JP7191701B2 - 工作機械 - Google Patents

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本発明は、加工室の開口部に形成された開閉扉からの切削液の滴下状況を改善した工作機械に関する。
工作機械は、加工中のワークに切削液が噴きかけられるため、加工室の開閉扉には大量の切削液が付着し、その開閉扉を開けた場合に下端から切削液が滴り落ちてしまう。この点に関して下記特許文献1は、半導体ウェーハをダイシングする切削装置について、切削液がフロアに滴下しないようにした発明が開示されている。具体的には、開き戸タイプのドアに対して内側の下端部に溝形状の水滴案内部が設けられている。この切削装置でも切削時に切削液が飛散してドア板の内面に大量に付着し、その切削液が内面を伝わって流れ落ちる。しかし、その切削液は、ドア板からそのまま床へと滴り落ちることなく、底板と側板とによって囲まれた水滴案内部の空間に溜まり、更に傾斜に従ってドレインへと流れることとなる。
特開2012-81539号公報
ところが、工作機械に前記従来例のような水滴案内部を設けたとすると、その中には切削液だけではなく、ワークの切屑などが入り込んでしまい、流れることなく留まってしまい詰まりを生じさせることになる。すなわち、溝形状をした水滴案内部は、確実に水滴を受け止めてドレイン側へと導くことができるが、受け部が広いため切削液だけではなく、ワークの切削によって発生する切屑や切粉も受けてしまう。それが切削液を排出する機能を損なわせてしまう。更に、切屑の堆積は清掃が必要となり、作業者にとって余分な作業が増えてしまうだけではなく、工作機械を停止させるため生産性低下にもなる。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、扉に付着した切削液を導く誘導部材をもった工作機械を提供することを目的とする。
本発明に係る工作機械は、ワークの加工が実行される加工室の開口部に設けられた開閉扉と、前記開閉扉の内面下部に配置され、前記開閉扉の内面から立ち上がって前記開閉扉の幅方向に長さをもって同じ方向に傾斜した切削液の誘導面が上下方向に複数行形成された誘導部材と、を有する。

前記構成によれば、加工室の開閉扉に飛び散った切削液が付着して流れ落ちる場合、開閉扉の内面下部に配置された誘導部材により、切削液を誘導面の傾斜に沿って開閉扉の幅方向に流してまとめることができる。
工作機械の内部構造を示した側面図である。 工作機械とワーク自動搬送機との関係を示した側面図である。 誘導部材が取り付けられた開閉扉を加工室側から示した図である。 誘導部材が取り付けられた開閉扉を加工室側から示した一部斜視図である。 第1誘導プレートを示した図である。 図4において丸枠で囲んだポイントP部分の拡大図である。 第2誘導プレートを示した図である。
本発明に係る工作機械の一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。図1は、工作機械の内部構造を示した側面図である。この工作機械1は、車輪を備えた可動ベッド18の上に組み付けられ、ベース2の上面に敷設されたレール201に沿って前後方向への移動が可能になっている。本実施形態では、主軸装置11の水平な主軸と平行な方向であって機体前後方向をZ軸方向、Z軸に直交する鉛直な機体上下方向をX軸方向、そしてZ軸およびX軸に直交する機体幅方向をY軸方向として説明する。
工作機械1は、可動ベッド18上に主軸装置11が搭載され、ワークWを把持する主軸チャック12が回転可能な構成を有している。工作機械1は、エンドミルやドリルなどの回転工具、或いはバイトなどの切削工具を備える工具台16を有し、その工具台16の旋回割出しが可能なタレット装置15が設けられている。工作機械1は、タレット装置15をZ軸方向に移動させるZ軸駆動装置13とX軸方向に移動させるX軸駆動装置14とを有する2軸旋盤である。Z軸駆動装置13およびX軸駆動装置14は、摺動可能なZ軸スライド131又はX軸スライド141を有し、サーボモータの回転出力をボールネジ機構によって直進運動に変換して移動させるよう構成されている。そして、工作機械1には、主軸装置11、Z軸駆動装置13、X軸駆動装置14およびタレット装置15などの各駆動部を制御するための制御装置5が搭載されている。
