JP7200198B2 - 燃料電池車両 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池及び水素タンクを搭載した燃料電池車両に関する。
従来から、燃料電池及び水素タンクを搭載した車両(以下「燃料電池車両」という)が知られている。燃料電池車両では、水素タンクに充填されたH2ガス(以下「水素」という)が燃料として、空気中のO2ガス(以下「酸素」という)が酸化剤として燃料電池に供給される。燃料電池車両は、燃料電池において水素と酸素とが反応して水(水蒸気)が生成される際に発生する電力を外部に取り出して、駆動用電動機を駆動する電力として利用する。燃料電池車両は、走行時に水蒸気のみを排出し、窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)等の大気汚染物質や地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)を排出しないため、環境に優しい車両として乗用車のみならずトラック等の商用車両においても、その普及が期待されている。例えば、特許文献1には、水素タンク及び二次電池を左右一対のサイドメンバの間の領域に配設した燃料電池車両が記載されている。
他方、燃料電池車両において、水素タンクと燃料電池とを接続する水素配管には、水素タンク及び水素配管の破裂を防止するために、異常発生時等に水素タンク及び/又は水素配管の水素を外部に放出して、水素タンク及び/又は水素配管の内部圧力を減圧する放出口を設けることが求められている。
特開2019-147500号公報
しかしながら、特許文献1には、異常発生時等に水素タンク及び/又は水素配管の水素を外部に放出して、水素タンク及び/又は水素配管の内部圧力を減圧する放出口についての記載はない。一方、当該放出口においては、異常発生時等に水素タンク及び/又は水素配管の水素を外部に放出できるようにするために、異物が詰まることを防ぐ必要がある。さらに、放出口から放出される水素タンク及び/又は水素配管の水素は、客室等の閉鎖空間、ホイールハウジング、車両の前進方向等を避け、安全な方向に放出されることが求められる。
本発明は、放出口にキャップ等の追加部品を設けることなく、放出口に異物が詰まることを抑制しつつ、放出口から水素を安全に放出できる燃料電池車両を提供する。
本発明は、
前後方向に延在する左右一対のサイドメンバを備えたフレーム構造の車体を有し、
燃料電池と、
二次電池と、
前記燃料電池よりも後方に配置され、水素が充填された水素タンクと、
前記燃料電池と前記水素タンクとを接続し、前記水素タンクに充填された前記水素が前記燃料電池へと流れる水素配管と、が搭載された、燃料電池車両であって、
前記水素配管には、前記水素配管を流れる前記水素を外部に放出する放出口が設けられており、
前記二次電池は、
車幅方向において、前記左右一対のサイドメンバの間に配置されており、
前記放出口及び前記水素タンクよりも前方に配置されており、
前記放出口は、
車幅方向において、前記左右一対のサイドメンバの間に配置されており、
一方の前記サイドメンバの方向を向いており、
車幅方向から見て、上下方向前記一方の前記サイドメンバと重なる位置に配置されており、
前後方向から見て、前記二次電池と重なる位置に配置されている
本発明によれば、放出口が向く方向に、一方のサイドメンバが配置される。これにより、放出口にキャップ等の追加部品を設けることなく、放出口に異物が詰まることを抑制できる。さらに、放出口から放出される水素は、サイドメンバに向かって車幅方向の外側方向に放出されるため、放出口から安全に水素を放出できる。このように、放出口にキャップ等の追加部品を設けることなく、放出口に異物が詰まることを抑制しつつ、放出口から水素を安全に放出できる。
本発明の一実施形態の燃料電池車両を示す概略側面図である。 図1の燃料電池車両の概略上面図である。 図2の燃料電池車両のA-A概略断面図である。 図2の燃料電池車両のB-B概略断面図である。
以下、本発明の燃料電池車両の一実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面は、符号の向きに見るものとする。また、以下の説明において、前後、左右、上下の各方向は、車両の運転者から見た方向に従って記載し、図面には、車両の前方をFr、後方をRr、右方をR、左方をL、上方をU、下方をD、として示す。
図1及び図2に示すように、燃料電池車両1は、前後方向に延在する左右一対のサイドメンバ2と、左右のサイドメンバ2間で車幅方向に延びて左右のサイドメンバ2を連結する複数のクロスメンバ3と、によって梯子状に形成されたフレーム構造の車体を有する。左右一対のサイドメンバ2の前端部の上方には、乗員が着席する座席6が内部に設けられた客室4が設けられている。客室4は、燃料電池車両1の前部に配置されている。客室4の後方である左右のサイドメンバ2の上方には、荷台部5が設けられている。客室4の下方には、左右一対の前輪FWが設けられている。前輪FWの後方には、左右一対の後前輪RW1及び後後輪RW2が設けられている。後前輪RW1は、左右それぞれに2つずつの車輪を有し、後後輪RW2は、後前輪RW1の後方で、左右それぞれに2つずつの車輪を有する。後前輪RW1及び後後輪RW2は、左右一対のサイドメンバ2の車幅方向外側に設けられている。
