JP7205386B2 - 撮像装置、画像処理方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置、画像処理方法、及び、プログラムに関する。
魚眼レンズや超広角レンズなどの広角なレンズを複数使用して周囲360度又は全方位を一度に撮像する撮像装置が知られている。この撮像装置では、各々のレンズからの像を各撮像素子に投影し、得られる各画像を画像処理によってつなぎ合わせることで、360度画像を生成する(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、複数の撮像光学系の撮像条件を変更して、複数の撮像光学系で撮像された画像データのつなぎ目の不連続性を軽減する撮像装置が開示されている。
しかしながら、従来の撮像装置は、360度画像をリアルタイムに送信する場合、受信側のユーザに対して所望の被写体を簡単に明示できないという問題がある。例えば、不動産業者が360度画像を撮像できる撮像装置を手に持って不動産の物件の映像を遠隔地にいる顧客にリアルタイムに送信する内見システムがある。不動産業者は任意の所定範囲(例えば、エアコンがある範囲や見晴らしのよい窓がある方向)を顧客にわかるように表示させることが簡単にはできないため、不動産業者と顧客との間のコミュニケーションに時間がかかり、内見システムの利便性が損なわれていた。
また、例えば、撮像装置がバーコードなどを撮像してバーコードが有する情報を復号する場合、360度画像からバーコードを検出するまでに時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑み、広角な画像から不必要な領域の画像の処理を停止することで、遠隔地にいるユーザとのコミュニケーションにて、所望の被写体を簡単に明示でき、また、別の形態では、所望の被写体を探し出すまでに要する時間を低減できる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、複数の撮像素子で撮像された画像データを合成して1つの撮像素子で撮像された画像データよりも広角な画像データを生成する撮像装置であって、任意の第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値と、残りの撮像素子のうち任意の第二の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上の場合、前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の小さい方の画像データを合成に使用せず、前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の大きい方を出力するか、又は、輝度平均値の大きい方を残りの撮像素子の画像データとの合成に使用することを特徴とする。
広角な画像から不必要な領域の画像の処理を停止することで、遠隔地にいるユーザとのコミュニケーションにて、所望の被写体を簡単に明示でき、また、別の形態では、所望の被写体を探し出すまでに要する時間を低減できる撮像装置を提供することができる。
画像通信システムの一例のユースケースを説明する図である。 不動産物件を案内している不動産業者が任意の所定範囲を不動産店舗にいる顧客に表示させる画像通信システムの概略的な動作を説明する図である。 画像通信システムの構成の概略図の一例である。 画像通信システムの別の構成の概略図の一例である。 撮像装置の断面図の一例である。 撮像装置のハードウェア構成例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成図の一例である。 撮像装置の使用イメージ図である。 撮像装置で撮像された画像から360度画像が作成されるまでの処理の概略を説明する図である(その1)。 撮像装置で撮像された画像から360度画像が作成されるまでの処理の概略を説明する図である(その2)。 全天球画像を三次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。 入力画像処理モジュールの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 撮像装置が撮像する空間の一例を示す図である。 撮像装置が360度画像から180度画像に切り替える手順を示すフローチャート図の一例である(実施例1)。 撮像装置が180度画像から360度画像へ切り替える手順を示すフローチャート図の一例である(実施例1)。 時系列な複数のフレームの輝度平均値を説明する図である。 複数のフレームの輝度値に基づいて撮像装置が360度画像から180度画像に切り替える手順を示すフローチャート図の一例である(実施例2)。 複数のフレームの輝度値に基づいて撮像装置が180度画像から360度画像へ切り替える手順を示すフローチャート図の一例である(実施例2)。 複数のブロックに分割された1フレームの画像データを示す図である。 フレームをブロックに分割して撮像装置が360度画像から180度画像に切り替える手順を示すフローチャート図の一例である(実施例3)。 フレームをブロックに分割して撮像装置が180度画像から360度画像へ切り替える手順を示すフローチャート図の一例である(実施例3)。 撮像装置の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である(実施例4)。 撮像システムのシステム構成図の一例である。 撮像装置が360度画像から180度画像に切り替え、画像コードを検出する手順を示すフローチャート図の一例である(実施例4)。 撮像装置が撮像した静止画又は動画をサーバに送信する手順を示すフローチャート図の一例である。 撮像装置のハードウェア構成図の一例である(実施例5)。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、撮像装置と撮像装置が行う画像処理方法について図面を参照しながら説明する。
<画像通信システムの概略>
図1は、画像通信システム100のユースケースを説明する図である。不動産物件110にいる不動産業者101は撮像装置5を把持して、360度画像を撮像しながら各部屋を移動する。撮像装置5は360度画像(動画)をリアルタイムに不動産店舗にある端末装置10Aへ送信する。端末装置10Aは受信した360度画像の所定範囲を平面デバイスであるディスプレイに表示する。
不動産店舗にいる顧客102は、端末装置10Aを操作して360度画像を回転させる(任意の所定範囲を表示させる)ことができ、不動産店舗にいながら不動産物件の任意の方向を閲覧できる。
不動産物件110にいる不動産業者101が部屋に設置された例えばエアコンを顧客102に見せたい場合を説明する。従来は、360度画像のどこにエアコンが写っているかを不動産業者101が音声で説明しなければならなかったが、コミュニケーションが容易でなく説明が煩わしいと感じられるおそれがあった。
そこで、本実施形態の画像通信システム100は、以下のようにして、不動産業者101が見せたい被写体を、顧客102が操作する端末装置10Aに容易に表示することを可能にする。
図2を用いて、画像通信システム100の概略的な動作について説明する。図2は、不動産物件110にいる不動産業者101が任意の所定範囲を不動産店舗120にいる顧客102に表示させる画像通信システム100の概略的な動作を説明する図である。
不動産業者101が把持する撮像装置5は360度画像を撮像できるため2つ以上の撮像素子を有している。本実施形態では主に2つの撮像素子を有する撮像装置5について説明するが、撮像素子は3以上の場合もある。撮像装置5は2つの撮像素子でそれぞれ撮像された画像データをつなぎ合わせて(合成して)360度画像を作成する。
不動産業者101が例えば顧客102をエアコン901に注目させてエアコン901について説明したい場合、不動産業者101はエアコン901とは反対側の撮像素子に光が入射しないように遮光する。図2では、エアコン901とは反対側のレンズが手のひらで遮光されている。撮像装置5は2つの撮像素子のうち一方が検出する輝度が大きく減少したことを検出した場合、2つの撮像素子でそれぞれ撮像された画像データの合成を行わず、輝度が低下していない方の画像データのみを不動産店舗120の端末装置10Aに送信する。本実施形態では、2つの撮像素子でそれぞれ撮像された画像データを合成すると360度(全天球)の画像が得られるので、1つの撮像素子で撮像された画像データを180度画像といい、2つの撮像素子で撮像された2つの画像データを合成したものを360度画像という。
不動産店舗120の端末装置10Aは、180度画像の全体を表示するが、不動産業者101は撮像装置5の光軸の中心にエアコン901が写るように撮像しているため、端末装置10Aのディスプレイのほぼ中央付近にエアコン901が表示される。したがって、顧客102はエアコン901が写るように表示範囲を調整する必要があまりない。
