JP7205208B2 - 指紋照合装置、画像処理装置、指紋照合システム、指紋照合方法およびプログラム - Google Patents

指紋照合装置、画像処理装置、指紋照合システム、指紋照合方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、指紋照合装置、画像処理装置、指紋照合システム、指紋照合方法およびプログラムに関する。
指紋照合に関連して幾つかの技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の指紋特徴情報生成装置は、指を透過した光を用いた撮像と反射光による撮像など、光学的に特性の異なる第1および第2の撮像方式を用いて、第1および第2の指紋画像を取得し、それぞれの指紋画像から特徴的な画像部分を特徴情報として抽出する。この指紋特徴情報生成装置は、それぞれの指紋画像から得られた特徴情報を、指紋画像の局所領域毎に評価し、2つの指紋画像のうちいずれか高い評価値の特徴情報を選択して合成する。
特開2010-40011号公報
指紋照合の際、指紋画像から特徴情報を抽出するまえに、例えばノイズ除去または画像強調などの画像処理が行われることが一般的である。この画像処理に関して、例えば指の乾燥度合いなど撮像条件によって、特徴情報を適切に取得できるための画像処理が異なることが考えられる。従って、撮像条件に応じた画像処理を適用できることが好ましい。
本発明は、上述の課題を解決することのできる指紋照合装置、画像処理装置、指紋照合システム、指紋照合方法およびプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、指紋照合装置は、指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する第一画像取得部と、前記指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する第二画像取得部と、前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する画像処理決定部と、前記画像処理決定部の決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する画像処理実行部と、画像処理を適用された前記第一画像を用いて指紋照合を行う指紋照合部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、画像処理装置は、指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する第一画像取得部と、前記指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する第二画像取得部と、前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する画像処理決定部と、前記画像処理決定部の決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する画像処理実行部と、を備える。
本発明の第3の態様によれば、指紋照合システムは、指紋スキャナ装置と、指紋照合装置とを備え、前記指紋スキャナ装置は、指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像と、前記指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像と、を生成し、前記指紋照合装置は、前記第一画像を取得する第一画像取得部と、前記第二画像を取得する第二画像取得部と、前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する画像処理決定部と、前記画像処理決定部の決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する画像処理実行部と、画像処理を適用された前記第一画像を用いて指紋照合を行う指紋照合部と、を備える。
本発明の第4の態様によれば、指紋照合方法は、指が接する被接触面に対して斜め方向から光が照射された状態で撮像された指紋画像である第一画像を取得する工程と、前記被接触面に対して垂直方向から光が照射された状態で撮像された指紋画像である第二画像を取得する工程と、前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する工程と、決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する工程と、画像処理を適用された前記第一画像を用いて指紋照合を行う工程と、を含む。
本発明の第5の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、指が接する被接触面に対して斜め方向から光が照射された状態で撮像された指紋画像である第一画像を取得する工程と、前記被接触面に対して垂直方向から光が照射された状態で撮像された指紋画像である第二画像を取得する工程と、前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する工程と、決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する工程と、画像処理を適用された前記第一画像を用いて指紋照合を行う工程と、を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、指紋照合の際に、指紋画像に対して撮像条件に応じた画像処理を適用できる。
第一実施形態に係る指紋照合システムの装置構成の例を示す概略構成図である。 第一実施形態に係る指紋スキャナ装置の構成例を示す概略構成図である。 第一実施形態に係る指紋照合装置の構成例を示す概略構成図である。 第一実施形態に係る画像処理決定部と画像処理実行部との関係の例を示す図である。 第一実施形態に係る画像処理実行部が画像処理決定部の指示に従って画像処理を実行する処理手順の例を示す図である。 第一実施形態に係る指紋照合装置が指紋照合を行う処理手順の第一例を示すフローチャートである。 第一実施形態に係る指紋照合装置が指紋照合を行う処理手順の第二例を示すフローチャートである。 第二実施形態に係る指紋照合装置の構成例を示す概略構成図である。 第二実施形態に係る指紋照合装置が学習用データを生成する処理手順の例を示すフローチャートである。 第三実施形態に係る指紋照合装置の構成例を示す概略構成図である。 第三実施形態に係る指紋照合装置が指紋照合を行う処理手順の例を示す図である。 実施形態に係る指紋照合装置の構成の例を示す図である。 実施形態に係る画像処理装置の構成の例を示す図である。 実施形態に係る指紋照合システムの構成の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<第一実施形態>
図1は、第一実施形態に係る指紋照合システムの装置構成の例を示す概略構成図である。図1に示す構成で、指紋照合システム1は、指紋スキャナ装置100と、指紋照合装置200とを備える。指紋スキャナ装置100と指紋照合装置200とが一体となって構成されていてもよいし、別々の装置として構成されていてもよい。
