JP7206692B2 - 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム - Google Patents

通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7206692B2
JP7206692B2 JP2018155579A JP2018155579A JP7206692B2 JP 7206692 B2 JP7206692 B2 JP 7206692B2 JP 2018155579 A JP2018155579 A JP 2018155579A JP 2018155579 A JP2018155579 A JP 2018155579A JP 7206692 B2 JP7206692 B2 JP 7206692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channels
channel
rule
determination process
access point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018155579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020031323A (ja
Inventor
真裕 野田
勉 大橋
伸一 榊原
健司 的場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2018155579A priority Critical patent/JP7206692B2/ja
Publication of JP2020031323A publication Critical patent/JP2020031323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7206692B2 publication Critical patent/JP7206692B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本明細書では、アクセスポイントと無線接続を確立する通信装置に関する技術を開示する。
特許文献1には、DFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルを利用可能なアクセスポイントが開示されている。アクセスポイントは、スタートアップの際に、DFSチャネルを利用してCAC(Channel Availability Checkの略)を60秒間実行し、当該DFSチャネルを利用してレーダを受信するのか否かを監視する。CACを60秒間実行することは、規格によって定められている。アクセスポイントは、CACにおいてレーダを受信しない場合に、ビーコンを送信する。クライアントは、チャネルを順次切り替えながら、アクセスポイントから送信されるビーコンを待ち受けることによって、DFSチャネルのパッシブスキャンを実行する。
特開2017-63408号公報 特開2017-153813号公報 特開2017-143940号公報
IEEE Standards 802.11h 2003
例えば、DFSの規格によると、アクセスポイントは、DFSチャネルを利用した無線接続をクライアントと確立した後に、当該DFSチャネルを利用してレーダを検出する場合に、当該DFSチャネルの利用を停止する。そして、アクセスポイントは、利用を停止したチャネルとは異なるチャネルに切り替える。上記の文献では、アクセスポイントが、チャネルの利用を停止して、異なるチャネルに切り替えることについて何ら開示されていない。本明細書では、対象アクセスポイントが異なるチャネルに切り替える状況を考慮して無線接続を確立するための技術を提供する。
本明細書で開示する通信装置は、N個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースと、前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第2の判断処理実行部と、前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、を備える。
例えば、対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理のみを実行する比較例が想定される。この比較例では、第1の判断処理の第1の規則において特定信号が受信されなかった状況を考慮することができない。これに対して、上記の構成によれば、通信装置は、所定時間に亘って第1の判断処理が繰り返し実行されても対象アクセスポイントから特定信号が受信されない場合に、第1の規則とは異なる第2の規則に従った第2の判断処理を実行する。例えば、対象アクセスポイントは、異なるチャネルに切り替えるために所定の処理を実行する。第2の規則では、対象アクセスポイントが所定の処理を実行していることに起因して、第1の規則において対象アクセスポイントから特定信号が受信されなかった状況が考慮され得る。上記の構成によれば、対象アクセスポイントが異なるチャネルに切り替える状況を考慮して無線接続を確立し得る。
上記の通信装置を実現するためのコンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体も新規で有用である。また、上記の通信装置によって実行される方法も新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 切替処理のフローチャートを示す。 第1実施例及び第2実施例の接続処理のフローチャートを示す。 第1実施例の接続処理の具体的なケースのシーケンス図を示す。 第2実施例の接続処理の具体的なケースのシーケンス図を示す。 第3実施例及び第4実施例の接続処理のフローチャートを示す。 第3実施例の接続処理の具体的なケースのシーケンス図を示す。 第4実施例の接続処理の具体的なケースのシーケンス図を示す。 第5実施例の接続処理のフローチャートを示す。 第5実施例の接続処理の具体的なケースのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、アクセスポイント100と、端末装置500と、を備える。各装置10、100、500は、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行可能である。なお、以下では、「アクセスポイント」のことを「AP(Access Pointの略)」と記載する。端末装置500は、デスクトップPC(Personal Computerの略)、ノートPC、タブレットPC、携帯端末等の装置である。
(AP100の構成)
AP100は、無線AP、無線LANルータ等と呼ばれる通常のAPである。AP100は、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行する。Wi-Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば802.11a,11b,11g,11n等)に従って、無線通信を実行するための無線通信方式である。特に、AP100は、IEEE Standards 802.11hの規格によって定められているDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)に関する処理を実行可能である。これにより、AP100は、5.0GHzの周波数を有する搬送波、特に、気象レーダ、軍事レーダ等に利用されている周波数と同じ周波数を有する搬送波を利用可能である。
5.0GHzの周波数は、複数個の周波数帯域に分類される。各周波数帯域は、一般に、「チャネル」と呼ばれる。例えば、5.150GHzから5.250GHzの周波数は、36チャネルから48チャネルの4個のチャネルに分類される。以下、「チャネル」を「ch(Channelの略)」と記載する場合がある。また、5.250GHzから5.350GHzの周波数は、52chから64chの4個のチャネルに分類され、5.470GHzから5.725GHzの周波数は、100chから140chの11個のチャネルに分類される。ここで、36chから48chは「W52」と、52chから64chは「W53」と、100chから140chは「W56」と呼ばれる。
W53とW56として分類される周波数帯(即ちチャネル)は、気象レーダ等に利用されている周波数を含む。AP100は、W53及びW56のチャネルを利用する際に、DFSの規格に従ったCAC(Channel Availability Checkの略)を実行する。CACにおいて、AP100は、利用すべきチャネルとしてW53等のチャネルが決定される場合に、決定済みのチャネルに含まれる周波数を有するレーダを検出するのか否かを60秒間に亘って監視する。そして、AP100は、レーダが60秒間に亘って検出されなかった場合に、決定済みのチャネルを利用したビーコン信号をブロードキャストに送信する。これにより、レーダと搬送波との干渉を避けつつ、W53等のチャネルを利用して、ビーコン信号を受信した通信装置(例えば、プリンタ10)との間に無線LAN接続を確立し、当該通信装置をAP100によって形成される無線ネットワークに参加させることができる。一方、AP100は、決定済みのチャネルを利用したレーダが検出された場合には、利用すべきチャネルとして他のチャネルを決定し、CACを再び実行する。
W52として分類される周波数帯(即ちチャネル)は、気象レーダ等に利用されない。このため、AP100は、W52のチャネルを利用する際に、CACを実行しない。以下、W53及びW56として分類されるチャネルを「DFSチャネル」と呼び、W52として分類されるチャネルを「非DFSチャネル」と呼ぶ。
また、AP100は、或るDFSチャネルを利用した無線LAN接続を通信装置と確立している状況において、利用中のDFSチャネルに含まれる周波数と同じ周波数を有するレーダを検出する場合に、DFSの規格に従って、利用中のDFSチャネルの利用を停止する。そして、AP100は、利用中のDFSチャネルの利用を停止する場合に、切替信号を通信装置に送信し、利用中のDFSチャネルとは異なるチャネルに切り替えるための処理を開始する。切替信号は、利用中のDFSのチャネルから異なるチャネルに切り替えることを通信装置に通知するための信号である。なお、切替信号は、AP100が利用しているチャネルと同じチャネルを利用している他のAPがAP100の周辺に存在している場合にも送信される。具体的には、AP100は、複数個の他のAPがビーコン信号を送信していることに起因して、閾値以上の個数のビーコン信号がAP100に受信される場合に、切替信号をプリンタ10に送信し、異なるチャネルに切り替えるための処理を開始する。異なるチャネルに切り替えられることにより、AP100が実行している無線通信と他のAPが実行している無線通信との干渉(即ち、回線の混雑)を避けることができる。