このように、本実施形態の画像通信システム100は、360度画像から180度画像へ切り替えて広角な画像から任意の範囲を表示させることができる。また、ハード的なスイッチを使用することなく実行させることができ、直感的な操作で実現できる。したがって、不動産業者101が着目して欲しい被写体がどこあるかを説明しなくても、顧客102は不動産業者101が着目して欲しい被写体を閲覧できる。
<画像通信システムの概略>
続いて、図3を用いて、本実施形態の画像通信システム100の構成の概略について説明する。図3は、本実施形態の画像通信システム100の構成の概略図である。
図3Aに示されているように、本実施形態の画像通信システム100は、拠点Aに配置された端末装置10Aと拠点Bに配置された撮像装置5がインターネットやセルラー回線等の通信ネットワークNを介して通信することができる。拠点Aは例えば顧客102がいる不動産店舗120であり、拠点Bは例えば内見の対象となる不動産物件110である。
撮像装置5は、上記のように、被写体や風景等を撮像して360度画像の元になる2つの180度画像を合成する特殊なデジタルカメラである。
端末装置10Aはビデオ会議用のアプリケーションソフトを動作させることで他の拠点と通信する汎用的な情報処理装置である。端末装置10Aは例えば、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、カーナビ、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC又はデスクトップPC等である。しかし、これらには限られない。
端末装置10Aは、自装置に設けられたディスプレイ720に受信した画像を表示する。
また、端末装置10Aには、OpenGL ES(Open Graphics Library for Embedded Systems)がインストールされており、撮像装置5から送られて来た360度画像から所定領域画像を作成することができる。したがって、各端末装置10Aは360度画像から切り出した所定領域画像を表示できる。
拠点Aには少なくとも一人の顧客102が存在し、端末装置10Aは撮像装置5が撮像する映像(360度画像又は180度画像)をディスプレイ720に表示する。拠点Aの顧客102は、不動産業者101により切り替えられた180度画像又は360度画像を閲覧するユーザである。ただし、顧客102の人数は一例である。
拠点Bには、少なくとも一人の不動産業者101が存在し、撮像装置5を手に把持したり棒状部材に取り付けたりして保持している。不動産業者101は撮像装置5と共に移動することができる。不動産業者101は不動産物件110を撮像する撮像者である。ただし、不動産業者101の人数は一例である。
次に、図3Bに示されているように、本実施形態の別の画像通信システム100は、少なくとも2つの拠点A、拠点Bに配置された各端末装置10A,10Bがインターネット等の通信ネットワークNを介して通信して、各拠点の端末装置10A,10Bが映像を共有することができる。拠点Aには撮像装置4と端末装置10Aが配置されており、拠点Bには端末装置10Bと撮像装置5が配置されている。拠点Aは例えば顧客102がいる不動産店舗120であり、拠点Bは例えば内見の対象となる不動産物件110である。
撮像装置5は、上記のように、被写体や風景等を撮像して360度画像の元になる2つの180度画像を合成する特殊なデジタルカメラである。一方、撮像装置4は、被写体や風景等を撮像して一般の平面画像を得るための一般のデジタルカメラである。
端末装置10A,10Bはビデオ会議用のアプリケーションソフトを動作させることで他の拠点と通信する汎用的な情報処理装置である。端末装置10A、10Bは例えば、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、カーナビ、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC又はデスクトップPC等である。しかし、これらには限られない。
端末装置10Aは、自装置に設けられたディスプレイ720に映像通話の画像を表示する。端末装置10Aは、外付けされた撮像装置4で顧客102等を撮像する。
端末装置10Bは、自装置に設けられたディスプレイ720に映像通話の画像を表示する。端末装置10Bは、通常は自装置に設けられた後述のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ712等で撮像するが、Wi-Fi(Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)等の無線通信技術を利用して、撮像装置5で得られた360度画像を取得することができる。
また、端末装置10A,10Bには、OpenGL ESがインストールされており、360度画像の一部の領域を示す所定領域画像を作成したり、他の端末装置10から送られて来た360度画像から所定領域画像を作成したりすることができる。したがって、各端末装置10A,10Bは360度画像から切り出した所定領域画像を表示できる。
拠点Aには少なくとも一人の顧客102が存在し、端末装置10Aは撮像装置5が撮像する映像(360度画像又は180度画像)及び撮像装置4が撮像する映像をディスプレイ720に表示する。拠点Aの顧客102は、不動産業者101により切り替えられた180度画像又は360度画像を閲覧するユーザである。ただし、顧客102の人数は一例である。
拠点Bには、少なくとも一人の不動産業者101が存在し、撮像装置5を手に把持したり棒状部材に取り付けたりして保持している。不動産業者101は撮像装置5と共に移動することができる。不動産業者101は不動産物件110を撮像する撮像者である。また、端末装置10Bは、撮像装置4、5が撮像する映像をディスプレイ720に表示する。ただし、不動産業者101の人数は一例である。
通信管理システム70は、端末装置10A,10Bの通信を管理及び制御する。よって、通信管理システム70は通信制御システムでもある。なお、通信管理システム70は、通信サービスを行うデータセンタやクラウドに設置されている。また、通信管理システム70は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能、手段、又は記憶部)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。
なお、図3Bに示した、拠点数、各拠点に配置される端末装置10A,10Bの種類、撮像装置4,5の種類、及び、ユーザ(顧客と不動産業者)の人数は一例であり、本実施形態では、拠点Aと他の1つの拠点があればよいが、画像通信システム100は3つ以上の拠点で通信できる。また、拠点Aは撮像装置4を有していなくてもよく、拠点Bから送信される360度画像を表示できればよい。
<構成例>
以下、図4及び図5を参照しながら、本実施形態による撮像装置5の全体構成について説明する。図4は、本実施形態による撮像装置5の断面図である。図4に示す撮像装置5は、撮像体19と、上記撮像体19の他、制御ユニット16やバッテリ15などの部品を保持する筐体17と、上記筐体17に設けられた撮像ボタン18とを備える。
図4に示す撮像体19は、2つの結像光学系20A,20Bと、撮像素子21A,撮像素子21Bと、を有する。撮像素子21A,21B(それぞれ第一の撮像素子、第二の撮像素子の一例)は、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOSセンサなどである。結像光学系20A、20Bは、例えば6群7枚の魚眼レンズとして構成される。上記魚眼レンズは、図4に示す実施形態では、180度(=360度/n;光学系の数n=2)より大きい画角を有し、好適には、190度以上の画角を有する。このような広角な結像光学系20A,20Bと撮像素子21A,21Bとを1個ずつ組み合わせたものを広角撮像光学系と称する。
2つの結像光学系20A,20Bの光学素子(レンズ、プリズム、フィルタ及び開口絞り)は、撮像素子21A,21Bに対して位置が定められる。結像光学系20A,20Bの光学素子の光軸が、対応する撮像素子21の受光領域の中心部に直交して位置するように、かつ、受光領域が、対応する魚眼レンズの結像面となるように位置決めが行われる。
図4に示す実施形態では、結像光学系20A,20Bは、同一仕様のものであり、それぞれの光軸が合致するようにして、互いに逆向きに組み合わせられる。撮像素子21A,21Bは、受光した光分布を画像信号に変換し、制御ユニット16に、順次、画像フレームを出力する。撮像素子21A,21Bでそれぞれ撮像された画像は、合成処理されて、これにより、立体角4πステラジアンの画像(360度画像又は全天球画像)が生成される。360度画像は、撮像地点から見渡すことのできる全ての方向を撮像したものとなる。説明する実施形態では、360度画像を生成するものとして説明するが、水平面のみ360度を撮像した、いわゆるパノラマ画像であってもよく、全天球又は水平面360度の全景のうちの一部を撮像した画像であってもよい。また、360度画像は、静止画として保存することもできるし、動画として保存することもできる。