指紋照合システム1は、指紋照合を行う。具体的には、指紋スキャナ装置100が指紋画像を撮像し、指紋照合装置200が、その指紋画像を用いて指紋照合を行う。ここでいう指紋画像は、指紋が写った画像である。ここでいう指紋照合は、照合対象の指紋が、登録済みの指紋の何れと同一か、あるいは何れとも異なるかを判定するための処理である。
指紋スキャナ装置100は、1回の指紋照合(1つの指の指紋照合)の為に、異なる2つの指紋画像を撮像する。指紋スキャナ装置100は、撮像によって異なる2つの指紋画像を画像データにて生成し、生成した2つの画像をそれぞれ指紋照合装置200へ送信する。
指紋スキャナ装置100が撮像する2つの指紋画像のうち、1つは、指紋の溝(隆線と隆線との間の溝)の深さ方向に対して斜め方向の光を用いて撮像した画像である。この指紋画像を第一画像と称する。
例えば、指紋スキャナ装置100は、光源(照明装置)からの光が指で反射された光のうち、指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光を受光し、第一画像として撮像する。あるいは、指紋スキャナ装置100が、指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向から指に向けて光を照射し、指で反射された光を受光し、第一画像として撮像するようにしてもよい。
指紋スキャナ装置100が撮像する2つの指紋画像のうち、もう1つは、指紋の溝の深さ方向の光を用いて撮像した画像である。この画像を第二画像と称する。
例えば、指紋スキャナ装置100は、光源(照明装置)からの光が指で反射された光のうち、指紋の溝の深さ方向の光を受光し、第二画像として撮像する。あるいは、指紋スキャナ装置100が、指紋の溝の深さ方向から指に向けて光を照射し、指で反射された光を受光し、第二画像として撮像するようにしてもよい。
第一画像では、光が指紋の溝の奥まで届かず、あるいは、溝の奥からの光は撮像のための受光面には届かない。これにより、第一画像は、隆線と溝とのコントラストが比較的はっきりした画像となる。具体的には、第一画像では、隆線の部分が明るく、溝の部分が暗く、その明るさの差が第二画像の場合よりも大きい。従って、第一画像を用いることで、第二画像を用いる場合よりも指紋の形状(隆線の形状)を把握し易い。この点で、第一画像は、指紋の特徴情報の抽出に、より適した画像と言える。第一画像を、コントラスト画像とも称する。
一方、第二画像では、光が指紋の溝の奥まで届き、あるいは、溝の奥からの光が撮像のための受光面に届く。同様に、第二画像では、光が指の周辺部分(特に、指紋画像の撮像のために指を光透過面に押し当てたときに、その面から離れている部分)まで届き、あるいは指の周辺部分からの光が撮像のための受光面に届く。これにより、第二画像は、第一画像よりも、指全体の状況を把握しやすい画像となっている。
また、第二画像での指の見え方は、人が指を目視したときの見え方に近い。そこで、指紋照合システム1が、指紋照合の管理者に第二画像を提供し、指紋照合の管理者が、第二画像を参照して、指紋の付いた樹脂を指に貼り付ける等の不正の有無を確認するようにしてもよい。第二画像を、視認用画像とも称する。
指紋照合装置200は、指紋スキャナ装置100からの指紋画像のうち第一画像に対して、特徴情報を抽出し易くするための画像処理を行い、画像処理後の指紋画像を用いて指紋照合を行う。指紋照合に用いられる画像を、照合用画像とも称する。画像に対して画像処理を行うことを、画像に画像処理を適用する、とも称する。
指紋照合装置200は、複数の画像処理機能(画像処理アルゴリズム)を有しており、第一画像に適用する画像処理および適用順序を決定するために、第一画像(または第一画像を画像処理した画像)に加えて第二画像を用いる。
上記のように、第二画像は、指全体の状況を把握しやすい画像である。指紋照合装置200が、第一画像に加えて第二画像を用いて画像処理および適用順序を決定することで、第一画像のみを用いる場合よりも多くの情報を得て決定を行うことができる。例えば、指の乾燥度合いについて、第二画像よりも第一画像のほうが把握しやすいことが考えられる。より多くの情報を利用できることで、指紋照合装置200がより適切な決定を行えることが期待される。
指紋照合装置200は、例えば、パソコン(Personal Computer;PC)、マイコン(Microcomputer)、または、ワークステーション(Workstation)等のコンピュータを用いて構成される。
図2は、指紋スキャナ装置100の構成例を示す概略構成図である。図2に示す構成で、指紋スキャナ装置100は、照明装置110と、プリズム120と、撮像装置130と、スキャナ側通信部140とを備える。また、図2には、指紋照合対象の指である指900が示されている。
照明装置110は、指900に向けて光を発する。例えば、照明装置110が白色光を発するようにしてもよい。これにより上記のように、第二画像として人が指を目視したときの見え方に近い画像を得られる。
但し、照明装置110が発する光は、特定の種類の光に限定されない。また、照明装置110が、複数の種類の光を指に向けて発し、指紋スキャナ装置100(撮像装置130)が、複数の種類の光それぞれの指紋画像を撮像するようにしてもよい。
照明装置110が発する光のうち少なくとも一部は、指900にて反射される。指900が反射する光のうち、指900が、指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向に反射した光は、上記のように第一画像の撮像に用いられる。この光を第一画像光と称する。指900が反射する光のうち、指900が、指紋の溝の深さ方向に反射した光は、上記のように第二画像の撮像に用いられる。この光を第二画像光と称する。
プリズム120は、指900からの光を反射させる。
図2では、プリズム120が第一画像光を反射させる場合の例を示しているが、これに限定されない。あるいは、プリズム120が、第一画像光、第二画像光それぞれを反射させてもよい。
撮像装置130は、指900からの光を受光して指紋画像を撮像する。撮像装置130は、撮像によって指紋画像を画像データにて生成する。上記のように、撮像装置130は、第一画像光を受光して第一画像を撮像し、第二画像光を受光して第二画像を撮像する。
撮像装置130が第一画像および第二画像の両方を撮像する方法は、図2の例のようにプリズム120を用いて光を反射させる方法に限定されない。例えば、第一画像撮像用の撮像装置130と第二画像撮像用の撮像装置130とが別々に設けられていてもよい。第一画像撮像用の撮像装置130が、指900から指紋の溝の深さ方向の位置に、指900に向けて配置されていてもよい。また、第二画像撮像用の撮像装置130が、指900から指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の位置に、指900に向けて配置されていてもよい。この場合、指紋スキャナ装置100がプリズム120を備えていなくてもよい。
スキャナ側通信部140は、他の装置と通信を行う。特に、スキャナ側通信部140は、撮像装置130が生成した画像データを含む信号を指紋照合装置200へ送信する。
