JP7199983B2 - ワンタッチ取付ハンドル - Google Patents

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Description

本発明は、配電盤や制御盤などの機器を格納する機器格納用キャビネットなどの扉パネルに使用する扉用ハンドルに関し、特に、扉パネルに形成した取付用開口にワンタッチで簡易に取り付けることのできるワンタッチ取付ハンドルに関する。
従来、この種の扉用ハンドルを扉パネルに取り付ける場合、扉パネルに扉用ハンドルのハンドルケースの取付用開口を形成するとともに、その両端部の近接した部位にねじ孔や透孔を穿設し、当該取付用開口にハンドルケースをその背面側から埋め込んだ後、扉パネルの正面側から、ビスをハンドルケ-スの透孔より扉パネルのねじ孔にねじ込むか、扉パネルの背面側から、ビスを扉パネルの透孔よりハンドルケ-スのねじ孔にねじ込むことによって、扉パネルに取り付けている。また、このような扉用ハンドルの取り付けでは、扉パネルにハンドルケ-スの取付用開口と、この開口の両端部に近接してねじ孔や透孔を設ける必要があり、このため孔開け加工をしなければならい上、ビス止めの際に扉パネルの正面側から扉用ハンドルを取付位置に押えていなければならないなど、取付作業の能率が悪いことから、ハンドルケースの正面端部に外周縁が扉パネルの正面に当接する正面板を設け、この正面板の背面側に固定用のブロックをねじにより取り付けて、扉用ハンドルを、ケースの正面板と固定用のブロックとの間に扉パネルの取付用開口の縁部を挟み込んでねじの締め込みにより固定するようにしたものも一般に使用されている。このようにこの種の扉用ハンドルの扉パネルへの取り付けでは、ねじを用いた取り付け形式が主流になっている。このような扉用ハンドル及びその取り付け形式が、特許文献1などに記載されている。
特開平9-53346号公報
しかしながら、上記従来の扉用ハンドルの取り付け形式では、ハンドルケースを扉パネルに取り付ける場合に、ねじを使用するため、ねじをねじ孔に差し込み、締め込む作業が必要で、作業が煩雑にならざるを得ない、という問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、この種の扉用ハンドルにおいて、ハンドルケースを扉パネルに、ねじを使用することなしに、ワンタッチで、簡易に取り付けることができ、取付作業の大幅な向上を図ること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のワンタッチ取付ハンドルは、
正面に開口を有し、前記正面の開口周囲にフランジを有し、扉パネルに取り付けられるハンドルケースと、前記ハンドルケース内に装着されるハンドルレバーと、前記ハンドルケースの背面側に回転軸を介して回転可能に取り付けられるとともに前記ハンドルレバーに作動連結されて、前記ハンドルレバーの操作により、機器格納用キャビネットなどの固定枠体側の受け金などの受け部に対して係脱可能な止め金とを備え、扉パネルに形成された取付用開口に前記ハンドルケースを前記ハンドルケースの背面側から挿入するとともに、前記ハンドルケースのフランジを前記扉パネルの正面側で前記取付用開口の縁部周囲に当接させて固定する取り付け形式の扉用ハンドルであって、
前記ハンドルケースの周面をなす少なくとも相互に対向する2面にそれぞれ凹設される複数のケースフック取付凹部、及び前記各ケースフック取付凹部の両側に形成される複数の一対の軸受と、
前記各ケースフック取付凹部内に嵌合可能に略コマ状に形成され、前記各一対の軸受に対向する両側部間で一方の端部側に回動中心を設けられて当該回動中心に軸挿通部を設けられ他方の端部が円の中心を前記回動中心よりも前記一方の端部側でかつ前記略コマ状の前記各ケースフック取付凹部内に嵌合配置されて外側に表れる外面とは反対側の内面寄りの位置におく円弧状に形成されて、前記外面から前記他方の端部にかけてを係止爪となし、前記各一対の軸受の前記フランジとは反対側の端部間に架け渡される軸を介して回動可能に支持されて、前記係止爪を前記各ケースフック取付凹部から前記ハンドルケースの周面をなす各面の外側に出没可能に配置される複数のケースフックと、
前記各ケースフックと前記各ケースフック取付凹部との間に介装され、前記各係止爪を常態として前記各ケースフック取付凹部から前記ハンドルケースの周面をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢する複数のばね部材と、
を備え、
前記扉用ハンドルの前記扉パネルへの取り付けに当たり、前記ハンドルケースを前記扉パネルの前記取付用開口に前記扉パネルの正面側から背面側へ挿入するとともに、前記ハンドルケースの周面の前記各ケースフックを前記取付用開口の縁部で押圧して前記各ケースフック取付凹部に没入させながら前記取付用開口を前記扉パネルの正面側から背面側へ通し、前記扉パネルの背面側で前記各ケースフックを前記各ケースフック取付凹部から前記ハンドルケースの周面をなす各面の外側へ突出させて、前記扉パネルの正面側で前記フランジを前記取付用開口の縁部周囲に圧接させるとともに、前記扉パネルの背面側で前記各ケースフックの前記各係止爪を前記取付用開口の縁部又は縁部周囲に係止させて、前記扉用ハンドルを前記扉パネルにワンタッチで取り付ける、
ことを要旨とする。
また、このワンタッチ取付ハンドルは各部が次のような構成を備えることが好ましい
(1)各ケースフックは、外面がハンドルケースの周面をなす各面と略平行に形成され、一方の端部が断面略V字形の突状に形成され、内面が前記外面と対称的に前記外面と平行に又は平行よりも少し開く方向に向けて形成される。
)各ケースフックの内面に筒状の孔が形成され、ばね部材として複数のコイルスプリングを採用され、前記各コイルスプリングが一端を前記各フックの孔に保持され、他端を各ケースフック取付凹部の底部に保持されて、前記各ケースフックと前記各ケースフック取付凹部との間に介装される。
この場合、各ケースフックの孔は、ハンドルケースが前記各ケースフックとともに扉パネルの取付用開口に通される前又は後で、前記各ケースフックの係止爪が各ケースフック取付凹部から前記ハンドルケースの周面をなす各面から突出されるときに、各コイルスプリングをフランジ側に凸の円弧状に変形案内可能に、前記各ケースフックの内面に対して所定の角度を付けて形成され、かつ前記孔の前記ケースフックの一方の端部側の内周面の一部が、前記ハンドルケースが前記ケースフックとともに前記取付用開口に通される間で、前記各ケースフックの各係止爪が前記各ケースフック取付凹部に没入されるときに、前記各コイルスプリングを前記フランジとは反対側に凸の円弧状に変形案内可能に、前記孔の奥側から開口側に向けて漸次拡径される所定の角度の傾斜を付けて形成されることが望ましい。
)止め金にその正面、背面間を貫通する取付孔を有し、回転軸の先端に止め金取付部を備え、前記回転軸の前記止め金取付部は、前記回転軸の先端側の周面をなす少なくとも
相互に対向する2面にそれぞれ凹設される複数の止め金フック取付凹部、及び前記各止め金フック取付凹部の両側に形成される一対の軸受と、前記各止め金フック取付凹部内に嵌合可能に略コマ状に形成され、前記各一対の軸受に対向する両側面部間で一方の端部側に回動中心を設けられ、前記各止め金フック取付凹部内に嵌合配置されて外側に表れる外面から他方の端部にかけてを係止爪となし、前記各一対の軸受の先端間に2本並列に架け渡される2つの軸を介して回動可能に支持されて、前記係止爪を前記止め金フック取付凹部から前記回転軸の先端側の周面をなす各面から外側へ出没可能に配置される一対の止め金フックと、前記各止め金フック取付凹部間を貫通して前記各止め金フック間に又は前記各止め金フックと前記各止め金フック取付凹部との間に介装され、前記各係止爪を常態として前記各止め金フック取付凹部から前記回転軸の先端側の周面をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢する一つ又は複数のばね部材とを備え、前記止め金の前記回転軸の前記止め金取付部への取り付けに当たり、前記回転軸を前記止め金の前記取付孔に前記止め金の正面側から背面側へ挿入するとともに、前記回転軸の先端の前記各止め金フックを前記止め金の前記取付孔の縁部で押圧して前記各止め金フック取付凹部に没入させながら前記取付孔を前記止め金の正面側から背面側へ通し、前記止め金の背面側で前記各止め金フックを前記回転軸の先端側の周面をなす各面から外側へ突出させて、前記止め金の正面側で前記ハンドルケースの背面を前記取付孔の縁部周囲に圧接させるとともに、前記止め金の背面側で前記各止め金フックの前記各係止爪を前記取付孔の縁部又は縁部周囲に係止させて、前記止め金を前記回転軸にワンタッチで取り付ける。
この場合、各止め金フックは、一方の端部側の両側部間に回動中心として軸挿通部が設けられ、他方の端部が円の中心を前記回動中心よりも前記一方の端部側でかつ外面とは反対側の内面寄りの位置におく円弧状に形成されることが望ましい。