図5は、撮像装置5のハードウェア構成例を示す図である。撮像装置5は、CPU30、メインメモリ31、フラッシュROM32、魚眼レンズ14A,14B、撮像素子21A、21B、A/D変換回路33A,33B、入力画像処理モジュール34A、34B、3軸加速度センサ35、歪曲補正・画像合成モジュール36、画像コーデック37、音声コーデック38、マイク39、スピーカー40、無線通信モジュール41、メモリカードI/Fモジュール42、及び、メモリカード43を有している。
CPU30はフラッシュROM32に記憶されているプログラムをメインメモリ31に展開して実行して撮像装置5の全体を制御する。メインメモリ31は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)であり、CPU30のワークエリアとして使用される。フラッシュROM32は、電源オン時のシステム立ち上げや撮像装置5の機能を実現するための各種プログラムを記憶する。
画像コーデック37は画像データを圧縮する。音声コーデック38はマイクが集音した音声データを圧縮し、また、無線通信モジュール41から入力された音声データを伸長してスピーカー40から出力する。
無線通信モジュール41はセルラー回線に接続して無線で映像や音声等を送受信する。メモリカードI/Fモジュール42は装着されたメモリカード43にデータを書き込み、また、メモリカード43からデータを読み出す。
撮像素子21A、21Bから出力されたアナログ画像信号はA/D変換回路33A、33Bによりデジタル画像データに変換され、これらの画像データは入力画像処理モジュール34A、34Bに入力される。
入力画像処理モジュール34A、34Bは、画像データの輝度情報を利用して測光し、露光量を調整する露光制御(AE(Automatic Exposure))やRGBの割合を均一にして色の再現性をよくするためのホワイトバランス(AWB(Automatic White Balance)の処理を行っている。これらの処理を施された画像データは歪曲補正・画像合成モジュール36に入力される。
歪曲補正・画像合成モジュール36は、3軸加速度センサ35からの情報を利用して、2つの画像データに対して歪曲補正と共に天地補正を行って360度画像を合成する。この360度画像データは画像コーデック37で圧縮されて、無線通信(セルラー回線)により不動産店舗120にある端末装置10Aへ送信される。また、マイク39で集音された音声信号も無線通信(セルラー回線)により不動産店舗120にある端末装置10Aに送信される。
図6は、端末装置10のハードウェア構成図である。図6に示されているように、端末装置10は、CPU701、ROM702、RAM703、フラッシュメモリ704、SSD705、メディアI/F707、操作ボタン708、電源スイッチ709、バスライン710、ネットワークI/F711、CMOS712、撮像素子I/F713、マイク714、スピーカー715、音入出力I/F716、ディスプレイI/F717、外部機器接続I/F718、近距離通信回路719、近距離通信回路719のアンテナ719aを備えている。これらのうち、CPU701は、端末装置全体の動作を制御する。ROM702は、IPL等のOSの起動に用いられるプログラムを記憶する。RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。フラッシュメモリ704は、通信用プログラム、画像データ、及び音データ等の各種データを記憶する。SSD705は、CPU701の制御にしたがってフラッシュメモリ704に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、SSDに代えてHDDを用いてもよい。メディアI/F707は、フラッシュメモリ等の記録メディア706に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。操作ボタン708は、端末装置10の宛先を選択する場合などに操作されるボタンである。電源スイッチ709は、端末装置10の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。
また、ネットワークI/F711は、インターネット等の通信ネットワークNを利用してデータ通信をするためのインターフェイスである。CMOSセンサ712は、CPU701の制御にしたがって被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCDセンサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F713は、CMOSセンサ712の駆動を制御する回路である。マイク714は、音を電気信号に変える内蔵型のデバイスである。スピーカー715は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型のデバイスである。音入出力I/F716は、CPU701の制御にしたがってマイク714及びスピーカー715との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイI/F717は、CPU701の制御にしたがって外付けのディスプレイに画像データを送信する回路である。外部機器接続I/F718は、各種の外部機器を接続するためのインターフェイスである。近距離通信回路719は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。
また、バスライン710は、図6に示されているCPU701等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
ディスプレイ720は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)等によって構成された表示手段の一種である。また、ディスプレイ720は、ケーブルによってディスプレイI/F717に接続される。このケーブルは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
なお、CMOSセンサ712は、CPU701の制御にしたがって被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCDセンサ等の撮像手段であってもよい。外部機器接続I/F718には、USBケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカー等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU701の制御にしたがって、内蔵型のCMOSセンサ712に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカーが接続された場合には、CPU701の制御にしたがって、それぞれが内蔵型のマイク714や内蔵型のスピーカー715に優先して、外付けマイクや外付けスピーカーが駆動する。
また、記録メディア706は、端末装置10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU701の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ704に限らず、EEPROM等を用いてもよい。
<360度画像の生成方法>
次に、図7~図9を用いて360度画像の生成方法を説明する。図7は、撮像装置5の使用イメージ図である。撮像装置5は、図7に示されているように、例えば、ユーザ(本実施形態では不動産業者)が手に持ってユーザの周りの被写体を撮像するために用いられる。この場合、図4に示されている撮像素子21A及び撮像素子21Bによって、それぞれユーザの周りの被写体が撮像されることで、2つの180度画像を得ることができる。
次に、図8及び図9を用いて、撮像装置5で撮像された画像から360度画像が作成されるまでの処理の概略を説明する。なお、図8(a)は撮像装置5で撮像された180度画像(前側)、図8(b)は撮像装置5で撮像された180度画像(後側)、図8(c)は正距円筒射影図法により表された画像(以下、「正距円筒射影画像」という)を示した図である。図9(a)は正距円筒射影画像で球を被う状態を示した概念図、図9(b)は360度画像を示した図である。
図8(a)に示されているように、撮像素子21Aによって得られた画像は、魚眼レンズ14Aによって湾曲した180度画像(前側)となる。また、図8(b)に示されているように、撮像素子21Bによって得られた画像は、魚眼レンズ14Bによって湾曲した180度画像(後側)となる。そして、180度画像(前側)と、180度反転された180度画像(後側)とは、撮像装置5によって合成され、図8(c)に示されているように、正距円筒射影画像が作成される。