工作機械1は、ワークWの加工に対する潤滑や切屑の洗い流しに対して切削液が使用される。ベース2内の貯留槽21には、ワークWの切屑などとともに使用済の切削液が溜められるようになっている。貯留槽21内の切削液はフィルタを通してタンク22へと送られるようにして循環し、そこからポンプ23によって加工室10内へと送り出される。ポンプ23に接続された配管24は、切屑を貯留槽21内へ洗い流すための清掃用ノズルの他、分岐した配管がタレット装置15にも接続され、工具台16からワークWの加工点へと切削液が噴射されるようにもなっている。
工作機械1は、加工室10を構成する機体カバー3に加え、機体前面部には開閉可能な前カバー4が設けられている。前カバー4は、同じカバー形状の加工機などが幅方向に並べられた場合に搬送空間20を形成するものであり、その中には図2に示すように、ワークWの受渡しを行うワーク自動搬送機8が組み込まれている。ここで、図2は、工作機械1に対するワーク自動搬送機8の関係を示した側面図であり、特に実線では移動時の状態が示され、細線ではワーク受渡し時の状態が示されている。
工作機械1は、機体幅が狭く前後方向に長い構造であり、機体前部に加工室10が構成されている。そのため、工作機械1の前側をワーク搬送ロボット32が移動するように、前カバー4内にワーク自動搬送機8が組み込まれている。機体カバー3には機体前方側に開口部が形成され、上下方向にスライドする自動の開閉扉28が設けられている。ワーク自動搬送機8は、その開閉扉28が開くことによってワーク搬送ロボット32が加工室10内へと進入し、主軸チャック12との間でワークWの受渡しが行えるようになっている。
ワーク自動搬送機8は、走行台34をY軸方向に移動させる走行装置31を有し、ワーク搬送ロボット32が走行台34上に組み付けられている。ワーク搬送ロボット32は、上腕部材と前腕部材とが関節機構の駆動によって形態が変形するよう構成されたアームロボットである。具体的には、図2の実線で示すように、上腕部材と前腕部材とが折り畳まれて起立した移動時の姿勢と、細線で示すように、上腕部材と前腕部材とが傾いて伸びた作業時の姿勢とに変形が可能である。そして、ワーク搬送ロボット32の先端部にはチャック機構を備えたロボットハンドが組み込まれ、ワークWの把持及び解放が可能になっている。
ワーク搬送装置8は、走行装置31の駆動によって移動し、加工ライン上の工作機械1と対峙することにより、ワーク搬送ロボット32によるワークWの受渡しが行われる。ワークWを受け取った工作機械1は、タレット装置15の旋回割出しによって工具台16の工具が選択され、Z軸駆動装置13及びX軸駆動装置14の駆動により、その工具についてZ軸方向およびX軸方向の所定位置への移動が行われる。主軸装置11には主軸チャック12に回転が与えられており、回転するワークWに工具が当てられることにより切削加工などが行われる。
ワーク加工が行われている加工室10内では、切削液が供給されており、特に回転するワークWに噴きつけられた切削液が激しく飛び散り、ワーク搬送ロボット32の進入口を塞いでいる開閉扉28にも大量に切削液が付着する。そのため、ワークWを取り出す際、開口部から加工室10内に進入したワーク搬送ロボット32は、上方にスライドした開閉扉28から大量に切削液が滴り落ちてくることになる。ワークWを取り出す度に切削液がワーク搬送ロボット32に降りかかると、付着した切削液が悪影響を及ぼすほか、ワーク搬送ロボット32によって加工室10の外へと持ち出された切削液が、工作機械1の外でセンサーなどの周辺機器にも付着して悪影響を及ぼすことがある。