この場合、各止め金フックは、外面が回転軸の周面をなす各面と略平行に形成され、一方の端部が断面略V字形の突状に形成され、内面が前記外面と対称的に前記外面と平行に又は平行よりも少し開く方向に向けて形成されることが望ましい。
この場合、各止め金フックの内面に筒状の孔が形成され、ばね部材としてコイルスプリングを採用され、前記コイルスプリングが両端を前記各止め金フックの孔に保持されて、前記各止め金フック間に介装されることが望ましい。
この場合、各止め金フックの孔は、回転軸が前記各止め金フックとともに止め金の取付孔に通される前又は後で、前記各止め金フックの前記各係止爪が前記止め金フック取付凹部から外側へ突出されるときに、コイルスプリングをフランジ側に凸の円弧状に変形案内可能に、前記各止め金フックの内面に対して所定の角度を付けて形成され、かつ前記各止め金フックの孔の前記各止め金フックの一方の端部側及び/又は他方の端部側の内周面の一部が、前記回転軸が前記各止め金フックとともに前記止め金の取付孔に通される間で、前記各止め金フックの前記各係止爪が前記各止め金フック取付凹部に没入されるときに、前記コイルスプリングを前記フランジとは反対側に凸の円弧状に変形案内可能に、前記孔の奥側から開口側に向けて漸次拡径される所定の角度の傾斜を付けて形成されることが望ましい。
本発明のワンタッチ取付ヒンジによれば、上記の構成により、扉用ハンドルの扉パネルへの取り付けに当たり、ハンドルケースを扉パネルの取付用開口に扉パネルの正面側から背面側へ挿入するとともに、ハンドルケースの周面の各ケースフックを取付用開口の縁部で押圧して各ケースフック取付凹部に没入させながら取付用開口に扉パネルの正面側から背面側へ通し、扉パネルの背面側で各ケースフックを各ケースフック取付凹部からハンドルケースの周面をなす各面の外側へ突出させて、扉パネルの正面側でフランジを取付用開口の縁部周囲に圧接させるとともに、扉パネルの背面側で各ケースフックの各係止爪を取付用開口の縁部又は縁部周囲に係止させて、扉用ハンドルを扉パネルにワンタッチで取り付けるようにしたので、ハンドルケースを扉パネルに、ねじを使用することなしに、ワンタッチで、簡易に取り付けることができ、取付作業の大幅な向上を図ることができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態におけるワンタッチ取付ハンドル、及び回転軸と止め金とのワンタッチ取付構造の外部構成を示す図((a)は平面図(b)は側面図) 同ワンタッチ取付ハンドル、及び同回転軸と止め金とのワンタッチ取付構造の内部構成、及び背面側の構成を示す図((a)は平面断面図(b)は側面断面図(c)は側面断面図(d)は背面図(e)はワンタッチ取付ハンドルに備えた錠前ユニットのキーを示す正面図) 同ワンタッチ取付ハンドルに用いるケースフックの構成を示す図((a)は側面図(b)は側面断面図(c)は背面図(ケースフックの内面を示す図)) 同ワンタッチ取付ハンドル、及び同回転軸と止め金とのワンタッチ取付構造に用いる止め金の構成を示す図((a)は平面図(b)は正面図) 同ワンタッチ取付ハンドル、及び同回転軸と止め金とのワンタッチ取付構造に用いる回転軸の構成を示す図((a)は先端から見た端面図(b)は平面図(c)は側面図(d)は側面断面図) 同回転軸と止め金とのワンタッチ取付構造に用いる止め金フックの構成を示す図((a)は側面図(b)は側面断面図(c)は背面図(止め金フックの内面を示す図)) 同ワンタッチ取付ハンドルよる扉用ハンドルの扉パネルへの取付方法、及び同回転軸と止め金とのワンタッチ取付構造による止め金の回転軸への取付方法を示す図((a)は平面図(b)は側面図(c)は背面図)
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。
図1にワンタッチ取付ハンドルの全体構成を示している。
図1に示すように、ワンタッチ取付ハンドルH(以下、単にハンドルHという場合がある。)は、基本的に、正面に開口10を有し、正面の開口10周囲にフランジ11を有し、扉パネルに取り付けられるハンドルケース1と、ハンドルケース1内に装着されるハンドルレバー2と、ハンドルケース1の背面側に回転軸3を介して回転可能に取り付けられるとともにハンドルレバー2に作動連結されて、ハンドルレバー2の操作により、機器格納用キャビネットなどの固定枠体側の受け金などの受け部に対して係脱可能な止め金4とを備え、扉パネルに形成された取付用開口にハンドルケース1をハンドルケース1の背面側から挿入するとともに、ハンドルケース1のフランジ11を扉パネルの正面側で取付用開口の縁部周囲に当接させて固定する取り付け形式の扉用ハンドルとして構成される。
そして、このハンドルHでは、特に、ハンドルケース1の周面(周壁又は側壁)12をなす少なくとも相互に対向する2面にそれぞれ凹設される複数のケースフック取付凹部13、及び各ケースフック取付凹部13の両側に形成される複数の一対の軸受14と、各ケースフック取付凹部13内に嵌合可能に略コマ状に形成され、各一対の軸受14に対向する両側面部間で一方の端部側に回動中心C1を設けられ(図3参照)、各ケースフック取付凹部13内に嵌合配置されて外側に表れる外面から他方の端部にかけてを係止爪15Cとなし、各一対の軸受14のフランジ11とは反対側の端部間に架け渡される軸16を介して回動可能に支持されて、係止爪15Cを各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面の外側に出没可能に配置される複数のケースフック15と、各ケースフック15と各ケースフック取付凹部13との間に介装され、各係止爪15Cを常態として各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢する複数のばね部材17(図2参照)とを備える。
このようにして扉用ハンドルの扉パネルへの取り付けに当たり、ハンドルケース1を扉パネルの取付用開口に扉パネルの正面側から背面側へ挿入するとともに、ハンドルケース1の周面12の各ケースフック15を取付用開口の縁部で押圧して各ケースフック取付凹部13に没入させながら取付用開口を扉パネルの正面側から背面側へ通し、扉パネルの背面側で各ケースフック15を各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面の外側へ突出させて、扉パネルの正面側でフランジ11を取付用開口の縁部周囲に圧接させるとともに、扉パネルの背面側で各ケースフック15の各係止爪15Cを取付用開口の縁部又は縁部周囲に係止させて、扉用ハンドルを扉パネルにワンタッチで取り付けるようになっている。
また、図1に回転軸と止め金とのワンタッチ取付構造を併せて示している。
図1に示すように、この回転軸3と止め金4とのワンタッチ取付構造S(以下、単にワンタッチ取付構造Sという場合がある。)は、基本的に、正面に開口10を有し、正面の開口10周囲にフランジ11を有するハンドルケース1を含む扉パネルに取り付けられる取付ベースBと、取付ベースBの正面側に装着されるハンドルレバー2と、取付ベースBの背面側に回転軸3を介して回転可能に取り付けられるとともにハンドルレバー2に作動連結されて、ハンドルレバー2の操作により、機器格納用キャビネットなどの固定枠体側の受け金などの受け部に対して係脱可能な止め金4とを備え、止め金4にその正面、背面間を貫通する取付孔40を有し、回転軸3の先端に止め金取付部3Aを有し、回転軸3先端の止め金取付部3Aを止め金4の取付孔40に止め金4の正面側から背面側へ挿入して固定する形式の扉用ハンドルの回転軸3と止め金4との取付構造Sとして構成される。
そして、このワンタッチ取付構造Sでは、特に、回転軸3の止め金取付部3Aは、回転軸3の先端側の周面32をなす少なくとも相互に対向する2面にそれぞれ凹設される複数の止め金フック取付凹部33、及び各止め金フック取付凹部33の両側に形成される一対の軸受34と、各止め金フック取付凹部33内に嵌合可能に略コマ状に形成され、各一対の軸受34に対向する両側面部間で一方の端部側に回動中心C2を設けられ(図5参照)、各止め金フック取付凹部33内に嵌合配置されて外側に表れる外面から他方の端部にかけてを係止爪35Cとなし、各一対の軸受34の先端間に2本並列に架け渡される2つの軸36を介して回動可能に支持されて、係止爪35Cを止め金フック取付凹部33から回転軸3の先端側の周面をなす各面から外側へ出没可能に配置される一対の止め金フック35と、各止め金フック取付凹部33間を貫通して各止め金フック35間に又は各止め金フック35と各止め金フック取付凹部33との間に介装され、各係止爪35Cを常態として各止め金フック取付凹部33から回転軸3の先端側の周面32をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢する一つ又は複数のばね部材37(図2参照)とを備える。
このようにして止め金4の回転軸3の止め金取付部3Aへの取り付けに当たり、回転軸3を止め金4の取付孔40に止め金4の正面側から背面側へ挿入するとともに、回転軸3の先端の各止め金フック35を止め金4の取付孔40の縁部で押圧して各止め金フック取付凹部33に没入させながら取付孔40を止め金4の正面側から背面側へ通し、止め金4の背面側で各止め金フック35を回転軸3の先端側の周面32をなす各面から外側へ突出させて、止め金4の正面側でハンドルケース1の背面を取付孔40の縁部周囲に圧接させるとともに、止め金14の背面側で各止め金フック35の各係止爪35Cを取付孔40の縁部又は縁部周囲に係止させて、止め金4を回転軸3にワンタッチで取り付けるようになっている。
