の強度と後側の第4領域E4の強度とが同じ強度である必要はなく、前側の第4領域E4の強度と後側の第4領域E4の強度とが異なる強度とされていてもよい。
10 車体側部構造
14 Bピラー(ピラー)
15 Bピラー(ピラー)
16 結合部(下端部)
17 結合部(下端部)
20 ロッカ
22 アウタパネル
24 側壁
26 インナパネル
28 側壁
30 連結部材
32 傾斜壁
E1 第1領域
E2 第2領域
E3 第3領域
E4 第4領域

Claims (10)

  1. 車幅方向外側に配置されて車体前後方向に延在するアウタパネルと車幅方向内側に配置されて車体前後方向に延在するインナパネルとが互いのフランジ部を接合されることで閉断面形状に形成されたロッカと、
    前記ロッカに下端部が接合されたピラーと、
    を備え、
    前記アウタパネルは、車幅方向から見た側面視で前記ピラーの下端部と重なる第1領域と、前記第1領域の車体前方側及び車体後方側に隣接する第2領域と、を有し、
    前記インナパネルは、前記第1領域と車幅方向で対向する部位を含む第3領域と、前記第3領域の車体前方側及び車体後方側に隣接する第4領域と、を有し、
    前記第2領域が、前記第1領域よりも強度の高い高強度領域とされるとともに、前記第3領域が、前記第4領域よりも強度の高い高強度領域とされ、
    前記第2領域と前記第3領域とが連結部材によって連結されている車体側部構造。
  2. 前記第3領域は、前記第1領域よりも車体前後方向に長く形成されている請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記第3領域の前部及び後部は、車幅方向から見た側面視で、それぞれ前記第2領域と車体前後方向でオーバーラップしている請求項2に記載の車体側部構造。
  4. 前記連結部材は、車体上方向から見た平面視で車体前後方向に対して傾斜する傾斜壁を有す請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車体側部構造。
  5. 前記連結部材は、車体上方向から見た平面視で車体前後方向に対して傾斜する傾斜壁を有
    前記連結部材の少なくとも一部は、前記第2領域と前記第3領域とがオーバーラップしている領域に配置されている請求項3に記載の車体側部構造。
  6. 前記連結部材の高さは、前記アウタパネル及び前記インナパネルの各側壁の高さと同一とされている請求項4又は請求項5に記載の車体側部構造。
  7. 前記第4領域の板厚が、前記第3領域の板厚よりも薄く形成されている請求項1~請求項6の何れか1項に記載の車体側部構造。
  8. 前記第1領域の板厚が、前記第2領域の板厚よりも薄く形成されている請求項1~請求項7の何れか1項に記載の車体側部構造。
  9. 前記第3領域の強度は、前記第2領域の強度以上とされている請求項1~請求項8の何れか1項に記載の車体側部構造。
  10. 車幅方向外側に配置されて車体前後方向に延在するアウタパネルと車幅方向内側に配置されて車体前後方向に延在するインナパネルとが互いのフランジ部を接合されることで閉断面形状に形成されたロッカと、
    前記ロッカに下端部が接合されたピラーと、
    を備え、
    前記アウタパネルは、車幅方向から見た側面視で前記ピラーの下端部と重なる第1領域と、前記第1領域の車体前方側及び車体後方側に隣接する第2領域と、を有し、
    前記インナパネルは、前記第1領域と車幅方向で対向する部位を含む第3領域と、前記第3領域の車体前方側及び車体後方側に隣接する第4領域と、を有し、
    前記第2領域が、前記第1領域よりも強度の高い高強度領域とされるとともに、前記第3領域が、前記第4領域よりも強度の高い高強度領域とされている車体側部構造。
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