JP7204906B2 - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7204906B2
JP7204906B2 JP2021521592A JP2021521592A JP7204906B2 JP 7204906 B2 JP7204906 B2 JP 7204906B2 JP 2021521592 A JP2021521592 A JP 2021521592A JP 2021521592 A JP2021521592 A JP 2021521592A JP 7204906 B2 JP7204906 B2 JP 7204906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
condenser
air
evaporator
air passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021521592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020240661A1 (ja
Inventor
大輔 伊東
拓未 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2020240661A1 publication Critical patent/JPWO2020240661A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7204906B2 publication Critical patent/JP7204906B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/26Drying gases or vapours
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/02Self-contained room units for air-conditioning, i.e. with all apparatus for treatment installed in a common casing
    • F24F1/0358Self-contained room units for air-conditioning, i.e. with all apparatus for treatment installed in a common casing with dehumidification means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B29/00Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

本発明は、除湿装置に関するものである。
従来、たとえば特開昭61-272568号公報(特許文献1)に記載されているように、冷凍サイクル回路と、ヒートパイプとを備えた除湿装置が提案されている。この冷凍サイクル回路では、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器の順に第1冷媒が循環する。このヒートパイプでは、予冷却器および再熱器を第2冷媒が循環する。予冷却器は、蒸発器に向かい合うように配置されており、かつ蒸発器よりも空気流れにおいて風上に配置されている。再熱器は、凝縮器に向かい合うように配置されており、かつ凝縮器よりも空気流れにおいて風上に配置されている。蒸発器へ送られる湿り空気が予冷却器であらかじめ冷やされることにより湿り空気の相対湿度が高くなるため、蒸発器での除湿量を増大させることが可能となる。
特開昭61-272568号公報
上記の公報に記載された除湿装置では、予冷却器の処理量が大きくなると、再熱器から凝縮器への放熱量が大きくなるため、凝縮温度が高くなる。この結果、圧縮機の圧縮比が大きくなるため、除湿装置の除湿性能を示す指標であり、1kWh当たりの除湿量Lを示すEF(Energy Factor)値(L/kWh)が低下する。
本発明の上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、EF値を向上させることができる除湿装置を提供することである。
本発明の除湿装置は、筐体と、筐体の内部に収容された第1冷媒回路、第2冷媒回路および送風機とを備えている。第1冷媒回路は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器および第1冷媒を含み、かつ圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器の順に第1冷媒が流れるように構成されている。第2冷媒回路は、予冷却器、再熱器および第2冷媒を含み、かつ予冷却器および再熱器を第2冷媒が循環するように構成されている。凝縮器は、過冷却液状態の第1冷媒が流れる第1凝縮部と、過熱ガス状態の第1冷媒が流れる第2凝縮部とを含んでいる。筐体は、第1風路と、第1風路から仕切られた第2風路とを含んでいる。第1風路は、筐体の外部から内部に送風機によって取り込まれた空気が予冷却器、蒸発器、再熱器、第1凝縮部を順に通過するように構成されている。第2風路は、空気が第2凝縮部を通過するように構成されている。筐体は、第1風路および第2風路が配置された第1領域と、送風機が配置された第2領域と、第1領域と第2領域とをつなぐ開口部とを含んでいる。送風機はファンを含んでいる。開口部の口径およびファンの直径は、凝縮器の最も風下側に配置された部分の高さよりも小さい。
本発明の除湿装置によれば、予冷却器により蒸発器での除湿量を増大させることができる。また、第2風路により凝縮器での凝縮性能を向上させることができるため、EF値を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る除湿装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係る除湿装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態2に係る除湿装置のEF値改善率と管外面積比率との関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態3に係る除湿装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態4に係る除湿装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態5に係る除湿装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態5に係る除湿装置の第1凝縮部に冷媒が流れ、第2凝縮部および第3凝縮部に冷媒が流れない状態を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態5に係る除湿装置の第1凝縮部、第2凝縮部および第3凝縮部に冷媒が流れる状態を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態6に係る除湿装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態6に係る除湿装置を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態7に係る除湿装置のファン、開口部、凝縮器などの位置関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照符号が付され、その説明は繰り返されない。
実施の形態1.