図2、図3に扉用ハンドルとして平面ハンドルを例示して、平面ハンドルとしてのワンタッチ取付ハンドルH、及びこの平面ハンドルに備える回転軸3と止め金4とのワンタッチ取付構造Sについて具体的に説明する。
図2に示すように、このワンタッチ取付ハンドルHは、平面ハンドルとして、正面に開口10を有し、正面の開口10の周囲にフランジ11を有し、扉パネルに取り付けられるハンドルケース1と、ハンドルケース1に回転可能に挿通されるハンドル軸(回転軸)3に回動軸5を介してハンドルケース1に対して起伏回動可能に装着されるハンドルレバー2と、ハンドルケース1の背面側にハンドル軸3を介して回転可能に取り付けられ、ハンドルレバー2の回転操作によりキャビネット本体などの固定枠体側の受け金などの受け部(図示省略)に対して係脱可能な止め金4とを備え、扉パネルに形成された取付用開口にハンドルケース1をハンドルケース1の背面側から挿入するとともに、ハンドルケース1のフランジ11を扉パネルの正面側で取付用開口の縁部周囲に当接させて取り付け固定され、扉パネルの開閉時にハンドルレバー2をハンドルケース1から引き起こして回転操作することにより止め金4を機器格納用キャビネットなどの受け部に対して係脱し、扉パネルを閉めた後はハンドルレバー2をハンドルケース1上に倒伏して収納する形式になっている。
また、このハンドルHは、ハンドルレバー2の下部側にハンドルケース1側のスライダー挿入部(受け部)111に係脱可能なスライダー(錠止部材)61を有する錠前ユニット(シリンダー錠)6が組み込まれて、ハンドルケース1上にハンドルレバー2が収納された状態で、キーKを錠前ユニット6のキー孔60に挿入し所定の施錠方向に回転操作することにより、ハンドルレバー2側の錠前ユニット6のスライダー61がハンドルケース1側のスライダー挿入部111に挿入されてハンドルレバー2が施錠され、キーKを所定の解錠方向に回転操作することにより、錠前ユニット6のスライダー61がスライダー挿入部111から離脱されてハンドルレバー2が解錠され、さらに、このハンドルHでは、ハンドルレバー2の下部側に錠前ユニット6の上部に隣接してインジケータ7が組み込まれ、このインジケータ7が錠前ユニット6のスライダー61に作動連結されて、錠前ユニット6のキーKの回転操作に連動して、ハンドルレバー2が錠前ユニット6により錠止された場合のハンドルレバー2のロック状態と、ハンドルレバー2の錠前ユニット6による錠止が解除された場合のハンドルレバー2のアンロック状態とを切り替え表示するようになっている。
そして、このハンドルHの場合、ハンドルケース1は、亜鉛ダイカストやアルミニウムなどにより、全体として縦に長い略長方形状で正面に開口10を有する浅底のケース形に形成されて、正面の開口10と、背面部(底部)1aと、4側面部(上面部1b、左右側面部1c、1d、下面部1e)とからなり、正面の開口10周囲全周にフランジ11が張り出され、背面部1aの上部には軸挿通穴101が穿たれるとともにこの軸挿通穴101に連通して無底の円筒部102を後方に突出形成されてハンドル取付部103が設けられ、背面部1aの下部側には後述するハンドルレバー2下部の錠前ユニット収納部23を挿通可能に通し穴104が穿たれるとともにこの通し穴104に連通してハンドルレバー2下部の錠前ユニット収納部23を嵌挿可能に有底の角筒部105を後方に突出形成されてハンドルレバー収納凹部106が設けられ、背面部1aの正面側がハンドルレバー収納部107として構成される。このハンドルケース1の上部ハンドル取付部103に、先端に止め金取付部3Aを有し、基端に軸受3Bを有するハンドル軸3が挿着されて、先端の止め金取付部3Aがハンドル取付部103の背面部開口から突出され、基端の軸受3Bが軸挿通穴101からハンドル取付部103の正面部側に突出される。
また、ハンドルレバー2は、亜鉛ダイカストやアルミニウムなどにより、全体として縦に長い略長方形状で薄厚のプレート状に形成されて、正面部2aと、背面部2bと、4側面部(上面部2c、左右側面部(図示省略)、下面部2f)とからなり、背面部2bの上部に軸受20、下部側に錠前ユニット6を挿通可能に穴21が穿たれるとともにこの穴21に連通して錠前ユニット6を装着可能に内周面を円筒形とする有底の角筒部22を形成されて錠前ユニット収納部23が設けられ、ハンドルレバー2の上下方向中間部から下部先端側にかけてがグリップ部24になっている。このハンドルレバー2は上部の軸受20がハンドルケース1のハンドル取付部103に挿着されたハンドル軸3の軸受3Bにステンレスバネ鋼からなる曲面板バネ38を介装されて回動軸5を介して連結される。このようにしてハンドルレバー2はハンドルケース1に起伏回動可能に取り付けられ、ハンドルレバー2をハンドルケース1から引き起こすと、ハンドルレバー2が任意の引き起こし位置に保持され、ハンドルレバー2をハンドルケース1上に倒伏し当接させると、この倒伏位置にハンドルレバー2が保持される。
なお、この場合、ハンドルレバー2の背面部2bの上部基端側でハンドルケース1に対向する部位、特に、ハンドルケース1に対してハンドルレバー2を起伏させて回動した際にハンドルレバー2の背面部2bがハンドルケース1の正面部に摺接する可能性のある部位(この場合、軸受20の下部)に保護部材取付部25が設けられて、この保護部材取付部25に弾性、柔軟性、耐摩耗性、摺動性に優れた合成樹脂材からなる保護部材26が取り付けられる。このようにしてハンドルレバー2の操作の際に、ハンドルレバー2の背面部2bがハンドルケース1の正面に摺接しても、ハンドルレバー2の背面部2bの保護部材26がハンドルケース1の正面に小さい摩擦抵抗で接触して円滑に摺動するので、ハンドルレバー2とハンドルケース1の金属同士の噛み合いをなくして、相互に損傷するのを防止する。
このような平面ハンドルとしてのワンタッチ取付ハンドルHは、既述のとおり、複数のケースフック取付凹部13、及び複数の一対の軸受14と、複数のケースフック15と、複数のばね部材17とを備える。
複数のケースフック取付凹部13はハンドルケース1の周面12、すなわち、4側面部をなす少なくとも相互に対向する2面にそれぞれ凹設される。
この場合、ケースフック取付凹部13はハンドルケース1の上面部1bの幅方向中央に1箇所、下面部1eの幅方向中央に1箇所、左右各側面部1c、1dの高さ方向中央にそれぞれ2箇所ずつ並列に、合計6箇所に背面部1a側を開口して凹設される。また、この場合、ハンドルケース1の上面部1b、下面部1eの各ケースフック取付凹部13は断面コ字形に形成され、その底部の中央には溝を形成されてばね受け部が併せて設けられる。ハンドルケース1の左右各側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13はそれぞれ、断面コ字形に形成され、その底部の中央に溝を形成されてばね受け部が併せて設けられる。また、左右各側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13にあっては、ハンドルケース1の背面部1aにおける(各ケースフック取付凹部13の)開口縁部のうち底部側の縁部に沿って底部の後端延長上に少し突出する立ち上がり部131が形成される。この場合、各立ち上がり部131は底部の縁部方向に長い長方形で幅狭の板状に形成され、その高さは後述するフック保持プレート132の厚さと略同じである。
複数の一対の軸受14は各ケースフック取付凹部13の両側に形成される。
この場合、ハンドルケース1の上面部1b、下面部1eの各ケースフック取付凹部13では、左右両側に一対の軸受14が形成され、左右の各軸受14の(ハンドルケース1の)フランジ11とは反対側の端部に軸挿通部140が各軸受14の内面(ケースフック取付凹部13の内側面)と外面(ハンドルケース1の左右各側面部1c、1dの上部、下部)との間を貫通して形成される。ハンドルケース1の左右各側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13では、上下両側に一対の軸受14が形成され、上下の各軸受14の(ハンドルケース1の)フランジ11とは反対側の端部に断面略U字形の溝形の軸挿通部141が形成される。また、左右各側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13にあっては、溝形の軸挿通部141を軸挿通部としてその開口を塞いで、後述するケースフック15をケースフック取付凹部13に保持するために、各ケースフック取付凹部13に共通の1枚のフック保持プレート132か併用される。この場合、フック保持プレート132は、ハンドルケース1の背面部1aに開口される左右各側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13をその開口周囲(各軸挿通部141を含む)を含めて被覆可能な大きさの縦に長い長方形のステンレス鋼製のプレートから各ケースフック取付凹部13の各開口縁部及び底部側の縁部の各立ち上がり部131の内向きの側面に沿って4つの四角形の切り欠き133を形成されて構成される。このフック保持プレート132の左右の各切り欠き133間にねじ挿通孔134が2つ穿設され、ハンドルケース1の背面部1aの左右の各ケースフック取付凹部13間にねじ孔136が切られて、フック保持プレート132はハンドルケース1の背面部1aにフック保持プレート132の各ねじ挿通孔134に通されるねじ135をハンドルケース1の背面部1aの各ねじ孔136に締結されて取り付けられ、このフック保持プレート132により、左右の各側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13の上下両側に設けられた各軸受14の溝形の軸挿通部141の背面部1a側の開口を覆い塞ぐようになっている。