スキャナ側通信部140の通信方式は、特定の方式に限定されない。例えば、スキャナ側通信部140が、第一画像の画像データと第二画像の画像データとを纏めて1つの信号(通信データ)として送信するようにしてもよい。あるいは、スキャナ側通信部140が、第一画像の画像データと第二画像の画像データとを、それぞれ別々の信号にて送信するようにしてもよい。あるいは、スキャナ側通信部140がパケット通信を行い、画像データを複数のパケットで送信するようにしてもよい。
図2は、撮像装置130が、指900での反射光のうち、指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光を受光して第一画像を撮像し、指紋の溝の深さ方向の光を受光して第二画像を撮像する場合の例を示している。
一方、上記のように、照明装置110が、指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向から指900に向けて光を照射し、撮像装置130が、この光の指900での反射光を受光して第一画像を撮像するようにしてもよい。また、照明装置110が、指紋の溝の深さ方向から指900に向けて光を照射し、撮像装置130が、この光の指900での反射光を受光して第一画像を撮像するようにしてもよい。
例えば、照明装置110が、指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向からの照射光と、指紋の溝の深さ方向からの照射光とを異なるタイミングで照射し、撮像装置130が、それぞれのタイミングで第一画像、第二画像を撮像するようにしてもよい。
この場合、プリズム120が、第一画像撮像用の光、および、第二画像撮像用の光のうち、いずれか一方を反射するようにしてもよい。この場合、照明装置110は、同じ位置から向きを変えて光を発することで、第一画像撮像用の光、および、第二画像撮像用の光の両方を発することができる。これにより、指紋スキャナ装置100が、第一画像撮像用の照明装置110と第二画像撮像用の照明装置110とを別々に備える必要がない。この点で、指紋スキャナ装置100の構成が簡単になり、指紋スキャナ装置100をコンパクト化(小型化)することができ、また、指紋スキャナ装置100の製造コストが比較的小さくて済む。
図3は、指紋照合装置200の構成例を示す概略構成図である。図3に示す構成で、指紋照合装置200は、照合装置側通信部210と、表示部220と、記憶部280と、制御部290とを備える。制御部290は、第一画像取得部291と、第二画像取得部292と、画像処理決定部293と、画像処理実行部294と、指紋照合部295とを備える。
照合装置側通信部210は、他の装置と通信を行う。特に、照合装置側通信部210は、指紋スキャナ装置100のスキャナ側通信部140が送信する、指紋画像の画像データを含む信号を受信する。
表示部220は、例えば液晶パネルまたはLED(Light Emitting Diode、発光ダイオード)パネル等の表示画面を備え、各種画像を表示する。例えば、表示部220は、指紋照合の結果を表示するようにしてもよい。また、表示部220が、指紋照合の管理者による視認用に第二画像を表示するようにしてもよい。
記憶部280は、各種データを記憶する。例えば、記憶部280は、制御部290の各部の機能を実行するためのプログラムを記憶する。記憶部280は、画像処理実行部294のプログラムとして、指紋画像に対して画像処理を行うための各種画像処理のアルゴリズムを含むプログラムを記憶する。また、記憶部280が、指紋照合用の登録データ(複数の指紋それぞれの特徴情報)を予め記憶しておくようにしてもよい。あるいは、指紋照合装置200の外部のサーバ装置が指紋照合用の登録データを予め記憶しておくようにしてもよい。
記憶部280は、指紋照合装置200が備える記憶デバイスを用いて構成される。
制御部290は、指紋照合装置200の各部を制御して各種処理を実行する。制御部290は、指紋照合装置200が備えるCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、記憶部280からプログラムを読み出して実行することで構成される。
第一画像取得部291は、第一画像を取得する。具体的には、第一画像取得部291は、照合装置側通信部210が指紋スキャナ装置100から受信する信号(受信データ)から、第一画像の画像データを抽出する。
第二画像取得部292は、第二画像を取得する。具体的には、第二画像取得部292は、照合装置側通信部210が指紋スキャナ装置100から受信する信号(受信データ)から、第二画像の画像データを抽出する。
画像処理決定部293は、第一画像に適用する画像処理、および、複数の画像処理を適用する場合の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定する。以下では、画像処理決定部293が、第一画像に適用する画像処理、および、複数の画像処理を適用する場合の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、第一画像(または第一画像を画像処理した画像)および第二画像を用いて決定する場合を例に説明する。
ここでいう、第一画像に適用する画像処理の決定は、画像処理アルゴリズムの選択、および、画像処理アルゴリズムのパラメータ値の設定のうち何れか一方であってもよいし、両方であってもよい。
画像処理実行部294は、第一画像に対する画像処理を実行する。具体的には、画像処理実行部294は、画像処理決定部293の決定に従って、第一画像に画像処理を適用する。
指紋照合部295は、照合用画像(画像処理実行部294が第一画像に対して画像処理を実行して得られた画像)を用いて指紋照合を行う。具体的には、指紋照合部295は、照合用画像から指紋の特徴情報を抽出する。そして、指紋照合部295は、得られた特徴情報と、予め登録されている1つ以上の指紋の特徴情報の各々との比較することで、照合対象の指紋が、登録されている指紋のうち何れと同じか、あるいは、何れとも異なるかを判定する。
図3の構成のうち指紋照合部295を除いて、画像処理装置として構成するようにしてもよい。この画像処理装置は、指紋照合を行う装置(指紋照合部295の機能を実行する装置)に、指紋照合用の画像を提供することができる。
図4は、画像処理決定部293と画像処理実行部294との関係の例を示す図である。図4の例で、画像処理決定部293は、第一画像と第二画像とを用いて、画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定し、決定した画像処理の実行を画像処理実行部294に指示する。画像処理実行部294は、画像処理決定部293の指示に従って第一画像に対する画像処理を実行する。画像処理実行部294が画像処理を実行することで照合用画像が得られる。
画像処理実行部294は、複数の画像処理を実行可能である。図4の例では、画像処理実行部294は、2種類のノイズ除去と、3種類の画像強調とを実行可能である。例えば、画像処理実行部294が、ノイズ除去としてAdaptive Gaussian Filterおよび平滑化処理(Smoothing)を実行可能であってもよい。また、画像処理実行部294が、グローバルな画像強調としてHistogram EqualizationおよびAutomatic Gain Controlを実行可能であってもよい。グローバルな画像強調では、画像全体に対してコントラストの調整(輝度値の調整)を行う。また、画像処理実行部294が、ローカルな画像強調としてLocal Contrast Stretchを実行可能であってもよい。ローカルな画像強調では、画像に対して部分的にコントラストの調整(輝度値の調整)を行う。但し、画像処理実行部294が実行可能な画像処理は、これらに限定されない。
