JP7201224B2 - 組み立て式棚の連結構造 - Google Patents

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Description

この発明は、組み立て式棚の連結構造に関する。
この種の組み立て式棚は、管理や搬送が容易であるため広く一般的に普及している。こうした組み立て式棚は、ユーザが部品を組み立てて設置するものも多く存在するため、組み立てが容易であることが求められている。
例えば、特許文献1には、ネジ等を使用しなくても組み立てられる棚構造が開示されている。この構造では、支柱の両側の面にフック穴を設け、このフック穴に取り付け金具のフックを引っ掛けて固定するようにしている。そして、この取り付け金具に棚板を固定することで棚を構成している。
特開2007-125162号公報
しかし、こうした支柱に対してフックを引っ掛ける構造においては、フックの内側の寸法と支柱の厚みとを完全に一致させることは困難であるため、やや遊びを持たせた寸法で部品が製作される。このため、支柱に対してフックを引っ掛けたときに、ガタつきや横揺れが生じるという問題があった。
なお、特許文献1記載の構成では、こうしたガタつきを防止するために、取り付け金具と棚板との位置を調整する調整ネジを設けている。しかしながら、調整ネジを操作してガタつきを防止する構成では、組み立て作業の簡便性が失われてしまい、ネジを使用しなくても組み立てられる棚としての利点が相殺されてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、組み立て用のネジや調整ネジなどを使用しなくても横材を固定することができ、ガタつきや横揺れを防止することができる組み立て式棚の連結構造を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、側面に掛止穴が形成された支柱と、前記支柱に対して着脱可能な取付具と、を備え、前記取付具は、前記掛止穴に挿入して引っ掛けられる掛止部材と、前記掛止穴に前記掛止部材を引っ掛けたときに前記掛止部材を引き付けるように作用するバネと、を備えることを特徴とする。
本発明は上記の通りであり、支柱に対して着脱可能な取付具は、掛止穴に挿入して引っ掛けられる掛止部材と、掛止穴に掛止部材を引っ掛けたときに掛止部材を引き付けるように作用するバネと、を備える。このような構成によれば、掛止穴に掛止部材を引っ掛けるだけでバネが作用するので、組み立て用のネジや調整ネジなどを使用しなくても強固に横材を固定することができ、ガタつきや横揺れを防止することができる。また、組み立て式棚を解体するときも、掛止穴から掛止部材を取り外すだけでよいので、作業が容易であり、ネジなどの部品を紛失することもない。
なお、バネは、掛止穴に掛止部材を引っ掛けたときに、掛止穴の両側において支柱に接触する板バネであってもよい。このような構成によれば、支柱の両側で接触する板バネによって取付具の傾きを抑制することができるので、ガタつきや横揺れを有効に防止することができる。
また、取付具は、掛止部材およびバネが取り付けられるベース部材を備え、バネは、掛止部材とベース部材とに挟み込まれることでベース部材に固定されるようにしてもよい。このような構成によれば、バネを固定するための新たな部品や加工が必要ないので、製造コストを抑制することができる。
また、取付具は、掛止穴に引っ掛けるために上下に配設された少なくとも2つのフックを備え、バネは、2つのフックの間において掛止部材に取り付けられていてもよい。このような構成によれば、2つ以上のフックで棚板などを安定して支持することができる。また、2つのフックの間に設けられたバネによって2つのフックのガタつきが抑制されるので、複数のバネを使用しなくてもガタつきや横揺れを防止することができる。
また、取付具は、バネの付勢方向と平行に掛止部材を摺動可能に支持するベース部材を備え、バネは、掛止部材のフックをベース部材の方向に引き付けるように付勢していてもよい。このような構成によれば、フックとベース部材とで支柱の周壁を挟み込んで保持できるので、ガタつきや横揺れを有効に防止することができる。