そして、端末装置10においてOpenGL ESが利用されることで、図9(a)に示されているように、正距円筒射影画像が球面を覆うように貼り付けられ、図9(b)に示されているような360度画像が作成される。このように、360度画像は、正距円筒射影画像が球の中心を向いた画像として表される。なお、OpenGL ESは、2D(2-Dimensions)及び3D(3-Dimensions)のデータを視覚化するために使用するグラフィックスライブラリである。なお、360度画像は、静止画であっても動画であってもよい。
以上のように、360度画像は、球面を覆うように貼り付けられた画像であるため、人間が見ると違和感を持ってしまう。そこで、360度画像の一部の所定領域(以下、「所定領域画像」という)を湾曲の少ない平面画像として表示することで、人間に違和感を与えない表示をすることができる。
図10は、全天球画像を三次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。仮想カメラICは、三次元の立体球として表示されている全天球画像CEに対して、その画像を見るユーザの視点の位置に相当するものである。
図10に示されているように、仮想カメラICが全天球画像CEの内部に位置している。全天球画像CEにおける所定領域Tは、仮想カメラICの撮像領域である。所定領域Tのズームは、画角αの範囲(円弧)を広げたり縮めたりすることで表現することができる。また、所定領域Tのズームは、仮想カメラICを全天球画像CEに近づいたり、遠ざけたりすることで表現することもできる。所定領域画像Qは、全天球画像CEにおける所定領域Tの画像である。
<機能について>
図11は、入力画像処理モジュール34A、34Bの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。入力画像処理モジュール34A、34Bの機能は同じであるものとするが一方にのみ存在する機能があってもよい。
入力画像処理モジュール34A、34Bは露光制御部50、輝度値記憶部51、輝度値比較部52、ホワイトバランス制御部53、ガンマ補正部54、及び、色変換部55を有している。露光制御部50は、撮像素子21A、21Bから出力され、A/D変換された画像データの輝度情報を利用して測光し、露光量を調整したり、後述する360度画像と180度画像の切り替えに関する処理を実行したりする。
輝度値記憶部51は露光制御部50にて求められた輝度値を、時間的に後の画像データと比較するために一時的に記憶する。輝度値比較部52は露光制御部50が求めた1フレーム又は複数フレーム分の輝度平均値と輝度値記憶部51に記憶された1フレーム又は複数フレーム分の輝度平均値とを比較する。
ホワイトバランス制御部53は色の再現性をよくするために、RGBの割合を均一にする処理を行う。ガンマ補正部54は1フレーム分の画像全体の色合いを調整する処理を行う。色変換部55はRGBデジタル画像データについて、色差成分(Cb,Cr)と輝度成分(Y)に変換する。
魚眼レンズ14A、14Bから入力される光量が変化して、入力画像処理モジュール34A、34Bに入力される1フレーム分の全ての画像データの平均輝度値が、前フレームの全ての画像データの平均輝度値と大きく異なる場合の処理について説明する。入力画像処理モジュール34A、34Bの露光制御部50は入力される1フレーム分の全ての画像データの輝度成分の値の平均値を求め、この輝度平均値を輝度値記憶部51に記憶する。輝度値比較部52は露光制御部50が求めた1フレーム分の輝度平均値と輝度値記憶部51に記憶された前フレームの輝度平均値とを比較する。そして、これらの輝度平均値の差が所定の値以上で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以下の場合には、入力画像処理モジュール34A、34Bは歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度低下信号を出す。
また、これらの輝度平均値の差が所定の値以上で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以上の場合には、入力画像処理モジュール34A、34Bは歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度上昇信号を出す。なお、露光制御部50は画像データの1画素当たりの輝度成分の値を8ビットで処理しており、8ビットで表現できる値(0~255)の内、黒の値である16から白の値である235の範囲の値を使用する。
<不動産業者による撮像装置の使用例>
図12に基づいて、360度画像から180度画像に切り替える際の不動産業者101の動作と撮像装置5の処理について説明する。図12は撮像装置5が撮像する空間の一例を示す図である。
不動産物件を案内している不動産業者101は一脚3を持って撮像装置5で室内を撮像しながら、不動産店舗にいる顧客102に対して音声にて説明している。まず、全天球の映像を送信して顧客102に部屋全体(A空間とB空間)を見てもらうが、部屋に設置されたエアコン901の説明をする場合、360度画像におけるエアコン901の位置を説明する必要がある。
このエアコン901の位置の説明を省略するために、不動産業者101は360度画像を180度画像に切り替えて、エアコン901がこの180度画像の中心付近に映るように撮像装置5の向きと傾きを調整する。
撮像素子21Aにて撮像される空間をA空間、撮像素子21Bにて撮像される空間をB空間と定義する。今、エアコン901がA空間にある場合、不動産業者101は魚眼レンズ14Aの光軸がおおよそエアコン901に向くように撮像装置5の向きと傾きを変える。そして、魚眼レンズ14Bを手で覆うと、魚眼レンズ14Bから入力される光量が低下する。入力画像処理モジュール34Bの輝度値比較部52は露光制御部50が求めた1フレーム分の輝度平均値と輝度値記憶部51に記憶された前フレームの輝度平均値とを比較して、これらの輝度平均値の差が所定の値以上(例えば、100以上)で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以下(例えば、40以下)であると判断すると、歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度低下信号を出力する。歪曲補正・画像合成モジュール36はこの輝度低下信号を検出すると、360度画像の合成処理を止め、入力画像処理モジュール34Aから入力される画像データについて(輝度低下信号を出力しない方又は明るい方の入力画像処理モジュール)、歪曲補正と共に天地補正を行って180度画像を生成するモードに切り替える。この180度画像は画像コーデック37にてH.264に圧縮して、無線通信モジュール41がこの画像データを、通信ネットワークN(セルラー回線等)を使用して不動産店舗120にある端末装置10Aに送信する。端末装置10Aのディスプレイには、180度画像のほぼ中心付近にエアコン901が表示される。
その後、不動産物件110にいる不動産業者101が魚眼レンズ14Bの近辺から手を離すと、魚眼レンズ14Bから入力される光量が増加する。入力画像処理モジュール34Bの輝度値比較部52は露光制御部50が求めた1フレーム分の輝度平均値と輝度値記憶部51に記憶された前フレームの輝度平均値とを比較して、これらの輝度平均値の差が所定の値以上(例えば、100以上)で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以上(例えば、140以上)であると判断すると、歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度上昇信号を出力する。
歪曲補正・画像合成モジュール36はこの輝度上昇信号を検出すると、360度画像の合成処理を再開する。そして、この360度画像はH.264に圧縮されて、無線通信モジュール41によって通信ネットワークN(セルラー回線等)を使用して不動産店舗120にある端末装置10Aへ送信される。
ここでは撮像素子21が2つの場合を説明したが、撮像素子が3つ以上の場合、1つの撮像素子の入力画像処理モジュール34が輝度低下信号を出力すると、歪曲補正・画像合成モジュール36は残りの2つの撮像素子21の画像データを合成する。撮像素子が4つ以上の場合も同様である。
このように、360度画像から撮像素子21Aにて撮像される画像(概ね180度の画像)への切り替えや、360度画像から撮像素子21Bにて撮像される画像(概ね180度の画像)への切り替えをハード又はソフト的なスイッチを使用することなく、片方の魚眼レンズを手で覆うといった直感的な操作で実現することが可能となる。撮像素子21A、21Bにて撮像される画像(概ね180度の画像)から360度画像への切り替えも、ハード又はソフト的なスイッチを使用することなく片方の魚眼レンズから手を離すといった直感的な操作で実現することが可能となる。
<動作手順>