1回の指紋照合で、画像処理実行部294が第一画像に対して複数の画像処理を実行する場合、画像処理実行部294が、1つの画像処理(単一の画像処理)を実行する毎に、画像処理決定部293が、次に画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定するようにしてもよい。あるいは、画像処理決定部293が、画像処理実行部294に実行させる画像処理、および、その実行順序を決定しておき、決定した画像処理を決定した順序で画像処理実行部294に実行させるようにしてもよい。
画像処理決定部293が、少なくとも第二画像を入力とする機械学習によって、第一画像に適用する画像処理、および、画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を決定するようにしてもよい。例えば、画像処理決定部293が、複数の指紋の各々について、第一画像(または第一画像に画像処理を適用した画像)と、第二画像と、画像処理実行部294に実行させるべき画像処理を示す情報(例えば、その画像処理の名称)とが組み合わせられた学習用データを用いて機械学習を行うようにしてもよい。
画像処理決定部293が用いる機械学習アルゴリズムは特定のものに限定されない。例えば、画像処理決定部293が、深層学習(Deep Learning)または畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network)を用いて機械学習を行うようにしてもよいが、これに限定されない。
次に、図5~図7を参照して指紋照合装置200の処理について説明する。
図5は、画像処理実行部294が画像処理決定部293の指示に従って画像処理を実行する処理手順の例を示す図である。図5は、画像処理実行部294が1つの画像処理(単一の画像処理)を実行する毎に、画像処理決定部293が、次に画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定する場合の処理手順の例を示している。
図5の処理で、画像処理決定部293は、画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定する(ステップS111)。具体的には、画像処理決定部293は、画像処理実行部294が実行可能な画像処理のうち何れか1つ、または、「画像処理なし」を選択する。
画像処理決定部293は、1回の指紋照合における1巡目のステップS111の処理では、第一画像と第二画像とに基づいて、画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定する。一方、2巡目以降のステップS111の処理では、画像処理決定部293は、第一画像に画像処理を適用した画像と第二画像とに基づいて、画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定する。
画像処理決定部293は、決定した画像処理の実行を画像処理実行部294に指示し、画像処理実行部294は、画像処理決定部293が決定した画像処理を実行する(ステップS112)。1回の指紋照合における1巡目のステップS112の処理では、画像処理実行部294は、第一画像に対して画像処理を実行する。一方、2巡目以降のステップS112の処理では、画像処理決定部293は、前回のステップS112の処理で得られた画像(第一画像に画像処理を適用した画像)に対して画像処理を実行する。
ステップS111で画像処理決定部293が「画像処理なし」を選択した場合、画像処理実行部294は、画像処理を行わない。
ステップS112で得られる画像を処理御画像と称する。
ステップS112の後、画像処理決定部293は、ループの終了条件の判定を行う(ステップS113)。画像処理決定部293は、画像処理実行部294が画像処理を実行した回数をカウントしておき、実行回数が所定回数(図5の例では3回)以上になると、ステップS111~S113のループを終了する。また、画像処理決定部293は、ステップS111で「画像処理なし」を選択した場合も、ステップS111~S113のループを終了する。
画像処理決定部293が、ステップS111~S113のループを終了した場合、この時点での処理後画像が照合用画像として用いられる。指紋照合部295が、この照合用画像を用いて指紋照合を行う。
一方、画像処理決定部293が、ステップS111~S113のループを終了しない場合、ステップS113の後、処理がステップS111へ戻る。
図6は、指紋照合装置200が指紋照合を行う処理手順の第一例を示すフローチャートである。図6は、画像処理実行部294が1つの画像処理(単一の画像処理)を実行する毎に、画像処理決定部293が、次に画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定する場合の処理手順の例を示している。
図6の処理で、第一画像取得部291は第一画像を取得し、第二画像取得部292は第二画像を取得する(ステップS121)。例えば、指紋スキャナ装置100に指が置かれた状態で、指紋スキャナ装置100が第一画像および第二画像を撮像し、第一画像の画像データおよび第二画像の画像データを指紋照合装置200へ送信する。指紋照合装置200では、照合装置側通信部210が、指紋スキャナ装置100からの信号を受信する。第一画像取得部291は、受信信号から第一画像の画像データを抽出し、第二画像取得部292は、受信信号から第二画像の画像データを抽出する。
次に、画像処理決定部293は、画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定する(ステップS122)。ステップS122の処理は、図5のステップS111の処理の例に該当する。図6の処理の1回の実行(1回の指紋照合)において、画像処理決定部293は、初回のステップS122の処理では第一画像および第二画像に基づいて、画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定する。一方、2回目以降のS122の処理では、画像処理決定部293は、処理後画像(第一画像に対して画像処理を行った画像)および第二画像に基づいて、画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定する。
画像処理決定部293は、画像処理実行部294が実行可能な画像処理の何れか、または、「画像処理なし」を選択する。
そして、画像処理決定部293は、ステップS122で「画像処理なし」を選択したか否かを判定する(ステップS123)。画像処理なしを選択していないと判定した場合(すなわち、画像処理実行部294が実行可能な画像処理の何れかを選択したと判定した場合、ステップS123:NO)、画像処理実行部294は、画像処理決定部293が選択した画像処理を実行する(ステップS124)。ステップS124の処理は、図5のステップS112の処理の例に該当する。