(a)取付具の正面図、(b)パイプを固定した取付具の平面図、(c)パイプを固定した取付具の底面図である。 ベース部材の(a)正面図、(b)側面図である。 バネの(a)正面図、(b)側面図、(c)平面図である。 掛止部材の(a)側面図、(b)背面図である。 (a)取付具を組み付ける前の図、(b)取付具を組み付けた後の図である。 (a)支柱に取付具を取り付ける前の図、(b)支柱に取付具を取り付けている途中の図、(c)支柱に取付具を取り付けた後の図である。 支柱に取付具を取り付けた後の平面図である。 変形例1に係る図であって、(a)支柱に取付具を取り付ける前の図、(b)支柱に取付具を取り付けた後の図、(c)支柱に取付具を取り付けた後の平面図である。 変形例1に係る図であって、(a)取付具を組み付ける前の図、(b)取付具を組み付けた後の図である。 変形例2に係る図であって、(a)取付具を組み付ける前の図、(b)取付具を組み付けた後の図である。 変形例2に係る図であって、(a)パイプを固定した取付具の平面図、(b)支柱に取付具を取り付けた状態の平面図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る組み立て式棚の連結構造は、パイプ状の支柱50の間に横材を架け渡して固定するためのものである。例えば、特に図示しないが、4本の支柱50を床面に垂直に立て、隣り合う支柱50の間に横パイプ40などの長尺材を架け渡すことで、組み立て式棚が構成される。横材として横パイプ40を使用する場合、横パイプ40をハンガーを吊るすために使用してもよいし、棚板を取り付けるために使用してもよいし、単なる補強のために使用してもよい。なお、本実施形態においては、横材として横パイプ40を使用しているが、横材の種類や形状は特に限定されない。横パイプ40の代わりに別の形状の横材(角材やアングル材、棚板そのもの)を使用してもよい。
横パイプ40の両端部には、図1に示すような取付具10が取り付けられている。この取付具10は、横パイプ40を支柱50に取り付けるためのものである。
本実施形態に係る支柱50の側面には、図6に示すように、長手方向に所定間隔で複数の掛止穴51が形成されている。掛止穴51は、上下に縦長の方形の長穴であり、後述する取付具10のフック13aを掛止するために支柱50の周壁を貫通して形成されている。本実施形態においては、支柱50の周方向に90度ずらして複数の掛止穴51(少なくとも2つ、最大4つの掛止穴51)が形成されている。このため、1本の支柱50に対して、同じ高さに90度ずらして複数の取付具10(少なくとも2つ、最大4つの取付具10)を取り付け可能となっている。
本実施形態に係る取付具10は、ベース部材11と、バネ12と、掛止部材13と、からなる。
ベース部材11は、横パイプ40の端部を覆うように取り付けられる有底円筒形状の部材である。このベース部材11は、図2に示すように、円筒状の筒部11aと、筒部11aの底面を形成する取付面11bと、を備えた金属製の部品である。筒部11aの内径は、横パイプ40の先端部を挿入できる径で形成されている。ベース部材11を横パイプ40に取り付けるときには、横パイプ40の先端部を筒部11aの開口から挿入し、両者を圧着させるなどしてベース部材11と横パイプ40とを結合させる。なお、取付面11bには、掛止部材13を取り付けるための取付穴11cが貫通形成されている。
バネ12は、図3に示すような板バネである。このバネ12は、扁平な金属板を曲折して形成されており、中央部12aと、中央部12aの両側に設けられた押さえ部12cと、を備える。中央部12aには、バネ12の取り付けに使用する貫通穴12bが形成されている。両側の押さえ部12cは、左右対称に形成されており、中央部12aの両側から斜め方向に突出している。