図1を参照して、実施の形態1に係る除湿装置1は、圧縮機2、凝縮器3、減圧装置4および蒸発器5を含む第1冷媒回路C1と、送風機6と、予冷却器7および再熱器8を含む第2冷媒回路C2と、筐体20とを備えている。第1冷媒回路C1、第2冷媒回路C2および送風機6は筐体20の内部に収容されている。筐体20は、除湿装置1が除湿対象とする外部空間(室内空間)に面している。
第1冷媒回路C1は、圧縮機2、凝縮器3、減圧装置4、蒸発器5および第1冷媒を含んでいる。第1冷媒回路C1は、圧縮機2、凝縮器3、減圧装置4、蒸発器5の順に第1冷媒が流れるように構成されている。具体的には、第1冷媒回路C1は、圧縮機2、凝縮器3、減圧装置4、蒸発器5の順に配管を介して接続されることにより構成されている。第1冷媒は、この配管内を通って第1冷媒回路C1を圧縮機2、凝縮器3、減圧装置4、蒸発器5の順に循環する。図1中実線矢印は、第1冷媒回路C1における第1冷媒の流れを示している。
圧縮機2は第1冷媒を圧縮するように構成されている。具体的には、圧縮機2は吸入口から低圧冷媒を吸入して圧縮し、高圧冷媒として吐出口から吐出するように構成されている。圧縮機2は、冷媒の吐出容量が可変に構成されていてもよい。具体的には、圧縮機2はインバータ圧縮機であってもよい。圧縮機2が第1冷媒の吐出容量を可変に構成されている場合には、除湿装置1内の第1冷媒の循環量は、圧縮機2の吐出容量を調整することにより制御することが可能となる。
凝縮器3は、圧縮機2で昇圧された第1冷媒を凝縮して冷却するように構成されている。凝縮器3は、第1冷媒と空気との間で熱交換を行う熱交換器である。凝縮器3は、第1冷媒の入口と出口、および空気の入口と出口とを有している。凝縮器3の第1冷媒の入口は圧縮機2の吐出口に配管で接続されている。
凝縮器3は、第1凝縮部3aと、第2凝縮部3bとを含んでいる。第1凝縮部3aは、過冷却状態の第1冷媒が流れるように構成されている。第2凝縮部3bは、過熱ガス状態の冷媒が流れるように構成されている。第1凝縮部3aは、過冷却状態の第1冷媒が流れる領域を有していればよく、過冷却状態および気液二相状態の第1冷媒が流れる領域を有していてもよい。第2凝縮部3bは、過熱ガス状態の第1冷媒が流れる領域を有していればよく、過熱ガス状態および気液二相状態の第1冷媒が流れる領域を有していてもよい。
凝縮器3において、第1冷媒は、第2凝縮部3b、第1凝縮部3aの順に流れる。第1凝縮部3aおよび第2凝縮部3bの各々は、冷媒入口および冷媒出口を有している。第2凝縮部3bの冷媒入口は圧縮機2の吐出口に配管を介して接続されている。第1凝縮部3aの冷媒入口は第2凝縮部3bの冷媒出口に接続されている。第1凝縮部3aの冷媒出口は減圧装置4に配管を介して接続されている。第2凝縮部3bは、第1凝縮部3aの上方に配置されている。
凝縮器3は一体または複数で構成されていてもよい。凝縮器3は、空気の流れ方向において、蒸発器5、予冷却器7、再熱器8よりも風下に配置されている。凝縮器3の高さは、蒸発器5、予冷却器7、再熱器8の高さよりも高くなっている。
減圧装置4は、凝縮器3にて冷却された第1冷媒を減圧させて膨張させるように構成されている。減圧装置4は、例えば膨張弁である。この膨張弁は電子制御弁であってもよい。なお、減圧装置4は、膨張弁に限られず、キャピラリーチューブであってもよい。減圧装置4は、凝縮器3の冷媒出口と蒸発器5の冷媒入口との各々に配管を介してそれぞれ接続されている。
蒸発器5は、減圧装置4にて減圧されて膨張された第1冷媒に吸熱させて冷媒を蒸発させるように構成されている。蒸発器5は、第1冷媒と空気との間で熱交換を行う熱交換器である。蒸発器5は、第1冷媒の入口と出口、および空気の入口と出口とを有している。蒸発器5の第1冷媒の出口は圧縮機2の吸込口に配管を介して接続されている。蒸発器5は、送風機6によって発生する空気の流れにおいて凝縮器3よりも上流に配置されている。つまり、蒸発器5は、凝縮器3よりも風上に配置されている。
送風機6は空気を送風するように構成されている。送風機6は、空気を筐体20の外部から内部に取り込んで凝縮器3および蒸発器5に送風可能に構成されている。具体的には、送風機6は、外部空間(室内空間)から空気を筐体20内に取り込んで蒸発器5および凝縮器3を通過させた後に筐体20外に吐き出すように構成されている。
本実施の形態では、送風機6は、軸6aと、ファン6bとを有している。ファン6bは軸6aを中心に回転するように構成されている。ファン6bが軸6aを中心に回転することによって、図中矢印Aおよび図中矢印Cで示されるように室内から筐体20の内部に空気が取り込まれる。図中矢印Bで示されるように、筐体20の内部に取り込まれた空気は外部空間(室内空間)へ吐き出される。このようにして、空気は、除湿装置1を経由して外部空間(室内空間)を循環する。
本実施の形態では、送風機6は、空気の流れ方向において、凝縮器3よりも下流に配置されている。なお、送風機6は、空気の流れ方向において、凝縮器3と蒸発器5との間に配置されていてもよい。また、送風機6は、空気の流れ方向において、蒸発器5よりも上流に配置されていてもよい。