図6の処理の1回の実行(1回の指紋照合)において、画像処理実行部294は、初回のステップS124の処理では第一画像に対して画像処理を実行する。一方、2回目以降のS124の処理では、画像処理実行部294は、処理後画像(前回のステップS124の処理で得られた画像)に対して画像処理を実行する。
次に、画像処理決定部293は、画像処理実行部294が画像処理(ステップS124の処理)を所定回数以上実行したか否かを判定する(ステップS125)。ステップS123の処理およびステップS125の処理は、図5のステップS113の処理の例に該当する。
ステップS125で、画像処理実行部294が画像処理を実行した回数が所定回数未満であると、画像処理決定部293が判定した場合(ステップS125:NO)、処理がステップS122へ戻る。
一方、ステップS125で、画像処理実行部294が画像処理を実行した回数が所定回数に達したと、画像処理決定部293が判定した場合(ステップS125:YES)、指紋照合部295が指紋照合を行う(ステップS126)。指紋照合部295は、直前のステップS124の処理で得られた処理後画像を照合用画像として用いて、指紋照合を行う。
そして、指紋照合部295は、照合結果を出力する(ステップS127)。例えば、指紋照合部295が、表示部220に照合結果を表示させるようにしてもよい。あるいは、パソコンである指紋照合装置200が、照合結果を受けてスクリーンロックを解除するなど、指紋照合装置200が、照合結果に応じた処理を行うようにしてもよい。あるいは、指紋照合システム1がATM(Automated Teller Machine)に設けられ、指紋照合結果をATM本体に出力するなど、指紋照合部295が、照合装置側通信部210を制御して照合結果を他の装置へ送信させるようにしてもよい。
ステップS127の後、指紋照合装置200は、図6の処理を終了する。
一方、ステップS123で、画像処理決定部293が、ステップS122で「画像処理なし」を選択したと判定した場合(ステップS123:YES)。処理がステップS126へ進む。
図7は、指紋照合装置200が指紋照合を行う処理手順の第二例を示すフローチャートである。図7は、画像処理決定部293が、画像処理実行部294に実行させる画像処理、および、その実行順序を決定しておき、決定した画像処理を決定した順序で画像処理実行部294に実行させる場合の処理手順の例を示している。
図7のステップS131は、図6のステップS121と同様である。
ステップS131の後、画像処理決定部293は、第一画像および第二画像に基づいて、画像処理実行部294に実行させる1つ以上かつ所定数(例えば3つ)以下の画像処理、および、それらの画像処理の実行順序を決定する(ステップS132)。
例えば、画像処理決定部293が、複数の指紋の各々について、第一画像と、第二画像と、画像処理実行部294に実行させるべき画像処理のリストとが組み合わせられた学習用データを用いて機械学習を行い、第一画像および第二画像の入力に対して画像処理のリストを出力するようにしてもよい。ここでいう画像処理のリストは、画像処理、および、その実行順序を示す情報である。
画像処理決定部293が、同じ画像処理を画像処理実行部294に複数回実行させるように決定してもよい。
次に、画像処理実行部294は、第一画像に対して、画像処理決定部293が決定した一連の画像処理を画像処理決定部293が決定した順序で適用することで、照合用画像を生成する(ステップS133)。
指紋照合部295は、得られた照合用画像を用いて指紋照合を行う(ステップS134)。
ステップS135は、図6のステップS127と同様である。ステップS135の後、指紋照合装置200は、図7の処理を終了する。
以上のように、第一画像取得部291は第一画像を取得し、第二画像取得部292は第二画像を取得する。画像処理決定部293は、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定する。画像処理実行部294は、画像処理決定部293の決定に従って、第一画像に画像処理を適用する。指紋照合部295は、画像処理を適用された第一画像を用いて指紋照合を行う。
このように、画像処理決定部293が、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定することで、撮像条件に応じた画像処理を適用できる。特に、画像処理決定部293が、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、第一画像のみに基づいて決定する場合よりも適切な処理を選択できる場合があると期待される。
例えば、指が乾燥している場合、隆線の写り方が薄くなる傾向にある。一方、指が濡れている場合、隆線と隆線との間が潰れた画像になりやすい。指の乾燥度合いが第二画像に現れ、画像処理決定部293が、第二画像を用いることで適切な画像処理を選択できることが期待される。
また、第一画像よりも第二画像のほうが、指の画像と背景画像との境界を把握しやすいと期待される。画像処理決定部293が、第二画像を用いることで、指の画像と背景画像とを区別でき、背景画像におけるノイズの影響を低減させられると期待される。
また、指にしわがあるとしわによって隆線が途切れ、隆線の分岐または端点などの特徴部分と誤検知される場合がある。画像処理決定部293が第二画像を用いることで、しわの部分を検知し易くなり、例えば、しわによる隆線をつなぐといった画像処理を画像処理実行部294に行わせることで、しわによる隆線の途切れを特徴部分と誤検知する可能性を低減させられる。
特に、画像処理決定部293が、第一画像と第二画像とを併用して、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を決定する場合、第一画像のみを用いる場合よりも多くの情報を得て決定を行うことができる。より多くの情報を利用できることで、指紋照合装置200がより適切な決定を行えることが期待される。
また、画像処理決定部293は、少なくとも第二画像を入力とする機械学習によって、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を決定する。
ここで、画像処理決定部293への入力画像(例えば、第二画像、または、第一画像と第二画像との組み合わせ)と、第二画像に適用すべき画像処理との関係をルール化することは、通常容易ではない。指紋照合システム1の管理者など人手でこのルール化を行う場合、ルール化を行う作業者にとって負担となる。
これに対し、画像処理決定部293が機械学習を行うことで、学習用データとして、画像処理決定部293への入力画像と第二画像に適用すべき画像処理とが組み合わせられた事例があればよい。この点で、指紋照合装置200によれば、事例をルール化する人的負荷を軽減することができる。
<第二実施形態>
指紋照合装置が、指紋画像の照合用画像としての評価スコアを算出し、画像処理決定部293が、画像処理を適用された前記第一画像の評価スコアがより高くなるように、第一画像に適用する画像処理、および、画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を決定するようにしてもよい。
例えば、指紋照合装置が、処理後画像の評価スコアを算出し、この評価スコアを用いて画像処理決定部293の機械学習のための学習用データを生成するようにしてもよい。第二実施形態ではこの点について説明する。