掛止部材13は、支柱50の掛止穴51に挿入して引っ掛けられる金属製の板状部材である。この掛止部材13は、図4に示すように、掛止穴51に挿入されるフック13aと、ベース部材11の取付穴11cに挿入される挿入部13bと、を備える。挿入部13bは、フック13aの上端部付近から、フック13aに対してほぼ直角に突出するように設けられている。また、挿入部13bの根元付近には、挿入部13bの上下に張り出すように段差を形成することで、係合部13cが設けられている。この係合部13cは、挿入部13bをベース部材11の取付穴11cに挿入したときに、取付穴11cを通らずに突き当てられる部位である。このように係合部13cが突き当たることで、図5(b)に示すように、フック13aの内側面と取付面11bとの間に所定の間隙Gが生じるように形成されている。
上記したバネ12および掛止部材13は、図5のようにベース部材11に取り付けられる。すなわち、掛止部材13の挿入部13bを、バネ12の貫通穴12bに貫通させ、更にベース部材11の取付穴11cに貫通させる。このとき、バネ12の押さえ部12cは、横パイプ40の先端方向に突出するように取り付けられる。このとき、掛止部材13の係合部13cは、バネ12の貫通穴12bおよびベース部材11の取付穴11cよりも幅広であり、これらの穴を貫通しない。このため、挿入部13bを奥まで挿入すると、係合部13cがバネ12の中央部12aを挟み込んでベース部材11の取付面11bに突き当てられる。言い換えると、バネ12の中央部12aは、掛止部材13の係合部13cとベース部材11の取付面11bとに挟み込まれて保持される。この状態で、バネ12とベース部材11とを貫通した挿入部13bの先端をかしめて、3つの部材を結合する。これにより図5(b)に示すような取付具10が形成される。
この取付具10は、図6に示すように横パイプ40に着脱可能である。この取付具10は、図6(a)に示すように、フック13aの内側面とバネ12の中央部12aとの間に間隙Gが生じるように形成されている。この間隙Gの幅は支柱50の周壁の厚みよりも大きく形成されており、この間隙Gに支柱50の周壁を挿入できるようになっている。また、この間隙Gの両側には、バネ12の押さえ部12cが先端方向に突出している。このため、間隙Gに支柱50の周壁を挿入したときに、両側の押さえ部12cが支柱50の表面に接触して押圧するようになっている。
この取付具10を支柱50に取り付けるときには、図6に示すように、掛止部材13のフック13aを支柱50の掛止穴51に引っ掛けるだけでよい。このように引っ掛けると、図7に示すように、バネ12の押さえ部12cが掛止穴51の両側において支柱50の表面に接触し、支柱50の表面を押圧する。このようにバネ12が支柱50の表面を押圧すると、この押圧の反作用により、取付具10(フック13a)が横パイプ40の反先端方向(図6における右方向)に引き付けられる。このようにフック13aが引き付けられることで、フック13aとバネ12とによって支柱50の周壁が弾性的に挟み込まれるので、取付具10を支柱50に強固に固定することができる。
このように本実施形態によれば、支柱50に対して着脱可能な取付具10は、掛止穴51に挿入されて引っ掛けられる掛止部材13と、掛止穴51に掛止部材13を引っ掛けたときに掛止部材13を引き付けるように作用するバネ12と、を備える。よって、掛止穴51に掛止部材13を引っ掛けるだけでバネ12が作用するので、組み立て用のネジや調整ネジなどを使用しなくても強固に横パイプ40を固定することができ、ガタつきや横揺れを防止することができる。また、組み立て式棚を解体するときも、掛止穴51から掛止部材13を取り外すだけでよいので、作業が容易であり、ネジなどの部品を紛失することもない。
また、バネ12は、掛止穴51に掛止部材13を引っ掛けたときに、掛止穴51の両側において支柱50に接触する板バネである。よって、支柱50の両側で接触する板バネによって取付具10の傾きを抑制することができるので、ガタつきや横揺れを有効に防止することができる。