客室4の下方には、燃料電池FCが搭載されている。
燃料電池FCは、例えば、イオン交換膜(プロトン交換膜)を燃料極(アノード)及び酸素極(カソード)からなる一対の電極で挟んだ固体高分子形燃料電池の単セルを有し、セパレータ(バイポーラプレート)を介して単セルを数百セル重ねて直列接続した構造の燃料電池スタックが用いられる。各電極とイオン交換膜との界面付近には白金(Pt)等からなる触媒が層状に設けられ、燃料極に供給された水素は触媒の作用により電子と水素イオン(プロトン)に分解される。電子は燃料極に接続された外部回路に取り出され、水素イオンはイオン交換膜を通過して酸素極に到達する。酸素極では、触媒の作用により水素イオンと空気中の酸素と外部回路を経て到達した電子とが結合して水が生成され、この一連の過程で外部回路に取り出された電子の流れが発電電力として利用される。
燃料電池車両1の客室4の下方には、燃料電池FCが収容される収容空間7が形成されている。客室4の内部と収容空間7とは、水素の流通がないように区画形成されており、収容空間7は、上方が客室4の底部によって形成された天井面に覆われ、後方が開口している。燃料電池FCは、収容空間7に配置されている。
燃料電池車両1の荷台部5の下方には、燃料電池FCで発電された電力を蓄電可能な二次電池BATと、燃料電池FCに供給される水素が圧縮充填された水素タンクTNKと、が搭載されている。したがって、二次電池BAT及び水素タンクTNKは、燃料電池FCよりも後方に配置されている。
二次電池BAT及び水素タンクTNKは、いずれも、車幅方向において、左右一対のサイドメンバ2の間に配置されている。二次電池BATは、水素タンクTNKよりも前方に配置されている。すなわち、二次電池BATは、前後方向において燃料電池FCと水素タンクTNKとの間に配置されている。水素タンクTNKは、最後方に配置された左右一対の車輪である後後輪RW2の後端よりも前方に配置されている。
二次電池BATは、リチウムイオン電池やニッケル水素電池、キャパシタ等の再充電可能な蓄電モジュール11と、蓄電モジュール11を収容する筐体12と、を備える。筐体12は、略直方体形状を有し、水素タンクTNKよりも車幅方向の寸法が大きく、左右一対のサイドメンバ2を連結している。筐体12は、水素タンクTNKよりも高強度の材料で形成されている。
二次電池BATは、筐体12の内部で車幅方向に延び、筐体12の左側面12Lと右側面12Rとを連結する筐体内クロスメンバ13をさらに備える。二次電池BATは、上下方向において、筐体内クロスメンバ13の少なくとも一部がサイドメンバ2と重なる位置となるように配置されている。
したがって、燃料電池車両1が側面衝突した場合、側面衝突による衝突荷重が、筐体内クロスメンバ13を通って、衝突荷重を受けた側と反対側のサイドメンバ2へと伝達するロードパス(荷重経路)が形成されるので、筐体内クロスメンバ13が車体のクロスメンバ3と同様の機能を有し、サイドメンバ2の変形が抑制される。
水素タンクTNKは、前後方向に円筒状に延びるタンク胴部と、タンク胴部の前端を塞ぐ半球状のタンク前端部と、タンク胴部の後端を塞ぐ半球状のタンク後端部と、を一体的に有している。タンク前端部の中央付近には、水素の充填及び放出を行うための充填放出孔21が設けられている。
水素タンクTNKは、車幅方向において、二次電池BATの車幅方向両端面の間、本実施形態では左側面12Lと右側面12Rとの間に配置されている。
したがって、燃料電池車両1が側面衝突した場合、側面衝突による衝突荷重は、水素タンクTNKよりも先に二次電池BATの筐体12に入力されるので、水素タンクTNKは二次電池BATによって保護される。これにより、燃料電池車両1が側面衝突した場合に、水素タンクTNKが損傷することを防止できる。
燃料電池車両1には、燃料電池FCと、水素タンクTNKの充填放出孔21と、を接続し、水素タンクTNKに充填された水素が燃料電池FCへと流れる水素配管Lhが搭載されている。
水素タンクTNKに充填された水素は、水素配管Lhを流れて燃料電池FCに供給され、燃料電池FCにおいて水素と酸素とが反応して水(水蒸気)が生成される際に発生する電力を二次電池BATに蓄電する。二次電池BATに蓄電された電力は、不図示の駆動用電動機に供給され、駆動用電動機は、前輪FW、後前輪RW1及び後後輪RW2の少なくとも1つを駆動する。なお、燃料電池FCにおいて水素と酸素とが反応して水(水蒸気)が生成される際に発生する電力の一部又は全部は、二次電池BATに蓄電されずに直接駆動用電動機に供給されてもよい。
水素配管Lhは、車幅方向において左右いずれか一方のサイドメンバ2の外側を前後方向に延びて前端部が燃料電池FCと接続する第1配管部Lh1と、二次電池BATよりも後方で車幅方向において左右一対のサイドメンバ2の間を前後方向に延びて後端部が水素タンクTNKの充填放出孔21に接続する第2配管部Lh2と、第1配管部Lh1の後端部と第2配管部Lh2の前端部とを接続して車幅方向に延びる第3配管部Lh3と、を有する。本実施形態では、第1配管部Lh1は、車幅方向において右側のサイドメンバ2の外側を前後方向に延びている。本実施形態では、第2配管部Lh2は、二次電池BATよりも後方で、燃料電池車両1の車幅方向略中央を前後方向に延びている。