第2冷媒回路C2は、予冷却器7、再熱器8および第2冷媒を含んでいる。第2冷媒回路C2は、予冷却器7および再熱器8を第2冷媒が循環するように構成されている。具体的には、第2冷媒回路C2は、予冷却器7と再熱器8とが配管を介して接続されることにより構成されている。第2冷媒回路C2は、自然循環回路であってもよい。具体的には、第2冷媒回路C2は、ヒートパイプであってもよい。図1中破線矢印は、第2冷媒回路C2における第2冷媒の流れを示している。
予冷却器7は、筐体20の外部から内部に送風機6によって取り込まれた空気を蒸発器に流入する前にあらかじめ冷却するように構成されている。予冷却器7は、空気から第2冷媒に吸熱させて第2冷媒を蒸発させるように構成されている。予冷却器7は、第2冷媒と空気との間で熱交換を行う熱交換器である。予冷却器7は、第2冷媒の入口と出口、および空気の入口と出口とを有している。予冷却器7の第2冷媒の入口と出口との各々は、再熱器8の第2冷媒の出口と入口との各々にそれぞれ配管を介して接続されている。予冷却器7は、送風機6によって発生する空気の流れにおいて、再熱器8よりも上流に配置されている。また、予冷却器7は、送風機6によって発生する空気の流れにおいて、蒸発器5よりも上流に配置されている。つまり、予冷却器7は、蒸発器5よりも風上に配置されている。
再熱器8は、筐体20の外部から内部に送風機6によって取り込まれた空気を凝縮器3に流入する前に再び加熱するように構成されている。再熱器8は、予冷却器7で蒸発した第2冷媒を凝縮させて空気を加熱するように構成されている。再熱器8は、第2冷媒と空気との間で熱交換を行う熱交換器である。再熱器8は、第2冷媒の入口と出口、および空気の入口と出口とを有している。再熱器8は、第1風路9において第1凝縮部3aと蒸発器5との間に配置されている。再熱器8は、送風機6によって発生する空気の流れにおいて、第1凝縮部3aよりも上流に配置されている。つまり、再熱器8は、第1凝縮部3aよりも風上に配置されている。
筐体20は、第1風路9と、第2風路10と、第1仕切部11とを含んでいる。第2風路10は、第1風路9から仕切られている。第1仕切部11は、第1風路9と第2風路10とを仕切るように構成されている。第1風路9および第2風路10の各々は、筐体20および第1仕切部11によって規定されている。つまり、筐体20の内部には、第1風路9と第2風路10の2つの風路(空気の流路)が設けられている。第1風路9内には、第1凝縮部3a、蒸発器5、予冷却器7および再熱器8が配置されている。
第1風路9の内部には、第1凝縮部3a、蒸発器5、予冷却器7および再熱器8が配置されている。第1風路9は、筐体20の外部から内部に送風機6によって取り込まれた空気が予冷却器7、蒸発器5、再熱器8、第1凝縮部3aを順に通過するように構成されている。第1風路9では、図中矢印Aで示すように、ファン6bが軸6aを中心に回転することによって筐体20の外部から内部に取り込まれた空気が予冷却器7、蒸発器5、再熱器8、第1凝縮部3aを順に通過する。
第2風路10の内部には、第2凝縮部3bが配置されている。第2風路10は、筐体20の外部から内部に送風機6によって取り込まれた空気が第2凝縮部3bを通過するように構成されている。第2風路10では、図中矢印Cで示すように、ファン6bが軸6aを中心に回転することによって筐体20の外部から内部に取り込まれた空気が第2凝縮部3bを通過する。図中矢印Aおよび図中矢印Cで示されるように、第1風路9内の空気は、第2風路10内の空気と並行に流れ、かつ同一の方向に流れる。
なお、第1風路9を規定する空間は、第2風路10を規定する空間と完全に分離されている必要はない。本実施の形態では、第1風路9を規定する空間は、第1風路9内の空気の流通方向において第1凝縮部3aよりも下流にて、第2風路10を規定する空間に接続されている。
第1風路9内の空気の流通方向において、第1仕切部11の上流側に位置する一端(上流端部)は、予冷却器7の空気出口よりも上流側に配置されている。第2風路10内の空気の流通方向において、第1仕切部11の下流側に位置する他端(下流端部)は、再熱器8の空気出口と同じ位置またはこの空気出口よりも下流側に配置されている。第1仕切部11は、たとえば平板状に形成されている。第1仕切部11は、筐体20の内部に固定されている。
筐体20には、吸込口14と、吹出口21とが設けられている。吸込口14は、除湿対象とする外部空間(室内空間)から筐体20の内部に空気を入れるためのものである。吸込口14は、第1吸込口14aと、第2吸込口14bとを含んでいる。第1吸込口14aは、第1風路9に連通している。第2吸込口14bは、第2風路10に連通している。吹出口21は、筐体20の内部から外部空間に空気を吹き出すためのものである。
筐体20は背面20aと前面20bとを有している。背面20aに第1吸込口14aおよび第2吸込口14bが設けられている。背面20aにおいて第1吸込口14aは第1風路9に空気を吸い込むように構成されている。背面20aにおいて第2吸込口14bは第2風路10に空気を吸い込むように構成されている。
第1吸込口14aは、第1風路9の空気の流通方向において、第1風路9内の予冷却器7の空気入口よりも上流側に配置されている。第2吸込口14bは、第2風路10の空気の流通方向において、第2風路10内の第2凝縮部3bの空気入口よりも上流側に配置されている。
なお、除湿装置1において、第1風路9内には、減圧装置4が配置されていてもよい。