また、取付具10は、掛止部材13およびバネ12が取り付けられるベース部材11を備え、バネ12は、掛止部材13とベース部材11とに挟み込まれることでベース部材11に固定されている。このような構成によれば、バネ12を固定するための新たな部品や加工が必要ないので、製造コストを抑制することができる。
(変形例1)
上記したような取付具10に代えて、または、上記したような取付具10に加えて、図8および図9に示すような取付具20を使用してもよい。
この取付具20は、図8に示すように、バネ21と、掛止部材22と、を備える。
バネ21は、図3で説明したバネ12と同様の板バネである。すなわち、このバネ21は、扁平な金属板を曲折して形成されており、中央部21aと、中央部21aの両側に設けられた押さえ部21cと、を備える。中央部21aには、バネ21の取り付けに使用する貫通穴21bが形成されている。両側の押さえ部21cは、左右対称に形成されており、中央部21aの両端から斜め方向に突出している。
掛止部材22は、支柱50の掛止穴51に挿入されて引っ掛けられる金属製の板状部材である。この掛止部材22は、掛止穴51に挿入される上部フック22aおよび下部フック22bと、バネ21を取り付けるためのバネ取付部22cと、を備える。上部フック22aおよび下部フック22bは、上下に所定間隔をあけて並設されている。上部フック22aおよび下部フック22bの配設間隔は、支柱50の掛止穴51の配設間隔と等しく設定されている。このため、上部フック22aおよび下部フック22bは、支柱50の長手方向に並設された2つの掛止穴51にそれぞれ同時に引っ掛けられるように形成されている(図8(b)参照)。
バネ取付部22cは、上部フック22aと下部フック22bとの間に設けられた突起である。掛止部材22にバネ21を取り付けるときには、図9に示すように、バネ取付部22cをバネ21の貫通穴21bに貫通させ、バネ取付部22cの先端をかしめることでバネ21を固定する。
なお、本実施形態に係る掛止部材22には、棚板支持部23が取り付けられている。棚板支持部23は、掛止部材22の上面に固定された金属片である。この棚板支持部23は、上面が水平になるように固定されており、上面で棚板を支持できるように構成されている。本実施形態においては、掛止部材22に複数の棚板支持部23を取り付けている。
この取付具20を支柱50に取り付けるときには、図8に示すように、掛止部材22の上部フック22aおよび下部フック22bを支柱50の掛止穴51に引っ掛けるだけでよい。フックを引っ掛けると、図8に示すように、バネ21の押さえ部21cが上部フック22aと下部フック22bとの間で支柱50の表面に接触し、支柱50の表面を押圧する。このようにバネ21が支柱50の表面を押圧すると、この押圧の反作用により、掛止部材22が図8における右方向に引き付けられる。よって、上部フック22aおよび下部フック22bが引き付けられることで、上部フック22aおよび下部フック22bとバネ21とによって支柱50の周壁が弾性的に挟み込まれるので、取付具20を支柱50に強固に固定することができる。
このように本変形例によれば、支柱50に対して着脱可能な取付具20は、掛止穴51に挿入されて引っ掛けられる掛止部材22と、掛止穴51に掛止部材22を引っ掛けたときに掛止部材22を引き付けるように作用するバネ21と、を備える。よって、掛止穴51に掛止部材22を引っ掛けるだけでバネ21が作用するので、組み立て用のネジや調整ネジなどを使用しなくても強固に取付具20を固定することができ、ガタつきや横揺れを防止することができる。また、組み立て式棚を解体するときも、掛止穴51から掛止部材22を取り外すだけでよいので、作業が容易であり、ネジなどの部品を紛失することもない。
また、取付具20は、掛止穴51に引っ掛けるために上下に配設された少なくとも2つのフック(上部フック22aおよび下部フック22b)を備え、バネ12は、2つのフックの間において掛止部材22に取り付けられている。このような構成によれば、2つのフックで棚板などを安定して支持することができる。また、2つのフックの間に設けられたバネ21によって2つのフックのガタつきが抑制されるので、複数のバネ21を使用しなくてもガタつきや横揺れを防止することができる。なお、本実施形態に係る取付具20は2つのフックを備えているが、3つ以上のフックを備えていてもよいことは言うまでもない。