従って、加工室10内に入り込むワーク搬送ロボット32に対して、開閉扉28を流れ落ちる切削液がなるべくかからないようにすることが必要である。これまでは、扉の内面下部に傾斜した樋が設けられ、扉の幅方向の一方へ流してワーク搬送ロボット32に降りかかることを回避するような構成がとられていた。しかし、ワーク加工が行われる加工室10内であることから、切屑や切粉までも受けてしまわないようにする必要があった。更に、工作機械1のようにコンパクトな設計では、加工室10内の空間も狭いため、タレット装置15などのような可動部との干渉を避ける必要がある。
図3は、本実施形態における誘導部材をもった開閉扉28を加工室10側(内面側)から示した図である。また、図4は、その開閉扉28を拡大して示した一部斜視図である。図5は、誘導部材である第1誘導プレート35を示した図である。そして、図6は、図4において丸枠で囲んだポイントP部分の拡大図である。工作機械1には、開閉扉28に図3に示すような誘導部材が張り付けられている。特に、本実施形態では、第1誘導プレート35と第2誘導プレート36の2枚が設けられている。
開閉扉28は、加工室10を広げるように外側に膨らんだ立体的な形状をしたものであり、第1誘導プレート35の取付箇所である取付面281が傾斜している。第1及び第2誘導プレート35,36の取付け位置は、切削液が流れ落ちる開閉扉28の内面下部である。第1及び第2誘導プレート35,36は、後述するように薄い金属板によって形成され、加工室10内で他の部品との干渉などを考慮する必要ながないため、後付けが比較的容易である。本実施形態の開閉扉28は、取り付け可能な取付面281が室内側に傾斜しているが、特に傾斜した箇所を選択したわけではなく、開閉扉の内面が平面であれば取付面は垂直な面となる。
第1誘導プレート35は、菱形をした板厚1mmの金属板であって、開閉扉28の幅方向に位置する左右の短辺部351が垂直に配置され、上下の平行な長辺部352が図面右側へ傾いている。第1誘導プレート1の傾斜角θ1は4°である。その第1誘導プレート35には、長辺部352と平行な傾きが4°になる長孔41が複数形成されている。全ての長孔41は、幅(取り付け時の上下方向の寸法)が3mmである。そして、この第1誘導プレート35が開閉扉28に溶接によって張り付けられ、その状態の長孔41は、下側に位置する板厚1mm分の内壁が切削液の流れる誘導面42となる。
第1誘導プレート35は、上から伝わり落ちる切削液を1mm幅の誘導面42でも受けられるように、複数の長孔41が上下方向に並んでいる。特に、複数の長孔41は、平行になって上下方向に並べられ、一枚の誘導プレート35に多くの誘導面42が形成されている。本実施形態では、上下に並んだ長孔41の位置を「行」と表現して説明する。図5に示すように、上から順番に行番号R1,R2・・・(以下、まとめてRnとする)とすると、第1誘導プレート35には、13行にわたって長孔41が形成されている。
第1誘導プレート35は、各々の行Rnにおいて複数の長孔41が同一直線上に形成され、長孔41同士の間には非連続部43が設けられている。本実施形態では、一つの行Rnには主に2本の長孔41が形成されている。図5に一点鎖線で示すラインL1,L2は、非連続部43の位置を示すものであり、特に、ラインL1は奇数行R1,R3・・・R13(以下、まとめてR1nとする)の非連続部43であり、ラインL2は偶数行R2,R4・・・R12(以下、まとめてR2nとする)の非連続部43である。
各行Rnの長孔41を1本にせず非連続部43を設けて断続的にしたのは、切削液が下流側(図3に示す第1誘導プレート35の右側)の終端まで一気に流れることなく、なるべく分散されるようにするためである。よって、複数存在する非連続部43は、それぞれの位置が、上下方向に見た場合に異なるように形成されている。具体的には、ラインL1から分かるように、奇数行R1nにおける非連続部43の下には偶数行R2nの長孔41が存在し、ラインL2から分かるように、偶数行R2nにける非連続部43の下には奇数行R1nの長孔41が存在している。そして、ラインL1,L2が傾いていることから、奇数行R1nおよび奇数行R2nでも、共に上に位置する非連続部43の方が下流側に位置するように少しずつずれている。
