JP7206692B2 - 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、アクセスポイント100と、端末装置500と、を備える。各装置10、100、500は、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行可能である。なお、以下では、「アクセスポイント」のことを「AP(Access Pointの略)」と記載する。端末装置500は、デスクトップPC(Personal Computerの略)、ノートPC、タブレットPC、携帯端末等の装置である。
AP100は、無線AP、無線LANルータ等と呼ばれる通常のAPである。AP100は、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行する。Wi-Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。特に、AP100は、IEEE Standards 802.11hの規格によって定められているDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)に関する処理を実行可能である。これにより、AP100は、5.0GHzの周波数を有する搬送波、特に、気象レーダ、軍事レーダ等に利用されている周波数と同じ周波数を有する搬送波を利用可能である。
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち端末装置500等の周辺装置)である。プリンタ10は、無線LANインターフェース14と、制御部20と、を備える。各部14~20は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
図2を参照して、プリンタ10のCPU22が実行する切替処理の内容について説明する。切替処理は、プリンタ10がAP(例えば100)によって形成されている無線ネットワークに参加している状況において、当該APから切替信号が受信されることをトリガとして開始される。
図3を参照して、接続処理の内容について説明する。S40、S44は、図2のS20、S24と同様である。S46は、所定時間が60秒である点を除いて、図2のS26と同様である。上記の60秒は、CACが実行される時間である60秒以上の時間として決定される。変形例では、S46の所定時間は、60秒以上の時間、例えば、70秒でもよい。
図4を参照して、図3の接続処理によって実現される具体的なケースを説明する。プリンタ10は、T10において、AP100との間に52chを利用した無線LAN接続を確立する。また、端末装置500も、AP100との間に52chを利用した無線LAN接続を確立する。これにより、プリンタ10と端末装置500が、AP100が形成している無線ネットワークに参加する。
プリンタ10、AP100が、それぞれ、「通信装置」、「対象アクセスポイント」の一例である。無線LANI/F14が、「無線インターフェース」の一例である。W52、W53、及び、W56のチャネルが、「N個のチャネル」の一例である。図4の52ch、60chが、それぞれ、「第1のチャネル」、「第2のチャネル」の一例である。ビーコン信号が、「特定信号」の一例である。CAC、図3のS46の60秒が、それぞれ、「監視処理」、「所定時間」の一例である。S40、S44の処理によって実現されるパッシブスキャン、W52、W53、W56を昇順に利用する利用順序が、それぞれ、「第1の判断処理」、「第1の規則」の一例である。S50、S54の処理によって実現されるパッシブスキャン、W53、W56を昇順に利用する利用順序が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。
(接続処理;図3)
第2実施例は、接続処理について、S50の処理に代えてS52の処理が実行される点を除いて、第1実施例と同様である。図3を参照して、本実施例のS52の処理について説明する。
図5を参照して、本実施例の接続処理(図3)によって実現される具体的なケースを説明する。T20、T200~T204は、図4のT10、T100~T104と同様である。
図3のS52、S54によって実現されるパッシブスキャン、W53、W56、W53、W56、W52の順に各チャネルを利用する利用順序が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。
本実施例は、プリンタ10のメモリ24に個数テーブル32が記憶されている点、及び、接続処理の内容が異なる点を除いて、第1実施例と同様である。個数テーブル32は、W53の4個のチャネル及びW56の11個のチャネルのそれぞれについて、当該チャネルを示すチャネル番号と、個数情報と、を対応付けて記憶するテーブルである(図1参照)。なお、図1では、W56の11個のチャネルの記載が省略されている。個数情報は、AP情報34内のSSID「XXX」と異なるSSIDを含む他のビーコン信号が受信される場合に、受信済みの他のビーコン信号の個数を示す。個数テーブル32内の各個数情報は、図2の切替処理が終了すると、「0」にリセットされる。
図6を参照して、本実施例の接続処理について説明する。S70、S74は、図3のS40、S44と同様である。CPU22は、AP100から対象チャネルを利用したビーコン信号が受信されなかった場合(S74でNO)に、S76において、対象チャネルを利用してAP100とは異なるAPからビーコン信号が受信されたのか否かを判断する。CPU22は、S74の処理において、1個以上のビーコン信号が受信される場合において、受信済みの1個以上のビーコン信号の中にAP情報34内のSSID「XXX」と一致しないSSIDを含むビーコン信号が存在する場合に、異なるAPからビーコン信号が受信されたと判断する。一方、CPU22は、S76においてビーコン信号が1個も受信されなかった場合に、異なるAPからビーコン信号が受信されなかったと判断する。CPU22は、対象チャネルを利用して異なるAPからビーコン信号が受信されなかったと判断する場合(S76でNO)に、S78、S80をスキップして、S86に進む。一方、CPU22は、対象チャネルを利用して異なるAPからビーコン信号が受信されたと判断する場合(S76でYES)に、S78に進む。
図7を参照して、本実施例の接続処理(図6)によって実現される具体的なケースを説明する。T30、T300~T304は、図4のT10、T100~T104と同様である。
図6のS90、S94によって実現されるパッシブスキャン、S90において個数テーブル32内の個数情報を利用して決定される利用順序と待機時間が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。図7の具体的なケースにおいて、56ch、60chが、それぞれ、「第3のチャネル」、「第4のチャネル」の一例である。
(接続処理;図6)
第4実施例は、接続処理のS90の内容が異なる点を除いて、第3実施例と同様である。図6を参照して、本実施例のS90の処理について説明する。
図8を参照して、本実施例の接続処理(図6)によって実現される具体的なケースを説明する。T40、T400~T404は、図4のT10、T100~T104と同様である。
図6のS90、S94によって実現されるパッシブスキャン、S90において個数テーブル32内の個数情報を利用して決定される利用順序と待機時間が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。図8の具体的なケースにおいて、56ch、60chが、それぞれ、「第3のチャネル」、「第4のチャネル」の一例である。
(接続処理;図9)
本実施例は、接続処理の内容が異なる点を除いて、第1実施例と同様である。図9を参照して、本実施例の接続処理について説明する。S120、S124は、図3のS40、S44と同様である。S126は、所定時間が30秒である点を除いて、図3のS46と同様である。上記の30秒は、CACが実行される時間である60秒未満の時間として決定される。変形例では、S126の所定時間は、60秒未満の時間、例えば、45秒でもよい。
図10を参照して、本実施例の接続処理(図9)によって実現される具体的なケースを説明する。T50、T500、T502は、図4のT10、T100、T102と同様である。AP100は、T502において、切替信号をプリンタ10に送信すると、T504において、52chをW52の4個のチャネルのいずれかに切り替えるための処理を開始する。
図9のS126の30秒が、「所定時間」の一例である。図9のS130、S134によって実現されるパッシブスキャン、W52の4個のチャネルを昇順に利用する利用順序が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。
図9を参照して、第5実施例を変更した参考例を説明する。本参考例では、S130とS134の処理が実行されない。即ち、CPU22は、切替信号の送信から30秒が経過した後の時間であって、切替信号の送信から60秒が経過する前の時間(以下、「特定の時間」と記載)において、スキャンを実行しない。そして、CPU22は、切替信号を受信してから60秒が経過する場合(S136でYES)に、S140において、15個のDFSチャネル(即ち、W53、W56)を昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。