複数のケースフック15はそれぞれ、各ケースフック取付凹部13内に嵌合可能に略コマ状に形成され、各一対の軸受14に対向する両側部間で一方の端部側に回動中心C1を設けられ(図3参照)、各ケースフック取付凹部13内に嵌合配置されて外側に表れる外面から他方の端部にかけてを係止爪15Cとなし、各一対の軸受14のフランジ11とは反対側の端部間に架け渡される軸16を介して回動可能に支持されて、係止爪15Cを各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面の外側に出没可能に配置される。
この場合、各ケースフック15は、図3に示すように、軸支側となる一方の端部15a側の両側面部15b、15c間に回動中心C1として軸挿通部140が設けられ、その反対の他方の端部15fが、円の中心を当該回動中心C1よりも一方の端部15a側を取り、かつ外面15dとは反対側の内面15e寄りの位置におく円弧状に形成される。また、各ケースフック15は、外面15dがハンドルケース1の周面12をなす各面と略平行に形成される。一方の端部15a、つまり、外面15dの一端と内面15eの一端との間が断面略V字形の突状に形成されて外面15dに連続する一方の面が所定の円弧状の面に、内面15eに連続する他方の面は所定の角度を付けた傾斜面に形成される。なお、この内面15eに連続する他方の面は外面15dに連続する一方の面との間に所定の角度を付けられて、ケースフック取付凹部13の底部に係合可能なストッパー151になっており、このストッパー151とケースフック取付凹部13の底部との衝接係合により、各ケースフック15の各ケースフック取付凹部13から突出方向への過度の回動、すなわち各ケースフック15の各ケースフック取付凹部13からの飛び出し(図2参照)が規制されるようになっている。そして、内面15eが外面15dと対称的に外面15dと平行に又は平行よりも少し開く方向に向けて、この場合は、平行よりも少し開く方向に向けて形成される。なお、ここで各ケースフック15の外面15d、内面15eは四角形の平面に、左右の各側面部15b、15cは外面15d、内面15eの幅よりも幅狭の四角形の平面に、一方の端部15aは断面略V字形で、この場合、外面15dに連続する一方の面は所定の円弧状の面に、内面15eに連続する他方の面は所定の角度を付けた傾斜面(ストッパー151)に、他方の端部15fは外面15d、内面15eの幅よりも幅狭の四角形で断面円弧状の面になっている。このようなケースフック15の形状により、ハンドルケース1の周面12の限られたスペースに形成されたケースフック取付凹部13に合わせて小型に形成してケースフック取付凹部13に取り付けることができる。
このようにして上下の各ケースフック15は、図2に示すように、上面部1b、下面部1eの各ケースフック取付凹部13に、左右の各軸受14の軸挿通部140と各ケースフック15の軸挿通部150との間に挿通される軸16、この場合、ステンレス製のスプリングピンを介して軸支されて、各係止爪15Cが各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす上面部1b、下面部1eの外側に出没可能に配置され、左右の各ケースフック15は、左右の各側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13に、上下の各軸受14の溝形の軸挿通部141と各ケースフック15の軸挿通部150との間に軸16、この場合、ステンレス製のスプリングピンを挿通され、ハンドルケース1の背面部1aにフック保持プレート132がねじ止めされることにより、このフック保持プレート132により保持される各スプリングピンを介して軸支されて、各係止爪15Cが各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす左右各側面部1c、1dの外側に出没可能に配置される。
また、この場合、複数のばね部材17に後述のとおりコイルスプリング(以下、コイルスプリング17という。)を採用されるため、図3に示すように、各ケースフック15の内面15eに有底(円)筒状の孔152が形成され、各コイルスプリング17が一端を各ケースフック15の孔152に保持され、他端を各ケースフック取付凹部13の底部に保持されて、各ケースフック15と各ケースフック取付凹部13との間に介装される。
ここで各ケースフック15の孔152は、ハンドルケース1が各ケースフック15とともに扉パネルの取付用開口に通される前又は後で、各ケースフック15の係止爪15Cが各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面から突出されるときに、各コイルスプリング17をフランジ11側に凸の円弧状に変形案内可能に、各ケースフック15の内面15eに対して所定の角度を付けて形成され、かつ孔152のケースフック15の一方の端部15a側の内周面の一部が、ハンドルケース1がケースフック15とともに取付用開口に通される間で、各ケースフック15の係止爪15Cが各ケースフック取付凹部13に没入されるときに、各コイルスプリング17をフランジ11とは反対側に凸の円弧状に変形案内可能に、孔152の奥側から開口側に向けて漸次拡径される所定の角度の傾斜を付けて形成される。
複数のばね部材17は、既述のとおり、コイルスプリング17が採用され、各ケースフック15と各ケースフック取付凹部13との間に介装され、各係止爪15Cを常態として各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢する。
この場合、各コイルスプリング17は、一端が各ケースフック取付凹部13の底部のばね受け部に取り付けられ、他端が各ケースフック15の孔152の底部のばね受け部に取り付けられて、各ケースフック15と各ケースフック取付凹部13との間に介装され、各係止爪15Cを常態として各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢し、そして、既述のとおり、各ケースフック15のストッパー151と各ケースフック取付凹部13の底部との衝接係合により、各ケースフック15の各ケースフック取付凹部13から突出方向への過度の回動、すなわち各ケースフック15の各ケースフック取付凹部13からの飛び出しを規制する。
このようにして扉用ハンドルの扉パネルへの取り付けに当たり、ハンドルケース1を扉パネルの取付用開口に扉パネルの正面側から背面側へ挿入するとともに、ハンドルケース1の周面12の各ケースフック15を取付用開口の縁部で押圧して各ケースフック取付凹部13に没入させながら取付用開口を扉パネルの正面側から背面側へ通し、扉パネルの背面側で各ケースフック15を各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面の外側へ突出させて、扉パネルの正面側でフランジ11を取付用開口の縁部周囲に圧接させるとともに、扉パネルの背面側で各ケースフック15の各係止爪15Cを取付用開口の縁部又は縁部周囲に係止させて、扉用ハンドルを扉パネルにワンタッチで取り付けるようになっている。
図7にこのハンドルHの扉パネルPに対する取り付け方法を示している。
ここで、扉パネルPには予め所定の位置にハンドルHの取付用開口P0をハンドルケース1が嵌挿可能に縦に長い長方形状に形成してある。この場合、扉パネルPに従来のようなねじ穴や透孔は、不要のため、設けていない。
なお、ハンドルHは、扉パネルPに取り付ける前の通常の状態では、ハンドルケース周面12の各ケースフック15は各ケースフック15と各ケースフック取付凹部13との間のコイルスプリング17により外側方向に回動付勢されて、各ケースフック15の係止爪15Cが各ケースフック取付凹部13からハンドルケース周面12の各面の外側へ弾性的に突出され、また、各ケースフック15の一方の端部15aの内面15e側に設けたストッパー151(図3参照)と各ケースフック取付凹部13の底部との衝接係合により、各ケースフック15の各ケースフック取付凹部13からの過度の飛び出しが防止される。