第2配管部Lh2には、熱作動式過圧防止装置PRD1と、圧力作動式過圧防止装置PRD2と、が設けられている。本実施形態では、熱作動式過圧防止装置PRD1は、第2配管部Lh2の後端部に設けられており、水素タンクTNKの充填放出孔21に直付けされている。圧力作動式過圧防止装置PRD2は、熱作動式過圧防止装置PRD1よりも前方で第2配管部Lh2に設けられている。
水素タンクTNKには、例えば70MPa(約700気圧)程度の高圧で水素が圧縮充填されている。そのため、火災等によって水素タンクTNKの内部温度が上昇した場合、圧縮充填されている水素が膨張して水素タンクTNKが破裂する虞がある。
熱作動式過圧防止装置PRD1は、水素タンクTNKの内部温度が所定温度以上になると、水素タンクTNKに圧縮充填された水素の一部を大気中に短時間で放出するように作動して水素タンクTNKの内部圧力を下げ、水素タンクTNKが破裂するのを回避するための装置である。熱作動式過圧防止装置PRD1は、例えば、熱作動式圧力リリーフ装置(TPRD:Temperature activated Pressure Relief Device)である。
圧力作動式過圧防止装置PRD2は、水素配管Lhの内部圧力が所定圧力以上になると、水素配管Lhを流れる水素の一部を大気中に安全に放出するように作動して、水素タンクTNK及び水素配管Lhの内部圧力を下げ、水素タンクTNK及び水素配管Lhが破裂するのを回避するための装置である。圧力作動式過圧防止装置PRD2は、例えば、所定圧力に達すると自動的に開くリリーフバルブである。
図2~図4に示すように、第2配管部Lh2は、上下方向において左右一対のクロスメンバと重なる位置で、前後方向に延びている。
図2及び図3に示すように、熱作動式過圧防止装置PRD1は、後方視で第2配管部Lh2と重なる位置に設けられた本体部31と、本体部31から車幅方向外側に突出した放出部32と、放出部32の車幅方向外側の先端部に設けられた放出口33と、を備える。本実施形態では、放出部32は、車幅方向において、左右一対のサイドメンバの間に配置されて、本体部31から車幅方向の右側に突出しており、上下方向において、左右一対のサイドメンバ2と重なる位置に配置されている。放出口33は、車幅方向において、左右一対のサイドメンバの間に配置されて、右側のサイドメンバ2の方向を向いており、上下方向において、左右一対のサイドメンバ2と重なる位置に配置されている。熱作動式過圧防止装置PRD1は、水素タンクTNKの内部温度が所定温度に達すると、図3中の矢印に示すように、水素タンクTNKに圧縮充填された水素の一部を、放出口33から右側のサイドメンバ2に向かって放出する。
したがって、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33が向く方向に右側のサイドメンバ2が配置されるので、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33は、右側のサイドメンバ2によって、燃料電池車両1の外部から飛来する異物から保護される。これにより、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33にキャップ等の追加部品を設けることなく、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33に異物が詰まることを抑制できる。さらに、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33から放出される水素は、右側のサイドメンバ2に向かって車幅方向の外側方向に放出されるため、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33から安全に水素を放出できる。このように、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33にキャップ等の追加部品を設けることなく、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33に異物が詰まることを抑制しつつ、熱作動式過圧防止装置PRD1は、放出口33から水素を安全に放出できる。
図2及び図4に示すように、圧力作動式過圧防止装置PRD2は、後方視で第2配管部Lh2と重なる位置に設けられた本体部41と、本体部41に設けられ、左側のサイドメンバ2の方向を向く放出口42と、を備える。本実施形態では、放出口42は、車幅方向において、左右一対のサイドメンバの間に配置されて、左側のサイドメンバ2の方向を向いており、上下方向において、左右一対のサイドメンバ2と重なる位置に配置されている。圧力作動式過圧防止装置PRD2は、第2配管部Lh2の内部圧力が所定圧力に達すると、図4中の矢印に示すように、水素配管Lhを流れる水素の一部を、放出口42から左側のサイドメンバ2に向かって放出する。