切替後のチャネルがDFSチャネルである場合において、切替後のチャネルを利用したビーコン信号が送信されるタイミングは、APの性能により異なる。本実施例のAP100は、無線通信とCACを同時に実行不可能なAPである。このため、AP100は切替信号の送信後にCACを実行する。そして、AP100は、CACの後に異なるチャネルに切り替えるための処理を実行して、ビーコン信号を送信する。このため、ビーコン信号は、切替信号の送信から少なくとも60秒が経過した後に送信される。一方、仮に、AP100が無線通信とCACを同時に実行可能なAPである場合には、AP100はレーダの検出前に切替後のチャネルを利用したCACを実行可能である。このため、AP100は、切替信号の送信から60秒が経過する前にビーコン信号を送信し得る。
また、AP100は、AP100によって形成される無線ネットワークを識別するためのSSID(Service Set Identifierの略)「XXX」を記憶する。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち端末装置500等の周辺装置)である。プリンタ10は、無線LANインターフェース14と、制御部20と、を備える。各部14~20は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
無線LANI/F14は、Wi-Fi方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。無線LANI/F14は、W52、W53、及び、W56のチャネルを利用した無線通信を実行可能である。図1に示すように、プリンタ10は、無線LANI/F14を介して、AP100との間に無線LAN接続を確立し、AP100が形成している無線ネットワークに参加している。また、端末装置500もAP100が形成している無線ネットワークに参加している。これにより、プリンタ10は、AP100を介して、無線ネットワークに参加している端末装置500から印刷データを受信し、当該印刷データに従った印刷を実行することができる。
制御部20は、CPU22とメモリ24とを備える。CPU22は、メモリ24に格納されているプログラム30に従って、様々な処理を実行する。メモリ24は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ24は、さらに、AP情報34を記憶し得る。AP情報34は、プリンタ10が現在参加している無線ネットワークを識別するためのSSID(例えば、SSID「XXX」)と、当該無線ネットワークに参加するためのパスワードと、を含む。
(切替処理;図2)
図2を参照して、プリンタ10のCPU22が実行する切替処理の内容について説明する。切替処理は、プリンタ10がAP(例えば100)によって形成されている無線ネットワークに参加している状況において、当該APから切替信号が受信されることをトリガとして開始される。
S10では、CPU22は、AP100との間に確立されている無線LAN接続を利用して、AP100を介して、端末装置500から印刷データを受信中であるのか否かを判断する。例えば、CPU22は、AP100から印刷データの一部(例えばパケット)が受信され、残りの一部が受信されていない場合に、印刷データを受信中であると判断する。CPU22は、印刷データを受信中であると判断する場合(S10でYES)に、S12において、接続処理(図3参照)を実行する。S12が終了すると、図2の処理が終了する。
また、CPU22は、印刷データを受信中でないと判断する場合(S10でNO)に、無線LANI/F14が利用可能な全チャネル(即ち、W52、W53、及び、W56)を昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。先ず、CPUは、S20において、全チャネルのうちのW52の36chを対象チャネルとして決定する。次に、CPU22は、S24において、無線LANI/F14を介して、対象チャネルを所定の待機時間(例えば100msec)に亘って利用して、AP100からビーコン信号が受信されたのか否かを判断する。具体的には、CPU22は、対象チャネルを利用したビーコン信号が受信される場合において、当該ビーコン信号に含まれるSSIDがAP情報34内のSSIDと一致すると判断する場合に、AP100から対象チャネルを利用したビーコン信号が受信されたと判断し、それ以外の場合に、AP100から対象チャネルを利用したビーコン信号が受信されなかったと判断する。CPU22は、AP100から対象チャネルを利用したビーコン信号が受信された場合(S24でYES)に、S30に進む。
S30では、CPU22は、対象チャネルを利用して、無線LANI/F14を介して、受信済みのビーコン信号に含まれるSSIDを含むプローブ要求をAP100に送信する。そして、CPU22は、プローブ要求に対するプローブ応答をAP100から受信すると、無線LAN接続を確立するための様々な信号(例えば、Authentication信号、Association信号、4-way handshake等)の通信をAP100と実行する。上記の様々な信号の通信の過程で、AP情報34内のパスワードを利用した認証がAP100とプリンタ10との間で実行される。これにより、CPU22は、AP100との無線LAN接続を確立する。S30が終了すると、図2の処理が終了する。
また、CPU22は、AP100から対象チャネルを利用したビーコン信号が受信されなかった場合(S24でNO)に、S26において、切替信号を受信してから所定時間(例えば、90秒)が経過したのか否かを判断する。CPU22は、所定時間が経過していないと判断する場合(S26でNO)に、S20に戻り、対象チャネルを36chから40chに変更する。全チャネルのいずれを利用してもAP100からビーコン信号が受信されずに、S20に戻る場合には、CPU22は、対象チャネルを140chから36chに変更する。即ち、CPU22は、所定時間が経過するまで、全チャネル(即ち、W52、W53、及び、W56)を昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する。CPU22は、繰り返しのパッシブスキャンにおいて、全チャネルのいずれを利用してもAP100からビーコン信号が受信されずに、所定時間が経過したと判断する場合(S26でYES)に、S28において、エラー画面を表示部(図示省略)に表示する。エラー画面は、AP100との間に無線LAN接続を確立不可能であることを示す。S28が終了すると、図2の処理が終了する。
なお、変形例では、CPU22は、S20において、W52の4個のチャネルの中から対象チャネルを決定する場合には、パッシブスキャンに代えてアクティブスキャンを実行し、W53の4個のチャネル及びW56の11個のチャネルの中から対象チャネルを決定する場合には、パッシブスキャンを実行してもよい。アクティブスキャンにおいて、CPU22は、対象チャネルを利用して、AP情報34内のSSIDを含むプローブ要求をブロードキャストに送信し、AP100から当該プローブ要求に対するプローブ応答が受信されたのか否かを判断する。CPU22は、プローブ応答が受信された場合に、S24でYESと判断し、プローブ応答が受信されなかった場合に、S24でNOと判断する。
(接続処理;図3)
図3を参照して、接続処理の内容について説明する。S40、S44は、図2のS20、S24と同様である。S46は、所定時間が60秒である点を除いて、図2のS26と同様である。上記の60秒は、CACが実行される時間である60秒以上の時間として決定される。変形例では、S46の所定時間は、60秒以上の時間、例えば、70秒でもよい。
CPU22は、全チャネル(即ち、W52、W53、及び、W56)を昇順に利用するパッシブスキャンが60秒間に亘って繰り返し実行されても、AP100からビーコン信号が受信されずに、60秒が経過する場合(S46でYES)に、S50に進む。S50では、CPU22は、W53とW56のチャネルを含む15個のDFSチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。なお、S40において、15個のDFSチャネルの利用順序は、52ch、56ch、60ch、64ch、100ch、104ch・・・の昇順である。また、S50においても、15個のDFSチャネルの利用順序は、S40と同様に昇順である。
S54は、S44と同様である。S56は、所定時間が90秒である点を除いて、S46と同様である。即ち、CPU22は、S46でYESと判断された後において、切替信号を受信してから90秒が経過するまで、15個のDFSチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する。
CPU22は、15個のDFSチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンが30秒間に亘って繰り返し実行されても、AP100からビーコン信号が受信されずに、切替信号を受信してから90秒が経過したと判断する場合(S56でYES)に、S58に進む。S58は、図2のS28と同様である。S58が終了すると、図3の処理が終了する。
また、CPU22は、S44及びS54のいずれかにおいて、AP100からビーコン信号を受信したと判断する場合(S44でYES、S54でYES)に、S60に進む。S60は、図2のS30と同様である。S60が終了すると、図3の処理が終了する。
(具体的なケース;図4)
図4を参照して、図3の接続処理によって実現される具体的なケースを説明する。プリンタ10は、T10において、AP100との間に52chを利用した無線LAN接続を確立する。また、端末装置500も、AP100との間に52chを利用した無線LAN接続を確立する。これにより、プリンタ10と端末装置500が、AP100が形成している無線ネットワークに参加する。
T100では、プリンタ10は、AP100を介して、端末装置500から印刷データを受信する。ここで、AP100は、端末装置500から受信した印刷データのプリンタ10への送信中に、52chに含まれる周波数と同じ周波数を有するレーダを検出する。この場合、AP100は、T102において、切替信号をプリンタ10に送信し、その後、52chの利用を停止する。これにより、プリンタ10とAP100との間の無線LAN接続が切断される。なお、切替信号は端末装置500にも送信され、端末装置500とAP100との間の無線LAN接続も切断される。
T104では、AP100は、W53の60ch(即ち、DFSチャネル)を切替後のチャネルとして決定し、60chを利用するためのCACを開始する。
また、プリンタ10は、T102において、印刷データの受信中にAP100から切替信号を受信すると、印刷データの受信中であると判断し(図2のS10でYES)、接続処理を開始する(S12)。
図4に示すように、プリンタ10は、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する(図3のS40)。なお、図4では、1回目のパッシブスキャンのみが記載され、2回目以降のパッシブスキャンの記載が省略されている。プリンタ10は、AP100が60chを利用するためのCACを実行中であるので、現時点においてAP100からビーコン信号を受信しない。
プリンタ10は、AP100からビーコン信号を受信されずに、切替信号を受信してから60秒が経過するので(図3のS46でYES)、15個のDFSチャネル(即ち、W53、W56)を昇順に利用するパッシブスキャンを開始する(図3のS50)。1回目及び2回目のパッシブスキャンにおいて、AP100は、ビーコン信号のブロードキャスト送信を実行していない。プリンタ10は、1回目及び2回目のパッシブスキャンにおいてAP100からビーコン信号を受信できないので、3回目のパッシブスキャンを実行する。