また、筐体20は、第2仕切部12を含んでいる。第2仕切部12は、第1領域22と第2領域23とを仕切るように構成されている。第1領域22および第2領域23の各々は、筐体20および第2仕切部12によって規定されている。つまり、筐体20は、第1領域22と、第2領域23とを含んでいる。第1領域22には、第1仕切部11によって仕切られた第1風路9および第2風路10が配置されている。つまり、第1領域22では、第1風路9内に第1凝縮部3a、蒸発器5、予冷却器7および再熱器8が配置されている。また、第1領域22内では、第2風路10内に第2凝縮部3bが配置されている。第2領域23内には送風機6が配置されている。
第2仕切部12には、第1領域22と第2領域23とをつなぐ開口部12aが設けられている。つまり、筐体20は、開口部12aを含んでいる。第2仕切部12は、たとえば平板状に形成されている。第1領域22から第2領域23に向かう方向に沿って第1領域22から第2仕切部12の開口部12aを見たときに、ファン6bは開口部12a内に配置されている。つまり、ファン6bの外径は開口部12aの内径よりも小さい。また、第1領域22から第2領域23に流れる空気が第2凝縮部3bの上端を通過するように第2仕切部12の高さが調整されている。そのため、第2凝縮部3bの上端まで熱交換が行われるので、第2凝縮部3bの熱交換が阻害されない。
第1冷媒と第2冷媒とは同一であってもよい。また、第1冷媒と第2冷媒とは異なってもよい。例えば、第1冷媒はフロン系冷媒であり、第2冷媒は炭化水素(HC)系冷媒であってもよい。第1冷媒と第2冷媒とが異なっていることにより、第1冷媒および第2冷媒の両方がフロン系冷媒である場合に比べ、コスト低減および低GWP(地球温暖化係数)化が可能となる。
第1冷媒および第2冷媒の両方がフロン系冷媒である場合、フロン系冷媒は欧州のフロンガス(F-Gas)規制の対象であるため、入手が難しく、価格が高騰しやすい。このため、除湿装置1が高価となる。また、炭化水素(HC)系の可燃性冷媒が用いられる場合、封入量が多くなると可燃性のリスクが高まるため、冷媒量は欧州では規制の対象となる。第1冷媒として安価なR290等の炭化水素(HC)系冷媒が用いられ、第2冷媒として高価なR1234f等のフロン系冷媒が用いられてもよい。性能、コスト、安全性に応じて第1冷媒および第2冷媒が組み合わされてもよい。
凝縮器3と再熱器8との間の距離は、再熱器8と蒸発器5との間の距離よりも大きくてもよい。具体的には、第1凝縮部3aと再熱器8との間の距離k1は、再熱器8と蒸発器5との間の距離j1よりも大きくてもよい。また、第1凝縮部3aと再熱器8との間の距離k1は、蒸発器5と予冷却器7との間の距離j2よりも大きくてもよい。
次に、本実施の形態に係る除湿装置1の除湿運転時の動作について説明する。
第1冷媒回路C1において、圧縮機2から吐出された過熱ガス状態の第1冷媒は、第2風路10内に配置された第2凝縮部3bに流入する。第2凝縮部3bに流入した過熱ガス状態の第1冷媒は、第2吸込口14bを通じて外部空間から第2風路10内に取り込まれた空気と熱交換されることにより冷却されて気液二相状態となる。
第2凝縮部3bから流出した気液二相状態の第1冷媒は、第1風路9内に配置された第1凝縮部3aに流入する。第1凝縮部3aに流入した気液二相状態の第1冷媒は、第1吸込口14aを通じて外部空間から第1風路9内に取り込まれ、予冷却器7、蒸発器5、再熱器8を順に通過した空気と熱交換されて過冷却状態となる。
第1凝縮部3aから流出した過冷却状態の第1冷媒は、減圧装置4を通過することにより減圧され、気液二相状態となった後、第1風路9内に配置された蒸発器5に流入する。蒸発器5に流入した気液二相状態の第1冷媒は、第1吸込口14aを通じて外部空間から第1風路9内に取り込まれた空気と熱交換されることにより加熱されて過熱ガス状態となる。この過熱ガス状態の第1冷媒が圧縮機2に吸入され、圧縮機2で圧縮されて再び吐出される。このようにして、第1冷媒は、第1冷媒回路C1を循環する。
第2冷媒回路C2において、予冷却器7において第2冷媒は、第1風路9内に取り込まれた空気と熱交換されることにより蒸発する。蒸発した第2冷媒は、圧力差により再熱器8に流れる。再熱器8に流れた第2冷媒は、予冷却器7、蒸発器5を順に通過した空気と熱交換されることにより凝縮する。凝縮した第2冷媒は、重力により予冷却器7に流れる。このようにして、第2冷媒は、第2冷媒回路C2を循環する。
第1風路9内に取り込まれた空気は、予冷却器7において第2冷媒と熱交換されることにより冷却される。予冷却器7において冷却された空気は、蒸発器5において第1冷媒と熱交換されることにより空気の露点以下の温度に冷却される。これにより、蒸発器5において空気は除湿される。蒸発器5へ送られる空気は、予冷却器7であらかじめ冷却されることにより湿り空気の相対密度が高くなるため、蒸発器5での除湿量を増大させることが可能となる。
蒸発器5において冷却された空気は、再熱器8において第2冷媒と熱交換されることにより加熱される。再熱器8において加熱された空気は、第1凝縮部3aにおいて第1冷媒と熱交換されることによりさらに加熱される。また、第2風路10内に取り込まれた空気は、第2凝縮部3bにおいて第1冷媒と熱交換されることにより加熱される。