ここで、図6に示した直線の矢印は、切削液の一つの流れを示したものである。流れ落ちる切削液は、この矢印で示すように、長孔41の誘導面42を伝わって流れ下り、その途中で非連続部43によって長孔41の下流側端部に衝突して外へと流れ出ることとなる。その後、切削液は第1誘導プレート35の表面を伝わって一つ下の行の長孔41へと入り、再び誘導面42の傾斜に沿って流れ下る。こうした別の長孔41へと渡る切削液の移動は、長孔41の途中でも起こり得るが、ラインL1,L2の上に位置する非連続部43において積極的に行われるようになっている。
加工中に開閉扉28の内側全体に飛び散った切削液は、付着した後にある程度の水滴がまとまって流れ落ちると考えられる。その一つの流れを見た場合、第1誘導プレート35は板厚が薄いため、上から下に向けて長孔41を通り越して流れてしまう。しかし、複数存在する長孔41によって、流れ落ちる切削液は、上位の長孔41から下位の長孔41にかけて切削液の量が徐々に減少し、13行ある長孔41に分散して流れるようになる。その際、13行ある各々の長孔41の最も低い位置の終端が同じ位置にあると、流れ落ちてきた切削液が集中してしまい、その流れが大きくなりすぎるおそれがある。そこで、第1誘導プレート35では、図5に示すように、上から4行或いは3行ごとに長孔41を分け、その終端E1,E2,E3,E4がずれるように形成されている。
次に、開閉扉28の内面には、図3に示すように、第1誘導プレート35の下に第2誘導プレート36が張り付けられている。図7は、第2誘導プレート36の拡大図である。この第2誘導プレート36は、長方形をした厚さ2.3mmの金属板であり、長手方向に沿って平行な4本の長孔45つまり誘導面46が形成されている。第2誘導プレート36は、開閉扉28の垂直な面に溶接によって張り付けられ、第1誘導プレート35と同じく図面右側へ傾いている。第2誘導プレート36の傾斜角θ2は2°である。
第2誘導プレート36は、傾いた方向の図面の右下角部に、流れ落ちる切削液を案内するための凸部47が形成されている。開閉扉28は、切削液がワーク搬送ロボット32を避けて流れ落ちるように、幅方向の両側の下角部がカットされ、開いた状態になっている。第2プレート36は、その開放部分282から凸部47が突き出すように取り付けられている。
更に、本実施形態の開閉扉28は、第2誘導プレート36の下に樋部材38が取り付けられている。この樋部材38は、厚さ1.2mmの幅の細い長尺形状の金属板が、幅方向に「く」の字に折り曲げられたものであり、下側が30°の傾きをもって浮き上がるように溶接されている。この樋部材38も第1誘導プレート35と同じく図3において右側へ傾いており、その傾斜角θ3は3°である。加えて、開閉扉28の下端283も同じく図3において右側へ傾いており、その傾斜角θ4は1°である。
続いて、本実施形態の工作機械1の作用・効果について説明する。先ず、ワークの加工中は、切削液が激しく飛び散って開閉扉28に大量の切削液が付着する。そして、加工後には、その開閉扉28が上方にスライドして開き、搬送空間20のワーク搬送ロボット32が開口部を通って加工室10内への進入が行われる。そのとき、開閉扉28の内面を伝わって流れ落ちる切削液は、第1誘導プレート35を乗り越えようとした流れとなるが、切削液は複数の長孔41によって受け取られ、誘導面42の傾きに従った開閉扉28の幅方向へと向きを変えて流れる。
誘導面42を流れる切削液は、例えば図6に示すように、非連続部43によって長孔41から出て下の長孔41へと移り、再び誘導面42を伝わって開閉扉28の幅方向端部へと流れていく。開閉扉28の端部側に位置する長孔41の終端E1,E2…では、切削液が長孔41から出て第1誘導プレート35の表面を伝わって流れ落ちる。このように、開閉扉28を伝わり落ちる切削液の多くは、第1誘導プレート35を乗り越えようとする間に幅方向端部に集められる。そして、集められた切削液は、次に第2誘導プレート36へと流れ、そこでも長孔45の誘導面46を流れて凸部47から流れ落ちる。
凸部47の位置は、加工室10内に進入したワーク搬送ロボット32の横に位置しているため、流れ落ちる切削液がワーク搬送ロボット32に直接降りかかることが回避できる。また、第1誘導プレート35を全て乗り越えてしまい、第2誘導プレート36に至らなかった切削液も存在する。そうした切削液は、樋部材38によって幅方向端部へと流れ、同じようにワーク搬送ロボット32を避けて流れ落ちることとなる。