以下に本明細書で開示する技術の特徴を列挙する。
(項目1)
通信装置であって、
N個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースと、
前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、
所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第2の判断処理実行部と、
前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
を備える、通信装置。
(項目2)
前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
前記所定時間は、前記監視処理が実行される時間以上の時間である、項目1に記載の通信装置。
(項目3)
前記N個のチャネルは、複数個のDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含み、
前記第2の規則は、前記第1の規則と比べて、DFSチャネルを非DFSチャネルよりも優先的に利用することを含む規則である、項目1又は2に記載の通信装置。
(項目4)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含むと共に前記複数個の非DFSチャネルを含まない複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、項目3に記載の通信装置。
(項目5)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのうちの第3のチャネルを前記複数個のDFSチャネルのうちの第4のチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、前記第4のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なるアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第4のチャネルを前記第3のチャネルよりも先に利用することを含む規則である、項目3又は4に記載の通信装置。
(項目6)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを第1の時間に亘って利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、第4のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なるアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第4のチャネルを前記第1の時間よりも長い第2の時間に亘って利用すると共に、前記複数個のDFSチャネルのうち、前記第4のチャネルとは異なる1個以上のチャネルのそれぞれを前記第1の時間に亘って利用することを含む規則である、項目3から5のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目7)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのうちの第3のチャネルを前記複数個のDFSチャネルのうちの第4のチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、前記第3のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なる、閾値以上の個数のアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第3のチャネルを前記第4のチャネルよりも後に利用することを含む規則であり、
前記閾値は2以上の整数である、項目3又は4に記載の通信装置。
(項目8)
前記第2の規則における前記複数個のDFSチャネルの利用順序は、前記第1の規則における前記複数個のDFSチャネルの利用順序と同じである、項目4に記載の通信装置。
(項目9)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第1の規則は、前記複数個の非DFSチャネルを前記複数個のDFSチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを前記複数個の非DFSチャネルよりも先に利用することを含む規則である、項目3に記載の通信装置。
(項目10)
前記第1の規則は、前記複数個の非DFSチャネルを前記複数個のDFSチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを1回利用した後に、前記複数個の非DFSチャネルを利用することなく、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを利用することを含む規則である、項目9に記載の通信装置。
(項目11)
前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
前記所定時間は、前記監視処理が実行される時間未満の時間であり、
前記N個のチャネルは、複数個のDFSチャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含み、
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含まないと共に前記複数個の非DFSチャネルを含む複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、項目1に記載の通信装置。
(項目12)
前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
前記第1の判断処理及び前記第2の判断処理では、
DFSチャネルが利用される場合に、前記対象アクセスポイントから前記特定信号であるビーコン信号が受信されたのか否かが判断されと、
非DFSチャネルが利用される場合に、プローブ要求が前記対象アクセスポイントに送信され、前記対象アクセスポイントから前記特定信号であるプローブ応答が受信されたのか否かが判断される、項目1から11のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目13)
前記通信装置は、さらに、
前記対象アクセスポイントから前記切替信号が受信される場合に、前記第1の無線接続を利用した通信を実行中であるのか否かを判断する判断部を備え、
前記第1の無線接続を利用した通信を実行中であると判断される場合に、
前記第1の判断処理実行部は、前記第1の判断処理を実行し、
前記第2の判断処理実行部は、前記所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、前記第2の判断処理を実行し、
前記第1の無線接続を利用した通信を実行中でないと判断される場合に、
前記第1の判断処理実行部は、前記第1の判断処理を実行し、
前記第2の判断処理実行部は、記第2の判断処理を実行しない、項目1から11のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目14)
通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信装置は、
N個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースを備え、
前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、
所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第2の判断処理実行部と、
前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
Claims (14)
- 通信装置であって、
複数個のDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含むN個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースと、
前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、
所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であり、前記第2の規則は、前記第1の規則と比べて、DFSチャネルを非DFSチャネルよりも優先的に利用することを含む規則である、前記第2の判断処理実行部と、
前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
を備える、通信装置。 - 前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