図8は、第二実施形態に係る指紋照合装置の構成例を示す概略構成図である。図8に示す構成で、指紋照合装置300は、照合装置側通信部210と、表示部220と、記憶部280と、制御部390とを備える。制御部390は、第一画像取得部291と、第二画像取得部292と、画像処理決定部293と、画像処理実行部294と、指紋照合部295と、評価部391と、学習用データ生成部392とを備える。
図8の各部のうち、図3の各部に対応する部分には同一の符号(210、220、280、291~295)を付して説明を省略する。指紋照合装置300では、制御部390が、制御部290の備える各部に加えて評価部391および学習用データ生成部392を備える点で、指紋照合装置200の場合と異なる。それ以外の点については、指紋照合装置300は指紋照合装置200と同様である。
また、第二実施形態に係る指紋照合システムの装置構成は、図1を参照して説明したのと同様であり、図1において指紋照合装置200を指紋照合装置300と読み替える。第二実施形態に係る指紋スキャナ装置100は、第一実施形態の場合と同様であり、ここでは説明を省略する。
評価部391は、指紋画像の照合用画像としての評価スコアを算出する。例えば、評価部391は、指紋画像が照合用画像として適切であるほど(すなわち、その指紋画像を照合用画像として用いた場合の指紋照合の精度が高いほど)評価スコアの値を大きく算出する。
出願人は、指紋画像の評価スコアを算出する方法を構築しており、評価部391が評価スコアを算出する方法としてこの方法を用いることができる。但し、評価部391が評価スコアを算出する方法は、特定の方法に限定されない。
学習用データ生成部392は、評価部391による評価スコアを用いて、画像処理決定部293の機械学習のための学習用データを生成する。例えば、学習用データ生成部392は、複数の指紋の各々について、第一画像と第二画像との組み合わせを取得し、画像処理実行部294が実行可能な画像処理のうち、その第二画像に適用したときに評価スコアが最も高くなる画像処理を、その第二画像に適用すべき画像処理に決定する。学習用データ生成部392は、第一画像と、第二画像を、決定した画像処理を示す情報(例えば、その画像処理の名称)とを組み合わせたデータを、学習用データとして生成する。
図9は、指紋照合装置300が学習用データを生成する処理手順の例を示すフローチャートである。
図9の処理で、第一画像取得部291と第二画像取得部292とは、同じ指紋の第一画像と第二画像とを取得する(ステップS211)。図6のステップS121の場合と同様、指紋スキャナ装置100が指紋を撮像して第一画像の画像データおよび第二画像の画像データを生成し、第一画像取得部291および第二画像取得部292が、これら第一画像および第二画像を画像データにて取得するようにしてもよい。あるいは、サーバ装置など他の装置が、同じ指紋の第一画像と第二画像との組み合わせを記憶しておき、第一画像取得部291と第二画像取得部292とが、この第一画像および第二画像を取得するようにしてもよい。
そして、評価部391が、ステップS211で得られた第二画像の評価スコアを算出する(ステップS212)。
次に、制御部390は、画像処理実行部294が実行可能な画像処理毎に処理を行うループL21を開始する(ステップS213)。ループL21で対象となっている画像処理を、対象処理と称する。
ループL21の処理で、画像処理実行部294は、ステップ211で得られた第一画像に対して対象処理を実行する(ステップS214)。
そして、評価部391は、ステップS214で得られた処理後画像の評価スコアを算出する(ステップS215)。
次に、制御部390は、ループL21の終端処理を行う(ステップS216)。具体的には、制御部390は、画像処理実行部294が実行可能な全ての画像処理について、ループL21の処理を実行済みが否かを判定する。ループL21の処理を未実行の画像処理があると判定した場合、制御部390は、処理をステップS213に戻し、残りの画像処理について引き続きループL21の処理を行う。一方、画像処理実行部294が実行可能な全ての画像処理について、ループL21の処理を実行済みであると判定した場合、制御部390は、ループL21を終了する。
ステップS216で制御部390がループL21を終了した場合、学習用データ生成部392は、画像処理実行部294が実行可能な画像処理のうち、ステップS212で算出された評価スコア(画像処理実行前の第一画像の評価スコア)より評価スコアが大きくなる画像処理があるか否かを判定する(ステップS217)。
評価スコアが大きくなる画像処理があると判定した場合(ステップS217:YES)、学習用データ生成部392は、画像処理実行部294が実行可能な画像処理のうち、ステップS212で算出された評価スコアが最も高く算出された画像処理を、ステップS211で得られた第一画像に適用すべき画像処理に決定する(ステップS221)。
そして、学習用データ生成部392は、画像処理決定部293の機械学習のための学習用データを生成する(ステップS241)。具体的には、学習用データ生成部392は、ステップS211で得られた第一画像および第二画像と、決定した画像処理(ステップS221を経由した場合は、ステップS221で決定した画像処理)を示す情報(例えば、その画像処理の名称)とを組み合わせたデータを、学習用データとして生成する。
ステップS241の後、指紋照合装置300は、図9の処理を終了する。
一方、ステップS217で、ステップS212で算出された評価スコアより評価スコアが大きくなる画像処理がないと判定した場合(ステップS217:NO)、学習用データ生成部392は、「画像処理なし」を選択する(ステップS231)。この「画像処理なし」は、ステップS211で得られた第一画像に適用すべき画像処理が、画像処理実行部294が実行可能な画像処理の中には存在しないことを示す。
ステップS231の後、処理がステップS241へ進む。ステップS231を経由した場合、学習用データ生成部392は、ステップ241で、ステップS211で得られた第一画像および第二画像と、「画像処理なし」とを組み合わせたデータを、学習用データとして生成する。
学習用データ生成部392が、第二画像に代えて処理後画像を用いて学習用データを生成するようにしてもよい。例えば、図9の処理でステップS221を経由した場合、指紋照合装置300が、第一画像または処理後画像に対して、ステップS221で選択された画像処理を適用して得られる処理後画像と、第二画像(元の第一画像と同じ指紋の第二画像)を用いて、図9の処理を繰り返すようにしてもよい。指紋照合装置300が、図6のステップS215における所定回数に達するまで図9の処理を繰り返すようにしてもよい。
画像処理決定部293が、図9の処理で得られた学習用データを用いて機械学習を行って、画像処理実行部294に実行させる画像処理を決定することで、画像処理実行部294が画像処理を実行する前よりも画像処理実行後のほうが、評価スコアが高くなると期待される。
以上のように、評価部391は、指紋画像の評価スコアを算出する。画像処理決定部293は、画像処理を適用された第一画像の評価スコアがより高くなるように、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を決定する。