したがって、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42が向く方向に左側のサイドメンバ2が配置されるので、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42は、左側のサイドメンバ2によって、燃料電池車両1の外部から飛来する異物から保護される。これにより、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42にキャップ等の追加部品を設けることなく、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42に異物が詰まることを抑制できる。さらに、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42から放出される水素は、左側のサイドメンバ2に向かって車幅方向の外側方向に放出されるため、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42から安全に水素を放出できる。このように、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42にキャップ等の追加部品を設けることなく、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42に異物が詰まることを抑制しつつ、圧力作動式過圧防止装置PRD2は、放出口42から水素を安全に放出できる。
第2配管部Lh2は、前後方向において二次電池BATと水素タンクTNKとの間を前後方向に延びており、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42は、前後方向において二次電池BATと水素タンクTNKとの間に配置されている。
したがって、二次電池BATは、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42、及び水素タンクTNKよりも前方に配置されることとなる。よって、燃料電池車両1が前面衝突した場合に、前面衝突による衝突荷重は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42、及び水素タンクTNKよりも先に二次電池BATに入力されるので、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42、及び水素タンクTNKは、二次電池BATによって保護される。これにより、燃料電池車両1の前面衝突した場合に、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42、及び水素タンクTNKが損傷することを防止できる。
さらに、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42は、二次電池BATよりも後方であって、最後方に配置された左右一対の車輪である後後輪RW2の後端よりも前方に配置される。よって、燃料電池車両1が前面衝突した場合に、前面衝突による衝突荷重は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42よりも先に、二次電池BATに入力されるので、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42は、二次電池BATによって保護される。また、燃料電池車両1が後面衝突した場合に、後面衝突による衝突荷重は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42よりも先に、後後輪RW2に入力されるので、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42は、後後輪RW2によって保護される。これにより、燃料電池車両1が前面衝突及び後面衝突した場合に、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42が損傷することを防止できる。
また、水素タンクTNKは、二次電池BAT、並びに、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42よりも後方であって、後後輪RW2の後端よりも前方に配置される。よって、燃料電池車両1が後面衝突した場合に、後面衝突による衝突荷重は、水素タンクTNKよりも先に後後輪RW2に入力されるので、水素タンクTNKは後後輪RW2によって保護される。さらに、燃料電池車両1が前面衝突した場合に、前面衝突による衝突荷重は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42よりも先に、二次電池BATに入力され、燃料電池車両1が後面衝突した場合に、後面衝突による衝突荷重は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42よりも先に、後後輪RW2及び水素タンクTNKに入力されるので、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42の前方及び後方が保護される。これにより、水素タンクTNKの後方を保護でき、且つ熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42の前方及び後方を保護できる。