図7において、ハンドルHを扉パネルPへ取り付けるに当たり、まず、ハンドルケース1のフランジ11の背面にケースパッキン110を被着し、ハンドルケース1を縦向きにして扉パネルPの取付用開口P0の向きに合せ、ハンドルケース1を各ケースフック15とともに扉パネルPの取付用開口P0に差し込み、押し込む(ワンプッシュする)。
このようにすると、ハンドルケース1の周面12は、つまり、ハンドルケース1の上面部1b、下面部1e、左右両側面部1c、1dの各面が背面部1a側の一端から中間へ、中間から正面部側の他端へ、扉パネルPの取付用開口P0の短辺方向及び長辺方向の各縁部を摺動しつつ、扉パネルPの取付用開口P0を通過する。この間、ハンドルケース1の上面部1a、下面部1e、左右両側面部1c、1dの各面から外側に突出される各ケースフック15の各係止爪15Cが扉パネルPの取付用開口P0の短辺方向及び長辺方向の各縁部に接触して押圧され、各係止爪15Cが各ケースフック15と各ケースフック取付凹部13との間のコイルスプリング17の付勢力に抗して(コイルスプリング17を圧縮しながら)ハンドルケース1の上面部1b、下面部1e、左右両側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13に向けて回動し、各ケースフック取付凹部13内に没入されていく。そして(ハンドルケース1が扉パネルPの取付用開口P0に押し込まれた瞬間)、各ケースフック15の各係止爪15Cが完全に各ケースフック取付凹部13内に没入されて、ハンドルケース1が扉パネルPの取付用開口P0を完全に通過し、ハンドルケース1の正面開口10の全周縁部周囲のフランジ11がケースパッキン110を介して扉パネルPの正面側で取付用開口P0の全周縁部の周囲に当接するとともに、各ケースフック取付凹部13内の各ケースフック15は扉パネルPの取付用開口P0の通り抜けにより扉パネルPの背面側で各ケースフック15と各ケースフック取付凹部13との間のコイルスプリング17の付勢力(コイルスプリング17の弾性復帰)により各ケースフック15の各係止爪15Cがハンドルケース1の上面部1b、下面部1e、左右両側面部1c、1dの各ケースフック取付凹部13から外側方向へ回動し、各ケースフック取付凹部13から外側に突出されて、扉パネルPの取付用開口P0の短辺方向及び長辺方向の各縁部に弾性係止される。ここで、このハンドルHは、図3に示したように、各ケースフック15の回動中心C1が各ケースフック15の一方の端部15a側でかつ外面15dと内面15eとの間の少し内面15e寄りに設けられ、各ケースフック15の他方の端部15fが円の中心を各ケースフック15の回動中心C1よりも各ケースフック15の一方の端部15aに近くかつ内面15e寄りの位置におく円弧状に形成されたことで、各ケースフック15は、各係止爪15Cの外側への回動とともに各係止爪15Cの円弧状の部分が扉パネルPの取付用開口P0の縁部に向けて迫り出して、取付用開口P0の短辺方向及び長辺方向の各縁部に食い込み、これにより、ハンドルケース1の正面側のフランジ11は(防水パッキン110を介して)扉パネルPの正面側で取付用開口P0の全周縁部の周囲に引き寄せられて圧接され、ハンドルHが扉パネルPに強固に取り付け固定される。このようにしてハンドルHを扉パネルPにワンタッチで簡易にかつ確実に固定することができる。
この平面ハンドルとしてのワンタッチ取付ハンドルHにおいて、ハンドル軸(回転軸)3と止め金4とのワンタッチ取付構造Sは、止め金4の正面、背面間を貫通して形成される取付孔40と、ハンドル軸3の先端に設けられる止め金取付部3Aとにより構成される。
止め金4は、図4に示すように、鉄又はステンレスのプレートからプレス加工(打ち抜き加工)により一体に成形され、正面視及び背面視横向きの略L形に形成されて、水平部41と、垂直部42とを有し、水平部41の垂直部42側の端部近傍にハンドル軸3先端の止め金取付部3Aに対応する取付孔40が形成される。この場合、取付孔40は角形(略四角形)に形成される。
このようにして止め金4はハンドル軸3先端の止め金取付部3Aに回転不能に取り付けられて、ハンドルレバー2を任意の引き起こし位置で所定の開方向に回すことにより、ハンドルレバー2とハンドル軸3の間の回動軸5を介してハンドル軸3を同方向に一体回転して、止め金4がキャビネット本体などの固定枠体側の受け金に係合し、ハンドルレバー2をこれとは反対の閉方向に回すと、回動軸5を介してハンドル軸3を同方向に一体回転して、止め金4がキャビネット本体などの固定枠体側の受け金から離脱するようになっている。
ハンドル軸3は、図5に示すように、先端の基本形状が角形、この場合、断面四角形で所定の長さに形成され、止め金取付3A部はこのハンドル軸3の角形の先端に、既述のとおり、複数の止め金フック取付凹部33、及び複数の軸受34と、複数の止め金フック35(図2参照)と、一つ又は複数のばね部材37(図2参照)とを備えて構成される。
複数の止め金フック取付凹部33はハンドル軸3の先端側の周面32をなす少なくとも相互に対向する2面にそれぞれ凹設される。
この場合、止め金フック取付凹部33はハンドル軸3先端の上面部321、下両部322の幅方向中央に1箇所ずつ、合計2箇所に先端面を開口して凹設される。また、この場合、ハンドル軸3先端の上面部321、下面部322の各ケースフック取付凹部33は断面コ字形に形成され、その底部の後部側(ハンドル軸3の基端寄り)には底部の長さ方向に長い長円形の孔からなるばね通し部320が形成される。
複数の一対の軸受34は各止め金フック取付凹部33の両側に形成される。
この場合、ハンドル軸3先端の上面部321、下面部322の各止め金フック取付凹部33では、左右両側に一対の軸受34が形成され、左右の各軸受34の先端側に軸挿通部340が各軸受34の内面(止め金フック取付凹部33の内側面)と外面(ハンドル軸3先端の左右各側面部)との間を貫通して形成される。
複数の止め金フック35はそれぞれ、図6に示すように、各止め金フック取付凹部33内に嵌合可能に略コマ状に形成され、各一対の軸受34に対向する両側面部35b、35c間で一方の端部35a側に回動中心C2を設けられ、各止め金フック取付凹部33内に嵌合配置されて外側に表れる外面35dから他方の端部35fにかけてを係止爪35Cとなし、各一対の軸受34の先端間に上下並列に架け渡される2つの軸36を介して回動可能に支持されて、各係止爪35Cを止め金フック取付凹部33からハンドル軸3先端の周面32をなす各面(上面部321、下面部322)の外側へ出没可能に配置される。
この場合、各止め金フック35は、軸支側となる一方の端部35a側の両側部35b、35c間に回動中心C2として軸挿通部350が設けられ、その反対の他方の端部35fが、円の中心を当該回動中心C2よりも一方の端部35a側でかつ外面35dとは反対側の内面35e寄りの位置におく円弧状に形成される。
また、各止め金フック35は、外面35dがハンドル軸3先端の周面32をなす各面と略平行に形成される。一方の端部35a、つまり、外面35dの一端と内面35eの一端との間は断面略V字形の突状に形成されて外面35dに連続する一方の面が所定の円弧状の面に、内面35eに連続する他方の面は所定の角度を付けた傾斜面に形成される。なお、この内面35eに連続する他方の面は外面35dに連続する一方の面との間に所定の角度を付けられて、止め金フック取付凹部33の底部に係合可能なストッパー351になっており、このストッパー351と止め金フック取付凹部33の底部との衝接係合により、各止め金フック35の各止め金フック取付凹部33から突出方向への過度の回動、すなわち各止め金フック35の各止め金フック取付凹部33からの飛び出しが規制されるようになっている。そして、内面35eが外面35dと対称的に外面35dと平行に又は平行よりも少し開く方向に向けて、この場合は、平行よりも少し開く方向に向けて形成される。なお、ここで各止め金フック35の外面35d、内面35eは四角形の平面に、左右の各側面部35b、35cは外面35d、内面35eの幅よりも幅狭の四角形の平面に、一方の端部35aは断面略V字形で、この場合、外面35dに連続する一方の面は所定の円弧状の面に、内面35eに連続する他方の面は所定の角度を付けた傾斜面(ストッパー351)に、他方の端部35fは外面35d、内面35eの幅よりも幅狭の四角形で断面円弧状の面になっている。このような止め金フック35の形状により、ハンドル軸3先端の周面32の限られたスペースに形成された止め金フック取付凹部33に合わせて小型に形成し、止め金フック取付凹部33に取り付けることができる。
このようにして上下の各止め金フック35は、上面部321、下面部322の各止め金フック取付凹部33に、左右の各軸受34の軸挿通部340と各止め金フック35の軸挿通部350との間に挿通される軸36、この場合、ステンレス製のスプリングピンを介して軸支されて、各係止爪35Cが各止め金フック取付凹部33からハンドル軸3先端の周面32をなす上面部321、下面部322の外側へ出没可能に配置される。
また、この場合、一つ又は複数のばね部材37に後述のとおりコイルスプリング(以下コイルスプリング37という。)が一つ用いられるため、各止め金フック35の内面35eに有底(円)筒状の孔352が形成され、一つのコイルスプリング37が両端を各止め金フック35の孔352に保持され、各止め金フック35間に介装される。