2回目のパッシブスキャンが実行されている間に、AP100は、T106において、60chを利用したビーコン信号のブロードキャスト送信を開始する。このため、プリンタ10は、T110において、3回目のパッシブスキャン内の60chの利用中に、AP100からSSID「XXX」を含むビーコン信号を受信する(図3のS54でYES)。そして、T120では、プリンタ10は、AP100との間に60chを利用した無線LAN接続を確立する(S60)。なお、端末装置500は、切替信号を受信した後に、W52、W53及び、W56を利用したスキャンを実行する。端末装置500は、AP100から60chを利用したビーコン信号を受信する場合に、AP100との間に60chを利用した無線LAN接続を確立する。
プリンタ10は、プリンタ10とAP100との間、及び、端末装置500とAP100との間に60chを利用した無線LAN接続が確立されると、AP100を介して、端末装置500から印刷データを再び受信する。これにより、プリンタ10は、印刷データに従った印刷を実行することができる。
本ケースによれば、プリンタ10は、52chの無線LAN接続が確立された後に切替信号が受信される場合(図4のT102)に、全チャネル(即ち、W52、W53、及び、W56)を昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する。そして、プリンタ10は、AP100からビーコン信号を受信されずに、切替信号を受信してから60秒が経過する場合に、全チャネルを昇順に利用するパッシブスキャンに代えて、15個のDFSチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。全チャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを60秒間に亘って繰り返し実行してもAP100からビーコン信号が受信されない状況では、AP100がCACを実行している可能性が高い。例えば、全チャネルを昇順に利用するパッシブスキャンのみを繰り返し実行する比較例が想定される。この比較例では、プリンタ10は、60秒が経過した後も、非DFSチャネルであるW52のスキャンを実行する。これに対して、本実施例では、プリンタ10は、60秒が経過した後に非DFSチャネルのスキャンを実行せずに、DFSチャネルのスキャンを実行する。このため、比較例と比べて、AP100からビーコン信号を早期に受信することができ、AP100との無線LAN接続を早期に確立することができる。
また、本実施例の構成によれば、プリンタ10は、端末装置500から印刷データを受信中である場合に、図2のS12の接続処理を実行し、端末装置500から印刷データを受信中でない場合に、S20~S30の処理を実行する。即ち、プリンタ10は、端末装置500から印刷データを受信中でない場合に、S46~S54の処理を実行しない。端末装置500から印刷データを受信中でない状況では、AP100との無線LAN接続を早期に確立する必要性が低い。図2のS10の処理が実行されず、S12の処理(即ち、図3の接続処理)のみが実行される比較例では、印刷データを受信中でない場合でも無線LAN接続を早期に確立することができるものの、S46~S54の処理を実行するCPU22の負荷が高くなる。本実施例の構成によれば、比較例と比べて、印刷データの受信中でない状況を考慮して、CPU22の負荷を低減することができる。
(対応関係)
プリンタ10、AP100が、それぞれ、「通信装置」、「対象アクセスポイント」の一例である。無線LANI/F14が、「無線インターフェース」の一例である。W52、W53、及び、W56のチャネルが、「N個のチャネル」の一例である。図4の52ch、60chが、それぞれ、「第1のチャネル」、「第2のチャネル」の一例である。ビーコン信号が、「特定信号」の一例である。CAC、図3のS46の60秒が、それぞれ、「監視処理」、「所定時間」の一例である。S40、S44の処理によって実現されるパッシブスキャン、W52、W53、W56を昇順に利用する利用順序が、それぞれ、「第1の判断処理」、「第1の規則」の一例である。S50、S54の処理によって実現されるパッシブスキャン、W53、W56を昇順に利用する利用順序が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。
図4のT10、図3のS40~S44、S50~S54、S60が、それぞれ、「第1の確立部」、「第1の判断処理実行部」、「第2の判断処理実行部」、「第2の確立部」によって実現される処理の一例である。
(第2実施例)
(接続処理;図3)
第2実施例は、接続処理について、S50の処理に代えてS52の処理が実行される点を除いて、第1実施例と同様である。図3を参照して、本実施例のS52の処理について説明する。
S52では、CPU22は、W53、W56、W53、W56、W52の順に各チャネルを利用するパッシブスキャンを開始する。具体的には、CPU22は、W53の4個のチャネルを昇順に利用した後に、W56の11個のチャネルを昇順に利用する。次に、CPU22は、W52のチャネルを利用することなく、W53の4個のチャネルを再び昇順に利用した後に、W56の11個のチャネルを再び昇順に利用する。そして、CPU22は、W56の11個のチャネルを昇順に利用した後に、W52のチャネルを昇順に利用する。別言すれば、S52では、DFSチャネル(即ち、W53、W56)が非DFSチャネル(即ち、W52)よりも先に利用されるとともに、DFSチャネルのそれぞれが2回利用された後に非DFSチャネルが利用される。W53、W56、W53、W56、W52の順に各チャネルを順次利用するパッシブスキャンは、90秒が経過するまで繰り返し実行される。
(具体的なケース;図5)
図5を参照して、本実施例の接続処理(図3)によって実現される具体的なケースを説明する。T20、T200~T204は、図4のT10、T100~T104と同様である。
図5に示すように、プリンタ10は、T202において、AP100から切替信号を受信すると、図4と同様に、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する(図3のS40)。AP100が60chを利用するためのCACを実行中であるので、現時点においてAP100からビーコン信号は受信されない。
プリンタ10は、AP100からビーコン信号を受信されずに、切替信号を受信してから60秒が経過するので(図3のS46でYES)、W53、W56、W53、W56、W52の順に各チャネルを利用するパッシブスキャンを開始する(図3のS52)。1回目のパッシブスキャンにおいて、AP100は、ビーコン信号のブロードキャスト送信を実行していない。プリンタ10は、1回目のパッシブスキャンにおいてAP100からビーコン信号を受信できないので、2回目のパッシブスキャンを実行する。
1回目のパッシブスキャンが実行されている間に、AP100は、T206において、60chを利用したビーコン信号のブロードキャスト送信を開始する。このため、プリンタ10は、T210において、2回目のパッシブスキャン内の60chの利用中に、AP100からSSID「XXX」を含むビーコン信号を受信する(図3のS54でYES)。T220は、図4のT120と同様である。
本ケースによれば、プリンタ10は、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンにおいて、AP100からビーコン信号を受信されずに、切替信号を受信してから60秒が経過する場合に、上記のパッシブスキャンに代えて、W53、W56、W53、W56、W52の順に各チャネルを利用するパッシブスキャンを開始する。例えば、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンのみを繰り返し実行する比較例が想定される。この比較例では、プリンタ10は、60秒が経過した後も、非DFSチャネルがDFSチャネルよりも先に利用される。これに対して、本実施例では、プリンタ10は、DFSチャネルであるW53及びW56のスキャンを非DFSチャネルであるW52のスキャンよりも先に実行する。このため、比較例と比べて、AP100からビーコン信号を早期に受信することができ、AP100との無線LAN接続を早期に確立することができる。
また、上記のケースによれば、非DFSチャネルのそれぞれが利用される前にDFSチャネルのそれぞれが2回利用される。これにより、CACが終了したAP100からビーコン信号を早期に受信する確率を高めることができる。
(対応関係)
図3のS52、S54によって実現されるパッシブスキャン、W53、W56、W53、W56、W52の順に各チャネルを利用する利用順序が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。
(第3実施例)
本実施例は、プリンタ10のメモリ24に個数テーブル32が記憶されている点、及び、接続処理の内容が異なる点を除いて、第1実施例と同様である。個数テーブル32は、W53の4個のチャネル及びW56の11個のチャネルのそれぞれについて、当該チャネルを示すチャネル番号と、個数情報と、を対応付けて記憶するテーブルである(図1参照)。なお、図1では、W56の11個のチャネルの記載が省略されている。個数情報は、AP情報34内のSSID「XXX」と異なるSSIDを含む他のビーコン信号が受信される場合に、受信済みの他のビーコン信号の個数を示す。個数テーブル32内の各個数情報は、図2の切替処理が終了すると、「0」にリセットされる。
(接続処理;図6)
図6を参照して、本実施例の接続処理について説明する。S70、S74は、図3のS40、S44と同様である。CPU22は、AP100から対象チャネルを利用したビーコン信号が受信されなかった場合(S74でNO)に、S76において、対象チャネルを利用してAP100とは異なるAPからビーコン信号が受信されたのか否かを判断する。CPU22は、S74の処理において、1個以上のビーコン信号が受信される場合において、受信済みの1個以上のビーコン信号の中にAP情報34内のSSID「XXX」と一致しないSSIDを含むビーコン信号が存在する場合に、異なるAPからビーコン信号が受信されたと判断する。一方、CPU22は、S76においてビーコン信号が1個も受信されなかった場合に、異なるAPからビーコン信号が受信されなかったと判断する。CPU22は、対象チャネルを利用して異なるAPからビーコン信号が受信されなかったと判断する場合(S76でNO)に、S78、S80をスキップして、S86に進む。一方、CPU22は、対象チャネルを利用して異なるAPからビーコン信号が受信されたと判断する場合(S76でYES)に、S78に進む。
S78では、CPU22は、対象チャネルがDFSチャネル(即ち、W53、W56)であるのか否かを判断する。CPU22は、対象チャネルがDFSチャネルでないと判断する場合(S78でNO)に、S80をスキップして、S86に進む。一方、CPU22は、対象チャネルがDFSチャネルであると判断する場合(S78でYES)に、S80に進む。