次に本実施の形態に係る除湿装置1の作用効果について、比較例と対比して説明する。図2を参照して、比較例の除湿装置1は、本実施の形態の第1風路9および第2風路10が設けられていない点で主に異なっている。図中矢印Aで示されるように吸込口14から筐体20の内部に空気が取り込まれる。筐体20の内部に取り込まれた空気は、予冷却器7、蒸発器5、再熱器8、凝縮器3を順に通って、図中矢印Bに示されるように吹出口21から筐体20の外部に吹き出される。
比較例の除湿装置1では、予冷却器7の処理量が大きくなると、再熱器8から凝縮器3への放熱量が大きくなるため、凝縮温度が高くなる。この結果、圧縮機2の圧縮比が大きくなるため、除湿装置1の除湿性能を示す指標であり、1kWh当たりの除湿量Lを示すEF(Energy Factor)値(L/kWh)が低下する。
これに対して、本実施の形態に係る除湿装置1によれば、予冷却器7により蒸発器5での除湿量を増大させることができる。つまり、蒸発器5へ送られる湿り空気が予冷却器7であらかじめ冷やされることにより湿り空気の相対湿度が高くなるため、蒸発器5での除湿量を増大させることが可能となる。また、第2風路10により凝縮器3での凝縮性能を向上させることができるため、EF値を向上させることができる。つまり、筐体20に取り込まれた空気が第2風路10を流れて第2凝縮部3bにおいて熱交換される。したがって、凝縮器3を流れる空気の風量を増加させることができる。また、再熱器8を通過して第1凝縮部3aに流れる空気の温度よりも低温の空気を第2凝縮部3bに流すことが可能となる。このため、第1冷媒回路C1の凝縮能力を向上させることができる。これにより、予冷却器7の処理量が大きくなることにより再熱器8の放熱量が大きくなっても、EF値を向上させることができる。
また、第2冷媒回路C2の冷却能力を向上させることにより、第1冷媒回路C1を小さくすることができる。第2冷媒回路C2は冷媒の自己循環により回路が動作するため、動力を必要としない。第2冷媒回路C2の処理量が増加するほど、第1冷媒回路C1の動力を小さくすることができる。すなわち冷却性能を満たすために必要な第1冷媒回路C1の冷媒循環量を少なくすることができるため、圧縮機2を小型化することが可能となる。これにより、圧縮機2を動作させるために必要な動力を小さくすることができる。
本実施の形態に係る除湿装置1によれば、第1冷媒と第2冷媒とは異なっていてもよい。このため、高価な冷媒の封入量削減によるコスト低減を図ることができる。また、GWP(地球温暖化係数)の小さい冷媒を用いることにより、低GWP(地球温暖化係数)化が可能となる。また、可燃性冷媒の封入量削減による安全性の確保が可能となる。
本実施の形態に係る除湿装置1によれば、凝縮器3と再熱器8との間の距離は、再熱器8と蒸発器5との間の距離よりも大きい。このため、凝縮器3の輻射熱による再熱器8の熱損失を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る除湿装置1では、予冷却器7および再熱器8の管外面積の和が、蒸発器5の管外面積の2倍以下である点で実施の形態1に係る除湿装置1と主に異なっている。管外面積は、伝熱管の外周面の面積である。管外面積比率を予冷却器および再熱器の管外面積の和/蒸発器の管外面積×100とすると、4<管外面積比率(予冷却器および再熱器の管外面積の和/蒸発器の管外面積×100)<100である。
図3を参照して、予冷却器7および再熱器8の管外面積の和が蒸発器5の管外面積の2倍よりも大きくなると、EF値改善率が小さくなる。つまり、予冷却器7および再熱器8で構成される第2冷媒回路C2の効果が小さくなる。これは、予冷却器7での第2冷媒の温度が上昇することにより第2冷媒と空気入口温度との温度差が小さくなり、熱交換効率が低下するためである。第2冷媒の循環経路が長くなるため、流路抵抗が大きくなることにより、冷媒の循環量が低下するため第2冷媒回路の熱交換量が低下する。このため、予冷却器7および再熱器8を大きくしても、これに見合った性能改善は得られず、コストパフォ-マンスが悪くなる。また、空気流れ方向の列数が増加すると、通風抵抗が高まるため、送風機6の動力が増加する。これにより、EF値が低下する。
予冷却器7および再熱器8の管外面積の和/蒸発器の管外面積×100≦4になると、第2冷媒回路C2がフィンの無い伝熱管のみで形成されることにより管外伝熱面積が過小になるため、予冷却器7の熱交換量が著しく低下する。また、第2冷媒回路C2に冷媒を充填することにより、熱交換量を増加させることが可能であるが、伝熱管の内容積も小さくなるため内圧が上がり易いことにより第2冷媒と空気との温度差も小さくなる。熱交換器のフィンは、防食の機能を持ち、フィンから伝熱管の順に腐食するよう設計される。フィンが無いと直ちに伝熱管が腐食するため、第2冷媒回路C2の第2冷媒が室内へ漏洩し易くなる。このため、信頼性が低下する。
本実施の形態に係る除湿装置1によれば、予冷却器7および再熱器8の管外面積の和が、蒸発器5の管外面積の2倍以下であるため、EF値改善率が大きいため、コストパフォーマンスを向上させることができる。
また、4<管外面積比率(予冷却器および再熱器の管外面積の和/蒸発器の管外面積×100)<100とすることにより、予冷却器7および再熱器8の伝熱面積の拡大に見合ったEF値の改善が可能になる。
実施の形態3.