図13は、撮像装置5が360度画像から180度画像に切り替える手順を示すフローチャート図の一例である。図13の処理は撮像装置5が2つの画像データを合成して360度画像を作成している間、繰り返し実行される。
入力画像処理モジュール34A、34Bの輝度値比較部52は露光制御部50が求めた1フレーム分の画像データ(第一の画像データの一例)の輝度平均値と輝度値記憶部51に記憶された前フレームの画像データ(第二の画像データの一例)の輝度平均値とを比較して2つの連続したフレーム間の輝度平均値の差を求める(S10)。
次に、輝度値比較部52は2つの連続したフレーム間の輝度平均値の差が所定の値以上で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以下か否かを判断する(S20)。ステップS20の判断がNoの場合、処理はステップS10に戻る。
ステップS20の判断がYesの場合、歪曲補正・画像合成モジュール36は360度画像の合成処理を止め、もう一方の入力画像処理モジュール34(明るい方)から入力される画像について180度画像を生成する(S30)。
そして、画像コーデック37は180度画像をH.264に圧縮して、通信ネットワークNを使用して端末装置10Aへ送信する(S40)。
図14は、撮像装置5が180度画像から360度画像へ切り替える手順を示すフローチャート図の一例である。図14の説明では図13との相違を主に説明する。図14の処理は撮像装置5が2つの画像データを合成せず180度画像を送信している間、繰り返し実行される。
図13との処理の違いはステップS20-2で、1フレーム分の輝度平均値と輝度値記憶部51に記憶された前フレームの輝度平均値との差が所定の値以上で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以上かが判断される点である。
ステップS20-2の判断がYesの場合、歪曲補正・画像合成モジュール36は360度画像の合成処理を再開する(S30-2)。
そして、画像コーデック37は360度画像をH.264に圧縮して、通信ネットワークNを使用して端末装置10Aへ送信する(S40-2)。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の画像通信システム100は、360度画像から180度画像への切り替えをハード的又はソフト的なスイッチを使用することなく実行させることができ、また、直感的な操作で実現できる。したがって、不動産業者101が着目して欲しい被写体がどこあるかを説明しなくても、顧客102は不動産業者101が着目して欲しい被写体を閲覧できる。
本実施例では、時系列な複数のフレームの輝度平均値を比較し、差が所定の値以上で、かつ、時間的に新しい複数のフレームの輝度平均値が所定の値以下の場合、360度画像から180度画像に切り替える撮像装置5について説明する。
なお、本実施例においては、上記の実施例1にて説明した図5のハードウェア構成図、及び、図11に示した機能ブロック図を援用できるものとして説明する。
<時系列な複数のフレームの輝度平均値>
図15は、時系列な複数のフレームの輝度平均値を説明する図である。図15では、時間に対し時系列な複数のフレームの輝度値を示す。図15において、F1、F2、…… はフレームの番号を示しており、黒丸は各フレームにおける画像データの輝度平均値である。フレームレートが速い場合、魚眼レンズが手で覆われた時に、図15のように複数のフレームに跨がって輝度値(平均値)が減少する。つまり、1つのフレームに着目するだけでは輝度の変化を検出できないおそれがある(輝度が徐々に変化する場合、1つのフレーム間の差異が所定の値以上にならない)。
そこで、入力画像処理モジュール34A、34Bの露光制御部50は一定時間に入力される複数のフレームの画像データの輝度成分値の平均値をそれぞれ求め、この輝度平均値を輝度値記憶部51に記憶する。本実施例では、例えば8フレーム分の画像データの8個の輝度平均値を輝度値記憶部51に記憶する。
輝度値比較部52は輝度値記憶部51に記憶された8フレーム分の輝度平均値の内、前半の4フレーム分の輝度平均値(図15のグループA)と後半の4フレーム分の輝度平均値(図15のグループB)について、更に、それぞれ平均を求める。そして、輝度値比較部52はグループAについての輝度平均値とグループBについての輝度平均値とを比較する。これらの輝度平均値の差が所定の値以上で、かつ、時間的に後の直近のグループ(グループB)の輝度平均値が所定の値以下の場合には、入力画像処理モジュール34A、34Bは歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度低下信号を出す。
例えば、魚眼レンズ14Bが手で覆われた場合、魚眼レンズ14Bから入力される光量が低下する。入力画像処理モジュール34Bの輝度値比較部52は上記のグループAについての輝度平均値とグループBについての輝度平均値とを比較して、これらの輝度平均値の差が所定の値以上(例えば、80以上)で、かつ、時間的に後のグループ(グループB)の輝度平均値が所定の値以下(例えば、50以下)であると判断すると、歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度低下信号を出力する。
歪曲補正・画像合成モジュール36はこの輝度低下信号を検出すると、360度画像の合成処理を止め、輝度低下信号を出力しない輝度値が明るい方の入力画像処理モジュール34Aから入力される画像データについて、歪曲補正と共に天地補正を行って180度画像を生成するモードに切り替える。
その後、入力画像処理モジュール34Bの輝度値比較部52はグループAについての輝度平均値とグループBについての輝度平均値との比較処理を繰り返して、これらの輝度平均値の差が所定の値以上(例えば、80以上)で、かつ、時間的に後のグループ(グループB)の輝度平均値が所定の値以上(例えば、130以上)であると判断すると、歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度上昇信号を出力する。歪曲補正・画像合成モジュール36はこの輝度上昇信号を検出すると、360度画像の合成処理を再開する。
<動作手順>
図16は、複数のフレームの輝度値に基づいて撮像装置5が360度画像から180度画像に切り替える手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図16の説明では主に図13との相違を説明する。
入力画像処理モジュール34A、34Bの輝度値比較部52は、露光制御部50が求めた前半のグループの輝度平均値と、後半のグループの輝度平均値の差を求める(S110)。
輝度値比較部52は、前半のグループの輝度平均値と、後半のグループの輝度平均値の差が所定の値以上で、後半のグループの輝度平均値が所定の値以下か判断する(S120)。以降のステップS130、S140の処理は図13と同様でよい。
図17は、複数のフレームの輝度値に基づいて撮像装置5が180度画像から360度画像へ切り替える手順を示すフローチャート図の一例である。図17の説明では図14との相違を主に説明する。
入力画像処理モジュール34A、34Bの輝度値比較部52は、露光制御部50が求めた前半のグループの輝度平均値と、後半のグループの輝度平均値の差を求める(S110-2)。
輝度値比較部52は、前半のグループの輝度平均値と、後半のグループの輝度平均値の差が所定の値以上で、後半のグループの輝度平均値が所定の値以上か判断する(S120-2)。以降のステップS130-2、S140-2の処理は図14のステップS30-2、S40-2と同様でよい。
<まとめ>
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、撮像装置5で撮像する動画像のフレームレートが速い場合に、輝度の変化の検出精度を向上させることができる。
本実施例では、1フレームの画像データを複数のブロックに分割して、ブロックごとに画像データの輝度平均値を求める撮像装置5について説明する。
なお、本実施例においては、上記の実施例1にて説明した図5のハードウェア構成図、及び、図11に示した機能ブロック図を援用できるものとして説明する。
<複数のブロックに分割された1フレームの画像データ>
図18は、複数のブロックに分割された1フレームの画像データを示す図である。入力画像処理モジュール34A、34Bの露光制御部50は入力される1フレーム分の画像データを図18に示すようなブロックに分割する。図18では8×8のブロックに分割されているがもっと細かく又は大きく分割してもよい。また、各ブロックのサイズは均一でなくてもよい。
図18の円140内が撮像された画像データの領域(光が到達する領域)であり、四隅のC1~C4のブロックは画像データが全く無い領域である。C1~C4の隣のA1~A8のブロックは撮像された画像データの量が少ないため、輝度平均値を求める必要性が低い。換言すると、輝度値比較部52がA1~A8のブロックの輝度値を比較しても変化がなく、輝度値の変化を検出しにくい。