S80では、CPU22は、個数テーブル32から対象チャネルに対応する個数情報を特定する。そして、CPU22は、S76で受信された1個以上のビーコン信号の個数が特定済みの個数情報よりも大きい場合に、対象チャネルに対応付けて、1個以上のビーコン信号の個数を示す個数情報を個数テーブル32に記憶する。一方、S76で受信された1個以上のビーコン信号の個数が特定済みの個数情報以下の場合には、1個以上のビーコン信号の個数を示す個数情報は個数テーブル32に記憶されない。即ち、CPU22は、繰り返しのパッシブスキャンにおいて、最大の個数を示す個数情報を個数テーブル32に記憶する。なお、変形例では、CPU22は、対象チャネルを利用して異なるAPからビーコン信号が受信されたと判断する場合(S76でYES)に、1個以上のビーコン信号の個数を示す個数情報を常に個数テーブル32に記憶してもよい。即ち、CPU22は、繰り返しのパッシブスキャンにおいて、最新の個数を示す個数情報を個数テーブル32に記憶してもよい。
S86は、図3のS46と同様である。CPU22は、繰り返しのパッシブスキャンにおいて、全チャネルのいずれを利用してもAP100からビーコン信号が受信されずに、所定時間(例えば、60秒)が経過したと判断する場合(S86でYES)に、S90に進む。
S90では、CPU22は、個数テーブル32内の個数情報を利用して、W53とW56のチャネルを含む15個のDFSチャネルの利用順序を決定し、15個のDFSチャネルを順次利用するパッシブスキャンを開始する。具体的には、CPU22は、W53の4個のチャネルについて、0個を示す個数情報に対応するチャネルよりも1個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルが先の順序となるように、W53の4個のチャネルの利用順序を決定する。例えば、CPU22は、60chに対応する個数情報が1個を示し、他のチャネルに対応する個数情報が0個を示す場合に、60ch、52ch、56ch、64chのように利用順序を決定する。なお、60ch以外の他のチャネルの順序は、上記のように昇順である。さらに、CPU22は、W53の4個のチャネルと同様に、W56の11個のチャネルの利用順序を決定する。そして、CPU22は、W53の利用順序とW56の利用順序を組み合わせて、15個のDFSチャネルの利用順序を決定する。CPU22は、決定済みの利用順序に従って、対象チャネルを順次決定する。
さらに、CPU22は、0個を示す個数情報に対応するチャネルの待機時間を100msecに決定し、1個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの待機時間を200msecに決定する。別言すれば、CPU22は、0個を示す個数情報に対応するチャネルの待機時間よりも1個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの待機時間を長くする。待機時間は、対象チャネルを利用してビーコン信号の受信を待機する時間である。
S94~S98は、図3のS54~S58と同様である。即ち、S90で決定された利用順序と待機時間とに従ってチャネルを利用するパッシブスキャンが、90秒が経過するまで繰り返し実行される。
また、CPU22は、S74及びS94のいずれかにおいて、AP100からビーコン信号を受信したと判断する場合(S74でYES、S94でYES)に、S100に進む。S100は、図2のS30と同様である。S100又はS98が終了すると、図6の処理が終了する。
(具体的なケース;図7)
図7を参照して、本実施例の接続処理(図6)によって実現される具体的なケースを説明する。T30、T300~T304は、図4のT10、T100~T104と同様である。
図7に示すように、プリンタ10は、T302において、AP100から切替信号を受信すると、図4と同様に、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する(図6のS70)。AP100が60chを利用するためのCACを実行中であるので、現時点においてAP100からビーコン信号は受信されない。
本ケースでは、プリンタ10の周辺にAP100とは異なるAP200が存在する。AP200は、60chを利用したビーコン信号をブロードキャストに送信している。このため、プリンタ10は、T305において、AP200から60chを利用したビーコン信号を受信する(図6のS76でYES)。60chはDFSチャネルであるので(S78でYES)、プリンタ10は、60chに対応付けて1個を示す個数情報を個数テーブル32に記憶する(S80)。なお、本ケースでは、1個が最大の個数である。
プリンタ10は、AP100からビーコン信号を受信されずに、切替信号を受信してから60秒が経過するので(図6のS86でYES)、個数テーブル32内の個数情報を利用して、15個のDFSチャネルの利用順序を決定する(図6のS90)。本ケースでは、60chに対応する個数情報が1個を示すので、53の4個のチャネルの利用順序を60ch、52ch、56ch、64chに決定し、60chの待機時間を200msecに決定し、52ch、56ch、及び、64ch時間を100msecに決定する。そして、プリンタ10は、決定済みの利用順序と待機時間とに従ってチャネルを利用するパッシブスキャンを開始する(S90)。
1回目のパッシブスキャンが実行されている間に、AP100は、T306において、60chを利用したビーコン信号のブロードキャスト送信を開始する。このため、プリンタ10は、T310において、2回目のパッシブスキャン内の60chの利用中に、AP100からSSID「XXX」を含むビーコン信号を受信する(図3のS94でYES)。T320では、プリンタ10は、AP100との間に60chを利用した無線LAN接続を確立する(S100)。
本ケースによれば、プリンタ10は、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンにおいて、異なるAP200から60chを利用したビーコン信号が受信される場合に、上記のパッシブスキャンに代えて、60chを他のチャネル(例えば56ch)よりも先に利用する利用順序に従ったパッシブスキャンを開始する。異なるAP200が60chを利用したビーコン信号のブロードキャスト送信を実行している状況では、CACにおいて、60chに含まれる周波数を利用したレーダを検出する可能性が低い。即ち、AP100は、切替後のチャネルとして60chを決定し、CACの実行後に60chを利用したビーコン信号の送信を開始する可能性が高い。例えば、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンのみを繰り返し実行する比較例では、プリンタ10は、60秒が経過した後も、他のチャネル(例えば、52ch、56ch)が60chよりも先に利用される。これに対して、本実施例では、ビーコン信号を受信する可能性が高い60chが他のチャネルよりも先に利用される。このため、比較例と比べて、AP100からビーコン信号を早期に受信することができ、AP100との無線LAN接続を早期に確立することができる。
また、上記のケースによれば、60chの待機時間は他のチャネルの待機時間よりも長い。これにより、CACが終了したAP100からビーコン信号を早期に受信する確率を高めることができる。
(対応関係)
図6のS90、S94によって実現されるパッシブスキャン、S90において個数テーブル32内の個数情報を利用して決定される利用順序と待機時間が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。図7の具体的なケースにおいて、56ch、60chが、それぞれ、「第3のチャネル」、「第4のチャネル」の一例である。
(第4実施例)
(接続処理;図6)
第4実施例は、接続処理のS90の内容が異なる点を除いて、第3実施例と同様である。図6を参照して、本実施例のS90の処理について説明する。
S90では、CPU22は、1又は2個を示す個数情報に対応するチャネル、0個を示す個数情報に対応するチャネル、3個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの順に利用されるように、W53の4個のチャネルの利用順序を決定する。例えば、CPU22は、60chに対応する個数情報が1個を示し、52ch、64chに対応する個数情報が0個を示し、56chに対応する個数情報が3個を示す場合に、60ch、52ch、64ch、56chのように利用順序を決定する。即ち、3個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの順序は、他のチャネルの順序よりも後になる。さらに、CPU22は、W53の4個のチャネルと同様に、W56の11個のチャネルの利用順序を決定する。そして、CPU22は、W53の利用順序とW56の利用順序を組み合わせて、W53、W56のチャネルを含む15個のチャネルの利用順序を決定する。CPU22は、決定済みの利用順序に従って、対象チャネルを順次決定する。また、CPU22は、0個又は3個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの待機時間を100msecに決定し、1又は2個を示す個数情報に対応するチャネルの待機時間を200msecに決定する。
(具体的なケース;図8)
図8を参照して、本実施例の接続処理(図6)によって実現される具体的なケースを説明する。T40、T400~T404は、図4のT10、T100~T104と同様である。
図8に示すように、プリンタ10は、T402において、AP100から切替信号を受信すると、図4と同様に、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する(図6のS70)。AP100が60chを利用するためのCACを実行中であるので、現時点においてAP100からビーコン信号は受信されない。
本ケースでは、プリンタ10の周辺にAP100とは異なる3個のAP200、300、400が存在する。3個のAP200~400は、56chを利用したビーコン信号をブロードキャストに送信している。このため、プリンタ10は、T405において、3個のAP200~400から56chを利用した3個のビーコン信号を受信する(図6のS76でYES)。56chはDFSチャネルであるので(S78でYES)、プリンタ10は、56chに対応付けて3個を示す個数情報を個数テーブル32に記憶する(S80)。なお、本ケースでは、3個が最大の個数である。
プリンタ10は、AP100からビーコン信号が受信されずに、切替信号を受信してから60秒が経過するので(図6のS86でYES)、個数テーブル32内の個数情報を利用して、W53とW56のチャネルを含む15個のチャネルの利用順序を決定する(図6のS90)。本ケースでは、56chに対応する個数情報が3個を示すので、53の4個のチャネルの利用順序を52ch、60ch、64ch、56chに決定し、4個のチャネルのそれぞれの待機時間を100msecに決定する。そして、プリンタ10は、決定済みの利用順序と待機時間とに従ってチャネルを利用するパッシブスキャンを開始する(S90)。
1回目のパッシブスキャンが実行されている間に、AP100は、T406において、60chを利用したビーコン信号のブロードキャスト送信を開始する。このため、プリンタ10は、T410において、2回目のパッシブスキャン内の60chの利用中に、AP100からSSID「XXX」を含むビーコン信号を受信する(図6のS94でYES)。T420は、図7のT320と同様である。