図3及び図4に示すように、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42は、前後方向から見て、二次電池BATと重なる位置に配置されている。
したがって、燃料電池車両1が側面衝突した場合、側面衝突による衝突荷重は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42よりも先に二次電池BATに入力されるので、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42は、二次電池BATによって保護される。これにより、燃料電池車両1の側面衝突した場合に、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42が損傷することを防止できる。
また、前述したように、燃料電池車両1が側面衝突した場合、側面衝突による衝突荷重が、筐体内クロスメンバ13を通って、衝突荷重を受けた側と反対側のサイドメンバ2へと伝達するロードパス(荷重経路)が形成されるので、筐体内クロスメンバ13が車体のクロスメンバ3と同様の機能を有し、サイドメンバ2の変形が抑制される。これにより、燃料電池車両1が側面衝突した場合に、左右一対のサイドメンバ2の間に配置される水素タンクTNK、並びに、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33、及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42が損傷することを防止できる。
水素配管Lhは、遮熱部材51によって覆われている。遮熱部材51は、例えば、ゴム、発泡ポリエチレン、グラスウール等によって形成された中空のチューブ状を有し、遮熱部材51の中空内部に水素配管Lhが挿通している。本実施形態では、水素配管Lhは、遮熱部材51の内周面に密接している。
これにより、水素配管Lhは、遮熱部材51によって外部の熱の影響を受けにくくなるので、外部の熱の影響によって水素配管Lhが損傷することを防止できる。
また、図3に示すように、燃料電池車両1には、水素配管Lhの外部であって、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33の近傍に、水素の漏出及び/又は放出を検知する第1水素検知手段HS1が設けられている。具体的には、第1水素検知手段HS1は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33と、右側のサイドメンバ2との間に設けられている。本実施形態では、第1水素検知手段HS1は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33と、右側のサイドメンバ2との間で、右側のサイドメンバ2の車幅方向内側側面に取り付けられている。第1水素検知手段HS1は、水素の漏出及び/又は放出を検知する任意のセンサであってよい。第1水素検知手段HS1は、例えば、水素ガスのPt、Pd触媒による接触燃焼に際して発生する燃焼熱を利用する接触燃焼式センサ、金属酸化物半導体表面での水素ガスの吸着による電気伝導度の変化を利用する半導体式センサ、水素ガスと標準ガス(通常は空気)との熱伝導度の差を利用する気体熱伝導式センサ等であってよい。
熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33から放出される水素は、右側のサイドメンバ2に向かって車幅方向の外側方向に放出され、第1水素検知手段HS1は、放出口33と右側のサイドメンバ2との間に設けられているので、放出口33から水素が放出された場合、第1水素検知手段HS1によって確実に放出口33から水素が放出されたことを検知できる。
このように、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33の近傍に水素の漏出及び/又は放出を検知する第1水素検知手段HS1が設けられていることによって、放出口33から水素が放出された場合、第1水素検知手段HS1によって確実に放出口33から水素が放出されたことを検知できる。
さらに、図4に示すように、燃料電池車両1には、水素配管Lhの外部であって、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42の近傍に、水素の漏出及び/又は放出を検知する第2水素検知手段HS2が設けられている。具体的には、第2水素検知手段HS2は、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42と、左側のサイドメンバ2との間に設けられている。本実施形態では、第2水素検知手段HS2は、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42と、左側のサイドメンバ2との間で、左側のサイドメンバ2の車幅方向内側側面に取り付けられている。第2水素検知手段HS2は、水素の漏出及び/又は放出を検知する任意のセンサであってよい。第2水素検知手段HS2は、例えば、水素ガスのPt、Pd触媒による接触燃焼に際して発生する燃焼熱を利用する接触燃焼式センサ、金属酸化物半導体表面での水素ガスの吸着による電気伝導度の変化を利用する半導体式センサ、水素ガスと標準ガス(通常は空気)との熱伝導度の差を利用する気体熱伝導式センサ等であってよい。
圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42から放出される水素は、左側のサイドメンバ2に向かって車幅方向の外側方向に放出され、第2水素検知手段HS2は、放出口42と左側のサイドメンバ2との間に設けられているので、放出口42から水素が放出された場合、第2水素検知手段HS2によって確実に放出口42から水素が放出されたことを検知できる。
このように、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42の近傍に水素の漏出及び/又は放出を検知する第2水素検知手段HS2が設けられていることによって、放出口42から水素が放出された場合、第2水素検知手段HS2によって確実に放出口42から水素が放出されたことを検知できる。
以上、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
例えば、本実施形態では、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33は、右側のサイドメンバ2の方向を向いているものとしたが、左側のサイドメンバ2の方向を向いていてもよい。同様に、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42は、左側のサイドメンバ2の方向を向いているものとしたが、右側のサイドメンバ2の方向を向いていてもよい。また、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33と、圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42とは、同一のサイドメンバ2の方向を向いていてもよい。
また、例えば、本実施形態では、熱作動式過圧防止装置PRD1及び圧力作動式過圧防止装置PRD2が設けられているものとしたが、熱作動式過圧防止装置PRD1及び圧力作動式過圧防止装置PRD2のいずれか一方は省略されていてもよい。
また、例えば、放出口は、熱作動式過圧防止装置PRD1の放出口33及び圧力作動式過圧防止装置PRD2の放出口42でなくてもよく、水素配管Lhに設けられ、水素配管Lhを流れる水素を外部に放出する任意の放出口であってよい。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を一例として示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 前後方向に延在する左右一対のサイドメンバ(サイドメンバ2)を備えたフレーム構造の車体を有し、
燃料電池(燃料電池FC)と、
前記燃料電池よりも後方に配置され、水素が充填された水素タンク(水素タンクTNK)と、
前記燃料電池と前記水素タンクとを接続し、前記水素タンクに充填された前記水素が前記燃料電池へと流れる水素配管(水素配管Lh)と、が搭載された、燃料電池車両(燃料電池車両1)であって、
前記水素配管には、前記水素配管を流れる前記水素を外部に放出する放出口(放出口33、42)が設けられており、
前記放出口は、
車幅方向において、前記左右一対のサイドメンバの間に配置されており、
一方の前記サイドメンバの方向を向いており、
上下方向において、前記一方の前記サイドメンバと重なる位置に配置されている、燃料電池車両。
(1)によれば、放出口が向く方向に、一方のサイドメンバが配置される。これにより、放出口にキャップ等の追加部品を設けることなく、放出口に異物が詰まることを抑制できる。さらに、放出口から放出される水素は、サイドメンバに向かって車幅方向の外側方向に放出されるため、放出口から安全に水素を放出できる。このように、放出口にキャップ等の追加部品を設けることなく、放出口に異物が詰まることを抑制しつつ、放出口から水素を安全に放出できる。
(2) (1)に記載の燃料電池車両であって、
前記燃料電池車両には、二次電池(二次電池BAT)が搭載されており、
前記二次電池は、
車幅方向において、前記左右一対のサイドメンバの間に配置されており、
前記水素タンクよりも車幅方向の寸法が大きく、
前記水素タンクは、車幅方向において、前記二次電池の車幅方向両端面の間に配置されている、燃料電池車両。
(2)によれば、水素タンクは、車幅方向において、二次電池の車幅方向両端面の間に配置されているので、燃料電池車両が側面衝突した場合に、水素タンクは二次電池によって保護される。これにより、燃料電池車両の側面衝突した場合に、水素タンクが損傷することを防止できる。
(3) (2)に記載の燃料電池車両であって、
前記二次電池は、前記放出口及び前記水素タンクよりも前方に配置されている、燃料電池車両。