このため、露光制御部50は1から52の番号が振られた各ブロックについて、ブロック内の画像データの輝度平均値を求めて、この輝度平均値をブロック番号と対応付けて輝度値記憶部51に記憶する。
輝度値比較部52は、各ブロックについて、現在のフレームでの輝度平均値と輝度値記憶部51に記憶された前フレームの輝度平均値とを比較する。そして、これらの輝度平均値の差が所定の値以上で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以下の場合は、そのブロック番号と対応付けられた輝度低下フラグを1にする。この輝度低下フラグの値も輝度値記憶部51に記憶する。図18の斜線のブロックは輝度低下フラグが1となったブロックを示す。輝度低下フラグの値が1となったブロックの数が所定の値以上、例えば、30個以上の場合は、歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度低下信号を出力する。歪曲補正・画像合成モジュール36はこの輝度低下信号を検出すると、360度画像の合成処理を止め、入力画像処理モジュール34Aから入力される画像データについて、歪曲補正と共に天地補正を行って180度画像を生成するモードに切り替える。
その後、入力画像処理モジュール34Bの輝度値比較部52は各ブロックについて、現在のフレームでの輝度平均値と輝度値記憶部51に記憶された前フレームの輝度平均値との比較処理を繰り返して、輝度低下フラグが1となった全てのブロックについて、輝度平均値の差が所定の値以上(例えば、100以上)で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以上(例えば、140以上)と判断すると、歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度上昇信号を出力する。歪曲補正・画像合成モジュール36はこの輝度上昇信号を検出すると、360度画像の合成処理を再開する。
<動作手順>
図19は、フレームをブロックに分割して撮像装置5が360度画像から180度画像に切り替える手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、露光制御部50は1フレーム分の画像データをブロックに分割する(S210)、ブロックの数は予め決まっているものとする。
次に、露光制御部50はブロックごとに画像データの輝度平均値を求め、ブロック番号と対応付けて輝度値記憶部51に記憶する(S220)。
輝度値比較部52はブロックごとに前フレームの輝度平均値と比較する(S230)。比較の結果、ブロックごとに、輝度値の差が所定の値以上で、現在のブロックの輝度平均値が所定の値以下かを判断する(S240)。ステップS240の判断がNoの場合、処理はステップS230に戻る。
ステップS240の判断がYesの場合、輝度値比較部52はブロック番号に対応した輝度低下フラグを1に設定する(S250)。
輝度値比較部52は輝度低下フラグが1となったブロックの数が所定の数以上か否かを判断する(S260)。ステップS260の判断がNoの場合、処理はステップS230に戻る。
ステップS260の判断がYesの場合、輝度値比較部52は歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度低下信号を出力する(S270)。これにより、360度画像の合成処理が止まり、180度画像が送信される。
図20は、フレームをブロックに分割して撮像装置5が180度画像から360度画像へ切り替える手順を示すフローチャート図の一例である。図20の説明では図19との相違を主に説明する。
ステップS210-2~S230-2の処理は図19のステップS210~S230の処理と同様でよい。
次に、輝度値比較部52は輝度低下フラグが1となった全てのブロックについて、輝度平均値の差が所定の値以上で、かつ、現在のフレームの各ブロックの輝度平均値が所定の値以上かを判断する(S240-2)。
ステップS240-2の判断がYesの場合、輝度値比較部52は歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度上昇信号を出力する(S250-2)。これにより、360度画像の合成処理が再開される。
<まとめ>
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、180度画像へ切り替えるために不動産業者101が片方の魚眼レンズを手で覆う場合、光が多少漏れて入っても、180度画像へ切り替えることができる。
なお、本実施例では、現在の1フレームの各ブロックの輝度値と時間的に前のフレームの各ブロックの輝度値を比較したが、実施例3のように、複数のフレームのグループごとにブロックの輝度値を比較してもよい。
本実施例では、撮像装置5で静止画像を撮像して、360度画像の中から画像コードを検出する場合について説明する。画像コードとは、バーコードや2次元バーコードなどをいう。
<機能について>
図21は撮像装置5の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。本実施例において、図11において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
本実施例の入力画像処理モジュール34A、34Bは画像コード検出部56を有している。画像コード検出部56は、バーコードや2次元コードなどの画像コードの有無を判断し、画像コードを検出した場合は復号(デコード)して情報を取り出す。
また、撮像装置5は画像データ送信部60を有している。画像データ送信部60は無線通信モジュール41などにより実現され、180度画像又は360度画像を後述するサーバに送信する。
<全体的な構成例>
図22は本実施例の撮像システム200のシステム構成図の一例である。図3A又は図3Bとシステム構成が異なるのは、内見システムでは動画撮像が一般的であるのに対し、本実施形態では静止画を処理の対象とする。
撮像装置5の無線通信モジュール41はIEEE802.11g等により、無線LANアクセスポイント61と接続してデータ通信を行う。無線LANアクセスポイント61はイーサネット(登録商標)64等を使用して、サーバ62とデータ通信を行う。
ユーザ(このユーザは撮像装置5を使用する者であればよく不動産業者でないことが想定される)は撮像装置5で撮像した画像データをサーバ62に送信したいが、サーバ62のアドレス(URL(Uniform Resource Locator))情報が記憶されていない場合、このアドレスを撮像装置5に入力する必要がある。しかし、撮像装置5が入力のインターフェイスを有していないと、ユーザはURLを入力できない。
そこで、ユーザはサーバ62のアドレスが埋め込まれた画像コードをスマートフォン63の画面に表示して、この画像コードを撮像装置5で撮像して画像コードからサーバ62のアドレスを取得する。
ユーザは撮像装置5の片方の魚眼レンズ(魚眼レンズ14A)の光軸がおおよそスマートフォン63の画面に向くようにして、魚眼レンズ14Bを手で覆いながら静止画像を撮像する。
入力画像処理モジュール34Aの露光制御部50及び入力画像処理モジュール34Bの露光制御部50は入力された全ての画像データの輝度平均値を求める。そして、入力画像処理モジュール34A、34Bの露光制御部50はこの輝度平均値が所定の値以下(例えば、40以下)であると判断すると、歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度が低いことを示す信号(輝度低下信号を利用)を出力する。
歪曲補正・画像合成モジュール36は入力画像処理モジュール34Bの露光制御部50からの輝度低下信号を検出して、入力画像処理モジュール34Aの露光制御部50からの輝度低下信号を検出しない場合、360度画像の合成処理は行わずに、入力画像処理モジュール34Aから入力される画像データについて、歪曲補正と共に天地補正を行って180度画像を生成する。そして、歪曲補正・画像合成モジュール36はこの生成された180度画像をメインメモリ31へ転送する。この逆に、入力画像処理モジュール34Aの露光制御部50からの輝度低下信号を検出したが、入力画像処理モジュール34Bの露光制御部50からの輝度低下信号を検出しない場合、360度画像の合成処理は行わずに、入力画像処理モジュール34Bから入力される画像データについて歪曲補正と共に天地補正を行って180度画像を生成する。
なお、歪曲補正・画像合成モジュール36は入力画像処理モジュール34Aの露光制御部50からの輝度低下信号と入力画像処理モジュール34Bの露光制御部50からの輝度低下信号の両方を検出した場合、又は、輝度低下信号の両方を検出しない場合は、360度画像の合成処理を行い、この画像データについて、歪曲補正と共に天地補正を行って360度画像を生成する。そして、歪曲補正・画像合成モジュール36はこの生成された360度画像データをメインメモリ31へ転送する。