ここで各止め金フック35の孔352は、ハンドル軸3の先端が各止め金フック35とともに止め金4の取付孔40に通される前又は後で、各止め金フック35の各係止爪35Cが各止め金フック取付凹部33からハンドル軸3先端の周面32をなす各面から外側へ突出されるときに、コイルスプリング37をハンドルケース1のフランジ11側に凸の円弧状に変形案内可能に、各止め金フック35の内面35eに対して所定の角度を付けて形成され、かつ各止め金フック35の孔352の各止め金フック35の一方の端部35a側及び他方の端部35f側の内周面の一部が、ハンドル軸3の先端が各止め金フック35とともに止め金4の取付孔40に通される間で、各止め金フック35の各係止爪35Cが各止め金フック取付凹部33に没入されるときに、コイルスプリング37をハンドルケース1のフランジ11とは反対側に凸の円弧状に変形案内可能に、孔352の奥側から開口側に向けて漸次拡径される所定の角度の傾斜を付けて形成される。
一つ又は複数のばね部材37は各止め金フック取付凹部33間を貫通して各止め金フック35間に又は各止め金フック35と各止め金フック取付凹部33との間に介装され、各係止爪35Cを常態として各止め金フック取付凹部33からハンドル軸3の先端側の周面32をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢する。
この場合、一つのコイルスプリング37が用いられ、コイルスプリング37は、ハンドル軸3先端の上面部321、下面部322の各止め金フック取付凹部33間のばね通し部320を通じて一端が上面部321のケースフック取付凹部33内の止め金フック35の孔352の底部に取り付けられ、他端が下面部322のケースフック取付凹部33内の止め金フック35の孔352の底部に取り付けられて、上下の各止め金フック35間に介装され、各止め金フック35の各係止爪35Cを常態として各止め金フック取付凹部33からハンドル軸3先端の周面32をなす上面部321、下面部322の外側へ突出可能に回動付勢し、そして、既述のとおり、各止め金フック35のストッパー351と各止め金フック取付凹部33の底部との衝接係合により、各止め金フック35の各止め金フック取付凹部33から突出方向への過度の回動、すなわち各止め金フック35の各止め金フック取付凹部33からの飛び出しを規制される。
なお、ここではハンドル軸3先端の止め金取付部3Aに一対の止め金フック35が1組設けられているため、コイルスプリング37は一つのみ用いられたが、一対の止め金フック35が2組以上設けられることで、複数のコイルスプリングが採用される
このようにして止め金4のハンドル軸3先端の止め金取付部3Aへの取り付けに当たり、ハンドル軸3を止め金4の取付孔40に止め金4の正面側から背面側へ挿入するとともに、ハンドル軸3の先端の各止め金フック35を止め金4の取付孔40の縁部で押圧して各止め金フック取付凹部33に没入させながら取付孔40を止め金4の正面側から背面側へ通し、止め金4の背面側で各止め金フック35をハンドル軸3先端の周面32をなす各面から外側へ突出させて、止め金4の正面側でハンドルケース1(ハンドル取付部103)の背面を取付孔40の縁部周囲に圧接させるとともに、止め金4の背面側で各止め金フック35の各係止爪35Cを取付孔40の縁部又は縁部周囲に係止させて、止め金4をハンドル軸3にワンタッチで取り付けるようになっている。
図7に止め金4のハンドル軸3先端の止め金取付部3Aに対する取り付け方法を併せて示している。
なお、止め金取付部3Aは、止め金4を止め金取付部3Aに取り付ける前の通常の状態では、ハンドル軸3の先端周面32の各止め金フック35が各止め金フック35間のコイルスプリング37により相互に外側方向に回動付勢されて、各止め金フック35の各係止爪35Cが各止め金フック取付凹部33からハンドル軸3の先端周面32の各面の外側へ弾性的に突出され、また、各止め金フック35の一方の端部35aの内面35e側のストッパー351と各止め金フック取付凹部33の底部との衝接係合により、各止め金フック35の各止め金フック取付凹部33からの過度の飛び出しが防止される。
図7において、止め金4をハンドル軸3の先端に取り付けるに当たり、まず、止め金4の取付孔40とハンドル軸3の先端の上下の向きを合せて、ハンドル軸3の先端を止め金フック35とともに止め金4の取付孔40に差し込み、押し込む(ワンプッシュする)。
このようにすると、ハンドル軸3の先端は、ハンドル軸3の先端周面32の各面が先端から中間へ、中間から基端へ止め金4の取付孔40の各縁部を摺動しつつ、止め金4の取付孔40を通過する。この間、ハンドル軸3先端の上面部341、下面部342の各止め金フック取付凹部33から外側に突出される各止め金フック35の各係止爪35Cは止め金4の取付孔40の上下の各縁部に接触して押圧され、各係止爪35Cが各止め金フック35間のコイルスプリング37(図2参照)の付勢力に抗して(コイルスプリング37を圧縮しながら)各止め金フック取付凹部33内に向けて回動し没入されていく。そして(ハンドル軸3の先端が止め金4の取付孔40に押し込まれた瞬間)、各止め金フック35の各係止爪35Cが完全に各止め金フック取付凹部33内に没入されて、ハンドル軸3の先端が止め金4の取付孔40を完全に通過し、ハンドルケース1のハンドル取付部103の背面部が止め金4の正面側で取付孔40の全周縁部の周囲に当接するとともに、各止め金フック取付凹部33内の各止め金フック35は止め金4の取付孔40の通り抜けにより止め金4の背面側で各止め金フック35間のコイルスプリング37の付勢力(コイルスプリング37の弾性復帰)により各止め金フック35の各係止爪35Cが各止め金フック取付凹部33から外側へ向けて回動し各止め金フック取付凹部33から外側に突出されて、止め金4の取付孔40の上下の各縁部に弾性係止される。ここで、この止め金フック35は、図6に示したように、各止め金フック35の回動中心C2が各止め金フック35の一方の端部35a側でかつ外面35dと内面35eとの間の少し外面35d寄りに設けられ、各止め金フック35の他方の端部35fが円の中心を各止め金フック35の回動中心C2よりも各止め金フック35の一方の端部35aに近くかつ内面35e寄りの位置におく円弧状に形成されたことで、各止め金フック35は、各係止爪35Cの外側への回動とともに各係止爪35Cの円弧状の部分が止め金4の取付孔40の上下の各縁部に向けて迫り出して、取付孔40の上下の各縁部に食い込み、これにより、ハンドルケース1のハンドル取付部103の背面部は止め金4の正面側で取付孔40の全周縁部の周囲に圧接されて、止め金4がハンドル軸3先端の止め金取付部3Aに強固に取り付け固定される。このようにして止め金4をハンドルケース1のハンドル取付部103から突出されるハンドル軸3先端の止め金取付部3Aにワンタッチで簡易にしかも確実に固定することができる。
以上説明したように、このワンタッチ取付ハンドルHによれば、既述の構成により、扉用ハンドルの扉パネルへの取り付けに当たり、ハンドルケース1を扉パネルの取付用開口に扉パネルの正面側から背面側へ挿入するとともに、ハンドルケース1の周面12の各ケースフック15を取付用開口の縁部で押圧して各ケースフック取付凹部13に没入させながら取付用開口に扉パネルの正面側から背面側へ通し、扉パネルの背面側で各ケースフック15を各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面の外側へ突出させて、扉パネルの正面側でフランジ11を取付用開口の縁部周囲に圧接させるとともに、扉パネルの背面側で各ケースフック15の各係止爪15Cを取付用開口の縁部又は縁部周囲に係止させて、扉用ハンドルを扉パネルにワンタッチで取り付けるようにしたので、ハンドルケース1を扉パネルに、ねじを使用することなしに、ワンタッチで簡易にかつ確実に取り付けることができ、取付作業の大幅な向上を図ることができる。また、取付ねじを用いないことで、ハンドルHの取り付けに要する部品点数を大幅に削減し、コストの大幅な低減を図ることができる。
また、このハンドルHはさらに次のような利点を有する。
(1)各ケースフック15は、一方の端部15a側の両側面部15b、15c間に回動中心C1として軸挿通部150が設けられ、他方の端部15fが円の中心を当該回動中心C1よりも一方の端部15a側でかつ外面15dとは反対側の内面15e寄りの位置におく円弧状に形成されるので、ハンドルケース1を扉パネルの取付用開口に通しワンプッシュした後の各ケースフック15を、各係止爪15Cの外側への回動とともにこの係止爪15Cの円弧状の部分が取付用開口の縁部に向けて迫り出して、取付用開口の縁部に食い付かせることができ、これにより、ハンドルHのフランジ11を取付用開口の全周縁部の周囲に圧接させ、扉パネルをハンドルHのフランジ11と各一対のケースフック15との間で締め付けて、ハンドルHを扉パネルの取付用開口に確実に固定することができる。