図4を参照して、実施の形態3に係る除湿装置1は、凝縮器3が第3凝縮部3cを含んでいる点で実施の形態1に係る除湿装置1と主に異なっている。
本実施の形態3に係る除湿装置1では、凝縮器3は、第1凝縮部3a、第2凝縮部3b、第3凝縮部3cを含んでいる。第3凝縮部3cは、第1冷媒回路C1において第1凝縮部3aと第2凝縮部3bとの間に配置されている。第3凝縮部3cは、気液二相状態の冷媒が流れるように構成されている。第3凝縮部3cは、第1風路9に配置されている。筐体20の外部から内部に送風機6によって取り込まれた空気は、第1風路9を予冷却器7、蒸発器5、再熱器8、第1凝縮部3a、第3凝縮部3cの順に通過する。第1風路9は、空気が第1凝縮部3aを通過してから第3凝縮部3cを通過するように構成されている。
第1凝縮部3aと再熱器8との間の距離k1は、再熱器8と蒸発器5との間の距離j1よりも大きくてもよい。また、第1凝縮部3aと再熱器8との間の距離k1は、蒸発器5と予冷却器7との間の距離j2よりも大きくてもよい。さらに、第3凝縮部3cと第1凝縮部3aとの間の距離k2は、第1凝縮部3aと再熱器8との間の距離k1よりも大きくてもよい。
第1凝縮部3aおよび第3凝縮部3cは、空気の流れ方向において、第1凝縮部3a、蒸発器5、予冷却器7、再熱器8よりも風下に配置されている。第1凝縮部3aおよび第3凝縮部3cの合計の高さは、第1凝縮部3a、蒸発器5、予冷却器7、再熱器8の高さよりも高くなっている。
本実施の形態に係る除湿装置1によれば、第1風路9は、空気が第1凝縮部3aを通過してから第3凝縮部3cを通過するように構成されている。過冷却状態の冷媒が流れる第1凝縮部3aは、第1凝縮部3a、第2凝縮部3b、第3凝縮部3cの中で冷媒温度が最も低くなる。このため、再熱器8の放熱時の空気温度と第1凝縮部3aの第1冷媒との温度差が近くなることにより、第1凝縮部3aでの受熱量が小さくなる。これにより、再熱器8の放熱による凝縮性能の低下を抑制することができる。また、第3凝縮部3cの冷媒温度は第1凝縮部3aの冷媒温度よりも高いため、第1凝縮部3aにおいて熱交換されることにより温度が高くなった空気とも熱交換することができる。これにより、第3凝縮部3cにより凝縮性能を確保することができるため、第1冷媒回路C1での凝縮性能の低下を抑制することができる。
また、第2凝縮部3bを通過する空気の風量は、第2風路10を流れる空気の風量を増加させることにより増加されてもよい。たとえば、第1凝縮部3aと第2凝縮部3bとの間に筐体20の吸込口が設けられることにより風量が増加されてもよい。
また、冷媒の液領域が多くなる第1凝縮部3aの伝熱管の径が他の熱交換器よりも細径化されることにより、冷媒量の低減、通風抵抗の低減、伝熱性能の改善が実現されてもよい。これらにより、実施の形態1よりもEF値をさらに改善することが可能になる。
実施の形態4.
図5を参照して、実施の形態4に係る除湿装置1は、ダンパDPをさらに備えている点で実施の形態1に係る除湿装置1と主に異なっている。
実施の形態4に係る除湿装置1は、ダンパDPをさらに備えている。ダンパDPは、第2風路10に配置されている。ダンパDPは、第2風路10を通過する空気の量を調整可能に構成されている。たとえば、ダンパDPは、図示しないモータにより回転可能に構成されている。この場合、ダンパDPが回転することにより、第2風路10の流路面積を増減させることにより、第2風路10を通過する空気の量を増減させることが可能となる。
蒸発器5における除湿水の量が多いために第1風路9側の風量が低下する場合には、ダンパDPが閉じられる。つまり、第2風路10の流路を塞ぐようにダンパDPが回転することにより第2風路10が閉じられる。このとき、ダンパDPは、図5中鉛直方向に延びるように配置される。これにより、第1風路9側の風量が増加する。
室内の除湿負荷が小さいために冷却能力が小さくてよい場合には、ダンパDPが開かれる。つまり、第2風路10の流路が通じるようにダンパDPが回転することにより第2風路10が開かれる。このとき、ダンパDPは、図5中水平方向に延びるように配置される。これにより、第2風路10を流れる空気の風量が増加するため、凝縮性能が向上する。このため、除湿装置1の入力を低減することが可能となる。
本実施の形態に係る除湿装置1では、除湿装置1の室内からの負荷に応じて、ダンパDPにより第1風路9および第2風路10を流れる空気の風量を調整することにより、さらに効率のよい運転を実現することができる。したがって、負荷変動が生じても高いEF値を維持することができる。
実施の形態5.
図6を参照して、実施の形態5に係る除湿装置1は、流量調整弁13をさらに備えている点および蒸発器5が第1蒸発部5aおよび第2蒸発部5bを含んでいる点で実施の形態3に係る除湿装置1と主に異なっている。
実施の形態5に係る除湿装置1は、流量調整弁13をさらに備えている。流量調整弁13は第1冷媒回路C1に配置されている。本実施の形態では、流量調整弁13は複数個配置されている。流量調整弁13は、第1冷媒回路C1において凝縮器3および蒸発器5の上流または下流に配置されている。流量調整弁13は開閉可能に構成されている。流量調整弁13は、たとえば電磁弁である。
蒸発器5は、第1蒸発部5aと、第2蒸発部5bとを含んでいる。第1蒸発部5aと第2蒸発部5bとは流量調整弁13を介して接続されている。流量調整弁13は、第1蒸発部5aおよび第2蒸発部5bの少なくともいずれかに第1冷媒を流通可能に構成されている。
図7を参照して、負荷が小さい場合には、圧縮機2、第1凝縮部3a、減圧装置4、第1蒸発部5aの順に第1冷媒が流れるように流量調整弁13が開閉される。図7では、白く示された流量調整弁13は開いており、黒く示された流量調整弁13は閉じている。
図8を参照して、負荷が大きい場合には、圧縮機2、第2凝縮部3b、第3凝縮部3c、第1凝縮部3a、減圧装置4、蒸発器5(第1蒸発部5aおよび第2蒸発部5b)の順に第1冷媒が流れるように流量調整弁13が開閉される。図8では、白く示された流量調整弁13は開いており、黒く示された流量調整弁13は閉じている。
本実施の形態に係る除湿装置1によれば、流量調整弁13の開閉により、各熱交換器の負荷および運転状態に応じて第1冷媒回路C1の経路の切換えが可能になる。また、流量調整弁13の絞り具合により、凝縮圧力および蒸発圧力を2段階に調整することができるため、各熱交換器の圧力を調整することにより効率の高い運転が可能になる。
実施の形態6.