(変形例2)
上記したような取付具10や取付具20に代えて、または、上記したような取付具10や取付具20に加えて、図10および図11に示すような取付具30を使用してもよい。
この取付具30は、ベース部材31と、バネ32と、掛止部材33と、からなる。
ベース部材31は、横パイプ40の端部を覆うように取り付けられる有底円筒形状の部材である。このベース部材31は、図10に示すように、円筒状の筒部31aと、筒部31aの底面を形成する取付面31bと、を備えた金属製の部品である。筒部31aの内径は、横パイプ40の先端部を挿入できる径で形成されている。ベース部材31を横パイプ40に取り付けるときには、横パイプ40の先端部を筒部31aの開口から挿入し、両者を圧着させるなどしてベース部材31と横パイプ40とを結合させる。なお、取付面31bには、掛止部材33を取り付けるための取付穴31cが貫通形成されている。また、取付面31bには、図11に示すように、円弧状に陥没した凹陥部31dが形成されている。この凹陥部31dは、取付具30を支柱50に取り付けたときに支柱50の外周面に密着するように、支柱50の外径と等しい径の円弧状に形成されている。
バネ32は、図3で説明したバネ12と同様の板バネである。すなわち、このバネ32は、扁平な金属板を曲折して形成されており、中央部32aと、中央部32aの両側に設けられた押さえ部32cと、を備える。中央部32aには、バネ32の取り付けに使用する貫通穴32bが形成されている。両側の押さえ部32cは、左右対称に形成されており、中央部32aの両端から斜め方向に突出している。
掛止部材33は、支柱50の掛止穴51に挿入して引っ掛けられる金属製の板状部材である。この掛止部材33は、掛止穴51に挿入されるフック33aと、ベース部材31の取付穴31cに挿入される挿入部33bと、を備える。挿入部33bは、フック33aの上端部付近から、フック33aに対してほぼ直角に突出するように設けられている。また、挿入部33bの根元付近には、挿入部33bの上下に張り出すように段差を形成することで、係合部33cが形成されている。この係合部33cは、挿入部33bをベース部材31の取付穴31cに挿入したときに、ベース部材31の取付面31bに突き当てられる部位であり、このように係合部33cが突き当たることで、フック33aの内側面と取付面31bとの間に所定の間隙Gが生じるように形成されている。
上記したバネ32および掛止部材33は、図10のようにベース部材31に取り付けられる。すなわち、掛止部材33の挿入部33bを、ベース部材31の取付穴31cに貫通させ、更にバネ32の貫通穴32bに貫通させる。このとき、バネ32の押さえ部32cは、先端方向(ベース部材31の裏面に当接する方向)に突出するように取り付けられる。また、掛止部材33の係合部33cは、挿入部33bよりも幅広であるため、ベース部材31の取付穴31cを貫通しない。このため、挿入部33bを奥まで挿入すると、係合部33cがベース部材31の取付面31bに突き当てられる。この状態で、ベース部材31とバネ32とを貫通した挿入部33bの先端をかしめて、3つの部材を結合する。挿入部33bの先端をかしめるときには、バネ32を完全につぶしてしまうのではなく、バネ32が弾性変形できる遊びを設けるようにする。これにより、掛止部材33は、バネ32の付勢方向と平行に摺動可能に、ベース部材31に取り付けられる。以上で、図10(b)に示すような取付具30が形成される。