これにより、指紋照合装置300では、画像処理実行部294が画像処理決定部293の指示に従って画像処理を実行することで、指紋照合部295は、処理後画像を用いて指紋照合をより高精度に行うことができる。
<第三実施形態>
指紋照合装置が、第一画像、第二画像それぞれについて指紋照合行い、それぞれの照合結果を総合するようにしてもよい。第三実施形態では、この点について説明する。
図10は、第三実施形態に係る指紋照合装置の構成例を示す概略構成図である。図10に示す構成で、指紋照合装置400は、照合装置側通信部210と、表示部220と、記憶部280と、制御部490とを備える。制御部490は、第一画像取得部291と、第二画像取得部292と、第一照合部491と、第二照合部492と、総合スコア算出部493とを備える。
図10の各部のうち、図3の各部に対応する部分には同一の符号(210、220、280、291~292)を付して説明を省略する。指紋照合装置400では、制御部490が、制御部290の備える各部のうち、画像処理決定部293と、画像処理実行部294と、指紋照合部295とに代えて、第一照合部491と、第二照合部492と、総合スコア算出部493とを備える点で、指紋照合装置200の場合と異なる。それ以外の点については、指紋照合装置400は指紋照合装置200と同様である。
また、第三実施形態に係る指紋照合システムの装置構成は、図1を参照して説明したのと同様であり、図1において指紋照合装置200を指紋照合装置400と読み替える。第三実施形態に係る指紋スキャナ装置100は、第一実施形態の場合と同様であり、ここでは説明を省略する。
第一照合部491は、第一画像を用いて指紋照合を行う。具体的には、第一照合部491は、第一画像から指紋の特徴情報を抽出し、指紋毎に事前登録されている特徴情報と比較して照合スコアを算出する。第一照合部491が算出する照合スコアを第一スコアと称する。
第一照合部491が、特徴情報を抽出する前に、第一画像に対して画像処理を行うようにしてもよい。特に、指紋照合装置400が、第一実施形態または第二実施形態で説明した処理を行うことで、第一画像に対して画像処理を行うようにしてもよい。すなわち、第一実施形態または第二実施形態と第三実施形態とを組み合わせて実施するようにしてもよい。
第二照合部492は、第二画像を用いて指紋照合を行う。具体的には、第一照合部491は、第二画像から指紋の特徴情報を抽出し、指紋毎に事前登録されている特徴情報と比較して照合スコアを算出する。第二照合部492の指紋照合で、事前登録されている特徴情報として、第一照合部491による指紋照合の場合と同じものを使用するようにしてもよい。第二照合部492が算出する評価スコアを第二スコアと称する。
第二照合部492が、特徴情報を抽出する前に、第二画像に対して画像処理を行うようにしてもよい。
総合スコア算出部493は、第一スコアと第二スコアとに基づく総合スコアを算出する。総合スコア算出部493が、第一スコアと第二スコアとの合計を総合スコアとして算出するようにしてもよいが、これに限定されない。例えば、指紋照合装置400が評価部391を備え、第一画像または画像処理後の第一画像、第二画像または画像処理後の第二画像それぞれの評価スコアを重みとする重み付け合計または重み付け平均を行って総合スコアを算出するようにしてもよい。
図11は、指紋照合装置400が指紋照合を行う処理手順の例を示す図である。
図11の処理で、第一照合部491は、第一画像取得部291が取得した第一画像に対して画像処理を行い(ステップS311)、画像処理後の第一画像を用いて指紋照合を行って第一スコアを算出する(ステップS321)。
また、第二照合部492は、第二画像取得部292が取得した第二画像に対して画像処理を行い(ステップS312)、画像処理後の第二画像を用いて指紋照合を行って第二スコアを算出する(ステップS322)。
そして、総合スコア算出部493は、第一スコアと第二スコアとに基づく総合スコアを算出する(ステップS331)。総合スコアは、指紋照合装置400による指紋照合の結果として用いられる。
以上のように、第一画像取得部291は第一画像を取得し、第二画像取得部292は第二画像を取得する。第一照合部491は、第一画像を用いた指紋照合による第一スコアを算出する。第二照合部492は、第二画像を用いた指紋照合による第二スコアを算出する。総合スコア算出部493は、第一スコアと第二スコアとに基づく総合スコアを算出する。
指紋照合装置400が、第一画像のみを用いる指紋照合の場合よりも多くの情報を用いて指紋照合を行う点で、より高精度に指紋照合を行えると期待される。
次に図12~図14を参照して、本発明の実施形態の構成について説明する。
図12は、実施形態に係る指紋照合装置の構成の例を示す図である。図12に示す構成で、指紋照合装置10は、第一画像取得部11と、第二画像取得部12と、画像処理決定部13と、画像処理実行部14と、指紋照合部15とを備える。
かかる構成にて、第一画像取得部11は、指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する。第二画像取得部12は、指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する。画像処理決定部13は、第一画像に適用する画像処理、および、画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定する。画像処理実行部14は、画像処理決定部13の決定に従って、第一画像に画像処理を適用する。指紋照合部15は、画像処理を適用された第一画像を用いて指紋照合を行う。
このように、画像処理決定部13が、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定することで、撮像条件に応じた画像処理を適用できる。特に、画像処理決定部13が、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、第一画像のみに基づいて決定する場合よりも適切な処理を選択できる場合があると期待される。
図13は、実施形態に係る画像処理装置の構成の例を示す図である。図13に示す構成で、画像処理装置20は、第一画像取得部21と、第二画像取得部22と、画像処理決定部23と、画像処理実行部24とを備える。
かかる構成にて、第一画像取得部21は、指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する。第二画像取得部22は、指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する。画像処理決定部23は、第一画像に適用する画像処理、および、画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定する。画像処理実行部24は、画像処理決定部23の決定に従って、第一画像に画像処理を適用する。
このように、画像処理決定部23が、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定することで、撮像条件に応じた画像処理を適用できる。特に、画像処理決定部23が、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、第一画像のみに基づいて決定する場合よりも適切な処理を選択できる場合があると期待される。