図9および図10を参照して、実施の形態6に係る除湿装置1では、筐体20の側面20cに吸気口15が設けられている点で実施の形態3に係る除湿装置1と主に異なっている。
実施の形態6に係る除湿装置1では、筐体20の側面20cに吸気口15が設けられている。吸気口15は、第1風路9および第2風路10に空気を吸い込むように構成されている。吸気口15は、第1凝縮部3aと、第2凝縮部3bおよび第3凝縮部3cとの間に配置されている。吸気口15は、第1凝縮部3aと、第2凝縮部3bおよび第3凝縮部3cとの間に空気を吸い込むように構成されている。
本実施の形態に係る除湿装置1によれば、筐体20に第1吸込口14aおよび第2吸込口14bに加えて吸気口15が設けられているため、第2凝縮部3bおよび第3凝縮部3cを通過する空気の風量を増加させることができる。これにより、凝縮能力を向上させることができる。
実施の形態7.
図11を参照して、実施の形態7に係る除湿装置1では、開口部12aの口径およびファン6bの直径は、凝縮器3の最も風下側に配置された部分の高さよりも小さい。
筐体20の開口部12aの口径および送風機6のファン6bの直径が空気の吸込み方向の最下流にある凝縮器3の部分の高さよりも大きくなると、ファン6bの直径により除湿装置1の幅、高さが決まるため、除湿装置1が大型化する。
開口部12aの口径およびファン6bの直径は、蒸発器5、予冷却器7、再熱器8の各々の高さよりも大きい。開口部12aの口径およびファン6bの直径が蒸発器5、予冷却器7、再熱器8の高さよりも小さくなると、開口部12aと最下流の凝縮器3の部分との間隔を拡げなければ、最下流の凝縮器3の部分の上部に空気がほとんど流れないため、熱交換性能が低下する。さらに蒸発器5、予冷却器7、再熱器8の高さ方向に風速分布が生じ易いため、これらの熱交換性能も低下する。高さ方向の風速分布を均一化するためには、開口部12aと最下流の凝縮器3の部分との間隔、凝縮器3と再熱器8との間の寸法、再熱器8と蒸発器5との寸法を大きくする必要がある。したがって、除湿装置1の奥行方向の厚みが増えるため、除湿装置1が大型化する。また、ファン6bの直径の小型化は風量を低下させる。開口部12aの口径の小型化は、通風抵抗を増加させる。したがって、送風機6の入力が悪化する。
本実施の形態に係る除湿装置1によれば、開口部12aの口径およびファン6bの直径は、凝縮器3の最も風下側に配置された部分の高さよりも小さい。このため、除湿装置1が大型化することを抑制することができる。
本実施の形態に係る除湿装置1によれば、開口部12aの口径およびファン6bの直径は、蒸発器5、予冷却器7、再熱器8の各々の高さよりも大きい。このため、凝縮器3、蒸発器5、予冷却器7、再熱器8の高さ方向の風速分布を抑制することが可能である。したがって、熱交換器の熱交換効率を高めることができる。これにより、熱交換器を有効に使える合理的な大きさの送風機6を用いることができるため、適正な大きさの除湿装置1を提供することができる。
上記の各実施の形態は適宜組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 除湿装置、2 圧縮機、3 凝縮器、3a 第1凝縮部、3b 第2凝縮部、3c 第3凝縮部、4 減圧装置、5 蒸発器、5a 第1蒸発部、5b 第2蒸発部、6 送風機、6a 軸、6b ファン、7 予冷却器、8 再熱器、9 第1風路、10 第2風路、11 第1仕切部、12 第2仕切部、12a 開口部、13 流量調整弁、14 吸込口、14a 第1吸込口、14b 第2吸込口、15 吸気口、20 筐体、20a 背面、20b 前面、20c 側面、21 吹出口、22 第1領域、23 第2領域、C1 第1冷媒回路、C2 第2冷媒回路、DP ダンパ。

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に収容された第1冷媒回路、第2冷媒回路および送風機とを備え、
    前記第1冷媒回路は、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器および第1冷媒を含み、かつ前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧装置、前記蒸発器の順に前記第1冷媒が流れるように構成されており、
    前記第2冷媒回路は、予冷却器、再熱器および第2冷媒を含み、かつ前記予冷却器および前記再熱器を前記第2冷媒が循環するように構成されており、
    前記凝縮器は、過冷却液状態の前記第1冷媒が流れる第1凝縮部と、過熱ガス状態の前記第1冷媒が流れる第2凝縮部とを含み、
    前記筐体は、第1風路と、前記第1風路から仕切られた第2風路とを含み、
    前記第1風路は、前記筐体の外部から前記内部に前記送風機によって取り込まれた空気が前記予冷却器、前記蒸発器、前記再熱器、前記第1凝縮部を順に通過するように構成されており、
    前記第2風路は、前記空気が前記第2凝縮部を通過するように構成されており、
    前記筐体は、前記第1風路および前記第2風路が配置された第1領域と、前記送風機が配置された第2領域と、前記第1領域と前記第2領域とをつなぐ開口部とを含み、
    前記送風機はファンを含み、
    前記開口部の口径および前記ファンの直径は、前記凝縮器の最も風下側に配置された部分の高さよりも小さい、除湿装置。
  2. 前記予冷却器および前記再熱器の管外面積の和が、前記蒸発器の管外面積の2倍以下である、請求項1に記載の除湿装置。
  3. 前記凝縮器は、前記第1冷媒回路において前記第1凝縮部と前記第2凝縮部との間に配置された第3凝縮部を含み、
    前記第1風路は、前記空気が前記第1凝縮部を通過してから前記第3凝縮部を通過するように構成されている、請求項1または2に記載の除湿装置。
  4. 前記第2風路に配置されたダンパをさらに備え、
    前記ダンパは、前記第2風路を通過する前記空気の量を調整可能に構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の除湿装置。
  5. 流量調整弁をさらに備え、
    前記蒸発器は、第1蒸発部および第2蒸発部とを含み、
    前記流量調整弁は、前記第1蒸発部および前記第2蒸発部の少なくともいずれかに前記第1冷媒を流通可能に構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の除湿装置。
  6. 前記第1冷媒は、前記第2冷媒と異なっている、請求項1~5のいずれか1項に記載の除湿装置。
  7. 前記凝縮器と前記再熱器との間の距離は、前記再熱器と前記蒸発器との間の距離よりも大きい、請求項1~6のいずれか1項に記載の除湿装置。
  8. 前記筐体は、第1吸込口および第2吸込口が設けられた背面と、吸気口が設けられた側面とを含み、