続いて、CPU30がフラッシュROM32に記憶された制御処理プログラムを実行することで実現される画像コード検出部56が、メインメモリ31に記憶された180度画像又は360度画像から画像コードを検出して、この画像コードを復号してサーバ62のアドレスを取得する。そして、このサーバ62のアドレスをメインメモリ31に記憶しておく。
その後、撮像装置5が静止画像や動画像を撮像すると、画像データ送信部60これらの画像データをメインメモリ31に記憶されたアドレス宛に送信する。すなわち、これらの画像データを、無線LANアクセスポイント61を介してサーバ62へ送信する。
なお、撮像装置5で撮像された画像データをインターネットに接続されたサーバ62へ送信する場合は、無線通信モジュール41は無線LANではなく、セルラー回線を介して送信するようにしてもよい。
<動作手順>
図23は、撮像装置5が360度画像から180度画像に切り替え、画像コードを検出する手順を示すフローチャート図の一例である。
入力画像処理モジュール34Aの露光制御部50は全ての画像データ(第一の画像データの一例)の輝度平均値を求める(S310-1)。
入力画像処理モジュール34Aの露光制御部50はこの輝度平均値が所定の値以下(例えば、40以下)か否かを判断する(S320-1)。
輝度平均値が所定の値以下であると判断すると、露光制御部50は歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度が低いことを示す信号(輝度低下信号を利用)を出力する(S330-1)。
入力画像処理モジュール34Bの露光制御部50は全ての画像データ(第二の画像データの一例)の輝度平均値を求める(S310-2)。
入力画像処理モジュール34Bの露光制御部50はこの輝度平均値が所定の値以下(例えば、40以下)か否かを判断する(S320-2)。
輝度平均値が所定の値以下であると判断すると、露光制御部50は歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度が低いことを示す信号(輝度低下信号を利用)を出力する(S330-2)。
次に、歪曲補正・画像合成モジュールは入力画像処理モジュール34A又は入力画像処理モジュール34Bのいずれか一方から輝度低下信号を検出したか否かを判断する(S340)。
ステップS340の判断がYesの場合、歪曲補正・画像合成モジュール36は360度画像の合成処理は行わずに、輝度が低いことを示す信号を検出しない方の入力画像処理モジュールから入力される画像について180度画像を生成する(S350)。
歪曲補正・画像合成モジュール36は180度画像データをメインメモリ31に記憶する(S360)。
ステップS340の判断がNoの場合、歪曲補正・画像合成モジュール36は360度画像の合成処理を行って、360度画像を生成する(S370)。
歪曲補正・画像合成モジュール36は360度画像データをメインメモリ31に記憶する(S380)。
画像コード検出部56はメインメモリ31から画像コードを検出、復号してサーバのアドレスを取得する(S390)。
画像コード検出部56はサーバのアドレスをメインメモリ31に記憶する(S400)。
図24は撮像装置5が撮像した静止画又は動画をサーバに送信する手順を示すフローチャート図の一例である。
撮像装置5は静止画又は動画を撮像する(S410)。画像データ送信部60はメインメモリ31にアドレスが記憶されているか否かを判断する(S420)。この判断は、サーバのURLを示すラベルと共にアドレスを表す所定のフォーマットのデータが記憶されているか否かにより判断される。アドレスを表す所定のフォーマットのデータのみで判断してもよい。
ステップS420の判断がYesの場合、画像データ送信部60はメインメモリ31に記憶されているアドレス(サーバ62)を宛先にして静止画又は動画を送信する(S430)。
<まとめ>
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、静止画であっても所望の被写体を探し出すまでに要する時間を低減できる。撮像した画像データから画像コード等の情報を探す場合、探す範囲が360度画像から180度画像に狭くなるため、画像コードを検出するまでの時間が短くなり、ユーザの利便性が向上する。
本実施例では、魚眼レンズ14、撮像素子21及び入力画像処理モジュール34をそれぞれ4つ備えた撮像装置5について説明する。
図25は、本実施例の撮像装置5のハードウェア構成図の一例である。本実施例において、図5において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
図25の撮像装置5は図5に対して、魚眼レンズ14C、14D、撮像素子21C、21D、A/D変換回路33C、33D、入力画像処理モジュール34C、34Dがそれぞれ追加されている。歪曲補正・画像合成モジュール36は、3軸加速度センサ35からの情報を利用して、4つの画像データに対して歪曲補正と共に天地補正を行って360度画像を合成する。1つの魚眼レンズ14、撮像素子21、A/D変換回路33、及び、入力画像処理モジュール34の画角は90度であり、4つで360度の画像を生成する。
魚眼レンズ14A、14B、14C、14Dから入力される光量が変化して、入力画像処理モジュール34A、34B、34C、34Dに入力される1フレーム分の全ての画像データの平均輝度値が、前フレームの全ての画像データの平均輝度値と大きく異なる場合の処理について説明する。入力画像処理モジュール34A、34B、34C、34Dの露光制御部50は入力される1フレーム分の全ての画像データの輝度成分の値の平均値を求め、この輝度平均値を輝度値記憶部51に記憶する。入力画像処理モジュール34A、34B、34C、34Dのそれぞれの輝度成分の値の平均値A0、B0,C0、D0を記憶する。
輝度値比較部52は露光制御部50が求めた1フレーム分の輝度平均値(平均値A1、B1,C1、D1)と輝度値記憶部51に記憶された前フレームの輝度平均値(平均値A0、B0,C0、D0)とを比較する。例えば4つの輝度平均の平均を比較する。そして、これらの輝度平均値の差が所定の値以上で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以下の場合には、入力画像処理モジュール34A、34B、34C、34Dは歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度低下信号を出す。
また、これらの輝度平均値の差が所定の値以上で、かつ、現在のフレームの輝度平均値が所定の値以上の場合には、入力画像処理モジュール34A、34B、34C、34Dは歪曲補正・画像合成モジュール36へ輝度上昇信号を出す。
歪曲補正・画像合成モジュール36はこの輝度低下信号を検出すると、360度画像の合成処理を止め、輝度低下信号を出した入力画像処理モジュールを除いた他の3つ以下の入力画像処理モジュール34から入力される画像データについて、歪曲補正と共に天地補正を行って270度画像を生成するモードに切り替える。歪曲補正・画像合成モジュール36はまた、輝度上昇信号を検出すると、360度画像の合成処理を再開する。
なお、魚眼レンズ14、撮像素子21及び入力画像処理モジュール34の数は5つ以上でもよい。
<まとめ>
本実施例によれば、撮像素子等の画角が小さいため、3つ以上の撮像素子等で撮像された画像データを合成する撮像装置5においても、360度画像から270度画像(又は180度画像、90度画像)へ切り替えて広角な画像から任意の範囲を表示させることができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では不動産の内見を例にして説明したが、画像通信システム100の適用例はこれに限られない。例えば、展示会、展覧会、工場見学、観光、視察、など現地の対象を指し示す場合に適用できる。
また、本実施形態では人間が撮像装置5で対象を撮像したが、機械やロボット、動物が指し示してもよい。
また、図11、図21などの構成例は、画像通信システム100による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。画像通信システム100の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
複数の通信管理システム70が存在してもよいし、通信管理システム70の機能が複数のサーバに分散していてもよい。画像データと音データを中継する中継装置があってもよい。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
5 撮像装置
10 端末装置
21 撮像素子
34 入力画像処理モジュール
50 露光制御部
51 輝度値記憶部
52 輝度値比較部
70 通信管理システム
100 画像通信システム
特開2014-57156号公報

Claims (12)

  1. 複数の撮像素子で撮像された画像データを合成して1つの撮像素子で撮像された画像データよりも広角な画像データを生成する撮像装置であって、