この取付具30は、図11に示すように横パイプ40に取り付けて使用される。この取付具30は、図10(b)に示すように、フック33aの内側面とバネ32の中央部32aとの間に間隙Gが生じるように形成されている。この間隙Gに支柱50の周壁を挿入できるようになっている。なお、この間隙Gの幅は、自然状態において支柱50の周壁の厚みよりも小さく形成されているが、バネ32の付勢力に抗して掛止部材33をベース部材31に対して摺動させれば、間隙Gの幅を広げることが可能である。間隙Gの幅は、支柱50の周壁の厚みよりも大きく広げることが可能であるため、間隙Gに支柱50の周壁を挿入することが可能となっている。
この取付具30を支柱50に取り付けるときには、掛止部材33のフック33aを支柱50の掛止穴51に引っ掛けるだけでよい。このように引っ掛けると、図11(b)に示すように、バネ32によって掛止部材33のフック33aが引き付けられることで、フック33aとベース部材31の凹陥部31dとによって支柱50の周壁が弾性的に挟み込まれるので、取付具30を支柱50に強固に固定することができる。
このように本変形例によれば、支柱50に対して着脱可能な取付具30は、掛止穴51に挿入されて引っ掛けられる掛止部材33と、掛止穴51に掛止部材33を引っ掛けたときに掛止部材33を引き付けるように作用するバネ32と、を備える。よって、掛止穴51に掛止部材33を引っ掛けるだけでバネ32が作用するので、組み立て用のネジや調整ネジなどを使用しなくても強固に横パイプ40を固定することができ、ガタつきや横揺れを防止することができる。また、組み立て式棚を解体するときも、掛止穴51から掛止部材33を取り外すだけでよいので、作業が容易であり、ネジなどの部品を紛失することもない。
また、取付具30は、バネ32の付勢方向と平行に掛止部材33を摺動可能に支持するベース部材31を備え、バネ32は、掛止部材33のフック33aをベース部材31の方向に引き付けるように付勢している。このような構成によれば、フック33aとベース部材31とで支柱50の周壁を挟み込んで保持できるので、ガタつきや横揺れを有効に防止することができる。
10 取付具
11 ベース部材
11a 筒部
11b 取付面
11c 取付穴
12 バネ
12a 中央部
12b 貫通穴
12c 押さえ部
13 掛止部材
13a フック
13b 挿入部
13c 係合部
20 取付具
21 バネ
21a 中央部
21b 貫通穴
21c 押さえ部
22 掛止部材
22a 上部フック
22b 下部フック
22c バネ取付部
23 棚板支持部
30 取付具
31 ベース部材
31a 筒部
31b 取付面
31c 取付穴
31d 凹陥部
32 バネ
32a 中央部
32b 貫通穴
32c 押さえ部
33 掛止部材
33a フック
33b 挿入部
33c 係合部
40 横パイプ
50 支柱
51 掛止穴
G 間隙

Claims (3)

  1. 側面に掛止穴が形成された支柱と、
    前記支柱に対して着脱可能な取付具と、
    を備え、
    前記取付具は、前記掛止穴に挿入して引っ掛けられる掛止部材と、前記掛止穴に前記掛止部材を引っ掛けたときに前記掛止部材を引き付けるように作用するバネと、前記掛止部材および前記バネが取り付けられるベース部材と、を備え
    前記バネは、前記掛止部材と前記ベース部材とに挟み込まれることで前記ベース部材に固定されていることを特徴とする、組み立て式棚の連結構造。
  2. 前記バネは、前記掛止穴に前記掛止部材を引っ掛けたときに、前記掛止穴の両側において前記支柱に接触する板バネであることを特徴とする、請求項1記載の組み立て式棚の連結構造。
  3. 側面に掛止穴が形成された支柱と、
    前記支柱に対して着脱可能な取付具と、
    を備え、
    前記取付具は、前記掛止穴に挿入して引っ掛けられる掛止部材と、前記掛止穴に前記掛止部材を引っ掛けたときに前記掛止部材を引き付けるように作用するバネと、前記バネの付勢方向と平行に前記掛止部材を摺動可能に支持するベース部材と、を備え
    前記バネは、前記掛止部材のフックを前記ベース部材の方向に引き付けるように付勢していることを特徴とする、組み立て式棚の連結構造。
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