(2)各ケースフック15は、外面15dがハンドルケース1の周面12をなす各面と略平行に形成され、一方の端部15aが断面略V字形の突状に形成され、内面15eが外面15dと対称的に外面15dと平行に又は平行よりも少し開く方向に向けて形成されることで、各ケースフック15をハンドルケース1の周面12の各ケースフック取付凹部13内に各係止爪15Cのみをケースフック取付凹部13から出没可能に配置することができる。
(3)各ケースフック15の内面15eに筒状の孔152が形成され、ばね部材として複数のコイルスプリング17を採用され、各コイルスプリング17が一端を各ケースフック15の孔152に保持され、他端を各ケースフック取付凹部13の底部に保持されて、各ケースフック15と各ケースフック取付凹部13との間に介装されるので、各ケースフック15を簡単な構造で各ケースフック取付凹部13の外側へ確実に回動付勢することができる。
この場合、各ケースフック15の孔152は、ハンドルケース1が各ケースフック15とともに扉パネルの取付用開口に通される前又は後で、各ケースフック15の各係止爪15Cが各ケースフック取付凹部13からハンドルケース1の周面12をなす各面から突出されるときに、各コイルスプリング17をフランジ11側に凸の円弧状に変形案内可能に、各ケースフック15の内面15eに対して所定の角度を付けて形成され、かつ孔152のケースフック15の一方の端部15a側の内周面の一部が、ハンドルケース1がケースフック15とともに取付用開口に通される間で、各ケースフック15の各係止爪15Cが各ケースフック取付凹部13に没入されるときに、各コイルスプリング17をフランジ11とは反対側に凸の円弧状に変形案内可能に、孔152の奥側から開口側に向けて漸次拡径される所定の角度の傾斜を付けて形成されるので、コイルスプリング17の伸縮変形を良好にし、各ケースフック15の各係止爪15Cを各ケースフック取付凹部13から確実かつ円滑に出没させることができる。
さらに、このワンタッチ取付ハンドルHにおいて、回転軸3と止め金4とのワンタッチ取付構造Sによれば、既述の構成により、止め金4の回転軸3の止め金取付部3Aへの取り付けに当たり、回転軸3を止め金4の取付孔40に止め金4の正面側から背面側へ挿入するとともに、回転軸3の先端の各止め金フック35を止め金4の取付孔40の縁部で押圧してフック取付凹部33に没入させながら取付孔40を止め金4の正面側から背面側へ通し、止め金4の背面側で各止め金フック35を回転軸3の先端側の周面32をなす各面から外側へ突出させて、止め金4の正面側でハンドルケース1の背面部1aを取付孔40の縁部周囲に圧接させるとともに、止め金4の背面側で各止め金フック35の各係止爪35Cを取付孔40の縁部又は縁部周囲に係止させて、止め金4を回転軸3にワンタッチで取り付けるようにしたので、止め金4を回転軸3先端の止め金取付部3Aに、ねじを使用することなしに、ワンタッチで簡易にかつ確実に取り付けることができ、取付作業の大幅な向上を図ることができる。また、取付ねじを用いないことで、止め金4の取り付けに要する部品点数を大幅に削減し、コストの大幅な低減を図ることができる。
また、この回転軸3と止め金4とのワンタッチ取付構造Sはさらに次のような利点を有する。
(1)各止め金フック35は、一方の端部35a側の両側面部35b、35c間に回動中心C2として軸挿通部350が設けられ、他方の端部35fが円の中心を回動中心C2よりも一方の端部35a側でかつ外面35dとは反対側の内面35e寄りの位置におく円弧状に形成されるので、回転軸35を止め金4の取付孔40に通しワンプッシュした後の各止め金フック35を、各係止爪35Cの外側への回動とともにこの係止爪35Cの円弧状の部分が止め金4の取付孔40の縁部に向けて迫り出して、取付孔40の縁部に食い付かせることができ、これにより、止め金4をハンドルケース1のハンドル取付部103の背面部に圧接させ、止め金4をハンドル取付部103の背面部と各一対の止め金フック35との間で締め付けて、止め金4を回転軸3に確実に固定することができる。
(2)各止め金フック35は、外面35dが回転軸3の周面32をなす各面と略平行に形成され、一方の端部35aが断面略V字形の突状に形成され、内面35eが外面35dと対称的に外面35dと平行に又は平行よりも少し開く方向に向けて形成されることで、各止め金フック35を回転軸3の周面32の各止め金フック取付凹部33内に各係止爪35Cのみを止め金フック取付凹部33から出没可能に配置することができる。
(3)各止め金フック35の内面35eに筒状の孔352が形成され、ばね部材としてコイルスプリング37を採用され、コイルスプリング37が両端を各止め金フック35の孔352に保持されて、各止め金フック35間に介装されるので、各止め金フック35を簡単な構造で各止め金フック取付凹部33の外側へ確実に回動付勢することができる。
この場合、各止め金フック35の孔352は、回転軸3が各止め金フック35とともに止め金4の取付孔40に通される前又は後で、各止め金フック35の各係止爪35Cがフック取付凹部33から外側へ突出されるときに、コイルスプリング37をフランジ11側に凸の円弧状に変形案内可能に、各止め金フック35の内面35eに対して所定の角度を付けて形成され、かつ各止め金フック35の孔350の各止め金フック35の一方の端部35a側及び/又は他方の端部35f側の内周面の一部が、回転軸3が各止め金フック35とともに止め金4の取付孔40に通される間で、各止め金フック35の各係止爪35Cが止め金フック取付凹部33に没入されるときに、コイルスプリング37をフランジ11とは反対側に凸の円弧状に変形案内可能に、孔352の奥側から開口側に向けて漸次拡径される所定の角度の傾斜を付けて形成されるので、コイルスプリング37の伸縮変形を良好にし、各止め金フック35の各係止爪35Cを各止め金フック取付凹部33から確実かつ円滑に出没させることができる。
なお、この実施の形態では、ワンタッチ取付ハンドルHにおいても、回転軸3と止め金4とのワンタッチ取付構造Sにおいても、ばね部材にコイルスプリング17、37が用いられ、コイルスプリング17、37がケースフック15とケースフック取付凹部13との間、一対の止め金フック35間に介装されるものとしたが、このばね部材にトーションスプリングや板ばねが用いられ、ケースフックとケースフック取付凹部との間、止め金フックと止め金フック取付凹部との間に介装されるものであってもよい。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、この実施の形態では、ワンタッチ取付ハンドルHは、扉パネルの背面側で各ケースフック15の各係止爪15Cを扉パネルの取付用開口の縁部に係止させるものとしたが、各ケースフック15の各係止爪15Cを扉パネルの取付用開口の縁部周囲に係止させるものとしてもよく、また、回転軸3と止め金4とのワンタッチ取付構造Sは、止め金4の背面側で各止め金フック35の各係止爪35Cを取付孔40の縁部に係止させるものとしたが、止め金4の背面側で各止め金フック35の各係止爪35Cを取付孔40の縁部周囲に係止させるものとしてもよい。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、この実施の形態では、ワンタッチ取付ハンドルHについて、平面ハンドルを例示して説明したが、平面ハンドル以外の扉用ハンドルでも、ハンドルケースの正面開口の周囲にフランジを有し、ハンドルケースに周面(周壁)や相互に対向する側面(側壁)を有する限り、どのような形式の扉用ハンドルにも同様に適用することができ、また、回転軸3と止め金4とのワンタッチ取付構造Sについて、平面ハンドルを例示して説明したが、平面ハンドル以外の扉用ハンドルでも、扉用ハンドルを扉パネルに取り付けるためのハンドルケースやハンドルベースを備え、これらハンドルケースやハンドルベースに回転軸が挿着されて、これらハンドルケースやハンドルベースの背面側で回転軸の先端に止め金が取り付けられる形式である限り、どのような形式の扉用ハンドルにも同様に適用することができる。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
H ワンタッチ取付ハンドル(ハンドル)
1 ハンドルケース
1a 背面部
1b 上面部
1c 左側面部
1d 右側面部
1e 下面部
10 開口
101 軸挿通穴
102 円筒部
103 ハンドル取付部
104 通し穴
105 角筒部
106 ハンドルレバー収納凹部
107 ハンドルレバー収納部
11 フランジ
110 ケースパッキン
111 スライダー挿入部(受け部)
12 周面
13 ケースフック取付凹部
131 立ち上がり部
132 フック保持プレート
133 切り欠き
134 ねじ挿通孔
135 ねじ
136 ねじ孔
14 軸受
140 軸挿通部
141 軸挿通部
15 ケースフック
15C 係止爪
15a 一方の端部
15b 一方の側面部
15c 他方の側面部
15d 外面
15e 内面
15f 他方の端部
150 軸挿通部
151 ストッパー
152 孔
C1 回動中心
16 軸
17 ばね部材(コイルスプリング)
2 ハンドルレバー
2a 正面部
2b 背面部
2c 上面部