    任意の第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値と、残りの撮像素子のうち任意の第二の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上の場合、前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の小さい方の画像データを合成に使用せず、
    前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の大きい方を出力するか、又は、輝度平均値の大きい方を輝度が低下していない残りの撮像素子の画像データとの合成に使用することを特徴とする撮像装置。
  2. 任意の第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値と、残りの撮像素子のうち任意の第二の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上であり、更に、
    前記第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値、又は、前記第二の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値の一方のみが所定の値以下の場合、
    前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の大きい方を出力するか、又は、輝度平均値の大きい方を輝度が低下していない残りの撮像素子の画像データとの合成に使用することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 複数の撮像素子で撮像された画像データを合成して1つの撮像素子で撮像された画像データよりも広角な画像データを生成する撮像装置であって、
    第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値と、前記第一の画像データよりも後に前記第一の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上で、更に、前記第二の画像データの輝度平均値が所定の値以下の場合、
    前記第一の撮像素子を除いた残りの撮像素子が撮像した画像データを出力するか、又は、残りの撮像素子が撮像した複数の画像データを合成に使用することを特徴とする撮像装置。
  4. 前記第一の撮像素子で撮像された前記第一の画像データの輝度平均値と、前記第一の画像データよりも後に前記第一の撮像素子で撮像された前記第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上で、更に、前記第二の画像データの輝度平均値が所定の値以上の場合、
    前記第一の撮像素子を含む、複数の撮像素子で撮像された画像データの合成を再開することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第一の撮像素子で撮像された複数の前記第一の画像データの輝度平均値と、前記第一の画像データよりも後に前記第一の撮像素子で撮像された複数の前記第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上で、更に、複数の前記第二の画像データの輝度平均値が所定の値以下の場合、
    前記第一の撮像素子を除いた残りの撮像素子が撮像した画像データを出力するか、又は、残りの撮像素子が撮像した複数の画像データを合成に使用することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記第一の撮像素子で撮像された複数の前記第一の画像データの輝度平均値と、前記第一の画像データよりも後に前記第一の撮像素子で撮像された複数の前記第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上で、更に、複数の前記第二の画像データの輝度平均値が所定の値以上の場合、
    前記第一の撮像素子を含む、複数の撮像素子で撮像された画像データの合成を再開することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 画像データを複数のブロックに分割して、ブロックごとに輝度平均値を求め、
    第一の撮像素子で撮像された第一の画像データのブロックごとの輝度平均値と、前記第一の画像データよりも後に前記第一の撮像素子で撮像された第二の画像データのブロックごとの輝度平均値との差が所定の値以上で、更に、
    輝度平均値が所定の値以下であるブロックの数が所定の数以上の場合、前記第一の撮像素子を除いた残りの撮像素子が撮像した画像データを出力するか、又は、残りの撮像素子が撮像した複数の画像データを合成に使用することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  8. 輝度平均値が所定の値以下であった全てのブロックについて、前記第一の撮像素子で撮像された第一の画像データのブロックごとの輝度平均値と、前記第一の画像データよりも後に前記第一の撮像素子で撮像された第二の画像データのブロックごとの輝度平均値との差が所定の値以上で、更に、前記第二の画像データのブロックごとの輝度平均値が所定の値以上の場合、
    前記第一の撮像素子を含む、複数の撮像素子で撮像された画像データの合成を再開することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 複数の撮像素子で撮像された画像データを合成して1つの撮像素子で撮像された画像データよりも広角な画像データを生成する撮像装置が行う画像処理方法であって、
    任意の第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値と、残りの撮像素子のうち任意の第二の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上の場合、前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の小さい方の画像データを合成に使用せず、
    前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の大きい方を出力するか、又は、輝度平均値の大きい方を残りの撮像素子の画像データとの合成に使用することを特徴とする画像処理方法。
  10. 複数の撮像素子で撮像された画像データを合成して1つの撮像素子で撮像された画像データよりも広角な画像データを生成する撮像装置が行う画像処理方法であって、
    第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値と、前記第一の画像データよりも後に前記第一の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上で、更に、前記第二の画像データの輝度平均値が所定の値以下の場合、
    前記第一の撮像素子を除いた残りの撮像素子が撮像した画像データを出力するか、又は、残りの撮像素子が撮像した複数の画像データを合成に使用することを特徴とする画像処理方法。
  11. 複数の撮像素子で撮像された画像データを合成して1つの撮像素子で撮像された画像データよりも広角な画像データを生成する撮像装置に、
    任意の第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値と、残りの撮像素子のうち任意の第二の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上の場合、前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の小さい方の画像データを合成に使用せず、
    前記第一の画像データと前記第二の画像データのうち輝度平均値の大きい方を出力するか、又は、輝度平均値の大きい方を残りの撮像素子の画像データとの合成に使用する処理を実行させるプログラム。
  12. 複数の撮像素子で撮像された画像データを合成して1つの撮像素子で撮像された画像データよりも広角な画像データを生成する撮像装置に、
    第一の撮像素子で撮像された第一の画像データの輝度平均値と、前記第一の画像データよりも後に前記第一の撮像素子で撮像された第二の画像データの輝度平均値との差が所定の値以上で、更に、前記第二の画像データの輝度平均値が所定の値以下の場合、
    前記第一の撮像素子を除いた残りの撮像素子が撮像した画像データを出力するか、又は、残りの撮像素子が撮像した複数の画像データを合成に使用する処理を実行させるプログラム。
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