本ケースによれば、プリンタ10は、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンにおいて、3個のAP200~400から56chを利用した3個のビーコン信号が受信される場合に、上記のパッシブスキャンに代えて、56chを他のチャネル(例えば60ch)よりも後に利用する利用順序に従ったパッシブスキャンを開始する。3個のAP200~400が56chを利用したビーコン信号のブロードキャスト送信を実行している状況では、56chを利用した回線が混雑していることに起因して、AP100は、切替後のチャネルとして56chとは異なるチャネルを決定する場合がある。即ち、AP100は、切替後のチャネルとして56ch以外のチャネル(例えば60ch)を決定し、CACの実行後に56ch以外のチャネルを利用したビーコン信号の送信を開始する可能性が高い。例えば、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンのみを繰り返し実行する比較例では、プリンタ10は、60秒が経過した後も、56chが他のチャネル(例えば、60ch)よりも先に利用される。これに対して、本実施例では、ビーコン信号を受信する可能性が低い56chが他のチャネルよりも後に利用される。このため、比較例と比べて、AP100からビーコン信号を早期に受信することができ、AP100との無線LAN接続を早期に確立することができる。
(対応関係)
図6のS90、S94によって実現されるパッシブスキャン、S90において個数テーブル32内の個数情報を利用して決定される利用順序と待機時間が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。図8の具体的なケースにおいて、56ch、60chが、それぞれ、「第3のチャネル」、「第4のチャネル」の一例である。
(第5実施例)
(接続処理;図9)
本実施例は、接続処理の内容が異なる点を除いて、第1実施例と同様である。図9を参照して、本実施例の接続処理について説明する。S120、S124は、図3のS40、S44と同様である。S126は、所定時間が30秒である点を除いて、図3のS46と同様である。上記の30秒は、CACが実行される時間である60秒未満の時間として決定される。変形例では、S126の所定時間は、60秒未満の時間、例えば、45秒でもよい。
CPU22は、全チャネル(即ち、W52、W53、及び、W56)を昇順に利用するパッシブスキャンが30秒間に亘って繰り返し実行されても、AP100からビーコン信号が受信されずに、30秒が経過する場合(S126でYES)に、S130に進む。S130では、CPU22は、W52の4個のチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。S134は、S124と同様である、S136は、所定時間が60秒である点を除いて、S126と同様である。即ち、CPU22は、S126でYESと判断された後において、切替信号を受信してから60秒が経過するまで、W52の4個のチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する。
CPU22は、W52の4個のチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンが30秒間に亘って繰り返し実行されても、AP100からビーコン信号が受信されずに、切替信号を受信してから60秒が経過する場合(S136でYES)に、S140に進む。S140~S148は、図3のS50~S158と同様である。
また、CPU22は、S124、S134、及び、S144のいずれかにおいて、AP100からビーコン信号を受信したと判断する場合(S124でYES、S134でYES、又は、S144でYES)に、S160に進む。S160は、図3のS60と同様である。S148又はS160が終了すると、図9の処理が終了する。
(具体的なケース;図10)
図10を参照して、本実施例の接続処理(図9)によって実現される具体的なケースを説明する。T50、T500、T502は、図4のT10、T100、T102と同様である。AP100は、T502において、切替信号をプリンタ10に送信すると、T504において、52chをW52の4個のチャネルのいずれかに切り替えるための処理を開始する。
図10に示すように、プリンタ10は、T502において、AP100から切替信号を受信すると、図4と同様に、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンを繰り返し実行する(図9のS120)。プリンタ10は、AP100がW52に切り替えるための処理を実行中であるので、現時点においてAP100からビーコン信号は受信されない。
プリンタ10は、AP100からビーコン信号を受信されずに、切替信号を受信してから30秒が経過するので(図9のS126でYES)、W52の4個のチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを開始する(S130)。
1回目のパッシブスキャンが実行されている間にW52に切り替えるための処理が終了し、切替後のチャネルとして48chが決定され、AP100は、T506において、48chを利用したビーコン信号のブロードキャスト送信を開始する。このため、プリンタ10は、T510において、2回目のパッシブスキャン内の48chの利用中に、AP100からSSID「XXX」を含むビーコン信号を受信する(図9のS134でYES)。そして、T520では、プリンタ10は、AP100との間に48chを利用した無線LAN接続を確立する(S160)。
本ケースによれば、プリンタ10は、W52、W53、及び、W56を昇順に利用するパッシブスキャンにおいて、AP100からビーコン信号を受信されずに、切替信号を受信してから30秒が経過する場合に、上記のパッシブスキャンに代えて、W52の4個のチャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。全チャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを30秒間に亘って繰り返し実行してもAP100からビーコン信号が受信されない状況では、AP100が何らかの処理を実行している可能性が高い。例えば、AP100がCACを実行している場合には、AP100は、切替信号の送信から少なくとも60秒が経過した後に、ビーコン信号の送信を開始する。また、例えば、AP100がW52に切り替えるための処理を実行している場合には、AP100は、切替信号の送信から60秒が経過する前に、ビーコン信号の送信を開始する。即ち、切替信号の送信から30秒が経過した後の時間であって、切替信号の送信から60秒が経過する前の時間において、DFSチャネルを利用したビーコン信号が送信される可能性が低いものの、非DFSチャネルを利用したビーコン信号が送信される可能性がある。例えば、全チャネルを昇順に利用するパッシブスキャンのみを繰り返し実行する比較例では、プリンタ10は、30秒が経過した後も、DFSチャネル(即ち、W53、W56)のスキャンを実行する。これに対して、本実施例では、プリンタ10は、30秒が経過した後にDFSチャネルのスキャンを実行せずに、非DFSチャネル(即ち、W52)のスキャンを実行する。このため、AP100がW52に切り替えるための処理を実行している場合において、比較例と比べて、AP100からビーコン信号を早期に受信することができ、AP100との無線LAN接続を早期に確立することができる。
(対応関係)
図9のS126の30秒が、「所定時間」の一例である。図9のS130、S134によって実現されるパッシブスキャン、W52の4個のチャネルを昇順に利用する利用順序が、それぞれ、「第2の判断処理」、「第2の規則」の一例である。
(参考例)
図9を参照して、第5実施例を変更した参考例を説明する。本参考例では、S130とS134の処理が実行されない。即ち、CPU22は、切替信号の送信から30秒が経過した後の時間であって、切替信号の送信から60秒が経過する前の時間(以下、「特定の時間」と記載)において、スキャンを実行しない。そして、CPU22は、切替信号を受信してから60秒が経過する場合(S136でYES)に、S140において、15個のDFSチャネル(即ち、W53、W56)を昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。
上記したように、特定の時間において、DFSチャネルを利用したビーコン信号が送信される可能性が低い。また、例えば、W52のチャネルに切り替えるための切替処理が実行される場合において、AP100の処理性能が比較的に高い場合には、AP100は、切替信号の送信から30秒が経過する前に、ビーコン信号の送信を開始する可能性が高い。この場合、特定の時間において、AP100は、ビーコン信号を送信する可能性が低い。本参考例では、特定の時間においてスキャンを実行する比較例と比べて、プリンタ10の処理負荷を低減することができる。
本参考例の特徴を以下に記載する。通信装置は、N個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースと、前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを順次利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、第1の所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合において、前記切替信号が受信されてから第2の所定時間が経過した場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを順次利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であり、前記切替信号が受信されてから前記第1の所定時間が経過した後の時間であって、前記切替信号が受信されてから前記第2の所定時間が経過する前の時間において、判断処理は実行されない、前記第2の判断処理実行部と、前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、を備える。図9のS126の30秒、S136の60秒が、それぞれ、「第1の所定時間」、「第2の所定時間」の一例である。図9のS120、S124によって実現されるパッシブスキャン、S140、S144によって実現されるパッシブスキャンが、それぞれ、「第1の判断処理」、「第2の判断処理」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)「通信装置」は、プリンタ10でなくてもよく、例えば、スキャナ、多機能機、サーバ、端末装置500とは異なる他の端末装置であってもよい。
(変形例2)無線LANI/F14は、W52、W53、及び、W56のチャネルを利用した無線通信に限らず、2.4GHzの周波数を有する搬送波を利用した無線通信を実行可能であってもよい。本変形例では、「N個のチャネル」は、2.4GHzの周波数の搬送波を利用するためのチャネル(例えば、1ch~14ch)を含んでもよい。また、無線LANI/F14は、W52、W53、及び、W56のうちのいずれかを利用不可能でもよい。本変形例では、例えば、W52とW53のチャネルを含む8個のチャネルが、「N個のチャネル」の一例である。