2f 下面部
20 軸受
21 穴
22 角筒部
23 錠前ユニット収納部
24 グリップ部
25 保護部材取付部
26 保護部材
S 回転軸と止め金とのワンタッチ取付構造(ワンタッチ取付構造)
3 回転軸(ハンドル軸)
B 取付ベース
3A 止め金取付部
3B 軸受
32 周面
320 ばね通し部
321 上面部
322 下面部
33 止め金フック取付凹部
34 軸受
340 軸挿通部
C2 回動中心
35 止め金フック
35C 係止爪
350 軸挿通部
351 ストッパー
352 孔
35a 一方の端部
35b 一方の側面部
35c 他方の側面部
35d 外面
35e 内面
35f 他方の端部
36 軸
37 ばね部材(コイルスプリング)
38 曲面板バネ
4 止め金
40 取付孔
41 水平部
42 垂直部
5 回動軸
6 錠前ユニット(シリンダー錠)
60 キー孔
61 スライダー(錠止部材)
7 インジケータ
P 扉パネル
P0 取付用開口

Claims (9)

  1. 正面に開口を有し、前記正面の開口周囲にフランジを有し、扉パネルに取り付けられるハンドルケースと、前記ハンドルケース内に装着されるハンドルレバーと、前記ハンドルケースの背面側に回転軸を介して回転可能に取り付けられるとともに前記ハンドルレバーに作動連結されて、前記ハンドルレバーの操作により、機器格納用キャビネットなどの固定枠体側の受け金などの受け部に対して係脱可能な止め金とを備え、扉パネルに形成された取付用開口に前記ハンドルケースを前記ハンドルケースの背面側から挿入するとともに、前記ハンドルケースのフランジを前記扉パネルの正面側で前記取付用開口の縁部周囲に当接させて固定する取り付け形式の扉用ハンドルであって、
    前記ハンドルケースの周面をなす少なくとも相互に対向する2面にそれぞれ凹設される複数のケースフック取付凹部、及び前記各ケースフック取付凹部の両側に形成される複数の一対の軸受と、
    前記各ケースフック取付凹部内に嵌合可能に略コマ状に形成され、前記各一対の軸受に対向する両側部間で一方の端部側に回動中心を設けられて当該回動中心に軸挿通部を設けられ他方の端部が円の中心を前記回動中心よりも前記一方の端部側でかつ前記略コマ状の前記各ケースフック取付凹部内に嵌合配置されて外側に表れる外面とは反対側の内面寄りの位置におく円弧状に形成されて、前記外面から前記他方の端部にかけてを係止爪となし、前記各一対の軸受の前記フランジとは反対側の端部間に架け渡される軸を介して回動可能に支持されて、前記係止爪を前記各ケースフック取付凹部から前記ハンドルケースの周面をなす各面の外側に出没可能に配置される複数のケースフックと、
    前記各ケースフックと前記各ケースフック取付凹部との間に介装され、前記各係止爪を常態として前記各ケースフック取付凹部から前記ハンドルケースの周面をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢する複数のばね部材と、
    を備え、
    前記扉用ハンドルの前記扉パネルへの取り付けに当たり、前記ハンドルケースを前記扉パネルの前記取付用開口に前記扉パネルの正面側から背面側へ挿入するとともに、前記ハンドルケースの周面の前記各ケースフックを前記取付用開口の縁部で押圧して前記各ケースフック取付凹部に没入させながら前記取付用開口を前記扉パネルの正面側から背面側へ通し、前記扉パネルの背面側で前記各ケースフックを前記各ケースフック取付凹部から前記ハンドルケースの周面をなす各面の外側へ突出させて、前記扉パネルの正面側で前記フランジを前記取付用開口の縁部周囲に圧接させるとともに、前記扉パネルの背面側で前記各ケースフックの前記各係止爪を前記取付用開口の縁部又は縁部周囲に係止させて、前記扉用ハンドルを前記扉パネルにワンタッチで取り付ける、
    ことを特徴とするワンタッチ取付ハンドル。
  2. 各ケースフックは、外面がハンドルケースの周面をなす各面と略平行に形成され、一方の端部が断面略V字形の突状に形成され、内面が前記外面と対称的に前記外面と平行に又は平行よりも少し開く方向に向けて形成される請求項1に記載のワンタッチ取付ハンドル。
  3. 各ケースフックの内面に筒状の孔が形成され、ばね部材として複数のコイルスプリングを採用され、前記各コイルスプリングが一端を前記各フックの孔に保持され、他端を各ケースフック取付凹部の底部に保持されて、前記各ケースフックと前記各ケースフック取付凹部との間に介装される請求項1又は2に記載のワンタッチ取付ハンドル。
  4. 各ケースフックの孔は、ハンドルケースが前記各ケースフックとともに扉パネルの取付用開口に通される前又は後で、前記各ケースフックの係止爪が各ケースフック取付凹部か
    ら前記ハンドルケースの周面をなす各面から突出されるときに、各コイルスプリングをフランジ側に凸の円弧状に変形案内可能に、前記各ケースフックの内面に対して所定の角度を付けて形成され、かつ前記孔の前記ケースフックの一方の端部側の内周面の一部が、前記ハンドルケースが前記ケースフックとともに前記取付用開口に通される間で、前記各ケースフックの各係止爪が前記各ケースフック取付凹部に没入されるときに、前記各コイルスプリングを前記フランジとは反対側に凸の円弧状に変形案内可能に、前記孔の奥側から開口側に向けて漸次拡径される所定の角度の傾斜を付けて形成される請求項3に記載のワンタッチ取付ハンドル
  5. 止め金にその正面、背面間を貫通する取付孔を有し、回転軸の先端に止め金取付部を備え、前記回転軸の前記止め金取付部は、前記回転軸の先端側の周面をなす少なくとも相互に対向する2面にそれぞれ凹設される複数の止め金フック取付凹部、及び前記各止め金フック取付凹部の両側に形成される一対の軸受と、前記各止め金フック取付凹部内に嵌合可能に略コマ状に形成され、前記各一対の軸受に対向する両側面部間で一方の端部側に回動中心を設けられ、前記各止め金フック取付凹部内に嵌合配置されて外側に表れる外面から他方の端部にかけてを係止爪となし、前記各一対の軸受の先端間に2本並列に架け渡される2つの軸を介して回動可能に支持されて、前記係止爪を前記止め金フック取付凹部から前記回転軸の先端側の周面をなす各面から外側へ出没可能に配置される一対の止め金フックと、前記各止め金フック取付凹部間を貫通して前記各止め金フック間に又は前記各止め金フックと前記各止め金フック取付凹部との間に介装され、前記各係止爪を常態として前記各止め金フック取付凹部から前記回転軸の先端側の周面をなす各面の外側へ突出可能に回動付勢する一つ又は複数のばね部材とを備え、前記止め金の前記回転軸の前記止め金取付部への取り付けに当たり、前記回転軸を前記止め金の前記取付孔に前記止め金の正面側から背面側へ挿入するとともに、前記回転軸の先端の前記各止め金フックを前記止め金の前記取付孔の縁部で押圧して前記各止め金フック取付凹部に没入させながら前記取付孔を前記止め金の正面側から背面側へ通し、前記止め金の背面側で前記各止め金フックを前記回転軸の先端側の周面をなす各面から外側へ突出させて、前記止め金の正面側で前記ハンドルケースの背面を前記取付孔の縁部周囲に圧接させるとともに、前記止め金の背面側で前記各止め金フックの前記各係止爪を前記取付孔の縁部又は縁部周囲に係止させて、前記止め金を前記回転軸にワンタッチで取り付ける請求項1乃至のいずれかに記載のワンタッチ取付ハンドル。
  6. 各止め金フックは、一方の端部側の両側部間に回動中心として軸挿通部が設けられ、他方の端部が円の中心を前記回動中心よりも前記一方の端部側でかつ外面とは反対側の内面寄りの位置におく円弧状に形成される請求項5に記載のワンタッチ取付ハンドル。
  7. 各止め金フックは、外面が回転軸の周面をなす各面と略平行に形成され、一方の端部が断面略V字形の突状に形成され、内面が前記外面と対称的に前記外面と平行に又は平行よりも少し開く方向に向けて形成される請求項5又は6に記載のワンタッチ取付ハンドル。
  8. 各止め金フックの内面に筒状の孔が形成され、ばね部材としてコイルスプリングを採用され、前記コイルスプリングが両端を前記各止め金フックの孔に保持されて、前記各止め金フック間に介装される請求項5乃至のいずれかに記載のワンタッチ取付ハンドル。
  9. 各止め金フックの孔は、回転軸が前記各止め金フックとともに止め金の取付孔に通される前又は後で、前記各止め金フックの前記各係止爪が前記止め金フック取付凹部から外側へ突出されるときに、コイルスプリングをフランジ側に凸の円弧状に変形案内可能に、前記各止め金フックの内面に対して所定の角度を付けて形成され、かつ前記各止め金フックの孔の前記各止め金フックの一方の端部側及び/又は他方の端部側の内周面の一部が、前記回転軸が前記各止め金フックとともに前記止め金の取付孔に通される間で、前記各止め
    金フックの前記各係止爪が前記各止め金フック取付凹部に没入されるときに、前記コイルスプリングを前記フランジとは反対側に凸の円弧状に変形案内可能に、前記孔の奥側から開口側に向けて漸次拡径される所定の角度の傾斜を付けて形成される請求項8に記載のワンタッチ取付ハンドル。
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