    前記第1吸込口は前記第1風路に前記空気を吸い込むように構成されており、
    前記第2吸込口は前記第2風路に前記空気を吸い込むように構成されており、
    前記吸気口は、前記第1風路および前記第2風路に前記空気を吸い込むように構成されている、請求項1~7のいずれか1項に記載の除湿装置。
  9. 前記開口部の前記口径および前記ファンの前記直径は、前記蒸発器、前記予冷却器および前記再熱器の各々の高さよりも大きい、請求項に記載の除湿装置。
JP2021521592A 2019-05-27 2019-05-27 除湿装置 Active JP7204906B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/020901 WO2020240661A1 (ja) 2019-05-27 2019-05-27 除湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020240661A1 JPWO2020240661A1 (ja) 2020-12-03
JP7204906B2 true JP7204906B2 (ja) 2023-01-16

Family

ID=73553642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021521592A Active JP7204906B2 (ja) 2019-05-27 2019-05-27 除湿装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7204906B2 (ja)
CN (1) CN113840645A (ja)
TW (1) TWI753323B (ja)
WO (1) WO2020240661A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10962303B2 (en) * 2019-03-01 2021-03-30 Mitek Holdings, Inc. Heat exchanger
WO2022145003A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 三菱電機株式会社 除湿装置
FR3137534A1 (fr) * 2022-07-05 2024-01-12 Airgaïa Système de déshumidification de l’air au sein d’une structure de culture close et structure de culture close équipée d’un tel système de déshumidification.

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000320861A (ja) 1999-05-13 2000-11-24 Shin Nanpoo Kagaku Kogyosho:Kk 除湿機
WO2017221351A1 (ja) 2016-06-22 2017-12-28 三菱電機株式会社 除湿装置
WO2018131121A1 (ja) 2017-01-12 2018-07-19 三菱電機株式会社 除湿装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5664722U (ja) * 1979-10-23 1981-05-30
JPS61272568A (ja) * 1985-05-24 1986-12-02 松下電工株式会社 除湿機
CN105143779B (zh) * 2013-04-10 2017-12-22 三菱电机株式会社 除湿装置
CN207247400U (zh) * 2017-09-27 2018-04-17 上海朗绿建筑科技股份有限公司 一种新型的双冷源新风机及空调***

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000320861A (ja) 1999-05-13 2000-11-24 Shin Nanpoo Kagaku Kogyosho:Kk 除湿機
WO2017221351A1 (ja) 2016-06-22 2017-12-28 三菱電機株式会社 除湿装置
WO2018131121A1 (ja) 2017-01-12 2018-07-19 三菱電機株式会社 除湿装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW202043684A (zh) 2020-12-01
TWI753323B (zh) 2022-01-21
JPWO2020240661A1 (ja) 2020-12-03
WO2020240661A1 (ja) 2020-12-03
CN113840645A (zh) 2021-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7204906B2 (ja) 除湿装置
WO2018047330A1 (ja) 空気調和装置
JP4864109B2 (ja) 空気調和装置及びその制御方法
JP6888102B2 (ja) 熱交換器ユニットおよび冷凍サイクル装置
CN110139700B (zh) 除湿装置
JP7211299B2 (ja) 除湿機
JP6678413B2 (ja) 空気調和機
TWI784343B (zh) 除濕裝置
JP7308975B2 (ja) 除湿装置
WO2022264375A1 (ja) 除湿装置
JP3885063B2 (ja) 空気調和機
JP2008121995A (ja) 空気調和機
WO2022145003A1 (ja) 除湿装置
JP7450807B2 (ja) 空気調和機
TWI830175B (zh) 除濕裝置
WO2023188421A1 (ja) 室外機およびそれを備えた空気調和装置
JP7394722B2 (ja) 除湿装置
WO2022157979A1 (ja) 室外機、空気調和機および室外機の設計方法
WO2023243054A1 (ja) 空気調和機
WO2023281655A1 (ja) 熱交換器および冷凍サイクル装置
JP7050538B2 (ja) 熱交換器および空気調和機
KR100512146B1 (ko) 제습용 에어컨 및 제어 방법
CN118168055A (zh) 一种新风处理装置及空调器
JPWO2020136797A1 (ja) 室外機、及び、冷凍サイクル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7204906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150