(変形例3)上記の第1実施例では、プリンタ10は、図3のS50において、W53、W56を昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。これに代えて、プリンタ10は、全チャネル(即ち、W52、W53、及び、W56)を昇順に利用するとともに、W52のそれぞれについて、待機時間を100msecとし、W53、W56のそれぞれについて、待機時間を200msecにするパッシブスキャンを開始してもよい。本変形例では、全チャネルを昇順に利用するとともにW53、W56の各チャネルについて待機時間を200msecにする規則が、「第2の規則」の一例である。
(変形例4)上記の第2実施例では、プリンタ10は、図3のS52において、W53、W56、W53、W56、W52の順に各チャネルを昇順に利用するパッシブスキャンを開始する。これに代えて、プリンタ10は、W53、W56、W52の順に各チャネルを利用するパッシブスキャンを開始してもよい。本変形例では、W53、W56、W52の順に各チャネルを利用する利用順序が、「第2の規則」の一例である。
(変形例5)上記の第3実施例では、プリンタ10は、図6のS90において、個数情報を利用してW53の利用順序とW56の利用順序を決定する。そして、プリンタ10は、W53の利用順序とW56の利用順序の組み合わせに従って、W53、W56のチャネルを含む15個のDFSチャネルを順次利用するパッシブスキャンを開始する。これに代えて、プリンタ10は、W52の昇順の利用順序とW53の決定済みの利用順序とW56の決定済みの利用順序の組み合わせに従って、全チャネルを順次利用するパッシブスキャン開始してもよい。ここで、W52は、W53、W56の前に利用されてもよいし、W53、W56の後に利用されてもよい。本変形例では、W52の昇順の利用順序とW53の利用順序とW56の利用順序を組み合わせが、「第2の規則」の一例である。
(変形例6)図6のS90において、プリンタ10は、1個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの待機時間を長くしなくてもよい。本変形例では、「第2の規則」は、第3及び第4のチャネルを第1の時間に亘って利用することを含む規則でもよい。
(変形例7)上記の第4実施例では、プリンタ10は、図6のS90において、1又は2個を示す個数情報に対応するチャネル、0個を示す個数情報に対応するチャネル、3個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの順に利用されるように、W53の4個のチャネルの利用順序を決定する。これに代えて、プリンタ10は、3個未満の個数を示す個数情報に対応するチャネルを昇順に利用した後に3個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの順に利用するように、W53の4個のチャネルの利用順序を決定してもよい。本変形例では、3個未満の個数を示す個数情報に対応するチャネルを昇順に利用した後に3個以上の個数を示す個数情報に対応するチャネルの順に利用する利用順序が、「第2の規則」の一例である。
(変形例8)上記したように、プリンタ10は、W52の4個のチャネルの中から対象チャネルが決定される場合には、アクティブスキャンを実行してもよい。そして、プリンタ10は、AP100からプローブ要求に対するプローブ応答が受信されたのか否かを判断してもよい。本変形例では、プローブ応答が、「特定信号」の一例である。
(変形例9)上記したように、「切替信号」は、AP100が利用しているチャネルと同じチャネルを利用している複数個のAPがAP100の周辺に存在している場合にも送信される。そして、プリンタ10は、上記の理由に起因する切替信号が受信される場合に、図2の処理を実行してもよい。本変形例では、「対象アクセスポイント」は、「監視処理」を実行しなくてもよい。
(変形例10)図2のS10の処理は実行されなくてもよい。本変形例では、「判断部」を省略可能である。
(変形例11)上記の各実施例では、プリンタ10のCPU22がプログラム30(即ちソフトウェア)を実行することによって、図2~図10の各処理が実現される。これに代えて、いずれかの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
以下に本明細書で開示する技術の特徴を列挙する。
(項目1)
通信装置であって、
N個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースと、
前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、
所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第2の判断処理実行部と、
前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
を備える、通信装置。
(項目2)
前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
前記所定時間は、前記監視処理が実行される時間以上の時間である、項目1に記載の通信装置。
(項目3)
前記N個のチャネルは、複数個のDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含み、
前記第2の規則は、前記第1の規則と比べて、DFSチャネルを非DFSチャネルよりも優先的に利用することを含む規則である、項目1又は2に記載の通信装置。
(項目4)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含むと共に前記複数個の非DFSチャネルを含まない複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、項目3に記載の通信装置。
(項目5)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのうちの第3のチャネルを前記複数個のDFSチャネルのうちの第4のチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、前記第4のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なるアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第4のチャネルを前記第3のチャネルよりも先に利用することを含む規則である、項目3又は4に記載の通信装置。
(項目6)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを第1の時間に亘って利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、第4のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なるアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第4のチャネルを前記第1の時間よりも長い第2の時間に亘って利用すると共に、前記複数個のDFSチャネルのうち、前記第4のチャネルとは異なる1個以上のチャネルのそれぞれを前記第1の時間に亘って利用することを含む規則である、項目3から5のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目7)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのうちの第3のチャネルを前記複数個のDFSチャネルのうちの第4のチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第1の判断処理において、前記第3のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なる、閾値以上の個数のアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第3のチャネルを前記第4のチャネルよりも後に利用することを含む規則であり、
前記閾値は2以上の整数である、項目3又は4に記載の通信装置。
(項目8)
前記第2の規則における前記複数個のDFSチャネルの利用順序は、前記第1の規則における前記複数個のDFSチャネルの利用順序と同じである、項目4に記載の通信装置。
(項目9)
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第1の規則は、前記複数個の非DFSチャネルを前記複数個のDFSチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを前記複数個の非DFSチャネルよりも先に利用することを含む規則である、項目3に記載の通信装置。
(項目10)
前記第1の規則は、前記複数個の非DFSチャネルを前記複数個のDFSチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを1回利用した後に、前記複数個の非DFSチャネルを利用することなく、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを利用することを含む規則である、項目9に記載の通信装置。
(項目11)
前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
前記所定時間は、前記監視処理が実行される時間未満の時間であり、
前記N個のチャネルは、複数個のDFSチャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含み、
前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含まないと共に前記複数個の非DFSチャネルを含む複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、項目1に記載の通信装置。
(項目12)
前記対象アクセスポイントは、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
前記第1の判断処理及び前記第2の判断処理では、
DFSチャネルが利用される場合に、前記対象アクセスポイントから前記特定信号であるビーコン信号が受信されたのか否かが判断されと、
非DFSチャネルが利用される場合に、プローブ要求が前記対象アクセスポイントに送信され、前記対象アクセスポイントから前記特定信号であるプローブ応答が受信されたのか否かが判断される、項目1から11のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目13)
前記通信装置は、さらに、
前記対象アクセスポイントから前記切替信号が受信される場合に、前記第1の無線接続を利用した通信を実行中であるのか否かを判断する判断部を備え、