(3)によれば、二次電池は、放出口及び水素タンクよりも前方に配置されているので、燃料電池車両が前面衝突した場合に、放出口及び水素タンクは二次電池によって保護される。これにより、燃料電池車両の前面衝突した場合に、放出口及び水素タンクが損傷することを防止できる。
(4) (2)又は(3)に記載の燃料電池車両であって、
前記放出口は、前後方向から見て、前記二次電池と重なる位置に配置されている、燃料電池車両。
(4)によれば、放出口は、前後方向から見て、前記二次電池と重なる位置に配置されているので、燃料電池車両が側面衝突した場合に、放出口は二次電池によって保護される。これにより、燃料電池車両の側面衝突した場合に、放出口が損傷することを防止できる。
(5) (2)~(4)のいずれかに記載の燃料電池車両であって、
前記二次電池は、蓄電モジュール(蓄電モジュール11)と、該蓄電モジュールを収容する筐体(筐体12)と、前記筐体の内部で車幅方向に延び、前記筐体の左側面(左側面12L)と右側面(右側面12R)とを連結する筐体内クロスメンバ(筐体内クロスメンバ13)と、を有し、
前記筐体は、前記左右一対のサイドメンバを連結し、
前記筐体内クロスメンバは、上下方向において、少なくとも一部が前記サイドメンバと重なる位置に配置されている、燃料電池車両。
(5)によれば、二次電池は、筐体の内部で車幅方向に延び、筐体の左側面と右側面とを連結する筐体内クロスメンバを有し、筐体は、左右一対のサイドメンバを連結し、筐体内クロスメンバは、上下方向において、少なくとも一部がサイドメンバと重なる位置に配置されている。したがって、燃料電池車両が側面衝突した場合、側面衝突による衝突荷重が、筐体内クロスメンバを通って、衝突荷重を受けた側と反対側のサイドメンバへと伝達するロードパス(荷重経路)が形成されるので、筐体内クロスメンバが車体のクロスメンバと同様の機能を有し、サイドメンバの変形が抑制される。これにより、燃料電池車両が側面衝突した場合に、水素タンク及び放出口が損傷することを防止できる。
(6) (2)~(5)のいずれかに記載の燃料電池車両であって、
燃料電池車両は、左右一対の車輪(前輪FW、後前輪RW1、後後輪RW2)が前後方向に複数設けられており、
前記放出口は、前記二次電池よりも後方であって、最後方に配置された前記左右一対の車輪(後後輪RW2)の後端よりも前方に配置されている、燃料電池車両。
(6)によれば、放出口は、二次電池よりも後方であって、最後方に配置された左右一対の車輪の後端よりも前方に配置されているので、燃料電池車両が前面衝突した場合に、放出口は二次電池によって保護され、燃料電池車両が後面衝突した場合に、放出口は最後方に配置された左右一対の車輪によって保護される。これにより、燃料電池車両が前面衝突及び後面衝突した場合に、放出口が損傷することを防止できる。
(7) (6)に記載の燃料電池車両であって、
前記水素タンクは、最後方に配置された前記左右一対の車輪(後後輪RW2)の後端よりも前方に配置されており、
前記放出口は、前後方向において前記二次電池と前記水素タンクとの間に配置されている、燃料電池車両。
(7)によれば、水素タンクは、二次電池及び放出口よりも後方であって、最後方に配置された左右一対の車輪の後端よりも前方に配置されているので、燃料電池車両が後面衝突した場合に、水素タンクは最後方に配置された左右一対の車輪によって保護される。さらに、放出口は、燃料電池車両が前面衝突した場合に、二次電池によって保護され、燃料電池車両が後面衝突した場合に、水素タンクと、最後方に配置された左右一対の車輪と、によって保護される。これにより、水素タンクの後方を保護でき、且つ放出口の前方及び後方を保護できる。
(8) (1)~(7)のいずれかに記載の燃料電池車両であって、
前記水素配管には、所定温度以上になると作動して前記水素を放出する熱作動式過圧防止装置(熱作動式過圧防止装置PRD1)が設けられており、
前記放出口は、前記熱作動式過圧防止装置に設けられた放出口(放出口33)である、燃料電池車両。
(8)によれば、放出口は、熱作動式過圧防止装置に設けられた放出口であるので、熱作動式過圧防止装置の放出口にキャップ等の追加部品を設けることなく、熱作動式過圧防止装置の放出口に異物が詰まることを抑制できる。
(9) (1)~(7)のいずれかに記載の燃料電池車両であって、
前記水素配管には、所定圧力以上になると作動して前記水素を放出する圧力作動式過圧防止装置(圧力作動式過圧防止装置PRD2)が設けられており、
前記放出口は、前記圧力作動式過圧防止装置に設けられた放出口(放出口42)である、燃料電池車両。
(9)によれば、放出口は、圧力作動式過圧防止装置に設けられた放出口であるので、圧力作動式過圧防止装置の放出口にキャップ等の追加部品を設けることなく、圧力作動式過圧防止装置の放出口に異物が詰まることを抑制できる。
(10) (1)~(9)のいずれかに記載の燃料電池車両であって、
前記水素配管は、遮熱部材(遮熱部材51)によって覆われている、燃料電池車両。
(10)によれば、水素配管は、遮熱部材によって覆われているので、水素配管の外部の熱の影響によって水素配管が損傷することを防止できる。
(11) (1)~(10)のいずれかに記載の燃料電池車両であって、