前記所定時間は、前記監視処理が実行される時間以上の時間である、請求項1に記載の通信装置。 - 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含むと共に前記複数個の非DFSチャネルを含まない複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、請求項1又は2に記載の通信装置。 - 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのうちの第3のチャネルを前記複数個のDFSチャネルのうちの第4のチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、前記第4のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なるアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第4のチャネルを前記第3のチャネルよりも先に利用することを含む規則である、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。 - 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを第1の時間に亘って利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、第4のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なるアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第4のチャネルを前記第1の時間よりも長い第2の時間に亘って利用すると共に、前記複数個のDFSチャネルのうち、前記第4のチャネルとは異なる1個以上のチャネルのそれぞれを前記第1の時間に亘って利用することを含む規則である、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。 - 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのうちの第3のチャネルを前記複数個のDFSチャネルのうちの第4のチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、前記第3のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なる、閾値以上の個数のアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第3のチャネルを前記第4のチャネルよりも後に利用することを含む規則であり、
前記閾値は2以上の整数である、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。 - 前記第2の規則における前記複数個のDFSチャネルの利用順序は、前記第1の規則における前記複数個のDFSチャネルの利用順序と同じである、請求項3に記載の通信装置。
- 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第1の規則は、前記複数個の非DFSチャネルを前記複数個のDFSチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを前記複数個の非DFSチャネルよりも先に利用することを含む規則である、請求項1又は2に記載の通信装置。 - 前記第1の規則は、前記複数個の非DFSチャネルを前記複数個のDFSチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを1回利用した後に、前記複数個の非DFSチャネルを利用することなく、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを利用することを含む規則である、請求項8に記載の通信装置。 - 通信装置であって、
複数個のDFSチャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含むN個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースと、
前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であり、
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行する、
前記第1の判断処理実行部と、
前記監視処理が実行される時間未満の時間である所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であり、前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含まないと共に前記複数個の非DFSチャネルを含む複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、前記第2の判断処理実行部と、
前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
を備える、通信装置。 - 前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
前記第1の判断処理及び前記第2の判断処理では、
DFSチャネルが利用される場合に、前記対象アクセスポイントから前記特定信号であるビーコン信号が受信されたのか否かが判断され、
非DFSチャネルが利用される場合に、プローブ要求が前記対象アクセスポイントに送信され、前記対象アクセスポイントから前記特定信号であるプローブ応答が受信されたのか否かが判断される、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信装置。 - 前記通信装置は、さらに、
前記対象アクセスポイントから前記切替信号が受信される場合に、前記第1の無線接続を利用した通信を実行中であるのか否かを判断する判断部を備え、
前記第1の無線接続を利用した通信を実行中であると判断される場合に、
前記第1の判断処理実行部は、前記第1の判断処理を実行し、
前記第2の判断処理実行部は、前記所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、前記第2の判断処理を実行し、
前記第1の無線接続を利用した通信を実行中でないと判断される場合に、
前記第1の判断処理実行部は、前記第1の判断処理を実行し、
前記第2の判断処理実行部は、記第2の判断処理を実行しない、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信装置。 - 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信装置は、
複数個のDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含むN個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースを備え、
前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、
所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であり、前記第2の規則は、前記第1の規則と比べて、DFSチャネルを非DFSチャネルよりも優先的に利用することを含む規則である、前記第2の判断処理実行部と、
前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。 - 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信装置は、
複数個のDFSチャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含むN個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースを備え、
前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であり、
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行する、
前記第1の判断処理実行部と、
前記監視処理が実行される時間未満の時間である所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であり、前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含まないと共に前記複数個の非DFSチャネルを含む複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、前記第2の判断処理実行部と、
前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
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