前記第1の無線接続を利用した通信を実行中であると判断される場合に、
前記第1の判断処理実行部は、前記第1の判断処理を実行し、
前記第2の判断処理実行部は、前記所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、前記第2の判断処理を実行し、
前記第1の無線接続を利用した通信を実行中でないと判断される場合に、
前記第1の判断処理実行部は、前記第1の判断処理を実行し、
前記第2の判断処理実行部は、記第2の判断処理を実行しない、項目1から11のいずれか一項に記載の通信装置。
(項目14)
通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信装置は、
N個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースを備え、
前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、
所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第2の判断処理実行部と、
前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
2:通信システム、10:プリンタ、14:無線LANI/F、20:制御部、22:CPU、24:メモリ、30:プログラム、32:個数テーブル、34:AP情報、100:アクセスポイント、500:端末装置

Claims (14)

  1. 通信装置であって、
    複数個のDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含むN個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースと、
    前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
    前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、
    所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であ前記第2の規則は、前記第1の規則と比べて、DFSチャネルを非DFSチャネルよりも優先的に利用することを含む規則である、前記第2の判断処理実行部と、
    前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
    を備える、通信装置。
  2. 前記対象アクセスポイントは、
    前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
    前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
    前記所定時間は、前記監視処理が実行される時間以上の時間である、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
    前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含むと共に前記複数個の非DFSチャネルを含まない複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのうちの第3のチャネルを前記複数個のDFSチャネルのうちの第4のチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
    前記第1の判断処理において、前記第4のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なるアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第4のチャネルを前記第3のチャネルよりも先に利用することを含む規則である、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。
  5. 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを第1の時間に亘って利用することを含む規則であり、
    前記第1の判断処理において、第4のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なるアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第4のチャネルを前記第1の時間よりも長い第2の時間に亘って利用すると共に、前記複数個のDFSチャネルのうち、前記第4のチャネルとは異なる1個以上のチャネルのそれぞれを前記第1の時間に亘って利用することを含む規則である、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルのうちの第3のチャネルを前記複数個のDFSチャネルのうちの第4のチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
    前記第1の判断処理において、前記第3のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントとは異なる、閾値以上の個数のアクセスポイントから前記特定信号が受信される場合に、前記第2の規則は、前記第3のチャネルを前記第4のチャネルよりも後に利用することを含む規則であり、
    前記閾値は2以上の整数である、請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記第2の規則における前記複数個のDFSチャネルの利用順序は、前記第1の規則における前記複数個のDFSチャネルの利用順序と同じである、請求項に記載の通信装置。
  8. 前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
    前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
    前記第1の規則は、前記複数個の非DFSチャネルを前記複数個のDFSチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
    前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを前記複数個の非DFSチャネルよりも先に利用することを含む規則である、請求項1又は2に記載の通信装置。
  9. 前記第1の規則は、前記複数個の非DFSチャネルを前記複数個のDFSチャネルよりも先に利用することを含む規則であり、
    前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを1回利用した後に、前記複数個の非DFSチャネルを利用することなく、前記複数個のDFSチャネルのそれぞれを利用することを含む規則である、請求項に記載の通信装置。
  10. 通信装置であって、
    複数個のDFSチャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含むN個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースと、
    前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
    前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であ
    前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
    前記対象アクセスポイントは、
    前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
    前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行する、
    前記第1の判断処理実行部と、
    前記監視処理が実行される時間未満の時間である所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であ前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含まないと共に前記複数個の非DFSチャネルを含む複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、前記第2の判断処理実行部と、
    前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
    を備える、通信装置。
  11. 前記対象アクセスポイントは、
    前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
    前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行し、
    前記第1の判断処理及び前記第2の判断処理では、
    DFSチャネルが利用される場合に、前記対象アクセスポイントから前記特定信号であるビーコン信号が受信されたのか否かが判断され、
    非DFSチャネルが利用される場合に、プローブ要求が前記対象アクセスポイントに送信され、前記対象アクセスポイントから前記特定信号であるプローブ応答が受信されたのか否かが判断される、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信装置。
  12. 前記通信装置は、さらに、
    前記対象アクセスポイントから前記切替信号が受信される場合に、前記第1の無線接続を利用した通信を実行中であるのか否かを判断する判断部を備え、
    前記第1の無線接続を利用した通信を実行中であると判断される場合に、
    前記第1の判断処理実行部は、前記第1の判断処理を実行し、
    前記第2の判断処理実行部は、前記所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、前記第2の判断処理を実行し、
    前記第1の無線接続を利用した通信を実行中でないと判断される場合に、
    前記第1の判断処理実行部は、前記第1の判断処理を実行し、
    前記第2の判断処理実行部は、記第2の判断処理を実行しない、請求項1から10のいずれか一項に記載の通信装置。
  13. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置は、
    複数個のDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含むN個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースを備え、
    前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
    前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
    前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理である、前記第1の判断処理実行部と、