前記水素配管の外部であって、前記放出口の近傍に、前記水素の漏出及び/又は放出を検知する水素検知手段(第1水素検知手段HS1、第2水素検知手段HS2)が設けられている、燃料電池車両。
(11)によれば、放出口の近傍に水素の漏出及び/又は放出を検知する水素検知手段が設けられているので、放出口から水素が放出された場合、水素検知手段によって確実に放出口から水素が放出されたことを検知できる。
(12) (11)に記載の燃料電池車両であって、
前記水素検知手段は、前記放出口と前記一方の前記サイドメンバとの間に設けられている、燃料電池車両。
(12)によれば、放出口から放出される水素は、サイドメンバに向かって車幅方向の外側方向に放出され、水素検知手段は、放出口と一方のサイドメンバとの間に設けられているので、放出口から水素が放出された場合、水素検知手段によってより確実に放出口から水素が放出されたことを検知できる。
1 燃料電池車両
2 サイドメンバ
11 蓄電モジュール
12 筐体
12L 左側面
12R 右側面
13 筐体内クロスメンバ
33 放出口
42 放出口
51 遮熱部材
FC 燃料電池
TNK 水素タンク
Lh 水素配管
BAT 二次電池
PRD1 熱作動式過圧防止装置
PRD2 圧力作動式過圧防止装置
HS1 第1水素検知手段(水素検知手段)
HS2 第2水素検知手段(水素検知手段)
FW 前輪(車輪)
RW1 後前輪(車輪)
RW2 後後輪(車輪)

Claims (10)

  1. 前後方向に延在する左右一対のサイドメンバを備えたフレーム構造の車体を有し、
    燃料電池と、
    二次電池と、
    前記燃料電池よりも後方に配置され、水素が充填された水素タンクと、
    前記燃料電池と前記水素タンクとを接続し、前記水素タンクに充填された前記水素が前記燃料電池へと流れる水素配管と、が搭載された、燃料電池車両であって、
    前記水素配管には、前記水素配管を流れる前記水素を外部に放出する放出口が設けられており、
    前記二次電池は、
    車幅方向において、前記左右一対のサイドメンバの間に配置されており、
    前記放出口及び前記水素タンクよりも前方に配置されており、
    前記放出口は、
    車幅方向において、前記左右一対のサイドメンバの間に配置されており、
    一方の前記サイドメンバの方向を向いており、
    車幅方向から見て、上下方向前記一方の前記サイドメンバと重なる位置に配置されており、
    前後方向から見て、前記二次電池と重なる位置に配置されている、燃料電池車両。
  2. 請求項1に記載の燃料電池車両であって
    記二次電池は
    記水素タンクよりも車幅方向の寸法が大きく、
    前記水素タンクは、車幅方向において、前記二次電池の車幅方向両端面の間に配置されている、燃料電池車両。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池車両であって、
    前記二次電池は、蓄電モジュールと、該蓄電モジュールを収容する筐体と、前記筐体の内部で車幅方向に延び、前記筐体の左側面と右側面とを連結する筐体内クロスメンバと、を有し、
    前記筐体は、前記左右一対のサイドメンバを連結し、
    前記筐体内クロスメンバは、車幅方向から見て、上下方向少なくとも一部が前記サイドメンバと重なる位置に配置されている、燃料電池車両。
  4. 請求項のいずれか一項に記載の燃料電池車両であって、
    燃料電池車両は、左右一対の車輪が前後方向に複数設けられており、
    前記放出口は、前記二次電池よりも後方であって、最後方に配置された前記左右一対の車輪の後端よりも前方に配置されている、燃料電池車両。
  5. 請求項に記載の燃料電池車両であって、
    前記水素タンクは、最後方に配置された前記左右一対の車輪の後端よりも前方に配置されており、
    前記放出口は、前後方向において前記二次電池と前記水素タンクとの間に配置されている、燃料電池車両。
  6. 請求項1~のいずれか一項に記載の燃料電池車両であって、
    前記水素配管には、所定温度以上になると作動して前記水素を放出する熱作動式過圧防止装置が設けられており、
    前記放出口は、前記熱作動式過圧防止装置に設けられた放出口である、燃料電池車両。
  7. 請求項1~のいずれか一項に記載の燃料電池車両であって、
    前記水素配管には、所定圧力以上になると作動して前記水素を放出する圧力作動式過圧防止装置が設けられており、
    前記放出口は、前記圧力作動式過圧防止装置に設けられた放出口である、燃料電池車両。
  8. 請求項1~のいずれか一項に記載の燃料電池車両であって、
    前記水素配管は、遮熱部材によって覆われている、燃料電池車両。
  9. 請求項1~のいずれか一項に記載の燃料電池車両であって、
    前記水素配管の外部であって、前記放出口の近傍に、前記水素の漏出及び/又は放出を検知する水素検知手段が設けられている、燃料電池車両。
  10. 請求項に記載の燃料電池車両であって、
    前記水素検知手段は、前記放出口と前記一方の前記サイドメンバとの間に設けられている、燃料電池車両。
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