よって、本実施形態では、第1誘導プレート35によって切削液をワーク搬送ロボット32に降りかからないようにすることができる。また、第2誘導プレート36によって、さらにその効果を高めることができる。第1、第2誘導プレート35,36は薄い金属板によって形成されているため、切削液を幅方向の一方へ誘導する効果を発揮しつつ、切屑などの引っ掛かりは避けられる。樋部材38においても、上方に向けて返しとなるような形状ではないため、切屑などの引っ掛かりは避けられる。更に、第1、第2誘導プレート35,36は、薄い金属板であるためそれ自体コストのかからないものであるだけでなく、開閉扉28に張り付けるだけの簡単な構造であるため、取り付けも簡単で、更に取り付け後に邪魔になるようなこともない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、誘導部材として薄い金属板の第1誘導プレート35に長孔41によって誘導面が複数行形成されたものを示したが、薄い金属板の表面に細い針金を複数接合させ、誘導面を複数行形成させるようにした誘導部材であってもよい。
また、例えば前記実施形態で示した第2誘導プレート36は、効果を発揮するのに有効な構成であるが必ず必要であるわけではない。
また、前記実施形態の開閉扉28は、上下に移動するスライド扉であって、ワーク搬送ロボット32の進入口に形成されたものであったが、加工室10の開口部を開閉する扉であれば、例えば加工室10の側面を構成する従来例のような開き戸タイプであってもよい。
1…工作機械 8…ワーク自動搬送機 10…加工室 11…主軸装置 15…タレット装置 28…開閉扉 32…ワーク搬送ロボット 35…第1誘導プレート 36…第2誘導プレート 41…長孔 42…誘導面 43…非連続部

Claims (4)

  1. ワークの加工が実行される加工室の開口部に設けられた開閉扉と、
    前記開閉扉の内面下部に配置され、前記開閉扉の内面から立ち上がって前記開閉扉の幅方向に長さをもって同じ方向に傾斜した切削液の誘導面が上下方向に複数行形成された誘導部材と、
    を有する工作機械。
  2. ワークの加工が実行される加工室の開口部に設けられた開閉扉と
    前記開閉扉の内面下部に配置され、前記開閉扉の内面から立ち上がって前記開閉扉の幅方向に長さをもって傾斜した切削液の誘導面が、上下方向に複数行形成された誘導部材と、
    を有し、
    前記誘導部材は、前記内面に張り付けられる薄板に、前記誘導面を構成する複数の長孔が形成されたものである工作機械。
  3. ワークの加工が実行される加工室の開口部に設けられた開閉扉と
    前記開閉扉の内面下部に配置され、前記開閉扉の内面から立ち上がって前記開閉扉の幅方向に長さをもって傾斜した切削液の誘導面が、上下方向に複数行形成された誘導部材と、
    を有し、
    前記誘導部材は、前記内面に張り付けられる薄板に、前記誘導面を構成する複数の長孔が形成されたものであり、上下方向に位置する複数の前記長孔同士が平行であって、同じ行の誘導面を形成する長孔が非連続部を介して複数形成された工作機械。
  4. ワークの加工が実行される加工室の開口部に設けられた開閉扉と
    前記開閉扉の内面下部に配置され、前記開閉扉の内面から立ち上がって前記開閉扉の幅方向に長さをもって傾斜した切削液の誘導面が、上下方向に複数行形成された誘導部材と、
    を有し、
    前記誘導部材は、前記内面に張り付けられる薄板に、前記誘導面を構成する複数の長孔が形成されたものであり、上下方向に位置する複数の前記長孔同士が平行であって、同じ行の誘導面を形成する長孔が非連続部を介して複数形成され、前記長孔の非連続部の位置が上下方向に隣り合う前記長孔の非連続部の位置とずれている工作機械。
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