    所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であ前記第2の規則は、前記第1の規則と比べて、DFSチャネルを非DFSチャネルよりも優先的に利用することを含む規則である、前記第2の判断処理実行部と、
    前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  14. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信装置は、
    複数個のDFSチャネルと、複数個の非DFSチャネルと、を含むN個(前記Nは2以上の整数)のチャネルを利用可能な無線インターフェースを備え、
    前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
    前記N個のチャネルのうちの第1のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、対象アクセスポイントと第1の無線接続を確立する第1の確立部と、
    前記第1の無線接続が確立された後に、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから切替信号が受信される場合に、第1の判断処理を実行する第1の判断処理実行部であって、前記切替信号は、前記第1のチャネルから異なるチャネルに切り替えることを前記通信装置に通知する信号であり、前記第1の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを第1の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であ
    前記第1の規則は、前記複数個のDFSチャネルと前記複数個の非DFSチャネルとを含む前記N個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則であり、
    前記対象アクセスポイントは、
    前記第1の無線接続が確立された後に、前記第1のチャネルを利用してレーダを検出する場合に、前記切替信号を前記通信装置に送信し、
    前記異なるチャネルがDFS(Dynamic Frequency Selectionの略)チャネルである場合に、前記異なるチャネルを利用してレーダを検出するのか否かを監視する監視処理を実行する、
    前記第1の判断処理実行部と、
    前記監視処理が実行される時間未満の時間である所定時間に亘って前記第1の判断処理が繰り返し実行されても前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断されない場合に、第2の判断処理を実行する第2の判断処理実行部であって、前記第2の判断処理は、前記N個のチャネルのうちの少なくとも一部のチャネルを前記第1の規則とは異なる第2の規則に従って利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたのか否かを判断する処理であ前記第2の規則は、前記複数個のDFSチャネルを含まないと共に前記複数個の非DFSチャネルを含む複数個のチャネルのそれぞれを順次利用することを含む規則である、前記第2の判断処理実行部と、
    前記第1の判断処理又は前記第2の判断処理において、前記N個のチャネルのうち、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを利用して、前記対象アクセスポイントから前記特定信号が受信されたと判断される場合に、前記第2のチャネルを利用して、前記無線インターフェースを介して、前記対象アクセスポイントと第2の無線接続を確立する第2の確立部と、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
JP2018155579A 2018-08-22 2018-08-22 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム Active JP7206692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018155579A JP7206692B2 (ja) 2018-08-22 2018-08-22 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018155579A JP7206692B2 (ja) 2018-08-22 2018-08-22 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020031323A JP2020031323A (ja) 2020-02-27
JP7206692B2 true JP7206692B2 (ja) 2023-01-18

Family

ID=69624368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018155579A Active JP7206692B2 (ja) 2018-08-22 2018-08-22 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7206692B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118003A (ja) 2007-11-02 2009-05-28 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2009302874A (ja) 2008-06-12 2009-12-24 Canon Inc 無線通信装置及びその通信方法
JP2014232977A (ja) 2013-05-29 2014-12-11 Necプラットフォームズ株式会社 無線通信端末、及び無線通信端末のローミング方法
JP2015095838A (ja) 2013-11-13 2015-05-18 日本電信電話株式会社 無線通信システム、無線通信端末、システム基地局、無線lan基地局
JP2016019190A (ja) 2014-07-09 2016-02-01 株式会社東芝 無線通信装置および無線通信方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118003A (ja) 2007-11-02 2009-05-28 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2009302874A (ja) 2008-06-12 2009-12-24 Canon Inc 無線通信装置及びその通信方法
JP2014232977A (ja) 2013-05-29 2014-12-11 Necプラットフォームズ株式会社 無線通信端末、及び無線通信端末のローミング方法
JP2015095838A (ja) 2013-11-13 2015-05-18 日本電信電話株式会社 無線通信システム、無線通信端末、システム基地局、無線lan基地局
JP2016019190A (ja) 2014-07-09 2016-02-01 株式会社東芝 無線通信装置および無線通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020031323A (ja) 2020-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10015830B2 (en) Communication apparatus and communication parameter configuration method thereof
US8509181B2 (en) Wireless communication apparatus and communication method therefor
JP6406092B2 (ja) 通信機器
JP6536226B2 (ja) 通信機器
US9060082B2 (en) Wireless communication system, wireless communication device, and communication control program
US10326666B2 (en) Communication apparatus, control method, and computer readable storage medium
EP2900030B1 (en) Wireless communication device
CN108696847B (zh) 通信设备、非暂时性计算机可读记录介质、和由通信设备执行的方法
US11039365B2 (en) Communication apparatus, method for controlling communication apparatus, and storage medium
JP2017060117A (ja) 通信機器
US11231892B2 (en) Communication device, non-transitory computer-readable recording medium storing computer-readable instructions for communication device, and method performed by communication device
US9148904B2 (en) Communication apparatus
JP6361423B2 (ja) 制御装置
JP7206692B2 (ja) 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム
JP7183622B2 (ja) 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム
CN114302386B (zh) 无线网络连接方法、装置、接入点以及存储介质
US12015979B2 (en) Electronic apparatus, communication system, and communication method
US20210297554A1 (en) Information processing apparatus and control method
JP7135584B2 (ja) 通信装置及び通信装置のためのコンピュータプログラム
JP2020078090A (ja) 通信装置及び携帯端末
JP7456470B2 (ja) 通信機器
WO2024002114A1 (zh) 一种通信方法和相关设备
JP6919704B2 (ja) 通信機器
WO2022030058A1 (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、及び、プログラム
JP2024092183A (ja) 電子機器、処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7206692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150