図14は、実施形態に係る指紋照合システムの構成の例を示す図である。図14に示す構成で、指紋照合システム30は、指紋スキャナ装置31と、指紋照合装置32とを備える。指紋照合装置32は、第一画像取得部33と、第二画像取得部34と、画像処理決定部35と、画像処理実行部36と、指紋照合部37とを備える。
かかる構成にて、第一画像取得部33は、指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する。第二画像取得部34は、指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する。画像処理決定部35は、第一画像に適用する画像処理、および、画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定する。画像処理実行部36は、画像処理決定部35の決定に従って、第一画像に画像処理を適用する。指紋照合部37は、画像処理を適用された第一画像を用いて指紋照合を行う。
このように、画像処理決定部35が、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも第二画像に基づいて決定することで、撮像条件に応じた画像処理を適用できる。特に、画像処理決定部35が、第一画像に適用する画像処理、および、その画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、第一画像のみに基づいて決定する場合よりも適切な処理を選択できる場合があると期待される。
なお、制御部290、390および490のうち何れかが行う処理の全部または一部を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、30 指紋照合システム
10、32、200、300、400 指紋照合装置
11、21、33、291 第一画像取得部
12、22、34、292 第二画像取得部
13、23、35、293 画像処理決定部
14、24、36、294 画像処理実行部
15、37、295 指紋照合部
20 画像処理装置
31、100 指紋スキャナ装置
110 照明装置
120 プリズム
130 撮像装置
140 スキャナ側通信部
210 照合装置側通信部
220 表示部
280 記憶部
290、390、490 制御部
391 評価部
392 学習用データ生成部
491 第一照合部
492 第二照合部
493 総合スコア算出部

Claims (7)

  1. 指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する第一画像取得部と、
    前記指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する第二画像取得部と、
    前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する画像処理決定部と、
    前記画像処理決定部の決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する画像処理実行部と、
    画像処理を適用された前記第一画像を用いて指紋照合を行う指紋照合部と、
    を備える指紋照合装置。
  2. 前記画像処理決定部は、少なくとも前記第二画像を入力とする機械学習によって、前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を決定する
    請求項1に記載の指紋照合装置。
  3. 指紋画像の評価スコアを算出する評価部をさらに備え、
    前記画像処理決定部は、画像処理を適用された前記第一画像の評価スコアがより高くなるように、前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を決定する
    請求項1または請求項2に記載の指紋照合装置。
  4. 指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する第一画像取得部と、
    前記指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する第二画像取得部と、
    前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する画像処理決定部と、
    前記画像処理決定部の決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する画像処理実行部と、
    を備える画像処理装置。
  5. 指紋スキャナ装置と、指紋照合装置とを備え、
    前記指紋スキャナ装置は、指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像と、前記指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像と、を生成し、
    前記指紋照合装置は、
    前記第一画像を取得する第一画像取得部と、
    前記第二画像を取得する第二画像取得部と、
    前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する画像処理決定部と、
    前記画像処理決定部の決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する画像処理実行部と、
    画像処理を適用された前記第一画像を用いて指紋照合を行う指紋照合部と、を備える、
    指紋照合システム。
  6. 指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する工程と、
    前記指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する工程と、
    前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する工程と、
    決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する工程と、
    画像処理を適用された前記第一画像を用いて指紋照合を行う工程と、
    を含む指紋照合方法。
  7. コンピュータに、
    指紋撮像対象の指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向に対して斜め方向の光が撮像された指紋画像である第一画像を取得する工程と、
    前記指が反射する光のうち指紋の溝の深さ方向の光が撮像された指紋画像である第二画像を取得する工程と、
    前記第一画像に適用する画像処理、および、前記画像処理の適用順序のうち少なくとも何れか一方を、少なくとも前記第二画像に基づいて決定する工程と、
    決定に従って、前記第一画像に画像処理を適用する工程と、
    画像処理を適用された前記第一画像を用いて指紋照合を行う工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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